大型貨物船が衝突し橋が崩落した事故 行方不明の6人は死亡と判断 救助活動中止を発表 米・ボルティモア

アメリカ東部メリーランド州の最大都市・ボルティモアで大型貨物船が橋に衝突し、橋が崩落した事故で、現地当局は行方不明になっていた6人が死亡したと判断し、救助活動を中止すると発表した。

現場から、FNNワシントン支局・中西孝介記者が中継でお伝えする。

現地当局は記者会見で、行方不明となっていた6人が死亡したと判断し、救助活動を中止したと発表した。

今後は遺体の回収に移行するとしている。

一方、事故直前の状況も明らかになってきた。

貨物船は推進力を失ったあと、緊急処置の一環として、いかりを降ろしていた。

また、バイデン大統領は記者会見で、衝突前に貨物船が当局に通報し、その結果、橋に衝突する前に地元当局が橋を通行止めにしたことで、被害の拡大を防げたとしている。

アメリカ政府は連邦予算で早急に橋の再建に取り組む考えだが、復旧作業が長期化すれば、物流の停滞によって価格の高騰などを招く可能性もあり、日本にも影響を与えるかもしれない。