維新・鈴木宗男氏がロシア訪問〜批判を受け処分検討も擁護の声も〜/元キー局テレビマンのネットならではのニュース

#鈴木宗男 #日本維新の会 #北海道
日本維新の会・鈴木宗男参議院議員は海外渡航の事前届出をせずに、ロシアを訪問し、要人らと面会しました。鈴木氏はロシア側に停戦を呼びかけた上で、元島民の北方墓参や漁業交渉の再開を求めたとのことです。自民党の国会議員として北海道開発庁長官を務め、北海道のインフラ整備などに貢献してきた鈴木氏。収賄などの汚職事件で2002年に逮捕され、2019年からは日本維新の会から国政復帰を果たしました。北海道での知名度は抜群で、鈴木氏の加入によって日本維新の会は北海道の比例票を大幅に獲得してきました。ロシアとの強いパイプを持ち、ロシア情勢を歴代の総理大臣に報告するなど一定の役割を担ってきましたが、ロシアによるウクライナ侵略後はロシア寄りの発言を繰り返したこともありそうした機会もなくなっていました。こうした中に起きた今回のロシア訪問。所属する日本維新の会は鈴木氏の方向と党の方向は違うとした上で、処分を検討しています。大阪府の吉村洋文知事は厳しい処分を求めていますが、鈴木氏の票を失うことを踏まえると、そこまで重い処分はできないのではという見方があります。ちなみに、鈴木氏の娘である自民党の鈴木貴子氏は、周囲に対して「渡航の目的に目を向けてくれ」と注文をつけており、鈴木氏の行動に理解を求めています。