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精神疾患はなぜ生まれるのか? どうして精神科の病気になってしまうのか? f#早稲田メンタルクリニック #精神科医 #益田裕介

2 年前
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(基於 PinQueue 指標)
00:38 精神疾患の原因はわかっていない
04:43 脳内で起きていることのほとんどは無意識
06:23 精神疾患は繋がっている
11:06 個人の問題はどこにある?

本日は「どうして精神疾患が生まれるのか」というテーマでお話しします。

通常の診療を受けていると、こういう精神科の概論、全体像を聞く機会はないと思います。
今回はそういう話をしてみようと思います。

■精神疾患の原因はわかっていない

精神疾患というのはとても難しいというか、よくわかっていないことが多いです。

特定の遺伝子の問題ではないことはわかっています。
同じ遺伝子を持っている双子だからといって、2人とも発症するということはありません。
ただ両方が「かかりやすい」ことはわかっています。だから遺伝子も関係している。
親子の中でかかりやすさというのがわかっているので、100%ではないけれど遺伝子が関与しています。

そして、ストレス・炎症反応です。
子どものときの虐待、親子関係の問題などの影響を受けている、現在進行形でパワハラを受けている。
そういうストレス反応で発症することがわかっています。
うつ病も遺伝+ストレス、躁うつ病にしても統合失調症にしてもそうです。

このように、「遺伝子」と「ストレス・炎症反応」の2つの要素で発症するというのはなんとなくわかっています。
ですから、虐待の問題以外にも感染症の影響というのも研究されたりしています。
例えば妊娠中にインフルエンザにかかってしまう。
それも関係しているのではないかという研究も進んでいますが、100%ではないのでわかっていないこともたくさんあります。

また、ストレスがあると、細胞レベルで何かしらの問題が起きていることがわかっています。
ただ100%はわかっていません。

fMRIを使うと、血流の流れや脳の動きの異常、普通の人より活性していない部位がある、そういうレベルでわかっていたりします。
だからこういう神経回路の問題、分子細胞レベルでは何かしらの異常があるということはわかってきてはいるのですが、まだまだ論文レベルというかしっかりとはわかっていません。

例えば認知症のように脳が委縮している、老人斑と言われるアミロイドの沈着のようなものはまだ見つかっていません。
だから精神疾患というのは何が原因かというのはまだわかっていません。
特定の遺伝子があるから発症するということもわかっていないのですが、ストレスがあり加えて分子細胞レベル、神経回路レベルで何かしらの異常が起きているというのはわかっているという感じです。

これは細かいところの話ですが、もう少し全体的に見ていきます。

遺伝子的なものから、本人の能力、気質、認知能力、勉強ができる、運動神経が良いなども遺伝が結構影響を与えます。
怒りっぽいとか不安を感じやすい、そういう気質、性格レベルでも遺伝子による影響は強いだろうということがわかっています。

ただ、これも遺伝子だけではなくて、やはり環境要因、子供の時の体験、記憶、学習によって能力や性格は変わってくるので、一概に遺伝子だけではありません。

神経回路の問題と能力や気質は互いに影響を与えるというか、神経回路によって能力や気質は変わってくるので、例えば不安を感じやすい神経回路が活性化していると臆病な性格になるというのは当然です。

■脳内で起きていることのほとんどは無意識

これらの脳内で起きていることは、無意識レベルで症状として現れたりします。
ほとんど脳内で起きていることは無意識です。

99%と言って良いかもしれないですが、無意識に行われています。
その中の表面に出てくるところ、意識レベルになってくると、認知の歪みとして疾患の症状が特定できたりします。

うつの人で認知の歪み、妄想がある、白黒思考になっているというのは、ここら辺のレベルで確認できるのですが、多くは症状レベルで確認しているという感じです。

意識レベルに上がってくるものは、文化、学習、地域の問題に影響を受けます。
表現される形は国ごと、地域ごとに違いがあります。そのため精神疾患というのは多様だったりします。

症状レベルだと同じようなものがあります。
うつ病と言うと、どこに行っても同じような症状があります。
気分の落ち込み、食欲低下、寝れないなどそういうものですが、例えば日本人のうつ病の訴え方と海外の人の訴え方は全然違ったりします。

日本人だとぼそぼそとしゃべる感じかもしれないし、海外の方だと涙を流しながら強く訴えるかもしれないです。そういう違いはあります。
それは文化の影響を受けるからということです。

■精神疾患は繋がっている

どうして発症するのかというと、遺伝子とストレスの影響です。
ストレスとは学習です。
何かを学習する、何かを経験するということです。
経験してそれが記憶に残り、記憶の影響でストレスを感じ続けています。

例えば、子供のときに虐待を受けていた、レイプなどの性被害に遭ったりすると、それが記憶として残っていて、常に炎症反応、ストレスを与えていることがあります。
こういう学習をしてしまうのはその人だけの問題ではありません。

では親が悪いのかというと、親にも何かの問題があったということで、それを取り巻く「環境」の問題というものがあります。

例えば虐待をしてしまう親は、その親たちが仕事で追い詰められてる、貧困の問題がある、そもそも教育をしっかり受けていなかったということかもしれません。
だから家族、組織、集団の問題だったりもします。

あとは文化の問題です。
子どもはきつく指導しなければいけない、殴っても良いという文化だと殴ってしまうかもしれない。
それから言語というか、カルチャーの問題もあります。

だから精神疾患というのは繋がっているのです。

嫌な思いをしたのは、その背景には会社が厳しすぎるパワハラ組織だからかもしれない。
でもその会社がパワハラになっているのは、そもそも不景気だからかもしれないし、税金を取りすぎてるからかもしれない。その産業自体が斜陽産業となって、技術進化によって衰退する産業だったからかもしれない。
いろいろな要因があります。

ですから、どうして精神疾患が生まれるかというと、「集団」の問題ですね。「環境」の問題、あとはその環境内の「ジレンマ」の問題。

そして、そもそも遺伝的に人間の能力はばらつきがあるのであくまで相対評価です。
常に、強い人もいれば、弱い人もいる。
その集団の中で能力的に劣等なものは存在してしまいます。
ぱっと臨機応変に動ける、人の気持ちに立つのが上手い、問題を解くのが早い、勇敢である、恐怖を感じにくいなど。
そういう相対的な能力の差が出てくるので、その相対的な中で下位集団に入ってしまうとトラブルが起きやすいということもあったりします。

あとは心的外傷の問題ですね。例えば虐待やトラウマの問題、ドラッグや依存の問題というのもあります。
アルコール、麻薬、覚せい剤、大麻、ギャンブル、スマホ依存、ゲーム依存などによって、神経回路系に問題が起きてやめられず、社会的な問題を起こしてしまうパターンもあります。
結局、それら全体の複合だったりします。

精神疾患というのは、単独の影響ではなく、いろいろなものの影響で起きるということです。
だから僕はよく、不幸の積み重ねによって症状が起きるんですよ、と言ったりします。
遺伝子もダメ、記憶の問題もあって、貧困の問題もあって、と連続して問題が起きたりするということです。
その場合、発症してしまうということです。
普通は全部運が悪いということはありません。
90%以上の人は起きません。

ですが、サイコロを振って、6が連続で出る人はめったにいないけどいるのです。
それが1万人に1人、100人に1人の割合でいたときに患者さんになってしまいます。
残りの99%の人は「そんなこと起きないでしょう」言います。
サイコロを振って、6が連続で4回、5回と出ることはあり得ないでしょと言うのですが、あるのです。
そういう人が精神科に来ているということです。

■個人の問題はどこにある?

こういうものを見ると、甘えの問題、個人の能力、個人の意志の問題はどこにあるんだという感じがしますよね。
遺伝子だって自分で決められないし、記憶と学習の問題も運です。
どういう集団にいたのかも運の問題なので、だいたい運です。

もちろん子どものときは運だけど、大人になったら自分で環境を選べるじゃないかと言うのですが、やはり積み重ねの影響で、なかなか自分で良い環境に逃げにくかったりします。

概要欄続きはこちら(字数制限のため)
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自分が悪いと考えてしまう人(自責の人)はどうしたらいい?
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一般の方向けに、わかりやすく、精神科診療に関するアレコレを幅広く解説しています。動画における、精神分析や哲学用語の使用法はあくまで益田独自のものであり、一般的(専門的)な定義とは異っているところもあります。僕がもっとも説明しやすいとたまたま感じる言葉を選んだだけなので、あまり学術的にとらないでいただけると嬉しいです。
早稲田メンタルクリニック院長 益田裕介

【自己紹介】
益田裕介
防衛医大卒。陸上自衛隊、防衛医大病院、薫風会山田病院などを経て、2018年都内で開業。専門は仕事のうつ、大人の発達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと変人よりの町医者です。
趣味は少年ジャンプとお笑い。キャンプやスキーに行きたいです。
2020年6月5日より断酒継続中。

【参考】
厚労省みんなのメンタルヘルス https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
カプラン 臨床精神医学テキスト第3 https://www.medsi.co.jp/products/detail/3509
倫理規定について https://note.com/mentalyoutubers/n/nb130991f3fa4

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・コメントは益田が目を通していますが、手が回らず、質問にはお答えできません。ご理解よろしくお願いします。
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