アートのミーム

5 天前
-
-
(基於 PinQueue 指標)
アートのミーム
美大出身の編集者・鈴木〆太郎とプロダクトデザイナーの染谷昌宏が、美術やデザインについてゆるゆる語るポッドキャストです。 毎週月曜17時ごろ配信中! 美術やデザインのトピックや、作家の紹介などをわかりやすく話します。 【染谷昌宏のデザインプロダクト sugata】 https://www.someya-shouten.jp/
#34 おさるのジョージと子育ての話

もう一週だけ漫画・アニメ回が続きます。今回は染谷さんが好きなアニメ「おさるのジョージ」と子育てについて話します。


実はニューヨーク在住のジョージ/舞台設定がよくできている/自身の育児経験と照らし合わせてジョージを見ると……/ジョージを絶対に怒らない黄色い帽子のおじさん/4歳児の頭脳とトップアスリートの身体能力/言葉を喋れないから意図を想像するしかない/もっともらしいことは言えるけど、人は自分の意図を全て説明できない/ドラえもんとは明確に違うキャストの構造/子供は意外と世界の法則を理解している/個々人が独自のルールで動いている/などなど


▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音読さん⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼染谷昌宏のデザインプロダクト「sugata」⁠https://www.someya-shouten.jp/⁠

※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合もあります。ご容赦ください!

Mon, 22 Apr 2024 08:00:00 GMT
#33 漫画と身体感覚、あるいはダンジョン飯と野食系YouTuberの話

興が乗ってしまったため、前回に引き続き続・漫画回です。

今回お話しするのは、漫画と身体感覚について。〆太郎がずっと抱えていた漫画に対する違和感を、「ダンジョン飯」にからめて話します。


漫画の刃物切れすぎ問題/無粋だとはわかっていても、実際そんなに切れないよ/彫刻学科で体験した素材の重さと抵抗感/1mのノコギリで、一日中丸太を切る実習/漫画は記号でできている?/漫画はデータが圧縮されてるから面白い


「ダンジョン飯」は身体感覚が刺激される/ダンジョンでモンスターを狩って食べていく/腹も減るし、消化もされる、けっこうシビアな世界観/モンスターの臭いや肉を切る抵抗感が感じられる作品/スライムの干物が食べたい


ファンタジー世界ではいつご飯を食べるんだろう?/魔法で全部解決してる?/「ダンジョン飯」を見ながら野食系YouTuberを楽しむ/この魚やこの野草はどんな味がするんだろう?/ベニテングダケの味を確かめる人々(特殊な訓練をつんでいます)/体験と作品がリンクするから心に響く/多くの人は魔王を倒さない


▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音読さん⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼染谷昌宏のデザインプロダクト「sugata」
https://www.someya-shouten.jp/

※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合もあります。ご容赦ください!

Mon, 15 Apr 2024 08:00:00 GMT
#32 あなたが好きな漫画やアニメはなに? 僕らのチョイスは「手塚治虫の実験アニメ」と「キン肉マン」

絵巻物の鳥獣戯画などのように、昔から日本人は、時系列に沿って展開される物語を楽しんできました。

ゆえに、漫画・アニメ・ゲームの一部の作品は、美術の系譜に連なっているのではないか。アートのミームのふたりはそんなことを考えています。

そこで今回は解釈を広げて、パーソナリティのふたりが好きな漫画やアニメの作品について話してみました。

▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音読さん⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合もあります。ご容赦ください!

Mon, 08 Apr 2024 08:00:00 GMT
#31 名画はなぜ名画なのか?『絵を見る技術』に学ぶビジュアルリテラシー

名画はなぜ名画と評されているのか?その理由を探り、絵を見る技術を体型的に学ぶために、書籍『絵を見る技術(秋田麻早子 著)』を読みました。今回はその中から、導入部分を紹介します。 絵を見る技術は学べるんです/絵を見る技術って学校で習った記憶がないですよね?/絵画を鑑賞するコツは、ビジュアルリテラシーから学べる/センスは学習できるもの/そこで紹介したいのが『絵を見る技術』 鑑賞力の型を学ぼう/6つの章立て/主役となるフォーカルポイント/主役に視線を誘導するリーディングライン/バランスがいい構図とは?/色使いは絵の印象をどう左右するのか?/絵画は論理的に構築されている/名画は情報の塊/何をどこにどう配置するかで、絵の見え方がガラリと変わる/名画の多くはロジカルに描かれていた 書籍の導入部分を簡単に紹介/フォーカルポイントは人が自然に目を向けてしまうもの/視線を誘導するためにリーディングラインを意図的に配置していた/典型的な5つのフォーカルポイント/画家は何を描きたかったのか?主題を読み解く ダヴィンチの「最後の晩餐」から読み解くフォーカルポイントとリーディングライン/ヒントは明暗とパース、登場人物の視線/とっかかりができると、鑑賞の楽しさがわかってくる/ビジュアルリテラシーはデザインにも応用できる?/制作する人にもおすすめしたい本 ▼今回紹介した『絵を見る技術 名画の構造を読み解く』 https://amzn.asia/d/dvBKIyM ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠⁠

▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音読さん⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合もあります。ご容赦ください!

Mon, 01 Apr 2024 08:00:00 GMT
#30 制作の止め時がわからない

絵や文章や作品など、何かを制作(創作)していると止め時がわからなくなることがあります。


手を入れすぎて、「手を入れる前の方がよかったな」と思うこともしばしばあります。時間と労力をかければ、必ずしも良い作品になるわけじゃない。この問題にどう向き合っているのか? 〆と染がトークしてみました。


▼お便り・アンケートフォームはこちら

⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠

▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん⁠⁠⁠⁠⁠


※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合もあります。ご容赦ください!

Mon, 25 Mar 2024 08:00:00 GMT
【RoadVoice 上野編】日本美術を見るならここ!日本最大級のコレクションを有する「東京国立博物館」

ポットキャストの音声を地図上に設置できるアプリ「⁠RoadVoice⁠」のスポンサードで作成したエピソードです。


今回は上野周辺の美術館や博物館のなかから、「東京国立博物館」の常設展を紹介します。


【PR】

sponsored by:⁠RoadVoice⁠


▼お便り・アンケートフォームはこちら

⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠

▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん⁠⁠⁠⁠⁠⁠


※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合もあります。ご容赦ください!

Sat, 23 Mar 2024 09:05:40 GMT
【RoadVoice 上野編】モネやピカソやロダンがいつでも鑑賞できる、「国立西洋美術館」の常設展

ポットキャストの音声を地図上に設置できるアプリ「⁠RoadVoice⁠」のスポンサードで作成したエピソードです。


今回は上野周辺の美術館や博物館のなかから、「国立西洋美術館」の常設展を紹介します。


【PR】

sponsored by:⁠RoadVoice⁠


▼お便り・アンケートフォームはこちら

⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠

▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん⁠⁠⁠⁠⁠⁠


※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合もあります。ご容赦ください!

Sat, 23 Mar 2024 09:02:56 GMT
【RoadVoice 上野編】あの東京藝大の空気が味わえる穴場のアートスポット「藝大アートプラザ」

ポットキャストの音声を地図上に設置できるアプリ「RoadVoice」のスポンサードで作成したエピソードです。


今回は上野周辺の美術館や博物館のなかから、「藝大アートプラザ」を紹介します。


【PR】

sponsored by:RoadVoice


▼お便り・アンケートフォームはこちら

⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠

▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん⁠⁠⁠⁠⁠


※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合もあります。ご容赦ください!

Sat, 23 Mar 2024 08:59:32 GMT
#29 誰かに話したくなるお守り、BRIDGE KUMAMOTOの「熊本城瓦御守」

今回は定番企画になってきた「なるほどプロダクト」の第3回目。熊本震災にちなんだお守りを紹介します。


はじめてお守りを買いました/ブルーシートでできた真っ青なお守り/表には、2度と落ちない「後来不落(こうらいふらく)」の文字/廃棄予定のブルーシートを回収・洗浄して再利用したプロダクト/袋の中には熊本城の瓦の破片入り/誰かに話したくなるストーリー/語り部がいれば、忘れられることはない/必ず実現すべきは「売れること」/BRIDGE KUMAMOTO


▼今回紹介した「熊本城瓦御守」はこちら

https://bridgekumamoto.com/project/kumamotocastleomamori/

▼お便り・アンケートフォームはこちら

⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠

▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん⁠⁠⁠⁠


※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合もあります。ご容赦ください!

Mon, 18 Mar 2024 08:00:00 GMT
#28 【2024年版】アートとデザインの違いってなに? Ver.2.0

アートのミームは2024年3月で1周年を迎えました。

この1年で様々なテーマを話し合ってきましたが、今回は原点に立ち返って、第一回のテーマ「アートとデザインの違いってなに?」をバージョンアップしてみます。

この一年で〆太郎と染谷の価値観はどう変わったのか? いつも以上にゆるゆるとお送りします。


▼お便り・アンケートフォームはこちら

⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠

▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん⁠⁠⁠


※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合もあります。ご容赦ください!

Mon, 11 Mar 2024 08:00:00 GMT
#27 美術館はじっくり見る派?サクサク進む派? 誰かと美術館に行くとペース配分に悩む話

美術館に行って周りを見ると、じっくり鑑賞される方やサクサク進む方など、さまざまな人がいます。

人によって鑑賞のペースは違いますが、気をつかうのが誰かと美術館に行く時。「本当はじっくり見たいけど待たせるのもよくないし......」「真剣に作品を見てるし、もう少し待った方がいいかな」など、相手のペースに遠慮してしまいます。

そこで今回は、誰かと美術館に行った時のペース配分について話してみました。


ONION RADIOのカワムラさんとオラファー・エリアソン展に行って来ました/自然法則に作品を作らせるアーティスト/「エリアソンはどこにいる?」という遊び

誰かと美術館に行く時はペースに配分迷いませんか?/人によって速度が違うので、気をつかう/なので、〆太郎はソロ活になりがち/美術館はそもそも一緒に過ごすハードルが高い?/空気の読みあいゲーム

染谷さん、娘さんと美術館に行く時、どうしてるんですか?/僕は子どものペースに合わせます/子どもにとっては、どう考えてもプリキュアの映画の方が楽しいじゃないですか/マティス展に行った時は、年表をつくって生涯を予習していった/「社会には正解がないんだよ」と教えたかった/美術は単体で考えるとわかりにくい/社会の歴史やテクノロジーとものすごく関係している

一緒に行く人と共通の課題を持っていくといいかも/どういうふうに見ていくのか、注目ポイントがあると楽しみやすいかもしれない


▼配信で紹介したONION RADIOさんはこちら

https://podcastranking.jp/1645673028

⇨ONION RADIOさんのオラファー・エリアソン回

▼お便り・アンケートフォームはこちら

⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99

▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん⁠⁠


※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合があります。ご容赦ください!

Mon, 04 Mar 2024 08:00:00 GMT
#26-5 ピカソとマティスの初期作品を扱った13人の投資家たち「ポー・ド・ルルス」【画商編5】

画商シリーズの5回目は、アートファンドの「ポー・ド・ルルス」を紹介します。

1900年代前半、投機目的で10年かけて美術作品を買い集め、ピカソやマティスの初期作品も扱った13人の投資家がいました。果たして彼らの目論見は成功したのでしょうか?


熊の皮(とらぬ狸の皮算用)の意味を持つ「ポー・ド・ルルス」/活動した期間は1904年〜1914年の10年間/中心人物は海運業を営む実業家、アンドレ・ルヴェル/ゴーギャンやゴッホ、キャリア前期のピカソやマティスなど、145点を蒐集/1914年3月のオークションでコレクションは買値の3倍で売れた/売上から経費を引いた利益の20%を作家に還元した/利益の還元は当時でも画期的な出来事だった/「モダンアートは値上がりする(作品もある)」と印象付けたポー・ド・ルルス


画商編はいったんおしまい/経済と美術は結びつくもの/どの画商が欠けていても、近現代の名画は生まれなかったかもしれない/漫才にたとえるとボケとツッコミ/実用性がない商品の価値をプロデュースしてきた存在/サブカルチャーそのものを立ち上げたかもしれない/西洋美術史以外にも美術の歴史がある


▼お便り・アンケートフォームはこちら

⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99

▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん⁠⁠⁠⁠


【参考図書】

・画商が読み解く 西洋アートのビジネス史(ディスカヴァー・トゥエンティワン、髙橋芳郎 著)

・ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか?(フィルムアート社、フィリップ・フック 著 中山ゆかり 翻訳)

・ビジネス戦略から読む美術史(新潮新書、西岡文彦 著)


※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合があります。ご容赦ください!

Mon, 26 Feb 2024 08:00:00 GMT
#26-4 キュビスムに殉じた画商、ダニエル=アンリ・カーンワイラー【画商編4】

画商シリーズの4回目は、キュビスムの画商「ダニエル=アンリ・カーンワイラー」を紹介します。


ユダヤ系ドイツ人の家庭に生まれたカーンワイラー/金融業を営む裕福な家系/叔父の影響で美術の道へ/貧乏長屋時代のピカソと交友し、「アヴィニオンの娘たち」をはじめて評価した画商


厳格で禁欲的な人物だった/微笑みは好きだったが、ふざけた笑いは嫌いだった/画廊に花を飾らせない/ピカソとブラックの支援者


第一次大戦と第二次大戦で運命を翻弄される/WWⅠで800点の絵を没収された/後ろ盾がなくなり、キュビスムの画家は困窮した/キュビスム=敵国の絵画だった/ピカソのスタイルを変えたWWⅠとカーンワイラーの離脱


画商の領分は「仲介者」であること/画商とは「画家の道から障害をとりのぞき、経済的な不安を味わなくてすむように助ける仕事である」/彼は殉教者だったのではないか?/次回はアートファンドのポー・ド・ルルス


▼お便り・アンケートフォームはこちら

⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99


▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん⁠⁠⁠


【参考図書】

・画商が読み解く 西洋アートのビジネス史(ディスカヴァー・トゥエンティワン、髙橋芳郎 著)

・ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか?(フィルムアート社、フィリップ・フック 著 中山ゆかり 翻訳)

・ビジネス戦略から読む美術史(新潮新書、西岡文彦 著)


※勝手気ままなゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合があります。ご容赦ください!

Mon, 19 Feb 2024 08:00:00 GMT
#26-3 セザンヌを見出した画商、アンブロワーズ・ヴォラール【画商編3】

画商シリーズの3回目はセザンヌを見出した画商、アンブロワーズ・ヴォラールを紹介します。


デュラン=リュエルの次の世代/フランスで活躍/21歳の時に法律を学ぶためにフランスに留学/好きが講じて、画廊を開く/セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ルオーなどを扱う/前衛美術が受け入れられやすい時代だった/セザンヌ生涯最後の10年間で、3分の1位の作品がヴォラールの手を通っていった/セザンヌの泥臭さがピカソやマティスに影響を与えた


「どこがいいのか全くわからない」、キュビスムには興味を示さないヴォラール/巨漢で、声はバリトン、用心深いクマのようだった/作品が乱雑に置かれていた画廊/後年には出版活動に集中/一方で、作品の改ざんや買いたたきもしていた/自身を画商ではなく、表現者だと思っていたのかもしれない/次回はキュビスムの画商、カーンワイラー


▼お便り・アンケートフォームはこちら

⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/v5xSyPoTkGGkKf1Q9⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん⁠⁠


【参考図書】

・画商が読み解く 西洋アートのビジネス史(ディスカヴァー・トゥエンティワン、髙橋芳郎 著)

・ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか?(フィルムアート社、フィリップ・フック 著 中山ゆかり 翻訳)

・ビジネス戦略から読む美術史(新潮新書、西岡文彦 著)


※勝手気ままなゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合があります。ご容赦ください!

Mon, 12 Feb 2024 08:00:00 GMT
#26-2 近代アートビジネスの父、「印象派の画商」デュラン=リュエル【画商編2】

画商シリーズの2本目で取り上げるのは「印象派の画商」ポール・デュラン=リュエルです。

1800年代後半に活躍し、モネやルノワールなどを扱ったデュラン=リュエルは、近代アートビジネスの礎を築いた人物。もしかしたら、西洋美術の歴史を変えてしまったかもしれない、彼の活躍を紹介します。


父の代からの、画材屋兼画商の家/絵の具代の代わりに絵を置いていく画家もいた/レンタルや修復を担う店もあった/ドラクロア・クールベ・ミレー、売れるものはみんな売ったデュラン=リュエル


印象派への支援は先行投資だった/15年経ってもまだ売れない!破産しかけたデュラン=リュエル/彼の手法は何が画期的だったのか?/絵をまとめて買い取る/ 展示方法を工夫して付加価値をつけた/ロココで金縁、豪華な装飾はデュラン=リュエルの演出/オークションにサクラを紛れ込ませる/雑誌やカタログを刊行/新天地アメリカで展覧会を開催/ビジネスの王道を歩んだ画商


▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/v5xSyPoTkGGkKf1Q9⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん⁠⁠


【参考図書】

・画商が読み解く 西洋アートのビジネス史(ディスカヴァー・トゥエンティワン、髙橋芳郎 著)

・ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか?(フィルムアート社、フィリップ・フック 著 中山ゆかり 翻訳)

・ビジネス戦略から読む美術史(新潮新書、西岡文彦 著)


※勝手気ままなゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合があります。ご容赦ください!

Mon, 29 Jan 2024 08:00:00 GMT
#26-1 美術はどのように売り買いされてきたのか?【画商編1】

今回から「画商」のシリーズに入ります。古来から美術品は商いの対象にされ、職人や芸術家たちの生活の糧になっていました。この流通を担ってきた画商はどのように商売をしてきたのでしょうか? このシリーズでは、美術の売り買いの歴史や近代の画商を紹介します。


▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/v5xSyPoTkGGkKf1Q9⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん⁠⁠


【参考図書】

・画商が読み解く 西洋アートのビジネス史(ディスカヴァー・トゥエンティワン、髙橋芳郎 著)

・ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか?(フィルムアート社、フィリップ・フック 著 中山ゆかり 翻訳)

・ビジネス戦略から読む美術史(新潮新書、西岡文彦 著)


※勝手気ままなゆるゆるトークですので一部事実と異なる場合があります。ご容赦ください!

Sun, 28 Jan 2024 14:12:26 GMT
#25 明けまして、2024年に行きたい美術展

2024年最初のテーマは、2024年に行きたい展覧会について、パーソナリティのふたりが今年行きたい展覧会をピックアップしました。


▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/v5xSyPoTkGGkKf1Q9⁠⁠⁠⁠⁠ ▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん⁠⁠ ※勝手気ままなゆるゆるトークですので一部事実と異なる場合があります。ご容赦ください!

Mon, 15 Jan 2024 08:00:00 GMT
#24 アートのミーム2023年再生回数ランキングTOP5!

2023年最後の更新ということで、今年の配信の振り返りをしてみました。総再生回数や現在のフォロワー数、よく聞かれたエピソードなどについて話しています。今年はたくさん聞いていただきありがとうございました!


2024年最初の更新は1月15日(月)です。それでは皆様、良いお年を!


▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/v5xSyPoTkGGkKf1Q9⁠⁠⁠⁠ ▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん⁠ ※勝手気ままなゆるゆるトークですので一部事実と異なる場合があります。ご容赦ください!

Mon, 25 Dec 2023 08:00:00 GMT
#23 東山魁夷はサウナだった、美術館でととのった話

東山魁夷≒サウナとは、これいかに。今回は緩めに緩めた話をします。


国立近代美術館のコレクション展に行きました/「〇〇を見よう!」と意気込まずに行ったら気持ちよく鑑賞できた/名前は知ってた「東山魁夷」がすごくよかった/作品名は「青響」/岩絵具の質感と色彩がすごく気持ちいい/ソファに座って眺めていたらととのった/実はサウナー/そもそも「ととのう」とは何か?/何も考えなくていい時間/東山魁夷を休憩室に飾りたい/東山魁夷VR+フレグランスが欲しい


▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠https://forms.gle/v5xSyPoTkGGkKf1Q9⁠⁠⁠ ▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん ※勝手気ままなゆるゆるトークですので一部事実と異なる場合があります。ご容赦ください!

Mon, 18 Dec 2023 08:00:00 GMT
#22 マネだって真似していた、模倣とパクリの境界線はどこにある?
美術やデザインの類は時にパクられることがあります。パクリは良くないことですが、SNSでは無関係な人たちまで巻き込んで炎上することがあります。誰かをよってたかって叩く様子を見ていると、なんだかモヤモヤしてしまう。そこで今回は、模倣とパクリの境界線について考えてみます。 ※勝手気ままなゆるゆるトークですので一部事実と異なる場合があります。ご容赦ください! パクリを擁護するトークではありません/パクられた著作者は報酬や職など様々なものを失ってしまうかもしれない/とはいえパクられやすい環境が整ってしまっている まずは言葉の定義から、模倣とパクリは何が違う?/模倣=学ぶことも含まれる、パクる=盗む/模倣は公共の利益になること?パクリは受け取る人が納得しないこと?/オマージュ、引用、リスペクト 美術の世界でも模倣は行われていた/画家の教育のために絵画の複製が行われていた/複製品だけがある美術館もあった/マネが真似したティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」/ティツィアーノが真似したジョルジョーネの「眠れるヴィーナス」/模倣することで作品の格が上がった/ご本人のブランドを損なわないモノマネ 尾形光琳は風神雷神図をトレースしていた?/俵屋宗達は何て言うかな?/「俺が正当な後継者だ!」と言いたかった?/宗達と光琳、同じものを描いているけど演出が違う 有名な漢詩や和歌を引用する「本歌取り」/引用することで視野を広げる「巨人の肩に乗る」/文様も地域から地域に伝播してきた/いいものは伝えたい、いいものは真似したい欲求/昔はビジュアルの模倣が難しかった?/技術が発展して盗用しやすくなってしまった/そして著作者の権利が侵害されやすくなってしまった/うーむ... 私刑は必要なのか?/利害関係がない人たちがあれこれ言い過ぎじゃない?/パクリ冤罪もあるのでは/水戸黄門しかり、勧善懲悪はエンタメになってしまう/写真のように描いた絵はいい絵なのか?/「私はこれが正しいと思う」の押し付け合い/信じてるものを汚されたから怒っている?/オセロと囲碁は対局できない/昔は棲み分けができていたのに、SNSで同じ会場に集わされてしまった/みんな正しい、みんな間違ってる/巨人が肩に乗ってくるパターンもある/創作は0→1ではないと思う ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠https://forms.gle/v5xSyPoTkGGkKf1Q9⁠⁠⁠ ▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん ※勝手気ままなゆるゆるトークですので一部事実と異なる場合があります。ご容赦ください!
Mon, 11 Dec 2023 08:00:00 GMT
#21 僕らは「本当の定規」を知らなかった。数学の定義から生まれた物差しとは【なるほどプロダクト】
既存のプロダクト(工業製品)に対して、なぜこういう形になっているのか?を染谷が考察するコーナー「なるほどプロダクト」の第2回です。 第2回に紹介するのは「本当の定規」。一見すると、ありふれた金属製の定規ですが、目盛りに工夫が施されていました。 これを聞き終えた時「あれ?家にあるアレは定規じゃなかった?」と思うかもしれない/一体いつからーー、定規で線を引いていたと錯覚していた?/遡ること紀元前、エジプトで使われた幾何学/ユークリッドが書いた数学の本「原論」/数学の定義上で、線には幅がない/同じく、点には面積がない/僕らが「線」と思っていたものは「面」だった/現実で線を引くと幅ができてしまう/「従来の定規」の目盛りには幅がある/コクヨデザインアワードを受賞した作品/白と黒の境目が目盛りになる/道具の精度が人間のパフォーマンスを変えていくはず/ものさしと定規は実は違う ▼紹介したコクヨの「本当の定規」 https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/true_measure/ https://www.g-mark.org/gallery/winners/9dd971cb-803d-11ed-af7e-0242ac130002?years=2017 ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠https://forms.gle/v5xSyPoTkGGkKf1Q9⁠⁠⁠ ▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠音声さん
Mon, 04 Dec 2023 08:00:00 GMT
#20-7 麗子像から戦争画、マンガやアニメまで、近代の日本美術【日本美術史編7】

今回で日本美術史編は最終回です。大正時代から昭和、戦後まで、近代の日本美術史を紹介します。


ヨーロッパでフォーヴィスム・キュビスム・ダダイズムが生まれ、日本にも前衛美術が伝わった/美術がプロパガンダに利用された時代/たった14年間の大正時代/「麗子像」の岸田劉生/高村光太郎の「手」/萬鉄五郎の「もたれて立つ人」「裸体美人」/合計70点ほど描かれたおかっぱ頭の麗子ちゃん/僕らが知らないクラシカルな麗子像/劉生が目指した「でろり」と「卑近美」/「手」を真似すると手がつりそうになる/張りつめた緊張感と優美さ/最先端のスタイルを取り入れた萬鉄五郎/真似しているけどオリジナリティがある/コマーシャルアートや挿絵の需要が高まる/政治活動家や労働者を描いた「プロレタリア美術」


時代は昭和へ/ヨーロッパではシュールレアリスムが誕生/岡本太郎も渡欧/世界大恐慌をきっかけに第二次世界大戦が勃発/日本も太平洋戦争に突入/絵筆で国に奉仕する「彩管報国」/現代と当時では、戦争に対するイメージが違った/多くの画家が描いた戦争画/阿鼻叫喚のリアリティ、藤田嗣治の「アッツ島玉砕」/極限状況になった人間はこうなりうる/大人の事情であえて触れられてこなかった絵/現代作家の会田誠さんも戦争画をモチーフにしている/「灰色の山」「紐育空爆之図(にゅうようくくうばくのず)」/その状況になったら私たちはどう行動するのか?単に善悪で片付けてはいけないのではないか


様々なイスムやスタイルが生まれた戦後/岡本太郎/アンフォルメルの白髪一雄/反芸術の篠原有司男/もの派の李禹煥/ニューペインティングの日比野克彦/サブカルチャーを美術に取り込んだ村上隆/美術に対する美術、閉じられた美術/今回紹介した作品を見るなら、国立近代美術館の常設展がおすすめ


迷ったけれど、マンガ・アニメ・ゲームは日本美術に含めていいのでは/絵巻物や浮世絵の系譜/アートには含まれないかもしれないけれど、多くの人の概念を変えている/令和の僕らが過去の文化を見た時に感じるズレ/美術品は長らく工芸や調度品だった/そもそも「アート」という概念は近代に生まれたもの


地理的に、日本は文化が滞留しやすい/受け入れて消化して独自の文化をつくってきた/琳派も二次創作だった/その先が見たいからつくる/二次創作は日本の十八番/日本の文化はずっとサブカルチャーだった?/今後も思いがけないものが評価されるかも/巻き込まれながらふと発したその一言がウケる


▼参考文献

・日本美術史 (美術出版ライブラリー、山下裕二・高岸輝 監修)

・教養の日本美術史(ミネルヴァ書房、古田亮 編著)


▼お便り・アンケートフォームはこちら

⁠⁠https://forms.gle/v5xSyPoTkGGkKf1Q9⁠⁠


▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠音声さん

Mon, 27 Nov 2023 08:00:00 GMT
#20-6 自己否定から始まった西洋化の過程、高橋由一からフェノロサ・狩野芳崖・菱田春草・黒田清輝まで、明治時代の日本美術【日本美術史編6】

今週は明治時代の日本美術史です。

西洋文化が本格的に到来/食うか食われるかの帝国主義時代/洋画は産業推進に役立つ技術だった/シャケの人、高橋由一/豆腐も描いた、花魁も描いた/シャケは「こんなにリアルに描けますよ」というプレゼンテーションだった/外貨獲得のため、さまざまな工芸が輸出された

幕府がなくなり、狩野派が窮地に立たされる/工部美術学校で教えられた本格的な西洋画/国粋主義の悪影響/「西洋画」に対する「日本画」という概念

日本の絵=ダサいと思われていた時代だった?/日本美術を再評価したアーネスト・フェノロサと岡倉天心/お雇い外国人のかたわら、日本美術の研究に勤しむ/フェノロサの右腕になり、東京美術学校(後の東京藝大)の校長になった岡倉天心/狩野芳崖の「仁王捉鬼図(におうそっきず)」や「悲母観音像」/岡倉のもとで育った横山大観や菱田春草、下村観山/朦朧体と呼ばれた絵/菱田春草晩年の傑作「落葉図」

フランス帰りの西洋画家、黒田清輝の「湖畔」と「舞妓」/ヤニ派と紫派/日本では新しかったが、西洋では古い様式だった/西洋画・日本画・工芸・彫刻、現代日本の美大につながる学科が出揃う/明治期に、美術は公のものになった/展覧会や美術館の登場/次回は大正時代から現代まで


【参考図書】

・日本美術史 (美術出版ライブラリー、山下裕二・高岸輝 監修)

・教養の日本美術史(ミネルヴァ書房、古田亮 編著)

・ヘンな日本美術史(山口晃 著)

・もっと知りたい菱田春草 生涯と作品 (東京美術アート・ビギナーズ・コレクション、鶴見香織 著/尾崎 正明 監修)

・もっと知りたい横山大観 生涯と作品 (東京美術アート・ビギナーズ・コレクション、古田亮 著/鶴見香織 著/勝山滋 著)

・そのとき、西洋では: 時代で比べる日本美術と西洋美術(小学館、宮下規久朗著)


■お便り・アンケートフォームはこちら

⁠https://forms.gle/v5xSyPoTkGGkKf1Q9⁠


■ジングル音声:⁠⁠⁠⁠音声さん

Mon, 20 Nov 2023 08:00:00 GMT
#20-5 伊藤若冲・円山応挙・北斎に河鍋暁斎まで、江戸後期の日本美術【日本美術史編5】

今週は江戸時代後期の日本美術史です。


町人文化が花開いた時代/絵師も百花繚乱/写生画の円山応挙/あえて絵を現実に寄せていなかった/応挙は三次元を二次元に落とし込みたかった?/描くの大好き若冲さん/10年を費やして描いた「動植綵絵(どうしょくさいえ)」/応挙も若冲も狩野派に学んでいた


浮世絵の技術が大きく進展/写楽・歌麿・北斎・広重/くずし字を版に起こせる驚愕技術/「北斎漫画」と「「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」/描くの大好き北斎さん/版元・絵師・彫師・刷り師、協力体制で作られた浮世絵/江戸のメディア王・蔦屋重三郎


西洋の波が押し寄せる/西洋画に影響された絵師・狩野一信/全100幅、こってり系の「五百羅漢図」/輸入して消化して、を日本はずっと繰り返してきた/描くの大好き暁斎さん/放屁合戦から正統派な美人画まで、なんでも描ける河鍋暁斎/西洋に追いつけ追い越せ明治時代、美術の世界も大激変


【参考図書】

・日本美術史 (美術出版ライブラリー、山下裕二・高岸輝 監修)

・教養の日本美術史(ミネルヴァ書房、古田亮 編著)

・ヘンな日本美術史(山口晃 著)

・もっと知りたい菱田春草 生涯と作品 (東京美術アート・ビギナーズ・コレクション、鶴見香織 著/尾崎 正明 監修)

・そのとき、西洋では: 時代で比べる日本美術と西洋美術(小学館、宮下規久朗著)


お便り・アンケートフォームはこちら

https://forms.gle/v5xSyPoTkGGkKf1Q9


・ジングル音声:⁠⁠⁠音声さん

Sat, 18 Nov 2023 03:25:06 GMT
#20-4 日本美術の戦国オールスターが勢揃い!狩野永徳・長谷川等伯・本阿弥光悦・俵屋宗達まで、安土桃山から江戸前期の日本美術【日本美術史編4】

今週は安土桃山〜江戸時代前期の日本美術史です。


たった50年の濃密な時代/戦国大名は箔を付けたかった/金碧障壁画は現代のキラカード?/意外と大きな国宝・狩野永徳の「唐獅子図屏風」/屏風絵は舞台装置/染谷さん叩き切られる/狩野永徳の祖父、狩野元信/「檜図屏風」とマネの「笛を吹く少年」に共通する平面感/西洋美術の特異性


永徳のライバル長谷川等伯/楓図と松林図屏風/何も描いていない空間が霞や霧に見える/松林図屏風は試作品だった?/松の木の幽霊/何も描かれていないけれど空気の密度がすごい/絢爛のカウンターカルチャー、侘び茶の文化/フェルメールの同級生


琳派の祖、本阿弥光悦と俵屋宗達/リンパ腺ではない/尾形光琳と尾形乾山/光悦はアートディレクター/宗達は謎の絵師/光琳と宗達の合作カリグラフィー/宗達が手がけた「風神雷神図屏風」と「白象図杉戸絵」/尾形光琳の「紅白梅図屏風」と「燕子花図屏風」/現代人も、名乗れば「琳派」になれる?


江戸の日本美術史に大きな影響を与えた狩野派/描く技術をマニュアル化して広めた狩野探幽/円山応挙や伊藤若冲も狩野派に学んだ/二条城の障壁画を手がけた狩野一派/浮世絵も登場、菱川師宣が「見返り美人」を描く/見返り美人はマスク美人?/俳句と同じ、行間を想像させる絵/平和な世の中が生まれたから商工業が発達して、浮世絵も生まれた


【参考図書】

・日本美術史 (美術出版ライブラリー、山下裕二・高岸輝 監修)

・教養の日本美術史(ミネルヴァ書房、古田亮 編著)

・年譜でたどる 琳派400年(淡交社、奥平俊六・玉蟲敏子・並木誠士・中部義隆 著/河野元昭 監修)

・ヘンな日本美術史(山口晃 著)

・もっと知りたい狩野永徳と京狩野 (東京美術アート・ビギナーズ・コレクション、成澤勝嗣 著)

・もっと知りたい長谷川等伯 生涯と作品 (東京美術アート・ビギナーズ・コレクション、黒田泰三 著)

・もっと知りたい俵屋宗達 生涯と作品 (東京美術アート・ビギナーズ・コレクション、村重寧 著)

・もっと知りたい狩野派 探幽と江戸狩野派 (アート・ビギナーズ・コレクション、安村敏信 著)

・もっと知りたい伊藤若冲―生涯と作品 (東京美術ABCアート・ビギナーズ・コレクション、佐藤康宏 著)


お便り・アンケートフォームはこちら

⇨https://forms.gle/v5xSyPoTkGGkKf1Q9


・ジングル音声:⁠⁠音声さん

Thu, 09 Nov 2023 15:25:24 GMT
#20-3 あなたは武士!私は仏師!慶派や禅宗、山水画の雪舟まで、鎌倉・室町時代の日本美術【日本美術史編3】

今週は鎌倉・室町時代の日本美術史です。


この時代は日本で初めての武家政権が誕生して、政治をとりおこなった時代です。新興階級の武士と新興宗派の禅宗が結びつき、山水画や喫茶など新たな文化が生まれた時代でした。今回はこの時代に活躍した仏師集団の慶派や、画聖と呼ばれた雪舟などを紹介します。


初めての武家政権が誕生/「鎌倉殿の13人」の時代/一門総出で仏を彫るぞ!奈良仏師の慶派/グラップラー刃牙を思い出させる東大寺の金剛力士立像/ディフォルメが効いてるのにバランスが良い/生き写しのような興福寺の無著・世親菩薩立像/思慮深さ、慈しみ、様々な感情を読み取れる複雑な表情/写実的なわかりやすさが武士にウケた/伝源頼朝像をはじめ、肖像画もよく描かれるようになった


禅宗と武士が結びつき、新たな文化が誕生/水墨画は禅の修業だった/新興勢力同士は相性が良かった/ちょっと茶しばいてく?喫茶文化も始まる/ひょうたんでナマズを捕まえたい、その答えはいかに?/31人の禅僧が問答に答えた如拙の「瓢鮎図」/ちょっと間抜けな髭男/室町幕府が行った貿易で、明の書画が日本に入ってきた


画聖の雪舟が登場/遅咲きの画僧、大名に召し抱えられる/明に渡って本場の山水画を学ぶ/雄大な景色を奥へ奥へ「四季山水図」/写しではなく、本物を見たからこの空間が描けた/マシュマロのようなダルマ大師を描いた「慧可断臂図(えかだんぴず)」/ヘリで見たような鳥瞰図「天橋立図」/展開図のように描かれた「報国寺境内絵図」/天橋立図は戦の下準備だった?/諜報員や外交官としても働いていた雪舟/狩野派、土佐派も興る/次回は安土桃山〜江戸時代へ


【参考資料】

・日本美術史 (美術出版ライブラリー、山下裕二・高岸輝 監修)

・教養の日本美術史(ミネルヴァ書房、古田亮 編著)

・そのとき、西洋では:時代で比べる日本美術と西洋美術(小学館、宮下規久朗 著)

・もっと知りたい慶派の仏たち (東京美術アート・ビギナーズ・コレクション、根立研介 著)

・もっと知りたい雪舟 生涯と作品 (東京美術アート・ビギナーズ・コレクション、島尾新 著)


お便り・アンケートフォームはこちら

⇨https://forms.gle/v5xSyPoTkGGkKf1Q9


・ジングル音声:⁠音声さん

Sat, 04 Nov 2023 11:16:51 GMT
【お知らせ回】染谷さん×コクヨさんがコラボして作ったIDケース「CONVINIENCE ID CASE」の紹介

この度、染谷さんのプロダクトブランド「sugata」と、文房具やオフィス家具を手がけるメーカー「コクヨ」が、社員証用IDカードホルダーを共同開発しました。


販売されるのは、名刺や社員証などのカードと小銭が入るポケットが2つ付いた「CONVENIENCE ID CASE (CARD)」と 、3つのキー金具と1つのカードポケットがついた「CONVENIENCE ID CASE (KEY)」の2種類です。


このプロダクトとプロジェクトについて、コンセプトや制作過程、工夫した箇所などを染谷さんにインタビューしました。


■CONVINIENCE ID CASEの公式サイトはこちら

https://think-of-things.com/studies/sugata-convinience-id-case/

※製品はオンラインショップのほか、東京都渋谷区千駄ヶ谷3-62-1 1FのTHINK OF THINGSショップでも購入できます。

Mon, 30 Oct 2023 08:00:00 GMT
#〆7 日本美術史・平安編のおまけ、トーハクの「やまと絵」展に行ってきました
平安編で触れたやまと絵や絵巻物が展示されている「やまと絵 受け継がれる王朝の美」に行って来たので感想を。四大絵巻や百鬼夜行絵巻など見応えがある内容で、会場を3周してしまいました。
Thu, 19 Oct 2023 08:00:00 GMT
#20-2 マンダラ、やまと絵、鳥獣戯画から平等院まで、やんごとなき平安時代の日本美術【日本美術史編2】

今週も日本美術史の続きです。今回の舞台は平安時代。この時代は飛鳥・奈良時代に大陸から学んだ様式をベースにしながら、日本独自の文化が開花していった時代でした。

貴族が文化を牽引して、女流文学や絵巻物、やまと絵などが登場。日本美術も一気に華やかになっていきます。


平安時代は約400年/前半はまだまだ大陸の影響が強い/秘密の仏教「密教」が上陸/弘法も筆の誤り/密教はZIPファイル?/曼荼羅(マンダラ)は宇宙の法則を描いた絵/マンダラを等身大のジオラマで再現した、東寺の「立体曼荼羅」


平安後期は貴族の時代/権力が集中したから、美術や工芸が発達した?/唐絵から「やまと絵」へ/やまと絵はポップアート/源氏物語絵巻や信貴山縁起絵巻/基本は手元で見るもの/鳥獣戯画はけものフレンズのご先祖さま


仏師の祖「定朝」が登場/僧網位(そうごうい)を得て、物資の地位を高めた/ナンマンダブと阿弥陀如来/死が身近にあった時代/死んだら野ざらし、九相図にリアリティがあった/死はブラックボックス/みんな「超救われたい!」と思っていたから阿弥陀信仰が流行った/貴族の間で生前に徳を積むために寺建築ブームが起こる


信貴山縁起絵巻に描かれた破茶滅茶な物語/鉢を飛ばして蔵ごと米を強奪/絵巻物は新しいメディア/東京国立博物館のやまと絵展がめちゃくちゃ楽しみ/絵巻物の雲=映画のワイプアウト/次回は鎌倉・室町時代、武士の時代へ/美術出版ライブラリーの「日本美術史」が良きかな


【参考資料】

・日本美術史 (美術出版ライブラリー、山下裕二・高岸輝 監修)

・教養の日本美術史(ミネルヴァ書房、古田亮 編著)

・そのとき、西洋では:時代で比べる日本美術と西洋美術(小学館、宮下規久朗 著)


・ジングル音声:音声さん

Mon, 16 Oct 2023 08:00:00 GMT
#〆6 日本美術史・仏教美術のおまけ、仏像には4つの姿がある
日本美術史の中で仏教美術に触れていたので、補足で鑑賞に役立ちそうなことを話してみました。
Thu, 12 Oct 2023 08:10:00 GMT
#20-1 縄文土器から百済観音、阿修羅像まで、縄文〜奈良時代の日本美術【日本美術史編1】

今週から日本美術史について5〜6回に分けて配信していきます。

国内に名品がたくさんあるのに、どこかとっつきづらい印象を与える日本美術。しかし、これらの美術は僕らの美意識に大きな影響を与えていますし、魅力的な作品がたくさんあります。だから食わず嫌いはもったいない! ということで、第1回は縄文時代から奈良時代までの美術史を紹介します。

名品は生まれた国に集まる/とはいえ、日本美術はハードルが高い?/意外と良い作品がいっぱいあります/日本美術に共通していた3つの要素/主にプライベートに楽しむものだった/中国大陸の影響が強い/様式や技術を取り入れて発酵させた

土偶と火焔型土器/プロダクトデザイナーが考えた縄模様の意味/弥生時代に大陸の文化が流入し始める/舶来品は今も昔もカッコいい?/レギュレーションがない土偶、ある埴輪/親しみやすい表情が大事だった?

飛鳥時代、当時のヨーロッパはビザンチン/仏教が伝来、国の基礎ができていく/建築技術や医学などを含んだ総合的な学問だった/科学という概念がないから、加持祈祷がガチで信じられていた/仏像・仏画はマジでありがたいものだった/異界からやってきた観念的な仏像/百済観音が夜道を歩いてきたら逃げるよね?/ギラギラの仏像/当時の人が現代にやってきたら度肝を抜かれるかも

奈良時代、仏像は写実的になった/興福寺の阿修羅像/唐招提寺の鑑真像/極彩色だった奈良の仏像/いまでもチベットやタイ、台湾にあるどぎつい仏像/国や時代によって異なる仏像観


【参考文献】

・日本美術史 (美術出版ライブラリー、山下裕二・高岸輝 監修)

・教養の日本美術史(ミネルヴァ書房、古田亮 編著)

・そのとき、西洋では: 時代で比べる日本美術と西洋美術(小学館、宮下規久朗著)


・ジングル音声:音声さん

Mon, 09 Oct 2023 08:00:00 GMT
#19 アーティストは創作に飽きないのか? 〜マーク・ロスコと枯山水の共通点〜

最近行った展覧会で〆太郎は、「作家さんって創作に飽きないのだろうか?」と素朴な疑問を抱きました。抽象画家のマーク・ロスコの作品をもとに、この疑問を深掘りしていきます。


国立新美術館のテート展/イギリスから約120点が来日/純粋絵画のマーク・ロスコを見て、素朴な疑問を抱く/シンプルすぎる作品/気になってマーク・ロスコを調べてみた/ジャクソン・ポロックと同時代に活躍した画家/絵に込められた7つの成分/ロスコの作品は「見立て」に近い?/枯山水とロスコの共通点/媒介としての絵画/「意味性」から離れる体験/展示空間にもこだわったロスコ


もしも自分がロスコなら、数十枚描いたら飽きてしまうかもしれない/1枚の絵では完結できない大きな世界観/とはいえ仕事だから「やりたくない」時もあったのでは/アーティストのモチベーションはどこから生まれる?/自分を守るための創作行為/創作中毒なケース/失敗するから次を作りたくなる?/飽きと慣れはコインの裏表/芸術の飽き/いつかインタビューしてみたいよね


お便り・アンケートフォームはこちら

⇨https://forms.gle/v5xSyPoTkGGkKf1Q9


タイトル音声:音声さん

Mon, 02 Oct 2023 08:00:00 GMT
#18 亀の子タワシはなぜあの形をしているのか?【なるほどプロダクト】

新コーナーの「なるほどプロダクト」を始めます。このコーナーは染谷が既存のプロダクト(製品)に対して、なぜこういう形になっているのか?を考察するコーナーです。


第1回は「亀の子タワシ」。おそらく一家に1個はある製品ですが、なぜタワシはこの形をしているのでしょうか?

※鈴木がコロナにかかってしまったため、ガラガラ声です。聞き取りにくくてすみません。


ガラガラ声ですみません/タワシの原料はシュロの木だった/シュロの木は南国の植物/体を洗うタワシもあるみたい/油分を適度に含んでいるから水場の使用に向いている


亀の子タワシは明治時代に発明されていた/100年以上デザインが変わっていない/タワシの作り方をご存知か?/繊維を針金に挟んで回転させる/側面を紐で結ぶと上下に面ができる/作る時、使う時に無駄がないから美しい/実は貴重なシュロの繊維/何気なく使っているものって、実は貴重なものかもしれない


お便り・アンケートフォームはこちら

⇨https://forms.gle/v5xSyPoTkGGkKf1Q9

Mon, 25 Sep 2023 08:00:00 GMT
#17 厄介な「特別な何者かになりたい」願望について
先日、「アート界だったり、美大だったりによくある『特別な何者かにならなきゃいけない強迫』って根強い」というツイートのまとめ(https://togetter.com/li/2174802)を見かけて、「自分もそうだった」と思い当たる節がありました。今回はこのまとめをもとに、「創作するなら特別な何者かにならなければいけないのか?」について話します。 「特別な何者かになりたい、ならなければいけない」という強迫観念/この観念はアーティスト界隈特有のものではないらしい/個性的だからいい作品が作れるわけではない/生真面目さが自分を追い込んでしまうのかもしれない/考える時間はあるから、なりたい姿と現在のギャップに悩んでしまう?/内面と向き合うゆえに生まれる悩み/巨匠のエピソードの影響/アーティストはまず自炊から/ちゃんと飯食って寝る、日常の大切さ/創作は体力勝負、短距離走じゃなく長距離走/「死ぬほど頑張る」は意外とできてしまう/無茶すると必ず反動が来る/もしピカソが若くして亡くなっていたら、評価は違ったものになっていたかもしれない/心健やかに黒歴史を乗り越えていけ
Mon, 18 Sep 2023 08:00:00 GMT
#16 「センスがいいですね」のセンスとは何なのか?

創作やものづくりに関わっていると時おり言ったり言われたりする「センスがいいですね」という言葉。なんとなくふわっとしていて、人によって違う意味で使われている気がします。この「センス」とは何なのか? 染谷と〆太郎が話します。 センスは才能ではなく、後天的に身につけるもの?/どれだけ良いものを見てきたか、どれだけ手を動かしたか/センスは引き上げられる/学習を通して「面白がれるポイント」を知る/何事も、見る人が見たら面白がれる/センスを磨く=解像度を上げること? 箸を扱えることもセンス?/「棒を2本使って食事をする」という概念/知識を得ると逆にセンスが失われることもある/「チックターラオー」と「クッカレークー」は同じもの/クッキーの型で世界を切り取る/「私はセンスがないので」に含まれた本音/無理やりこっち側に来てもらう必要はない 「泥臭い」と「センスがいい」と言われるの、どっちがいい?/とはいえ、うっかり言ってしまう


Mon, 04 Sep 2023 08:00:00 GMT
#15-5【ピカソの生涯・最晩年】無尽蔵の創作意欲、なぜピカソは走り続けられたのか? そこがいまだに分からない

5回に分けてピカソの生涯を紹介した本シリーズ。最終回は、最晩年のピカソと、シリーズを通しての感想を話します。

第二次世界大戦が終結/80歳で再婚/最後の妻、しっかり者のジャクリーヌ・ロック/何十枚ものキャンバスを同時並行で制作/古典作品をモチーフに、50点を超える連作に取り掛かる/どこか悲しさを感じる最晩年の自画像/まだ描ける、まだ描いていたい/91歳で没する/残した油絵と素描は1万点以上

揉めに揉めた遺産相続/調べても全容が掴めない/前だけを見てずっと走り続けた/ピカソはドキュメンタリーで一言、「ひどいな」と言って絵を塗りつぶした/ずっと試行錯誤できる体力/自由な表現のための制約/イチローは野球ではなく「イチロー」というスポーツをやっている、ピカソはアートではなく「ピカソ」という創作をしている/すごすぎて共感できない人

■Twitter : @Artnomeme

■参考文献

・もっと知りたいピカソ 改訂版 (東京美術・大高保二郎著、松田 健児著)

・ピカソ(集英社新書・瀬木慎一著)

・ピカソ作品集(東京美術・大髙保二郎著)

・ピカソ 描かれた恋-8つの恋心で読み解くピカソの魅力(小学館・結城昌子著)

■タイトル音声:音声さん

Mon, 28 Aug 2023 08:00:00 GMT
#〆5 アートの購入方法と、絵を買って得られたもの
自宅に好きな作品があると、それを見るたびに毎日ちょっとずつ嬉しくなれます。今回はアートって意外と買えるんですよ、購入してみるとこんな変化がありますよ、という話をしてます。
Thu, 24 Aug 2023 08:00:00 GMT
#15-4【ピカソの生涯・ゲルニカ】たった1ヶ月、56歳で描いた大作

5回に分けてピカソの生涯を紹介する本シリーズ。第4回となる今回は、代表作のひとつ「ゲルニカ」と、第一次世界大戦から第二次世界大戦期にかけてのピカソを紹介します。


人生最悪の時期/スペイン内戦が勃発/パリ万博からのオファーが届く/北スペインのバスク地方、ゲルニカがドイツ軍によって爆撃される/たった1ヶ月で完成させた大作/写実的でないからこそ、混乱と悲惨さが伝わってくる/反戦平和の象徴になる/制作の様子を撮影したドラ・マール/アトリエで起きた修羅場/ピカソは「喧嘩して決めたまえ」と言い放った/だんだんと常識離れしていくピカソ/描くことで自分をメタ認知しすぎたのでは/部屋にこもり静物を描いた第二次世界大戦時代/戦争終結と同時期に第三の愛人ができる/72歳のピカソ、フラれる


■Twitter : @Artnomeme

■参考文献

・もっと知りたいピカソ 改訂版 (東京美術・大高保二郎著、松田 健児著)

・ピカソ(集英社新書・瀬木慎一著)

・ピカソ作品集(東京美術・大髙保二郎著)

・ピカソ 描かれた恋-8つの恋心で読み解くピカソの魅力(小学館・結城昌子著)

■タイトル音声:音声さん

Mon, 21 Aug 2023 08:00:00 GMT
#〆4 はじめての、あるいはご無沙汰な人に伝えたい美術館の行き方【話し足りない〆太郎】
なるべく多くの人に美術館や博物館へ足を運んで欲しいので、〆太郎おすすめの行き方を伝授します。なるべくハードルは低く、なるべく楽しみやすいように。ではどうぞ。
Thu, 17 Aug 2023 08:00:00 GMT
#15-3 【ピカソの生涯・シュルレアリスムと2人の愛人】ミューズとの出会いがピカソをさらに進化させた

5回に分けてピカソの生涯を紹介する本シリーズ。第3回となる今回は、シュルレアリスム時代のピカソと、この時期に出会った2人の女性を紹介します。


ピカソのこと考えすぎて「ピカ」と言ってしまう/華やかな生活よりも創作に集中したい/今度はシュルレアリスムに傾倒/人には見えない人らしきもの/パリの街角で29歳年下の恋人と出会う/妻とは別居、愛人マリー・テレーズとの間に娘が生まれる/精神的に満たされていたことがわかる絵/ピカソやりすぎ、2人目の愛人ドラ・マールと出会う/この絵柄だから描けた激しい感情/自ら「人生最悪の時」と話した時期/異なる時代の人物を、現代の尺度で論じない


■Twitter : @Artnomeme

■参考文献

・もっと知りたいピカソ 改訂版 (東京美術・大高保二郎著、松田 健児著)

・ピカソ(集英社新書・瀬木慎一著)

・ピカソ作品集(東京美術・大髙保二郎著)

・ピカソ 描かれた恋-8つの恋心で読み解くピカソの魅力(小学館・結城昌子著)

■タイトル音声:音声さん

Mon, 14 Aug 2023 08:00:00 GMT
#〆3 国立科学博物館のクラウドファンディングを知って世知辛くなった【話し足りない〆太郎】

博物館や美術館、資料館を維持するためには当然ながらお金がいります。資本は限られているゆえに、そのすべてを維持するのは難しい。今後、閉鎖してしまう施設も増えていくんだろうな。その時に、収蔵されていたものはどこにいくんだろう、と考えながらモヤモヤしていました。

Thu, 10 Aug 2023 08:00:00 GMT
#15-2 【ピカソの生涯・キュビスム〜新古典主義編】もっと自由に強烈に、ピカソが「ピカソの画風」を手に入れた

5回に分けてピカソの生涯を紹介する本シリーズ。第2回となる今回は、キュビスム〜新古典主義までのピカソの歩みを紹介します。


アフリカや古代イベリア彫刻にインスピレーションを得る/大作「アビニヨンの娘たち」を発表するが酷評される/プリミティヴィズムを経てキュビスムの研究を始める/新たなパートナーたちとの出会いと別れ/第一次大戦の影響で、一気に孤独になった34歳のピカソ

新たなスタイル「新古典主義」を模索/初めての婚約/社交界にデビューした画家/しかし、そんな生活をピカソは求めていなかった/45歳、新たなスタイルと新たなパートナーを求めて歩み続ける


■Twitter : @Artnomeme

■参考文献

・もっと知りたいピカソ 改訂版 (東京美術・大高保二郎著、松田 健児著)

・ピカソ(集英社新書・瀬木慎一著)

・ピカソ作品集(東京美術・大髙保二郎著)

・ピカソ 描かれた恋-8つの恋心で読み解くピカソの魅力(小学館・結城昌子著)

■タイトル音声:音声さん

Mon, 07 Aug 2023 08:00:00 GMT
#15-1 【ピカソの生涯・青の時代〜バラ色の時代編】港町生まれの神童が、陰鬱な青春時代を乗り越えていく

「20世紀最大の画家」と評されたピカソ。誰もが一度は写真や本で、その作品を見たことがあるのではないでしょうか。彼はどのような生涯を歩み、どのような作品を残してきたのでしょうか? 5回に分けてピカソの生涯を紹介する本シリーズ。今回は少年期から24歳までのピカソの歩みを紹介します。


彼が生きたのは「写実的に描かなくてもいい」時代だった/キュビスムの代表的画家/スペインの港町に生まれる/父は絵画教師/たった10歳で写実的な絵を描く神童/14歳で「初聖体拝領」、16歳で「科学と慈愛」を描き上げ、アカデミックな技術を身につけた

19歳でパリに上京、画家の道を歩み始めた/親友の死から「青の時代」に入る/陰鬱な青一色の絵/22歳で「人生」を描き上げ、青の時代と決別

23歳でパリに移住、貧乏アパートに住む/友人・恋人・仕事仲間、新たな出会いで人生が好転し始める/色彩を取り戻した「バラ色の時代」/青の時代の名残が残る「パイプを持つ少年」/貪欲にアーティストのスタイルを取り込む/26歳、「アビニオンの娘たち」で新たなスタイルに挑戦/少年に祝福を贈りたい

■Twitter : @Artnomeme

■参考文献

・もっと知りたいピカソ 改訂版 (東京美術・大高保二郎著、松田 健児著)

・ピカソ(集英社新書・瀬木慎一著)

・ピカソ作品集(東京美術・大髙保二郎著)

・ピカソ 描かれた恋-8つの恋心で読み解くピカソの魅力(小学館・結城昌子著)

■タイトル音声:音声さん

Sat, 05 Aug 2023 10:03:45 GMT
#〆2 「君たちはどう生きるか」を見て、実験アニメを思い出す【話し足りない〆太郎】

みなさんはスタジオジブリの「君たちはどう生きるか」を観ましたか? 賛否両論の作品ですが、〆太郎は好きでした。通常収録だけでは話し足りないので「君生き」の感想や、作品を見て思い出した実験アニメーションについてちょっとだけ話します。

■今回紹介した作品

・君たちはどう生きるか(スタジオジブリ)

・ビーズ・ゲーム(イシュ・パテル)

・色彩幻想(ノーマン・マクラレン)

Thu, 03 Aug 2023 08:10:00 GMT
#〆1 常設展のススメ【話し足りない〆太郎】
皆さんは、美術館の常設展を見てますか? あれって企画展のオマケじゃないんですよ。通常収録だけでは話し足りない〆太郎が、常設展の魅力をちょっとだけ紹介します。
Thu, 27 Jul 2023 08:00:00 GMT
#14 「美しい」って感覚は、どこから生まれてくるんだろう?

「美しい」という感覚はどこから生まれてくるのでしょうか? 僕らは何をもって「美しい」と判断するのでしょうか?

美術館で作品を見るたび、美術書を読むたび、多様な美の形を目の当たりにして、「美しいとは何なのか?」が分からなくなってきました。

そんなわけで、〆太郎が染谷さんと「『美』とはなんなのか?」について考えてみました。

暑くなってきましたね。〆はステテコを履いてます/美は用途がはっきりしないから分かりにくい?/「くすぐったい」身体感覚は何に役立つ?/美は快・不快から生まれる?/生きるために必要な視覚情報が美に転化した?/孔雀はなぜ美しい羽を持っているのか?/美は文化や時代で変わるもの/などなど

タイトル音声:音声さん

Mon, 24 Jul 2023 08:00:00 GMT
#13 【ゆるゆる回】美術館に来る人はみんなお洒落な件、からの「お洒落って何?」

美術館に足を運ぶ理由は人それぞれですが、みなさんは何を楽しみにしていますか? 〆太郎は美術館で昼寝することや、お客さんの佇まいを見ることが好きです。みなさんお洒落で、鑑賞する姿が魅力的です。今回はそこから、「お洒落って何?」という話に発展しました。

Mon, 17 Jul 2023 08:00:00 GMT
#12 美大ってどんなところ? とある彫刻コースの場合

漫画やドラマの舞台になることもある美術大学。ここではどんな授業が行われているのでしょうか? 10年ほど前に美術大学に通っていた〆太郎が、学んだことや受験の内容など、経験談を話します。


※10年前の彫刻学科の話です。学校や専攻によって環境は変わるため、雑学感覚でお楽しみください。


Mon, 10 Jul 2023 08:00:00 GMT
#11-5 【ざっくり近代美術】アートってどう見ればいいの? 鑑賞に役立つ西洋美術史

フォーヴィスム・キュビスム・ダダイスム・シュルレアリスムにポップアート。前回の印象派から一転、いよいよアートは難解になってきました。


今回は西洋美術編の締めくくりとして、マティスやセザンヌ、ピカソ、デュシャン、カンディンスキーにウォーホルなど、美術の授業で聞いたことがある作家や1900年代の美術を解説します。


近代美術はお作法が違う/大実験時代/意味を見出すな、考えるな、感じろ


まずはフォーヴィスム/美術における色を再構築した/妻の鼻すじを緑に塗ったマティス


次にキュビスム/モチーフを多方向から観察して再構築した/近代絵画の父・セザンヌ/世界を単純化して見よ/キュビスムをさらに押し進めたピカソとブラック/キュビスムは形を再構築した手法/キュビスムは「スマホのカメラのフィルター」に似ているかもしれない


全てを否定したダダイスム/第一次世界大戦が生んだ美術様式/ダダは駄々っ子だった?/美術を「訳がわからないもの」にしてしまったデュシャン/ものを選ぶ、再定義することもアートになった/アーティストは世界とどう向き合うべきか?


モチーフすらなくしてしまった「抽象絵画」/使うのは線と形と色だけ/リズムとメロディを図式化したカンディンスキー


アートの舞台はヨーロッパからアメリカへ/ヴィーナスに代わったモンロー、果物カゴに代わったキャンベルスープ/アメリカにある象徴を描いたポップ・アート


ポロック・パフォーマンスアート・インスタレーションなど、作家の行為がそのままアートになった


作家の数だけ物語がある、だから現代アートは難解になった/アートが楽しめる社会は、とりあえず生きやすい/作品を見て思ったことが正解、何を感じても間違いではない/何が本物か? はナンセンス/高い絵だから「いい絵」ではない/ピカソですら、全てが傑作ではない


描き始めると、鑑賞する目が変わってくる/最初は模写でいい/上手く描かなくていい、誰かに見せなくていい/この話の続きは美術館で


■今回紹介した作品はこちら

緑のすじのあるマティス夫人の肖像(アンリ・マティス)

りんごの籠のある静物(ポール・セザンヌ)

アビニヨンの娘たち(パブロ・ピカソ)

ギターを持つ男(ジョルジュ・ブラック)

(マルセル・デュシャン)

コンポジションVIII(ワシリー・カンディンスキー)

キャンベルスープの缶(アンディ・ウォーホル)


■参考文献

・図説 名画の歴史―鑑賞と理解完全ガイド(河出書房新社・西岡文彦著)

・ダダ:前衛芸術の誕生 (知の再発見 双書・マルクダシー⁠著,⁠藤田 治彦⁠監修,⁠遠藤ゆかり⁠翻訳)

・増補新装 カラー版 20世紀の美術(美術出版社・末永照和著,早見堯著, 林洋子著,近藤幸夫著,中村英樹著,嶋崎吉信著,堀元彰著,末永照和監修)


タイトル音声:音声さん

Mon, 03 Jul 2023 08:00:00 GMT
#11-4 【印象派から近代美術まで】アートってどう見ればいいの? 鑑賞に役立つ西洋美術史

西洋美術史シリーズの第4回です。今回は、印象派から近代美術までの流れを解説します。


「壁紙の方がマシだ」と言われた印象派/産業革命が起きて、人々の生活がガラリと変わった時代/新たな階級「ブルジョアジー」が芸術家のクライアントになる/アカデミー公認の展覧会、サロン/サロンに認められなかった印象派の作家


印象派の父、エドゥアール・マネはちょっと天然キャラだった?/いかがわしいと思われた「草上の昼食」/裸を描くためには言い訳が必要だった/オランピアで再び炎上/娼婦を強く連想させてしまいスキャンダルになる/意に反して叩かれて、マネ傷心


国際交流が盛んになり、日本の浮世絵がヨーロッパに到着/日本の美術が西洋の作家を魅了した/日本的な平面的で強い輪郭線の絵画が描かれる/日本風の西洋絵画「ジャポニスム」


マネの周りに作家が集まりだす/ドガ・モネ・ルノワール、そうそうたるカフェ友たち/神話ではなく、目の前の現実を描く/自身の印象や感覚を重視して描く/固有色ではなく、目で見えた色で描く/視覚の仕組みを利用して色をつくった筆触分割/思い出を描いたようなおぼろげな絵


サロンから落選した人が集まって展覧会を開いた/印象派の由来になったモネの「印象・日の出」/当時の「印象」は未完成品という意味だった/アメリカで先に人気が出た/ヨーロッパへの憧れが印象派の評価につながった/第二次大戦後、アメリカが経済的に発展/アメリカ美術が盛り上がっていく


写真技術が登場して、絵を描く技術の価値が変わった/芸術家は何を描くべきか?/問われたアートの存在意義


■今回紹介した作品はこちら

草上の昼食(エドゥアール・マネ)

オランピア(エドゥアール・マネ)

笛を吹く少年(エドゥアール・マネ)

緑の踊り子(エドガー・ドガ)

散歩、日傘をさす女(クロード・モネ)

ムーラン・ド・ラ・ギャレット(ピエール=オーギュスト・ルノワール)

印象・日の出(クロード・モネ)


■参考文献

・世界のビジネスエリートが身につける教養 西洋美術史(ダイヤモンド社・木村泰司著)

・木村泰司の西洋美術史(学研プラス・木村泰司著)

・図説 名画の歴史―鑑賞と理解完全ガイド(河出書房新社・西岡文彦著)


タイトル音声:音声さん

Mon, 26 Jun 2023 08:00:01 GMT
#11-3 【ロココ様式からバルビゾン派まで】アートってどう見ればいいの? 鑑賞に役立つ西洋美術史

西洋美術史シリーズの第3回です。今回は、ロココ様式からバルビゾン派までの流れを解説します。


「プロダクトデザイナー」って言いづらいよね/締めつけが強かった絶対王政(=フランス古典主義)時代/厳しい締めつけの反動から、自由で華美なロココ様式が生まれた/男性も化粧をして着飾っていた時代/感覚に訴えかける美術/貴族の優雅なイチャイチャパラダイス


優雅な時代は長くは続かなかった/フランス市民革命が勃発、貴族が引きずり下される/自由・平等・友愛の思想が人々の間に広がった/革命の飛び火を恐れて、他国が介入/介入を跳ね除けたナポレオンが登場/ナポレオンが美術の力でイメージ戦略を開始/ルネサンスを模倣した「フランス新古典主義」が主要な様式になる/カッコよすぎるナポレオン/フォトショで加工したような盛り盛りの絵/絵画の力で「ローマ法皇よりもエラい」と印象付けた


ナポレオン失墜、フランスは再び王政へ/エモーショナルな情景を描いた「ロマン主義」/ジャーナリズム的な視点のジェリコー/市民の悲しみや苦しみが描かれるようになった/硝煙のにおいが漂ってきそうな臨場感


目の前の物事をそのまま描く「バルビゾン派」/パリ郊外の農村に芸術家が集まった/農村のなんでもない日常を飾らず描いたミレー/産業革命が起こり、人々が経済活動に振り回されていた/日本的な農耕民族の心にも訴えかける絵画/「何を描くか」から「どのように描くか」への変化/写真の発明で、誰もが現実を写しとれるようになってしまった/芸術家はどのように描くべきか?を考えなければいけない時代になった/次回はついに印象派へ


■今回紹介した作品はこちら

シテール島への巡礼(アントワーヌ・ヴァトー)

サン=ベルナール峠を越えるボナパルト(ジャック=ルイ・ダヴィッド)

ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョセフィーヌの戴冠(ジャック=ルイ・ダヴィッド)

メデューズ号の筏(テオドール・ジェリコー)

民衆を導く自由の女神(ウジェーヌ・ドラクロワ)

晩鐘(ジャン=フランソワ・ミレー)

落穂拾い(ジャン=フランソワ・ミレー)


■参考文献

・世界のビジネスエリートが身につける教養 西洋美術史(ダイヤモンド社・木村泰司著)

・木村泰司の西洋美術史(学研プラス・木村泰司著)

・図説 名画の歴史―鑑賞と理解完全ガイド(河出書房新社・西岡文彦著)


タイトル音声:音読さん

Mon, 19 Jun 2023 08:00:46 GMT
#11-2 【ルネサンスからフランス古典主義まで】アートってどう見ればいいの? 鑑賞に役立つ西洋美術史

西洋美術史シリーズの第2回です。今回は、ルネサンスからフランス古典主義までの流れを解説します。


まずはルネサンスの振り返りから/ルネサンスの三大巨匠/ルネサンスで美術の何が変わったのか?/芸術家=文化人という認識が生まれた/西洋美術のお手本になったラファエロ/安定した構図と緻密な書き込み、調和を感じる作風


西洋美術に影響を与えたパトロン(=クライアント)の存在/誰がお金を出すのか?で、作風が変わる/ルネサンスの次に来た「マニエリスム」/個性を際立たせすぎて、大袈裟になってしまった/演劇を見ているような劇的な表現/作家性が求められなかった時代の反動だった?


宗教革命が美術に与えた影響/西洋社会を二分した事件/信者が減っちゃう、どうしよう?/偶像を否定したプロテスタント、偶像を利用したカトリック/布教のため、心を揺さぶる劇的な画風が求められる/強烈な光のコントラストを活用したカラヴァッジオ/ミュージカルを見ているようなルーベンスの絵/大工房の親方であり、外交官でもあったルーベンス


歪んだ真珠を表す「バロック美術」/宗教革命の影響はオランダ方面にも/ネーデルラントで花開いた市民のための美術/貿易で市民が裕福になり、市民が美術のパトロンになった/静物画や風景画が求められるようになる/レンブラントやフェルメールが登場/集団肖像画でもある「夜警」/画材の経年変化で絵の見え方も変わる/毎日見れるフェルメール


フランスの絶対王政から生まれたフランス古典主義/美術の力を政治に利用したルイ14世/王立美術アカデミーを設立/アカデミーの模範ニコラ・プッサン/ラファエロをお手本に、節度・調和・秩序を重視した/「感性」重視から「理性」に重きを置くようになる/文化後進国だったフランスが美術大国への道を歩み始める/抑圧から生まれたロココ美術/振り子のように様式が行き来していた/美術は社会のニーズに左右されるもの/次回はロココ美術から解説します


■今回紹介した作品はこちら

アテネの学堂(ラファエロ・サンティ)

羊飼いの礼拝(エル・グレコ)

聖マタイの召命(ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ)

キリスト昇架(ピーテル・パウル・ルーベンス)

夜警(レンブラント・ファン・レイン)

真珠の耳飾りの少女(ヨハネス・フェルメール)

ヴィーナスの誕生(ニコラ・プッサン)

ラオコーン像


■参考文献

・世界のビジネスエリートが身につける教養 西洋美術史(ダイヤモンド社・木村泰司著)

・木村泰司の西洋美術史(学研プラス・木村泰司著)

・図説 名画の歴史―鑑賞と理解完全ガイド(河出書房新社・西岡文彦著)


タイトル音声:音読さん

Mon, 12 Jun 2023 08:00:28 GMT
#11-1 【古代ギリシアからルネサンスまで】アートってどう見ればいいの? 鑑賞に役立つ西洋美術史

アートは「感性」で見るもの、と思い込んでいませんか? 実は、感性だけでは作品を深く理解することはできません。

作品にアプローチするためには「知識」が必要です。作品の主題や歴史的・文化的な背景を知ると、どのように作品が生まれてきたのかがわかり、表現されているものが読み解きやすくなります。こうした美術作品を読み解くために必要な知識として、複数回にわけて西洋美術史を解説していきます。今回お話しするのは、古代ギリシアからルネサンスまでの流れです。


美術史がわかるとアートが楽しみやすくなる/現代アートも西洋美術史の延長線上にある/西洋美術史の出発地点「古代ギリシア」/ルネサンスの作家も古代ギリシアをお手本にしていた


紀元前の地中海に栄えたギリシア文明/肉体美を追い求めたギリシア美術/ミロのビーナス・サモトラケのニケなど数々の名品/今見ても驚いてしまう超絶技巧/ギリシアの文化を受け継いだ古代ローマ文明/ローマ帝国の分裂後、キリスト教会が美術の発注者(クライアント)になった/生活に余裕がないと美術は作られない/約1000年間のヘタな時代/キリスト教の物語を描いたイコン/布教用だったので、誰が描かれているかが重要だった/子どもが可愛く描かれない時代/等身のバランスもちょっと変


なぜルネサンスが起きたのか?/十字軍が起きて、ヨーロッパと中東の交流が盛んになった/十字軍の失敗でキリスト教会の影響力が落ちた/アラビアに保管されていた古代ギリシア・ローマの知識が逆流入しはじめた/東方貿易で財を築いたイタリア商人が、新たな美術のクライアントになった


ルネサンスとは、ヒューマニズム(人間らしさ)の復興運動/ルネサンスの扉を開いたジョット/少しずつ人間の表情や心情が描かれるようになる/ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロのルネサンス3大巨匠/それまでのアーティストは単なる職人だった/芸術家という新たな職業が生まれた/失われたものが復活した時代/以降はルネサンスの絵画が西洋美術のお手本にされた


■今回紹介した作品はこちら

ミロのビーナス

サモトラケのニケ

キリスト教のイコン

ジョットの聖母子像

レオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」

ミケランジェロ・ブオナローティ「ダビデ像」

サンドロ・ボティッチェリ「ヴィーナスの誕生」


■参考文献

・世界のビジネスエリートが身につける教養 西洋美術史(ダイヤモンド社・木村泰司著)

・木村泰司の西洋美術史(学研プラス・木村泰司著)

・図説 名画の歴史―鑑賞と理解完全ガイド(河出書房新社・西岡文彦著)


タイトル音声:音読さん

Mon, 05 Jun 2023 08:00:14 GMT
#10 作りたい、作らなければいけなかった、だから作った、「東京藝大 買上展」と「岡本太郎現代芸術賞展」を見て考えたこと

今回は「買上展 -藝大コレクション展2023-」と「第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展」の感想です。

制作にはエネルギーがいるもので、いざ作り始めてみても途中で飽きたり諦めたり燃え尽きてしまったり。完成させられる作品ってそんなに多くはありません。だからこそ、作り続けられる人を尊敬しています。


染谷がGWに見つけた「夢の家」/なんとパフォーマンスアート回で紹介したマリーナ・アブラモヴィッチさんの作品でした/真っ赤な部屋、棺のようなベッド/睡眠がアートになる/「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の作品/結局、別の場所に泊まりました


一方、鈴木はGWに美術展へ/東京藝大の「買上展」に行ってきました/東京藝大の首席卒業生の作品を展示/巨匠が残した卒業制作/横山大観・朝倉文夫・萬鉄五郎・高村光太郎・青木繁・平山郁夫などなど/二十歳前後の作品なのに完成度が高すぎる/かつての自分の卒制を思い出して反省した/虫を描いたA4の紙を部屋全体に貼り尽くした/タイトルは「Conquest」/あらゆるものが記号化される気持ち悪さ/学生時代を振り返ると、もっと制作できたなぁ/優れた作品が身近にあると刺激になる


岡本太郎現代芸術賞展にも行ってきました/5m×5m×5mの展示ブースを目一杯使った作品/どれだけの熱量と労力をかけてこれを作ったんだろう/僕なら途中で飽きちゃうな/23作品から3作をピックアップ/足立篤史さんの「OHKA」/空箱二郎「アドレナリン症候群」/西除闇「MANgaDARA」/作らなきゃいけなかった必然性/ちょっとやそっとの熱量では作れない作品/作りたい、作らなければいけなかった、だから作った/アートのエリートVS野生の作家


■今回紹介した作品・展覧会はこちら

マリーナ・アブラモヴィッチ「夢の家」

買上展 -藝大コレクション展2023-

第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)

足立篤史 OHKA

西除闇 SHONEN JUMP BUDDHA -少年ジャンプ仏-


タイトル音声 Voice By ondoku3.com

Mon, 29 May 2023 08:00:45 GMT
#9 お菓子の「小枝」から考えた“言葉のデザイン”

お菓子の「小枝」ってありますよね。あのネーミングに染谷はちょっとした疑問を感じていたようです。今回は「小枝」から、言葉のデザインについて考えてみます。


突然ですが「小枝」って名前、変じゃないですか?/あんなに美味しいのに自らを貶めている/「小枝」は飾り気なさすぎ問題/「万年筆」は誇張しすぎ問題/大袈裟なネーミングと控えめなネーミング/「甘栗むいちゃいました」はもっと胸を張っていい/どんどん足し算していく方法と、どんどん引き算していく方法/プロダクトのデザインにも同じことが言える/「千枚通し」や「万能ネギ」は足し算のネーミング/居酒屋「カド」の潔さが好き/中身に自信があれば引き算の名前でもOK?


名前をつけてヒットした「闇落ちトマト」/人がAIに対抗できる要素は「かわいげ」なのでは/「鼻セレブ」は秀逸/尻セレブもあっていいのでは/和式は何かと健康にいい?/コンフォートとエルゴノミクス/ちょうどいい負荷がかかっていた昔の生活


Twitterなど、「#アートのミーム」でご感想もお待ちしています。

Mon, 22 May 2023 08:00:57 GMT
#8 「世の中を良くする不快のデザイン展」で考えたこと

2023年の3月24日〜4月23日まで東京・丸の内で行われた「世の中を良くする不快のデザイン展」を鈴木と染谷が見に行ってきました。

今回はその感想をゆるゆる語っていきます。


「不快に思うこと」をうまく利用しているもの・こと/ニンテンドーSwitchのソフトは実は超苦い/子どもの誤飲防止のために苦味成分を塗っている/子どもの指しゃぶりを止めさせるマニキュアもある/報酬と罰を利用した強化学習/おねしょ対策のために、あえて不快なおむつを作る/人は快感よりも不快に反応しやすい/地震速報の不快な音階/都市ガスはあえて臭いをつけている/SNSのギャンブル性/コンテンツのガチャガチャ/エナジードリンクはあえて独特な味にしている?/障害(=マイナス)があると人は価値を感じやすくなる/「訳あって安い」無印良品の戦略/割れせんべいもマイナスをプラスに転じている


出展者が「不快のデザイン」展で伝えたかったこと/あらゆる不快を排除している世界に疑問を感じた/たとえば、SNSも不快を排除しようとしている/情報の火事、増えましたよね/個人も火元になる時代/寿司テロは可視化されただけでは/快不快を感じるレベルは人それぞれ/必ずしも「不快=悪いこと」ではない?/「役に立つかどうか?」は作品の価値を決めない/違和感を感じる意見ほど、自分の考えを深掘りしてくれる/相対化のなかで見えてくる自身の立ち位置/メタ・染谷が自分のコメントに感じた違和感/ズレも活かせる/おかげさまでリスナーさんが増えてきました/今後ともよろしくお願いします!


#アートのミーム でご意見・ご感想も募集中です!

Mon, 15 May 2023 08:00:39 GMT
#7【ゆるゆる回】アートやデザインの敷居を下げていきたい/マツケンサンバと対極主義 の2本立て

今回は〆太郎と染谷のおしゃべり、「ゆるゆる回」です。


〆太郎は最近、ポッドキャストがないと仕事ができない体になってます/「東京ポッド許可局」が作業用に最高/おじさんのおしゃべりっていいよね/「アートのミーム」は積極的にアートやデザインの敷居を下げていきたい/僕らは大衆的にいきたい/おじさんにはなったけど、まだまだ「おじさん幕の下」/おじさんになると、なぜくしゃみに語尾がついてしまうのか?/ハックション! ウェーイ


最近の染谷のマイブームはマツケンサンバ(Ⅱ)/約20年経つのに未だインパクトが強い/ずっとマツケンサンバ/北島康介の「超気持ちいい」と同年代なのに古くならないのはなぜ?/マツケンサンバは対極主義なのでは?/大御所なのに出オチ/大御所なのに小刻みなステップ/なぜか甘酸っぱくて切ないメロディ/夏休みが終わる感じがする/サンライズじゃなくサンセット/作曲者は宮川彬良さん(NHKの「ゆうがたクインテット」の人)/宮川さんが提唱したイントロの作り方/イントロで全部予習させてくれる/マツケンサンバはメンタルヘルスのリトマス紙/人は相対的にものを捉える/人はギャップの差分を見ている/線を一本紙に引く、が対極主義の原点かも

Mon, 01 May 2023 08:00:34 GMT
#6 プロダクトデザイナーに聞く、「デザインに必要な筋力(基礎力)」ってなに?

デザイナーはどのように仕事を進めているのでしょうか? 財布やキーケースなどなど、さまざまな「もの」を作っている染谷に、「デザインに求められる筋力(基礎力)」について聞いてみました。さらに今回は番組の中で「デザインの筋力」を測定するワークショップも用意しています。必要なものは白紙とペンだけ。リスナーのみなさんもぜひ一緒に参加してみてください。


デザインに求められる力とは?/「丸いけど三角なもの」を成立させるのがデザインの仕事/複数の目的を全て成立させること/ものごとを捉える視点が多ければ多いほど、美しく課題を解決できる


ここからデザインの筋力を測定するワークショップ/必要なものは白紙とペンだけ/いかなる方法を使ってもかまいません、点Aと点Bをつないでください/線を描く、紙を折る、点を拡大する......、あなたはどうやってAとBを結びますか?


実はデザインは好きじゃなかった/デザイン優先で不便になるなら、デザインなんてなくなっちまえ/「デザインの敗北事件」について/ものの形と向き合いすぎて、服が着れなくなる/デザインのプロセスとアウトプットは毎回変わるもの/毎回状況に合わせて実験するのは、コストと時間がかかりすぎる/だからデザイナーは作家になっていきやすい

Mon, 24 Apr 2023 08:00:10 GMT
#5 岡本太郎【後編】『太陽の塔』と『明日の神話』、太郎が歩んだベラボーな人生

孤独な少年期を経て、パリで異邦人として過ごし、日本に帰ってきた岡本太郎。後編は帰国から晩年までの過程を紹介します。


まずは前編のおさらい/画壇との対決/逆境になると燃え上がる太郎さん/「夜の会」結成、そして岡本敏子さんとの出会い/母や父の死、そして画風の変化/人はどこまでも孤独な存在である/『森の掟』のバケモノの中身は何者?/縄文土器の発見/パリで学んだ文化人類学の影響/「芸術はみんなのものだ」と宣言した『今日の芸術』/岡本太郎が手がけた「みんなのための作品」/地方の祭りを取材する/60年代も精力的に活動/70年代、ついに『太陽の塔』が生まれる/パリで約束した「僕はマイナスを選ぶんだ」を守るため、大阪万博のプロデューサーへ/困難に遭遇するほど燃える/科学技術とプリミティブをぶつけ合う対極主義/過去から現在、そして未来を体験できた『太陽の塔』/フラっと現れ消えていく不思議なプロデューサー/『太陽の塔』と同時期に生まれた『明日の神話』/晩年はバラエティ番組に出演、「芸術は爆発だ!」/パーキンソン病を患うが、生涯創作を続ける/岡本敏子さんの尽力で再発見された太郎さん/メキシコで行方不明になっていた『明日の神話』が見つかる/太郎さんの作品は何かにぶつかってきた軌跡/「自分を投げ出してごらん」に対する疑問/岡本太郎は極北の人生を歩んできた/心の中に岡本太郎を住まわせてみる


【参考図書】

・岡本太郎―岡本敏子が語るはじめての太郎伝記(岡本敏子著 聞き手:篠藤 ゆり⁠)

・岡本太郎が、いる(岡本敏子著)

・新説・あなたが知らない岡本太郎(マガジンハウスムック CASA BRUTUS)

・一平 かの子―心に生きる凄い父母 (岡本太郎著)

Mon, 17 Apr 2023 08:00:13 GMT
#5 岡本太郎【前編】 孤独な幼少期、青春を過ごしたパリ時代、そして生涯貫いた約束

今回は2回に分けて岡本太郎の生涯を紹介/前編で話すのは、幼少期から30歳くらいまで/両親は一平・かの子/芸術一家に生まれた一人っ子/少々エキセントリックな家庭/子ども扱いされない子ども/自分を曲げない、だから3度も転校した/一平と同じ東京美術学校に進学、一家でヨーロッパへ/パリに残り、芸術の道へ/異邦人として思い悩んだパリ時代/「もし道が2つに分かれていたら、僕は必ずマイナスの道を選ぶ」/抽象美術やピカソ、文化人類学との出会い/軽やかでお洒落な恋もした/当時最先端の芸術を学んだインテリジェンス/第二次世界大戦の影響でパリを離れる/30歳を過ぎた芸術家が、兵士として中国戦線へ/あえて4番目に殴られにいく/終戦後、帰国するが家も作品も焼けていた/日本画壇に挑戦する太郎/「色彩センスがない」と言われて燃え上がる/体制に挑む覚悟を描いた「夜」/太郎の芸術論「対極主義」


【参考図書】

・岡本太郎―岡本敏子が語るはじめての太郎伝記(岡本敏子著 聞き手:篠藤 ゆり⁠)

・岡本太郎が、いる(岡本敏子著)

・一平 かの子―心に生きる凄い父母 (岡本太郎著)

Mon, 10 Apr 2023 08:00:06 GMT
#4 コンドゥ・コッセ 〜創作とフィクションと物語〜

本で見つけた文様「コンドゥ・コッセ」/メソポタミア生まれ?の大麦の文様/メソポタミアからペルシア⇨ヨーロッパへ伝播/現代に伝わる「コンドゥ・コッセ」/実は……/人は「それっぽい根拠と物語」を信じてしまう/「裏取り」が難しくなっている時代/人は信じたいものを信じている/不知不知(知らないことも知らない)ということ/これを聞くと約200億円儲かる、かもしれない話/2011年に日本で発見されたジャクソン・ポロックの新作/口寄せポロック/意外とよくできてるんです/フィクションと創作、その価値/絵画もフィクション/物語が付加価値になる/AIが作家に成り代われる時代/AI手塚治虫・AI美空ひばりが作品を残す時代/創作ってなんだろう?

Sat, 01 Apr 2023 03:00:17 GMT
#2 オノ・ヨーコや草間彌生も披露した、「パフォーマンスアート」のざっくりした歴史

絵画や彫刻だけがアートじゃない。時にはアーティストの「行為」そのものが作品になることがあります。

今回は1950年代後半にアメリカで生まれた「パフォーマンスアート」のざっくりした歴史や主要なアーティストを紹介していきます。

アラン・カプロウや草間彌生、オノ・ヨーコ、マリーナ・アブラモヴィッチなどのパフォーマンスアーティストたちはどのような作品を生み出してきたのでしょうか。

Mon, 20 Mar 2023 08:00:28 GMT
#1 アートとデザインの違いってなに?

第1回はアートとデザインの違いについて。「アートやデザインって小難しい」「馴染みがない」と考えている人に向けて、「そもそもアートやデザインとは何なのか?」「アートとデザインの違いは?」などのトピックを話します。


▼お便り・アンケートフォームはこちら

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99

Sat, 11 Mar 2023 15:00:00 GMT
アートのミーム (Trailer)
Fri, 10 Mar 2023 15:00:00 GMT
-
-
(基於 PinQueue 指標)
0 則留言