大逆転劇の藤井聡太七冠は「流し打ちの場外ホームラン」 師匠の杉本八段が講評 (23/06/21 14:15)

11 個月前
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8冠制覇へ一歩前進です。将棋の藤井聡太七冠(愛知県瀬戸市出身)が、8大タイトルの残りの1つ「王座」への挑戦権獲得をめざす対局で勝利しました。

藤井七冠は6月1日、史上最年少で名人を獲得して七冠を達成しました。

そして20日、残る「王座」のタイトルの挑戦者を決めるトーナメントの準々決勝で村田顕弘六段と対戦しました。

負ければ終わりの重要な対局です。

対局は先手の村田六段が有利な展開で進みました。

しかし藤井七冠劣勢で迎えた終盤、村田六段が指し手を誤り形勢は一気に逆転。最後は94手で藤井七冠が勝利しました。

「終盤も苦しい局面がずっと続いていて最後の最後に勝ちになったのかなと思う。(Q.終盤ははっきり負けの意識はあったか)終盤は足りないと思っていました。準決勝に進むことができたので気持ちを新たに頑張りたい」(藤井聡太七冠)

「藤井七冠に勝つ大変さを思い知らされた」

村田六段は藤井七冠を土俵際まで追い込みましたが、あと一歩及びませんでした。

「自分が全く見えなかった手を指されていて、勝ちがなかなか見えないところに。毎度ながら、藤井七冠に勝つ大変さを思い知らされた」(村田顕弘六段)

準決勝の相手は、将棋界のレジェンド羽生善治九段です。

藤井七冠は、あと2勝すれば永瀬拓矢王座への挑戦権を獲得し、前人未到の8大タイトル独占も見えてきます。

「流し打ちの場外ホームラン」

藤井七冠の大逆転劇について、藤井七冠の師匠・杉本昌隆八段に聞きました。

村田六段をピッチャーに、藤井七冠をバッターに例えた杉本八段。

「村田六段が空振り三振を確信した、まさにキャッチャーミット寸前のボールを、藤井七冠に流し打ちで場外ホームランを打たれたようなもの。ギリギリまで相手の攻めを引き付けて一撃で逆転した将棋」と振り返りました。

(6月21日15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)

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