【見逃し配信】「ふざけ合いがエスカレート」近畿大学剣道部員が死亡 傷害の疑いで男性部員逮捕 大学が会見【関西テレビ】

近畿大学剣道部の部員が別の部員に暴行を加えた疑いで逮捕されていたことが分かりました。暴行を受けた部員はその後、死亡しています。

傷害の疑いで逮捕されたのは、近畿大学剣道部に所属する21歳の男子部員です。

大学や捜査関係者によりますと、男子部員は10月5日未明、東大阪市内で部員同士の「飲み会」の後、別の男子部員に対し、殴るなどの暴行を加えた疑いがもたれています。

暴行を受けた部員はくも膜下出血で病院に運ばれましたが、16日、死亡しました。暴行と死亡の因果関係は分かっていません。

近畿大学は18日午後3時から会見を開き、仲林真子副学長補佐（学生部長）が「剣道部の部員1名がくも膜下出血で搬送され、別の部員1名が逮捕勾留されています。2人は仲の良い部員でふざけあいがエスカレートしたと認識しています。亡くなった学生のご冥福をお祈りいたします。大学としても前途ある学生の命が失われたことに、深くお詫び申し上げます」と述べました。

また、一緒に食事をしていた20歳未満の部員が飲酒したことも確認したと明らかにしました。

近畿大学によると、平成29年に学生が飲酒でなくなる事故が発生しているため、飲酒マナーを啓発する取り組みを行ってきたということで、今回の問題を受けて、改めて再発防止に取り組んでいくとしています。

剣道部の松江範満監督は「部員や保護者にも多大な心配をかけて、指導者としての責任を感じています。今後このようなことが起きないよう頑張ってまいります」と話し、部員の飲酒について聞かれ「今までもコーチなどと、20歳未満の飲酒は取り返しのつかないことになると口を酸っぱして言ってきました。指導者としての力が及ばなかった結果」などと述べました。

剣道部は現在、活動を自粛していて、11月に開催される第71回全日本学生剣道優勝大会（男子）と第42回 全日本女子学生剣道優勝大会への出場を辞退するということです。

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