関根貴大 ACL決勝スペシャルインタビュー「切願」

2017年はシーズン途中で浦和レッズを離れ、歓喜に沸く仲間たちを遠くから祝福しながらも羨望のまなざしで見ていた。2019年はシーズン途中でレッズに復帰。経験を積んだ一人前の選手として優勝に貢献するつもりだったが、願いは叶わなかった。

痛烈な悔しさ、絶望に近い挫折を味わったあの日から3年半。関根貴大は、変わった。あのころを知る選手は、自身の年齢と反比例するように減っていく。歴史を知る者として、若手や在籍年数が少ない選手に伝えていく存在になった。弟キャラとして先輩たちにかわいがられていたのは過去の話。自ら若手に声を掛け、頼られる存在になった。

自分がレッズの歴史をつなぐ。その歴史の重要な1ページとして、同じ舞台であのときの悔しさを晴らす。

「浦和のために何かをしたい」その気持ちは誰よりも強い。
浦和の未来をつなぐため、28歳になった関根貴大は、多くの仲間のおもいと一緒に、決勝の舞台へ向かう。

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