札幌市内で大型のガ「クスサン」が大量発生しています。2024年以降の大量発生も懸念される中、私たちができる対策を取材しました。
札幌・西区の地下鉄・琴似駅。いま、市民や観光客を悩ませているのが…
「あー怖い怖い怖い、気持ち悪い」(市民)
大型のガ「クスサン」です。
明かりに数10匹が群がる光景も…ではなぜ、大量発生しているのでしょうか。
生態に詳しい北海道立総合研究機構林業試験場の研究職員、内田葉子さんは…
「今までですと、空知、上川、道南の方でも一部大発生が起きた。札幌で大発生というのはほとんど聞いたことがない」(北海道立総合研究機構林業試験場 内田 葉子 研究職員)
専門家もほとんど聞いたことがないと語る札幌での大量発生。どこからやってきたのでしょうか。
これは北海道美唄市内で7月、撮影されたトチノキの写真。
葉が食べ尽くされているのが確認できます。クスサンの幼虫による食害の痕跡です。
空知では2022年、クスサンが大量発生していました。
一方、札幌市内では地下鉄・東西線沿いの大通より西方面で出没が相次いでいます。
専門家によりますとクスサンは元々、山に生息していて札幌では西区西野などの山林にもいるといいます。
「2022年から上川・空知地方の大発生が確認されているのですが、そちらからクスサンが移動してきたのか、札幌の方の自生の個体が2023年増えたのか、どちらの可能性もある」(内田 研究職員)
9月中旬までが発生のピークとみられるクスサン。毒をもたず、人体に影響はありませんが、気をつけたいのが卵です。
クスサンはこの時期、多い個体では50個単位で木の幹や家の壁などに卵を産み付けます。
卵のまま越冬し翌年の5月中旬にふ化するため、専門家はその前の除去を薦めています。
「木の幹などに、卵が張り付いている。マイナスドライバーのようなもので削り取ると良い」(内田 研究職員)
卵がふ化する2024年以降の大量発生も懸念されていて、卵の段階で駆除することが重要です。
札幌・西区の地下鉄・琴似駅。いま、市民や観光客を悩ませているのが…
「あー怖い怖い怖い、気持ち悪い」(市民)
大型のガ「クスサン」です。
明かりに数10匹が群がる光景も…ではなぜ、大量発生しているのでしょうか。
生態に詳しい北海道立総合研究機構林業試験場の研究職員、内田葉子さんは…
「今までですと、空知、上川、道南の方でも一部大発生が起きた。札幌で大発生というのはほとんど聞いたことがない」(北海道立総合研究機構林業試験場 内田 葉子 研究職員)
専門家もほとんど聞いたことがないと語る札幌での大量発生。どこからやってきたのでしょうか。
これは北海道美唄市内で7月、撮影されたトチノキの写真。
葉が食べ尽くされているのが確認できます。クスサンの幼虫による食害の痕跡です。
空知では2022年、クスサンが大量発生していました。
一方、札幌市内では地下鉄・東西線沿いの大通より西方面で出没が相次いでいます。
専門家によりますとクスサンは元々、山に生息していて札幌では西区西野などの山林にもいるといいます。
「2022年から上川・空知地方の大発生が確認されているのですが、そちらからクスサンが移動してきたのか、札幌の方の自生の個体が2023年増えたのか、どちらの可能性もある」(内田 研究職員)
9月中旬までが発生のピークとみられるクスサン。毒をもたず、人体に影響はありませんが、気をつけたいのが卵です。
クスサンはこの時期、多い個体では50個単位で木の幹や家の壁などに卵を産み付けます。
卵のまま越冬し翌年の5月中旬にふ化するため、専門家はその前の除去を薦めています。
「木の幹などに、卵が張り付いている。マイナスドライバーのようなもので削り取ると良い」(内田 研究職員)
卵がふ化する2024年以降の大量発生も懸念されていて、卵の段階で駆除することが重要です。