新型コロナワクチン秋接種、全世代を対象にスタート 各市町村の開始時期は

9月20日から新型コロナワクチンの秋接種が全世代を対象に始まりました。
ここからは、その概要や各市町村での開始時期など詳しくお伝えしていきます。

新型コロナワクチンは5類移行後、接種対象が「高齢者」や「医療従事者」などに限られていました。
しかし、9月20日からは全ての世代を対象に無料で接種できるようになりました。
ワクチンは流行している株に合わせオミクロン株の派生型「XBB」系統に対応したものを使用しインフルエンザワクチンと同時接種も可能です。

県内では全ての市町村で一律、9月20日から始まったわけではなく順次始まるということになっています。
天童市では9月20日、いち早くこの秋接種がスタートしました。

「こちらでは初日から多くの方が訪れています。きょうは65歳以上の人が多く120人の予約枠は全て埋まっている」

初日の9月20日は天童市民病院を会場にファイザー社製のワクチン接種が行われ7回目の接種を行う65歳以上の人が多く訪れていました。

「きょうから新しいワクチンが入ると聞いたのでいち早く来た」
「やっぱり結構近くでかかっている人がいる」
「（ワクチンを打って）安心してそろそろ旅行にも行きたいなと思っている」

天童市では9月25日以降合わせて19の医療機関でも実施されます。
また5歳から11歳は10月2日から4歳までは10月6日からの開始予定です。

ではその他の市町村の実施状況についてみていきましょう。
同じく9月20日個別接種がスタートしたのは寒河江市や新庄市、鶴岡市など12の自治体です。
医療機関によってモデルナやファイザーなど接種できるワクチンの種類が異なります。

続いて9月21日以降、開始する市町村です。まず山形市は10月2日から個別接種を開始。
18歳以上を対象とした集団接種は10月3日以降に予定されています。
予約はLINEやウェブコールセンターで受け付けています。

一方、ワクチンの供給状況が見通せないため、金山町では10月予定していた集団接種の時期を12月に変更したほか山辺町では10月上旬の開始を予定しているものの日程は決まっていないということです。
こうして見てくると「秋接種開始」と言っても一斉に今日始まっているわけではなく市町村によって大きく異なっていることがわかります。
詳しくはお住まいの市町村のHPなどをご確認ください。


最後に県内の新型コロナの感染状況です。
9月11日から17日までに報告された感染者は前の週より186人減り670人でした。このうち14歳以下が412人と6割以上を占めています。
また、保健所別では最上以外のすべての地域で減少しています。

新型コロナは過去3年間、年末年始に流行が見られました。全額公費で受けられるワクチン接種は今回が最後になる見通しです。検討してみてくだい。

【山形テレビニュース】
https://www.yts.co.jp/news/