陛下ご即位5年、コロナ禍経て本格化するご活動 悠仁さまご成年も…新年の皇室展望

4 個月前
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令和6年、天皇陛下は5月に即位から5年を迎えられる。およそ3年の新型コロナウイルス禍を経て、地方訪問や国際親善が徐々に再開され、今年はいよいよご活動が本格化。延期となっていた天皇、皇后両陛下の国賓としての英国ご訪問にも期待が高まる。両陛下の長女で、大学卒業を控える敬宮愛子さまや、9月に18歳となる秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまの成年皇族としてのご活動も注目される。

■「令和流」芽生えも
「両陛下らしい、なさりようが少しずつ、見え始めてきている」。5年5月に新型コロナの感染症法上の分類が変更され、さまざまな行事が再開される中で、時代に即した活動の在り方を見直されている両陛下のお姿に、ある側近はこんな印象を持っているという。
丸テーブルを囲み、陛下と皇后さまがそれぞれ、賓客と自由に言葉を交わすスタイルでのご会見。フランス料理が主流だった昼食会での、和食の前菜の提供…。伝統を重んじた上で、必ずしも前例にとらわれずに凝らされる工夫が、最近は少しずつ、目に見える変化として表れ始めてきた。
今年は外国賓客の来訪もさらに増え、コロナ禍後初の国賓を迎える可能性もある。側近は「一つ一つは小さな変化だが、こうした積み重ねが令和の皇室を形作っていくのではないか」と話す。
■英国ご訪問
昨年、令和初の国際親善訪問でインドネシアを訪ねられた両陛下。今年のご訪問先として検討されているのが、皇室とゆかりの深い英国だ。2年、両陛下はエリザベス女王の招待で国賓として同国を訪問される予定だったが、コロナ禍で延期に。宮内庁は「できるだけ早い時期に訪問していただく」としてきた。
4年9月に女王が死去し、両陛下は国葬参列のために英国を訪問したが、チャールズ国王ら王族との親密なご交流の機会は限られた。国賓としての公式訪問では、歓迎式典のほか、国王が主催する晩餐会などへのご臨席が想定される。実現すれば、約150年続く日本の皇室と英国王室の交流の新時代を印象付ける、重要な機会となる。
皇室の国際親善では、秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方の外国ご訪問も続きそうだ。
■成年式は7年以降か
一方、国内に目を向けると、今年は両陛下の恒例の地方ご公務である「四大行幸啓」の各行事が岡山、佐賀、岐阜、大分で開催される。新年一般参賀の事前申し込みが廃止されるなど、皇居内の行事もコロナ禍の人数制限を緩和して行われる傾向にあり、皇室と国民の親しい交流の機会が増えることが期待される。
今年の皇室の大きな慶事の一つが、悠仁さまのご成年だ。従来、天皇と皇太子は18歳、それ以外の皇族は20歳で成年とされてきたが、民法改正により、悠仁さまは9月6日の18歳の誕生日に成年を迎えられる。男性皇族の成年は、昭和60年の秋篠宮さま以来約39年ぶり。学業優先で成年式は誕生日当日には行わず、ご卒業後の7年春以降になるとみられる。
5年7月、秋篠宮さまの公的な地方ご訪問に初めて同行された悠仁さま。こうした活動が本格化するのは少し先になりそうだが、7年以降の新年祝賀の儀や一般参賀など、学業のあいまに、皇室の行事に成年皇族の一員として参列されることが想定される。現在、大学4年生の愛子さまもすでに卒業論文を提出し、春には節目を迎えられる予定で、宮内庁関係者は「今後、お一方での公務の機会なども出てくるのではないか」と期待を寄せる。(緒方優子)
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