イランの報復攻撃、イスラエル“大半を迎撃”米軍も迎撃に参加 バイデン大統領とネタニヤフ首相が電話会談

イランの革命防衛隊は13日、イスラエルに向けてミサイルと無人機で報復攻撃を行ったと発表した。

イスラエル側は、200以上を迎撃したとしていて、中東情勢は緊迫の度を増している。

映像には、無人機などが迎撃される様子がとらえられていた。

イスラエル軍のハガリ報道官は14日、会見で、イランから200以上の弾道ミサイルや巡航ミサイル、無人機の攻撃を受け、その大半を迎撃したと明らかにした。

アメリカ軍なども迎撃に加わったという。

この攻撃で、南部にある軍の施設が軽度の損害を受けたほか、少女1人が負傷したとしている。

イスラエル軍は、住民にシェルターに避難するよう呼びかけていたが、要請は先ほど解除された。

攻撃について、イラン側は、4月1日のシリアでのイラン大使館に対する空爆への報復としていて、イラン国連代表部はXで、「今回の軍事行動は完結したとみなす。イスラエルが再び過ちを犯したら厳しく対応する。アメリカは関わるな」とけん制した。

アメリカのバイデン大統領は、国家安全保障チームと対応を協議したほか、日本時間14日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談を行うなどしていて、事態の沈静化につながるか注目される。