自民・高野光二郎参院議員 秘書を殴り鼻血出させる「気合をいれる意図で」陳謝【高知】 (23/06/14 19:30)

自民党・高野光二郎 参議院議員：
秘書を鼓舞する気持ちとはいえ、私の軽率な行動、行為によりまして、鼻血を出させてしまったことは申し開きがございません。このことで彼の気持ちを害したことについて心からお詫びを申し上げます

高野議員は6月14日午前、参議院本会議場の前でインタビューに応じました。高野議員によりますと2022年末、高知の秘書3人と高知市内の居酒屋で飲食中に20代の私設秘書の男性をたたきケガをさせたという事です。

高野光二郎 議員：
私の左隣に座っていた秘書に対しましてしっかり頑張れよと、気合いを入れる意図で左手の甲で胸の辺りをぽんとを叩くつもりが、その手が秘書の鼻にあたりまして、鼻血が出てしまいました。手の甲で顔を叩く意図はありませんでした

Q. あくまで鼓舞するつもりで胸のあたりを叩こうと思ったら鼻に当たった？

高野光二郎 議員：
（そうです）私の左隣におって、ちゃんとやろうぜっていう感じです。

Q. 複数回の暴行はない？

高野光二郎 議員：
ないです、もうそれは。一緒にいた秘書も2人は証言ができてますんで

Q. 関係者の話として「鼻血の止め方も知らないのか」と、顔におしぼりを押しつけたという話は？

高野光二郎 議員：
私、救急救命の講習を受けておりまして。鼻血が出たときに上向いてこうやってつまんで20秒ぐらいいたら止まるからつかんだっていうのがあります

鼻から出血した男性に対し高野議員は2023年1月、私設秘書から公設秘書への就任を打診。一度は本人も了承したもののその後、退職を申し出て事務所を辞めたということです。

Q. 結果としてケガをさせてしまったことの国会議員としての責任は？

高野光二郎 議員：
まず本人に会わせていただいて、しっかりとお詫びをさせていただきたいというふうに思っております

Q. 今回の件で被害届は？

高野光二郎 議員：
私が本人と会う、もしくはうちの秘書が元々の同僚で仲間なんでお話をする中で、例えば高野さんを訴えるとか何か誰かに言うかとかいうことは一切しませんという話は当時はしておりました

高野議員は2013年の参議院選挙で初当選、現在2期目です。

自民党高知県連は14日夕方、役員会を開催。「胸をたたくことは暴力行為にあたる」として高野議員の「離党勧告」や「除名処分」を求めることを決めました。

16日に開かれる県連の党紀委員会で決定されれば自民党本部に対し「厳正な処分を求める申し入れ」を行います。