◆小暑(しょうしょ) 梅雨明けが近づき、暑さが本格的になる頃 新暦7月7日~21日頃 ◆ 鱧[はも]~小暑の自然~ 鱧は「梅雨の水を飲んで旨くなる」といわれ、梅雨明け頃に旬を迎えます。 京都では、祇園祭の時期と重なり、祭り料理とされました。祇園祭は別名「鱧まつり」と呼ばれます。輸送技術が発達していなかった昔、海から遠い京の都へ新鮮な魚を運ぶのは至難の技でした。生命力が強い鱧は、水揚げしてからも長時間生存するため、生きたまま持ち込める魚として珍重されたといいます。 鱧は硬い小骨が多く、包丁で細かく切り目を入れ