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方言ニュース

1 個月前
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方言ニュース
40年以上続く超人気番組。沖縄の「今」を沖縄の「言葉」で紹介します。
琉球バス、那覇バス 4月1日から運賃値上げへ
2024年3月6日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄本島内の乗合バスを運行する琉球バスと 那覇バスは1日、 来月4月1日から運賃を 値上げすると発表しました。 沖縄総合事務局が申請を認可したもので、 那覇市内線は現行の240円から 20円増の260円、 市外線は初乗り160円から 30円増の190円となります。 子育て世代の家計費負担を考慮し、 これまで琉球バスが4割1分、 那覇バスが4割引きしていた通学定期運賃は、 いずれも5割引きに引き下げます。 通勤定期運賃の割引率は 3割引きのままとなります。 新型コロナなどの影響で輸送人員が減少し、 収支状況が悪化したことなどが理由で、 燃料費や部品の価格の高騰など、 今後も経費増加が見込まれることから 運賃改定が必要と判断したとしています。 平均改定率は13・5%で、 琉球バスの具志川線の場合、 片道那覇バスターミナルから 具志川ターミナルまでは現行1120円から 1270円となります。 那覇バスの那覇普天間線は普天間まで 現行670円から760円となります。
Wed, 06 Mar 2024 15:50:00 +0900
「可能性にふたをしないで」 今井さん、島を旅立つ中3に講演
2024年3月5日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 一般社団法人おきなわ離島応援団の理事長で、 著書「ウミンチュの娘」の著者の 今井(いまい)恒子(つねこ)さんがこのほど、 伊平屋村立伊平屋中学校を訪れ、 「自分の可能性にふたをしないで。 頑張ったら応援してくれる人が現れる」などと、 高校進学で親元を離れる3年生にエールを送りました。 今井さんは、石垣島出身で八重山高校卒業後、2001年にIT企業を設立しました。 講演会で今井さんは、自身が中学生の時に、 漁師だった父が復帰前に社会問題化していた「ダイナマイト漁」で逮捕されたことを きっかけに本を出版したいという夢を持ったと話し、 「およそ40年後に本を出版することが できた。諦めずに夢を持ち続けることが大切」と講話しました。 また、入社した会社が2社続けて倒産した実体験を語り、 「その時は不幸だと思ったが、 その経験があったからこそ今がある。 つらいことがあっても乗り越えることが大事だ」と話し、 「親元を離れて生活した時にホームシックになったが、 自分で自分を励まして乗り越えた。 会社設立時には多くの人に支えてもらった。 人との出会いが大切だ」とメッセージを伝えました。 今井さんは村内の中学3年生全員と 図書室などに著書の 日本語版と英語版も贈呈しました。
Tue, 05 Mar 2024 14:04:00 +0900
宮崎マンゴー、県産マンゴーの約3倍の価格
2024年3月4日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄に次いでマンゴーの生産量が多い宮崎県産マンゴーが、 沖縄県産マンゴーと比べて3倍近くの価格で取引されている現状を、 前門尚美農林水産部長が29日の 県議会2月定例会で報告しました。 議長の赤嶺昇氏への答弁です。 前門部長が引用した東京都中央卸売市場のまとめによりますと、 2023年産マンゴーの1キロ当たりの 平均単価は県産の1552円に対して、 宮崎県産は4415円とおよそ2・8倍の 価格差となっています。 県産マンゴーはボイラーなどを使用しない 無加温栽培が主流で、7月に収穫が集中します。 そのため出荷量が集中し、 単価が低くなる傾向があるということです。 一方、宮崎県は加温栽培により冬春期の出荷を可能にし、 「太陽のタマゴ」としてブランドが確立し、価格を押し上げているとし、 前門農水部長は 「沖縄ブランドの確立と生産供給体制の強化、 多様なニーズに対応できる フードバリューチェーンの強化などに 取り組んでいる」と述べました。 これに対し、赤嶺氏は 「県は売る方の支援策が全然足りていない。 ブランディングをしっかり行い、 農家の所得を上げていくべきだ」と訴えました。
Mon, 04 Mar 2024 14:54:00 +0900
あの世の正月 宮古島各地で十六日祭
2024年3月1日(金)放送分 担当は赤嶺啓子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 あの世の正月に当たる「十六日(ジュウルクニツ)祭」が、 旧暦1月16日の2月25日、 宮古島市の各地で催されました。 墓に集まった家族連れは用意した重箱などを 墓前に供えて祖先を迎え、 手を合わせて健康に感謝し、 向こう一年の家内安全を願いました。 このうち宮古島市内の墓地公園では、 多くの家族連れが集まり、 当日までに掃除された墓前に腰を下ろし、 重箱に詰められた料理に舌鼓を打ちました。 市内在住の喜久川恵三さんと妻の卓子さんは 手を合わせる前に、島外にいる息子に 重箱の写真を通信アプリ「LINE(ライン)」で送り、 「孫も大きくなり、なかなか宮古島に帰れなくても、 同じ気持ちでこの日を迎えたかった」と話し、 線香を香炉に立て、両手を合わせて祖先への感謝を伝えました。 また「戦争を体験し、 大変な苦労を乗り越えた祖先のおかげで 私たちの今がある。 だから、紙銭も多めに燃やさないとね」と笑いました。
Mon, 04 Mar 2024 14:50:00 +0900
生モズクの大量加工が可能に モズク可能処理施設 勝連に誕生
2024年2月29日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 生モズクの大量加工を可能にする勝連漁協の モズク加工処理施設が26日、 うるま市の勝連漁港に完成しました。 2029年度までに加工する生モズクの量を およそ14倍に増やし、 漁業者の所得を10%向上させることを 目指しています。 勝連漁協では年間およそ1千トンのモズクを 水揚げしていますが、 90%以上をカップモズクの 原料として出荷しています。 調理などに用いる生モズクの出荷は 手作業や外部委託による加工で、 市場の需要は見込めるものの、 十分に応えることができませんでした。 また、カップモズクは加工業者の需要によって 原料単価が左右されるという課題が ありました。 完成した施設では、漁協内で加工できる量を 増やして製品化まで行うことで、 原料として出荷するよりも高値で販売でき、 収入の安定も見込めます。 生モズクはカップモズクの原料となるモズクに 比べ、若い時期に収穫されます。 生モズクを収穫後にカップモズクの原料分を 栽培収穫することで、 年間の収穫回数が増え、 水揚げ量の増加も見込めます。 勝連漁協の玉城(たまき)謙栄(けんえい)さんは 「本来のおいしいモズクを食べてほしい」と 生モズクの普及に意欲を示しました。
Fri, 01 Mar 2024 15:43:00 +0900
県内の交通人身事故 12年ぶりに増加
2024年2月28日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年、2023年に県内で発生した 交通人身事故が2964件と 12年ぶりに増加し、 このうち飲酒絡みの事故は82件で 3年連続で増加していることが 県警のまとめで分かりました。 去年は飲酒運転の年間摘発件数も1154件と 5年ぶりに増加に転じていて、 コロナ禍による行動制限の緩和の影響と みられます。 県警は重大事故につながる飲酒運転の増加に 警鐘を鳴らしています。 県警のまとめによりますと、 去年に発生した交通人身事故2964件は 前の年に比べて186件増えました。 このうち飲酒絡みの事故は82件で、 20年のおおよそ2倍になっています。 去年は、飲酒絡みの死亡事故も前の年度から 2件増え5件発生しました。 5月には、国頭村の国道58号で 男が飲酒運転していた軽自動車が対向車線に 侵入して原付バイクと衝突する事故により、 バイクを運転していた70歳の男性が 死亡しました。 市町村別の摘発場所では那覇市が134件と 最多で、次いでうるま市の120件、 沖縄市の99件と続きます。 男女別では男性が991件と 全体のおよそ85%を占めました。 県警交通部は「2日酔い運転を含め、 飲酒運転の危険性や飲酒絡みの事故に伴う 代償の大きさを自らの問題として受け止め、 強い意志で防止に努めてほしい」と 呼びかけています。
Fri, 01 Mar 2024 15:40:00 +0900
辺野古で「カーメー」5年ぶり開催
2024年2月27日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 旧暦の1月2日に当たる今月2月11日、 名護市辺野古で、水に感謝する行事 「カーメー」が、5年ぶりに催されました。 区民およそ30人が参加し、区内7つの井戸や川を巡って手を合わせ、 水への感謝と健康を祈りました。 この日、区民らは辺野古公民館から 太鼓や三線を鳴らしながら、区内の井戸や川を巡り、 米や果物、酒を供えて水の恵みに感謝しました。 新型コロナウイルスの影響で、 去年までは区職員のみで行っていましたが、 今回から通常規模での開催となりました。 辺野古区の島袋茂区長は 「今の水状況は厳しいが、 辺野古ではこれまで、ほとんど断水したことがない」と 区の潤沢な水源に感謝し 「沖縄全体が水に困らないように願った。 これからも引き続き、区の伝統を守っていきたい」と話しました。
Tue, 27 Feb 2024 16:40:00 +0900
日本芸術院新会員に宮城能鳳さん選出
2024年2月26日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 日本芸術院は22日、芸術活動で顕著な功績があったとして新会員に選出した12人を 発表し、県内からは「組踊立方」人間国宝の 宮城能鳳(85)歳が選ばれました。 県出身者で日本芸術院会員に選ばれるのは初めてです。 来月3月1日に文部科学大臣が発令します。 能鳳さんは舞踊分野で選ばれたもので、 推薦した理由について日本芸術院は、 古典だけでなく廃絶曲の復曲や 新作の創作への積極的な取り組み、 多くの専門家の育成などを挙げ、 長年の芸能活動全般を評価しました。 能鳳さんは「大変光栄だ。 日本の伝統芸能の中で組踊が能や文楽と 同じ地位に認められたという大きな意味を持つ。 先達への感謝の気持ちでいっぱい」と 思いを語りました。 能鳳さん、本名德村正吉さんは、 1938年生まれで、旧佐敷村、現在の南城市出身です。 初代宮城能造に師事し、宮城本流鳳乃会家元、 県立芸術大名誉教授を務めています。 2009年には重要無形文化財 「琉球舞踊」保持者にも認定されました。 能鳳さんが日本芸術院会員に選ばれたことについて、 組踊関係者からは喜びの声とともに、 「先生が築いたものをさらに高めたい」との 決意が聞かれました。
Tue, 27 Feb 2024 16:29:00 +0900
登山者の安全守るため 登山道の目印整備
2024年2月22日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 登山者が多く訪れる名護市の嘉津宇連山で このほど、登山道の目印を付け替える作業が 実施されました。 地域住民や名護署、 消防からおよそ30人が参加し、 道迷いが起こったり、 滑落の危険があったりする地点には、 使われなくなった道路標識を使って 危険を周知する取り組みを 初めて実施しました。 嘉津宇岳や古巣岳、安和岳などが連なる 嘉津宇連山ではコロナ禍以降、 登山者が急増しています。 登山者の増加に伴い、 山中での道迷いなどの事故も増えており、 名護署によりますと、 おととしは、 消防や警察が捜索活動で出動するケースが 5件起こりました。 この日はおよそ2年前に登山道に付けた ピンク色の目印を付け替えたほか、 遭難した場合に場所が把握できるよう、 番号が書かれたアルミのプレートを 木にくくりつけ、 場所などを記録していました。 特に迷いやすい場所には名護署に 保管されていた「矢印」の道路標識を、 正しいルートを示す道案内として 活用しました。 自身も山に登り、作業に参加した 名護署の大城署長は 「登山ルートに目印を付けることは有用だ。 劣化した目印を新しくすることで、 事故を防いでいきたい」と話しました。
Thu, 22 Feb 2024 16:28:00 +0900
山内小学校 ランドセル以外でも通学可能 さまざまな形を受け入れる社会に
2024年2月21日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市立山内小学校はこのほど、 通学に使うかばんはランドセルでなくても よいとする手紙を全校児童の保護者と 山内幼稚園の園児の保護者らに配りました。 ランドセルの使用は法律などで 決まった義務ではなく、慣習です。 高価であることや、 重さによる体への負担などを考慮し、 手紙を出したということです。 手紙では、小さな体に背負うことで 心身に悪影響が出る「ランドセル症候群」や、 高額であることの懸念を指摘し、 通学かばんはランドセルでなくても 軽く丈夫なものならよく 「通学かばんにふさわしいものを 選んでいただきたい」としています。 森山涼子校長は、以前から児童のほぼ全員が ランドセルを使うことに 疑問を抱いていました。 ランドセルが負担になっている 家庭の状況なども考え、 他校の校長とも相談した上、 手紙を出すことを決めたということです。 森山校長は 「周りと同じ物がいい」という気持ちも あると推測しますが、 「さまざまな形を受け入れる社会になり、 子どもたちには自分で物事を選ぶ力を つけてほしい」と期待し、 「慣習にとらわれず、 家庭で相談して選択をしてほしい」と 述べました。
Thu, 22 Feb 2024 16:01:00 +0900
棚原自治会のウマリトゥイタティで赤ちゃん祝福
2024年2月20日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 西原町棚原自治会で、 ミルク加那志の誕生日である 旧暦12月20日の1月30日に 「ウマリトゥイタティ」といわれる 伝統行事が行われ、 去年生まれた赤ちゃん10人の家族や 地域住民らがノロ殿内に集まりました。 5カ月になる伊波成ちゃんは、 母親の梨香さんと2人の姉、祖父母、 曽祖母の7人で参加し、梨香さんは 「去年生まれた子がいっぱいいて、 地域のつながりもありいいなと思う。 3番目の長男で8月生まれ」と話しました。 比嘉猛副会長は、長男の次男の比嘉穂ちゃんと 参加し、「去年の12月29日に生まれ、 ちょうど1カ月。孫はかわいいね」と 目を細め、 「役員になって毎年参加している。 地域の子どもたちの成長していく姿を 見るのは楽しみ」と笑いました。 行事は300年以上続くと言われており、 城間盛順会長は 「ミルク加那志は祭壇に祭られている。 うさぎ年生まれの10人の赤ちゃんの参加 ありがとう」と述べました。 健やかに育ち長く未来が続くように 祈ることに触れて 「棚原は伝統芸能が盛んな地域だ。 ノロ殿内が高台で下に段々と下がり棚状に なっているから棚原と言われいる。 住んで良かったと皆さんに 思ってもらうように役員一同頑張る」と あいさつしました。
Tue, 20 Feb 2024 14:12:00 +0900
県職員平均給与、女性は男性以下
2024年2月19日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 47都道府県が公表した昨年度の 職員給与に関する男女格差の資料を 分析すると、 平均年収は全てで女性が男性を下回り、 半数を超える28府県では 男性の7割台だったことが このほど分かりました。 女性活躍推進法に基づき、昨年度から前年度の 男女差の情報開示が義務化されており、 全都道府県のデータがそろうのは初めてです。 共同通信が集計したもので、 平均年収の差が比較的小さく女性が男性の 9割台だったのは香川と東京だけでした。 8割台は12道県で、 沖縄は7割台の73・5%でした。 残る5県は6割台でした。 共同通信の集計は非正規職員を含む知事部局の 数値を対象としていますが、 自治体によって企業局などの職員も 含めた数値を示しているため、 単純な比較はできません。 公表資料によると、男女格差の理由は 「給与の高い管理職は男性が多い」や、 昇給に関わる「勤続年数が男性の方が長い」が 目立っています。 女性は結婚や出産でキャリアを中断する人が 多かったことが一因とみられます。 政府は格差の是正に向け、 女性が育児をしながら 働き続けられる環境の整備や、 女性の管理職への登用を働きかけます。
Mon, 19 Feb 2024 15:14:00 +0900
沖縄戦時の山中避難小屋再現 羽地展
2024年2月16日(金)放送分 担当は赤嶺啓子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 羽地地域の住民や子どもたちの作品 およそ千点を展示する第8回羽地展が このほど、名護市の羽地地区センターで 開かれ、 沖縄戦当時、区民らが山中で生活していた際に 使われた避難小屋も再現して展示されました。 名護市青少年育成協議会羽地支部の メンバー6人が展示会に合わせ、 先月1月下旬から製作を始めたもので、 小屋は入り口側の長さがおよそ2・5メートル、幅およそ1・5メートル、 高さおよそ2・5メートルで、 実物の半分程度の大きさです。 当時の姿をありのままに再現しようと、 羽地地域の山で取れたアシやヨシのほか、 曲がりくねった木材なども使い、 子どもたちが完成に向けた仕上げの作業を 手伝いました。 10歳の女子児童は 「小屋の中は涼しく自然のにおいがした。 戦争から逃げながら小屋を作ったのは すごい」と感心しました。 小屋の製作は2019年夏以来2回目で、 当時は時間や材料不足で未完成に終わっており、 協議会の男性は 「ずっとひっかかりがあり形にしたかった。 5年ぶりにみんなの 思いが成就した」と完成を喜びました。
Fri, 16 Feb 2024 16:27:00 +0900
野國總管no
Thu, 15 Feb 2024 14:57:00 +0900
メタボ有病率 沖縄が全国1位
2024年2月15日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 メタボリック症候群=メタボは心臓病や 脳卒中などの重要な病気の原因になります。 メタボは内臓脂肪型肥満に高血糖・高血圧・ 脂肪異常症のうち2つ以上の症状が 一度に出ている状態で、 県別メタボの有病率は沖縄県が 全国1位の高率を示しています。 北部地区医師会病院の健診データでも、 男性のメタボと診断された率は30%、 女性では13%と高率でした。 そこで、北部地区医師会病院では 2008年度に受診したメタボでなかった 勤労者2781人を対象に、 12年間にメタボの発生について調査しました。 いろいろな生活習慣のうち、 統計的に有意な関連性を示した項目は、 「朝昼夜の三食以外に間食や甘い飲み物を 摂取している、つまり間食」や、 「人と比較して食べる速度が速い早食い」、 「朝食を抜くことが週3回以上ある= 朝食抜き」などでした。 ある生活習慣があるとメタボ発生率が 何倍になるかを示した指標「ハザード比」は、 朝食抜き、早食い、間食などの生活習慣により 1・19倍から1・26倍に増えることが 明らかになり、 朝食抜き、早食い、間食などの生活習慣改善が メタボの予防に重要なことが分かりました。
Thu, 15 Feb 2024 13:58:00 +0900
ダム貯水率低下受けて 中部水源からの取水再開
2024年2月14日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 少雨傾向で沖縄本島内11ダムの貯水率が 低下していることを受け、 県企業局は11日午前、有機フッ素化合物= PFAS汚染対策で停止していた 中部水源からの取水を 再開したと発表しました。 11日は、嘉手納井戸群で午前9時6分、 天願川で午前9時5分に それぞれ取水を再開しました。 県企業局の担当者はPFAS汚染への懸念が 高い中部水源からの取水について 「北部のダム水源と希釈し、 北谷浄水場に入る段階でPFAS濃度は 国の暫定指針値、 PFOSとPFOA合計で1リットル当たり 50ナノグラムを下回っている。 高機能活性炭処理でPFAS濃度を 可能な限り低減し、 PFASの測定や発表の頻度も 増やしていきたい」と述べました。 また、 貯水率が50%を下回ったことについて、 企業局の担当者は 「この時期に50%を切るのは、 かなり厳しい状況だ。 県民の皆さまに節水を お願いしたい」と呼びかけました。 3月上旬からは長田川の取水も開始予定で、 嘉手納井戸群や天願川、 長田川は去年4月から12月の平均で、水源での国のPFAS暫定指針値を 下回ってきました。 北谷浄水場でPFAS除去を施した水は、 那覇市など7市町村に供給されます。
Wed, 14 Feb 2024 14:35:00 +0900
野國總管の功績語る講演会開催
2024年2月13日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市のうちなーぐち会はこのほど、 越来公民館で郷土史研究家の 伊波勝雄さんを招き、 「甘藷(いも)と野國總管」の講演会を 開きました。 伊波さんは1605年にイモの栽培法を 中国から持ち帰り「甘藷の父」 「いも大王(ウス―)」と たたえられてきた地元出身の野國總管の 功績、人物像などを研究し 書籍を発行しています。 伊波さんはうちなーぐちや 軽妙なパフォーマンスを交えながら、 野國總管の指導による栽培の反響を知り 栽培法を県内に広めた産業振興の偉人の 儀間真常との関係や時代背景などを 解説し、 イモが琉球・沖縄の恒常的な飢餓を 救った「命の恩人」であることを 再評価する重要性を強調しました。 特に大飢饉のあった徳川幕府との関わり、 琉球から鹿児島を経由し全国各地で 栽培を普及した人物の業績碑を 訪れたことに触れ、 「イモは当時から戦中、戦後まで 日本の食料難を救った。 イモの恩恵を忘れてはならない」と述べ、県内養豚産業にも大きく寄与したと 指摘しました。 イモ耕作の再興に情熱を傾ける伊波さんに 参加者から「深い歴史があることを知った」「栽培研究の学徒が出てくることを 期待したい」との感想がありました。
Tue, 13 Feb 2024 20:57:00 +0900
新型コロナ感染者数、定点あたり8・94人
2024年2月12日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県は8日、先月1月29日から 今月2月4日の間に県内定点医療機関から 報告のあった新型コロナウイルス患者は 483人で、 定点当たり8・94人だったと発表しました。1週間の感染者総数の推計値は 2270人となりました。 入院患者は280人から 352人で推移しています。 県は入院患者数に応じた確保病床数を 0から3までの4段階で定めています。 現在は「段階0」で 平時の対応となっていますが、 入院数が389人以上になると 「段階1」の特別対応に変わり、 協力医療機関30カ所に中等症Ⅱと 重症患者の病床を 合わせて49床確保するよう、 県が指示を出します。 県によりますと、 さらなる感染拡大が予想されるため、 各病院に確保病床を準備するよう 呼び掛けているということです。
Tue, 13 Feb 2024 18:52:00 +0900
消費拡大狙って泡瀬漁港で日曜セリ市
2024年2月9日放送分 担当は赤嶺啓子さんです。 琉球新報7日付20面の記事から紹介します。 沖縄市漁業協同組合は1月21日、 泡瀬漁港で「泡瀬漁港日曜セリ市」を 開きました。 魚介類の消費拡大を狙った取り組みで、 今回が2回目の開催となり、 普段は仲買人のみが参加できる競りに、 市内外からおよそ80人が足を運びました。 競りには沖縄三大高級魚と呼ばれる アカジンミーバイやマクブーのほか、 タコやマグロの切り身など300匹が並び、 参加者は売り主のかけ声に合わせて 1キロ当たりの値段を競いました。 開始序盤は消極的だった参加者から、 回を重ねるごとに声が上がるようになり、 最終的にはテンポの早い声が 響くようになりました。 セリ市を企画した組合の仲村渠理事は 「競りの雰囲気と、 おいしい魚を味わってほしい」と述べ、 白熱する会場を笑顔で見守りました。 エビすくいコーナーも設置され、 家族で宜野湾市から訪れた7歳の児童は 「魚がたくさんいて、 楽しかった」と目を輝かせていました。 泡瀬漁港日曜セリ市は毎月第3日曜日の 朝9時から開かれますが、 2月18日はおきなわマラソンが 開催されるため休みとなります。
Tue, 13 Feb 2024 16:54:00 +0900
石垣タクシー乗務員不足解消へ 「石垣版ライドシェア」4月開始
2024年2月8日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市は5日、市内のタクシー乗務員不足を 解消するため、 第2種免許を持たない一般ドライバーが タクシーを運転する「石垣版ライドシェア」を 4月から開始すると発表しました。 市によりますと、ライドシェア創設を 表明する自治体は県内で初めてです。 深刻な人手不足から 政府は規制緩和を検討しており、 タクシー会社が一般の人を雇用し、 講習を受ければ自家用車を使って客を 運ぶことが4月から可能となる見通しです。 「石垣版」は自家用車ではなく、 乗務員不足で稼働していなかった タクシー車両を運行してもらう仕組みで、 市は4月からの開始に向け、 県ハイヤー・タクシー協会八重山支部と 連携し、乗務員募集や講習場所の提供を 支援します。 ライドシェア導入について業界団体の 全国タクシー・ハイヤー連合会は 反対してきましたが、 県協会などの訴えを受けて、 国土交通省に遊休車両の活用を 求める要望書を提出しました。 県ハイヤー・タクシー協会の 大城(おおしろ)直人(なおと)専務理事は「全国的な流れに 乗り遅れたくないということで、 今後もライドシェア導入に関する動きは県内で 増えてくるのではないか」とみており、 中山義隆市長は 「4月から5月の観光シーズンの繁忙期に向け、 乗務員不足を解消したい」と話しました。
Fri, 09 Feb 2024 13:20:00 +0900
県内でも災害時に使用できるトイレ確保に課題
方言ニュース 2024年2月7日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 能登半島地震の被災地では ライフラインの復旧が遅れ、 避難所の衛生環境が悪化する問題に 直面しましたが、 琉球新報の調査で災害時に使用できるトイレの確保が 県内の多くの自治体でも 不足していることが明らかになりました。 全国的にも同様の課題を抱える一方、 不足分を補うためにマンホールトイレの 導入も広がりつつあり、 災害時にマンホールのふたを取り外し、 上に便器を取り付けて排せつ物を下水道に 直接流す「マンホールトイレ」を導入する 市町村が、那覇市や石垣市など 県内で12市町村あることが分かりました。 搬入に時間がかかり、 し尿処理も必要となる仮設トイレに比べ、 マンホールトイレは設置が簡単で迅速に 確保できるという利点があります。 洋式で段差がなく、高齢者や障がい者も 利用することができ、 全国的にも導入が広がっています。 災害時にはすぐに使用できる簡易、 携帯トイレの備蓄が不可欠となりますが、 保管場所や予算などの兼ね合いもあり、 県内ではおよそ8割の自治体が 不足しているということで、 必要回数分すべてを備蓄でまかなうことが 難しい現状が浮き彫りとなりました。 那覇市の担当者は備蓄の不足分を補うために、 「積極的に活用することを 想定している」と話しました。
Wed, 07 Feb 2024 13:12:00 +0900
新久保の子孫、一堂に
2024年2月6日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宜野座村惣慶区の屋号「新久保」の 子孫がこのほど、宜野座村惣慶区で 一堂に会しました。 初顔合わせとなる親族も多く、 互いに流れる血脈の絆を再認識しながら 感慨無量に懇親しました。 新久保の先祖である伊芸山蔵は1906年に ハワイへ移民で渡り、 その時に蓄えた財産で惣慶区に建てた 立派な赤瓦の家と石壁は、 沖縄戦で焼失せずに現存しています。 山蔵さんの息子の長徳さんと妻の信子さんの間に、 戦後生まれの一男六女がいます。 今回は12年ぶりとなる愛知県在住の 五女の律子さん家族の沖縄旅行を記念し、 四女の美佐子さんの宜野座村の家で歓迎しました。 当日は親族全員が集うことはかなわいませんでしたが、 子や孫などは皆、社会人、大学生として 全国各地で活躍しています。 これだけの「シンカ」が集まることは もう二度とないのかもしれないと、 貴重な時間を共有し、 家族の写真を撮影しました。 沖縄が誇る「家族の肖像」が よみがえりました。
Tue, 06 Feb 2024 15:11:00 +0900
本島内貯水率低下に県、強い危機感
2024年2月5日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 少雨傾向が続き、沖縄本島内11ダムの 貯水率低下が続いています。 先月1月31日午前0時の貯水率は53・6%で、 平年値に比べ24・6ポイント低く、 節水の呼び掛けが始まりました。 貯水率は3日で1%ずつ下がっており、 このまま少雨が続けば、今月2月10日前後に 50%を下回る見通しで、 県企業局は強い危機感を抱いています。 企業局は、有機フッ素化合物=PFAS対策で 中部水源からの取水を停止していますが、 今後も貯水率が下がり続けば取水の再開を 視野に入れて対応する方針です。 玉城デニー知事はきのうの定例記者会見で 「渇水状況が悪化した場合には、 取水の再開を検討せざるを得ないのではと考えている」と話し、 取水を再開するタイミングについては 「沖縄渇水対策連絡協議会などの意見も 踏まえながら検討することになる。 どこからというのは、今の段階では まだ判断できない」としました。 ただ、中部水源に加え 最もPFASが高濃度で検出されている 比謝川からの取水を再開した場合でも、 ダム貯水率は1日当たり 0・314%程度のみ減少するとされ、 まとまった雨が降るまでは 節水が不可欠となります。
Tue, 06 Feb 2024 15:08:00 +0900
学童疎開の追体験学習を小学生が発表
2024年2月2日(金)放送分 担当は赤嶺啓子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1944年に政府や県が推し進め、 ひもじさや家族と離れる寂しさなどの 苦難があった「学童疎開」について、 追体験事業に参加した小学5年生と6年生 10人がこのほど、 那覇市若狭の対馬丸記念館で 学習成果を発表しました。 追体験事業は、対馬丸事件の悲劇を伝える 対馬丸記念会が実施したもので、 去年12月、2泊3日で宮崎県を訪れ、 疎開のゆかりの地を巡り、当時を再現した、 具材の乏しい食事で過ごしました。 発表では、「疎開の恐ろしさを知ることができた」「戦争のない世界へ」などのメッセージを 来場者に訴えました。 那覇市立城西小学校5年の比嘉珠(み)玲(れい)さんは 発表で、疎開時の子どもが現地で 医者に診てもらえず、 子ども同士で手当していたとつづり、 「今もロシアとウクライナで戦争があり、 多くの子どもが亡くなっている。 どうしたら平和であり続けられるかを 考えていきたい」と語りました。 対馬丸記念会の高良(たから)政(まさ)勝(かつ)代表理事は 「自宅で食事できることの幸せを 実感したのではないか。 二度と戦争の悲劇を繰り返しては ならないという思いを引き継いでくれた」 と児童らを見つめました。
Fri, 02 Feb 2024 15:42:00 +0900
豊見城の旧海軍司令部壕で 遺骨調査
方言ニュース 2024年2月1日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 京都のNPO法人「空援隊」が 20日から28日まで、 豊見城市にある旧海軍司令部壕の未公開部分の 遺骨や遺留品の調査、収拾活動をしました。 2022年10月から定期的に 旧海軍司令部壕を訪れ、 未公開部分およそ150メートルの調査を実施しており、 今回が5回目で調査は最後になります。 空援隊による旧海軍司令部壕の活動には、 これまで延べおよそ1700人が参加し、 段ボール8箱分の遺骨、 5箱分の遺留品を確認しました。 今回の調査にはアメリカ軍人50人以上を 含む250人が参加し、 見つかった遺骨は段ボール2箱分、 遺留品は1箱分になるとみられます。 遺留品では、士官のものとみられる柄に 海軍のマークが入ったスプーンや、 万年筆や石けん箱などが見つかりました。 遺留品の一部には名前が記されており、 平和の礎の刻銘から所有者の出身県が 推察されたものもあります。 今後、自治体などに問い合わせ、 遺族に返す方法を探すということです。 空援隊の倉田宇山専務理事は 「立場に関係なく多くの方が来てくれた。 ボランティアだけでよくできたと思う。 私たちが必要なくなり、 早く解散することが目標だ」と、 一日も早く戦争遺骨が 回収されることを願いました。
Thu, 01 Feb 2024 17:48:00 +0900
新報短編小説賞 最終選考会ひらかれる
方言ニュース 2024年1月31日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 第51回琉球新報短編小説賞の最終選考会が このほど那覇市の琉球新報社で開かれ、 宜野座村出身で奈良県在住の 上地庸子さん(35)歳の「寄居虫」が 正賞に決まりました。 応募作37編を予備選考で6編に絞り、 芥川賞作家の又吉栄喜氏と元琉球大教授で 作家の大城貞俊氏による最終選考を 実施しました。 「寄居虫」は赤子を失った主人公の女性が ある晩、寝室にやって来たヤドカリを きっかけに、生きている実感を 取り戻していくという物語で、 又吉氏は「ドラマが生まれそうな予感が 読者を離さない。発想が面白く、不気味で、人間味がある。 衝撃的な結末が余韻を残す。 人間の根源的なことを記した 希有な小説だ」と述べました。 大城氏は「人間の寂しさ、 悲しさを周到に表現した傑作だ。 主人公、私の悲しみがヤドカリや風景描写に メタファーとして投影されている。 文学的な資質や表現に優れた作品だ」と 激賞しました。 作者の上地さんは、 身近な人の体験から着想を得たということで、 「みんな何でもないような顔をして 生きているけど、 その裏で苦しみや孤独を抱えている。 そのありさまを書きたかった」 と語りました。
Wed, 31 Jan 2024 17:39:00 +0900
粟国村のシタリー節がCD化
2024年1月30日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 粟国村で昔から歌われている「シタリー節」を 粟国郷友会が去年9月、CD化しました。 「シタリー節」は高校進学で島を離れる子どもらに向けた教訓歌で、 千人並みの意地を持って勉強などに励むようになど、 立身出世や航海安全を祈願する内容です。 粟国港には歌碑も建っています。 昔から歌い継がれてきましたが、 近年は知らない村民も多く、 2014年に村老人クラブが色紙に歌詞を 書いて卒業する中学生に渡したことをきっかけに、 粟国郷友会が 「CDを作って多くの人に知ってもらおう」と 企画しました。 会員およそ250人を中心に村役場、村議、 村老人クラブなどから寄付金を募りました。 もともと、村民それぞれが節をつけて 歌っており、決まった曲はありませんでしたが、 CD化に当たっておととし、曲を募集し、 村出身の照喜名徹さんの曲が選ばれました。 収録では照喜名さんが歌三線を担当し、 歌やかけ声で村出身者が参加しました。 玉寄貞一郎会長は 「県民にもシタリー節を知ってもらい、 歌をきっかけに粟国村にも 足を運んでほしい」と話しました。 CDは税込み500円となっています。
Tue, 30 Jan 2024 13:51:00 +0900
家族をテーマに川柳セミナー開催
2024年1月29日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球新報川柳セミナーが那覇市泉崎の 琉球新報社で開かれました。 新報川柳の常連投稿者や関係者19人が参加し、 新報川柳選者で県川柳協会理事の 大田かつらさんから川柳の基本や良い句を 詠むためのコツなどを学びました。 セミナー冒頭で大田さんは作句の心得を紹介し、 句ができ上ったら必ず読み返し 推敲することや、 自分の言いたいことが正しく表現され読者に 伝わるか確認することなどを助言しました。 後半は「家族」をテーマに その場で1人一句作り、 互選で上位を決めました。 即吟作品の中から最も高得点だった 松川雄峰さん(72)歳は 「老い二人盆と暮れには大家族」を詠みました。 受賞のあいさつで松川さんは、 最近であった一句 「人生は前期後期の二毛作」を引用し、 「後期高齢者になっても楽しみながら 川柳を続けたい」と述べました。 松川さんと同点で秀句に選ばれた 大正真美さん(27)歳は 「ばあちゃんの遺影見守る披露宴」を 詠みました。 太田さんは 「どの作品も個性が出ていて良かった。 互いに学び合い、 今後もたくさん投句してほしい」と 呼び掛けました。
Tue, 30 Jan 2024 13:46:00 +0900
南風原町の具志堅さんが南瓜の姫の自作絵本製作
2024年1月26日(金)放送分 担当は赤嶺啓子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南風原町在住の具志堅萌子さんがこのほど、 自作絵本「南瓜姫」を発行しました。 大きなカボチャから生まれた女の子の成長を、 優しいイラストで描きました。 南風原に愛情を注ぐ具志堅さんが 3年ほどかけて制作、ストーリーを練り上げ、 自身でイラストも描き、 「ゆっくりと愛情を込めて作った。 絵本を通して南風原に興味・関心を 持ってもらいたい。 大人にもぜひ読んでもらいたい」と話します。 具志堅さんは15日、南風原町役場に 赤嶺正之町長を訪ね、絵本完成を報告し、 15冊を寄贈しました。 赤嶺町長は、謝意を示しながら 「親しみやすいイラストで、 子どもたちも関心を持つだろう」 と期待を寄せ、 具志堅さんは「多くの人の協力を得ながら、 絵や文章にこだわって作った」と説明しました。 具志堅さんは去年8月、 「南瓜姫」の読み聞かせを町立中央公民館で 行い、ストーリーを初披露しましたが、 琉球箏の実演家で町職員の大城良紀さんが、 箏と三線を演奏し、読み聞かせと音楽、 踊りもあり、好評を博しました。 絵本は税込1100円で、 南風原観光案内所で購入可能です。
Mon, 29 Jan 2024 18:09:00 +0900
離島地域で 来月から豚熱ワクチン接種
方言ニュース 2024年1月25日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県畜産課防疫対策班は22日、 離島地域で来月1日から豚熱ワクチン接種を 実施すると発表しました。 離島で飼養されている生後30日以降の豚は およそ2千頭で、 全頭がワクチン接種の対象となります。 2020年1月、 うるま市で34年ぶりに豚熱が発生しました。 その後、本島地域では豚熱ワクチンの接種を 継続してきました。 去年8月には佐賀県の養豚場で 豚熱の感染が発生し、 感染経路は人や物を介した可能性が あることが指摘されました。 離島地域のワクチン接種は佐賀での感染確認を 受けた措置です。 県の担当者は 「離島地域でも発生する可能性はある。 観光客なども戻りつつある中、 ワクチン接種を行う必要性がある」 としています。 県は、養豚業者に対して説明会を開催しており 「おおむね理解を得ている」ということです。
Thu, 25 Jan 2024 17:37:00 +0900
ハード交付金減額で 水道設備整備に遅れ
方言ニュース 2024年1月24日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県企業局に配分されるハード交付金の減額により、 老朽化した水道施設の 計画的な整備に遅れが出ています。 県企業局のハード交付金の要望額と、 実際に付いた額を比べると、 2021年度は169億8千万円の 要望額に対して予算措置は83億5千万円で 措置率は49%、 昨年度は172億円の要望額に対し 予算措置は64億円で措置率37%、 今年度は132億円に対し 予算措置は42億円で、 措置率は32%にとどまっています。 去年8月には台風6号来襲に伴う停電時に、 南上原調整池へ送水する新垣増圧ポンプ場の 自家発電設備の不具合により、 宜野湾市のほぼ全域と中城村の一部で 11時間にわたって断水が起きました。 新垣増圧ポンプ場は更新・耐震化事業が 21年に完了する計画だったものの、 事業完了は27年にずれ込み、 6年の遅れが出ています。 県企業局は 「早期に老朽化対策を進めるとともに、 大規模災害の発生に備えた耐震化対策の 加速化が必要だ」としています。 水道料金の引き上げで 設備の更新や耐震化費用にも充て、 整備を加速したい考えですが、 水道料金の値上げを巡っては 市民生活に与える影響の大きさを 指摘する声も根強くあります。
Wed, 24 Jan 2024 17:33:00 +0900
従業員が連携して万引き犯取り押さえる
2024年1月23日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 商店街の従業員らが連携して万引犯逮捕―。 那覇市の平和通り商店街で17日、 土産品店からTシャツ6枚、1万2千円相当を万引した自称大阪市の50歳の無職の男を 商店街の従業員らが私人逮捕し、 警察に引き渡しました。 那覇署によりますと、 男は「金を払うつもりだった」と 容疑を否認しているということです。 商店街関係者などによりますと、 男は飲酒した状態で土産品店を訪れ、 人気のTシャツをかばんに入れました。 その様子を確認した店員が、 近隣店舗の従業員に協力を求め、 男が支払いを済ませずに店から出たところで 声をかけました。 男は逃走を図りましたが、 数メートル先で商店街の店員らが取り押さえ、警察に引き渡しました。 店の関係者は 「普段から通りでは、 ゆんたくしてみんな仲良し。 困った時はゆいまーる精神で助け合っている。 防犯意識も高い」とました。
Tue, 23 Jan 2024 14:32:00 +0900
日本一早い桜、全国へ
2024年1月22日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 JAL・JTAグループは19日、 本部町観光協会、名護市観光協会、 今帰仁村観光協会から寄贈された 琉球寒緋桜の切り花を、 全国各地の空港に送る日本一早い桜の花の 発送式を那覇空港で開きました。 発送式は今年で30回目となります。 北海道から那覇まで、JAL・JTAグループが 就航する全国23の空港のカウンターや ラウンジに切り花を展示し、 日本一早い春の便りを伝えます。 本部町の平良町長は 「昨年の台風6号を乗り越えた花だ。 全国の方に春一番の夢と希望を届け、 暖かい沖縄に観光客が訪れてほしい」 とあいさつしました。 日本航空沖縄支店の佐々木支店長は 「桜の花が少しでも心の安らぎになればと思う。 寒緋桜のスタンプラリーキャンペーンと 合わせて、入客増に期待したい」 と話しました。
Tue, 23 Jan 2024 14:29:00 +0900
金城さんの無農薬農園、ヘチマの実は85センチ!?
2024年1月19日(金)放送分 担当は赤嶺啓子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 西原町与那城の金城辰美さん73歳は、 子や孫や友達が食べる分だけの、 完全無農薬家庭菜園に精を出しています。 仲間がよく遊びに来るという菜園には、 長~いヘチマがいくつもぶら下がっていて、 一番長いものは85センチもあります。 金城さんは「普通のヘチマもあるけど、 知り合いの種苗店から勧められて植えてみた。硬くなって食べられないけど、 種を採るためにそのままにしている。 友達がほしいと言ったら あげるさー」と笑います。 金城さんは定年退職後も 週3回は元の職場で嘱託として働き、 空いた時間に野菜を育てているということで、菜園には小松菜、春菊、シマナー、ほうれん草、 ミニトマト、ブロッコリーなど 10種類以上の野菜が 整然と植えられています。 金城さんは 「妻の親父のキビ畑だったけど野菜畑にした。 ハルサーは草との勝負。 愛情込めてやらないと草にやられる。 孫たちは野菜が好きだからよー」と 目を細めます。 趣味だったマラソンは33回完走。 気力も体力もまだまだ尽きません。
Fri, 19 Jan 2024 14:26:00 +0900
沖縄 国産レモンの一大生産地目指す
方言ニュース 2024年1月18日(木)放送部 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県産レモンの本格的な出荷が始まっています。 温かい沖縄はその生産に適しているとして、 JAおきなわは生産者と生産量の拡大を図り、 来期10トン、 5年後に100トンの生産量を目指し、 今年度から出荷に関与し、支援しています。 現在、県内では本島北部地域を中心に およそ40人がレモンを生産しており、 今期はグリーンレモンが2・7トン、 イエローレモンは2・5トンの 合わせて5・2トンの 出荷を見込んでいます。 これまでは個々の農家がレモンを 出荷していましたが、 今年度からJAおきなわが共同選別の 仕組みを導入し、 集荷から選別・出荷をサポートします。 これによって今期から効率的な出荷が 可能となり、今後の生産拡大に 弾みをつけたい考えです。 多くの外国産レモンが流通している中、 国産レモンは徹底した農薬管理で 皮まで食べることができる安全性の高さから、 需要は年々高まっているということで、 農家の所得向上も期待されています。 JAおきなわ北部地区営農振興センターの 和田将弘さんは 「国産レモンの一大生産地を目指したい。 沖縄にはその可能性が十分にある」と 意気込んでいます。
Thu, 18 Jan 2024 15:19:00 +0900
プロ野球キャンプに合わせて 泡盛もPR
方言ニュース 2024年1月17日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県酒造組合は、2月から3月の プロ野球キャンプシーズンに合わせ、 観光客らに泡盛について知ってもらうため、 酒造所の見学ツアープログラムを 実施します。 県民も対象で、泡盛の歴史や酒にまつわる 文化に触れてもらい、 認知度を上げて消費拡大を狙うもので、 「2024プロ野球キャンプと春休みシーズン 泡盛を知ろう!飲もう!楽しもう! スペシャルプログラム」と銘打ち、 国際旅行社が運営を担います。 期間中は泡盛のインフォメーションセンターを 設けて情報を集約、発信し、 泡盛メーカーと連携して、 酒蔵の見学ツアーなどを実施します。 参加者目標は千人で、 経済波及効果は1200万円を見込んでいます。 野球キャンプ来訪客は那覇に宿泊し、 レンタカーでキャンプ地を訪れることが 多いということで、 練習を見た帰りに各地の酒造所を 見学してもらい、 那覇に戻った後に居酒屋などで泡盛を 楽しんでもらうことを想定しています。 国際旅行社企画事業部の新里課長は 「蔵の見学ツアーは、天候に左右されない 新しい観光の形だ。 県民にも泡盛の良さを知って、 広めてもらいたいので、 ぜひ一度足を運んでほしい」と話しました。
Wed, 17 Jan 2024 15:17:00 +0900
高校生が琉球伝統料理を学ぶ
2024年1月16日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市のくくる糸満でこのほど、 琉球料理伝承人講座が開かれ、 琉球料理伝承人で沖縄調理師専門学校講師の 金城助さんが、実演を交えて 琉球料理の魅力を伝えました。 県内外の高校生が受講し、 イナムドゥチやクファジューシー、 ゴーヤーチャンプルーを調理し、 金城さんは、豚肉は皮が付いたまま使うが、 煮て余分な脂を落とし健康的に 食べられるようにしているなど、 琉球料理の工夫を紹介しつつ、 調理を進めました。 琉球王朝時代の菓子や 琉球宮廷料理についても触れ、 包丁でカットし花柄を描いている焼き菓子 「花ぼうる」など、何げない造形に 料理人の技があることを伝え、 「作り方を知れば発展につながる」と話し、 家庭内でも琉球料理を食べる機会を作る 大切さを語りました。 料理は琉球漆器に盛り付けられ、 塩のみの味付けですが、 卵が絡んだゴーヤーと表面を焼いた豆腐の 味わいが奥深いゴーヤーチャンプルーなど、丁寧に調理された料理に、 受講生は舌鼓を打っていました。埼玉県から受講した女子生徒は 「沖縄らしさは、中国と日本の文化を バランスよく取り入れてできた結果だと 学んだ。 味もおいしく、見た目も洗練されている」 と笑顔を見せていました。
Tue, 16 Jan 2024 14:23:00 +0900
本島2バス、4月から運賃値上げ
2024年1月15(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄本島内の乗合バスを運行する琉球バスと 那覇バスは、4月1日を実施予定日として、 運賃値上げを沖縄総合事務局に申請したと このほど発表しました。 那覇市内線は現行の240円から20円増の 260円、 市外線は初乗り160円から30円増の 190円を予定しています。 理由として新型コロナなどの影響で 輸送人員が減少し、 収支状況が悪化したことを挙げました。 燃料費や部品の価格の高騰など、 今後も経費増加が見込まれることから 運賃改定が必要と判断しました。 平均改定率は13・5%です。 一方、那覇バスは市内通学定期運賃は 値下げを計画しており、 4月1日実施予定で、去年12月28日に 沖縄総合事務局に上限運賃変更認可申請を 提出しました。 子育て世代の家計費負担を考慮し、 1カ月7200円から6500円、 3カ月2万520円から1万8530円に 引き下げます。 市内通勤定期は1カ月8400円から 9100円に引き上げます。 琉球バスは通勤定期で1カ月6720円から 7980円に改定し、 通学定期運賃については 1カ月5660円から5700円、 3カ月1万6130円から1万6250円と 通勤定期と比較して 値上げ幅を抑制しています。
Mon, 15 Jan 2024 14:04:00 +0900
本島2バス、4月から運賃値上げ
2024年1月15(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄本島内の乗合バスを運行する琉球バスと 那覇バスは、4月1日を実施予定日として、 運賃値上げを沖縄総合事務局に申請したと このほど発表しました。 那覇市内線は現行の240円から20円増の 260円、 市外線は初乗り160円から30円増の 190円を予定しています。 理由として新型コロナなどの影響で 輸送人員が減少し、 収支状況が悪化したことを挙げました。 燃料費や部品の価格の高騰など、 今後も経費増加が見込まれることから 運賃改定が必要と判断しました。 平均改定率は13・5%です。 一方、那覇バスは市内通学定期運賃は 値下げを計画しており、 4月1日実施予定で、去年12月28日に 沖縄総合事務局に上限運賃変更認可申請を 提出しました。 子育て世代の家計費負担を考慮し、 1カ月7200円から6500円、 3カ月2万520円から1万8530円に 引き下げます。 市内通勤定期は1カ月8400円から 9100円に引き上げます。 琉球バスは通勤定期で1カ月6720円から 7980円に改定し、 通学定期運賃については 1カ月5660円から5700円、 3カ月1万6130円から1万6250円と 通勤定期と比較して 値上げ幅を抑制しています。
Mon, 15 Jan 2024 14:02:00 +0900
西原町で地域の歴史を知る散策がおこなわれる
2024年1月12日(金)放送分 担当は赤嶺啓子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 西原町の地域散策事業内間邑廻いがこのほど、 町内外から40人余が参加して開かれました。 内間は、カヤブチ御殿やナコーモーなど 金丸伝承の残る地域です。 参加者はニシバル歴史の会の案内で散策し、 「カヤブチ御殿では金丸と内間ノロが 住んでいたという伝承がある。 敷地入り口のガジュマルの根元部から 完全な形のカムィヤキのつぼが見つかり 教育委員会で保管している」と 説明を受けました。 内間の67歳の男性は 「新川門中で親から引き継ぎウマチーや 清明祭には拝所を拝んでいる。 聞いていたのと同じ感じで、 一緒に回って良かった。 旧暦の1日と15日にはノロ殿内に お茶を供えることもしているよ」と話し、 63歳の男性は 「宇根門中なので御殿小を拝んでいる。 この一帯が内間発祥の地域と聞いて 歴史のことなど勉強になった」と笑いました。 町教育委員会の男性主任主事は 「今年度、カヤブチ御殿隣の空き地を 試し掘り調査したところ、 遺構らしきものが見つかった。 来年度は予算を組んで調査したい。 人が住んでいたという基盤が発掘調査で 分かるかもしれない」と述べました。
Sun, 14 Jan 2024 13:57:00 +0900
タンカン 出荷最盛期
方言ニュース 2024年1月11日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 やんばる産のタンカンの出荷が本格化し、 JAおきなわはおととい、「タンカン旬入式」を 名護市伊差川の北部地区営農振興センターで開きました。 ことしは収穫量が少ない 「裏年」に当たっています。 去年の台風6号の影響も重なり、 出荷は例年よりも少ないものの、 糖度は平均よりも1度から2度高く、 甘さと酸味のバランスの取れた 味わいとなっており、 今月中旬ごろに出荷最盛期を迎えます。 今年度の出荷計画は、「表年」だった 去年の実績との比較で 95トン少ない210トンを見込んでいます。 台風の影響や、秋には害虫被害もありましたが、 今月に入り朝晩の冷え込みの影響で 徐々に平年並みの色乗りに 追いついてきているということです。 旬入式で、 JAおきなわ北部地区柑橘生産部会の 大城会長は 「ぜひ多くの方に賞味してもらい、 生産農家を激励してほしい」と話しました。大城会長によりますと、生産量が少ないため、 ことしのタンカンは県内流通が 主体となる見込みで、 旬入式後には、関係者らが見守る中、 初荷のタンカンを積んだトラックが 出発しました。
Fri, 12 Jan 2024 17:07:00 +0900
2050年に 沖縄人口140万人を切る見通し
方言ニュース 2024年1月10日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国立社会保障・人口問題研究所が 去年12月に公表した 地域別将来推計人口によりますと、 2050年に沖縄の人口は 140万人を切る見通しです。 石垣市では25年まで人口増が続きますが、 その後は減少し、 将来的に全ての離島で人口減に転じることが 予想されます。 また沖縄本島は北部で人口減が進む一方、 中南部は微減にとどまる見通しです。 これまで全国有数の人口増加県だった 沖縄ですが、23年に人口減に転じました。 5年ごとの人口は20年の国勢調査の 146万7480人がピークで、 推計値では35年が145万619人、 50年には139万1013人となる 見通しです。 50年の推計人口に占める0歳から 14歳までの割合は全国で最も多い 13・8%で、 65歳以上の高齢者の割合は東京に次いで 全国で2番目に低い33・6%でした。 沖縄全体で見てみますと、 大都市圏以外で人口が微減で推移する 唯一の県となります。 一方、50年までに人口に占める高齢者率が 50%を超える「限界集落」に該当する 自治体はありませんでした。 住民が少なくなれば経済停滞を招き、 それがさらなる人口減につながります。 将来的に県内の地域格差は拡大し、 行政サービスの低下を招くおそれがあります。
Thu, 11 Jan 2024 10:42:00 +0900
うちなーぐち講座の成果、にぎやかに発表
2024年1月9日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うちなーぐち講座成果発表が、先月10日、 那覇市の那覇文化芸術劇場なはーと小劇場で行われ、 うちなーぐち講座の受講者30人あまりが出演し、 寸劇やスピーチ、沖縄芝居「モーイ親方」を演じました。 「モーイ親方」は、琉球王国時代に三司官を 務めた伊野波親方盛平が、「盛毛」と 呼ばれていた幼少時代を描いた作品で、 子どもたちが声を弾ませて じゃんけんの一種のブーサーをして遊ぶ かわいらしい場面から始まると、 次の場面では大人たちがにぎやかな掛け合いで盛り上げました。 盛毛が、大人が出す難題に頓知を効かせた 答えを返して、相手をやり込めるたび、客席からは笑いが上がりました。 うちなーぐちのスピーチと、講座のテーマ曲 「語てぃ遊ばな家族」に乗せた踊りも披露されました。 4歳から講座を受講し、 沖縄芝居で主演の盛毛役を演じた浦崎直生さん10歳は 「うちなーぐちは、いつも使わない分、話していてワクワクする」と、 次回の発表会にも意欲を見せました。 また、国立劇場おきなわの主催講座で知り合った浦崎さんの誘いで初受講した 比嘉由太郎さん10歳は 「やりがいがあった。また参加したい」 と満面の笑みを見せていました。
Tue, 09 Jan 2024 16:18:00 +0900
初競りのメバチマグロ、キロ1万5555円
2024年1月8日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 仕事始めとなる4日早朝、 県内各地で水産物の初競りがありました。 このうち糸満市にある 県水産公社地方卸売市場=イマイユ市場では午前5時半から JF沖縄魚市場有限責任事業組合主催の 初競りが行われ、 参加したおよそ40業者の仲買人が 目当ての品を競り落とそうと 威勢良く声を出していました。 1番セリは31キロのメバチマグロで、 成樹(なるき)鮮魚が1キロ当たり1万5555円の ご祝儀価格で、 この日の最高値で競り落としました。 最高値のメバチマグロを競り落とした 成樹鮮魚の新里成樹(なるき)代表は 「景気付けと5の数字が好きで この値段を付けた。赤身もよく鮮度もいい。 地元の料理屋に提供したい」と喜びました。 水産公社市場の担当者は 「近年ではなかった高い値段がついた。 沖縄は生のマグロが食べられる利点がある。 県民のみなさまにおいしいマグロを 食べてほしい」と語りました。 また、競り前の初興しでは、 JF沖縄魚市場有限責任事業組合の 上原亀一(かめいち)職務執行者があいさつで 「能登半島地震の被害者に哀悼の意を示したい。 1日も早い復旧を願っている」と語りました。 4日の水揚げ量はおよそ35トンで 売上額は3874万円余でした。
Mon, 08 Jan 2024 16:14:00 +0900
元旦ベビー、元気に誕生
2024年1月5日(金)放送分です 担当は赤嶺啓子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 2024年の幕開けとともに県内各地で1日、 「元旦ベビー」が産声を上げました。 那覇市安謝の名嘉地レディースクリニックでは 午前9時17分、 名嘉結さん、真吾さんさんの元に第1子となる 和真ちゃんが誕生しました。 結さんの旧姓の和宇慶と真吾さんの名前の 頭文字をそれぞれ取って名付けたもので、 3326グラムの息子を抱きかかえた結さんは 「思ったよりも重くて 温かみがある」と目を細め、 真吾さんは 「よく食べてよく寝る子に育ってくれれば」と 息子の頬を優しくなでました。 また、那覇市泊の糸数病院では 午前11時14分、 伊禮真央さん、修平さん夫妻と 長男の旺音(おと)ちゃん1歳の元に、 体重3392グラムの男の子が生まれました。 予定日も元日だったということで、 真央さんは「泣き声を聞いて痛みが 吹っ飛んだ」我が子をいとおしそうに見つめ、 修平さんは「自分の好きなことを見つけて 元気に育ってほしい」と 息子を抱き微笑みました。
Fri, 05 Jan 2024 11:13:00 +0900
初詣客 それぞれの願いを絵馬に
方言ニュース 2024年1月4日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新年を迎えた1日、 県内各地の神社や寺は多くの初詣客で にぎわいました。 那覇市若狭の波上宮では家族連れや 観光客らが周辺の通り一帯に行列を作り、 参拝後にお守りや破魔矢を購入する人、 絵馬に願い事をしたためる人の姿が 見られました。 家族と年末年始を沖縄で過ごしている 大阪府の22歳の大学生の男性は4月から 社会人になる予定だということで、 「早く会社の雰囲気に慣れるようにと 祈願した」と話しました。 また、家族5人で参拝し破魔矢と干支の置物を 買った浦添市の60歳の男性は 「家族と沖縄の平穏を祈った。 争いごとのない世になればと思う」 と語りました。 一方、新年の幕開けを華やかに彩る 「新春の宴」が1日から3日まで、 那覇市の首里城公園で行われました。 晴天に恵まれ、多くの家族連れや 観光客らが訪れました。 初日には下之御庭で琉球王国時代の正月儀式 「朝拝御規式」の一部が再現され、 宮廷音楽の御座楽の演奏に合わせ、 国王役が祭壇に向かって、 平和と豊穣を祈願しました。 久しぶりに首里城を訪れたという うるま市の50代の夫婦は 世界各地で絶えない紛争を憂い、 「平和な世になることを願っている」 と話しました。
Thu, 04 Jan 2024 13:46:00 +0900
県内飲酒運転摘発数が昨年同期比増
2024年1月1日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内の飲酒運転での年間摘発者数が 先月12月26日までの速報値で 1207件に上り、 前の年の同じ時期の速報値に比べ 112件増えていることが 県警のまとめで分かりました。 摘発基準には満たないものの、 酒気を帯びた状態で運転したとして 警告された件数は前の年に比べて 1・3倍に増えています。 新型コロナ禍で20年から飲酒運転の 摘発件数の減少が続いていましたが、 再び増加に転じた格好で。 年始は飲酒の機会が増えることから、 県警は注意を呼び掛けています。 県警のまとめによりますと、 11月末までの飲酒運転摘発件数は 1022件で、 12月は26日までの速報値で 185件となっており、 前の年の同じ時期の265件より 減少していますが、 年間の累計は大幅に増加しています。 11月までの飲酒運転の時間帯別摘発件数では、午前6時から10時の時間帯が最も多く、 「二日酔い運転」で摘発されていると みられます。 県警は「酒は体内から簡単に抜けない。 違反や事故で摘発されれば 免許取り消しの可能性があり、 仕事をなくし、家族生活にも影響を及ぼす」 と警告しています。
Mon, 01 Jan 2024 11:10:00 +0900
兼次小学校でヤギを飼育する「ヤギ部」が活動中
2023年12月29日(金)放送分 担当は赤嶺啓子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁(なきじん)村立兼(そんりつかね)次(し)小学校(しょうがっこう)で5月から 2匹の親子ヤギの飼育が始まり、 今ではヤギと児童が正門で 朝のあいさつ運動をする姿が 地域の明るい話題となっています。 親ヤギの名前はキラリで、 その赤ちゃんヤギは児童が 「おもち」と名付けました。 7月に4年生、5年生のヤギ好きの児童が 「ヤギ部」を立ち上げ、 そのメンバーが中心になって世話をし、 ヤギが好きな食べ物を紹介 手書きポスターも掲示しました。 他の児童もヤギの大好物の新鮮な草を 見つけては、手に抱えて登校する ほほ笑ましい姿も見られます。 また、小屋の前に 地域住民が新鮮な草を置くことも多く、 お礼を言うタイミングがないので 「いつもおいしいエサをありがとうございます」 などと手書きのポスターも小屋の前に 掲示しています。 朝の正門では、キラリとおもちが 新鮮な草を食べながら児童を迎えますが、 上間(うえま)久(ひさ)仁(と)校長は「子どもたちも家庭での会話の きっかけになっている。 ヤギが窓から職員室をのぞく かわいらしい姿に教諭らも毎日、 癒やされているよ」と話しています。
Fri, 29 Dec 2023 13:44:00 +0900
正月に向け県産花卉の出荷最盛期
方言ニュース 2023年12月28日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 正月に向け、 県産花卉の出荷が最盛期を迎えています。 電照菊などの「太陽の花」ブランドを出荷する 県花卉園芸農業協同組合は23日、 那覇空港貨物ターミナルで出荷式を開き、ANAカーゴの臨時便で4200ケース、 84万本を成田空港へ運びました。 年末に向けた今年の生産は、 台風6号やその後の小雨などの影響が 心配されましたが、 生産者が栽培管理を徹底し大きな被害もなく 良い生育、作柄となりました。 輸送された花卉は、 東北から関東近郊に出荷されます。 新たな取り組みとしてオランダの クリザール社が製造する 「フレッシュライナー」という 保湿包装材を全国に先駆けて導入し、 適切な湿度が保たれ、 花や葉の品質を維持したまま 輸送できるようになったということです。 今月12月の出荷数量はキク類が前の年に 比べて95%の13万4千ケース、 2452万本、 その他1万ケースの出荷を予定しています。 売上げはキク類で11億円、 その他で1億円を見込んでいます。 前川組合長は「コロナ禍も落ち着き、 年末に帰省する人も多いと思う。 沖縄の花で良い正月を 迎えてほしい」と語りました。
Thu, 28 Dec 2023 13:36:00 +0900
2050年までに 県内急速に高齢化か
方言ニュース 2023年12月27日(水)放送分 琉球新報の記事から紹介します。 担当は上地和夫さんです。 県内の65歳以上人口は 2020年のおよそ33万1千人から 50年にはおよそ46万8千人に増えると推計され、 全国最多の1・41倍増加でした。 県内の総人口の減少幅は低いものの、 他県に比べて急速に高齢化が進むとみられ、 15歳から64歳人口は20年の およそ89万2千人から、 50年には0・82倍の およそ73万2千人まで減る見込みです。 65歳以上人口を20年と50年で比べると、 増加率が大きいのは中城村の1・84倍で、与那原町の1・63倍、 八重瀬町や豊見城市の1・61倍、 宜野湾市1・56倍などとなっています。 75歳以上人口でみると沖縄市や豊見城市、 中城村、西原町、与那原町、八重瀬町では 2倍以上に増えると推計されています。 市町村別の総人口では20年と50年で 推計減少幅が大きいのは 伊平屋村の0・57倍で、 続いて久米島町の0・62倍、 渡名喜村の0・63倍など 離島地域が目立っています。
Thu, 28 Dec 2023 11:23:00 +0900
沖縄戦で戦死したバスク系アメリカ人を探して研究者が平和の礎を訪ねる
2023年12月26日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 フランスとスペインにまたがる地域に ルーツがあり、独自の言語や文化を持つ バスク人の移民の研究者で、自身もバスク人の ペドロ・オイアルサバルさんがこのほど、 糸満市の平和祈念公園を訪ね、 平和の礎や資料館を見学しました。オイアルサバルさんの研究で、 沖縄戦にバスク系アメリカ兵士およそ20人が 派遣され、このうち6人が死亡したことが 判明しています。 オイアルサバルさんは「ウチナーンチュや 日本人、アメリカ人、そしてバスク人など、 いかなる出自であれ第2次世界大戦で戦没した、 すべての人々のことを 忘れてはならない」と強調しました。 初めて沖縄を訪問したオイアルサバルさんは、 平和の礎で6人の名前を読み上げ 「バスク人の生涯と記憶をたどる作業において、 まさに“いちゃりばちょうでー”の精神が 私たちをここまで導いてくれた」と 話しました。 一方、平和の礎に6人の名前は 刻銘されておらず、「軍の記録をたどりたい。資料が見つかり、親族の希望があれば、 刻銘を申請したい」と話しました。 同行した琉球大学名誉教授で 国際言語文化センターの金城宏幸会長は 「バスク人は各地に移民として根付き、 強いネットワークを維持している。 沖縄県系人の移民と 類似している」と語りました。
Tue, 26 Dec 2023 14:44:00 +0900
今月、還付金詐欺相次ぐ
2023年12月25日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内各地で12月に入り、 還付金詐欺とみられる電話が相次いでいます。 役場職員等を名乗る人物が「還付金があります」 などと語るということです。 本島中部では60代女性が還付金名目に ATMに誘導され、 現金330万円をだまし取られる被害が 発生しました。 県警生活安全部は同様の手口が 県内各地で発生しているとして 「ATMを操作させて、 還付金を返還することは絶対にない。 電話やメールがあった場合は、 相手の要求に応じることなく、 まずは警察や家族に相談してほしい」と 注意を呼び掛けています。 県警によりますと、 これまでに那覇市、うるま市、石垣市、 宮古島市で同様の特殊詐欺とみられる 電話の相談がありました。 いずれも「介護保険料の還付金があります。 後ほど金融機関の者から連絡があるので、その者とやりとりしてください」 「あなたに還付金があります。 これから銀行の方から電話がありますので、 対応してください」などと役場職員や金融機関職員を装い、 ATMに誘い出す手口だということです。
Mon, 25 Dec 2023 16:58:00 +0900
幼稚園の汽車遊具復活へ支援金贈呈
2023年12月22日(金)放送分 担当は赤嶺啓子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 長年地域の人に愛されるも、去年、 老朽化で撤去された読谷村古堅幼稚園の 汽車型遊具「きしゃぽっぽ」を復活させようと 始まった「きしゃぽっぽプロジェクト」。 當山伸一郎代表はこのほど、 読谷村への遊具贈呈に向けて 目録を手渡しました。 きしゃぽっぽは47年前、 古堅幼稚園に設置され、 當山さんも幼少期に遊んでいました。 子どもが幼稚園に入園し、 ぼろぼろになったきしゃぽっぽを見つけ、 地域の人を巻き込み改修工事を始めました。 それでも撤去となったことで 「きしゃぽっぽプロジェクト」が始まりました。 多くの人の思い出が詰まったきしゃぽっぽが、 地域の人の手で修復される様子を描いた 絵本を作成し、 絵本の売り上げとクラウドファンディングの 支援金で遊具の設置を目指しました。 およそ1カ月半の呼びかけで 889万円が集まりました。 新しいきしゃぽっぽは、 障がいの有無に関係なく遊べる遊具として 生まれ変わるもので、 来年の夏の完成を目標としています。 當山さんは「1人では実現できなかった。 皆さんの応援で前に進んでいる」と感謝を伝え、石嶺村長は「素晴らしいきしゃぽっぽが 誕生するだろう。末永く愛され、 子育てに活用されるよう 期待したい」と話しました。
Mon, 25 Dec 2023 16:54:00 +0900
忘年会「実施しない」45・5%
方言ニュース 2023年12月21日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 東京商工リサーチが全国の企業を対象に 実施したアンケートによりますと、 忘年会や新年会を「実施しない」と 回答した割合が45・5%となったことが 分かりました。 新型コロナウイルス感染症の5類移行で 行動制限がほぼなくなってから 初めての年末年始を迎えますが、 企業の半数近くが実施しない「忘新年会離れ」が 浮き彫りになりました。 「コロナ禍前は実施したが、 今回は実施しない」と回答した企業が 21・9%に上り、 「コロナ禍前も今回も実施しない」は 23・6%でした。 一方で「コロナ禍前も実施し、 今回も実施する」が依然として最多ですが、 36・3%にとどまりました。 実施しない理由は「開催ニーズが高くない」が 半数を超え、 「参加に抵抗感を示す従業員が 増えたため」が続きました。 東京商工リサーチは、 コロナ禍をきっかけとしたイベントの 見直しに加え 「従業員のワークライフバランスや 企業のコンプライアンス意識の高まりも 影響しているようだ」と分析しています。 企業が所在する都道府県別では、 「実施しない」割合が一番高いのが 埼玉県の58・9%、次いで千葉県の58・5%、 岐阜県の58・3%で、 「実施する」のトップは沖縄の78・7%でした。
Fri, 22 Dec 2023 09:02:00 +0900
沖縄県民は宝くじ好き?!
方言ニュース 2023年12月20日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 年の瀬の風物詩地となる年末ジャンボ宝くじは あすで販売終了となりますが、 データによりますと、沖縄県の1人当たりの 宝くじ購入金額は全国一となっており、 県民は「宝くじ好き」だと言えそうです。 2021年度の1人当たりの購入額では、 1位の沖縄は9933円で、 2位の高知に983円の差をつけました。 全国各地で宝くじ売り場のチャンスセンターを 運営しているピーエヌシー那覇支店の 今村支店長は「沖縄の人は宝くじの購入を ライフスタイルとして楽しんでいる 肌感覚はある」と語ります。 一方、沖縄で常に宝くじが人気だったという ことでもないようで、 日本復帰前の61年と62年に、 当時の琉球政府が財政難の改善も狙って 1等3000ドルの宝くじを1枚25セントで 発行しましたが、 思うように売れなかったということです。 しかし、72年の日本復帰以降、 現在の流れをくむ宝くじは一転して人気となり、 復帰からおよそ半年後に第1回沖縄宝くじが 沖縄を含めて全国一斉に発売され、 1等賞金1千万円は沖縄から出なかったものの、 当時の新聞記事は3等100万円が 県内から出たと報じています。 物価高に見舞われる昨今、 「1等なんてぜいたくは言わない。 少しでも高額の宝くじが当たったら」と 夢見る人も少なくないのでないでしょうか。
Fri, 22 Dec 2023 08:58:00 +0900
首里城正殿再建に福井の山本さん尽力
2023年12月19日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 2019年10月に全焼した 首里城正殿の再建に、 福井県の宮大工の山本(やまもと)信(のぶ)幸(ゆき)さんが 総棟梁として尽力しています。 30年前に行われた 復元工事にも携わっただけに、 屋根に飾られた竜の装飾「龍頭棟飾(りゅうとうむなかざり)」が 崩れ落ちた瞬間は「ショックが大きすぎて、 涙も出なかった」ということですが、 支援したいとの思いが芽生え、 26年の完成に向け、 職人の誇りをかけて挑んでいます。 工事には全国各地から 大工35人ほどが集結していますが、 前回の復元工事と異なるのは、 地元の若い大工も参加していることで、 「沖縄の伝統建築を沖縄の人が担う 土台づくりができる」と 顔をほころばせています。 総棟梁として現在担うのは、 漆塗りや瓦、電気設備など、 木工事と密接に関わる 工事関係者らとの調整役です。 「焼失した建物の様相を今生きている人は 覚えている。『前と同じだ』と 思ってもらわないとだめだ」と強調し、 「皆さんに喜んでもらうことも一つだが、 われわれ自身が誇れる仕事をしないと 意味がない」と、ベテランの言葉に 強い決意がにじんでいました。
Tue, 19 Dec 2023 12:00:00 +0900
九州・沖縄の「ずっと住んでいたい」街で上位3位を県内市町村が独占
2023年12月18日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 大東建託はこのほど、 「街の幸福度&住み続けたい街ランキング 2023」の九州・沖縄版を発表しました。九州・沖縄居住の20歳以上の男女を 対象に、「ずっと住んでいたいか」という 設問に対するアンケート回答を基にしたもので、 嘉手納町が1位、北谷町が2位、 北中城村が3位と沖縄の町村が トップ3を独占しました。 「非常に幸福だと思う」の設問に 10段階で回答する街の幸福度では、 県内最上位の北中城村が3位と 前回の1位から順位を落としましたが、 4位の嘉手納町、6位の西原町、 7位の石垣市、10位の糸満市と 5市町村がランクインし、 トップ10のうち半数を占めました。 大東建託賃貸未来研究所は両調査に共通する 評価のポイントについて 「機能的な評価と情緒的な評価の 二面がある」と説明した上で、 住み続けたい街に初ランクインし、 首位を獲得した嘉手納町については 「街全体がコンパクトで利便性が 高いだけでなく、 住民らの地域コミュニティや 情緒ある町並みも残っている」と 分析しました。 北谷町、北中城も同様に、 「利便性と情緒の両方を持っていることが 街への愛着に影響している」としました。
Mon, 18 Dec 2023 12:00:00 +0900
嘉数小児童が地域の人や保護者に感謝のパレード
方言ニュース12月15日(金)放送分 担当は赤嶺啓子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宜野湾市立嘉数小学校はこのほど、 日頃から学校に協力している関係者らを招き 「ありがとうパレード」を実施し、 通学路の見守りや朝の読み聞かせなどで 学校にゆかりのある地域の人や 保護者ら25人が参加し、 児童から「感謝のパレード」を プレゼントされました。 朝の活動の時間を活用して開かれた 「ありがとうパレード」は、 学級の前で児童らがアーチを作って 関係者らに感謝の歌や、折り紙、 寄せ書きなどを贈ったもので、 贈り物は各学級がアイデアを出し合って 制作しました。 これまでは体育館で集会形式の 感謝を伝える会を開いてきましたが、 今回のパレードは初の試みとなり、 児童との距離が近く、 ひとりひとりの笑顔に包まれたパレードに、 涙を流して喜ぶ関係者もいました。 登校の見守りを7年間続けている 民生委員の72歳の男性はは 「感謝の気持ちをたくさん受け取った。 これからも、子どもたちの成長を 見届けながら、頑張りたい」と うれしさをかみしめていました。
Fri, 15 Dec 2023 12:00:00 +0900
倉庫業の需要急拡大 観光客・人口増が背景
方言ニュース 2023年12月14日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内で倉庫業の需要が急拡大しています。 沖縄総合事務局の運輸要覧によりますと、 去年3月末時点で倉庫業を展開する企業が 所有する普通倉庫の総面積は 10年前に比べおよそ1・7倍の 15万7091平方メートル、 冷蔵倉庫の総容積はおよそ2・8倍の 34万9075立方メートルと 大幅に拡大しました。 昨年度以降も豊見城市などで 大型倉庫の開業が続いており、 今後も新規倉庫の完成や着工が計画されるなど、 県内ではさらに倉庫業の規模拡充が 見込まれています。 背景に観光客や人口増、 大型店舗の開業などがあります。 沖縄振興開発金融公庫の調査によりますと、 15年のイオンモール沖縄ライカム開業後に 冷蔵冷凍倉庫の需要が増加しました。 その後も観光客数は増え続け、2018年から 19年にかけて1千万人を突破し、 薬や化粧品の需要が増大しました。 20年以降、新型コロナで観光客が激減し、 県経済は停滞したものの、 倉庫建設は計画通りに進んでいます。 ある企業の担当者は 「コロナ禍でも引き合いは強かった。 再び観光客は1千万人になる勢い。 県内消費力は高く、倉庫のニーズは 高くなっていくだろう」と分析しました。
Fri, 15 Dec 2023 06:00:00 +0900
創刊111年の歴史 ハワイ報知が廃刊
方言ニュース 2023年12月13日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 アメリカハワイ州で唯一となっていた 日本語の日刊新聞「ハワイ報知」が、 創刊111年の記念日に当たる7日付の 新聞を最後に廃刊しました。 沖縄から多くの人々が移民として渡ったハワイ。 ハワイ報知の創刊は1912年12月で、 異国の地で多くの困難を乗り越え、 戦禍にも直面した県系人らにとって重要な 情報源となってきました。 ハワイと沖縄、 日本を結ぶ新聞としてニュースに加え、 琉歌や短歌、小説など文学作品も掲載しました。 戦後は沖縄で焦土と化した沖縄の苦難も 伝えました。 48年、食糧難の沖縄へハワイの県系人らが 豚550頭を送った救援活動も、 ハワイ報知などを通して故郷の苦しみを 知ったことも大きかったということです。 長年、沖縄文学の調査、研究を続ける中で ハワイ報知も活用してきた元琉球大学教授の 仲程昌徳さんは 「ハワイの県系人にとっても、 ハワイのことを知りたい沖縄の人にとっても 痛手」と残念がっています。 戦前や戦中、戦後の沖縄関係の動向が分かる 貴重な記録として県内で 読めるようにしてほしいと考える仲程さん。 「マイクロフィルムの形でもいいので、 県立図書館などで読めるようにして、 こうした新聞があったという痕跡だけでも 残したい」と思いを込めていました。
Thu, 14 Dec 2023 12:00:00 +0900
ヤギと触れ合うピンザフェス開催
2023年12月12日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ヤギとの触れ合いを楽しむ 「みゃーくピンザフェス2023」がこのほど、 宮古島市平良のパイナガマ海空すこやか公園で 開催されました。 宮古島のヤギの伝統的な食文化を 再認識してもらい、 消費拡大を目的に開催されたもので、 会場には市内で飼育されている およそ50頭が集結し、 子ヤギレースやヤギミルク早飲み競争など ヤギに関わるプログラムが実施されたほか、 触れ合いコーナーも設けられ、 おとずれたおよそ3000人は ヤギの魅力を堪能しました。 子ヤギを綱でリードしてゴールを目指す 子ヤギレースでは、 子どもたちが先導役を務め、 手に持つ草を追って軽快に走るヤギもいれば、 走ることに抗議するように 「メー、メー」と立ち止まるヤギもいました。 触れ合いコーナーでは、かわいらしいヤギに 思わず抱きつく 子どもたちの姿もありました。 参加した8歳の女の子は 「ヤギの散歩に興味があり参加した。 ちゃんと歩いてくれてうれしかった。 ヤギをもっと好きになった」と 満面の笑みを浮かべました。
Tue, 12 Dec 2023 12:00:00 +0900
不法投棄改善に子どもたちの作成看板設置
2023年12月1日(金)放送分 担当は赤嶺啓子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市の屋我地島で不法投棄が 相次いでいる状況を改善しようと、 名護市青少年育成協議会屋我地支部 「Happyアコウ’s」が島内に 子どもたちが作成した看板を 新たに設置しました。 看板は小中一貫校「屋我地ひるぎ学園」の 生徒らが考案したもので、 放課後の限られた時間を活用し、 およそ1年かけて製作したということです。 屋我地島の自治会によりますと、 海岸などで家電製品や家庭ごみが 不法投棄されており、 景観や生態系などへの悪影響が 懸念されています。 看板には「捨てないで! ここはみんなの屋我地島」と書かれ、 住民らの願いが込められました。 屋我地ひるぎ学園8年生の男子生徒は 「島が不法投棄でいっぱいになるのが心配だ。不法投棄をなくして いきたい」と語りました。 屋我地支部区長会の大城会長は 「観光客が増えると、 不法投棄も増加する傾向にある。 看板設置で改善して、 少しでも住みよい島になるよう 頑張っていきたい」と話しました。
Fri, 01 Dec 2023 19:00:00 +0900
県外居住者の軍用地所有率拡大 跡地利用の合意形成に影響の可能性
方言ニュース 2023年11月30日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内のアメリカ軍基地用地、いわゆる軍用地で、 国と賃貸借契約を結ぶ土地所有者について 県外に住む地主の数が2012年度から 昨年度までに1.7倍の4775人となり、 軍用地主全体の9・9%となったことが 沖縄防衛局への取材で分かりました。 県外、国外に住む親族への相続や贈与による 増加に加え、投資目的の需要が 拡大していることが背景にあるとみられます。 県外の地主が増えることで、 返還後の跡地利用の際に合意形成が 難しくなる側面を指摘する声もあります。 沖縄防衛局が地主を県内在住と県外在住者で 区分けを始めた12年度は アメリカ軍用地主の合計は4万4233人で、 このうち県外在住者は6・3%に当たる2786人でした。 県外の地主の増加ペースは 全体の増加ペースを大きく上回っており、 県外の地主は統計開始以来10年間連続で 増加しています。 軍用地投資についての著作もある コンサルタントの仲里(なかざと)桂一(けいいち)氏によりますと、 近年では県外の不動産事業者が軍用地の 取り扱いに関心を示しているということで、 「以前に比べ、倍率は少し落ち着いたが、 だからこそ買い時とみる投資家も多く、 県外からの引き合いは多い。 今後も県外所有者の割合は 増えていくだろう」と話しています。
Fri, 01 Dec 2023 12:00:00 +0900
沖縄ホテル旅館棟など 有形文化財に
方言ニュース 2023年11月29日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国の文化審議会は24日、那覇市大道にある 「沖縄ホテル旅館棟」のほか、 関連施設の「沖縄ホテルレンガ棟」 「沖縄ホテル大道門」「沖縄ホテル瓦石垣」の 合わせて4件を国の有形文化財に 登録するよう答申しました。 答申では、旅館棟は花ブロックを用いた 当時の建築技術が随所に見られ、 レンガ棟は戦後沖縄のホテル発祥の遺例として 希少な建築だとしています。 大道門は沖縄の伝統建築の意匠が詰め込まれ、 外周を巡る瓦石垣と一体となって 沖縄らしい景観を形作っているとされました。 沖縄ホテルは1941年、那覇市港町に 「沖縄観光の父」と呼ばれる 宮里定三氏が開業しました。 45年には艦砲射撃で全壊しましたが、 戦後、土建会社社長の自宅兼事務所を買い取り ホテルに改築したもので、 山下清や棟方志功ら芸術家にも 愛されるホテルとなりました。 ホテルを設計した仲座久雄氏は、 花ブロックを考案し、 広めたことでも知られており、 定三氏の孫で、沖縄ホテル代表取締役の 宮里公宜(きみのり)さんは 「国から沖縄の歴史や風土が認められたことを社員一同うれしく思っている。 沖縄を代表する設計士の仲座さんが設計してくれた。 創業者や設計士に縁がありここに至ったので、携わった方々に感謝したい」と 喜びを語りました。
Thu, 30 Nov 2023 12:00:00 +0900
最後のカチャーシーが最も好き。沖縄の結婚式、披露宴のアンケート
2023年11月28日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄の結婚式、披露宴で好きなところに 関する質問に対し 「フィナーレのカチャーシー」と回答した人が77・3%と最も多く、 「とにかくにぎやか!」の 53・6%が続きました。 沖縄リゾートウェディング協会が、 11月22日のいい夫婦の日に合わせて、 アンケート結果を発表したもので、 エイサーの余興が52・6%、 親戚友人の余興が50・5%と、 沖縄ならではの結婚式を好む意見が 多く見られました。 好きではないところについてはおよそ半数が「騒がしい。みんな話を聞かない」と、 真逆の感情を抱いていました。 一方、沖縄県民の結婚式で改善した方が いい点について最も多かったのは 「お酒を飲む方への移動手段や 宿泊のサポート」の29・9%で、 車社会の沖縄らしく、 交通手段を懸念する意見が見られました。 祝儀の金額を問う質問に対しては、 「1万円」が62・9%で最も多く、 次いで「2万円以上」が15・5%でした。 親しさやつながりによって 額を検討する声もありました。 協会の上地事務局長は「物価高騰もある中、 県内の結婚式の祝儀の相場は1万円に 留まり続けている。 高単価なリゾートウエディングでも 伝統的な沖縄の要素を取り入れながら、 今後の在り方を検討していきたいと 話しました。
Tue, 28 Nov 2023 14:23:00 +0900
軽作業導入で施設利用者の生きがいや健康維持に効果
2023年11月27日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市にある介護事業所「琉新の風 糸満」では 4月から、高齢者の生きがいづくりや 自立支援をサポートする通所介護= デイサービスのプログラムとして、 「働くデイ」を導入しています。 利用者の介護度や体調に合わせて掃除や 畑仕事などの軽作業に参加してもらい、 ポイントをためて施設内通貨として 利用できる仕組みで、 事業所では「利用者の表情が生き生きしてきた。 身体機能の維持にもつながっている」など 効果を実感し、 系列の別事業所でも 先月から取り組みを始めました。 「働くデイ」では、テーブル拭きや掃き掃除、 洗い物といった身の回りのことを 担当してもらうほか、農作業や制作物、 大工仕事など、利用者の「やりたいこと」に 取り組んでもらい、職員が見守りながら サポートしています。 1カ月もたたずに変化が表れ始め、 利用者の表情が生き生きし始め、 積極的に動いてくれるようになり、 施設内でのよろめきも徐々に減り、 機能維持につながっているということです。「ありがとう」の声かけを何より 大切にしているという女性職員は 「状態に合わせて工夫すれば、 どんな方でも参加できる。 生きがいを感じてもらえる取り組みだと 思うので、多くの事業所に 広がってほしい」と願いを込めていました。
Mon, 27 Nov 2023 15:46:00 +0900
軽作業導入で施設利用者の生きがいや健康維持に効果
2023年11月27日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市にある介護事業所「琉新の風 糸満」では 4月から、高齢者の生きがいづくりや 自立支援をサポートする通所介護= デイサービスのプログラムとして、 「働くデイ」を導入しています。 利用者の介護度や体調に合わせて掃除や 畑仕事などの軽作業に参加してもらい、 ポイントをためて施設内通貨として 利用できる仕組みで、 事業所では「利用者の表情が生き生きしてきた。 身体機能の維持にもつながっている」など 効果を実感し、 系列の別事業所でも 先月から取り組みを始めました。 「働くデイ」では、テーブル拭きや掃き掃除、 洗い物といった身の回りのことを 担当してもらうほか、農作業や制作物、 大工仕事など、利用者の「やりたいこと」に 取り組んでもらい、職員が見守りながら サポートしています。 1カ月もたたずに変化が表れ始め、 利用者の表情が生き生きし始め、 積極的に動いてくれるようになり、 施設内でのよろめきも徐々に減り、 機能維持につながっているということです。「ありがとう」の声かけを何より 大切にしているという女性職員は 「状態に合わせて工夫すれば、 どんな方でも参加できる。 生きがいを感じてもらえる取り組みだと 思うので、多くの事業所に 広がってほしい」と願いを込めていました。
Mon, 27 Nov 2023 15:46:00 +0900
ジュリアーナさん、ルーツをたどり伊江村へ
2023年11月24日(金)放送分 担当は赤嶺啓子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年、県立図書館が実施するルーツ調査で 見つかった、 伊江村議会議長の渡久地政雄さんの親戚で、 ブラジルへ移民し、2007年に 74歳で亡くなった渡久地政従さんの孫の ジュリアーナ・トグチさん37歳が 伊江村の海外交流事業の研修生として、 8日から島を訪れています。 11日には、政雄さんなど親戚らが集まり、 ジュリアーナさんを歓迎しました。 ジュリアーナさんの祖父の政従さんは、 1960年にブラジルへ移民し、 89年に一時帰国しましたが、 その後、ブラジルへと戻り、 連絡が取れなくなっていました。去年10月に政従さんの親戚である 政雄さんが、県立図書館に調査を依頼し、 政従さんの長男や次女、 孫のジュリアーナさんを見つけ、 オンラインで交流していました。 ジュリアーナさんは、 来年1月まで村内の学校で英語を教えたり、 沖縄の伝統文化を学んだりするということです。 親戚一同に温かく迎え入れられた ジュリアーナさんは 「伊江島で新しい家族と知り合えたようで 本当にうれしい。もっと触れ合いたい」と 笑顔を見せていました。
Mon, 27 Nov 2023 15:25:00 +0900
台風などの被害防止のため 無電柱化推進
方言ニュース 2023年11月23日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 電線の地下埋設などによる 無電柱化を進めるための 沖縄ブロック無電柱化推進協議会が20日、 那覇市内で開かれました。 新たに12市町村が加わり、 県内41市町村全てが 参加することになりました。 無電柱化は、台風などによる停電の防止や 地震などの災害時に円滑な交通を 確保できることや良好な景観の形成が 期待されますが、 県内で8月上旬にかけて各地で 被害をもたらした台風6号により、 多くの地域で停電が発生したことから、 無電柱化の機運が高まっています。 岸田総理大臣は、「沖縄の離島地域をはじめ、 電力供給の強靱化に資する電線地中化を 加速する」と表明し、 補正予算案では離島の無電柱化実施の際の 電線管理者負担を軽減するために、 1億円を計上しています。 2021年度末の時点で沖縄の無電柱化率は 1・9%で、全国平均の1・3%を 上回っています。 一方で各自治体で策定する 無電柱化推進計画については、 策定済みが10市町村、策定予定が 5市町村にとどまっており、 全市町村での策定を目標としています。 会議に参加した宮里哲座間味村長は 「小規模な離島にとっては特に、 無電柱化の目的は生活の維持そのものだ。 一気に全ては無理だと思うが、 重要な幹線の無電柱化を 推進してほしい」と話しました。
Thu, 23 Nov 2023 16:40:00 +0900
今帰仁由来の琉球人骨 今帰仁に移管
方言ニュース 2023年11月22日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 昭和初期、旧帝国大学の人類学者らが 研究目的で今帰仁村の風葬墓 「百按司墓」などから持ち出し、 2019年に保管先だった台湾大学から 県教育委員会に移管された 琉球人骨63体について、 県教委員会は先月10月24日、 今帰仁村由来とされる人骨21体を 今帰仁村教育委員会に移管しました。 県教委員会文化財課が今月11月16日、 県教育委員会会議で説明しました。 文化財課によりますと、 今回移管した遺骨21体は、 台湾大学から県教委員会に移管された際に 作成された「移管台帳」内の「頭蓋骨標示」欄に 「運天」と書かれてありました。 また、遺骨は63体分あり、 採集場所と思われる情報などが 書かれているということです。 県教委員会は2018年、台湾大学、 今帰仁村教委員会と3者で定めた協議書に 基づいて、 19年に移管を受けて 県立埋蔵文化財センターで保管していました。 当初、村教委員会の保管体制が 整わなかったことから依頼を受けて、 今帰仁村由来とされる人骨も県教委員会が 一時的に保管していたものです。 県教委員会は今帰仁村以外の採集場所が 確認できた人骨も 該当する市町村教委と調整するとしています。
Wed, 22 Nov 2023 13:28:00 +0900
笑顔を残す撮影会が開催
2023年11月21日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「笑顔の『今』を、残そう」を キャッチフレーズに、 恩納村でこのほど、 去年に続き第2回シニアポートレイト撮影会・ 写真展が行われました。 恩納村在住の65歳以上が条件で、 撮影前にはお気に入りの自前の衣装をつけ、会場でプロのアーティストに髪とメークを 整えてもらい撮影に臨みました。 最初の参加者は71歳と75歳の女性で、 2人は工房でモノづくりをする仲良しで、 誘い合ってきたということです。 「写真は好きではないが『いい機会だから』と 子どもたちの後押しで参加した。」 「去年の写真を見ていいと思った。 照れ臭いけど子どもたちに 勧められたので」と笑顔で話しました。 カメラマンの田村ハーコさんにより、 自然な庭木の下での撮影が始まり、 「いい、とてもすてき、かわいい」と 言葉をかけながら田村さんの 手早いシャッター音が響いていました。 この催しは 「恩納村地域づくり支援助成事業」の一環で、 参加費は500円です。 プリント2枚とデータがもらえ、 後日写真展も開かれるということで、 「専門の写真館は敷居が高いし、 料金も高い」というお年寄りには 手軽で絶好の機会となり、 また友達、夫婦、家族などと一緒に 写真に納まる人もいました。
Tue, 21 Nov 2023 16:14:00 +0900
琉仏修好条約の関連資料が発見される
2023年11月20日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球国が1855年にフランスと交わした 琉仏修好条約について、 琉球国がフランス側に渡した国書4通と、 条約の原案とみられる文書2枚が 見つかったことが このほど分かりました。 きのうときょう、全国の古書店が参加する 東京都内のオークションに出品されています。 主催する東京古典会の関係者によりますと、 国書に残された「琉球国印」や内容などから 原本の可能性が高いということです。 文書はフランス国内で保存されていたとみられ、 現存が確認されるのは初めてで、 専門家は「琉球国が独自に外交交渉をしていた 貴重な記録で、 歴史的な価値は高い」としています。 国書の原本とみられる文書は、 3隻の艦隊を率いて琉球を訪れた フランス側代表のゲラン提督に、 琉球国代表が宛てた1855年10月5日、 7日、8日付の3通と、 フランスの皇帝ナポレオン3世に宛てた 10日付の1通の合わせて4通です。 フランスが琉球国に「領事館の設置」などを 求めたことについて、 条約の内容の協議や譲歩を求めています。 一方、条約の原案とみられる文書は2枚で、 フランス側が作成した条文を漢語に 翻訳した文書の下書きと、原本で、 これを清書したものが琉球国に 示されたとみられます。
Tue, 21 Nov 2023 16:06:00 +0900
宜野座村惣慶区で厄払いのシマシンカー開催
2023年11月17日(金)放送分 担当は赤嶺啓子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宜野座村惣慶区で先月10月16日、 厄払いの行事「シマカンカー」が行われ、 疫病や災厄を払い、無病息災と 惣慶区のさらなる発展を祈念しました。 シマカンカーは悪霊が地域に 侵入することを防ぐ目的の祭祀で、 明治より行われ、 昭和の初期に途絶えたシマカンカーを、 1985年に当時の区長を中心に復活しました。 かつては惣慶区の東西北の入り口だった 3カ所に、悪霊をはね返すとされる 石灰岩の獅子「石敢當」が外向きに安置され、地域を「結界」のように守ると 伝えられており、 伊芸勝也区長と行政委員を中心に、 3カ所の石敢當「恩納岳の返(けー)し」 「久志岳の返し」「安部崎の返し」を順に巡り、 牛汁を供えて祈りをささげました。 牛肉を供えることで集落を悪霊から守るという 意味合いが継承されますが、 昔は栄養失調の子どもも多く、 供えた肉を子どもたちに 「一口食」といって一口ずつ食べさせて 栄養をつけさせる目的もあったとされます。 石灰岩の「石敢當」は、惣慶区の南方にも 安置されていたと伝えられていますが、 区の発展に伴う開発の途上で消失し、 所在は不明だということです。
Fri, 17 Nov 2023 14:01:00 +0900
白梅同窓会が解散へ
2023年11月16日放送分です。 担当は、上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県立第二高等女学校の同窓生らでつくる 「白梅同窓会」が高齢化のため、 60年余りの活動に 幕を下ろすことを決めました。 最後の総会が90代の同窓生ら およそ30人が集まって、 12日に那覇市内のホテルで開かれ、 笑顔と涙で久しぶりの再会を喜び、 活動終了を惜しみました。 今後は遺族やボランティアらでつくる 「白梅継承の会」が 活動を引き継ぐということです。 同窓会の最後の会長には大城君子さんが就任し、 「明るく仲良く継いでいってほしい」 と継承の会にバトンを託しました。 大城会長によりますと、 同窓会の発足は1960年で、 沖縄戦に動員された県立第二高等女学校の 学徒らを追悼する白梅之塔での慰霊祭をはじめ、 戦争体験の継承活動に取り組んできました。 毎年1回の総会には多い時には400人が 参加することもあったものの、 高齢化で少なくなり、 コロナ禍で中断していました。 前会長の中山きくさんと二人三脚で 活動してきた武村豊副会長さんは 「会が閉じることは喜びだけではすまない 複雑な思いだが、継承の会が 引き継いでくれるので安心している。 二高女に籍を置いたことは誇り。 ここまで来られたのは若い方たち、 継承の会の励ましがあったから」 と涙を拭いました。
Thu, 16 Nov 2023 15:57:00 +0900
ガンシナ注連七輪
2023年11月15日放送分 担当は、上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南城市知念の久高島で、 80代から90代の住民らが 「ガンシナ注連七輪」作りに取り組んでいます。 ガンシナは円形の敷物で、 水が乏しかった久高島では、 女性たちが毎日水を入れたおけを頭に載せて運ぶ際に使っていたもので、 民具のガンシナを元に、 島民の日常に根付く自然への感謝や 家内安全の祈りを込め、 しめ縄に仕立てています。 島の高齢者に生きがいと仕事をつくろうと、 久高島結回の会が主催して、 2019年から作り始め、 人気を集めています。 島に自生する月桃やレモングラス、 マカヤを乾燥させたものを、 アダンの根を細かく切ってひも状にした アナシシで縛り、円状にまとめて作ります。 結会の会が育てた麦穂などを添え、 新年の干支に合わせた飾り付けをします。 副会長の古堅苗さんは「ガンシナ作りを学び、 先人知恵をもう一度暮らしの中に 取り入れていきたい」と目を輝かせました。 ガンシナ注連七輪は1個1万5千円で、 200個販売し、 今月30日まで注文を受け付けます。 注文が販売個数より多い場合は抽選となります。
Wed, 15 Nov 2023 15:50:00 +0900
石川警察署のシーサー、新たに
2023年11月14日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石川警察署玄関前に鎮座するシーサーが 今月1日、新たなシーサーと交代しました。 およそ40年にわたり署のシンボルとして 玄関前に座り続けた旧シーサーは、 今年の台風6号で損壊しましたが、 恩納村の陶芸家瀬良垣得山さんが制作した シーサー一対を寄贈し、 署や地域の守り神として 鎮座することとなりました。 石川署で開かれた鎮座式で、大城靖署長は 「情熱を持って管内の治安維持の勤務にあたる 石川署のシンボルにふさわしいシーサーだと 署員一同感じている」とあいさつし、 瀬良垣さんに感謝状を手渡しました。 シーサーは雌雄一対で 大きさはおよそ50センチです。 眼光は優しくも鋭く、 燃え上がる炎のような毛並みが特徴的で、 高温で焼き締め完成に およそ3カ月を要しました。 瀬良垣さんが恩納村谷茶に工房を建てた際の 最初の作品で格別の思いがあるというで、 「石川署という良い嫁ぎ先が見つかり 誇りに思う。台風にも負けず、 地域の安全と皆さまの健康を守ってくれると 信じている」と話しました。
Tue, 14 Nov 2023 15:29:00 +0900
タマネギ価格、11月は高騰予想
2023年11月13日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 カレーや肉じゃが、サラダなど食卓に 欠かせないタマネギの今月11月の価格が 全国的に高くなりそうです。 主産地の北海道で、この夏の猛暑の影響により 不作となったことが要因とみられます。 東京都中央卸売市場では今月上旬の卸売価格が 平年と比べ2倍近くになっており、 野菜価格の高騰による 家計への影響は続きそうです。 農林水産省によりますと、 北海道で8月から9月にかけての高温の影響で、 一部で品質が低下する被害が出たほか、 小玉傾向になっているということです。 東京都中央卸売市場での タマネギ1キロ当たりの卸売価格は 9月1日時点で100円でしたが、 今月6日時点で185円と 平年の2倍近くまで上昇しました。 11月は例年、 北海道産のシェアが全国的に高く、 影響が大きいということです。 東京都新宿区の八百屋の店頭では、今月6日、 北海道産タマネギ一個が 51円で並んでいましたが、 北海道産は小ぶりなものも多く、 店長は 「今並んでいるのは少し前の仕入れなので、 この次に並ぶものは値上がりする。 しばらくしたら価格は倍くらいになるかも しれない」と話しています。 今月はタマネギに加え、 一部地域では高温の影響などによりニンジンやネギの出荷量も減り、 卸売価格が平年を上回る見通しです。
Tue, 14 Nov 2023 15:23:00 +0900
多良間村の理容室「毛刈館」
2023年11月10日(金)放送分 担当は赤嶺景子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 多良間村塩川に売り上げが好調な 理容室があります。 店名は「毛を刈る」と書いて「毛刈館(もうかるかん)」で、 自宅敷地内に店を構える店主の 豊見山常(じょう)弘(こう)さん71歳が名付けました。 豊見山さんは15歳で多良間島を出て、 大阪で理容師の専門学校に通いながら、 理容室で見習いとして腕を磨きました。 25歳の時に浦添市の神森小学校近くに 自身の店「毛刈館」を開店しましたが、 店名は、豊見山さんが大阪府で見習いとして 働いていた店舗から受け継ぎました。 25年ほど営業を続け、 2000年に故郷に「毛刈館」を移転し、 営業を続けています。 豊見山さんは「響きがいいでしょ。 気に入っていたからその名前にした」語り、 「もうかっていますか」の質問に 「まあまあじゃない。 妻と2人で暮らす分には 困っていない」と笑いました。
Fri, 10 Nov 2023 14:07:00 +0900
県内の耕地面積減少 統計史上最小
方言ニュース 2023年11月9日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄総合事務局はこのほど、 今年の県内耕地面積が前の年に比べて 200ヘクタール、0・6%減の 3万6100ヘクタールとなったことを 発表しました。 統計を取り始めた1972年以降、 最小を更新しました。 荒廃農地の開墾による増加もありましたが、 農家の高齢化による離農や 経営規模の縮小のほか、 宅地への転用などで減少が上回りました。 畑の種類別では、果樹や牧草以外の作物を 栽培する普通畑が前の年に比べて 0・4%減の2万7500ヘクタール、 果樹や茶などを栽培する樹園地が前の年と 変わらず、1880ヘクタールでした。 一方、牧草地は0・7%増の 6000ヘクタールとなりました。 総合事務局によりますと、 飼料高騰を背景に八重山で牧草の自給を 目指した荒廃農地の開墾があったことに 起因しているということです。
Thu, 09 Nov 2023 17:49:00 +0900
首里城復興祭 4年ぶりに絵巻行列
方言ニュース 2023年11月8日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 首里城復興祭の最終日となった5日、 那覇市の国際通りで4年ぶりに行われた 琉球王朝絵巻行列は、「御轎」と呼ばれる 乗り物に乗った国王の渡嘉敷(とかしき)大雅(たいが)さん、 スピーナ瑛利香(えりか)さんらによる 琉球国王王妃行列を先頭に、 中国皇帝の使節団や伝統芸能団などに扮した 総勢400人が国際通りを練り歩きました。 沿道から行列を動画に収めていた 那覇市の60歳の男性らは 「初めて見に来たが、とても楽しかった。 王様の行列はとても迫力があった」 と話しました。 新型コロナウイルス禍で中断する前は 毎年見に来ていたという北海道帯広市の 80歳の女性は 「この日を待っていた。 皆さん大変な苦労があったと思うが、 お天気の中、威厳のある行列ができて 良かった」と語りました。 首里城焼失前は首里城祭として 実施していましたが、 正殿完成までは復興への願いを込めて 首里城復興祭としています。 首里城正殿は2026年秋に完成予定です。
Thu, 09 Nov 2023 17:37:00 +0900
ダブル成人式の参加者募集中!
2023年11月7日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今年度に40歳となる 1983年度生まれの人を対象に、 20歳の成人式から20年の間、 頑張ってきた自分たちを祝うことを 主な目的として、 今後の人生もさらに楽しく 活気あふれるものにしようとの願いを込め、 「ダブル成人式2023沖縄」が来年1月、 那覇市内のホテルで開かれます。 沖縄本島の南部、中部、北部から 8人が集まり実行委員会がこのほど開かれ、 会の方向性や周知方法などが話し合われました。 開催について宜野湾市でアパレル業を営む 野原真麻さんは「40代は組織で中堅として 後輩を育て、社会的にもそれなりの地位に 就き始める。父親や母親にもなり、 子育てと仕事で1日が終わる」と話し、 「これまで頑張ってきた自分を祝い、 ねぎらう場にしたい。 普段合うこともない人との会話などを通して、 次の20年の刺激にできればうれしい」と 参加を呼びかけました。 「ダブル成人式」は年明け1月6日に開かれ、 同世代でテレビアナウンサーの 金城わか菜さんらが司会を務め、 世代を代表するサプライズゲストの出演も 予定しています。 参加申し込みは公式サイトから 12月31日までとなっています。
Wed, 08 Nov 2023 11:34:00 +0900
今年の子どもの名前調査結果発表!
2023年11月6日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 ベネッセは1日、今年1月から9月に生まれた 赤ちゃんの名前の調査結果を発表しました。最多の1位は、男の子が去年5位の蓮(れん)、 女の子が8年連続で陽葵(ひまり)でした。 2位と3位は男の子が碧(あお)、陽翔(はると)、 女の子が凛(りん)、翠(すい)となりました。 名前の読みはいずれも主な読み方です。 男の子のトップ10では4位に湊(みなと)、 5位に蒼(あおい)が入るなど、 7つが漢字1文字でした。 女の子のトップ10でも4位が紬(つむぎ)、 8位が葵(あおい)で、 4つが1文字の名前となりました。 ベネッセは1文字人気について、「太」「子」など 性別を連想させる漢字を使わず ジェンダーレスな名前を選ぶ親が増えたと 分析しています。 画数や漢字の持つ意味より、 読みや音の響きを重視する傾向もあるとみています。 ベネッセはランキングの発表を始めた 2005年から19年分の集計結果も発表し、 男の子の1位から3位は連、 大翔(ひろと)、悠真(ゆうま)で、 女の子は陽菜(ひな)、葵、凜でした。
Mon, 06 Nov 2023 14:17:00 +0900
根拠ある校則を目指して企業に聞き取り
2022年10月6日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「わがままを通すのではなく、 根拠のある校則に改めたい」 と、那覇市の城北中学校生徒会が 校則の改定に向けて 取り組みを前進させています。 「大人は眉を整えているのに、 私たちが眉を整えるのはなぜいけないのか」、 根拠を突き詰める過程で 「学校内だけでなく、進学先や就職先など、 社会的にはどんな印象を持たれるのかを 調べる必要がある」 と考えた生徒会は先月、 企業や高校の意識調査を始めました。 校長室に5人の生徒会メンバーが集まり、 「入社面接に、眉を剃った人が来たら どう思いますか」 と、招いた食品卸売業大伸の 赤嶺克俊社長に質問しました。 赤嶺社長は 「眉ぞりを確認したことがない。 気になったことがない、というのが 正しいかもしれない」 と応じ、 「奇抜でなければいいと思うが、 奇抜の程度が難しいんだよね」 と一つ一つ丁寧に答え、 「大事なのは、全部禁止して封じ込めるのではなく、 回りに迷惑をかけていないか、 不快に思う人はいないか、 その都度考えることではないか」 と話しました。 生徒会長の島袋愛佳さんは 「意外と企業は自由なんだなと思った。 ただ、自分勝手な自由を認めている わけではなく、認めるにも しっかり根拠があると分かった」 と、聞き取り調査の 手応えを感じていました。
Thu, 06 Oct 2022 14:33:00 +0900
那覇市久米の旗頭「青龍刀」を復活
2022年10月5日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇大綱挽久米実行委員会は先月23日、 沖縄戦で焼失した那覇市久米の旗頭 「青龍刀」を復活させました。 この日、那覇市の久米公園で旗頭への 入魂式を実施した後に旗を組み立て、 久米地域の住民にお披露目しました。 旗頭の頭の部分=トゥールーには、 上をまっすぐ向いた龍の頭が構え、 旗字には「師」と書いてあるのが特徴です。 久米地域には、 戦前まで4旗の旗頭があったということで、 大門には一番旗「青龍刀」と二番旗「撫子」が、 西門には一番旗「斧鉞」と二番旗「水仙」が ありましたが、沖縄戦で焼失しました。 名嘉原実行委員長によりますと、 旗頭を作る職人は高齢化し、 後継者もいなかったことから、 職人らが各地域に作り方を 伝えていたということで、 職人から習った技と絵巻を参考にしながら、 1971年に水仙を再現し、90年に撫子、 2011年に斧鉞を完成させました。 材料調達から自分たちの手で 1旗ずつ復元してきました。 青龍刀は、3年ぶりの開催となる今月9日の 那覇大綱挽でもお披露目しますが、 青龍刀を初めて上げた実行委員会のメンバーは 「那覇大綱挽ではどこよりも勇ましく上げたい。 世界平和やコロナ収束に御利益があれば良い」 と意気込みました。
Wed, 05 Oct 2022 15:45:00 +0900
ボリビアで琉舞に親しみやすく オンライン講座で髪結いや化粧学
2022年10月4日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ボリビアで8月6日、 「琉球舞踊の髪結い・化粧を学ぶ講座」が オンラインで開かれ、 琉球舞踊の初心者や経験者など 9人が参加しました。 ボリビアでは、琉球舞踊の指導者や担い手の 不足が課題となっいるため、 ウチナー民間大使活動支援事業を活用し、 琉球舞踊の継承・普及、指導者育成を目的に 講座を実施したものです。 琉球舞踊柳清本流紋園順乃会で教師の 嘉数奈々さん(25)歳が講師を務め、 ボリビアでも簡単に琉球舞踊が親しめるよう、 インスタントカンプーを使った髪結い、 白粉を使わない化粧を指導しました。 ボリビアでも代用できる道具の紹介もしながら、 参加者は化粧の手順や眉の書き方、 筆の使い方などを学びました。 参加者は 「今までは誰かに髪結いと メークをやってもらっていた。 自分でできるようになると琉球舞踊を 踊るのがもっと楽しくなりそうで、 実践するのが楽しみ」 と感想を述べました。 講師の嘉数さんは 「最初は何でも難しいもの。 子どもたちへのメークや髪結い、 自身の稽古を頑張ってほしい。 成長した皆さんとお会いできる機会を 楽しみにしています」と、 期待を込めた激励の言葉を送りました。
Tue, 04 Oct 2022 16:38:00 +0900
外来ヘビの「タイワンスジオ」の北上を防げ
2022年10月3日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県環境部自然保護課は外来種の大型ヘビ 「タイワンスジオ」の 捕獲・防除を強化しています。 タイワンスジオは主に沖縄島中部に生息し 繁殖していることが分かっていますが、 これまでの調査から分布が北上しています。 県は分布域をあらためて調査するために 8月18日から1匹5千円、 最大100匹の買い取りを始めました。 買い取りは12月28日までで、 タイワンスジオを捕獲する場合、 事前に登録する必要があります。 タイワンスジオは、毒はありませんが、 一般的なハブと比べて体が大きく、 小型哺乳類や鳥類を捕食し、 生態系に甚大な被害をもたらすと 指摘されています。 外来生物法で飼養などが規制される 特定外来生物に指定され、 県対策外来種リストでも 重点対策種に指定されています。 買い取りとは別に、 県は効果的な捕獲手法を探り、 今年度もうるま市、沖縄市、金武町、恩納村の 4市町村でわなを仕掛けています。 分布域調査のほか、希少な固有種が生息する 国頭、東、大宜味のやんばる3村にまたがる 世界自然遺産登録地への侵入を防ぐため、 県は今年度、名護市源河から東村有銘にかけて 設けられているマングース用の 北上防止第3柵をヘビにも対応する形に 改良します。
Mon, 03 Oct 2022 15:26:00 +0900
小中生、寺小屋で遊び・学ぶ
2022年9月30日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「夏休みは一緒に遊んで楽しく過ごそう」と、 今帰仁村内の小中学生を対象に 子どもの居場所スーパー寺子屋inなきじんが 7月23日から8月24日まで週6回、 村中央公民館で開催されました。 名桜大学の学生らがボランティアとして、 名桜大学人間健康学部の小川寿美子教授が アドバイザーとして参加しました。 プログラムは学ぶ、体験、食べる、 夢応援企画といった内容で、 毎回ボランティア学生ら5、6人が訪れ、 およそ20人の児童生徒が参加しました。 参加した小学1年の児童は 「みんなで川遊びが楽しかった。勉強も頑張れてよかった」 などと笑顔で話しました。 一方、村内出身でボランティアとして参加した 男子学生は 「寺小屋を通してボランティア側と 子どもたちがお互いウィンウィンの関係で 交流することができた。 子どもたちが毎日満身のパワーで 体当たりしてくるので、 途中から身体がもつかなと心配になったが、 なんとかやり遂げられてよかった」 と感想を述べ、 「『来年も寺子屋あるよねー?』と 子どもたちから期待の声を掛けられた。 来年もぜひ関わりたい。 子どもたちの成長が楽しみ」 と充実感をうかがわせました。
Fri, 30 Sep 2022 15:27:00 +0900
産業まつりが3年ぶりに開催
2022年9月29日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 第46回沖縄の産業まつりの 第1回実行委員会がおととい、 那覇市内のホテルで開かれ、 今年は来月21日から23日に、 3年ぶりに奥武山公園、県立武道館で 開催することを決めました。 おととし、去年は 新型コロナウイルス感染対策として ポータルサイト開設によるオンラインの 情報発信に加え、 県内各地に会場を分散して実施していました。 まつりのテーマは 「チムドンドン 魅力がいっぱい 県産品」で、 開場式は21日午前10時から、 北明治橋メーンゲート前で行います。 県の新型コロナウイルス感染症対処方針に 基づき開催し、 出展者にはワクチン3回接種済みであることが 確認できる書類の写しの提出などを求めています。 来場者にはマスク着用、 手指消毒の徹底などを呼び掛けます。 出展ブースでの試食もできるということで、 実行委員会は新型コロナウイルス感染拡大前の 2019年並みの出展者、 来場者を見込んでいます。
Thu, 29 Sep 2022 15:17:00 +0900
マイナンバーカードポイント窓口が混雑
2022年9月28日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 マイナンバーカード取得者に最大2万円分の ポイントを付与する 「マイナポイント第2弾」を巡り、 那覇市役所の申請支援窓口は 混雑が続いています。 総務省は、ポイント付与の対象となる マイナンバーカード取得の申請期限を 12月末までとし、 最大2万円分のポイント申請期限を 来年の2月末までとしていますが、 カードの申請期限をポイントの申請期限と 勘違いして来庁する人が多いことも 一因になっているということです。 市役所1階にある申請支援窓口では、 1日70人から80人、 多い時は100人以上が利用するということで、 長い時は2時間待ちも生じており、 大半が高齢者や外国人だということです。 このうち1時間待ちの番号札を受け取った、 那覇市首里末吉町の80代の夫婦は カード保有者で、ポイントの申請期限を 9月末と勘違いしていました。 夫婦は 「こんなに待ち時間がかかると思わなかった。 支所にも申請支援の窓口があればいいが、 ないので仕方なくここに来た。 今のデジタル技術の浸透についていけず、 自分たちではやり方が分からない」 と話しました。 那覇市ではカードとポイントの申請期限を 混同しないよう周知を強化していく考えです。
Wed, 28 Sep 2022 15:09:00 +0900
瀬長島で三線練習100回目
2022年9月27日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 観光客らでにぎわう週末の豊見城市瀬長島。 海沿いの歩道で三線の音を響かせ、 道行く人たちを楽しませている高校生がいます。 中学の授業で触れた三線のとりこになり、 演奏技術を高めることに夢中になっている 南風原高等支援学校2年の幸地克斗さんです。 今月11日、この場所での演奏は100回目を迎えました。 「目指す千回。とにかくうまくなりたい」と、 大好きな海に向かって練習に励む幸地さん。 「見て、めっちゃエモい」。 通りかかった観光客が、 次々に写真を撮っていきます。 少しの間立ち止まって、 耳を傾ける地元の人たちもいますが、 練習に夢中の幸地さんは、その様子に 気が付かないこともしばしばです。 「海と飛行機が大好き。 演奏を聴いてくれる人もいて、 声を掛けてもらえるとうれしくなる」 と笑顔を見せます。 三線を初めて手にしたのは中学2年の時で、 「下手だからこそ、うまくなりたくてハマった」 ということで、祖父の三線を借り、 独学で練習を重ねました。 この場所で100回目の演奏を迎えた日は、 高校の先生も見に来ており、 「郷土芸能部でも、みんなのお手本になっている。 度胸があって、何かに夢中になるって いいなと思います」 と目を細めました。
Tue, 27 Sep 2022 18:05:00 +0900
栄町市場で交流イベント開催
2022年9月26日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県民の異文化交流を促そうと、 那覇市の栄町市場で外国の文化を体感できる イベントが定期的に開かれ、 注目を集めています。 これまでに4回実施され、 1月は東アフリカのエチオピア、 3月はインド洋の島国スリランカ、 6月は東南アジアのタイをテーマにしました。 それぞれの国の出身者が出演し、 会場とのトークに花を咲かせます。 那覇市の栄町市場は入り組んだ路地に 商店や飲食店が軒を連ね、 昔ながらの面影を残しています。 長年親しまれる商店がある一方、県外、 海外の人らによるカフェや商店の出店もあり、 多様な人を引き寄せます。 コロナ禍で外国との往来が減る中、 企画したメンバーは 「海外に行ったような 非日常の体験をしてほしい」 と語り、異文化への無理解による ヘイトスピーチが社会問題となる中 「文化の違いを面白いと感じ、 受け入れるきっかけに」 と期待を込めています。 イベントの後には、 栄町市場を回るツアーも行い、 情緒あふれる市場の発信にもつながっており、 栄町市場商店街振興組合の山田紗衣事務局長は この町を「違いを受け入れる場所」だと話し、 イベントで 「いつもは来ない人も足を運んでくれる。 近所の子どもたちにも来てもらい、 昼の栄町市場を盛り上げたい」 と語りました。
Mon, 26 Sep 2022 17:52:00 +0900
嘉手納さん、かるた全国準V
2022年9月23日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 先月7日に東京都墨田区で開かれた 競技かるたの個人戦、 第34回全国中学生選手権大会で、 首里中学校3年の嘉手納杏合さんが 中学3年生・一般の部で、 初出場で準優勝を果たしました。 嘉手納さんは首里中で百人一首同好会に所属し、 会の部長を努めています。 那覇市内で活動する首里杜かるた会にも所属し、 首里杜かるた会が6月に開催した新人育成大会で、 首里中のチームで優勝し、 全国大会の個人戦と、団体戦に推薦されました。 嘉手納さんが出場した中学3年生・一般の部には 120人が出場し、嘉手納さんは 自分より高段位の相手を破るなど勝ち上がりましたが、 決勝では東京都の生徒と対戦し、 惜しくも敗れました。 今回の準優勝の成績を収めたことで、 嘉手納さんは首里杜かるた会から 競技かるた二段に推薦され、 「団体戦ではチームで勝つことは できなかったけど、メンバーにとっても 私にとっても良い経験ができたと感じています」 と話しました。 個人戦での準優勝に 「自分の力がここまで 全国で通用するとは思っていませんでした。 驚きとうれしさでいっぱいです。 次の大会では優勝目指して頑張ります」 と意欲を見せました。
Fri, 23 Sep 2022 17:44:00 +0900
貸し切りバスが不足
2022年9月22日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 修学旅行シーズンの10月を前に、 バス車両や運転手、バスガイドの不足が 顕在化しています。 需要に対応できない状況になりかねず、 県内のバス会社は窮状を訴えており、 琉球バス交通の大城逸雄常務は 「このままでは千台分足りない」 と危機感を示しています。 新型コロナウイルスの影響を受けて 廃業したバス会社や、 保険料や車検などの維持費がかさむため 減車した事業者も多く、 県内の貸し切りバスはおよそ3年の間に 200台以上減少したということで、 現在、修学旅行に対応する貸し切りバスは 県内に450台程度あるものの、 運転手不足により7割程度しか 稼働できていないということです。 バスガイドの離職や高齢化も深刻で、 ガイド抜きで案内をすることもできますが、 サービスの質が低下すれば、 沖縄での満足度が下がってしまうのでは ないかという懸念もあります。 大城常務は 「今年受け入れに失敗してしまっては、 来年以降は修学旅行は来なくなって しまうだろう」 と不安を語り、 「この時期だけでもなんとかして人員を確保したい。 インフラが壊れた状況を打開するために、 行政と観光事業者で連携して受け入れを 強化していきたい」 と話しました。
Thu, 22 Sep 2022 17:35:00 +0900
大東ウグイスは「ホーホケキョ」と鳴く
2022年9月21日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南大東島のウグイスが 独特の節回しでさえずることを、 国立科学博物館動物研究部 脊椎動物研究グループの 濱尾章二グループ長が明らかにしました。 「ホーホケキョ」の「ケ」の音の周波数が低く、 初めに本土から島に渡った少数の個体が 偶然持っていた特徴が引き継がれた 「創始者効果」とみられます。 濱尾氏は2019年に南大東島で 19羽の雄のさえずりを録音し、 本土や島嶼のさえずりと比較したところ、 本土では4.5%しかいない独特のさえずりが、 南大東島で主流になっていることが 分かりました。 南大東島にはもともとウグイスはおらず、 2000年ごろから繁殖し始めたと 考えられています。 捕食者や雄のライバルが少ない島嶼部の ウグイスは、さえずりが「ホーホキョ」 「ホーヒョ」などと単純化しますが、 定着からおよそ20年の南大東島は、 まだ複雑さが残っています。 濱尾氏は 「ハワイのオアフ島では およそ80年前に野生化したウグイスの さえずりが単純化している。 南大東のウグイスを観察することで 進化の様子が分かるかもしれない」 と話し、継続的な調査の意義を強調しました。
Wed, 21 Sep 2022 16:23:00 +0900
海渡った豚 歴史学ぶ
2022年9月20日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南風原高等支援学校でこのほど、 沖縄平和賞授業の一環として 「世界のうちなーんちゅと平和」と題した 授業が開かれました。 沖縄NGOセンターの玉城直美さんが 講師を務め、今ある平和は戦中、 戦後の混乱を生き抜いた人たちや、 海の向こうから沖縄を支援する活動に 奔走した「世界のウチナーンチュ」の 存在があることなどを説明しました。 授業の冒頭で「今、世の中は平和だと思う?」と 問われた生徒たちは、 およそ9割が「そう思わない」と回答し、 「他の国では戦争しているから」 「コロナで混乱しているから」 などの意見が上がりました。 「どんな状態を平和だと感じるのかな」 という問いには、多くの生徒が 「いつも通りの生活が送れること」 「食べ物があること」 「いじめや暴力がないこと」と答えました。 また、玉城さんは、ハワイに移住した ウチナーンチュたちが戦後の厳しい時代に、 沖縄に豚550頭を送り、 故郷の復興を援助した歴史を紹介し、 「今も豚肉が沖縄料理として 食べられているのは、この時の支援が 養豚業の復活や食料不足解消に つながったからだ」 と説明し、現在の食文化や戦後復興は 「沖縄の人たちだけでは不可能だった」 と伝えました。
Tue, 20 Sep 2022 16:14:00 +0900
ヤンバルクイナは頭が良い
2022年9月19日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 帝京科学大学、山階鳥類研究所、東京大学の 研究チームがクイナ類の脳の大きさを 3次元で推定した結果、 ヤンバルクイナを含む飛べない種は 飛べる種と比べて脳が大きく、 認知能力が高い可能性があることを 明らかにしました。 鳥類学研究においては長年、飛翔能力と 脳の大きさ、形、頭を支える首の構造などの 関係が論争の的となっていました。 研究チームは飛べる種と飛べない種がいる クイナ類に注目し、23種の頭骨標本を X線CTで撮影して脳の大きさを3次元で推定し、 脳の大きさを比べました。 その結果、飛べない種の脳は飛べる種より 体重の割に大きいことが明らかになり、 ヒトと同じように、大きい脳を首が真下から 支える構造的な傾向が 強く見られることも分かりました。 帝京科学大学の島田将喜准教授らは ヤンバルクイナがくちばしにくわえた貝を 石にたたきつけて殻を割ることを確認しており、 「クイナ類はおよそ150種が知られているが、 このような捕食行動が確認されているのは ヤンバルクイナだけだ。 高い認知能力があって初めて可能になる」 と指摘し、 「飛ばずに常時二足歩行をすることが 脳を大きくした可能性を示唆している」と 研究結果の意義を強調しました。
Mon, 19 Sep 2022 16:02:00 +0900
タイトル:いじめNO みんなで発信
2022年9月16日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 与那原小学校では毎月第1水曜日、 ピンク色のTシャツや靴下などを身に着けて、 いじめについて考える「いじめティンクデー」を 実施しています。 カナダで始まった、ピンク色の服を着るなどして 「いじめ反対」の意思表示をする「ピンクシャツデー」に ちなんだ取り組みで、企画委員会のメンバーで 6年生の大木光さんがインターネットで 「ピンクシャツデー」のことを知り、 5月の委員会で発案しました。 「いじめをなくすことができるなら」と メンバー全員が企画に賛同し、 取り組みを実行しました。 初回のいじめティンクデーは7月13日で、 ほとんどの児童がピンク色の物を身に着けて登校し、 教員らもピンクを身に着けて後押ししました。 このほか児童らは、 いじめをなくすための方法を ピンク色の付箋紙に書き込み、 Tシャツのイラストが描かれた 大きな紙に貼り付けました。 大木さんは 「学校全体がピンクに染まった」 と感動し、 「『いじめ反対』を意思表示してくれた。 学校全体でいじめについて考え、 なくすように行動を広げたい」 と意気込みました。 メンバーは9月以降も新たな企画を考え、 実行していくということです。
Fri, 16 Sep 2022 17:16:00 +0900
子供を支援 健康寄席
2022年9月15日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 チャリティー寄席 「第11回笑い福らしゃ・健康寄席笑う門には福来る」 が今月23日、那覇市の琉球新報ホールで開かれます。 プロやアマの落語家や舞台朗読家らが出演し、 話芸を披露するもので、 このほど、うちなー噺家の志ぃさーさんと ラジオ沖縄取締役相談役で 「沖な家三語笑」の名前で公演に出演する 森田明さんが那覇市泉崎の琉球新報社を訪れ、 来場を呼び掛けました。 公演は2010年に第1回が始まり、 延べおよそ300万円を 子どもの貧困問題を支援する団体などに寄付してきました。 出演は、志ぃさーさん、北山亭メンソーレさん、 熊澤南水さんら9人で、 経費を除いた売上金を全額寄付します。 志ぃさーさんは 「実行委員長を務め、 おととしに亡くなった知念常光さんの 追悼も兼ね、3年ぶりに開催する。 健康と幸せが来るよう笑って過ごしてもらいたい」 と話しました。 開演は23日午後1時半で、 料金は一般1500円、 高校生以下は500円で、 当日は500円増しとなります。 問い合わせはクリエイティブアルファ、 電話098―933―1887で、 平日の午前10時から午後6時となっています。
Thu, 15 Sep 2022 17:08:00 +0900
会いたかったワン
2022年9月14日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 何時間も離れていた飼い主と再会できたイヌは 「うれし涙」を流す―。 神奈川県相模原市の麻布大学などのチームが 25日までに、こんな研究結果を科学誌 カレントバイオロジーで発表しました。 大好きな飼い主との再会に気持ちが高ぶり 「絆形成ホルモン」とも呼ばれる オキシトシンが分泌され、 涙の量が増えた可能性があるということです。 麻布大学の永沢美保准教授によりますと、 動物が目の保護のため涙が出るのは 確認されていましたが、 心が動いたときにも涙が出る可能性を 確認したのは初めてだということです。 飼い主と離れさせたイヌ18頭について、 5時間から7時間後に再会したときの 涙の量を調べると、 離れる前よりも1割程度増えていました。 別の22頭と飼い主ではない人との 組み合わせでは、このような変化はみられませんでした。 永沢准教授は 「人にとって目は重要で、 涙を見せるイヌをかわいがってきた。 長い家畜化の歴史で涙を出す性質を 獲得した結果、種を超えて人と 密接な関係性を持つようになったのだろう」 と話しました。
Wed, 14 Sep 2022 16:58:00 +0900
「飛び安里」次代への讃歌
2022年9月13日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今からおよそ230年前の琉球王朝時代に 空を飛んだと言われる「飛び安里」の碑がある 南風原町津嘉山の高台で、 飛び安里研究会がこのほど、 飛び安里賛歌「夢は大空 飛び安里」の 奉納演奏会を開催しました。 研究会では世界で初めて空を飛んだとされる 偉業をたたえ、後世につないでいこうと 飛び安里賛歌を募集し、 松田竹雄さんの入選作「夢は大空 飛び安里」を CDに仕上げました。 賛歌を県民に広げていこうと 「南風原町少年少女合唱団」と「くがに合唱団」が7日に、 うるま市で開催された第47回県少年少女合唱祭と、 津嘉山の高台で奉納演奏会を開催しました。 「夢は大空 飛び安里」の 「夢を抱いて果てしなく飛べ飛べ安里 大空に」の 最初の曲を歌う前に、少年少女が 「あっ!跳び安里だ 飛べ飛べ」 と、右手を空に向けて大きな声で呼びました。 その後、演奏が始まり、 町職員や保護者、関係者が見守る中、 賛歌が奏でられると、大きな拍手が送られました。 研究会の大城副会長は閉会の言葉で 飛び安里の碑に向かう 230段の階段について触れ 「230年前の歴史を記念して造られた」 と説明し、素晴らしい演奏の目を潤ませ、 感謝の言葉を述べました。
Tue, 13 Sep 2022 14:00:00 +0900
県内の牛乳不足が深刻
2022年9月12日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県酪農農業協同組合加盟の酪農家が所有する 乳牛が前の年に比べて100頭減の 2443頭となり、県産牛乳の生産が減少し、 乳業メーカーや学校給食への供給が不足する 事態になっています。 関係者は 「どうにか状況を打破したいが、 生産コストの上昇が飼育頭数の削減や 離農に追い打ちをかけている」 と危惧します。 県では昨年度に4戸が相次いで廃業し、 今年6月にも新たに1戸が離農しました。 先月末時点の酪農家戸数は48戸で、 1974年以来最少となりました。 組合によりますと、おととしから去年にかけて 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて 学校がたびたび休校したことで、 給食用牛乳の供給が大幅に減退しました。 一方で、昨今はロシアのウクライナ侵攻や 円安によって飼料価格や輸送運賃などの 生産コストが高騰して、農家の負担が増大し、 多くの酪農家が経営の先行きを不安視し、 廃業や飼育頭数の削減に踏み切っていると いうことです。 県内のスーパーや小売店では今月初めから 牛乳製品が品薄や欠品となっているほか、 一部の学校では給食用の牛乳を加工乳に 切り替えて提供しており、組合関係者は 「今年は頭数も少なく状況は輪をかけて深刻だ。 改善に向けて対策を模索したい」 と述べました。
Mon, 12 Sep 2022 14:41:00 +0900
蝶集まる広場に
2022年9月9日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 西原町坂田自治会がこのほど、 三世代交流事業「わんぱく広場を 蝶の楽園と人の楽園に」を開催し、 那覇市の男性から寄贈された ホウライカガミ20鉢と 花レンギョウ3鉢の植え付けを行いました。 自治会の田本会長は 「新型コロナがなければカレーライスを作って、 じいちゃん、ばあちゃんと、子どもたちも一緒に おしゃべりしながら交流したが、 できない状況なので、 県蝶のオオゴマダラが舞い交うような広場に なればと植栽活動をすることにした。 定期的に子どもたちと一緒に 観察していきたい」 と話しました。 7歳と4歳の男の子の兄弟は 仲良く1鉢を植え、側に支柱を立て、 兄は 「保育園の時に黄色いさなぎが たくさんぶら下がっているのを見た」 と話し、弟は 「黒と白のチョウチョで、 幼虫は赤と黒だったよ」 と話しました。また、兄弟の母親は 「ホウライカガミを植えて蝶がいっぱい来て、 子どももチョウも喜んだらうれしい」 と笑顔を見せました。 さらに、自治会の書記をしている祖母は 「孫たちと一緒に植栽活動ができてよかった。 卵を産んでチョウになっていくのが楽しみ。 散水しながら成長を見守っていきたい」 と笑っていました。
Fri, 09 Sep 2022 15:14:00 +0900
琉球王朝時代の通信を再現
2022年9月8日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球王国時代、首里王府は沖縄本島各地に 設置した火立てや旗を使って 通信していました。 旗の見え方や有用性を検証しようとこのほど、 首里城の広福門前広場と那覇市天久の 琉球新報天久ビル屋上で実験しました。 広福門前広場「高アザナ」で 縦2・4メートル、横3・4メートルと、 それより一回り小さい 赤茶色の旗が振られました。 市民らおよそ10人が琉球新報天久ビル屋上で およそ4キロ先の方向を見守り、 「見えた」と、あちこちで歓声が上がりました。 太陽の光を鏡に反射させる実験では、 鏡の動きに合わせてキラキラ光る光線が 遠目にもはっきりと見えました。 実は16世紀ごろ、 旗を使った通信で誤解が生じ、首里王府に 仕えた易学者の木田大時が処刑されました。 王の側近が箱の中にネズミを1匹仕込み、 力試しで木田に数を言い当てさせ、 5匹と答えた木田は偽り者とみなされ、 処刑場に送られます。 箱の中でネズミが4匹の子を 産んでいたことが分かり、 王は処刑中止を命じる旗を振らせましたが、 処刑場の役人は実行の合図だと勘違いし、 木田を処刑しました。 王の命で木田の石厨子は玉陵の中室に 安置されたということです。 郷土史家の古塚達朗さんは 「史料はないが、玉陵の中にいる 木田大時の話が現実味を帯びた気がする」 と感慨深そうに語りました。
Thu, 08 Sep 2022 15:06:00 +0900
琉球舞踊を堪能
2022年9月7日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄の日本復帰50年を記念した 横浜能楽堂の企画公演「男の組踊 女の舞踊」の 2日目の公演が4日、開かれ、 重要無形文化財「琉球舞踊立方」人間国宝の 宮城幸子さんと志田房子さんをはじめ、 谷田嘉子さん、金城美枝子さんの独舞など 舞踊9題を上演しました。 初日に続き、重文「組踊音楽歌三線」人間国宝の 西江喜春さん、重文「組踊音楽歌太鼓」人間国宝の 比嘉聰さんらが地謡を務め、 来場者は、沖縄を代表する実演家が共演して 紡がれる、琉球芸能の美を堪能しました。 1部は次代を担う実演家を中心に、 雑踊と創作舞踊を披露しました。 2部は「稲まづん」、 「諸屯」などが踊られました。 千葉県から家族で観劇に訪れた75歳の男性は 「ゆっくりとした踊りで内面を表現する 琉球舞踊の一面を楽しんだ。 雑踊や創作舞踊などの明るい踊りをさらに見たい」 と話しました。 公演は秋篠宮ご夫妻も観劇しました。
Wed, 07 Sep 2022 14:57:00 +0900
白いオタマジャクシが庭に出現
2022年9月6日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「白いオタマジャクシが庭にいるが、 珍しいのか知りたい」と、 沖縄市の(48)歳の女性から電話があり、 記者が訪ねると、 庭にあるおけの中で白い体をした オタマジャクシが黒いオタマジャクシに 混ざって泳いでいました。 沖縄市立郷土博物館の、 自然に詳しい刀禰浩一学芸員に 協力を依頼したところ、 白いオタマジャクシの正体は特定外来生物に 指定されている「シロアゴガエル」の 色素がないアルビノ個体だということです。 シロアゴガエルは東南アジアなどに自然分布し、 1964年に沖縄本島中部で 初めて発見されました。 アメリカ軍の軍事物資の輸送に紛れて 持ち込まれたとされ、 沖縄島全域に広がりました。 幸地さん宅の白いオタマジャクシは、 カエルに成長しても白いままで、 本来の褐色とは違う シロアゴガエルになるということです。 刀禰学芸員は 「珍しいからといって人にあげたりしないで。 特定外来生物は 『入れない・捨てない・広げない』が大原則だ。 土地土地にはそこにしかいない生物がいて、 土地の歴史を語ってくれる。 自然生態系を失うと、文化も失うかもしれない」 話し、地域の生態系を守るためにも 特定外来生物への注意を呼びかけました。
Tue, 06 Sep 2022 14:51:00 +0900
はさみガンズゥーは新種のエビ
2022年9月5日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 海洋環境学が専門で、 県立芸術大学の藤田喜久教授らはこのほど、 宮古島市下地島の海底洞窟で見つかった 小型エビ「スベスベオトヒメエビ類」の個体が 新種と認められたと発表しました。 論文が国際的な学術雑誌「ズータクサ」電子版の 8月18日付に掲載されたもので、 新種の和名は形態的な特徴から、 頑丈を意味する宮古島の言葉を冠し 「ガンズゥースベスベオトヒメエビ」 となりました。 ガンズゥー―は2017年8月、 下地島の名勝「通り池」近くにある 海底洞窟で採集されました。 個体は雄1匹で、甲長0・36センチ、 体長およそ1センチで、 腹部の形態がこれまで確認されている 22種と異なっていたほか、 はさみが他種は細長いのに対して、 ガンズゥー―は太く頑丈で、 和名の由来となりました。 藤田教授は 「海底洞窟での調査はカリブ海が有名だが、 沖縄はカリブ海と同じ石灰岩の洞窟が 多数ある」 と指摘した上で、カリブ海の洞窟が 長さ数キロとなるのに対して 「沖縄の洞窟は長さ数百メートルで、 カリブ海と同じような多様な環境に 多様な動物がコンパクトに生息している。 進化や分布を調べる上で有望な海域だ」 と沖縄での調査の意義を強調しました。
Mon, 05 Sep 2022 14:34:00 +0900
世界の絵本読み聞かせ
2022年9月2日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 海外の文化や言語に親しんでもらおうと、 県の国際交流員が県内の子どもたちに 各国の絵本を読み聞かせる 「世界の絵本読み聞かせ会」が19日、 那覇市の県立図書館で始まりました。 ペルーの早川アンドレアさんらが、 アンデス山脈の村で暮らす男の子の物語 「じゃがいもアイスクリーム?」を スペイン語と日本語で読み聞かせ、 あじゃ保育園の20人が参加し、 熱心に聞き入っていました。 アンドレアさんは読み聞かせの前に、 絵本に登場するスペイン語を園児に紹介し、 犬を意味する「ペロ」や アイスクリームを意味する「エラド」などを スペイン語で読むと、 園児たちは元気に復唱しました。 6歳の女の子はスペイン語の「ペロ」について 「ワンちゃんの名前かと思った。 色んな言葉を知ることができて 楽しかった」 と笑顔で話しました。 コロナ禍の影響で久しぶりの読み聞かせ会 だったというアンドレアさんは 「子どもたちが楽しそうに聞いてくれて うれしかった」 と語りました。 読み聞かせ会は保育園や幼稚園の およそ20人を対象に、 来年3月まで月1回行われ、 スペイン語のほかに英語と韓国語の回もあり、 10月から12月と1月、3月の 申し込みを受け付けています。
Fri, 02 Sep 2022 14:15:00 +0900
宮古・石垣のサンゴが白化
2022年9月1日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 地球温暖化による海水温の上昇や 先島諸島への台風の接近が例年と比べて少ないことなどから、 石垣島と宮古島でサンゴの白化が進んでいます。 本島北部の浅瀬でも確認されていて、 専門家は、国内最大のサンゴ礁「石西礁湖」で 大規模な白化が起きた2016年の状況と似ており 「高水温の状態が続くと、 過去最悪の状況になる恐れがある」 と指摘します。 白化は主に、高水温によるストレスで サンゴの体内に住む共生藻が 急激に減少するなどして起こります。 沖縄周辺では7月以降、 海水温が30度以上の日が続き、既に長期間、 高水温にさらされてきたサンゴの ストレスレベルは過去最悪の状況に 近づいているということです。 沖縄周辺で発達する台風の進路によっては 海水温が低下することにより、 白化にブレーキはかかるということですが、 サンゴ礁保全などを研究する 琉球大学の中村崇准教授は 度重なる大規模白化に加え、 水質の変化でサンゴ群集の回復能力も 衰えていると話し、 陸上での人間の活動の影響を指摘します。 中村准教授は豊かな生態系の基礎とも言える サンゴが失われれば元に戻すことが 難しいとして「守り育てる」視点や 政策の必要性を強調しています。
Thu, 01 Sep 2022 15:05:00 +0900
学校と家庭をスマホでつなぐ
2022年8月31日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市はこのほど、小中学校と家庭を つなぐツール「てだっこ+(プラス)」の 試験運用を始めました。 てだっこプラスは学校側からのお知らせや 保護者からの子どもの欠席届などについて、 スマートフォンやタブレットを通じて保護者と 学校側が双方向でやりとりできるツールです。 手始めに浦添小学校は先月中旬から 試験運用を開始しており、 港川小学校や神森中学校も近く運用を始めます。 てだっこプラスを利用するには 事前の登録が必要です。 登録したスマホに 学校側から連絡が直接来るため、 保護者はプリントの紛失や見逃しなどが 防げるとともに、欠席や早退の連絡が 簡単にできる利点があります。 一方、学校側はこれまで以上に きめ細かな情報を保護者に直接発信できるほか、 プリント作成の手間がなくなったり、 欠席連絡の対応時間が短縮されたりするなど 教員側の負担軽減も期待されます。 試験運用を開始している学校側と その保護者からは「連絡が早くなった」などの 好意的な意見が寄せられているということで、 市は早ければ年度内にも 市内全ての小中学校に導入する考えで、 将来的には保育園などにも広げたい考えです。
Wed, 31 Aug 2022 15:52:00 +0900
「沖縄の宝」世界一の喜び共に
2022年8月30日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 オランダで4年ごとに開かれる 「世界音楽コンクール」で、 世界一に輝いた西原高校マーチングバンド部の 関係者がこのほど、西原町役場を訪れ、 受賞の喜びを語りました。 西原高校は現地時間の7月31日、 ショー部門高峰の「チャンピオンシップ」で 開催国のオランダを抑えての優勝となりました。 開催国を抑えての優勝は初めてで 「真の世界一」を成し遂げました。 町役場では職員や町民らが生徒らを拍手で出迎え、 部長の屋良和佳奈さんは 「世界一になれたのは多くの方がサポートして くれたおかげです」 と喜びを語りました。 本選の直前には生徒が宿泊するホテルで 火災が起きるなどトラブルに見舞われましたが、 安次富利恵子校長は 「生徒は気を抜くことなく頑張ってくれた。 西原高校を支援してくれた町民や企業に 感謝したい。」 と語りました。 マーチングバンド部は大会日程を終えた後に フランス・パリのシャンゼリゼ通りなどで パレードをおこなったということで、 報告を受けた崎原町長は 「世界一おめでとう。 コロナで練習もままならない中での 優勝は素晴らしい。 君たちは西原町の誇りであり、沖縄県の宝だ」 とねぎらいました。
Tue, 30 Aug 2022 16:02:00 +0900
現存する最古の胴の三線を寄贈
2022年8月29日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県立博物館・美術館はこのほど、 棹と胴の両方が現存する最古の三線 「直富主の真壁型 附胴 胴銘 『道乙酉 渡慶次作』」がこのほど、 寄贈されたと発表しました。 三線は、胴内部に「道乙酉 渡慶次作」 と墨書されていることから、 道光5年、1825年の制作とみられ、 胴の銘書きでは最古ということです。 神奈川県在住の島岡稔さん(81)歳が、 沖縄の日本復帰50年の節目に合わせて 寄贈しました。 「直富主の真壁型」は、徳之島伊仙町阿権村の 有力者であった尚家当主の直富主が、 首里で籾30俵で求めたとされています。 1968年、6代目当主の木戸直富氏が、 親戚にあたる稔さんの父親に贈った際、 胴の皮が破れ、銘が見えていたため、 当時の琉球政府文化財保護委員会に 問い合わせ、制作された年が分かりました。 稔さんは 「両親は徳之島出身で、私は奄美大島出身。 沖縄が復帰する19年前、奄美が復帰するとき、 私は小学6年生だった。 おやじの後について復帰運動にも参加するなど、 復帰は印象深いできごとだった。 沖縄の復帰の節目に、 三線を沖縄に返すことができて良かった」 と目を細めました。 三線はあすから、常設展示室で展示されます。
Mon, 29 Aug 2022 15:42:00 +0900
核廃絶、平和の傘広げよう
2022年8月26日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 核兵器と戦争のない世界を実現するために学び、 未来が平和であるために全国の高校生らが意見を交わす 「第49回全国高校生平和集会」が今月5日、 対面とオンラインを併用して 広島市内で開かれました。 平和集会には15都道府県から およそ120人が参加し、 被爆者の山田寿美子さんの体験談や、 女優の吉永小百合さんから寄せられた メッセージが紹介され、 東京や沖縄など8都県の高校生が 活動を報告しました。 沖縄から参加した共に高校2年生で、 沖縄高校生平和ゼミナールの上原一路さんと高井楽々さんは 沖縄県内で実施した学習会やフィールドワーク、 日本政府に核兵器禁止条約の 署名・批准を求める署名活動、 ロシアのウクライナ侵攻に対する抗議行動など、 発足からおよそ1年の活動を紹介し、 会場で核兵器廃絶と反戦を訴えました。 また、東京と沖縄の平和ゼミナールの メンバーらは翌日、広島市で開催された 原水爆禁止世界大会広島デー集会に出席し、 沖縄ゼミナールの上原さんは 「誰かの犠牲や核兵器のおびえて成り立つ 平和は本当の平和とは言えない。 私たち一人一人が『核兵器禁止の平和の傘』を 広げていこう」 と発言しました。
Fri, 26 Aug 2022 15:31:00 +0900
壁に落書きの被害が相次ぐ
2022年8月25日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今年に入り沖縄署管内で、 落書きによる110番通報や 被害申告が相次いでおり、 景観を損なう落書きの被害拡大が 懸念されています。 今年1月から今月16日に、 壁などに落書きをしたとして、 建造物損壊などの容疑で 男性3人が書類送検されています。 沖縄署は悪質な落書き行為は、 捜査の対象になり得るとして、 厳正に対処するとしています。 落書き被害は、 沖縄市や北谷町で目立っており、 先月には県総合運動公園の橋壁に ラッカースプレーで落書きをしたとして、 建造物損壊容疑でいずれも18歳の 男子高校生と会社員の少年の2人が 那覇地検沖縄支部に書類送検されました。 損壊額はおよそ24万円に上っています。 この橋の周辺には、少年らの描いた物とは別の 複数の文字や絵も連なっています。 また、沖縄市内の集合住宅の駐車場に 落書きをしたとして、今月、 住所不定無職の31歳の男性が 書類送検されました。 男性が描いた同様の図柄などが、 管内の複数箇所で確認されていて、 沖縄署は関連を調べています。 沖縄署は引き続きパトロールなどを強化し、 被害の未然防止を図るとともに、 行為者の特定を進め、 取り締まりに努めるとしています。
Thu, 25 Aug 2022 16:43:00 +0900
軽石除去に国の支援を要請
2022年8月24日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 西原町の崎原盛秀町長と 与那原町の照屋勉町長、 それに与那原・西原町漁業協同組合の 当真聡組合長の3人はおととい、 県庁に崎原盛光農林水産部長を訪ね、 県内の海岸や港湾に大量に漂着した 軽石の除去に関する支援を要請しました。 要請では、国の補助が決まる前に 海水こし器を漁船に装備した漁協の組合員に、 さかのぼって補助金が支給されるよう 県から国に働き掛けるよう求めました。 崎原部長は、さかのぼっての補助金支給は 難しいとの認識を示した上で、 「遡及は難しいが別の形で支援したい」 と話しました。 当真組合長によりますと、こし器の装備費用は 10万円から数十万円程度で、 複数の組合員が補助制度ができる前に 自前で導入しました。
Wed, 24 Aug 2022 16:36:00 +0900
安慶名城跡の歴史学ぶ
2022年8月23日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市文化財ガイドの会はこのほど、 安慶名城跡とその周辺で研修を行い、 12人の会員が参加しました。 世界文化遺産に登録されている 勝連城跡のふもとに 「あまわりパーク歴史文化施設」が去年10月、 新規オープンしたのをきっかけに 市内の豊かな文化財が新たに注目されており、 その一つがおよそ650年前に築城されたと言われ、 俗にアギナグスクと呼ばれている 安慶名城跡です。 この日は市文化財課の 國吉康孝学芸員が講師を務め、 城跡の歴史過程や独特の築城様式など、 価値の高い文化財であることを解説しました。 また参加者は、周辺にある ノロ殿内内に300年前、 琉球王統第二尚氏時代に下賜され、 継承されてきた勾玉や銀のかんざしを鑑賞しました。 これらを委託管理している 安慶名自治会長の計らいで鑑賞できたもので、 参加者らを感激させました。 ガイドの会の照屋利江子会長は 「グスク文化財の魅力を掘り起こし、 地域や市民にアピールしていきたい」 と研修の意義を強調しました。
Tue, 23 Aug 2022 16:25:00 +0900
浦添市が初の電子商品券を発行
2022年8月22日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市は市民を対象に プレミアム付き商品券を発行しています。 コロナ禍で影響を受ける 市内の企業の支援が目的で、 紙の商品券と電子商品券の2種類を販売します。 電子商品券の発売は初めてです。 応募期間は23日までで、 市は多くの市民に商品券を購入するよう 呼び掛けています。 商品券は事前登録した市内の全店舗で使える 「共通券」タイプと小規模店のみで使える 「専用券」タイプの2種類があり、 いずれも紙と電子版を発行します。 プレミアム率は共通券が30%で、 専用券は60%となっています。 共通、専用券ともに一冊5千円で販売し、 額面は共通券が6500円、 専用券が8千円となります。 応募方法は紙の場合は、各世帯に郵送される 応募ハガキから希望の冊数を書いて応募し、 電子は専用のアプリケーションからの応募となります。 紙、電子ともに購入冊数には上限があり、 紙は1世帯につき最大6冊までで、 電子商品券は1人につき 最大3万円までとなっています。 応募多数となった場合は抽選となります。 利用期間は紙が来月7日から 来年2月28日までで、 電子が今月31日から来年2月28日まで となっています。
Mon, 22 Aug 2022 16:23:00 +0900
これからも楽しく将棋を
2022年8月19日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 首里高校1年生で、西原町在住の 松島琉緯さんと西原東中学校3年生の 比嘉純大さんがこのほど、 西原町役場に崎原盛秀町長を訪ね、 5月に開催された将棋の県大会で それぞれ優勝したことを報告し、 「これからも楽しく将棋をしたい」 と口をそろえ、笑顔で語りました。 2人は小学生の時に通った 町内の学童クラブで将棋を始めました。 比嘉さんが年上の先輩から習い、 毎日将棋を指していたところ、 松島さんも比嘉さんを見て、 指すようになったということです。 松島さんは 「将棋が消極的だった自分を変えてくれた。 礼儀作法やコミュニケーション能力も身に付いた」 と強く語り、比嘉さんは 「自分も将棋で心が強くなった」 と話しました。 崎原町長は 「町内から県代表が2人も誕生してうれしい。 町民として誇りに思う」 と激励しました。 松島さんは今月3日と4日の両日に 東京都で開かれた第46回全国高校総合文化祭 囲碁・将棋大会に男子個人で出場し、 比嘉さんも同じく両日に山形県で開催された 第43回全国中学生選抜将棋大会に 出場しました。
Fri, 19 Aug 2022 14:50:00 +0900
交通遺児を支援 医者が写真展
2022年8月18日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 医師らが撮った写真96点を展示する 「第22回那覇市医師会チャリティー写真展」 がおととい、 那覇市のパレットくもじ6階にある 那覇市民ギャラリーで始まりました。 21日まで開かれており、入場は無料です。 写真は1点2千円で販売もしており、 売り上げの全額を 県交通遺児育成会に寄付します。 おとといの式典で、 那覇市医師会の友利博朗会長は 「私も自身で撮った写真を待合室などに飾り、 患者とのコミュニケーションに役立てている。 会員の作品を楽しんでほしい」 と話しました。 県交通遺児育成会の森田明理事長は 「これまでの募金総額はおよそ587万円に上る。 長年の開催に感謝申し上げる」 と述べました。 母親が交通事故で障がいが残ったという 中学3年の山城駈河さんは 「一つ一つの写真が個性的できれいだ。 先生方の応援で自分のやりたいことができ、 ありがたい」 と話しました。
Thu, 18 Aug 2022 14:27:00 +0900
首里高校、なぎなたで四国総体優勝
2022年8月17日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 香川県の丸亀市民体育館でおととい、 全国高校総合体育大会・四国総体の なぎなた団体戦決勝が行われ、 首里が京都の南陽を2対0で下して 全国一をつかみました。 新型コロナウイルスの影響で中止になった おととしの大会も挟んで、 県勢の団体優勝は3年ぶり8度目です。 首里高校は決勝トーナメント1回戦で 北海道の札幌国際情報に4対0、 準々決勝で長崎の松浦に1対1の末、 代表戦で競り勝ちました。 準決勝は大阪の清教学園に 3対0で勝利し決勝へ進みました。 決勝では先鋒の富川亜紀、次鋒の栄野川美羽、 中堅の平安名はなは、 いずれも競り合って引き分けました。 副将の城間こころが、面二つを奪って勝利し 有利な展開へと持ち込み、 大将の泉水ほのかも、すねで一本勝ちしました。 泉水主将は 「団体の全国制覇が一番の目標だった。 去年の総体5位や県内大会で知念に 負けるなど苦しい時期もあったが、 1年間努力を続けてきて全員が強い気持ちで 決勝まで戦うことができた」 と喜びを語りました。
Wed, 17 Aug 2022 14:20:00 +0900
鍛錬結実、姉妹で優勝
2022年8月16日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 3日に県立武道館で開かれた 第1回沖縄空手少年少女世界大会の 首里・泊手系の部決勝戦で、 国際沖縄少林流聖武館空手道協会沖縄総本部に通う 10歳の島袋由彩さんと、 7歳の日南彩さん姉妹がそれぞれ 「少年少女Ⅱ」、「少年少女Ⅰ」で優勝しました。 コロナ禍で大会の中止が相次いだ中、 久々に出場した大会での優勝に 「いつも通りを意識して頑張った。 とてもうれしい」 と喜びました。 由彩さんは予選は3位通過だっただけに、 喜びもひとしおです。 「負けず嫌い」だという性格を反映し、 悔しさをバネに練習に打ち込み、 「先生から、悔いのないように 練習して1位になってこそ、 何よりもうれしいと教わった。 その通りになったのがうれしい」 とはにかみました。 日南彩さんは 「緊張したけど、 練習通りまっすぐ突くことができた」 とはにかみながら語りました。 大会には県外や海外からも多数参加し、 日頃の稽古の成果を競い合いました。 由彩さんは 「自分では声を大きく出していると 思っていたが、もっと声が大きい人がいた」 と学びを語り、さらなる飛躍を誓いました。
Tue, 16 Aug 2022 16:50:00 +0900
「一生に一度は行ってみたい離島」は?
2022年8月15日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 阪急交通社が実施したアンケート 「一生に一度は行ってみたい離島」で、 県内から3位に宮古島、4位に石垣島、 6位に沖縄本島が入り、 トップ10に選ばれました。 1位は鹿児島県の屋久島、 2位は東京都の小笠原諸島でした。 アンケートは4月14日から19日にかけ、 全国の20代以上の男女561人を対象に ウェブ上で実施されました。 各島の魅力について、3位の宮古島は 「東洋一美しい」とも言われる 与那覇前浜ビーチのほか、 日本百景に数えられる東平安名崎から臨む 景観などが見どころだと紹介されました。 4位の石垣島は、絵に描いたような絶景の 川平湾や、夕日に染まるビーチ、 満天の星空など豊かな自然が 魅力だと紹介されました。 東京からの直行便もあり、交通アクセスの 良さもPRポイントとなりました。 6位の沖縄本島は、きれいなビーチや 世界自然遺産に登録された 「やんばるの森」など豊かな自然だけでなく、 ショッピングやグルメが楽しめる 観光スポットの豊富さも魅力だと 紹介されました。 アンケートでは離島でしてみたいことも 聞いており、1位は自然を楽しむ、 2位は非日常を味わう、 3位はゆっくり過ごすでした。
Mon, 15 Aug 2022 14:43:00 +0900
お父さん、多彩に読み聞かせ
2022年8月12日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伊江村の西幼稚園と西小学校でこのほど、 「お父さんがたによる読み聞かせ」が開かれ、 8人の父親が、幼稚園から6年生までの 学年に分かれて読み聞かせをしました。 父親自身の体験談や物事の考え方についての 講話もあり、多彩な内容となりました。 このうち幼稚園教室で「1歳から100歳の夢」 を読んだ下門優希さんは 「夢があれば夢に向かって進んでいく。 目標ややるべきことも分かってくる。 夢を持つことは大事だということを 子どもたちに伝えたかった。 西幼稚園の子どもたちも 夢がいっぱいあったので良かった」 と振り返りました。 また、1年生の教室では 歯科医師の池口伸之さんが 「はないきおばけとくちいきお化け」を 紹介しました。 鼻で息をする「はないきおばけ」と 口で息をする「くちいきおばけ」が 山の頂上まで誰が先に着くか競争する物語で、 優勝したのは「はないきおばけ」です。 優勝の秘密は 「あいうべ体操」だったということで、 読み進めながら 1年生も一緒に口を大きく開けて 「あいうべ体操」をしました。 父親たちは 「一緒に楽しく読めて盛り上がった」 などと感想を述べていました。
Fri, 12 Aug 2022 14:33:00 +0900
全国高校総体の重量挙げで男女優勝
2022年8月11日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 全国高校総合体育大会は7日と8日の両日、 愛媛県の新居浜市市民体育館で 重量挙げ競技を行い、女子59キロ級で 本部高校2年の比嘉成、 男子89キロ級で糸満高校3年の 造倉翼がそれぞれ優勝しました。 比嘉はスナッチ1本目で80キロに成功して 大会記録を更新し、3本目で自身が持つ 高校記録を1キロ上回る 日本高校新記録の90キロに成功しました。 また、スナッチは95キロを成功し、 トータル185キロは大会新記録でした。 造倉はスナッチ113キロを挙げて3位につけ、 ジャークで自己新記録の147キロに成功し、 トータル260キロで逆転優勝を果たしました。 比嘉は父親の敏彦監督の下で 幼い頃から競技に励み、スナッチを得意とし、 中学時代に全国記録を出しました。 高校入学後も 高校の全国記録を塗り替え続けており、 「スナッチの記録更新はうれしい。 スナッチ、ジャーク、トータルの 3つ全部で新記録を取りたい」 と、さらなる意欲を示しました。 造倉は高校から重量挙げを始め、 2年余りの競技生活で頂点に登り詰めました。 「全国で自己新を出したのは初めて。 満足いく結果だ」 と話しました。
Thu, 11 Aug 2022 15:06:00 +0900
古宇利島への農業用水が給水停止
2022年8月10日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁村の古宇利島への農業用水の給水が 停止していることが分かりました。 名護市の屋我地島と古宇利島を結ぶ 古宇利大橋の送水管に経年劣化が確認され、 破裂する恐れなどがあるため 5月20日に給水が止まりました。 復旧のめどは立っていません。 地元農家からは 「死活問題だ」との声が上がっています。 給水停止で古宇利島の2カ所の給水所が 使用できなくなっており、 農家は片道10分かけて屋我地島の給水所まで 行って水を持ち帰る必要があります。 古宇利大橋の送水管は国の委託を受けた 名護市と今帰仁村が管理しており、 維持や操作は羽地大川土地改良区が担っています。 名護市の担当者は琉球新報の取材に 「予算の確保や修繕の方法を検討している」 と説明しましたが、 復旧の時期は明確にしませんでした。 イモ農家の67歳の男性は 「9月に大量の水が必要なカボチャの 植え付けが始まるので、なんとかしてほしい」 と訴えました。
Wed, 10 Aug 2022 14:57:00 +0900
風土に合った豊かな生活を
2022年8月9日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 御願ハンドブックなどの著書がある 比嘉淳子さんがこのほど、 先人の知恵を詰め込んだ著書 「おきなわ暮らしの雑記帳」を刊行しました。 比嘉さんは本家の長男である 長男父の長女として生まれ、 首里出身の父方の祖母から沖縄の文化や 風習の「英才教育」を受けて育ちましたが、 何もかもしきたりばかりの家に嫌気が差し、 大学進学を機に上京し、沖縄出身の夫と 出会い、結婚、出産しました。 沖縄の文化を見直す契機の一つは、 当時生後7か月だった長女が乳幼児に多い 原因不明の病気の「川崎病」患ったことで、 すがるように沖縄にいる母親に電話し 「トートーメーと火の神に手を合わせて」と 無事を祈るよう頼み、 「医者半分、ユタ半分ってこういうことか」と、 先人の言葉の偉大さに気付きました。 その後家族とともに沖縄に戻ると、 サンの結び方や沖縄線香の割り方など、 自分が幼い頃から慣れ親しんできた文化が 若い世代に受け継がれていないことに 危機感を覚え、 「先人の知恵を伝えていかなければ」 との思いに至りました。 今回の著書には年中行事や 沖縄ならではの料理レシピのほか、 38編の黄金言葉などが収録されており、 比嘉さんは 「この本で改めて沖縄の文化のことを 知ってほしい」 と呼び掛けています。
Tue, 09 Aug 2022 13:49:00 +0900
野菜の高値が続く
2022年8月8日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 長雨や日照不足など全国的な天候不順で、 野菜の高値が続いています。 去年から価格が高止まりしている タマネギに加え、最近はニンジンや ダイコンの卸売価格も 例年のおよそ2倍に跳ね上がっています。 沖縄協同青果によりますと、 ニンジンとダイコンはこの時期 通常1キロ当たり150円前後で 取引されますが、 今年は250円から300円代で 推移しています。 主な原因は主産地である北海道の 日照不足など天候不順による生育不良で、 出荷量が大幅に減る中、全国的に引き合いが 強まっているためだということで、 「今月末か9月頃には落ち着く」 とみていますが、一部品目では 高値の継続も予想されます。 県外から仕入れるキャベツや白菜などの 葉野菜も小ぶりのものが 高く売られている傾向にあるということです。 買い物中だった30代の女性は 「食べ盛りの子ども3人が夏休みに入り カレーライスを作ろうと思っていたが、 タマネギとニンジンが高くて手が出ない。 焼きそばに変更した。 物入りな旧盆も近いため早く価格が 落ち着いてほしい」 と願っていました。 沖縄協同青果の担当者は 「今が旬のゴーヤーやオクラ、 ヘチマは順調に出ている。 この機会にぜひ県産野菜を積極的に 食べてほしい」 と呼び掛けました。
Mon, 08 Aug 2022 15:36:00 +0900
フレイル予防へ3つの実践「栄養・運動・社会参加」
2022年8月5日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伊江村老人クラブ連合会はこのほど、 伊江村福祉センターで講話会を開き、 加齢に伴って気力や体力が徐々に落ちる 虚弱状態「フレイル」の 予防方法などについて学びました。 県介護保険広域連合総務課の 地域支援推進員として県内各地で講演活動を行う 岡本愼哉さんを講師に招き、 「フレイルを予防して健康長寿を目指そう」を テーマに、効果的な運動について理解を深めました。 岡本さんはフレイルについて 「早く気づいて予防したら 健康な状態に戻れる」と話し、 「予防のためには栄養・身体活動・社会参加の 3つの柱がたいせつだ」と説きました。 そして、フレイル予防に効果的な運動として ウオーキングやスクワットなどを挙げました。 参加者は、フレイルチェックシートに それぞれの状態を書き、 フレイル度をチェックしました。 連合会の内間会長は 「フレイル予防について分かりやすく、 大変ためになる話だった。 自分たちの年代になると体のどこかに 健康的に不安を抱えている。 フレイルや要介護にならないために それぞれができる範囲での 3つの柱を実践し、 健康寿命を延ばして豊かな生活が 送れるよう心掛けたい」 と述べました。
Fri, 05 Aug 2022 15:09:00 +0900
西原高校がマーチングで世界一
2022年8月4日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 4年に1度、オランダで開催される 「世界音楽コンクール」に日本代表として 出場した県立西原高校マーチングバンド部が 日本時間の7月31日、 ショー部門の「チャンピオンシップ」で 優勝しました。 大会ハイライトとなる部門で、 チャンピオンシップは部門の最高峰です。 2位に3.52ポイント差をつけ 栄冠を勝ち取りました。 大会は「音楽のオリンピック」と呼ばれ、 西原は1997年の初出場から 2017年の前回大会まで毎回、 金賞を獲得しています。 2001年、2005年、 そして2017年は最高賞の ベストインターナショナル賞を獲得しました。 昨年の大会は、 新型コロナの影響で延期されていました。 西原町内の有志で結成した 世界大会に送る会の前野会長は 「コロナ禍で練習も制限される中、よく頑張った。 多くの県民や企業から寄付が寄せられた。 最高の形で恩返しできたと思う」 と喜びました。
Thu, 04 Aug 2022 15:57:00 +0900
川平さんが世界ポスター展で優勝
2022年8月3日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 世界的なポスター公募展 「POSTERISTS IN THE WORLD 2022」の最終審査が このほど行われ、 ソーシャルポスター部門で グラフィックデザイナーの川平勝也さんの 作品が優勝しました。 作品のタイトルは「STOP WAR!」で、 ロシアのウクライナ侵攻を受けて 制作した作品です。 「STOP」の文字を涙を流す顔に見立て、 戦場を目の当たりにした戦争被害者の 心の声を表現しました。 公募展には世界中から 1万5336点の応募があり、 6部門でそれぞれ1人が優勝者に選ばれました。 社会問題をグラフィックで表現する ソーシャルポスター部門で優勝した川平さんは 「沖縄戦で20万人以上の死者を出した 沖縄から世界に向けて平和の大切さを 発信できたことは意味がある。 『STOP WAR』の実現を祈っている」 と話しました。 川平さんは去年、県が開催した マンホールデザインコンテストでも 優秀賞に選ばれており、 今後の抱負として 「平和の大切さを伝えるために 全力で沖縄から発信していく」 と述べました。
Wed, 03 Aug 2022 15:48:00 +0900
桃色のバッタを見つけたよ
2022年8月2日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南風原町津嘉山の眞榮城一智ちゃん(5)歳は、 このほど、幼稚園の帰りに、 自宅アパート駐車場の植木で、 ピンク色の虫を見つけました。 すぐに捕まえ、虫かごに入れて観察し、 幼稚園の友達に見せた後、 元いた場所に逃がしました。 体長5センチから6センチほどで バッタのような見た目で、 発見時、既に左足がなかったということです。 この虫は「ショウリョウバッタの幼体」 だということで、一般的には緑色ですが、 ごくまれに色素異常で、 ピンク色の個体が出現することがありますが、 自然界では目立つ色のため、 鳥などの天敵にすぐに食べられてしまい、 生きていても発見時には大体足などが既に 食べられている場合が多いということです。 一智ちゃんは幼稚園が終わると、 母親の車に乗って帰り、 自宅の駐車場に着き車から降りると 「何かいないかな」と植木や雑草に目を向け 虫を探す習慣があり、 見つけた時は常に車に乗せている 虫かごに入れて、自宅に運びます。 今回もこの、いつもの習慣で見つけました。 捕まえた虫を「かわいい」となでたり、 すべり台を一緒にすべったりするということで、 虫の「かわいい」面と「かっこいい」面、 どちらも知っている一智ちゃんは きょうも虫を探し続けます。
Tue, 02 Aug 2022 14:03:00 +0900
路線バス3社がコロナで減便
2022年8月1日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、 沖縄本島の路線バス会社3社が 減便や運休など運行ダイヤの変更に 踏み切りました。 バス運転手の療養や自宅待機で 平常の運行本数を継続するのが難しくなるなど、 感染拡大が公共交通機能にも 影響を及ぼしており、 いずれの社も今後の感染状況などを見ながら、 当面の間のダイヤの変更としています。 沖縄バスは、バス運転手にも感染者や 濃厚接触者が生じていることから、 通常の運行系計画の維持が難しいとして、 先月26日から当面の間、14路線を 土日・祝日ダイヤで終日運行します。 また、平日のみ運行している路線のうち、 18番と22番は平日減便で運行し、 200番と777番は運休します。 沖縄バスの担当者は 「通勤、通学で利用いただいている方には 大変申し訳ない。 今月下旬を目標に元の運行状況に 戻したい」 としました。 琉球バス交通と那覇バスは、 今回の感染拡大の影響を受けての減便ではなく、 新型コロナで利用者が減った路線に対応した ダイヤの見直しとなり、 ダイヤ変更でバスが1日当たり22往復、 琉球バス交通が18往復減少します。 担当者は 「新型コロナの影響が緩和すれば 路線を元に戻す計画だ」 と述べました。
Mon, 01 Aug 2022 14:11:00 +0900
これからも挑戦したい
2022年7月29日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 第104回全国高校野球選手権沖縄大会 期間中の今月9日、 沖縄市のコザしんきんスタジアムでの 第1試合を前に、 大会パンフレット表紙の絵をデザインした 真和志高校2年生の親川弥怜さんへの 表彰式が行われました。 県高野連の川端三矢会長から 表彰状を受け取った親川さんは 「頑張りが認められてうれしい。 これからもチャレンジしたい」 と喜びました。 タイトルは「真夏の高校球児」で 応募のあった12作品から 最優秀デザイン賞に選ばれました。 「高校野球は皆が主役」とし、 投げる人、打つ人、捕る人を 躍動感あふれるタッチで表現しています。 「今を目いっぱい頑張ってほしい思い出描いた」 ということです 幼少から絵を描くことと野球漫画が好きで、 「サヨナラ逆転などいろいろなプレーが あることが魅力」 と語る親川さん。 将来の夢は漫画家かイラストレーターで、 球児に負けず自身の夢を追いかけます。
Fri, 29 Jul 2022 14:08:00 +0900
水難事故が最多ペースで発生
2022年7月28日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今年1月から6月に県内で発生した 水難事故が40件となり、 過去10年の同じ時期との比較で 最多になることが、 県警のまとめで分かりました。 年間件数で94件の最多を記録した 去年の同じ時期と同数となります。 県警によりますと、 過去10年の同じ時期の水難事故について、 最多は今年と去年の40件で、 人数も今年はここまで55人で、 最多だった去年の61人に続く 多さとなっています。 55人のうち、県民が31人、観光客が21人、 アメリカ軍関係者が3人でした。 県民31人のうち、半数の15人が釣りや 潮干狩りの最中に事故に遭っています。 このうち死者は17人で、死者17人のうち、 50代以上が12人で およそ7割を占めています。 今年7月には子供が被害に遭う事例もあり、 豊見城市にある屋外プールを 父親と訪れていた4歳の男の子が水中に沈み、 近くにいた男性利用者が男の子を救助し、 心肺蘇生したところ、 意識を取り戻したということです。 県警は 「去年と同じペースで水難事故が発生している。 一瞬の気の緩みで事故は起こるので 注意してほしい。 子どもと遊泳する際には、 目を離さないでほしい。」 と呼び掛けています。
Thu, 28 Jul 2022 14:19:00 +0900
銀座わしたショップが移転
2022年7月27日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄県物産公社はこのほど取締役会を開き、 運営する銀座わしたショップ本店の 移転を決めました。 物産公社は新型コロナウイルス禍で 業績が低迷しており、 賃料の高い現在地から移転することで 財務の改善を図るとみられます。 関係者によると移転先として 東京交通会館を検討しており、 現在の店舗は来年1月まで営業を続け、 2月以降に移転先で営業を再開したい考えです。 物産公社はおととしから続く 新型コロナによる影響で、 今年3月期決算は純損失6600万円を計上し、 2期連続の赤字でした。 別の関係者によると、 東京オリンピックの開催などを背景に 銀座わしたショップ本店が入居するビルの 賃料が上昇しており、 固定費の増大が課題となっていました。 現店舗の延べ床面積は およそ500平方メートルで、 東京交通に入居した場合は 半分程度になるものの、 ピロティなどを有効活用して 広さを補うとみられます。 移転について、物産公社の担当者は 「回答は控えたい」 と語りました。 銀座わしたショップ本店は 1994年3月に開店し、 地域の観光や歴史文化などを発信する アンテナショップとして、 全国でも注目を集めていました。
Wed, 27 Jul 2022 14:05:00 +0900
支え合い、紡ぐ芭蕉布
2022年7月26日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 東京都港区の大倉集古館で 31日まで開催中の 「芭蕉布 人間国宝・平良敏子と 喜如嘉の手仕事」展に合わせ、 このほどトークイベントが行われ、 101歳の敏子さんの後継者の 平良美恵子さんが出席し、 「力を合わせることで、1+1は10になる」 などと、友部と呼ぶ仲間と取り組んできた、 芭蕉布の制作について語りました。 大宜味村喜如嘉の「芭蕉布織物工房」では、 およそ3年かけて栽培したイトバショウから 糸を紡ぎ、織り上げ洗濯するまで 一貫して行っていますが、 戦後、その復興に尽力したのが敏子さんです。 戦争で夫を亡くした女性らとの共同作業で、 沖縄に伝わる助け合いの精神「ゆいまーる」が 支えとなりました。 「1人で黙々と作業をすると、 1反を作るために何日もかかる。 近所で力の貸し借りをすると苦しいことも 楽しくできる。得意、不得意を 互いにカバーできる信頼関係が 生まれるのです」 と美恵子さんは話しました。 2024年には「喜如嘉の芭蕉布」が 国の重要無形文化財指定50周年の 節目を迎えます。 現在およそ70人が作業に従事していますが、 美恵子さんは 「琉球ではなく『喜如嘉の』と限定されている」 などと伝承する難しさを語りました。
Tue, 26 Jul 2022 14:23:00 +0900
辺戸の爆発は自然発火か
2022年7月25日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国頭村の辺戸岬付近の海岸で見つかった 直径1メートルほどの爆発痕は、 現場の石に付着していたリンが 発火した可能性が高いことが これまでに分かりました。 名護署は人為的な可能性はないとみています。 県衛生環境研究所によりますと、 リンの自然発火による火災は 過去に県内で起きているということです。 名護署が茶色の物体が付着した石を回収し、 調査したところ、石からリンの成分が検知され、 火薬などは含まれていませんでした。 現場は干潮時のみリーフから 往来が可能な場所で、 他に残留物は見つかっていません。 リンにはおよそ30度から60度の空気に 触れた状態で自然発火する黄リンと 摩擦熱などで発火する赤リンがあります。 2015年の県衛生環境研究所の広報誌は、 リンが含まれる石を「燃える石」として紹介し、 比謝川で石に付着した黄リンが燃えているのが 見つかった事例を報告し 「見つけた場合、近づいたり触れたりせずに 警察に通報してほしい」 と呼び掛けていました。
Mon, 25 Jul 2022 14:12:00 +0900
ユニークな凧、空賑やか
2022年7月22日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 3年ぶりの開催となる石垣島凧あげ交流会が このほど、石垣市南ぬ浜町で開かれ、 全国各地から集まったたこ愛好家たちが、 子どものような表情で思い思いに 自慢のたこを揚げました。 この日揚がったのは、飛べない鳥の ヤンバルクイナを模したたこや、 鶏の羽毛で作られたたこ、 揺れる恋心を表現したという 左右に振れながら揚がるハート形のたこなど、 凝ったつくりの珍しい物ばかりでした。 もちろん伝統的なタコも揚がり、 愛知県田原市に伝わるけんか凧の田原凧が 上下左右に自在に飛び回る姿を見せるなど、 訪れた人々の目を楽しませました。 また空に揚がったたこの糸に付いたかごから、 お菓子が降ってくるイベントもあり、 子どもたちは楽しそうに参加していました。 市内から父親と参加した小学2年の女の子は 「お菓子が降ってくるのが面白いと思った。 たこで遊ぶのは好き」 と話し、父親も 「久しぶりにたこで遊んだ」 と昔を思い出したようでした。 愛知県から参加した68歳の男性は 「いまは全国どこでも後継者不足だ。 子どもたちにたこ揚げを教えていきたい」 と田原凧の妙技を披露しながら話しました。
Fri, 22 Jul 2022 14:22:00 +0900
市体育協会が解散
2022年7月21日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 NPO法人名護市体育協会が 解散していたことがこのほど分かりました。 事務職員の不在などで協会の運営が 困難になったことから 先月15日の臨時総会で解散を決めたものです。 体協は市内3支部を取りまとめ、 「ワラビンピック」などのスポーツ大会の 主催や運営をしてきました。 体協によりますと、 おととしに市内の体育施設の指定管理業務が 終了した際に、事務職員が不在になりました。 2008年にNPO法人化する前は 市が事務局を担っていたことから、 おととしの3月までに市文化スポーツ振興課に 事務局業務の引き継ぎをしたと説明しています。 一方、市は 「スケジュール表の提供はあったが、 引き継ぎを受けたという認識はない」 と琉球新報の取材に答えており、 見解に相違があります。 体協会長だった大嶺眞順さんは 「市の協力がないと法人の運営が厳しい。 残念な結果になってしまった」 と話しています。 体協がこれまで運営に携わっていた大会の 今後の継続について、市は 「市民スポーツの振興は切れ目なく続けていく。 今後の対応を検討しているところだ」 としています。
Thu, 21 Jul 2022 14:10:00 +0900
竹富の放置車両を撤去へ
2022年7月20日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 世界自然遺産の島、 西表島の港など竹富町内の島々で、 放置されたままとなっている車両が 目立っています。 町によりますと、これらは所有者不明のまま 港内に放置されている車両で、 車両に勧告書を貼るなどし、 所有者に車を処理するよう要請していますが、 応じる人はいません。 通常、車両を処理する場合、 処理業者に車両を引き渡す必要がありますが、 町内には業者がおらず、 車両を処理するためには石垣島へ船を使って 輸送しなければなりません。 こうした事情で適切に処理されず、 放置されたままとなっている車両が 発生するとみられます。 処理時の車両の海上輸送費については 補助があるものの 「一部の町民が不法投棄と認識せず、 放置しているのではないか」 ということです。 状況を改善しようと石垣市内の民間会社が 処理を名乗り出ており、 年内には始まる見込みですが、 町は 「まずは町民が自ら撤去してほしい。 本来は自己責任で処理するべきであり、 こうした処理を今後することはない。 所有者は名乗り出て、自ら処理してほしい」 と訴えています。
Wed, 20 Jul 2022 14:07:00 +0900
地名由来知り、愛深め
2022年7月19日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 旧具志川市、現在のうるま市の元教育長の 名嘉山兼宏さんがこのほど、 うるま市の地名の語源や歴史をまとめた著書 「うるま市の地名」を発刊しました。 名嘉山さんは 「地名は歴史の証人とも言われる。 大切さを理解し関心を持ってほしい」 と語っています。 名嘉山さんは出身地である「昆布」の 由来を調べ始めたのがきっかけで、 「そこから次々にいろんな場所の地名が 気になった」ということです。 名嘉山さんの「地名好き」の端緒となった昆布は 「天願から分離独立した時に『よろこんぶ』 (喜ぶ)と好字を当てた」という説を紹介し、 くぼ地だった土地が語源変化で 「くーぶ(昆布)」となり、 分離独立の喜びと重ねて「昆布」 と命名表記されたと解説しました。 発刊に当たっては「大日本地名辞書」のほか、 「南島風土記」、柳田国男全集なども 参考にしたということで、 語源に加えて地域の歌や道の紹介もあります。 名嘉山さんは 「地名は大地に刻まれた文化遺産。 一つ一つに意味がある。 みなさん愛着があると思うが、 歴史を知ったらさらに愛着が増す。 ぜひ手にとってほしい」 と呼び掛けました。 「うるま市の地名」は市みどり町の幸文堂、 安慶名の教学館、石川の大城書店で 税込み1300円で販売しています。
Tue, 19 Jul 2022 17:20:00 +0900
戦前の「琉球新報」の紙面が山形で見つかる
2022年7月18日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 山形市にある1877年創業の 老舗文房具店「三益堂」で、 太平洋戦争前に沖縄で発行された 「琉球新報」の紙面が見つかりました。 戦前史料のデジタル化を進める 沖縄県教育委員会によりますと、 県内では戦前の新聞は大半が焼失しており 貴重だということです。 見つかったのは1937年3月28日付の 紙面4ページ分で、1面には 「罪の少年少女を導く『少年法』の全国化」 との見出しの記事や、 当時上映されていた映画の広告などが 掲載されています。 他の面には、泡盛の原料となる米の輸入申請や 郵便料金値上げに関する記事があり、 当時の社会情勢を知ることができます。 斎藤実社長が今年5月、 店の倉庫で発見したもので、 万年筆の広告を印刷する判型を包んでいました。 先々代の祖父の時代からあったとみられますが、 店は沖縄とつながりがなく 「判型の製造元が包んだのではないか 」と推測し、斎藤社長は 「沖縄の地で社会の役に立ってもらいたい」 と話し、紙面を県教委員会に寄贈する予定です。 現在の琉球新報社には、 37年当時の新聞は残っておらず、 島洋子編集局長は 「どういう経緯で山形まで 紙面が行ったのか気になる。 ロマンをかき立てられる」 と話しています。
Mon, 18 Jul 2022 14:51:00 +0900
非行誘いに断る勇気
2022年7月15日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宜野湾中学校はこのほど、 県警本部生活安全部少年課の 安次嶺秀樹警部補を招き、 少年非行に関する特別授業を開きました。 安次嶺さんは、深夜はいかいや飲酒・喫煙などの 不良行為から事件事故に巻き込まれる 可能性があることを強調し、 「はっきりと踏みとどまる強い意思を 持ってほしい」 と呼び掛けました。 去年に県内で補導された少年のうち、 最も多いのは「深夜はいかい」、 次いで「喫煙」でしたが、 安次嶺さんは 「このような行為は体と心のバランスが崩れ、 成長を阻害する」 と語りました。 また、喫煙や飲酒により 病気のリスクが上がることに加え、 より刺激を求めて違法薬物などへ エスカレートすることにも言及しました。 そして、県内の高校生が大麻所持で 摘発された記事を紹介し、 「まったく関係ない話ではない」 と強調し、少年非行は友人などの 誘いから始まることが多いとして 「断る勇気を持つことはもちろんだが、 悩んだ場合はすぐに周囲に相談して」 と話しました。 生徒代表は 「自分と関係ない話だと思っていたが、 巻き込まれる可能性もある。 危険回避能力をつけ、誘われても 自分から断れるようにしたい」 と感想を述べました。
Fri, 15 Jul 2022 14:12:00 +0900
コロナの流行は、この夏がピークに
2022年7月14日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの県内での感染は、 おととし、去年のいずれも 人の移動が活発になり、 交流が増える夏場にピークとなっています。 今年はおとといまでの感染者の合計が、 すでに去年8月の合計を上回っており、 かつてない規模の流行を迎える恐れがあります。 おととしは7月下旬から8月にかけて 感染が拡大し、8月にピークとなりました。 県外からの移入例もあり、松山や久茂地など 夜の街を起点にクラスターが発生しました。 高齢者施設や医療機関での クラスターも確認されました。 去年も8月がピークとなり、 8月の感染者数は1万7866人でした。 旧盆で親族が集まり、 会食の機会が増えたことも指摘されました。 県内では若い世代から家庭内や高齢者へと 感染が広がるパターンを繰り返してきました。 今年は4月以降は10代以下や 子育て世代など幅広い年代に広がり、 感染が高止まりしています。 このまま夏のピークを迎えると、 流行はかつてない規模になるとみられ、 専門家は人が集まる場所でのマスク着用や 閉鎖された空間での密集を避けること、 飲み会の頻度を減らすなどの対策を 呼び掛けています。
Thu, 14 Jul 2022 13:37:00 +0900
那覇市字大嶺自治会館が落成
2022年7月13日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新たな字大嶺自治会館の落成式がこのほど、 開催されました。 旧軍飛行場用地問題の解決を図る 「特定地域特別振興事業」を活用し、 国や県の補助を受けて市が建設したもので、 大嶺自治会が指定管理者となり運営します。 元々の大嶺集落は1943年から翌年にかけて 日本軍によって接収され、 海軍小禄飛行場が建設されました。 戦後は国有地として扱われ、 現在は那覇空港となっています。 大嶺自治会によりますと、 旧大嶺集落の住民の多くは現在の 那覇市宇栄原に移り住み、 新たな大嶺集落を形成しました。 78年には市が国の補助などを受けて 旧自治会館を建設し、 住民の憩いの場となっていました。 新たな字大嶺自治会館はおよそ6億円の 事業費を投じて今年6月に完成しました。 2階建てで敷地面積は1319平方メートル 延べ床面積は985平方メートルで、 およそ300人を収容できるホールや会議室、 婦人会室などを備えています。 落成式で赤嶺良一自治会長は 「待ち望んでいた会館が完成し、 大変喜んでいる。 旧自治会館は毎日にぎわっていた。 新たな会館もコミュニティーの場として 一層充実させていきたい」 とあいさつしました。
Wed, 13 Jul 2022 13:27:00 +0900
復興支えた「海から豚」
2022年7月12日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県立中部農林高校でこのほど、 特別授業「高校生が伝えるうるま市の物語~ 海から豚がやってきたプロジェクト」が 行われました。 実践的、体験的な学習活動を通じて 福祉人材に必要な資質、 能力を養成することが目的で、 福祉科の2年生が参加し、 ハワイに移住したウチナーンチュたちが 戦後の厳しい時代に沖縄に豚550頭を送り、 故郷の復興を援助した歴史を学びました。 授業は沖縄NGOセンターの奥山有希さんが クイズ形式で沖縄移民の歴史について質問し、 移民関連の写真を使って絵本作りを想定した 演習を行いました。 また、布哇海豚顕彰会の浜端良光さんは ハワイから来た豚の史実に特化して 歴史を総ざらいし、 ハワイの移民が送った持続可能な 釣り竿としての豚の意味を強調しました。 授業を受けた生徒らは 「移民の存在がなかったら戦争の犠牲は もっと大きくなっていたかもしれない。 援助をありがたく思う。 次は私たちが助けるほうになりたい」 などと感想を述べました。 中部農林高校はハワイの豚の史実について 今後新たな教材作りを模索し、 市内の小中学校への普及啓発を 検討していくことにしています。
Tue, 12 Jul 2022 16:53:00 +0900
名護ハーリーは中止
2022年7月11日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 来月7日に3年ぶりに開催予定だった 「名護市長杯争奪全島ハーリー大会」の 中止が決まりました。 新型コロナウイルス対策と 3回のワクチン接種証明書や PCR検査か抗原検査の陰性証明書の 提出など参加条件を厳しくした結果、 開催条件だった80チーム以上の参加を 大きく下回る19チームの 申し込みにとどまったためです。 実行委員会は感染対策を徹底し、 地域活性化に向けた恒例イベントの再開を 決めましたが、感染が拡大する中で 参加チームが集まりませんでした。 名護漁港で開催される大会は 毎年180チームほどが参加し 県内最大級でした。 コロナ前までは市議団で参加していた 名護市議会は先月中旬に開いた 議会運営委員会で参加を断念することを 決めました。 議会事務局は 「コロナの感染状況を考えると 参加は難しいだろうとの意見で一致した」 と説明しました。 市区長会も常連でしたが今回は参加を見送り、 港区の津波区長は 「各区の行事も中止になっている状況だったの で参加しづらい部分もあった。残念だ」 と述べました。 実行委員会は 「参加者や来場者の健康を守るために 参加条件を厳しくしたが、 開催条件を満たすことができなかった。 来年以降にまた開催できれば」 と話しました。
Mon, 11 Jul 2022 14:40:00 +0900
沖縄戦や世界情勢を考える
2022年7月8日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 豊見城市立伊良波中学校でこのほど、 平和について学ぶ授業が行われ、 1年生およそ310人が平和な社会に向けて、 戦争や世界情勢について考えました。 「沖縄戦から現代の難民問題まで学ぶ ~私が描く未来~」をテーマに、 沖縄NGOセンター代表理事の 玉城直美さんが講師を務め、 玉城さんは読谷村のチビチリガマと シムクガマについて説明しました。 チビチリガマでは「集団自決」で多くの人が 亡くなった一方、シムクガマでは、 ハワイ帰りの男性が住民を説得し 投降させたため、「集団自決」は 起きなかったことを伝え、 その時の状況や偶然居合わせた人との 巡り合わせで、生死が分かれた沖縄戦の 悲惨さについて話しました。 沖縄戦当時を「シュミレーション体験」するため、 生徒はどういうガマに避難するか、 何を持っていくか、誰と逃げるかなどについて 考えながら選択しました。 男子生徒は 「『集団自決』はとても悲しい。 そういうことがない平和な世界にするため、 きょうの講演について小学生の弟と妹にも 伝えたい」 と感想を述べ、女子生徒は 「戦争で生き延びる難しさと、 昔の人の諦めない気持ちを学んだ。 平和な未来に向けて、 自分にできることをやっていきたい」 と話しました。
Fri, 08 Jul 2022 16:23:00 +0900
消えゆく公衆電話
2022年7月7日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 KDDI(au)の大規模な通信障害で、 緊急時の代替手段として利用が呼び掛けられた 公衆電話。しかし、公衆電話は撤去が進み、 街角で見つけることが難しくなってきています。 NTT西日本によりますと、 県内に設置されている公衆電話の台数は 3月末時点で1883台となっています。 1998年度の6940台が 県内設置台数のピークのため、 20年余で7割を超える およそ5千台が姿を消したことになります。 さらに、今年4月には総務省が 公衆電話の設置基準を緩和したことで、 全国的にさらに削減が進むことが 確実となっており、NTT西日本は 県内の公衆電話について、 今後10年で新たにおよそ800台を 削減する計画を立てています。 一方、公衆電話は電話回線を通じて 電力を得ているため停電の時でも使用でき、 災害時の通信手段としても 位置付けられています。 今回の通信障害でも非常時の役割が 改めて注目されました。 携帯電話などの普及や、 人口減少などの社会環境の変化に伴い、 利用者の減少が続く公衆電話。 NTT西日本は 「今後は新たな設置基準に則して 公衆電話の削減に取り組み、 総務省の措置要請内容に従って 報告・公表する」としています。
Thu, 07 Jul 2022 16:03:00 +0900
「すまむに」を次の世代へ
2022年7月6日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市文化協会は八重山方言を自由に発表する 「すまむにを話す大会」を今月30日に 市民会館で開催します。 世代を超えて八重山の言葉に対する 関心と理解を深め、 次世代へ継承することなどが目的で、 上位者は、冬に予定されている 県のしまくとぅば語やびら大会への 出場資格が得られます。 協会では大会参加者を募集中で、 出場申し込みは15日までとなっています。 参加は無料で、参加者は5分の持ち時間内に、 石垣島や与那国島の方言など八重山地方の すまむにで発表します。 テーマは自由で原稿を読み上げての発表も可能です。 幼児から大人まで、団体参加も認め、 八重山郡以外からの参加も受け付けます。 黒島健すまむに部会長は このほど市内で行った記者会見で、 「言葉を忘れたら生まれ島を忘れ、 生まれ島を忘れたら親までも忘れる」 という意味のすまむにで 「むにばすきかー、すまばすきん。 すまばすきかー、うやばすきん」 と語り、言葉を残していく重要性を訴えました。
Wed, 06 Jul 2022 15:54:00 +0900
苦しみ、今なお
2022年7月5日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宮森小学校アメリカ軍ジェット機墜落事故の 慰霊祭に初めて出席した60代後半の 佐藤節子さんは、 宮森幼稚園の年長の時に事故で大けがを負い、 後遺症に苦しんできました。 高校卒業後およそ50年、 東京で暮らしていましたが、 去年11月に沖縄に移り住み、 「ずっとここに来たかった」 という慰霊祭で、 感想を聞かれた佐藤さんは言葉に詰まり、 何度も手ぬぐいで潤んだ目をぬぐって、 「出席してよかった。それだけです」 と言葉を絞り出しました。 今年翻訳されたアメリカ国立公文書記録管理局 所蔵の医療報告書によりますと、 「この患者は、石川事故で重度の頭蓋骨損傷を 受けた3人の患者のうちの1人であり、 沖縄のアメリカ陸軍病院で『必要に応じて』 経過観察されるべきである」 と記されています。 治療後も頭痛などの後遺症に苦しみ続け、 5年前にくも膜下出血となりましたが、 ジェット機墜落事故に伴う手術の影響で、 くも膜下出血の手術ができませんでした。 佐藤さんはゆっくりとした足取りで、 事故で亡くなった児童らの名前が刻まれた 「仲よし地蔵」に向かい、焼香をあげました。 沖縄に帰り、幼稚園の担任や同級生にも 会うことができ、「皆に感謝です」 と柔らかい表情でした。
Tue, 05 Jul 2022 15:44:00 +0900
大綱引きの準備で区民が稲刈り
2022年7月4日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 渡嘉敷村渡嘉敷区の区民の 健康祈願と豊作を祝う 「大綱引き」が今月23日に実施されるのを前に、 先月25日、知念区長ら老人クラブの 若いメンバー6人が手作業で稲刈りを行いました。 渡嘉敷区の綱引きは旧暦6月25日の 6月カシキー=豊年感謝に行われるもので、 300年余の歴史を誇る伝統行事です。 稲は知念区長自身が田んぼ およそ2千平方メートルに植え付けた 「ちゅらひかり」を刈り取りしました。 ちゅらひかりは豊作となりました。 知念区長によりますと、 綱引き用のわらは手作業で刈ったほうが わらが長く、綱作りが早いということで、 6人のメンバーは暑さにも負けず、 2日間にわたり稲刈りに汗を流しました。 島の綱引きは、その日の朝から綱作りを行い、 その日の夕方に綱引きを行います。 綱作りは大変ですが、引いた後の喜びが 大きいということで、知念区長は 「区の最大行事がコロナ禍で2年中止となった。 先祖代々守ってきた行事は村の誇りだ。 区民の心意気と一体感を抱く行事だけに 綱引きを盛り上げたい」 と意気込んでいます。 渡嘉敷区では、多くの区民に綱作りや 綱引きへの参加を呼び掛けています。
Mon, 04 Jul 2022 15:26:00 +0900
座間味の歴史・文化を学ぶ
2022年7月1日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 座間味小中学校の教員を対象にした 座間味島フィールドワークがこのほど行われ、 15人ほどが参加し、村内のお墓や 高月山展望台などを巡りました。 座間味島で生まれ育ち、座間味島在住で、 3年前まで琉球大学非常勤講師として 島しょ地域の歴史や成り立ちを教えていた 宮平賢さんが講師を務めました。 宮平さんは村の墓の使われ方や 現在の開発の問題、沖縄戦や 琉球王朝時代の唐船貿易、 村の拝みなどについて説明し、 島を歩きながら幅広く話をして、 教員たちは真剣な表情で耳を傾けました。 参加した教員は 「島のことを知らなかったので充実した内容だった。 特に拝みの話が印象的で、島の人は海だけではなく、 沖縄ならではの祈りも大切にしていることを 知れて良かった」 と振り返りました。 宮平さんは 「島外から来た教員の方に 島のことを知ってほしかった。 島に興味を持ってもらい、 子どもたちに島のことを考える機会をつくる きっかけになればと思い企画した」 と語り、 「子どもたちに、現在の島の問題を ディベートする企画も提案したい。 子どもたちに島のアイデンティティーを 構築してほしい」 と願いました。
Fri, 01 Jul 2022 14:55:00 +0900
戦前・戦中世代の人口減少が進む
2022年6月30日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1945年以前に生まれた 「戦前・戦中世代」の人口が 今年中に県内でおよそ14万1千人となり、 総人口に占める割合が9.6%となる 予測が出ています。 県内の社会・経済動向を調査する シンクタンクNIAC=南西地域産業活性化センターが 推計したものです。 これまでも、沖縄戦の体験を語れる世代の 減少で記憶の継承が困難になると 指摘されていましたが、 今回の予測で課題が顕在化しました。 NIACの予測によりますと、 おととしにおよそ15万9千人だった 戦前世代は27年に10万人を下回り、 31年はおよそ6万5千人まで減少します。 総人口に占める割合は今年1割を切り、 30年に5%を下回る見込みです。 戦争の悲惨さや平和の尊さを学ぶため、 県内の小中高校で平和学習が行われていて、 戦前世代は「語り部」として重要な役割を 担ってきました。 ただ、高齢化に伴って講話の設定が困難になり、 学習内容も変化しつつあります。 継承の取り組みとして、 体験者の証言を収録した県史や 市町村史を活用した平和学習が 始まっています。 戦後世代の語り部も登場しています。
Thu, 30 Jun 2022 14:45:00 +0900
浦添市にミャンマーからの実習生
2022年6月29日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ミャンマーから介護技能実習生5人が来日し、 今月から浦添市内の介護施設で働いています。 在留時間は3年を予定し、 5人は1年後の介護試験に挑戦します。 浦添での介護技能実習生の 受け入れは初めてです。 実習生の受け入れは市内の福祉関係の企業や 団体で構成する市介護人材サポート事業連絡協議会が 窓口となり、5人は現在、協議会の会員でもある NPO法人 ライフサポートてだこ、 社会医療法人仁愛会、医療法人太陽会が 運営する介護施設で働いています。 平均年齢が低いミャンマーでは 「介護職」という概念が 浸透いないということで、 実習生の5人はいずれも介護職に就くのは 初めてです。 プー・プィン・ゾ―さん(30歳)は 「沖縄に来るのは初めてだが、 周りの人はみんな優しくてうれしい。 まだ、分からないことが多いが、 きちんと教えてくれる。 今は毎日が面白い」 と話し、アーカイン・チーさん(35歳)は 「初めての介護職だが、毎日が楽しい。 日本語も早く上達したい。 施設のおばあちゃんとおじいちゃんから 沖縄の方言を教えてもらうことが楽しい」 と語りました。
Wed, 29 Jun 2022 15:53:00 +0900
武器を置く「強さ」を
2022年6月28日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 23日の慰霊の日、宮古島市で開かれた 市全戦没者追悼式で西辺中学校3年生の 上原美晴さんは自作の平和の詩 「Unarmed(非武装)」を読み上げました。 相手を傷つけることでしか 自分を守れないことを「弱さ」と訴え、 命を尊び、人の痛みが分かることが 「強さ」なのだと語り掛けました。 去年の慰霊の日、沖縄全戦没者追悼式で 自作の「みるく世の謳」を朗読し、 多くの賞賛を得た一方、 一部の人間から誹謗中傷を受けました。 「つらかった。悔しくて痛くて、 この痛みをどう分からせてやろう」と、 傷ついた心に「どす黒い雨」が降りましたが、 インタビューに答える高齢女性の 「どちらも武器を置きなさい」との 平和を願うある言葉が耳に焼き付きました。 自問を重ねる中で、相手を憎むことによって 傷ついた自分や仲間を守ろうとすることこそが 「弱さ」だと思うようになりました。 「憎しみが何を産んできたのか。 命こそ大切なものじゃないか」。 戦禍を耐え、悲しみを抱えててもなお許す心、 武器を置ける「強さ」に気付きました。 上原さんは 「私の弱さも強さも、人への思いやりや、 平和へのかたくなな決意にしていきたい」 と語りました。
Tue, 28 Jun 2022 15:46:00 +0900
沖縄の輸入品目、50年の移り変わり
2022年6月27日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄地区税関は、本土復帰特集として 50年前と現在の輸入を比較した データを発表しました。 1973年の輸入額は1052億円で 990億円の輸入超過、 去年の輸入額は1265億円で 815億円の輸入超過となりました。 また、古くから輸入が行われている品目として、 丸太、ポークランチョンミート、マヨネーズ風調味料、 マーガリンの50年間の推移を公開しました。 丸太は製材やベニヤ板に加工するために 輸入されましたが、 加工された製材の輸入に移行したこともあり、 2008年以降はほとんどなくなりました。 ポークランチョンミートは アメリカ統治下時代に県民の食文化に定着し、 現在でも安定した需要があります。 戦後、冷蔵庫のない時代に保存のきく缶詰が 重宝されたこと、豚肉文化のある沖縄に なじみやすい味であったことが定着した 理由だとしています。 沖縄に根付くアメリカの食文化として、 マヨネーズ風調味料も挙げられますが、 新型コロナの影響を受け、去年秋以降は 海外工場の稼働停止のため輸入ができず、 再開のめども立っていません。 マーガリンも県民に浸透しており、 バターと比べて価格が手頃なこと、 古くから親しまれており 味に定評があることなどを挙げています。
Mon, 27 Jun 2022 16:20:00 +0900
時間は有限、挑戦を
2022年6月24日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 中城中学校はこのほど、中城村出身で、 国連職員として今月からニューヨークで働く 仲村秀一朗さん(34歳)を招いた 特別授業を開き、仲村さんは 「時間は有限なので、やりたいことは すぐにトライしてほしい」 と生徒たちに語りかけました。 中学2年の時に、酒におぼれた父親との 口論が絶えなかった母親が家を飛び出した際、 「自立しなければいけない」 と強く感じたということで、 高校で国連のことを知り、 いつかは国連で働くことを決意しました。 その後、沖縄キリスト教大学院大学に進学し、 3年の時に基地内の消防で働くことが決まり、 およそ8年従事しました。 その間、父親の死にも直面しました。 海外での勤務経験や修士号取得など、 国連職員として必要な資格を満たすため、 通信大学に通い修士号を取得し、 2017年には海外協力隊として ジャマイカに渡りました。 生徒から 「どうしてそんなに頑張ることができたのか。 つらい経験から命を絶とうと思ったことはないのか」 と問われ 「周囲の支えが大きかった。 世界の人のために自分ができることを したい気持ちも大きかった」 と振り返り、 「目標があるなら、まずは勇気を出してみて」 と熱く語りました。
Fri, 24 Jun 2022 16:09:00 +0900
世界遺産指定の「御城印」出揃う
2022年6月23日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁村観光協会が取り組む 世界遺産今帰仁城跡の「御城印」が このほど完成し、発売されました。 これで2000年に 「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」に 登録された県内5グスクの御城印が全てそろい、 今帰仁村の今帰仁城跡で行われた記者発表で、 既に御城印が制作・販売されている首里城、 中城城跡、座喜味城跡、勝蓮城跡の 御城印がそろい踏みしました。 御城印は神社や仏閣を参拝した証となる 「御朱印」にちなみ、 城を訪れた際の記念となります。 大城洋介代表理事は 「『御城印』をきっかけに、 県民に琉球の歴史と文化を 広く知っていただきたい」 とした上で 「新型コロナウイルスの感染症の影響で 低迷していた観光需要の回復の一助となれば」 と期待しました。 沖縄美ら海財団、中城村、うるま市、読谷村、 それに今帰仁村の観光協会は連携して 御城印のPRを実施します。
Thu, 23 Jun 2022 15:51:00 +0900
静かな夜を守りたい
2022年6月22日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市の中心商店街の治安悪化を受け、 市と那覇署、商店街関係者による視察と 意見交換会がこのほど、平和通りや サンライズ那覇商店街などで開催され、 深夜営業による騒音や酔客の嘔吐、立ち小便、 タバコのポイ捨てといった問題について 解決策を議論しました。 中心商店街では数年前から飲食店が増え、 一部店舗の深夜営業による騒音や 酔客らの迷惑行為が問題となっています。 この日は意見交換会の前に各商店街を回り、 問題が発生している場所を確認し、 商店街関係者から 「路地でたばこをポイ捨てされ、火事が心配だ。 街中のトイレが不足している。 飲食店に必ずトイレを設置させてほしい」 といった声が上がりました。 商店街には2階や3階が住居になっている 建物もあり、住民は 「深夜営業のカラオケなどで寝られない。 夜は静かだった平和通りが繁華街の 松山のようになりつつある」 と懸念しました。 市側は 「深夜営業を規制する条例があるか、 各中核市の事例を調査している」 と説明し、久場副市長は 「職員で知恵を出し合っていきたい」 と話しました。 商店街関係者からは今後も継続して 意見交換会の開催を望む声が上がりました。
Wed, 22 Jun 2022 15:54:00 +0900
徳本さんの詩 最優秀
2022年6月21日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県平和祈念資料館はこのほど、 慰霊の日の沖縄全戦没者追悼式で朗読される 「平和の詩」に、沖縄市立山内小学校2年生の 德元穂菜さんの作品 「こわいをしって、へいわがわかった」を 選出したと発表しました。 911点の応募の中から選ばれた 德元さんの詩は、 多くの人が亡くなった沖縄戦の絵を 美術館で見て不安になり、 抱きついた母親の温かさに 「これがへいわなのかな」と感じ、 平和を守り続けたい素朴な思いが つづられています。 また、追悼式のパンフレットに掲載される 図画には、県立開邦高校1年生の 吉原すみれさんの「平和のために」、 作文には南城市立玉城中学校3年生の 花城さくらさんによる 「軍服からのメッセージ」が それぞれ選ばれました。 吉原さんの絵画では、平和のために、 多くの人の悲しむ顔をなくしたいと、 涙を流す顔が描かれ、花城さんの作文では、 曽祖父母が遺品として残した沖縄戦中の軍服を通して、 戦争や平和への考えを改め、 非戦の思いを伝えていく重要性に気づかされた気持ちを記しました。
Tue, 21 Jun 2022 14:39:00 +0900
「北谷城跡」国史跡に追加指定
2022年6月20日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国の文化審議会は17日、 北谷町にある史跡「北谷城跡」の一部を、 国の史跡に追加指定するよう 末松文部科学大臣に答申しました。 官報の告示を経て、正式に指定されます。 13世紀後半から16世紀前半にかけ 中山の拠点だった北谷城跡は、 5つの曲輪と2つの平場から成っており、 東西およそ500メートル、 南北およそ165メートル、 最も高い所は標高およそ44メートルあります。 各曲輪は主に琉球石灰岩を使った城壁で囲まれ、 石垣のない場所は、人工的に作られたと みられる斜面や切岸になっています。 追加指定し保護を図るのは、 主に「一の曲輪」と「四の曲輪」、 「五の曲輪」の一部などで、 かつては麓まで海が迫り、 防衛と交易に適した立地だったと想定されています。 中山における北方の要として 琉球国成立後まで存続し、 成立過程の一端を解明できる拠点として 貴重と評価されました。 北谷町の渡久地政志町長は 「文化財の保護と保存の観点から、 大変喜ばしく感じている。 今後は北谷城跡や町立博物館の 整備を推進していく」 とそれぞれコメントを発表しました。
Mon, 20 Jun 2022 14:16:00 +0900
「泣いてもいい」子に伝えて
2022年6月17日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市知花にあるみねた助産院が 先月5月で開院5周年を迎えました。 これまでおよそ3千人の赤ちゃんと出会ってきた 助産師で院長の峯田昌さんは、 去年12月に育児本「泣いてもいいんだよの育児」を出版し、 「生まれてから0歳の期間は安心感を持って 人生を送るための土台づくりの期間だ」 と伝え、好評を博しています。 「泣いてもいいんだよ」の育児とは、 「泣いても何をしていてもかわいいよ。 あなたは大切な宝物」などと 赤ちゃんをまるごと受け止め、 それを伝える育児法だということです。 赤ちゃんは「全てを受け止めてもらっている。 ありのままの自分で良いのだ」 と思えるからこそ、安心して泣くことが できるようになる。泣くということは、 生きることそのもの」と話します。 今年初めには、県内で助産院を営んでいる 助産師ら3人でのトークセッションが行われ、 峯田さんは 「赤ちゃんはいろいろなことを 分かっていて一生懸命伝えようとしている。 どうして泣いているか分からない時も、 赤ちゃんが全て教えてくれる」 と強調しました。 登壇した3人は 「助産師と出会ってほしい。 生きた子育て情報が得られ、 子育ての楽しさが広がる」 と話しました。
Fri, 17 Jun 2022 14:24:00 +0900
血液の安定供給が厳しい
2022年6月16日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県赤十字血液センターはこのほど、 献血者数が減った上に手術などで 輸血用血液の使用が急増したため、 血液の安定供給が危機的状況に 陥っていると発表しました。 血液センターは 「台風シーズンに入ると さらに血液確保が厳しくなる」 と危機感を強め、献血への協力を呼び掛けています。 血液は九州で一元管理していて、 先月に医療機関に供給した 400ミリリットルの血液数は 九州8県合計で前の年の同じ月に比べて 1780本増の3万3203本でした。 一方、献血者数は3万3910人で、 前の年の同じ月に比べて1013人減少しました。 血液を安定供給するには、 供給数に対して120%の在庫が 必要とされますが、 先月は102%にとどまりました。 沖縄単独だと、先月は3128本の供給数に対し、 献血者は2973人で、 供給数を確保できておらず、 不足分を他県から提供してもらっている状態です。 血液センターが常設する「くもじ献血ルーム」は 成分献血が主体のため、 献血バスでの協力を呼び掛けており、 バスの運行スケジュールはセンターの ホームページで確認できます。
Thu, 16 Jun 2022 14:11:00 +0900
黒木を剪定し街を明るく
2022年6月15日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ボランティアで続けてきた「かでな緑樹会」は 今年で結成16年を迎えました。 町木の黒木を剪定することで 町内の景観を美しく保ち、 街路樹による視界不良を改善することで 交通安全にも寄与してきました。 現在でも、剪定ボランティアを継続しており、 きれいな街づくりに貢献しています。 およそ25人のメンバーで構成する かでな緑樹会は毎月第3日曜日に集まり、 町内の小中学校や嘉手納署、 町道沿いの黒木を剪定しています。 会発足のきっかけは、2005年に開かれた 町主催の公民館講座の園芸教室でした。 講座終了後、 「このまま解散するのはもったいない。 腕を磨くためにも、黒木の選定を続けよう」 と、2006年に緑樹会が発足しました。 上地会長は 「剪定するたびに達成感や 爽快感がある。 メンバーはやりがいを持って 活動を楽しんでいる」 と話します。 また、会発足当時からメンバーとして 活動してきた町教育会の比嘉委員長は、 「これまで会が続いたのは、初代会長が メンバーをまとめてくれたからだ。 活動中は町民から感謝を述べられるなど、 地域の理解も深まっている」 と語りました。
Wed, 15 Jun 2022 15:28:00 +0900
夢へ毎日コツコツ
2022年6月14日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 豊見城市立豊見城小学校はこのほど、 6年生と5年生向けに、 県内の長距離界をリードしてキャリア形成を 続けている濱崎達規さんを講師に迎え、 講話を行いました。 濱崎さんは自らを「ハマちゃん」と名乗って 児童らとの距離を縮める工夫をしながら 話を進め、夢をかなえるための円グラフを示し 自尊心が53%、行動が40%、技術は7%であることから、 一番であるとかうまいということよりも、 なりたい自分に向かって行動することが 重要であるとしました。 また、好きなこと、やりたいことを見つけて 「なりたい自分に向かって毎日コツコツ 続けることの大切さ」を説きました。 児童からの 「濱崎さんは夢を諦めそうになったことはありますか?」 との質問に対して 「めちゃめちゃ良い質問だね。 たくさんあった。それでも諦めずに 続けていこうと決心することが 夢をかなえることにつながる」 と応じ、別の児童からの 「夢を諦めそうになったとき 心の支えになったものがありますか? 」の質問には、 「お父さん、お母さん、子ども、 友人などが心の支えになる。 支えてくれる人だけでなく 待ってくれている人がいる。 子どもが生まれたというのも 大きな支えになる」 と答えました。
Tue, 14 Jun 2022 16:06:00 +0900
学校の飼育小屋、行政の支援・指導を訴える
2022年6月13日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 子どもたちが生き物への愛情を育む場所して 設置されている、学校の飼育小屋。 実は多頭飼育や劣悪な環境によって起こる けがや病気などが絶えず、 獣医師には教職員や地域住民からの SOSが多く届いており、 「命の尊さを学ぶという本来の目的が 達成できない」 と、行政に支援と指導を求めています。 不適切な飼育に陥る原因はいくつもあります。 学校の教職員の多くは、 正しい飼育方法を知りません。 学ぶ機会も余裕もなく、 繁殖しすぎて多頭飼育崩壊に陥ったり、 動物同士がストレスで傷つけあったりします。 県獣医師会学校飼育動物対策委員会の求めに対し、 県教育委員会は、県内の幼小中学校などに 「適正飼育に努めるよう」と記載した 依頼書を通知しましたが、 学校関係者からは「具体的な支援がない」 と不満の声が漏れ聞こえます。 南城市の百名小学校では、ウサギ2羽とカメ、 コイを飼育し、飼料費だけで 年間1千万円以上かかります。 飼料費は市教育委員会の負担ですが、 「病気やけがをしたときの治療代などは 学校負担で余裕がない」 と悩みも明かします。北野委員長は、 「命の大切さを動物から学ぼうというのであれば、 そのために必要な支援を自治体や県、 国がやるべきだ」 と指摘しています。
Mon, 13 Jun 2022 14:28:00 +0900
紙芝居で平和考えて
2022年6月10日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 作品を通して子どもたちに 平和について考えてもらおうと、 コミュニケーションアートの創作活動を 日本各地で展開する埼玉県の画家の はせがわいさおさんと、妻で作家の 芳見さんはこのほど、読谷村に 紙芝居「夢をかなえる9つの風船の贈り物」を 1000冊贈りました。 星のように輝く主人公のスターリィマンが 「希望・元気・勇気・夢・愛・友情・ 未来・信頼・幸せ」の9つの風船を 世界中に届ける旅を描いています。 1枚1枚に物語が記載されているほか、 場面ごとの質問も添付されており、 読み聞かせをする人と視聴者の双方向で コミュニケーションが取れるように 工夫されています。 はせがわいさおさんによりますと、 作品は東日本大震災の後、 沖縄の住民から被災者を紙芝居で 元気づけてほしいと言われたことが きっかけで制作したということで、 「里帰りした紙芝居で平和を考えるきっかけに なってほしい」 と話しました。 芳見さんは 「読者がスターリィマンのように 希望や元気を与えることで平和につながれば うれしい」 と願いを込めました。 石嶺伝実村長は 「保育園や幼稚園で活用したい」 と感謝しました。
Fri, 10 Jun 2022 13:46:00 +0900
落書きが多発 住民怒る
2022年6月9日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市のパークアベニュー周辺で最近、 店舗の壁や公共物などへの 落書きが多発しています。 先月23日には円柱ポストに 黄色スプレーが吹き付けられているのが発覚し、 沖縄署が現場を調べました。 真っ赤なポストはパークアベニュー郵便局の すぐ近くのアーケードの歩道沿いに設置されており、 今ではめったに見られない記念物的な造形で、 去年11月に塗り直したばかりでした。 さらにセンター自治会の事務所前の 公衆電話ボックス入り口のガラスドア全面に 赤色スプレーが吹き付けられました。 ポストと公衆電話の被害状況から 同一人物の仕業とみられています。 自治会の松田会長は 「落書きはゴールデンウイーク明けから 多発している。商店街や地域を汚す、 許せない恥ずべき行為」 と怒り心頭で、今月の「自治会だより」で 被害を受けた場合は即刻、警察に通報するよう 住民に告知しました。 一方、復帰前の「基地の街」の名残をとどめる パークアベニューは、県外の修学旅行生や 観光客らを案内するのに欠かせないポイントで、 市観光物産振興協会の認定ガイドから 「生徒らはレトロ感のあるポストに興味を 持ってくれる。何よりも清潔感のある環境で おもてなしをしたい」 との声が上がっています。
Thu, 09 Jun 2022 15:26:00 +0900
ミカンコミバエの対策を呼びかける
2022年6月8日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市内で、特殊病害虫の ミカンコミバエの発生が続いています。 市内ではこれからマンゴーの出荷の 時期を迎えますが、 ミカンコミバエが定着してまん延化すると、 県外に出荷できなくなる可能性があるということで、 市は農家や市民に注意を呼び掛けています。 ミカンコミバエは果実の中に 卵を産みつける害虫で、 県内では1986年に根絶が確認されました。 しかし近年、県内でミカンコミバエの 発見事例が増加しており、 石垣でも去年、発生が確認され、 今年も既に見つかっています。 ミカンコミバエがまん延すると、 食害で農作物への甚大な被害が発生します。 また宿主となる野菜や果実の島外への移動が 制限される可能性もあります。 特にかんきつ類やグアバ、アセロラ、 マンゴーなどの果実や、 トマトなどナス科の果菜類への影響が 懸念されるということです。 市は農家へ、早めの果実の袋がけなど 注意を払うことを呼び掛けています。 また民家の庭先などになった果実については、 食べることがない場合には廃棄を求めるなど、 協力を要請しています。 市の担当者は 「これから出荷の時期を迎える マンゴー農家にとっては死活問題だ。 市民には対策への協力をお願いしたい」 と話しています。
Wed, 08 Jun 2022 15:49:00 +0900
歴史知り非戦へ誓い
2022年6月7日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 与那原町は5月15日、 町民を対象とした平和学習 「復帰50年、与那原の戦跡を巡る 与那原の沖縄戦とアメリカ軍占領・日本復帰」 を開催しました。 沖縄戦研究者で沖縄平和ネットワークの 津多則光さんが講師を務め、 町内の戦跡などを案内しました。 津多さんは現在の与那原小学校に 「中城湾要塞浜田兵舎」があったことを説明し、 「与那原住民にとって軍隊は 身近な存在だった」 と述べました。 また、与那原大綱曳を開催する 御殿山青少年広場は 与那原国民学校があった場所で、 津学校の朝礼で児童らが皇居の方角に向かって 深々と頭を下げる「宮城遙拝」を説明し、 「宮城遙拝の後は回れ右をして、 与那原出身の平敷軍曹の墓に向かって 深々とお辞儀をした。皇民化教育が徹底され、 子どもたちを戦争に利用した」 と強調しました。 与原公園では運玉森を見ながら、 アメリカ軍と日本軍の激しい戦闘があったこと、 砲煙弾雨の中、およそ2万人の住民が運玉森に ある壕に避難していたことなども説明しました。 参加した高校2年の女子生徒は 「沖縄戦の悲惨さを知ることで、 改めて戦争は絶対にしてはいけないことを知り、 2歳の妹が大きくなった時、 きちんと伝えられるようにしたい」 と決意を込めていました。
Tue, 07 Jun 2022 14:40:00 +0900
漁業法違反増える
2022年6月6日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宮古島海上保安部は今月1日、 今年1月から5月の期間中、 サザエやシャコガイなどの採捕に規制を定めた 漁業法違反と県漁業調整規則違反で摘発された人が、 宮古管内で22人いたと発表しました。 22人は過去5年の同じ時期に比べて最多で、 いずれも業業権を持たないなど、 漁業をなりわいとしない人たちでした。 宮古島市や多良間村を管轄する 宮古島海上保安部によりますと、 この時期の摘発者に関して、2018年は1人、 19年は9人でしたが、去年は17人と急増しました。 今年の摘発者に関しては 1月から3月は0人だったのに対し、 4月と5月は22人と集中し、 摘発者は管内の海岸でサザエ148個、 シャコガイ52個などを採捕しました。 保安部は去年の摘発者の増加を受け、 今年の取り締まりを強化し、 摘発者のさらなる増加につながったと 説明しています。 漁業法では、漁業権を持たない人による 特定の貝類やタコ、イセエビなどの採捕を 禁止し、県漁業調整規則では、 水産動植物によって採捕できる体調の 制限などを定めていますが、保安部は 「漁業法などで採捕が禁止されている種類は 各漁業協同組合によって異なるので、 注意してほしい」 と呼び掛けています。
Mon, 06 Jun 2022 14:36:00 +0900
ヤングケアラー支援向け手引
2022年6月3日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 大人に代わって日常的に家事や 家族の世話をするヤングケアラーに関し、 厚生労働省はこのほど、 学校や自治体などが連携支援するための マニュアルを公表しました。 主体となる機関や部署を決め コーディネーターを配置することを 提言しています。 ケアラーの子どもの早期発見に向け、 問題への理解を深めるのも重要だとしました。 厚生労働省が4月に公表した 小学校への調査によりますと、 ヤングケアラーと思われる児童を 「外部の支援につないでいない。 学校内で対応している」と答えた学校が 42.7%に上りました。 理由で「対応の仕方が分からない」 などの回答があり、関係機関による 連携改善の必要性が指摘されています。 マニュアルはおよそ80ページで、 ヤングケアラーを取り巻く状況などに加え、 現場での取り組み事例が紹介されています。 また、家族が抱える課題は複雑になっているとして 「切れ目のない支援が求められる」 と説明しています。
Fri, 03 Jun 2022 14:19:00 +0900
ハブクラゲ注意報を発令
2022年6月2日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 猛毒がある海洋危険生物の「ハブクラゲ」に 刺される被害を防ごうと、県はきのう、 ハブクラゲ発生注意報を発令しました。 期間は9月30日までです。 県衛生薬務課は海水浴や マリンレジャーをする場合、 肌の露出を避けることや 侵入防止ネット内で泳ぐ、 酢を持って行くなど、注意を呼び掛けています。 ハブクラゲは沖縄のほぼ全域に生息し、 かさが半透明で見つけにくく、 毒針や毒液がある触手は伸び縮みし、 150センチ以上になることもあります。 海水浴などで海に入る機会が増えていく 6月ごろから、人体に影響を及ぼす大きさに 急激に成長します。 ハブクラゲをはじめとする海洋危険生物の 被害は2010年から去年までの間に 2538件起きていますが、 このうち1072件、42.2%が ハブクラゲの被害となっています。 応急措置や侵入防止ネットが 設けられているビーチの情報は 県のホームページに掲載されています。
Thu, 02 Jun 2022 15:14:00 +0900
減らない不法投棄
2022年6月1日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県は今月6月を「環境月間」に設定し、 不法投棄を防ごうと監視を強化していますが、 不法投棄は減りません。 一度撤去された同じ場所に 再度投棄される事例が指摘されており、 ごみがごみを呼ぶ実態が 浮かび上がっています。 県がホームページで公開している 「不法投棄実態調査報告書」の 2014年から20年度の7年分を、 琉球新報がまとめたところによりますと、 目視推計1トン以上の不法投棄廃棄物群が 確認されている件数は、 撤去できなかった過年度分も含め 毎年度100件を超え、 20年度は最多の131件に上っています。 このうち26件は撤去できましたが、 105件は残ったままです。 重量も同じく過年度分を含め20年度は 最多の2198トンで、 このうち125トンは撤去できましたが、 2073トンは残ったままとなっています。 廃棄物の内訳は年度平均で一般廃棄物 792.6トン、産業廃棄物1072.4トンで、 産廃のうち廃タイヤが50%近くを占めています。 投棄場所は人目につきにくい原野、森林・山林が 50%を超えています。 県環境部環境整備課は 「まずは投棄させない。 投棄されてもすぐ撤去する。 それが不法投棄を減らすことにつながる」 と初動の重要性を指摘し、 住民の意識向上と協力を呼び掛けています。
Wed, 01 Jun 2022 14:27:00 +0900
祖母の実家跡探す
2022年5月31日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 3歳で母と死に別れ、 戦後の苦しい時代の伊江島で祖母に育てられた 伊江村出身の福地治明さんがこのほど、 福地家のルーツをたどり、 村民の証言を基に祖母の実家を探し当てました。 福地さんは1941年、今は亡き両親の間に 6人きょうだいの末っ子として 伊江島で生まれました。 福地さんが3歳になって間もない頃に 実母は病気で世を去りました。 母の顔を覚えておらず、 写真も残っていないという中で、 福地さんはずっと 母の面影を追い続けてきました。 戦中、福地さんの家族は父と離れ、 2人目の母と一緒に本部や今帰仁村に疎開しました。 福地さんが中学生になった頃、 父方の祖母のマガさんと一緒に 暮らすことになりました。 マガさんを3人目の母と慕う福地さんは 「祖母には迷惑をかけた。厳しく育ててもらい、 今になってようやく祖母の教えが 身に染みている」 と語ります。 子や孫に福地家のルーツを残したいという 思いで数年前から門中の調査を始めた 福地さんは、92歳の村民の男性の証言で、 祖母のマガさんの実家があったとされる場所を知り、 「相当迷惑をかけた祖母の実家が 分かっただけで、母に会えた思いだ」 と涙をにじませました。
Tue, 31 May 2022 15:44:00 +0900
紅型デザインコンペ受賞作品発表
2022年5月30日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球びんがた普及伝承コンソーシアムと 琉球びんがた事業協同組合はこのほど、 琉球びんがたネクストデザイン コンペティションの受賞作を発表し、 グランプリに坂本希和子さんの 「蓮華丸繋文様」が選ばれました。 このほか企業賞に8作品が選出されました。 受賞作品はコンソーシアムや協賛企業の コラボアイテムとして商品化や 販売を目指します。 グランプリ作品は蓮の花や蝶、格子を配置して 万華鏡のように広がる世界を表現したもので、 紅型工房に勤務する坂本さんは 「紅型の色彩にひかれてこの道に進んだ。 技術を磨いて今後も作品を作っていきたい」 と意気込んでいました。 コンペティションは沖縄の日本復帰50周年を記念して開催されたもので、 職人や芸大卒の紅型作家から作品を募りました。 県内外から30点のエントリーがあり、 20点の作品が提出されました。 審査した県立芸大の名護朝和教授は 「若い人たちからたくさんの応募があり エネルギーを感じた。 紅型には自由で面白い作品がたくさんある。 次代を担う人たちが新しい紅型をつくってほしい」 とエールを送りました。 応募作20点は来月、 パレットくもじ8階で展示される予定です。
Mon, 30 May 2022 15:42:00 +0900
ワクワク図書館 大臣賞
2022年5月27日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 西原町の坂田小学校がこのほど、 子どもの読書活動優秀実践校として 文部科学大臣賞を受賞しました。 坂田小学校は6年生の図書委員が中心となって、 図書館好きの児童を増やすために、 図書館司書の山崎尚子さんの協力の下、 本を借りた児童にクジを渡す 「年末ジャンボ宝くじin坂田小」や、 タブレットを使った写真コンテストなどを 開催するなど、季節ごとにさまざまなイベントを 開催するなどして読書への関心を 高める取り組みを実践し、 児童の読書量を増加させてきました。 図書委員らは西原町役場を訪れ、 崎原盛秀町長に受賞を報告し、 司書の山崎さんは 「子どもたちとの話し合いにより図書館を ワクワクする場所にしようとなった」 と振り返りました。 また、図書委員らは 「全児童が楽しく本を読める図書館にしたい」 と語り、 「本を読む人も読まない人も楽しめる 図書館にしたい」 と抱負を述べました。 崎原町長は 「図書館を盛り上げようとした皆さんの思いが 国に伝わって取れた賞だと思う」 と喜びました。
Fri, 27 May 2022 14:49:00 +0900
「しまくとぅばを使う」は2年連続最低を更新
2022年5月26日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県文化観光スポーツ部はおととい、 昨年度のしまくとぅば県民意識調査の結果を 発表しました。 しまくとぅばの使用頻度について 「あいさつ程度以上に使う」と回答した割合は 28.65%と3割を切りました。 2年連続で過去最低を更新し、 前の年の43.2%から 14.6ポイント減少しました。 しまくとぅばが「よく分かる」 「ある程度分かる」と回答した人の割合は、 前の年に比べて14.9ポイント減の 55.3%となりました。 自分の出身地のしまくとぅばを 「知っている」と回答した割合は、 宮古が62.4%と最も高く、 沖縄本島北部と中部がそれぞれ51.3%、 南部が48.6%、八重山が35.6%となっています。 ビジネスや公共の場でしまくとぅばを使うことについて、 肯定的な回答は34.4%、否定的な回答は33.9%、 「どちらともいえない」は31.2%でした。 県はしまくとぅばを話す世代が 年々減少しているほか、 コロナ禍でしまくとぅばの話し相手となる 友人や知人と会う機会が減ったことが 影響していると説明し、宮城部長は 「しまくとぅばを主に話す世代がいる間に、 音声を組み合わせた教材を提供することで、 より慣れ親しんでもらうなど取り組みを進めたい」 と話しました。
Thu, 26 May 2022 14:47:00 +0900
大麻摘発10代が過去最多
2022年5月25日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 大麻取締法違反の去年の摘発件数は150件、 摘発者は149人となりました。 これは県警のまとめで分かったものです。 摘発者は過去10年で最も多く、 このうち、10代は36人で 全体のおよそ24%を占め 過去最悪となりました。 沖縄は摘発者の10代の占める割合で 全国をおよそ6ポイント上回り、 10代の薬物汚染は 深刻な状況にあるとみられます。 一方、去年に県警が押収した乾燥大麻は およそ1271グラムで、 前の年のおよそ4172グラムから 減少しましたが、大麻から 幻覚成分THC=テトラヒドロカンナビノールを抽出した 「大麻濃縮物」の押収が急増しました。 大麻リキッドなどの「電子たばこ用大麻濃縮物」の 押収量はおよそ17グラム、 大麻ワックスなどの「その他の大麻濃縮物」は 2163グラムで、乾燥大麻の押収量を上回りました。 県内の大麻事情に詳しい男性によりますと、 携行しやすく、臭いが少ないとされる リキッドやワックスが若年者に好まれる 傾向にあるということで、 「ここ数年、学生や会社員など一般の人が 大麻を持っていることが目に付く」 と話します。 県警は、引き続き薬物事犯の根絶に向けて 取り締まりを徹底し、 総合的な対策を講じていくとしています。
Wed, 25 May 2022 14:45:00 +0900
恩納の戦争学んで
2022年5月24日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 恩納村史の第3巻に当たる戦争編が 3月に完成しました。 沖縄戦研究でこれまで証言の少なかった 村民の聞き取りを14年かけて行い、 体験者120人の声が集まりました。 執筆者らは 「ぜひ手に取って、その場所を訪ねるなど 学習に役立ててほしい」 と話しています。 恩納村の戦争は、恩納岳を中心とした 「山の戦争」でした。 執筆者の一人で、戦争編専門部会長を務めた 吉浜忍元沖縄国際大学教授は 「中南部の『ガマの戦争』と比べると、 恩納村は山と海岸線という地形に、 他の地域とは異なる特徴がある」 と話します。 また、海岸線には戦争遺跡が集中しています。 「戦争編」には、細長い村の地形を網羅した 大型の空撮写真が付録として収められ、 壕や陣地の場所が一目で分かるようになっています。 一方で、戦争体験者の高齢化に加え、 新型コロナウイルスの流行も重なり、 証言の収集は困難を極めたということです。 それでも沖縄戦当時10代だった村民を中心に、 多様な証言が集まり、着々と戦争の準備が 進んでいった様子がよく分かります。 「戦争編」は村役場と村博物館で3千円で購入でき、 来月12日には専門家が集まるシンポジウムを 予定しています。
Tue, 24 May 2022 14:38:00 +0900
校則を時代に合わせて
2022年5月23日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市立城北中学校生徒会の代表者5人が このほど、制服や髪形などの校則を 「現在の風潮に合わせて見直したい」と、 仲盛康治校長らに改善案やそのための 調査計画などをプレゼンテーションしました。 「中学生らしい髪形。ツーブロックは禁止」 などの校則がありますが、 生徒たちの間で「曖昧な内容で、 何が中学生らしいか判断しづらい。 ツーブロックは身だしなみに影響するような 派手な髪形とは言えないのでは」など、 納得できないという声もありました。 そこで「先生も生徒も納得できる、 もっといい校則にしよう」と、先月から 改定に向けた計画を立て始めました。 生徒会メンバーが最も重視したのが、 校則を変えたほうがいいとする「根拠」です。 今後、生徒たちから現在の校則に対する疑問と 変えてほしい規則を挙げてもらい、 それについて地域や周辺の高校、 県内企業はどう感じるのかを調査する予定で、 生徒会長の島袋愛佳さんは 「いろんな人の声をなるべく直接聞いて、 みんなが納得できる校則を一緒に作りたい」 と力を込めました。 仲盛校長は 「みんなが明るく元気になる学校が求められる。 とても頼もしい提案だ。全力で応援する」 とエールを送りました。
Mon, 23 May 2022 14:27:00 +0900
骨は魂と同じ
2022年5月20日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄県人会兵庫県本部はこのほど、 故郷の言葉を楽しみながら勉強しようと ウチナーグチ入門講座を開催しました。 講座は年に数回、開催していますが、 コロナ禍で見合わされていたため、 2年ぶりの開催に24人が参加しました。 今回はゲストに龍谷大学の松島泰勝教授を迎え、 「なぜ京都大学は琉球人遺骨を島の墓に 返還しないのか」と題し、 裁判を起こすに至ったいきさつや 裁判の経過などを語りました。 松島教授は、戦前、今帰仁村の百按司墓から 当時の京都帝大の教授が持ち出した 遺骨の返還を京都大学に求めた、 琉球人遺骨返還訴訟の原告団長を務めています。 松島教授は 「骨は、ウチナーンチュにとって 大切なもので、魂と同じ。 島言葉を継承していこうという運動は、 遺骨の返還にも通じる」 と強調しました。 また、後半は、 ウチナーグチのあいさつ言葉の練習や、 野菜、果物、料理の名前などを当てる クイズが行われ、会場からは 笑いも起こっていました。
Fri, 20 May 2022 16:07:00 +0900
ホタルのいる環境を守ろう
2022年5月19日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市壺屋地域でホタル保全活動や 自然を守る取り組みをしようと、 こどもエコクラブ「壺屋じんじんクラブ」が 昨年末に発足しました。 初めての活動として明日、 壺屋町民会館でホタルについて学習し、 会館周辺を散策しながらホタルを観察する 「ホタル学習会+観察会」を開きます。 参加費は無料です。 沖縄自然環境ファンクラブの 藤井晴彦代表が講師を務め、 「ホタルはどんな生き物なのか」 「壺屋にはどんな種類のホタルがいるのか」 などを学びます。 今回の観察会に先駆けて先月28日には、 壺屋町民会などのメンバーおよそ20人が 参加した学習会と観察会が行われました。 観察後には 「ホタルにやさしい環境づくり」をテーマに ホタルの環境保全について活発な意見を出し合い、 「ホタルの観察記録をつける」 「ホタルマップを作る」 「ホタルを鑑賞する際には虫よけ剤をつけない ことなどのルール作りをする」 「子どもたちと一緒に情報を発信する」 などの意見が上がりました。 クラブでは、5歳から中学生までを対象に クラブ隊員を募集しており、 由利玲子代表サポーターは 「壺屋のホタルの存在をたくさんの 子どもたちに知ってほしい」 と参加を呼び掛けました。
Thu, 19 May 2022 15:39:00 +0900
警察犬競技で沖縄が全国一
2022年5月18日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 日本警察犬協会主催の 第6回全日本臭気選別競技大会で優勝した、 糸満市阿波根のシオン警察犬訓練所の 山内昌靖所長とジャーマンシェパードの ハインツ・フォン・ヨコハマシゲリはこのほど、 糸満市役所に當銘真栄市長を訪ね、 「あと2回ぐらいは日本一を取りたい」 と意気込みを語りました。 大会には全国からおよそ150頭が出場し、 人のにおいを付けた布を嗅がせて記憶させ、 5枚の布の中から探し当てる 臭気選別の協議で競いました。 ハインツは3歳で、今後は県警の要請を受け、 捜索活動に協力します。 山内所長は 「人間もいろいろな経験を経て充実するのが 40代から70代。 犬も4歳から7歳が一番充実する。 これからが楽しみだ」 と話しました。
Wed, 18 May 2022 13:44:00 +0900
きょうだい7人生年祝い
2022年5月17日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 一家11人全員が沖縄戦を生き抜き、 親子で守礼門や首里城の復元にも関わった 大城家きょうだい7人の合同生年祝いが このほど、那覇市内のホテルで開かれました。 7人は那覇市首里山川町出身で、 新型コロナウイルス感染拡大で 長女の島袋裕子さん98歳の カジマヤーを2年連続で見送ったところ、 ほかのきょうだいも生年祝いが重なることから、 長男の大城孝成さんの95歳の発案で 合同生年祝いが実現しました。 白寿を迎えた裕子さんは 「感謝でいっぱい。 生きていたかいがあった。 運動して元気を保ちたい」 と話しました。 孝成さんは沖縄戦で徴兵検査を受けましたが、 入隊時期が1945年3月から 半年間延びたことで入隊を免れました。 同級生15人は全員戦死しましたが、 「裕子姉さんが弟たちを引き連れて熊本に 疎開したから助かった。 姉さんがいたから今がある」 と感謝しました。 次男の大城幸祐さん88歳は 瓦職人の父親の後を継ぎ、 首里城の守礼門や北殿、奉神門などの 瓦ぶき作業に携わり、 現代の名工にも選ばれており、 幸祐さんは 「復元されるまで元気に頑張りたい」 と語りました。 首里城の早期再建を願うきょうだいは先月、 県の首里城歴史文化継承基金に およそ25万円を寄付しています。
Tue, 17 May 2022 13:36:00 +0900
タマネギが高騰
2022年5月16日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 食卓に欠かせないタマネギの価格が、 生産地の不作などにより高騰しています。 沖縄協同青果によりますと、 タマネギ20キロの取引価格は 通常2千円から2500円ですが、 昨今は5500円程度と 2倍以上になっています。 先週は一時的に1万円にまで跳ね上がり、 小売価格にも影響しています。 家計を直撃する状況が長引く中、 「高くて手が出せない」 「献立の幅が狭まった」など、 消費者からは悲痛の声が漏れ聞こえます。 タマネギの高騰は去年の秋以降続いています。 主な原因は全国生産量の65%を占める 北海道が去年、記録的な干ばつと 高温に見舞われ農作物が不作となり、 全国的に引き合いが強まったためで、 長期化する新型コロナ禍の影響で 中国などから輸入品が入ってこないことも 価格を押し上げている要因です。 沖縄協同青果野菜部の野原文彦部長は、 新型コロナの影響で外食産業や 学校給食の需要が例年より少なかった分、 値上げ幅は2倍程度まで収まったとして 「社会活動が通常に戻っていたら もっと高くなっていたはずだ」 と分析し、最近は佐賀を中心に 九州産の流通が活発に動き出してきたとして 「6月には例年並みの価格に戻るだろう」 との見通しを示しました。
Mon, 16 May 2022 14:43:00 +0900
児童ら浜下り満喫
2022年5月13日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 東村高江区と高江小学校はこのほど、 区に近い国頭村安波の海岸で浜下りを開催し、 児童、保護者、区民らが集落近くの 海の生き物を観察するなどして、 思い思いの時間を過ごしました。 高江の集落はかつて海の近くや 川沿いにありましたが、 現在は高台に移転しています。 区民らが集落近くの浜に下りる機会は 少なくなりましたが、 旧暦3月3日に近い日に 浜下りを例年開催しています。 区民らが下りた浜は、 かつて高江集落があったとされる 海辺の近くにあり、一面にサンゴが広がり、 潮だまりには多種多様な生き物が姿を見せます。 この日はシャコガイやタカラガイなどの貝類、 カワハギやトカジャーなどの魚が見つかり、 児童らは楽しそうにリーフ内を歩き、 生き物を見つけては歓声を上げ、 貝などを手に取っていました。 高齢者や保護者も 豊かな自然を満喫した様子でした。 高江区の仲嶺久美子区長は 「サンゴを見るだけでも癒される」と 声を弾ませ、小学校最後の参加となる 6年生の森岡丸さんは 「サンゴがいっぱいある自然がすごい。 また来たい」 と名残惜しそうに語りました。
Fri, 13 May 2022 14:37:00 +0900
ゼロ校時の見直しを
2022年5月12日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 多くの県立高校で実施されている早朝講座、 通称ゼロ校時の在り方を見直すよう、 県教育委員会が今年3月に全高校に 依頼文を出していたことが おととい、分かりました。 早朝講座は学力向上を目的に、 1986年に開邦高校が ゼロ校時として取り入れて以来、 多くの学校で実施されており、 PTAが学校に依頼する形で 実施している教育課程外の授業で、 報酬はPTAから出ており、 学校によって全員参加制や希望制、 特進クラスだけの実施など違いがあります。 一方、県教委員会が見直しを求めた背景には、 今年度から実施されている 新学習指導要領があります。 「主体的・対話的で深い学び」の 実現が求められていて、 自分に合った学び方の確立を目的としており、 「必要に応じて保護者や職員、 生徒の意見を聞くなど、 関係者の理解を得た上で実施するように」 と記されています。 早朝講座だけで年間最大およそ300時間の 確保が可能となりますが、 早朝の登校や受講に負担を感じている生徒や 保護者がいる一方、希望して受講する生徒も多くいます。 県教委員会は 「将来的に、教師の働き方改革にも つながってほしいという期待もある」 と説明しました。
Thu, 12 May 2022 17:29:00 +0900
復帰して良かったか悪かったか
2022年5月11日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄の日本復帰50年の節目を前に、 琉球新報社は毎日新聞社と合同で 世論調査結果を実施し、 県内と全国で復帰の評価や基地問題への 意識を探りました。 この中で、「沖縄が本土に復帰して良かったか」 という設問に対しては、「良かった」 「どちらかといえば良かった」との回答が 県内で合わせて92%、 全国で合わせて95%となり、 いずれも9割の高水準で並びました。 復帰40年の2012年世論調査では県内と 全国とも80%の水準で、 前回よりも評価は高まっています。 「どちらかといえば悪かった」「悪かった」の 回答は県内では合わせて4%、 全国は合わせて1%にとどまるなど、 県内・全国で復帰を高く評価する傾向があります。 県内調査を年代別にみてみますと、 60代から70代以上で「良かった」と 回答したのは50%台でしたが、 40代から50代は60%台、 18歳から30代は70%でした。 復帰前を知らない若い世代になるにつれて 評価が高まる傾向にあります。 「良かった」と「どちらかといえば良かった」 の回答を合わせると、18歳から60代の 各年代でそれぞれ合わせて90%台となりますが、 70代以上だけが合わせて85%でした。
Wed, 11 May 2022 17:24:00 +0900
開館7年50万人来館
2022年5月10日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 恩納村文化情報センターの来館者が 先月20日に50万人を達成しました。 記念すべき50万人目は東京から来た 大野敬二さん73歳で、午後1時半すぎ、 大野さんが玄関に置かれた消毒液、 体温測定を終えると、 待ち構えていた恩納村の長浜善巳村長や 宮城利旭館長とスタッフらが 「おめでとうございます」と出迎えました。 大野さんは一瞬驚いた様子を見せましたが、 記念を祝うくす玉が割られ、 長浜村長から入館50万人認定証と 記念品が贈られ、隣接するおんなの駅からも 記念品が贈られました。 恩納村山田に住む娘に会いに2日前に 恩納村に来たという大野さんは 「驚いた、驚いた!73年生きてきて、 こんな出来事は初めてです。 ありがとうございます」 と嬉しそうに喜びました。 宮城館長は 「3日後に7歳となるめでたい時に 来館50万人目を迎えました。 おめでとうございます。 次は100万人目を目指して頑張りたいと思います」 とあいさつしました。 その後、参加者全員はくす玉の下で 記念撮影しましが、その際、村役場で飼っている 恩納村の友好都市、長野県川上村から贈られた 川上犬のレタ助も一緒に写真に収まりました。
Tue, 10 May 2022 15:32:00 +0900
沖縄を学ぶ機会が少ない
2022年5月9日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄歴史教育研究会はこのほど、 県内の公立高校2年生に実施した 沖縄の歴史に関する知識調査の結果を発表し、 知識の定着が2007年度の初回調査から 低いままであることの背景に 「学校で沖縄を学ぶ機会がほとんどない」 という実態を課題に挙げました。 研究会は行政主導のカリキュラムづくりの 必要性を訴えています。 調査によりますと、 沖縄の歴史や文化を学ぶ意義について 「とても重要」「重要」と答えた生徒が 合わせて79%おり、 これまでの調査と同様に 学ぶ意欲は高くなっています。 また、日本復帰以外にも 沖縄の歴史全般について聞いていますが、 正答率は2007年度から30%から 40%台と低いままで、改善されていません。 研究会は「一過性の授業ではなく、 体系的な学びが必要。 しかし、学習指導要領に基づく学習が 優先されるため、独自のカリキュラムが 組みづらい」と分析し、 教員の業務過多により教材研究の時間が 十分にとれない課題も訴えました。 研究会顧問の新城俊明さんは、 「他県では行政が独自のカリキュラムをつくり、 地元の歴史や文化を体系的に 学べるようにしている事例もある」 と紹介しました。
Mon, 09 May 2022 15:11:00 +0900
心震わす格言ボード
2022年5月6日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「笑顔は1ドルの手元もいらないが 百万ドルの価値を生み出す」 「時間の使い方はそのまま命の使い方」 沖縄市久保田の理容店「レオン」が 18年間も店舗前に掲げ続けている 格言、金言、名句など日替わりのメッセージボードが、 「一隅を照らす」取り組みとして話題になっています。 地域の散髪屋さんとしておよそ70年の老舗で、 20年前に父親から翁長和也さんが店を引き継ぎ、 その2年後、店舗改装を機会に顧客との 話題づくりにしたいとの思いで始めました。 黒板は縦55センチ、横85センチで、 店舗入り口の三脚に立てかけます。 「定休日の火曜以外は毎日、掲げている。 こんなに長く続いているのはお客さんの 反応という後押しがあったから。 会話が弾むきっかけになっている」 と話す和也さん。 3人のスタッフと共にそれぞれが格言集や本、 雑誌などで心に響いた文句や言葉を拾い上げ、 チョークで手書きしています。 「最近、学生が何度も写メで撮りに来ている。 通学路なので児童、生徒も関心を 持ってくれているのがうれしい」 と表情を和らげる和也さん。 「今後、うちな?んちゅの肝心がこもった 黄金言葉も取り上げていきたい」 と、継続に気持ちを込めています。
Fri, 06 May 2022 15:46:00 +0900
三屋会長が知事に支援要請
2022年5月5日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 来年8月から9月にかけて、 沖縄市の沖縄アリーナで開催される 「FIBAバスケットボールワールドカップ」に向け、 日本バスケットボール協会の三屋裕子会長ら 関係者がこのほど、県庁に玉城デニー知事を訪ね、 大会の成功を目指し運営面などで支援を求めました。 4年に1度開催されるワールドカップの 2023年大会は、一部沖縄アリーナを会場に、 フィリピンとインドネシアの3カ国共催で 実施されます。 沖縄アリーナでは日本代表を含む8カ国が 試合を行う予定で、日本代表入りが期待される 米プロバスケットボールNBA所属の 八村塁など各国のトップ選手が集結します。 三屋会長は 「ワールドカップ大会は、 特に沖縄の子どもたちに夢や感動を お届けできると思っている」 と、国内開催に向けて意気込みを語り、 警備や運営などで協力をお願いしました。 玉城知事は 「沖縄の子どもたちに夢に向かって 頑張る気持ちを芽生えさせてくれると思う。 市町村とも連携しながら支援していきたい」 と話しました。
Thu, 05 May 2022 15:44:00 +0900
国頭村奥海岸にウミガメが卵産む
2022年5月4日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国頭村奥海岸で先月21日、長年、 ウミガメの保護・調査を続けている、 日本ウミガメ協議会会員で 自然公園指導員の嘉陽宗幸さんが、 今年初めてアカウミガメの産卵を確認しました。 嘉陽さんがウミガメ産卵調査中に見つけたもので、 去年の調査では、アカウミガメ74件、 アオウミガメ26件の 合わせて100件の産卵が あったということです。 調査を始めてからの21年間で、 最も多かったのは2013年の アカウミガメ572件、アオウミガメ36件の 合わせて608件で、この年をピークに、 この10年で希少種・アカウミガメの産卵が 大幅に減少しているということです。 本土でもアカウミガメが減少しており原因は不明です。 今年は、去年から漂着した軽石が いまだに村内の海岸には多く見られ、 ウミガメの産卵上陸やふ化した子ガメが海に 帰る際の行動がどうなるかを危惧しているということで、 嘉陽さんは 「9月ごろまで産卵が続く。 コロナ禍だが村内海岸でキャンプや釣りをするなど 行楽客が増えている。地域が世界自然遺産に登録され、 ますます増えることが予想される。ゴールデンウイークや 夏のキャンプなど、マナーを守り自然豊かなやんばるを 堪能してほしい」 と話しました。
Wed, 04 May 2022 15:36:00 +0900
県代表3人輝き放つ
2022年5月3日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「愛と感謝に溢れたカッコいい女性になろう」 を理念に掲げるミセス・オブ・ザ・イヤーの世界大会が、 先月6日から10日にかけて東京で開かれ、 県代表として出場したヤング祐佳さん41歳が 20歳から42歳のブリリアント部門で 準グランプリに輝きました。 西村綾織さん40歳は ベストパフォーマンス賞を受賞し、 比嘉いづみさん55歳も三線で会場を沸かせ、 それぞれ輝きを見せました。 ヤングさんは琉装で登壇し、 琉球舞踊家で玉城流喜納喜利の会師範の西村さんは 空手を取り入れた踊りを披露、 野村流古典音楽保存会師範の比嘉いづみさんは 三線を演奏し、それぞれが沖縄の文化を発信しました。 3人はこのほど那覇市泉崎の琉球新報社を訪ね、 結果を報告し、西村さんは 「復帰50年の年に沖縄の伝統文化を 伝えられてうれしい」 と受賞を喜び、比嘉さんは 「武器ではなくてエンタメの力で 世界平和を築きたい 」と話しました。 ヤングさんは来月4日の沖縄大会に ディレクターとして関わりますが、 「学んだことを次のファイナリストに伝えたい」 と意気込んでいました。
Tue, 03 May 2022 15:27:00 +0900
与那原の親川拝所、戦前の姿に復元
2022年5月2日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 3月に整備事業が完了した 与那原町与那原新島区の 「親川広場」で1日、落成式が開かれ、 町文化協会のメンバーらが奉納舞踊を披露し、 広場の安全と繁栄などを願いました。 町指定文化財の親川は、琉球国が国家の繁栄と 五穀豊穣を祈願して巡った「東御廻り」の 拝所の一つで、浜の御殿に舞い降りた天女が、 親川から湧き出る水を子の産湯に使ったとの 言い伝えがあります。 新しくなった親川は戦前の形に復元され、 町民が親川の水に親しむことができるように、 広場に池や井戸水をくみ上げる 手押しポンプなどを設置しました。 親川の由来や歴史などを紹介する 展示スペースなどがある赤瓦屋根の 管理棟も建設しました。 広場内にあった与那原大綱曳資料館は 町社会福祉センター2階に移転しました。 落成式で照屋町長は 「生まれ変わった親川広場が、 いにしえの歴史と文化の継承に寄与するとともに、 町民の憩いの場となれば」 と期待しました。 また、町文化協会で 元組踊実演家の久場英さんが、 親川に向かって奉納演舞を披露し、 組踊「銘苅子」の天女が登場する場面で演奏される 「通水節」に乗せて、たおやかに舞いました。
Mon, 02 May 2022 14:53:00 +0900
スケボー少年、ごみ拾い率先
2022年4月29日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重瀬町長毛区の中学生12人が スケボーの練習などで使う長毛運動場で 自主的にごみ拾いをし、 地域で評判になっています。 仲宗根朝吉区長はこのほど、 「長毛の美化に積極的に取り組んだ」として、 中学生に感謝状を授与しました。 運動場の一角にあるあずまやには ペットボトルやたばこの吸い殻、 菓子の袋などが散乱していたということで、 当時具志頭中学校の3年生だった 高良さんたちはトングとごみ袋を持って、 掃除に励みました。 散歩中に仲宗根区長が声を掛けると、 掃除中の中学生たちから 「周りから自分たちが汚していると 思われている」 と戸惑いの声が返ってきました。 親や学校、地域の人に言われた訳でもなく 自分たちで率先して、ごみを拾う彼らの姿に 仲宗根区長は感動し、 最大で12人いた当時の中学生を 表彰することを決めました。 仲宗根区長は 「悪いことは叱り、良いことは褒める。 これからも地域の子を見守りたい」 と目尻を下げました。 代表して受け取った南部商業高校1年の 髙良勇貴人さんは 「汚いと思ったから掃除しただけ」 と淡々と語りながらも、 感謝状は「うれしい」とはにかみました。
Fri, 29 Apr 2022 14:24:00 +0900
復帰記念貨幣の打ち初め
2022年4月28日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄の本土復帰50年を記念する 1万円金貨幣と千円銀貨幣の製造を始める 打ち初め式がこのほど、 大阪市北区の造幣局で行われ、 照屋義実副知事らがスイッチを押すと、 模様を施す圧印機が動き出し、 次々と硬貨ができていきました。 金貨幣は2万枚、銀貨幣は5万枚が発行されます。 造幣局などによりますと、 金貨幣は直径26ミリ、 重さは15・6グラムの純金製です。 表面には首里城正殿と琉球舞踊「四つ竹」を舞う 踊り子がデザインされ、裏面には 沖縄の伝統的な染め物「紅型」の図柄が あしらわれました。 銀貨幣は直径40ミリ、 重さは31・1グラムの純銀製で、 表面には首里城正殿や県鳥のノグチゲラ、 県花のデイゴ、裏面には 紅型がカラーで描かれています。 金貨幣の販売価格は15万3500円、 銀貨幣は1万1700円です。 造幣局が通信販売し、 復帰50年を迎える来月5月15日から 3週間程度申し込みを受け付けます。 具体的な申し込み方法は5月15日の 午後2時以降に造幣局のホームページで 公表されます。
Thu, 28 Apr 2022 16:01:00 +0900
若者にワクチン接種を呼び掛ける
2022年4月27日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県医師会の安里哲好会長と 宮里達也副会長はこのほど、 那覇市の県市町村自治会館で 記者会見を開き、若者に 新型コロナウイルスのワクチン接種を 呼び掛けました。 この中で安里会長は 「40代以下の感染が顕著だ。 ワクチンは社会を正常化させる唯一の道で、 ぜひ接種してほしい」 と話しました。 特に重症化しやすい60歳以上の高齢者や、 基礎疾患のある人と同居する若者が接種することで、 感染拡大予防の効果が大きいと説明しました。 県が公表している今月17日時点の 3回目の年代別接種率は、 20代が16・7%、30代が22・1%、 40代が31・1%となっています。 ワクチンは県広域ワクチン接種センターや 各市町村の接種会場、各医療機関などで接種でき、 30日には那覇市おもろまちの サンエー那覇メインプレイスに接種会場を設けます。 宮里副会長は 「世界的に日常を回復する動きがあるが、 日本は遅れている。ワクチン接種が加速すれば、 回復に向けた議論が出てくると期待している」 と話しました。
Wed, 27 Apr 2022 15:59:00 +0900
越来グスクの歴史を学ぶ
2022年4月26日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市立郷土博物館 「歩っちゅん、越来~越来の文化財めぐり~」 講座がこのほど、 越来小学校の地域連携室で開かれました。 琉球王国第一尚氏の尚泰久王、 第二尚氏尚宣威王の王子時代、 さらに阿麻和利の乱を討伐した王府軍の 総大将の大鬼城こと大城賢雄の居城として 知られる越来グスクは2019年、 国の名勝「アマミクヌムイ」として 追加指定されました。 この日は雨天となり座学形式で行われ、 講師を務めた縄田雅重学芸員が沖縄戦の後、 グスクは丘陵ごと切り崩されたことから、 形状はほとんど分かっていないと説明しました。 3回の発掘調査が行われ、堀立建築跡や柱穴、 遺構、炉跡、人骨のほか、海外との交流を示す 中国産の青磁器、鉄製品やジュゴンの 骨片などの遺物が出土していますが、 縄田学芸員は越来グスクの由来を 歴史資料からひもとき、神話や伝説の舞台となったこと、 拝所が保存されてきた地域であったことなどを解説しました。 越来地域は名所や旧跡が多く、 市は名勝指定を受けて越来グスクの 整備を計画中で、市観光物産振興協会では 越来グスクを観光コースに選定しており、 講座に参加した認定ガイドの狩俣房枝さんは 「深い歴史を持ったグスクを多くの人に アピールしていきたい」 と話していました。
Tue, 26 Apr 2022 15:57:00 +0900
沖縄気象台が5月から7月までの3カ月予報を発表
2022年4月25日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄気象台はこのほど、 沖縄地方の5月から7月の3カ月予報を 発表しました。 気温と降水量は5月と7月はほぼ平年並みで、 6月の気温は平年並みか高く、 降水量は平年並みか少ないとの見通しを示しました。 今年の梅雨の降水量は 平年並みになる見込みだということで、 6月は熱中症や農作物の管理、 体調管理に注意する必要があるということです。 また、月別の天候の見通しは、 5月は平年同様に曇りや雨の日が多くなり、 6月は前線や湿った空気の影響を 受けにくいため、曇りや雨の日が少ない見通しです。 7月は平年通り晴れの日が多い見込みです。 一方、沖縄気象台によりますと、 去年11月に発生したラニーニャ現象は、 夏に収束する見通しです。 ラニーニャ現象は南米ペルー沖の海水温が 上昇することで生じますが、 その時の冬は西高東低の気圧配置が強まり 気温が低くなる傾向があります。
Mon, 25 Apr 2022 14:51:00 +0900
ウクライナ支援へ街頭募金
2022年4月22日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市立松島中学校の生徒会や ボランティア委員会の生徒19人がこのほど、 ウクライナへの人道支援の募金活動を 那覇市内のショッピングセンター前で 行いました。 コロナ禍で学校内外の活動が制約されてきた中、 多くのメンバーにとって街頭での活動は 初めての機会となり、寄付を寄せてくれた 買い物客らに感謝を伝えました。 集まった寄付は全額を日本ユニセフ協会に託し、 ウクライナの子どもたちの支援に役立てます。 ボランティア委員長の久高萌歌さんは 「ウクライナもロシアも一般の人は 悪くないのに戦争の犠牲になっている。 自分たちが今できることをしたい」 と話しました。 また、副委員長の伊波桜子さんは 「想定していた以上に多くの人が募金に 応じてくれた」 と語りました。 保護者や歌手のうえち雄大さんも 生徒と街頭に立ちました。 松島中校区青少年健全育成協議会の 坂井浩二会長は 「沖縄の子どもたちからウクライナの 子どもたちへ思いを届ける。 平和な世界を築く大切な行動だ」 と話しました。
Fri, 22 Apr 2022 14:49:00 +0900
山原瀬底島一周線が開通
2022年4月21日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 本部町の瀬底島を一周する町道瀬底島一周線が 12日、開通しました。 この日は、区民、町議会議員、行政区長、 関係者ら100人余が参加して開通式が行われ テープカットで開通を祝いました。 整備事業は2017年度から 昨年度にかけて実施されました。 総事業費はおよそ13億7千万円で、 このうち補助金がおよそ10億9千万円です。 北部振興事業を活用しました。 また、一周線の総延長はおよそ5・4キロで、 このうち今回はおよそ3・2キロを整備し、 幅員・75メートル、2車線での通行が始まりました。 町によりますと、工事は全12工区を 町建設業者会が請け負いました。 瀬底繁心会による「かぎやで風」で始まった 開通式では事業概要の説明も行われ、 平良健康町長が 「瀬底島一周線の開通は、 瀬底島住民の長年にわたる悲願で とてもうれしい。 瀬底島は豊かな観光資源にあふれ 県内有数の島だ。 近年は大型ホテルが開業するなど 島の発展がこれまで以上に期待される」 とあいさつしました。 最後はバリケードなどを撤去して 一般の通行ができるようになりました。
Thu, 21 Apr 2022 13:58:00 +0900
ハブに注意
2022年4月20日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 気温の上昇でハブの活動が 活発化する季節を前に、 県は5月1日から6月30日、 ハブ咬症注意報を発令します。 県衛生薬務課は、 ハブの隠れ家となる草むらの草刈り、 餌となるネズミの駆除など生息しにくい 環境をつくること、田畑や山野、 草地に立ち入る時、 夜に道を歩く時に注意するなどの 対策を呼び掛けています。 ハブ咬症被害は 去年1年間に49件発生しました。 冬眠しないため一年を通し発生していますが、 農作業や行楽などで野外に出る機会が増える 5月から6月と9月から11月に 被害が増える傾向にあります。 県の担当者は 「12年の92件と比べると半減しているが、 ハブが猛毒を有することに変わりはない」 と指摘し 「この10年、亡くなった人はいないが 後遺症に悩む人は多い」 と注意を呼び掛けました。 ハブを見掛けた場合は1・5メートル以上離れ、 市町村に連絡するか、緊急時は 110番通報するよう呼び掛けています。 また、かまれた場合は自分で動かずに 119番に通報するか、一緒にいる人に 車でハブ抗毒素を常備する 29カ所の医療機関に 運んでもらうよう呼び掛けています。
Wed, 20 Apr 2022 14:38:00 +0900
平和の大切さ伝えて
2022年4月19日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満ジュニアバレーボールクラブの 児童ら16人がロシアのウクライナ侵攻を受け、 先月、ひめゆり平和祈念資料館に 女子5千円、男子5千円の 合わせて1万円を寄付しました。 クラブは去年の夏休みに、市から提供された 無料チケットでひめゆり資料館を見学し、 平和の大切さを感じて、沖縄戦は沖縄にとって 切っても切れないことだと学びました。 その後、ロシアのウクライナ侵攻を 報道で目にして、クラブとして 何ができるか意見交換し、 「戦争をやめてほしい。 平和が大切だと世界に伝えてほしい」 という声が上がりました。 そして、ひめゆり資料館が行う 平和の発信活動を支援するため、 支援金の寄付をしようと意見がまとまり、 クラブで集めたアルミ缶リサイクルによる 収益と、保護者会の会費から寄付しました。 女子児童は 「今、現地では爆弾から逃げている 子どもたちがいて、沖縄も戦争の時、 ガマに逃げていたことが同じ。 早く戦争が終わってほしい。 そのためには平和の大切さを伝える資料館が 大切だと思う」 と思いを語りました。 ひめゆり平和祈念財団の我那覇亮司事務局長は 「入館者が減っている中寄付にとても感謝している。 今後も活動を未来につないでいきたい」 と感謝の気持ちを述べました。
Tue, 19 Apr 2022 13:37:00 +0900
「声楽譜付 工工四」の初版本を寄贈
2022年4月18日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 野村流の伊佐川世瑞と世禮國男が発刊した 「声楽譜付 工工四」の初版本全4巻が近く、 県立図書館に寄贈されます。 「声楽譜付 工工四」上巻の発刊は1935年で、 県立図書館にも所蔵されていません。 伊差川、世禮両氏に師事した蔵元繁雄さんの 四男の新さんが保管していました。 繁雄さんは、県指定無形文化財 「沖縄伝統音楽湛水流」保持者で、 琉球古典音楽湛水流保存会の会長も 長く務めました。元教員でもあり、 1928年に平安座小学校に赴任した際に、 世禮の長女の担任を務めた縁で、親交を深め、 この書を世禮から直接受け取りました。 繁雄さんは、この書を教科書に、 伊差川から直接指導を受けました。 寄贈される「声楽譜付 工工四」には、 伊差川との稽古で指摘された声楽譜の誤りを 訂正する記述も見られ、 繁雄さんが真剣に楽典と向き合った様子が うかがえます。 「声楽譜付 工工四」は36年に中巻を発刊し、 伊差川が37年に急逝したため、下巻と続巻は、 伊差川とまとめた生前の原稿を元に、 世禮1人で発刊しました。 下巻に世禮が記した 「謹呈 蔵元繁雄さま 世禮生」の文字からは、 出版に至った喜びがにじみ出ています。 新さんは 「のちの世まで保管してもらい、 関心のある人にぜひ見てもらいたい」 と話し、この書が古典音楽の 発展につながるよう期待しました。
Mon, 18 Apr 2022 14:09:00 +0900
名護→本部 園児ら長距離挑戦
2022年4月15日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市大中のあい保育園はこのほど、 国道449号の歩道を利用して、 保育園から本部町まで徒歩で移動する 「歩け歩け」を実施しました。 あい保育園は保育の中で 歩くことを基本にしており、 4歳児の17人と5歳児の12人、 職員や保護者らおよそ70人が参加し、 2つのグループに分かれて、 午前8時に元気よく出発しました。 4歳児は本部町の谷茶公園までの17キロ、 5歳児は本部町の海洋博公園 中央ゲート前までの25キロに挑戦し、 海遊びなど自然体験もしながら、 昼食や休憩も十分に取りました。 本部町内に入ると園児、職員、保護者が 少し疲れた様子を見せていましたが、 お互いに力を合わせて励まし合い、 午後4時30分ごろに 2つのグループともゴールに到着しました。 ゴール地点では横断幕やゴールテープで 「すごいぞ、25キロみんながゴールだ。やったぞ!」 と保護者らが出迎え、園児が笑顔でゴールすると 抱き上げたり、ハイタッチをしたりして 喜びを分かち合いました。 子どもたちは 「足が痛かったけど最後まで歩けて良かった」 と大喜びで、5歳児の女の子は 「最後までみんなと一緒に歩けて良かった。 また参加したい」 と笑顔で答えました。
Fri, 15 Apr 2022 15:21:00 +0900
多良間島はベニバナの最盛期
2022年4月14日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 多良間村の村花「タラマバナ」=ベニバナが 収穫の最盛期を迎えています。 鮮やかに咲いた黄色やオレンジ、紅色の花を 生産農家らが丁寧に摘み取っています。 多良間島では500年前からタラマバナが 栽培されていたとされ、 かつては琉球王府への貢納品でしたが、 保存会がタラマバナを村内各地で栽培しています。 葉や茎には鋭いとげがあり、 日光が当たることでとげが固くなることから、 収穫は早朝や曇り空の日に行います。 収穫した花弁は天日干しされた後、 島の特産品「たらま花茶」や 染料の「紅餅」に加工します。 紅餅は何度も水洗いした花弁を数日間発行させ、 きねで突いて団子状にして 天日で乾燥させて作ります。 農家の佐久本洋子さんは 「収穫は今が最盛期。 とげがあるので収穫作業は大変だけど 頑張って収穫する。タラマバナを使った 特産品開発にもっと取り組みたい」と語りました。
Thu, 14 Apr 2022 14:29:00 +0900
ミカンコミバエが近年急増
2022年4月13日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1986年に県内全域で根絶された 特殊病害虫のミカンコミバエの発見事例が、 近年急増しています。 昨年度は大東諸島を除く県内全域で、 根絶後最多となる341匹が捕獲されました。 現時点で定着はしていないものの、 今後県内で広がる可能性もあるとして、 県は農家だけでなく家庭菜園をしている 一般世帯にも防除対策を徹底するよう 注意喚起しています。 ミカンコミバエは果実の中に卵を産みつけます。 寄生するのはマンゴーやかんきつ類、 アセロラなど幅広く、定着してまん延化すると 植物防疫法に基づく緊急防除として 県外に果実類を出荷できなくなる可能性もあります。 急増の原因は特定できていませんが、 台湾や東南アジアなどの発生地域から 風に乗って飛来したり、海外から寄生果実が 持ち込まれたりしたと推察されます。 県の担当者は 「放置園や集落の庭先で寄生が多いため、 地域で協力して防除に取り組む 必要がある。特に5月から11月は 繁殖が活発になるので注意が必要だ 」と訴え、防除対策として、 産卵場所をつくらせないため 庭先の落下果実を放置せず速やかに 処分することや、露地栽培では 果実に袋がけすることが有効だとしています。 また、ビニールハウスやネットに破損が ある場合は修理するよう呼び掛けています。
Wed, 13 Apr 2022 16:26:00 +0900
「ウスデーク」世界遺産に
2022年4月12日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市立郷土博物館主催の文化財講座 「沖縄市のウスデーク、見つめなおす伝統、 女性たちのまつり」がこのほど、 市役所内ホールで開かれました。 講師は県立芸術大学文化研究所の 平良徹共同研究員です。 ウスデークは、沖縄諸島各地で伝承される 女性集団による祭祀芸能で、 ウシデークとも呼ばれます。 平良研究員は「琉球国由来記」や 研究成果を基に、かつてはおよそ500の 地域・集落で演舞され、沖縄市内では越来、 知花など6カ所で継承されていると報告しました。 現在、継承しているのはおよそ60カ所にとどまり、 存続の危機に瀕していると指摘しました。 その中で継承・保存を行っている地域の 記録保存や復活継承に取り組んでいる 事例も紹介しました。 全県的な課題としてウスデークの持つ意味を 今一度再評価し、衰退に歯止めをかけるため 県や市町村レベルの早急な対応を指摘しました。 その上で「人類学的にも稀有な価値を有し、 世界遺産化を目指すべき時期にきている」 と強調しました。 ウスデークを継承している越来グスク地区は 観光コースに選定されており、 参加した市観光物産振興協会認定ガイドの 新垣千恵子さんは 「大変勉強になった。今後のガイドに生かしたい」 と話しました。
Tue, 12 Apr 2022 16:22:00 +0900
沖縄で唯一ヨット体験ができる
2022年4月11日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満フィッシャリーナから出港しているヨットが、 帆を使って水の上を進む 沖縄で唯一の体験型セーリングとして、 話題を集めています。 運営しているのは「ケンクルーズ」オーナーの 安谷屋憲さんと直子さん夫婦です。 使うのは小型のモノハル艇ヨットで、 安全性を確認するために船体を90度傾ける テストに県内で初めて合格しました。 コースは喜屋武岬のかいわいを周回したり、 当日の天候や風を見ながら相談して決めますが、 乗船は6人まで可能で、3月に行われた モニター乗船では慶良間諸島周辺を回り、 ルカン礁と前島の間で クジラの親子にも遭遇しました。 動力を使用しない静かで海面が近いヨットでは、 運が良ければイルカや ウミガメも見ることもあり、 参加者から人気を博しています。 県民向け1時間7千円の お試し体験プランなどがあり、 オーナーの憲さんは 「洋上でアンカーを下ろして スキンダイビングやサップ、カヤックなど、 お客さんの要望に応えている。 沖縄の天国のような海は身近にあるので、 県民の皆さんにも素晴らしさを感じてほしい」 と呼び掛けています。
Mon, 11 Apr 2022 15:05:00 +0900
苦しみの解決に学ぶ
2022年4月8日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄ハンズオンNPOが主催する講演会 「いのちの学校~折れない心を育てる いのちの授業~」がこのほど、 北谷町の栄口公民館で開かれ、 県立中部病院の長野宏昭医師が 「解決が難しい苦しみから学ぶこと」について 分かりやすく講話しました。 長野さんはワークシートを用いて 「苦しみって何だろう」と問い掛け、 それぞれの考えで思ったことを 入れていけばいい手法で講話し、 参加した8歳から80代までの区民全員が おのずから参加して生徒になりました。 「苦しみがあっても何があれば穏やかになれる」 という問いには 「(支え)」というように進み、 「苦しい時に支えになるものは何」 と問い掛けると多種多彩な言葉が並び、 自分とのつながりに結びつきます。 レッスン1から3までの授業で、 最終は「苦しむ人を前にして私にできることと」 「自分を認め大切にする」の 問いかけに導いて講話は終了しました。 長野医師は 「自分が苦しみを抱えた時に具体的に 何ができるかを考え、他人の苦しみにも 優しく思いやる心を養うことが大切」 と語りました。
Fri, 08 Apr 2022 15:03:00 +0900
北谷町美浜の観覧車解体
2022年4月7日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 北谷町美浜のランドマークとして 親しまれてきた観覧車などがある商業施設 「カーニバルパーク・ミハマ」が、 解体作業に入ったことがこのほど、 北谷町への取材で分かりました。 町によりますと、 施設の土地や建物のおよそ6割を取得した 大阪府の京阪電鉄不動産から、 先月初旬に解体作業を始め、 9月ごろまでに作業を終了する予定と 説明があったということで、 跡地にホテルを建設する予定です。 北谷町や美浜の事業者会などと 事業内容について協議している段階で、 ホテルの規模や運営方法など、 具体的な内容は決まっていないということです。 渡久地政志町長は 「解体後の次期計画の話し合いが進んでおり、 地元の事業者会などと意見交換をしている」 と説明しました。 美浜区自治会の岡村悦子会長は 「施設は老朽化していたが、 観覧車は町の発展を見守ってきた 存在だったので寂しさが残る。 次期事業が北谷や美浜を代表するものに なるのを願う」 と述べました。
Thu, 07 Apr 2022 14:46:00 +0900
タラマフツを伝えたい
2022年4月6日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄国際大学の下地賀代子教授がこのほど、 多良間の方言・タラマフツで描かれた 絵本「カンナマル クールクの神」を 多良間村内の保育所と幼稚園、小学校、 それに中学校へ寄贈しました。 下地教授は父親が多良間出身で、 タラマフツの研究に取り組んでいます。 絵本制作は「子どもたちが大人になった時も、 島の言葉が聞こえる世界を残す」 というコンセプトの下、 琉球語の継承保存のための活動の一環で、 家庭や地域の中で楽しみながら使える絵本を出版し、 それぞれの島に届けています。 これまでに多良間島を含め、沖永良部島、 竹富島、与那国島の絵本も制作しました。 今回の「カンナマル クールクの神」は 多良間に伝わる昔話で、 とてもきれいな女の子が主人公です。 絵本はタラマフツと日本語、 英語の3言語で書かれ、 今でも見ることのできる拝所や地名のほか、 屋号も出てきます。 幼稚園で開かれた贈呈式で下地教授は 「実際に多良間の海の名前なども出てくるので、 お父さんやお母さん、おじいさんやおばあさんに 聞いてみてください」 と呼び掛けました。園児らはそろって 「ありがとうございました」 とお礼を述べ、さっそくタラマフツでの 読み聞かせで絵本を楽しみました。
Wed, 06 Apr 2022 14:25:00 +0900
「まーすけーい歌」後世へ
2022年4月5日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 読谷村長浜に伝わる塩替え歌 「まーすけーい歌」を後世に残そうと、 県立芸術大学によるプロジェクト 「地域芸能と歩む」がこのほど、 まーすけーい歌を基にした音楽紙芝居 「くもこちゃん まーすけーい歌」を 企画・制作しました。 動画をユーチューブで限定配信しています。 ま ーすけーい歌は1700年から 1800年代に歌われたとされ、 長浜の若い女性たちが、まきや農作物を持って 塩田のある現在の沖縄市泡瀬まで 片道20キロの道のりを歩き、 まきや農作物と塩を物々交換する 道行きの様子を歌っています。 今回制作された音楽紙芝居は、 雲の形をした主人公の「くもこちゃん」が、 農作物と塩を交換する塩替えを終えて 泡瀬から長浜まで帰る女性たちを 空から追いかける物語で、 道中で出会う生き物たちと語り合いながら、 女性たちの足跡をたどっています。 くもこちゃんが通る道のりには、 今はない「胡屋馬場」や屋良の四本松、 アメリカ軍嘉手納基地に接収された集落 「国直」などが登場します。 呉屋淳子准教授は 「歌を通じて忘れられた記憶や風景を 知ることができる。泡瀬の埋め立てなど 環境の問題も見えてくる」 と、伝統芸能と自然のつながりを話しました。
Tue, 05 Apr 2022 14:16:00 +0900
ヤングケアラー家族の世話を週3日を超える
2022年4月4日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 大人が担うような家事や家族の世話をする ヤングケアラーについて、 糸満市教育委員会と沖縄大学の名城健二教授が 県内で初めて児童生徒を対象に実施した 調査結果がこのほど発表され、 3160人中、7人に1人にあたる434人が 「家族に世話をしている人がいる」 と答えました。 市内中学生の13.0%に相当し、 全国を7.3ポイント上回っています。 世話の頻度がほぼ毎日 または週3日から5日で2時間以上に及ぶ 「より過度なヤングケアラー状態の児童生徒」は 85人、2.68%でした。 この85人については、学校を 「たまに欠席する」「よく欠席する」との回答が 45.8%に上り、 遅刻や早退も「たまにする」「よくする」が 30.5%と高くなっています。 名城教授は 「幼い兄弟の世話をするために 学校を休まざるを得ない状況が あるのではないか」 と分析しています。 一方、世話を必要としている家族のことや 悩みを相談したことが「ない」は 84.0%を占めました。 「誰かに相談するほどの悩みでもない」が 主な理由で、名城教授は諦めや 周囲が察知できていない可能性を指摘しました。 市は今後、ヤングケアラーの認知度向上や 児童生徒が相談しやすい環境づくりなどに 取り組みます。
Mon, 04 Apr 2022 14:55:00 +0900
久米島へ恩返し誓う
2022年4月1日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 久米島町の離島留学制度により、 県内外から久米島高校に留学した 第6期生の卒業報告会がこのほど、 保護者や島親をはじめ、町の関係者が参加して 久米島町の仲里庁舎で行われ、 12人の離島留学生が島親への感謝の気持ちや 同期生との思い出などを振り返り、 全員が感極まって涙ぐみながらスピーチし、 島への恩返しを誓いました。 中国から久米島高校へ進学した ヘイワード・ドロシーさんは 「沖縄と中国が長い交流の歴史を 持っていることを知り、 国際交流に興味を持った。 国際交流などといった形で久米島に 恩返しをしたい」 と語りました。 また、千葉県出身の石津結生さんは 「貴重な3年間を久米島で 過ごすことができ幸せでした。 久米島に恩返しができる 立派な大人になりたい」 と話しました。 仲吉健一校長は 「3年間でこんなにも大きく 成長したことに感動した。 6期生の絆を大切にして頑張ってほしい」 と卒業生を激励しました。 卒業した離島留学生の大半は 県内外の大学や専門学校へ進学し、 新たな一歩を踏み出します。
Fri, 01 Apr 2022 14:15:00 +0900
交通遺児を支えて50年
2022年3月31日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年、発足50年を迎えた 「県交通遺児育成会」が今年2月、 50周年記念誌「結の心に支えられ」を発刊しました。 交通事故で親を失った子どもの成長を 支援する活動のこれまでの歩みや 統計資料のほか、 支援を受けた交通遺児らの感謝の言葉が つづられています。 森田明理事長は 「さまざまな支援支援のおかげで 続けることができ、大きな節目を迎えた」 と感謝しました。 会の前身である「沖縄交通遺児を励ます会」が 発足したのは1971年7月で、 発足当初は「交通遺児に愛の手を」と題し、 クリスマスプレゼントとして 1人20ドルを贈っていました。 79年、県の協力を受けて会は 発展解消して法人化し、 名称は「県交通遺児育成会」に変更されました。 80年から主な事業である奨学金、 育成金の給付が始まり、 激励金なども含めてこれまで7163人 4億947万円を贈りました。 企業などからの寄付金は去年、 累計で10億円を超え、 支援は交通遺児だけでなく、 親が事故で後遺症を負った場合も 対象にしています。 森田理事長は 「支援や交通安全の啓発を通じて 住みよいまちづくり貢献していきたい」 と決意を述べました。
Thu, 31 Mar 2022 15:04:00 +0900
一中帽章、母校に帰る
2022年3月30日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦に鉄血勤皇隊などとして学徒動員された 県立第一中学校、現在の首里高校の生徒が 身に付けていたとみられる 「帽章」を見つけたボランティアグループがこのほど、 那覇市内で一中・首里高の同窓会 「養秀同窓会」に帽章を返却し、 見つかった他の遺留品も寄贈しました。 同窓会によりますと、戦地だった場所から 帽章が見つかるのは初めてです。 発見したグループは青森県の写真家の 浜田哲二さんと執筆家で妻の律子さんや 若者らでつくる「みらいを紡ぐボランティア」で、 メンバーの女性が糸満市内にある 日本軍の野戦陣地壕で、 土を掘り進める中で見つけました。 帽章は真ちゅう製とみられ、 3分の1ほどがねじ曲がっていますが、 特徴である「中」の文字や 桜と葉の模様が確認できます。 浜田さんは 「同窓生に返せて良かった」 と感慨深げに語りました。 帽章や遺留品は今後、養秀同窓会館内の 「一中学徒隊資料館」 で展示予定だということで、 同窓会の太田幸子副会長は 「一中生は一中生であることを誇りにしていて、 大事に身に付けていたと思う。 本当にありがたい。 戦闘の激しさを物語るモノとして活用したい」 と感謝の言葉を繰り返しました。
Wed, 30 Mar 2022 15:02:00 +0900
「青い目の人形」今どこ?
2022年3月29日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 フリーアナウンサーで童謡の語り部活動を 行う伊良皆善子さんは、1927年に アメリカから日本に友好の証しとして贈られた 「青い目の人形」を県内で探し続けています。 伊良皆さんの調べでは、沖縄には68個が 届いたことが分かっていますが、 現存する人形は確認されていません。 アメリカから人形が贈られたのは、 野口雨情作詞の童謡「青い目の人形」が 日本で発表され流行した6年後で、 当時の資料から人形が宮古・八重山や 離島を含む県内68の学校に 贈られたことが分かっており、 北谷町の女性から「小学生の時、 先生が青い目の人形を持ってきた」 との情報を得たり、名護市で当時、 人形と児童らと一緒に撮影した写真も 見つかったりしています。 人形は童謡の効果もあり日本各地で 歓迎されましたが、 第2次世界大戦が始まると 「敵国の人形」として処分され、 心ある人々が隠した人形が戦後、 全国でおよそ300体見つかっています。 伊良皆さんは 「この歌は沖縄の『いちゃりばちょーでー』と同じ。 愛と平和のメッセージだ」 と語り、 「歌の背景や、他国を認め合う素晴らしい 交流が昭和初期にあったことを知ってほしい」 と願っています。
Tue, 29 Mar 2022 14:42:00 +0900
県営住宅入居者1割が収入基準を超える
2022年3月28日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県営住宅の全戸数1万7345戸のうち、 入居資格の月額収入を超えている世帯は、 去年4月時点で1割を超える1715世帯に 上ることがわかりました。 これは22日に開かれた 県議会土木環境委員会で 県の大城範夫住宅課長が明かにしたものです。 県営住宅への入居募集の倍率は 近年5倍から7倍で推移しており、 本来入居が認められるべき低所得世帯が 入居できない可能性があります。 県が定める県営住宅への申し込み資格は、 申込者と同居家族の所得を合算した 月額所得が一般は15万8千円以下、 裁量世帯は21万4千円以下としています。 月額収入が基準を上回る期間が 一定期間ある世帯には 自主的な明け渡しが求められるほか、 月額31万3千円以上の高額所得を 得ている世帯には退去義務が生じます。 大城課長は 「これだけ低所得者の入居希望が 多いことは認識している。 収入超過世帯に退去してもらえるよう、 県として取り組む」 と述べました。
Mon, 28 Mar 2022 16:14:00 +0900
坂田小が環境美化優秀校
2022年3月25日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 地域社会と連携しながら、 環境美化教育に独創的・継続的で 熱心に取り組む小中学校を表彰する 「第22回環境美化教育優良校等表彰事業」で、 西原町立坂田小学校が 全国の優秀校6校の中に入りました。 食品容器環境美化協会が主催しているもので、 このほど体育館では表彰状の伝達式が行われ、 児童に表彰状が手渡されました。 坂田小は 「当たり前のことが当たり前にできる坂田っ子」を スローガンに掲げ、毎朝の清掃活動や 「西原の塔」の清掃、一人一鉢運動、 地域と連携したヤギの飼育や SDGsを学ぶ環境学習などに積極的に 取り組んでいます。 伝達式で食品容器環境美化協会 沖縄地方連絡会議幹事を務める 県清涼飲料協会の小山良彦理事長は 「当たり前のことを当たり前に続けるのは 素晴らしいことだ。 活動の継続が今日の結果につながった、 われわれも皆さんから多くのことを学んだ。 これからも当たり前のことができる人に なってほしい」 と話しました。 これに対し栽培委員会委員長の 嘉手苅皇多さんが清掃活動などについて説明し 「優秀校に選んでいただきありがとうございました」 と感謝の言葉を述べました。
Mon, 28 Mar 2022 15:02:00 +0900
うちなーぐちを第2公用語に
2022年3月24日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うちなーぐちの普及に取り組む 「うちなーぐち会」の源河朝盛会長らが おととい、県庁に照屋義実副知事を訪ね、 うちなーぐちを「第2公用語」とする条例を 制定するよう要請しました。 第2公用語化を求める要請文が 県に提出されるのは初めてです。 要請文は、巡業やテレビ、ラジオで放送された 沖縄芝居で話された「うちなーぐち」が、 県内で通用する共通語の役目を果たしたとし、 第2公用語とするよう求めています。 源河会長は 「琉球・沖縄人もアイデンティティーを取り戻す」 ことにもつながると訴えました。 これに対し照屋副知事は、 うちなーぐちを将来に残す重要性には 理解を示しつつ、公用語化は 「みんなで議論する必要がある」 と指摘しました。 その上で照屋副知事は、 公用語化を求める陳情が県議会にも 提出されていることから、 議会の議論をみながら 県も検討する考えを示しました。
Thu, 24 Mar 2022 15:00:00 +0900
未知のワクチンだから接種していない
2022年3月23日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県はこのほど新型コロナウイルスワクチンに 関する県民意識調査の結果を公表しました。 ワクチンを接種していないと回答した人のうち、 73%が「未知のワクチンだから」を理由に挙げ、 47%が「今後も接種を希望しない」 と回答しました。 調査は1月24日から2月10日にかけて インターネット上で実施し、 1万1353人が回答したもので、 接種歴は2回接種済みが9817人、 1回が60人、未接種が1476人でした。 未接種者のうち、接種しない理由で 「未知のワクチンだから」が73%と最も高く、 そのほかは「接種は個人の自由」が71%、 「副反応が怖い」が55%、 「不妊のリスクがあると思う」が 27%などでした。 どうすれば接種を希望するかとの質問には、 今後も「希望しない」との回答が47%で、 続いて「国産ワクチンができたら」が19%でした。 県は 「有効性や安全性について 丁寧な説明を行う必要がある」 として、今後テレビCMなどを通じ 接種促進につなげる考えを示しています。
Wed, 23 Mar 2022 14:58:00 +0900
新城正一さんの歌探して
2022年3月22日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 軍歌「愛馬進軍歌」の作曲で知られ 35歳で病死した、恩納村出身の作曲家の 新城正一さんが手掛けた作品を 探している女性がいます。 那覇市出身で神奈川県川崎市の 上原紀江さん(75)歳で、 新城さんが教べんを執っていた 福岡県内の中学校の教え子からの情報や 同窓会誌などを頼りに、 福岡や沖縄県内の学校などに問い合わせ、 新城さんを紹介する文献に明記されている曲 以外に5曲あることを確認したということです。 上原さんが新城さんについて 調べるようになったのは、 音楽教諭だった兄が持っていたレコードに 収録されていた八重山農林高校の校歌を 聴いたのがきっかけで、以後、新城さんと ゆかりがある人たちをたどるようになりました。 新城さんの教え子である 東京芸術大学名誉教授で声楽家の 故畑中良輔さんらが残した記録には、 芸術家として華麗に活躍する 新城さんの姿が描かれていました。 上原さんによりますと、 文献に明記されていたのは 軍歌「愛馬進軍歌」のほか、恩納村歌、 多良間小や恩納小の校歌の4曲で、 上原さんは 「新城先生が長生きしていたら、 大作曲家になっていた。 生前の先生のことをもっと知らせたい」 と語りました。
Tue, 22 Mar 2022 14:16:00 +0900
モズクの季節がやってきた
2022年3月21日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 全国一のモズク水揚げ量を誇るうるま市で 早摘みモズクの収穫シーズンが訪れました。 勝連漁業協同組合は15日に収穫を宣言し、 漁港には次々と水揚げされたモズクが並びました。 軽石の影響で収穫量の激減も懸念されていましたが、 例年並みの収穫量だということです。 勝連漁協には200人の農家が在籍し、 収穫自体は1日から始まっており、 天候により収穫量の増減はあるものの、 勝連漁協の玉城謙栄参事は 「軽石が混ざれば大変なことになっていたが、 今のところは影響もなく良かった」 と安堵の表情を浮かべました。 また勝連漁協では今年から初めて、 凍結させない生モズクの販売を始めます。 これまでは一度凍結させたモズクを 製品化していましたが、 60メートルの地下海水を利用し 細菌数を最小限に抑えることに成功し、 60日間冷蔵で保存が可能となりました。 早摘みモズクの特徴である、 ぬめりとしゃきしゃきの食感を存分に 味わうことができます。 漁協窓口と漁協のホームページで販売しており、 玉城参事は 「5月までの期間限定なので、ぜひお早めに」 と呼び掛けました。
Mon, 21 Mar 2022 14:59:00 +0900
創作劇「さわりんと運玉義留」
2022年3月18日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 西原町の小中高校生が出演する創作演劇 「さわりんと運玉義留」がこのほど、 さわふじ未来ホールで上演され、 子どもたちは演技やダンスを通して、 町の魅力や歴史を伝えました。 訪れた300人の観衆は手拍子で応え、 時折涙を浮かべる人の姿もありました。 物語は、運玉森の樹齢400年を超す サガリバナにすむ妖精のさわりんと、 貧しい人たちを助けるために金持ちから 盗みをはたらく義賊の運玉義留の 友情を描いたもので、 尚円王となった金丸など、 西原に縁のある歴史上の人物も登場し、 西原の人々や未来を思う内容となっています。 劇中の架空の街「ニシバルシティー」について 説明するため、崎原盛秀町長が サプライズで舞台に上がる演出もありました。 さわりん役を演じた演じた仲嶺百合菜さんは 演劇終了後、演者を代表してあいさつし 「4か月間、舞台成功に向け稽古に励んできた。 一人でも多くの人に元気や 希望を届けられたらうれしい。 たくさんの人の支えで素晴らしいものが できた」 と充実感をにじませ、 運玉義留役の上原希星さんは 「西原が好きなど、いろんな思いを出し切った。 今後はOGとして、見守っていきたい」 と語りました。
Fri, 18 Mar 2022 14:01:00 +0900
30年ぶりの「組踊と琉球舞踊」公演
2022年3月17日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 神奈川県の川崎沖縄芸能研究会はこのほど、 「組踊と琉球舞踊」の公演を川崎市の サンピアンかわさきで開催しました。 川崎市指定無形民俗文化財・ 神奈川県指定無形民俗文化財の 「沖縄民俗芸能」として指定された 演目が披露され、新型コロナ対策で、 定員の50%に入場が制限される中、 およそ250人が入場しました。 今回の公演は毎年11月に川崎市で 開催されている「沖縄芸能大会」とは別に、 川崎市指定無形民俗文化財に指定されている 29の演目から選抜して定期的に上演会を 実施するために初めて企画されたもので、 組踊「執心鐘入」をはじめ、 大昔節「じゃんな節」の斉唱、 古典舞踊「四つ竹」、二才踊「上り口説」、 雑踊「浜千鳥」などが披露されました。 川崎沖縄芸能研究会が組踊を上演したのは 30年ぶりだということで、 2012年に研究会に組踊研修部を 設立して以来、初の舞台となりました。
Thu, 17 Mar 2022 14:33:00 +0900
日本そば打ち段位認定に全員合格
2022年3月16日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「第2回そば打ち段位認定沖縄大会」が このほど、大宜味村の塩屋区公民館で 開催されました。 日本そば打ちの普及活動を通して 地域の活性化につなげる取り組みで、 全国麺類文化地域間交流推進協議会が審査し、 初段に5人、2段に8人が挑み、 全員が合格し認定を受けました。 県内では、ソバが栽培されている大宜味村で 2018年に初めて認定会が行われました。 審査は40分間で、そば粉と小麦粉を練り上げ 麺棒で伸ばし、麺を切るまでの一連の動作が対象です。 審査員らは真剣な表情で そばを打つ人の手元やしぐさを見つめ、 一つ一つ点数をつけ採点しました。 2段に挑んだ村内在住の島袋博子さん65歳は 「そば倶楽部発足時からメンバーに 加わらせていただき、 そば打ちの楽しさを覚えるようになった。 民泊も営んでいるので生かしていきたい」 と抱負を述べました。 審査をした全国麺類文化地域間交流推進協議会 西日本支部の篠原美文支部長は、 講評の中で上手なそば打ちのこつを 伝えるとともに 「皆さんの一生懸命な表情に練習の成果が見えた。 また、沖縄の人柄のように優しい打ち方を感じた。 これからもそば打ちに励み、 地域おこしに役立ててほしい」 と激励しました。
Wed, 16 Mar 2022 14:44:00 +0900
「笑顔の仲西小」夢の共演
2022年3月15日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市立仲西小学校はこのほど、 創立120周年を祝う児童集会を開きました。 児童会は昨年度、120周年を記念して 児童会の歌「笑顔の仲西小」を作りました。 石垣島出身のユニット「きいやま商店」作詞・作曲の 「僕らの島」を替え歌にしたもので、 公認するきいやま商店の3人が集会に駆け付け、 児童の生演奏でおよそ600人の全児童と 一緒に「笑顔の仲西小」を歌い、 夢の共演が実現しました。 「笑顔の仲西小」は、原曲の「僕らはこの島で育ったんだ」の 「島」を「浦添」に替え、原曲の「家族と手をつなぎ」を 「仲間と手をつなぎ」などに替えました。 集会では1年生から6年生までの代表 およそ60人による音楽隊を結成し、 音楽隊の生演奏に合わせて、 きいやま商店の3人と全児童がグラウンドで リズムを刻み、全員で歌声を響かせました。 「子どもたちの演奏で歌うのは初めてで感動した」 というきいやま商店の3人。 「僕たちの歌を選んでくれてうれしい。 仲西小をきっかけに自分たちの地域の歌にして 全国で広まったらうれしい」 と笑顔で話しました。
Tue, 15 Mar 2022 16:19:00 +0900
那覇と名護に高速船が就航
2022年3月14日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市の泊ふ頭と本部町の渡久地港間で 高速船「ジンベエ・マリン」を運航している 第一マリンサービスが来月から、 泊ふ頭と名護漁港間でも直航便を 就航する予定であることが分かりました。 名護市によりますと、 所要時間は75分ほどになる見通しです。 ダイヤについては、既存の本部路線との 調整などが必要となることから、 市と本部町、第一マリンサービスなどが 協議を進めています。 高速船は名護漁港の南側岸壁に接岸する予定で、 就航に合わせ、市は浮桟橋を整備する計画です。 来年度、22年度一般会計予算案には 整備に掛かる費用 1638万円が含まれています。 翌23年度に着工し、 24年度の供用を目指しています。 現在、第一マリンサービスが沖縄総合事務局に 航路申請などの手続きをしており、 市は運航ダイヤや料金などの詳細が決まり次第、 ホームページなどで周知します。 渡具知武豊市長は2期目出馬にあたり 「名護に賑わいを取り戻す」の公約の一環として、 名護漁港に那覇方面からの 高速船就航を掲げていました。
Mon, 14 Mar 2022 14:17:00 +0900
子の居場所に本を
2022年3月11日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市民生委員児童委員連合会の会長を努める 眞榮城嘉政さんは、自身が本好きであることから、 子どもの居場所に自費で本を寄贈しています。 去年、「マヒナジーモ学舎」が 「ステイホーム図書館」と称して 本を貸し出す取り組みをしていることを知りました。 コロナ禍で図書館が閉館した時期もあり、 子どもたちに貸し出す本の購入代に 充てるという内容で、眞榮城さんは その思いに共感したということです。 眞榮城さんは 「子どもたちに楽しく本に親しんでほしい」 という思いと同時に 「本を通して学んでほしい」という思いもあり、 主に沖縄の歴史や偉人伝、 沖縄戦などを伝える本などを寄贈しています。 「ボランティア人生の始まりは 真地団地自治会の自治会長」からと話す 眞榮城さんは、民生・児童委員歴は20年以上、 ボランティア歴はおよそ40年になります。 高齢者と子どもたちが交流する場づくりをはじめ、 子どもたちの安全を見守る朝の立哨活動など、 ボランティアに時間を費やしています。 マヒナジーモ学舎の伊佐千代美代表は 「沖縄に関する本は特にうれしい。 ボランティアを実践され、尊敬している」 と感謝しました。
Fri, 11 Mar 2022 13:54:00 +0900
一万円金貨と千円銀貨を発行
2022年3月10日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 財務省はおととい、 沖縄の日本復帰50年を記念する一万円金貨と 千円銀貨を発行すると発表しました。 金貨は表に首里城正殿と琉球舞踊「四つ竹」、 銀貨は表に首里城正殿と県鳥のノグチゲラ、 県花のデイゴが描かれており、 ともに裏面は「紅型」の模様をあしらっています。 沖縄の記念貨幣は1975年の 海洋博記念100円貨幣、 92年の復帰20年記念500円貨幣、 2012年の沖縄復帰40周年の千円貨幣と 500円貨幣の発行以来4度目です。 銀貨は初めて両面にカラー印刷を施すということです。 地方自治体関係で金貨を発行するのも初めてで、 式典が行われる5月15日から、 造幣局がオンラインとはがきで 申し込みを受け付けます。 発行枚数は金貨が2万枚、銀貨が5万枚で、 税込みの販売価格は金貨が15万3500円、 銀貨が1万1700円となります。 金貨は直径26ミリと10円玉程度の大きさで、 重さは15・6グラム、銀貨は直径40ミリで 500円玉より大きく、重さは31・1グラムです。 申し込み方法などは5月15日午後2時以降、 造幣局のウェブサイトで公表し、 申し込みが多数の場合は抽選になります。
Thu, 10 Mar 2022 14:37:00 +0900
緑の光で呼びかけ
2022年3月9日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 日本緑内障学会は6日から12日の 「世界緑内障週間」に合わせて、 全国各地のランドマークや 医療機関を緑色に照らす 「ライトアップinグリーン運動」を 展開しています。 緑内障の認知と啓発が目的で、 那覇市泉崎の琉球新報社本社壁面も 6日から緑色にライトアップされました。 県内では沖縄市の東南植物楽園や 一部の民間の眼科なども ライトアップされています。 緑内障学会によりますと、 日本の視覚障がいの原因疾患で 最も多いのが緑内障ということで、 初期や中期では自覚症状が少なく、 罹患に気づかない場合が多くあります。 放置すると視覚障がいを引き起こしますが、 早期に治療すれば日常生活に 支障がない程度に とどめることができるということです。 浦添さかい眼科の酒井寛医師によりますと、 沖縄は遠視の人がなりやすい 「閉塞隅角緑内障」が世界的に見ても多く、 酒井医師は 「緑内障について県民に知ってもらいたい。 早期発見が大事だ」 と話しました。
Wed, 09 Mar 2022 15:18:00 +0900
日頃の稽古桜で恩返し
2022年3月8日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 相撲の稽古でお世話になっていることへの 感謝の気持ちを伝えようと、 伊江中学校の相撲部員がこのほど、 浦崎道涯さんが住職を務める 照太寺の境内に桜の木32本を植樹しました。 浦崎住職は中城出身の元幕内力士で、 しこ名は琉鵬です。 2012年に19年間の力士人生に幕を下ろし、 その年に道涯の僧名を受けました。 15年4月に西崎区にある照太寺の副住職となり、 現在は住職を務める傍ら 村内小中学生の相撲の指導に当たっています。 去年は3年生が卒業の記念として行いましたが、 今年は3年生がいないため、現在の相撲部員で、 2年生の山城真捺さんと藤本凉士さん、 それに1年生の長嶺六三志さんが行いました。 3人は 「小学校2年生の頃から 琉鵬さんに稽古をつけてもらっている。 琉鵬さんの指導に感謝し、これからも頑張りたい」 と感謝の言葉を述べました。 浦崎住職は 「去年植えた木が思ったより大きくなっている。 相撲部を巣立った子もこの子たちも、 この桜の木のようにたくましく大きくなってほしい。 島に帰ってきた時には一緒に花見でもしましょう」 と顔をほころばせました。
Tue, 08 Mar 2022 15:16:00 +0900
後部座席シートベルトの着用、沖縄は最低の20%
2022年3月7日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 警察庁とJAF=日本自動車連盟が 去年10月から12月にかけて 全国各地でシートベルトの着用率を調べた結果、 一般道路で後部座席は42.9%だったことが このほど、分かりました。 前の年に比べて2.6ポイント増えており、 運転席や助手席の着用率が9割を超えて 安定する中、後部座席は年々、 わずかながら増えています。 おととし、初めて40%を超えましたが、 警察庁の担当者は 「依然低い状況。命を守るため着用を徹底してほしい」 と話しました。 調査結果によりますと、 一般道での着用率は運転席が99.1%、 助手席が96.7%でした。 高速道や自動車専用道では、 運転席が99.6%、助手席が98.9%で、 後部座席は前の年の同じ時期に比べて 0.1ポイント減の75.7%でした。 一方、一般道での後部座席着用率を 都道府県別で見てみますと、 最も低いのは沖縄の20.1%で、 最も高かったのは 群馬の65.7%となりました。 調査は去年10月18日から12月3日にかけて、 一般道781カ所、高速道や自動車専用道は 合わせて105カ所で実施されました。
Mon, 07 Mar 2022 14:05:00 +0900
「がじゃんびら公園」美しく
2022年3月4日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市金城の高台に位置し、 沖縄セルラースタジアム那覇や 那覇港などが一望できる「がじゃんびら公園」が 地域住民の手によって生まれ変わりました。 数年前まで園内の遊歩道の一部は ギンネムなどが生い茂っていましたが、 近隣住民が数年かけて草木を伐採したことで、 公園の魅力だった眺望の良さに磨きがかかり、 散歩やデートにうってつけの公園となっています。 周辺住民でつくる「がじゃんびら公園桜樹会」が 2016年末に植えた桜も見頃を迎えています。 那覇西高校から徒歩15分ほどの場所にある がじゃんびら公園は横に長く、 階段を上ると那覇の景色が一望できますが、 公園の東側は草木が遊歩道の一部に はみ出していました。 そこで新城清正さんらを中心に周辺住民が 市や地主の許可を得て17年ごろから 草木の伐採を始めました。 新城さんらは美化活動と並行して 16年12月に桜樹会を発足し、 公園内に75本の桜の若木を植樹しました。 新城さんは 「周りの人に喜んでもらいたくて 草木の伐採を始めた。今では眺望も良くなり、 朝晩のウオーキングがしやすくなった。 多くの人にきれいになった がじゃんびら公園を訪れてほしい」 と語りました。
Fri, 04 Mar 2022 15:14:00 +0900
牧志公設市場衣料部・雑貨部が営業終了
2022年3月3日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市の平和通りにある 牧志公設市場衣料部・雑貨部が 先月28日に営業を終えました。 両部は戦後の闇市の整理を出発点に、 市が1951年に開設し、 82年に現在の建物に改築され、 冠婚葬祭用の着物や日用雑貨などを販売し、 庶民の暮らしを支えました。 両部の建物は市が所有していますが、 土地は民間から借りており、 市は借地契約が満了する今年度末に向けて 両部の在り方を検討しています。 城間幹子市長が去年2月に 「時代の変遷とともにその役割が民間に移った」 として廃止を表明し、去年9月に市議会で 市場を廃止するための条例改正案が可決されました。 市によりますと、82年には両部に 200ほどの事業者が入居していましたが、 閉鎖表明時点で30弱の事業者となっていました。 閉鎖に伴い少なくとも およそ10の業者が移転したということで、 中には廃業する事業者もいます。 衣料部前で行われた閉場式で、城間市長は 「長きにわたり衣料部・雑貨部を支えていただい た皆さまの笑顔と、お客さまとのやりとりが一番の宝物だった」 と事業者に感謝しました。 市が所有する建物は 企業に有償譲渡される予定です。
Thu, 03 Mar 2022 15:06:00 +0900
DV被害者を支援
2022年3月2日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 豊見城市は今月1日から、 DV=ドメスティックバイオレンス被害者を 支援するための窓口 「市配偶者暴力相談支援センター」を 市役所2階に設置しました。 県内市町村では初の取り組みで、 市の女性相談員が被害者の相談を聞き、 支援に関する情報の提供や申請手続きの援助、 警察、裁判所、弁護士事務所への 同行支援などをします。 DV被害者は避難しても 新たな住所登録が難しく、 健康保険や年金などの届け出、 児童手当ての振込先変更などが できない場合があります。 各種手続きをするには 「相談事実証明書」の発行が必要となり、 これまで県の配偶者暴力相談支援センターで 発行していましたが、 今月から市役所でできるようになりました。 配偶者暴力相談支援センターは 都道府県に設置義務があり、 県内には6カ所あります。 一方、市町村の設置は努力義務となっています。 市は被害者やその子どもを守る観点から、 裁判所が出す加害者の接近禁止や 住居退去といった、 保護命令に必要な書類を集めることや 裁判所への提出なども支援します。
Wed, 02 Mar 2022 15:54:00 +0900
守れ「琉球ヤギ」知名度アップへ
2022年3月1日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 豊見城市金良の自身の牧場で、 「琉球ヤギ」の保護活動をしている 長嶺ジョン翔生さん(32)歳が、 琉球ヤギの知名度向上や継続的な 飼育場所確保の資金を募るため、 クラウドファンディングを始めました。 目標額は70万円で、 募集期間は来月31日までです。 年々減っている沖縄在来種を「琉球ヤギ」と 呼ぶ長嶺さんは父親がアメリカ人で、 母親は豊見城市出身です。 高校卒業後、アメリカ陸軍に入隊し、 23歳の頃におよそ10カ月間、 泥沼化したアフガニスタン戦争に参加しました。 勤務を終え除隊し沖縄の実家へ戻りましたが、 1年半ほどは精神状態が不安定で、 専門家からは戦場でのストレスで興奮や 緊張が続く「コンバットストレス状態」だと 告げられました。 子どもの頃から動物好きだった長嶺さんは、 心を落ち着かせようとヤギを飼い始め、 現在、3頭の琉球ヤギを飼育しています。 将来的には子どもたち向けの琉球ヤギとの 触れ合い体験や、 平和学習の実施などを思い描いています。 長嶺さんは 「琉球ヤギを多くの人に知ってもらうことが、 保護活動の後押しになる」 と寄付を呼び掛けました。
Tue, 01 Mar 2022 14:22:00 +0900
ガソリン値上げ、経営立ち行かぬ
2022年2月28日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ガソリンなど燃料価格の高騰について、 深刻な打撃を受けている県内の関係者からは 今後のウクライナ情勢の悪化などで さらに影響が拡大することを 懸念する声が上がりました。 県石油商業組合・県石油業の玉城理事長は、 「仕入れ値が上がっていて、 価格に転嫁せざるを得ない」 と話します。 新型コロナウイルスの影響で観光客の レンタカー需要が大幅に減少しているところに 価格高騰が重なり、 販売数量も右肩下がりになっており、 「元々薄利多売の商売だが、 さらに利益が薄くなっている」 と苦境を訴えました。 政府は、ガソリン税を軽減する 「トリガー条項」の凍結解除も含め 対応策を検討していますが 玉城理事長は 「ウクライナ侵攻もあり、 心配な材料が増えていく一方だ。 政府により強力な支援を求めていくしかない」 と話しました。 また、県トラック協会の宮平専務理事は 「これ以上高くなると経営が 立ち行かない企業が出てくるのではないか。 そうなると物流が滞ってしまう」 と懸念し、 「政府は元売りに補助をしているが、 効果が出ていない。 小売りまで影響するように補助してほしい」 と話しました。
Mon, 28 Feb 2022 14:26:00 +0900
故郷の味忘れない
2022年2月25日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今年3月に高校進学のため 島を離れる生徒たちに、 ふるさとの味に愛着を持って受験に向けて 励んでもらおうと、 このほど、伊江中学校の3年生31人や 教職員らに、給食で伊江島牛の サイコロステーキが振る舞われました。 地産地消による「島の産業ふれあいプロジェクト」 として「肉の日」の2月9日に合わせて 毎年開催されているもので、 今回で7回を数えます。 プロジェクトには、沖縄本島中南部在住の 村出身者らで構成する伊江島会から 毎回10万円が寄せられています。 また、村教育委員会や JAおきなわ伊江支店が協力し、 伊江島牛のもも肉8キロが準備され、 肉に添えられるニンジンやジャガイモは、 村内で収穫されたものを調理しました。 お腹を空かせた生徒たちは、 普段口にできない最高A5ランクの肉を頬張り、 「うまい!柔らかくておいしい」 と堪能し、笑顔が広がりました。 生徒を代表して島袋天晴さんは 「今まで食べた肉の中で一番おいしかった。 伊江島牛をいただいたことに感謝し、 残り少ない島での生活を楽しみ、 全員合格できるよう頑張りたい」 と感想を述べました。
Fri, 25 Feb 2022 15:53:00 +0900
天皇陛下、復帰50年式典に出席の可能性あり
2022年2月24日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 天皇陛下はきのう、 62歳の誕生日を迎えられました。 これに先立ち、皇居・宮殿「石橋の間」で 記者会見しました。 太平洋戦争で日米が激しい地上戦を繰り広げ、 戦後、アメリカ軍統治下に置かれた沖縄が 5月に日本復帰50年を迎えることについて 「今日に至るまで沖縄の人々は 本当に多くの苦難を乗り越えてきた。 このことを決して忘れてはならない」 と述べ、節目の年に 「沖縄がたどってきた道のりを いま一度見つめなおし、心を寄せていきたい」 と語りました。 ところで、天皇陛下が皇后さまと共に 全国各地を巡られる機会となる 主要地方公務は、 10月に栃木県での国と沖縄県での 国民文化祭などが予定されています。 宮内庁は新型コロナウイルスの感染状況を 踏まえて訪問の可否を判断します。 このほか、5月には沖縄の日本復帰50年に 合わせた記念式典が沖縄と東京で 同時開催される方向で調整されており、 両陛下がいずれかの会場に 出席する可能性もあります。
Thu, 24 Feb 2022 15:32:00 +0900
後発医薬品が品不足
2022年2月23日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ジェネリック医薬品、後発薬メーカーの 不祥事の影響で、全国的に医薬品の流通が滞り、 県内の調剤薬局でも、多くの品目で 在庫不足が深刻化しています。 去年以降、過去にないほど供給が不足し、 医薬品卸会社、医師、薬剤師が連携し、 治療方針や薬の変更による「綱渡り状態」で 窮状をしのいでいますが、 普段使っている薬が手に入らないことや、 同じ薬効で他の薬への変更をすることで 自己負担額が増加する可能性もあり、 薬剤師らは、県民に理解と協力を求めています。 沖縄の後発薬の使用割合は 去年10月時点で88.9%に上り、 全国で最も高くなっていますが、 不足しているのはリウマチの薬や アトピーなどの抗アレルギー薬、 血圧を下げる降圧剤など多岐にわたりますが、 県内のある薬剤師は今年1月以降、 薬の不足が一層深刻化していると指摘し 「種類によっては、入荷が見込めないものもある。 危機的な状況だ」 と厳しい状況を訴えました。 別の薬剤師は 「治療に支障が出ないように、 メーカーの違う薬や同じ薬効の薬を 処方するなど努力している。 負担が増えることもあるかもしれないが、 状況をぜひ理解してほしい」 と呼び掛けました。
Wed, 23 Feb 2022 15:23:00 +0900
普天満宮に作品奉納
2022年2月22日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「沖縄のピカソ」と呼ばれるダウン症で、 西原町の小波津有希さん(25)歳による ペンキアートが、去年12月に 宜野湾市の普天満宮に奉納されました。 作品は縦73センチ、横96センチの大きさで、 タイトルは「幸運を呼ぶアート」です。 母親の智恵美さんは 「落ち込んだ人が見ると元気が出る。 コロナ禍で大変だが、多くの人が 作品を見て前に進んでほしい」 と願いました。 有希さんは会話のやり取りができず 外出もままなりませんが、 絵画に取り組むときは画家の目になって 没頭します。 さまざまな色を大胆に使い、 作品は力強さにあふれています。 奉納のきっかけは去年5月、フランス人画家の マーク・アントワーヌ・スキャルシャフィキさんと 智恵美さんとの交流で、 有希さんとマークさんの作風が似ており、 マークさんから「自由にさせなさい」と 助言をもらいました。 マークさんは2011年に普天間宮へ 油絵を奉納しており、 智恵美さんが去年11月にその作品を見た際に 奉納への気持ちが強くなったということです。 「有希さんの作品は明るく生命力があって素晴らしい」 と、普天間宮では奉納依頼をすぐに了承し、 参拝者が集う「参集殿」内で、 マークさんの作品の下に展示されています。
Tue, 22 Feb 2022 14:35:00 +0900
かまぼこの値上げにご理解を
2022年2月21日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 かまぼこ製造業者など16社が加盟する 県蒲鉾水産加工業協同組合はこのほど、 かまぼこやちくわなどの水産ねり製品の 製造コストの継続的な高騰を受け、 県内メーカーが直面する 厳しい状況について発表しました。 組合の金城太参事は 「値上げせざるを得ない。適正価格について、 ぜひ消費者に理解してもらいたい」 と求めました。 日本かまぼこ協会によりますと、 水産ねり製品の主原料の冷凍すり身は、 大半を輸入に頼っています。 アメリカ産スケトウダラのすり身は 去年3月、輸入平均単価が 1キロ当たり365円となり、 前の月に比べて20%増加しました。 その後7カ月連続で前の年を上回る 高値となっています。 大豆や原油なども上がり、価格維持の企業努力は 限界に達しているということです。 既に一部では値上げが行われており、 県内メーカーは、来月3月から4月にかけ 値上げを量販店などと交渉しているということです。 金城参事は 「値上げしないと、生産するほど赤字になる。 ぜひ理解してもらいたい」 と話しました。
Mon, 21 Feb 2022 14:00:00 +0900
バスガイド保健所を応援
2022年2月18日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの感染急拡大で医療、 保健現場の業務がひっ迫する中、 沖縄市の中部観光バスが先月27日から、 バスガイド8人を応援として県中部保健所に 派遣しています。 観光業界も予約キャンセルが相次ぎ 危機的状況にある中、 人材派遣会社から保健所への バスガイド派遣の打診を受けたことから、 地域貢献として協力、対応することを決定し、 その趣旨を説明して、 ガイドの意向を確認したところ 積極的に手を挙げてくれました。 沖縄バスのガイドは35人おり、 業務調整の結果、ガイド歴10年以上の ベテラン8人の派遣を決めました。 期間は来月末までの予定です。 沖縄バスの永山社長らは 「手助けしたいとの熱意に感激した。 ガイドの接客業務のスキルを 生かすことができる」 と強調しました。 受け入れ先の中部保健所では オリエンテーションの後、 主にコロナ感染の不安を抱える市民からの 電話応接業務に配置し、 担当責任者は 「即戦力として本当に心強い。 一挙に8人も派遣していただいた会社に 感謝している」 と話しています。
Fri, 18 Feb 2022 14:05:00 +0900
知念かおり六段がペア碁で優勝
2022年2月17日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ペアを組んだ男女が交互に打つ 「プロ棋士ペア碁選手権2021」の 決勝が13日、東京都千代田区の 日本棋院で行われ、沖縄出身の 知念かおり六段と一力遼九段ペアが 255手で牛栄子四段と井山裕太五冠ペアに 黒中押し勝ちして優勝しました。 知念六段は結城聡八段とペアを組んだ 1996年以来、2回目の優勝となります。 ペア碁は、男女2人対2人で1手ずつ交互に打ち、 相談できないルールとなっており、 選手権には囲碁界を代表する プロ棋士16組32人が出場しました。 決勝は序盤から激しい戦いを繰り広げ、 中盤で白の牛・井山ペアの攻撃を 知念・一力ペアがうまくかわし、 逆に石を取る展開となり、 そのままリードを広げました。 知念六段は 「強い一力さんと組めて、勉強になった。 苦しい場面もあったが、最後は勝ててうれしい」 と笑顔を見せました。 一力九段は 「知念さんと初めてペアを組んで 優勝できたことは光栄だ。 難しい場面を乗り越えたのは運がよかった」 と語りました。
Thu, 17 Feb 2022 16:24:00 +0900
交通人身事故で死者増加
2022年2月16日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年の県内の交通人身事故発生件数は 2783件で、死者は26人でした。 人身事故、死亡者共に年々減少していましたが、 死者は4年ぶりに増加に転じました。 県警交通企画課の金良建管理官は 「近年、人身事故も死者数も減少傾向にあるが、 亡くなった人にはそれぞれ大切にしている人や 思いがあることを忘れないでほしい」 と安全運転を呼び掛けました。 県警の統計によりますと、 人身事故の死者数は2018年の38人から 減少し、おととしは過去最少の22人でした。 去年は前の年から4人増え、 過去2番目に少ない死者数でした。 去年までの10年間の死者数は、 年別で13年が最も多く52人でした。 一方、人身事故の発生件数は過去10年、 減少が続いています。 10年間で最多は12年の6697件で、 最少は去年の2783件でした。 12年と比べ去年は半数以下となりました。 19年と20年は減少幅が最も大きく、 コロナで交通量が減ったことで、 人身事故の発生件数が 大きく減った可能性があります。 金良管理官は 「体調に不安を感じる時は運転しないなど、 交通事故を起こさないように努めてほしい」 と注意喚起しました。
Wed, 16 Feb 2022 14:53:00 +0900
新記録170キロ【全島級】
2022年2月15日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 山芋の重さを競う、うるま市石川前原区の 「めーばる山芋すーぶ」の白の部で、 山城春美さん(51)歳が170キロの 新記録を打ち立て2連覇を果たしました。 「師匠」と呼ぶ石川前原区の登川区長の 記録159キロを更新しての優勝に 「うれしいのか申し訳ないのか、 なんと言っていいのか」 と控えめに喜びました。 登川さんからは、山芋の大きさは畑に 足しげく通う「愛の大きさ」に 比例することを学び、毎日通い続けたことが 勝因ではないかと分析します。 追肥に草むしり、 カタツムリ取りを徹底しました。 大会12連覇の記録を持つ登川さんも 「弟子と思っていたが、ライバルとして 扱わないといけない」 と気を引き締め、記録を超されたことも 大変ショックだったということです。 登川さんによりますと、 山芋の白で170キロ級は、 うるま市産業まつり内で開催される 「全沖縄やまいも勝負」でも優勝を 狙えるほどの大きさだということですが、 ことしは惜しくもまつりが中止となり、 「もしかしたら全島チャンピオンにも なれたかもなのに、惜しいことしたね」 と声を掛けると、 山城さんは 「来年はもっと大きくして優勝を目指す」 と笑顔を返しました。
Tue, 15 Feb 2022 14:52:00 +0900
黒砂糖を食べる文化を全国に広げよう
2022年2月14日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県黒砂糖協同組合は黒糖をそのまま食べる 沖縄の文化を全国へ広げ、 黒糖の消費拡大を図ろうと、 「沖縄黒糖パクっとひとくちプロジェクト」 を始めています。 クラウドファンディングサイト 「キャンプファイヤー」で支援を募り、 145万5千円を目標金額に 来月14日まで受け付けます。 黒糖は、県外では主に黒あめやかりんとうなど 加工品の原料として使われ、 スーパーなどでも多くが調味料売り場に 設置されています。 一方で沖縄では菓子としても親しまれ、 黒糖を砕いた「かちわり黒糖」を食べる文化も 根付いています。 沖縄黒糖は県内8つの離島で製造され、 その島の経済や人々の生活を支える重要な 産業となっています。 ただ、おととし以降は新型コロナウイルスの 影響で土産需要が低迷するなど、 在庫過多にも陥っており、 こうした状況を打破しようと、 今回のプロジェクトが立ち上がりました。 その第1弾として、波照間産を使った 商品開発に取り組みます。 西村代表理事は 「かちわり黒糖は風味や香りを楽しむのに 最適な食べ方。黒糖の魅力を全国へ広げつつ、 離島の支援にもつなげたい」 と協力を呼び掛けました。
Mon, 14 Feb 2022 15:09:00 +0900
南城玉城の歴史学ぶ
2022年2月11日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「歴史散歩~琉球はじまりの地~」と題した 南城市玉城地区の史跡めぐりがこのほど行われ、 沖縄の歴史や文化の興味があり、勉強したいと、 ブラジル・サンパウロ出身の青年や、 地元玉城で生まれ育ち中部に住んでいる人など、 市内外から23人が参加しました。 県立玉城青少年の家などが主催したもので、 南城市文化財ガイドの具志堅美代子さんが 講師を務めました。 具志堅さんは 「初心者にも分かりやすく、 興味が湧くように史跡の説明をする。 疑問・質問はいつでもどうぞ。 お互い情報交換しながら勉強しましょう」 とあいさつし、受水・走水、 御穂田、ヤハラヅカサ、浜川御嶽、 玉城グスクなどを巡りました。 参加者の中で最も若かったブラジル出身で 沖縄で働く38歳の男性と、パートナーの 26歳の女性は多くの質問をしながら楽しく 学んでいました。 史跡めぐりは講師の具志堅さんとの 質疑応答が盛り上がり、 予定の3時間を大幅に超え昼の12時半過ぎに 終了しましたが、具志堅さんは 「地元の方から教えてもらうこともあって、 お互い勉強になった」 と感想を述べました。
Fri, 11 Feb 2022 15:07:00 +0900
「保証人を廃止」が11市町村
2022年2月10日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県司法書士会はこのほど、 公営住宅の入居に保証人を不要とする 条例改正に関し、 県内自治体の進捗状況をまとめました。 それによりますと、 那覇市を含む9市町村がすでに廃止、 または来年度から廃止するとしています。 浦添市や読谷村も検討を進めており、 県内11市町村が廃止する見通しです。 県も4月以降の廃止を決め、 司法書士会の中村敦会長は 「県と那覇市で廃止の方向が決められたことは、 他の市町村への波及効果もあり喜ばしい」 と意義を強調し、公営住宅入居のハードルが下がり 「住宅のセーフティーネットの役割が 十分に果たせることを期待する」 と語りました。 司法書士会はおととし9月に公営住宅の 保証人廃止を求める会長声明を発表し、 去年8月には自治体に対し陳情を提出し、 働き掛けを続けてきましたが、 陳情に慎重な姿勢を示す議員も 多くいたということで、 「権利保障の観点で認識を転換した議員が 多くいたことは大きな一歩だ」 と評価しています。 一方、公営住宅の需要が高い名護市や沖縄市、 宮古島市などまだ保証人廃止を 検討していない自治体が多いことから、 廃止に向け「働きかけを続けたい」としています。
Thu, 10 Feb 2022 15:56:00 +0900
農家は人手不足で収穫ならず
2022年2月9日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 長期化する新型コロナウイルス感染症の影響で 外国人技能実習生が入国できず、 県内でも人手不足に陥る農家が増えています。 特にキク類は県外へ大量に出荷する彼岸を控え、 農家にとって2月から3月は年間を通して 最も忙しい時期となりますが、 「繁忙期を乗り越えられるのか」 「収穫の手が回らず、 廃棄する農作物が続出する」など、 県民の食や生活を支える農家からは、 不安と嘆きの声が漏れ聞こえます。 父親とともに年間500万本の小菊を出荷する 糸満市名城の新垣大策さんは、 ベトナム出身の技能実習生4人と 特定技能実習生2人を採用しています。 特定技能実習生の2人は 去年9月までの採用で、 彼らが帰国するタイミングで 新たにインドネシア人2人を 受け入れる予定でしたが、 コロナ禍で各国が出入国制限を設けたため 新たな実習生は来日できず、 また2人も帰国できないため急きょ1年間の 雇用延長契約を結びました。 新垣さんは 「うちは2人が残ってくれたから 何とか助かったが、今期の出荷を 心配する農家がたくさんいる」 とおもんぱかり、 「うちも今後どうなるか分からない。 実習生がいる時に苗をたくさん植えても、 収穫時に人がいなければ廃棄せざるを得ない。 経営計画も立てづらく不安は大きい」 と吐露しました。
Wed, 09 Feb 2022 15:55:00 +0900
自然洞窟に人骨26体
2022年2月8日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁村の自然洞窟から11世紀末から 15世紀ごろのグスク時代のものとみられる 人骨26体が見つかっていたことが 分かりました。 見つかったのは男性16体、女性9体、 子ども1体の合わせて26体で、 源為朝が上陸したという伝説があり、 交易の拠点だった運天港から内陸に入った 畑地のわきの自然洞窟で2014年に 見つかりました。 全体的に大柄で、これまで県内で発見された どの時代の人骨とも特徴が異なるということです。 男性の平均身長は161センチで、 先史時代や近世の平均155センチより大きく、 上半身、下半身ともがっちりしていました。 戦没者の遺骨として 戦没者遺骨収集情報センターに送られましたが、 放射性炭素年代測定で 最近の骨ではないことが判明し、 13世紀後半から14世紀前半の 中国の青磁や白磁が完全形で副葬されているのが 発見されたことから、 グスク時代の人骨と推定されています。 三山のグスクを拠点に按司が各地を 支配していた時代の墓や人骨は ほとんど発見されておらず、 今帰仁村教育委員会は 「交易による人の移動や当時の人たちの 人物像、埋葬方法などを解明する 手がかりになる可能性がある」 としています。
Tue, 08 Feb 2022 14:10:00 +0900
ツカサンマ3名誕生
2022年2月7日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宮古島市平良の池間島で島の神事をつかさどる ツカサンマ(司母)が6年ぶりに誕生しました。 新ツカサンマとなったのは 「ホォンマ」に久貝理恵さん、 「カカランマ」に新崎あや子さん、 「ナカンマ」に真栄里春美さんです。 旧正月の今月1日、島のウハルズ御嶽で 引き継ぎニガイ(願い)と 正月ニガイが執り行われ、 厳かな雰囲気の中、 新しいツカサンマの誕生を神に報告し、 島の1年の平安や豊漁、豊作を願いました。 ツカサンマの任期は3年で、 集落に住む51歳から55歳の女性から 神降ろし=ツカサユリで選ばれます。 神降ろしも御嶽で行われ、 対象となった女性たちの氏名が書かれた紙を 盆にのせて揺らし、7回落ちた順に 5人がツカサンマになりますが、 近年はなり手がなく、伝統神事の 継承が難しくなっていました。 「島の祭祀を守りたい」との強い思いから 池間自治会ではなり手の基準を 40代から60代も対象にするなど緩和し、 今回、新しく誕生させることができました。 自治会の仲間広二会長は 「祭祀は島にとって本当に大切なことだ。 時代の変化に合わせていくことで これからも守り続けていきたい」 と語りました。
Mon, 07 Feb 2022 14:11:00 +0900
児童ら堂々地域に披露
2022年2月4日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市立仲西小学校の 創立120周年を盛り上げようと、 仲西小PTAはこのほど、校内4つの自治会を 親子で歩いて巡り、公民館で演目を披露する 「仲西っ子親子道じゅね~」を実施しました。 今年度の運動会が新型コロナウイルス 感染拡大の影響で人数を制限して実施し、 地域住民らに児童の演技を観覧してもらえず、 親子レクリエーションも 自粛していた背景があることから、 全学年の親子レクリエーションとしても楽しみ、 思い出も作ろうという狙いで企画されました。 各学年を2つに分け、 屋冨祖公民館から仲西公民館へ向かうルートと、 宮城公民館から大平公民館へ向かうルートの 二手に分かれて学年ごとにパレードし、 公民館の中庭では、1年生の玉入れダンスから 6年生の勇壮なエイサーの演舞まで、 学年ごとに見ごたえのある演技が披露され、 地域住民らの目を楽しませました。 仲西公民館で空手の演武を披露した 5年生の辺士名綾星さんは 「この日のためにみんなで休み時間に 練習してきた。緊張したけれど、 拍手をもらえてうれしかった」 と話し、仲西PTA会長は 「地域の方々からありがとう、 元気が出たなどと声をもらい、 とても喜んでもらった。 実施してよかった」 と声を弾ませました。
Fri, 04 Feb 2022 15:49:00 +0900
沖縄黒糖の魅力を発信
2022年2月3日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄黒糖の魅力を発信しようと、 県出身の俳優の黒島結菜さんがこのほど、 アンバサダーに就任しました。 東京都内で開かれた就任イベントで、 サトウキビをイメージしたという深緑色の ワンピース姿で登場した黒島さんは 「地元のすてきな黒糖のアンバサダーに 就任して、うれしい気持ちと、 これからその良さを伝えていけるよう 頑張ってアピールしたい」 と笑顔で語りました。 17歳まで県内で暮らした黒島さんは 「おじいちゃん、おばあちゃんちに 行ったときには必ずテーブルの上に 置いてあったりとか、 サトウキビ農家なのでサトウキビが どうやって育っていくのか、 収穫の大変さとか、本当に身近にあるものでした」 と黒糖との深い関わりを明かしました。 黒糖の使い道については、 豚の角煮に使用するのが「一番おいしい」とした上で、 最近はコーヒーに入れるのにはまっていると話しました。 アンバサダーには、黒島さんのほか、 サッカー元日本代表で沖縄SVの 監督兼選手の高原直泰さんや、 うるま市出身の人気バンド「HY」のメンバーも就任しました。 イベントを主催した県黒砂糖協同組合の 西村代表理事は 「身近な甘味料として 使用していただけるよう努めていきたい」 と意気込んでいました。
Thu, 03 Feb 2022 15:05:00 +0900
戦争遺跡の保存に温度差あり
2022年2月2日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦から77年がたち、 首里城地下の日本軍第32軍司令部壕の 保存・公開の検討が進められるなど、 戦争遺跡の保存・活用への機運が高まっています。 自治体は安全上の理由から 閉鎖や埋め戻しを急いでいますが、 地権者や開発、予算などの兼ね合いで 保存や活用が難しい部分もあります。 那覇市は壕のある地域の同意を得た上で 埋め戻しましたが、 全ての壕で歴史的な調査を実施し、 意義を説明した上で同意を得たかは 明らかではなく、 グスク研究所主宰の當眞嗣一氏は 県全体の議論も進まず 自治体任せになっていると指摘します。 県内の市町村によっては、国の一括交付金で 戦争遺跡を文化財に指定したり、 整備して活用したりする動きもありますが、 戦争遺跡に対する自治体の考え方によって 方向性や取り組みに温度差が 生じているようにも見えます。 壕やガマに入り、沖縄戦を追体験することは 「ガマの教育力」として注目されてきましたが、 戦争がさらに遠い世代となり、 太平洋戦争末期に沖縄で地上戦があったことさえ 知らない子どもが増えているということで、 関係者は 「『風化』という言葉さえ風化している」 と話します。 地元にある戦争遺跡をどのように保存・活用するのか、 取り組む必要があります。
Wed, 02 Feb 2022 15:13:00 +0900
「カー」の魅力一冊に
2022年2月1日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球大学名誉教授の上里勝實さんは 先月、琉球新報社から 「沖縄の湧水・井戸見て歩き」を出版しました。 沖縄本島内818カ所のカーが掲載されており、 写真や地図に加え「美女の樋川」 「国王に献上する若水が汲まれた」などと 紹介文が添えられています。 排水路への転落、林道をさまよったことなどの 失敗談も盛り込まれています。 上里さんがカーと出会ったのは20年ほど前で、 うるま市兼箇段で待ち合わせ中に、 「チョン、チョン」と水の滴る方に目をやると、 澄み切った透明な水が湧き出ていて、 心が揺さぶられました。 それから時間を見つけては各地を回り、 文献や地域の人々の記憶、 記録を頼りにカーを訪ね歩き、 カーは人々の命を支えるとともに、 拝所などとして地域の祭祀や行事で 重要な役割を果たしていることが分かりました。 一方、上下水道の整備によって、 人々の生活からは遠のき、放置されたり、 忘れ去られたりするカーがある現状を目の当たりにし、 「あまりに残念。身近にあるカーを知ってほしい」 と、本を出版することにしたものです。 上里さんは 「カーが地域の共有資源として 大切に保存され、継承しなければならない。 資料としても活用してほしい」 と思いを込めました。
Tue, 01 Feb 2022 14:28:00 +0900
漁業法違反が増える
2022年1月31日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 第11管区海上保安本部はこのほど、 去年1年間に送致した海上犯罪が 235件だったと発表しました。 犯罪別の最多は漁業関係法令の92件で 全体の39%を占めました。 新型コロナウイルスの影響を受け、 密を避けるために海で潮干狩りをする人が増え、 漁業権を持たない人によるサザエやタコなどの 不法採捕が増えたとみられます。 漁業関係法令には漁業従事者以外の人による 特定の貝類やタコなどを不法採捕する 漁業法違反や、 一般人が水中銃を使って魚などを取る 県漁業調整規則違反などがありますが、 去年の92件は、11管が設立された 1972年以降で2番目となる多さです。 漁業関係法令は2019年まで減少傾向に ありましたが、おととしの20年で70件、 去年は92件と増加に転じました。 11管は、漁業関係法令に関する送致が 増えた要因について、コロナで密を避けるため、 海で潮干狩りをする人が増えた可能性を 指摘します。 不法採捕の多くはサザエなどの貝類で、 潜水する技術が必要ないため、 漁師ではない一般の人でも気軽に採捕できます。 11管では 「ネットで採取してはいけない生き物を 調べた上で、安全に海との関わりを 楽しんでほしい」 と呼び掛けています。
Mon, 31 Jan 2022 14:58:00 +0900
縁を大事に人脈を広げて
2022年1月28日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇商業高校でこのほど、 全校生徒を対象に、 同窓生によるキャリア講演会が開かれ、 公務員や税理士、ライフプランナー、 三線奏者、会社代表など25人の同窓生が 講師を務め、卒業後の人生の歩みなどを語り、 後輩を激励しました。 23期卒業生で会社を経営する ジュリエットさんこと松尾吉子さんは 「人とは会いたい人に会えると 強く思うことで会うべき人に会える。 一度しかない人生、ご縁を大事に 人脈を広げてほしい」 と力説し、 「自分の選択が誰かの人生の選択につながる 可能性や誰かに影響を与える可能性がある。 自分で自分をほめたたえる人生を歩んでほしい」 と語りました。 42期卒業生で写真家の仲宗根美幸さんは、 東日本大震災の被災地で撮影した写真を 紹介しながら、命の大切さについて講話し、 「震災を機に命の尊さを考えるようになり、 シャッターをきる重みを感じた。 人生1回しかない。やりたいことを見つけて 思う存分やってほしい」 とエールを送りました。 講演を聞いた生徒らは 「コミュニケーションが 大事だということを学んだ。 興味があることから始めたい」 などと感想を述べていました。
Fri, 28 Jan 2022 15:31:00 +0900
仲宗根さん立浪部屋に入門
2022年1月27日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 中部農林高3年で宜野湾市喜友名出身の 仲宗根龍さんが大相撲の立浪部屋への 入門を決め、立浪親方と共にこのほど、 宜野湾市役所に松川正則市長を 訪ねて報告しました。 宜野湾市出身者の 角界入りは初めてとみられます。 仲宗根さんは181センチ、体重140キロと 体格が大きく、生まれた時は およそ3800グラムあり、 さらに大きくなるように離乳食では、 魚の粉末を調合したものをおかゆと 一緒に食べさせたということです。 小学4年から中学1年まで 柔道をやっていましたが、 相撲が好きな祖母らの助言を受け、 相撲部がある中部農林高校へ進学しました。 得意技は右四つからの寄り切りです。 仲宗根さんは 「おばあと自分の夢であり、 かなえたいと思った。頑張っている姿を 見せたい」 と力を込め、 「自分よりレベルが高い人と稽古できる。 不安はなく楽しみしかない。 県出身者初の横綱になりたい」」 と目を輝かせました。 立浪親方は 「体格に恵まれている。 気持ちに応え強くしてあげたい」 と述べ、松川市長は 「市を挙げて後押しできれば」 と声を掛けました。 仲宗根さんは3月の新弟子検査に合格すれば 春場所前相撲で初土俵を踏み、 5月夏場所から序の口で始まる予定です。
Thu, 27 Jan 2022 14:54:00 +0900
子どもの虫歯大幅改善
2022年1月26日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市では、虫歯のある子どもの割合が 2015年度の31.8%から 18.1%に大幅に改善しました。 子どもの虫歯予防を目的に15年度から 市独自の事業として2歳児歯科検診に 取り組んでいることによるもので、 子どもの虫歯ゼロに向け、 歯科検診受診や保護者による 「仕上げ磨き」の徹底などを呼び掛けています。 事業は、市内30カ所の歯科医療機関で 無料で受診できるという内容です。 虫歯のある子どもたちが減った要因について 市子ども家庭課は、検診を通じて 仕上げ磨きをする保護者やかかりつけ歯科医を 持つ子どもの割合が増えたことなどを 挙げました。 子どもの歯科検診は1歳児と 3歳児については法で定められていますが、 浦添市では、1歳6カ月、3歳児検診の際に 歯科検診も同時に行い、 虫歯予防効果の高いフッ素塗布や 仕上げ磨きの方法、虫歯予防のための 生活習慣などについて指導します。 2歳児検診の意義について松本哲治市長は 「子どもが虫歯になって受診するケースが多いが、 本来はかかりつけ医に定期的に 診てもらうのが理想。 歯科検診の狭間にある2歳児が 歯科検診を受診することで、 保護者の意識を高めることにもつながる」 と語りました。
Wed, 26 Jan 2022 14:57:00 +0900
琉球人形で首里城支援
2021年1月25日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 NPO法人県琉球創作人形協会は およそ100体の琉球人形を製作し、 この人形を使って琉球王朝時代の文化を 紹介する写真集 「沖縄歴史夢物語PARTⅡ」を発刊します。 首里城復興支援のために企画したもので、 製作する琉球人形は来月23日から 3月3日まで、首里城公園のギャラリーで 無料で展示します。 また琉球人形のポストカードの売り上げの 10%を復興支援として寄付します。 共に人形作家の座間味末子理事長と 夫の座間味力さんが人形や衣装を製作し、 人形は首里城の城壁手前にある 「首里森御嶽」などの拝所と合わせて 写真集で紹介します。 前回は世界のウチナーンチュ大会に合わせて 2016年に発刊し、英語の説明文も付けました。 今回は300冊印刷し、 県や世界のウチナーンチュ大会関係者、 博物館などに贈呈します。 製作費用をネットの クラウドファンディングでも募ります。 座間味理事長は 「拝所の役割などを人形を通して紹介し、 文化の中心である首里城の復興を 後押ししたい」 と話しました。 資金造成の呼び掛け人の棚原八重子理事は 「人形を通して歴史を再現する。 資金作りにも協力してほしい」 と話しました。
Tue, 25 Jan 2022 14:44:00 +0900
「月桃」の歌碑を西原町に建立
2021年1月24日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 平和音楽家の海勢頭豊さんの 代表曲「月桃」を後世に伝えようと、 海勢頭さんが住む西原町坂田ハイツの有志が このほど、歌碑建立に向けた実行員会を 立ち上げました。 委員長に前県議会議長の新里米吉さんが 就いたほか、崎原盛秀町長を含む 歴代町長が賛同代表者として名を連ねています。 歌碑建設に必要な費用は 寄付金などで賄う予定で、 今年の慰霊の日までの完成を目指します。 歌碑の建設場所は、西原運動公園交流広場、 西原の塔、町立図書館の3カ所が 候補に挙がっています。 事業費は700万円を予定しており、 寄付金のほか、ふるさと納税制度を活用した クラウドファンディングや チャリティーコンサートの開催などで 調達する考えです。 海勢頭さんは歌碑建立について 「『月桃』は反戦平和への祈りを込めた歌だ。 沖縄が日本に復帰して50年の節目に 歌碑を建てることで、 平和へのくさびとなる」 と語りました。 新里委員長は 「悲惨な沖縄戦の記憶が 年を追うごとに薄れてきている。 そんな今だからこそ歌碑を建立することで、 沖縄戦が継承される。 沖縄戦は決して風化させてはいけない」 と語りました。
Mon, 24 Jan 2022 14:34:00 +0900
「汗水デー」慰霊碑清掃
2022年1月21日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重瀬町立具志頭小学校の 6年生71人がこのほど、 具志頭城址公園内にある 慰霊碑の高知県の土佐の塔や、 山梨県の甲斐の塔周辺で 「汗水デー」の清掃活動を行いました。 具志頭小は教訓の歌である 「汗水節」の心を大切にした教育活動として 「汗水デー」を設け、 各学年が学校の内外で清掃活動を行っています。 参加した嘉数果蓮さんは 「学校以外の場所をきれいに掃除するのは 良い取り組みだと思う。 私は友達と協力しながら落ち葉拾いをしました。 沖縄戦で高知県の人々も いっぱい亡くなったことが分かり、 慰霊碑碑に皆で黙とうもしました」 と清掃活動の感想を話しました。 「汗水節」は旧具志頭村字仲座出身の 仲本稔さんが口癖のように言っていた 「一生懸命働けば必ず報われる」の信念と 時代背景を踏まえ、1928年に 仲本稔作詞、宮良長包作曲でつくられました。
Fri, 21 Jan 2022 14:49:00 +0900
琉球新報社が新聞労連特別賞を受賞
2022年1月20日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新聞労連はおととい、 第26回新聞労連ジャーナリズム大賞の 選考結果を発表し、琉球新報の 【航空自衛隊那覇基地から流出した 泡消火剤に有害物質が含まれていることを 突き止めた一連の報道】 を特別賞に選びました。 新聞労連ジャーナリズム大賞は 平和や民主主義の発展、言論や報道の自由に 貢献した記事などを表彰するものです。 一連の報道の発端となった 航空自衛隊那覇基地から泡消火剤が流出、 飛散する事故が起きたのは去年2月26日で、 琉球新報の記者が現場近くから採取した泡を 京都大学の原田浩二准教授が分析した結果、 有害性が指摘される有機フッ素化合物PFOSが検出され、 琉球新報は翌月3月10日付の紙面で この事実を報じました。 当初、航空自衛隊は 「PFOSは含まれていない」 としていましたが、 報道を受け説明を一転し、 PFOS含有を認め謝罪しました。 選考委員は受賞理由について 「自衛隊のリリースの虚偽を明るみに出し、 防衛大臣の謝罪、全国の自衛隊基地の調査につながった。 権力側の発表や言い分をただ待ち、 うのみにするだけではなく、 当局発表を常に疑うことの重要性を 改めて感じさせられる」 と評価しました。
Thu, 20 Jan 2022 14:33:00 +0900
八重岳22日から桜まつり
2022年1月19日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「ひとあしお咲きに」をキャッチフレーズに 第44回もとぶ八重岳桜まつりが、 22日から来月6日まで標高453メートルの 八重岳一帯で開催されます。 日本一早い春の到来を告げるおよそ7千本の ヒカンザクラが見頃を迎えており、 16日にはまつりに向けて桜の森公園で ライトアップの設置作業が実施されました。 本部町青年団協議会と 本部町商工会青年部が協力して設置したもので、 およそ15人が参加しました。 ライトアップは八重岳桜の森公園の管理棟から 野外ステージの間の歩道と斜面の土手に 咲いている25本の桜が対象で、 下側からライトアップできるように 2代1組のライトを設置しました。 まつり期間中の午後6時から午後10時まで ライトアップされて夜桜も楽しむことができます。 今年は例年よりも桜の開花が早く、 山頂付近では満開を迎えて見頃となりました。 協議会の天久事務局長は 「今回は人数が多くて作業がスムーズにできた。 ライトアップで来客を歓迎したい」 と話しました。
Wed, 19 Jan 2022 14:52:00 +0900
青少年育成に尽力
2021年1月18日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 首里手少林流の空手道場を主宰する 今帰仁村の宮里文博さん71歳にこのほど、 長年の青少年健全育成への功績が認められ、 日本善行会から善行章が贈られました。 棒術を地域で教えていた父を持つ宮里さんは 「実戦では棒を探しに行く時間はない」と、 16歳で空手道場に入門し、 28歳から15年間、那覇市で修業を続け、 43歳で古里に戻って地域の 子どもたちの指導に当たりました。 1996年6月、 名護市で下校中の女子中学生が 拉致殺害された事件が発生し、 行方不明になった当時、 「先生、助けてください」と門下生に請われ、 昼夜捜索活動に参加しました。 事件をきっかけに青少年育成ボランティア団体 「子ども達を守る会・花」を設立し、 空手の指導の傍ら、地域のパトロールをしたり、 子どもたちからの相談を受けたりするなど、 健全育成に尽力してきました。 民謡の教師でもあり、 名護市を拠点に活動する「華バンド」では、 チャリティーコンサートを開いてきました。 宮里さんは 「悲惨な事件を経験したが、 巡回活動などを展開し、あれからは1件も この地域で事件は起きていない。 何事も初志貫徹だ。 子どもたちには人道に反しないよう、 己に勝つことが大切だと教えていきたい」 と話しました。
Tue, 18 Jan 2022 15:30:00 +0900
タクシー乗務員が減る
2021年1月17日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルス感染症の影響で、 感染リスクなどを理由に 県内のタクシー乗務員が減っています。 県ハイヤー・タクシー協会によりますと、 おととし3月末時点で6747人だった 乗務員数が、去年11月には およそ10%減の6068人となっており、 退職者とは別に休職も 200人ほどいるということです。 沖縄のタクシー乗務員は 前期高齢者に当たる65歳前後が多いため、 新型コロナの感染リスクを懸念する乗務員が増え、 中には基礎疾患があることで家族が業務の 継続に反対するケースも出てきているということです。 昼勤務でほぼ毎日出勤している 60代の女性タクシー乗務員は 「本当はコロナが怖いし休みたいが、 独り身だしどうしても生活費を 稼がないといけない」 と話し、感染に細心の注意を払い 運行を続けています。 一方、那覇市内のタクシー会社では、 自身のコロナ感染の懸念や 一緒に住む高齢者にうつすことを心配し、 60代から80代を中心に およそ20人が退職しました。 担当者は 「昨年末の経済の回復期は 会社の電話は鳴りっぱなしだった。 今は売上も減っており、かなり厳しい」 と話し、新変異株「オミクロン株」による 感染急拡大に頭を悩ませています。
Mon, 17 Jan 2022 15:57:00 +0900
糸満中から平和を発信
2022年1月14日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満中学校の生徒らがこのほど、 糸満市のひめゆり平和祈念資料館を訪れ、 ちゅらうちなー草の根平和貢献賞と 全日本中学校英語弁論県大会での 最優秀賞受賞を報告しました。 糸満中学校ではひめゆり資料館や 市の平和ガイド育成事業を通して 沖縄戦を学び、生徒自身が講師となって 平和学習会などを開いていますが、 生徒主体の取り組みが評価され、 平和につながる身近な社会貢献活動に 取り組む個人や団体を表彰する、 ちゅらうちなー草の根平和貢献賞を 受けたものです。 中心メンバーの1人で2年生の崎山陽愛さんは 「これからも語り継ぎ部として、 戦争や平和について語り継いでいきたい」 と語りました。 また、10月の英語弁論大会で優勝した 2年生の東恩納沙奈は 平和学習でひめゆり資料館を訪れた際に感じた 戦争に対する恐怖や、 「戦争の悲惨さを伝えなければ」 という使命感に駆られたことをつづり、 11月の全国大会では惜しくも受賞には 及びませんでしたが、 「県外の審査員や参加者に話を知ってもらえて良かった」 と話しました。 普天間朝佳館長は 「海外では多くの人が沖縄戦のことを知らない。 若い世代の人たちが沖縄について勉強して ぜひ海外に伝えてほしい」 と激励しました。
Fri, 14 Jan 2022 15:23:00 +0900
薬物摘発者の数が最悪
2022年1月13日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年の県内薬物事犯摘発者数が 226人だったことがわかりました。 これは県警がこのほど発表したもので、 日本復帰後の混乱期を除いた 1975年以降で最悪となりました。 このうち20代が最多の91人で、 未成年の摘発者数は前の年に比べて 17人増の43人に急増するなど、 県内における薬物汚染が深刻化しています。 摘発者を年代別でみると、 最多が20代の91人で全体の40%を占め、 次いで30代の47人、 10代の43人と続きました。 10代の摘発者は、 おととしは26人だったのに対し、 去年は43人と急増しています。 10代摘発者を薬物別でみると、 大麻が36人で最も多く、覚醒剤が5人、 麻薬などが2人でした。 覚醒剤と麻薬などに関しては、 おととしの摘発者はゼロでしたが、 大麻をきっかけに、 より危険性の高いハードドラッグが 広がり始めている可能性があります。 県警は、違法薬物の捜査に当たる人員を 増やすなど、体制を強化していますが、 摘発できたのは「氷山の一角」だということで、 少年事案が急増している状況などを踏まえ、 「県内で違法薬物がまん延している、 と言われても否定できない」 としています。
Thu, 13 Jan 2022 15:31:00 +0900
位牌の継承に、男女どちらでもよいが増える
2022年1月12日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球新報が去年に実施した県民意識調査で、 位牌継承の考え方を聞いたところ 「男女どちらが継いでもいい」との回答が 7割近くに達しました。 背景にはジェンダー平等の意識が 浸透したことや、少子化などで選択肢が 限られてしまっているとの見方があり、 沖縄独特の祖先崇拝や位牌継承については 大きな意識の変化が起きています。 位牌は長男が継承するという慣習は 近年までは根強くありましたが、 沖縄の慣習に関する本を多数出版する むぎ社代表の座間味香深(かふか)さんは 少子化や住居形態の変化などさまざまな 要因が絡み、長男のみの継承が難しくなる中、 女性が継承することへの 「心理的抵抗が和らいできているのでは」 と推察しました。 一方で「沖縄の伝統的な祖先崇拝について どう思うか」との質問に対し、 「大切だ」と答えた人は 81・5%となりました。 大多数が大切だと感じていますが、 過去3回の調査では これらの回答は90%を超えていました。 座間味さんは祖先崇拝を大切にする気持ちは 大きく変わらないものの、 「優先順位が多少低くなっただけでは」とみて、 新型コロナの影響で 一時的に下がった可能性を指摘しました。 「祖先崇拝」そのものに対する意識も 変化しているのか、今後の動向が注目されます。
Wed, 12 Jan 2022 15:58:00 +0900
津波犠牲乳児か 父、遺骨に涙
2021年1月11日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の 具志堅隆松代表が2日、福島県大熊町で、 2011年の東日本大震災の津波で 犠牲となった木村汐凪(ゆうな)さん 当時7歳のものとみられる右大腿骨を発見しました。 一緒に捜索した汐凪さんの父親の紀夫さんは 「汐凪で間違いないと思う。 まさか見つかるとは思っていなかった」 と振り返りました。 紀夫さんは去年4月に、 具志堅さんの遺骨収集に同行したことが きっかけで交流を深め、 一緒に捜索することになったものです。 具志堅さんは草木が茂る中、 表土5センチから10センチを削ると 頭蓋骨の一部とみられる破片が出てきました。 その周辺の捜索を続けると骨の一部が見つかり、 具志堅さんは 「今、お父さんが取り出すからね」 と語り掛け、紀夫さんがゆっくりと周囲の土を取り払うと、 ほとんど欠けることなく残った大腿骨が現れ、 骨を手にした紀夫さんから涙があふれました。 具志堅さんは 「体で一番大きな骨が出てくるとは思わなかった。 奇跡ですね」 と一緒に涙を流し、 「東北の震災犠牲者の方は 家族の元に帰る権利がある。 国や自治体は最後まで探す努力を 怠ってはいけない」 と強調しました。
Tue, 11 Jan 2022 15:49:00 +0900
ホエールウォッチングツアー始まる
2021年1月10日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 毎年12月末から4月にかけて、 慶良間海域を繁殖活動のために訪れるザトウクジラ。 今年もホエールウォッチングの季節となり、 座間味村と渡嘉敷村で 相次いでクジラが確認され、 島ではクジラの歓迎ムードが広がっています。 このうち、座間味村ホエールウォッチング協会では、 今シーズン初のホエールウォッチングツアーを 先月28日に開催しました。 初確認情報は19日で、 その後も確認情報が入っていました。 座間味村外地島南のおよそ3キロの海域で、 昨シーズンに生まれた親子に エスコートと呼ばれるオスを合わせた 3頭のザトウクジラが、 10分から20分間隔で呼吸のために浮上し、 のんびりと泳いでいる様子を 観察することができました。 撮影した船長の宮城清さんは 「毎年このように無事に帰って来てうれしい。 軽石が少し心配だが、安心して慶良間の海で 子育てしてほしい」 と語りました。 協会では4月5日まで ホエールウォッチングツアーを開催する予定で、 事務局員は 「幸先の良いスタートとなった」 と喜びました。 ツアーに参加した石川県の20代の男性は 「行ってすぐ、子クジラと大人2頭が見られて良かった。 また2月に来られたらうれしい」 と話しました。
Mon, 10 Jan 2022 15:46:00 +0900
難民支援へ不要服収集
2022年1月7日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 カジュアルブランドの「ユニクロ」などを 展開するファーストリテイリングが、 UNHCR=国連難民高等弁務官事務所と共に 取り組む「届けよう、服のチカラプロジェクト」に、 那覇市国場の沖縄尚学高校が参加しました。 不要になった子ども服を集める活動で、 国際文化科学コース1年生が校内と 付属中学の全生徒、教職員らに協力を呼び掛け、 およそ1600着を集めました。 子ども服はUNHCRを通して 難民キャンプなどに届けられます。 国際文化科学コース1年生の米坂碧さんが SDGs=持続可能な開発目標を考える中で、 学校全体でこのプロジェクトに 取り組みたいと思い、申し込んだということで、 世界の難民の状況などを伝える自作の動画を 各クラスで上映しました。 米坂さんと一緒にクラスメイトが中心となり、 校内の各フロアに箱を設置するなど 協力を呼び掛けました。 豊見城市内の認定こども園の園児らが集めた 子ども服およそ600着の贈呈もありました。 米坂さんは 「プロジェクトを通して 自分たちができることを考える きっかけになった。 プロジェクト終了後の子ども服を 受け取った子たちの様子をみんなに知らせたい」 と語りました。
Fri, 07 Jan 2022 14:11:00 +0900
好きな酒は『ビール』が第1位
2022年1月6日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球新報が去年行った県民意識調査の 生活意識に関する項目で、 最も好きなお酒を聞いたところ、 「ビール」と答えた人が 28.1%で1位となりました。 2位は11.8%の「泡盛」ですが、 16年調査から泡盛と答えた人は 半分近くに激減しました。 若年層や女性に絞れば支持はさらに下がり、 うちなーぐちで「サキ」と呼ばれ、 お酒の代名詞的存在だった泡盛の地位は 揺らいでいます。 泡盛は前回まで20%から24%の 支持を集めてきましたが、 今回調査で一転し、 男性から22.5%の支持があるものの、 女性は3.3%にとどまっています。 年代別では50代以下で10%を割り込み、 20代では4.0%と、 若年層の支持は先細りの傾向にあります。 泡盛が敬遠される背景にはアルコール度数の 強さや独特の臭いなどが挙げられ、 泡盛もカクテルにするなど 若者向けを意識した飲み方が提案されていますが、 関係者は「浸透していない」と断言し、 女性や若者をターゲットにした企画に 注力する必要性を示しました。 600年の歴史があるとされ、 県内に多くの酒造所がある泡盛。 新時代のウチナーンチュに どう受け入れられるか、 関係者の模索が続きます。
Thu, 06 Jan 2022 13:52:00 +0900
しまくとぅば『聞くこと話すこと』できるが25%
2022年1月5日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄の日本復帰50年の節目を前に、 県民像やその変化を探ろうと、 琉球新報社は去年11月、 県民意識調査を実施しました。 調査は今回で5回目ですが、 この中で、「しまくとぅばをどの程度使えるか」 との質問に、「聞くことも話すこともできる」 と答えた人が前回から15.8ポイント 減って25.4%にとどまりました。 話せる人は4分の1ほど程度となり、 危機的状況が浮き彫りになりました。 しまくとぅばについて 「どう思うか」との質問に対して、 愛着があると回答したのは 「ある」「どちらかと言えば」 を合わせて77%となり、 好意的な意見が大部分を占めました。 しかし、どの程度使えるかについては 「聞けるが、話せない」 「ある程度聞けるが話せない」 「まったく聞けないし、話せない」 の合計が72.8%に達し、 話せない人が大部分を占めました。 琉球諸語はユネスコにより 消滅の危機にあると指定されていますが、 危機に拍車がかかっています。 このほか、泡盛を最も好きと答える人や 模合の参加者も減少の一途をたどり、 特に若年層でその傾向は強く、 沖縄独自の文化や慣習への意識が 大きく変化していることがうかがえました。
Wed, 05 Jan 2022 10:51:00 +0900
牛の命救いたい
2021年1月4日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市立石川中学校2年の 平良桃碧(とうあ)さんは、 牛の第二の心臓といわれるひづめの 管理をする「牛削蹄師(ぎゅうさくていし)」を目指しています。 沖縄闘牛界で大活躍した愛牛の梨夢神(りむじん)の 死がきっかけとなりました。 また、今年5月、ほかの闘牛の削蹄で、 牛舎を訪れた男性削蹄師との 出会いも人生を変えました。 削蹄後に、牛が歩く様子を見て、 技術力の高さに圧倒され、 「もしかしたら、梨夢神も 助けられたのかもしれない」 と思ったということです。 弟子入りを志願し、見習いとして、 18歳から受けられる削蹄師の資格試験に向けて、 日々修業に励んでいますが、 「実技は大丈夫と思うけど筆記が 難しいんだよな」 と語ります。 牛削蹄師は和牛、乳牛、闘牛を扱いますが、 一方で、桃碧さんは闘牛の削蹄には 少し及び腰だということです。 「爪も硬いし、勝負にも影響するから、 師匠でも汗まみれになるぐらい難しい。 闘牛の削蹄師になれるかは分からないけど、 とりあえずたくさん修業する。 沖縄の牛は爪の病気がほかの県よりも 多いと聞く。たくさんの牛を救いたい」 と、はにかみながらも、 力強く前を見据えています。
Tue, 04 Jan 2022 10:41:00 +0900
8万冊の本に囲まれ一夜
2021年12月31日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 嘉手納町立図書館でこのほど、 「親子お泊まり会」が開かれ、 町内の4組の親子が集まり、 閉館後の図書館で読書を楽しみました。 図書館でのお泊まり会は県内初とみられ、 ポップアップテントを持参して、 図書館の好きな場所で寝床を用意し、 およそ8万8千冊の本に囲まれて 朝を迎えました。 企画の第一声を上げた島袋館長は 「広い図書館で泊まれたら楽しいだろうな」 と漠然と考えていたということで、 今回は保育園児から小学校高学年の子どもと、 その親が参加し、テントの中で寝そべって、 本を読み聞かせる親子の姿もありました。 毎日本を2冊から3冊読むという 5歳の女の子は初めてのお泊りだということで、 お気に入りのプリンセスの本を集め、 テントに持ち込み、 「図書館でのお泊り、どきどきワクワク」 と興奮した様子でした。 保護者にとっても本をじっくり読む時間に なったということで、 「普段は仕事や家事でゆっくり本を読むことが できなかったのでいい機会になった」 といった感想が寄せられました。 図書館では今後、家族単位だけでなく、 小学校高学年や大人向けのお泊り会も 企画していきたい考えです。
Fri, 31 Dec 2021 13:24:00 +0900
飲酒による交通事故、全国の倍
2021年12月30日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内の人身事故のうち、 飲酒が絡む事故の構成率が、 先月末時点で全国ワーストの水準になっていることが このほど、県警への取材で分かりました。 去年は全国ワースト9位だったものの、 今年は最下位の数値で推移しています。 新型コロナウイルス感染拡大に伴う 緊急事態宣言が明けた10月以降は、 飲酒運転の摘発件数が急増しており、 県警は飲酒の機会が増える年末年始に向けて 注意喚起しています。 県警によりますと、 飲酒が絡む人身事故の構成率は、 先月末時点で1.76%で、 全国平均の0.79%の およそ2.2倍となっています。 飲酒運転の敵発件数は今年4月から9月までは 月に80件以下だったものの、 緊急事態宣言が明けた10月は137件、 先月は144件と急増しています。 今月は22日時点で230件を超え、 先月を大幅に上回っています。 県は過去に27年連続で ワーストだったことがあり、 今年は再び全国最下位になる可能性が あるということで、 県警の金良建交通部監理官は 「飲酒後、翌朝に運転して 二日酔い運転で摘発される例もある。 家族や同僚など身の回りで 飲酒運転に注意を呼び掛けてほしい」 と話しました。
Thu, 30 Dec 2021 14:15:00 +0900
宮古と渡名喜は成人式を中止
2021年12月29日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 来年の成人式の実施形式などについて 琉球新報が県内全41市町村を対象に アンケートを実施したところ、 宮古島と渡名喜の2市村が中止、 37市町村が規模縮小など例年とは異なる 形式で実施を検討していることが分かりました。 新型コロナウイルス感染症の流行が 小康状態の中、2市町は例年通り 実施すると回答しました。 宮古島市は「感染状況は落ち着いているものの 依然として予断を許さない状況にあり、 感染リスク回避で決定した」と 2年連続の中止を決めた上で 今年同様に新成人を対象に 1万円の「成人祝金」を給付します。 一方、例年と異なる形式で実施すると答えた 37市町村は時間短縮や来賓者数の削減、 式典の簡略化などを挙げています。 ワクチン接種・陰性証明を 「求める」としたのは2市町で、 与那国町は島外からの参加者が多いため、 特に県外からの参加者へ証明を求めており、 石垣市は教育委員会が 式典への「入場条件」として ワクチン接種2回接種の証明書、 陰性証明書の提示を求めるとしました。 医療提供体制がぜい弱な離島ならではの事情や 世界最悪レベルの爆発的感染が起きた 沖縄の事情を踏まえ 行政側が気をもむ様子がうかがえます。
Wed, 29 Dec 2021 14:11:00 +0900
「沖縄のお母さん」と再会
2021年12月28日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市の名護十字路近くの ダイニングバー「彩」にこのほど、 スリランカ出身で 元沖縄工業高等専門学校留学生の ラヒル・ワナマルさん(32)歳が妻の ヘランカ・カウシャリャさんを伴って 訪れました。 ラヒルさんが『沖縄のお母さん』と慕う 「彩」の店主、新城文さん(74)歳は 「立派になって会いに来てくれた。感無量だ」 と目を細めました。 新城さんは子育てが一段落した 1990年代後半に「彩」を開業し、 常連客らに家庭料理などを振る舞う傍ら、 「何かの縁だよ」とラヒルさんら留学生たちを 店に招いて、常連客や地域住民らとの 交流の機会をつくったり、 沖縄料理をごちそうしたりしてきました。 ラヒルさんは沖縄高専卒業後、宇都宮大学、 大学院に進学し、横浜市の外資系企業に就職し、 同じスリランカ出身で東京大学大学院の カウシャリャさんと結婚しました。 ラヒルさんは 「沖縄では新城さんが 車で買い物や観光に連れて行ってくれた。 困ったことはないかなどと よく気に掛けてくれたので心強かった」 と懐かしそうに話しました。 新城さんは 「交流を通して海外の価値観や文化に触れ、 刺激を受けられる名護は小さな国際都市だ。 たくさんの市民が交流の機会を持つことができたら」 と笑顔を見せました。
Tue, 28 Dec 2021 14:10:00 +0900
6年ぶり運動場心ひとつ
2021年12月27日(月)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 創立45周年を迎えた那覇市立上間小学校と 上間こども園の運動会がこのほど、 上間小の運動場で開催されました。 運動場は2015年11月から使えない状況で、 運動場での運動会の開催は6年ぶりとなり、 真新しい運動場で児童554人、 園児100人が学年ごとに、 玉入れやかけっこなど日頃の練習の成果を 披露しました。 「みんなが主役の上間っ子 心を一つにレッツゴー」をテーマに、 開会式では児童会役員を先頭に 児童、生徒全員そろって入場しました。 誓いの言葉では、全員で 「上間っ子がんばるぞ!オー!」 と声高々にこぶしを挙げ、 元気よく頑張ることを宣誓しました。 こども園の園児は、縄跳びなどを取り入れ、 軽快な音楽に合わせてダンスを披露し、 5年生は運動場の完成を祝い迫力ある エイサーを披露しました。 6年生98人は組体操と ウエーブの圧巻な演技を見せました。 6年生の男子児童は 「新しい運動場で心を一つにみんなで 一丸となってがんばった運動会だった」 と笑顔で話しました。 運動場の整備・改修工事はおととしに着工し、 今年8月に完成予定でしたが、 天候不良などの理由により完成が遅れ、 今月完成しました。
Mon, 27 Dec 2021 14:01:00 +0900
石垣市で3回目の接種が始まる
2021年12月23日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市内の高齢者施設などでおととい、 新型コロナワクチンの 3回目の接種が始まりました。 国がワクチンの3回目の接種について、 医療従事者や高齢者施設の入所者と 職員の接種間隔を、 従来の8カ月から6カ月に前倒しすると 発表したことを受け実施したものです。 市によりますと、 高齢者らへの3回目の接種は 県内で初めてとみられるということで、 おとといは市内3カ所の高齢者施設などで 接種が行われました。 対象は入所者や施設利用者、 施設職員など合わせておよそ100人で、 ファイザー社製のワクチンを使用しました。 市によりますと、今回接種を受けた人は、 2回目の接種から7カ月ほどの間隔が 空いているということです。 市は高齢者施設への巡回接種を進め、 来月1月以降、高齢者向けの集団接種を始める予定です。 中山義隆市長は報道陣の取材に対して、 オミクロン株の流行を念頭に 「高齢者施設でオミクロン株が発生すれば クラスターになるので、 まずは施設から先に打ち始めたい」 との考えを示していました。
Thu, 23 Dec 2021 14:03:00 +0900
忘・新年会なし76%
2021年12月22日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 東京商工リサーチ沖縄支店が 今月に入り県内企業を対象に実施した アンケートで、 年末年始の忘年会・新年会を「開催しない」と 回答した企業が76.7%を占め、 先々月の前回調査から28.1ポイント 増加しました。 感染力が強いと言われる新型コロナウイルスの 「オミクロン株」の出現もあり、 自粛ムードが広がっています。 調査は今月1日から9日にかけて実施され、 60社が回答しました。 それによりますと、 忘新年会の開催を検討する企業は、 「緊急事態宣言の対象区域となっていなければ開催する」が 13.3%、「まん延防止等重点措置の対象区域と なっていなければ開催する」が8.3%、 宣言や措置の状況に関係なく開催すると 答えた企業が1.7%でした。 一方、状況次第で開催すると答えた企業に 会の持ち方を聞いたところ、 「2次会を自粛する」が64.3%、 「開催時間を短縮する、つまり制限する」が42.9%、 「人数を制限する」が28.6%となり、 多くの企業が制限を検討していました。 「特に制限を設けない」は21.4%でした。
Wed, 22 Dec 2021 15:25:00 +0900
親類と対面、出会いに感謝
2021年12月21日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 自らのルーツを求めて沖縄を訪れた ハワイ県系3世のゲイル・ナオミ・ションさんが このほど、西原町で親類と対面を果たしました。 親類は元西原町議会議員の与那嶺義雄さんです。 ナオミさんは 「7、8年前に息子が沖縄に来たときは 親類が見つけられなかったが、 今回は会えて良かった。 私と沖縄をつないでくれた皆さんに感謝したい」 と喜びました。 ナオミさんは現在、生まれ育ったハワイを離れ、 神奈川県横須賀のアメリカ軍基地で働いており、 沖縄には首里にルーツがある県系3世で、 夫のフィリップさんと2人で訪れました。 元ハワイ沖縄連合会のデビット新川さんに 親類を探していることを相談したところ、 読谷村に住む沖縄ハワイ協会の 瀬分(せわけ)コリン善久(よしひさ)さんや 西原町幸地自治会の翁長区長らへとつながり、 対面につながりました。 与那嶺さんと対面したナオミさんはその足で 与那嶺さんとともに、門中墓や御願所、 公民館などを回りました。 ナオミさんは初来県の感想について 「ウチナーンチュのホスピタリティーに感動している」 と話し、与那嶺さんは 「海外のウチナーンチュは 自身のルーツへの思いが強い。 われわれの門中の多くがハワイへ飛び立ち、 中には州の下院議員もいる」 と語りました。
Tue, 21 Dec 2021 13:38:00 +0900
22市町村が全額現金給付
2021年12月20日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 18歳以下への10万円相当の給付について、 新たに北谷町や国頭村など22市町村が 16日までに全額を 現金で給付することを決めました。 その内、北谷町や、南風原町、西原町、 与那原町など13市町村は 年内に10万円を一括給付し、 糸満市は27と28の両日に分けて 支給する方針です。 多良間村と渡嘉敷村の2村は 来月1月の一括給付を予定しています。 宮古島市や豊見城市など6市村は 年内の一括給付が間に合わないとして、 今月と来月にそれぞれ5万円を支給する方針です。 県内ではすでに那覇市や沖縄市など 8市町村が全額現金給付を決めており、 これで30市町村が全額給付を決めたことになります。 いずれの市町村も各議会で補正予算案を 追加提案や追加説明し、専決処分します。 16日時点で、クーポンの配布を決めた自治体はありません。 10万円相当の給付を巡って、 政府は、全国の自治体に現金5万円と 5万円分のクーポンを2段階で 給付する方式を基本とする姿勢は維持しつつ、 10万円の現金一括給付と、 現金5万円を先行分と追加分で 2回給付する3方式を示しています。
Mon, 20 Dec 2021 14:16:00 +0900
素敵な大人になろう
2021年12月17日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宜野座中学校でこのほど、 フリースクールや夜間中学校を運営する NPO法人珊瑚舎スコーレの 星野人史代表による講演会が開かれました。 「私の再出発」と題した講演会で、 星野さんは 「自分自身の内面を映す鏡を持ってほしい」 と、自分を観察することの 重要性を説いた上で 「嫌なことにも好きなことにも可能な限り 付き合って、すてきな大人になろう」 と呼び掛けました。 また、星野さんは 「沖縄でかつて戦争があって、 学校どころではない人たちがたくさんいた。 そういう人たちが一生懸命勉強した」 と、スコーレの特徴を紹介しました。 さらに、 「学校に行けず、一生懸命働いて生きてきた おばあさんたちが、今までの自分ではない 新しい自分になりたい、自信を持って考え 表現できる人間になりたいと取り組む姿はかっこいい」 と身ぶり手ぶりを交えて話しました。 講演は3年生の道徳の時間に体育館で実施され、 真剣な表情で講演に聞き入っていた生徒たちに星野さんは 「無知だと気付かない鈍感なことが 最も恥ずかしい。自信を持って無知でいい」 と述べ、知らないことを恥ずかしがることなく 積極的に学ぶ姿勢を持つよう呼び掛けました。
Fri, 17 Dec 2021 14:22:00 +0900
図書館でクリスマスミニコンサート盛り上がる
2021年12月16日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市立図書館でこのほど、 「家族で楽しむクリスマスミニコンサート In市立図書館」、が開かれ、 沖縄交響楽団がクリスマスにちなんだ曲など およそ10曲を披露しました。 ミニコンサートは、沖縄市立図書館と 沖縄市民会館が主催し、 県合唱連盟、沖縄交響楽団、 それに琉球新報社で構成する 「メサイヤ演奏会実行委員会」が共催しました。 沖縄交響楽団は 「イッツ・ア・スモール・ワールド」や 「クリスマス・キャロル」 「となりのトトロ」などを演奏し、 会場は予約した70人のほか、 立ち見も出るほど盛況で、 子どもたちは手拍子や体でリズムをとって 生演奏を楽しみました。 また、演奏の合間には、 図書館職員による絵本の読み聞かせが行われ、 沖縄交響楽団が読み聞かせに合わせて 即興の演奏をし、来場者を楽しませました。 沖縄市から子ども2人と訪れた40歳の女性は 「生演奏を聴ける機会がなかなかないので、 とても楽しめた」 と笑顔で話しました。
Thu, 16 Dec 2021 14:49:00 +0900
クルマエビの養殖、来期は休止
2021年12月15日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宮古島漁業協同組合が養殖するクルマエビ 140万匹がPAV=急性ウイルス血症で 死滅した件で、 漁協は来期の養殖事業の休止を決めました。 1993年から28年続いた事業を 初めて中断するもので、 休止中は県や市と連携し、 養殖池や周辺海域のウイルス量調査を進めます。 2023年以降については 「休止中の調査結果も参考に、 県や市と協議しながら判断する。 市には養殖池機能保全計画の再調査を 申請している」 としました。 漁協の養殖池では2016年に 初めて感染が確認され、 以降は毎年、確認されています。 漁協は県と連携して原因究明や対策を 続けていますが、 感染経路は特定できていません。 去年までは出荷開始時期の11月末まで 発生が抑えられ、感染したエビを取り除いて 出荷できましたが、 今年は生育途中の10月に発生し、 1カ月で全滅しました。 県水産海洋技術センター海洋資源・養殖班の 岸本和雄班長は原因について 「養殖場の近くにPAVを持った何かがいると 考えているが特定できていない」 と説明し、1年から2年の一定期間の養殖休止について 「池を元にもどすという意味では効果がある」 との認識を示しました。
Wed, 15 Dec 2021 14:56:00 +0900
平和な未来創る 私たちの使命
2021年12月14日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1961年12月7日に起きた 川崎アメリカ軍機墜落事故について、 事故現場に近い川崎小学校では今年、 事故を風化させまいと、住民への聞き取りや、 県内外の米軍機事故について調べる 取り組みを行いました。 事故について受け身ではなく 「継承者」として主体邸に取り組もうと 6年生全員が取材班、調査班などに分かれて 調べたものです。 豊浜瑛太さんと伊禮慎(しん)佑(すけ)さんは 「住民への聞き取り後、 今も事故が起こる可能性があると分かった。 そのことを他の人へも伝えていきたい」 と話しました。 佐渡山愛琉(あいる)さんは事故の2年前に起きた 「宮森小アメリカ軍ジェット機墜落事故との報道の差に驚いた」 と話し、 「政府から箝口令もあったと聞いた。 そのことも影響しているみたいだ」 と気がつきました。 そして、学習内容や、 事故から連想する言葉を募り、 つなぎあわせて詩も完成させました。 【幸せな日常に鳴り響く耳をふさぎたくなる悲しみの音】 というアメリカ軍機の騒音を表現した言葉、 【平和な世界を創るのは私たちだ】 という未来への決意などがつづられています。 山田琉(り)心(こ)さんは 「事故の悲しみを盛り込みながら、 それでも前を向いていく内容にできたと思う」 と話しました。
Tue, 14 Dec 2021 16:01:00 +0900
マグロの値段が上がる
2021年12月13日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内各地に軽石が漂流・漂着し、 多くの漁船が漁に出られなくなった 影響などによりマグロの水揚げ量が減り、 取引価格も高騰しています。 那覇市の泊魚市場では、 先月のマグロ類の水揚げ量が 前の年の同じ時期に比べて12%減の 484トンだったのに対し、 1キロ当たりの平均価格は34.2%増の 604円でした。 天候不良もあり先月末から今月7日までは 特に競り値が跳ね上がり、 一時は1100円台となりました。 那覇地区漁業協同組合の山内組合長は 「徐々に落ち着いてきたが、 マグロは天候や需要と供給のバランスで 価格が乱れやすい」 と話しました。 糸満漁業協同組合でも価格の上昇が続いており、 東恩納組合長は 「単価が上がれば 漁師にとってはありがたいが、 仲買業者や飲食店は大変だろう」 とおもんぱかり、仲買業の男性は 「飲食店には申し訳ないが、 競り価格が上がっている。 県産の生鮮マグロは県外でも需要が高く、 競りで買い負けることもある」 と理解を求めました。 一方、那覇市の第一牧志公設市場内にある 海鮮食堂の店主は 「10月以降は仕入価格が 1.5倍になり厳しい状況が続いている」 と嘆き、 「早く状況が改善するよう願うしかない」 と述べました。
Mon, 13 Dec 2021 14:03:00 +0900
子ども議員島の課題点検
2021年12月10日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今年度の渡嘉敷村子ども議会がこのほど、 村議会本会議場で開かれ、 渡嘉敷中学校の3年生8人の子ども議員が、 各自で学習したことなどを通して 独自の視点で見た村のまちづくりや 生活について、質問や提案を行い 村当局をただしました。 子ども議会は、社会科の授業で学習した 「議会制民主主義」の理解や 「私たちの政治参加」に 関心を深めさせることなどが狙いで、 村当局から座間味秀勝村長や 課長以上らが出席しました。 質問は「公園の整備」「プレミアム付き商品券」 「街灯の整備」「道路側溝の破損箇所の整備」 「ウラ海岸のごみの撤去」 「現旧公民館の老朽化による建て替え」 「カーブミラーの整備」「村行事計画」 「スクールバスの運行時間」など、 14事項について 子ども議員が鋭く追及し、 村長や担当課長らが真摯に答弁しました。 議会を終え、座間味村長は 「解決処理できる事項は しっかり取り組んでいきたい。 普段から身の回りのことや政治に関心を 持ってほしい」 とあいさつしました。 子ども議員の工藤(くどう)初貴(うぎ)さんは 「緊張したが、しっかり役目をこなせた。 政治に関心を深めるきっかけになった」 と感想を述べました。
Fri, 10 Dec 2021 14:18:00 +0900
美ら島おきなわ文化祭来年10月に開催
2021年12月9日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 来年10月に県内各地で開催される国民文化祭、 全国障害者芸術・文化祭が一体となった 「美ら島おきなわ文化祭2020」に向けて このほど、県の実行委員会は 糸満市役所でセレモニーを開き、 前回開催地の和歌山県から糸満市に 大会旗を引き継ぎました。 文化祭開催までに大会旗が県内市町村を回り、 開催の周知を図ります。 文化祭では、来年10月22日から 11月27日にかけて各地でイベントが催され、 糸満市では着物の文化団体を受け入れ、 十二単の着付けなど「きものの祭典」を 開催する予定です。 市独自のイベントとして期間中、 着物の着付けショーやかいをかたどった マドラー作りなども実施する予定です。 川上事務局長は 「県内各地の文化が世界に知れ渡り、 多くの人がその美しさに感動するような 文化祭にしたい」 と語りました。 また、當銘真栄市長は 「リレーのトップバッターになり光栄だ。 各市町村のモデルとなるよう 糸満市で盛り上げていきたい」 と応えました。
Thu, 09 Dec 2021 15:06:00 +0900
白梅之塔の周辺修繕終わり元学徒安堵
2021年12月8日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦で犠牲になった 県立第二高等女学校の学徒らを追悼する 糸満市真栄里の白梅之塔周辺の修繕が終わり、 このほど、元学徒らにお披露目されました。 白梅同窓会の中山きく会長は 「同窓会活動は途絶えても 白梅之塔の管理や慰霊祭、 戦争体験を伝える活動は絶やしてはならない。 心強い」 と語り、次世代に継承への期待を込めました。 白梅之塔は戦後、学友の追悼のため、 二高女出身者でつくる白梅同窓会が建立しましたが、 近年、周辺の劣化が進み、 訪れた元学徒が転倒してけがをする事態も 起きていました。 このため、慰霊祭や塔の管理、 平和学習など白梅同窓会の活動を引き継ぐ「若梅会」が インターネットで資金を募る クラウドファンディングを実施し、 県内外から多くの支援が寄せられ、 およそ2カ月半で目標額の188万円を 超える294万9千円が集まりました。 この日、同窓生らは感動した様子で 修繕された参道を歩き、 「段差がなくなり、つかまる所もできた。 慰霊祭の度にけが人が出ないか 心配しなくてすむ」 と涙を拭い、 「来るたび同級生を思い出す。 若い世代が語り部を引き継いでくれて、 戦争のない明るい世界をつくってくれると思う」 と語りました。
Wed, 08 Dec 2021 16:26:00 +0900
古民家で夢の三線教室
2021年12月7日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「はいもう一回。アイ、シー、コウー」。 今帰仁村与那嶺の古民家で13日の夕暮れ時、 児童向けの三線教室が開かれ、 子どもたちは持ち慣れていない三線を手に、 元気良く声を出して工工四を追っていました。 三線の道に進んで40年の与那嶺直樹さんが 住人不在の実家を活用し、 「夢」だった三線教室を始めたもので、 実家の前には立派なリュウキュウマツが そびえ立ち、「子どもの時から変わらない原風景」です。 直樹さんは20歳で野村流音楽協会に入会し、 三線を習い始めました。 今年4月に県庁を定年退職して村に戻ると、 与那嶺さんの三線の腕を知る老人会や 青年会の人たちから 「三線教室をやってほしい」 と熱烈なアプローチを受け、 三線教室開催を決めました。 指導したこの日、地元の兼次小学校の児童を 中心に9人が集まりました。 大事そうに三線を抱え、熱心に先生の話を 聞いていた小学4年の男子児童は 「楽しくて、1時間があっという間だった」 と充実した様子でした。 直樹さんは 「三線の力はすごい。 三線の音を聞くとおじぃ、おばぁが車いすから 立ち上がって踊りだす。 村に三線の文化を広めたい」 と力を込めていました。
Tue, 07 Dec 2021 13:56:00 +0900
わんぱく横綱の當眞が断髪式
2021年12月6日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 大相撲を引退した元當眞はこのほど、 福岡県の九州場所宮城野部屋を訪れ、 断髪式を行いました。 恵まれた体格を生かし、 幼少期からわんぱく横綱として 全国に名をはせた當眞。 小中高で全国優勝を果たし、 鳥取城北高校卒業後に、 大相撲の宮城野部屋に入門し、 体重200キロ超の大型新人として、 憧れの初土俵を踏みました。 去年の三月場所で三段目筆頭に昇進しましたが、 けがや病気に苦しみ今年10月、 土俵を降りる決意をしました。 断髪式では、師匠の宮城の親方をはじめ、 部屋所属力士や父親らが 當眞のまげにはさみを入れ、 幼いころから親交があり、 式の最中に涙ぐむ姿を見せた元横綱白鵬が、 最後にまげを切り取り 「第2の人生を頑張れ。今度沖縄に行く時は、 社会人として良い付き合いをしよう」 と言葉を掛け、抱擁しました。 當眞は 「これまで自分を支えてくれた人たちの 顔が思い浮かんだ。わずか2年半だったが、 濃い時間だった」 と声を詰まらせました。 引退後、沖縄に戻って新たなスタートを切る當眞は 「相撲で培った力を次に生かすことで恩返しに代えたい。 ここで終わりではなく、ここから始まりだ」 と新たな土俵を求め、前へと進み出ます。
Mon, 06 Dec 2021 14:09:00 +0900
晴れ着姿 笑顔輝く
2021年12月3日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 コロナ禍で県内学生の修学旅行などが 相次いでキャンセルとなる中、 県立鏡が丘特別支援学校の生徒17人は このほど、西原町内の結婚式場で 豪華なランチを食べ、ドレスやはかま、 タキシードなどの晴れ着を身にまとい、 着慣れない衣装ながらも生徒全員が 笑顔でおしゃれや食事を楽しみました。 予定していた東京への修学旅行が コロナを理由に中止となったことから、 教員らが生徒の夢をかなえたいとして、 生徒に修学旅行の代わりにしたいことを 募ったところ、「ドレスが着たい」という 提案が、生徒同士の話し合いで採用されました。 生徒が着用した衣装は式場と 沖縄市の就労継続支援B型事業所が 無償で用意し、 本番の数日前には美容部員が学校を訪れ、 ネイルや眉ぞりなどを行いました。 純白のドレスを着た女子生徒は 「一度でいいからウエディングドレスを 着てみたかった。 学校の友達とおしゃれして写真を撮るのが とても楽しい。 ほかの皆も楽しんでいるようで良かった」 と笑顔を見せました。 女性教諭は 「修学旅行が中止となったのは残念だったが、 多くの人が協力して生徒の夢をかなえてくれた。 かえって思い出になる出来事だと思う」 と目を細めていました。
Fri, 03 Dec 2021 14:48:00 +0900
地域に恩返し
2021年12月2日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 【まずは、お気軽にご連絡下さい。 なんでも手伝います!】 那覇市の首里大中町自治会青年部はこのほど 「なんでもお手伝い券」を発行し、 およそ230世帯の自治会会員に配布しました。 10月から依頼を受け、 大きな木の剪定や庭の草刈り、 縁側の古くなった木の撤去などを行い好評で、 地域住民からは感謝の言葉が伝えられているということです。 「自分たちができることをして地域に 恩返ししよう」との思いから始めたのが 「なんでもお手伝い券」で、 幼い頃に作ったお手伝い券や肩もみ券の 発想がきっかけになったということです。 青年部の部員はおよそ30人で、 20代から30代が多く、 首里大中町で育ったメンバーです。 文化の日に行われる「琉球王朝祭り首里」で 揚げる「旗頭」に誇りを持っています。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で およそ2年間、行事や活動を自粛し、 青年会の亀谷貴昭部長は 「地域住民とのつながりが 薄くなっていることを肌で感じた」 ということで、 「地域とのつながりや、 日頃から顔と顔が見える関係を大切にして、 旗頭を揚げた時に心から応援して もらえるよう地域を発信していきたい」 と語りました。
Thu, 02 Dec 2021 14:59:00 +0900
3回目のワクチン接種券、今月から発送
2021年12月1日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今月から始まる新型コロナウイルスワクチンの 3回目接種について、 琉球新報がこのほど実施した 県内41市町村へのアンケートによると、 医療従事者を除く一般住民への 接種券発送について、 南城市や浦添市など13市町村が 今月中に開始するとしました。 来月中の発送を予定するのは 宜野湾市や沖縄市など22市町村で、 2月中の発送予定は伊是名村と那覇市でした。 南北大東村など4村が未定と回答しました。 3回目接種は、2回目を接種してから 原則8カ月が経過した18歳以上の人が対象で、 まずは医療従事者への接種から始まります。 3回目の接種で使用するワクチンは 当面はファイザー製で、 1、2回目と同様に全額公費負担となります。 厚生労働省は3回目接種について、 高齢者など重症化リスクの高い人、 介護職など高リスク者と接触機会の多い人、 医療従事者など感染リスクの 高い職種の人について特に推奨しています。 3回目ワクチンの接種期間は 来年9月末日を予定しており、 各自治体は2回目接種から8カ月が 経過した住民に順次、接種券を発送します。
Wed, 01 Dec 2021 14:53:00 +0900
【蝶道】20年の歩み1冊に
2021年11月30日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市ちょうちょう愛好会が 結成20周年の記念誌を発刊しました。 「チョウの舞う心豊かなまちづくり」の スローガンの下、 県内各地で実施した研修会や観察会など、 これまでの蝶道の歩みをまとめたもので、 県内の毒草などの豆知識も掲載しています。 現在は団体としての活動は一時休会中で、 個人間でチョウの育成指導などの相談に 乗っていますが、 5代目会長を務めた又吉弘さんは 「チョウの一生を学ぶというよりも、 放蝶などの依頼が多くなり、 ここらへんでチョウを生かす活動に 戻ろうとなった」 と説明します。 知念實会長は 「休会中だが、情報交換など 連携は取り合っている。 何かあれば声を掛けてほしい」 と呼び掛けています。 一方、チョウの育成は小学生らの 情操教育にもぴったりだということで、 7代目会長の中村剛さんは 「自然環境を考えることなど、 チョウを育てることへの 理解が広がればうれしい」 と語ります。 記念誌はうるま市みどり町の知念整骨院、 天願のキャッスルハイランダーで、 500円で販売しており、 知念会長は 「ぜひ手に取ってもらいたい。 そしてチョウの育て方を知る きっかけにしてほしい」 と話しました。
Tue, 30 Nov 2021 14:53:00 +0900
映画館に客足戻る
2021年11月29日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの感染者の減少に伴い 先月末以降、県内の映画館に客足が戻りつつあります。 那覇市おもろまちのシネマQではこのほど、 人気アイドルグループ「嵐」の 初のライブ映画が封切りし、 中継と映画上映に千人以上の 観客が詰め掛け、 午前9時の初回は7時半から 観客が列をつくり入館を待つなど 熱気に包まれました。 嵐のファン歴10年以上という 那覇市の20代の女性は 「大きなスクリーンで見るライブ映像は 臨場感があった。映画館で観ることが できて良かった」 と話しました。 シネマQ運営するスターシアターズの 真栄田将司さんは 「11月からお客さんが 少しずつ戻ってきている状況。 ライブを映画館で見ていただくのは 新しい試みだと思う。 映画館やエンタメ界に波及していけたら」 と話しました。 また、那覇市の桜坂劇場のスタッフは 9月に比べると、映画の上映やライブの催しに 観光客も訪れるなど 「客足が戻ってきている感触がある」 と話しました。
Mon, 29 Nov 2021 14:23:00 +0900
誰でも来て元気になって
2021年11月26日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 12人の子どもを出産し、 動画投稿サイト 「YouTube」で子育ての知識などについて 発信するユーチューバーとしても活動している、 助産師のHISAKOが先月、 「助産院ばぶばぶ」を うるま市平安座島に正式オープンした。 HISAKOさんは大阪府出身で、 総合病院などでの勤務を経て、 去年4月に沖縄に移り住み、 これまでは市塩屋でコンテナを改装した 仮設の「ばぶばぶ」を開院していました。 平安座島の「ばぶばぶ」は診察スペースと 待合スペースを合わせて20畳ほどの広さで、 建物のデザインなどは 夫のMARKさんが担当し、 和風で落ち着いた内装になっています。 今は新型コロナウイルス感染防止対策のため、 時間が重ならないように各予約者を 受け入れていますが、 ゆくゆくは訪れた人たちが待合スペースで 顔を合わせてリラックスして過ごし、 子育ての悩みなどについて コミュニケーションを取れる 空間になることが理想です。 HISAKOさんは 「妊娠や出産、子育ての悩みを抱えている人に限らず、 誰にでも来てもらいたい。 ここで元気になって笑顔で帰ってもらえるよう、 どんな悩みにでも寄り添いたい」 と話しました。
Fri, 26 Nov 2021 14:38:00 +0900
合唱団結成2年で金賞
2021年11月25日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今月6日に埼玉県で開催された 第74回全日本合唱コンクール全国大会 小学生部門で、合唱団結成2年目の 那覇市立仲井真小学校合唱団が 金賞に輝きました。 合唱団は去年4月、音楽専科の 工藤かや教諭が赴任して結成されたもので、 それまで前任教諭が率いる音楽部の マーチングが、毎年九州大会で 入賞を果たすなどの名声を上げていました。 合唱団には音楽部に所属していた 児童らが入団しましたが、 結成当初、楽器をやりたいという子どもたちに 「ごめんなさい」と謝っていたという 工藤教諭は、 「自分の得意とする合唱で子どもたちと 向き合わせてほしい」 と信頼関係を築く日々を重ねました。 大会では、2年生から6年生の 38人がステージに立ち、 課題曲と自由曲の同声合唱組曲 「時代」の2曲を歌いました。 団員は 「2曲目のクライマックスに 差し掛かる直前のハモリでは自分たちの歌が 跳ね返ってる初めての体験をした。 体がふわっと浮く感じだった」 と目を輝かせ、銀賞を目指していたという 屋宜明李(あかり)団長は 「今までやってきたことを伝えられる歌を ステージで歌えたことと、金賞を取れたことがうれしい。 自分たちを信じ、辞めなくてよかった」 と喜びを語りました。
Thu, 25 Nov 2021 14:36:00 +0900
レプトスピラ症が宮古で初確認
2021年11月24日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県ワクチン接種等戦略課は17日、 宮古地域で初めてレプトスピラ症が 発生したと発表しました。 感染したのはいずれも宮古島市の 60代男性と80代男性です。 60代男性は治療後に退院し、 80代男性は入院しました。 レプトスピラ症はネズミやマングースなど 野生動物の尿の中に存在する レプトスピラ菌が病原で、 汚染された水や土壌に触れるなどして 人に感染します。 60代男性はネズミに指をかまれたか、 はだしで農作業中に感染した可能性があります。 80代男性の感染経路は調査中ですが、 普段から農作業をしていて、 自宅でネズミと接触することもありました。 レプトスピラ症は主に川遊びなどで感染し、 県内では北部や八重山など川が身近にある 地域での感染例が多いということですが、 宮古地域は川が少なく、 汚染された水との接触機会があまりないため、 感染が確認されていなかったとみられます。 感染すると頭痛や発熱、 筋肉痛などの症状があり、 重症になると腎機能障害などが現れ、 治療しないと死亡することもあります。 県は野生生物との接触を避け、 農作業中も手袋や長靴を着用するよう 注意を呼び掛けています。
Wed, 24 Nov 2021 16:04:00 +0900
真珠ダイバーの記録出版
2021年11月23日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1910年から60年代に オーストラリアに渡り、 真珠貝漁業のダイバーとして活躍した 沖縄の人々の軌跡をまとめた書籍 「豪州へ渡ったウチナーンチュ」の日本語版が 沖縄教販から出版され、 このほど、本部町に寄贈されました。 出版に携わった豊見山和美さんらが、 オーストラリアの真珠ダイバーを多数輩出した 本部町を訪れ、20代の頃にオーストラリアで 真珠ダイバーとして働いた新川宣秀さんらに 手渡しました。 本には、沖縄出身者がオーストラリアに 渡ることになった社会背景や、 過酷な仕事の様子、 ダイバーの氏名や出身地一覧、 顔写真などが紹介されています。 新川さんは20代だった58年に渡り、 およそ1年間、父親と共に オーストラリア北部の木曜島で働きました。 新川さんは 「沖縄の海とは潮流が違う。 潜水は深くて水深50メートル。 空気が届かなくなり、あわてて海面に上昇して 間一髪で助かったこともある。 潜りながら考えたのは、沖縄の母や 祖父母のこと。今思うと外国でよく頑張った。」 と振り返りました。 豊見山さんは 「オーストラリアに移民した ウチナーンチュが多数いたことは 知られていない。本を手に取って、 顔写真などで知人を探してみてほしい」 と語りました。
Tue, 23 Nov 2021 14:59:00 +0900
運転代行、人手不足
2021年11月22日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルス感染防止に関する 県の独自措置が解除され、 飲食店などで飲酒する機会が増える中、 自動車運転代行業者の不足が 深刻となっています。 県の緊急事態宣言などに伴う 飲食店の営業自粛要請を受け、 商売をたたむ個人事業者や 従業員が離職する業者が相次ぎ、 需要と供給がマッチしていないということです。 県内は、県警に登録された 認定自動車運転代行業者が9月末時点で およそ720業者を数え、 全国最多となっています。 認定業者数はコロナ前と比べても ほとんど変化はないものの、 業界の多くが個人経営の小規模事業者で、 廃業申請を提出しないまま営業休止する ケースも少なくないということです。 那覇市内で事業所を営む60代の夫婦は 「去年7月以降アルバイトが5人辞め、 今は自分たちしかいない。 予約の電話はひっきりなしだが、 全く手が回らない。特に週末は予約が集中し、 配車まで1、2時間待ってもらうことも ざらだ」 と嘆きます。 全国運転代行協会県支部の新崎勝吉支部長は 「配車予約ができなかったり、 待ち時間があまりにも長かったりすると、 我慢できず飲酒運転する人が出てしまう」 と危惧し、協会としても対策の検討が必要だと述べました。
Mon, 22 Nov 2021 14:44:00 +0900
コロナ禍思いで作ろう
2021年11月19日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 豊見城市立長嶺中学校でこのほど、 各学年の総合学習の成果の発表と併せて 舞台発表も行う「第9回若鷹フェスタ」が 開催されました。 コロナ禍でも学校生活を楽しく友情を深めて 思い出に残るようにと、 生徒会役員が中心となって 学校に実施を強く訴えました。 先生方も心を動かされ、 安全に実施するための議論を積み重ね、 PTAの理解も得て実施されました。 メーンイベントの舞台の部では 「長嶺レンジャー」と名乗る校内では あまり人気のない3人組が、 ちり拾いのボランティアをしながら難事件を 解決する寸劇を展開しました。 合間に他の生徒らによる 自慢のパフォーマンスショーが繰り広げられ、 人気がなかった「長嶺レンジャー」が全校生徒の力を借りて 悪者を退治する最後のシーンでは 拍手喝采が起こりました。 青レンジャーを演じた生徒会長の 上地マリアさんはあいさつで 「コロナ禍でも先生や親、全校生徒の協力の おかげで今日の発表ができたことに 感謝します」 と結びました。 長田校長は 「何よりも最も感激したのは 『長嶺レンジャー』がシーンごとに 大切なメッセージを随所にちりばめていたこと。 長嶺中の生徒たちを誇りに思います。 大成功でした」 と総括しました。
Fri, 19 Nov 2021 13:57:00 +0900
東京オリンピックフランスバレーボール金メダルは沖縄のおかげ
2021年11月18日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 東京オリンピックの男子バレーボールで 金メダルを獲得した フランスのロラン・ティリ監督らがこのほど、 事前合宿をした沖縄市を訪ね、 桑江佐千夫市長らと市役所で面談しました。 桑江市長は 「わが国の優勝のように喜んでいる」 と祝意を伝え、ティリ監督は 「皆さんのおかげでメダル獲得できた」 とお礼を述べました。 また、ティリ監督は沖縄市での合宿について 「施設や沖縄の人々もおもてなしと、 全てが完ぺきだった」 と振り返りました。 新型コロナウイルスの影響で地元との交流が できなかったことを惜しみましたが、 沖縄市をサブホームタウンとし、 自身が監督を務めるパナソニックパンサーズの 合宿地になっていることに触れ、 「深いつながりができた。 沖縄をホームだと思っている」 と話しました。 桑江市長は 「市としても誇りに思っている。 今後もフランスがこの街と お付き合いただけるとうれしい」 と話し、スマートフォンの翻訳機能を使い、 フランス語で「また後でね」と伝え、 再会を約束しました。
Thu, 18 Nov 2021 15:01:00 +0900
ゴルフの人気が上昇
2021年11月17日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの世界的な流行が長引く中、 「密」を避けられる交流の形として、 県内でゴルフの需要が伸びています。 りゅうぎん総合研究所の調査によりますと、 県内主要ゴルフ場の入場者数は コロナ前を上回っており、 緊急事態宣言中の今年8月は おととしの同じ月に比べて2.9%増加し、 9月は18.3%増で推移しています。 観光を兼ねた県外客が減り、若い人を中心に 県内客が増加傾向ということです。 一方、売上高でみると8月は17.5%減、 9月は4.5%減となっており、 沖縄への観光客が減少していることに伴う 集客のため、料金値下げなどで 客単価が下がっている傾向があります。 各ゴルフ場の県民向け優待プランなどが 入場者数増加につながっているということです。 このうち八重瀬町の那覇ゴルフ倶楽部は、 外出自粛が緩和された去年10月ごろから、 初心者向けのショートコース利用者が増え、 入場客数はコロナ前の4割増となっています。 主に30代から40代が増え、 メンバーの紹介であれば利用料を 半額程度にするなど大幅値下げを 実施したことも利用者増加につながりました。 倶楽部の支配人は 「飲み会など夜の付き合いがほぼできない中、 ゴルフでの親交が増えたのではないか」 と話しました。
Wed, 17 Nov 2021 16:09:00 +0900
前原高生が軽石撤去
2021年11月16日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 渡嘉敷島でのダイビング、 シュノーケリングなどの体験学習のため、 このほど島を訪れた前原高校 総合スポーツコースの2年生32人らが、 阿波連ビーチに漂着している軽石撤去の ボランティア活動を行いました。 生徒は1トン余りを広い集め、 地元のダイビング業者などから感謝されました。 撤去作業はマリン体験の合間を縫って3交代で実施され、 引率の福原兼太体育科教諭は 「数十年前から毎年実習で訪れている。 今回は、軽石の被害を受けていると聞き 地元のお役に立ちたいと思い取り組んだ」 と話しました。 生徒らは 「こんなにきれいなビーチに 灰色の軽石が多く漂着して悲しい。 1日でも早い回復を願う」 と撤去作業に汗を流し、 体験学習の受け入れしているダイビング業者は 「先生方はじめ生徒の皆さんの 積極的なボランティア活動に感謝したい」 と話しました。 渡嘉敷島では渡嘉敷漁協所属のマグロ漁船が、 島の南方にあるパヤオで操業中に 大量の軽石の漂流を発見し、 操業を止めて島に引き返したケースや、 那覇と島を結ぶ定期船が一時、 欠航するなどの被害が出ています。
Tue, 16 Nov 2021 14:46:00 +0900
糸満市 接種者に商品券
2021年11月15日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 若年層の新型コロナワクチン接種を促進するため、 糸満市はきょう以降に1回目、 来月28日までに2回目の接種を終えた 12歳から39歳を対象に、 抽選でおよそ100人に市内で利用可能な プレミアム商品券などが当たる キャンペーンを実施します。 キャンペーンは個別接種も対象で、 市公式ホームページから応募できます。 景品はプレミアム商品券のほか、 市内ホテル宿泊券・食事券や 市長と語る券などです。 企業からの協賛品も募集しており、 キャンペーンや協賛企業の問い合わせは 事務局で、平日に受け付けます。 ところで、市内若年層のうち、 9日時点で2回目の接種を終えたのは 12歳から19歳で43.6%、 20代で54.6%、30代は62.9%でした。 40代以上は70%以上で推移しています。 市は今月27日、およそ300人を対象に 1回目の集団接種を実施します。 希望者の人数に応じて規模を拡大する予定で、 市特設ホームページ、またはコールセンターで ワクチン接種の予約ができます。 當銘真栄市長は 「家族や大切な方々を守るためには接種が必要だ。 接種して地域経済を活性化させてほしい」 と呼び掛けました。
Mon, 15 Nov 2021 13:43:00 +0900
高齢者の【不自由】体験
2021年11月12日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 西原町社会福祉協議会はこのほど、 「ボランティア体験学習」を開催しました。 高齢者疑似体験では、 耳栓やゴーグル、加重ベスト、 膝と肘のサポーター、杖などの用具を装着し、 腰と肘や膝が曲がった状態になりました。 また、支払いでは、財布から小銭を全部出して 数えたり、1枚1枚小銭を出したりと 苦戦する人もいたほか、 自分の名前を入力するパソコン操作では、 「Fが無い」と、キーボードに顔を近づけても 探せずゴーグルを外す人もいました。 体験した中学3年の女子生徒は 「背中が痛くてまっすぐ立てなかった。 高い声や笑い声は聞こえるが 近くのちっちゃい声は聞こえなくて、 おばあちゃんてこうなのかなと思った」 と高齢者への思いを深めた様子でした。 また、高校3年の女子生徒は 「普段、福祉について考えたことはあるけど、 介助者が杖の反対側に立つとか、 ささいな気遣いが学べて良かった。 2世帯で住むおじいちゃんや おばあちゃんにも役立てていきたい」 と述べました。 「私たちの住んでいる西原町について考えてみよう」 をテーマにしたワークショップでは、 公園や施設のトイレをきれいにするなど、 多くの意見が出されました。
Fri, 12 Nov 2021 15:28:00 +0900
パレットくもじの大屋根 愛称募集
2021年11月11日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市久茂地の複合商業施設 「パレットくもじ」前の交通広場に設置される 大屋根の愛称募集が おとといから始まりました。 多くの人に親しみを持ってもらえる 愛称にしようと、 「パレットくもじ」を管理運営する 久茂地都市開発が募集しているもので、 受賞者はパレットくもじ全館で使用できる 30万円相当の賞品がもらえます。 締め切りは来年の1月31日となっています。 国際通りのスタート地点という観点から、 ここから何かが始まるという期待感を 表現したネーミングなどを選考基準にします。 応募は1人1点に限り、選考結果は、 来年4月1日にパレットくもじ前交通広場の 特設会場で発表します。 応募方法などの詳細は 久茂地都市開発のホームページで 見ることができます。 大屋根は20日に着工し、 来年3月31日の完成を予定しています。 屋根の高さはおよそ13メートルで 県内最大級だということで、 このほど記者会見した我那覇学社長は 「多くの人に応募してもらいたい」 と呼びかけました。
Thu, 11 Nov 2021 14:06:00 +0900
ひめゆり平和祈念資料館に寄付広がる
2021年11月10日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの感染拡大で 入場者が激減し、厳しい運営状況が続く ひめゆり平和祈念資料館を 支援する動きが広がっています。 4月からこれまでに、1万人近くから およそ7600万円の寄付が集まりました。 新型コロナの影響で、 ひめゆり平和祈念資料館の昨年度の来館者は、 前の年度に比べて8割減少しました。 資料館では入場料が運営費の8割を占めており、 6月にツイッターで「経営上の危機」を訴え、 寄付を呼び掛けました。 普天間館長は 「額の大きさと人数の多さにびっくりした。 多くの人が資料館をなくしてはならない 大切な場所だと感じていると思うと、 胸がいっぱいだ」 と感謝しました。 県外からの寄付が多く、 メッセージも多数寄せられており、 修学旅行で資料館を訪れた 福岡県のM・Kさんは 「自分とほとんど年の変わらない10代の 女の子たちの手記を読んだ衝撃は 忘れられません。後世まで残ってほしい、 触れるチャンスを失ってはならないと 思います」 とつづりました。 修学旅行など団体の入館状況は 今年度も見通せず、 新型コロナの感染が再拡大したら、 キャンセルが増える可能性もあり、 資料館では引き続き寄付を受け付けています。
Wed, 10 Nov 2021 15:42:00 +0900
紙芝居でうちなーぐち継承
2021年11月9日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うちなーぐち継承に強い思いを持つ 沖縄市の「チリミ会」は、 多くの学校で取り組まれている 始業前の読み聞かせ時間を活用し、 紙芝居でうちなーぐちを伝える 活動をしています。 沖縄市立宮里中学校でこのほど、 その紙芝居を披露しました。 チリミ会は2年前、保護司の仲吉信勝さんと 民宿経営の比嘉隆夫さん、 それに聴覚障害のある青木勝志さんの 3人で結成されました。 「私たちは方言で育った世代。 うちなーんちゅの優しい肝心が染みる うちなーぐち、黄金言葉がたくさんある。 それを途絶えさせるわけにはいかない。」 との共通の思いで3人は意気投合し、 回った市内の小学校は10校を超えています。 宮里中での紙芝居は初めてで、 3年1組でおよそ20分間、 「鶴の恩返し」を仲吉さんがうちなーぐちで語り、 場面ごとに日本語で説明しました。 また展開に沿って青木さんが手話を使って 小道具で演技し、手話が堪能な比嘉さんが 青木さんの手話を解説しました。 生徒たちは真剣なまなざしで聞き入り、 図書委員の女子生徒は 「方言は難しかったが、 あいさつ言葉からでも使ってみたい」 と初体験の感想を述べていました。
Tue, 09 Nov 2021 14:50:00 +0900
県内のガソリン173円台に
2021年11月8日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 経済産業省が4日に発表した 1日時点のレギュラーガソリン 1リットル当たりの平均小売価格で、 沖縄は前の週と比べて2円50銭高い 173円20銭でした。 6週連続の値上がりとなり、 2008年8月以来の高値となっています。 石垣市内では4日、 レギュラー1リットル当たり 185円で販売する給油所もあり、 給油に来た70代の主婦は 「週に2、3回、 2千円分のガソリンを入れているが、 入れるたびに値段が上がっている。 仕方ないから遠くに行くのは 控えるようにしている」 と話しました。 調査した石油情報センターは、 アメリカの原油在庫が市場予想を上回り、 原油価格が足元ではいったん 落ち着きつつあるとしていますが、 県内の大手物流事業者によりますと、 トラックに使う燃料費は前の年に比べ 30%増となっており、 県外・離島との配送の際に船会社に支払う 燃料油価格調整金も前年の2倍に 上っているということです。 この会社の担当者は 「荷主への料金転嫁は最後の手段なので、 燃費の良い運転の指導などできることを 徹底してやっている。 状況を注視するしかない」 と話しました。
Mon, 08 Nov 2021 13:20:00 +0900
お馬とお散歩楽しいな
2021年11月5日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南城市大里嶺井の「あおぞらこども園」で このほど、乗馬体験が行われました。 南城市玉城百名の 「あおぞらニライカナイ牧場」から メスのチョコレート2歳と、 雄のつばさ8歳が園を訪れ、 園児ら43人が乗馬を体験しました。 馬を見て緊張気味だった園児らは、 馬に乗ったり、ニンジンを与えたりするうちに 緊張が解けて表情も緩んでいきました。 乗馬の後、園児らは体験したことを絵に描きました。 園児らは 「顔がかわいかった。 乗るのは難しかったけど、楽しかった」 と喜び、 「背中を触るとむにゅむにゅしていて柔らかい。 とても面白かった」 と目を輝かせました。 園を運営するあおぞら福祉会では 1985年から毎年園児の乗馬体験を 実施しているほか、 ヤギの飼育なども行っており、 ヤギの出産や子育ても 体験させているということで、 福祉会の仲原りつ子理事長は 「動物と触れ合うことで、 命の大切さを感じてくれたら」 と話していました。 園ではこの日、 園児たちが制作した巨大こいのぼりも 掲揚されました。
Fri, 05 Nov 2021 15:42:00 +0900
浦添市西海岸のリーフチェック
2021年11月4日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 アメリカ軍那覇港湾施設、 那覇軍港の浦添移設で埋め立てられる 可能性が高い浦添市西海岸に潜水し、 生物層を調べるリーフチェックが このほど実施され、 生きたサンゴが海底を覆う被度、 面積の割合は65%に達し 「極めて健全なサンゴ礁が残っている」 と評価されました。 日本自然保護協会が実施したもので、 西海岸の沖合400メートルほどのイノーで、 幅5メートル、長さ80メートルの範囲で 6人の調査員が潜水し、 調査対象種の種類や数を調べました。 その結果、ミドリイシ、ハマサンゴ、キクメイシ、 ソフトコーラルなどのサンゴのほか、 シャコガイや何種類ものチョウチョウウオも 確認されました。 調査した保護協会の安部真理子主任は 「生物の種類も数も多い。 稚魚も多く次世代を育む『ゆりかご』として 機能している」 と話し、 「市街地のそばでこんなに上等なサンゴ礁が残っている。 県はSDGsを進めるなら、この海を残すべきだ」 と力を込めていました。
Thu, 04 Nov 2021 16:45:00 +0900
首里城公園で消防訓練
2021年11月3日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 首里城焼失から2年が経過した先月31日、 首里城公園内の「世誇殿」を出火現場に設定した 消防訓練が実施されました。 沖縄美ら島財団と那覇市消防局が 合同で実施したもので、 首里城公園の自衛消防隊と消防職員との 役割分担や通報態勢、 進入経路などを確かめました。 まだ暗闇が辺りを覆う午前5時半ごろ、 焼失した首里城正殿の奥にある世誇殿で 火災報知器がけたたましく鳴り、 自衛消防隊が初期消火に当たり、 およそ9分後に最初の消防隊が到着しました。 久慶門など別経路からも続々と 消防隊がやってきて、4本のホースで放水し、 飛び交う無線の声や走る消防隊員で 現場には緊張感が漂っていました。 日中を想定した防災訓練も行われ、 消火のほか、避難誘導やけが人の救護も行われました。 首里城が焼失してから毎月、 防災訓練をしており、 今年の合同訓練は去年と異なる出火場所にし、 場所や状況に応じた進入経路や 配置位置などを確認しましたが、 今回は混線する無線態勢に課題が残りました。 沖縄美ら島財団の湧川盛順(わくがわせいじゅん)常務理事は 「首里城復興へ向けて工事が進む。 変化に応じた防災対策を取っていきたい」 と決意を述べました。
Wed, 03 Nov 2021 15:14:00 +0900
ウチナーンチュの日 豚肉を
2021年11月2日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 WUB=世界ウチナーンチュ・ビジネス・ネットワークは、 先月30日のウチナーンチュの日から 今月6日までを 「世界のウチナーンチュウイーク、感謝祭」 と位置付けることを提案し、 「ウチナーンチュの日は世界中で 豚肉を囲む日にしよう」 と呼び掛けています。 沖縄戦後、焦土と化した沖縄を救おうと、 ハワイの県系人が豚550頭を贈り、 沖縄の人々はその豚を繁殖して、 戦後の食糧難を乗り越えた歴史があるなど、 背景には県系人のユイマール精神が 深くかかわっています。 立案者の1人で、WUBアジア担当の 佐久田トニー副会長は 「県人と県系人の絆を語り継ぐ上で 重要な役割を果たし、 世界中で手に入る食材でもあることから 豚肉がふさわしい」 と、感謝祭を発案したきっかけを振り返りました。 また、佐久田副会長は 県系人の間では世界のウチナーンチュの日を 祝う風潮ができつつある一方で、 県内での浸透が弱いと感じており、 「料理を囲みながら、家族や友人と 沖縄のルーツ、過去や未来について 思いを巡らせる機会にしてほしい」 と語り、 「豚肉は琉球王国の平和の象徴だ」 と力を込めました。
Tue, 02 Nov 2021 13:56:00 +0900
竹富町の船賃値上げ
2021年11月1日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 原油価格高騰のあおりを受け、 石垣島と竹富町内の各離島などを結ぶ 船便の運賃が、11月1日から値上がりします。 船の燃料費が高騰したことが理由で 安栄観光、八重山観光フェリーの2社が 「燃料油価格変動調整金」を 引き上げるためです。 買い物などで石垣島を訪れることも多い 竹富町民の生活に根付く船便の運賃値上げは、 大きな影響を与えそうです。 今月11月からの調整金込みの 大人片道運賃は、石垣―竹富航路が 90円の値上げで790円となります。 最大の上げ幅は石垣―波照間航路で、 460円上昇し4070円になります。 燃料油価格変動調整金制度は、 燃料油価格高騰の程度に応じて調整金を設定し、 上昇分を利用者が負担する制度で、両社は 「自助努力だけではカバーしきれない状況と なっている」 「船舶燃料が大幅に値上がりし、 燃料コストに占める割合が大幅に増加し 経営を圧迫している」 と発表し、利用者に理解を求めています。 波照間島の60代男性は 「月に何度か石垣に行っている。 原油価格が上がれば運賃が上がるのは 仕方はないが、痛いと言えば痛い」 と不安そうに話しました。
Mon, 01 Nov 2021 13:53:00 +0900
男女共同、宜野湾から
2021年10月29日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宜野湾市はこのほど、市民会館大ホールで、 市共同参画推進条例制定の 記念フォーラムを開催し、 演芸集団FECの演劇や パネルディスカッションが行われ、 およそ100人が参加しました。 条例は平等で多様性を認め合い、 あらゆる分野で協働し、権利が保障され、 喜びと責任を分かち合うことができる 人権尊重のまちの実現を目指すため、 ことし7月1日に施行されました。 第1部の演劇では、演芸集団FECが 「~すべての人がじぶんらしく じのーんらしく~」をテーマに 「FECあぎじゃび商店」の舞台を演じ、 「男がピンクの服を着るのは変だ」や 「女だから台所に立つべきだ」などの 固定観念にとらわれず、 互いに尊重することが大切と訴えました。 また、「祭りのときは私たちが重いテントを 設営しているんだ」という男性に 「そのあと公民館で遅くまで酒飲んで! そのごちそうは誰が作っていると 思っているの!」と女性が反論する 掛け合いでは、会場から笑いと拍手が 湧き上がりました。 来場者の中学1年の女子生徒は 「男女差別はいけないなって思った。 舞台が面白かった。自分らしくが一番ですね」 と笑顔で話しました。 フォーラムは、動画投稿サイト 「ユーチューブ」などで配信する予定です。
Fri, 29 Oct 2021 14:47:00 +0900
選挙戦で感染リスク高まる
2021年10月28日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今月31日に投開票される衆議院議員選挙が 盛り上がりを見せるにつれ、 選挙戦を通じた新型コロナウイルスの 感染拡大が懸念されています。 県内選挙では集会に多くの人を集め、 支持を訴える手法が一般的で、 過去の選挙でも選対関係者の感染や クラスター、感染者集団が確認されており、 医療関係者からも警戒の声が上がっています。 県内選挙では8月の与那国町長選挙で クラスターが発生し、 1月の宮古島市長選挙でも選挙関係者の 感染が複数確認されるなど、 選挙が絡む感染事例が続いており、 ある関係者は 「地域性の高い選挙は、 事務所が交流の場になる傾向がある」 と警戒感を示します。 県関係者は、マスクの着用や 事務所内の換気といった基本的な事項のほか、 電話作戦などで使う電話機などの 共用物の消毒徹底、 大声で支援を呼び掛けることが多い 選挙カー内での3密回避などの対策の 必要性を示し、県医師会は 「選挙事務所への酒の持ち込み禁止や、 事務所に入る人数を制限するなど、 対策を徹底してほしい」 と訴えました。 ある選対の関係者は、事務所の換気や消毒、 机に仕切りを設置し、作業に当たる人たちが 向き合わないようにするなど 「対策を徹底している」 と強調しました。
Thu, 28 Oct 2021 14:32:00 +0900
観光業も軽石被害
2021年10月27日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 小笠原諸島の海底火山から噴き出したと みられる大量の軽石が、 県内各地の港や海岸に流れ着いている問題で、 観光業にもマリンレジャーの 予約キャンセルなどの被害が生じています。 新型コロナウイルスの影響で 稼ぎ時の夏場の需要を失い、 今月に入ってようやく客足が動き出した タイミングでの天災に、観光事業者は 「被害が収まることを願うしかない」 と不安を募らせています。 このうち、今帰仁村のウッパマビーチは、 通常は白い砂浜が続き、10月のこの時期でも マリンレジャーの客が多く訪れますが、 今月17日ごろから軽石が漂着し、 砂浜は灰色で覆われています。 ビーチの前に立つリゾートホテルの 男性支配人は 「水上バイクを出せず、海に入ることもできない。 県内小中学校のマリンレジャー体験の予約が 11月にかけて入っていたが、 キャンセルが生じている」 と話しています。 当初はホテルのスタッフが 除去作業をしていましたが、 次々と押し寄せるため 対応が間に合わないということで、 「沖にも塊が押し寄せているのが見える。 現実的に、ホテルだけで全てを 除去するのは不可能だ。 行政の対応を求めたい」 と話しました。
Wed, 27 Oct 2021 14:24:00 +0900
首里城復興 思い届ける
2021年10月26日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球伝統芸能デザイン研究室は 今月31日、那覇市の玉陵で 「琉球古典音楽アートパフォーマンス」 を開催します。 県立芸術大学芸術振興財団の助成事業で、 那覇市市制100周年記念事業の1つです。 研究室代表理事で、県立芸術大学の 山内昌也教授が、玉陵前に設置した琉球畳上で 「茶屋節」を奉納します。 奉納演奏後、敷地内にある東の御番所で 芸大生が琉球古典音楽を2曲演奏します。 演奏当日はおととし10月31日に発生した 首里城火災から2年となりますが、 山内代表は 「昨年も玉陵前で奉納演奏をした。 芸大の研究室から首里城の方を見ると、 日に日に復興工事が進んでいるのが分かる。 焼失の悲しみを風化させないようにすると共に、 再建後の首里城をどう生かすか 考え続けるために、 10・31の演奏会を重ねていきたい」 と話しました。 午前10時開始で、東番所での演奏は 午前10時半から11時までです。 パフォーマンスの鑑賞は無料ですが、 玉陵の観覧料300円が必要です。 また、研究室は来月7日午前11時半から、 那覇市の識名園で、舞踊と歌三線の パフォーマンスを行いますが、 観覧料400円が必要となります。
Tue, 26 Oct 2021 14:04:00 +0900
コロナワクチン未接種の人は2回接種の10倍の感染率
2021年10月25日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県保健医療部はこのほど、 新型コロナウイルスワクチンを未接種の場合、 2回接種した人に比べて感染率が 10倍に上るとの暫定集計結果をまとめました。 宮古島市の疫学調査を 分析し明らかにしたもので、 県として同様のワクチン効果をまとめるのは 初めてとなります。 県の担当者は、 感染力の強いデルタ株の流行下でも、 ワクチンが発病や無症状の人を含む患者の 発生予防に「高い効果があった」 との見方を示しました。 暫定集計結果によりますと、 12歳以上の未接種者で感染した割合は3.09%で、 12歳以上の1回接種者は0.91%、 12歳以上の2回接種者の感染率は0.3%となり、 接種回数が増えるほど感染率が下がりました。 また、年齢別では、20歳から39歳で未接種者と 2回接種者の感染率の差は8.6倍でしたが、 65歳以上では3.9倍となり、 年齢が上がるにつれ2回接種者の感染率は 相対的に高い傾向がありました。 県は高齢者の感染率が相対的に高かったのは、 先行して接種が行われたことに伴い効果が 減弱した可能性があるなどと説明しています。
Mon, 25 Oct 2021 15:53:00 +0900
夫婦で花の世話 気の向くままに
2021年10月22日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 とよみ小学校付近の豊見城市高安北交差点と 根差部を結ぶ坂道、市道254号沿いは ニチニチソウ、サンダンカなどの 手入れされた草花が目を引きます。 根差部に住む徳元将直さんと秀子さん夫妻が 季節に合う花を植え、毎日、水やりをし、 雑草を抜き続けているもので、 地域の人からも好評で、2人は 「これからも続けたい」と話しています。 きっかけは4年前、秀子さんが犬の散歩の途中、 雑草が伸び放題になっているのが気になり、 自主的に雑草を抜き始めたことです。 環境美化活動に取り組む根差部花友会の 与儀サエ子会長から 「花を植えよう」と提案され、 「花は全部好き」という秀子さんは会に入会し、 草花の手入れを続けました。 「別に花が好きな訳ではない」という 将直さんは1年前から 「女房を手伝おうと思って」 と入会し、共に汗を流しています。 次第に地元住民から 「きれいになったから 散歩コースをこの道に変えたよ」 と温かい声を掛けられるまでになりました。 将直さんは 「好きな時間に好きな場所でできるので、 義務ではなく楽しくできる」 と汗を拭い、秀子さんは 「足腰が丈夫なうちはずっと続けていきたい」 と笑みを浮かべました。
Fri, 22 Oct 2021 13:59:00 +0900
ウルマ新報の創刊号を琉球新報に寄贈
2021年10月21日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市牧志で古美術商「なるみ堂」を営む 翁長良明さんが、 1945年7月26日に発刊された 琉球新報の前身となる「ウルマ新報」の 創刊号などを新たに確認し、 このほど琉球新報に寄贈しました。 当時は週刊で発行され、 8月22日発行の第5号までは「ガリ版」と 呼ばれる謄写版で印刷されており、 希少性が高く、翁長さんは 「テレビは放送されたら終わりだが、 新聞は取っておける。 いつでもあの頃を思い出させてくれる」 と新聞ならではの力を語ります。 ウルマ新報は沖縄戦の組織的戦闘が終結して 間もなく、石川収容所で産声を上げました。 アメリカ軍占領下での発行となり、 連合国の包囲が強まり、 日本が追い込まれている国際情勢を伝えました。 創刊号だけ題字がないのが特徴で、 翁長さんは 「当時の混乱を映し出している」 と話します。 光や温度、湿度の変化で原紙が 劣化するのを避けるため 当の翁長さんは、創刊号を入手して以来、 ほとんど目を通しておらず、 「紙が破れるより、指をけがした方がいい」 と話すほど、新聞を大切に扱ってきました。 琉球新報新聞博物館の岡田輝雄館長は 「新たに原紙が出てきたのは貴重だ。 大切に保管したい」 と語りました。
Thu, 21 Oct 2021 14:15:00 +0900
伊江島の落花生、去年を大幅に上回る収穫
2021年10月20日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伊江島名産の落花生の今年の収穫を終え、 村内の生産量は去年を 大幅に上回る見通しとなりました。 伊江島の落花生は近年、 ほとんどが自家用で作付けされ、 出荷用としては毎年数百キロ程度でしたが、 おととしに「地域おこし協力隊」に着任した 千葉県出身の中村慎吾さんが中心となり、 落花生栽培の協力者を募り種を配布しました。 村では今年から落花生の莢もぎ機や 殻割機などを導入し、 他の作物と繁忙期が重なる農家に代わって 出荷作業を請け負う事業を試験的に始め、 農家の負担軽減と出荷拡大につなげました。 人手を要する作業は去年から継続している 農福連携の実績を生かして、 今年も福祉作業所と連携し行いました。 今年はおよそ30件の農家が協力し、 出荷用だけでおよそ2トンが集まり、 一般向けの生落花生の販売は行わず、 村内を中心に加工業者や卸売業者向けに販売されます。 中村さんは 「多くの農家の協力で今年の出荷量は増えたが、 村内だけでなく村外からも問い合わせがあり、 まだ足りない状況だ。 伊江島といえば「落花生」と 全国に認知してもらえるよう、 来年以降もさらなる生産拡大を図りたい」 と意欲を見せました。
Wed, 20 Oct 2021 14:25:00 +0900
天願川両岸 桜並木に
2021年10月19日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 久貝英世さん(72)歳と 平川昭子さん(66)歳のきょうだいは、 うるま市の天願川の両岸を桜並木にしようと 十数年前から植樹活動を続けています。 これまでに400本の苗木を植え、 現在も週5日通い、剪定作業や 周囲の草刈りに汗を流しています。 うるま市に住む平川さんが散歩中に、 天願川下流域のヌーリ川水面に映る桜を見た時、 「とてもきれいだったので、 そんな風景が広がればいいなと思った」 ことがきっかけでした。 那覇市に住む久貝さんと 「うるま市ヌーリ川桜会」を立ち上げ、 助成金や寄付で川沿いの1・5キロに 600本の桜を植え、開花に合わせ、 毎年「桜並木めぐり」を開催しています。 その後、天願川でも同様に植樹を始め、 最初は土手があるのか分からないぐらい 草がぼうぼうだったということですが、 行政の協力も得て、現在では遊歩道として 散歩もできるまでになりました。 「ヌーリ川と合わせ千本の桜を」が 目標でしたが、既に達成し、 来年には天願川でも「桜並木めぐり」を 計画しています。 「体力の限界までは植樹を続けて、 たくさんの人に愛でてもらえる景色にしたい」 と久貝さんが語ると、 平川さんも嬉しそうに頷いていました。
Tue, 19 Oct 2021 14:14:00 +0900
沖縄本島や周辺離島にも軽石が押し寄せる
2021年10月18日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄本島や周辺離島の海岸にこのほど、 相次いで軽石が漂着しているのが 見つかりました。 8月中旬に沖縄本島から 東におよそ1400キロ離れた 小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」で 噴火が発生し、噴出した軽石が海流によって 漂着したとみられます。 1986年の福徳岡ノ場の噴火でも 軽石の漂着が確認されており、35年ぶりです。 軽石の漂着が確認されたのは 本島北部の国頭村安田や東村平良、 南部の南城市知念、 周辺離島の久米島町や渡嘉敷村などです。 今月上旬に北大東島に流れ着いた軽石と 同じように、噴火からおよそ2カ月かけて 沖縄本島に流れ着いた可能性があり、 気象庁火山監視課火山防災推進室は 「今回の噴火では大量の気泡も出ていたので、 そこから流れ着いたものだとみられる」 としています。 中城海上保安部は 「現場を確認した上で 県民に注意を呼び掛けるかどうかなどの 対応を検討する」 と話しました。 86年の軽石漂着を研究した 琉球大学の加藤祐三名誉教授は 「人畜無害なので心配する必要はない。 波によって海に流出したり、沈んだりして 5年ほどで大部分はその場から無くなるだろう」 と述べました。
Mon, 18 Oct 2021 14:33:00 +0900
漂着ペットポトル初出荷
2021年10月15日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市はこのほど、 繊維などを取り扱う名古屋市の商社の豊島と、 市内に漂着したペットボトルの継続的な 買い取り契約を締結したと発表しました。 自治体としては全国初ということです。 豊島はペットボトルを加工し、 帽子やかばんなどの雑貨、 シャツなどの衣類を作るための繊維として再利用します。 豊島の担当者が家族旅行で石垣島を訪れた際、 海岸に多くのごみが流れ着いている 現状を知ったことことなどが 連携のきっかけになったということで、 引き渡すペットボトルは ボランティアが収集したものです。 先月29日には拾い集めたおよそ1.5トン、 個数にしておよそ8万本のペットボトルが 初出荷されました。 市の推計では年間に3トンほどの 漂着ペットボトルが回収されており、 年間に500万円以上の処分費用を掛け、 埋め立て処分をしていました。 市は今後3年間、年に2回から3回程度、 豊島側にペットボトルを提供します。 市の担当者は 「海をきれいにするという回収ボランティアの モチベーション向上になり、SDGs、 持続可能な開発目標の取り組みの 第一歩になる」 とアピールした。
Fri, 15 Oct 2021 14:22:00 +0900
仲田幸子さんが最優秀女優賞を受賞
2021年10月14日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄の喜劇の女王は米国でも会場を 笑いの渦に包み込みました。 ロサンゼルス日本映画祭2021で 最優秀主演女優賞 「ベストアクトレスアワード」を受賞した 沖縄芝居役者の仲田幸子さん(89)歳は 11日、授賞式会場に電話を通じて 元気な声を響かせ、客席を沸かせました。 評価されたのは、初主演作で、 孫のまさえさんとのダブル主演となった 映画「なんくるないさぁ 劇場版~ 生きてるかぎり死なないさぁ」の演技です。 幸子さんの死から始まるコメディーで、 告別式を前に遺体が持ち去られ、 慌てる劇団デイゴ座一行のドタバタを 描いており、今年1月に公開されました。 授賞式には、幸子さんの代理でまさえさんが出席し、 まさえさんが壇上から電話で 「主演女優賞におばあちゃんが選ばれた」 と報告すると、 幸子さんは軽い調子で 「あ、そう」 と返事し、第一声に耳をそばだてていた会場は 当意即妙なやりとりで笑いに包まれました。 10日に誕生日を迎えた幸子さんは 「外国から賞をもらうのも初めて」 と喜び、 「孫に映画祭へ行ってもらい、 外国にもこんなにファンがいて、 喜んでいると聞いた。うれしい」 と話し、さらなる活動へ意欲を見せました。
Thu, 14 Oct 2021 13:44:00 +0900
沖縄に住みたい
2021年10月13日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 昨年度からの新型コロナウイルスの 感染拡大を受けて、県外から沖縄県庁に、 来庁や電話、メールでの移住に関する相談が 増加傾向にあることが分かりました。 昨年度は前の年度に比べて44件増の 193件の相談があり、 データが残る11年度以降で最多でした。 コロナの感染拡大を受け、 テレワークが推奨された人や、 失業して生き方を見つめ直したという人から 「長年の憧れだった沖縄へ移住したい」 などと相談が寄せられています。 今年度は5月に新型コロナ緊急事態宣言が出て以降、 相談件数は鈍化傾向にありますが、 コロナ感染拡大の前後で相談の質と 内容が変化しているということです。 コロナ前は高齢者のセカンドライフが中心でしたが、 コロナ流行以降は若い世代の家族が 自然豊かな地域に移住したいとの相談が増えています。 県はコロナの感染拡大を受け、 対面での相談業務を休止する代わりに、 移住支援サイト「おきなわ島くらし」の 公式ラインアカウントを開設しましたが、 移住希望者がいても、 離島や過疎地域では住める住宅が少なく ミスマッチになる場合や、 空き家があっても帰省時の行事などで使うため、 貸家にしない場合もあるなど 課題もあるということです。
Wed, 13 Oct 2021 15:22:00 +0900
奥武島のため 祈り65年
2021年10月12日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 65年間にわたって村の神人として 祭祀儀礼に携わってきた 南城市玉城奥武区出身の 金城シゲさん(92)歳に、 中本進奥武区長からこのほど、 感謝状が贈られました。 奥武島では昔からのしきたりで、 玉城門中と大屋門中から村の神人が輩出され、 毎年開催される祭祀の拝みごとに参加します。 特に観音堂での祈願には欠かせない存在で、 年12回も関ってきました。 金城さんはこれまで南部、 名護など7カ所の観音堂を訪れるなど 多くの祭祀儀礼に参加してきましたが、 去年から足腰が衰え、歩くのも不自由を感じ、 神人役を退任することにしたということです。 20代のころから、 神人を務めてきた金城さんは、 魚の行商の合間に 祭祀行事に参加してきましたが、 奥武橋が架かる以前は、区所有の渡船で 対岸を往来していたということで、 「これまでの祭祀行事で印象に 最も残っているのが、 観音堂祭祀に参加する際に男性たちが 頭にわらを1本巻いて集まってくる姿で 今も忘れられない。 島を守り住民の安寧のためにもっと務めを 続けたいが体が思うようにきかず残念です」 と語りました。
Tue, 12 Oct 2021 15:40:00 +0900
北大東島に大量の軽石が押し寄せる
2021年10月11日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 北大東村の最東端にある唯一海水浴が楽しめる 通称・沖縄海に、大量の軽石が押し寄せています。 さらに島の周囲を取り囲むように、 軽石によって灰色のラインが 青い海に浮かび上がっています。 北大東村は断崖絶壁に囲まれた島ですが、 沖縄海は唯一海水浴が楽しめる海岸で、 波に乗って押し寄せられた軽石が海岸一帯を 覆っています。 石の大きさは大小さまざまです。 村の担当者が南大東島気象台に 問い合わせたところ、 およそ1050キロ離れた小笠原諸島の 福徳(ふくとく)岡(おか)ノ場(のば)で 8月16日に海底火山の噴火があり、 流れ着いたのではないかということです。 先月下旬の台風16号の後から島の周囲を 漂流している様子がたびたび 住民によって確認されており、 村の担当者は 「気象庁や専門家による 本格的な調査はこれからだ」 と話しています。
Mon, 11 Oct 2021 14:02:00 +0900
昆虫って楽しい
2021年10月8日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 昆虫や小動物の飼育を通じて、 その魅力を伝える沖縄イチムシ会はこのほど、 名護市の屋我地島の飼育場で育てた オキナワカブトムシの幼虫およそ300匹を 浦添市立浦城っ子児童センターに贈りました。 その後、浦添市内の児童センターや小学校、 特別支援学校などに配布され、 虫に関心のある子どもたちに大好評でした。 浦城っ子児童センターを利用する 2人の男の子の母親で、 イチムシ会会員の絹川奈都子さんの声掛けが、 贈呈のきっかけでした。 虫好きの子どもたちのために 入会した奈都子さんは今年、 会から成虫のオキナワカブトムシ4匹を 譲り受け、45個の卵が産まれました。 生まれた卵を 児童センターを利用する子どもたちや 近隣の保育園にプレゼントしたところ 好評だったことから、イチムシ会に要望し、 浦添市在住の男性会員の協力を得て実現したもので、 会はオキナワカブトムシに加え、 飼育するための容器やマットなども贈りました。 イチムシ会の座間味眞会長は 「来年の6月中旬ごろに羽化する予定だ。 少しずつ成長する姿を楽しんでほしい」 と話し、協力した男性は 「成虫になったら集団お見合いを企画し、 情操教育にもつなげたい」と語りました。
Fri, 08 Oct 2021 14:14:00 +0900
七五三の3密は避けましょう
2021年10月7日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 子どもたちの健やかな成長を願う 七五三の日とされる来月11月15日を前に、那覇市の護国神社はこのほど、 子どもたちに配る千歳飴と お守りを袋に詰める作業を行いました。 例年は10月から11月にかけて訪れる 七五三参りの祈願者に配布していますが、 新型コロナウイルス感染防止で 参拝客の分散化を図るため、 去年に続き 今年も12月25日まで配布を延長します。 護国神社によりますと、 例年は700組から800組ほどが 祈願に訪れているということで、 12月末まで配布を延長した去年は 千組ほどが祈願に訪れたことから、 今年は千袋を用意します。 神職の前原万(ま)岐(き)さんは 「11月15日以降の土日は混雑する。 ぜひ早めに参拝の計画を立てて お越しいただきたい」と呼び掛けました。
Thu, 07 Oct 2021 14:08:00 +0900
沖縄周辺の9月の平均海面水温が最高
2021年10月6日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄周辺の海域で 先月、9月の月の平均海面水温が、 解析値のある1982年以降で 9月として最も高い水温を記録しました。 沖縄気象台が今月1日に発表したものです。 最高値を記録したのは東シナ海南部と 沖縄の東と南の3つの海域で、 東シナ海南部が平年差プラス1.1度の29.1度、 東の海域がプラス1.3度の29.8度、 南の海域がプラス0.9度の29.9度でした。 気象台は、海面水温が高くなった要因について 周辺海域では太平洋高気圧に覆われて晴れた日が多く、 平年より多くの日射を受けたことや、 平年より風が弱く、海面水温が 平年よりかなり高くなったことの 2点を挙げました。 地球温暖化との関係については、海域が狭く、 年ごとの変動も多いことから 評価できる状況にはないということです。 先月は4つの台風が発生し、 このうち台風14号と16号が 沖縄の周辺の海域を通過し、 それぞれ猛烈な台風と 非常に強い台風に発達しました。 海面水温が26度以上になると、 台風が発生・発達しやすくなります。 気象台の担当者は海面水温について 「大気の状態も考慮する必要はあるが、 台風を強める要因の一つになった可能性がある」 と説明しました。
Wed, 06 Oct 2021 14:39:00 +0900
島の味ポーポーどうぞ
2021年10月5日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市平安座島でスイーツ 「サングヮチポーポー」を販売する 「ポーポー家ターミー」が人気を集めています。 サングヮチポーポーは、旧暦の3日から5日に 行う伝統行事「サンガチャー」の際、 重箱に詰めて仏壇に供えるもので、 平安座公民館の隣にある「ターミー」は 島で生まれ育った田村明美さん(72)歳が サンガチャー以外も注文を受ける店として 2014年にオープンしました。 夫が亡くなりしばらく店を閉めていましたが、 今年2月2年ぶりに友人姉妹の協力で再開しました。 焼き方が難しいため島でも作れる人が少ない サングヮチポーポー。 中火で生地を焼くのがコツで、 モチモチ感が出ておいしいということです。 午前6時開店の店には島内外から客が訪れ、 ポーポー以外にも250円の骨汁や 季節の食材を取り入れた300円弁当など ボリューム満点のメニューは、 11時過ぎには売り切れる人気ぶりです。 客で島在住の男性は 「売り切れる前に弁当やポーポーを買って 家族で食べている。 ターミーのポーポーはおいしい」 と絶賛しました。 田村さんは「2人の手助けが頼もしい。 ポーポーは焼き加減が難しいが、 主人の母から教えてもらったポーポーを 食べてほしい」と呼び掛けました。
Tue, 05 Oct 2021 13:37:00 +0900
公営住宅への入居に保証人はいらない
2021年10月4日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 豊見城市議会は このほど開かれた定例会最終本会議で、 「公営住宅の入居に保証人を不要とする 条例改正等を求める陳情書」 を全会一致で採択しました。 山川(やまかわ)仁(ひとし)市長は取材に 「重く受け止める。条例改正については、 時代に即した環境をどう整理できるか 慎重に検討していく」 と答えました。 陳情は条例を改正して公営住宅に入居する際は 保証人を不要とすることや、 緊急連絡先を確保できない場合に入居後の 生活支援に関わる団体を緊急連絡先に 代替させることを求めています。 保証人が確保できずに公営住宅への入居が 妨げられる問題を受けて、 県司法書士会が県内各市町村議会と 県議会に提出していましたが、 県内で条例を改正したのは伊是名村、 久米島町、国頭村などにとどまっており、 那覇市は9月議会で保証人廃止の条例改正案を 可決しました。 与那原町議会は去年3月の議会で 同様の陳情を採択しましたが、 条例改正には至っていません。 司法書士会の安里(あさと)長従(ながつぐ)さんは 「さまざまな事情で保証人を見つけられず、 悔しい思いをしている人がたくさんいる。 行政は公営住宅の入居の申請を 平等に保障するべきだ」 と指摘し、 「県内で陳情の採択や条例改正が 広がってほしい」 と話しました。
Mon, 04 Oct 2021 13:51:00 +0900
デイ送迎バス交通弱者支援
2021年10月1日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「買い物に行きたいけれど、 近くにスーパーがない」 「最近、車の免許証を返納した」 など交通手段の確保に悩む村民向けに、 北中城村の「地域づくり協議体まーる会」は 高齢者施設のデイサービス用の車を使った 「お買い物送迎バス」の無料運行を始めました。 北中城村の仲順の社会福祉法人・沖縄中央療護園が 社会活動の一環として、 デイサービス送迎の合間の平日午後の時間帯に 無料運行するもので、 対象者は北中城村村民で、 年齢を問わず利用が可能です。 3日前までに事前予約が必要で、 本来のデイサービス送迎に 支障がない範囲で対応し、 自宅から希望する商業施設までの 移動に利用できます。 沖縄中央療護園の安里富士子理事長は 「買い物支援を通じてより良い街づくりに 村民の皆さんと一緒に取り組みたい」 と話しました。 また、まーる会の安里幸男会長は 「沖縄中央療護園さんが 解決に取り組んでくれたことは素晴らしい。 交通弱者が外に出掛けることは 社会参加にもつながる。 ぜひ利用してほしい」 と呼び掛けました。
Fri, 01 Oct 2021 13:51:00 +0900
タイワンハブの生息が拡大
2021年9月30日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県はおととい、 外来種のタイワンハブが沖縄本島内では 名護市、今帰仁村、本部町、恩納村、 読谷村、宜野座村、金武町の7市町村で確認され、 生息域が拡大傾向にあると説明しました。 開催中の県議会9月定例会で、 大城玲子保健医療部長が 平良昭一氏の質問に答えたものです。 質問した平良氏によると、 本島北部で昨年度に捕獲されたハブのうち タイワンハブの割合は 今帰仁村で433匹中432匹、 本部町で1403匹中1398匹、 名護市で1278匹中1266匹となり、 いずれも99%を占めました。 タイワンハブなど外来ヘビが森に入ると 駆除はマングース以上に困難だとして、 沖縄・奄美の世界自然遺産について 学識者が議論する科学委員会でも今月、 外来ヘビへの対策を求める意見が出ており、 平良氏は 「世界自然遺産地域の貴重な生物に 悪影響を与える可能性がある」 として県の対策強化を求めました。 タイワンハブは1995年ごろに 名護市為又や恩納村山田付近で 定着しているのが見つかり、 分布域を広げて行われた 2018年度から19年度の調査では 本部町、今帰仁村、読谷村でも確認されました。
Thu, 30 Sep 2021 13:49:00 +0900
草刈りはヤギが
2021年9月29日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市上下水道局が飼育しているヤギ2匹が、 庁舎敷地の雑草をもりもり食べ、 美化に一役買っています。 市内を流れる比謝川そばの庁舎では、 敷地の草刈りに年間11万円ほどかかっていましたが、 ヤギたちが草を食べてくれるため、 このための費用も必要がなくなりました。 家族連れや近隣の子どもたちがヤギを 見に来ることもあり、 触れ合いと癒やしを与えています。 日々「草刈り」に励んでいるのは およそ1歳半の「さくら」と「ゆき」で、 今年1月から飼育を始めました。 那覇市が銘苅庁舎そばの草刈り対策として ヤギを飼育した事例などを参考に、 仲本局長ら管理職が 資金を出し合って導入しました。 出退勤時や休日に仲本局長や 新里上下水道部長が、 ふんの片付けなどの世話をしていますが、 ヤギに愛着を抱いた職員の手助けもあり、 2匹はみんなにかわいがられています。 新里部長は 「川向かいの病院からもヤギが好む 食べ物の情報提供があるなど、 みんなヤギを気に掛けているようでうれしい。 草刈りをせずにすみ、 きれいで安全な敷地を維持できるので とても助かっている」 と話しました。
Wed, 29 Sep 2021 14:44:00 +0900
拝所「親川」戦前の形に
2021年9月28日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 与那原町与那原新島区の拝所 「親川」の改築工事と、親川広場周辺の 整備などに伴う安全祈願祭がこのほど行われ、 照屋町長や建設工事関係者らが 工事の安全を祈りました。 広場は来年3月に完成予定で、 公民館としての機能を持つ 管理棟施設が建設され、 親川も戦前の形に復元されます。 親川は浜の御殿に舞い降りた天女が、 親川から湧き出る水を子の産湯に 使ったとの言い伝えがあり、 琉球国が国家の繁栄と五穀豊穣を祈願して 拝所を巡った「東御廻り」の一つとなっています。 整備後の面積は1650平方メートル、 総工費はおよそ1億7594万円で、 沖縄振興一括交付金を活用します。 親川広場では例年与那原大綱曳まつりに 向けて綱作りなどが行われ、 以前は町立綱曳資料館もあったということで、 照屋町長は 「コロナ禍によって2年連続で 大綱曳まつりが中止になった。 来年は装いを新たにした親川の前で綱を作り、 町民の心のよりどころのような場所になる」 と期待しました。
Tue, 28 Sep 2021 15:41:00 +0900
第1回男の琉球料理教室が開かれる
2021年9月27日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁村平敷にある琉球料理サンダンカで 第3木曜日の16日、 第1回男の料理教室が開かれました。 毎月第3木曜日は「琉球料理の日」で、 おととし、球料理は文化庁から 日本遺産の認定を受けています。 この日は、失敗しない鍋で炊くご飯、 肝の汁、麩の料理、にがうりのサラダの 4品を調理しました。 参加した男性は、食材の切り方や だしの取り方の指導を受け、 不慣れな様子で質疑応答をしながら 料理を完成させました。 また、最後はきれいな盛りつけ方なども 指導を受けました。 参加者は初めて自分で作った琉球料理を 味わいながら 「体に良いので家族に作ってあげる」 「手間暇かけ自分で作って食べると こんなにおいしいのか」 「だしの取り方が勉強になった」 などと笑顔で振り返っていました。 料理教室主宰の根路銘弘美さんは 「島くとぅばの継承も大事だが、 意外と琉球料理には触れられていない。 先人が残した大事な料理を、 まず第3木曜日の琉球料理の日から意識し 多くの方々に食べて作って守ってほしい」 と話しました。
Mon, 27 Sep 2021 13:33:00 +0900
賑やかおまつりごっこ
2021年9月24日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国頭村立くにがみこども園の 「おまつりごっこ」がこのほど、 園内の施設ホールで開かれました。 去年からのコロナ禍で村の行事や 地域行事の中止が続く中、 子どもたちへ楽しむ場を与えようと開かれたもので、 3歳児から5歳児の94人が それぞれ浴衣を着けて参加しました。 会場にはで店が並び、お菓子やアイスクリーム、 おにぎり、焼きそば、くだものなど、 多くの手作りの商品が置かれ、 子どもたちは手作りのお金を持ち寄り、 元気な声で買い物を楽しみ、 売り手と買い手に分かれて しっかりとやりとりしていました。 ステージでは「カンナムスタイル」や 「BTSダンス」、などのダンスが披露され、 「エイサー」も息の合った演舞が披露されました。 アームレスリングでは、レフリーも園児が務め、 勝ち抜いた4人にそれぞれメダルが渡され 表彰されました。 最後の打ち上げ花火では、 画用紙に貼り絵で手作りした花火が BGMに合わせて打ちあがり、 子どもたちから自然と拍手や歓声が 沸き起こっていました。 祭り会場から移動して、施設外側の廊下では お楽しみの「かき氷」も配られ、 和気あいあいと満足の表情を見せて 「まつり気分」を楽しみました。
Fri, 24 Sep 2021 14:31:00 +0900
県内の地価上昇率が縮小
2021年9月23日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県はおととい、今年7月1日時点の 県内地価調査結果を発表しました。 全用途の平均変動率は前の年に比べて プラス1・5%で、8年連続で上昇しましたが、 新型コロナウイルス感染症の影響による 需要の低迷や引き合いの弱まりによって、 上昇率は去年の調査に比べて 3.2ポイント縮小しました。 県内は3年連続で全国最大の上昇率を 記録していましたが、 福岡県のプラス1.9%に 次いで全国2位となりました。 用途別では、住宅地の上昇率が6年連続で 全国一のプラス1.6%、 商業地の上昇率が全国5位のプラス0.7%で、 ともに上昇を維持したものの、 去年の上昇率と比べた縮小幅は 全国で最も大きくなりました。 一方、工業地は7年連続で 全国一のプラス12.1%で、 去年の調査から さらに0.5ポイント拡大しました。 電子商取引需要の拡大や県内で確保できる 工業用地が少ないことなどから、 高い上昇率を維持しています。 最高価格地点は、住宅地が5年連続で 那覇市天久2丁目で、 1平方メートル当たり33万円です。 商業地が31年連続で那覇市松山1丁目で、 1平方メートル当たり125万円でした。
Thu, 23 Sep 2021 14:25:00 +0900
集団飲酒の補導件数が2.5倍
2021年9月22日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 未成年が3人以上で酒を飲んだ場合の 「集団飲酒の補導件数」が、 今年1月から8月で48件に達し、 去年の同じ時期に比べて大幅に増え、 2・5倍となっていることが このほど、分かりました。 過去3年間の集団飲酒の補導件数は 2018年が23件、19年11件、 去年は21件となっており、 今年はすでにそれぞれの年の 倍以上となっています。 また、2018年1月から今年8月までの 月ごとの「集団飲酒の補導件数」によると、 1カ月当たりの最多件数は 今年3月の10件で、 今年2月と4月は9件あり、 今年の件数は突出しています。 さらに、3人以上の「集団飲酒の補導件数」が 増加している一方で、 2人以下の未成年も含んで酒を飲んだ場合は 今年8月までで582人が補導されており、 去年の同じ時期の634人より減っています。 県警少年課の髙島久典次席は 「今年は薬物の取り締まりだけでなく、 集団での飲酒が増加している。 学校とも協力しながら社会全体で 取り組まないといけない」 と指摘しました。
Wed, 22 Sep 2021 14:02:00 +0900
イージマグチ伝えたい
2021年9月21日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 9月18日の島言葉の日に合わせ、 伊江島方言を広く村民に語り継ごうと、 伊江島方言による動画が YOUTUBEチャンネル「伊江島タッちゅん」 で配信されています。 伊江島では島言葉を「島ふとぅば」と呼びます。 名誉村民で、57年にわたり伊江島方言の 研究を続ける生塩(おしお)睦子(むつこ) 広島経済大学名誉教授の 「伊江島方言辞典」など 文字による保存は図られてきましたが、 日頃から伊江島方言に親しみ、継承しようと 今回、伊江村が初めて企画しました。 村では「語てぃ遊ばな」と題し、 当初は観客を入れてイベントを実施する 予定でしたが、コロナ禍の影響で、 動画による配信に変更したもので、 村内の保育所や幼稚園では事前に撮影し、 体の部位や数字、かえるのうたなどを 伊江島方言で元気よく歌いました。 また、11日には小中学生や青年会が集まり、 伊江村農村環境改善センターで撮影が行われ、 伊江中学校1年生の生徒は伊江島方言による 劇を通じて民俗芸能を披露し、 青年会はチョンダラーに扮して笑いを誘いました。 村教育委員会の担当者は 「県内外の伊江村出身者や多くの人に 動画を見て楽しんでもらいたい」 と語りました。
Tue, 21 Sep 2021 14:24:00 +0900
久米島で松くい虫を初めて発見
2021年9月20日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 久米島町で松を枯らす原因となる マツノザイセンチュウ、 いわゆる松くい虫が初めて見つかったことが このほど、分かりました。 先月上旬から島に自生するリュウキュウマツ 数十本が赤く枯れていることを受け、 町と県森林資源研究センターが 関連を調べていたもので、 センターが枯れた松の樹皮や 木くずのサンプルを調べ、 マツノザイセンチュウを確認し、 島に「間違いなくいる」と断定しました。 マツノザイセンチュウは体長およそ1ミリで、 マツノマダラカミキリに寄生します。 カミキリがマツノ樹皮を食べる際に マツノ内部に侵入し、 通水性を阻害して枯らします。 立ち枯れは島に中央付近と 西側の森林で発生しており、 国指定天然記念物の 「五枝の松」に被害はなく、 人や農作物への被害もありません。 これまで町内にはいないとされていましたが、 フェリーで運ばれてくる工事用資材などの 木材に付着していた可能性があるということです。 センチュウは森林病害虫等防除法で 防除対象に定められていることから、 町は今後、県と連携し 速やかに枯れ木を伐採して焼却します。
Mon, 20 Sep 2021 15:16:00 +0900
渡具知さん水難の2人救助
2021年9月17日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市東江の琉球リハビリテーション学院 2年生の渡具知仁来(にらい)さんは 名護湾の沖合に流された中高生の兄弟2人を救助しました。 幼少期から父親とカヤックやSUPなど マリンスポーツに親しんできた渡具知さん。 台風6号が過ぎ去った後の 7月25日の夕方、 名護湾を臨む自宅前で掃除をしていたとき、 数人が沖合に流されているのに気付きました。 父親に指示されカヤックにライフジャケットと ロープを積み、 海岸からおよそ150メートル離れた 海上までたどり着くと、 必死に漁具の浮きにつかまっている 兄弟が見えました。 1人は話せる状態でしたが、 1人は衰弱している様子だったということです。 この日は中高生ら15人ほどが遊泳しており、 最初に1人が流され、 3人が救助に向かいましたが 全員が流されました。 4人のうち、渡具知さんが岸から最も遠くまで流された2人を、 1人は名護市消防署水難救助隊が救助し、 残る1人は自力で岸に上がり、 全員無事でした。 名護市から感謝状が贈られた渡具知さんは 「流された人たちが助かっただけでうれしい」 と笑顔を見せ、 「ライフジャケットやカヤックがあるので 怖くなかった。台風の後も波は高いので、 遊泳はやめた方がいいと思う」と話しました。
Fri, 17 Sep 2021 16:22:00 +0900
世界遺産登録記念プレートはいかがですか
2021年9月16日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 7月26日に沖縄島北部の森が 世界自然遺産登録となった国頭村で、 登録記念として、 原動機付き自転車ナンバープレートを 100枚限定で作成しました。 名義変更を含む「新規登録」か、 「既存のナンバープレートから 記念のナンバープレートへの交換」の いずれかに該当する対象者に交付されます。 ナンバープレートは登録記念仕様で 「村木のイタジィ」や「村花木のイジュ」のほか、 「ヒカゲヘゴ」、「辺戸安須森」や 国頭村の公認キャラクター 「キョンキョン」などが登録ナンバーを 囲むように描かれており、 やんばる国頭村に 癒されるデザインとなっています。 希望者は、手続きの際に、 記念ナンバープレート1枚当たり千円以上の 寄付が必要となります。 知花村長は 「貴重な固有種の宝庫で風光明媚なわが村が 世界自然遺産登録されたということで、 記念ナンバープレートを付けてやんばる路を 安全運転で走りながらPRする。 これからも自然環境保護を大切にし 後世へつなげることを啓発する目的で作成した。 皆さんに記念に付けてもらいたい」 と作成へのいきさつを話し、 記念プレート使用を呼び掛けました。 明日から申し込みを受け付けます。
Thu, 16 Sep 2021 16:08:00 +0900
県の広域ワクチン接種を一部休止
2021年9月15日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの 広域ワクチン接種センター2カ所で 水曜日と木曜日の午後3時から6時の 昼間の枠に実施していた接種について、 運営する県はあす以降、一部休止します。 予約者が少ないためで、 医療体制が逼迫する中、 医師や看護師を確保する重要性を考えて 一部休止を判断しました。 休止するのは沖縄コンベンションセンターが 22と23の両日、 県立武道館は16日と22、23の両日、 それに30日です。 予約済みの人には 県から日程の振り替えを連絡します。 午後6時から9時の接種は 両会場で継続します。 県ワクチン接種等戦略課によりますと、 2つの会場で行う昼間枠の接種は 1400人の上限で用意していましたが、 最も少ない日は8人でした。 一部休止となる期間中でも 122人の予約にとどまっています。 県によりますと、 広域接種センターで実施した 20代から30代の若年層を対象とした 予約なしの優先接種も低調ということで、 今後はLINE公式アカウント 「RICCA」などを利用した広報強化や、 専門学校への呼び掛けなどで 接種率を高める考えを示しています。
Wed, 15 Sep 2021 16:00:00 +0900
三線普及へ「人育て」
2021年9月14日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市伊祖にある「仲嶺三線店」の三線職人の 仲嶺盛文(せいぶん)さん(75)歳は、 県工芸士の名工です。 仲嶺さんは12歳年上の兄で、 故人の盛英さんに弟子入りし、 独立開業して43年目になります。 仲嶺さんは文献に残る図面を基にした 三線製作や修理を数えきれないほど行い、 浦添市美術館や県立博物館などの展示会で 自作の三線を展示した著名な職人で、 琉球三線楽器保存・育成会の委員として、 海外を含む県内外の三線鑑定士としても 活動しています。 仲嶺さんは三線製作依頼の際には 「依頼者の声質に合わせて三線製作を行い、 その人に合わせて師匠を勧めている」 と述べ、「人を育てることが大事」との思いから 近隣の小学校や特別支援学校などに 合わせて100丁の三線を寄贈してきました。 また、仲嶺さんは息子の幹さんに幼少から 三線への向き合い方を含めて指導しています。 現在は三線職人として那覇市安里にある 兄の盛英さんの店を引き継いでおり、 幹さんに対して 「三線職人としてだけではなく、 商売人として家族を養えるようにしなさい」 とも指導しています。 琉球古典音楽野村流音楽協会の師範で 奏者としての稽古も続けている仲嶺さんは、 きょうも三線に向き合い続けています。
Tue, 14 Sep 2021 13:45:00 +0900
観光客が増えて被害相次ぐ
2021年9月13日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宮古島市城辺保良の住民らによる 保良環境守る会と宮古島漁協はこのほど、 保良川ビーチ施設閉鎖と御嶽「クバクンダイ」の 立ち入り禁止の検討を市に要請しました。 「クバクンダイ」は古くから保良集落の 御嶽として住民らが守ってきたもので、 干潮時にのみ渡ることができる場所にある鍾乳洞です。 カボチャのような形の鍾乳石があることから 「パンプキンホール」とも呼ばれています。 数年前に県外のテレビ番組で「穴場」や 「パワースポット」などと紹介されたことから 観光客が急増しており、守る会の砂川会長は 「大切な地域遺産だが、 観光客によって荒らされている。 鍾乳石が折られていたこともある」 と憤っています。 また、「クバクンダイ」のある海域は 古くから良い漁場としても知られていますが、 観光客の増加に伴い、踏み荒らされるなどの 影響でサンゴは壊滅状態となっており 魚も近寄らなくなっているということです。 砂川会長は、 「地域遺産、資源を守るためにも 配慮してほしい」と求め、 宮古島市の座喜味市長は 「ウナギや伊勢エビもたくさんいていい海だった。 地域の意向を取り入れたルールづくりに 早急に取りかかる」 と述べました。
Mon, 13 Sep 2021 13:48:00 +0900
サメが海の環境を守る
2021年9月10日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄科学技術大学院大学と恩納村による オンラインの「こども科学教室」が このほど開かれ、 村内の小学3年生と4年生およそ20人が カメラを通してサメの標本を観察し、 その生態や、海の汚染などで数が激減している 現状を学びました。 大学院大学のズィアディ・ファビエン博士が 講師を務め、 沖縄で新たに見つかったアブラツノザメの 仲間の標本などを示し、 体の部位の名称や役割を説明しました。 ファビエン博士は、 世界のサメおよそ500種類中、 およそ100種類が沖縄周辺で見つかっており、 サメが病気の魚などを食べることで 食物連鎖が保たれ 海の環境が守られていると説明しました。 また、人がサメに噛まれる被害は 世界で年間およそ10件にとどまる一方で、 食用の捕穫やプラスチックごみにより、 50年間で70%もサメの数が減り、 4分の1の種が絶滅に瀕していることを 紹介しました。 そして 「サメは怖い生き物ではなく、 海の環境を保つ大切な存在。 ごみを減らすなどサメを守る努力を通して、 沖縄の海を守ろう」 と呼び掛けました。 参加した恩納小学校4年の前田伊吹さんは 「人間がサメを捕まえる数の方が多いと知って、 サメを守ろうと思った」 と話しました。
Fri, 10 Sep 2021 14:12:00 +0900
ブルーパワーが転売される
2021年9月9日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの影響が続く中、 防疫対策と両立した沖縄観光に取り組む 「オキナワブルーパワープロジェクト」で、 ワクチン接種やPCR検査を済ませた観光客に 限定して配られているリストバンドが、 フリーマーケットアプリなどで 転売されていることが確認されました。 プロジェクト運営事務局はこのほど、 リストバンドの出品を取り扱わないよう アプリ運営者に申し入れました。 オキナワブルーパワープロジェクトは、 来県前にワクチン接種を済ませるか、 PCR検査の陰性証明を掲示した観光客に、 青色のリストバンドを無料で配布するもので、 飲食店やホテル、観光施設などの協力店舗で リストバンドを見せると、 商品やレストランの割引、 ウエルカムドリンクのサービスなどの 特典が受けられます。 琉球新報がフリマアプリ「メルカリ」で 確認したところ、 「新品2個セット999円」など 複数の出品があり、 既に売り切れたものもありました。 メルカリはおととい、 「申請を受けて禁止出品物として 商品の削除を実施した」と発表しました。 実行委員会の鈴木洋一委員長は 「転売は驚いている。趣旨に反するので 売買はしないでほしい」と話しました。
Thu, 09 Sep 2021 14:03:00 +0900
県庁前の人出が218%に増加
2021年9月8日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内で新型コロナウイルスの新規感染者が 減少傾向にある中、 4日土曜日の那覇市内の人出が、 1週間前の先月28日と比べて増加しました。 特に繁華街に近い県庁前駅では、 午後9時台の平均が218・6%増加しました。 県も繁華街の人出の増加を懸念しており、 不要不急の外出を自粛するよう、 引き続き県民に協力を求めています。 厚生労働省にビッグデータなどを提供する 「Agoop」が、 那覇市内4カ所の午後3時台と午後9時台の それぞれの平均の人出を分析しました。 午後3時台の比較では国際通りが 184・1%の増加と最も多く、 県庁前駅が74・6%増、 牧志駅が28・9%の増と続いています。 那覇空港駅は13・3%減少しました。 午後9時台では国際通りが93・2%増加し、 逆に牧志駅は10・9%減少し、 那覇空港駅も4・9%の減となっています。 県は 「前の週と比べて新規感染者数の比率が 0・9倍以上になってしまうと、 段階的解除の時期が遅くなる。 早めに解除すれば認証店舗で 酒類提供も検討しているので、 ぜひ協力していただきたい」 と述べました。
Wed, 08 Sep 2021 13:50:00 +0900
土器や勾玉新たに展示
2021年9月7日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市立八重山博物館はこのほど、 常設展の考古展示の一部をリニューアルしました。 近年の研究報告の成果を踏まえて、 土器や勾玉、陶製の人形など およそ35点を新たに展示しています。 新たに展示した考古資料の一つに、 登野城遺跡から発掘された勾玉とビーズがあります。 400年から600前の中森期のものとされ、 新生児の人骨の首付近から出土しました。 副葬品とみられるということです。 博物館によりますと、 勾玉が人骨と共に出土する例は珍しく、 当時の人々の身なりの記録として 貴重だということで、 親子で訪れていた小学2年の男の子は 「いつ作られたものなのか気になった。 誰が作ったんだろう」 と興味津々の様子でした。 また、八重山博物館では合わせて 染色資料の展示替えも行いました。 八重山上布の着物などを新たに展示しています。 担当者は 「市民が何度も来たくなるような博物館を 目指している。 今まで展示していなかった資料を 展示しているので、ぜひ見に来てほしい」 と話しました。 博物館の開館は午前9時から午後5時で、 月曜日は休館日となっています。
Tue, 07 Sep 2021 15:27:00 +0900
2つの印刷組合が合同献血
2021年9月6日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、 献血に協力する人が減少していることから、 沖縄印刷団地協同組合と県印刷工業組合はあさって、 南風原町兼城の印刷団地協同組合事務所前で 献血活動を実施します。 両組合による合同献血は2度目で、 印刷団地協同組合でこのほど会見した 印刷団地協同組合の宮城剛理事長は 「社会貢献活動の一環として、 今後も年2回の開催を目指して取り組む。 地域住民をはじめ多くの方にも協力を お願いしたい」 と呼び掛けました。 印刷団地協同組合は1978年から 40回にわたり献血活動を実施しており、 これまで延べ1725人が献血に協力しました。 今年1月から県印刷工業組合も 一体となって活動を強化しており、 県印刷工業組合の呉屋政彦副理事長は 「関連業者や地域住民も巻き込みながら 活動の輪を広げたい」 と意気込みました。 あさっての合同献血の受付時間は 午前9時から正午までで、 一般の献血希望者も受け付けます。
Mon, 06 Sep 2021 14:14:00 +0900
山原の自然学ぼう
2021年9月3日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 世界自然遺産に登録されたやんばるの 貴重な自然の素晴らしさを もっと深く知ろうと、 国頭村立辺士名小学校でこのほど、 出前授業が開かれ、 児童は映像や講演を通して、 自分たちの暮らす地域が多様で固有性の 高い生態系を有し、 絶滅危惧種の生息地として 重要な場所であることを知るとともに、 なぜ世界遺産に登録されるのかを学びました。 授業は、環境省やんばる野生生物保護センターの 石川伊智子自然保護官補佐が講師を務め、 やんばるの森の特性を説明しました。 講演会では、やんばると同じ緯度にある リビア、インド、メキシコの多くは、 乾燥した砂漠や草原が多い中、 やんばるの自然の素晴らしさは貴重で、 亜熱帯広葉樹林、石灰岩、 マングローブ林をはじめ、 他では見られないやんばる地域特有の 動植物が生息するなど、 世界自然遺産としての価値があることなどが 説明されました。 石川さんは 「世界の宝と認められ遺産登録が決まると、 多くの人が村を訪れる。 やんばるのすごいところを皆さん自身が 語れるようになってください」 と講演会を結びました。 児童会からは 「これからも貴重な自然や 生き物を大事に守っていきたい」 との感想が寄せられました。
Fri, 03 Sep 2021 14:17:00 +0900
白梅之塔の修繕寄付、目標額を超える
2021年9月2日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市真栄里の白梅之塔周辺施設の老朽化で、 修繕費を募ったクラウドファンディングが おととい、締め切り日を迎え、 午後7時時点で、目標額188万円を超える 292万1500円の支援が集まりました。 目標を大きく上回る支援が集まったことから、 整備を計画する若梅会は当初の計画を更新し、 現在より幅の広い参道の整備や説明板の設置、 入り口の車止めの改修と 手すり設置を計画しています。 資金はクラウドファンディングサイト 「YUIMA」で募ったもので、 今月から11月の間に工事を進めます。 若梅会のいのうえちず代表は 「白梅同窓会の皆さんが県外の平和学習などで つながった方々からも支援いただいた。 とてもありがたい」と語りました。 県内外から多くの支援が寄せられ、 中には匿名の大口寄付もあったということで 「皆さんの善意のおかげで当初予定していた 工事をバージョンアップし実施できる」 と話しました。 また、白梅同窓会の中山きく会長は 「多くの支援が集まったおかげで、 お年寄りを含むすべての人々が安心して 白梅之塔を訪れることができる。 若梅会や支援いただいた皆さんに 感謝しかない」 と語りました。
Thu, 02 Sep 2021 13:53:00 +0900
沖縄の社長の平均年齢は全国で8番目の若さ
2021年9月1日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 東京商工リサーチ沖縄支店はこのほど、 去年の県内企業の社長の平均年齢は 62・15歳だったと発表しました。 上昇は3年連続で、 前の年に比べて0・47歳上昇しました。 国内全体で社長の平均年齢は 0・33歳上昇して62・49歳で、 沖縄は都道府県別で8番目の若さでしたが、 全国平均との差は縮まりました。 調査対象の県内企業で60代以上の社長が 占める割合は61・3%で、 前の年より1・01ポイント上昇し、 30代以上の社長の割合は 0・38ポイント低下した2・53%と、 9年連続で低下しました。 社長の年齢を企業の売上高別に見ると、 売上高「1億円未満」の企業が 62・62歳と最も高く、 前の年に続き、売り上げの低い企業で 社長の高齢化が進んでいる傾向があります。 直近2期を比較した増収企業の割合でも、 30代以下で62・ 16%ですが、 70代以上が47・07%となるなど、 社長の年齢が高くなるほど増収率が 低下する傾向があります。 沖縄支店の担当者は、高齢化の傾向について 「事業継承がうまくいっていない部分がある。 特に現状は新型コロナウイルスによって 景況が良くなく、後継者候補も後を継ぐのに ちゅうちょしている可能性がある」 と話しました。
Wed, 01 Sep 2021 14:00:00 +0900
針の穴をくぐり生還
2021年8月31日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 西原町池田に住む中村陽一さん(67)歳が、 大阪に住む姉とのやりとりを通じて、 2013年に亡くなった母親の吉子さんの 沖縄戦での体験をこのほどまとめました。 1926年、旧玉城村前川、 現在の南城市に生まれた吉子さんは当時19歳で、 アメリカ軍上陸後は、炊事婦として 部隊と行動を共にし、 何度も九死に一生を得ました。 吉子さんは口癖のように何度も 「自分は針の穴をくぐって生還した」 と語っていたということです。 吉子さんはアメリカ軍上陸後に 前川から糸満方面に移動し、 真栄平辺りで部隊を離れ、 1人で逃げ回るようになりました。 さまよっている時に見つけた 壕に避難しようとした際、 先にいた日本兵に銃剣を突き付けられ 「ここは民間人が入れるところではない。 言うことを聞かないと撃ち殺すぞ」 と脅されましたが、 「自分は軍属だ。こんな砲弾が落ちる外に 出ていけというのか」と食い下がり、 壕に入ることができたということです。 陽一さんは 「母はよくお茶を飲んでいる時に 沖縄戦の話をしてくれた。 母は誰に対してもしっかり物をいう人で、 足も速かった。 あらためて母はすごい体験をしたと思う。 体験をまとめて良かった」 と語りました。
Tue, 31 Aug 2021 15:03:00 +0900
八重山石垣市のデンシンヤーを県指定史跡に指定
2021年8月30日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県教育委員会は27日付で、 石垣市の「海底電線陸揚室跡」を 県指定史跡に指定しました。 「海底電線陸揚室跡」は 地元では「デンシンヤー」と呼ばれています。 海底電線陸揚室跡は1897年、 陸軍省臨時台湾電信建設部が建設し、 本土と台湾の基隆を結ぶ海底電線の、 重要な中継基地となっていました。 沖縄戦当時、アメリカ軍とイギリス軍の標的となり、 空襲による無数の弾痕が建物に残っています。 戦後、無線電話の発達に伴い、 海底電線陸揚室としての役目を終え、 旧逓信省から日本電信電話公社、 現在のNTTを経て、 1985年に石垣市に無償譲渡され、 86年に石垣市指定史跡に指定されました。 敷地内には建物のほか、 石積みや通信員が使っていた貯水用タンク、 井戸などが現存します。 県文化財保護審議会は 「県が近代の通信情報網に組み込まれた 社会情勢を示すとともに、 八重山諸島における沖縄戦の痕跡を 残すことで重要な遺跡と評価される」 と答申し、 金城弘昌県教育長は 「新たな史跡の指定は、 文化財の保存・継承の観点から大変喜ばしい。 石垣市教委員会と連携し、 文化財の保存と継承に努めたい」 コメントしました。
Mon, 30 Aug 2021 15:50:00 +0900
くすりと笑いぐさりと響く
2021年8月27日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「魚を追いこんでも 酒に追いこまれるな」。 多良間村内各地に設置されている標語看板が くすりと笑いを誘い、 ぐさりと心に響くと島内で話題となっています。 看板は、去年10月に、多良間小学校の 当時の5年生14人が 「島を明るくしたい」 との思いから総合学習の一環で制作したもので、 14カ所に設置しています。 「続けよう消毒アルコール お酒はノンアルコール」 「あおり運転やめましょう。アオリイカは食べましょう」 など、感染拡大しているコロナへの注意喚起や 交通安全、お酒にまつわる大人への戒めを 込めたものなど、児童の自由な感性と 心情が存分に表れています。 「魚を追いこんでも」を生み出した男子児童は 父親ともっと一緒に遊びたいと願いを込めたということで、 「お酒ばかり飲んでいる人に響く、 良い看板だといろんな人から褒められた。 父さんは魚を追い込んで捕ってくれる。 食べるとおいしいけれど、お酒を少し控えて 僕を釣りに連れて行って」と願いました。 当時担任だった男性教諭は 「児童らがのりのりでどんどんアイデアを出し、 看板を作るところから設置まで、全部、 自分たちで頑張った。たくさん褒められ、 児童たちも満足そうで良かった」 と笑いました。
Fri, 27 Aug 2021 15:02:00 +0900
浦添総合病院が外来診療を停止
2021年8月26日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添総合病院は新型コロナウイルスの 陽性患者増加に対応するため、 おとといから一般外来の診療を 停止すると発表しました。 那覇市立病院も、 感染者の受け入れ病床の拡大に伴い、 きのうから原則すべての診療科の 外来診療を当面の間停止します。 浦添総合病院は、 救急外来はコロナおよび 非コロナの重症度が 極めて高い患者の対応に特化し、 予定手術や特殊な検査、処置などは、 急病や進行性の疾病などに 限定した対応を取ります。 新型コロナ感染症に対応するスタッフの確保、 加配のため、一般病床の運用も一部停止します。 対応期間は県内の状況を見て判断します。 那覇市立病院は緊急性のある患者については 受け入れる方針ですが、 救急外来の受診でも、 受け入れできない場合もあります。 きのうホームページで文書を公開し、 かかりつけ医など近隣の医療機関への相談や 受診を呼び掛けました。 那覇市立病院健診センターも30日から 当面の間休診します。
Thu, 26 Aug 2021 14:51:00 +0900
動物の交通事故防止に昼間もライトを点けて
2021年8月25日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 世界自然遺産に登録され観光客の増加が 予想される沖縄本島北部で、 ヤンバルクイナなど野生動物の交通事故を 減らそうと、 「NPO法人どうぶつたちの病院沖縄」はこのほど、 昼間のライト点灯を呼び掛けるステッカーや ちらしを県レンタカー協会に寄贈しました。 去年は、ライト点灯を呼び掛けるちらしや マグネットを国頭村内で 全戸に配布しましたが、 今年は観光客にも伝えようと、 県レンタカー協会に協力を依頼し 車内用ステッカー3000枚、 チラシ2500枚などを贈ったものです。 ライト点灯で動物たちに、 車の存在に気付いてもらうことが目的で、 スピードを落とすなど運転側の意識だけでは 減らしきれない事故を防ぐ方法を模索し、 考案しました。 おととし、NPOは日中のライト点灯の効果を 調べる走行実験を路上で行った結果、 消灯や通常のライト点灯、ハイビーム点灯の順に、 目視できるヤンバルクイナの数が 減る傾向が出たということで、 長嶺隆理事長は 「ライトに気付いてやぶに戻るなど、 道路に出てこなくなった可能性がある」 と話しました。
Wed, 25 Aug 2021 14:11:00 +0900
伊江島の高校生5人が三線教師免許に合格
2021年8月24日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伊江村阿良区の宮里徳宏さんが営む 三線教室に通う高校生5人が、 先月に行われた琉球民謡伝統協会の 第27回民謡コンクールで 教師免許に合格しました。 ほかにも最高賞1人、優秀賞3人、 新人賞を2人が受賞しており、 地域で話題となっています。 5人は伊江中学校を卒業後、 それぞれの高校に進学し、 帰省した際には三線教室に足を運び、 宮里さんから指導を受けました。 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大による 非常事態宣言を受け、島に帰省できず、 宣言期間中は三線教室も中止となりました。 小禄高校2年の照屋月美さんは 「コロナ禍で先生から習うことができず 不安だったが、寮で1日2時間練習に励み、 1発で合格することができた。 今後は早弾きなどを習い、 将来はエイサーの地謡をしてみたい」 と抱負を語りました。 師匠の宮里さんは 「一度に5人が教師免許に合格したのは初めて。 コロナ過で思うような稽古ができず、 心配していたが、 5人は島を離れても常に練習に励み、 その成果が出せたと思う。 後輩たちにも大きな目標になる」 と頑張りに目を細めました。
Tue, 24 Aug 2021 13:46:00 +0900
粟国島にハブが定着か
2021年8月23日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 2017年に島内で初めてハブが確認された 粟国村で今年度、ハブが相次いで発見されています。 4月から今月13日時点で24匹が捕獲され、 村内の累計は55匹となり、 ハブ定着の有無を調査、研究している 県衛生環境研究所の寺田考紀主任研究員は 「定着している可能性が高い」 と判断しました。 沖縄本島から運搬船で運ばれる 工事用資材の廃材にハブが紛れ込み、 島内に入った可能性があります。 捕獲場所は茂みが広がる島の北側が多く、 集落がある南側での発見はなく、 けが人や農作物への被害報告はありません。 村は17年以降、島内の北側を中心に 70台の捕獲器を設置し、その後、徐々に増やし 今年は130台を設置しました。 捕獲器の増加に比例してハブの捕獲数も増え、 19年度9匹だった捕獲数は昨年度17匹、 今年度はすでに24匹が捕獲されました。 村は今月から「広報あぐに」でハブの発見数を 掲載して注意喚起しており、 農家など希望する村民には1世帯1本の ハブ撃退スプレーを無償配布しています。 村の担当者は 「草むらに入る際は軽装を避け、 ハブは夜行性なので夜間も 十分注意してほしい」と呼び掛けています。
Mon, 23 Aug 2021 14:04:00 +0900
地道な清掃に善行賞
2021年8月20日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま警察署と うるま地区青少年指導員協議会がこのほど、 市立具志川東中学校2年生の7人に 善行賞を贈りました。 具志川公民館裏に広がる具志川ビーチでの 清掃活動を1年半続けたことが 評価されたもので、 具志川公民館で行われた表彰式で 生徒たちはうれしそうな表情を見せました。 具志川公民館の高江洲朝美館長が 1人でビーチ清掃をしているのを生徒が 見掛けたのがきっかけで、 部活動が休みの毎週火曜日にごみ袋を手に 家庭ごみや漂流物などを拾っています。 活動当初はペットボトルや花火のごみなどが 散乱していましたが、 今では見違えるほどきれいになったということで、 東門くららさんは 「地域の人に見守られながらの表彰はうれしい。 ハワイのワイキキビーチを目指しているので、 もっときれいにしたい」意気込んでいます。 10年以上前から清掃活動をしている 高江洲館長は 「7人はずっと続けてくれてありがたい」 と語りました。
Fri, 20 Aug 2021 14:46:00 +0900
家庭内感染が7割
2021年8月19日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの感染者が急増する県内で、 判明した推定感染経路のうち「家庭内」が 増え続けています。 友人や同居家族以外の親戚との会食で感染し、 家庭に持ち込んでいる事例などがあり、 あすからは各家庭で県民の往来が増える 旧盆を控えていることから、 県は感染拡大に警戒感を強めています。 県は毎日、推定感染経路を発表し、 その内訳で「家庭内」の割合が増え続けています。 9日の新規感染者数は332人で、 このうち「家庭内」が53人、 割合は45・3%で最も多かったということです。 その後も50%以上で、 過半数を占める日が続き、 「家庭内」の割合は15日に70・0%まで 上昇しました。 新型コロナの感染者の広がりは県外との往来や 飲食が起点とされてきましたが、 現状では家庭内で感染したと推定される事例が 多くなっています。 あすから3日間は、各家庭を往来する機会が 増える旧盆を迎えますが、 県の糸数(いとかず)公(とおる)医療技監は 「普段一緒にいない親戚などと食事すると 集団感染するかもしれない。 同居家族以外とは会食しないように」 と注意喚起しました。
Thu, 19 Aug 2021 14:40:00 +0900
沖縄渡名喜方言辞典を発刊
2021年8月18日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 30年以上の年月を経てまとめられた 「沖縄渡名喜方言辞典」が このほど発刊されました。 1079ページにも及ぶ辞典には およそ1万7千語が収められ、 別冊で索引も付いています。 著者は渡名喜村出身の故比嘉松吉さんで、 渡名喜方言の衰退を危惧した比嘉さんは、 1983年ごろから渡名喜方言の 収集作業に取り掛かりました。 しかし、純粋な島の方言を話してくれた 古老が年々少なくなり、 自身の体調不良などもあって執筆作業は 中断と再開を何度も繰り返しました。 そうした中、長年にわたって元沖縄大学教授の 高江洲頼子さんが作成に携わり続け、 学術的な価値付けを行い発刊にこぎ着けました。 村内でこのほど行われた発刊を祝う式典で、 高江洲さんは 「松吉先生とのご縁により、 仕事をさせていただき感謝いっぱい。 渡名喜の生活が見える辞典だ」 と感慨深げに述べました。 また、著者の遺志を受け継ぎ、発刊に尽力した 88歳の親族の男性は 「3千年の文化遺産を載せている事典は 私たちの宝物である」 と思いを込め、村民の1人は 「方言を聞いてもすぐ忘れてしまうので、 これからは自分で調べられてうれしい」 と事典を手に取り歓んでいました。
Wed, 18 Aug 2021 16:45:00 +0900
基地、当り前じゃない
2021年8月17日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄国際大学のアメリカ軍ヘリ墜落事故から 13日で17年。 市内の野嵩で生まれ育った沖国大3年の 花崎太陽さんは、普天間飛行場や キャンプ瑞慶覧のフェンスが身近にあり、 アメリカ軍機騒音で学校の授業が 中断するのは普通と思っていましたが、 2017年12月、 緑ヶ丘保育園にヘリ部品が落下し、 1週間後に母校の普天間第二小学校へ窓が 落ちたことで意識が変わりました。 当時は長崎県の高校に在籍し、 事故を知って驚いたということで、 大学に進み、基地が造られた歴史や アメリカ軍に日本の法律が適用されない 日米地位協定などを学び、 「市街地近くに基地があることは普通ではない。 もっと学ばないといけない」と認識しました。 会ったことはないものの祖父はアメリカ人で、 アメリカを嫌いになれませんが、 「アメリカに言うべきことを言える 日本になってほしい」と求めています。 普天間飛行場の名護市辺野古移設は 「苦しみを他で味わってほしくない」 と反対しますが、負担が宜野湾市に残ることに 複雑な思いも交差します。 「同じ事故が起きる可能性もある。 多くの人が基地問題を身近に感じて もらえたらいい」 と、花崎さんは墜落現場にある ヘリのプロペラで傷ついた壁を見詰め、 願っています。
Tue, 17 Aug 2021 16:43:00 +0900
壕から遺骨発見。胎児の遺骨か
2021年8月16日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 遺体の検視をする医師らが所属する 日本法医病理学会と、 沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の 具志堅高松代表はこのほど、 糸満市伊敷の壕で遺骨収集を共同で実施し、 沖縄戦戦没者とみられる 胎児の可能性が高い遺骨を見つけました。 学会が胎児とみられる遺骨を見つけるのは 初めてだということです。 日本法医病理学会は具志堅さんの要望を受け、 4年前から遺骨収集と身元確認作業を 共同で行っており、伊敷の壕ではこれまでに、 子どもとみられる遺骨や男女の遺骨など 複数を具志堅さんが発見しました。 一緒にかんざしや日本軍の遺品なども 見つかっています。 今回の遺骨収集では、少なくとも8体から 10体の遺骨が壕と周辺の3カ所に分かれて 見つかりましたが、 胎児とみられるのは手や足の骨で、 学会の近藤稔和理事長は大きさから 「胎児、もしくは胎児の可能性を 強くうかがわせる」と話しました。 収集した遺骨で、DNA が抽出できそうな 歯などは、県の戦没者遺骨収集センターに届けます。 学会は、来年度は沖縄での収集回数を 増やす方向で検討中しており、 近藤理事長は 「少しでも身元判明の 手掛かりを見つける助けになれば」 と話しました。
Mon, 16 Aug 2021 14:08:00 +0900
自分だけが自分を守れる
2021年8月13日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 恩納村立恩納小学校でこのほど、 6年生40人が参加して、 「薬物乱用防止」の講話が行われました。 石川署生活安全課少年係の署員が 映像データなどを使って解説し、 「たばこやお酒は薬物と同じ仲間か?」 という問いかけから話を進めました。 署員は、たばこや酒が 「ゲートウェイドラッグ」と呼ばれ、 大麻、覚せい剤、シンナー、トルエンといった 薬物の乱用につながる危険性があることを 説明しました。 また、身近にあるため子どもの飲酒や 喫煙への罪悪感が薄く、 「容易に皆さんに迫ってくる」と警告しました。 一方、「ノンアルコールなら飲んでいいか?」 との問いに対しては 「駄目。本物と近い味に作ってあるので 飲酒のきっかけになる」 ときっぱりと言い切り、 来年4月から法律で成人年齢が 18歳に引き下げられても、 飲酒や喫煙が認められるのは 20歳であることを強調しました。 そして、最後に「たった一度の好奇心が 命取りになる」と話し、 「薬物には興味本位で手を出さない。 誘惑に負けない気持ちを持ち、 自分だけが自分の心と身体を 守れることを肝に銘じて」 と結びました。
Fri, 13 Aug 2021 15:24:00 +0900
救急体制の逼迫を懸念
2021年8月12日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの感染爆発を受け、 各地の消防は救急体制の逼迫に 危機感を募らせています。 新型コロナの感染が疑われる場合、 病院や県のコロナ対策本部との調整があり、 通常の搬送より時間がかかります。 医療機関の病床確保も厳しく、 那覇市消防本部では入院先を調整するために、 30分以上現場で待機するケースが 増えています。 一方、うるま市消防本部の徳山救急総務係長は、 感染者の増加に伴い、救急隊員が神経を使う 「新型コロナ疑似症例」が 増加していると感じています。 感染が疑われる場合、 隊員は防護服を着用するなど完全防備で出動し、 帰任後も救急車を消毒しなければならず、 「おろそかにすれば2次感染に つながりかねない。通常の搬送より、 次の出動までの準備に時間がかかる」 と説明します。 救急車が足りなくなった場合は、 消火活動に使うポンプ車などを代用することを 検討しているということで、 「今後はポンプ車を出すような事態が あるかもしれない」 と危機感を口にしました。 また、救急隊員はワクチン接種を終えていますが 「デルタ株は2回打っても感染するという 報道がある。隊員にも家族がいるので、 メンタルのケアにも気を使っている」 と話しました。
Thu, 12 Aug 2021 15:21:00 +0900
神奈川県川崎市の比嘉さんが大賞を受賞
2021年8月11日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「第17回わがまち花と緑のコンクール」 個人の部大賞に、県出身の比嘉孝さん 74歳の庭「オープンガーデン」が 選ばれました。 コンクールは、緑と花を育て、市民に優れた 景観を提供する人や 団体を表彰するもので、 川崎市公園緑地協会が主催しています。 比嘉さんは初めての応募で、 大賞を受賞しました。 選考委員の全会一致で 大賞に選ばれたということで、 「道に面したオープンな庭でテーブルと イスを設置して花木を植え、花で庭を彩っている。 比嘉さんの庭は町のオアシス的な 存在になっている」と評価されました。 長年にわたり川崎沖縄県人会長を努め、 現在は県人会の名誉会長の比嘉さんは 4歳の時に両親と川崎に移り住みました。 本格的に庭づくりを始めたのは、 2002年にアメリカ・ニューヨークで 自宅の庭を観光客に開放する ガーデニングコンテストの素晴らしさに 感激したのがきっかけで、 シーサーが乗った門柱だけを残して 外壁を撤去し、道行く人に喜んでもらえるような オープンガーデンにしました。 比嘉さんは受賞について 「皆さんに喜んでもらえるのが うれしくて続けてきた。 まさか、このような評価をいただけるとは 思わなかった。ほんとうにうれしい」 と笑顔を見せました。
Wed, 11 Aug 2021 14:09:00 +0900
三線の心、世界ひとつに
2021年8月10日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 文化庁の文化交流使として、 琉球古典音楽では県内から初めて 5カ国に派遣された野村流古典音楽保存会と、 湛水流保存会師範の喜瀬慎仁さんが、 このほど「世界を結ぶ三線の心」の冊子を 発行しました。 350部発行し、 各国での多彩な交流の詳細な成果と新聞資料、 写真などを収録しました。 交流活動の貴重な総集編としてばかりでなく、 世界にも誇れる古典音楽の神髄と文化価値を 子弟らに伝える渾身のメッセージであり、 三線人生50年の自分史にもなっています。 喜瀬さんは県立芸術大学の教授を務めたほか、 国指定重要無形文化財組踊保持者、 県指定無形文化財「沖縄伝統野村流」保持者で、 海外派遣は27カ国に及び、 特に沖縄と関係の深い中国の福建師範大学では 60時間にも及ぶ授業を行ったほか、 地方演芸の?劇と共演し、 カチャーシーも取り入れるなど多彩な沖縄の 芸能文化に「演奏会場は言葉の壁を超えて 一体となって盛り上がった」と振り返りました。 子弟や関係者らに冊子を贈った喜瀬さんは 「世界に沖縄文化を発信することができた。 若手がさらに世界への発信の担い手に成長してほしい。 冊子がその一助になればうれしい」 と期待を膨らませていました。
Tue, 10 Aug 2021 14:02:00 +0900
糸満市と霊柩葬祭組合が災害時協定を結ぶ
2021年8月9日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市と県霊柩葬祭事業協同組合はこのほど、 大規模災害時における遺体の取り扱いに 関する協定を締結しました。 大規模災害時で多数の死者が発生した際、 遺体安置に必要な資機材や施設の準備、 埋火葬の準備、遺体の運送などに組合が協力します。 組合は協定に加えて、災害時の遺体搬送の際、 優先的な燃料供給を求めました。 県霊柩葬祭事業協同組合の名嘉義明理事長は 「災害はいつ起こるか分からない。 平時に協定を締結できて良かった」 と述べました。 糸満市の當銘真栄市長は 「大規模災害に備え、地域や民間企業と 今後も協力体制を築いていきたい」 と話しました。
Mon, 09 Aug 2021 14:00:00 +0900
今年も稲が成長したよ
2021年8月6日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 与那原町立与那原東小学校はこのほど、 校内にある田んぼで育てた稲を収穫しました。 5年生105人が稲刈りと脱穀を体験したもので、 児童たちは太陽の光を浴びながら 黄金色の穂を実らせた稲を 一生懸命に鎌で刈り取り、汗を拭っていました。 4年生だった今年2月、 児童たちは田んぼに苗を植え、 日々成長を見守ってきました。 収穫は、元教師で毎年学校を訪れ稲刈りや 脱穀の仕方を教えている上里昭夫さんの 指導の下、行われ、 最初は初めての稲刈りに悪戦苦闘していた 児童も、次第にこつをつかむと手早く刈り取り、 次々とひもで束ねて脱穀機に掛けていきました。 収穫した米は家庭科の実習などで使われ、 わらは毎年与那原大綱曳実行委員会に寄贈し、 綱の材料に使用されています。 今年は去年に続き大綱曳は中止となったため、 収穫したわらは来年以降に使われる予定で、 収穫体験をした男子児童は 「大きく立派に稲が育ってくれたのでうれしい。 来年の大綱曳は必ず参加して、 思い切り綱を引きたい」と笑顔で語りました。
Fri, 06 Aug 2021 14:22:00 +0900
妊婦のコロナ感染が増加
2021年8月5日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内で妊婦の新型コロナウイルス感染が 急増しており、県はおととい、 妊婦とその家族に対し、 不要不急の外出自粛や同居家族以外との 会食自粛を徹底し、 ワクチン接種について主治医に相談するよう 呼びかけました。 新型コロナに感染した妊婦のお産は琉大病院と 県立中部病院で受け入れています。 琉大病院では新型コロナに感染した 妊婦の病床が7床ありますが、 6床が埋まっています。 また、コロナ感染者から生まれた赤ちゃんは 濃厚接触者として、感染対策をした 新生児集中治療室で受け入れますが、 琉大病院では2床中1床が埋まっており、 琉大病院の金城忠嗣(ただつぐ)医師は 「かなり逼迫している」と危機感を示しています。 さらに、新型コロナに感染した妊婦のお産の際、 医師らは防護服などの準備に1、2時間を 要することから、 容体が急変して緊急帝王切開が 必要になった時に間に合わないため、 琉大病院では元気なうちに 帝王切開をすることにしました。 新型コロナに感染すると早産のリスクが 高まるというデータもあり、 金城医師は「家庭内感染が多いので、 妊婦だけでなく家族も慎重に 行動してほしい」と話しました。
Thu, 05 Aug 2021 13:55:00 +0900
青色のリストバンドで安心でお得な旅
2021年8月4日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの影響が続くなか、 新たな観光の在り方を創り出そうと 県内の経済団体を中心に立ち上がった 「オキナワブルーパワープロジェクト」が 1日に始まりました。 沖縄を訪れる前にワクチン接種や PCR検査を済ませた観光客らに 青色のリストバンドを配布し、 さまざまなサービスが 受けられるようにする取り組みです。 来月30日までの期間中、空港の観光案内所や 県レンタカー協会会員社のカウンターで、 ワクチンの接種済みの証明書や PCR検査の陰性証明を持っている人に リストバンドを配布し、 プロジェクトの協力店舗で提示すれば、 ドリンクのサービスや割引などの特典が受けられます。 東京都から夫と到着した30代の女性は 事前にPCR検査を受けており、 「まだワクチンは打てていないが、 PCR検査は最低限のマナーかなと思う。 PCR検査も特典の対象なのはありがたい」 と話し、ワクチンを打ち 仕事で横浜市から訪れた40代の男性は 「こうしたリストバンドがあれば、 皆がナーバスになるのを解消する 一つにもなるし、ある意味安心できる」 と語りました。 プロジェクトの鈴木洋一実行委員長は 「新しい沖縄の観光スタイルになるので、 どんどん周知を図りたい」と強調しました。
Wed, 04 Aug 2021 14:13:00 +0900
平敷屋東エイサー「ひめゆりの唄」
2021年8月3日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1960年前後にうるま市の平敷屋東青年会の エイサーで使われていた「ひめゆりの唄」が、 ひめゆりの塔に供えられた琉歌を元に 制作されたものだとこのほど確認されました。 沖縄戦で子どもを亡くした親が詠んだと 思われる琉歌からは、 子を戦争に送り出した後悔と平和への願いが感じ取れ、 琉歌を記憶していた西野ハルさんは 「琉歌を書いた親の気持ちはよく分かる」 と語っています。 西野さんは、平敷屋で生まれ育ち、 沖縄戦では防衛隊に動員された父親を失いました。 「どのように亡くなったかは分からない」 ということで、 送り出した家族の死の全容は分からず、 ただ安寧を願う境遇は、「ひめゆりの唄」の 琉歌を詠んだ親の境遇と重なります。 平敷屋エイサーは明治以前から南北に分かれて、 太鼓打ちの技を競い合ってきました。 「ひめゆりの唄」が平敷屋東青年会の エイサーに取り入れられた1960年ごろは、 受け継がれている曲目とは別に 毎年3曲ほど新曲のエイサーを披露しており、 平敷屋東青年会で踊り手だった西野さんは 「いつも歌から覚えさせられた。 今でも平敷屋エイサーの歌は全部覚えている」 と懐かしみました。 平敷屋エイサー保存会は「ひめゆりの唄」の 詠み手について情報を求めています。
Tue, 03 Aug 2021 14:06:00 +0900
ヤンバルクイナの事故が多発
2021年8月2日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 世界自然遺産に登録されたやんばるで ヤンバルクイナの交通事故が多発しています。 今年の交通事故は先月28日現在で 24件が確認され、 去年1年間の22件を上回りました。 このうち5羽が救命され、 4羽が今も治療を受けています。 骨折などの回復には時間がかかる上、 野生に復帰できない個体もおり、 病床は「満床」で関係者は悲鳴を上げています。 事故は主に国頭村の県道2号、 国頭村から東村にかけての県道70号で 起きています。 うるま市のNPO法人 どうぶつたちの病院沖縄の長嶺隆理事長は 「スキルが蓄積して助けられるようにはなったが、 クイナの寿命は10年以上あり、 飼育場所が足りない」 と新たな課題に直面しており、 車は走行速度を落とすなどの注意に加えて 「ハイビームを点灯すると、 鳥が車に気付いて事故が減るかもしれない」 と呼び掛けました。 こうした中、 県内で希少種の保護に取り組むNPO法人が ヤンバルクイナのリハビリ施設建設に 乗り出すことが分かりました。 近くクラウドファンディングで寄付を募ります。 タイトルは「傷ついたヤンバルクイナの 命を繋ぐーリハビリ施設建設のためにご支援を」 で、1千万円から2千万円を目標にしています。
Mon, 02 Aug 2021 14:56:00 +0900
挨拶・身なり大切
2021年7月30日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重瀬町の南部商業高校のOA経理課の 3年生22人がこのほど、 糸満市西崎の西崎中学校を訪れ、 2年生183人にビジネスマナーの 出前講座を実施しました。 高校生がこれまで学習してきた技能を 地域貢献として還元するのが目的で、 中学生は職業人講話と体験授業を およそ2週間後に控え、 その前に一般的なビジネスマナーを 身に付けようと総合の実践の時間を使って 開催されました。 高校生らは3人から4人に分かれて 6つのクラスに入り、 マナーの概要や身なり、あいさつの大切さを パワーポイントを使って説明しました。 中学生は準備されたワークシートに 重要な部分を書き込んでいきました。 また、授業の後半には高校生が実際に 美しいお辞儀の仕方を見本で見せ、 中学生はグループに分かれて高校生からの 指導を受けながら練習を行い、 グループごとに練習の成果を発表しました。 授業を終えた中学生は 「あいさつの種類や使い方を教えてくれて ありがとうございます」とお礼を伝えました。 高校生らは「うまく説明するのが難しかった。 真面目に聞いてくれてよかった」と、 ほっとした様子で感想を話していました。
Fri, 30 Jul 2021 14:31:00 +0900
台風6号の農産物被害が4億円あまり
2021年7月29日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 20日から25日にわたって 沖縄地方に激しい風雨をもたらした 台風6号について、 県は、26日現在の農作物の被害総額が およそ4億3千万円に上ると発表しました。 収穫最盛期を迎えているオクラやヘチマの 夏野菜に被害が出ており、 今後の供給不足となる可能性があります。 中元用の贈答品として高値で取引される 完熟マンゴーは航空便の欠航で 県外に出荷や配送ができず、 県内で値引き販売する動きもありました。 県が発表した被害総額の内訳は サトウキビがおよそ4億円を占め、 野菜果樹類がおよそ3千万円となっています。 サトウキビは宮古島がおよそ2億5千万円、 八重山がおよそ7千万円と 特に大きな被害が出ました。 宮古島のマンゴーや久米島の野菜類の被害は 含まれておらず、 水産、畜産の調査も進めているため、 被害総額は増える見込みです。 八重瀬町でヘチマとスイカを栽培する男性は、 今年は例年より梅雨の期間が長く、 本島を中心に降水量も多かったため 「被害はダブルパンチだ」と嘆きます。 連日の大雨でヘチマは受粉できず、 来月中旬まで収穫できないということで、 男性は 「天候次第で収入が大きく変動する農業は、 ギャンブルと同じだ。 次に備え、できることをやるしかない」 と語りました。
Thu, 29 Jul 2021 14:08:00 +0900
「江戸上り」の魅力を解説
2021年7月28日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球王国時代の「江戸上り」について学ぶ 講演会がこのほど、神奈川県川崎市の 「東海道かわさき宿交流館」で開かれました。 東海道五十三次「川崎宿」があった川崎市では、 東海道にちなんだ講演会を開催しており、 琉球歴史研究家の上里隆史さんが、 独立国家であった琉球王国と薩摩の 複雑な関係や幕藩体制国家の中、 琉球に対する庶民の関心の高さについて 錦絵や歴史的文献を用いて紹介しました。 上里さんは「江戸上り」と言われる 琉球使節団について「『江戸立ち』が 本来の言い方と説明した上で、 上里さんは江戸上りが 「東海道の一大エンターテインメントだった」 と語り、 見物人があふれる街道の様子など、 当時の印刷物から解説しました。 本土でなじみがある参勤交代と 全く異なる様相に、 会場からは何度も驚嘆の声が上がり、 来場者の中には「祖父が江戸上りに 楽童子として参加していた」 と話す人もいました。 78歳の女性は、楽童子が美男子で 歌舞音曲や書芸にも秀でた スーパーエリートだったと聞いて、 「祖父は筝の名手で1842年に14歳で 参加したと聞いている。 少年が何のために参加していたのかと 思っていたが、美少年だったとは、 今とても驚いている」と話し、 会場を沸かせました。
Wed, 28 Jul 2021 15:10:00 +0900
東村有銘小学校の児童が豊作祈願体験
2021年7月27日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 旧暦の5月15日あたる6月24日、 東村立有銘小学校の児童は、 米の豊作を祈願する「5月ウマチー」を再現し、 校内にある拝所と井戸に稲や餅などの供え物をして、 かつて「米どころ」として知られた有銘区の 歴史を体感しました。 有銘小では去年から総合学習の時間に稲作が 盛んだった区の歴史について学ぶ機会があり、 児童らの提案で米づくりに挑戦することになりました。 地域住民らの協力で今年1月、 校内の中庭に田んぼが完成し、 3月には堆肥まきや田植えを体験しました。 その過程で児童らはウマチーについて知り、 具志堅区長らの協力を得て再現しました。 供え物の稲は児童らが育てたもので、 「ウチャク」と呼ばれる餅は家庭科の授業で 地域住民と一緒に作りました。 根神などをまつった仮設拝所や「チンガー」と 呼ばれる井戸に供え手を合わせました。 6年生の女子児童は「ウマチーは初めて。 昔こんな行事をやってたとは知らなくて驚いた」 と目を輝かせました。 平良校長は「子どもたちが地域の伝統文化を 知り身近に感じてくれるとうれしい。 いろんなアイデアもあるので、 今後も地域の歴史を活用した 取り組みをしたい」と語りました。
Tue, 27 Jul 2021 14:42:00 +0900
プロ御用達の万能釣り針が人気
2021年7月26日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 読谷村の漁師が制作した オリジナル万能釣り針「読谷パワーテンヤ」が、 魚が釣れると人気です。 釣り針は読谷村漁協所属の 漁師の比嘉淳二さんが製作したオリジナルで、 読谷村漁協が運営している 読谷村地域振興センター内の「天ぷら家」で 販売してされています。 スジアラやハタ、ハマフエフキが 初心者でも釣りやすい重りが付いています。 この釣り針は読谷村漁協の全員が使用しており、 真栄田漁協でもプロの漁師が使用する 御用達となっています。 比嘉さんは重さや大きさが異なる 5種類の釣り針のほか、 折れにくい釣りざおも 製作しているということで、 「魚の生態を研究しながら道具作りをしている。 これからも他の人とは違う発想で、 オリジナルの道具作りをしていきたい」 と話しました。 天ぷら屋でしか商品を販売していないと話す この店の店舗責任者の男性は 「お客さまからも根魚系が釣れたと 喜ばれている。夜釣り、船釣り、 何でも対応できる万能商品で、 技術も要らないのでお薦めです」 PRしていました。
Tue, 27 Jul 2021 14:39:00 +0900
大井川に再びホタルを
2021年7月23日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁村仲宗根区で 「大井川にホタルを呼ぼう会」 がこのほど発足しました。 近くで食堂を営む玉城薫さんが、 大井川周辺の不法投棄のごみ撤去と 美化強化に取り組んだことに続き、 通り会で次は新たに川に昔の頃のように ホタルを呼び戻したいと発足したもので、 玉城さんが、昔の頃のような川のイメージを 村内の画家の運天肇さんに伝え絵に 描き下ろしました。 絵には「なちかさぬふるさとよ大井川」 と書かれ、ポンポン船や魚群が描かれており、 運天さんは「皆さんの昔の思い出深い、 川の雰囲気だけでも絵で復活させたかった」 と話しました。 この日はセレモニーも開かれ、 幼少期に川で遊んだ記憶のある区民らは 「水深も4メートルほどもあり水量も豊富で、 泳いだり魚やエビなどを食料にしたり、 生活に欠かせない川だった」 と昔話に花を咲かせました。 近くに住む最高齢の92歳の2人も参加し、 「ほたるこい」の替え歌をギター演奏に合わせて歌い、 「ほっ、ほっ、ほーたるこい、大井川のみーずは 甘いぞ、ほっ、ほっ、ほーたるこい」 と近隣の住民と通り会の参加者全員で、 ホタルが飛び交うきれいな川になってほしいと 願いを込めて合唱しました。
Fri, 23 Jul 2021 17:45:00 +0900
21市町村の小中学校で夏休みを短縮
2021年7月22日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルス感染拡大を受けた 緊急事態宣言に伴い、 公立小中学校の休校措置を実施していた 23市町村のうち、 21市町村が小中学校の夏休みを 1日から9日間程度短縮します。 18町村は休校措置を講じていませんでした。 南城市、宮古島市は休校措置を実施したものの、 夏休みの短縮はしません。 夏休みを短縮しない南城市は 「元々他の市町村に比べて一週間短いので、 通常通りの予定だ」としており、 宮古島市は「授業の組み替えなどで対応可能だ」 と説明しました。 夏休み明けの登校は通常登校となる見通しです。 一方、部活動については、県教育委員会が 「緊急事態宣言中は原則中止とする」 としている一方、 夏休み中は練習時間を 2時間以内とすることや 県内外での合宿・遠征や県外校との 練習試合などを行わないことを条件に 活動を認めており、市町村の公立校も 県の方針に準じるとみられます。
Thu, 22 Jul 2021 17:43:00 +0900
那覇新市民会館、なはーとが10月31日に開館
2021年7月21日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市はこのほど、 久茂地に建設した新市民会館=那覇文化芸術劇場なはーとを 報道各社に公開しました。 10月31日に開館するもので、 およそ1600席の大劇場と、 およそ300席の小劇場などを備えています。 首里織、広場=うなー、海など 沖縄の要素を設計に取り入れ、 外観は、首里織を題材にしたデザインの 日よけ=ルーバーで建物を覆っているのが特徴です。 共用ロビーは、うなーのように開館時間中は 誰でもくつろぐことができ、 ロビーに面したガラス張りのスタジオや 練習室の様子を見ることもできます。 大劇場の内装は海の中をイメージし、 天井のデザインは海底から見た海面の ゆらめきを表しています。 小劇場の客席は 王家の着物をイメージした黄色で、 首里織風のデザインが施されています。 大劇場と小劇場のそれぞれの舞台と 同程度の大スタジオ、小スタジオがあり、 4つの小規模な練習室も備えています。 城間幹子市長は「素晴らしい施設ができ、 関連業者や地域の皆さまの協力に心から感謝する。 これからは器に魂を吹き込んでいくのが仕事だ。 多くの方に利用してもらい、 交流する中で文化芸術の 発信拠点になるよう努める」と述べました。
Wed, 21 Jul 2021 17:42:00 +0900
東村高江小学校でやちむん窯の登り窯復活へ
2021年7月20日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 東村高江小学校のグラウンド横に 現在使われていない登り窯があります。 陶芸家の森貴希さんや地域住民らが、 窯を復活させる取り組みを始めており、 やちむんを活用した地域活性化にも 期待の声が上がります。 当時の高江小中学校に本格的な登り窯が 造られたのは1980年ごろで、 陶芸教室も開かれるようになり、 当時を知る女性は「いろんな作品が生まれ、 中には名人と呼ばれる人もいた」 と振り返るなど、 高江区民の思い出も詰まっています。 近年は少子化が進んで陶芸教室の開催も減少し、 2017年に高江中学校が閉校してからは 使用されなくなりました。 そこで、登り窯を復活させようと、 陶芸家を探したところ、 読谷村のやちむん工房で修業し、 独立後の活動拠点を探していた森さんに たどり着き、今年4月、森さんは家族4人と移住しました。 県内の小学校に登り窯があるのは 高江小学校のみとみられますが、 森さんは「学校に工房ができると思わなかった。 子どもたちがやちむんに触れる機会をつくりたい。 地域の人々が交流できる場になればうれしい」 と意気込み、 来月までの修復を目指しています。
Tue, 20 Jul 2021 17:39:00 +0900
旧知念村、合併後に人口が減る
2021年7月19日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 2005年12月末の4町村合併直前は 4万759人だった南城市の人口が、 今年5月末で4520人増の4万5279人に 達しました。 喜びの声が上がる一方で、 旧知念村はおよそ970人減少しており、 地元では「陸の孤島になってしまうのでは ないか」と心配されています。 最も人口が増えたエリアは、旧大里村で、 およそ3400人増え 1万5665人となりました。 交通網に恵まれていることが要因として 考えられます。 次に増えたのが旧玉城村でおよそ10%増え、 旧佐敷町は微増となりました。 一方、唯一減少したのが旧知念村で、 968人減少して4803人となりました。 旧知念村では比較的大きな集落の商店が 店じまいし、追い打ちをかけるように 村内唯一のスーパーだった JAおきなわ知念支店が、 今年5月に佐敷支店に統合され閉店しました。 知念支店近くに住む80代の女性は 「うちは子どもたちが 買い物を手伝ってくれるが、 年寄りだけの家庭は不安だと思う。 暮らしやすい地域づくりに 取り組むことが重要だ。 若者が生まれ故郷を離れないよう、 交通網の整備や、 世界遺産の斎場御嶽の入場料を 地域活性化に生かすことはできないか」 と指摘しました。
Mon, 19 Jul 2021 14:22:00 +0900
宮森事故62年悼む
2021年7月16日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1959年に宮森小学校へアメリカ軍の ジェット機が墜落した事故から62年を 迎えた先月30日、うるま市の宮森小学校で 児童会主催の追悼集会や、 石川・宮森630会と遺族会による 慰霊祭が開かれ、セミの声が響く中、 事故の犠牲となった児童らの冥福と 恒久平和を誓いました。 追悼集会には、5年生と6年生の児童 およそ150人が参加し、 事故で亡くなった児童らの名前が刻まれた 「仲よし地蔵」に手を合わせ、 花を手向けました。 平和を誓う群読や放蝶も行われました。 集会後には6年生全員が 「平和の鐘」を響かせましたが、 最初に鐘を鳴らした児童は「1年生の時よりも、 詳しく学んだ今がさらに事故の恐怖を感じる」 と話しました。 また、慰霊祭には、事故体験者や関係者など およそ30人が参加しました。 石川・宮森630会の久高政治会長は、 多くの活動支援に感謝し、 「今もアメリカ軍機が飛び交い、 同じ事故が起きるのではという危機感がある。 事故の悲惨さをしっかりと語り継ぐ 必要がある」と語りました。
Fri, 16 Jul 2021 14:39:00 +0900
県医師会に初の女性会長
琉球新報の記事から紹介します。 県歯科医師会の会長に、 米須敦子さん(58)歳が就任しました。 県歯科医師会によりますと、 女性の会長は全国で初めてです。 先月27日の定時議員会で選任されました。 米須会長は 「口腔ケアは健康寿命の延伸にもつながり、 必要とされている診療科。コロナ禍においても しっかり取り組んでいきたい」 と抱負を語りました。 また、米須会長は、 新型コロナウイルスの流行した去年以降、 県内の診療現場でクラスター=感染者集団が 発生していないことを強調し、 「通常の感染対策と合わせたコロナ対策を 継続しており、感染に強い診療科と示された」 と説明しました。 一方、子どもの虫歯本数については、 沖縄は全国平均より上回るものの 「継続した健診で本数は減ってきている。 子どもの口の健康も維持できるように 努めていきたい」と語りました。
Thu, 15 Jul 2021 13:50:00 +0900
譲り受けた制服の申請廃止
2021年7月14日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 豊見城市の豊見城中学校は今年4月から、 家族や知人から譲り受けた制服を 使用する場合に必要だった学校への 使用申請書の提出を廃止しました。 校則は、丈が短くなったスカートなど、 いわゆる「変形・改造制服」を排除する 目的でできたとみられます。 校則で、譲り受けた制服の使用申請書を求める 学校は県内に複数ありますが、 「なぜその改造が認められないのか、 理解してもらうことが必要」として、 申請自体に意味はないと判断しました。 他にも、白い色に限定していた下着の色や、 男女別の制服規定などの校則も見直しました。 また、今年4月に入学した1年生から、 制服やジャージーのネーム刺しゅうも 廃止しました。 ネーム刺しゅうの廃止については、 刺しゅうを外したり縫い直したりするのに お金がかかるため、 保護者からも好評だということです。 新崎峰子教頭は 「個人情報保護の観点から廃止が決まった。 刺しゅう廃止については、 保護者からも要望を受けていた。 生徒が安心して学校生活を送れる校則が 望ましい」と話しました。 校則については、 県内公立中学校の91%が見直しや 検討を進めています。
Thu, 15 Jul 2021 11:45:00 +0900
南風原中学校でオンライン平和集会
2021年7月13日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南風原中学校でこのほど、 オンラインの平和集会が開かれ、 2年生と3年生の生徒7人が語り部となり、 沖縄戦体験者から聞き取った話を 全校生徒に伝えました。 生徒は5月に旧南風原村に住んでいた 80代から90代の戦争体験者3人から 証言を聞き取り、資料写真やキーワードを 盛り込んだスライドを作成し、 戦中から戦後の復興、 体験者の在沖アメリカ軍に関する認識まで 幅広く取り上げ、 体験者からのメッセージと共にオンラインで 校内に配信しました。 証言を聞いた生徒の感想も配信し、 3年生の女子生徒は、 涙を浮かべながら証言した体験者を前にして 「悲しい体験を無理やり聞いている感じがして、 気が引ける場面もあった」と振り返りました。 一方、体験者から直接聞ける立場にあるからには、 「語り継いで次世代に伝えることが重要だ」 と実感していました。 また、集会に参加した1年生の女子生徒は 「戦争のことを思い出させてしまうのではないか」と思い、 80代の祖母から証言を聞くことを ためらっていましたが、 「『戦争のことを伝えたい』と話せば わかってくれると思う。 近く祖母に聞いてみるつもりだ」 と話しました。
Tue, 13 Jul 2021 15:19:00 +0900
懸垂幕と横断幕で祝福
2021年7月12日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南城市佐敷津波古区でこのほど、 東京オリンピックに出場する 陸上男子走り幅跳びの津波響樹選手と、 レスリング男子グレコローマンスタイル 77キロ級の屋比久翔平選手を祝福するため、 区内3カ所に懸垂幕と横断幕を設置しました。 津波選手の父親と 屋比久選手の祖父母は津波古出身で、 津波古区の高江洲区長は 「身近にオリンピック選手がいることは、 区の子どもたちにとって大きな刺激になる。 津波古に生まれたことを誇りに思い、 夢と希望を持ってほしい」 と笑顔で語りました。 津波選手の父親の直樹さんは 陸上100メートルの選手として 国体に出場しており、 祖母の初江さんも100メートルの選手でした。 また、屋比久選手もレスリングの選手だった 父親の保さんをはじめ、 区内にいる親族がスポーツで活躍しています。 高江洲区長は「津波古は昔からスポーツ王国。 市の体育大会では佐敷町時代から さまざまな競技で優勝を重ねている。 区民のスポーツに対する思いを子や孫が 受け継ぎ、日本を代表する選手を生んだ」 と胸を張り、 「区民総出で応援したい。 区民には自宅のテレビで 2人の活躍を見てほしい」と 東京オリンピックでの 2人の活躍に期待しました。
Mon, 12 Jul 2021 14:49:00 +0900
沖縄戦、新聞で学ぶ
2021年7月9日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新聞記事を使ったNIE平和学習がこのほど、 沖縄市立コザ中学校で行われ、 2年生147人が興味のある新聞記事を選び、 新聞切り抜きシートを作る授業に 取り組みました。 5月に発行された琉球新報のりゅうPON! 「沖縄戦76年 平和学習特別号」と、 沖縄タイムスのワラビー 「沖縄戦を学ぼう特別版」を使ったもので、 生徒たちはクラスメートと記事を選んだ 理由などを語り合いました。 この中で「集団自決」の記事を選んだ 女子生徒は「言葉を知っていたけれど、 生き残った子たちの写真を見て、 事実をより重たく感じた」と理由を話しました。 また、遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の 具志堅隆松代表の活動を伝える記事を 切り抜いた男子生徒は 「ニュースで辺野古の埋め立てに遺骨の 混じった土砂を使うかも、と聞いていたので、 とても気になった」と説明し、 同じ記事を選んだ女子生徒は 「冗談で使っていた『死ぬ』『殺す』などの 言葉を今後は使わないようにする」 と思いを語りました。 日本新聞協会NIEアドバイザーの 松田美奈子主幹教諭は 「自分から主体的に沖縄戦を学び、 継承していく立場として学習に取り組んで もらおうと考えた」と目的を語りました。
Fri, 09 Jul 2021 13:56:00 +0900
浅瀬でまさかのマグロを捕らえる
2021年7月8日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 本部町浜元の海岸でこのほど、 那覇市の石崎豪さんと妻のゆかりさんが、 体長およそ1・63メートル、 推定70キロのマグロを「水揚げ」しました。 2人はドライブ中、海面に何度も上がる 大きな水しぶきに気付き、 車で近づいて海岸に下りると、 岸からおよそ10メートル、 水深およそ15センチの浅瀬に横たわる 生きたマグロを発見し、 石崎さんは「マグロが海に落ちている」 と驚いたということで、 「海でラジコンボートでも走らせているのかと思ったが、 近くに人もいないので不思議に感じた」と振り返りました。 そして、疲れた様子のマグロを素手でつかみ 生け捕りにしましたが、 その大きさに四苦八苦し、 2人がかりで車のトランクに積み込み、 家路を急いだということです。 生け捕りにしたのはキハダマグロで、 普段は沖合の深い海域に生息しており、 めったに沿岸部には近寄らず、 餌などを求め迷い込んできた可能性が 高いということです。 石崎さんは自宅で刺し身を味わい、 「来月、誕生日なので少し早い海からの バースデーケーキ。とてもおいしかったけど、 食べても食べてもなくならない」 とうれしい悲鳴を上げました。
Thu, 08 Jul 2021 13:57:00 +0900
車内転倒事故を防止しよう
2021年7月7日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 7月は「バス車内事故防止強化月間」です。 車内転倒事故を防止しようと 県バス協会はこのほど、 地元住民らに自己の事例を紹介し、 安全なバス乗車への協力を呼び掛けました。 那覇市の波の上うみそら公園で 実際にバスを走らせ、 社内に乗せた人形で転倒事故を再現し 乗車中の注意点などを共有したものです。 県バス協会によりますと、 過去3年間の間に県内路線バスで5件から 6件の車内転倒事故が発生しており、 走行中の移動が事故につながっています。 そこで、公園内に仮のバス停を設置し、 バス停に向け減速中時に乗客が立ち、 停車ブレーキの反動で転倒や、 車の割り込みによる急ブレーキで立っていた 乗客が転倒などの3つのパターンを 再現しました。 このうち、急ブレーキをかけた事例では、 人形がバランスを崩し、 車内前方の運転席近くまで 勢いよく倒れこみました。 県バス協会の小川吾吉会長は 「速度が遅くても腰の骨を折るケガにつながる。 走行中の移動は非常に危険だと知ってもらい、 事故ゼロの実現につなげたい」と語りました。 参加した若狭1丁目自治会の岸本麗子会長は 「乗車中は座っていることがいかに大切なのか 学んだ」と話しました。
Wed, 07 Jul 2021 14:21:00 +0900
終戦後、沖縄からアメリカに持ち帰った釣り鐘が返還される
2021年7月6日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦に従軍したアメリカ海兵隊の ロイ・ガイガー中将が終戦後、 沖縄からアメリカに持ち帰った釣り鐘が 返還されることになりました。 県立博物館・美術館に寄贈される予定です。 琉米歴史研究会の喜舎場静夫理事長が 交渉を重ね、返還に至ったもので、 このほど、ガイガー氏の孫娘で、 アメリカフロリダー州の メラニー・カーティスさんとオンラインでつなぎ、 返還セレモニーが開かれました。 鐘は高さおよそ65センチ、 重さおよそ40キロで、鐘が製造された時期や、 どこに置かれていたかなどは分かっていません。 カーティスさんは小さい頃から この鐘と親しんできました。 誕生日など何か行事があるたびに 鳴らしたということで、 「生活の一部だった。いろんな思い出がある」 と感慨深そうに話しました。 また、手元から離れることに寂しさをにじませつつ 「県民の元へ返されることになり 非常にうれしい」と語りました。 喜舎場理事長は 「鐘を見ることで歴史や文化に触れ、 戦争があったことなどを忘れてほしくない」 と述べました。 鐘は今月、沖縄に着いた後、 県立博物館・美術館の学芸員らが、 他の鐘とも比較しながら、 製造時期や場所を調査します。
Wed, 07 Jul 2021 11:56:00 +0900
郵便投票が、県内で初めて適用
2021年7月5日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 今月4日告示、 11日投開票の那覇市議会議員選挙で、 新型コロナウイルス感染により自宅などで 療養する有権者に郵便投票を認める特例法が 県内で初めて適用されます。 5日から11日にかけ 自宅やホテルなどで療養する人が 対象となります。 外出が制限される療養者の投票が 可能となりますが、 療養者数は流動的で、 市選管は療養中の有権者の人数把握は 難しいとしています。 一方で、本人に成り済ました 不正投票も懸念されています。 自宅療養者は市選管のホームページから 特例郵便等投票請求書をダウンロードし、 保健所が交付する外出自粛要請などの 書類と共に7日までに市選管へ郵送します。 保健所が多忙で書類を発行できていない場合、 市選管が保健所に療養の確認をします。 インターネット環境が無いなどの理由で、 請求書の入手が難しい人は、 市選管が個別に対応します。 また、患者が療養する市内のホテルには 市選管が事前に請求書を準備し、 看護師などを通じて入手できます。 請求書の郵送後、 市選管から返信用封筒などと共に届く 投票用紙に候補者を記入し、返送します。 11日必着で郵送のみ有効で、。 担当者は「新制度をぜひ活用してほしい」 と呼び掛けています。
Tue, 06 Jul 2021 11:52:00 +0900
大好きな海、綺麗に
2021年7月2日(金)放送分 担当は林京子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 毎週月曜日の夕方、南城市知念の海岸では、 砂浜をきれいにしようとごみ拾いをする 子どもたちがいます。 知念中学校3年の具志堅咲羽さん、 知念小学校5年の塁さんきょうだいと、 知念小学校5年の志喜屋ももさん、 それに琉大付属小学校年1の吉田陽季さんの4人で、 「ビニール1、プラスチック1」などと 声を出しながら1つ1つ丁寧に拾い、 ごみの種類を記録しています。 4人は去年3月、新型コロナウイルスの 感染拡大で学校が臨時休校となり、 運動不足解消を目的に近所の砂浜を散歩した際、 至る所にごみが散乱していることに気づき、 拾うようになりました。 今年4月からは 「エコホヌ」というグループ名で活動し、 全国こどもエコクラブにも加盟しました。 拾ったごみは紙に記録し、 海洋ごみ問題に取り組む環境NGO 「JEAN」に報告しています。 主にビニール袋やプラスチックの破片が 多いことが記録で判明し、 「国際的な問題のマイクロプラスチックが 身近にあることを改めて知った」 と語っています。 ももさんの母親で4人の行動を見守ってきた 志喜屋理恵さんは 「多くの人に子どもたちが取り組む活動を 知ってほしい。ほかの地域でも同様の活動が広がれば」 と期待しました。
Fri, 02 Jul 2021 13:45:00 +0900
読谷村でワクチン接種の業務をボランティアが支援
2021年7月1日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 読谷村のワクチン集団接種会場で、 看護師や保健師の資格を持つ人たちが 医療従事者の業務を支援しています。 村の「ゆいまーる共生事業」で高齢者の見守りを 担当してきた嘉数テルさんが呼び掛け、 14人が接種後の経過観察を担当しているものです。 嘉数さんは県立病院で看護師として 30年以上勤め、近年は「ゆいまーる共生事業」で 高齢者を支えてきましたが、 去年から感染予防のためほとんどの 活動が中止されました。 そこで、「高齢者や医療従事者のために できることはないか」と考え、 今年2月に共生事業で共に活動する看護師らを誘って、 村にボランティア趣意書を提出し、 現在は50代から80代の看護師ら14人が 毎日3人ずつ交代で活動しています。 接種を受けた人の基礎疾患の有無などを把握し、 声を掛けつつ、15分から3分間観察しますが、 これまでに重大な副反応は 確認されていないということです。 きょうからは村の接種会場が2カ所に増え、 18人で取り組みますが、 「現役の医療従事者だけに任せるのではなく、 皆で助け合いたい。場を作れば、 賛同してくれる人は多いということが 分かった」と話しています。
Thu, 01 Jul 2021 13:32:00 +0900
宜野湾市、火葬場建設進まず
2021年6月30日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 2018年の宜野湾市長選挙の公約で 火葬場建設を掲げた 松川正則市長は建設について、 「非常に厳しいのが本音だ」と述べました。 これは24日の市議会一般質問で、 上里広幸氏の質問に答えたものです。 火葬場が少ない中部地域では、 他の自治体で火葬することで時間が掛かり、 金銭的な負担があるなど課題があります。 火葬場がない宜野湾市、北谷町、西原町、 北中城村、中城村の5つの市町村は、 公営施設の建設を計画していましたが、 候補に挙がった地元の反対や 財源確保のめどがたたず、 白紙になっていました。 松川市長は、中部の関係市町村で 火葬場の広域化の相談をしているとした上で、 「何らかの形で市民の負担軽減ができないか これからも調整したい」と述べました。
Thu, 01 Jul 2021 09:47:00 +0900
中城小学校で学童疎開経験者の話を聞く平和学習授業が行われました
2021年6月29日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 太平洋戦争中の中城村の学童疎開をテーマに、 このほど平和学習の授業が村立中城小学校で 6年生40人を対象に行われ、 疎開を経験した村伊舎堂の安里清一さんが、 寒さや空腹などで苦しんだ体験を語りました。 以前、村教育委員会で疎開について調べた 経験のある琉球大学准教授の 中村春菜さんが解説し、 中城小学校の当時の子どもたちが疎開した 熊本県熊本市の市立田底小学校の6年生の 児童らもオンラインで授業に参加しました。 この中で、中村さんは、疎開に至る経緯や 現地の生活などを紹介し、 当時は疎開者を乗せた「対馬丸」が アメリカの潜水艦に撃沈されるなど 「危険と隣り合わせの旅だった」 と強調しました。 また、安里さんは子どもたちは疎開は短期間で終わると聞き、 冬服などもないまま疎開が およそ2年間の長期にわたったことも説明し、 熊本で過酷な生活を強いられ、 「ひもじい、寒い、寂しい」と振り返りました。 そして、終戦後に沖縄へ戻ると、 故郷は緑がなく、家族も亡くなっており、 傷心することもありましたが 勉学に励んだということです。 さらに、安里さんは平和の大切さも強調し、 子どもたちは熱心に耳を傾けていました。
Tue, 29 Jun 2021 13:27:00 +0900
県の人口、前回5年前に比べ3万4844人、2・4%増加
2021年6月28日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県統計課がこのほど発表した 国勢調査の速報値によりますと、 去年10月1日現在、 県の人口は146万8410人で、 前回5年前に比べ3万4844人、 2・4%増加しました。 人口増加率は前回調査の2・9%を 0・5ポイント下回りました。 前回調査で、 人口増加率は初めて全国首位に立ちましたが、 今回は東京都の4・1%に次いで 全国2位となっています。 人口は1950年以降は増加傾向にありますが、 伸びは鈍化しています。 世帯数は61万2749世帯で前回調査から 5万2325世帯、9・3%増えましたが、 1世帯当たりの人数は2・40人で 前回より0・16人減少しています。 70年以降減少を続けており、 核家族化が進んでいます。 一方、41市町村別では、 21市町村で人口が増加し、 20市町村で減少しました。 人口増加率が最も高かったのは中城村の14・0%で、 減少率は渡名喜村が19・1%で 最も高くなっています。 人口増加数はうるま市の6508人が最も多く、 次いで宜野湾市の3949人、 沖縄市の3561人と続いています。 逆に人口減少数が大きかったのは那覇市の1603人、 本部町の993人、今帰仁村の627人の順となりました。
Mon, 28 Jun 2021 14:49:00 +0900
白梅之塔 クラウドファンディング目標額達成
方言ニュース 2021年6月24日(木)放送分 琉球新報の記事から紹介します。 白梅学徒隊として戦地に動員された 県立第二高等女学校の学徒らを追悼する 白梅之塔周辺施設の老朽化で、 現地慰霊祭の継承などを目的に活動する 「若梅会」は15日から修繕費を募る クラウドファンディングを開始しましたが、 きのうで目標額の188万円に達しました。 塔周辺はコンクリートの通路や 階段の劣化が目立ち、 大けがを負う人も出ていることから、 同窓会や遺族が安心して来られるよう 塔周辺の修繕・整備を計画しているものです。 若梅会は白梅同窓会の中山きく会長の 呼び掛けで結成しており、 若梅会のいのうえちず代表は 「白梅同窓会の中山きくさんにも 報告ができてうれしい。 皆さんの善意と熱意が表れている」と感謝し、 「多くの人が沖縄戦継承に 熱い思いを持つことに改めて驚いた。 きくさんが続けてきた活動があちこちで 実を結んでいる」 と語っています。 支援はクラウドファンディングサイトの 「YUIMA」で呼びかけているほか、 「YUIMA」を運営する琉球新報社では 現金書留による受け付けも行っており、 宛先は〒900―8656、郵便事業那覇支店 私書箱15号、「白梅之塔周辺修繕」 プロジェクト係までです。 8月いっぱい募集を継続し、 白梅学徒隊の戦争体験を伝える 絵本の制作などに充てる方針です。
Thu, 24 Jun 2021 15:35:00 +0900
免許証の再交付、沖縄が全国最多979件
2021年6月23日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 運転免許証を紛失した際などに行う 再交付に関し、 去年の免許保有者10万人当たりの件数で 沖縄が全国最多の979件だったことが 県警免許管理課のまとめで分かりました。 運転免許管理課は「具体的な理由は分からない。 沖縄は車社会で、 身分証明に使用する頻度も高いので、 常に持ち歩いている人が多いことが 原因ではないか」と推測しました。 県内の再交付者の中には、 16回目の男性もいたということです。 去年の県内の再交付件数は9376件で、 10万人当たり979件でした。 2位の大阪は741件、 3位の東京は737件でした。 最少は秋田の368件で、 全国平均は559件です。 県警運転免許管理課は 「沖縄は2位の大阪と238件の差があり、 頭一つ飛び抜けている」と指摘しました。 再交付は豊見城市の運転免許センターや 安全運転学校各分校などでできますが、 再交付手数料が2250円かかります。 免許管理課は「経済的にも、 コロナの感染対策の観点からも、 施設を訪れる機会は少ない方がいい。持っている免許証を大切にしてほしい」 と呼び掛けました。
Wed, 23 Jun 2021 15:00:00 +0900
6月18日の海外移住の日、交流会2年連続中止
2021年6月22日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 6月18日は「海外移住の日」。 1908年6月18日、県系人を含む 日本人移民が移民船「笠戸丸」に 乗って、ブラジルのサントス港に 到着したことにちなみ、1966年に総理府、 現在の内閣府が制定したものです。 移住経験者らでつくる 沖縄パンアメリカン連合会は1994年から この日に交流会を開いてきましたが、 新型コロナウイルス感染拡大を受けて 今年は2年連続で中止となり、 大山盛(せい)稔(しん)会長は 「移民を受け入れてくれた国々に感謝する日だ。 今の沖縄をつくった移民の歴史を忘れないで」 と呼び掛けています。 沖縄カナダ協会長も務める大山会長は 「祖父の代から続く移民一族」で、 自身は沖縄で生まれましたが、 復帰後に「日本になってうまくいくか 心配だった」とカナダへ移住しました。 大学で農業を学んだことを生かし 大規模農場で働き、 沖縄に帰った後も沖縄サミットで、 カナダの首相を南風原町に招待することに 協力するなど橋渡し役となりました。 連合会に加盟する沖縄アルゼンチン 友好協会の与座宏章会長は「移住者、 子孫は各地で活躍し、沖縄の戦後復興も支えた。ウチナーンチュとしてのアイデンティティーは 比べものにならないくらい強い。 海外移住の日を機会に 目を向けてほしい」と訴えました。
Tue, 22 Jun 2021 15:00:00 +0900
健康志向の高まり受けて ウコン輸出好調
方言ニュース 2021年6月21日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄地区税関はこのほど、 去年の県内からのウコンの輸出量が 前の年に比べて4倍の17・9トンと急増し、 金額は4・2倍の 2億2582万円だったと発表しました。 数量と金額ともに比較可能な1988年以来、 過去最高となり、 全国シェアは6年連続で1位となっています 。 新型コロナウイルスの感染拡大で、 世界的に健康志向が高まっていることが 主な要因とみられます。 主にティーバッグやサプリメント原料用の ウコン粉末が輸出されていますが、 日本製の商品は安心感の高さから 海外でも人気が高く、 県産ウコンも品質の 良さが評価されているということです。 国内全体の輸出量は4・7倍の21・4トン、 輸出金額は4・6倍の2億5866億円で、 全体の8割を沖縄が占め、 輸出拡大をけん引しました。 亜熱帯気候の沖縄はウコンの栽培に適しており、 生産から加工、 輸出を一貫してできる強みがあります。 沖縄のウコンの輸出先は元々台湾や韓国など アジア地域が主でしたが、 15年ごろから欧米諸国への輸出が増えており、 担当者は「今後も順調な伸びが期待できる。 酔い止めだけでなく、 健康維持としてのウコンに 姿を変えつつある」 と話しました。
Mon, 21 Jun 2021 16:07:00 +0900
東京沖縄県人会 定例総会開催
方言ニュース 2021年6月17日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 東京沖縄県人会の第63回定期総会がこのほど、 千代田区の日本教育会館で開かれました。 コロナ禍の中、2年ぶりの総会となり、 出席者も感染予防対策のため およそ50人に抑え、 総会後の懇親会も取りやめました。 東京琉球舞踊協会の瑞慶覧和子会長、 諸見喜子副会長の「かぎやで風」の後、 仲松健雄会長は「コロナ過で、 人と人との接触を避ける社会へと 変わっているが、 人とのつながりを大事にすることは 変えてはいけない」とあいさつしました。 そして、新年事業として「会員の明るい輪、 楽しい和、交流の環」の意味を込め、 「3つのわ」をスローガンに、 「会員増強キャンペーン」を展開し、 10月30日に板橋区立文化会館で開く 「沖縄芸能フェスティバル」の成功や、 イベント委員会の設置などを決めました。 さらに、来年、 沖縄が日本復帰50年を迎えるのに合わせ、 来年5月8日に「沖縄芸能フェスティバル」を 国立劇場で開くことも確認しました。 また、役員改選では、委員長、監事、常任理事、 理事の一部入れ替えが行われ、 11人の理事が退任したほか、 功労者表彰も行われました。
Thu, 17 Jun 2021 15:27:00 +0900
多良間島の豊年祭「八月踊り」が中止に、神事のみ実施
2021年6月16日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国の重要無形民俗文化財に指定されている 多良間島の豊年祭「八月踊り」を主催する 仲筋と塩川の両字会はこのほど、 新型コロナウイルス感染防止のため、 通常開催の中止を決定しました。 中止は2年連続で、神事のみを実施します。 両字会は島外からの来訪者を 迎え入れないことも決めました。 「八月踊り」は人頭税の皆納を祝い、 翌年の豊作を祈願したのが始まりとされ、 毎年、旧暦8月8日から10日までの 3日間にわたって執り行われます。 仲筋の大城会長と塩川の友利会長は連名で、 中止を文書で発表し、 多良間村が医師と看護師がそれぞれ1人の 医療体制であることを挙げ 「感染症が持ち込まれると、 たちまち医療崩壊になってしまう。 島民の命を守ることを最優先に 苦渋の決断となったことを理解いただきたい」 と話しました。
Wed, 16 Jun 2021 15:00:00 +0900
病と闘う兄を持つ沖縄市の小学生、ヘアドネーション
2021年6月15日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 難病の福山型筋ジストロフィーと闘病する 兄がいる沖縄市の湧川かのんさん5歳と、 いとこの当銘りいなさん7歳がこのほど、 5年以上伸ばしてきた髪を切り、 必要とする人に寄付するヘアドネーションを 行いました。 かのんさんの兄は筋ジストロフィーで 入退院を繰り返しており、 万希子さんは育児に思い悩んだことも ありましたが、 「きつい時こそ支え合うことが大事」だと感じ、 抗がん剤治療などで髪が抜けた人の かつらなどに加工して役立てることで、 病と闘う人たちの 支え合いにつなげたいと提案したもので、 2人は沖縄市上地の美容室で髪を切りました。 美容室が2人の髪を大阪の ヘアドネーション団体に送り、 かつらに加工されるということです。 かのんさん、りいなさんは成長するに伴い 伸ばす意味を理解し、 「髪の毛がない子にあげたら、 みんなにこにこしておしゃれができるね」 などと話していたということで、 散髪しショートヘアになったかのんさんは 「うれしい。また伸ばしたい」と話し、 りいなさんは「病気の子に届けばうれしい」 と笑顔を見せました。
Tue, 15 Jun 2021 15:00:00 +0900
ハブの被害急増
方言ニュース 2021年6月14日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ハブに関する110番通報件数が先月5月は135件で、 前の月に比べて2倍を超えて 急増していることがこのほど、 県警のまとめで分かりました。 専門家は 「5月ごろにちょうど活動が活発になる。 見つけたら近づかないようにしてほしい」 と注意喚起しています。 県警によりますと、ハブに関する通報は、 1月は21件、2月は12件、3月は40件、 そして、4月は55件でした。 県衛生環境研究所によりますと、 ハブは夜行性で昼間は穴の中や物陰で 寝ているため、 ハブが潜んでいそうな場所に近づかず、 夜間はライトを使い、 周囲にいないか確認することが 大切だということです。 県衛生環境研究所の寺田考紀さんは 「ハブが人間の生活圏にいたら 取り除くことが望ましい。 身に危険がある場合は、 役場や警察に連絡してほしい」と呼び掛けました。
Mon, 14 Jun 2021 15:23:00 +0900
安里緑地一帯を花いっぱいに
方言ニュース6月11日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 慶良間チージと呼ばれ、沖縄戦の激戦地だった安里緑地一帯を花の咲き誇る丘にしようと、おもろまち自治会が中心となって、活動を始めました。 この地で激しい戦闘のあった5月12日に合わせて毎年アジサイの花を増やし、10年後には「アジサイの丘」を目指すもので、訪れた人々が戦争の歴史に触れると同時にアジサイを鑑賞し、戦没者を慰めてもらえるよう、恒久平和への願いも込めて活動する意向です。 おもろまち自治会がこのほど立ち上げた「おせっかい委員会」の活動の一環で、人と人とのつながりを紡ぎ出し、これまで以上に安全・安心、快適に暮らせるまちとすることが委員会発足の狙いです。 自治会会員に加え、趣旨に賛同する人ならだれでも参加でき、企画提案もできます。 自治会会員でこの企画を発案した太田浩一さんは「おもろまちに住むわれわれが歴史を後世に受け継ぎ、平和な暮らしを支えればみ霊の供養になり、歴史が受け継がれる。アジサイがみ霊を慰め、アジサイをきっかけに顔が見える関係が紡ぎ出せたらうれしい」と語りました。
Fri, 11 Jun 2021 11:27:00 +0900
糸満ハーレーの季節到来告げる 鉦打ち
方言ニュース 2021年6月10日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満ハーレーの季節到来を告げる鉦打ちが 7日午前5時ごろ、 糸満市糸満の山巓毛で行われ、 雨がぱらつく中、漁師の航海安全や 新型コロナウイルス感染症の終息を願い、 「カーン」という力強い鉦の音が 夜明け前の市内に鳴り響きました。 糸満ハーレーは毎年、旧暦5月4の ユッカヌヒーに開催されます。 今年は今月13日に予定されていましたが、 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、 2年連続で中止が決定しました。 糸満ハーレー行事委員会の東恩納博委員長は、 「1日も早く新型コロナが終息し、 日常生活が戻るように」 という強い願いを込めて、 東西南北に向かって5回ずつ、 鉦を打ち鳴らしました。 また、今年は西村、中村、新島の3村のうち、 赤色の新島がハーレーギンを身にまといました。 東恩納委員長は「断腸の思いだが、 感染拡大を防止するためには、 今は我慢する時期だ。 ハーレーは中止になっても 鉦打ちや代々続く拝みごとはなくすことは できない」と述べました。 東恩納委員長は、空手の三戦も奉納しました。
Thu, 10 Jun 2021 15:18:00 +0900
県内のフラ団体、沖縄とハワイの「しまくとぅば」を使う楽曲制作でしまくとぅばを募集
琉球新報の記事から紹介します。 県内中部を中心に活動するハワイアンフラの 団体「カイルアフラスタジオ」が、 沖縄とハワイの「しまくとぅば」を使う 楽曲制作のため、 次世代に残し伝えたいしまくとぅばを 募集しています。 県の「しまくとぅば普及促進事業」の一環で、 作曲はタレント・アイモコの アイロウさんです。 文化や歴史的に深いつながりがある ハワイの言葉も同時に募集し、 歌詞の中に盛り込むということで、 「はいさい」や「マハロ」など 単語を募っています。 楽曲は子どもたちへ向けたもので、 運動会や地域の行事などで活用できるよう、完成後は動画投稿サイト「ユーチューブ」で 配信します。 リズミカルに楽しく親しんでもらおうと、 歌詞に合わせた振り付けも考案します。 楽曲は県が条例で定めた 「しまくとぅばの日」の9月18日に 配信を予定しており、 楽曲制作を企画したカイルアフラスタジオの 仲本大樹代表は 「みなさんと一緒に作り上げ、 県民に親しまれる歌にしたい。 好きなしまくとぅばをぜひ教えてほしい」 と呼び掛けています。
Wed, 09 Jun 2021 15:00:00 +0900
沖縄県立郷土博物館、動植物紹介の理科補助教材を作成
2021年6月8日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市立郷土博物館はこのほど、 地元沖縄市や県内に生息する動植物を 紹介した理科補助教材の本「もっとしりたい! 沖縄市の自然」を作りました。 全国共通の教科書には、亜熱帯気候に属する 沖縄の動植物が掲載されていないことも しばしばあり、沖縄の子どもたちの学びに 実感が伴わないこともあるため、 学校の校庭など身近な場所で 観察できる動植物を取り上げ、 子どもたちの関心を高めたい考えです。 一般的な小学生向けの教科書は モンシロチョウの飼育方法を掲載します。 一方、「沖縄市の自然」では、モンシロチョウが 1960年ごろに県外から入ってきた 「外来生物」であることを説明し、 沖縄では在来の「シロオビアゲハ」が シークヮーサーの木の周りで 見られることなどを伝えています。 開発による自然の減少や、外来種の侵攻など、環境問題を掘り下げました。 世界自然遺産への登録が見込まれる やんばるの森の特集もあり、 森や沢がある沖縄市北部との共通点も 紹介しています。 本文の執筆やデザインを手掛けた 刀禰浩一学芸員は「教科書に載っていても、 身の周りにいる生き物が分からないと 自然への理解が深まらない。 校庭での実感から学びにつながってほしい」 と話しました。
Tue, 08 Jun 2021 15:00:00 +0900
コロナ禍でこども食堂等への食糧支援 必要性急増
方言ニュース 2021年6月7日(月) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルス感染拡大を受けた 緊急事態発令後、 食糧支援の必要性が急増しています。 企業や個人の寄付を元に子ども食堂などに 食料を配布する 「おきなわこども未来ランチサポート」への 申し込みは宣言発令前の 1回400人から500人分に比べ、 7500人分に跳ね上がり、 食料の在庫も底を突きそうです。 来週からの休校で需要は高まると予想され、 事務局は寄付を呼び掛けています。 ランチサポートでは 寄贈されたり、寄付金で購入した食品を、 申し込み人数に応じて 子ども食堂などに分配しています。 1週間の配布先は子ども食堂など およそ20カ所、千世帯以上になります。 先月23日の緊急事態発令後に要望が増え、 在庫は4日現在、菓子のほか、 カップ麺が20個程度で、 ランチサポートの実施主体の1つ、 おとなワンサードの富田杏理さんは 「1カ所分で終わる」と話し、 これから寄付金で買い出しをします。 寄付金の残りは50万円ほどで、 レトルト食品だと4千食しか買えず、 富田さんは「休校でさらに増えるのは必至」と懸念し、 幅広い支援を呼び掛けました。
Mon, 07 Jun 2021 14:46:00 +0900
南城市こどものまち宣言が発表される。
方言ニュース6月4日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 子どもに優しいまちづくりを目的とした「南城市こどものまち宣言」がこのほど、発表されました。 宣言文はおととしに策定委員会を立ち上げ、市内の小中高校生らが主体となってつくり上げました。 宣言文は7つで、「なん」「じょう」「し」「こども」「の」「ま」「ち」の文言に合わせて、子どもたちが考えた1100の言葉を選び、つなぎ合わせており、地域の絆を深め、子どもたちの自己肯定感を育む内容が記されています。 宣言の発表に当たり、瑞慶覧長敏市長は「市内に住む全ての子どもたちが、自分の夢や希望を思い描く街にしていきたい」意気込みを示し、宣言文づくりに参加した玉城中学校3年の宮國真央さんは「自分たちが編み出した言葉をつなげるのは難しかったが、宣言文が完成して良かった」と満足げに語りました。 市は、宣言を踏まえて3つの視点である「つなぎ・つながり」「体験機会・人材の育成」「誰一人取り残さない社会」を重視した「子どものまち推進施策」を進めます。 発表会見では子どもたちが主体となって製作した発表動画が披露され、動画は南城市のユーチューブチャンネルで公開されています。
Fri, 04 Jun 2021 10:30:00 +0900
県勢4人目、東京オリンピック出場決定 カヌー・當銘選手
2021年6月2日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 きのう石川県小松市の木場潟カヌー競技場で 行われたカヌー・スプリントの 東京オリンピック代表選考会で、 男子カナディアンシングル1000メートルの 當銘孝仁が4分1秒343で1位になり、 開催国枠で自身初のオリンピック代表に 決まりました。 県勢がカヌーでオリンピックに出場するのは、 2人目で、 県勢で東京オリンピック出場を決めたのは 4人目となりました。 レースには開催国枠の1枠を設け、 9艇が出走しました。 スタート時からトップ争いを続けた當銘は 中盤で抜け出し、 2位に3秒635の大差をつける 会心の展開で勝利しました。 今月5日のアジア予選は 同じ沖縄水産高校出身の大城海輝と ペア1000メートルに出場し、 1位と0・172秒差の2位で 東京オリンピック出場を逃していただけに「最後まで応援してくれる人がいて、 力になった。うれしいし、ほっとした」 と万感の思いを語り、 オリンピック本番に向け 「出るからには決勝に残ってメダルを掲げたい」 と表彰台への意欲を見せました。 東京オリンピックの男子カナディアンシングル1000メートルは東京の海の森水上競技場で 8月6日と7日の両日に行われます。
Wed, 02 Jun 2021 15:00:00 +0900
慰霊の日を前に平和の礎に千羽鶴 石嶺小学校6年生
2021年6月1日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市立石嶺小学校の6年生153人は このほど、平和学習の一環で 糸満市摩文仁の県平和祈念資料館を訪れ、 見学後に公園内の「平和の礎」に 千羽鶴をささげて黙とうし、 沖縄戦で犠牲になった 戦没者の冥福を祈りました。 また、6年生は鎮魂の思いを込め、 さんごの「いのちのリレー」、 HYの「帰る場所」の2曲を歌い、 恒久平和を願いました。 歌った2曲は6年生が4年生の時、 学習成果の発表会で披露した 思い出の曲でもあり、 沖縄戦最後の激戦地だった摩文仁でこの曲を もう一度歌いたいと児童自身が選曲しました。 大河原瑞輝さんと深野茉莉衣さんは 「いのちのリレー」の歌詞にある 「あの日をもう二度と 繰り返さないように」 を自分のこととして捉え、 「『二度と戦争を起こしてはいけない』という 強い思いを込めて歌った」と話します。 大河原さんは「戦争を体験された方々が 高齢になっていくので、 僕たちが語り継げるようにしたい」 と語りました。 深野さんは 「青い海を背景に全員で歌うことができて 心が晴れ晴れした。 『自分たちが語り継いでいく』という平和を 宣言しながら歌った。 同世代に伝えていきたい」 と思いを新たにしていました。
Tue, 01 Jun 2021 15:00:00 +0900
第一航空 那覇ー粟国路線 来月下旬に再開
方言ニュース 2021年5月31日(月)放送分 琉球新報の記事から紹介します。 2018年4月以来、 運休となっている那覇―粟国路線を結ぶ第一航空が、 来月6月下旬にも運航を 再開することがこのほど、 分かりました。 琉球新報の取材に担当者は 「粟国村など地元の人に役立つことを、 早く手掛けられるようにしたい」 と意欲を示しました。 関係者によりますと、 再開に向けて村や県も含めて財源確保などの 協議を進めているということです。 第一航空によりますと、 機体は18年と同じ型のプロペラ機DHC6で、 乗客定員は19人です。 那覇―粟国間を週3日のチャーター便、 1日1往復として再開し、 将来的には定期便を目指します。 再開時期は新型コロナウイルスの感染状況や 緊急事態宣言の解除時期によって、 7月以降にずれ込む可能性もあり、 担当者は「村民に再開について説明をしたい。 コロナの影響で難しければ、 文書での案内も考えている」と話しています。 第一航空は15年8月、粟国空港で 着陸失敗の事故を起こし運休しました。 2018年1月から3月にかけては 行政補助を受けて運行を再開しましたが、 過去最高額となる18年度分の補助額、 およそ2億6千万円の提示に 県と村が難色を示し、 この年の4月に再び運休となっていました。
Mon, 31 May 2021 17:05:00 +0900
宜野座村、独学で描かれたマンガ作品を展示
方言ニュース5月28日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 独学で漫画を描く宜野座高校1年の宮里侑果(ゆうが)さんの作品「It‘s tastedbad」が宜野座村の城原(しろはら)区事務所で展示されています。 宮里さんが去年初めてストーリー漫画に挑んだ76ページの大作で、中学生の主人公と「蚊の化身」のやり取りを通し「本当にしたいこと」を読者に問い掛ける独創的な内容です。 作品は去年の夏休みに仕上げ、小中高生の美術作品を表彰する宜野座村がらまん大賞で最高賞を獲得しました。 物語のタイトルは「おいしくない」という意味で、中学2年の少年・香鳥千光(かとりせんこう)の前に現れた蚊の化身が「人間の血が昔よりおいしくない」とこぼし、2人で協力してその理由を探るというストーリーで、やがて2人は中学生が抱えるストレスに行き当たります。 中学生のストレスに着目した理由は「周りの友達を見て、親に言われるまま部活に入り、勉強やスマホのやり取りにも追われて疲れた感じがした」ということで、自身は部活に入らず、夢に向かってペン画の練習に励んでおり、「もっと物を描写する力が必要だ」と前を見据えています。 作品は当面、ホールの窓に張り出してあり、外から読むことができます。
Fri, 28 May 2021 10:28:00 +0900
4度目の緊急事態宣言発令後も 交通量変わらず
方言ニュース 2021年5月27日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 4度目となる緊急事態宣言が始まってから、 初めての月曜日となった24日、 沖縄都市モノレール県庁前駅やバス停がある パレットくもじ前の交差点付近では、 普段と変わらず会社などへ通勤、 通学する人の姿がありました。 県警交通規制課によりますと、 通勤する車などで混み合う午前7時半から9時までの間、 国道58号の泊交差点で、 南向けに最大1・4キロの渋滞が発生し、 国道330号の与儀交差点でも、 北向けに最大1・2キロの渋滞となりました。 いずれも那覇市中心部に向かう渋滞で、 交通量は宣言前の先週と比べて おおむね変わりませんでした。 また、パレットくもじ前でも、午前8時半、 信号待ちをする人が多く見られました。 通信業の40代の男性は 「日曜日に宣言が始まったので、 社の体制がどう変わったかわからない。 リモートワークなどが導入されると思う」 と話し、 全国展開する人材系企業に勤める 30の代女性は「1度目の宣言では リモートワークをしていたが、 以降は東京都の状況を見ながら勤務を 続けている」と述べました。 県は企業に対して、在宅勤務=リモートワークの活用で 出勤者の7割減を目指すほか、 午後8時以降の勤務を 抑制することを求めています。
Thu, 27 May 2021 14:27:00 +0900
ザトウクジラ、沖縄‐フィリピン間を回遊 沖縄美ら島財団が発見
2021年5月26日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄美ら島財団とフィリピンの研究機関が このほど、 ザトウクジラが沖縄―フィリピン間で 回遊していることを明らかにしました。 フィリピン周辺のザトウクジラ230頭のうち、43・48%に当たる100頭が 以前に沖縄周辺で確認された個体で、 海域間を行き来する頻度や状況から、 同じ集団の可能性があるということです。 ザトウクジラの回遊経路については 不明な点が多いとされており、 美ら島財団は「ホエールウォッチングなどの 対象でもあるザトウクジラの保全管理を 行う上で大変重要な発見」だとしています。 北太平洋のザトウクジラは夏にロシアや アラスカなど高緯度海域で餌を食べ、 冬に沖縄やフィリピンなど低緯度海域で 繁殖や子育てをしますが、 尾びれの特徴で個体を識別したということです。 美ら島財団総合研究センター動物研究室の 岡部晴菜研究員は 「沖縄に回遊するザトウクジラが、 フィリピンまで回遊することが分かった。 非常に大事な情報で、今後の海洋生物の 保全管理に生かしたい」と語りました。 今回の研究は国際学術誌 「ジャーナル・オブ・シテーション・リサーチ・ アンド・マネジメント」の 22号に掲載されました。
Wed, 26 May 2021 15:00:00 +0900
ボランティア団体ブーゲンビリア、絵本の音訳CD作成
2021年5月25日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宜野湾市のボランティア活動団体 ブーゲンビリアは絵本「すくぶん」の 音訳CDを作成しました。 音訳は標準語男性編と標準語女性編、 うちなーぐち編の3種類あり、 看護の日の今月12日に 宜野湾市社会福祉協議会を訪れ、 これら音訳CDとオリジナル絵本3冊を 視覚障がい者や高齢者向けに贈呈しました。 絵本「すくぶん」は、沖縄の看護の礎を築いた 眞玉橋ノブさんの青春時代から沖縄戦体験、 看護の発展に尽力した後世をたどったもので、 1985年5月、眞玉橋さんは 赤十字国際委員会より、顕著な功績を残した 看護師に与えられる世界最高の栄誉 「フローレンス・ナイチンゲール記章」を 県内で初めて受章しました。 ブーゲンビリアの大山ゆき子会長は 「とても素晴らしい絵本の内容に感銘を 受けたので、 多くの人に眞玉橋ノブさんのことを 伝えたかった」と話しました。 また、うちなーぐち編を担当した 宜野湾市うちなぁぐち会の與儀清子会長は「『すくぶん』というのは、 沖縄に古くから伝わる言葉で『役割』や 『役目』など務めを果たす意味。 それぞれの立場で全うすべき使命」 と説明しました。 贈呈されたCDや絵本は市社会福祉協議会で 貸し出しなどを予定しています。
Tue, 25 May 2021 15:00:00 +0900
那覇・南風原クリーンセンター ごみの直接持ち込み中止
方言ニュース 2021年5月24日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇・南風原クリーンセンターはこのほど、 燃えないごみと粗大ごみなど一般廃棄物の 直接持ち込みをきょうから 中止すると発表しました。 期間は11月30日までで、 各家庭からの通常収集は これまで通り実施します。 2月に小型家電の分別に使用する 低速破砕機が故障したため、 2月以降は職員が手作業で解体していました。 持ち込まれるごみの仮置きのため、 臨時集積場の拡大などで対応していましたが、 処理が追いつかず、中止を決めました。 砕くことができないような固い物質が 破砕機に混入し、故障したとみられます。 2月に発注をかけましたが、 施設ごとに仕様が異なるため、 再設置は9月末を見込んでいます。 9月以降は仮置きしているごみを 先に処理するため、 一般の持ち込みは12月以降の 受け入れを予定しています。
Mon, 24 May 2021 14:02:00 +0900
認知症予防のための教室『ピーナッツ』の活動
方言ニュース5月21日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 認知症の人と家族を地域で支えるため、中城村地域包括支援センターはこのほど、認知症予防教室「ピーナッツ」を吉の浦会館で開き、受講者は物忘れが増えた「おばぁ」役の気持ち、「おばぁ」に接する「嫁」役の気持ちに触れ、接し方で症状の出方が異なることを学びました。 講座名の「ピーナッツ」は、ピーナッツにある老化抑制効果や、殻の中で常に寄り添う種の状態のように地域で支え合える社会となるよう、期待が込められており、毎月の開催が予定されています。 1回目はセンターの職員が、認知症を知らないケースと知っているケースの対応の違いを寸劇で紹介し、「嫁は泥棒だ」「ご飯まだ食べてない」などのやり取りをコミカルな芝居で表現しました。 また、嫁としゅうとめが互いに怒ってストレスがたまる場面のほか、「うちの嫁はいっぺー上等、世界一」と自慢するシーン、しゅうとめの自尊心を傷つけない嫁の接し方も紹介しましたが、受講者の笑いと涙を誘い、認知症を患う人も介護する人も円満な関係を築くコミュニケーションに感動した様子で、受講者は「対応の仕方が勉強になった」「近所の方が頭に浮かび、気に掛けようと思った」などと感想を話していました。
Fri, 21 May 2021 10:22:00 +0900
コロナウイルス影響で県内 血液不足
方言ニュース 2021年5月20日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの影響で、 献血による血液が県内で十分に確保できない 状況が続いています。 県赤十字血液センターによりますと、 13日の時点で血液114人分が不足し、 特にO型の在庫が少ないということで、 「献血への理解と協力をお願いしたい」 と呼び掛けています。 去年からコロナ禍で企業や団体による 集団献血の中止や延期が相次ぎ、 例年よりも血液が不足しています。 今月は前の年の同じ時期と比べて 集団献血に協力する企業や団体はふえたものの、 まん延防止等重点措置の適用による キャンセルも発生し、 血液が確保しづらい状況は 変わらないということです。 一方、これまではワクチンを接種した人による 献血は断っていましたが、 厚生労働省の通知を受け、 14日からはコロナワクチン接種後 48時間以上が経過すれば、 献血に協力できるようになりました。 検診医が本人の体調などを考慮し、 献血可否の最終的な判断をします。 センターの赤嶺廣幸献血予約推進係長は 「他人ごとではなく自分ごととして、 ぜひ献血に協力してほしい」と話しました。
Thu, 20 May 2021 13:58:00 +0900
県教委、部活動の顧問や外部指導者を対象に研修会
2021年5月19日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 当時コザ高校2年の運動部主将が 顧問から受けたストレスを理由に 自殺した問題を受けて、県教育委員会は このほど、運動部の顧問や外部指導者などを 対象とした研修会をオンラインで開催し、 参加者らは部活動指導の在り方や 自分の体を良い状態に保つ 「セルフコンディショニング」を 講義や実践を通して学びました。 この中で、琉球大学の三輪一義教授が 「運動部活動等における望ましい指導のあり方」 をテーマに、指導者の役割や ハラスメントなどについて話し、 「ドーピングと同じで、体罰をしたら すぐ訴えられるような時代にもなった。 講義を通してこれまでの自分を振り返り、 置かれた環境や子どもたちに合わせて 工夫してほしい」と話しました。 また、スポーツおきなわの大城英稔代表は 「将来を見据えたセルフコンディショニング」 をテーマに、 発育やセルフコンディショニングについて 講義と実技を行いました。 研修を受けた沖縄水産高男子テニス部の 副顧問を務める荷川取智美教諭は 「改めて体罰や暴言はいけないと思った。 子どもたちが部活動に楽しく取り組める 環境をつくっていきたい」と話しました。
Wed, 19 May 2021 15:00:00 +0900
那覇空港に自由に弾ける「ストリートピアノ」登場
2021年5月18日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 公共の場に設置され、誰でも自由に弾ける 「ストリートピアノ」が沖縄の空の玄関口、 那覇空港に登場しました。 県内では初設置とみられます。 ラテンバンド「ディアマンテス」のボーカルの アルベルト城間さん贈ったもので、 空港には早速ピアノの音色が鳴り響き、 行き交う人々が足を止めていました。 「街角ピアノ」などとも言われる ストリートピアノは音楽を通じて 人と人とのつながりを生み、 気軽に音楽に触れてもらうことなどを願い、 駅や空港といった 公共の場に設置されています。 イギリスで始まったとされ、 今では世界各地に置かれています。 子どもの頃はピアノに憧れ、いとこの家に 弾きに行ったというアルベルトさんは、 仕事でよく利用することから 空港に設置することを考え、 相談を受けた沖縄市の島ピアノセンターが 思いに共感し無償でピアノを提供しました。 アルベルトさんは「『音楽の島』沖縄から平和と 人々のつながりを感じて」と思いを込め、 首里城をイメージしたという紅型や龍、 生まれ育ったペルーの太陽を描き、 アートピアノに仕上げました。
Tue, 18 May 2021 15:00:00 +0900
沖縄名物 赤と黄色の箸「ウメーシ」復活
方言ニュース 2021年5月17日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄の食卓で親しまれてきた赤色と黄色の ウメーシが復活します。 県外メーカーの廃業によって 生産中止となっていたもので、 那覇市内の就労支援センターの利用者らが 製造を請け負い、 20日から県内販売を開始します。 ウメーシは、県内で流通している竹製の箸で、 おととし6月に製造元の鹿児島県の 竹材加工業社が廃業し、 生産中止となっていました。 そんな中、那覇市繁多川の就労支援センター 「心輪」が協力を名乗り出て、 利用者10人ほどで製造に取り組みました。 箸1本に塗料などを7回重ねるため、 完成までは1週間半を要し、 1カ月で出荷できるのは800から千膳ほどです。 製造した「元祖沖縄県産赤黄うめ~し」は 1膳500円、10膳入り4500円で、 卸元のカネナガ商事の田川信次代表は 「県内生産のウメーシを販売できてうれしい。 おいしく食事をしてほしい」 と呼び掛けています。 一方、ウメーシは大正から昭和初期にかけて 県内で製造・使用された歴史的記述があるものの、 「誰が最初に製造したか」「なぜ赤・黄色なのか」など具体的な内容は 明らかになっておらず、 記録として保存するため、 今後ウメーシや関係資料などを 市歴史博物館に寄贈する考えです。
Mon, 17 May 2021 13:52:00 +0900
糸満小学校に卒業生からこいのぼりが贈られる。
方言ニュース5月14日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 糸満市糸満の糸満小学校でこのほど、卒表生の金城悟さんから新品のこいのぼりが贈られ、掲揚式が行われました。 これは新垣教頭が使わなくなったこいのぼりがあれば譲ってほしいと、地域住民らへ協力をお願いしたことがきっかけで、糸満小読み聞かせボランティアのグループから金城さんらへとつながり今回の贈呈となりました。 掲揚式では学校代表として1年3組の児童30人と金城校長がこいのぼりの歌を歌いながらひっぱり上げ、運動場前にあるポールにこいのぼりが上がると、子どもたちからは「わーい」「大きい」と歓声が起きました。 また、翌日には今年の卒業生の保護者からもこいのぼりが学校に寄贈され、合わせて9匹となりました。
Fri, 14 May 2021 09:59:00 +0900
琉球古典芸能イベント「えん」4年目迎える
方言ニュース 2021年5月13日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市の プラザハウスショッピングセンターで、 毎月開催されている琉球古典芸能を学ぶ 県立芸術大有志による実演イベント「えん」が、 今年で4年目を迎えました。 「多くの人たちに触れる機会をつくり、 気軽に楽しんでもらいたい」という意図で 始まった無料の鑑賞イベントで、 当初は芸大の芸術振興財団助成事業として スタートしましたが、 現在は「実演の舞台経験を積み重ねたい」との 学生有志の強い熱意で継承されています。 「えん」には「演」「艶」「縁」「援」「宴」の 5つのコンセプトが込められており、 買い物客など50人余が集まった 先月の舞台には 男性3人、女性2人が出演し、 「稲まづん節」「早作田節」、舞踊「加那ヨー」 「高平良万歳」など 10曲を表情豊かに、 はつらつと演じました。 「若い世代の真剣な姿勢に感動した」 「次回も楽しみ」などの声が寄せられており、 この日の舞台に立った大学院2年の新垣勝裕さんは 「30分から40分の短時間の舞台だが、 実演の積み重ねは財産です。 何よりも会場を提供していただき 感謝しかありません」 と話していました。 次は今月23日と 来月27日に開催される予定です。
Thu, 13 May 2021 13:00:00 +0900
澤岻安和さん死去、北米沖縄県人会会長
2021年5月12日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 北米沖縄県人会の会長を務め、 県人会芸能部の創立者の1人で、 芸能部に多大な貢献をした澤岻安和さんが、 先月17日に88歳で亡くなったと 関係者から連絡が届きました。 死因は不明ですが長年、 糖尿病を患っていました。 南加県人会協議会の会長の役職にも 携わったことがあり、 南カリフォルニアにおける日系パイオニアの 1人として貢献しました。 2世週祭委員会は2012年、 日系人コミュニティに貢献したとして、 澤岻さんにパイオニア賞を授与しています。 澤岻さんはハワイ州マウイ島生まれで、 2歳の時に沖縄へ渡り、 20年以上にわたり、沖縄空手古武道や 琉球古典音楽を習得し、 25歳の時にロサンゼルスへ移住しました。 自分の家で琉球古典民謡教室を開き、 弟子たちに教えていたということです。 北米沖縄県人会のエディー・カミヤ会長は 「県人会の芸能部に、 これほど貢献した方は見当たらない。 惜しい方を亡くした」と悲しみました。
Wed, 12 May 2021 15:00:00 +0900
第1回外間守善賞に齋木喜美子氏
2021年5月11日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄文化協会はこのほど、沖縄に関する 人文科学や社会科学の分野で優れた著書を 対象にした「第1回外間守善賞」に、 関西学院大学教授の齋木喜美子氏の 「沖縄児童文学の水脈」が決まったと 発表しました。 特別賞には県立芸術大学名誉教授の 加治工真市氏の「鳩間方言辞典」が 選ばれました。 齋木は、未開拓だった沖縄児童文学研究を 地道に開拓してきたもので、 選考では「沖縄の児童文学の作家・作者と 作品を通事的に配列し、追及することによって、 沖縄児童文学が決して『不毛』『空白』の 領域ではなかったことを明らかにした」 などと評価されました。 齋木は大学院生時代、県内で講演会を開いた 外間守善氏に、 沖縄の児童文学の歴史研究がしたいと相談し、 助言や激励を受けたということで、 「感謝し尊敬する外間先生の名前を冠した 第1回の賞をもらえてうれしい。 今後、アジアや南洋群島など グローバルな視点での研究にも取り組みたい」 と意欲を見せました。 特別賞の加治工氏は「感激している。 現在は名護市屋部の方言辞典にも 取り組んでおり、 それぞれの地域で方言辞典が作られて いけるといいと思う」と語りました。
Tue, 11 May 2021 15:00:00 +0900
しまくとぅば「あいさつ程度以上に使う」割合減少
方言ニュース 2021・5・10(月) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内では、しまくとぅばに「親しみがある」と 答える人が8割程度いる一方、 「あいさつ程度以上使う」という人は 年々減少し、4割にとどまっています。 これは県文化観光スポーツ部が このほど発表した2020年度しまくとぅば 県民意識調査の結果によるもので、 しまくとぅばを「主に使う」 「共通語と同じぐらい使う」 「あいさつ程度以上使う」と答えた人は 43・2%で、 前回19年度の調査より 13・5ポイント減少しました。 また、しまくとぅばをビジネスや公共の場で 使用してもよいかについて「そう思う」 「ややそう思う」と答えた割合は42・6%で、 前回より4・7ポイント減っています。 一方、しまくとぅばに「親しみがある」と 回答した人は84・8%で、 過去最高を記録しました。 その背景について県は、 学校でしまくとぅばを学ぶ時間を設けたことや、 県しまくとぅば普及センターの普及活動などが 効果を上げていると分析しています。 宮城嗣吉文化観光スポーツ部長は 「しまくとぅばに親しみを持つ人の割合が 過去最高となったのは喜ばしいが、 使用頻度は減少している。 普及継承事業の内容を工夫する必要がある」 と話しました。
Mon, 10 May 2021 13:38:00 +0900
かけっこを子どもの成長を見る機会に
かけっこを通して地域の子供たちの成長を見守ろうと、「きしゃばっ子かけっこ教室」がこのほど、北中城小学校グラウンドで開かれました。北中城村喜舎場子ども会育成会主催したもので、喜舎場区の小学校1年生から4年生までの男女16人の児童が参加し、全8回にわたり開かれ、最終回の記録測定会では50メートル走と立ち幅跳びが全国平均を上回る結果となりました。コロナ禍で外出自粛が続き、子ども会の集いや地域イベントが中止となる中、子ども会の保護者から「子供の成長を見る機会がつくれないか」との声が上がり、区内に住む陸上競技経験者で消防士の宮里勝人(まさと)さんの提案で1月から期間限定で開かれました。宮里さんはスポーツ理論に基づき「正しくフォームを学べば誰でも速く走れ、記録は伸びる。子どもたちには、速く走れることで自分に自信をつけてほしい」と話し、参加した2年生の男子児童と女子児童は「練習はきつかったけど、楽しかった。もっと練習を続けて走るのが速くなりたい」と元気いっぱいに話しました。
Fri, 07 May 2021 12:35:00 +0900
戦時マラリア伝える石碑修復・建立のため寄付つのる
方言ニュース 2021年5月6日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 戦時中、 波照間島から西表島に強制疎開させられ、 マラリアにかかって命を落とした児童らを 追悼する「忘勿石之碑」の修復と、 波照間島での新たな碑の建立を目指し、 「忘勿石之碑・波照間島戦争マラリア戦没者 慰霊の碑建立期成会」は このほど、 石垣市内で、寄付を募ることを発表しました。 期限は来年の3月末までで、 目標額は1千万円です。 忘勿石之碑は波照間からの疎開者が 多数犠牲となったという 西表島南風見田海岸にあり、 おととしの9月30日の台風18号の影響で、 犠牲者名が刻まれた銘板などが 壊れた状態となっています。 石碑の修復は碑の 保存会が中心となるはずでしたが、 会員の高齢化などもあり 期成会が立ち上がったもので、 来年7月末までの修復完了を目指しています。 期成会は併せて波照間島でも 戦争マラリアや戦没者を慰霊する碑や、 戦時中に軍の食料とされた家畜を追悼する 「戦争家畜殺生之碑」、 食糧難の島民の命を救ったソテツへの 「感謝之碑」の建立も計画しています。 期成会の内原勲会長は 「忘勿石之碑は恒久平和のために悲惨な史実を 説明してくれる大切な場所だ。 平和活動のためにご協力いただきたい」 と話しています。
Thu, 06 May 2021 13:45:00 +0900
「ハーリー御願」来年の大会成功に繋ぐ
2021年5月5日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇爬龍船振興会の浦崎唯昭会長らが1日、 那覇市内にあるハーリーゆかりの拝所を 巡礼する「ハーリー御願」を行いました。 御願は例年、 那覇ハーリー開催前に行っています。 しかし、 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年のハーリーは 2年連続で中止されたことから、拝所で開催中止を報告するとともに、 コロナ終息や人々の健康などを祈願しました。 御願には浦崎会長や本バーリーで競う泊、那覇、 久米の代表らが参加し、 安里や崇元寺、泊、前島の拝所を巡り、 最後は那覇市西にある三重城の拝所から 豊見城を遥拝しました。 振興会の仲本興平監事は 「多くの市民が楽しみにしていたと思うので、 中止になり申し訳ない。 新型コロナの終息を願い、 来年や3年後の第50回大会の成功に つなげていきたい」と話しました。
Wed, 05 May 2021 15:00:00 +0900
映画「ミラクルシティコザ」製作記者会見
2021年5月4日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1970年代の沖縄市のコザを舞台にした 映画「ミラクルシティコザ」の製作記者会見が このほど、沖縄市内のライブハウスで開かれ、 主演の桐谷健太さんらが、 来念春公開予定の「グローカル」な エンターテインメント大作の魅力を語りました。 「ミラクルシティコザ」は、 元ロックスターの祖父・ハルに体を 乗っ取られた青年・翔太が、魂を1970年代の コザにタイムスリップさせられる コメディー作品で、 劇中ではオキナワンハードロックの 伝説的バンド「紫」の曲も流れます。 桐谷さんは、ギターや英語で歌うロック、 翔太が好きなラップなどを練習し撮影に 備えたということで、 「別のドラマで能楽師の役だったので、 能の先生のお稽古の動画の後に、 ラップの動画を見るようなボリュームのある 時間を過ごした。 楽しんでやれたので、すぐに体に入ってきた。 エネルギーをぶつけられたと思う」 と話しました。 平一(たいらかず)紘(よし)監督は「製作を通して 過去の歴史を知ること、見ることで 絶対に得るものがあり、 それによってしか変えられないものがあると 思った。コザの町も主役。 コザで何が起きて、どうなっていくのかを 見届けてほしい」と瞳を輝かせました。
Tue, 04 May 2021 15:00:00 +0900
那覇商業高校で薬物乱用防止 特設授業行う
方言ニュース 2021年5月3日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄本島南部の女子高校生を含む 少年3人が覚醒剤取締法違反などの容疑で 逮捕されたことを受け、 那覇商業高校はこのほど、 薬物乱用防止に向けた特設授業を実施しました 県教委員会が薬物乱用防止に関する 特設授業の実施を求める文書を県立学校に 通知したことによるもので、 このうち、1年9組の教室では 担任の新城麦教諭がスライドやワークシートを活用し、 「自分が覚醒剤などの売人だったらどうする?」 「高校生が薬物に手を出したくなるときは、どんなとき?」 などと質問を投げ掛け、 依存症の恐ろしさ、依存する背景、 薬物の影響などを話しました。 生徒らは「小遣い稼ぎ、手を出すのは罰ゲーム、 失恋したとき、 少し悪い人がかっこいいと思ったとき、 興味本位」などと答え、 高校生が薬物に誘われる状況などを考えました。 授業を受けた女子生徒は「薬物は持たない、 買わない、使わないという内容が印象に残った。 今回の高校生の逮捕で身近なことだと思った」 と話し、 新城教諭は「高校生の頃、薬物の危険性に関する 指導はあったがピンと来ていなかった。 私は大丈夫と思っている人ほど依存症になる 可能性が高い」 と強調しました。
Mon, 03 May 2021 14:50:00 +0900
児童センターはなくてはならないわたしの居場所
「わくわくエンジンEXPO~教育から始まる地域創成を語る2日間~」がこのほど、オンラインで開かれ、全国6つの地域の中高校生らによるアクション事例の発表が行われました。県内からは浦添市立森の子児童センターを利用する泊高校3年の親里悠花さんが登壇し、心の葛藤から恩返しの思いを赤裸々に語りました。親里さんは小学生から中学生の時にいじめを受け、中学2年で不登校になりました。しかし、児童センターに通う中で、スタッフからの言葉を通じた優しさに接して人の温かさを知り、次第に大人を信用できるようになったと発表しました。また、親里さんはセンターについて「人の温かさを実感できる第2の家。ずっとここにいていいんだと思える、なくてはならない私の居場所」と語りました。自分を好きになったという親里さんの将来の夢は保育士の資格を取得し、森の子児童センターの児童厚生員になることで、「私にとっての居場所は人の温かさを感じられ、恩返しをしたいと思える場所。センターを利用する子どもたちに温かさを与えたい」と述べました。児童センターの宮平玲那館長は「恩返しがしたいという気持ちと、その言葉がすでに恩返しになっている」と語りました。
Fri, 30 Apr 2021 12:33:00 +0900
おきなわ花と食の フェスティバル2021」オンラインで開催
方言ニュース 2021年4月29日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「おきなわ花と食の フェスティバル2021」がきょうから、 オンライン開催されています。 来月30日までの開催で、公式サイトでは、 県内各市町村の特産品情報を地図上で 紹介する「沖縄MAP」のほか、 セリ市場や品評会の様子などを収録した 動画コンテンツで、 県内農林水産物の魅力を配信します。 サイトを通して購入もできます。 ツイッターや動画と連動して、 県産品などが当たる企画もあります。 フェスティバルは例年2月ごろに 奥武山公園などで実施され、 十数万人の来場者があり、 農林水産業関係としては 県内最大のイベントです。 去年は県内での豚熱発生の影響で中止となり、 今年は新型コロナウイルスの影響で 2月開催を延期し、 オンラインでの開催となりました。 主催するおきなわ花と食のフェスティバル 推進本部の普天間朝重本部長は このほど開いた記者会見で 「より広がりが持てるオンライン開催は 一つのチャンスだ。 食料自給率などについて考える機会にもなる」 と呼び掛けました。
Thu, 29 Apr 2021 09:53:00 +0900
金城雅春さん死去、沖縄愛楽園前自治会長
2021年4月28日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 3月に67歳で亡くなった、 ハンセン病回復者で沖縄愛楽園前自治会長の 金城雅春さんをしのぶ会がこのほど、 宜野湾市大山の東本願寺沖縄別院を会場に、 オンラインで開かれ、 金城さんと関わりのあった 県内外のおよそ60人が参加し、 金城さんとの思い出を語り合い、 故人との別れを惜しみました。 ハンセン病問題解決を目指す ハンセン病問題ネットワーク沖縄、 ハネットが主催したもので、 金城さんの四十九日とも重なりました。 金城さんの青春時代の写真や カラオケを楽しむ映像を流し、 参加者が涙する場面もありました。 去年4月に86歳で亡くなった、 ハネット初代代表の 由井晶子さんもしのびました。 元患者でハネット共同代表の平良仁雄さんは、 金城さんとの出会いから愛楽園の ボランティアガイドを するようになったと報告し、 差別解消などに取り組んできた金城さんが 「私の心を引っ張ってくれた」と感謝しました。 また、国の隔離政策を問う裁判で 金城さんと交流した弁護士の神谷誠人さんは、 「療養所に入っていない患者の救済に 取り組もうとした矢先に 金城さんが亡くなった。 一緒に闘いたかった。遺志を引き継いで 頑張りたい」と力を込めていました。
Wed, 28 Apr 2021 15:00:00 +0900
八重瀬町 絵本「思い出の湧き水」で地域の歴史を学ぶ
2021年4月27日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重瀬町の湧き水についての絵本 「思い出の湧き水」が地域の児童館などで 活用され、 子どもたちが地域の歴史などを 知る機会となっています。 絵本は「地域共創型学生プログラム」という 課外プロジェクトで、 琉球大学の学生4人とサポート教員1人の 5人のプロジェクトチームがまとめたものです。 八重瀬町には 豊富な湧き水や地下水が存在しますが、 近年、 地下水が汚れてきているといわれています。 この貴重な水資源や、それに関連する文化や 歴史を継承していくためにできることは 何だろうかと考えました。 2017年に琉球大学が行った 「大学生の水に関する意識調査」を 参照したところ、 小学校から高校までの間に地下水について 学ぶ機会が少ないことが分かり、 それを踏まえ、湧き水の昔話を集めて 絵本を作成し湧き水を知るきっかけを つくりたいと考えました。 おととしの1月、八重瀬の湧き水の昔話と 関連する文化や歴史を集めた絵本を作って プロジェクトを終了し、 成果として八重瀬町友寄や 具志頭の児童館などで子どもたちに 読み聞かせもしました。 さらに八重瀬町内の小学校と中央図書館に 絵本を寄贈しました。
Tue, 27 Apr 2021 15:00:00 +0900
「倉敷民藝館賞」に人間国宝の平良敏子さん
方言ニュース 2021年4月26日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 民芸品の制作などの分野で将来の活躍が 期待される個人・団体に贈られる 第14回「倉敷民藝館賞」に、 人間国宝の平良敏子さん(100)歳が 主宰する大宜味村の 芭蕉布織物工房が決まりました。 岡山県倉敷市の倉敷民藝館でこのほど、贈呈式が行われ、 合わせて、 特別企画展「もうひとつの芭蕉布物語~ 芭蕉布織物工房の仕事~」も開かれています。 平良さんは戦時中に女子挺身隊として 倉敷に滞在した際、 倉敷紡績社長の大原総一郎氏と出会い、 戦後、織りを本格的に学びました。 また、初代館長の外村吉之介氏との交流もあり、 「沖縄に帰ったら、 沖縄の織物を守り育ててほしい」という 両氏の言葉に胸を打たれ、 芭蕉布に取り組む原動力となりました。 今回の受賞は、 芭蕉布織物工房が芭蕉布の制作だけでなく、 ワークショップを実施する継承活動にも 努めていることなどが評価されたもので、 平良さんは 「民藝協会の方などの言葉に励まされ今に至っている。 この賞はありがたい」 とコメントしました。
Mon, 26 Apr 2021 13:57:00 +0900
みんなキラキラ輝く学校に
フリースクールや夜間学校を運営している「珊瑚舎スコーレ」でこのほど、今年度の「入学を祝う会」が開かれ、これまでの卒業生や講師、関係者が集まり、10歳から88歳までの17人の入学を祝いました。新入学生は、小学生5人、中学生2人、高等専修学校生6人、夜間中学生4人の合わせて17人で、開校から20年を迎え、新築移転した南城市の新校舎で新入学生を迎えました。一段高いステージに座った新入学生は最初は少し緊張していたものの、個性豊かな講師や在校生に迎えられ、次第に笑顔が増えていきました。星野人史代表は新入学生に向けて「学びというのは点数で表すことが難しい。その人の姿となって表れる学びを、みんなでつくっていきたい。キラキラ輝く学校をみんなでつくろう」と言葉を贈りました。高等専修過程1年の仲里守礼さんは「この学校の先生や在校生は、誰のことも否定せず、肯定して受け入れてくれる。自分はまだ何がしたいのか分からず迷いがあるが、安心して考えていくことができそうだ」と笑顔を見せていました。
Fri, 23 Apr 2021 12:52:00 +0900
小学4年生の石塚さん 珠算検定で最高位10段に合格
方言ニュース 2021年4月22日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市の宮城珠算学校に通う 港川小学校4年の石塚日向希さんが、 全国珠算教育連盟主催の珠算検定試験で 最高位の10段に合格しました。 そろばん王国として名高い沖縄は 珠算、暗算ともに10段の取得者が全国一で、 県内の珠算10段の取得者は201人ですが、 9歳7か月での10段取得は2番目の速さです。 掛け算、割り算、暗算、 列挙した数を足し引きする見取り算など 6種目すべてで280点以上取ることが 10段合格の条件となっています。 石塚さんは4歳の時に、 自身も段位持ちの母親のそんざいがきっかけで 宮城珠算学校に通い始めました。 兄と弟もそろって珠算教室に通う有段者で そろばん一家です。 月曜日から金曜日は毎日3時間、週末はさらに増え、 5時間の練習を積み重ねることで 難関を突破しました。 石塚さんは県内初となる8段から10段への飛び級合格で、 「驚いている。お母さんたちみんなから、 お祝いしてもらってうれしい。 つらいと思ったことはないし、 友達もいて楽しい」 と笑顔を見せます。 最高位を獲得した今、 次なる目標に全国大会での入賞を狙っており、 「まずは、読み上げ算など苦手な種目を克服する」 と意欲を語りました。
Thu, 22 Apr 2021 12:24:00 +0900
津堅島の害虫、アリモドキゾウムシ根絶
2021年4月21日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 農林水産省那覇植物防疫事務所は16日、 うるま市の津堅島で、サツマイモや 紅芋の病害虫のアリモドキゾウムシの 根絶が確認できたとして、 28日付で植物防疫法施行規制を改正し、 アリモドキゾウムシの発生地域から 津堅島を外すことを発表しました。 県内でのアリモドキゾウムシの根絶確認は、 2013年の久高島に続いて2例目となります。 アリモドキゾウムシは、 国内では主に鹿児島県のトカラ列島から 南の南西諸島と、 東京都の小笠原諸島に生息しています。 体長はおよそ6ミリで、 イモが食害を受けると苦みが出て、 食用や飼料用に使用できなくなります。 津堅島では2007年以降、 県が不妊虫などを放って 繁殖を抑制してきたもので、 去年11月の国の駆除確認調査で 生息が確認されず、 専門家らの確認を経て根絶を判断しました。 根絶作業を進めてきた県は17年から、 津堅島へのサツマイモなどの持ち込みを 条例で規制してきましたが、 28日以降は国の規制に切り替わります。 国の規制に反して、沖縄本島などから津堅島に イモを持ち込むと、3年以下の懲役 または100万円以下の罰金が科せられます。 那覇植物防疫事務所では「再侵入警戒のため、 規制を周知したい」としています。
Wed, 21 Apr 2021 15:00:00 +0900
北谷町出身の双子がパイロット訓練生へ
2021年4月20日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 北谷町出身の24歳の双子の兄弟が、 そろってパイロット訓練生として スタートを切りました。 知念寛幸さんと尚誠さんで、 兄の寛幸さんは琉球エアーコミューターに、 弟の尚誠さんは日本トランスオーシャン航空に 入社したもので、 幼い頃からの夢に一歩近づき、 「生まれ育った沖縄に恩返しがしたい」 と意気込でいます。 2人とも幼いころから飛行機が好きで、 自然にパイロットになりたいと 思うようになりました。 飛行機に乗って離島や県外に家族旅行に 行ったことも多く、 休みの日にはよく2人で那覇空港の 展望デッキや空港近くの瀬長島に行き、 飛行機を眺めていたということです。 高校卒業後、そろって鹿児島県の 第一工科大学の航空工学科に進学し、 実機での訓練など高校まではできなかった 授業が新鮮で、 朝から晩まで勉強漬けの日々を送りました。 喧嘩することもありますが、 共に「ライバルで一緒に高め合える存在」で、 内定通知をもらった時のことを 「自然に涙が出た。自分でもびっくりした」 と振り返ります。 将来は機長として飛行機を運航するのが 2人の夢で、 「安全にお客さんを目的地に運んで、 信頼されるパイロットになりたい」 と笑顔を見せていました。
Tue, 20 Apr 2021 15:00:00 +0900
県立高校実習船「海邦丸」完成披露式
方言ニュース 2021年4月19日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄水産高校や宮古総合実業高校の生徒が 利用する県立高校実習船、 第6代「海邦丸」の出港兼完成披露式が このほど、糸満市の糸満漁港で行われ、 県教育委員会や沖水の関係者らが 実習船の完成を祝い、 初出港を見送りました。 第6代海邦丸は先代の「海邦丸5世」の 老朽化に伴い、 およそ22億円かけて新造されました。 総トン数699トンは実習船として 全国トップクラスの大きさで、 生徒の定員は48人から62人に増加しました。 また、横揺れ防止機能など最新鋭の設備を備え、 安全で快適な実習ができるようになりました。 式典で沖水の福地修校長は 「実習船は『動く教室』と呼ばれ、水産教育の柱だ。 多くの若者が実習を通して 育つことを期待したい」 とあいさつしました。 専攻科2年の藏下瑠加さんは 「全国トップクラスの実習船で知識や技術を習得し、 将来活躍できるよう、 たくさんの経験を積み、 学びたい」と話しました。 式典後、 第6代海邦丸は沖水専攻科の37人を乗せて出港し、 宮古島で宮古総実の生徒9人を乗せた後、 グアム西側の海域でマグロはえ縄漁の 実習を行います。 43日間の航海を予定しており、 帰港は来月5月下旬となります。
Mon, 19 Apr 2021 16:58:00 +0900
仲西小学校の卒業式で特別賞が贈られる。
先月に行われた浦添市立仲西小学校の卒業式で、生まれつき両腕がない村田光さんと、光さんを支えた100人の仲間全員をたたえ「特別賞」が贈られました。卒業生を代表して光さんは「『手なし人間』」とも言われたことがあるけど、いまはいつもぼくを支えてくれる家族、いつも一緒に助けてくれる仲間がいる。だから、ぼくは学校生活を楽しめている。いつか恩を返したい」と、自身が書いた作文を読み上げました。光さんは先天性両腕上肢欠損で両腕がなく、入学後、「手なし人間」と言われましたが、一緒にいた兄が激怒し、光さんを守りました。一方、光さんは「腕がないのが当たり前」とあまり気にしていない様子だったと両親は話します。学校では、光さん専用の机や踏み台を使って学校生活を送り、足の指に挟んで筆や彫刻刀も使いこなしました。着替えや給食時など一人でできないことは友達が手助けしました。学校生活が楽しかったという光さんは仲西中学校に進みますが、友人たちには「いつまでも忘れられない大切な仲間。ありがとう。これからもよろしく」と話し、母親には「毎日支えてくれてありがとう。これから先もよろしく」と伝えました。
Fri, 16 Apr 2021 14:56:00 +0900
「斎場御嶽」の香炉窃盗疑いで 沖縄市の42歳男性書類送検
方言ニュース 2021年4月15日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南城市知念の世界遺産「斎場御嶽」の 「三庫理」内にある香炉1基が 所在不明なっていた事件で、 与那原署は12日、香炉1基を盗んだとして、 窃盗の疑いで沖縄市の42歳の自営業の 男性を書類送検しました。 男性は「神のお告げがあった」 などと話しているということです。 容疑は、先月13日ごろ、 南城市の史跡で南城市管理の香炉を盗んだ疑いです。 与那原署によりますと、男性は今月6日、 「新聞報道を見て、良心がとがめた」 などと話し、香炉を持って出頭してきました。 香炉は「斎場御嶽近くの城跡に置いていた」 と話しているということです。 南城市文化課によりますと、 香炉は返還されキズなどは 見当たらないということで、 文化課は今後、史跡内の見回りなどを 強化していくとしています。 また、斎場御嶽のガイドなどをする 「アマミキヨ浪漫の会」の大城勇会長は 「御嶽内のセキュリティーを再考し、 訪れる人に聖地としての重みを伝えたい」 と語りました。
Thu, 15 Apr 2021 16:54:00 +0900
売り切れ続出「ハピ・トク沖縄クーポン」第2弾
2021年4月14日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスによって打撃を受けている 県内事業者の支援策として、 県が20%のプレミアムを付けて販売する 地域共通券「ハピ・トク沖縄クーポン」は、 今月1日に始まった第2弾の売り切れが 続出しています。 第2弾は発売開始に当たって9万冊を 準備しましたが、1日に2万冊以上という 予想を超える売れ行きとなり、 県は今月中旬ごろに配送を予定していた 16万冊について、印刷が完了したものから 予定を前倒しして各店舗に配ります。 一方、大型スーパーや コンビニエンスストアでも 支払いに使えるなど認知が広がる中、 県は購入を1人1冊までと制限していますが、 複数の券を買い集めている人も いると指摘され、利用者から「不公平だ」 との声も上がっています。 しかし、複数店舗を回って購入する場合には 防ぐ手立てがないのが現状ということです。 県の担当者は、全面的に電子クーポン化する 方法など、購入制限対策を事前に 検討したとした上で、 「システムの構築に時間がかかり、 迅速な支援ができない。 スマホを使い慣れていない高齢者に対して 不公平になりかねないこともあって、 見送った」と説明し、 複数冊の買い占めに対しては、「県民のモラルに 頼るしかない部分がある」と話しています。
Wed, 14 Apr 2021 15:00:00 +0900
沖縄に7千年以上前からブタ存在
2021年4月13日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄本島に7千年以上前からブタが 多数存在していたことを、 名古屋大学と県立埋蔵文化財センターが このほど、突き止めました。 縄文時代の嘉手納町の野国貝塚から出土した イノシシとされる骨の形を分析した結果、 大部分が家畜化したブタだったと 判明したもので、年代測定では、 国内でも最古のブタの骨と みられることも分かりました。 出土したブタは中国大陸から持ち込まれたと 考えられます。 野国貝塚ではこれまで、 661頭分の骨が見つかっており、 DNAの分析などから、中国産のブタの骨が 含まれていることが分かっていましたが、 割合や詳しい年代は不明でした。 イノシシが家畜化してブタになると、 下顎の骨の一部がへこむことから、 下顎の骨22個を分析したところ、 21個がブタの骨の形をしていました。 放射性炭素の年代測定の結果は、 7200万年前ごろでした。 ブタは野生化しやすいため、 この時期に持ち込まれたブタが、 沖縄本島を含む南西諸島にいる リュウキュウイノシシの遺伝子に影響している 可能性もあるということで、 名古屋大学の新美倫子(にいみみちこ)准教授は 「交流があまりないとされてきた縄文時代の 中国大陸と日本列島の関係について、 再検討する必要がある」と話しています。
Tue, 13 Apr 2021 15:00:00 +0900
「5・15平和行進」規模縮小して実施
方言ニュース 2021年4月12日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄平和運動センターはこのほど、 去年は新型コロナウイルスの影響で 初めて全面中止となった 「5・15平和行進」について、 規模を縮小して実施する方針を決めました。 ただ、緊急事態宣言が発令された場合は 中止するということで、 その他の場合でも県内の感染状況を踏まえ、 来月11日に実施するか最終判断します。 実施に当たっては、 大声でのシュプレヒコールを制限するなど 感染防止対策を講じます。 参加者の全国募集は取りやめ、 県内も一般参加者は受け付けず、 実行委員会加盟団体の 200人程度に限定します。 また、平和行進は例年、 3日ほどかけて県内各地を歩きますが、 今回は15日の1日だけ、 2時間以内にまとめます。 行進は糸満市の「ひめゆりの塔」、 八重瀬町の「南の駅やえせ」から出発する2コースです。 参加者はそれぞれ100人前後、 いずれも糸満市の平和祈念公園まで歩きます。 その後、平和祈念公園の式典広場で、 行進参加者による県民大会を開きますが、 マスク着用や参加者名簿を作成するなど 対策を講じるということです。
Mon, 12 Apr 2021 17:14:00 +0900
卒業生らが作詞した門出の歌を初披露 ―石嶺小学校―
那覇市立石嶺小学校の卒業式がこのほど、行われ、卒業生136人で作詞した門出の歌「思い出とともに」が初披露されました。作曲は、第83回NHK全国音楽コンクール高校の部の課題曲をはじめ、数々の合唱曲などを手掛けた作曲家の三宅悠太さんが担当したもので、石嶺小の伝統となるよう、今後も歌い継いでいく予定です。石嶺小音楽専科の高江洲美穂教諭がオリジナル曲の創作を発案したもので、卒業生一人一人が詩を書き、それらをつないで歌詞を完成させました。歌は「思いで描く飛行機雲みんなで見上げた青空」から始まりますがこの歌詞を書いた生徒は、修学旅行へ行った時に空を見上げ、さまざまな思いが込み上げてきたこと体験を描いたということです。そして、学校生活を共にし、つらい時は助けてくれた友達や、親への感謝を込めて「たとえ、離れていても時が経っても心と心はつながっているよ」という歌詞が生まれました。卒業生は涙を流しながら歌い、母校から新たな一歩を踏み出しました。砂川深雪校長は「石嶺小の新たな伝統として受け継がれ、エールになればうれしい」と話しました。
Fri, 09 Apr 2021 15:04:00 +0900
世界遺産「斎場御嶽」の香炉 盗難か
方言ニュース 2021年4月8日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南城市知念の世界遺産「斎場御嶽」の 「三庫理」内にある香炉1基が別の石材に 置き換えられ、 元の香炉の行方が分からなくなっています。 先月26日に市観光協会の職員らが確認して、 市に報告し、警察の調査が入りました。 市は盗難の可能性があるとして、 与那原署へ被害届を出す準備を進めています。 先月26日の一般入場終了後にガイド職員が 点検に回っていたところ、 三庫理内にある15基の香炉のうち、 1基が割れているのを発見しました。 複数の職員で確認したところ、 割れた石材には、実際の香炉にある 帯状の加工がないことから、 別の石材と判断しました。 置き換えられた石材は、 元の香炉と同じ大きさになるよう 2つの石を組み合わせて設置したとみられ、 市は「意図的に置かれたもの」と推測しています。 行方が分からなくなった香炉は 縦横およそ20センチ、 奥行きはおよそ10センチの大きさで、 「聞得大君」の就任の儀式 「御新下り」が行われた際に、 その都度一つずつ置かれたものとされています。 市教委員会の上原廣子教育長は 「もし持ち去られたのだとしたら、 一日でも早く返してほしい」と話しました。
Thu, 08 Apr 2021 15:51:00 +0900
「新垣家住宅」の一般公開開始
方言ニュース 2021年4月7日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 担当は上地和夫さんです。 焼物で知られる那覇市壺屋で3日、 国指定重要文化財「新垣家住宅」の 一般公開が始まりました。 陶工の住宅様式が県内で唯一残されており、 金曜日から日曜日と祝日の 午後1時から5時に観覧できるようになりました。 新垣家住宅は琉球王国時代の17世紀、 壺屋に窯場が統合された頃に造られたと 伝えられています。 登り窯の「東ヌ窯」のほか、 土を水に溶かして不純物を除く 沈殿池などの作業所を供えています。 窯は1974年頃まで使われており、 2009年に老朽化や大雨で東ヌ窯が倒壊し、 修復工事が続いていました。 一般公開に合わせてテープカットが行われ、 壺屋通り会で結成した東ヌ窯保存会の 島袋常秀会長は 「足で踏んで回す『けろくろ』や、 土踏み場の面影も残っている。 壺屋の焼物の工程も見ながら観覧してほしい」 とあいさつしました。 また、3日は「シーサーの日」だったことから、 壺屋周辺ではシーサー展や 壺屋焼の割引販売などの イベントも開かれました。
Wed, 07 Apr 2021 15:00:00 +0900
阿嘉小学校の卒業記念壁画完成
方言ニュース 2021年4月6日(火)放送分 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 座間味村の阿嘉漁港の防波堤にこのほど、 阿嘉小学校の卒表記念の壁画が完成しました。 地元の自然がのびのびと描かれた絵は、 無機質な防波堤に豊かな彩を加えました。 例年は中学生が制作しますが、 今年は中学を卒業する生徒がいないため、 小学校の卒業生2人が制作することになり、 複式学級の5年生も手伝いました。 児童がモチーフやアイデアを出し、 担任の教諭が全体の構成を整え、 全員で色を塗ったということです。 卒業生の木舩滉生さんは 「楽しかった。良い思い出になりました」と話し、 同じく金城空良さんは 「難しかったところもあったけど楽しかった。 この絵のポイントはAKAという文字と クジラです」と笑顔で話しました。 担任の下地雅司教諭は 「小学校としては初めての試みだが、 今後も続いていってくれたらうれしい」 と語りました。
Tue, 06 Apr 2021 15:00:00 +0900
珠算・暗算 小学生3人が最高位10段に合格
方言ニュース 2021年4月5日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1月に開かれた全国珠算教育連盟主催の検定試験で、 宜野湾市愛知の屋比久珠算塾に通う3人の塾生が、 珠算と暗算で最高位の10段に合格しました。 一つの塾から3人同時に10段合格がでるのは 快挙ということです。 3人は宜野湾小学校に通っており、 珠算10段を取った5年生の山内美怜さんと、 いずれも暗算10段となった 5年生の嶋菜々美さん、 それに4年生の山里姫愛さんは 「うれしい」と合格に笑顔を浮かべました。 山内さんは4歳からそろばんを始め、 10段は「相当な集中力が必要で、 9段から合格するのに2年かかる」とされる中、 制限時間内に少ないミスで9段合格から わずか1年で頂点に立ちました。 「焦らず丁寧にそろばんをはじくこと。 数字をきれいに早く書くこと」 を意識したということで、 次はフラッシュ暗算検定で10段を取る夢を掲げます。 5歳からそろばんを学ぶ嶋さんは 2回目の挑戦で暗算10段を勝ち取り、 7歳からそろばんをはじく山里さんは 3回目の挑戦で合格しました。 「2人とも難しかった」と振り返りつつ、 次は珠算10段を取る目標を挙げました。 屋比久塾長は 「周りの良い刺激になる」と褒めたたえました。
Mon, 05 Apr 2021 22:17:00 +0900
クラス全員の投稿がりゅうPON!に掲載される。
沖縄市立島袋小学校5年1組の児童たちは2月28日付の小中学生「りゅうPON!」の掲載で、クラス25人全員の投稿が新聞に採用されました。去年4月から新聞に作文の投稿を続けてきたもので、担任の嘉陽哲子教諭は「新聞を読んだ保護者や地域の人から反応がくることで子どもたちの自己肯定感や書く力が高まった」と話しました。嘉陽教諭は前任校でも児童の作文を新聞に投稿していたということで、投稿を通して子どもたちが新聞に親しみ、苦手だった作文もだんだんと書けるようになっていく様子に手応えを感じ、赴任先の島袋小でも全員採用を目指して取り組みました。5年1組の上間悠愛さんは「文章を書くのが苦手だったけど、先生と一緒に書いた作文が新聞に載ったのでびっくりした。次も採用してほしいのでまた頑張って書く」と笑顔で語りました。また、上間奏來さんは「普段は敬語を使わないけど、作文では手稲に名言葉で書くように心がけた」と語り、作文が3回掲載されたという座間味大翔さんは「読む人に分かりやすいように書くこと」と採用のコツを紹介しました。
Fri, 02 Apr 2021 14:54:00 +0900
末吉公園内で落書き発見
方言ニュース 2021年3月31日 水曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年12月、那覇市首里末吉町にある末吉公園内の十数カ所に落書きが発見された問題で、白色の塗料で「生」と書かれた新たな落書きがあるのを、那覇市文化財課が見つけました。 文化財課は被害額を算出し、 先月に県警に告訴状などを提出しました。 現在は落書きの除去に向けて 検討作業を進めています。 落書きは国指定史跡「末吉宮跡」に含まれる、遍照寺跡の石垣などで確認されました。 市文化財課は、これまでに落書きの除去作業を2度実施しましたが、完全に塗料を取り除くことはできていません。 文化財課によりますと、落書きされた石垣や石畳は、石材に塗料が染みこんでいるということです。 1月に職員が見回りのために 末吉宮跡を訪れたところ、 去年12月に落書きがあった石垣に新たな落書きを発見しました。 琉球新報の記者が22日に現場を確認したところ、12月の落書きと思われる赤色の模様と、白色の塗料で書かれた「生」の文字が石垣に残っていました。
Wed, 31 Mar 2021 16:16:12 +0900
卒業園児 お小遣いでマスク購入 寄贈
方言ニュース 2021年3月30日 火曜日 きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南城市の佐敷幼稚園を卒園した親川青兒(じょうじ)ちゃんがこのほど、自分のお小遣いで購入したマスク500枚を 後輩の園児に寄贈しました。 青兒ちゃんは12月末から1月末にかけ、神奈川県に住む 2人の曽祖母が亡くなりましたが、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言が発令中で、葬儀に参列できなかったということで、青兒ちゃんは「大好きだった。みんな元気でいてほしい」と話しました。 12月末、父方の曾祖母がコロナに感染して亡くなりました。 その翌月には体調不良が続いていた母方の曽祖母も亡くなりました。 新型コロナ感染防止のために 会いに行くことができず、1年以上会えないまま、再会を果たしたのは納骨後のお墓参りとなりました。 青兒ちゃんは「生前に会いたかった」と落ち込んでいましたが、小学校への入学祝いや誕生日祝いとしてもらったお金があることを思い出し、後輩の園児の健康を願って、薬局でマスク500枚を購入し、寄贈することを思いつきました。 購入したマスクは卒園式の前に贈り、青兒ちゃんは「お祝いをくれた人も、ばあちゃんも、いいねと言ってくれると 思う」と笑顔を見せていました。
Tue, 30 Mar 2021 15:56:00 +0900
読谷村の「しまくとぅば」教材本 好評
方言ニュース 2021年3月29日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 地域ならではの「しまくとぅば」を 次世代へ継承しようと、 読谷村史編集室が発刊した教材本が好評です。 教材本は「読谷村のしまくとぅば2~おばあが語る どぅーよーじょー」で、 一括交付金を活用して発刊しました。 去年8月に千部を刷り、 村内の学校や図書館などに無料配布しましたが、 新聞報道や口コミで知った 村内外の人たちからも購入希望の 問い合わせは相次いだため、 村が追加で予算を拠出し、 新たに2千部を増刷して、 税込み100円で一般販売しています。 シリーズ第2弾となる今回は、 古くから生活の知恵として親しまれてきた 民間療法に焦点を当て、 病気やけがにどう対処してきたかや、 微妙に異なる痛みの表現など 生活の中で使われたしまくとぅばと 知恵をわかりやすく紹介しています。 調査員として携わった宮城昭美さんは 「本書はあくまで島くとぅば本であり、 薬草を勧める本ではない」 と強調したうえで、 「しまくとぅばや昔の人の健康維持法に関心を持ってもらえればうれしい」と話し、 イラストを担当した真境名彩さんは 「子供にも楽しくめくってもらえるように、 わかりやすく表現することを意識した」と述べ、 多くの活用を呼びかけました。
Mon, 29 Mar 2021 21:31:00 +0900
中学最後の想い出づくりにフェリーで島を一周体験
伊江島と本部間を就航する「フェリーいえしま」で6日、島を1周するクルージングが行われました。乗船したのはこの日卒業式を終えたばかりの伊江中学校の3年生とその保護者や家族らで、「新型コロナウイルスによる行事の縮小や大会などの中止で、思い出もあまりつくれなかったことから最後の思い出をつくってほしい」と村PTAが企画したものです。フェリーは東周りで進み、普段は見ることのない島の北海岸や西海岸の景色を生徒や家族らは堪能し、カメラに収める姿が見られました。途中クジラと遭遇し、背びれが見えると歓声が上がりました。船内での余興も楽しみ、体を張ったコントや3年生担当の先生らのアカペラでの卒業ソングの披露など、楽しいひと時を過ごしました。また、卒業生から先生方へオリジナルの感謝状も贈られました。卒業生の山城建次さんは「このような貴重な体験をさせてくださりありがとうございます。私たちはこの体験を忘れず、伊江島に貢献できる人になれるよう高校に行っても頑張ります」と感謝の言葉を述べました。
Fri, 26 Mar 2021 14:53:00 +0900
手作りのネームプレート制作 今帰仁グスク
方言ニュース 2021年3月24日 水曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁グスクを学ぶ会はこのほど、城跡内に木々や花々の手作り説明板のネームプレートを設置しました。 今回は、ECO―Okinawa募金実行委員会から助成を受け、ガイドや民泊オーナーなどが説明できるよう、樹木や花々にネームプレートを設置したもので、去年12月からおよそ2カ月間かけて 100枚余りを作製しました。 板をカットしペイント、手書きで植物の名前を書き、文字の上からニスを塗って看板裏に杭などを付けました。 プレートには、植物名の和名や方言名、花の咲く時期などの説明も書かれています。 民泊オーナーらも招き、城跡の勉強会をしながら、ネームプレートの説明も行いました。 自然豊かな村内は、城跡内もさまざまな植物が群生し、石灰岩質特有の珍しい植物も自生します。 城内ガイドは、歴史的説明に加えて植物の説明も行い、沖縄の自然の豊かさ、深さを実感できる案内を行い、来場者に有意義な機会を提供しており、大田原功会長は「県内外の来場者や生徒たちにも植物群の説明を通して自然豊かな今帰仁村、城跡の学習や環境状況の把握に生かしてくれたらうれしい」と笑顔で話しました。
Wed, 24 Mar 2021 15:44:00 +0900
十三祝い、著名人からのサプライズに喜ぶ
方言ニュース 2021年3月23日 火曜日 きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市立澤岻小学校のPTAはこのほど、5年生の児童に向けて十三祝いビデオメッセージを校内で上映しました。 サプライズとして、元ボクシング世界チャンピオンの具志堅用高さんやプロ野球西武ライオンズの山川穂高選手らもメッセージを寄せ、 児童のためだけの特別メッセージに、教室で見た児童らは歓声を上げました。 新型コロナウイルスで各種行事がなくなった児童を十三祝いで元気づけようと、 PTAはビデオメッセージ集めに奔走し、多くの著名人から協力を得たもので、 沖縄テレビの人気番組「ひーぷー☆ホップ」の出演者が登場した際も沸きました。 具志堅さんは「十三祝いか、懐かしいなー。石垣でやった覚えがあるよ」と子ども時代を回顧し、 「今年は全国的に大変な年だったけど、元気出して頑張ってほしい」とエールを送りました。 山川選手は、県出身のソフトバンクのリチャード選手と出演し、「中学、高校になると、つらいことがあるかもしれない。 しっかり壁を乗り越え、頑張って大人になって」と語り掛けました。 男子児童は「山川選手やリチャード選手が沢岻小のためだけにメッセージをくれた。すごすぎて、ほとんど覚えていないけれど、本当に頑張ろうと思った」と話しました。
Tue, 23 Mar 2021 15:38:00 +0900
校則は何のため? 合理性のない校則が多様性を認めない価値観につながる恐れも
方言ニュース 2021年3月22日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「学校の校則を変えてほしい。 下着を白に指定するのが本当に気持ち悪い」 といった読者からの声が寄せられています。 県内にある中学校の校則では 「肌着の色は白を基調とし、制服やジャージー、 体育着などにフルネームを刺しゅうする」 と定められ、 髪形は「女子生徒はショートカットが望ましい。 髪を結ぶ場合はお団子禁止。 男子生徒は後ろ髪が襟につかない程度にする」 など細かく規定されています。 違反した生徒は保護者に連絡され、 一度帰宅して身なりを整えて再び登校し、 反省文を書くことを 求める学校もあるということです。 県教育庁義務教育課は 「肌着を白に規定するのは 学校長の判断になる」としていますが、 子どもの権利などに詳しい横江崇弁護士は 「髪形や服装など、校則で子どもの人権を 制約する目的は何かを学校は考える必要がある。 基本的に学生は自由だ。 自由の範囲や、自由は責任が伴うことを 教えることが重要だ」と指摘します。 近年は県内でも、児童生徒の状況に合わせ 校則や制服を変える動きもあり、 保護者らは 「髪形など合理性のない不必要な統一は 多様性を認めないことだ。 多様性を認められない感覚がいじめに つながると思う」と語っています。
Mon, 22 Mar 2021 22:33:00 +0900
神森小学校の児童会を中心に交流が広がる。
浦添市の神森小学校児童会の運営委員の6年生8人はこのほど、「神森キャストプロジェクト」を立ち上げました。より良い学校づくりを目指し、課題解決に取り組もうと企画したもので、「神森魂」を合言葉に、「神森レンジャー」も登場しました。合言葉の「神森魂」は、大好き・守る・親切・意欲、それぞれの頭文字を取り、「だ・ま・し・い」と考案し、去年10月からは毎月第1週目をプロジェクト週間と決め、あいさつ運動と掃除活動に力を入れています。正門前や玄関前には、どこからともなく5色の「神森レンジャー」が出現して、朝のあいさつ運動ではレンジャーとハイタッチし、掃除活動ではレンジャーや6年生が手本を見せ、下級生に声を掛けます。活動は、全学年や隣接する神森こども園にも広がり、自主活動の輪は異学年交流にもつながりました。また、地域住民からほうきの寄贈があったということで、運営委員のメンバーは「自分たちが考えた企画を他の学年みんなが実行してくれている。自分たちで考え、自主的に活動してくれてうれしい。他の学年とも仲良くなれて学校がにぎやかになった。引き継ぎたい」と成果を喜びました。
Fri, 19 Mar 2021 14:50:00 +0900
県産鶏卵 シンガポールへ 日本全体の半数
方言ニュース 2021年3月17日 水曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 シンガポールと香港で、県産卵を使った料理専門店「たまご園」を展開しているENグループはこのほど、去年、沖縄からシンガポールに輸出した鶏卵が、日本全体のおよそ半数を占めたことを発表しました。 県内からシンガポールに鶏卵を輸出するのはENグループだけです。 沖縄地区税関を通じた去年の鶏卵の輸出量は128トンで、おととしの11トンからおよそ12倍の急拡大となりました。 おととし6月にシンガポールで1号店が開店した「たまご園」の好調な事業展開が輸出増を後押ししており、ピーター・ン社長は「さらなる店舗拡大と、県産卵の輸出拡大を進めたい」と意気込んでいます。 ENグループが輸出する鶏卵は、琉球飼料と共同で開発したオリジナル卵で、輸出された卵は、シンガポールと香港で合わせて13店舗を展開する「たまご園」で使われます。 店頭での主力メニューの一つは、「究極の卵かけご飯」ですが、卵の生食文化がない現地で卵かけご飯がヒットし、新規出店を続けています。 琉球飼料の當山全隆営業部長は「オリジナル卵の味と新鮮さが現地で受け入れられ、輸出量増加につながっている」 と話しています。
Wed, 17 Mar 2021 11:01:00 +0900
震災から10年マフラー贈り続ける
方言ニュース 2021年3月16日 火曜日 きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 10年前の3月11日午後2時46分を1日も忘れないようにしたいと話すのは、 「気仙沼にマフラーをおくる会」の代表を務める渡嘉敷村の新垣光枝さん(72)歳です。東日本大震災に見舞われた年の 2011年の冬から毎年、宮城県気仙沼市の子どもたちに手編みのマフラーを贈り続けており、個人で始めた活動が県内外に 有志の輪を広げ、これまでに2302枚を贈り、10年の節目を迎えました。 被災地の様子をテレビで見て「驚愕した」と当時の心境を語る新垣さん。 震災直後は渡嘉敷村内で義援金を募り寄付しました。 その年の秋、友人を介して気仙沼市内の保育園に自作の絵本を贈ったのがきっかけで 冬には手編みのマフラー80枚を贈りました。その活動が報道されると全国から 「一緒にマフラーを贈りたいという声が届き、14年に「気仙沼にマフラーをおくる会」を発足しました。 地道な活動が共感を呼び、これまで延べおよそ60人が手編みのマフラーを贈っています。 毎日、 震災が起きた時刻の午後2時46分にアラームをセットしている新垣さん。 「いつまでもあの時の気持ちを忘れずにメンバーと共に寄り添っていきたい」と語っています。
Tue, 16 Mar 2021 16:52:00 +0900
彼岸に合わせ県産キク出荷最盛期
方言ニュース 2021年3月15日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 3月の彼岸に合わせて、 県産キクが出荷の最盛期を迎えています。 墓参りや仏壇で飾られるキクは、 新型コロナウイルスの影響が比較的少なく、 予約注文は順調だということです。 定期航空便に加えて、10日とおとといには ANAカーゴの貨物専用機が、 きのうは日本航空の臨時便が運行しました。 3月のキクの出荷数量は、 苗の植え付け時期の去年10月に 大雨が降ったことや12月の日照不足で、 キク類が前の年の同じ時期に比べて 12%減の18万2千ケース、 葉ものなどその他は前年並みの 1万ケースを予定しています。 出荷金額は15億円を見込んでいます。 キクは冠婚葬祭の小規模化で、 需要は減少傾向にあり、 特にコロナ禍では 葬儀縮小の影響もありましたが、 「太陽の花」ブランドの 県花卉園芸農業協同組合の宮城組合長は 「お彼岸や別れの節目、新しい門出には、 お花を買い求めてもらいたい。 家庭の中に1輪の花を添えて、 心を癒してほしい」と呼び掛けました。
Mon, 15 Mar 2021 23:07:00 +0900
石田中学校の二クラス、給食を1年間完食
那覇市立石田中学校の3年2組と1年4組がこのほど、給食を1年間完食しました。3年2組は給食の残量の少なさやマナーなどを競う校内の「給食コンクール」で優勝し、表彰されました。2位は1年2組、3位は1年4組でした。今年度は新型コロナウイルスの影響で行事が少なかったため、3年2組は「何か一生懸命に取り組める活動をしよう」と給食完食を目指したもので、アレルギーなどで食べられない場合は他の生徒が代わりに食べました。残りはみんなで分けました。3年2組生徒たちの中心になった男子生徒は「ご飯を食べられない人もいるのに残すのはもったいない。自分もおからが苦手だったけど食べているうちに大丈夫になった。完食できてうれしい」と喜びました。クラス担任の男性教諭は「食に対する感謝の気持ちを大切にしようと教え、その気持ちが育ってきている。みんなで協力することを高校でも忘れずに頑張ってほしい」と話しました。
Fri, 12 Mar 2021 14:49:00 +0900
伊良部高校、37年の歴史に幕
方言ニュース 2021年3月10日水曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宮古島市の伊良部島唯一の高校だった伊良部高校は6日、最後の生徒5人が卒業し、閉校しました。 伊良部高校は1984年に 県立宮古高校分校として設置され、2年後に伊良部高校となりました。 小さな島の高校ながら全国大会に6度出場するなど、県内屈指のバレーボール強豪校として知られ、「小さな島から大きな挑戦」を合言葉に地域が守ってきた伊良部高校は37年間で2175人が卒業しました。 しかし、高齢化が進む島の状況に比例して生徒数は徐々に減少し、2015年に伊良部島と宮古島を結ぶ伊良部大橋が開通すると宮古島の高校に通う生徒が増え、さらに生徒の減少が進み、昨年度の入試から生徒の募集を停止しました。 多くの卒業生や地域住民が参加した閉校式と感謝の集いではOBらが次々と学校への感謝を語り、1期生の川満博昭同窓会会長は「寂しい。 私の今は伊良部高校の教育のたまものだ。閉校しても受けた教育は消えない。生活の中で後輩たちに伝えていく」 と語りました。 また、県教育委員会に校旗を返納した大宮廣子校長は「卒業生の全国レベルでの活躍は島に自信と誇りをもたらした」と37年を振り返りました。
Wed, 10 Mar 2021 22:45:00 +0900
芭蕉布人間国宝 平良敏子さん100歳
方言ニュース 2021年3月9日 火曜日 きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国指定の重要無形文化財である芭蕉布の人間国宝、平良敏子さんが先月14日、満100歳を迎えました。 大宜味村喜如嘉生まれで、幼い頃から芭蕉布や織り物に囲まれて育ってきました。 現在も毎日、芭蕉布会館へ足を運び、芭蕉の繊維から糸を作る「苧績み」作業に励んでいます。 平良さんの実家は祖父の代から芭蕉作りに熱心な家系で、「足が届かない頃から機織りに触れていた」 という平良さんは、成長するにつれて木綿や絹の布を織るようになりました。 1944年、県勤労女子挺身隊として岡山の倉敷へ行き、倉敷紡績社長の大原総一郎氏と出会い、 織りを本格的に学びました。 46年に沖縄へ戻りましたが、戦後の沖縄には芭蕉畑もなく、上質な糸が取れなかったため、 平良さんは本来であれば芭蕉布に利用されない太い糸を使い、テーブルセンターやマットなどを発案し、 販売するとアメリカ人に人気となりました。 このほかにも、本土での販売に向け帯地やのれん作りを発案するなど、販路の拡大と普及に尽力しました。 「芭蕉布に生かされて生きてきた」と、感慨深い様子で語る平良さん。 「これからもできる限り作業を続けていきたい」と語り、きょうも工房の一角で糸を紡ぎます。
Tue, 09 Mar 2021 16:44:00 +0900
大宜味から与論・沖永良部を結ぶ定期船就航
方言ニュース 2021年3月8日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 千葉県館山市で海中観光船を運営する 日東商船が、大宜味村の塩屋漁港と 鹿児島県の与論島、沖永良部島を結ぶ 定期旅客船を7月にも就航させます。 1日2往復の2便就航し、 3地点を片道2時間半で結ぶもので、 定期便は、乗客60人の小型高速船「ふじ」の 使用を予定しています。 片道運賃は沖永良部島から与論島間が 1900円、 与論島から沖縄本島間が3500円、 沖永良部島から沖縄本島間が 4500円を予定しています。 両島の住民が日帰りでも沖縄本島の病院などに 通えるほか、 那覇空港発着の航空便の 利用もしやすくなるということで、 与論島からの航路短縮の観点から、 大宜味村の塩屋漁港を沖縄本島の就航地に 選びました。 大宜見村では、「医師の診療などに 利用できるほか、子どもたちの交流などにもつながる」 として、鹿児島県の両島との 交流促進を期待する声も上がっています。 西田富士雄社長は 「島民を対象にした割り引きなども積極的に 設け、水上バスのように利用してもらえれば」 と意義を語り、 伊江島や伊平屋島、伊是名島など、 北部周辺の離島と本島間の海運についても「地元の意向も聞いていきたい」と、 前向きな姿勢を示しています。
Mon, 08 Mar 2021 23:09:00 +0900
母校の佐敷中学校に、自作のロッカーを寄贈
永山祐大さんはこのほど、授業の一環で製作した移動式ロッカー3台を母校の南城市立佐敷中学校に寄贈しました。建築科で学んだ技術を生かしておよそ1年かけて完成させた大作で、永山さんは「諦めかけていた高校に入学できたお礼です」と恩返しの思いを伝えました。佐敷中では新型コロナウイルス感染予防対策として密を避けるために、体育館の男子生徒用の更衣室は体育館倉庫を使用するということを知り、キャスター付きの移動式ロッカーを考案したもので、ロッカーの仕切りは、くぎを使用せずに板と板を組み合わせる「相欠き継ぎ」の技法を用い、縦160センチ、横2メートルの大きさのものと、大きさを変えた合わせて3台のロッカーを完成させました。照喜名朝(あさ)盛(もり)校長は「本人の努力はもとより先輩の活躍を誇りの思う後輩への励みになった。うれしい限りだ」と喜びを話しました。3年間、南城市から自転車通学をしている永山さんは建設会社に就職が内定しており、「課題を通して誰かのために行動することを学んだ。今後はお客さまのことを考えて働いていきたい」と胸を張りました。
Fri, 05 Mar 2021 14:48:00 +0900
やんばる森ビジターセンター 特別プラン
方言ニュース 2021年3月3日 水曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 大宜味村にある やんばるの森ビジターセンターは「やんばるの森2時間ハイキングツアー&1000円分道の駅買物券付き」の特別プランを用意しています。 先月末までの予定でしたが来月21日まで延長しました。 県民は通常価格の5千円より 75%安い1250円、村民は90%安い500円で利用できます。 やんばるの森に住む生き物や 自生する貴重な植物、自然と共に生きた人間のなりわいをガイドが説明しながら散策する内容となっています。 また、頂上から東シナ海と太平洋、国頭、大宜味、東村の森も一望できるのも魅力の一つです。 友人とツアーに参加した村内在住の河津多恵子さんは「ここにしかない貴重な植物を見ることができ良かった。 ガイドの説明も分かりやすく楽しい。普段何げなく見ている大宜味の自然は貴重だったんだなと感動した」と話しました。 自然ガイドの石井雄也さんは 「このツアーでやんばるの森の面白さや素晴らしさを体験してほしい」とPRしました。
Wed, 03 Mar 2021 13:48:00 +0900
金武町系4世 県費留学 三線新人賞受賞
方言ニュース 2021年3月2日 火曜日 きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 金武町系4世で、2019年度の県費留学生として県立芸術大学で 琉球古典音楽を学んだ、富祖アレハンドロさん(35)歳は、 「ペルーで琉球古典音楽を教えて、広げたい」と語っています。安富祖さんは18歳からペルー野村流音楽協会に所属していますが、 ペルーで琉球古典音楽に興味を持つ人が少なくなり、「将来なくなってしまうかもしれない」と危機感を抱き、 「沖縄の音楽と自分の音楽で新しい音楽をつくりたい」と考え、県費留学に応募しました。 県立芸術大学では、野村流音楽協会師範で県立芸術大学の島袋功教授指導を受けて、 三線の新人賞を手にしました。 宮城英夫先生の笛の新人賞も受け、歌三線の教師免許を取得したほか、 太鼓、胡弓、ウチナーグチ、琉球古典音楽や、楽器の理論などを学びました。 帰国後は、県人会や日本ペルー文化会館のイベントで古典音楽を披露し、 沖縄文化に関するワークショップを開くなど、若い世代が沖縄を知るための活動を続けており、 「コロナであまり活動ができないが、落ち着いたら若い日系人たちが 琉球古典音楽に興味を持ち、沖縄に誇りを持つために刺激を与えたい。 世界で三線と沖縄のことを広げたい」と抱負を語っています。
Tue, 02 Mar 2021 13:48:00 +0900
県内で交通死亡事故相次ぐ
方言ニュース 2021年3月1日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内で交通死亡事故が相次いで 発生していることを受け、 県子ども生活福祉部と県警交通部はこのほど、 緊急アピールを発表しました。 県と県警が合同で緊急アピールをするのは 2017年以来、およそ4年ぶりです。 県警によりますと、 県内では今年1月から先月23日までに 7件の死亡事故が発生し、 8人が亡くなっており、 前の年の同じ時期に比べて5件、 死者数は6人増加しています。 今年の死亡事故7件のうち、 夜間の事故は4件で、 高齢者の死者は3人でした。 また、先月11日以降は、 親子2人が死亡した浦添市の多重事故など 4件発生し、死者数は5人に上っています。 こうしたことから、県と県警は 「極めて憂慮すべき状況」として 県民に交通安全を呼び掛けているもので、 アピール文では、 運転手に対して車間距離を十分に保持し、 法定・規制速度を順守することや 前方を注視し歩行者の有無を 確認することなどを求めています。 歩行者に対しては、 できる限り横断歩道を利用することや、 夕暮れや夜間は 相手から見えやすい服装を心掛け、 反射材を着用することなどを呼び掛けています。
Mon, 01 Mar 2021 16:56:00 +0900
豊見城小学校にマリーゴールドを提供
若者の立ち直り支援などに取り組む「NPO法人あきづ」はこのほど、豊見城市から交付された助成金を活用し、マリーゴールド2500株を豊見城小学校に提供しました。理事長の金城隆也さん30歳が地域の自治会などに声を掛け、6年の栽培委員の児童と老若男女およそ60人が参加し、校内の花壇に花を植え、土で一色だった花壇は赤、オレンジ、黄色の色鮮やかな花壇に生まれ変わりました。これまで、豊見城小の花壇は傾斜があり、台風や大雨の時に土が流出することに悩まされていましたが、金城さんは12月下旬からあきづ産業の従業員と共に花壇の整備に着手し、ブロック600個、土3トンを無償で提供して、水が流出しないよう、傾斜を無くし、ブロックで段々畑のような形状に仕上げました。作業は花植え前日の深夜にまで及びましたが、迎えた花植え当日は、豊見城団地自治会や、市女性会、豊見城小PTAなど多くの団体が参加し、児童と地域の人が一緒になり楽しそうに花を植えました。整備作業で筋肉痛の金城さんは「うれしい。これからも子どもたちが地域で活躍できる場をつくって行きたい」と目を細めていました。
Fri, 26 Feb 2021 14:46:00 +0900
崇元寺跡発掘調査 39年ぶり
方言ニュース 2021年2月24日 水曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市は今月1日から、沖縄戦で建物が焼失した崇元寺跡の発掘調査を進めています。 崇元寺公園内の調査は1982年以来39年ぶりで、 前回は正廟などの遺構が良好な状態で確認されました。 今回はそれ以外の遺構も含めて、全体的な保存状態を確認するのが目的で、前堂、東庁、庫裏などがあった箇所を 戦後初めて調査し、遺構が良好に保存されているのを確認しました。 調査は月内で終了します。 市は今回の調査成果や今後の文献調査を基に、国の史跡指定を目指して国や県と調整します。 崇元寺は琉球の歴代国王の位牌を安置した国廟で、 1527年ごろに創建されたと考えられています。 琉球国王即位のために中国の冊封使が琉球を訪れた際、 亡くなった先王をまつる儀式が崇元寺で執り行われました。 王国時代の重要施設であることから戦前は国宝に指定されていました。
Wed, 24 Feb 2021 16:32:00 +0900
夢は国連勤務 具志川工高からカナダの名門大学へ進学
方言ニュース 2021年2月23日火曜日 今日の担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県立具志川高校3年の榮野川新菜さんが先月末にカナダのブリティッシュコロンビア大学に合格しました。 ブリティッシュコロンビア大学はカナダでトップ3に入る総合大学で、 2021年の世界大学ランキングでは、東京大学の36位を上回る34位です。 榮野川さんは小学4年生から沖縄アミークスインターナショナルに通い、 さまざまな国から来た教員の授業を通して「いろいろなバックグラウンドのある人と 英語で学ぶのが楽しい」と思い、海外大学への進学を目指すようになりました。 高校では、ボランティアや部活動などさまざまなことに挑戦してきました。また、県の留学事業にも応募し、 1年生でカリフォルニア州立大学に3週間、2年生の時には ベルギーに7カ月間留学しました。 榮野川さんは国連で働くことを目標に、大学では国際関係学を学ぶ予定で、 「北米一、国際的と言われている大学で、世界中から来た学生と学びたかった。 大学では環境保全活動に取り組み、カナダ以外の国への留学やインターンシップにも挑戦したい」 と目標を掲げ、 「入学に向けて英語の本をたくさん読んでもっと語学力を高めたい」 と意気込んでいます。
Tue, 23 Feb 2021 13:24:00 +0900
大宜味村、地元の中学3年生をサプライズ応援
大宜味村内の中学3年生を応援しようと、村教育委員会、民生・児童委員、村役場の住民福祉課が「輝く20人を応援する会」を結成し、このほど、メッセージを添えた手作りケーキを贈りました。コロナ禍で中体連や修学旅行など思い出に残る行事が中止を余儀なくされましたが、一生懸命頑張っている生徒らを応援しようと村子どもの貧困対策支援員の島袋経子さんが発起人となり、去年11月から関係機関へ協力を依頼し準備を進めました。3年生には知らせずにサプライズで企画を進め、生徒が卒業文集作成で登校する先月30日の土曜日に実行しました。生徒らは自分の名前と「一歩踏み出せば千歩の道になる」のメッセージが書かれたプレゼントをうれしそうに受け取りました。島袋さんは「コロナ禍の中だからこそ地域の支え合いが必要だと思い、みんなへ声を掛けた。地域の一体感を感じることができた」と話しました。中学3年の高江洲愛さんは「私たちのために時間を使ってくださった皆さんの思いを受け止め、全員高校合格を目指し頑張ります」と感謝の言葉を述べました。
Fri, 19 Feb 2021 14:35:00 +0900
辺野古埋め立て 南部からの採取許さない
方言ニュース 2021年2月17日 水曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんと 「平和を求める沖縄宗教者の会」はこのほど、県庁記者クラブで記者会見し、 名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て土砂を、沖縄本島南部から採取する計画について、「政府の暴挙だ」と批判しました。 沖縄防衛局が県に提出した工事の設計変更申請によりますと、糸満市と八重瀬町からは県内土砂調達可能量の 7割に当たるおよそ3200万立方メートルを調達します。 南部地域は沖縄戦跡国定公園に指定され、自然公園法で開発が規制されていますが、 糸満市米須では、土砂採掘業者が法律に基づく開発の届け出を出さないまま開発に着手し、 県から指導を受け、今年1月に届け出を提出しています。 宗教者らは会見の前に県に対し、南部地域で遺骨収集に着手し 現在の土砂採取を中止することと、乱開発や環境破壊の中止を求め、 自然公園法で風景保護のため知事が開発行為を禁止できる条項の適用を求めました。 具志堅さんは土砂採取に反対の意思を示すため、近くハンガーストライキを行うということで、 「戦没者の血を吸い込んだ土砂を埋め立てに使うのは人道上、間違っている。 遺骨を助けてほしいと呼び掛けるつもりだ」と話しました。
Wed, 17 Feb 2021 13:57:00 +0900
国頭漁協、小学生に水産教室
方言ニュース 2021年2月16日火曜日 きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国頭漁業協同組合はこのほど、国頭村立辺士名小学校の5年生19人を対象に、水産教室を開き、児童らは自分たちの身近な海で取れる県産魚などについて、地元の大人から直接学べる絶好の機会となりました。 児童らは午前7時に漁船3隻に分かれて出港し、釣りの仕掛け、餌入れ、糸の垂らし方、しゃくり、船上でのマナーなどの指導を受けました。 この日は天候が悪く、釣りポイントに着くと同時に雨が降り出し、およそ40分間は船上で晴れるのをじっと待つ厳しい気象となりましたが徐々に晴れ間が広がると、児童は目を輝かせながらおよそ4時間、釣りに没頭しました。 普段と比較すると各漁船とも 釣果が少なめでしたが、グルクン、ビタローなど多種多様な魚が釣れ、児童らは喜びました。 港に帰った後は「釣った魚を自分でさばいて食べる」を実践し、うろこ取りから、下処理などを学びました。 参加した男子児童は「魚を釣るときに、手が震えドキドキしたけど、グルクンが5匹も釣れてとても楽しかった」と感想を話しました。 指導した漁協青壮年部のメンバーは「いつかこの仕事が選択肢の一つにつながればと思う。自分で料理し、さばく際に命の大切さを知ってほしい」と話しました。
Tue, 16 Feb 2021 13:51:00 +0900
若年層の年金納付率 低迷
方言ニュース 2021年2月15日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内の20歳から24歳の若者の 昨年度の年金納付率は35・24%で、 全国平均よりも 29・31ポイント低いことが分かりました。 これは日本年金機構の県内6つの年金事務所が このほどまとめた、国民年金に関する 「若者の意識調査アンケート」によるもので、 県内では若年層の納付率が低迷しています。 全世代の県内納付率は55・41%で、 全国最下位でした。 全国平均は69・25%です。 アンケートの有効回答のうち83・7%が、 日本年金機構から国民年金納付手続きの 案内などが届いたと回答し、 このうち、90・3%が納付や 免除手続きを行いました。 一方で、9・7%が納付などの手続きをしませんでした。 理由は「手続きを後回しにして忘れていた」が 32・5%で最も多く、 「書類を読んだが何をすべきか分からなかった」が 27・7%と続き、 「書類が多かったので読む気に なれなかった」は9・6%でした。 若年層が国民年金の保険料を支払うために 必要なことについて、 52%が制度に対する理解が低いとし、 周知を求め、 その方法は「SNS」が25・8%、 「学校での年金セミナー」が20・9%でした。 那覇年金事務所では 「若者に合った方法を準備する」 と説明しました。
Mon, 15 Feb 2021 15:11:00 +0900
校庭に 本格的な 畑作り
今帰仁村立今帰仁小学校6年生の農業体験グループ「ベジタブルガーデンはーたーけー」のメンバー11人が、校庭に作った本格的な農園が話題を呼んでいます。児童らは5年生時に村内の農家から無農薬農法を学んだこともあり、去年5月の連休明けに学校が再開した際、今帰仁村教育委員会の地域連携コーディネーターの男性の指導で畑作りを開始しました。児童らは校庭23坪、およそ76平方メートルを耕運機で耕し、トマトやダイコンなど18種類の野菜を育てています。また、ジャガイモの種イモ5キロを購入するため、6年生2クラスで学年クラウドファンディングのプレゼンテーションを実施し、2700円を集めました。寄付した児童には収穫後にイモを返礼します。初代リーダーを務めた女子児童は「卒業までに全て収穫して畑をリセットしたい。後輩にも畑を引き継いでほしい」と笑顔で話していました。
Fri, 12 Feb 2021 14:28:00 +0900
ビュッフェの残り弁当好評
方言ニュース 2021年2月10日水曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 朝食ビュッフェから出る食品ロスを減らすため、石垣市内のビジネスホテル「ベッセルホテル石垣島」は去年12月から、余った食材を弁当として販売しています。廃棄量を減らせないかとの思いに、コロナ禍が重なって始めた取り組みで、ホテル側には好意的に受け止める声が寄せられ、 SNSなどでも話題となっています。 このホテルでは、沖縄らしいメニューを中心に、宿泊客の満足度向上のために朝食ビュッフェに力を入れていますが、 去年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響でビュッフェが敬遠されたことなどから、さらに廃棄量は増えました。 「捨てたくもないし、 お客さんにも喜んでほしい」と悩み、始めたのが余った食材での弁当販売で、余ったメニューから弁当でも使える チャンプルーやだし巻き卵などを詰め合わせます。 350円で販売し、1日5食程度の提供ですが、食品廃棄量が以前の半分程度の日も あるということです。 佐久川真由美支配人は 「当初は抵抗感があるのではないかと思っていたが、意外にも受け入れてもらえ、皆さんのエコへの関心の高さに気付かされた」と反響に驚き、 「地元の人にも弁当で、うちのホテルの朝食を味わってもらえてうれしい」と笑顔を見せました。
Wed, 10 Feb 2021 13:45:00 +0900
与那国の文化学ぶ「キングイ」
方言ニュース 2021年2月9日 火曜日 きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 与那国町立久部良小学校の5年生と6年生はこのほど、国語の授業で、与那国島の方言で狂言という意味の「キングイ」を学びました。 授業では以前に与那国島で取り組んだキングイの映像を基に、与那国方言辞典編集委員会委員から解説を聞き、その台本を見ながら与那国方言について学びました。 上映された演目は「アサカッティ」「マスタティ」「ディラブディ」です。 児童らは特に「アサカッティ」に興味津々で、現代版「姥捨て山」のように年老いた父親を捨てに行く話だと気付くと、児童らは目を丸く見開いて驚きの表情になりました。また、キングイは深刻な内容である一方、見ている人から笑いを誘うような喜劇の要素もありことから、出演者が、アドリブでセリフをアレンジしていることに感心したり、老いた父が東崎から落とされそうになるのを抵抗するやりとりや、獅子が現れて止める場面では、映像の中の観客からの笑い声と同じく 児童らも笑顔になる様子がみられました。 同席したDiDi与那国交流館の小池康仁さんは「与那国方言などはこの与那国島に昔から伝わるとても大事な島の みんなの財産です。島の財産を一緒に受け継いでいきましょう」と児童らに語り掛けていました。
Tue, 09 Feb 2021 13:42:00 +0900
オオゴマダラの記念フレーム切手セット 人気で再販
方言ニュース 2021年2月8日(月) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年4月にオオゴマダラが「県蝶」に 制定されたことを記念し、 日本郵便沖縄支社が去年10月に発売した、 オオゴマダラのオリジナル記念フレーム切手セットを 今月12日から再販します。 沖縄支社が、県や琉球大学と締結した 包括連携協定に基づき共同制作したもので、 日本最大級のチョウであるオオゴマダラの 写真が切手に印刷されています。 去年10月に販売した際は、 2日から3日で完売する郵便局もあり、 現在は在庫がほとんどない状態が続いています。 セットには63円切手1枚、84円切手1枚、 ポストカード1枚、 実物大のオオゴマダラを描いた台紙1枚が入っており、 1セット税込み700円の2千セットを 県内の18主要郵便局で販売します。 日本郵便沖縄支社郵便物流営業室の担当者は 「好評でありがたい。 多くのお客さまに手に取ってほしい」 と話しています。
Mon, 08 Feb 2021 11:24:00 +0900
首里城復興を願い、ちぎり絵が作られる
那覇市立城西小学校の児童がこのほど、首里城復興を願い、首里城のちぎり絵を作りました。ちぎり絵の下の部分には「よみがえれ、しゅりじょう!」などのメッセージが貼られています。復興のための募金も校内で集め、5万6千円余を沖縄美ら島財団に寄付しました。児童の企画委員会が中心となり、全児童でちぎり絵を作ったもので、10月から下書きを始め、11月に色紙やメッセージを書いた紙を貼って完成させました。首里城復興募金は11月に赤い羽根共同募金と一緒に集めました。6年生の屋宜美優さんは「みんなで『自分たちが思う首里城を完成させよう』とちぎり絵を作った。復興への思いがもっと強くなった」と話しました。寄付金を受け取った沖縄美ら島財団首里城公園管理部統括の儀保ゆかりさんは「ちぎり絵やメッセージに思いが表れていて感動した。寄付金は展示品などソフトの部分に使う」と感謝し、お礼に首里城のシールを児童に贈りました。石川博基校長は「古里を愛する心をこれからも大事にしてほしい」と児童に語り掛けました。
Fri, 05 Feb 2021 14:15:00 +0900
アルゼンチン移民 高齢者表彰
方言ニュース 2021年2月3日 水曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 日本政府による100歳以上の邦人高齢者表彰で、アルゼンチンのブエノスアイレス在住68年の下条善徳さんがこのほど、祝い状を受け取りました。 下条さんは1921年2月28日の生まれ(99)歳で、与那城村平安座、現在のうるま市出身です。 37年から真珠貝採取移民としてオーストラリアに移り住み、戦時中には捕虜として収容に入り、医師の手伝いをしました。 その後は日本へ戻り、52年に勝連半島から2か月余りかけて船でブエノスアイレスに到着しました。 下条さんは日系社会の功労者で、日系子弟の日本語教育や日本への交換留学、研修、ブエノスアイレス日本庭園建設に尽力しました。 在沖縄県県人会でも役員を歴任し、2005年のうるま市誕生に伴い、アルゼンチンうるま市民会を発足し、自ら会長となりました。 また、大正から令和を経験した数少ない生き字引として、日系社会で何でも相談に乗り、最近は少し耳が遠いため会話の困難が生じるものの視力は問題なく、新聞を読み、 愛用のタブレットでメールなどもできます。 新型コロナウイルスの影響でしばらく家族や友人に会えず、野村流の会合にも行けず 寂しがっているということですが、表彰の喜びをビデオ電話のメッセージにしているということです。
Wed, 03 Feb 2021 13:33:00 +0900
贈り主いったい誰?花の苗届き続ける
方言ニュース 2021年2月2日 火曜日 きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市石川の県営石川第二団地に去年10月から、マリーゴールドやアリッサムなどの 花の苗が届くようになりました。 贈り主は誰か分かっていません。 当初は忘れ物だと思っていましたが、数日たっても取りに来ませんでした。 枯れる恐れがあったため、団地内の花壇に植えました。 すると1週間後、別の苗が置かれていました。これが繰り返され、12月末までに80以上の苗が届けられました。 感謝を伝えたいものの、誰なのか見当がつかず、いつも置かれる場所に「ありがとう」と書いた 張り紙をしてみましたが、反応はありませんでした。 自治会は日頃から子どもたちとのおにぎり会や習字指導、高齢者の健康体操などを開くなど、住民同士の交流を図っており、 住民の憩いの場となっています。 団地自治会の通事美穂子会長は「もしかしたら自治会の活動を知って応援してくれる人かもしれない」 と考えていますが、本当の届け主や理由は分からず、「住民みんなが癒やされている。感謝の気持ちを伝えたい。 ぜひ名乗り出てほしい」と呼び掛けています。
Tue, 02 Feb 2021 13:29:00 +0900
糸満市摩文仁で日本兵の遺骨と遺品見つかる
方言ニュース 2021年2月1日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市摩文仁の黎明の塔周辺でこのほど、 沖縄戦で亡くなった日本兵とみられる 遺骨と遺品が見つかりました。 発見したのは遺骨収集作業をしていた 沖縄鍾乳洞協会理事の松永光雄さんと 有志数人です。 遺骨と同じ場所には 砲弾の破片も多数落ちていました。 破片はずしりと重くさびていて、 作業員の男性は 「この砲弾を受けて亡くなった可能性がある。 無念だっただろう」 とけわしい表情で話しました。 遺骨は脊髄や喉仏、 あばら骨や頭骨などが見つかり、 近くに防毒マスクのレンズや不凍液、 日本兵が使用していたとされる靴底などが あったことから、日本兵と推測されます。 また、数メートル離れた場所には 不発弾も数発ありました。 松永さんは「まだ多くの遺骨が残っている。 一つでも多く見つけ出してあげたい」 と話しました。 一方、遺骨収集作業が進められた辺り一帯は、 ビニール袋や空き缶などのごみが散乱しており、 松永さんは「ごみがあまりにも多くて、 遺骨収集作業に支障をきたしている」として、 行政主導による 早急なごみの撤去を訴えています。
Mon, 01 Feb 2021 16:51:00 +0900
沖縄市中央にて、こども正月が開かれる
方言ニュース1月29日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 沖縄市中央にある沖縄市ファミリーサポートセンターでこのほど、「第12回こども正月」が開かれました。センターを運営するNPO法人こども家庭リソースセンター沖縄の與座初美代表が個人的に開いているイベントで、今年は11の家族が招待されました。與座代表による絵本の読み聞かせやマジックショー披露が披露された後、体調不良で欠席した子どもを含む全員にお年玉が配られました。また、新1年生になる児童2人にはランドセルもプレゼントされ、4月から小学校に入学する山城愛翔ちゃんは「とても軽くてかっこいい。勉強も頑張る」と笑顔で話しました。イベントは12年前に相談者から「千円のお年玉の子どもにやれない。」と聞いて始めたということで、與座代表は「子どもからもらった手紙に『困ったことがあったらファミサポに行こうと思うことで、負けないで生きていける気がする』と書いてあった。この手紙があるから続けていける」と思いを語りました。
Fri, 29 Jan 2021 15:19:00 +0900
人気!福祉就労センター制作 カホン
2021年1月27日 水曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 さまざまな木工用品の製作に取り組む沖縄市知花にある福祉就労センター楓葉館で、近頃の人気商品は ペルー発祥の打楽器カホンです。 音が美しく響くように試行錯誤を重ね作り上げられたカホンは、南米出身のカホン奏者の支持も得られる 完成度を誇っており、カホン製作の指導を担当する今(こん)康平さんは、椅子の座面がカホンとなったカホンチェアを 考案し、学校用品向けに製作するなど、 新しい試みに取り組んでおり、 「おもしろいことも取り入れていきたいと思い、カホンの椅子を作り始めた。 教室の椅子がカホンだったら音楽の時間がとっても楽しくなる」と音楽教育の広がりを 思い、気持ちを熱く語っています。 アイデア豊かなカホンチェアは、後ろがスライド式になっており、 教材などの収納機能も備えています。 また、カホンチェアとして椅子に進化した作品が近々、公共施設向けカタログに掲載される予定で、 広がりに期待が高まっています。 カタログを担当する県の担当者は「県産木材のブランド化を推進しており、 公共施設への活用として、県産木材を使用する県内木工事業所の カタログを今回初めて発行する予定だ。環境に優しい木のぬくもりを 感じていただきたいと思う」と話しました。
Wed, 27 Jan 2021 15:51:00 +0900
高江小 柿の贈り物
2021年1月26日 火曜日 きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 東村立高江小学校の児童らにこのほど、岐阜県から柿の贈り物が届きました。 送り主は岐阜市在住の竹島喜芳さん54歳で、35年前に訪れた旧高江小中学校の 子どもたちとの交流をきっかけに、2011年から柿を贈り始め、今回で10回目を迎えました。 竹島さんは19歳だった35年前、沖縄を歩いて旅していた際に東村に滞在しました。 村内で1泊した翌朝、村内を歩いていると激しい雨と雷に 遭遇し、心細くなっていたところに見つけた「スクールゾーン」の表記をもとに、旧高江小中学校にたどり着きました。 体育館で雨宿りをしていたところ教員の計らいで子どもたちと給食を食べることになり、雑談をしながら、つかの間の交流を楽しみました。 2011年11月、 「食べ物でいただいた恩を食べ物で返したい」との思いから旬を迎えていた柿を贈り物に選び、自らの手で学校に届け、それから毎年柿を送り続けています。 竹島さんは「柿を送ることで当時を思い出し、温かい気持ちになる」と語り、「高江小の子どもたちが大きくなったとき、他の人にもうれしい気持ちを伝える考えを知ってほしい」と語りました。 宮城達也校長は 「これからも交流を続けていければうれしい」と話しました。
Tue, 26 Jan 2021 15:44:00 +0900
野良ニワトリ「ちきん」引き取り先見つかる
2021年1月25日 月曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市の姫百合橋付近の河川敷に住み着いていた、野良ニワトリ「ちきん」を引き取る人が見つかりました。 保護したいと名乗り出たのは那覇市の真境名由幾乃さん(43)歳で、すでに4羽のニワトリを飼育していると いうことです。 子どもから「ちきん」に関する記事を教えられ、情報提供者の那覇市の高嶺太一さん(40)歳と共に捕獲用の大きな網と段ボールを用意し 捕獲を試みました。 河川敷の草むらから顔を出した「ちきん」が近づいてきたため、真境名さんが「よしよし、こっちおいで」と話し掛けながら手を差し伸べると、 「ちきん」は怖がる様子もなくそのまま抱きかかえられました。 真境名さんに抱かれた「ちきん」は、安心しているようにも見えました。 その後、那覇警察署を訪れて拾得物保護の手続きを済ませました。 飼育しているニワトリにリードをつけて散歩させるほど、 ニワトリ愛にあふれる真境名さん。「ちょうどもう1羽欲しいと思っていた。 名前は『ぼんじり』に変えようと思っている」と笑顔で語りました。 高嶺さんは「記事を見てペットを遺棄する事例がでなければいいが」と懸念しますが、 動物を捨てる行為は犯罪で、 100万円以下の罰金または1年以下の懲役が課されます。
Mon, 25 Jan 2021 15:31:00 +0900
学級通信の出来栄えを競う大会で寄宮小学校の作品が選出
方言ニュース1月22日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 教職員が作成した学級通信の出来栄えを競う「第16回プリントコミュニケーションひろば」で、全国一となる最優秀賞・理想教育財団賞に、那覇市立寄宮小学校の上原美絵教諭の作品「ニコニコタイムス」が輝きました。全国179校から435作品の応募があり、最優秀賞を含む27点が入賞しました。作成にあたってはパソコンを使わず、手書きにこだわりました。上原教諭は5年前、パソコンから手書きに変えました。テスト対策のプリントを手書きで作成していたところ、生徒から「学級通信も手書きがいい」との声があり、手書きの学級通信作成に取り組んだということです。また、昨年度に2年2組を担当し、学級通信「ニコニコタイムス」を1年間でおよそ40回発行しました。4コマ漫画や1週間の様子など、日々の生徒の様子を記しています。上原教諭は「受賞に驚いた。学級通信のタイトルを書くことに生徒も協力した。毎回、生徒全員の氏名などが入るように工夫した」と受賞を喜びました。
Fri, 22 Jan 2021 15:17:00 +0900
歯の大切さ伝え続け、チヨダ地域保健推進賞
2021年1月20日 水曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南大東村保険センターの松田智見保健師が「第24回チヨダ地域保健推進賞」を受賞しました。 松田さんは南大東村の村立保育所で月1回「歯っぴ~歯みがき教室」を実施しています。 南大東村の3歳児虫歯有病率は昨年度が29・4%で県平均の20・3%を上回ったことから、 乳幼児期からの歯の健康づくりを目的に、保健師と母子保健推進員による 歯みがき教室を保育所で行ってきたもので、歯みがき教室は今年度で2年目に入りました。 コロナの影響で行えない月もありましたが、保育所と連携しながら感染対策をした上で教室を開催しており、 歯に関する絵本の読み聞かせやクイズやエプロンシアター、ダンスなどを通して、 歯みがきの大切さや虫歯にならないための習慣などを伝えています。 松田さんは「今後もさまざまな形で乳幼児期からの歯の健康づくりに取り組んでいきたい」と話しました。
Wed, 20 Jan 2021 15:25:00 +0900
闘牛女子、映画化へ
方言ニュース 2021年1月19日 火曜日 きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年5月に亡くなった闘牛写真家の久高幸枝さんの生涯を基にした短編映画「闘牛女子。」の製作が進められています。 テレビやラジオ番組で活躍するタレントのひーぷーこと真栄平仁さんが、取り組んでいるもので、自身初となる監督作品です。 4月中旬ごろ開催予定の「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」で公開する予定です。 映画のテーマを何にするか考えていた時に、久高さんの訃報が届き、「いつか会いたいと思っていた人だった。 その願いがかなわなかった」 と早すぎる死を惜しみました。 互いにうるま市出身で、 彼女を取り上げるとすれば、他の人ではなくこの自分がと思い、久高さんの代名詞「闘牛女子。」をテーマにしようと決めました。 久高さんの役には、自身が立ち上げた劇団O.Z.E(オゼ)の比嘉あずささんを起用し、去年12月、牛舎やうるま市役所、勝連城跡などで4日間かけ撮影しました。 真栄平さんは「みんなでアイデアを出し合い、脳みそフル回転。生まれて一番というくらいにとても楽しかった」と撮影を振り返り、「久高さんの闘牛への愛を感じ取ってほしい。彼女のことをもっと知ってもらいたい」と願話しました。 そして「いつか長編映画としても撮りたいと考えている」と、天国の久高さんへ思いを込めました。
Tue, 19 Jan 2021 15:06:00 +0900
房指輪にヒント、高校生考案ブレスレット
2021年1月18日 月曜日 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球王朝時代から受け継がれる伝統工芸品「金細工」の房指輪をモチーフにした ブレスレット「ななちかふぅ」が販売されています。 昭和薬科大学付属高校の2年生の女子生徒5人が販売しているもので、 高校生がビジネスプランを競う起業グランプリ「リアビズ」に応募し、模擬会社「アブーケ」を設立して、 実際に商品を製作しました。 金細工の房指輪は桃やザクロなど7つのチャームが付いていて、 それぞれに「子孫繁栄」「不老長寿」などの願いが込められており、 2018年に安室奈美恵さんが県民栄誉賞を受賞した際、 記念品として贈られ手話題となりました。 生徒らは、日常的に身につけてもらうことを考え、 指輪ではなくブレスレットを考案したもので、自ら金細工工房と交渉し、 7つのチャームをデザインに取り入れました。実際の房指輪の価格相場は数万円ですが、 生徒らのブレスレットは3800円で販売します。 「目的は金細工の文化を知ってもらうため。安すぎてもチープなイメージになってしまう」 と価格設定の意図を説明します。商品は1000個限定で、 31日までの期間限定で販売されます。
Mon, 18 Jan 2021 15:18:00 +0900
パラアスリートの又吉康十さんの講演会が開かれる
方言ニュース1月15日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 名護市出身で男子走りの幅跳びパラアスリートの又吉康十さんの講演会がこのほど、国頭村の奥間小学校で開かれました。又吉さんは、大学在学中に大きな事故で脚を失い義足生活を続ける中でも踏ん張って、現在パラリンピックを目指していることを熱く語り、児童らは真剣に聞き入っていました。又吉さんは、義足の機能についても説明し、実際に児童につかんでもらい力いっぱい引き抜くことを指示し、児童は声を出しながら精いっぱい引きましたが、抜けず、驚きの表情を見せました。また、又吉さんが競技用の義足に履き替え、体育館内を1周すると「おーっ」という歓声が上がり、大きな拍手が送られました。又吉さんは「いろんなことにチャレンジして、選択肢を多く持つこと。本気になって目標に取り組むと、夢がかなえられる。自分がやりたいことを一生懸命に取り組み、勉強やスポーツを頑張ってください」と児童らにエールを送りました。6年生の田場楓夕さんは「日頃、周りに義足をしている人がいないので、実際に見て初めて分かったことがあり、とても感動した。パラリンピックで頑張って金メダルを取ってほしい」と話していました。
Fri, 15 Jan 2021 15:16:00 +0900
新型コロナ、入院応じず
方言ニュース 2021年1月13日 水曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの感染者が自治体からの入院勧告や宿泊療養の要請に応じないケースが県内でも発生しています。 療養者と連絡が取れなくなり、警察に協力を要請したケースもあるということです。 しかし、強制力のある法的根拠がなく「現行法規では行動を止めることができない」のが現状です。 玉城デニー知事は9日の全国知事会で、沖縄滞在中に感染が判明した旅行者が元日、保健所の要請に応じずに那覇空港から飛行機に搭乗しようとした事例を紹介しました。 玉城知事によりますと、去年の末にも石垣市で同様の事例が確認されました。 県によりますと、 旅行者に限らずこうした事例は度々起こっています。 連絡が取れなくなり、 保健所長の判断で警察に行方不明者届を出した事例もあったということです。 ただ、警察が入院や自宅療養などの徹底を強制できるわけではありません。 県の糸数保健衛生統括官は9日、軽症者や症状がなくなった感染者に「入院勧告などに従ってもらうということを 理解してもらうのはなかなか簡単でない」 と指摘しました。
Wed, 13 Jan 2021 14:35:00 +0900
琉球王国の人物 トランプに
方言ニュース 2021年1月12日 火曜日 きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 遊びながら、琉球王国の人物を学んでもらおうと、KBC学園地域創生室課長の知念仁志さんはこのほど、尚巴志や玉城朝薫など琉球王国時代の重要人物を絵柄に取り入れた トランプを制作し、発売しました。知念さんは「新型コロナウイルス感染症拡大で、 思うように外に出られず自宅にいる時間が長くなっている。トランプで遊びながら、 沖縄の歴史を学んでほしい」 とアピールしています。 トランプにはジャックとクイーン、キング、ジョーカーの絵柄に護佐丸や阿摩和利、 志慶真乙樽など琉球王国時代の人物が描かれています。 絵の周囲にはその人物の説明文が添えられており、 歴史上どのような役割を果たしたか学べるようになっています。 また、カード裏面には尚家の歴代26人の王の名を記しています。 知念さんは「県民にとって沖縄の歴史というと沖縄戦のイメージが強く、琉球王国時代のことは県外の人の方が 詳しいことも珍しくない」と指摘し、「幅広い世代が遊びながら学べるグッズを 作りたいと思った。人物ごとの説明文を読んで、沖縄の歴史・文化の入り口に立ってもらいたい」とトランプ制作に懸けた思いを語りました。 価格は税込み1650円です。
Tue, 12 Jan 2021 14:27:00 +0900
タイワンハブ 生息地拡大
方言ニュース 2021年1月11日 月曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県衛生環境研究所が一昨年度から昨年度にかけて実施した 外来種タイワンハブの生息範囲調査で、前回実施した12年度の調査より生息範囲が 広がっていることが分かりました。 タイワンハブは1995年ごろに名護市為又や恩納村山田周辺で最初に見つかりましたが、既に定着した状態でした。 県はその後も数年おきにトラップなどを使って調査を続けていますが、生息範囲の広がりが確認されています。 今回の調査は6年ぶり5度目で、前回に調査した際は名護市の為又や羽地、宇茂佐などで生息を確認しましましたが、今回の調査では本部町や今帰仁村の一部にも広がっていました。 名護市では東海岸の辺野古でも確認されました。米軍キャンプ・シュワブ内は立ち入り調査ができていませんが、 寺田氏は辺野古への生息範囲の広がり方を見ると、シュワブ内にも生息している可能性があると分析します。 恩納村山田周辺から広がった生息範囲は、今回の調査では読谷村や、読谷村とうるま市の境界周辺にも広がっていました。 研究所の寺田考(てらだこう)紀(き)主任研究員は 「外来のヘビがここまで定着するのは珍しい。ものすごい勢いで生息範囲が広がっている」 と警鐘を鳴らしています。
Mon, 11 Jan 2021 14:23:00 +0900
赤土流出を防止するための対策について学ぶ
方言ニュース1月8日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 「第3回赤土等流出防止対策実践ツアー」がこのほど、金武町、宜野座村で行われ、那覇市内の小学生らおよそ30人が参加し、模型を使って赤土流出防止の仕組みを学んだり、宜野座村内の農地で畑からの赤土流出を防ぐグリーンベルト植栽の体験などをしました。ツアーはおきなわ環境クラブと沖縄教育旅行社が県の委託で実施したもので、子どもたちは金武町のネイチャーみらい館で、赤土流出がモズク養殖などに影響があることや、畑の地面を緑肥や、枯れ草などを敷き詰めるマルチングで覆うことが流出防止策などに効果があることについて説明を受けました。また、傾斜をつけた容器に赤土を入れ、水を流す実験にも取り組みました。さらに、流出対策として土の上に草などを敷き詰めた容器と、何もしていない容器にそれぞれ水をかけ、流れ出る水の濁り具合が異なることを確認しました。参加した4年生の女の子は「緑肥などで土に雨が直接当たらないようにすることが効果的だと分かった」と話していました。
Fri, 08 Jan 2021 15:12:00 +0900
第32軍司令部の留守名簿公開
方言ニュース 2020年1月6日 水曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦で日本軍を指揮した第32軍司令部が1944年に作成し、戦後に復員庁が生死を書き加えた「留守名簿」がこのほど公開されました。 名簿には将兵や軍属ら1029人の氏名が記載され、沖縄出身者は278人に上り、 都道府県別で最多でした。 県出身者のうち軍属は8割を占め、兵士よりも民間人が多く徴用されたことが読み取れます。 「筆生(事務員)」や「傭人」などとして、県出身女性も数多く記載されており、鉄血勤皇隊員として、司令部壕にいた大田昌秀元県知事の名前もありました。 沖縄戦研究者の吉浜忍元沖縄国際大学教授によりますと、 第32軍司令部の留守名簿公開は初めてだということで、 「32軍司令部に所属する将兵らの内訳はこれまで明らかになっておらず、極めて史料的価値は高い。32軍司令部の実態解明の糸口となる 資料だ」と指摘しました。 留守名簿の1029人のうち、「戦死」と記載された人は692人に上り、 このうち、45年5月、首里から摩文仁に指令部を移した後に死亡した人は600人です。 吉浜氏は「『捨て石』の持久作戦の南部撤退で犠牲を拡大させたのは、住民だけでなく兵士らもそうだったと言える」とし、死に至るまでの状況などの解明がさらに必要だと指摘しました。
Wed, 06 Jan 2021 13:24:00 +0900
年男の牛主ら生年祝い闘牛大会
方言ニュース 2021年1月5日 火曜日 きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 2021年は丑年。年男となる1973年、昭和48年生まれの牛主ら15人がこのほど、 丑年を迎えるのを前に、うるま市の石川多目的ドームで一堂に会し、来月28日に、石川多目的ドームで開催される「昭和48年生 生年祝い大闘牛大会」を告知しました。 ドームには出場予定の闘牛のイーグル王も連れて来られ、 主催者の1人で、うるま市の登川潤さんは 「新型コロナウイルスに負けないようみんなに希望を与えられる大会にしたい」と意気込みを語りました。 大会は来月28日午後1時試合開始で、10試合を予定しています。 出場する牛はまだ確定していません。 来月初旬から前売り券を およそ1400枚販売しますが、新型コロナ感染対策のため、ドーム収容人数よりも観客数を制限します。 チケット代は男性が3千円、 女性は2千円、中高生は千円、小学生以下は無料となっています。 登川さんは「丑年生まれのみんなで1年を盛り上げていこうと企画した。沖縄にとって良い1年となることを願っている」と話しました。
Tue, 05 Jan 2021 13:10:00 +0900
全刑法犯25% 飲酒状態
方言ニュース 2021年1月4日 月曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県警が去年1月から11月末に摘発した全刑法犯2402人のうち、25%に当たる600人が事件当時、飲酒した状態であったことが県警のまとめで分かりました。 また、刑法犯のうち強盗や殺人などの凶悪犯48人のおよそ42%、DV関連の摘発者126人のおよそ63%が 飲酒状態でした。 アルコール依存症や多量飲酒に関連する事件、 事故が後を絶たないことから、県は先月28日、 「ちゅらうちなー安全なまちづくり条例、ちゅらさん条例」にアルコール関連犯罪防止を新たに加えた改正条例を施行しました。 改正ちゅらさん条例では、 アルコール関連犯罪に関する指針の策定、多量飲酒者やその家族などへの相談支援、 関係機関への情報提供など、 アルコール関連犯罪防止に必要な措置を講じると定めています。 全刑法犯の摘発者は前の年に比べて減少傾向にあるものの、事件当時の飲酒割合はいずれも横ばいで推移しています。 県と県警は、ちゅらさん条例の改正に伴い、過度の飲酒を控え、適正飲酒を県民に広くアピールしたい考えで、関係機関と連携の上、アルコール関連犯罪の防止に向け機運を 高めていく方針です。
Mon, 04 Jan 2021 13:06:00 +0900
2021年の初詣は分散参拝を推奨
方言ニュース1月1日(金)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 新型コロナウイルスが猛威を振るう中で迎える新年。例年、初詣客でごった返す県内各地の寺社も今回は「密」を避けるため、分散参拝を推奨しています。境内が狭くても参拝客に「間隔を詰めて」と促すわけにいかず、距離を取るため足元に印を付けたり、祈願の人数を制限したりと対策は手探りです。三が日に人出が集中しすぎないよう、旧正月の来月12日ごろまでの間に、頃合いをみての参拝を呼び掛けています。正月三が日で例年25万人から30万人の参拝客がある那覇市の波上宮では、これまで三が日は元日午前0時からお守りやお札、縁起物の授与所を24時間開けてきましたが、今回は午前7時から午後6時に短縮します。屋台も出しません。さらに、テレビやラジオのCMを通じて分散参拝を呼び掛けており、境内にライブカメラを設置しホームページ上で混み具合が分かるようにします。神職の大山晋吾さんは「三が日はできるだけ自宅で、神棚があるならそこで手を合わせてもらい、旧正月までの間に密を避けてお越しを」と語りました。
Fri, 01 Jan 2021 15:11:00 +0900
福笹作り始まる 護国神社
方言ニュース 2020年12月30日 水曜日 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1年の福を願う福笹作りが26日、那覇市の沖縄県護国神社で始まり、厄災を払う力があるとされるササに新型コロナウイルス感染症の早期収束への願いも込め、みこ13人がお札や縁起物を取り付けました。 使用するササは、宮司が自ら国頭村で刈ってきました。 本物のササを使った福笹は 県内では護国神社だけで、 全国的にも少ないということです。 台風が少なく例年以上に伸びやかに育ったササのさわやかな香りが漂う中、みこたちは「願いが結ばれるよう」と お札やひょうたんを丁寧に結びつけました。 福笹500体のほか破魔矢も5000体を作るということです。 加治順人宮司は 「福笹を作り始める前の神事ではコロナ禍の早期収束の願いも込めた。マジムンは葉の形が刃に似たササを怖がる。 1年間飾ってほしい」と話しました。 お正月の神様は1月1日から15日まで滞在するとされ初詣も例年は15日までですが、2021年は感染症予防で混雑を避けるため、護国神社では2月の節分までを初詣期間として分散参拝を呼び掛けています。
Wed, 30 Dec 2020 15:18:39 +0900
伝統琉球料理 作り続ける 青森出身石橋さん
方言ニュース 2020年12月29日 火曜日 きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 豚肉の肩と腕の中間部分に当たるグーヤーヌージと、かつおぶしを使った「肉でんぶ」のような料理「はんちゅみ」。 伝統的な琉球料理でありながら、県民の間でも知る人が少なくなった料理にほれ込み、昔ながらの調理法と独自のアレンジを加えて20年以上 作り続けているのが、青森県出身で、那覇市に住む石橋桂子さん(78)歳です。 22年ほど前、宮城県仙台市で料理店を営んでいたころ、沖縄にいた次女から贈られた料理の本がきっかけででした。 素朴な写真になぜか心をひかれ、レシピを見て試行錯誤で作り始めました。 自宅近くの栄町市場でグーヤーの注文を入れ、1・5センチ角にカットされた肉の筋や 脂を取り除き、1時間ほど湯がいた後は、特性のだしでコトコト気長に煮込みます。 味付けは昔ながらのしょうゆ味と、オリジナルのみそ味、塩味の3種類です。 この秋には、はんちゅみのネット販売を始めた石橋さん。 「沖縄では、豚肉は泣き声以外全部食べるといわれている。部位によってその良さを引き出す調理法があり、昔の人の知恵は本当に素晴らしい。時代と共に進化させることで、昔の人の知恵やおいしさを味わってもらいたい」と話しています。
Tue, 29 Dec 2020 17:22:16 +0900
名護の「光文字」資金不足 新成人寄付募る
方言ニュース 2020・12・28(月) 琉球新報の記事から紹介します。 名護市の新成人が東江の神ヶ森の斜面に 漢字一文字をともす「光文字」。 来年1月10日から開催を予定していますが、 実行予算が不足しています。 例年は市や企業などが協力金を 寄付していますが、 同じ時期に開催していた名護さくらまつりが 中止になり、 支援金が集まりにくい状態だということで、 実行委員長の嘉数(かかず)碧(あおい)さんらがこのほど、 琉球新報社北部支社を訪れ、 「見る人に希望を与えられる 光文字を照らしたい」と 一口4千円の寄付を呼びかけました。 光文字は東江中学校を卒業した新成人が、 電球でつくる漢字一文字に思いを込め、 市内外に発信する取り組みで、 1995年に始まりました。 実施には設置費用およそ30万円、 電気代2万円、 草刈り機のためのガソリン代2万円、 募金箱設置費用など 合わせて40万円ほどを見込んでおり、 次年度以降も光文字を 継続させるための繰越金10万円を合わせ、 合わせて50万円を集めたい考えです。 実行委員会の応援団を務める名護市の会社員の 嘉陽宗一郎さんは「名護にゆかりのある方々に応援していただけたら」と話しました。 ゆうちょ銀行への 口座振り込みで寄付を募っており、 期間は1月10日までとなっています。(了)
Tue, 29 Dec 2020 16:15:20 +0900
PCR検査専門「沖縄臨床検査センター」本格稼働
方言ニュース 2020年12月9日 水曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 PCR検査専門の「沖縄臨床検査センター」が先月から本格的に稼働しています。 那覇市西町クリニックの真栄田院長らが中心となって設置したもので、新型コロナウイルス感染症対策を巡り、県内のPCR検査体制の拡充に、 民間も一役買っています。 センターは3台のPCR検査機器を導入し、1日500件の検査が可能で、午前中に検体を出せば、その日の夕方には結果が判明します。 検査は主に3種類で、 県が保健所を通じて濃厚接触者などを対象に行う行政検査、医師が必要だと判断した保険診療の検査、個人負担の自費検査です。 保険診療は症状がある人が対象ですが、真栄田院長が診療した感染者の多くは無症状だったということで、「無症状でも感染力がある。幅広く検査して早期に感染者を見つけ、隔離することが市中流行を抑えるために重要だ」と話します。 通常2万円程度の自費検査費用も価格を抑え、個人で1万4千円、10人以上の団体であれば土日は1人当たり9900円、平日は1万1千円に設定しました。 今月中に3台の検査機器を追加し、合わせて6台で1日千件程度の検査が可能となる予定で、県の担当者は「流行が目立つ那覇市にあり、近隣の医療機関にも大きなメリットになる」と期待を寄せます。
Tue, 29 Dec 2020 15:51:58 +0900
我が人生に悔いなし 記念誌発行 嘉手納町 渡口さん
方言ニュース 2020年12月22日 火曜日 きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 嘉手納町商工会が法人となって初の会長を務め、町議会議員などを歴任した読谷村在住の渡口彦信さんがこのほど、 波乱に満ちた人生をつづった記念誌「我が人生に悔いなしⅡ」を出版しました。 写真集、新聞記事、賞状の3部構成で渡口さんのこれまでの歩みを多角的に記録しています。 故郷の本部町備瀬での生活から過酷な沖縄戦での体験、妻との出会い、企業家、政治家としての歩みをつづった自叙伝「我が人生に悔いなし」に続く第2弾で、長男と次男を中心におよそ1年かけて完成させました。 このうち写真集では幼少時代から就職、結婚などプライベートの一場面や、企業人としての側面、議員活動の記録も掲載しまた。 また、熱心に取り組んだ社会貢献活動や議員活動、 自身の戦争体験や、2017年に現地で初めて開かれた ハワイ県人捕虜慰霊祭への思いなどを取り上げた記事を紹介しています。 渡口さんは「沖縄戦で奇跡的に生き残った者の使命がある」と語り、 今後も、戦争で犠牲になった御霊の供養をすることや、社会のために尽くすこと、平和の尊さを次世代に語り継ぐことを人生のモットーにしたいと強調し、「たくさんの思い出と記録が一冊にまとめられ 感無量だ」と語りました。
Tue, 29 Dec 2020 15:24:45 +0900
うるま市 川崎小59年前の米軍機墜落事故振り返る
方言ニュース 2020年12月15日 火曜日 きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 アメリカ軍嘉手納基地所属の戦闘機が旧具志川村川崎、現在のうるま市川崎に墜落し、死者2人、重軽傷者6人が出た事故から 59年となった今月7日、川崎小学校は、PTA会長で、うるま市議会議員の又吉法尚さんを招き、体育館で集会を開きました。 新型コロナウイルス感染対策のため、今年は事故の体験者は呼ばず、集まったのも5年生と6年生のみで、事故についてのニュース番組を見た後、又吉さんの話を聞き、4年生以下は教室で番組を見ました。 この中で、6年前に発刊された事故を伝える証言集の編集委員長だった又吉さんは 「一つ一つの事実に衝撃を受けた」と振り返りました。 また、川崎小学校の上では、今でも日常的にアメリカ軍機が飛び交っていますが、 又吉さんは「みんな慣れているかもしれないが、この情景が当たり前ではないと気付いてほしい」と伝え、 「基地がある限りアメリカ軍関係の事件事故は多発する」と訴えました。 話を聞いた6年生の児童は「日ごろアメリカ軍のジェット機が空を飛んでいるのは普通のことではないと 改めて気付かされた」と語りました。
Tue, 29 Dec 2020 15:12:04 +0900
伊江村で幼児教育の研修会を実施
方言ニュース12月25日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 伊江村保幼小中連携体制推進協議会はこのほど、県教育庁義務教育課幼児教育班の指導主事と幼児教育アドバイザーらを招き、研修会を実施しました。研修会は協議会の事業の一環で実施されたもので、指導主事らは村立保育所と幼稚園の4カ所を巡回し、環境づくりの大切さなどを助言しました。伊江村教育委員会は去年4月に保幼小中連携体制推進協議会を設置しました。高校がない伊江村の子どもたちは15歳で親元を離れますが、将来、伊江島を背負っていける人材育成をする「15の島建ち」に向けて、村内の保育所・幼稚園・小学校・中学校が連携して事業を推進します。研修を前に協議会は、子どもの主体性を育む保育や教育などについての課題を挙げました。その課題を中心に参観したアドバイザーからは、子供たちが室内で主体的な遊びを育む環境構成などについての指摘や助言がありました。西幼稚園主任の大城郁美教諭は「多くの助言をいただき自信につながった。子どもたちが生まれ育った島を愛し、いつの日か伊江村内で働きたいと思えるように育みたい」と話しました。
Fri, 25 Dec 2020 15:07:00 +0900
全国高校駅伝大会 北山快走!
方言ニュース 2020年12月23日 水曜日 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 全国高校駅伝がこのほど、京都市で行われ、男子は2年連続12度目の出場となった県代表の北山が、去年、自らが打ち立てた 県高校記録を3分3秒縮める2時間7分31秒の快走を見せ、34位に入りました。 県勢男子の30位台は1997年の第48回大会の沖縄尚学の37位以来、23年ぶりで、目標に設定していた 2時間7分台を有言実行する走りで新たな県高校記録を打ち立てました。 特に5000メートル走13分台の猛者がひしめくエース区間の1区10キロには、 5000メートルの県高校記録保持者で、2年生の上原琉(りゅう)翔(と)を2年連続で起用し、10位台でタスキをつなぐことを 目標にしていた上原は6キロ地点までハイペースを維持する集団に食らいつきましたが、 「このペースで行くと後半失速する」と、緩やかな下り坂が続く6・5キロ以降、ペース配分を気にして集団から離れ、 17位の好成績でつなぎました。 1区に次いで長い3区も3年生の源河開偉(かい)主将が県勢区間最高の24分55秒で力走し、 「全員がベストに近いタイムで成果を発揮できた」と声を弾ませました。 大城昭子監督は「全国も確実にレベルアップしている。課題を持ち帰って研究したい」 と次を見据えていました。
Wed, 23 Dec 2020 15:38:00 +0900
国頭漁業協同組合、地元の小学生に水産教室を開く
方言ニュース12月18日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 国頭漁業協同組合はこのほど、国頭村立奥間小学校の5年生16人を対象に水産教室を開催しました。グルクン釣りや組合施設のセリ場で魚さばき体験を行い、自分たちの身近な海で取れる県産魚などについて、地元の大人から直接学べる絶好の機会となりました。この日、児童らは漁船3隻に分かれて出港し、目を輝かせながら大自然の中で、およそ4時間、釣りに没頭しました。グルクン、ビタロー、イラブチ、カワハギなど多種多様な魚が釣れ、帰港後は「釣った魚を自分でさばいて食べる」を実践し、うろこ取りから、下処理など指導を受けながら学びました。普段から魚さばきをしているという児童は、グルクンを見事に三枚におろして周囲の大人を驚かせました。下ごしらえされた魚は、全て真空パックされ、それぞれの家庭へ持ち帰りました。指導した国頭漁協青壮年部会は「いつかこの仕事が選択肢の一つにつながればと思う。自分で料理し、さばく際に命の大切さを知ってほしい」と話しました。参加した神田(かみだ)有晴(あるせ)さんは「引き上げるのが大変で、グルクンが目の前に見えたときはとてもうれしく楽しかった。今日は、ありがとうございました」と話しました。
Fri, 18 Dec 2020 15:04:00 +0900
大学生がプラストロー廃止へ 宜野湾市へ陳情
方言ニュース 2020年12月16日(水) きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。宜野湾市に住む早稲田大学2年の林みなみさんが、先月、プラストローの廃止や、 代替品の導入を後押しする補助金や条例の制定を求める陳情を県議会に出しました。 アルバイト先のカフェでプラスチック製ストローの使用に 疑問を持ったことをきっかけに、プラストローの必要性に関するインターネットのアンケートを実施し、およそ千人が回答を寄せ、71%が店で冷たい飲み物を飲むための ストローは「なくてもいい」 と答えたことによるものです。 林さんは、大学で国際関係や環境問題を学んでいますが 新型コロナウイルスの影響でリモート授業が続いているため、春から故郷に戻り市内のカフェでアルバイトをしています。 その中でプラストローが 大量消費される様子を見て、 店長に紙ストローなどへの交換を申し出ましたが、 コスト面が壁だということが分かり、「プラストロー廃止に向けた課題が分かって良かった。あきらめて捨て続けるのは嫌だ」と思い、世論調査を実施しました。 林さんは「変化をもたらすための移行期間を行政が後押ししてほしい。 美しい自然がある沖縄だからこそ、沖縄らしいSDGsとして全国に先駆けて取り組んでほしい」と話しています。
Wed, 16 Dec 2020 10:58:00 +0900
中城城跡 発掘成果展開催
方言ニュース 2020年12月14日 (月) きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 中城村教育委員会は世界遺産登録20周年を記念し、中城城跡の発掘成果展を護佐丸歴史資料図書館企画展示室で開いています。 2009年度から昨年度までの10年間の調査を公表しているもので、新たに発見された14世紀中ごろから後半に 造られた城壁や、鍛冶場跡があったと推定される調査を 解説しています。 このうち17年度から18年度に新たに見つかった城壁は、直方体に加工した石を 一段ごとに高さをそろえてブロック状に積み上げる「布積み」で、一の郭北側にあります。 上部は15世紀前半の城壁が積まれ、外側は19世紀後半から20世紀初めの城壁に覆われていました。 上部より石が緻密に組まれ、 戦のない穏やかな時期に造られたとみられるということです。 また、新たに出てきた城壁内部からは、築城以前に堆積した黒褐色土が見つかり、13世紀後半から14世紀前半に 人々が暮らしていた遺物もありました。 村教委員会の渡久地文化係長は、現在も城壁を調査中としつつ、「護佐丸が通説以上の 増改築をしたのかもしれない」と話し、「中城の変遷が見え、いろいろなことが分かってきた。調査の成果を見ていただきたい」 と来場を呼び掛けました。
Mon, 14 Dec 2020 10:27:00 +0900
傘と風船で学校内を彩る
方言ニュース12月11日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 うるま市のあげな中学校生徒会が先月下旬、傘と風船を使い学校内の空を彩る「アンブレラスカイ」を実施しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で行事が軒並み中止となる中、何か思い出に残ることができないかと話し合い、考案したもので、生徒会は「みんなが学校に来ることが楽しくなるようなことができたら良いと思った」と話しました。新入生歓迎球技大会や3年に1度の学習発表会、学校対抗合唱コンクールなどが中止となり、今年度は学校全体での行事が何もできませんでした。生徒会は「このまま何もなく終わりたくない」と夏ごろから何かできないか模索し、学校全体が明るくなる取り組みをと、インターネットで見つけたのが「アンブレラスカイ」です。先月の3連休を利用し、制作に取り掛かり、傘は230本、風船は傘1本につき5つ使用しました。ロープで校舎2階の窓と対面の窓をつなぎ、傘をつり下げ完成させました。風船は1週間程度でしぼみますが、学校全体での取り組みにするため、今年いっぱい継続できるよう他の生徒へつないでいく予定で、風船はしぼんでも、思い出は生徒らの心の中でふくらんだまま残り続けます。
Fri, 11 Dec 2020 15:03:00 +0900
ブラジル県系1世に国際親善名誉賞贈る
方言ニュース 2020・12・8(火) 琉球新報の記事から紹介します。きょうの担当は宮城葉子さんです。 那覇市は先月23日、姉妹都市のブラジル・ サンビセンテ市職員だった 故イハ・セイテツさんに、 那覇市国際親善栄誉賞を授与しました。セイテツさんは両市の相互訪問で サンビセンテ市長に随行し、 職員交流にも尽力したもので、 長男のイハ・ロドリゴ・マサフミさんが 那覇市役所で表彰状を受け取りました。 セイテツさんは現在のうるま市石川出身の 県系1世で、 1991年に職員交流で那覇市を訪れて以来、 交流事業に深く関わりました。 99年には姉妹都市提携20周年を記念し、 セイテツさんが中心となってサンビセンテ市の伊波興徳公園に「守礼門」を建設しました。 しかし、新型コロナウイルスに感染し、 今年9月に65歳で亡くなりました。 両市は78年10月23日に姉妹都市提携と なったことから、授与式は姉妹都市締結の 記念日に開催され、 城間幹子市長は「イハ・セイテツさんは 親しみやすい笑顔と流ちょうなうちなーぐちで 交流の懸け橋となった。 空から両市の発展を見守ってほしい」 とあいさつしました。 また、1月から話の日本語学校に通っている マサフミさんは 「父の夢は沖縄にいる私と力を合わせて、 両市の交流をより強くすることだった。 父は私たちの心の中にいる。 これから絆がもっと強くなるように頑張る」 と語りました。(了)
Tue, 08 Dec 2020 14:17:00 +0900
陶器の良さを知ってほしい オカリナ演奏
方言ニュース 2020年12月1日(火) 今日の担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内で唯一のオカリナ奏者の仲里尚英さんがこのほど、中城村新垣の朝日陶器で演奏会を開き、 自身が手掛けたおよそ20種類の音色や形が異なるオカリナを次々と吹き鳴らし、優しい音色を届けました。 仲里さんは高校卒業後に右耳が聞こえなくなる病に襲われ、やけっぱちの中、たまたま付けたテレビで 筋ジストロフィー患者の演奏を見て感銘を覚えました。 近くにあったオカリナを手にすると、人の心をひきつける音色に夢中になり、独学で練習に励み、 現在は小学校や福祉施設などを回り、精力的に演奏会を開いています。 当日は、ディズニーやジブリの名曲などを披露しながら、自作のオカリナを紹介しました。 半身不随の人も演奏できるようにと片手演奏が可能な物や、 小指がなくて演奏できない「カメさん」という女性に出会ったことがきっかけで開発した カメ型のものなど、軽快なトークとともに多種多様な作品が続々と登場しました。 仲里さんは「今回は陶器の良さを知ってもらおうと企画した。今後も輪を広げ、たくさんの人に癒しと希望を届けたい」と思いを込め、 朝日陶器の山入端敏(さとし)社長は「なかなか聞くことができないので貴重な機会になった。とても癒された」と笑顔で語りました。
Tue, 08 Dec 2020 14:06:38 +0900
12年に1度の祭事、コロナ禍でも継承
方言ニュース 2020年11月24日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市勝連の南風原自治会はこのほど、琉球王国時代から葬具として利用されてきた「龕」を拝むガンヤー祭=御龕祭を実施しました。 12年に1度しか行われない祭事で、参加者らは龕が納められているガンヤー前に集まり、区民の無病息災や地域の発展を祈願しました。 この龕は286年前からあったと言い伝えられ、死者を運ぶ際に用いられましたが、戦後火葬が普及する中で、徐々に使われなくなり、 勝連南風原でも1956年以降は使用されていません。 その後も12年に1度のガンヤー祭は続けられてきましたが、今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響で実施が危ぶまれました。 できなければさらに12年後となり、前回の実施から期間が24年開くことが 危惧されていましたが、「若い世代へ継承しなければならない」との強い思いで、コロナ対策をしながら実施することが決まりました。 当日は南風原公民館前から道ジュネーが始まり、旗頭を先頭に、締め太鼓や鉦鼓をたたくテークチリ、棒術、 ウスデークなどが披露されました。 祭りを終え、自治会の具志堅会長は 「感無量だ。先祖や先輩らがつないできた龕を次の世代へ継承していきたい。伝統を守ることで地域の繁栄があると感じた」と喜びました。
Tue, 08 Dec 2020 11:04:32 +0900
東村産ゴールドバレルパインタルト グランプリ!
方言ニュース 2020年12月7日(月) きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 日本一の洋菓子タルトを決めるコンテストで、ルネッサンスリゾートオキナワパティシエ・山城新和さんの作品が グランプリに選ばれました。 山城さんは先月に東京で開催された「第9回スイーツコンテストTarte―1グランプリ」に、「東村産ゴールドバレルパインタルト」を出品し、全国69作品の中からグランプリに選ばれたもので、 ルネッサンスリゾートオキナワからは2年連続のグランプリ受賞となりました。 受賞作品は、パイナップルの断面をイメージして、生地にゴールドバレルを混ぜて焼き込み、ライムが香るムースと パイナップルクリームを重ね、表面はパイナップルのジュレでみずみずしい新鮮な味わいを表現しました。 山城さんは「コンテストを辞退しようと思っていたが、 ゴールドバレルが廃棄の危機にあるという新聞記事を読んで、お菓子で役に立てないかと参加を決めた。 引き続き、県産食材の良さを県外へ発信したい」と抱負を述べました。 受賞作品は先月26日から発売されており、価格は税別でホール4200円、1カット750円です。
Mon, 07 Dec 2020 10:13:00 +0900
地域の清掃を通して広い世代の交流を図る
方言ニュース12月4日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 中城村青年連合会はこのほど、多世代の交流を通じて地域との交流を図ろうと、吉の浦公園沿いの遊歩道や海岸の草刈りとゴミ拾いをしました。毎年会員のみで清掃していましたが、村内企業の若者や役場職員労働組合青年部、吉の浦総合スポーツクラブ、スポーツ推進員へ声掛けし、60人余が参加して、3時間かけて行いました。終了後にはレインボーコーヒー中城本店の移動パーラーとの連携で弁当が用意され、入れたてのコーヒーや県産黒糖のクリームラテ、マフィンなどもふるまわれ、参加者を喜ばせました。中城村青年連合会の池間会長は「同世代だけだと活動が限られてくるので幅広く連携を取り、楽しい企画を考えたい」と抱負を語りました。また、参加者らは「普段顔を合わせない人とも交流し、美化活動ができてよかった。移動パーラーの発想も新鮮で清掃後のご褒美になった」と語り、活動を継続することで親睦が深まることに期待していました。
Fri, 04 Dec 2020 14:58:00 +0900
希望者急増 インフルエンザ予防接種
方言ニュース 2020年12月2日(水) きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスとの同時流行を警戒して インフルエンザの予防接種を希望する人が 増えた影響で、 インフルエンザワクチンが不足している 医療機関があり、 琉球新報には「予約していた日の前日に病院から『ワクチンがなくなった』と言われた」や、 「『在庫切れ』の返事ばかり。 入荷時期も未定と言われ心が折れた」 といった、 読者の悲痛な声が寄せられています。 新型コロナとインフルエンザは症状が似ており、重症化を防ぐためにも日本感染症学会は 従来の65歳以上の高齢者に加えて 基礎疾患のある人、 妊婦や小児へのインフルエンザワクチン 接種を強く推奨しています。 県医師会の宮里達也副会長は 「市町村による助成もあり、 例年より希望者が増えて、 需給のバランスが合わなくなった 可能性がある。ただし一時的なもので、 高齢者や小児・妊婦などが優先されて 後回しになる人たちも含め、 接種できないという事態にはならない」 と分析します。 一方、厚生労働省によりますと、 今シーズンのインフルエンザワクチンは 去年よりおよそ12%多い およそ6356万人分を見込んでおり、再入荷により接種できる医療機関は 増える見通しですが、 需要に供給が追い付くかは不透明です。(了)
Wed, 02 Dec 2020 15:11:00 +0900
沖縄市で元気な四つ子の子牛誕生
方言ニュース 2020年11月30日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市池原にある大湾畜産の牛舎でこのほど、 四つ子の子牛が生まれました。 管理する大湾守一さんによりますと、 四つ子誕生は極めてまれで、 さらに母子ともに健康な状態も 珍しいということです。 牛の世話に関わって20年という大湾さんは 「牛は1回の出産で 1頭ずつ生まれることがほとんどだ。 四つ子の誕生は聞いたことがなく、 びっくりしている」 と驚きを隠しません。 四つ子を産んだのは 黒毛和牛の「れい」10歳で、 今年2月ごろ、妊娠鑑定でエコー検査をした際、 4頭の妊娠が判明しました。 双子以上になると、 死産となる可能性が高くなり、 母胎への負担も大きくなることから、 獣医師も心配していました。 今月1日午前7時半ごろ、 陣痛が始まりましたが、 時間がたってもなかなか産まれず、 獣医師を呼びました。 牛舎には大湾さんの家族や獣医師が 集まって連携し、1頭ずつ引っ張り出し、 午後2時ごろ、4頭の出産を終えました。 3頭が雌、1頭が雄でした。 大湾さんは 「新型コロナウイルス感染症の 暗いニュースが多い中、うれしい出来事だ。 これからも健康に育ってほしい」 とうれしそうに話しました。
Mon, 30 Nov 2020 17:33:00 +0900
首里城再建を議論
方言ニュース 2020年11月25日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 首里城再建への課題や論点を議論する「首里城再興に関する公開討論会」がこのほど、 那覇市の県立博物館・美術館で開かれました。 国の「首里城復元に向けた技術検討委員会」委員長の高良倉吉琉球大学名誉教授は、 首里城正殿の大龍柱の向きについて「新しい事実など、さまざまな資料を突き合わせ、技術検討委員会などの場で 検討していくことになるだろう」と述べ、大龍柱の向きを再検討する考えを示しました。 委員会ではこれまで、相対、横向きの予定で作業を進めてきましたが、 1877年にフランス人が撮影した首里城の写真では、正殿の大龍柱が正面向きで、 フランスの巡洋艦で那覇港に寄港した海軍中尉ジュール・ルヴェルトガが 撮影したとされます。この写真に関連し、高良氏は、 尚家文書「御書院日記」の記述を紹介しました。日記には、1877年の写真撮影時と同じ時期に、フランス人の一行が 日本の明治政府の役人と一緒に2日連続で首里城を訪問し、琉球側が北殿で茶や菓子でもてなしたことが 記されています。 写真を撮影した記述はありませんが、高良氏は「写真と一緒に紹介されている 紀行文と一致、符合する琉球側の記録だ」と、フランス人の一行が同時期に首里城を 訪れたことを裏付けているとしました。
Mon, 30 Nov 2020 13:46:32 +0900
県内の中学校、修学旅行を県外から県内に切り替える動き
方言ニュース11月27日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 新型コロナウイルスの影響で、県内の中学校が修学旅行を県外から県内に切り替えて実施する動きがあります。南城市立玉城中の3年生も九州への修学旅行を取りやめ先月29日と30日の2日間、沖縄本島南部を中心に巡りました。修学旅行に参加した生徒は116人で、貸し切りバスの台数を増やしたり、グループに分けて訪問先の滞在時間をずらしたりなど、密を避けました。2日目の30日には地元南城市のあざまサンサンビーチで、マリンレジャーを楽しみました。中には「バナナボートに乗るのもシュノーケルをするのも初めて」という生徒もおり、普段体験することが少ないマリンレジャーに笑顔を見せました。また、初日には火災で焼け落ちた首里城や、ひめゆり平和祈念資料館などを回り、新城愛音(まお)さんは「コロナの影響で臨時休校など、学校生活を送ることが少なかったので、最高の思い出ができた」と語りました。学年主任の久志奈美子教諭は宿泊については保護者から議論があったとし、「宿泊したいという生徒たちの思いをくみ取り、十分な感染防止策をしながら実現した。生徒たちの笑顔にほっとした」と安堵(あんど)の表情を見せました。
Fri, 27 Nov 2020 14:55:00 +0900
「特殊詐欺」件数 過去5年で最少 声掛けが功を奏す
方言ニュース 2020年11月23日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 電話やインターネットを介し、 架空料金の請求や還付金をほのめかすなどの手口で 金銭を要求する「特殊詐欺」について、 県警の去年の取扱件数は26件、 被害総額はおよそ2013万円となり、 過去5年で件数、 被害額ともに最少となりました。 金融機関やコンビニエンスストアの従業員が 異変に気付き、 被害を未然に防ぐ事例が多いということです。 被害を阻止した総額は過去5年で 2500万円を超え、 店頭での従業員らによる「声掛け」が 功を奏しています。 去年からの過去5年間で、県警が取り扱った 特殊詐欺の件数は合わせて213件で、 このうち未然に阻止した事例は76件でした。 阻止率はおよそ35・7%でした。 今年9月には豊見城市内のコンビニで 「ネット通販を利用したら15万円を 請求された」などと、女性客が店員に相談し、 「怪しい」と察した店員は警察に通報し、 被害を未然に食い止めました。 県警の松崎生活安全部長は 「県警と金融機関やコンビニ店などとの 連携強化が進んでいる。 年々、特殊詐欺の手口は多様化し、 被害者の年齢層も幅広くなっている。 県民一体となって犯罪抑止に力を入れていく 必要がある」と述べ、 継続した犯罪防止対策を呼び掛けました。
Mon, 23 Nov 2020 17:28:00 +0900
盲導犬について学ぶ -伊江小学校-
方言ニュース11月20日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 伊江小学校の4年生はこのほど、村内に住む金城美千代さんと盲導犬ノエルを招き盲導犬について学びました。この中で、金城さんは「盲導犬とは目の不自由な人が安全に歩くための手伝いをする犬で、ハーネスとは、飼い主と犬を結ぶ安全ベルトです」と盲導犬について説明しました。また、「フェリーや乗り物での優先席は、高齢者や障がいを持った人が座る席で、盲導犬はそこに案内するように訓練されていますが、そこが空いてないと混乱します。皆さんは優先席には座らないでほしいです。体の不自由な人も安心して暮らせるよう優しい心を持ってください」と話しました。一方、子どもたちからの「料理はどうしていますか」「ノエルが仕事をしているとき他の犬が来たらどうしますか」などの質問に、「料理も、調味料などは点字で書かれているので問題ありません。盲導犬は訓練されているので仕事中は他の犬がいても関わりません」など丁寧に答えていました。さらに、「洗濯物をたたむときにペアが分からないので困ることや、掃除機をかけて掃除をしているときはお客さんが来ても、電話が鳴っても聞こえないので困る」と普段の生活の中で不便を感じることも話していました。
Fri, 20 Nov 2020 14:53:00 +0900
全島闘牛大会 19分の激闘
方言ニュース 2020年11月18日(水) きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄闘牛界最大のイベント、 第113回秋の全島闘牛大会の2日目がこのほど、 うるま市の石川多目的ドームで開かれ、県内最強牛を決める沖縄全島一優勝旗争奪戦では、王冠と邁進龍が闘い、19分44秒の激闘の末、王冠が勝利しました。 この日、一番の盛り上がりを見せた闘いは序盤から激しい角の突き合いを見せました。 攻撃をうまくかわしていた邁進龍は終盤、リングのコーナーに押し切られ、最終的には戦意喪失して敗退し、王冠が初防衛を果たしました。 この日は全10試合が行われ、このうち1試合は牛が出場辞退したため不戦となりました。 久しぶりの大会出場で、どの牛も序盤は相手の出方をうかがっていましたが、勝負を決める瞬間は迫力満点でした。 新型コロナウイルス感染症対策のため、観客数は1280人に制限され、会場ではマスク着用と手指消毒が呼び掛けられました。 観客は大きな声援が出せない状況でしたが、各試合の勝負が決着しそうになると会場からは思わず「おー」「行けー」と声が漏れていました。 感染したうるま市の21歳の男性は「ようやく生で見ることができた。沖縄全島一の対戦は興奮した」と話しました。 会場で観戦できない人のためにオンライン配信もありました。
Wed, 18 Nov 2020 16:25:00 +0900
ウチナーグチポリス 還暦迎える
方言ニュース 2020年11月17日(火) きょうの担当が宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「わんねー『ウチナーグチポリス』やいびん」。流ちょうなうちなーぐちであいさつを 交わすのは八重瀬町の具志頭駐在所勤務の小渡鍚幸駐在員です。 うちなーぐちでお年寄りや子ども向けに防犯講話などを行い、 地域では名物警察官として知られた存在です。これまでおよそ12年半、 4カ所で駐在員を勤め、先月24日、60歳の誕生日を迎えました。 糸満市大里出身で、20歳で警察官となった小度さんは、51歳の時、南城市知念の 久手堅駐在所に異動になりました。着任のあいさつに高齢女性宅を訪れ、 丁寧な標準語で話し掛けると女性の態度が素っ気なく、 改めてうちなーぐちで話し掛けたところ「なぜ、初めからうちなーぐちで話さないのか」 とお叱りを受けました。 以来、生まれ島の言葉の大切さを再認識し、 職務と私生活の両面で「ウチナーグチポリス」を名乗り、うちなーぐちの継承発展に 40年の警察官人生も退官まで残りおよそ5カ月。 一抹の寂しさをにじませるかと思いきや、「順風満帆な警察官人生だった。退官後は交番相談員になって、 空き時間にはうちなーぐちの安全講話で全島中を巡りたい。辺戸岬まで行きますよ」と、小渡さんはまだまだ元気いっぱいです。
Wed, 18 Nov 2020 16:17:36 +0900
イグサを使った育苗用ポット開発
方言ニュース 2020年11月11日(水) きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県立中部農林高校プロジェクト部の9人が、 イグサを使った育苗用ポットを開発しました。成長時に植え替えが必要な ビニール製の容器とは異なり、 地中に埋めても自然分解される 環境に配慮したポットです。 イグサは、県内では国頭村奥間と うるま市照間のみで栽培され、収穫面積と 生産のおよそ9割を照間が占めていますが、 収穫後は品質や丈の長さなどで選別され、 およそ2割が廃棄となります。 農家から相談を受けた中部農林高校では 廃棄部分の有効活用を目指し、 おととしはちんすこうなどの 加工食品を開発しました。 それでも廃棄部分が残ることから、 さらに調査研究を進め、「無駄が一切出ない」 ポットにたどりつきました。 しかし、 去年4月から始まった研究は試行錯誤の連続で、 特に苦労したという型作りは、灰のように ぼろぼろになったこともありましたが、 うまく固めるために、幾通りもの薬品の 組み合わせを自分たちで考えたということです。 今後は、ポットを実際に使用し、 カボチャや大根などの植え付け実験を 行う予定です。 9人は全員3年生で来年卒業を迎えますが、 「卒業までに、自家栽培ができるところまで 確認できたら、最高だよね」 と期待に胸を膨らませています。 (了)
Wed, 18 Nov 2020 16:10:57 +0900
「ラジオ空手」で楽しく運動
方言ニュース 2020年11月16日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 やえせ高等支援学校はこのほど、 体育の授業で音楽に合わせ空手をする 「ラジオ空手」を学びました。 ラジオ空手の普及に取り組む泊小学校教諭の 長嶺文士郎さんが講師を務めました。 ラジオ体操のように音楽に合わせ空手をする ラジオ空手は運動教材として 発案されたもので、 長嶺さんは7年程前から「沖縄の文化を通して子どもたちの心と体を育む助けになれば」 との思いで普及に奔走しています。 長嶺さんは愛用の空手マスクをかぶり 生徒の気持ちを和ませ、 普及形ⅠのおさらいとⅡを指導し、 「無駄な力を使わず」「ここで上段突き」 などと一つ一つの動きを丁寧に解説しました。 生徒は長嶺さんの動きを手本にしながら 「四で一步進む」「ここは左手」 などと声を掛け合い、汗を流しました。 4歳から小学2年まで空手の経験が あるという2年生の女子生徒は 「気合を入れ、全部覚えきれた。 もっと難しいものも覚えたい」 と意欲を見せ、 同じく2年生の男子生徒は 「蹴りは難しかったけど、 長嶺先生の教え方が分かりやすかった」 と笑顔で話しました。 また、3年生の男子生徒は 「両手で突く動きがおもしろい。 またやりたい」と語りました。 生徒は来月に校内で開催予定の 「スポーツフェスティバル」で ラジオ空手を披露します。
Mon, 16 Nov 2020 17:56:00 +0900
貴重な三線 人間国宝に寄贈
方言ニュース 2020年11月10日(火) きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 戦後の琉球古典音楽安冨祖流隆盛の基盤を築いた宮里春行師匠の制作した三線2丁が このほど、琉球古典音楽の人間国宝・照喜名朝一さんと息子の朝國さんに寄贈されました。 春行師匠の息子の宮里辰秀さんらの協力の下、来年卒寿記念公演を控える朝一さんへの激励と、朝國さんの昨年度文化庁芸術祭音楽部門優秀賞受賞を記念して贈られたものです。寄贈された三線は春行師匠が琉球政府に 勤めていた頃に、指導ために訪れた八重山で仕入れた黒木を成形して、1950年代頃に作られたとみられる棹が使用されています。 去年、春行師匠が制作した棹などが 辰秀さんの姉の自宅で保管されていたことがわかり、春行師匠の直弟子に寄贈をしてほしいとの意向で、直弟子の朝一さんが棹をじかに触って選び、三線が贈呈されました。 辰秀さんは安富祖流に今後も三線を寄贈します。 辰秀さんは「三線が指導者の育成や安富祖流のためになればと思う」と話しました。 三線を受け取った朝一さんと朝國さんは「御前風」の5曲を演奏し、辰秀さんは「おやじの芸歴45周年の記念独演会を思い出した」 と感嘆した様子で喜びました。 朝一さんは「でこぼこがなくてきれいにされていた。三線は棹の表面が命だ」と満足げに話しました。
Tue, 10 Nov 2020 16:04:00 +0900
メセナアワード優秀賞に「琉球古典芸能祭」
方言ニュース 2020年11月9日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 企業メセナ協議会はこのほど、 企業による芸術文化支援活動に貢献した 企業団体を表彰する 「メセナアワード2020」の優秀賞 「琉球の心いちまでぃん賞」に、 琉球新報社の「琉球古典芸能コンクール・ 琉球古典芸能祭」を選びました。 長年沖縄の伝統芸能の保存継承に努め、 「八重山古典芸能コンクール」や 「若衆芸術祭」などを通して地域芸能振興や 若手育成に取り組み、 すそ野を広げている点が評価されたものです。 「琉球古典芸能コンクール・琉球古典芸能祭」は1966年に、 文化事業の一つとして始まりました。 コンクールには、54年間で 延べ6万3千48人が受験しており、 古典舞踊と古典音楽それぞれに、新人賞、 優秀賞、最高賞の3つの部門を設け、 新進実演家の発掘と育成の場として 親しまれています。 琉球古典芸能の実演家と手を取り合い、 共に築き上げてきた事業だけに、 開催当初から関わる実演家も当時を振り返り、 快挙を祝いました。 このうち、琉球古典音楽の人間国宝に 去年認定された中村一雄さんは 「コンクールの新人賞に受かったと、 久米島で評判になっていた野村義雄先生に師事し、 本格的に歌三線を始めた。 コンクール受験を通して、 照喜名朝一先生、 宮里春行先生など多くの先生方と出会い、 導いていただいた」と話しました。
Mon, 09 Nov 2020 17:47:00 +0900
泡盛の日 試飲楽しむ わしたショップで開催
方言ニュース 2020年11月4日 水曜日 きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今月11月1日は「泡盛の日」でした。 首都圏の人たちに泡盛の魅力を伝えようと、県酒造組合が1日から、東京都内の銀座わしたショップ本店で試飲会を始めました。 酒造組合がわしたショップ本店で試飲会を開催するのは初めてです。 15日まで行われ、県内47酒造所の泡盛が試飲できます。 初日は行列ができ、訪れた人たちは多彩な泡盛の香りや 味を楽しんでいました。 初日のセレモニーで、佐久本会長は「コロナの中、泡盛を楽しむ時間が減っている。 ユーチューブには泡盛の家飲みを楽しむ動画がある、ぜひ見てほしい」とアピールしました。 また、2020年泡盛の女王の東星香さんは「泡盛の中にはすっきりしたものもあり、 女性でも飲みやすい。好きな泡盛を見つけていただけるとうれしい」と語りました。 試飲会では、あまり市場に流通していない泡盛も用意されたほか、ロック、水割り、 炭酸割り、シークヮーサー割りなど多彩な飲み方も 提供され、板橋区から訪れた自営業の(66)歳の男性は「泡盛は本土にない香りを楽しめるお酒だ。飲み慣れると癖になる」と話しました。
Thu, 05 Nov 2020 13:00:20 +0900
うるま市公募「あまわりパーク」決定
方言ニュース 2020年11月3日火曜日 きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 現在整備が進められている勝連城跡周辺施設一帯の愛称がひらがなのあまわりと カタカナのパークを組み合わせた「あまわりパーク」に決定しました。 市民などから愛称を公募し、総数387件寄せられた中で、最優秀1作品と優秀2作品が選定されました。 このほど、うるま市役所で行われた表彰式で、作者3人が賞を受けました。 世界遺産である勝連城跡を中心とした周辺一帯は現在、歴史、文化、観光拠点として 施設整備が進められており、最優秀の応募作「あまわりパーク」は村吉慎吾さんの作品です。 優秀作品には漢字の阿麻和利とカタカナのパークを組み合わせた「阿麻和利パーク」、 それに「肝高の杜」が選ばれました。 村吉さんは「勝連城跡が、老若男女問わず多くの人に愛されてほしいとの願いを込めた」と語り、 島袋俊夫市長は「魅力的な拠点整備に向け、頑張りたい」と話しました。
Thu, 05 Nov 2020 12:50:06 +0900
県希少野生動植物保護条例の規制対象決定
方言ニュース 2020年11月2日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県は、きのう施行された 「県希少野生動植物保護条例」で 規制対象とする希少動植物31種、 指定外来種9種を決定しました。 沖縄には「種の保存法」などでは規制が及ばない 希少な固有動植物が多数いることから、 保護を図るため独自の条例を制定したもので、 違反すれば1年以下の懲役か100万円以下の 罰金を受ける場合もあります。 外来種9種は周知期間を設け、 来年4月から適用対象となります。 また、指定希少生物は今月から捕獲や採取、 殺傷や損傷が禁止されます。 違法に捕獲した個体の譲り渡しも禁止し、 指定外来種は野外に放ったり、植えたり、 種をまいたりすることを禁止します。 飼養、栽培する場合は届け出が必要となります。 指定する希少動植物はヤエヤマイシガメ、 ケラマサワガニ、イリオモテランなどで、 国指定天然記念物のヤンバルクイナなどは 既に種の保存法などで保護されているため、 対象としませんでした。 指定外来種はイノシシ、ニホンイタチ、 インドクジャクなどです。 県はこれまでも希少動植物保護条例の制定を 検討してきましたが、頓挫していました。 しかし、やんばると西表島の 世界自然遺産登録に向けた 審査が進む中、 アピールポイントとしても 条例制定の作業を加速させ、 おととし10月に県議会で可決しました。
Mon, 02 Nov 2020 18:18:00 +0900
『グループホームかなん』屋上のヒマワリ畑
方言ニュース10月30日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 沖縄都市モノレール=ゆいレールの石嶺駅から徒歩2、3分の距離に位置する「グループホームかなん」。 施設屋上の花壇で利用者が育てたヒマワリが開花し、ゆいレールの乗客の目を楽しませています。 利用者らは往来するゆいレールに手を振ってヒマワリと共に笑顔を届け、去年10月に開通した石嶺駅の1周年も祝っています。ヒマワリは利用者9人が今年初めて育てたもので、新型コロナウイルスの影響で野外活動を控えることになった利用者に、施設内で楽しみを見つけてほしいとの職員の思いがきっかけでした。 コロナに負けないで、との思いも加えて、今年8月中旬に種をまき、ヒマワリの成長を楽しんでいましたが、台風の影響を受けてほとんどが枯れてしまったということで、台風を乗り越えたおよそ25本が現在、花を咲かせています。 また、台風の後に種まきをしたヒマワリも順調に成長し、利用者はヒマワリ畑の看板も作り、ゆいレールに向かって今日もうれしそうに手を振っています。 施設管理者の佐嘉伊充さんは「室内だけで過ごしていた利用者の方々もヒマワリを育てることで楽しみができ、笑顔が増えた」と語りました。
Fri, 30 Oct 2020 23:35:00 +0900
野生外来イノシシ対策 説明会開催
方言ニュース 2020年10月28日(水) きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県環境部による「慶良間諸島における外来イノシシ対策事業について」の住民説明会がこのほど、渡嘉敷村中央公民館で村住民ら多数が出席して開かれました。 現在、県環境部では、慶良間諸島に生息する外来イノシシ対策を行っており、今年度の事業では、渡嘉敷村での捕獲作業を来月11月3日から 来月末にかけ実施する予定です。 説明会で自然保護課担当職員は、渡嘉敷村で2003年ごろからイノシシが野生化して繁殖し、海を渡り座間味島、慶留間島などでも農作物などへの被害が相次いでいると説明し、それ以外にも島の貴重な生物への生態系へ影響が懸念されることから野生イノシシの根絶、生態系保存対策などについて話しました。 引き続き、県環境科学センター担当職員が、わなによるイノシシの捕獲方法、 囲いわな、箱わな、くくりわな、銃による発砲駆除などを説明しました。 また、捕獲にあたり住民や観光客への注意喚起や安全対策などを呼び掛けました。 住民の(81)の男性は「島の貴重な自然、植物、 生物などを守るためにもぜひ野生イノシシの根絶を図ってほしい」と要望しました。
Fri, 30 Oct 2020 16:22:23 +0900
紙面で交流 沖縄戦知るきっかけ
方言ニュース 2020年10月27日(火) きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「この歌知りませんか」。 先月、読者からの投稿を載せる「声」の欄に、こんな見出しの投稿文が掲載されました。投稿したのはケアマネーャーの宜野座村の池辺賢児42歳さんで、沖縄戦を体験した男性からの投稿文も寄せられるなど反響が広がり、紙面を介して戦争を知らない世代と戦争体験者がつながりました。 池辺さんは沖縄本島北部の高齢者施設で90歳近い女性が歌った歌が気になり、女性に聞いても曲名が分からなかったため、「時は昭和20年、沖縄上陸したゆえにアメリカ兵に捕虜とられ、甲板暮らしで苦労する。甲板生活嫌なれど、もはやMPに着替えられ、朝と晩との握り飯、食えや沖縄、懐かしや」との歌詞も含めて投稿しました。 これに対し、「この歌では」と情報を寄せたのは現在の名護市一部、屋部村出身で、 那覇市の冝保栄次郎さん86歳です。 冝保さんは家族とともに米軍に捕らわれ、田井等の収容所に運ばれ、戦後、屋部に戻ってからこの歌を聴きました。 歌は替え歌で、「東京の流れ星」が原曲だと分かり、 池辺さんは今回の件をきっかけに名護市にあった収容所に関心を持ちました。 沖縄戦の記憶の継承が課題となる中、紙面を通した人と人との結び付きが、沖縄戦を知るきっかけにつながりました。
Fri, 30 Oct 2020 16:19:04 +0900
いじめ・不登校の児童生徒 過去最多
方言ニュース 2020年10月26日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 暴力行為やいじめの認知件数、 不登校の児童生徒数が過去最多となりました。 県教育委員会の担当者は 「いじめや暴力行為を隠すのではなく、 見つけて対応するのが大切だ」と、 積極的な認知の成果を強調します。 一方、不登校が増加する背景に、 学校のスタンダード化を挙げる教員や 保護者は多くいます。 ノートの取り方や話を聞く姿勢など、 細かな決まりをつくっていますが、 学校全体を落ち着かせるためのもので、 学力向上対策と並行して 広まったとみられます。 ある小学校教諭は 「朝のあいさつは会釈はだめで、 立ち止まってしなければならない。 授業中は鉛筆と消しゴムしか出しては いけない決まりがあり、 机に筆箱を置いていると怒られる。 子どもたちは息苦しい学校生活にストレスを 感じている」と説明し、 見直しを求めます。 フリースクールや放課後児童クラブを運営する 侍学園スクオーラ・今人沖縄校の 蟇目崇校長は、不登校児童生徒の増加について「子どもたちは対人関係に 不安を抱えているようだ。 不登校ではないが、 登校しぶりも増えている」と指摘し、 「何がしてあげられるか、 子どもと一緒に考えることが大事だ」 と話しました。
Mon, 26 Oct 2020 17:36:00 +0900
渡嘉敷村で沖縄水産高校 海洋技術科で恒例の合宿が行われる
「渡嘉敷村で沖縄水産高校 海洋技術科で恒例の合宿が行われる」 方言ニュース10月23日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 糸満市の沖縄水産高校海洋技術科1年生40人と、引率教員ら7人はこのほど、恒例の海洋水泳訓練合宿を渡嘉敷村の国立沖縄青少年交流の家などで行いました。 海洋での水泳能力の向上と体力養成、相互協力などの養成が目的で、2泊3日の期間中、好天に恵まれ、400メートル遠泳をほぼ全員が完泳しました。 生徒たちは、新型コロナウイルスの影響で、学校のプールでの訓練は従来の半分程度となった中、渡嘉敷島での訓練に挑んだということです。 渡嘉志久ビーチ湾内では水深およそ2メートルから4メートル、砂浜から沖合400メートルの往復コースをおよそ1時間30分から2時間かけ、午前と午後の1日2回実施し、カヤックなどのマリンスポーツも実習に組み入れました。 ある生徒は「練習不足で2日目は体力を消耗し途中で離脱して悔しかったが、最終日に完泳を果たして良かった」と満足げに語り、別の生徒は「泳ぎは苦手で、初日は浅瀬で訓練した。最終日はみんなで声掛けをして励まし合い、完泳できてうれしい。将来は海上保安官になりたい」と笑顔を見せました。 担任の男性教諭は「生徒たちは海の中で長時間耐える精神面、技術面などが向上した。自信をつけたようだ」と成果を話しました。
Fri, 23 Oct 2020 23:25:00 +0900
アミークス生徒 消毒発射ロボット製作
方言ニュース 2020年10月20日(火) 今日の担当は宮城葉子さんです。 うるま市の沖縄アミークスインターナショナル小中学校のロボットクラブに所属する 児童らがこのほど、手をかざすと消毒液が自動で発射されるロボットを製作しました。 ロボットクラブは近年、ロボット競技の国際大会でも好成績を収めている実力派で、 ロボット工作とプログラミングが体験できる教育版レゴ「マインドストーム EV3」を 使い完成させたものです。消毒液の容器は、みんなが同じ部分を手で 押すので感染のリスクがあることから、押さなくても消毒できるようなロボットを 作ろうと思ったことがきっかけです。 ロボットはプログラミングで作動し、超音波センサーに人が手をかざすと反応し、 消毒液を発射する仕組みです。 9月初めごろ、1台目をクラス内で利用し始めたところ好評だったため、 学校全体で使えるよう追加して2台製作しました。 クラブは現在週1回、活動しており、クラブアシスタントの佐和田みゆきさんは「新型コロナの感染を広めたくないとの 思いから、子どもたちが製作した。自分たちが作りたいと思ったものを実際に 作ることができて驚いた」と感心した様子でした。
Fri, 23 Oct 2020 14:09:46 +0900
県民、臓器移植に関心高いが意思表示少なし
方言ニュース 2020年10月21日(水) きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 10月は「臓器移植普及推進月間」です。 県保健医療福祉事業団による臓器移植に関する意識調査で、臓器移植に関心があると回答した人は62・8%おり、内閣府による全国の世論調査結果と比べ高い傾向にあることが分かりました。 内閣府が2017年に実施した「移植医療に関する世論調査」では、関心があると答えた人は56・4%で、単純比較はできませんが、県民は臓器移植への関心が高い傾向にあります。 一方、臓器提供をする・しないの意思表示をしている人は、27・1%にとどまりました。意思表示をしていない理由については「よく分からない」と回答した人が 最も多くなりました。 先月30日現在、臓器移植を希望し日本臓器移植ネットワークに登録する人は全国でおよそ1万4千人で、移植が受けられるのは、毎年希望者の1%から2%程度にとどまっています。 事業団の仲間貴享さんは 「臓器移植には死後に臓器を提供する、提供しない、移植を受ける、受けないの4つの選択があり、どの選択も等しく尊重されるべきだ。 まずは臓器移植を知り、自分や家族はどうしたいのか、 考える機会を持ってほしい」と語りました。
Wed, 21 Oct 2020 14:19:00 +0900
県民、臓器移植に関心高いが意思表示少なし
方言ニュース 2020年10月21日(水) 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 10月は「臓器移植普及推進月間」です。 県保健医療福祉事業団による臓器移植に関する意識調査で、臓器移植に関心があると回答した人は62・8%おり、内閣府による全国の世論調査結果と比べ高い傾向にあることが分かりました。 内閣府が2017年に実施した「移植医療に関する世論調査」では、関心があると答えた人は56・4%で、単純比較はできませんが、県民は臓器移植への関心が高い傾向にあります。 一方、臓器提供をする・しないの意思表示をしている人は、27・1%にとどまりました。意思表示をしていない理由については「よく分からない」と回答した人が最も多くなりました。 先月30日現在、臓器移植を希望し日本臓器移植ネットワークに登録する人は全国でおよそ1万4千人で、移植が受けられるのは、毎年希望者の1%から2%程度にとどまっています。 事業団の仲間貴享さんは 「臓器移植には死後に臓器を提供する、提供しない、移植を受ける、受けないの4つの選択があり、どの選択も等しく尊重されるべきだ。 まずは臓器移植を知り、自分や家族はどうしたいのか、 考える機会を持ってほしい」と語りました。
Wed, 21 Oct 2020 14:15:00 +0900
県高校総合文化祭 弁論部門 動画で審査
方言ニュース 2020年10月19日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 第44回県高校総合文化祭弁論部門大会が このほど、 沖縄市の県総合教育センターで開かれ、 予選を突破した15人が出場しました。 新型コロナウイルスの感染防止対策のため、 今回は動画による審査となり、 「エンターテイメントの意義」をテーマにした 向陽高校3年の津波さくらさんが 最優秀賞を受賞しました。 優秀賞は急用高校2年の崎浜空音さん、 那覇西高校3年の我如古芹璃さん、 首里高校3年の中野蘭さんが受賞しました。 津波さん、崎浜さん、我如古さんは 今年12月に開催される 第4回全九州高校総合文化祭に派遣されます。 また、中野さんは 第59回福沢諭吉記念全国高校弁論大会に、 優良賞の小禄高校2年の小松美幸さんと共に 派遣されます。 このほか第45回全国高校総合文化祭に 崎浜さんと、 優良賞の沖縄水産高校2年の 仲間大地さんが派遣されます。
Mon, 19 Oct 2020 16:44:00 +0900
サンレレPR 県出身アーティスト 動画作成
方言ニュース 2020年10月13日(火) きょうの担当は宮城葉子さんです。 三線とウクレレを融合した沖縄生まれの楽器「サンレレ」。その魅力を広く知ってもらおうと、楽器の提案者であるディアマンテスのアルベルト城間さんや開発者の三線工房マチダヤが、8月30日を「サンレレの日」に制定し、合わせて、サンレレを愛用するアーティストなどによるメッセージ動画も完成させました。 アルベルトさんの「こんな楽器があったらいいな」という提案から、10年に及ぶ試行錯誤を経て2009年に 完成したサンレレ。 ウクレレのボディーに三線の棹を持ち、三線特有の単音とウクレレの和音が織りなす 独創的な音色が特徴で、 沖縄を拠点とするアーティストを中心にファン層は着実に広がりを見せています。 一方、動画には「いーどぅし」や「きいやま商店」のリョーサさんなどの アーティストだけでなく、 芸人の「ありんくりん」らも出演し、サンレレへの思いや音色を披露しています。 マチダヤの町田宗男取締役は、弾く人も、奏でられる音楽もバラエティーに富んでいることから面白さがある」と分析し、「サンレレを知ることが、沖縄の音楽や文化を 知るきっかけになれば」と述べ、今後は記念日にコンサートなどを開催し、発祥の地・沖縄から世界に発信していきたいと意気込んでいます。
Thu, 15 Oct 2020 10:29:38 +0900
東村 赤土流出で漁業関係者苦しむ
方言ニュース 2020年10月14日(水) きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 大雨や台風などによる大規模な赤土流出で、東村内のモズク養殖や潜水漁などに被害が出ています。 被害は潜水漁業にも及び、漁業関係者らは数年に渡り村や県に早急な流出防止対策を求めていますが、改善には至っていません。 村内でモズク養殖を行う男性によりますと、今年1月には大雨の影響で10センチほど赤土が堆積し、 収穫目前のモズクが全滅するなど、9月末までに50トン、およそ1100万円の被害となりました。 また、赤父の流出は潜水漁業にも打撃を与えています。 赤土が堆積してサンゴが死滅したことで、魚や貝などのえさとなる藻場がなくなり、 伊勢エビや魚などが撃滅したということです。 今年1月から9月末までの被害額は村内で活動する漁師全員分でおよそ2772万円になったということで、 漁師の男性は「海の中は生き物があらず動きがない。死の世界のようだ」と嘆き、頭を抱えました。 村役場も農家向けにチラシやパンフレットを配布するなど周知に力を入れていますが、 赤土対策を強化する農家は少ないということです。 モズク養殖を行う男性は「もちろん農業も大切だが、水産資源を守るためには赤土対策を並行して実施しないといけない」 と訴えました。
Wed, 14 Oct 2020 08:48:00 +0900
国頭中学校野球部とOBチームが交流試合を行う
方言ニュース10月9日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 国頭中学校野球部と野球部OBチームの交流試合がこのほど、国頭村内で行われました。 ことしは新型コロナウイルス感染防止対策で、ほとんどの大会が中止になる中、3年生にとっては8月の国頭地区中学校夏季野球大会が最後の大会になる予定でしたが、急きょ中止となりました。 そのため父母会、OBや地域の人が協力して「3年生さよなら交流試合」として開催しました。 試合は村代表選手をそろえたOBチームが、5人のピッチャーでつなぎ、3対1で勝ちましたが、生徒たちは、久々の試合にガッツあふれるプレーで、充実感漂う表情を見せました。 保護者会の宮城会長は「試合ができる環境を与えてくれた皆さんに感謝し、これからの学校生活に生かして、元気に頑張ってほしい」と話しました。 これに対し、野球部主将の大城紫青さんは「中体連やその他の試合が中止になって、野球ができる機会が少なくなった。今回、国頭のチーム、先生、保護者の皆さんが企画してくれたことに、あらためて感謝の気持ちでいっぱいです」と試合への思いを話しました。
Fri, 09 Oct 2020 23:09:00 +0900
70年前の新聞から歴史学ぶ
方言ニュース 2020年10月6日(火) きょうの担当が宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 古本が好きという那覇市の上原祥典さん(64)歳が、70年前の「うるま新報」など沖縄の新聞を 市内の骨董店で見つけました。 1950年の新聞は沖縄群島知事選や朝鮮戦争、日米両政府の講和条約締結に向けた 交渉の様子が紙面を埋めており、上原さんは「歴史として知っていたが、 新聞で読むと実際に起きたことだと実感できる」と思いをはせました。 うるま新報は琉球新報の前身で、当時の題字はスイジガイなど4つの貝の 絵柄も一緒に描かれていて、沖縄らしいデザインが際立ちます。 紙面は9月17日と19日付で、沖縄群島知事選の様子が紹介されいます。 「具志川村にまかれたウソ本社の号外で粉砕」との見出しの記事があり、70年前もファクトチェックをしていました。 また、平良辰雄氏が松岡政保、瀬長亀次郎の2氏を抑えて当選を決めた様子を 「圧倒的な得票で悠々当選」「泥合戦のりこえて公正な住民の審判」との見出しで伝えていました。 上原さんは 「戦後間もない頃、沖縄の行く末がどうなるか話し合われたことなどがうかがえる。新基地が造られようとする今、 本当に平和だろうか。もっと歴史を学ばないといけない」と紙面を見つめました。
Tue, 06 Oct 2020 10:47:00 +0900
本部町 桜並木保全のためクラウドファンディング活用
方言ニュース 2020年10月5日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 本部町はこのほど、 八重岳の桜並木の風景を保全するため、 ふるさと納税を活用した クラウドファンディングで植え替え費用などの 財源確保を目指すことを発表しました。 目標額は12月29日までに500万円です。 町役場で開いた記者会見で、平良町長は 「八重岳の桜は春一番に国内外から観光客が 訪れる最高級の観光拠点だ。 協力いただいた財源で 一生懸命八重岳の桜並木を維持し続けたい」 と支援を求めました。 八重岳には麓から頂上までおよそ4キロに わたっておよそ7千本の桜が立ち並び、 桜の維持管理費は年間2千万円程度です。 去年までは協力金として毎年 およそ250万円が町民などから直接、 町に寄せられていましたが、 今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため クラウドファンディングで 募ることになりました。 今回の手法は、自治体のプロジェクト推進や 問題解決のために、 ふるさと納税の寄付金の使い道をより明確にし、 共感した人から寄付を募る 「ガバメントクラウドファンディング」 という仕組みです。 本部町は「新たな自主財源を生み出すには どうしたらいいか考えていた。 今後はクラウドファンディングでの 協力呼び掛けを全国に広げていきたい」 としています。
Mon, 05 Oct 2020 16:08:00 +0900
伊江中学校で高校生講話が開かれる
「伊江中学校で高校生講話が開かれる」 方言ニュース10月2日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 先輩の体験や考えを聞くことで自分の進路を具体化させ新たな目標を立ててもらおうと、伊江村立伊江中学校の2年生と3年生を対象に高校生講話がこのほど開かれ、卒業生で小禄高校1年生の新川将吏さんと、那覇西高校1年生の名城羽佑さんの2人が高校生活について話しました。 この中で、新川さんは高校に入学して最も困ったことについて「今まで島で日常的に使っていた方言が通じない『言葉の壁』にぶつかった」と話し、「分からなければ恥ずかしがらずに積極的に聞くこと」と伝えました。 また、寮からモノレールで学校に通っている名城さんは「島にいては気付けなかった時間や金の計算にとても苦労した」と話しました。 一方、「中学校でやっておくべきことは何か」の生徒からの質問に2人は「日頃から勉強をしっかりやる、検定をたくさん受けて資格を取ること」と後輩へアドバイスを送りました。これに対し、3年生の内間朱里さんは「資料だけでは分からない高校生活を知ることができた。今のうちにやっておくべきことも分かった」とお礼を述べました。
Fri, 02 Oct 2020 23:00:00 +0900
海浜遭難事故者 微減
方言ニュース 2020年9月30日(水) きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 第11管区海上保安本部はこのほど、 7月1日から先月8月31日までの マリンレジャーに伴う海浜事故者数を 発表しました。 それによりますと、 事故者数は前の年の同じ時期の40人から 26人に、 死者、行方不明者数は9人から7人に それぞれ減少しました。 事故者数は、シュノーケルを利用した遊泳中は 7人、ダイビング中は6人、釣り中は5人、 SUP=スタンドアップパドルボード中は 3人などと続き、 SUPや釣り中の事故者は 前の年の同じ時期よりも増加しました。 ダイビング中やシュノーケルを利用した 遊泳中の死亡や行方不明者も増加しました。 また、台風通過前後の強風などの影響による 事故も相次ぎました。 先月9日に恩納村の万座毛沖で、 台風の接近を知らずに釣りに行った 男性2人が遭難し救助される事例など、 台風の影響による事故者は7人でした。 保安本部は海に行く前に警報や注意報などを 確認するなど基本的な安全対策の徹底を 呼び掛けています。 (了)
Wed, 30 Sep 2020 15:55:00 +0900
八重瀬町の100歳 知念さん 表彰される
方言ニュース 2020年9月29日(火) きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重瀬町字富盛に住む知念綱輝さんの100歳を祝いこのほど、国と県から表彰状と記念品が贈られました。 知念さんは大正9年、1920年9月25日に富盛で生まれました。 大正・昭和・平成・令和と4つの時代を生き抜き、とりわけ戦中、戦後は苦労を重ねました。 召集されてマーシャル群島の飛行場の整備に着任し、激戦の中、米軍の捕虜となり アメリカ・ハワイで1年半過ごしました。 帰国後は軍作業・農作業などいろいろな事業をしながら3男2女を育て、 今では孫15人、ひ孫14人の大家族です。 好きな食べ物はそば、オムライスですが、好き嫌いなく何でもよく食べることが 長寿の秘訣だということです。 酒は飲めずビールも飲んだことがなく、タバコは若い頃吸っていましたが、 胃潰瘍になったので40歳でやめました。 また、好奇心が旺盛で新聞は毎朝4時に起きて隅々まで読みます。 家族によると「介護を受ける必要がないほど身の回りのことは全部自分ででき、 足腰もしっかりしていていまだにつえを使ったことがない」ということで、 70歳まで畑仕事をしていましたが、今はパークゴルフに夢中です。 「足も使うし、頭も使うので皆さんもやりなさい」と勧めました。
Tue, 29 Sep 2020 15:48:00 +0900
県内の公立学校 教員不足深刻
方言ニュース 2020年9月28日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内の公立小中高校と特別支援学校に 配置すべき教員が去年11月1日時点で 50人不足していることが このほど、分かりました。 県教育庁学校人事課が各教育事務所を通して 調査したものです。 年度途中に教員の欠員が出た場合、 臨時任用職員に登録している人に声を掛けて 補充していますが、 既に別の仕事に就いていて 断られるケースがあり、 確保が難しくなっています。 内訳は小学校で27人、中学校で9人、 県立高校と特別支援学校で それぞれ7人不足しています。 また、公立小中学校では 14市町村に欠員があり、 那覇市の9人が最多で、 次いで沖縄市の6人、 石垣市の4人と続いています。 産休や病休などの取得で教員に欠員が出た場合、 臨時任用職員を後任として学校に配置しますが、 補充できない場合は欠員を埋めるため、 同じ科目の教員や教頭が 授業を担当する事例があります。 人事課の担当者は 「採用計画に基づいて教職員を採用しており、 人数を増やして採用するのが難しい。 産休などで休職する職員は臨時任用職員で 補っているが、 年度途中の補充は厳しい状況だ」 と話しました。
Mon, 28 Sep 2020 16:04:00 +0900
西原町の地区で自主制作された体操DVDが好評
「こんにちはこれから体操するので一緒に頑張りましょう」。介護予防拠点施設「西原町いいあんべー家」と西原町の嘉手苅区、掛保久区、それに小那覇区が共同で自主制作した「がんじゅうアップ体操」のDVDが好評です。発端は、嘉手苅区自治会長の祖慶聖子さんといいあんべー家介護予防指導員の渡邉リサさんとの会話で、「地域のいいあんべー共生事業もコロナ禍で活動中止になり、お年寄りの体と心が心配。何かできることはないかねー。いつもやっている体操を録画して配るのはどうかな」と、2人の案がまとまりました。DVDを配るため利用者の自宅を訪問した祖慶さんは「家にまで来てくれたのもうれしいさー」と、お年寄りに喜ばれ、佐藤さんは「『私も出ているから見てね』と配ると、佐藤さんの黄色い靴下が見やすくて、つま先まで分かって良かったよ」と褒められたと話します。渡邊さんは「体操は、いいあんベー家で独自に作った内容なので、DVDを見て体を動かしてがんじゅうになってほしい。いいあんべー共生事業が再開したら、また一緒に体操しましょう」と笑いました。
Fri, 25 Sep 2020 19:47:00 +0900
コロナで献血減少「いのちをつなぐ」献血リレー
方言ニュース 2020年9月23日(水) きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの感染拡大による慢性的な輸血用血液不足を受け、JCI=日本青年会議所沖縄地区協議会は、 県赤十字血液センターと連携した献血推進事業を始めました。 「いのちをつなぐリレー」と題し、献血をした人が次の献血者を指名し、継続的な支援につなげるもので、トップバッターを務めた渕辺俊紀会長は「献血ルームは感染対策もばっちりだった。今後も続けていきたい」と語り、JCIのメンバーにバトンを託しました。県赤十字血液センターによりますと、最低限必要な輸血量を確保できておらず、新型コロナの感染拡大で、 4月から8月にかけて企業や団体から献血車の配送のキャンセルが相次ぎ、安定的に輸血ができる状況に至っていません。 JCIでは当初、献血車の配送を考えていましたが、3密を避けるためリレー方式に切り替えもので、献血者にSNSでの呼び掛けや発信をお願いしています。県赤十字血液センターでは「継続的な取り組みは非常にありがたい」と感謝する一方で、県内で圧倒的に不足している400ミリリットルの全血献血は献血車でしか採血できないことから、「ぜひ企業や団体には献血車の配送先として協力いただきたい」としています。
Fri, 25 Sep 2020 09:51:26 +0900
方言ニュース 2020年9月22日(火) きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 報道カメラマンの山城博明さんが1969年から90年にかけて撮影した「ハジチ」の写真集「新版 琉球の記憶 針突 ハジチ」がこのほど、 高文研から出版されました。 ハジチは沖縄で琉球王国の時代から女性が手に彫っていた入れ墨で、模様や施した理由は沖縄本島や各離島で異なり、1899、明治32年の入れ墨禁止令後はハジチをする女性がいなくなりました。 山城さんは大学生時代から県内各地でハジチをした女性を撮影しており、「彫る人を呼ぶ際の交通費や宿泊費なども かかったので女性が皆、できたわけではない」と説明し、 「彫ると痛くて三日三晩眠れなかったという話も聞いた」ということです。 写真集は2012年に別の出版社から刊行されましたが、 現在は手に入りにくく 新版の出版が待たれていました。 提供された写真など4枚を入れ替えましたが、収録枚数は同じで、沖縄国際大学の波平勇夫名誉教授による解説もそのまま収録しています。 来月上旬まで出版記念の写真展が東京で開かれており、 山城さんは「このような習俗文化があったことを知ってほしい」と話しました。 (了)
Wed, 23 Sep 2020 13:34:02 +0900
県内100歳以上 最多更新
方言ニュース 2020年9月21日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今月1日現在の県内の100歳以上は 男性142人、 女性1073人の合わせて1215人で、 最多を更新しました。 これは県が15日の「老人の日」に合わせて 発表したもので、 新100歳は男性64人、女性427人の 合わせて491人でした。 100歳以上は去年の同じ時期より61人、 新100歳は13人増えました。 市町村別で100歳以上が最も多いのは 那覇市で219人、うるま市129人、 沖縄市80人と続きました。 女性の最高齢はいずれも112歳の 那覇市の森山節子さん、 北中城村の與那嶺ナヒさん、 それに中城村の女性で氏名は非公表です。 男性は109歳で 南風原町の赤嶺高太郎さんです。 厚生労働省によりますと、 全国の100歳以上の高齢者数は 1998年に1万人を超え、 2012年に5万人を突破しました。 今年は8万450人に上り、 初めて8万人を超えましたが、 このうち女性がおよそ88%を占めています。 人口10万人当たりの100歳以上の 高齢者数は、 都道府県別で最多が島根県の127・60人で、 沖縄は83・62人で19番目でした。 最少は埼玉県の40・01人でした。 100歳以上が最も多いのは 東京都の6694人で、 沖縄は全国で26番目でした。
Mon, 21 Sep 2020 14:49:00 +0900
キャリア教育としてうんな中学校で面接体験が行われる。
恩納村立うんな中学校2年生を対象にした面接体験がこのほど行われました。 例年キャリア教育としてこの時期に職場対面が行われていますが、新型コロナウイルスの感染予防で中止になった代わりに模擬面接となり、面接官に石川署やリゾートホテルのほか、農家や薬剤師に看護師など幅広い分野から参加しました。 生徒にはあらかじめ希望する職種を調査し、面接当日は希望職種も含めそれぞれ3回の異なる業種の面接を受けました。 初回は緊張で自分の思いをうまく表現できませんでしたが、回を重ねるごとにしっかりと面接官に受け答えできるようになった生徒もいました。 面接体験を終えた生徒たちからは 「緊張して言葉が出ないこともあったけど、最後まで相手に伝えることができた」 「面接を待つ間の態度も大切だと反省し、将来本番の時は気を付けたい」 「質問にはきちんと答えられたが、緊張して相手の目を見ていなかった」と反省から学んだ生徒もおり、「高校入試の面接に生かしたい」など将来を見据えた感想もありました。 面接官からは、あいさつの仕方や面接時の座り方、面接に真剣に向き合う生徒たちの姿を評価する声が多くありました。
Fri, 18 Sep 2020 12:35:00 +0900
花をみて笑顔に
方言ニュース 2020年9月15日(火) きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南部農林高校生活デザイン科 フラワーデザインコースの3年生7人がこのほど、 豊見城市内の高齢者施設に百日草とトレニアの花を合わせて40鉢贈呈しました。 10人ほどの高齢者が利用するハートフルケアデイサービスでは、10年ほど前から生徒、利用者、地域の人々が 協力し毎年花植えをしていました。 しかし、今年は新型コロナの影響で中止となり、「コロナで暗いニュースが続いている。自分たちに何かできることはないか」と考え、デイサービス側に相談し、今回の贈呈に至りました。 花は生徒が休校明けの5月から栽培を開始し、百日咲く強い花と言われる百日草と、ピンクや赤、黄色の色とりどりのトレニアをプランターに植えました。 生徒を代表して岩元天夢(てんむ)さんは「新型コロナの影響で家族と会えない状況と聞いた。おじいちゃん、おばあちゃんが花を見て笑顔になれるよう心を込めて育てた」 とあいさつし、花を見たデイサービス利用者の100歳の女性は「きれいね。生き生きしている」と喜んでいました。
Wed, 16 Sep 2020 14:31:05 +0900
本部町、港から市街地へアクセス近く
方言ニュース 2020・9・16(水) きょうの担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 本部町と第一マリンサービスは10日に 町役場会議室で記者会見し、「もとぶへようこそ」と「ジンベエ・マリン無料シャトルバス」の運行を発表しました。 無料シャトルバスは本部町の委託事業で、第一マリンサービスが高速船ジンベエ・マリンの利用者を対象に、 12日から毎週土曜日、日曜日、祝祭日に限り運行します。 コースは、那覇発の高速船ジンベエ・マリンが到着する本部町渡久地港と、沖縄美ら海水族館や町内ホテルを結ぶもので、 町内無料シャトルバスが海路から町内へのアクセスとして運行します。 一部のホテルでは乗船券の持参者には割引サービスもあります。 もとぶかりゆし市場では、本部町の特産品の買い物もでき、ゆったり本部を満喫できます。 本部町の平良町長は「新型コロナウイルスの県の緊急事態宣言で、町の経済に閉塞感が漂う中、 新しいプロジェクトで出口戦略を探していこう」とあいさつしました。 また、第一マリンサービスの熊坂社長は「那覇方面からたくさんの観光客を案内して 本部町の良さを紹介したい」と話しました。 本部町観光協会では来月6日、高速船ジンベエ・マリンの町民試乗会を実施します。
Wed, 16 Sep 2020 14:26:13 +0900
台風原因の赤土流出 農水産物に被害
方言ニュース 2020年9月14日(月)放送分 琉球新報の記事から紹介します。 宜野座村の水産業者が台風などに伴う 赤土の流出被害に悩まされています。 村内のある海ブドウ養殖業者は先月から 今月に相次いだ台風による赤土流出で 被害額がおよそ500万円に上りました。 海ブドウの養殖は海から吸い上げた海水を 使用します。 台風などによる豪雨で赤土が海に流出すると、 その赤土が養殖用のいけすまで運ばれ、 赤土が付着した海ブドウは白く変色し、 成長が止まってしまうため、 出荷できなくなるということで、 業者は「被害は甚大だ。県や村は抜本的な 対策を講じてほしい」と訴えています。 また、赤土が海に流出すると日光が遮られ、 生育環境が悪くなってモズクが 枯れてしまうということで、 村漁業協同組合は6月、村に要請書を提出し、 赤土流出を「漁民いじめ」とし 「村の発展は村からいじめをなくすこと」 と対応を強く求めています。 一方、先月下旬から今月上旬の台風に伴う赤土流出は、 サトウキビを植える時期と重なり、 地面が露出している畑が多かったことも 影響していそうで、 村は農家に緑肥の種や、 畑を覆うビニールなどを提供していますが 追い付いていないのが現状です。 村の担当者は「サトウキビ農家に対策を周知し、 さらに進めていきたい」と説明しています。
Mon, 14 Sep 2020 16:31:00 +0900
沖縄尚学高等学校内で、エコキャップ運動を実施
方言ニュース9月11日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 沖縄尚学高校2年の幸喜そらさんと岸前莉愛来さんはこのほど、ペットボトルのふたを集めてリサイクルする「エコキャップ運動」を校内で実施しました。 エコキャップ運動はペットボトルのふたをリサイクルして製品に変え、収益を途上国へのワクチン提供や医療支援などに役立てる取り組みで、SDGs=持続可能な開発目標のゴール3「すべての人に健康と福祉を」と、ゴール12「つくる責任つかう責任」を結び付けて展開し、 1か月ほどでおよそ4万個のキャップが集まりました。 幸喜さんと岸前さんは去年4月から学校の寮で生活しており、2人は「ボランティアが好き、人の役に立ちたい」という思いから寮生を対象にエコキャップ運動を始めましたが、「運動とSDGsを多くの人に知ってもらいたい」と思い、全校生徒を巻き込んだプロジェクトにしました。 幸喜さんは「2人で企画して実践したことで自主性が高まった」とうれしそうに話し、岸前さんは「沖尚に来てやりたいことに取り組み、楽しかったし、たくさん学ぶことがあった。SDGsは高校生でもできることがある」と達成感をにじませました。
Fri, 11 Sep 2020 11:16:00 +0900
定期健診 有所見率9年連続ワースト
方言ニュース 2020年9月9日(水) 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年の県内事業場の定期健康診断で「異常」の所見があった人の割合を示す有所見率が67・4%で、前の年に比べて0・7ポイント増加し、 9年連続で全国最悪だったことが分かりました。これは沖縄労働局がこのほど発表したもので、統計をまとめている1993年以降で最高値となりました。 一方、全国平均との差は10・8ポイントで、前の年より0・4ポイント縮まりましたが、福味局長は「全国が沖縄の伸びを上回ったために差が縮小した。 決して楽観視できるものではない」と指摘し、「長寿県が短命県に転落しかねない問題だ」と警鐘を鳴らしました。 健診項目別の有所見率は血中脂質が41・4%と最も高く、血圧23%、 肝機能22・6%、血糖16・9%と続き、 生活習慣病の要因とされる項目で高い傾向にあります。 摂取カロリーの過多や運動不足、飲酒などが影響しているとみられます。 県内5カ所の労働基準監督署管轄区域別でみてみますと、 沖縄本島中部と八重山地区は 県の平均値より高い結果でした。 沖縄労働局は引き続き、 「健康経営」の実践企業の増加や沖縄産業保健総合支援センターの利用を呼び掛けるなど対策に取り組みます。
Wed, 09 Sep 2020 14:46:00 +0900
竹細工でエイサー楽しんで
方言ニュース 2020年9月8日(火) 今日の担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。エイサーのまち沖縄市中央の「コザ工芸館ふんどぅ」で、竹細工職人の津嘉山寛喜(かんき)さんが制作した 大型エイサー竹細工オブジェが展示されました。 沖縄唯一の竹細工職人で県認定工芸士の津嘉山さんが制作した大太鼓を舞台に仕上げた作品は高さ110センチ、 直径70センチで、竹はホテイチクを使用し、50日かけて仕上げた大作です。 また、竹の節目を活用して大太鼓や締太鼓、手踊り、 三線地謡の竹人形68体の衣装には国指定伝統的工芸品「知花花織」を使用したこだわりの作品となっています。 作品は販売はせずリースで貸し出す予定で、単体のエイサー竹人形は2500円で販売しています。 他にも津嘉山さんが制作した、コザミュージックタウン前でエイサー道ジュネーを行うCGアニメDVDも千円で販売しています。 津嘉山さんは「沖縄といえばエイサーだが今年はコロナの影響で見ることができない。 一体一体動きが異なる竹細工作品を見てエイサーを楽しんでほしい」と呼び掛けました。 竹細工でバッタを作る ワークショップも300円も開いており、月曜定休で営業時間は午前11時から午後7時となっています。
Tue, 08 Sep 2020 14:37:00 +0900
那覇西高校水泳部 仲間と一緒に献血へ
方言ニュース 2020年9月7日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県立那覇西高校水泳部の2年生メンバーらが このほど、那覇市久茂地の くもじ献血ルームで献血しました。 新型コロナウイルスによる臨時休校のさなか、 「部活ができないなら社会貢献を」という マネジャーの玉城笑来さんの呼び掛けに 部員が応じたもので、 献血したのは玉城さんと水泳部員7人のほか、 那覇高校に通う玉城さんの双子の妹の 夏祈さんの合わせて9人です。 玉城さんは看護師の母親から 「コロナ禍で血液が不足している」 との話を聞き、献血に興味を持ちました。 4月に1人で献血を試みましたが 怖くてできなかったということで、 部活動の仲間と一緒なら献血できると思い、 LINEでメッセージを送ったり、 呼び掛けたりして賛同者を集めました。 夏休み明けも臨時休校で練習ができない中、 部活動の顧問から 「部活ができるのは世界が平和だからだ。 コロナ禍でも自分にできることを考えて」 と言われたことも後押しとなりました。 献血当日、玉城さんは先陣を切って挑戦し、 「怖かったけど、みんなの方が怖いと思い、 一番最初に行った。 終わってみると全然痛くなかった。 次回献血ができるのが楽しみ」と話し、 部員らは「自分の血が困っている人の役に立つ」 と達成感を口にしたということです。
Mon, 07 Sep 2020 15:15:00 +0900
中城小学校でリモート読み聞かせが行われる
中城小学校でこのほど、読み聞かせサークル「くれよんの会」によるリモート読み聞かせが行われました。 新型コロナウイルスによる休校や活動自粛で、20年間続く週1回の読み聞かせも中断を余儀なくされ、児童も長引く自粛で思うように遊べず、制限される日々を過ごしている中、「絵本の読み聞かせを聞いているひと時だけでもストレスの軽減になれば」と感染症対策を整え、初の試みに取り組みました。 27人の会員のうち4人から5人で放送室から全校児童へ読み聞かせを行い、読み手、撮影者、モニターチェック、音声係が思いを込めて「スイミー」の絵本を発信しました。 4年生の女子児童は「くれよんの会の皆さんが教室に来られなくても、テレビを使って学校のみんなに会いたいと思う気持ちがうれしかった」とはにかんで答え、崎濱陽子校長は「地域の方々の頑張りは、児童や教職員にとっても勉強になる」と語りました。 会員らの打ち合わせは感染予防も考慮し、SNS=会員制交流サイトで行い、読み聞かせ当日、放送室で1回限りの本番を迎える会員らは、連携の強みを自信に変え、地域の子どもたちとのつながりを楽しみながら絵本の魅力を伝えていきます。
Fri, 04 Sep 2020 22:13:00 +0900
墓の継承 4割
方言ニュース 2020年9月2日(水) きょうの担当は上地和夫さんです。 県メモリアル整備協会がまとめた「沖縄のお墓事情アンケート調査」で、墓を「継承する」と答えた割合は県民ではおよそ4割、那覇市の識名地区の参拝者ではおよそ7割に上りました。 一方、子世代への墓の継承を考えていない親世代もおよそ1割いることから、協会は「永代供養や継承者がいなくても安心して利用できる墓に関心を持つ層もいる。少子化の進展に伴い、今後、改葬や移転、墓じまいの需要が高まる」と考察しています。 調査はウェブ上と識名地区参拝者を対象に行われ、墓の継承について、「継承する」が24・5%、「すでに継承している」が10・3%、「継承するつもりだが、修復や移転をしたい」が5%となり、 4割は墓を継承する考えを示しました。 一方で、「継承しない」が4・5%、「墓じまいする」が1・8%で、「分からない」とする層も4割以上に上っています。 協会は墓を継承しない層や「分からない」とする回答が多いことから、無縁化する墓の増加に懸念を示し、無縁化を防ぐために、個人墓地の墓と土地の所有権登記を適切に行うことや、既存の個人墓地に対する管理、無縁化する前に改葬や墓じまいを啓もうすることなどの対応策を示しています。(了)
Wed, 02 Sep 2020 09:57:00 +0900
闘牛写真家、妹が思い語る
方言ニュース 2020年9月1日(火) きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 5月に45歳の若さで亡くなった闘牛写真家の久高幸枝さんは生前、どうすれば闘牛文化を守り、盛り上げていけるかいつも考えていました。 写真集をはじめおよそ50頭の都牛が登場するカレンダーを出版したり、大会をSNSなどで発信したりするだけでなく、行政にも働き掛け、 おととし7月、闘牛はうるま市の実系民俗文化財に指定され、去年10月、うるま市は「闘牛のまち」を宣言しました。 妹の彩さんは「闘牛が動物愛護の観点から反発を受ける中で、どうすれば守り抜けるか姉は考えていた」と振り返ります。 より一層の観光振興につなげるため、これまで以上に久高さんの活躍も期待されていましたが、今年1月、久高さんは不調を訴え2週間入院し、 退院後、体長は回復し元気な様子を見せていましたが、5月28日、うるま市内で亡くなりました。 闘牛以外にも乳牛、肉牛、水牛と種類に関係なく牛が好きで、生前、「牛がいないとじぶんはいない」とインタビューに答え、牛とともに生きた生涯を閉じた久高さん。 彩さんは姉が生きた証として「現在コロナ禍で中止中の大会が再開したら闘牛女子杯を続けたい」と考えています。 (了)
Tue, 01 Sep 2020 09:46:00 +0900
例年と違うウンケー 重箱は小さめ
方言ニュース 2020年8月31日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 きょうは旧盆のウンケー。 お中元を持参して訪問し、仏壇に重箱を供え、 集まった親せきでオードブルを囲む姿が一般的ですが、 コロナ禍の今年は様子が異なっています。 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、 大人数で集まることを控える家庭が 多くなっているためで、 今年のオードブルや重箱は「小さめ」が 売れ筋となっています。 宜野湾市のケータリング会社によりますと、 例年は5、6人用のオードブルを 複数台購入する客が多くいますが、 今年は3,4人用と小さいものを1台だけ 購入する客や、 「取り分けは感染が心配」という理由で、 弁当を注文する客が増えているということです。 「予約は例年の4割。 大打撃だが、注文してくれるお客様のために 柔軟に対応したい」として、 宅配の配達可能エリアを広げました。 一方、親戚宅を訪問するのを控える人が多いため、 お中元は「ネット注文」や「配送」が トレンドとなっており、 イオン琉球では、お中元のネット販売が 2倍に増えました。 重箱やオードブルもネットスーパーで注文し、 ドライブスルーでも受け取れるようにした店舗もあり、 「いつもとは違うお盆だが、 先祖を思う気持ちは変わらないだろう。 気持ちに応えられる提案をしていきたい」 としています。
Mon, 31 Aug 2020 15:26:00 +0900
道路美化ボランティア活動の輪が広がる
那覇市道壺屋松尾線の一部で、通称「神原ホルト通り」を清掃する「神花きっず」の活動の輪が広がっています。 神花きっずは市の支援を受けて道路美化を行う市道路ボランティアに登録しており、毎月最終日の日曜日の朝、ポイ捨てされた空き缶やペットボトル、弁当の容器、たばこの吸い殻などのごみを集めています。 沿道に季節の花も植えて市内の環境美化にも貢献しています。神花きっずの由利玲子(りょうこ)代表の家族が沿道の植物の根元にたくさんのごみが捨てられていたのを目の当たりにし、去年の春から家族4人でごみ拾いを始め、去年6月に地域住民らと13人で神花きっずを結成しました。 「神原ホルト通り通信」も発行して活動を発信し、参加を呼び掛けています。 メンバーのほかにも賛同者を募り、14回目の活動となった先月26日の清掃には壺屋と神原の両小学校、神原中学校の児童生徒や保護者、地域住民ら60人以上が参加しました。 神原中学校生徒会長の島袋葵さんは「清掃後のきれいな状態が保たれれば、ごみを捨てる人はいなくなると思う。ポスターを作り、美化を呼び掛けたい」と話しました。
Fri, 28 Aug 2020 10:39:00 +0900
キウイフルーツ輸入金額 過去最高
方言ニュース 2020年8月26日(水) きょうの担当は上地和夫さんです。琉球新報の記事から紹介します。 去年の県内のキウイフルーツ輸入金額は7912万円で、前の年に比べて8・3%増加し、過去最高となりました。 これは沖縄地区税関が発表した統計によるものです。 輸入量は187・1トンで、1・0%減と若干落ちたものの高い数量で推移しています。 今年上半期も数量が前の年の同じ時期に比べて47・7%増の123・2トン、金額が51・0%増の5447万円と伸びを見せています。 那覇青果物卸商事業協同組合によりますと、甘みの強い品種「ゴールドキウイ」が 流通し始め、県内で需要が伸びています。 今年は新型コロナウイルスの影響で業務用の需要は落ちましたが、 巣ごもり需要で家庭消費は増え、量販店の売り上げは伸びているということです。 県内で海外からキウイを直接輸入しているのは那覇青果物卸商事業協同組合だけで、 2010年からニュージーランドからの輸入を始めました。 数量と金額共に右肩上がりで推移し、2017年の輸入量は188・9トンと 過去最高を記録しました。 総務省の家計調査によりますと、県内の1世帯当たりのキウイフルーツの 年間支出金額は、2010年に602円だったのが 去年は1167円と2倍近くに増えています。
Thu, 27 Aug 2020 14:02:32 +0900
81歳 現役整備士 仕事に夢中
方言ニュース 2020年8月25日(火) きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「仕事をしている時が断然、気分がいい」こう語るのは、機械油の染みついた厚い手で 吹き出す汗を抑えながらバイクに視線を注ぐ又吉盛儀さん(81)歳です。 又吉さんは、名護市安和出身の整備士歴65年を超える 現役整備士で、宜野湾市上原の国道330号沿いにある 「セイキモータース」で毎日、愛用のつなぎ姿で店頭に立ちます。店はおよそ45年前、 友人から引き取り始めたもので、「この辺りはキビ畑ばかりだった。 道が悪かったせいか、パンクしたバイクの修理依頼が毎日あった」と振り返ります。 当時、客のほとんどは米兵で、大型の外国製バイクの整備がほとんどでしたが、 「先輩たちはどんな部品でも作りよった。この人たちはエンジンの中から 生まれたのでは、と思うほど物知りだった」と語ります。 自分の店を持ち、現在地に移ってからも 客の信頼は厚く、実直で確かな腕を買われ、県警の白バイ隊が乗る大型バイクの整備、 点検などを担っています。 およそ10年前、長男に仕事の大半を任せるようになりましたが、 「警察学校の生徒だった若い子たちが、立派になって家族を連れて店に顔を出す。 昔なじみの顔を見るのが最近の楽しみだ」と、黒ずんだ部品を片手に白い歯を見せました。(了)
Tue, 25 Aug 2020 13:30:00 +0900
ハブクラゲ カツオノエボシに注意
方言ニュース 2020年8月24日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市消防本部はハブクラゲや カツオノエボシに刺されるなどして、 救急搬送された人が今月1日から19日の間に 11人に上っているとして、 「肌の露出を避け、 ハブクラゲ侵入防止ネットが設置された ビーチを利用してほしい」 と注意を呼び掛けています。 救急搬送人数はハブクラゲに刺された人が9人、 カツオノエボシが2人で、 被害を受けた主な場所は うるま市海中道路海岸線、 浜比嘉島の浜比嘉地区海岸、 比嘉漁港海岸などです。 新型コロナウイルス感染拡大防止のため クラゲ対策が整ったビーチが閉鎖された影響で、 海岸で泳ぐ人が増えている可能性があり、 県保健医療部の担当者は「自治体やホテルなど、 ビーチ管理者にネットの有無や 閉鎖されていないかを確認して遊泳してほしい。 または遊泳自体を控えてほしい」 と呼び掛けています。 猛毒を持つハブクラゲは6月から9月ごろ、 人に被害を与える大きさに成長し、 過去には死亡事故も発生していることから、 県はハブクラゲ発生注意報を発表しています。 また、カツオノエボシは外洋性のクラゲで 毒を持ち、風の強い日などに岸に 打ち寄せられることがあります。 去年の海洋危険生物の 被害件数は県全体で166件で、 このうち37件がハブクラゲが原因でした。
Mon, 24 Aug 2020 16:50:00 +0900
那覇市の石嶺小学校で認知症についての理解を深める
認知症について正しく理解してもらおうと、認知症サポーター要請がこのほど、那覇市立石嶺小学校で1年生を対象に開かれ、オリブ山病院の精神科医の仲里尚実さんらが認知症を患った人への接し方を教えました。 認知症はさまざまな原因で脳の細胞が壊れ、日常の生活が困難になった状態を指すもので、仲里さんは認知症の高齢者が2025年に700万人を超え、65歳以上の5人1人が認知症になると推計されていることを紹介し、「人ごとではなく自分たちの問題だ」と強調しました。 また、仲里さんは、加齢による物忘れが「目の前の人の名前が思い出せない」のに対し、認知症の記憶障がいは「目の前の人が誰か分からないこと」と違いを説明し、「本人に自覚がないというのは間違いで、本人が一番苦しんでいる」と指摘しました。 その上で、仲里さんは「接し方次第で良くなることもある。症状に腹を立てず、説教をしないこと。相手に合わせて演技をして」と説きました。 受講した仰皇輝さんは「物忘れと認知症が違うものだと分かった。認知症になった人に優しく接したい」と感想を話しました。
Fri, 21 Aug 2020 22:47:00 +0900
多良間でウミガメふ化
方言ニュース 2020年8月19日(水) 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 多良間村の北側の浜でこのほど、およそ30匹のウミガメがふ化しました。 多良間中学校の1年の男子生徒が発見したもので、 砂浜から懸命に海に向かっていくカメたちは、波に助けられながら次々と 大海原に泳ぎ出していきました。 沖縄美ら島財団の総合研究センター動物研究室の笹井隆秀さんによりますと、 カメはアオウミガメで世界各地の熱帯や亜熱帯の沿岸部に生息しており、 国際自然保護連合のレッドリストで絶滅危惧種に指定されています。 多良間村では今年、沿岸部で泳ぐアオウミガメが去年に比べて 多く目撃されており、笹井さんは 「八重山諸島や沖縄島周辺のアオウミガメの産卵や生息数は 増加傾向にある。多良間島近海のアオウミガメも増加している 可能性は高いと考えられる」と話しました。 笹井さんは「ウミガメが産卵にやってくる良い砂浜があるということを誇りに 思ってほしい。 アオウミガメはシュノーケリングでも観察できるような浅い海域でも餌を食べる。 見掛けても触ったりせずに優しく見守って」 と呼び掛けました。(了)
Wed, 19 Aug 2020 16:22:04 +0900
方言ニュース 2020年8月18日(火) きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 地域ならではの「しまくとぅば」を後世に継承していこうと、 読谷村は教材本「読谷村のしまくとぅば2~おばあが語るどぅーよーじょー」を まとめました。 子どもの成長や地域の行事に迫った第1弾が好評だったことから、 第2弾の制作が期待されていました。 シリーズ2冊目となるこの本では昔から生活の知恵として親しまれてきた 民間療法に焦点を当てています。 内容は①病気と手当、②元気の出る食べ物、③病気や介護に関する言葉、 ④病院でのしまくとぅばの4部構成。 例えば「頭痛(ちぶるやみー・ちぶるやん)」の項目では、軽い頭痛は「なまちぶるやん」、 頭が割れるようなひどい痛みは「わりやん」と表現するなど、しまくとぅばを使った用例を紹介しています。 調査員として制作にかかわった宮城さんは「本の制作を通じておじい、おばあが普段からいかに病気にならないように 予防に力を入れていたかが分かった。 現代の健康志向に通ずるものがある」と目を輝かせました。 村史編集室の儀保係長は 「独特の言い回しや表現までこだわった。 しまくとぅばの豊かさを感じてもらいたい」と多くの活用を呼びかけました。 全32ページで県内の図書館や市町村担当部署、教育関係機関などに配布するということです。
Tue, 18 Aug 2020 16:14:00 +0900
北部でシークヮーサー 原因不明の立ち枯れ
方言ニュース 2020年8月17日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 シークヮーサーの産地として知られる 沖縄本島北部地区で、 原因不明の立ち枯れの被害が広がっています。 幹が何らかの原因で腐り、 葉が黄みがかっておよそ1年で枯れるもので、 北部では名護市の他、大宜味村や本部町、 国頭村でも立ち枯れの報告があることから、 今後、県と共に実態の把握や 対応を検討する構えです。 被害が報告され始めたのは十数年前で、 大宜味村ではおよそ5千坪の農地の半分で 被害が確認されました。 シークヮーサーの木を食べる ゴマダラカミキリなどによる食害の他、 土壌に病原菌が含まれている疫病の可能性も 考えられますが、 現段階で原因は特定できていません。 疫病に有効な農薬は2種類登録されていますが、 改善しない事例もあるということです。 本部町の栽培農家の男性は 「雨水の流れに沿って被害が出ている印象だ。 土を全部入れ替えない限り栽培は厳しい。 原因と対処法がはっきりするといいのだが」 と話しました。 県営農支援課は 「虫による食害や台風による被害などが考えられるが、 原因はよく分かっていない。 被害が多くなっているので、 まずは虫の被害か病気かを判断したい」 と述べ、 対策会議を開いて対応を協議する 考えを示しました。
Mon, 17 Aug 2020 15:01:00 +0900
柳の木 風にそよぐよ 奥間川
国頭村奥間にある奥間川では、川沿いに植えられた柳の木が、川のせせらぎに合わせて風にそよぎ、地域の住民や訪れる人々に癒しを与えています。 奥間区の玉城逸男さん(70)歳が16年前から育て始め、10本が3メートルから4メートルほどの大きさに成長しました。 奥間区出身の玉城さんは、高校卒業後に本土で就職し、54歳の時に退職して、ふるさとに戻りました。 当時、奥間川の川沿いは樹木が生い茂り、水遊びや鑑賞に向いているとは言えない状態で、長年過ごした本土での生活で、川辺に並ぶ美しい柳の木を見てきた玉城さんは「川をきれいに、安全にすることで故郷に恩返しがしたい。沖縄にも柳の木を」との思いから、ボランティアで川の清掃活動と緑化活動を始めました。 そこで、柳の名所として知られる東京・銀座のある中央区役所に掛け合い、苗となる挿し木用の柳を入手し栽培しました。 今では川での水遊びに訪れる家族連れの姿が後を絶ちません。「もっと柳を増やしたい」と笑顔で語る玉城さんは、「多くの人に来てもらい、癒されていってほしい。ボランティアに参加してくれる方も大歓迎」と呼び掛け、妻の洋子さんと挿し木の栽培や緑化活動に励んでいます。
Fri, 14 Aug 2020 20:04:00 +0900
2020年8月12日(水) 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 軽トラックやワゴン車で沖永良部島産の農林水産物や加工食品、工芸品などを販売する第1回えらぶ島もの軽トラマルシェ」が このほど、和泊町役場庁庭で開催され、和泊町内から18団体が出店しました。 地産地消の促進、新たな商品やサービスの創出につなげようと企画されたもので、 新型コロナウイルス対策として、来島者や2週間以内に島外へ渡航した人の 入場自粛を呼び掛けながらの開催となりましたが、3時間のイベントで663人が来場し、 青空の下、旬の島野菜や果物、手作りの菓子や弁当、大島紬や竹細工の工芸品など、 バラエティーに富んだ「島もの」の買い物を楽しみました。 和泊町役場経済課の安田拓さんは出店者と来場者の交流がマーケティング調査や 新たな商品開発のきっかけになれば」と話しました。 出店者からは「客と直接会話ができて新商品の参考になった」との声が聞かれました。 次回はコロナの感染状況をみながら、秋と年末の開催を予定しています。
Wed, 12 Aug 2020 10:15:00 +0900
方言ニュース 2020年8月11日(火) きょうの担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国指定天然記念物のリュウキュウヤマガメがこのほど、南風原町立中央公民館の裏で 発見されました。 中央公民館の清掃員の女性が公民館裏側で洗濯物を干していた時に見つけたもので、 ギザギザした甲羅のある珍しい小さなカメがいるのでほかの職員を呼びました。 その後県内の保護施設に連絡し、預けましたが、「公民館裏手の黄金森に、天然記念物が生息しているのかと 最初は職員一同驚いた」と振り返ります。甲羅の長さは5センチから7センチほどで、 生まれておよそ1年しか たっていないということです。 リュウキュウヤマガメは沖縄本島北部や久米島、渡嘉敷島などに生息しており、 生息地から人為的に運ばれ、 放したのではないかと推測され、珍しいと思って捕って飼うケースや、密猟するケースがあり、 県外や海外で見つかったこともあります。 今回見つかったリュウキュウヤマガメは生息場所が不明のため、放つことができず、 環境省那覇自然環境事務所は 「生息地によって遺伝子の配列が異なるため、 そのカメがいた生息地以外に放てば生態系に影響を及ぼしてしまう。 人間による病原菌などが付着している恐れもある。 天然記念物などは絶対に捕らないでほしい」と話しています。
Tue, 11 Aug 2020 15:38:00 +0900
県内の警備員数 増加傾向 女性警備員不足も
方言ニュース 2020年8月10日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内の警備員数は 2015年以降増加傾向にあり、 今年は7千人を超える勢いで推移しています。 県警備業協会によりますと、近年、 観光客数の増加に伴うホテルの建設ラッシュで、 工事現場での交通誘導などで 警備員の需要が増え、 大型商業施設の相次ぐ出店なども 全体の警備員数を押し上げています。 15年末に5456人だった警備員数は 右肩上がりで推移し、 昨年末は28・1%増の 6988人となりました。 一方、大型商業施設や空港では 女性警備員が不足しており、 県内の各警備会社が人材確保に 乗り出しています。 県内警備会社大手の 東洋ワークセキュリティ沖縄は 女性管理職登用や制服の刷新などで 女性警備員の募集に力を入れており、 高原社長は「女性であれば、 空港でのボディチェックなど、 男性と女の旅行客両方の保安検査ができる」 と女性警備員の必要性を語ります。 去年9月に管理職に登用された 那覇空港国内線保安警備部のハリソン翼班長は 「警備員はどうしても外で交通誘導する男性の イメージが大きい。 実はそうではなく、 時間を柔軟に調整できる業務もあり、 ぜひ多くの女性に注目してほしい」 と強調しました。
Mon, 10 Aug 2020 15:00:00 +0900
伊江村立西小学校と名護市立名護小学校の生徒らがZOOMで交流授業を行う
それぞれの住んでいるところを知ってもらおうと、伊江村立西小学校の5年生22人と名護市立名護小学校の5年生124人はこのほど、ビデオ会議システム「ZOOM」を使用して交流授業を行いました。 国語の授業の一環として行われたもので、自分たちの地元の魅力を調べ、伝えあうことを目的としています。 西小学校の花城大教諭が2年前に名護小学校に勤務していたことから交流授業が実現しました。 名護小学校の児童はオリオンビール工場やひんぷんガジュマル、カンヒザクラやネオパークなどを紹介し、西小学校の児童は島ラッキョウやフェリー、葉たばこ、黒糖などを紹介しました。 また、発表した児童は場所や商品などを選定した理由を述べ、聴いている児童らは画面にくぎ付けとなっていました。 西小学校の島袋杏樹さんは「お土産で売られているイエソーダを紹介することができた。名護市のことを知ることができ、ひんぷんガジュマルを見てみたい」と話しました。 一方、名護小学校の与儀絢世さんは「名護の魅力が伝わってうれしかった。イエソーダを初めて知ったので、いろんな種類を飲んでみたい」と感想を述べていました。
Fri, 07 Aug 2020 21:00:00 +0900
方言ニュース 2020年8月5日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 きょうの担当は上地和夫さんです。 新型コロナウイルスの感染拡大による県の緊急事態宣言を受け、 県内各地の県営公園で遊具がロープなどで囲われ、使用が禁じられています。 屋内施設や駐車場も閉鎖され、利用がウオーキングなどに限られている公園もあります。 市町村管理の公園も一部で遊具使用が禁止され、市町村が管理する体育館や野球場、 グラウンドなども多くが閉鎖されました。このうち、沖縄市の県総合運動公園は 遊具の使用禁止を含めた全施設閉鎖となっており、きょうから駐車場も閉鎖します。 期間は「当面の間」としています。 芝生で子どもを遊ばせていた沖縄市の (45)歳の男性会社員は「感染を防ぐには仕方ない面もある。2週間ぐらいだろうから我慢するしかない。きょうが遊び納め」 と寂しそうな表情で話しました。 県総合運動公園の福島所長は「消毒などは毎日入念に行ってきたが、県の基準に従って閉鎖した。15日以降に警戒レベルが引き下げられれば、高齢者など感染リスクの高い人を守りながら早めに開けたい。利用者の年齢や目的、運動の種目によって密にならない方法はある。免疫力を高めるには運動も大事だ」と話しました。
Wed, 05 Aug 2020 13:59:00 +0900
方言ニュース 2020年8月4日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 多良間中学校はこのほど、夢や目標に向かって努力する大切さを学ぶことなどを目的に、ディアマンテスのボーカルのアルベルト城間さんによるキャリア講話を開きました。 城間さんは、祖父が名護市屋我地出身のペルー日系3世としてペルーで生まれ育った 自身の半生について、歌を交えながら語り、「沖縄に来た時、100パーセント見た目もウチナーンチュなのに、 日本語がしゃべれず苦労した」と振り返りました。 また、「コンドルは飛んでいく」を歌い、「アルバイト先の居酒屋で、ペルーから 来たならこの曲を歌ってくれと言われ、一生懸命練習して沖縄に来て初めて歌った思い出の曲だ」と笑いました。 そして、14歳の時に家にあった加山雄三のレコードで日本の歌に出合い、日系人の全米のど自慢大会での優勝が きっかけで歌手を目指したことも懐かしそうに話しました。 その上で、城間さんは「一生懸命遊んで、楽しいことを見つければ夢は広がる。 やってみたいことは何でもトライする。やってみなければ 分からないことがいっぱいある。世界は広い。多良間を愛して成長してほしい」 と語り掛け、子どもたちに勝利をつかんでほしいと 最後に「勝利の歌」を歌って エールを送りました。 (了)
Tue, 04 Aug 2020 14:12:00 +0900
波照間でサトウキビ干ばつ被害
方言ニュース 2020年8月3日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 竹富町の波照間島では6月9日を 最後にまとまった雨が降っておらず、 サトウキビの干ばつ被害が広がっています。 水分の蒸発を抑えるため葉が内側に巻かれる 「ロール現象」が発生しているほか、 株出しや夏植えが一部枯れ始めています。 ため池に十分な水もなく、思うように散水も できない状況だということで、 波照間製糖の担当者は 「ここまで雨が降らないのは およそ40年ぶり」と話し、 生育状況を懸念しています。 6月は9日に101・5ミリの 降水量があったものの、 それ以降は6・5ミリしか雨が降っておらず、 7月に入っても少雨傾向は続いています。 今期の生産量は1万1900トンの見込みでしたが、 干ばつの影響で1万トンを割る可能性が高く、 担当者は「春植えもあまり伸びていない。 今後の状況が続けば生育に影響する」 と話します。 また、与那国島でも干ばつ気味になっています。 与那国島では今期4500トンを 計画していますが、 少雨が続けば減収につながりかねません。 JAおきなわさとうきび振興部の 担当者によりますと、 現在は農家の希望を受けて、 タンク車で散水作業を行っています。
Mon, 03 Aug 2020 16:11:00 +0900
糸満市の黒糖職人・前田さんの黒糖作りへの情熱
かつては県内各地に存在した黒糖工場も白砂糖の需要増加などで1970年代から減少し、現在は8工場のみです。 工場の減少と共に黒糖職人も減り、その数は実態がないほど少なくなっていますが、糸満市新垣に工房も持つ前田英章さん(69)歳は、サトウキビ栽培から黒糖製造まで手掛ける黒糖職人の1人で、完成した黒糖は「珊瑚黒糖」として販売します。 前田さんは「いくら技術があってもこの味は出せない。心を込めた料理だよ」と目を細めます。製造工程も、搾汁機でサトウキビを搾り、釜で煮詰め、固めるという昔ながらの方法で、「『畑』ではなく、サトウキビ一本一本と向き合わなければ」と語ります。 また、前田さんの祖父は「シーゾー」と呼ばれる熟練の技術を持つ黒糖職人で、祖父の姿を思い出して黒糖作りも試行錯誤を重ねました。 「サトウキビは沖縄の伝統的な産業だが、決して華やかではないと」と語り、黒糖の持つ栄養素などから、健康資源としての可能性に期待する前田さん。 後継者育成に積極的に取り組んでおり、「若い人には沖縄の産業発展につながる働きをしてほしい。でもあと20年は工房に立つ」と、黒糖作りへの情熱はまだまだ冷めません。
Fri, 31 Jul 2020 16:59:00 +0900
今月の台風発生なし
方言ニュース 2020年7月29日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 担当は 上地和夫さんです。 今月の沖縄地方は、湿った空気の影響で各地で大雨が確認され、先月12日に梅雨明けしたものの、各地で天気が崩れる日が続きます。 沖縄気象台は「降水量が平年の2倍から3倍となっている所もある」とします。 今月1日から20日までの降水量は那覇で平年のおよそ2・5倍の209・5ミリ、 久米島は3・1倍と 各地で平年を上回りましたが、与那国島だけが平年値の70・6ミリより 少ない23・5ミリでした。 梅雨が明けても雨が降る原因として、日本の南にある太平洋高気圧が強く南西へ張り出していることが影響しており、梅雨前線を北へ押し上げる力がないため日本列島付近で停滞したままになっています。 また、今月7月の台風の発生は23日時点でゼロで、 このまま台風が発生しない状態が続けば観測史上初めてとなります。 これも太平洋高気圧の影響で 下降気流となったため台風の発生が抑制されたと考えられます。 太平洋高気圧を回り込む湿った空気の影響で大気の状態が不安定となれば、 場合によっては災害の恐れも出てきます。 来月8月から10月の降水量は、ほぼ平年並みか多くなる見通しです。 (了)
Wed, 29 Jul 2020 14:41:00 +0900
二足の草鞋、若者が奮闘
方言ニュース 2020年7月28日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 空手のスポーツ推薦で沖縄大学国際コミュニケーション学科4年の比嘉康太さんが、 KOOTOのアーティスト名でクレヨンで描いたイラストを発表しています。 異色の二足のわらじをはく比嘉さんが 大切にする価値観は「多様性を認め合うこと」や 「固定観念に縛られないこと」で、 空手の腕前を磨きつつ 大切な価値観を伝えるため、 絵を通して保育園児と 交流する活動も始めました。 高校時代に組み手の県大会で優勝経験もある比嘉さんは、 去年3月、練習中に膝帯を負傷し、入院を余儀なくされました。 入院中にインスタグラムに投稿したところ、高評価を得てアーティスト活動を始めました。 まさに「けがの功名」でした。新型コロナウイルスによる自粛期間中、人種差別の問題にも接し、 「何かできることはないか」 と考えていたところ、 「クラスの子どもが葉っぱを緑色に塗らない」 と悩む保育士の言葉を聞き、 保育園での絵の交流を思い立ちました。 今月13日、宜野湾市のおひさま保育園を訪ね、 5歳児のクラス全員と1枚の絵を描き、 カラフルな動物が集まる動物園に仕上がりました。 比嘉さんは「固定観念に縛られず、自分から行動して挑戦することが大切だと 伝えたい」と話しました。(了)
Tue, 28 Jul 2020 16:25:00 +0900
わしたショップ 壁面に首里城と沖縄の海
方言ニュース 2020年7月27日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 銀座わしたショップ本店は、 沖縄の元気を首都圏で発信しようと、 23日から入居ビルの壁面に焼失した首里城正殿と 沖縄の海の大型画像を掲示しています。 店頭では首里城焼失時に使われていた瓦が展示され、 地下の展示コーナーにはオキナワグラフの 提供で焼けた首里城の以前の復元の様子を 写真で紹介しています。 マンゴーの試食も提供され、 訪れた客は在りし日の首里城の様子を 思い起こすように眺めていました。 掲示は来年3月22日まで続け、 首里城再建に加え、 新型コロナウイルスで需要が減少している 沖縄の物産や観光への支援を呼び掛けます。 この日は併せて、店頭で募っていた 首里城復興支援募金233万円を 県東京事務所の上間所長に贈呈しました。 既に贈呈した分と合わせて、 銀座本店からの募金は1400万円、 わしたショップ全体では 2318万円となりました。 前田店長は、壁面の画像掲示について 「首里城再建に多くの方から励ましの言葉や 募金をいただき、 そのお礼の意味も込めている。 また新型コロナウイルスの感染者が 増えてきているが、 また沖縄の観光も忘れないで、 という思いも込めた」と話しています。
Mon, 27 Jul 2020 14:42:00 +0900
中城村立中城小学校でウミガメの生態などを学ぶ授業が行われる。
中城村立中城小学校でこのほど、4年生およそ65人を対象にウミガメの生態などを学ぶ授業が行われ、沖縄美ら島財団総合研究センターの前田好美さんが産卵やふ化、海での回遊などについて解説し、児童は質問したり、およそ1メートルあるアオウミガメの甲羅を背負って重さを体感したり、ウミガメの子どもを触って命の尊さを学んだりしました。 授業で前田さんは、8種類中6種類のウミガメが日本で見られ、沖縄ではアオウミガメとアカウミガメ、タイマイの3種類が卵を産むと説明し、プラスチックや釣り針などのごみをウミガメが誤って食べて死ぬこともあることから、「海に行ったら、出したごみは持ち帰って分別して処理してほしい」と話しました。 一方、ウミガメがピンポン球ほどの卵を産む様子の映像が流れると、児童は「おー」「きれい」と歓声を上げ、前田さんはウミガメが卵を産む時に近寄って懐中電灯などで照らさないよう注意も呼び掛けました。 女子児童は「卵がピンポン球と同じとは初めて知った。ごみは捨てずに海はきれいにしたほうがいい」と話しました。
Fri, 24 Jul 2020 14:34:00 +0900
与那国の方言 子供向けの小冊子に
方言ニュース 2020年7月20日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 与那国町教育委員会の田原伊明教育長と 与那国方言辞典編纂室の上地艶子さんは このほど、 与那国町立久部良小学校を訪れ、 児童らにしまくとぅば小冊子を贈呈しました。 小冊子は、県がしまくとぅば普及・継承事業の 一環として発行している会話集 「語ろう 使おう しまくとぅば」の 与那国方言版で、 町内の全園児、児童、生徒に配布されました。 子どもたちにも分かりやすく、イラストもあり、 受け取った児童らは早速、 真剣にページをめくりながら 方言を話していました。 また、この日、3年生の社会で 「まちたんけん」に行く児童らは 「いってきます」の意味である「いてぃてぃくたよー」を職員室の先生方に何度も言いながら、 元気よく学校を出発し、 「まちたんけん」の途中で出会った 地域の人に方言であいさつをしたり、 方言で話し掛けようと、 冊子のページをめくったりする姿が見られました。 まちたんけんを終え、学校に戻った後も 「いただきます、を方言で言おうよ。 たばらりる」と、 子ども同士で早速活用していました。
Mon, 20 Jul 2020 15:57:00 +0900
渡嘉敷島沖の無人島への日帰りツアーが人気
方言ニュース2020年7月15日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 渡嘉敷村の阿波連ビーチの沖合およそ1キロに浮かぶ 南北およそ600メートル、東西およそ250メートルの小さな無人島 「ハナリ島」への日帰り体験が観光客などから好評を得ています。 ハナリ島は周囲がサンゴ礁に囲まれ、 色とりどりの熱帯魚が多く見られる透明度抜群の島で、 ケラマブルーの海でのシュノーケル、ダイビング、釣りなどのマリンスポーツ体験や 砂岩層の白い岩肌、黒色・緑色千枚岩などの観察、島内探検などを楽しむことができます。 島は琉球王府時代に久米島の祭祀をつかさどった「君南風」に由来する 阿波連区の「浜下り行事」の場所でもあり、 海岸には沖縄戦当時の砲弾の残骸が現在も複数横たわり、当時の傷痕が残っています。 また、島は阿波連ビーチから渡し船でおよそ10分で、 時間を決めて日帰りの無人島キャンプも可能です。 村ダイビング協会では「自然保護のルールを守り安全面に 気を付けてほしい」と呼び掛けています。 阿波連でグラスボートを所有している(83最)の男性は 「海底観察と合わせてハナリ島に上陸する客が多い」と話し、 大阪から訪れた(28歳)の女性は「2度目の上陸。 手付かずの自然が残っているのが魅力」と語りました。
Sat, 18 Jul 2020 12:10:00 +0900
地域に元気を、自宅壁面に人気アニメ作品をスプレー画
方言ニュース2020年7月14日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市勝連の南風さん(77歳)がこのほど、 友人と二人で自宅の壁面に「となりのトトロ」の巨大アートを描きました。 トトロやネコバス、メイちゃんなどがスプレーやペンキで幅およそ50メートル、 高さおよそ2メートルにわたって描かれ、道行く人を楽しませています。 新型コロナウイルス感染症の影響で暗いニュースが続くなか、 少しでも明るい話題を提供しようと子ども達に人気のトトロを描くことを 思いつきました。 元々、水墨画が好きで自宅でもよく絵を描くということで、 およそ2週間かけて6月20日ごろに完成したということです。 制作途中に通りかかった近所の中学生から 「完成に近づいているのを見るのが楽しい」と声を掛けられたこともあると言い、 妻の美代子さん(71歳)は 「やっぱり地域の子どもが喜んでくれるのが一番うれしい」と笑顔で語りました。
Sat, 18 Jul 2020 12:07:00 +0900
石垣市の仲田鮮魚店、地元の教育委員会に寄付金を贈呈。
石垣市の仲田鮮魚店はこのほど、児童生徒の部活動派遣費の支援に役立ててほしいと、石垣市と竹富町の教育委員会に寄付金を贈呈しました。 新型コロナウイルスの影響で本マグロを出荷できない厳しい環境にさらされましたが、市の対策事業などに「助けられた」と感謝し、収益の一部を還元したものです。 仲田代表はおよそ60本の本マグロを釣り上げました。 例年ならば大都市部への出荷で収益を上げていますが、新型コロナの影響による航空便の減便や需要低下による値崩れがあり、ことしは厳しい状況となりました。 しかし、石垣市が実施した鮮魚店での購入を補助する経済対策で、仲田代表が、島の人がここまでマグロを食べるのかと驚くほど、市民が多くのマグロを購入し、収益は一部回復しました。 一方で、新型コロナの影響で、児童生徒の島外派遣費の負担が重くなることを懸念し、自身が中学3年の時、サッカーの県大会で優勝したにもかかわらず、派遣費が工面できずにチームが九州大会に出場できなかった苦い記憶も重なり、支援の寄付を決めました。 寄付額は非公表ですが、「コロナに負けないように、派遣に行っても島根性で負けるな」とげきを飛ばしました。
Fri, 17 Jul 2020 11:09:00 +0900
南城市内の観光地 感染対策しながら営業再開
方言ニュース 2020年7月13(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 世界遺産の斎場御嶽や 糸数アブチラガマなど南城市内にある 5カ所の観光関連施設が、 先月27日から営業を再開しました。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で 4月7日から臨時休業していたもので、 各施設では「3密」を避けるための 入場制限のほか消毒液、非接触型の体温計を 設置するなどコロナ対策をしながら 営業を始めました。 このうち斎場御嶽では 久高島が望める三角の岩の奥は、 密を防ぐため立ち入りを制限していますが、 オープンと同時に 県内外から多くの来場者が訪れ、 通常の土曜日の来場者数の半分に当たる およそ530人が来場し、 琉球国時代の最高の聖地を堪能していました。 県外から一人旅で訪れた24歳の女性は 「一度は行ってみたいと思っていた場所。 自然が美しく、神秘的な空間に心が安らいだ」 と語りました。 このほか、 修学旅行などの平和学習の利用者が多い 糸数アブチラガマでは秋に向けて団体客の 予約が相次いでいますが、 ガイド1人につき45人案内していたのを 20人に制限し、 壕内で説明する場所も5カ所から3カ所に 減らすことなどの対策をとっています。
Mon, 13 Jul 2020 18:20:00 +0900
宜野湾市の池宮城くん(小1)が、恐竜図鑑の間違いを発見
宜野湾市立はごろも小学校1年生の池宮城純君は、このほど、学研の人気恐竜図鑑「恐竜最強王図鑑」に掲載されている「アルゼンチノサウルス」の分類の間違いを発見しました。純君は「将来の夢はティラノサウルスになること」というほど、3歳から恐竜が大好きで、出版社の学研プラスは指摘を受け、今後増刷する際に修正する予定です。図鑑は2016年に第1刷が発行され、3年間で第10刷まで増刷しています。目黒哲也編集長は「誤りにはこれまで気付かなかった。一生懸命、本を読んでもらっていることに感心した」と指摘を真摯に受け止めました。新型コロナウイルス感染拡大を受けた4月の休校中に、父親の健さんの読み聞かせを聞いていた純君は、竜脚形類に分類されるべきアルゼンチノサウルスが獣脚類と分類されていることに気付きました。健さんは「分からないことがあれば、すぐ調べる姿勢を身に付けてほしかったため、一緒に他の恐竜図鑑と照合して間違いを確認した」と話します。純君は「間違いを発見してとてもうれしかった。将来はティラノサウルスになりたい」とほほ笑みました。
Fri, 10 Jul 2020 12:42:00 +0900
ハワイの慰霊の日イベント、今年はオンラインで実施
方言ニュース2020年7月8日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 ハワイ時間の6月22日に、ハワイ沖縄連合会は慰霊の日のイベント 「IREI NO HI」を開催しました。 このイベントは例年、ハワイ沖縄センターで開かれ300人以上が集まりますが、 新型コロナウイルスの影響で、今年はユーチューブやフェイスブックを活用した オンラインで実施されました。 イベントでは、戦争体験者が自らの経験語り、 この中で仲宗根シゲ子さんは、赤ん坊だったいとこが 痩せ細って亡くなった様子を話し、声を詰まらせました。 琉球安冨祖流音楽研究朝一会ハワイらによる歌三線も披露されました。 また、翌23日にはホノルル市のホノルル・ハレ=市役所が、 ハワイで沖縄を 徴する色として知られている紫色にライトアップされ、 カーク・コールドウェル市長が「終戦75年となるこの日に、 ハワイのウチナーンチュと共に、玉城デニー知事、城間幹子那覇市長、 そして沖縄の皆さんへ、永遠の平和を願ってメッセージを送ります」とコメントしました。 ハワイ沖縄連合会では、新型コロナの影響で多くのイベントが中止となっていることから、 現在は連合会のフェイスブック、ユーチューブチャンネルで毎週 「Yuntaku Live」を配信しています。
Wed, 08 Jul 2020 14:16:00 +0900
ビーチクリーンで集めたマイクロプラスチックを教材として販売
方言ニュース2020年7月7日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 鹿児島県の沖永良部島で毎朝ビーチクリーン活動をしている竿智之さん一家が 拾い集めたマイクロプラスチックを環境学習の教材用キットとして商品化しました。 竿さん一家は6人家族。 2017年に長女のりりさんの夏休みの作文課題をきっかけに 家族で一日10分、自宅近くの海岸でゴミ拾い活動を続けてきました。 一家の活動に共感した人や団体がビーチクリーン活動を始め、 海岸に漂着ごみ専用のごみ箱が設置されるなど、 行政も海岸の美化に力をいれるようになっています。 今回商品化したマイクロプラスチックは波や紫外線によって細かく砕かれ 5ミリ以下の小さな粒となったプラスチックごみです。 智之さんは「講演会でマイクロプラスチックを見せると必ず驚きの声が上がる。 ほとんどの人が実物を目にしたことがない」と商品化のきっかけを語り、 「まずは知ってもらいたい」と話しました。 りりさんは「海洋プラスチック問題に関心がない大人たちにも 見てもらいたい」と訴えました。
Wed, 08 Jul 2020 13:58:00 +0900
屋内競技も観戦求め 保護者ら署名
方言ニュース 2020年7月6日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今月18日に開幕する県高校総合体育大会で 無観客試合となる屋内競技について、 興南ハンドボール部の保護者会が観戦規制の 緩和を求める署名を募っています。 県高体連は県高校総体の観戦に関し、 屋外競技は3年生1人につき保護者2人まで 競技会場への入場を許可している一方、 屋内競技は「3密」のリスクが高いとして 保護者の入場を認めていません。 そこで3年生の息子が所属する島袋会長は、 県が策定した 「県主催イベント等実施ガイドライン」の 開催可否の判断目安に注目しました。 今月10日から31日の期間中に開催される 屋内イベントについて「5千人以下、 または収容定員の半分程度以内の 参加人数にすること」となっていることを念頭に、 「試合ごとで選手やチーム関係者を総入れ替えすれば、 3年生の保護者も観戦できるのではないか」 と訴えます。 さらに、請願書には観戦時の父母会の責任として、 「手指消毒の徹底」 「ソーシャルディスタンスに留意すること」 「マスク着用」など6項目を定めました。 島袋会長は「県総体は部活動における卒業式。 父母が子どもの最後の雄姿を 見られるようにしたい」 と話しました。
Mon, 06 Jul 2020 18:47:00 +0900
南城市などで活動する健康運動サークルが、医療従事者に元気を届ける。
「手を大きく広げてイエーイ!吸って、吐いて、プハハハハー!」。 南城市などで活動する健康運動サークル「わらゆん健康倶楽部」は、新型コロナウイルス感染症に対する医療従事者に元気を届けようと、「笑いヨガ」のDVD制作に取り組んでいます。 「笑いヨガ」は19995年にインドの医師夫妻が考案した健康体操で、ヨガの呼吸法と笑いを組み合わせることによって横隔膜が動き、酸素を体内に取り込みやすくなります。 また、免疫力アップやストレス解消につながるということです。 さらに、体操では天井に人差し指を指してコロナをやっつけるポーズ、おいしい飲み物を飲むポーズなど、参加者の笑いを誘います。 久高島が見える南城市知念安座真の海岸や知念岬で体操するなど、ロケーションにもこだわります。 和南里代表は「医療関係者の皆さんに美しい沖縄の風景を見ながら、笑いヨガを楽しんで実践してもらえたら」と期待し、笑いヨガを続けて4年という(63)歳の女性は「楽しく、笑ってトレーニングすると、長続きできる」と笑顔で語りました。 DVDは琉球大学病院や南城市社会福祉協議会などに届けられます。
Fri, 03 Jul 2020 12:41:00 +0900
マスク着用定着で変わるメイクや日焼け対策
方言ニュース2020年7月1日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの感染防止でマスクを日常的に着ける人が増える中、 マスクに隠れない目元を華やかにするなど、女性のメークにも変化が起きています。 一方で、マスク着用による肌荒れや 露出している部分だけが日焼けする「マスク焼け」など、 肌トラブルへのケアにも関心が高まっています。 デパートリウボウの化粧品コーナーに勤める女性は 「マスクの摩擦による肌荒れや乾燥など、肌のトラブルが増え、 保湿系のスキンケアに注目が集まっている」と説明します。 また、マスク着用で女性のメークの仕方も変わっており、 「最近は目元メークへの関心が高い。マスクに隠れていない目元に 華やかなアイシャドーを付け、チークをやや高めにのせることで、 血色や全体的な雰囲気が明るく見える」と提案します。 一方、最近は日焼け止めを使用せずに、 マスク着用を日焼け防止対策としている人もいるということで、 浦添市の皮膚科の院長は「マスクを着用しても最小限の日焼け止めは必要。 日焼け止めが強ければ強いほど、肌に刺激を与えるため、 海などに行かない限り、肌に優しいタイプを選んだ方がいい」と勧め、 散歩中など、周りに人がいない時は、マスクを外して 皮膚を休ませるなどの工夫も必要だ」と話しました。
Wed, 01 Jul 2020 15:17:00 +0900
那覇市の大城さんが沖縄戦動員学徒の名簿を収集・公開
方言ニュース2020年6月30日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市内の中学校で教員をしていた大城邦夫さんは 沖縄戦に動員された学徒の名簿を独自で収集し公開しています。 大城さんの父親はやんばる、母親は九州への疎開を経験しており 両親から戦争の苦労話や海軍にいた祖父の軍隊生活、 臼砲隊に所属し沖縄戦を生き抜いた伯父の話も聞くなど 小さい頃から戦争の悲惨さを意識する機会が多かったそうです。 大学生の頃に親戚にひめゆり学徒隊の生存者宮城喜久子さんがいることを知り 元学徒隊有志でつくる「青春を語る会」に自主的に参加し 「私たちのことがあまり知られていない。 伝えてほしい」と言われたことが現在の資料収集につながりました。 元学徒たちは戦前の学校生活を楽しそうに語り 教育現場では、戦争の悲惨さだけではなく 部活動の写真や学校の配置図を見せるなどして 学徒隊になる前の学校生活を伝えるようにしていました。 現在、大城さんは教育の現場から離れていますが 子どもたちに沖縄戦を伝えるため資料の収集を続けており、 その中で開南中学校の学徒名簿や県がこれまで動員数を「不明」としてきた 八重山中学校、八重山農学校の名簿を見つけています。 「とにかく調べ続けることが大切。新しい発見をして子どもたちに伝えたい」と 身近な所から命の大切さを伝えています。
Wed, 01 Jul 2020 15:16:00 +0900
粟国村でハブ定着か?
方言ニュース 2020年6月29日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 2017年に島内で初めてハブが確認され、 県が定着の有無を調査している粟国村で、 今月25日までに、 20匹のハブが捕獲されました。 粟国村へのハブの定着について県は 「判断はできない」としていましたが、 去年9月に子ハブが発見されたことや、 断続的に捕獲されていることから 「定着している可能性が高い」 と初めて言及しました。 一方、「定着している」と断定するための、 一つの指標となる卵は 見つかっていないということです。 県と村は17年以降、島内全域に 70台の捕獲器を設置していますが、 今年は新たに130台を設置する予定です。 捕獲数は17年に3匹、 おととしに2匹と減少していましたが、 去年は9匹と増え、 ことしは6匹が捕獲されています。 県衛生環境研究所の寺田考紀主任研究員は 「まだ見つかる可能性は高い。 去年の9匹を超えると考えていたほうがいい」 と警戒を強めます。 粟国村によりますと、 捕獲場所は主に島の中央部から北側です。 住民の住む南側では発見されておらず、 けが人や農作物への被害報告はなく、 「村民には発見したら役場に連絡するよう 防災無線などで周知している」としています。
Mon, 29 Jun 2020 17:08:00 +0900
高齢者向け病院付き添いサービス事業へ問い合わせが増加
認知機能の低下や家族が同行できない高齢者らの病院付き添いサービス事業を行っている沖縄市の「ケア・シェアリング・ポノ」に問い合わせが増加しています。大城五月代表は福祉施設のケアマネジャーとして一人で病院に行くことができずに病状が悪化し、介護が重度化する高齢者をみるなどした体験から、病院に付き添うサービスが必要だと感じ、おととしから介護保険外で事業を始めたものです。現在、「ケア・シェアリング・ポノ」には、専門職スタッフが10人おり、送迎時の介助、病院での受け付け、問診や医師への意見聞き取り、薬の受け取り、報告書の作成と関係者への報告などのサービスを提供しています。入居している施設から病院へ付き添いサービスを利用した(86)の女性は「一緒に居てくれなければ病院に行けない。家族も付き添いができないので助かる」と話し、女性が通う整形外科の医師は「付き添いがいてくれることで、患者との意思の疎通が円滑にでき助かっている」と述べました。大城代表は「県外に住む家族からの相談もある。うるま市や那覇市なども対応している。距離の問題もあるが、まずは問い合わせてほしい」と呼び掛けています。
Fri, 26 Jun 2020 13:55:00 +0900
那覇市、放置自転車対策に条例制定へ
方言ニュース2020年6月24日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市の沖縄都市モノレール県庁前駅付近で 久茂地川への自転車の投棄が後を絶ちません。 去年4月から今月16日まで4回の投棄が確認されており、 駅の駐輪場を管理する那覇市は防犯カメラの設置や 夜間の照明を明るくすることを検討しています。 放置自転車は市内各地で問題となっており、 市は駐輪場を増設するほか、放置自転車を即撤去できる 「放置自転車等防止条例」を今年度末に制定する予定で、 来年度後半の施行を目指します。 また、回収された自転車を駐輪場付近に保管し、 持ち主に引き取ってもらう方針です。 県庁前駅の駐輪場は白線で表示され、 自転車を固定できるパイプも設置されていますが、 投棄された自転車の中には駐輪場の外に止められていた車両もあるとみられ、 最近では、駐輪場外にもおよそ80台の自転車が止められていました。 市は現在、違法駐輪の確認から5日後に市の保管場所へ移動させていますが、 昨年度は市内でおよそ350台を撤去したということです。 一方、防止条例は、持ち主がすぐ自転車を動かせる状況でなければ即撤去し、 返却時に罰金を支払わせる仕組みを検討しています。 駅周辺や中心市街地などを対象区域とし、将来的に拡大する予定です。
Thu, 25 Jun 2020 12:22:00 +0900
沖縄戦の記憶継承へ世代を超えた座談会
方言ニュース2020年6月23日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 琉球新報社はこのほど、沖縄戦から75年に合わせ、 沖縄戦の継承や平和教育の在り方について考える座談会を開き、 白梅同窓会会長の中山きくさん、元知事公室長の高山朝光さん、 沖縄愛楽園証言集編集事務局で活動した宜寿次政江さん、 沖縄国際大学4年でピース・ブリッジ代表の石川勇人さんが意見を交わしました。 戦後75年の課題について石川さんは 「体験者と継承者で一緒に築き上げる。 次の世代へ託すという思いを軸に置かないと 沖縄戦継承は途絶えてしまう」と危機感を示し、 当事者として向き合う必要性を語りました。 また、宜寿次さんは沖縄戦継承が 「民間の善意に頼っている」と指摘し、 行政レベルでの新たな取り組みが必要になると強調しました。 一方、今年は新型コロナウイルスの影響を受け、 各地で慰霊祭、追悼式の規模縮小を余儀なくされましたが、 高山さんは「縮小してもいいから実施していく。 継続して発信し続けることが大事だ」と強調しました。 さらに、首里城地下に整備された日本軍第32軍司令部壕について、 中山さんは「当時、そこに壕があることを知らなかった。 ただ保存するだけでなく、どういう場所か伝えたい」と史実継承の重要性を語りました。
Thu, 25 Jun 2020 12:20:00 +0900
あす慰霊の日 慰霊祭は各地で縮小傾向
方言ニュース 2020年6月22日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 あすの慰霊の日に県内各地で行われる慰霊祭で、 主な21慰霊祭のうち12カ所が 規模を縮小して開催します。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で 中止としたところも時間を短縮したり、 自主参拝という形を取ったりして、 祈りをささげます。 慰霊祭の中止は沖縄師範健児之塔、海鳴りの像、 開南健児之塔、ずゐせんの塔の4カ所で、 ずゐせんの塔は慰霊祭そのものは中止しますが、 同窓生が参加して花を手向け、 焼香する予定です。 旧県立首里高等女学校瑞泉同窓会の 新元貞子さんは 「例年通りの慰霊祭は中止するが、 同窓会として献花を行う。 多くのみ霊のご冥福をお祈りすることは 変わらない」と話します。 また、白梅之塔は規模を縮小した慰霊祭を 実施し、自主参拝とします。 白梅同窓会の中山きく会長歳は 「今年は人々の健康を考えるのが第一で、 中止はしないが縮小はやむを得ない。 新型コロナが収束したら、 また皆さんにお会いしたい」と話し、 慰霊祭を続ける意義を語りました。 一方、南洋群島戦没者慰霊碑は中止の方向で 検討していましたが、 規模縮小での開催を決めました。 南洋群島帰還者会の安里嗣淳事務局長は 「み霊に対して何もやらないということは、 できないと言った意見があった」 と明かしました。
Mon, 22 Jun 2020 17:36:00 +0900
特殊病害虫ミカンコバエの発見事例が増加
方言ニュース2020年6月17日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 1986年に県内全域で根絶された 特殊病害虫のミカンコバエが発見される事例が、 近年県内で急増しています。 県病害虫防除技術センターによりますと、 作エンドの侵入辞令は125匹で、根絶後過去最多となりました。 増加の要因として、地球温暖化による気候変動、 観光客が持ち込んだ果物や海外からの輸入物に付着して 侵入するケースが指摘されています。 駆除により定着には至っていませんが、 仮に定着すれば果実類の県外出荷ができなくなる恐れもあります。 ミカンコバエはかんきつ類やマンゴー、 パパイヤなど幅広い果実に被害を与えます。 近年では果実に寄生した事例も毎年のように確認されており、 増加が続けば駆除が追い付かなくなることも懸念されます。 県内では八重山など離島地域での発見が多く、 地球温暖化に伴う気流などの気象条件が変化し、 台湾やフィリピンから風に乗って飛来している事が考えられるということです。 人の移動や物流の活発化に伴う侵入リスクも指摘され、 センターの佐渡山所長は「観光立件として経済発展を目指すとともに、 病害虫のリスクにも目を向けなければならない」と指摘しました。
Wed, 17 Jun 2020 15:09:00 +0900
キューピッドマークで評判の道路、清掃ボランティア募集中
方言ニュース2020年6月16日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄自動車道豊見城インターチェンジから タウンプラザかねひで豊見城団地前店までの 県道7号およそ360メートルの道路は 雑草や落ち葉を除去したり、擁壁のつる草を刈ったり、 歩道の花壇の手入れをして道路の環境整備が行き届いています。 その清掃ボランティアを行っているのは 北分譲自治会の吉川朝善さん(79歳)、津波源盛さん(76歳)、 金城國彦さん(76歳)です。 2016年に県緑化推進委員会から緑のボランティアの呼びかけがあり、 自治会がそれに応じる形で始め、 当初はバス停周辺のおよそ50メートルの区間に 花を植えて手入れをするだけでした。 3人はその仕事に慣れてくると、擁壁の上からうっそうと垂れ下がっていたつる草や コンクリートに張り付いていたオオイタビが通行の邪魔になっているなど 周りの環境が気になり始め、 雑草を刈り取る際に津覇さんが遊び心でハートマークの形にして一部を残すと 妻からの「矢を刺したら面白いのでは」との提案で 「愛のキューピッドマーク」が出来上がり、道行く人の評判となりました。 ところで、今3人の悩みは年を重ねボランティアが いつまで続けられるかということで、 県緑化推進員会は県道の清掃・植栽の手入れをするボランティアを呼びかけています。
Tue, 16 Jun 2020 15:29:00 +0900
平和への思いを胸に 平和祈念像を「浄め」
方言ニュース 2020年6月15日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今月23日の慰霊の日を前に、 糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂でこのほど、 平和祈念像のほこりを取り払う「浄め」が行われ、 新型コロナウイルス感染防止のため 例年に比べて人数を減らし、 平和祈念堂の職員ら8人で ほこりを拭き清めました。 祈念像は高さがおよそ12メートル、 幅はおよそ8メートルあり、 参加者は脚立に上り、 像全体のひび割れや劣化の有無を確認しながら ほこりを拭き取りました。 戦後75年の節目の年として、 2008年以来12年ぶりに職人らによる 漆塗りの作業も行われ、 平和祈念像の制作に携わった 元県立芸術大学教授の糸数政次さんは 「微力ながら、 清めで世界が平和になってほしい」 と額に汗をかきながら話しました。 また、首里城復元にも関わった 漆職人の森田哲也さんは「祈念像は宗教、人種、 国籍は関係ない。 平和を考える像として何十年、何百年と残ってほしい」 と平和への思いを新たにしました。 沖縄平和祈念堂では22日午後3時から 「沖縄全戦没者追悼式前夜祭」が開かれますが、 コロナの影響で一般参加は呼び掛けず、 規模を縮小して実施します。
Mon, 15 Jun 2020 13:33:00 +0900
保育士ら職員、保護者にバラの花束を贈る。
那覇市長田の「かねしま保育園」と学童保育の「やるき・げんき児童クラブ」の保育士ら職員はこのほど、両施設に通う子どもたちの保護者に折り紙などで作った「バラの花束」をプレゼントしました。新型コロナウイルス感染拡大を受けて家庭保育の協力依頼に応じた保護者や仕事に励む保護者への感謝の気持ちを込めたもので、赤やピンクなど色鮮やかな折り紙でおよそ300個の花を作り、レース柄の包装紙などでラッピングしてリボンを付け、95束を完成させました。花束には「コロナに負けないぞ!」と手書きでメッセージを添えました。花束を一番にしたのは、医療関係の仕事に携わり3人の子どもたちを保育園に通わせている男性で、「感染防止のために日々対応が目まぐるしく変化し、疲弊する中で温かな気持ちに触れることができた」と喜び、「感染が続く中での保育は困難だったと思うが共に乗り越えたい」と話しました。保育園の兼島輝美園長は「保護者から『ありがとう』の言葉と手作りの布マスクを頂いた。改めて私たちの仕事はなくてはならないと痛感した」と話しました。
Fri, 12 Jun 2020 18:15:00 +0900
仲泊海岸で2年ぶりにウミガメの産卵が確認される
方言ニュース2020年6月10日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 恩納村の仲泊海岸でこのほど、ウミガメの産卵が2年ぶりに確認され、 ピンク色でピンポン玉ほどの大きさの卵が、124個見つかりました。 25年にわたり保護活動を続ける山内輝信さんは 「去年は初めて産卵がなかったから心配だった。大感動だ」と額の汗を拭いました。 5月から9月の産卵時期、 山内さんは毎朝5時に起きておよそ1キロの海岸を1時間かけてパトロールし、 ウミガメが産卵しやすい環境をつくるため、ツル草を除去し、漂着ごみを拾います。 しかし、去年は初めてウミガメが浜に上がった跡や卵を確認できず、 「環境汚染、気候変動などが原因なのか。また来てくれるのだろうか」と 不安な気持ちのまま過ごしていました。 山内さんは3日早朝にウミガメが岸に上がった跡を確認しました。 夕方ごろ、一緒に保護活動をしている83歳と52歳の男性と卵を掘り出し、 およそ60日後にふ化するまで、看板を設置して大事に見守り続けました。 山内さんは「小さい頃から育ってきた場所で愛着がある。 いつまで保護活動を続けられるか分からないが、手助けしていきたい」 と覚悟を見せていました。
Wed, 10 Jun 2020 14:01:00 +0900
天願区婦人会と老人クラブが手作りマスク配布
方言ニュース2020年6月9日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市天願区婦人会と天願老人クラブ清流会が 地域で布マスクを手作りして配る「マスクコミューン」に取り組んでおり マスクを買うために地域をまたいで移動しなくて済むように 地域内の高齢者や学校などに配っています。 およそ15人の女性たちが自宅や天願公民館で およそ1200枚の布マスクを作っていて幼児用から大人用まで4サイズあります。 ミシンが不足したため市立あげな中学校のミシンを借りるなど 関係者が助け合いました。 マスクは自治会の班長を通しおよそ340世帯に配り、 公民館で区民向けに1枚300円で販売もしていて メンバーは「感染の第2波が来ればまた品薄になる可能性がある。 備えておく必要がある」と話していました。 天願自治会の照屋勇会長は「とても心強い取り組みだ。 区内にマスクを持っていない人もおり、とても喜ばれている」と話し 天願老人クラブ清流会の城間末子会長も 「高齢者にとってマスクは緊急に必要だが一時なかなか手に入らなかった。 区費を持参する人などに提供している」と語っていました。
Wed, 10 Jun 2020 12:11:00 +0900
小ぶりの車エビに大きな反響
方言ニュース 2020年6月8日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 久米島町特産のクルマエビが 新型コロナウイルスの影響によって 競りの出荷価格が低下したことを受け、 久米島漁協は打開策として 小ぶりのクルマエビを「チビ車海老」として 格安の値段で出荷しています。 日本一の生産量を誇る久米島のクルマエビは、 うまみと甘みが強く、 全国的に人気が高いものの、 今年はコロナウイルスの影響で飲食店の 営業自粛が全国規模で相次ぎ、出荷量が激減、競りの価格も 去年と比べて半分にまで下がりました。 想像以上の低価格で、 普段出荷する大きさに育てても、 餌代などの経費がかさみ、 赤字となってしまうことから、 まだ成長していない小さめの状態で 販売することを決め、 販売価格の下落でピンチを迎えている 実情をSNSで訴え「チビ車海老」として 販売しました。 久米島漁協の田村圭介さんは、 「意外にも反響が大きく、 連日300件ほどの注文がある」と驚き、 「お客さんからは小さくても甘みがあり、 食べやすいとの評価を受けている」と 太鼓判を押します。 その上で、 「購入しているお客さんは8割が県外なので、 沖縄の人にもぜひチビ車海老を 味わってほしい」と期待しました。
Mon, 08 Jun 2020 17:34:00 +0900
海ブドウ廃棄回避へクラウドファンディング
方言ニュース2020年6月3日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市真栄里で海ブドウの洋食屋販売を手掛けている 「海ブドウ農園『ぷちぷち』」が新型コロナウイルス感染症の影響を受けて 売り上げが落ち込み、 ネット上で寄付を募るクラウドファンディングを開始しました。 目標金額は400万円で、集まった資金は全て養殖場施設の維持や 事業の継続費、雇用維持費などに充てられます。 店は観光客向けに海ブドウの摘み取り体験も提供していますが、 3月から予約のキャンセルが相次ぎ、4月からは予約がゼロの状態が続いています。 また、政府の緊急事態宣言を受けて、摘み取り体験や店内の飲食を4月末に中止し、 観光客の来店がなくなっただけでなく、飲食店からの注文もほぼなくなり、 行き場のない1トンから2トンの海ブドウが廃棄の危機に直面しています。 オーナーの山城有希さんによりますと、 海ブドウの植え付けから収穫まで1カ月から2カ月かかるため、 新型コロナウイルス感染症が収束し、再び注文を受けた場合に 出火できるよう養殖をやめることは難しいということです。 山城さんは「見事に育った海ブドウを廃棄したくない。 皆さんの力を借りたい」と訴えています。
Wed, 03 Jun 2020 15:37:00 +0900
うるま市の眞榮里さんが伊計島自治会に寄付
方言ニュース2020年6月2日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市勝連平敷屋で「宿&喫茶アガリメージョー」を経営する 眞榮里良人さんが伊計島の自治会を訪れ 伊計島産小麦を活用して自身の店舗で販売した体験型商品の 売り上げの半分を地域に寄付しました。 3年前から自治会が中心となり 50年ぶりに小麦の栽培を復活させた伊計島では 自治会が栽培する小麦は伊計島共同売店のみで販売されてきました。 今年の3月中旬から「宿&喫茶アガリメージョー」で 訪れた客自らが麦を焙煎し挽いた粉を麦茶にして味わうことができる 「ゲスト焙煎×本気の麦茶」として販売を開始しましたが 新型コロナウイルスの影響もあり4月から店舗営業を自粛する中 ネットで体験チケットを販売していました。 平敷屋で昨年11月に店をオープンさせた店主の眞榮里さんは 親交のある伊計島の玉城正則自治会長と 地域づくりを通してさまざまな交流を続けており 今回の寄付を通して「地域の良いものを活用し 自分にできる応援をすることで地域がまた良いものを生み出す。 そういった仕組みにつながれば」と期待を寄せ 玉城自治会長は「いろいろなチャレンジを通して 地域づくりのイメージも具体的になる。 行動し続けることが大事だ」と協力に感謝を述べていました。
Tue, 02 Jun 2020 17:09:00 +0900
投票所でも3蜜対策
方言ニュース 2020年6月1日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今月7日に投開票される県会議員選挙に向け 県内41市町村のうち29市町村が 独自の感染防止対策を導入する予定で、密閉、密集、 密接の3密を回避するために投票所や 開票所の人員削減に取り組むということです。 これは琉球新報社がこのほど行った 県内41市町村の選挙管理委員会への 新型コロナウイルス感染拡大防止対策に ついてのアンケートによるものです。 県選管は投開票所で事務従事者の フェースガードや手袋の着用、消毒・換気の 徹底、作業員の削減など感染防止対策を、 各市町村の選管に通知しており、 自治体独自の対策として最も多かったのは フェースシールドの配布で、 那覇市や宜野湾市、浦添市、沖縄市などの 11市町村が投票所の職員に フェースシールドを配ります。 本部町と伊江村では投票所を訪れた 有権者に対して非接触型の体温計で検温を実施し、 本部町ではさらに体調不良者用の記載台を設けます。 投票日当日に投票所で業務に当たる職員の数は、 7市町村が前回の県議選より削減する一方、 名護市や宜野湾市など5市町村が増員します。 名護市選管は「投票所前でアルコール消毒や 密にならないような配列などをする職員が 必要なため、人員を増やさなければならない」 と説明しました。
Mon, 01 Jun 2020 17:49:00 +0900
県高野連が甲子園中止で代替大会の開催を決定
方言ニュース2020年5月27日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 県高校野球連盟が県独自の大会開催を決定したことを受け、 球児の保護者からは歓迎と喜びの声が上がりました。 また、野球同様に全国規模の大会が中止になった他の競技の関係者からは、 代替大会の開催に向けた後押しになると期待する声もありました。 前原高校野球部父母会の池原堅二会長は 「甲子園中止の報道を受けて3年生の息子は 気丈に振る舞っていたが言葉は少なかった。 なんと言葉を掛ければよいか分からなかったが、 これでまた『頑張ってね』と声を掛けられる」と声を詰まらせました。 県高等学校体育連盟ソフトボール専門部の渡口竜次委員長は 「生徒の頑張りを見てきた教員として、最後の晴れ舞台を中止にするのはつらい。 県高野連の代替大会開催は生徒たちの自信にもなるだろう。 ソフトボールも県独自の大会開催を検討している」と話しました。 同じく代替大会開催に向けて調整中という 県高体連なぎなた専門部の瀬長睦子委員長は 「高野連の決定は私たちにとっても大きな後押しにつながる」と期待し、 「頑張ってきた3年生に何とか最後の舞台をつくりたい」と力を込めました。
Wed, 27 May 2020 14:25:00 +0900
読谷村の漁師親子が珍しいイカを釣り上げる
方言ニュース2020年5月26日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 読谷村都屋漁港を拠点とする漁師、国吉真さんと航さん親子がこのほど、 大東島の沖合で全長1・8メートルに及ぶオオホウズキイカと、 2・5メートルを超えるシチクイカを釣り上げ、写真と動画に収めました。 いずれも大東島沖合でセイイカ漁の最中に水揚げしたもので、 オオホウズキイカはソデイカを抱えながら引き揚げられ、 「ソデイカでさえ大きいのに、その数倍の大きさに驚いた」ということです。 水揚げ後、イカを託された美ら島財団総合研究センター動物研究室の宮本圭さんは、 世界でも南アフリカと沖縄周辺にしか生息していないとされるオオホウズキイカは 特に珍しいと指摘し、「恐らく写真も研究者の標本のようなものしかない。 とても貴重な資料だ」と述べました。 宮本さん自身も2015年に1度見たきりだということで、 撮影された動画は「もしかすると世界で一番きれいな オオホウズキイカの映像かもしれない」と太鼓判を押し、 真さんは「予想外の生物が釣れると面白いね。 沖縄の海の豊かさを改めて実感したさ」と満面の笑みを浮かべました。 オオホウズキイカは現在、美ら島財団で冷凍保存されています。
Tue, 26 May 2020 15:14:00 +0900
豚熱ワクチン 本島内の初回接種終える
方言ニュース 2020年5月25日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今年1月から沖縄本島中部で発生した 豚熱の感染防止に向けたワクチン接種で、 県農林水産部はこのほど、 沖縄本島内の全養豚場を対象に実施してきた 初回接種を終えました。 接種頭数は196の農場で 17万1822頭でした。 豚熱の感染を抑え込む 一つの節目を迎えた形ですが、 ワクチンは今後も数年は継続して 接種していく必要があり、 防疫の取り組みは続きます。 県は3月6日に沖縄本島でのワクチン接種を 開始しました。 豚熱の発生地域から離れた北部と南部の 両端にある養豚場から始め、 ウイルスが存在しない清浄性を確保しながら 接種地域を広げていきました。 接種に必要な手数料は1頭当たり160円で、 初回に限って農家負担を全額免除とし、 およそ2749万円を公費で負担します。 2回目以降は農家の負担になります。 県内の豚熱感染は1月8日から3月12日に、 うるま市と沖縄市で合わせて7例を確認し、 10の養豚場で1万2381頭の豚を殺処分しました。 沖縄は他県に比べて養豚場が密集し、 野生のイノシシを介した感染の可能性も 否定できないことから、 県はワクチン接種で感染を抑える判断に 踏み切りました。
Mon, 25 May 2020 14:17:00 +0900
久米島の血統不一致牛問題、購買者へ状況報告
方言ニュース2020年5月20日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 久米島町内の家畜人工授精師が種付けした牛で 血統不一致が相次いでいる問題で、 県とJAおきなわ、県家畜改良協会の3者はこのほど、 子牛の購買者との意見交換会を那覇市のJA会館で開き、 再発防止に向けた取り組みやDNA検査の状況を購買者に報告しました。 沖縄の家畜市場で子牛を購入している 県外の大口購入者5人が参加しました。 購買者は県内で飼育される母牛の全頭DNA検査を県に求めていますが、 費用が農家負担になることや検査に時間がかかるなどの理由で、 現在は生産農家から検査の要望がある分や、 競りに上場する牛の検査に限定されています。 また、購買者とJAおきなわは種付け時のミスや不正の抑止力強化を高めるため、 家畜人工授精師の抜き打ち検査をすることも県に求めています。 鹿児島県の水迫畜産の水迫社長は 「疑いながら牛を購入している。 県には受精師の管理を徹底してほしい」と話します。 県とJAおきなわ、県家畜改良協会は再発防止に向けたマニュアルを作成しており、 来月中には完成する見込みで、JAおきなわの普天間理事長は 「JAは子牛の登記を信頼して牛を競りに出している。 スピード感を持ち再発防止策を作らなければいけない」と話しました。
Wed, 20 May 2020 14:11:00 +0900
方言ニュース2020年5月19日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市宮里の玉代勢泰興さん(73歳)の自宅玄関先の植木に 4月下旬からメジロが営巣し、 今月5日、卵から2羽のひながかえりました。 玉代勢さんは「メジロは警戒心が強いが、 こんなに出入りのある場所に巣を作るなんてどうしたんだろう」と驚き、 子育てを見守っています。 玉代勢さん夫妻は巣を見つけて以来、 猫などの外敵から見えないよう巣の周りに別の植木鉢を集め、 夜間も玄関の外灯をつけずに静かに生活しています。 県指定文化財八重山古典民謡保持者の玉代勢さんは、 自宅で研究所を開いており、 生徒たちとともに三線の演奏を始めると、 メジロも音色に合わせて「ピー、ピー」とさえずっているそうです。 鳥が好きな玉代勢さんの自宅では、 以前から庭に、ヒヨドリやヤマバトなどが営巣したこともあり 「孫たちを呼んで見せたいが、新型コロナが落ち着くまでは自粛している。 ひなの写真を添付して『名前を付けてね』とメールした」と話しています。
Wed, 20 May 2020 10:33:00 +0900
慰霊の日 規模縮小で開催
方言ニュース 2020年5月18日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 玉城デニー知事はきょう、 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、 6月23日の「慰霊の日」に開催する 沖縄全戦没者追悼式に安倍総理の 出席を求めず、 知事や県議会議長ら県内の招待者のみ 16人程度の参加者で 規模を縮小して開催することを発表しました。 総理あいさつは沖縄総合事務局長が 代読する方向で調整が進められています。 式典は県などが主催し、 最後の激戦地となった糸満市摩文仁の 平和祈念公園で例年開かれていますが、 会場も平和祈念公園の広場から 国立沖縄戦没者墓苑に変更します。 児童・生徒による「平和の詩」は 休校の影響が懸念されましたが、 受付期間を再調整するなどして 実施する方向で検討しています。 戦後75年の節目の開催となることから 広島市長、長崎市長、 国連代表者の招待も予定していましたが、 メッセージを送ってもらう方向で調整しています。
Mon, 18 May 2020 17:24:00 +0900
南風原町兼城の空手道場のようす
「イャイ!」という元気な子供たちの声が響くのは南風原町兼城の沖縄剛柔流空手道正道館南風原総本部道場です。館長の仲村渠良一さんが17年ほど前、「人間力の素晴らしい子を育てたい」と開いたもので、8年ほどから学童としての役割も担っています。地域からは「たくましい子を育ててほしい」と求められ、現在では近隣の小中学生らおよそ130人が通っています。ほかの習い事と掛け持ちをする子どももいて送迎することもあります。「礼儀を大事にし、いつもゆずり合う心を育てる」「よくけいこし、強い心と体をつくる」「常に平和を願いだれでも愛せる人になる」を道場訓として掲げており、上級生らは下級生を挟むように立って手本となり、稽古は進んでいきます。仲村渠さんは「私が直接指導しなくても、子どもたちは自主的に練習に取り組んでいる」と笑顔を見せます。また、仲村渠さんの妻の由美子さんも子どもを指導しており、稽古を終えた子どもたちに「お母さんが迎えに来たよ」と優しく声を掛け、「いじめられる子にも、いじめる子にもならないでほしい」とその成長を見守っており、この考えは剛柔流開祖の宮城長順の遺訓にもつながっています。
Fri, 15 May 2020 13:11:00 +0900
新型コロナで大量在庫の今帰仁スイカ、全国から問い合わせ
方言ニュース2020年5月13日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁村名産のスイカが収穫のピークを迎えていますが、 新型コロナウイルスの影響で需要が減り、在庫が大量に発生しています。 今帰仁村仲尾次の「今帰仁すいか」では 例年の3倍の30トンが倉庫に眠り、 売買価格は低迷し、農家からは悲痛な声が上がっています。 新型コロナの影響でホテルや観光拠点施設が休業し、 外食やイベントの機会が減ったことが要因で、 卸先の沖縄協同青果やスーパー、市場などに頼み、 何とか置いてもらっている状況です。 企業に直接出向き、販売することもあります。 賞味期限はおよそ2週間で、倉庫や冷蔵庫に置ける時間も限られており、 農家からは「この先、収入がどうなるのか」と不安な声も上がります。 一方、こうした事態を受けて「もったいない。助けたい」 と県内外から注文が殺到しています。 「今帰仁スイカ」では、全国から問い合わせがあり、 電話がなかなかつながらない状況となりました。 スイカを扱う村のふるさと納税では、 10日と11日の両日で450件以上の申し込みがありました。 「今帰仁スイカ」の与那嶺組合長は 「一時は心配していたが、ここまで反響があってうれしい」と笑顔を見せ、 FAXかメールでの注文を呼び掛けました。
Wed, 13 May 2020 14:19:00 +0900
浦添市の児童センターが市内の居酒屋に弁当を注文、子供らに配布
方言ニュース2020年5月12日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 学習・食事支援など子どもの居場所づくりに取り組む 浦添市勢理客の市立森の子児童センターは 毎週月・金曜日の週2回、市内の子どもたちを対象に 1日50食の無料の弁当配布を始めています。 弁当は浦添市屋冨祖の居酒屋「ニューヤフソ」に有料で注文し、 配布は無料で行っています。 森の子児童センターの指定管理者で 一般社団法人まちづくりうらそえの大城喜江子代表は 「コロナウイルスの影響で居酒屋の経営が悪化して危機的な状況。 少しでも応援したい」と日頃の支援に恩返しの気持ちを込め 弁当の購入費は寄付で賄っています。 「ニューヤフソ」の高江洲善継代表は 社会奉仕市民団体「高江洲一座」の発起人で、 祭りなどに出店して得た収益を子どもたちに寄付する活動をしており 2018年12月に森の子児童センターも「高江洲一座」から寄付を受けた縁があり、 3月から営業自粛中の「ニューヤフソ」の再開に期待を込めると同時に、 休校のため、自宅で過ごす子どもたちへの支援も兼ねています。 森の子児童センターの宮平玲那館長は 「こどもたちの口コミで利用する家族もいる。 地域の連携でみんなの笑顔が見れる」と話していました。
Tue, 12 May 2020 13:38:00 +0900
石垣市 外出自粛要請きょうから緩和
方言ニュース 2020年5月11日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市の中山義隆市長は、このほど、 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため 市民に求めていた不要不急の外出自粛要請を、 きょうから緩和する方針を発表しました。 この中で中山市長は 「経済活動や市民生活を徐々に通常に戻したい。 全面的な緩和ではない」とした上で、 「新型コロナショックからの回復プラン」の 第1弾として、 市民や事業者の行動指針を示しました。 市は緩和方針の中で同居家族での 飲食店利用などを例示する一方、 これまで通り「3密」回避や感染予防策の徹底、 島外への異動自粛などを求めました。 飲食事業者には多人数の入店規制や 地元客と観光客の混在回避、 時短営業などを実施するよう要請しました。 また、観光客の来島自粛は継続するとした一方、 長期滞在者であれば感染が確認されても 市内での行動履歴が把握しやすく、 拡大防止に向けた迅速な対応が可能だとし、 宿泊事業者には当面、 原則として長期滞在者のみを受け入れるよう 依頼しました。 市内では先月28日に4例目の感染者が 確認されましたが、 その検体採取日から2週間が経過する9日時点で 新たな感染発生がなければ、 市内の感染拡大はないと判断し、 きょう11日を自粛要請緩和の起点にしました。
Mon, 11 May 2020 19:38:00 +0900
豊見城市内の就労継続支援施設の手作りマスクが人気を呼ぶ
豊見城市保栄茂にある就労継続支援B型事業所Common‘sの手作りマスクが人気を呼んでいます。コモンズには知的障がいや精神疾患などのある22人の利用者が通っており、利用者全員が在宅勤務で、それぞれ「型取り」や「ゴム通し」などの役割を担っています。マスクの素材には水着などに使われるストレッチニットやガーゼ、さらしなどを使用し、立体型、プリーツ型、箱型の3種類でそれぞれサイズはM、L、子ども用があります。価格は税込みで1枚400円から550円です。コモンズ代表の幸喜利奈さんらによりますと、2月上旬、知人から「マスクが売っていない」と聞いたことがきっかけでマスク作りがスタートしたというとで、職員が自宅に眠っていたミシンを持ち寄りました。ミシンが苦手な利用者は生地の裁断などを担当し、一人一人が得意な仕事に取り組みマスクを仕上げていきました。幸喜さんは「利用者は自分たちが社会の役に立っていると話し、生き生きと仕事をしている」と語り、コモンズ利用者の村山明子さんは「みんなが買ってくれるから注文が殺到している。マスク作りは楽しい」と頬を緩めていました。
Fri, 08 May 2020 13:09:00 +0900
新型コロナの影響でガソリン価格低下、業者から懸念の声
方言ニュース2020年5月6日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 県内では3月下旬からレギュラーガソリンの小売価格が急下落し、 1リットル当たり100円を切る給油所も出てきました。 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済活動や外出の制限で、 原油需要が急速に減少し小売価格に影響しており、 関係者からは価格競争を懸念する声の一方で、外出自粛による需要の減少で 「安く販売しても利益が出ない」と窮状を訴える声も漏れました。 このうち沖縄市内のある給油所の店長は 「ここ1カ月近く価格が下がっている」と話します。 店頭割引などでレギュラーガソリンが 1リットル100円を切る時もありますが、 近隣では90円台前半で販売している所もあり、 「固定費などを考えるとそこまではついていけない」と困惑します。 ある小売大手の担当者は 「全油種で1リットルが毎週2円ずつくらい下がっている」とし、 今後1カ月は下落が続くと推測します。 価格が下がっても、新型コロナによる外出制限解除の動きは見通せず 需要は頭打ちとなっており、 「ガソリンが売れず価格競争が始まりそうな地域もある」 と競争激化を懸念しています。
Wed, 06 May 2020 13:51:00 +0900
南城市古堅の『ミーシンメー』開催
方言ニュース2020年5月5日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 南城市大里古堅区におよそ200年伝わる 市の無形民俗文化財「ミーミンメー」がこのほど開かれました。 通常、子どもから大人まで区民総出で演舞や 道ジュネーする「ミーミンメー」ですが、 この日は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、 上原区長ほか区民11人だけで、規模を縮小した形で開催したもので、 古堅集落発想の地の根屋の照屋家と古堅公民館にある神棚に 弥勒の顔と胴体を置き、御願しました。 根屋で、区長が五穀豊穣や子孫繁栄、無病息災を報告し、 3人の地謡が「かぎやで風」と「赤田首里殿内」を献奏しました。 その後、公民間の窓を全開にして館内の神棚にも御願しました。 舞台では公民館の外に掲げるはずだった旗頭を飾り、 上原区長ら3人が神棚の前で「ミーミンメー」 「今帰仁ヌー」などを愉快に踊りました。 上原区長は「本当は子どもたちが踊る演目。 みんなで踊ったほうが楽しいけどね」と惜しんでいました。 また、古堅伝統芸能保存委員会の上原会長は 「コロナ禍なのでなので、今年はやむを得ない。 来年は区民総出で開催したい」と期待していました。
Wed, 06 May 2020 10:45:00 +0900
これ以上の休校は厳しいとの声 夏休みも短縮か
方言ニュース 2020年5月4日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルス感染症予防策で 県立学校の臨時休校が再延長されたことを受け、 県教育委員会は県立学校の夏休みを 旧盆前後のおよそ1週間に短縮する案を検討中です。 2週間程度の延長なら夏休み短縮で済みますが、 これ以上の休校は授業時数確保のため 土曜授業も検討せざるを得ないということです。 県立学校の休校期間は 最短でも1カ月半となる見込みです。 県教委員会は遠足や芸術・音楽鑑賞会などの 行事を取りやめて通常授業に振り替えるなど、 授業時数の確保に腐心しており、 教員が授業できる時間を確保するため、 教員向けの研修の精査や縮小を進めています。 それらの取り組みを行った上で、 休校延長が2週間程度で済めば、 夏休み短縮で授業時数が確保できる見込みです。 しかし2週間を超えれば、 夏休み短縮だけでは授業時数が 確保できなくなり、 土曜授業は教員の代休確保など、 さまざまな問題に直面します。 県教委員会の担当者は 「これ以上の休校は非常に厳しい」と、 事態の早期収束を願っていました。
Mon, 04 May 2020 14:41:00 +0900
浦添市内の3校で緑の学習会が開かれた
浦添市内の仲西小学校、仲西中学校、それに宮城小学校の3校でこのほど、「緑の学習会」が開かれ植生や地質、在来種の生息実態など独自調査が実施されました。これは、100年先の浦添を見越し、市内に緑を増やそうと、市民団体「うらそえグリーンベルトプロジェクト」が去年6月に発足したことに伴い、その活動の一環として報告を兼ねてそれぞれの学校で行われたものです。このほど行われた「緑の学習会」では、仲西小学校区緑の少年団の団員や宮城小学校の5年生を対象に、座学やフィールドワークを実施しました。また、かつては学校周辺にもドングリの実がなる木が生息していたことなどから木を復活させようと、両校に加えて仲西中学校でもドングリの種まきを行いました。仲西小学校区緑の少年団の中山凱斗(かいと)さんは「植えたドングリが大きな木になるのが楽しみ」笑顔を見せ、母親の栄里子さんは「土や自然に触れることを楽しんでいる」と話しました。
Fri, 01 May 2020 15:26:00 +0900
新型コロナで竹富島も来島自粛を呼びかけ、警戒強化
方言ニュース2020年4月29日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 「今は竹富島に来ないで」と、竹富島の民宿泉屋を営む上勢頭匠さんが、 ユーチューブチャンネル「竹富島チャンネル」で 来党自粛を呼び掛ける動画を公表しました。 動画は大型連休中に観光目的での来島を考えている人たちに向けて制作したもので、 「島に来ないことは島民だけでなく、あなた自身を守ることになる」と 強いメッセージを込めました。 島内には小規模の診療所しかなく、 新型コロナウイルスの感染者が出ても対応ができないことから、 何かできることはないかと考え、動画の制作を思いついた上勢頭さんは 「沖縄は医療体制が整っていないところも多い。 竹富島だけでなく沖縄に来ること自体を今は我慢してほしい」と訴えました。 一方、島内の宿泊施設が休業する中で、 観光客が来て感染者が出ることを島民は不安視していることから、 「リゾートホテル星のや竹富島」は宿泊者に対し、 施設外に出ることを自粛することを求めています。 休業も検討しており、近日中に決定します。 ホテルの広報は「病院が少ないというのも十分理解している。 島民に配慮しながら運営している」と説明しました。
Thu, 30 Apr 2020 14:10:00 +0900
新型コロナで仲宗根創さんがSNSで民謡ライブ生配信
方言ニュース2020年4月28日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い 民謡歌手の仲宗根創さんは自身の公式フェイスブックで 生配信ライブ「民謡ハウスなかそね」を9日から始めています。 自身の稽古場や自宅で視聴者から寄せられる質問に答えながら民謡を届け、 日頃のライブとはひと味違うゆるやかな雰囲気で楽しませています。 仲宗根さんは1988年生まれ。 祖父の仲宗根盛光さんの影響を受けて3歳から民謡を歌い始めました。 動画配信では亡き師匠・登川誠仁さんの「世渡り節」や 2016年に発売したアルバム「辿~Ten~」から 「仲里節~中作田節」などを情感を込めた歌声で聴かせています。 仲宗根さんは「配信を通して気持ちを癒し、 解放できる場をつくりたかった」と話していて 初回の配信では祖父の盛光さんと共演し、 「ナークニー」などを仲むつまじい様子で歌っていました。 仲宗根さんは「楽しい『ステイホーム』になってもらえたら。 この時を、共に乗り越えて参りましょう」とメッセージを送っています。 すでに配信された動画は仲宗根さんのフェイスブックから見ることができ、 動画は不定期で週1回の配信を目指すということです。
Tue, 28 Apr 2020 13:50:00 +0900
きょうから本島の路線バス減便
方言ニュース 2020年4月27日(月)放送分 担当は上地和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県バス協会はこのほど、 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、 沖縄本島の路線バス減便を発表しました。 那覇バス、琉球バス交通、 沖縄バスはきょうから、 平日と土曜日を祝日ダイヤで運行します。 東陽バスは全日、 日曜・祝日ダイヤで運行します。 臨時休校中の県立学校が再開され次第、 通常運行に戻します。 本島を運行する路線のおよそ8割にあたる 80系統統でダイヤの変更となり、 全体の運本数は3割減となります。 祝日に運行がない一部系統は 通常ダイヤで運行します。 協会によりますと、 県内バス会社の今月の売り上げは 前の年に比べて4割から 5割減となる見通しで、 緊急事態宣言に伴う在宅勤務の広がりなどで、 利用者がさらに減少すると見込んでいます。 各社とも運転手のおよそ3割は 自宅待機の対応を取り、 万が一運転手が感染した場合に、 代わりに出勤して路線の運行を続けます。 協会の小川会長は、 石川県でバス運転手が新型コロナウイルスに感染し、 路線が運休となった事例を挙げ、 「県民の足として沖縄は営業所を閉鎖させない。 路線は毎日運行する」と話しました。 ダイヤ変更の詳細は各社ホームページで案内します。
Mon, 27 Apr 2020 17:17:00 +0900
湊川中学校1年生、3日間で54キロを歩くリヤカーの旅を終える
港川中学校1年生で、港川学童クラブの玉城くるみさん、兵頭蒼空さん、それに伊藤ゆりあさんは今月1日、3日間で54キロを歩くリヤカーの旅を終え、クラブにゴールしました。港川学童クラブでは小学校卒業記念としてリヤカーを引きながら旅をすることが恒例行事となっており、森川武主任支援員が同行しました。今回は玉城さんの発案で首里城再建への呼び掛けを決め、リヤカーには首里城正殿の絵を描き、手作りした首里城再建への寄付金を呼び掛けるチラシ500枚を配布しながら旅を続けました。初日には首里城の前を通り掛かり、その姿を遠目に見た時には「少しさみしくなったけど、早く復活してほしい」と思いを強くしたということで、道行く人から「頑張ってね」「応援してるよ」と声を掛けてもらうのが何よりの励みになりました。雨風や坂道でつらい時も3人で歌いながら、明るく乗り切りました。小学校生活最後の冒険を終え3人は「大変だったけど、たくさんの声援をもらえたので頑張れた。協力してくれた人たちに感謝したい」と喜び、「コミュニケーションの大切さを学んだ。中学生になってもいろいろなことに挑戦していきたい」胸を張っていました。
Fri, 24 Apr 2020 14:17:00 +0900
新型コロナで医療従事者が疲弊、支援要望の声も
方言ニュース2020年4月22日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、 県医療福祉労働組合連合会はこのほど、 県内9カ所の医療機関、介護・福祉施設に聞き取り調査を実施しました。 その結果、衛生備品が不足し、多忙の中で緊張とストレス、 感染への不安を抱える医療従事者らの切実な状況がうかがえます。 調査では、マスクや消毒薬など衛生備品の不足、 現場任せの対策や院内感染を想定した準備が不十分などの指摘がありました。 特に医療機関では多忙や家族への感染不安など、 精神的な負担を挙げる人が多くいました。 また、家族に対する感染不安では「コロナ患者の受け持ちになったら、 家に帰らずホテルに宿泊したい。ホテル代などの負担をしてほしい」 など宿泊施設の確保や食糧支援を求める声がありました。 さらに、「会議など通常の患者対応以外の業務が増えている」 「家で子どもの世話ができないくらい疲労」など、 負担が増大している実態から一時的な増員を求める声もありました。 また、「家族に『コロナ関連の仕事をしている人はいるか』と問うアンケートがあった」 との声もあり、「多忙な状況の中で差別的な対応をされると とても悲しく、辞めたくなる」と、差別や偏見に苦しむ現状も浮き彫りになりました。
Wed, 22 Apr 2020 15:09:00 +0900
宮城さん、南風原の歴史を紐解く本を刊行
方言ニュース2020年4月21日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 南風原町の伝説に隠された歴史を紐解いた 『南風原町の歴史散歩 ふるさとの伝説を解き明かす』が このほど刊行されました。 南風原町の字与那覇の宮城信夫さん(68歳)が刊行したものです。 王都・首里に隣接し、県内で唯一海に面していない南風原町には、 首里や海にまつわる伝説が少なからず残されていました。 この本では与那覇の浦島太郎伝説=穏作根子や 宮平のニライ・カナイ伝説=善綱御嶽、 宮城の羽衣伝説=御宿井など、町内全12字について 南風原村史や町史、各字誌に加えて、 宮城さんが独自に調べた家系図などを基に 伝説の裏に隠された史実を丹念に解き明かしました。 また最終章では、当時の村民の42%が犠牲になった沖縄線についても触れ、 町で受け継がれる平和への思いを紹介しました。 宮城さんは「この本をきっかけに、 町民が町の歴史に興味を持つきっかけになれば嬉しい」と語っています。
Tue, 21 Apr 2020 13:55:00 +0900
政府配布のマスク 介護現場からは「実用的でない」
方言ニュース 2020年4月20日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、 政府が介護施設などに優先配布している 布マスクについて、 関係者から「サイズが小さくて実用的ではない」 といった声がりゅうちゃんねる取材班に 寄せられました。 安倍総理大臣肝いりの国民全世帯に 2枚配布される布マスクは、 きょうから郵送が始まりますが、 県民からは「同様のマスクだったらいらない」 といった声も上がります。 沖縄本島南部の介護施設には8日、 厚生労働省から優先配布の布マスクが届きました。 職員の40代女性は「小さくて使いづらい。 ガーゼが重なっていて息苦しく、 動き回る仕事なので実用的ではない」と 使い勝手の悪さを指摘します。 普段使用している 不織布のサージカルマスクに比べて、 厚労省から届いた布マスクは小さく、 伸縮性もありません。 女性は自前でサージカルマスクを調達しており、 在庫も少なくなってきましたが、 布マスクは着けると頬に隙間ができるため 「感染症予防にならない」と、 当分は使わないということで、 「テレビで見る国会議員は いつもサージカルマスクを着けていて、 なぜ医療や介護現場の私たちが 布マスクなのか。腹立たしい気持ちになる」 と政府の対応に不満を示しました。
Mon, 20 Apr 2020 14:56:00 +0900
嘉手納高校で3回目の介護講座が開かれる。
嘉手納高校で3回目の介護講座が開かれる。
Fri, 17 Apr 2020 14:56:00 +0900
SNSで新型コロナデマ情報が拡散、事業者が被害
方言ニュース2020年4月15日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 県内で新型コロナウイルスの感染者が増える中、 実際の商業施設名などを一覧表にして感染者が出たとするデマ情報が、 この1週間でSNSを中心に拡散し、名指しされた店舗からは 「売り上げが減った」「迷惑している」と悲鳴が上がっています。 人々の不安心理を背景に広がったデマが実害につながった格好で、 外出自粛で消費が冷え込む中、事業者にとっては 追い打ちをかけられた形となりました。 このうち、JAおきなわファーマーズマーケットいとまんは 那覇市松尾の第一牧志公設市場で感染が確認され、 一時閉鎖が発表された4日ごろから問い合わせが相次いだということで、 関係者は「関連づけられたのでは」と推測し、 ホームページで「完全なデマ」と否定しています。 一方、「一覧表」などの情報には実際に感染者が確認された企業や 商業施設の情報も一部含まれており、 デマ情報に事実も織り交ぜられたことで、 真実味が増して拡散したとみられます。 しかし、感染者が確認された施設でも 保健所の指導で消毒するなど感染対策が講じられて営業を再開しており、 感染予防のためにも正しい情報に基づき、正しく恐れることが求められています。
Wed, 15 Apr 2020 16:04:00 +0900
中国・江蘇省からマスク2万枚が南城市医療関係者に届く
方言ニュース2020年4月14日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 南城市と国際友好交流都市を結ぶ中国の江蘇省江陰市人民政府から託された 医療用マスク2万枚がこのほど、市の医療施設関係者らに贈られました。 沖縄と中国の交流事業を展開する「徐葆光の道を歩もう会」が贈ったものです。 中国で新型コロナウイルスの感染が拡大した2月中旬ごろ、 会員らが400枚のマスクを集めて江陰市に贈り、 翌3月には江陰市から「感染予防のために南城市民に最も安全な医療用マスクを 提供したい」と段ボール20箱分のマスクが届きました。 段ボールには「南城頑張れ!」と書かれており、 歩もう会の鄔揚華副理事長によりますと 「外出する時も帰る時も、互いに友人のように 接して共に見守り助け合おう」という意味が込められています。 マスクは、南城市の前の市町で、2016年に江陰市と友好都市を締結した 古謝景春さんが受け取ったということで、「心温まる気持ちに感謝したい」と話しました。 また、歩もう会の津嘉山会長は 「江陰市からの熱い気持ちを受け取ってほしい」と笑顔で語りました。 医療用マスクは市内にある8カ所の医療施設や福祉施設などに贈られます。
Tue, 14 Apr 2020 14:59:00 +0900
「ピンチの時には助け合おう」売上激減の飲食店 家賃を半額免除
方言ニュース 2020年4月13日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの感染拡大防止のための 外出自粛に伴い、 県内の飲食店でも客足が激減する中、 那覇市内にテナントを所有する瀬底明さんは 店主らの負担を軽減しようと、 家賃を半額免除しています。 「飲食店が倒れてしまえば、そこで働く人や その子どもたちが一番苦しい思いをする。 それは避けたい」とする瀬底さん。 思い切った判断に至った背景には 子どもの貧困の現状と、ピンチの時には 助け合うという商売哲学が あるということです。 瀬底さんが所有するビルには およそ20店舗が入居しており、 ほとんどの店で客足が減り、 苦境にあえいでいますが、 このうち、入居する居酒屋では4月に入り 売り上げが前の年に比べて9割減りました。 客が減った分、食材費も減りますが、 削れないのが固定費で、 中でも毎月の家賃25万円の負担は 大きくのしかかっています。 そんな店主たちに瀬底さんは 「4月の家賃は半額でいい」と申し出ました。 「お金は天下の回り物で結局は 自分に返ってくる。 ピンチの時こそ、お金を回して助け合う。 これが商売だよ」 とほほ笑み、 この店の店主は 「ここまでやってくれるのなら 頑張ろうという気になれた」と、 コロナ禍を乗り越える決意を 新たにしていました。
Mon, 13 Apr 2020 13:34:00 +0900
古堅南小学校でキャリア教育講演会が開かれる。
読谷村の古堅南小学校でこのほど、児童らに将来設計をする上でのヒントにしてもらおうと、さまざまな職種の第一線で活躍している職業人を講師に迎えて「キャリア教育講演会」を開きました。対象は6年生の102人で、8つのグループに分かれた児童らは各業界のプロにあれこれ質問を投げ掛け、それぞれの職種への理解を深めました。講師を務めたのは銀行員や助産師、パティシエ、新聞記者など多種多様な職業人で、講師らは職業を選んだきっかけや理由のほか、仕事の魅力ややりがい、大変なところについて紹介しました。その上で児童らの質問を受け付け、「この職業に就くには〇〇の勉強を頑張ったらいいよ」「こういう人材が求められているよ」など、現場を熟知しているからこそできるアドバイスを送りました。これに対し、6年1組の出口巧さんは「農業の国際協力の話が面白かった。社会にはたくさん仕事があることを学んだ」と述べました。また、サッカー少年の池原陽生さんはスポーツトレーナーの仕事が興味深かったということで、「スポーツ選手や運動が好きな人にとって大切な存在だと思う」と話しました。
Fri, 10 Apr 2020 14:46:00 +0900
新型コロナウイルス感染拡大で県医師会が清明祭の規模縮小要請
方言ニュース2020年4月8日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルス感染症に関し、県医師会はこのほど、 シーズンを迎えた清明祭について県外流行地からの帰省者の参加自粛や 規模縮小などを求める県民へのお願いを発表しました。 主に東京・大阪など県外流行地からの帰省者は参加させないことや、 規模を縮小し代表者が実施すること、 発熱があるなど体調が悪い人は絶対に参加しないことを求めています。 清明祭は屋外で実施されますが、大人数、一定時間の会話、 飲食を共にするなどの点がリスクになる可能性があるとした上で、 感染者が急増すると適切な医療体制が維持できないと 医療現場から懸念の声が上がったことが今回の表明につながりました。 県庁記者クラブで記者会見した宮里副会長は、来県者による「移入例」が 県内で続いていることに危機感を強めていると述べ、 「文化を守ることも大事。完全に開かないでとは言えないが、 開くなら特段の注意を強くお願いしたい」と県民に理解を求めました。 また、県の糸数健衛生統括監は 「医療現場の強い危機感が表れた内容で県としても賛同する。 県民も理解し行動してほしい」と話しました。
Wed, 08 Apr 2020 15:20:00 +0900
大学生らが先祖の家系譜を研究
方言ニュース2020年4月7日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 琉球王国時代、士族階級だった者が自らの功績や王家から受け取った褒美(下賜品)、 日記などを王府の役人お墨付きで記録した「琉球家譜」。 その家譜を持つ家系に生まれた沖縄大学3年次の兼城夏芽さん、 新田(あらた)和馬さん、手登根美結さんの3人は 昨年ゼミで出会ったことをきっかけに1年間、それぞれの先祖の琉球家譜を研究しました。 3人は先祖が受け取った王家からの下賜品について種類や数量を分析し、 1700年代に同じ時代を生きたそれぞれの先祖の歴史をひも解き 300年の時を超えて現代につなぎました。 兼城さんは王家の末裔、手登根さんは王家を支えた乳母の子孫、 新田さんは泊の地頭の分家にあたる家系の出身で 3人の共同研究は戦火を逃れた家譜のデータベースを持つ那覇市歴史博物館や 県立図書館で資料を確認し家譜が登録されていることを確認する作業から始まりました。 その後は辞書を引きながら漢文で書かれた家譜の解読に挑戦し これにより、それぞれの家譜で見つかった下賜品の種類と数をリスト化することができ、 分析の結果、3つの家系で共通して多く見られたのは飾り付きの泡盛や線香でした。 ほとんどを男性が占めていた士族の中で世話役としての功績を認められ 女性が士族となったわずかな数例の1つである手登根さんの家譜からは 女性用の髪飾りや扇子など王妃から贈られた装飾品が多いという特徴も発見しています。
Wed, 08 Apr 2020 15:18:00 +0900
児童がアルミ缶や古紙集め 首里城再建に寄付
方言ニュース 2020年4月6日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 首里城再建に役立ててもらおうと、 那覇市立那覇小学校の4年生が このほど、県教育庁に 12万11174円を寄付しました。 去年12月、 「首里城再建プロジェクト」を立ち上げ、 朝会で全校児童に呼び掛けたり、 各家庭に手紙を書いたりして 募金への協力を求めて集めたものです。 また、総合学習や社会科の授業で環境問題や リサイクルについて学んだことを生かし、 児童の家庭や地域の人々らの協力を得て 古紙やアルミ缶を回収し、 業者に引き渡して換金しました。 集めたアルミ缶はおよそ114キロで1万170円で、 古紙は2540キロで2540円に上りました。 授業参観などの機会も利用した募金活動では 10万8464円が集まりました。 贈呈式で代表であいさつした山田舞子さんは 「首里城再建のために使って、おじいちゃん、 おばあちゃんに完成した首里城を 見せてほしい」とお願いしました。 これに対し、平敷教育長は 「皆さんが自ら考えて行動したことは とてもうれしい。 世の中のことに関心を持って自分で考えて 行動する人になってほしい」 と激励しました。
Mon, 06 Apr 2020 17:14:00 +0900
浦添市宮城で『えんカフェ』が開かれる。
「こっこカフェ」がこのほど、浦添市宮城の「えんカフェ」で開かれ、およそ70人が会場を訪れました。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と元気な声でもてなすのは、浦添市の「障がい児デイサービスこっこ」に通う児童、生徒たちで、「カフェをするのが夢」という子どもたちの一声からこの取り組みが始まりました。当日、児童、生徒たちはそれぞれの役割を担い客に接し、温かいティーとコーヒー、サーターアンダギー、カップケーキが振る舞われました。運営に携わった浦添市社会福祉協議会の仲嶺茜さんは「いろんな人が関わり、夢をかなえることができて良かった。」と思いを語りました。参加した下地友香さんは「待ち望んでいた。子どもたちも皆頑張っていてうれしかった」と喜びました。主催者の主催者の佐久本暁子さんは子どもたちに共感し声を上げると、地域の賛同者が増えたということで、「コーヒー屋さんが直接教えに来てくれ、お菓子づくりは地域の人から事前に学び、当日を迎えられた」と感謝し、「地域とのつながり、交流ができて良かった。今後は子どもたちの意見も聞いた上で協力者を募り、継続的に運営していきたい」と話しました。
Fri, 03 Apr 2020 13:44:00 +0900
県、外国人との交際トラブル相談電話窓口設置
方言ニュース2020年4月1日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 県はきょうから、外国人との結婚や離婚、 交際トラブルなどを抱える女性の相談に応じる専用電話窓口を、 県男女共同参画センター「てぃるる」に開設します。 県内で暮らす外国人の増加や、去年4月に北谷町で日本人女性が 交際していたアメリカ兵の男に殺害された事件を受けて支援体制を強化するもので、 相談は火曜から土曜の週5日、午前10時から午後5時まで、無料で受け付けます。 また、新たな専用窓口の設置に合わせて、 これまで月1回だった弁護士による法律相談も毎週1回に増やします。 県女性力・平和推進課によりますと、外国人労働者の増加に伴い、 県内で暮らす外国人と日本人女性との間でのトラブルが増えており、 これまでも、てぃるるに女性専用の電話相談窓口を設置していましたが、 年間3千件を超える相談が寄せられ、このうちおよそ150件から250件が 外国人と日本人女性の間のトラブルについてでした。 平和推進課は「誰一人取り残さない社会の実現に向けて 取り組む。困っている方は相談してほしい」と呼び掛けています。
Wed, 01 Apr 2020 14:35:00 +0900
賞金の一部を首里城復興へ寄付、中城村の吉長さん親子
方言ニュース2020年3月31日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 読谷村の体験王国むら咲きむらで開催された 「ランタンオブジェコンテスト」で、 首里城をつくり金賞に選ばれた中城村の吉長千博さん親子がこのほど、 5万円の賞金のうち3万円を首里城復興への支援金として琉球新報社へ託しました。 吉長さんは「当たり前にあると思っていた首里城が焼失して初めて、 ウチナーンチュにとっての宝だったことに気付かされた。 県民の力で再建できるよう今後も支援していく」と述べました。 吉長さんは9歳と4歳の息子とおよそ1週間かけて作品を作り上げました。 制作した首里城は針金や布、琉球松などごく身近にある材料を 使うことにこだわったということで、 「首里城の再建も寄付金を基に、時間がかかっても沖縄にある材料、 沖縄に住んでいる人、沖縄の技術で造ることが大事」だと話し、 「そうすることにより、県民がより愛着を持ち、大事にできるはずだ」と信じています。 首里城に行ったことがなく、写真を見ながら作品をつくった9歳の息子は 「復元されたら必ず見に行く」と話し、一日も早い再建を願いました。
Tue, 31 Mar 2020 15:06:00 +0900
別れの季節 海の上からお見送り
方言ニュース 2020年3月30日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 竹富町西表島にある町立船浦中学校の 生徒らがこのほど、上原港に集まり、 転勤で学校を離れる教員を見送りました。 港には在校生や保護者らおよそ30人が集まり、 生徒らは校歌を歌い、 離任する3人の教員を笑顔で送り出しました。 また、校歌を歌ったりテープを投げたりするなど、 島を離れる教員を激励する離島ならではの 光景が見られ、 船上から教員が、桟橋から生徒らが、 互いに見えなくなるまで手を振り合いました。 船が桟橋を離れると生徒数人が海に飛び込み、 海上から手を振りました。 海に飛び込んだ2年生で、 生徒会長の末吉英星さんは「寂しいけれど、 また新しい気持ちで頑張ってという 気持ちで送り出した」と話しました。 仲田欣五校長は 「本島ではなかなか見られない光景で、 とてもありがたい。 離れる教員の励みにもなると思う」 と語りました。
Mon, 30 Mar 2020 16:35:00 +0900
車椅子のミュージシャン謝花さん、旅立つ中学生にエール
那覇市立寄宮中学校は去る2日、年間を通して生徒の人権教育に協力した車いすのミュージシャン謝花勇武さん(41)歳を学校に招いて、3年生を送る会を開き、謝花さんがボーカルを務めるバンド「コンスタントグロウ」の代表曲「さくらはまだか」を合唱し、1年間の絆を確認しました。本来は卒業式に招いて一緒に歌う予定でしたが、新型コロナウイルスによる肺炎拡大のために出席者が制限されるため、急きょ送る会が企画されました。清掃中に流れている「さくらはまだか」は学校のテーマソングのような位置付けで、急な合唱でも3年生は歌詞を見ることなく歌い上げました。徐々に筋力が低下する脊髄性筋萎縮症により、車いす生活をする謝花さんは生徒に「自分を好きになって」と伝えたかったということで、「中学生は悩みが多いが、自分を好きになってあげると、大切な人もできる。僕はこの体が好きで、誰にも譲りたくない。その感覚を持ってもらいたかった。自分のために、自分の人生を歩んで」と、旅立つ生徒にエールを送りました。卒業後、格闘家を目指す男子生徒は「勇武さんのおかげで自分を好きになり自信を持つことができた。みんなで歌えて良かった」と感謝しました。
Fri, 27 Mar 2020 15:40:00 +0900
新型コロナ、県内のイベント会社や劇場などに打撃
方言ニュース2020年3月25日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に、 政府が最初にイベントや公演の自粛を要請した 先月26日から今月15日までの影響について、 琉球新報はイベント関連会社や 県内の劇場などを対象にアンケートを実施しました。 それによりますと、対象期間の損失額は、 イベント関連会社5社が合わせておよそ1412万円、 劇場13カ所が合わせておよそ594万円、 ライブハウス4カ所が合わせておよそ332万円でした。 また、中止になったイベント件数はイベント関連会社が68件、 劇場が81件、ライブハウスが20件でした。 劇場とライブハウスは損失の割合が最大なものとして、 外部の団体や個人に劇場を貸した際に発生する 貸劇場料の損失を挙げる回答が多く見られました。 回答金額に音響や照明の使用料を含んでいない劇場もあり、 実際の損失はさらに膨らむと思われます。 「チケットの売り上げだけでおよそ600万円の損失がある」と答えた 県内のイベント運営会社の担当者は「3月は全公演が中止。4月もほぼない状態だ」 と先を見通せない現状に肩を落とし、 「仕事がない人には自宅待機をしてもらっている。 5月以降も同じ状況が続けば、会社の存続も厳しくなる」と嘆息しました。
Wed, 25 Mar 2020 14:50:00 +0900
クラウドファンディングでアメリカ横断へ
2020年3月24日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市の比嘉麻乃さん(25)歳は、 先天性脳性まひのため車いすで生活する姉の美紀さん、 それに兄と共にアメリカ横断の旅を実現しようと、 リフト付きキャンピングカーのレンタル費用を クラウドファンディングで集めています。 麻乃さんは学生時代に世界一周や ヒッチハイクを経験しました。 旅先ではやりたいことを 追及していきる人たちと出会い、 旅から戻ると、きょうだいの生き方について 考えるようになりました。 美紀さんは念願の一人暮らしを始めたものの 精神的に不安定になり、 生きる希望を失いつつありました。 兄はやりたいことに踏み出せず、 仕事を転々とする日々を過ごしています。 麻乃さんは「家族を元気にしたい」との思いが生まれ、 旅を決めました。 英語が大好きという美紀さん。 居住する友人に会いたいという願望もあり、 旅先をアメリカにしました。 5月7日に出発し、 およそ40日かけて横断する予定で、 美紀さんは 「旅は不安のほうが大きいけれど楽しみ」とほほ笑み、 麻乃さんは「楽しむことが一番の目的。 旅を通して2人が生き生きと過ごすきっかけになってほしい。 応援してくれる温かい人たちがいることを知った」 と笑顔を見せています。
Tue, 24 Mar 2020 13:35:00 +0900
やんばる すっかり「うりずん」の季節
方言ニュース 2020年3月23日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 少年のころにやんばるで育った人には懐かしい ギーマが咲き、夢中になって探し回った ツルグミが赤く熟し、 やんばるはすっかり「うりずん」の季節を 迎えています。 日当たりの良い山道脇でよく見られるギーマは 2メートルから4メートルのほどの低木で、 花は白色でやや赤みを帯びており、 釣り鐘上の花を下向きにいっぱい付けます。 果実は少年らの大好物で、 方言名がそのまま和名になりました。 ゲーマ、ギマとも呼ばれるツルグミは 半つる性の常緑低木で、 1月に白い小さな花を付けます。 芳香があり先端が4つに裂け、 3月か4月に果実は熟します。 方言でクービとも呼ばれ、 かつてやんばるの子どもたちは競って 果実を摘んで食べていました。 那覇から久しぶりにやんばるに来たという 76歳の男性は 「ゲーマもグミも懐かしい思い出ばかり。 よく食べたよ」 と笑顔で思い出話をしていました。 一方、山道を行くと土手などでは 真っ白い花「シャリンバイ」が迎えてくれます。 「車輪梅」と書き、 枝の分裂する様子が車輪のようで花が梅に 似ていることからその名が付き、 白色または淡紅色の花をいっぱい付けます。 花は香りがあり、樹皮から作られた染料は 大島紬に使われます。
Mon, 23 Mar 2020 17:22:00 +0900
県立辺土名高校で飼育されているヤギが2匹の子ヤギを出産
県立辺士名高校で飼育しているヤギの「もも」が去年の8月に続き、先月20日、2匹の子ヤギを出産しました。今回の出産はちょうど昼休み時間で、生徒らが立ち会いました。第1発見者は環境科1年の岸田梨愛奈さんと普通科2年の杉山純さんで、2人は昼食時間、普段は穏やかな「もも」の尋常でない鳴き声に気付き、環境科担当の東竜一郎教諭にすぐさま連絡しました。3人が駆け付けた時は「もも」が苦しそうにもがき白目をむいて失神しており、子ヤギは頭が見えているものの足が引っ掛かり、難産の様子だったということです。声を掛けながら1匹目を東教諭が引っ張り出すと、続いて2匹目も無事誕生しました。杉山さんは「初めは人の叫び声だと思った。無事誕生して良かった」と話しました。また、岸田さんは「2匹目が出てきた時は驚いた。寄り添っているのを見てかわいいと思った」と喜びました。辺士名高校では環境科の生徒がヤギの生態の研究もしていることから、生まれた子ヤギは「辺士名高校生き物博物館」の一員となり、研究にも一役買うことになります
Fri, 20 Mar 2020 15:32:00 +0900
県内稲作発祥の地で田植え
方言ニュース2020年3月18日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 稲作発祥の地とされる受水走水がある南城市玉城仲村渠区はこのほど、 仲村渠稲作会の大城洋介会長や区民と共に下田区の田んぼで稲作の苗を植えつけました。 仲村渠樋川から流れる豊富な水を活用して稲作発祥の文化を復活させようと 2017年に「稲作会」を発足させ、取り組んできたもので、 田植えには山川区長、親子連れの会員らおよそ50人が参加しました。 稲の植えつけには瑞慶覧長敏市長も駆けつけ、 ズボンの裾をまくり上げて稲代に入って苗を取り、 一列に並んで懸命に田植えに取り組みました。 また、父母らと一緒に訪れた4歳児や小学生も、苗を運んだりして作業を楽しみました。 一息入れた瑞慶覧市長は 「5月ごろまでに稲穂が順調に育っているのを楽しみにしている」と語りました。 稲作会では、受水走水の親田で古代米を大切に育てて販売し、 毎年開催される綱引きの費用に充てています。
Wed, 18 Mar 2020 14:25:00 +0900
アメリカ大統領へ届け アミークス小の生徒たちが手紙
2020年3月17日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市のアミークス小学校でこのほど、 4年生の生徒47人がアメリカの大統領に向けて 手紙を書きました。 去年10月にあった首里城消失の現状だけでなく、 豊かな自然など沖縄の魅力について伝える内容です。 手紙は生徒たちが選んだギフトと一緒に ホワイトハウスへ送ります。 アミークス小学校では毎年、 「郷土学習」の一環として首里城を訪れていましたが、 去年の消失を受け、 改めて魅力を海外に発信するための取り組みを始め、 先月2月には焼け跡で外国人観光客に英語で聞き取りをしたり、 アメリカ軍基地内の小学生に 首里城の歴史や文化を伝えたりしました。 今回書いた手紙は首里城の状態や 観光業への影響について説明しながらも、 県内に数多くある観光地や伝統工芸品など 沖縄の魅力も紹介するポジティブな内容となりました。 また、ホワイトハウスに手紙と合わせて送られるギフトには、 児童らが校外学習で選んだシーサーの置物やコースター、 ホタル石の雑貨、箸などがあり、 シーサーの持つ魔除けなど、ギフトの説明も添えられています。 男子児童は 「首里城は燃えてしまったけれど、 きれいな海など他にもいいところがたくさんある。 ぜひ大統領にも沖縄に来てほしい」はにかんで話しました。
Tue, 17 Mar 2020 09:44:00 +0900
県内の小中学校 臨時休校期間 短縮
方言ニュース 2020年3月16日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重瀬町と今帰仁村は12日、 新型コロナウイルスの感染拡大防止のための 小中学校の臨時休校期間を短縮し、 きょうから学校を再開することを決めました。 八重瀬町の臨時休校は当初24日までの予定でしたが、 県内で新たな感染者が出ていないことなどから きょうから学校を再開しました。 給食の手配が間に合わず、 きょうは給食なしの午前中授業で、 あすから給食を提供します。 教室の換気やうがい、 手洗いを徹底するなど感染防止に努め、 中学校は校内での部活動も再開します。 また、今帰仁村は一部で授業日数が 不足していることや、 県内で新たな感染者が出ていないことなどから 小学校は24日、中学校は17日としていた 春休み前日までの休校予定を短縮し、 きょうから再開しました。 給食も提供し、 今月、3月分の給食費は村が負担します。 一方、臨時休校を実施していない伊平屋村は、 修了式が予定されている19日まで 休校しないことを決定しました。
Mon, 16 Mar 2020 13:42:00 +0900
県立伊良部高校で「先輩に学ぶ進路講話」が開かれる
方言ニュース3月13日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 県立伊良部高校でこのほど、2年生と3年生に向けた 「先輩に学ぶ進路講話」が開かれました。 講話は鈴木潤三教諭が10年前に 金城さんの担任を務めていたことが縁で実現したもので、 豊見城市で若者と地域とのつながりをつくり自立を支援する NPO法人「あきづ」の金城隆也理事長が講師を務め、 「誰もが、助けられて生きていく」と題して行われました。 この中で、金城さんは家族や友人、学校での数々のエピソードを交えながら、 複雑な家庭環境で育ったことや高校を中退した経緯、 その後に入学した豊見城南高校での先生との出会いなどを語りました。 また、時には非行に走りながらも青年会や近所の大人たちに見守られ、 助けられてきた経験を語りました。 金城さん自身が地域の人に助けられてきた経験があるからこそ、 地域や家庭、学校から孤立しがちな若者を支援する 「あきづ」の活動につながっており、 金城さんは「誰かに『助けられる』ということは恥ずかしいことじゃない。 その経験は次に自分が誰かを助けることにつながる」と話し、 「誰もが助けられることで生きている。だからこそ助け合いのバトンをどんどん次につないでいける」と生徒たちに語りかけました。
Fri, 13 Mar 2020 13:36:00 +0900
豚熱拡大防止へ、ワクチン接種開始
方言ニュース2020年3月11日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市と沖縄市の養豚場で発生が続いた豚熱の拡大防止のため、 県農林水産部は6日、沖縄本島全域の豚へのワクチン接種を開始しました。 初日は獣医師9人を動員し、国頭村の養豚農家が飼育する およそ8千頭の豚に接種しました。 県は本島全域の230戸を対象に、 合わせて23万8508頭にワクチンを接種します。 接種期間は2カ月で、5月上旬の終了を見込んでいます。 感染のリスクが少ない離島では実施しません。 1月8日にうるま市の養豚場で県内では34年ぶりとなる豚熱の感染が確認されて以降、 これまでに6例9養豚場で合わせて1万1941頭が殺処分となりましたが、 玉城デニー知事は広域的な拡大を防ぐため、ワクチン接種の実施を決めました。 接種は豚熱の発生農場から離れた北部と南部から接種を進めていき、 中部地域は検査などでウイルスの防除を確認した後に接種します。 接種は月曜日から金曜日に行い、状況次第では休日も実施します。 ワクチン接種にかかる費用は1頭当たり160円で、 初回接種にかかるおよそ3816万円は公費で負担し、 2回目以降は農家の負担になります。
Wed, 11 Mar 2020 14:22:00 +0900
子どもの成長を親子で感じる 知念小学校
2020年3月10日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 知念小学校5年生54人の十三祝いが このほど、体育館で開かれ、 子どもたちの幼い頃の写真を振り返り、 現在までの成長を確認しあうスライドショーや 親子レクなどをして楽しみました。 これはPTA役員と担任教師らが企画したもので、 祝賀会の最後には親子が互いに感謝の気持ちを伝えあい、 涙ぐむ様子も見られました。 祝賀会では、子どもたちは 事前に練習していたダンスなどを披露して、 集まった家族を笑顔にし、 大縄跳びなどをして一緒に汗を流して遊びました。 会の最後に子どもたちは 「いつも助かっているよ。感謝を忘れないようにするね。 いつも僕を支えてくれてありがとう」と、 この日のために書いた親への手紙を読み上げました。 照れくさそうにする子どもを見て、うれし涙を浮かべ、 手紙を受け取った親たちは、 用意していたメッセージ入りの色紙を子どもたちに手渡し、 ハグしました。 ある男の子は 「自分たちのために企画してくれたことがうれしい。 親に手紙を読むのは恥ずかしいけど、 ちゃんと伝えたい」と話しました。 男の子の父親で企画者の1人でもある37歳の男性は 「成長を親子で一緒に感じることができてよかった。 感慨深いものがある」と笑顔で語りました。
Tue, 10 Mar 2020 14:29:00 +0900
名護市で交通不便解消目指し実証実験
方言ニュース 2020年3月9日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市は交通不便の解消を目指し、 久志地区二見以北地域で先月7日から今月18日まで、 公共交通の実証実験をしています。 実験期間中、コミュニティーバスと デマンド交通を毎日運行し、 久志地区二見以北地域の住民は だれでも無料で利用できます。 コミュニティーバスは1日3便、 デマンド交通は地域内を要望に応じて移動し、 停留所は各区バス停と名護市街地の 3カ所となっています。 名護市役所によりますと、 先月7日から23日までの1日当たりの 利用者数は6・8人で、 市では近日中に中間報告を兼ねて 区長らとの話し合いを持つ予定です。 5歳の女の子の孫と一緒に体験乗車した 名護市安部の65歳の女性は 「普段会えない人との出会いもあり、 いい体験ができた」と話しました。 一方で、利用者の中には 「市街地での停留所を増やしてくれると 助かる」という声もあります。
Mon, 09 Mar 2020 16:29:00 +0900
高齢者交通事故防止リーダー研修会が開かれる
方言ニュース3月6日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 何歳になっても安全運転をしようと、「高齢者交通事故防止リーダー研修会」がこのほど、豊見城市の県警察運転免許センターで開かれ、認知症の進行による運転の変化を学んだほか、事故を予防する安全装置を搭載した乗用車の体験乗車も行われ、参加者は安全運転への決意を新たにしていました。 研修会は県警察本部などが初めて開いたもので、県内14地区から、地域で安全ボランティアなどをしている60人ほどが参加しました。 認知症疾患医療センターのセンター長で、北中城若松病院医師の遠藤一博さんが、認知症が運転に与える影響を説明し、患者が最も多いアルツハイマー型認知症は記憶や視覚空間に障がいが出るため、迷子運転や車庫入れでの接触事故などが現れると話しました。 一方、衝動的行動を起こす傾向がある前頭側頭型認知症では信号や交通ルールの無視などが見られ、アルツハイマー型より事故の危険性が高いと説明し、疾患によって傾向が変わることを示しました。 また、「運転中止により、認知機能や身体機能の悪化や抑うつ状態になることもある」と免許返上や取り消しの課題を指摘した上で、運転中止が社会からの孤立につながらないよう、代替移動手段の提供など支援の必要性を強調しました。
Fri, 06 Mar 2020 16:46:00 +0900
東村観光推進協議会がエコツーリズム大賞受賞
方言ニュース2020年3月4日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 環境省はこのほど「第15回エコツーリズム大賞」の特別賞に NPO法人東村観光推進協議会を選定しました。 これは、エコツーリズムの優れた取り組みを表彰するもので、 今回は応募総数38件のうち大賞1件、優秀賞3件、特別賞4件、 パートナーシップ賞2件が選ばれました。 東村では、カヌー体験ができる慶佐次のふれあいヒルギ公園に 多くの観光客が訪れますが、 協議会では、慶佐次以外の地域の魅力もPRしようと、 2017年6月に協議会のガイドらで構成する 「東村世界自然遺産研究会」を発足させました。 村有林内の植生を調査しながらトレッキングコースを開発し、 おととし9月からはモニターツアーを実施しました。 また、現在は、カヌーでのみたどり着ける福地ダム北側のウコール山や 沢を満喫できる「やんばるの森の秘境ツアー」として 6人以下の少人数制で案内しており、 エコツアー先進地として、体験型観光の推進や 環境保全の取り組みなどを続けています。 協議会の妹尾(せのお)望(のぞむ)さんは 「これまでの取り組みが受賞につながりうれしい。 現在のツアー以外にも素敵な場所が数多くある。 新しいツアーメニューを考えるなど、今後も村の魅力を発信していきたい」 と語りました。
Wed, 04 Mar 2020 13:56:00 +0900
金賞に「またん創らなわった~首里城」読谷・ランタンオブジェコンテスト
2020年3月3日(火) 琉球新報の紙面からお伝えします。 手作りランタン46作品の中から最優秀賞を選ぶ 「ランタンオブジェコンテスト」の表彰式が 読谷村の体験王国むら咲むらで開かれ、 金賞に中城村の吉長千博さん39歳の親子が作成した 「またん創らなわった~首里城」が輝きました。 ランタンオブジェコンコンテストは今年で5回目となり 来場者の人気投票で決まる金・銀・銅賞のほか スポンサーやパートナー事業者が選ぶ各賞も設けられ 豪華景品が入賞者に贈られました。 吉長さんが2人の息子、 秀納さん9歳、秀都さん4歳と作成した首里城は 投票総数1万2425票のうち、 1836票を獲得しました。 コンテストには 2度目の挑戦だったという吉長さんは 「当たり前のようにあった 首里城がなくなってしまい悔しい。 沖縄のシンボルを必ず 復元しようという思いで作った」 と思いを語りました。 秀納さんは 「首里城にはいったことないが写真を見ながら作った。 復元したら必ず行く」と述べました。 銀賞には、穏やかな表情で 腹部を包み込む妊婦を表現した 沖縄市の新田さんの 「願いを込めて…?」が1299票で 銅賞には、貝殻をふんだんに使った うるま市の島袋寛美さんの 「海のランプ」が1291票でそれぞれ選ばれました。 作品は3月31日まで、むら咲むらで見ることができます。
Tue, 03 Mar 2020 15:58:00 +0900
県内の賃金動向まとまる
方言ニュース 2020年3月2日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年10月中旬から12月下旬までの 県内の賃金動向がまとまり、 全業種の平均賃金は時給が前の年に比べて 25円減の902円、 月給が2196円増の 18万38円となったことがわかりました。 これは求人情報誌を発行する冒険王が 取りまとめたもので、 今回から集計方法を一部変更したため 単純比較はできないものの、 担当者は 「最低賃金の上昇や働き方改革推進の流れ、 県経済の好調さなどにより、 平均賃金はおおむね右肩上がりで 推移している」と分析しました。 賃金動向によりますと、 平均時給は「医療」が1097円で最も高く、 「教育の講師・インストラクター」が 1029円、「コールセンター関連」と 「IT・コンピューター関連」が同じ額の 968円と続きました。 最も低かったのは「広告・出版・デザイン」の 849円でした。 平均月給は「建設」が19万6725円で 最も高く、 「飲食」が19万6586円、 「医療」が18万8123円と続きました。 最も低かったのは「事務・オフィスワーク」の 15万9765円でした。 調査結果は「沖縄の平均賃金本2020」として 冊子にまとめ、 来月1日から県内コンビニ、主要な書店などで 税込み320円で販売されます。
Mon, 02 Mar 2020 16:39:00 +0900
知的障がい者教育・福祉・就労研究大会が開かれる
第53回知的障がい者教育・福祉・就労研究大会がこのほど、県総合福祉センターで開かれました。大会は、県手をつなぐ育成会が主催して開かれたもので、会の田中寛理事長による基調講演や障がい当事者の意見発表、シンポジウムが行われ、150人が参加しました。このうち、意見発表では、うるま市手をつなぐ育成会の吉村五月さんらが、現在の生活や将来の夢について発表しました。吉村さんは小学校時代から今もなお、周りからの心ない言葉に苦しみ、「障がいに関することはレベルが高くて難しい。いいことないから生きていたくない。もう死にたいよ」と、自身の障がいと向き合う中で感じる苦しさを打ち明けました。それでも前を向こうとパソコンの使い方を習い、今回の発表原稿は自身で作成し、「自立して生活し稼げるようになりたい。こんなこと言ったら笑われるかもしれないけど、歌手にもなりたい」と語りました素直な気持ちを表現した発表に、涙を流す来場者もいました。一方、田中理事長は、保護者による障がい者への虐待防止について講演し、「本人の同意なく、障害年金を貯金したり、子どものために使わなかったりすると経済的虐待になる」と指摘しました。
Fri, 28 Feb 2020 17:56:00 +0900
県内の特殊詐欺被害額増加。件数は減少
方言ニュース2020年2月26日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 2019年の県内の架空請求や 振り込み詐欺など特殊詐欺の認知件数は 前の年と比べて6件減った19件で、 被害額はおよそ17万円増えたおよそ2013万円となり、 2年ぶりに被害額が増加に転じたことが 今月21日までに県警のまとめで分かりました。 全国的には減少傾向にありますが、 県内では近年横行する「電子マネー」を要求する手口などの詐欺が 被害額を押し上げました。 県警が2019年に認知した特殊詐欺19件のうち、 コンビニエンスストアなどで簡単に購入できる 電子マネーを要求するなどの架空請求が最多の16件、 被害額はおよそ1266万円で、 被害は高齢者にとどまらず若年層にも広がっています。 また、警察官や金融機関の職員を装って暗証番号を聞き出し、 キャッシュカードを盗んだ後に現金を引きだす 「キャッシュカード盗」が新たに加わり、 県内では1件59万円の被害が発生しました。 県警は、「相談があっても被害届を出さないケースもあり、 実際は数字以上の被害があるとみている。 電話やメールで電子マネーなどを要求されたら詐欺だと思い、 周りの人や警察に相談して欲しい」と呼び掛けています。
Wed, 26 Feb 2020 14:22:00 +0900
木製家具や遊具を保育園へ寄贈 美里工生制作
2020年2月25日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 美里工業高校建築科の3年生はこのほど、 課題研究として制作した木製の家具や 遊具をうるま市の前原どろんこ保育園に寄贈しました。 ブロック遊び専用のテーブルや 収納付きのベンチ、ままごとキッチン、 園の建物を精密に再現した模型など、 工夫を凝らした作品が並び、 園児らは楽しそうに遊んでいました。 美里興業高校は3年生の授業で課題研究を設け、 各生徒が年間を通して作品を制作します。 生徒らは事前に園側の要望を聞き取り、 制作にあたったということで、 園児は高校生から新しい家具や遊具が紹介されるたび、 歓声を上げて喜びました。 園児は組み合わせて使う棚も、 横に倒してみんなで入り、遊具に変えていました。 園や高校の職員らは「子どもの発想は柔軟だ」 と温かく見守りました。 ミニカーを収容する棚は タイヤとハンドルがついていて、 棚自体が乗って遊べる遊具になり、 園児は高校生に押してもらって 「園内ドライブ」を楽しみました。 滑り台を制作した寺田優心さんは 「作り手の喜びを感じることができた」 と優しい笑顔を見せました。 保育士を目指しているという屋良百音さんは 「思っていた以上の反応でびっくり。うれしかった」 と目を細めていました。
Tue, 25 Feb 2020 13:48:00 +0900
長寿の秘訣 「おばあの漬物」学ぶ
方言ニュース 2020年2月24日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 まるまる伝授、おばあの漬物。 大根を黒砂糖で漬けた沖縄伝統の漬物「地漬」の 講座がこのほど、 浦添市の浦西公民館で開かれました。 講師を務めたのは市内に住む ことしカジマヤーを迎えた 松田喜代さん(96)歳で、 地元の女性らおよそ20人が参加し、 長寿の秘訣を学びました。 講座は合わせて3回開かれ、 塩もみした「荒漬け」、 白砂糖を入れた「塩抜き」を経て、 最終回の11日は「本漬け」に挑戦しました。 二つ折りにした大根をバケツから取り出して、 布巾で水蒸気を拭き取り、続いて瓶の中に入れ、 黒砂糖で漬けていきました。 松田さんは「途中で泡が出てきたら、 黒砂糖が足りていない」と助言しました。 松田さん自身、 子供の頃から地漬けを食べていましたが、 実際に着けはじめたのは 80歳を過ぎてからでした。 毎年20キロから30キロ分の大根を漬け、 「食べたい時に食べる」ということで、 講座には3年前に漬けた大根も持参し、 試食した豊里ハルさん(76)歳は 「香りがまろやかで、普通の甘さではない。 おいしい」と驚いていました。 漬け方を他人に伝授するのは初めてという 松田さんは「経験を重ねて、 ぜひ成功させてほしい。 後々まで地漬けが続いていけばうれしい」 と話しました。
Mon, 24 Feb 2020 14:57:00 +0900
方言ニュース2月21日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 身の回りの課題や関心をテーマにプロジェクトを立ち上げた高校生が集い、発表する「全国高校生マイプロジェクト・アワード2019沖縄県サミット」がこのほど、那覇市内で開かれました。学校部門7組と個人・グループ部門4組の合わせて11組が調査、研究を重ねて取り組んだテーマを発表し、学校部門では沖縄尚学高校地域研究部に所属するグループ「まちもどし」が全国サミットの出場を決めました。「まちもどし」は2年生の女子生徒4人が観光客でにぎわう国際通りの商店街「まちぐゎー」に、地元の人たちにも足を運んでもらおうと立ち上げたプロジェクトで、小学生たちと一緒に商店街を歩き、まちぐゎーの魅力を伝えました。一方、「同世代や大人にもまちぐゎーの魅力を伝えなければならないこと、地元の人をよびもどすだけではまちぐゎーの活性化には結びつかない」との課題も伝え、「今後まちもどし5カ年計画を設定して練り直す」と説明しました。全国サミットは来月27日から3日間、東京都の法政大学市ヶ谷キャンパスで開かれますが、代表の島袋凜さんは「まちぐゎーの利益につながるような新たな策を伝えたい」と意気込んでいます。
Fri, 21 Feb 2020 14:06:00 +0900
高齢者の交通事故を防げ! リーダー研修会開催
方言ニュース2020年2月19日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 県交通安全協会連合会と県警はこのほど、 豊見城市豊崎の運転免許センターで 「高齢者交通事故防止リーダー研修会」を開きました。 高齢者による高事故が社会問題化する中、 地域の交通安全リーダーの育成や 高齢者の交通事故防止が目的で、 研修会には関係者65人が参加し、 県警交通課の有留友文課長補佐が 去年の高齢者の交通事故の状況について説明しました。 それによりますと、 去年の県内での高齢者が絡む人身事故の件数は1259件で、 このうち死亡事故件数は14件発生しました。 また、高齢者が第1当事者となる交通人身事故は819件で、 死亡事故件数は10件だということです。 研修を受講し修了証交付された56人の「リーダー」は今後、 各地区でチラシ配布や街頭活動などの交通安全運動に取り組みます。
Wed, 19 Feb 2020 14:08:00 +0900
田芋で恋愛成就劇演じる 地元・中城を愛するきっかけに
2020年2月18日(火) 琉球新報の紙面からお伝えします。 中城村南上原組踊保存会はこのほど、 中城吉の浦会館で、 創作舞踊「糸蒲の縁」を上演しました。 日本ユネスコ協会連盟の 第11回プロジェクト未来遺産2019の 記念公演としても上演され、 地元の子どもたち20人が心を一つに演舞し、 会場は立ち見客出る盛況で、 未来遺産登録を祝いました。 「糸蒲の縁」は新しい地域である南上原で、 住民の絆を深める文化活動をつくろうと、 2012年に創作などの取り組みが始まりました。 舞台は南上原で、田芋発祥の地とされる 糸蒲寺という寺院を中心に、 首里から来た役人の息子の真山戸と 地元の娘のチラーが恋仲になり、 引き裂かれそうになるところを、 田芋を使った機転で成就させる物語です。 子どもたちは独特の唱えを全てそらんじ、 組踊の所作を見事に演じて来場者をうならせ、 上演後は大きな拍手が送られました。 子どもたちも満面の笑みで応じました。 真山戸を演じた小学6年の桃原さくらさんは 「2年生から始めて、 今では思いを込めて演じられるようになった」 と話しました。 また、保存会の中座包子会長は 「組踊を機に新旧の住民が結束して地域発展へ 寄与できたらいい」と期待を込めました。
Tue, 18 Feb 2020 13:26:00 +0900
「頼み買い」防止運動 ステッカー配布
方言ニュース 2020年2月17日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 子どもたちがアルコールやたばこの購入を大人に頼む 「頼み買い」の防止運動協力依頼セレモニーがこのほど、 那覇市の県PTA会館で開かれ、 出席したローソン沖縄など 県内のコンビニストアー3社の代表者らに、 県PTA連合会から、 協力の要請と頼み買いの防止を呼び掛ける 店舗用ステッカーの配布が行われました。 県PTA連合会では、 2年前に県内で頼み買いが横行している現状が 問題となったことをきっかけに運動を開始したもので、 今回、3社に対し、 合わせて600枚のステッカーが配布されました。 セレモニーで、 県PTA連合会下地イツ子会長は 「ステッカーを店舗の入り口に 貼り付けてもらうことで抑止力に つながることを期待している」と述べました。 これに対し、3社の代表らは今後、 全店舗でのステッカーの貼り付けを 約束しました。
Mon, 17 Feb 2020 18:24:00 +0900
精神科医の明橋大二氏による講演が行われる。
多くの母親から支持されるシリーズ本「子育てハッピーアドバイス」の著者で精神科医の明橋大二(あけはしだいじ)さんがこのほど、県母子保健大会で講演し、子どもの健やかな成長には自己肯定感を育むことの重要性を紹介しました。この中で、明橋さんは、体罰は子どもの成長に不利益しかないことを強調した上で、抱っこなど情緒的な要求に応える「甘え」が安心感を与え、子どもの自己肯定感が育まれる仕組みを解説しました。自己肯定感は0歳から3歳で土台が築かれますが、明橋さんは低くなる要因として虐待や希薄な親子関係のほか、周囲の言動に敏感な子どもがいることへの理解が進んでいないことを挙げました。敏感な子どもについては「人の気持ちを読むことに優れているため手が掛からない子になる。しかし本当は構ってほしい。さらに良い子になろうとするが、放っておかれてしまい、さみしくなる。そして自己肯定感が低下するという悪循環を生む」とし「子どもが背伸びしていることに気付かなければならない」と指摘しました。この概念は欧米では広がっているが、日本ではまだ知られていないとして認識が広まることを期待しました。
Fri, 14 Feb 2020 16:06:00 +0900
東京五輪に向けた文化プログラムに沖縄芸能フェスティバル
方言ニュース2020年2月12日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 東京オリンピック・パラリンピックの公式行事として、 オリンピック組織委員会が共催する文化プログラムの1つに 「沖縄芸能フェスティバル」が正式発表されたことに、 関係者は喜びの声を上げました。 プログラムでの沖縄芸能採用を巡っては、 東京沖縄県人会がつくる実行委員会は2015年から構想を温め、 稲嶺恵一元知事を名誉顧問に、 琉球新報が事務局を務める実行委員会がおととしに立ち上がり、 開会式や閉会式での伝統芸能採用を菅官房長官ら政府関係者に働き掛けてきました。 県人会の仲松健雄会長は 「構想から4年、企画と準備に2年を掛けた沖縄芸能フェスが オリンピック文化催事に採択されたことは大きな喜びだ。 日本を代表する文化として 世界に発信する価値があると評価された。 現代版組踊を国内外に発信し、沖縄芸能の素晴らしさをアピールしたい」 と喜びを表しました。 フェスティバルは東京都豊島区立芸術文化劇場で、 5月10日に昼夜2回公演され、人間国宝の宮城能鳳さん、 西江喜春さんをはじめ各琉舞団体による伝統芸能のほか、 歌手の喜納昌吉さん、元THE BOOMの宮沢和史さん、 よなは徹さんらによる沖縄ポップス、 平田大一さん演出の現代版組踊も披露されます。
Wed, 12 Feb 2020 13:55:00 +0900
琉球宮廷音楽響く 市民とつくる舞台芸術プロジェクト・愛知県
2020年2月11日(火) 琉球新報の紙面からお伝えします。 愛知県知立市文化会館 開館20周年の記念事業 「市民とつくる舞台芸術プロジェクト 長線(ちゃんせん)がつなぐ知立と沖縄」が開催され 琉球の宮廷音楽を復元演奏している 御座楽復元演奏研究会の12人が 「蓮花落(れんからく)」や「太平歌」など5曲を演奏し 宮廷式楽の格調ある美しい音色や 歌声を響かせていました。 琉球王朝の宮廷音楽楽器「長線」が 1991年知立市の無量壽寺(むりょうじゅじ)に 伝えられていたことが分かり 御座楽復元演奏研究会は 名古屋市の徳川美術館や蒲群市で 御座楽復元演奏会を開くなど 長線をつないだ交流を続けています。 公演では知立山車文楽保存会の 「二人三番叟(さんばそう)」や 知立からくり保存会の「平治合戦」 琉球舞踊玉城流扇寿会の舞踊「四つ竹」も 披露されたほか 知立の山車文楽の新作舞台 「立体パノラマ絵草子『おさき玉城恋の八橋』」の 一部を上演しました。 御座楽復元研究会・山内盛貴(せいき)さんの 長線弾き語りによる「紗窓外(さそうがい)」に乗せた 文楽人形遣いの豊松清十郎(せいじゅうろう)さんら3人による 「楽童子の舞」も披露され、観客は 伝統芸能の共演にじっくりと見入っていました。
Tue, 11 Feb 2020 14:15:00 +0900
非行や引きこもりなどの課題を抱える少年少女へ居場所づくりを
非行や引きこもりなどの課題を抱える少年少女の居場所づくりをしようと、小禄・豊見城地区少年補導員協議会やJAおきなわ、那覇市教育委員会などが豊見城市で取り組んできた「友愛フレンド農園」の活動が去年で10年を迎えました。「友愛フレンド農園」には、これまで小禄・豊見城地区の子どもたちおよそ千人が参加してきましたが、およそ1年にわたって活動がおこなわれる友愛フレンド農園では、開墾から畝づくりに始まり、種まきや収穫まで体験します。また、収穫した野菜の管理や販売にも子どもたちが参加します。活動が始まった2009年当時、農地を活用した居場所づくりは全国で初めてだったということで、協議会の狩俣会長は「農業体験は彼らに心の扉を開いてもらう絶好の場所でもある。また、農業の担い手として成長する期待も大きい」と活動の意義を語りました。一方、狩俣会長は「この10年で不登校が増えるなど、子どもたちの様子が変化してきている」と指摘し、今後の活動について「農園に足を運んでくる子どもたちとコミュニケーションを図ることがますます必要になる」と語りました。
Fri, 07 Feb 2020 14:57:00 +0900
無断キャンセル撲滅へガイドライン策定
方言ニュース2020年2月5日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 飲食店などで予約した客が連絡せずに来店しない 「無断キャンセル」の撲滅に向け、 県飲食業生活衛生同業組合が全国に先駆け、 飲食業者向けの対策ガイドラインを策定しました。 飲食店の無断キャンセルは年々増加の一途をたどり、 飲食業界の損害は全国で年間2千億円に上るとも言われています。 無断キャンセルは見込んでいた売り上げを失ったり、 準備した食材や人件費が無駄になったりするリスクがあることから、 業界では「ノーショー=姿を現さない」と呼ばれ警戒されており、 国内外から多くの観光客を受け入れる沖縄でも対策が急務でした。 ガイドラインには無断キャンセルした客への損害賠償請求や、 飲食業者が取り組むべき防止対策の具体例などを盛り込みました。 また、無断キャンセルの具体的な被害例を紹介し、 飲食店が取り組める防止対策として、 予約の再確認の徹底や顧客がキャンセル連絡をしやすい仕組みの整備、 キャンセルポリシーやキャンセル料の明示、 それに事前決済や預かり金制度の導入などの有効性を解説しています。 無断キャンセルに対する損害賠償の考え方と、 賠償額の算定基準も詳しく説明しています。
Wed, 05 Feb 2020 15:18:00 +0900
浦添署・武道始め式 結城巡査、40本投げ込み稽古
2020年2月4日(火) 琉球新報の紙面からお伝えします。 浦添署で「武道始め式が」先日行われ 稽古開始を前に浦添署の新成人が、 気持ちを新たに20歳の誓いを立てました。 浦添署地域課の結城優希巡査は 西原町の小那覇交番員として勤務する新成人で 成人を祝した「40本投げ込み稽古」に取り組んでいました。 うるま市出身の結城巡査は 中学時代からモトクロスバイクに熱中し 白バイ隊員に憧れたのが警察官になったきっかけと話し 「まだまだ社会勉強中。 若さを生かして何事にも挑戦したい」と目を輝かせています。 成人として挑んだ投げ込み稽古では ひと回り以上体格に勝る男性警官が相手でしたが 次々と背負い投げを決め、 畳に汗を滴らせながら一心不乱に先輩たちの胸を借り 大人としての一歩を踏み出していました。 道場の隅で稽古を見守った母の英恵さんは 「なりたかった警察官になり生き生きして毎日楽しそう。 相手の気持ちを感じ取れる優しい警察官になってほしい」と 娘の成長に目を潤ませていました。 結城巡査は 「品のあるお母さんのような女性になりたい。 時に厳しく、地域の皆さんに近くに感じてもらえるような 地域密着の警察官になりたい」と抱負を述べ、 一方で 「生まれ変わっても警察官になるかと言われれば はいとは言わないかも」とジョークで笑いを誘っていました。
Tue, 04 Feb 2020 14:24:00 +0900
ごみ山積で遺骨収集妨げ
方言ニュース 2020年2月3日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦戦没者の遺骨収集作業が続いている 糸満市摩文仁の丘周辺で、 空き缶や空き瓶、 さび付いた表示パネルなどごみが山積し、 遺骨収集作業の大きな妨げとなっています。 当時の日本兵の認識票や骨片などが発見された 洞窟にも大量のごみが流れ込んでいて、 遺骨収集作業に取り組んでいる 沖縄鍾乳洞協会理事の松永光雄さんは 「あまりにもごみが多くて、遺骨や遺品を取り出せない」 と頭を抱えています。 ごみが山積している場所は、 糸満市摩文仁の丘周辺の各都道府県の 慰霊塔などがある場所の裏手で、 急斜面になっている 山道を下ったところにあります。 松永さんらは16日から19日まで、 ごみが山積している場所周辺で 遺骨収集作業を実施し、洞窟に入り、 地下5メートルほどの場所から名前が彫られた 認識票や遺骨などを収集しました。 3年ほど前にも同じ洞窟の中から認識票が 発見されており、 まだ多くの遺骨や遺品が残っていると みられますが、 大量の空き缶が流れ込んでいて 「ごみのせいで遺骨が収集できない」 状況です。 松永さんは「無念の思いで亡くなった人たちの 遺骨や遺品がごみで収集できないなんて、 あってはならない」と話し、 行政が主導する形で 早急な撤去を訴えています。
Mon, 03 Feb 2020 18:36:00 +0900
男子体操の小浜選手による特別講話が母校の西原東小学校で行われる
東京五輪を目指す男子体操の興南高校出身の小浜廣仁選手が15日、母校の西原東小学校で特別講話をしました。昨年6、9月の国内大会で種目別の鉄棒優勝を飾るなど、東京五輪出場が期待される注目の選手です。後輩の5・6年生に「小さなことでもこつこつ積み重ねることが大切」と好きなことを続ける大切さを語りました。 実は高所恐怖症という小浜選手ですが、得意の鉄棒は「本当は怖いがやらないといけない。でも、やっている時は一瞬で終わる」と児童らを驚かせました。小3から本格的に始めた体操で東京五輪出場も期待される選手なだけに、児童からは「どうしたら体が柔らかくなるのか」などの質問が出ました。小浜選手は「小さな努力の積み重ねが大きな目標達成につながる。僕はお風呂上がりの柔軟体操を毎日やっている」と日々努力を続ける重要性を児童に伝えた。 講話では床演技も披露しました。目の前で繰り広げられる小浜選手のダイナミックな2回転宙返りに、児童から「おおっ!」という歓声と拍手が湧き上がった。
Fri, 31 Jan 2020 14:52:00 +0900
第39代ミス沖縄選出
方言ニュース2020年1月29日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄観光コンベンションビューローはこのほど、 「第39代ミス沖縄」の最終選考となる選出大会を 浦添市の国立劇場おきなわで開きました。 書類や面接審査に合格したファイナリスト10人が挑み、 歌や語学など特技を披露した結果、 スカイブルーに琉球大学4年で那覇市の岩本華奈さん(22)歳、 コバルトブルーに歯科衛生士で浦添市の山里ひかるさん(28)歳、 クリーングリーングレイシャスに看護師で東京都の新里瑞紀さん(28)歳が選ばれました。 3人は4月1日から来年3月31日まで 沖縄の観光親善大使として活動します。 大学で観光を学ぶ岩本さんは 「県民の気持ちを背負って沖縄観光をPRしたい」と笑顔を見せ、 宮古島市出身の山里さんは 「地域の人に寄り添って、その声を届けていきたい」と気持ちを引き締めました。 また、うるま市出身の新里さんは 「周りのサポートに感謝したい。『ゆいまーる』『うとぅいむち』の精神を 伝えていきたい」と意欲を示しました。
Wed, 29 Jan 2020 13:57:00 +0900
養豚と作曲で二足のわらじ 赤嶺康さん
2020年1月28日(火) 琉球新報の紙面からお伝えします。 うるま市のアカミネファーム代表・赤嶺康さん48歳は 養豚業と編曲家の二足のわらじを履いています。 養豚におよそ30年携わりつつ 戦後ハワイから豚が送られたことを題材にした ミュージカル「海から豚がやってきた」にも 作曲で参加しています。 ハワイの豚が到着したうるま市で発生した 豚熱で苦境に直面していますが 「ハワイ県系人の当時の功績が今につながっている。 その思いを絶対に消さないようにしないといけない」 と訴えています。 赤嶺さんはうるま市与那城西原で およそ580頭の母豚から およそ2500頭の子豚を産ませ育てていますが 搬出制限区域内にあるため出荷はできず 「1週間でも制限区域を解除してくれたら助かるが 補償もあるのかどうか分からない」と話しています。 赤嶺さんは音楽が好きで、音楽大学に行くのが夢でしたが 養豚農家だった父の借金を返済するため 音大進学は諦め養豚の道に進みました。 音楽を聴きながら寝る自身の体験をヒントに 豚がリラックスする音楽を探し始め 最も効果があったのは沖縄の古典音楽で 豚の睡眠時間が増え、体重が増加したということです。 「豚と音楽は違うようで一緒。子豚をどうやって生ませるか 音楽をどうやって生み出すか常にリンクしている」と話し 豚熱の発生で先が見通せない状況について 「農家は生産した豚を子や孫に『安心だよ』と言って 食べさせることができればいい」と赤嶺さんは願っています。
Tue, 28 Jan 2020 14:29:00 +0900
暖冬で野菜の売り上げ低迷
方言ニュース 2020年1月27日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 記録的な暖冬で、 野菜の供給量が増えて価格が下落する一方で、 「冬の定番」である鍋に使う野菜の売り上げは 低迷しており、 青果市場の仕入れ担当者からは 「泣きたいくらいだ」と悲鳴が上がっています。 寒さ知らずの今シーズンは、冬物家電にも 「ほとんど動きがない」ということで、 各方面に暖冬の影響が出始めています。 沖縄協同青果によりますと、 暖冬の影響で全国的に野菜の生育が良く、 出荷量が増えている一方で、 価格は下落しています。 スーパーの生鮮食品部門担当者によりますと、 今年1月の野菜の売り上げは去年に比べて 2割から3割の減となっており、 特に鍋に関連する野菜の 売れ行きの不調が目立つということです。 担当者は「トマトやブロッコリーなど サラダ野菜については売り上げが堅調だが、 鍋の具材として使われるホウレンソウや きのこ類の売れ行きが特に厳しい」 と指摘します。 一方、家電の売れ行きにも暖冬の影響が見え、 大手家電量販店の仕入れ担当者は 「去年もそうだったが、 例年のような売り場計画が 立てにくくなっている。 この傾向が続くようだと、 暖冬を前提にした 計画の立案も必要になってきそうだ」 と話しています。
Mon, 27 Jan 2020 16:13:00 +0900
両足義足のランナー島袋勉さんによる講演が行われる
両足義足で国内をはじめ海外のマラソンに出場して完走し登山にも挑戦してきた西原町でラシーマ社長を務める島袋勉さん(56歳)が与那原町立・与那原東小学校で「夢をあきらめないで」をテーマに講演し困難を克服して生きる姿を話し児童らを感動させました。島袋さんは20歳で創業し38歳の時にアメリカのIT事業を視察した帰りに千葉県で踏切事故に遭い両下腿を切断しました。20カ月入院したあと退院して社会復帰し1年後のトリムマラソン3キロに両足義足で初挑戦しました。1カ月後にはホノルルマラソンを完走し海外、国内各地のマラソンも完走。43歳でアルゼンチン・アコンカグア峰、そのあとも富士山登頂に挑むなど挑戦を続けてきました。島袋さんは事故に遭って入院治療後平行棒などを使って歩く訓練を工夫しながら続けたことややっと歩けるようになって「フルマラソンに挑戦したい」という目標を設定し周囲にも宣言したことなど次々と夢を果たした島袋さんの話に630人の全児童、教諭らは聞き入っていました。宮城奈々史さん6年生は「私たちに感動を与えてくださりありがとうございます」と児童を代表して感謝の言葉を述べていました。
Fri, 24 Jan 2020 14:53:00 +0900
豚熱による県産豚肉の買い控えなし
方言ニュース2020年1月22日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市と沖縄市で豚熱の感染確認が続く中、 両市内で県産豚を扱う店舗などによると 消費者の買い控えは起きていないということです。 豚熱発生を機に、農家らを励まそうと買い物に訪れる客も多く、 店主らは「県民みんなで豚を支えようという気持ちがある」と うれしそうに語りました。 このうち、うるま市石川にある創業50年の豚肉専門店「石川ししや~」では、 市内での豚熱の感染確認後も客足は途絶えておらず、 共同代表の平良あゆみさんは、 買い物に来た客から声援を受けることもあるということで、 「感染を知って『こんな時こそ』と買いに来てくれる方もいて、 とてもうれしい」とにっこりし、 「感染農家の中には知り合いもいた。 県民みんなで応援したい」と話しました。 うるま市から買い物に訪れた60代の女性は 「県産豚肉が大好き。値上がりは心配だが、 今だからこそ食べたい」と豚肉を手にし、レジに向かいました。 一方で、不安を隠せない精肉店もあり、 県産豚肉を扱う沖縄市住吉の「コザミート」の店主の比嘉哲也さんは 「経験がないことが起きて戸惑っている。 出荷量が減り値上がりすることが心配だ」と述べ、 取引業者などが県外や国外産の豚に切り替えることへの危機感をあらわにしました。
Wed, 22 Jan 2020 13:55:00 +0900
作家・下嶋哲郎氏 養豚業再建願う 豚コレラ拡大を受け
2020年1月21日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 県内で豚コレラの感染が確認されてからあすで2週間。 沖縄戦後、古里の復興を支援するため ハワイから豚を運んだことで知られる 県系人らの活動を取材してきた作家の下嶋哲朗さんは 「ウチナーンチュが一丸となり、 並々ならぬ“豚愛”で今回の危機も乗り越えられる」と語り、 早期終息と養豚業の再建を願いました。 「豚小屋に豚がいない」。 戦後に沖縄を訪れたハワイの県系2世の 比嘉太郎さんの一報を受け、 ハワイではすぐに「沖縄救済会」が立ち上がり、 7人の県系人子弟が寄付で集まったおよそ5万ドルで豚を買い付け、 1948年9月、現在の養豚業発展の礎となった豚550頭が 海を渡りました。 ハワイから送られた豚はその後、 品種改良などを重ね順調に増えましたが 86年、豚コレラが21年ぶりに発生し、全島に広がりました。 発生から43日後には県が終息宣言を出しましたが、 下嶋さんは「獣医師らが結束して立ち上がり、 なんとか終息することができたと記憶している」と語りました。 下嶋さんは豚コレラは農家だけでなく全県民の問題だとし、 「豚は沖縄の歴史、伝統、文化そのものだ。 ウチナーンチュの底力を見せ、 一日も早い原因究明と終息を願っている」と述べました。
Tue, 21 Jan 2020 13:51:00 +0900
世界遺産の推薦地でウサギ目撃 生態系への懸念広がる
方言ニュース 2020年1月20日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 世界自然遺産の推薦地である国頭村謝敷で、 11日夜、ウサギ3匹が目撃されました。 やんばるの森には元来ウサギは生息しておらず、 関係者は外来種による生態系への影響に 警鐘を鳴らしています。 沖縄生物教育研究会会員で、生物教員の知花史尚さんが 11日午後10時半ごろ、 国頭村謝敷の県道2号沿いで ウサギ3匹を目撃し、 写真に収めました。 体毛は灰色と黒で、 体長は20センチ程度だったということです。 知花さんは「ウサギは小柄で若い個体だと思われる。 複数いたことを踏まえると、 繁殖している可能性もあるのではないか」 と話しましました。 また、NPO法人どうぶつたちの病院沖縄の 金城道夫副理事長は「目撃されたウサギが 何を餌としているか判明していないが、 やんばるに生息する貴重な植物を 食べないとは限らない。 早い段階で捕獲するなど対策をとる必 要がある」と指摘しました。 一方、環境省やんばる自然保護官事務所の 小野宏治上席保護官は「やんばるには 元々ウサギは生息していないため、 遺棄された可能性が高い。 行政や鳥獣保護員など関係団体への協力を 呼び掛け、対策の協議を進めている」と語り、 「希少な生物へが生息するやんばるの森への影響も考え、 ペットは遺棄せず最後まで大切にしてほしい」 と訴えました。
Mon, 20 Jan 2020 15:59:00 +0900
島尻特別支援学校高等部より大学合格者が出る
県立島尻特別支援学校高等部3年生の漢那萌さんが、このほど沖縄国際大学総合文化学部人間福祉学科にAO入試で合格しました。島尻特別支援学校での大学合格は珍しく、「祝合格」の垂れ幕を掲げ、学校全体で喜んでいます。漢那さんは生後8カ月で脳性まひの診断を受け、小学1年生から車いすに乗っていますが、大学進学を志す他校の生徒から刺激を受け、人前が苦手でしたが生徒会長になりました。入試に向けた面接の練習を繰り返した比嘉朝子校長は合格の一報を聞き「よく頑張りました」と涙を流して喜び、担任の照屋純子教諭は「時間がかかっても諦めず、人の何倍も努力してきた。感謝を忘れずに大学生活も頑張って」と激励し、「社会福祉士になったら一緒に仕事をしようね」と声を掛けました。また、母親の美紀さんは「怒られるのが嫌いなので、やることはやる頑張り屋」と語りました。社会福祉士を目指す漢那さんは最近、電動車いすに乗り換え、一人でできることを増やせるように入学準備を進めており、「いろいろな方の力を借りて合格できた。福祉の仕事は自分の経験が生かせる。相談者の不安や悩みに寄り添える人材になりたい」と未来に向けて気持ちを高めています。
Fri, 17 Jan 2020 16:03:00 +0900
県内の緊急出動件数が過去最多を記録
方言ニュース2020年1月15日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 県内のおととしの救急出動件数が前の年に比べて154件増えて 7万8309件となり、前の年に続き過去最多となりました。 これは消防庁の「救急・救助の現況」で分かったもので、 出動件数は増加傾向が続いていて、 10年前の2008年と比べて36%も増えました。 一方、搬送人員は46人減の7万1401人でした。 救急需要の増加により一部の消防では空白時間ができ、 現着が遅れる原因にもなっています。 去年はインフルエンザ患者が流行期の冬場以外の時期に増加したこともあり、 出動数は最多を更新する可能性があります。 また、出動件数の増加に伴い搬送人員数も増加傾向にあります。 中でも、65歳以上の高齢者の割合が年々上昇しており、 おととしは前の年に比べて1021人増の3万8583人で、 全体の54%を占めました。 一方、出動数増加の一因に不適正利用の多さもあり、 那覇市消防局などによりますと、「病院が分からない」 「早く受診してもらえる」「無料だから」などの理由で 救急車を呼ぶ事例があるということで、 担当者は「去年は熱中症による搬送などが多かった。 一方で不適正利用も変わらず目立つ。 多くは必要な通報だろうが、軽症も6割を占める。 市民には適正利用をお願いしたい」と話しました。
Thu, 16 Jan 2020 12:16:00 +0900
久高島の伝統を後世へ ガンシナ注連七縄作り
2020年1月14日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 かつてイザイホーの神事に参加していた高齢者らが 先月12月、久高島内で荷物運び用の輪型の敷物を模した しめ縄のお守り「ガンシナ注連七縄」作りに精を出しました。 しめ縄作りをしているのは「結回の会」のメンバーで、 久高島由来の知恵と技術を次世代へ継承しようと、 去年に立ち上げられました。 「久高島の高齢者の作業所支援資金づくり」として、 就労場所にもなっています。 「ガンシナ注連七縄」作りのスタートは、 畑への種下ろしから始まりました。 麦踏をして強く育った麦を収穫し、 アダンの幹根から作った縄やカヤ、レモングラスなども合わせ、 お守りを結んで完成します。 製作は旧正月までで、インターネットで販売されます。 先月18日、4人が集まり作業を進めましたが、作り手の一人であり、 島の祈り手でもある内間誠子さんは 「私たちは自然に守られ、生かされている。 感謝が祈りになり、島立になる」と話し、 アダンや麦など、久高島素材を使って一つ一つ、 丁寧に作り上げました。 また、内間鶴さんは 「昔は自然にあるものものを使って道具を作り、生きてきた。 自然に生かされていたということを今の若い人に感じ取ってほしい」 と話しました。
Tue, 14 Jan 2020 13:58:00 +0900
飲酒がらみの交通人身事故 3年ぶり全国ワースト
方言ニュース 2020年1月13日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年、県内で発生した交通人身事故に占める 飲酒が絡む事故の構成率が2・27%となり、 3年ぶりに全国ワーストとなる 見込みであることがこのほど、 県警への取材で分かりました。 県警交通企画課は「大変ショックを受けている。県全体で問題意識を共有し、県民一丸となって 飲酒運転根絶に向け取り組む必要がある」 としています。 県警によりますと、 飲酒絡みの事故は2017年が82件で 死者は6人、 おととしは78件で死者は2人でした。 去年は死者は1人に減少し 過去最少となりましたが、 事故件数は前の年より15件増加し 93件となりました。 県内の飲酒絡みの人身事故の構成率は 1990年の統計開始以降、 全国ワーストが続いていましたが、 17年は1・59%と全国ワースト4位、 おととしが1・76%とワースト2位と 「最下位」を脱却していました。 全国の平均は毎年およそ0・8%で 推移しています。 一方、去年の交通事故死者数は36人で 14年と並び統計史上最少となりました。 バイクによる事故死が多く、 死亡者数36人のうち、 14人が二輪車乗車中の事故で、 そのうち5人は17歳以下でした。
Mon, 13 Jan 2020 16:46:00 +0900
那覇国際高校の生徒らが嘉手納町の観光産業の活性化を提案
嘉手納町の観光産業の活性化をテーマに取り組む那覇国際高校の生徒らが先月、嘉手納町役場に當山宏町長を訪ね、調査成果を発表しました。那覇国際高校は文部科学省が指定する国際教育校「スーパーグローバルハイスクール」に選ばれており、調査はその一環で行われたものです。調査したのはいずれも2年生の城間ルミカさんら4人で、面積の82%をアメリカ軍基地が占める嘉手納町で、どう観光産業を発展させるかを考察しました。観光施設が少なく、訪問者が少ないことを課題に、野國總管まつりなどの地域イベント開催時に許可申請が不要なイベント民泊などを紹介しました。また、イベントの時だけでは滞在日数が伸びないことから、伝統芸能のエイサーや三線などの文化体験、道の駅かでなの平和学習などもオプションとして加え、広報誌などでPRすることも提案しました。當山町長は「とても参考になる。ぜひ町づくりに生かしていきたい」と語りました。
Fri, 10 Jan 2020 15:58:00 +0900
中尾区が地区散策マップ制作
方言ニュース2020年1月8日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 名護市仲尾区は地域の名所や拝所、 植物などを記した「仲尾散策マップ」を制作しました。 公益社団法人県地域振興協会から30万円の助成を受けたもので、 沖縄初の手掘りトンネルとして1919年に開通した仲尾トンネル、 直径がおよそ2・7メートルの西又ガーの井戸など、 主要12カ所を紹介しています。 地図制作の作業は去年の8月から始め、 区民や市職員、識者らが地域を回ってまとめました。 仲尾は別名で「勘定納」とも呼ばれ、 その由来は琉球王国時代に上納米の保管庫が設置され、 勘定したことに由来します。 仲尾には船が寄港し、その名残を示す係船石も地図で掲載しています。 また、50年代、70年代の仲尾の風景、自生する植物、 羽地内海の魚介類なども紹介しています。 地図を希望する人は仲尾集落センターで受け取ることができるということで、 先月23日に区民らとお披露目した玉城区長は 「地図を見ながら仲尾をぜひ巡ってほしい。 多くの人が訪れたらいい」と呼び掛けました。
Thu, 09 Jan 2020 11:02:00 +0900
琉球料理の祝全を現代に再現 名護市
2020年1月7日(火) 琉球新報の紙面からお伝えします。 名護市の料理研究家 宮城都志子さん74歳が主催する料理教室で 「琉球料理の祝膳」と題して 伝統料理の再現が行われ 宮城さんと生徒たちは あわせて19品を作り上げ、食卓を彩りました。 13年続いている宮城さんの料理教室は さまざまな料理に取り組んでおり 今回は料理研究家の新島正子さんが記した 琉球料理のレシピ本を参考に調理しました。 菜飯(セーファン)やラフテー ミミガーエームンのほか かつて士族が使っていたという 「東道盆」に 昆布巻きやかまぼこなどが 華やかに盛り付けられていました。 宮城さんと生徒たちおよそ10人は 3時間以上かけて調理に取り組み、 調理後には皆で食卓を囲み 琉球料理に舌鼓を打ちました。 生徒の山田梨枝子さん66歳は 「身近な材料で料理を作るのは楽しい」 と話していました。
Tue, 07 Jan 2020 13:51:00 +0900
首里城の再建を願い「新春の宴」
方言ニュース 2020年1月6日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 正月三が日に開かれる首里城公園の 「新春の宴」が首里城公園で行われました。 正殿前の御庭で琉球王国時代の正月儀式 「朝拝御規式」は例年、再現されてきましたが、 今年は開催が見送られるなど規模を 縮小して行われましたが、 正殿などの焼失後初となった今回も 例年通り家族連れや観光客が足を運び、 焼け残った建物の前で行われる儀式を 目に焼き付けながら再建を願いました。 また、下之御庭では御座楽の音色が響く中、 国王と王妃が登場し、 来場者は骨組みがあらわになった奉神門を バックにその姿を写真に収めていました。 北海道から家族と訪れた公務員の44歳の男性は 「首里城内は入れないと思ったが、 予想よりも中まで来られたので、 びっくりしている。 再建されたらまた来たい」と語りました。 一方、新年を迎えた県内各地の神社や寺には 元日の深夜から多くの参拝客が訪れ、 新たな年の目標やこの1年の幸福や 無病息災を願い手を合わせました。 このうち、那覇市若狭の波上宮は 初詣に訪れた家族連れや友人同士でにぎわい、 参拝客はさい銭を投げ込むと 静かに手を合わせて願っていました。 妻と子ども二人の4人で訪れた 那覇市の介護士の49歳の男性は 「成人して離れて暮らす子ども2人と 家族の安全無事を願った」と話しました。
Mon, 06 Jan 2020 16:56:00 +0900
佐賀の男性が琉球王国ゆかりの品々を寄贈
方言ニュース2020年1月1日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 主に明治期の沖縄で行政幹部を務め、 発展に寄与した11代斎藤用之のひ孫で、 佐賀市に住む14代用之介助さんが、 11代が持ち帰った琉球王国ゆかりの盃などを 県立博物館・美術館に寄贈します。 首里城の火災を受け、 「沖縄の人を少しでも勇気づけたい」と決心したもので、 来年2月に寄贈する予定です。 盃は3枚あり、最後の国王・尚泰が廃藩置県後の 1883年に王家の別邸「識名園」で開いた園遊会の記念品です。 このうち2枚には朱色の漆に金箔で日本政府を表す「五七桐家紋」が、 もう一枚には尚家の家紋「左三つ巴」がそれぞれ描かれています。 盃に加え、11代が購入した琉球漆器の重箱や 「沖縄糖商同業組合新築記念」と記されたスズ製の銚子も贈られます。 博物館の外間一先主任学芸員は 「戦前の資料は多くが沖縄戦で燃えてしまった。 琉球王国から沖縄県になっていく歴史を物語る貴重な資料で、 本当にありがたい」と話しました。 用之介さんは、11代が沖縄で収集した資料について 「歴史的参考にしてほしいと書き残したことから、 これでも日記や行政資料などおよそ470点を博物館に贈った。 今回の寄贈が廃藩置県後に県外に散逸した尚家の宝や 歴史的資料が沖縄の戻るきっかけになってほしい」と願っています。
Mon, 06 Jan 2020 13:08:00 +0900
五月九月 2019年度文化庁芸術祭大賞受賞
2019年12月31日(火) 琉球新報の紙面からお伝えします。 琉球芸能大使館主催の舞台 「五月九月(ぐんぐぁちくんぐぁち)」が 2019年度文化庁芸術祭の大衆芸能部門で 大賞を受賞しました。 「五月九月」は関東参加公演の部に参加し 関西参加公演の部も含む 大衆芸能部門53公演の中から 唯一大賞に選ばれていて 県内の団体で大衆芸能部門が 大賞に選ばれたのは初となります。 また、音楽部門関東参加公演の部では 「照喜名朝國独奏会」が優秀賞に選ばれており 琉球古典音楽の優秀賞受賞は 1979年(当時は古典音楽部門)に 朝國さんの父で師匠である 人間国宝の照喜名朝一さん以来2人目となります。 「五月九月」は、喜劇にのせて 琉球舞踊や組踊の抜粋、先島の芸能など 多彩な芸能が楽しめる作品で 県内では2013年から上演され 東京では今年初めて公演しました。 授賞理由では 「レベルの高い琉球の伝統芸能を 堪能できる構成も秀逸。 海上交易を通じて育まれてきた 沖縄独自の文化の豊かさを 改めて感じさせた意義も大きい」 などと評価されました。 「照喜名朝國独奏会」は 「十七八節」など独唱曲を中心に 組踊、毛遊び、琉球舞踊を組み入れた公演で 授賞理由では 「企画性に富んだ構成で、 沖縄の芸能と魅力を十分に伝える内容だった」 などと評されました。 表彰式は来年2月13日に東京都内で行われます。
Tue, 31 Dec 2019 19:18:00 +0900
新年を前に 沖縄平和祈念像で「浄め」
方言ニュース 2019年12月30日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新年を前に糸満市摩文仁沖縄平和祈念堂で このほど、沖縄平和祈念像のほこりを払う 「浄め」が実施されました。 平和祈念像は故・山田真山画伯が原型を 制作した高さおよそ12メートル、 横幅およそ8メートルの像で、 「浄め」は6月23日の慰霊の日前と 年末の年2回実施されています。 この日は祈念堂の職員や沖縄バスのバスガイド、 県工芸振興センターの職員らおよそ20人が 黙とうをささげ、像に上り、 平和を祈念しつつ 像の隅々までほこりを拭き取ったり、 供えられた千羽鶴を整理したりしていました。 平和祈念堂を運営する沖縄協会の 新垣専務理事は 「首里城の火災など1年の間にあった さまざまなことを考えながら清めてほしい」 とあいさつしました。 また、バスガイドの後上里弥生さんは 「平和祈念堂はバスガイドとして案内する 最初のコースなので、 初心に戻る気持ちになれる。 来年も平和であってほしい」と語りました。 平和祈念堂では あさって31日大晦日の午後10時から 翌1月1日元日の午前1時まで 第42回「摩文仁・火と鐘のまつり」が開かれます。
Mon, 30 Dec 2019 15:55:00 +0900
北大東島で人生が180度変わる
「北大東島で人生が180度変わる」 方言ニュース12月27日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 北海道函館市出身で糸満市に住む葉名尻享さん(36)歳は、北大東島で人生が180度変わりました。教員の道に進むべきか迷っていた時、臨時教諭として赴任した北大東島で海と出合い、漁師になったことによるもので、セーイカとマグロを求めて漁に励みます。葉名尻さんは、体育教諭を目指して琉球大学に進学し、大学院卒業後、 24歳で北大東小学校に臨時教諭として1年間赴任しました。教育学部で学んだものの進路に迷っていた時、 北大東の知人に誘われ、タコを捕りに海へ行きました。祖父が漁師のため幼少から海が好きで、最初は潜って鼻血を出すこともありましたが、休日は海で過ごし、30メートルほどの深さまで潜れるようになりました。任期を終え、沖縄本島に帰った後もスッキリせず、「人生一度きり。好きなことをやろう」と26歳で北大東島に戻り、2年間、民宿で働きながら島の人たちの指導の下、潜ってエビやタコを捕りました。結婚を機に沖縄本島に帰り、セーイカの船に乗り、独立して3年で14トンの漁船「海香丸」とボートを購入しました。葉名尻さんは「島ではいつも歓迎してもらっている。何かあった時には手伝い、島に恩返ししたい」と日焼けした顔で力強く語りました。
Fri, 27 Dec 2019 19:52:00 +0900
県警高卒倍率、全国平均の7倍
方言ニュース2019年12月25日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 2014年から2018年の高卒区分採用試験最終倍率が 男女共に「13倍」前後で推移し、 全国平均の「7倍」と比べて沖縄県警は高倍率状態となっています。 高い壁に阻まれても警察官を目指す若者たちに、 申込者数が減少している他府県警がスカウトを送り込むなど、 熱い視線を注いでいますが、愛知県警は全国でもいち早く、 2015年からリクルート活動に取り組んでいます。 「県外でも活躍したい志を持つ若者を1人でも 多く採用するため」だということで、 これまでにも7人の高卒者が採用されています。 県内で警察官などの公務員志望者が通う専門学校によりますと、 県警の採用は難関だということで、高倍率の背景には、 他府県の県警に比べて他府県の県警に比べて採用枠が少ないことや、 公務員への就職志望が根強いことがあると指摘しています。 一方で、課題もあります。 去年は男性が863人と過去5年間で最少となるなど、 受験申込者数が減少気味で、 県警は受験資格に「身体基準」を設けていましたが、今年から撤廃しました。 県警の人事担当者は 「人材確保の間口を広げるための対応」と説明するなど、 現状に即して対応していることを強調しています。
Wed, 25 Dec 2019 14:44:00 +0900
県がはしかワクチン費用助成
方言ニュース 2019年12月23日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年県内ではしかが流行したことから、 県は抗体検査やワクチン接種の費用を 助成する事業を始めています。 期間は来年2月29日までです。 抗体検査の一部を最大で2500円補助し、 抵抗力の数値が基準以下だった場合に 風疹も予防する混合ワクチン接種を 全額補助します。 県内在住で今年4月1日時点で20歳から 49歳の男女が対象です。 はしかは空気感染で広がり、 免疫のない集団では1人の患者から 12人から18人にうつるなど感染力が強く、 39度以上の高熱と発疹が出ます。 肺炎や中耳炎を合併しやすいのも特徴だということです。 患者数は2010年からおととしまでは 年間1人以下で推移していましたが、 去年の報告は101人でした。 全国も去年は前の年に比べて93人増の282人で、 今年はさらに増えて今月8日現在で740人となりました。 県内は4人でした。 県地域保健課は 「唯一の予防法はワクチンを接種すること。 観光客が多い沖縄は国外、 県外からウイルスが持ち込まれ、感染リスクが高い。 ワクチン接種で流行しない環境をつくってほしい」 と呼び掛けています。 実施医療機関は県地域保健課のホームページに 掲載されています。
Mon, 23 Dec 2019 10:49:00 +0900
リュウキュウイノシシが姿を見せる
まるで「今年1年お世話になりました」とでも言うように、先月、10月13日の夕方、大宜味村喜如嘉の林道にリュウキュウイノシシがひょっこりと姿を見せました。撮影した村内に住む大山章さん(55)歳は「今年も残り少し。えとの役割を終える前に、一足早く『よいお年を』とあいさつに来てくれたのかもしれない」と笑いました。リュウキュウイノシシはニホンイノシシの亜種とされ、奄美諸島から沖縄本島、石垣島、西表島などの沖縄諸島に生息します。小型で体長が90センチから110センチほどで、主に夜に行動し、木の実や小動物を食べます。リュウキュウイノシシは人を見ると逃げる臆病な性格だということですが、今回、遭遇したリュウキュウイノシシはおよそ5メートルまで近づいても逃げませんでした。大山さんは国頭村内のリゾートホテルで働きながらやんばるのエコガイドも務めていますが、「これまでにも見つけたことがあるが、いつもすぐ逃げてしまう。今回のイノシシはカメラ目線までくれて、まるで本当にあいさつしてくれているようだった」と笑顔で話しました。
Fri, 20 Dec 2019 16:42:00 +0900
泡盛の仕次ぎ経験者、およそ1割
方言ニュース2019年12月18日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 泡盛を継ぎ足しながら古酒に育てる貯蔵手法「仕次ぎ」について、 沖縄国税事務所はこのほど、 泡盛ファンら3千人を対象に実施した実態調査の結果を発表しました。 それによりますと、仕次ぎについて 「知らない」と答えた人が46・2%と半数近くを占め、 「意味が分かる」は38・2%、 「言葉は知っているが意味が分からない」は15・6%でした。 また、仕次ぎを「現在している」と回答した人は6・5%の192人、 「過去にしていた」と答えた人も3・8%の112人おり、 仕次ぎ経験者が1割を超えました。 泡盛の愛好家が多く、数字としてもやや高めの結果が出ていると考えられます。 31・3%が「自宅にかめがある」と答え、30個所有している人もいました。 一方、「かめを持っているが仕次ぎをしていない」と答えた人のうち 「方法が分からない」が33・7%、「手間がかかる」が23・1%でした。 沖縄国税事務所間税課の相澤常滋主任鑑定官は 「仕次ぎは一定程度根付いているが、今後も地域の文化として継承していくには、 さらに仕次ぎする人を増やしていく必要がある。 幅広く普及して知名度を得られれば、泡盛の大きな魅力になる」と話しました。
Thu, 19 Dec 2019 11:47:00 +0900
与那国・トゥグル浜遺跡の移動展開催
2019年12月17日(火) 琉球新報の紙面からお伝えします。 DiDi与那国交流館で、県立埋蔵文化財センターの 「移動展 与那国島の遺跡展トゥグル浜遺跡」が開催され 見学した児童は、遺跡からの出土品に驚き 職員の遺跡の説明に耳を傾け 「もっといろいろな物も見たい」と 声を上げ、学びを深めていました。 トゥグル浜遺跡は祖納地区の西方 トゥグル浜と呼ばれる小さな砂浜に面した場所で 与那国空港の拡張工事計画に伴い確認され、 1983年度に緊急発掘調査が実施されました。 今回は、与那国で初の石器時代の遺跡である トゥグル浜遺跡から出土した石製ドリルや シャコガイ製貝斧(かいふ) 有孔サメ歯製品などを展示しました。 遺物の公開は、郷土の歴史や文化に 親しみを感じてもらうと同時に 与那国島に限らず、 八重山地域の文化財の保存活用や 歴史研究の機運の高まりを目指しています。 授業の一環で見学した久部良小学校の 小島陽太さん(5年生)は 「ただの石かと思っていたら、 サメの歯とか動物の骨とかがあって少し驚いた」と話し 川田大智さん(4年生)は、 「見たこともないものがあったのでびっくりした」 と話していました。
Tue, 17 Dec 2019 14:54:00 +0900
ネコのふんから絶滅危惧種の骨見つかる
方言ニュース 2019年12月16日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球大理学部動物生態学研究室、 NPOどうぶつたちの病院沖縄、 それに国立環境研究所はこのほど、 国頭村北部の森林で採取した イエネコのふんの中から、 絶滅危惧種のオキナワトゲネズミの骨や 爪などが高頻度で確認されたと発表しました。 道路で採取した全てのふんの61・6%、 中でも重点調査区間である西銘岳で 採取したふんでは71・4%から オキナワトゲネズミが確認され、 調査チームは 「イエネコがオキナワトゲネズミに 大きな捕食圧をかけていることを 示唆している」 と警鐘を鳴らしています。 他にも琉球列島固有種のケナガネズミも16・7%、 ヤンバルクイナも2・8%確認されました。 一つのふんからオキナワトゲネズミ、 ケナガネズミ、 ヤンバルクイナの希少動物3種が確認された 事例もありました。 どうぶつたちの病院の長嶺隆理事長は 「対策はやんばるの森からネコの捕獲を 徹底することと、ネコの適正飼育だ。 ネコを適正に飼育するには室内飼育しかない」 と話した上で、 やんばるの森に飼い犬や飼い猫を 捨てないよう訴えました。
Mon, 16 Dec 2019 12:42:00 +0900
西崎中学校の生徒らによる自己肯定感向上のための取り組み
「西崎中学校の生徒らによる自己肯定感向上のための取り組み」 方言ニュース12月13日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 西崎中学校の1年1組33人が主体となった取り組みで、生徒の自己肯定感向上と「人の喜びを自分の喜びに出来る学級」のスローガンを基に始まった「ハッピーカード」が千枚を達成し、生徒らが喜びに沸いています。取り組みは校内で広がっており、生徒や教師が感謝の気持ちを伝え合うツールとなっています。ハッピーカードは、生徒同士や生徒と教師で感謝したいことを紙に記し、教室のボードに掲示します。「内容は「ペンを貸してくれて」「一緒に合唱の練習をしてくれて」「問題の解き方を教えてくれて」など、さまざまな「ありがとう」であふれ、掲示後のカードは宛先の生徒に渡されます。「生徒が積極的で、ボードがあっという間に埋まるんですよ」と笑う永井亮太教諭は、「認める、認められるということは社会で大切。 自分の気持ちを言葉にして伝えるのが苦手な子も多かったが上手になってきた」と話します。また、伊藤琉花さんはカードについて「自分がさりげなくしていることに感謝してもらえるとうれしい。カードを書くために周りの人に目を向けるようになり、優しさや思いやりに気づけるようになった」と笑顔で話しました。
Fri, 13 Dec 2019 16:16:00 +0900
首里杜館で首里城説明会開催
方言ニュース2019年12月11日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 首里城公園は首里城焼失前の様子や役割などを説明する 「首里城解説会」が、首里城公園首里杜館情報センターで始まりました。 首里城公園によりますと、 解説会はイベントなどで施設が使えない日を除いて1日4回開く予定で、 来場を呼び掛けています。 解説会初日となった6日には観光客らが解説会に参加し、 解説員の蔵盛美香子さんは首里城の城壁の積み方や、正殿や南殿、 北殿などの建物の建築様式などについて写真を使って解説しました。 解説員になって5年目という蔵盛さんは 「焼失後にも首里城に来ていただけてありがたい。 少しでも記念になってほしいと思って伝えた」と語りました。 解説会は入場無料で、午前中は9時半と11時、 午後は1時と3時に開かれます。 予約は不要で、各回45人程度が参加できます。 また、首里城の写真パネル展も開かれています。
Wed, 11 Dec 2019 14:13:00 +0900
伊江島の方言で浦島太郎を満喫 琉響がイベント開催
2019年12月10日(火) 琉球新報の紙面からお伝えします。 特定非営利活動法人琉球交響楽団(琉響)の 「しまくとぅばを学ぼう!歌おう!楽しもう! イージマグチ版浦島太郎」が 伊江村農村環境改善センターホールで開かれ、 イージマグチ(伊江島方言)を取り入れた演奏会を楽しもうと 会場には親子連れなどおよそ200人が詰め掛けました。 このイベントは2019年度 県しまくとぅば普及促進事業の一環で 琉響は2年前も訪れて演奏会を実施し 今回で2回目となります。 直井大輔さんの指揮で 室内オーケストラの団員23人が クラシックや童謡、沖縄民謡などを演奏し 「かえるの合唱」「幸せなら手をたたこう」の曲を イージマグチの歌詞にして、 スクリーンに映写し、全員で合唱しました。 チェロやトロンボーンなど楽器紹介もあり 普段見る機会のない子どもたちが 興味深そうに見入っていました。 村の保育士や幼稚園教諭に携わり 定年退職後に村教育委員会で 村立保・幼・小連携アドバイザーを務める 玉城いつ子さんがオーケストラの演奏に合わせ 「浦島太郎」をイージマグチで語り シナリオもアレンジされ 玉城さんの心地良い語りや 場面ごとに変化する演奏やイラストを 観客は楽しんでいました。
Tue, 10 Dec 2019 19:30:00 +0900
奄美群島にも首里城再建支援の輪が広がる
方言ニュース 2019年12月9日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1609年の薩摩侵攻まで琉球王国を共に 形成していた奄美群島の沖永良部島で、 10月31日に焼失した首里城再建に向けた 募金活動が始まり、 奄美群島にも支援の輪が広がっています。 おきのえらぶ島観光協会は 火災が起きた翌日から、 インターンとして働いてる 立命館大学2年の森田颯(はやて)さんの発案で、 募金を始めました。 森田さんは 「島の人も沖縄の人と同じショックを受けた。 いとこが来年から首里の県立芸術大学に通う予定で、 楽しみにしていた。 自分は島で育ち、鹿児島の高校に通ったが、 沖縄の人とは友達になるのも早く、 琉球文化圏であることを感じた。 再建のために支援していきたい」 と力強く語りました。 また、和泊町役場の職員でつくる 和泊町役場職員組合は 首里城再建の募金箱を 役場入り口に設置しました。 地元のケーブルテレビ局に支援を呼び掛ける テレビCMを流しており、 上別府(びゅう)立(たつる)書記は 「母は旧石川市出身で 首里城が焼けて泣いていた。 首里城は島の子どもたちも 修学旅行で訪れる場所。 いち早く首里城が復興してほしい」 と望みました。 和泊町は琉球文化圏のつながりを生かした 交流促進に向けた取り組みをしており、 今帰仁村との友好都市盟約締結を進めています。
Mon, 09 Dec 2019 17:22:00 +0900
いしだ文栄堂で、玉城さんの理想を盛り込んだオリジナル手帳が販売
「いしだ文栄堂で、玉城さんの理想を盛り込んだオリジナル手帳が販売」 方言ニュース12月6日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 かけ算や日時の読み方を覚えることなど 数字が苦手という北中城村の玉城善順さん(43)歳はこのほど、 「かけ算九九ができない大人でも人生がうまくいって楽しくなる魔法の手帳」を 2千部自費出版しました。 手帳の大きさや内容は玉城さんが考案したもので、 数字の表記を分かりやすくしたのが特徴です。 日付に「ついたち」「ふつか」「みっか」とルビを付け、 週間予定を書き込む欄にある時間軸には、 12時間表記と24時間表記を並記しました。 これまで自身が使いやすい手帳を探し、年に何度も買い換えていましたが、 理想の手帳は無かったことから、理想を盛り込んだオリジナル手帳を生みだしました。 書店を回り、店頭に置いてもらうよう交渉しましたが断られ続ける中、 那覇市のいしだ文栄堂が販売取り次ぎを引き受け、 現在、県内の書店で販売しています。 担当した小橋川篤可(あつか)さんは 「人柄や熱意を見て協力したいと思った」と話しました。 玉城さんは「この手帳は誰にでも合うし、得手不得手があっても、 使うと自分らしく人生が楽しくなる。みんなにも楽しんでほしい」と目を輝かせました。
Fri, 06 Dec 2019 11:13:00 +0900
12月から『ながら運転』厳罰化
方言ニュース2019年12月4日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 スマートフォンなどを使用しながら車を走行させる 「ながら運転」について、違反点数と反則金を引き上げ、 懲役刑も重くするなど厳罰化した改正道交法が今月1日、施行されました。 ドライバーがスマホを操作しながら運転した車による死亡事故が相次ぎ、 遺族らが罰則強化を求めていました。 県警によりますと、県内の道交法違反での摘発はピークが 2016年の2万1078件で去年は1万7825件に減少しました。 その半面、携帯電話使用などによる人身事故は去年は23件のが発生するなど 10年間でおよそ6倍に増加しています。 23件の人身事故のうち、19件が車の走行中に携帯画面をのぞき込む画像注視でした。 改正法では、運転中の携帯電話での通話や、 画面を注視する違反の点数をこれまでの1点から3点に、 通話や注視により交通の危険を生じさせる違反を 2点から免許停止となる6点にしました。 「画面を注視する違反」の反則金は 「大型車」は7千円から2万5千円にするなど変更し、 違反を繰り返すと「6月以下の懲役または10万円以下の罰金」の罰則が 適用される可能性があります。 さらに、通話や注視により「交通の危険を生じさせる違反」は 直ちに刑事手続きの対象となります。
Wed, 04 Dec 2019 14:07:00 +0900
パッチワークで平和の祈り 比企さん個展初開催
2019年12月3日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 平和や鎮魂の願いを込め創作する 栃木県宇都宮市のパッチワークキルト作家の 比企洋子さん(73)歳がこのほど、 古里沖縄で初めての個展 「祈りの千羽鶴」を開きました。 比企さんは20代初めに、 現在のうるま市から上京し結婚後、 宇都宮市に移り住み、現在は 宇都宮の比企病院常務理事を務めています。 比企さんは東日本大震災を機に、 古い和服の糸をほどき切り取って、 その絵柄を縫い合わせる パッチワークキルトの創作に本腰を入れていますが、 縦横2・8メートルの代表作「祈りの千羽鶴」には 大震災や沖縄戦など戦争の犠牲者らへの鎮魂の思いが 一針一針に込められています。 しかし、出展の準備中、 沖縄の象徴で自らの思い出も残る首里城が焼け落ちました。 かつて首里城が復元された際、 船大工だった父が手掛けた荷船の「やんばる船」で、 建築用の丸太が運ばれた記憶も鮮明に残っており、 激しい炎に包まれた首里城の映像を目にして 「私も琉球人」との思いが込み上げ 「何と言えばいいのか分からない。ただショック」 と思ったということです。 衝撃を越え、再建の希望を訴えるとともに、 「少しでも役に立てれば」と、 先月28日には那覇市に300万円を寄付しています。
Tue, 03 Dec 2019 14:28:00 +0900
いとまんピースフルイルミネーション ボランティア募集
方言ニュース 2019年12月2日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 年末年始に沖縄戦終焉の地から平和の祈りを イルミネーションに込めて発信してきた 「いとまんピースフルイルミネーション」を、 民間で運営することを受け、 民間業者の沖縄イベントファクトリーを中心に 市民有志ら10人はこのほど、 実行委員会を立ち上げ、 開催場所の市観光農園での電飾設置の ボランティアを募集しています。 民間での運営は、糸満市が財政難を理由に 市主体での開催中止を決めたことによるものです。 しかし、ボランティア募集を SNSで呼び掛けたところ、 市内外から賛同者が集まり、 飾りつけをしているということで、 「来ないと思っていた」と話す 新垣実行委員長によりますと、 連日、ボランティアが駆け付け、 中には県外から出張の合間に 来た親子もいたということです。 また、これまでのイルミネーション会場で 舞台出演していた市内の高校生らも 「恩返ししたい」と参加する予定です。 電飾設置のボランティア募集は イルミネーション初日の今月20日までで、 新垣委員長は 「イベントをなくしたくないという思いから 民間で行うことにした。 成功させたいので皆さんの協力を よろしくお願いします」 と呼び掛けています。
Mon, 02 Dec 2019 18:09:00 +0900
注文をまちがえるゆいまーるな喫茶店
認知症の人たちが店員を務める 「注文をまちがえるゆいまーるな喫茶店」がこのほど、 糸満市西崎の糸満漁民食堂で開かれ、 認知症の4人がボランティアと共に接客をし、 注文を取ったり配膳をしたりしながら客との交流を深め、 店内は和やかな雰囲気に包まれました。 「ゆいまーるな喫茶店」は宜野湾市や本部町、豊見城市などで開催され、 今回で12回目ですが、糸満市では初めての開催で、店の定休日を利用して開かれました。 メニューは2種類で、テーブルに番号を書いた札を置きました。 注文票はテーブル番号に丸を付け、分かりやすいように工夫しました。 初めての場所に慣れるまで時間がかかる人もいましたが、 次第に緊張がほぐれ、客との触れ合いを楽しんでいました。 糸満市の大城文子さん(89)歳は 「学生を相手に100円そばの店をしていた。 一人で大変だったが、思い出すね。懐かしい」と笑顔を見せていました。 実行委員長の元麻美さんは 「認知症の人は徘徊するイメージがあるが、接したら普通だということが分かる。 身近に接することで、地域で支えることが当たり前になってほしい」と話していました。
Fri, 29 Nov 2019 19:00:00 +0900
県内で電子マネー特殊詐欺が深刻化、去年のおよそ2倍
方言ニュース2019年11月27日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 県内で電子マネーを狙う特殊詐欺被害が深刻化しています。 県警が今年に認知した特殊詐欺は23日現在、18件で、 このうち電子マネーが関連した架空請求詐欺が13件と大半を占めています。 被害総額はおよそ1180万円で、去年の年間被害額およそ600万円の およそ2倍となったことも分かりました。 また、県警が2014年から去年までの5年間で認知した架空請求詐欺は81件で、 このうち容疑者や犯行グループなどの摘発に至ったのは2件のみです。 いずれも被害者と直接対面し、金を受け取るといった 旧来の手口によるものでした。 去年に認知した電子マネーなどを狙った詐欺13件については、 現在も犯人や犯行グループを特定できておらず、摘発に至っていません。 県警は「電話やメールで電子マネーを要求するのは詐欺の手口だ。 家族や警察へ必ず相談してほしい」と警鐘を鳴らしています。 一方、県警関係者は「電子マネーは匿名性が高く、 デジタル化された数字だけが行き来していて実態が見えづらい。 ネッと上でやり取りされ、犯人像が見えないので、 これまでの刑法では限界がある」とし、難しさを指摘しました。
Wed, 27 Nov 2019 13:48:00 +0900
具志堅興托さんの詩集を作ろう チャリティーイベント開催
2019年11月26日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁中学校2年生の具志堅興托さんが書きためた詩を 詩集にする資金を集めようと、このほど、 「僕の道夢と希望の光」と題したチャリティーイベントが 今帰仁村立兼次小学校で開かれました。 知的障害がある興托さんは 特別支援学級で学んできました。 詩を書き始めたのは小学校2年生のころで、 新学期への期待や炎天下に咲くヒマワリ、秋の空など、 見たことや感じたことを表現してきました。 小学校時代に興托さんと向き合った 学習支援員の宮城すま子さんは 「難しい言葉を使わず詩を書いている。 わくわくしながら取り組んでいる様子だ」と目を細めました。 チャリティーイベントでは同級生らがエイサーを披露し、 兼次小学校時代から共に過ごしてきたおよそ30人が 心を一つにし、太鼓を力強くたたきました。 同級生の仲本愛さんは興托さんの詩について 「同級生の詩を読んで感動した。 詩集が楽しみで、詩を全部読みたい」と期待し、 「考えたことをすぐに書いてきた」という興托さんは 3編の詩を朗読し、詩集を手に取る人たちに 「心が温まる思いを感じてほしい」と願いました。 詩集は年明けをめどに発行し、 協賛企業やそんな以外の学校などに配布する計画です。
Tue, 26 Nov 2019 13:38:00 +0900
不幸な野良猫をなくすために大宜味村で「ネコ適正飼育宣言」
方言ニュース 2019年11月25日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 各地で課題になっている「野良猫問題」を 皆で話し合おうと、このほど、 大宜味村役場会議室で 「猫適正飼育ワークショップ」が開かれました。 世界自然遺産候補にもなっている大宜味村で、 猫の適正飼育の啓発を呼び掛け、 人や猫、野生動物にとって住みよい地域を つくるのが目的で、不妊・去勢手術の現状や、 捕獲した猫の譲渡会など村の取り組みの 報告の後、意見交換会を開きました。 この中で、野良猫数匹を預かっている62歳の女性は 「飼育のきかっけはごみ箱をあさっている 野良猫を見かけたこと。 役場に登録をしてもらい飼育を始めた。 村で捕獲された猫も預かり、 飼い主探しをしている。 地域で関心を持つことが大切だと思う」 と経験を語りました。 また、捕獲された猫が気になり、 南城市にある県動物愛護センターまで 出向いたという夫婦は 「不幸な猫をなくすには野良猫に餌を やらないことが大切だと聞いた。 殺処分はないということも聞いて安心した。 皆で猫を野良猫にしない地域をつくっていきたい」 と述べました。 この他にも猫好きならではの 「ネコのあるある話」なども飛び出し、 最後に猫も野生生物にも住みよい地域づくりと 共存を目指し、 「おおぎみネコ適正飼育宣言」を採択しました。
Mon, 25 Nov 2019 17:47:00 +0900
白保竿根田原洞穴遺跡、国の史跡指定へ向けた動き
方言ニュース2019年11月20日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 国の文化審議会はこのほど、国の史跡として 石垣市の「白保竿根田原洞穴遺跡」を新たに指定するよう 萩生田文部科大臣に答申しました。 遺跡では国内最古となるおよそ2万7千年前の人骨などが発見されており、 学術的な価値の高さが評価されました。 遺跡は石垣空港内にあって現地保存されており、 保存状態の良好な多量の人骨が発見されました。 旧石器時代に相当する更新世人類の人骨を伴う墓葬と墓城の発見は国内初の事例で、 石灰岩洞穴や岩陰を利用した葬送俗習の長い歴史をたどることが可能とし、 文化審議会は「形質人類学的な重要知見をもたらした画期的な意義を持つ」と評価しました。 答申を受け県の平敷教育長は「大変、うれしく思う。 白保竿根田原洞穴遺跡はわが国の正しい歴史理解のために欠くことができず、 遺跡の規模、遺構、出土遺物唐で学術上価値がある」とコメントしました。 また、石垣市の関係者からも喜びの声が上がり、市文化審議会の石垣委員長は 「島の東側は1771年の明和の大津波の被害が大きく、 全て波で流されたと思われていた。発見は奇跡的で非常に驚いた」と当時を振り返り、 「大変意義があり、島の誇りになる」と史跡指定を歓迎しました。
Wed, 20 Nov 2019 18:33:00 +0900
県立芸大の移動大学 伊江島で芸能体験
2019年11月19日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 県立芸術大学の移動大学が 先月26と27の両日、 伊江中学校で開かれました。 移動大学は芸大の教員や学生らが講師となり、 地元の人々に芸術や芸能を体験してもらうもので、 伊江村で開かれるのは初めてです。 12回目となった今回は 村内の小中学生を対象に彫刻や紅型、 織遊びなど12の教室を開催しました。 初日は伊江中学校の生徒を対象に 絵画や吹奏楽を指導しました。 参加した児童らは普段、 体験できないメニューに興味津々で、 講師のアドバイスを聞きながら 作品づくりに没頭しました。 このうち粘土アニメ教室に参加した小学2年の男の子は 「粘土で恐竜を作って、すこしずつ形を変えながら撮影して アニメーションを作るのが楽しかった」と喜んでいました。 また、2日目の夜は農村改善センターホールで 琉球芸能公演が行なわれ、 洋楽の演奏や空手演武をはじめ、 琉球芸能専攻の学生による琉舞などが披露されました。 さらに、伊江島に伝わる 「砂時計」や「雨降花染」などの創作舞踊も披露され、 会場から手拍子が送られるなど、 会場に詰め掛けたおよそ300人の村民は、 華やかな舞台を堪能していました。
Tue, 19 Nov 2019 14:11:00 +0900
忘年会シーズン 飲酒がらみの事故に厳重注意
方言ニュース 2019年11月18日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年、県内では飲酒絡みの人身事故が 78件発生しました。 人身事故全体に占める割合は1・76%で、 全国に比べておよそ2・1倍、 全国ワースト2位となっています。 飲酒運転の検挙件数は増加傾向にあり、 去年は2222件で、前の年に比べて180件も増加し、 人口千人当たりの検挙件数は1・64件で、 全国最多となっています。 県警が飲酒運転検挙者を対象に実施した アンケートによりますと、 「朝6時から10時の出勤時間帯の」の 検挙者が最も多く、全体の31・1%で、 深酒によるものと思われます。 体質によって異なりますが、一般的に、 アルコール1単位のお酒を飲んだ場合、 完全に分解するのに 4時間かかるということで、 1単位はアルコール度5%のビールなら 500ミリリットル、 25%の泡盛なら100ミリリットル、 コップ半分に相当します。 ビール3杯飲むと分解までに12時間かかり、 睡眠時間を8時間とっても、まだアルコールが体内に残っていることになり、 飲酒量によっては、一晩寝てもアルコールが 抜けていない場合があるということです。 12月は忘年会シーズンです。 「飲酒雲煙をしない、させない、許さない」を 合言葉に、飲酒運転のない安全で安心な 美ら島、沖縄県を実現しましょう。
Mon, 18 Nov 2019 18:32:00 +0900
50年ぶりの来沖で温かな時間を過ごす
「50年ぶりの来沖で温かな時間を過ごす」 方言ニュース11月15日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 およそ50年前に少女時代を沖縄で過ごし、 当時交流のあった「ヒデコ」さんを探すため来沖している、 アメリカテキサス州のジェーン・クレーマーさんがこのほど、 「ヒデコ」さんの家族と那覇市内で面会しました。 「ヒデコ」さんは「池田秀子」さんと判明しましたが、 およそ2年半前に病気で亡くなっており、 生前の秀子さんの写真などを手に思い出話をし、心温まる時間を過ごしました。 クレーマーさんは1969年から1971年に アメリカ民政府職員として沖縄に赴任していた父親の仕事の関係で、 アメリカ軍牧港住宅地区、現在の那覇新都心地区に住んでいました。 基地フェンスの道向かいに秀子さんの自宅があり、 2人は日本語や英語を教え合ったり、 フェンス越しに贈り物をし合うなどして交流しましたが、 離沖を最後に連絡が取れないまま、およそ50年が過ぎていました。 秀子さんは、外資系航空会社に勤務した後、 着付師や美容師をしながら娘と息子を育てたということで、 クレーマーさんは「彼女は知的だった。やっぱ活躍していたんだね」と喜びました。 夫の安武さんは 「秀子がもし生きていたら、再会をどんなに喜んだだろうか」としのびました。 クレーマーさんと家族は今後も交流を続けるつもりです。
Fri, 15 Nov 2019 15:02:00 +0900
ガラス吹工の上原さん、現代の名工に選出
方言ニュース2019年11月13日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 厚生労働省がこのほど発表した「現代の名工」に、 琉球ガラス村技術指導責任者でガラス吹工の 上原徳三さん(66)歳が選ばれました。 琉球ガラス作品を多彩な技法で制作する技能が高く、 次世代への技術継承に貢献したことなどが評価されたものです。 中学卒業後に奥原硝子製造所に入社し、 材料となる空き瓶を拾い集める雑務などが最初の仕事でした。 ガラス職人が作業をする工場に入れてもらえず、 職人を補助する仕事など、下積み生活は10年以上も続き、 「きついと思うこともたくさんあったけれど、苦労した経験が今に生きている。 ガラス作りは私の人生そのもの。多くの人に支えられてここまで来られた」 と目を細めます。 琉球ガラス村に入社後、自身の作品を生み出すようになり、 赤や青、水色など五つの色を組み合わせて、 鮮やかな色彩を表現することにこだわります。 ガラスを熱する時間によって浮かび上がる色が大きく異なるなど、 制作過程には難しさが伴いますが、 「思うような作品に仕上がらないこともある。今でも勉強を続けている」 と技術向上に余念がありません。 現在は若手職人の指導も行い、技術を継承しており、 「指導をする中で自分自身が学べることも多い。 これからもいい作品を生み出したい」 と意欲を示しました。
Thu, 14 Nov 2019 12:34:00 +0900
首里城再建に向け20万寄付 ハワイの県系人ら
2019年11月12日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄の文化などを伝える ハワイの県系人らのグループ「御冠船歌舞団」の 和多エリックさんと金城ノーマンさんが 首里城再建のための寄付金 20万円を那覇市に託しました。 2人は 「沖縄の若者はあまり歴史を知らない。 この悲しみを機に、 もっと文化やしまくとぅばを教えてほしい。 観光地というだけではない首里城の意義を考えてほしい」 と願いました。 歌舞団は沖縄の歴史などを学ぶ スタディツアーのため沖縄を訪れていたもので、 寄付金はツアー参加者26人が出し合いました。 火災が発生した時、一行は北部におり、 今帰仁城跡から首里城に向けて御願をささげ、 その日の夕方に首里城に駆け付けました。 ツアー参加者の70代女性は 「私たちは新しい城を見られるかわからない。 帰る前に気持ちを届けたい」と寄付を決めたということで、 5日に行われた寄付金贈呈式で和多さんは涙をこらえながら 「首里城は沖縄のシンボルだ。 世界のウチナーンチュの力を合わせて 新しい城を造りたい」と語りました。 この日の午後、 初めて焼けた首里城を見たという和多さんと金城さんは 「やっと焼失を信じることができた。 新しい城から世界に平和を発信したい」 と前を向いていました。
Tue, 12 Nov 2019 13:56:00 +0900
首里城再建の支援金を装った詐欺に注意
方言ニュース 2019年11月11日(月)放送分です。 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 焼失した首里城の再建に向けた募金を装った 詐欺とみられるメールが一斉に 送信されていることが分かりました。 携帯電話会社からの連絡を装い 「首里城再建支援金の受け付けを 2019年11月6日より開始しましたので お知らせします。 またお客さまの10月度ご利用請求額の 3桁を支援金として寄付させて頂ければと 存じます」などと書かれており、 URLが添付され、 クリックすると別のサイトに誘導されます。 携帯電話会社は 「そのようなメッセージは一切出していない」 として、利用者に注意喚起しています。 また、県警や消費生活センターでは現在被害を 確認していませんが、 注意を呼び掛けています。 一方、菅義偉官房長官は7日の記者会見で、 「取り締まりをしっかり行い、 注意喚起をしたい」と述べ、 火災で正殿などが焼失した 首里城の再建支援を巡り、 全国に広がる寄付の動きにつけ込んだ 詐欺行為に巻き込まれないよう 注意を呼び掛けました。
Mon, 11 Nov 2019 18:25:00 +0900
恩納村でたくさんの愛が叫ばれる
イベント「恩納村から愛を叫ぼう2019」が先月、 おんなの駅内海デッキで開かれました。 歌人「うんなナビー」の里にちなみ、 思いを寄せる人に愛や感謝を伝える催しは 去年に続き2回目で、12組が出場しました。 嘉手納町の仲本透さん45歳は9年間で100回求婚し続け、 今年4月にゴールインし、「愛してるよ。大事にするからね」と叫ぶと、 50メートル離れた対岸から 妻のルミ子さん(36)歳が「愛してま~す」と返しました。 また、本部町に住む61歳の崎浜まち子さんは、 34年連れ添う2歳下の夫、 昌和さんに「年上ということで素直でなかった私。 心から素直な気持ちで感謝、アイラブユー」と叫びました。 さらに、聴覚障がいのある那覇市の高良リカさん47歳は 内緒で連れて来た母のサヨコさんへ 「お母さんが、懸命に育ててくれたおかげで、言葉が話せるようになった」と感謝を伝え、 サヨコさんは「名前を呼ばれて人違いだと思い驚いた。とてもいい娘です」と涙を浮かべていました。
Fri, 08 Nov 2019 13:55:00 +0900
首里城再建願い空手奉納演武
方言ニュース2019年11月6日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市首里にある空手の6道場が今月3日、 首里崎山町の崎山公園で焼失した首里城再建を願う奉納演武を開き、 およそ70人が空手の型を披露しました。 崎山公園は琉球国王の武術鑑賞と稽古場で、 空手発祥の地を宣言する碑が建っています。 1938年には首里第一小学校の児童が正殿前で空手の鍛錬をしたこともあり、 首里の空手家にとって首里城は大きな心のよりどころで、 琉球王朝祭りでも演武が予定されていました。 この日は小林流守武館の呼び掛けで6道場が参加し、 日頃鍛錬を積んできた子どもたちが中心となり、 空手を通じて沖縄の人たちを「励ましたい」と演武で思いを伝えました。 さらに、崎山公園の高台から臨む首里城を背に勇壮に演じ、 空手発祥の地の象徴としても首里城が再び輝くことを期待しました。 守武館の上間康弘館長は 「喪失感から奮い立たせようと開催した。 首里城が空手発祥の地を発信してきた面もある。 今後は空手を通して首里城再建の力になっていきたい」 と力を込めていました。
Thu, 07 Nov 2019 15:55:00 +0900
ハワイ沖縄連合会へ三線贈呈 「ウチナーンチュ大会で一緒に演奏を」
2019年11月5日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 海外の県系人へ三線を贈る活動に取り組む 「世界の兄弟へ三線を贈るプロジェクト」実行委員会は このほど、中城村の吉の浦会館で寄贈式を開き、 ハワイ沖縄連合会に三線10丁を贈呈しました。 実行委員会は2014年に活動を始めて以来、 ドイツなど海外6県人会に合わせて 10丁の三線を寄贈しています。 ハワイは来年、移民120周年を迎えることから、 今回の寄贈を決めました。 勝連代表は寄贈した三線を活用した 三線教室やイベントなどを通して、 愛好者が増えることに期待したいと呼び掛け、 「いつかハワイ県系人がこの三線をもって 世界のウチナーンチュ大会に参加し、 一緒に演奏できる日を楽しみにしている」 と期待を寄せました。 三線を受け取ったハワイ沖縄連合会の 糸村ジョーン昌一専務理事は 「ウチナーンチュのチムグクルを改めて痛感した」 と感慨深げに語り、 「皆さんの思いを必ず同志に伝え、 沖縄文化の普及・発展に生かしたい」と述べました。
Tue, 05 Nov 2019 17:36:00 +0900
中城ハンタ道が「歴史の道百選」に
方言ニュース 2019年11月4日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 文化庁はこのほど、歴史的・文化的な由緒を持つ 古道などの保存活用を呼び掛ける 「歴史の道百選」に、沖縄本島中部東側の地域を 結ぶ幹線道の一つ、中城村の 「中城ハンタ道」など 36件を新たに選んだと発表しました。 県内から選ばれたのは23年ぶり2例目です。 選定されたのは村の北側の 世界遺産中城城跡から南側の南上原にある 糸蒲公園までの全長およそ6・2キロの道のりで、 ハンタは崖を意味し、 沖縄本島東側の崖沿いを通っています。 開けた地点は与勝半島から知念半島に至る 中城湾を一望でき、上り降りや狭い道、 山道の区間もあり、 踏破におよそ2時間から4時間を要するということです。 中城村の浜田京介村長は「うれしい。 中城を村内外に発信できるチャンスだ」 と喜び、 村観光協会は道の観光ルート化を検討し、 観光客誘致に期待を寄せています。 「中城ハンタ道」は首里城と中城城を結ぶ 公道=宿道として14世紀後半までに 整備されました。 1671年に宜野湾間切が新設され、 中城方東海道が整備されたことで 宿道の役割を終え、 その後は生活道として利用されました。
Mon, 04 Nov 2019 17:53:00 +0900
名護市安和で牛御願が行われた
「名護市安和で牛御願が行われた」 方言ニュース11月1日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 名護市安和(あわ)の伝統行事で、 牛肉を拝所などでささげる「牛御願」が先月、10月7日に行われました。 「牛御願」は満8年ごと、(9年マーイ)に実施されるもので、 幸地区長と住民が半日をかけて区内の御獄など11カ所を回り、 牛肉のごちそうを供え、安和の繁栄や住民の健康を先祖に祈願し、 公民館では牛汁などの牛肉料理600食分が振る舞われました。 1987年に発刊された「安和の語りぐさ」によりますと、 牛御願はいつから始まったか定かではありませんが、 1899年に実施されたという証言もあり、 当時は、現在よりも貴重でほとんど口にできなかった 牛肉を食べられるということで、安和の一大行事だったと紹介されています。 ことしは午前9時ごろ、幸地区長が県指定有形文化財くばのうたき、 水源地の前川(メーガー)、安和神社などを回って手を合わせ、 先祖らに牛肉のごちそうがあることを伝えました。 また、牛汁入りのおわん、串肉、肉が盛られた皿のほか、 舌やひづめ、尾の部分の生肉が用意され、 安和の創始者とされる上座親雲上(うぃざぺーちん)と その妻が眠るとされるフクギヌシチャなどでささげました。
Fri, 01 Nov 2019 12:34:00 +0900
野村流初代会長、伊佐川世端氏の胸像除幕
方言ニュース2019年10月30日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 ことし創立95周年を迎える野村流音楽協会の創設者で、 初代会長の伊差川世瑞氏の胸像移設が完了し、 胸像の除幕式と祝賀交流会がこのほど、名護市伊差川公民館講演で開かれ、 県内の芸能団体と移設に関わった関係者らが集い、 琉球古典音楽発展の礎を築いた伊差川氏の功績に思いをはせました。 伊差川氏の胸像は、直弟子たちが1970年に 旧伊差川公民館前に建立しました。 野村流音楽協会が8月から老朽化していた胸像の移設作業に取りかかり、 修復後、新伊差川公民館の公園に設置しました。 除幕式では、胸像への入魂式の後「ぢやんな節」が歌われ、 式辞後の斉唱「かぎやで風」では、伊差川氏の教えを継ぎ、 歌の道が幾代までも栄えることを願った歌詞を用いました。 熊本から式に参加した伊差川氏の孫の伊差川初恵さんは 「もっと祖父のことを知りたいと感じた。 こんなによくしていただき、ありがたい」と目頭を押さえました。 協会の長浜眞勇会長は 「琉球古典音楽の流派会派の代表が集まり、輝かしい未来を予感する光景だ。 音楽に関わる全ての人がここに集い、未来の音楽ビジョンを語り合えれば、 それに勝る幸せはない」と力を込めました。
Wed, 30 Oct 2019 15:10:00 +0900
琉球古典音楽野村流 名人・幸地亀千代さんの映像見つかる
2019年10月29日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 琉球古典音楽野村流の名人の 故・幸地亀千代さんの映像が、 このほど新たに見つかりました。 映像は、名護市我部祖河の上原仁吉さんが 1969年5月に那覇料亭で行われた 野村流の春季総会を撮影したもので、 後に人間国宝になった島袋正雄さんをはじめ、 野村流の隆盛に関わった先達の姿が確認でき、 上映に立ち会った野村流音楽協会の長浜眞勇会長は 「幸地先生の動画は初めて見る。 当時の野村流の重鎮もおり、貴重なものだ」と話しました。 映像には、会場に入る幸地さんや 照屋林山さんと思われる人物らの村流の重鎮や 幸地さんと親しげに話す島袋さんの姿、 会場いっぱいに集まった会員が 三線や筝を演奏する姿などが映っています。 上原さんは名護市、当時の羽地村役場に就職し、 趣味で映像撮影を始め、 名護市内のイベントを中心に数多くの映像を 撮影してきたということで、 自宅には第1回と思われる「少年の船」の映像や、 田井等親川の村踊り準備の様子など、 復帰前後の貴重な映像が多数残されています。 上原さんは 「当時はビデオカメラを持っている人は少なく、 師範免許授与式では幸地さんから『前にどうぞ』と案内された。 映像は、市に寄付したいと言考えている」と話しました。
Tue, 29 Oct 2019 10:52:00 +0900
オオゴマダラ 県蝶の最終候補種に
方言ニュース 2019年10月28日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄県を象徴する「県蝶」を決めるための 「沖縄県の蝶」選定検討委員会の第2回会合が このほど、県庁で開かれ、 オオゴマダラを県蝶の最終候補種に決めました。 来月中にパブリックコメントを実施し、 玉城デニー知事の決裁などを経た上で 今年度内にオオゴマダラを県蝶として正式決定します。 県蝶の制定は埼玉県に次いで2例目です。 県によりますと、候補種の選定は 豊かな自然環境の象徴や、 親しみやすさや知名度、教育的な活用度、 それに、希少性や独自性といった学術的・ 生物学的視点の4つの観点から進めたもので、 オオゴマダラは沖縄本島のほか宮古島や 石垣島など県内全域に分布しており、 「選考基準に当てはまるとして満場一致で 決まった」ということです。 県蝶の制定に向けては、 沖縄県の蝶制定県民の会がシンポジウムを 開催し、機運醸成を図り、 おととしには「はーべーる総選挙」を実施し、 候補5種の中からオオゴマダラが 1位となりました。 県民の会の会長で大城安弘農学博士は 「総選挙でオオゴマダラを推す県民の声が大半を占めた。 それほど広く親しまれているということだろう。 これを機会にほかの希少種にも目が 向けられるようになれば」と語りました。
Mon, 28 Oct 2019 14:45:00 +0900
県内の女子ラグビークラブ活動の情熱
「県内の女子ラグビークラブ活動の情熱」 方言ニュース10月25日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 県内では数少ない7人制の女子ラグビークラブ 「琉球アイランドガールズ」の活動が加速しています。 メンバーおよそ10人のほとんどが初心者で、 この春から沖縄本島中南部で週1回集まり汗を流しており、 「一度体験すれば楽しさが分かる」と口をそろえるメンバーたちは、 県内の競技人口が増え、試合や大会ができるようになるのが夢です。 クラブ代表でコーチも務める林拓司さんは 「プロを見ても分かるようにラグビーは多様性のスポーツ」と語り、 体格や運動能力、性格などさまざまな個性が調和し、 屈強なチームになると力説しますが、実際にメンバーは体格の差異だけでなく、 学生や会社員、アメリカ軍関係者など多彩な顔ぶれがそろっています。 陸上の円盤投げ選手として活躍し、 2009年に女子円盤投げの当時の日本高校記録を樹立した 糸満みやさんはラグビーに転向して5年ですが、 「体格より俊敏性の方が大事。小柄でよく動く沖縄の女の子にも合っている」と話します。 県内では、世界の強豪が集う国際大会が読谷村で開かれるなど、環境面も優れており、 林さんは「身近に競技できる場が増えれば、沖縄は女子ラグビーのメッカになれる」と情熱を燃やしています。
Fri, 25 Oct 2019 21:03:00 +0900
情報番組の影響でシークヮーサーが品切れに
方言ニュース 2019年10月23日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 県物産公社が運営する県産品のアンテナショップ「わしたショップ」で、 シークヮーサー100%の果汁飲料が爆発的な売れ行きを見せています。 県外の直営店4店舗で16日、前の年の同じ日に比べておよそ25倍の1780本、 およそ200万円分を売り上げました。 全国放送の医療情報番組で前日に、 シークヮーサーの成分「ノビレチン」の効用が紹介され、 注目度が高まったということです。 わしたショップは、県内12社から 20種類のシークヮーサー100%飲料を仕入れており、 大量に売れたことで多くの商品が品切れ状態となったため、 物産公社はこの日に航空便で商品を追加発送し、 県外直営店4店舗では翌17日も503本が売れました。 仕入れ元の企業にも注文や問い合わせが相次いでおり、 多くの社で品薄状態となっています。 公社の比嘉徹執行役員は 「1日の売り上げとしては過去にない量。 その他のシークヮーサー商品や県産品の売り上げ増にもつながるなど、 波及効果が出ている」と説明し、 「県内には健康に効果があるとされる食品が多くあり、 訴求のやり方次第でこれだけ売れることが分かった。 一過性の流行ではなく購入者がリピーターになってもらえるよう、 販売促進に努めたい」と話しました。
Thu, 24 Oct 2019 11:50:00 +0900
沖縄の平和な未来を語り合おう! 美里中・演劇「うむい」
2019年10月22日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 第19回全国中学校総合文化祭に出場した 沖縄市立美里中学校の生徒がこのほど、 沖縄市民会館大ホールで開かれた校内音楽発表会で、 沖縄戦や名護市辺野古の埋め立て問題などを提起する 演劇「うむい」を在校生と保護者らに披露しました。 劇は、現代の沖縄で辺野古の海に生息するサンゴが 少年と出会う場面から始まり、 戦前や戦時の沖縄をタイムトリップしながら、 沖縄の抱える問題に向き合っていく物語で、 3年生の有志11人が出演や照明を担い、 コミカルな演技やダンスを織り交ぜながら、 戦前から現代までの沖縄の人々の暮らしを描きました。 サンゴ役を熱演した女子生徒は 「サンゴも人間も物言わぬ少年少女になってはいけない。 未来を語り合うことから逃げないで」と訴え、 リーダーの男子生徒は 「平和ぼけしている同世代に 戦争を忘れてはいけないこと、 今の問題を語り合うことを伝えられた」と語りました。 また、演劇を鑑賞した女子生徒は 「友人や家族とのつながりを大切にしようと思った。 同級生が舞台に立っている姿が誇らしい」と話しました。
Tue, 22 Oct 2019 13:30:00 +0900
2018年度 県ベスト育児制度賞が決定
方言ニュース 2019年10月21日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 子育て世代が受けられる制度などをまとめた サイト「育児助成金白書=イクハク」を 運営する日本子育て制度機構はこのほど、 宜野湾市と沖縄国際大学のボランティアサークルによる「ひとり親家庭子どもの生活・学習支援事業」を 2018年度県ベスト育児制度賞に選びました。 県内からの受賞は初めてで、 SDGs4番目の目標 「質の高い教育をみんなに」にも 通じるものです。 全国で33都府県の団体が受賞しました。 事業は国と県の補助事業を活用し、 宜野湾市が大学に声を掛け 2014年度から始まり、 現在、ひとり親家庭などの中学生23人が 大学と新城児童センターで週に2回、 午後6時から2時間、 大学生による学習支援を受けているもので、 日本子育て制度機構は 「子どもにとって年の近い学生が 相談相手となり得る」と評価しました。 大学3年生でサークル 「Teen support room 沖種」の伊集くりあ部長は 「中学生の成長を見るとやりがいを感じる。 今後も頑張りたい」と意気込み、 松川正則市長は 「中学生は身近な大学生から刺激を受け、 これからの人生の大きな糧になる」 と述べました。
Mon, 21 Oct 2019 21:41:00 +0900
学校に行かないという選択肢
学校に行かないことを選択し、小中高校に通わず大学へ行った 星山海琳さんと母親のよっぴーさんこと吉田晃子さんによる新刊 「不登校になって伸びた7つの能力」の出版記念トークイベントがこのほど、 豊見城市内で開かれ、親子連れなど45人が参加し、 よっぴーさん、まりんさんの体験を聞き、 学校へ行かないという選択肢について考えました。 「子どもは生まれたときに100の能力がある天才」と語るよっぴーさんは、 まりんさんの成長を「ドラマを見るような感覚。次はどんなことをするんだろう」と、 能力を奪わないように見守りました。 家では絵を描いたり本を読んだりして過ごしていたまりんさんは、 17歳の時に大学進学を決意し、2か月半の勉強で高卒認定試験に合格、 入試にも受かり、現役で大学に進学しました。 祖父母などから「学校へ行きなさい」と言われていたということですが、 よっぴーさんは 「考え方を否定してもおかしい。行くのも行かないのも正解で、対立じゃない。 まりんさんが世間は学校へ行くのがオーソドックスだと知るチャンスでもあった」 と受け止め、「いろんな人がいる中で、自分がどうしたいのか、 どうするのかを教えるのが親の役割」と話しました。
Fri, 18 Oct 2019 13:26:00 +0900
ツマジロクサヨトウ、被害7市町村へ広がる
方言ニュース 2019年10月16日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 トウモロコシやサトウキビなどに被害を与える 外来のガの害虫「ツマジロクサヨトウ」の幼虫が、 西原町と中城村のスイートコーン畑で見つかりました。 被害確認は県内で7市町村となり、広がりを見せています。 5日に西原町で発見され、 県病害虫防除技術センターで近隣の市町村の畑を巡回したところ、 8日に中城村のスイートコーン畑でも発見されました。 食用スイートコーン畑で被害が確認されたのは初めてです。 ツマジロクサヨトウは7月に恩納村の飼料用トウモロコシ畑で、 県内で初めて確認されました。 その後、多良間村、八重瀬町、宮古島市でも確認され、 8月には石垣市のサトウキビ畑でも被害が確認されました。 ツマジロクサヨトウはもともと北南米に生息しており、 去年にインドで確認されて以来、急速にアジアに広がっています。 日本では今年7月に初めて発見され、 中国や台湾でも同じ時期に発見されました。 情報が不足しており、日本で冬を越すかは不明だということですが、 県病害虫防除技術センター予察防除班の河村太研究主幹は 「世界的な温暖化が影響している可能性もある」と指摘しています。
Wed, 16 Oct 2019 14:36:00 +0900
沖縄県民を救った県系2世 比嘉太郎の生涯を学ぶ
2019年10月15日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 ハワイ生まれの県系2世で 幼少期を北中城村島袋で過ごし、 沖縄戦ではアメリカ兵として ガマに隠れる住民を救出した 比嘉太郎をテーマにしたシンポジウムが このほど、北中城村中央公民館で開かれ、 およそ250人の来場者が 比嘉太郎の生涯について学びました。 第一部では琉球新報で 「新・太郎物語」を連載している 下嶋哲郎さんが講演し、 この中で下嶋さんは、 比嘉が第2次世界大戦中にイタリア戦線に送られ、 民間人の惨状を目の当たりにしたことが、 豚550頭を贈るまでの 沖縄救援活動につながったと説明しました。 また、沖縄戦ではガマに入り、ウチナーグチで 「安心して出てきてください」と声を掛けたということで、 その結果、多くの人命が救われたと話し、 下嶋さんは、比嘉について、 「9歳のころに決めた 『人のために尽くす人間になるという』 自分との約束を守り抜いた人だった」 と締めくくりました。 第二部では、 国立国語研究所の朝日祥之准教授が資料を用いて 比嘉太郎に関して講演しました。
Tue, 15 Oct 2019 14:29:00 +0900
県内 バス運転手不足 深刻
方言ニュース 2019年10月14日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内路線バス大手4社の運転手の定年退職者が おととしから今年までの3年間で およそ300人に上る見込みであることが このほど、分かりました。 おととしに県交通政策課が各社に ヒアリング調査した結果を明らかにしたもので、 宮城優課長は 「各市町村がコミュニティーバスの導入を 検討する際、路線バス会社に委託を 断られる事例も聞いている」と述べ、 地域の公共交通にも影響が及んでいるとの 認識を示しました。 県交通政策課によりますと、 4社は毎年合わせておよそ65人を 採用していますが、 転職や退職者数が 採用人数を上回るということで、 琉球バス交通は、琉球新報の取材に対し 「運転手の人手不足により、今月7日から23番の具志川線など 7系統を減便している」 と回答しています。 深刻な人手不足の事態を受けて県は、 運転手確保に向けて社内研修期間の 賃金支援などに充てる 9月補正予算を組んでいますが、 車の運転ができない高齢者や障がい者、 子どもなどの交通弱者の生活に見合った 交通環境を整備することについて、 宮城課長は 「路線の再編などいろいろな課題はあるが、 まずは予算を計上し、 数年かけて運転手の確保に取り組みたい」 と話しました。
Mon, 14 Oct 2019 14:47:00 +0900
本部町のパーラーでヤギカレーの販売が始まる
方言ニュース10月11日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 本部町大浜のもとぶかりゆし市場にあるパーラー「グルクン本舗」は このほど、本部町産ヤギ肉を使った「ヤギカレー」の販売を始めました。 消費が減っているヤギ肉の普及を図る新メニューで、 島袋恵代表は 「特有のにおいを抑えて、世代を問わず食されるカレーと組み合わせた。 沖縄の特産ヤギ肉を観光客にも広めたい」と意気込んでいます。 こくと肉の軟らかさが特徴のヤギカレーは 海外で28年間のシェフ経験がある渡久地政幸店長を中心に開発しました。 肉を湯通ししてにおいの元の脂身を除去して、 肉や骨を4時間近く煮込んだだし汁を使い、 こくのある味わいと肉のプルンとした軟らかい食感を引き出しました。 島袋代表は 「ヤギ肉はにおいを克服すれば牛や豚と同様、幅広く食べてもらえる。 ハンバーグやシチューにも挑戦したい」と語り、 渡久地店長は「カレーは、ヤギ肉を捨てる部位なく活用している。 人気メニューになってほしい」と力を込めました。 また、本部町の平良町長は 「ヤギ生産を町の産業の中核に据えている。カレーを通じてヤギ食が広まり、 北海道のジンギスカンのような観光コンテンツになれば」と願いました。 ヤギカレーは1杯税込み700円です。
Fri, 11 Oct 2019 13:12:00 +0900
竹富島の謎の坊主墓、情報提供求める
方言ニュース 2019・10月・9月日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 竹富町竹富島に北側に古くからある「坊主墓」。 数百年前には那覇の崇元寺から僧侶が 毎年のように供養に訪れていたというのがその呼び名の由来で、 高位な人物がまつられていたとみられる特徴がありますが、 まつられていた人物や建てられた経緯などが不明で、 大きな謎として島で語り継がれてきました。 竹富島に残る墓で唯一、 高位な人物の墓に付けられるという宝珠が 墓上部に乗っています。 今からおよそ60年前に伊是名島か伊平屋島からユタが訪れ、 「首里に納める」と遺骨を運んだとも伝えられてきたということで、 島の文化財管理などに取り組むNPO法人たきどぅんが 今年8月に清掃や祈祷を兼ねて墓上部のふたを開けて内部を調査したところ、 口承通り遺骨はありませんでした。 一方で、元々骨が納められていたとみられる かめの破片が残っていたということです。 たきどぅんでは、八重山諸島を統治するなど 16世紀に活躍した島の偉人・西塘の母の墓ではないかと見ており、 上勢頭理事長は 「NPO発足当初から坊主墓の謎の解明は目標だった。 西塘の母親であるならばなおさらだ。 ヒントが失われる前に、できるだけ早く謎を解きたい」 と情報提供を呼び掛けています。
Wed, 09 Oct 2019 14:15:00 +0900
2代目神獅子が現役引退 八重瀬町友寄の豊年祭
2019年10月8日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 八重瀬町友寄の「十五夜豊年祭」が、 旧暦8月17日に当たる9月15日に 友寄公民館で開催され、 1969年に故山田真山さんによって 再制作された2代目神獅子が現役引退を迎え、 およそ50年、 大切に継承されてきた神獅子の最後の姿に、 会場からは大きな拍手と指笛が飛んでいました。 友寄の初代神獅子は1828年に、 王府お抱えの彫刻師の田名宗経によって製作され、 「村の守護神」として住民に迎えられました。 沖縄戦の地上戦が始まる前に箱に入れて避難豪に隠されましたが、 1945年8月に空箱の状態で発見されました。 それからおよそ24年後、 糸満市摩文仁の平和祈念像を制作中だった 山田さんによって2代目神獅子が誕生し、 今日まで守り継がれてきました。 著しく老朽化していないものの、 区の財産として後世に受け継ぐために 今後何らかの方法で保存されます。 2代目神獅子の最後の舞を見ようと、 15日は区内外から大勢の観客が集まり、 山田さんの次女の石川多津子さんも、 孫8人と一緒に駆け付け、 「父の作品を愛し、魂を吹き込んでくれてとてもうれしい。 父も喜んでいるはずだ」と笑顔で話しました。 知念区長は 「2代目神獅子は区の宝物だ。 保管方法などは検討中だが、大切に後世に残したい」と話しました。
Tue, 08 Oct 2019 11:06:00 +0900
ごみの最終処分場 八重瀬町具志頭地区に決定
方言ニュース 2019年10月7日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄本島南部の糸満市、豊見城市、南城市、 八重瀬町、与那原町、西原町の ごみ焼却施設の一元化を進めている 南部広域行政組合はこのほど、 ごみ処理施設と最終処分場の建設地を 八重瀬町具志頭地区に決定したと発表しました。 建設予定地は現在、 養豚業を営む具志頭畜産がある場所で、 具志頭畜産の移転と ごみ処理施設、最終処分場の整備を併せて 実施することで、 周辺地域の課題だった悪臭問題の解決にも つながると八重瀬町が推薦しました。 ごみ焼却施設整備は概算で 最大およそ400億円を見込み、 2027年度供用開始を目指します。 新たに整備される焼却施設の処理量は 1日およそ279トン、 不燃・粗大ごみ処理施設は 一日およそ12トンを見込んでおり、 敷地面積はおよそ3・6ヘクタールを 予定しています。 建設地周辺の町港川、県営長毛団地、具志頭、 長毛での住民説明会は先月末までに終え、 来月末には町民説明会を予定しています。 八重瀬町の新垣町長は 「住民の不安をしっかり受け止め、 一つ一つ丁寧に応えながら進めていきたい」 と話しました。
Mon, 07 Oct 2019 14:39:00 +0900
勝ち取ったのは卒業証書と二つのベルト
方言ニュース10月4日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 仲里健太さん(23)歳はこのほど、 本部町備瀬の広域通信制の八洲(やしま)学園大学国際高校で開かれた前期卒業式で、 「まさか卒業できるとは思っていなかった」と、 卒業証書を手に少し照れながら喜びました。 仲里さんは祖父母に育てられ、小中学時には野球に熱中し、 自転車で十数キロ離れた練習場に通いましたが、 試合に出られず自暴自棄になり、恐喝や暴行に走り、 15歳と18歳の時に2度、少年院に入りました。 2度目の少年院送致が決まった時に「変わるのは自分。やり直す」と誓い、 少年院時代の恩師に勧められ高校卒業を目指して八洲学園に入学しました。 そして、ボクシングに打ち込み、おととし12月にライセンスを取得しました。 学園の平安山智子教諭は仲里さんと初めて会った時のことを 「高齢の人と楽しそうに話していた。漢字の成り立ちだとか、ことわざとか。 難しいことをよく知ってると驚いた」と振り返り、 「少年院にいた頃に辞書とか広辞苑ばっかり読んでいたから。 もともと知らないこと、分からないことを調べるのが好きだから」と笑いました。 ボクシングのプロライセンスと高校卒業と2つのベルトを勝ち取った仲里さん。 「次は自分が恩返しする番だ」と、チャンピオンベルト獲得に向けて意気込んでいます。
Fri, 04 Oct 2019 10:19:00 +0900
県内観光産業実態調査、新規参入で競争激化
方言ニュース 2019・10月・2日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 県観光スポーツ部はこのほど、 昨年度の県内観光産業実態調査の結果を発表しました。 それによりますと、 1事業所当たりの従業員数は前の年に比べて0・5人増の48・8人で、 外国人が在籍していると答えた企業の割合は 前の年に比べて23ポイント増の48・5%に増えました。 従業員の平均月額給与は前の年に比べて7千円増の21万1千円で、 正規社員は9千円増の25万4千円、 非正規社員は2千円減の13万9千円でした。 このうち、日本人は8千円増の21万3千円、 外国人は9千円減の16万4千円と差が出ました。 1事業当たりの従業員数48・8人のうち 日本人は0・3人減の46・9人、 外国人は0・7人増の1・8人で、 外国語対応可能な従業員数は0・6人増の4・1人でした。 一方、観光に携わる県内企業の景況感では、 観光産業全体の景気を「良い」と捉えている事業者が多かったものの、 多くの事業者が自社の売上高や利益については「悪い」と答えました。 県観光スポーツ部は 「新規参入の中で競争が激化しているのも要因の一つ」だと分析しました。
Wed, 02 Oct 2019 15:13:00 +0900
ボウリングが生きがい 104歳ボウラー・前原さん
2019年10月1日(火) 琉球新報の紙面からお伝えします。 全国長寿ボウラー番付で 2年連続横綱にランクインしている 104歳の前原信光さんの長寿を祝う 「記念親睦ボウリング大会」が 敬老の日の先月16日に 北谷町桑江にある北谷ボウルで開かれ、 親睦大会では前原さんが始球式で 見事ストライクを出すと 会場は拍手に包まれていました。 100歳から5年連続でお祝いを主催している 北谷スポーツセンターの米須義明社長が 激励のあいさつを述べ、 花束やケーキを贈られた前原さんは 「45歳からボウリングを始めて 今も週2回通っている。 ボウリング仲間とおしゃべりするのが楽しい」と話し、 「足が動くうちは続けたい。 120歳まで続けて記録をつくりたい」 と抱負を述べていました。 長寿の秘訣は「食べ過ぎないこと」と話し 好きなものを聞かれて 「ステーキがおいしい」 と笑顔で話していました。 また80歳以上のボウリング仲間10人へ 前原さんからお米と記念のタオルが贈られ 全員で記念撮影もしていました。
Tue, 01 Oct 2019 09:14:00 +0900
沖縄電力が総合防災訓練を実施
方言ニュース 2109年9月30日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄電力はこのほど、地震と津波の被害を 想定した総合防災訓練を実施し、 広い地域で震度5強を観測し、 津波によって全ての発電所が停止したことに より本島全域が停電した状況からの 電力復旧を確認しました。 訓練は沖縄本島南東沖でマグニチュード 8・2の地震が発生した想定で行われました。 浦添市牧港の本店は底海抜地帯に位置するため、 午前9時すぎに大津波警報が発表されると 多くの社員が海抜12メートル以上の 坂の上や建物の上層階に避難しました。 また、非常災害対策本部には各発電所や 支店などから被災状況が逐一報告されました。 一方構内の鉄塔では、地震に伴い発生した 火災で 鉄塔の一部と送電線が 破損した状況を想定し、 作業員が損傷した部分を手作業で外して地上に降ろし、 修復して再設置する訓練を行いました。 千葉県を中心に被害を出した台風15号では 最大で64万戸が停電するなど、 災害時の電力復旧に関心が高まっており、 砂川防災室長は 「訓練を通じて各部署の連携を高め、 改善を続けていきたい。 近年は台風が近海で発生し 従来よりさらに迅速な判断が 必要とされるケースも多く、 事前準備をよりしっかりしたい」 と話しました。
Mon, 30 Sep 2019 19:16:00 +0900
八重山病院で実施してきた巡回診療が終了
方言ニュース9月27日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 県立八重山病院が石垣島北部の住民を対象に 伊原間診療所で実施してきた巡回診療がこのほど、 患者数の減少などにより終了しました。診療所は廃止となります。 長年診療所を利用してきた住民らは 現在地でおよそ50年間患者を診てきた診療所の廃止を惜しみつつ、 通算でおよそ20年にわたって巡回診療を担当した 今村医師(67)歳に花束を手渡し、 診療所や今村医師への感謝を口にしました。 一方で住民からは、今後は遠く離れた市街地の 医療機関に通院せざるを得なくなることに不安の声が漏れ、 島北部で医療を受けられる体制整備を行政に求める声が相次ぎました。 別の医院への紹介状を渡された(75)歳の女性は 「今村医師は義父母の往診までしてくれて、おかげで在宅でみとることができた。」 また、子供が幼少時から利用していると話し、 「免許もなく、バスの本数も少なかったので近くにあって助かった。 診療所からなくなるのは命が消えるような思いだ。 せめて月1回でもいいから開いてほしい」と求めました。
Fri, 27 Sep 2019 17:21:00 +0900
大宜味村役場建て替え計画進む
大宜味村では、老朽化が進む村役場の 建て替えに向けた計画が進んでいます。 新庁舎建設検討委員会はこのほど、 新庁舎の建設場所として現在役場がある大兼久と、 塩屋の埋め立て地「結の浜」の2つの案を宮城村長に答申しました。 今後、役場内部の検討委員会で場所を絞り込み、決定します。 村総務課は、場所によって計画の進捗も変わるとして、 明確な建設時期などは「分からない」としていますが、 早く進めば2021年度には建て替え工事に着手する予定としています。 村役場の現庁舎は1972年に完成し、築47年になります。 新庁舎建設検討委員会は村内の各種団体長や議員などの委員で構成され、 昨年度に発足し、5回の検討委員会を開きました。 委員会の結果、建設場所として大兼久と塩屋の結の浜の2つの案が上がり、 7月31日に村長に答申しました。 委員会で実施したアンケートでは、 駐車を広くするなどの利便性や防災機能を重視してほしいとの声が上がりました。
Thu, 26 Sep 2019 11:30:00 +0900
絶滅した鶏!? 琉球地鶏ファートゥヤー検証会
2019年9月24日(火) 琉球新報の紙面からお伝えします。 絶滅したとみられている琉球地鶏 「ファートゥヤー、(ファードゥイ)」の検証会が このほど、うるま市高江洲の 照屋寛得さん(99)歳宅で開かれました。 検証したのは今帰仁村にある 「高田農場」代表の高田勝さんが 沖縄本島北部で捕獲した鶏の3世代目の成鶏です。 大正生まれで戦前の動物をよく知り、 琉球競馬ンマハラーの監修もした照屋さんは 「確かにファードゥイとよく似ている。 昔は皆が欲しがった」と証言しました。 県指定天然記念物の地鶏の 「チャーン」より一回り小さく、 チャーン保存委員会前会長の又吉賢光さん(77)歳も 「色もきれいで、『華鶏』を ファードゥイと呼んでいたのではないか」と仮設を立てました。 また、高田さんは 「琉球では鶏(天)、豚(地)、魚(海)の供物を 季節の変わり目や通過儀礼行事の時などに神に供えていた。 今でも豚と魚は健在だが、鶏だけが置いてきぼりになった」 と話しました。 さらに、検証する意義について高田さんは 「このタイプの鶏は本当に珍しい事象だ。 日本鶏の地鶏や野生の鶏を知った上で、 類似点とその地域独特の特徴などから判断する必要がある」 と語りました。 高田さんは研究機関にDNAのゲノム解析も依頼中です。
Tue, 24 Sep 2019 14:06:00 +0900
基幹急行バス 明日から運航
方言ニュース 2019年9月23日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市のコザから那覇バスターミナルを結ぶ 基幹急行バスが明日運行を開始するのを前に、 お笑いコンビのゆうりきや~の 山田力也さん扮する「わった~バス党」の あさとゆうこ党首らがこのほど、 基幹急行バスを走らせる琉球バス交通、沖縄バス、 東陽バスの3社にロゴサインを手渡しました。 ロゴサインは目に付きやすい赤字に白字で 「基幹急行」と記され、速さを連想させる 3本の白い線を走らせており、 前方乗車口付近と停車バス停に 貼るということです。 車体前後の電光掲示板にはピンク色で 系統番号を表示します。 3社を代表して琉球バス交通の小川吾吉社長は 「基幹急行バスが公共交通機関の速達性の向上と 利用者の利便増進につながってほしい」と話しました。 また、玉城デニー知事は19日の定例記者会見で 通常運行と比べて 平日の昇り便で12分、 下り便で10分ほど時間短縮の効果があると述べ、 「定時速達性が求められており、 バスレーンの延長など、 さらに取り組みを進めていきたい」と意気込みました。 基幹急行バスは明日、 琉球バス交通が先行運行を開始し、 東陽バスと沖縄バス加えた本格運行は 来月1日を予定しています。 1日に上り16便、下り12便運行します。
Mon, 23 Sep 2019 14:45:00 +0900
北大東小中学校で今年も「先輩高校生に学ぶ会」が開かれる。
方言ニュース9月20日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 北大東小中学校でこのほど、小学校6年生と中学生、 それに保護者が参加して、卒業した高校生から体験談を聞く 「先輩高校生に学ぶ会」が開かれました。 島の子どもたちは、進学のため15歳で親元を離れ 自立した高校生活を送らなければならないことから、 先輩の高校生の体験を聞いて、進路決定や心構えを 育成しようと村学力向上対策委員会が毎年開催しているもので、 今年は県立離島児童生徒支援センターで寮生活をしながら 学校に通っている高校2年生の男子生徒2人が発表しました。 2人は柔道部で練習に励んでいることや、 自転車で通学し放課後はボクシングジムでの練習後に 帰宅するという充実した生活を話し、高校の特色、 勉強と部活動を両立させている話を在校生らは興味深く聞いていました。 また、在校生からは「友達はすぐにできたか」 「勉強はついていけるか」「部活動や寮生活は」 「高校に入って困ったことや悩みは」などの質問が出され、 2人は「友達もすぐできた。部活は入ったほうがいい。寮の雰囲気もいい」 などとアドバイスしていました。
Fri, 20 Sep 2019 13:41:00 +0900
「特別の教科道徳」に向けた研修会が開催
2019年9月19日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報も記事から紹介します。 「特別の教科道徳」に向けた幼小中合同研修会がこのほど、伊江村の西小学校で開かれ 村内の3つの学校の教職員が参加し、仲舛真弓教諭の授業を参観しました。 研修会は授業実践を通して、教師の専門性を高め 今後の授業改善に資することが目的で 5年生を対象に「礼儀」という内容項目で 日本の心とかたち~真・行・草~を題材に授業を進めました。 お辞儀の仕方を題材に対応する相手によって違い 言葉だけではなくお辞儀という形で気持ちを表し 時と場をわきまえた角度や礼儀作法 真心を持って接することの大切さがあることを伝えました。 児童らは、授業の中で真のお辞儀、行のお辞儀、草のお辞儀を実演し お辞儀の形が心の形として表れることを学びました。 このうち、松川夕奈さんは 「お辞儀は角度が深くなればなるほど尊敬の気持ちを表していることがわかった。 これからはただ礼をするのではなく気持ちを込めて意味を持ってお辞儀をしたい」と発表しました。 一方、授業を参観した後の全体会合では「考え、議論する道徳の授業であったか」という視点で、 グループでの協議や発表が行われました。
Thu, 19 Sep 2019 19:07:00 +0900
アフリカシロヨトウが沖縄本島で大量発生、被害拡大
方言ニュース 2019・9・18日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 外来のガの害虫「アフリカシロナヨトウ」の幼虫が 先月上旬から沖縄本島北部で大量発生し、 牧草やサトウキビに被害が広がっていることがこのほど分かりました。 被害が確認されているのは国頭村と本部町、今帰仁村です。 県内での発生は2010年に国内で初めて確認された多良間村、 竹富町以来で、沖縄本島では初めてで、 気流に乗るなどして中国大陸から成虫が新たに侵入した可能性があります。 葉を食い荒らし畑を丸裸にすることから、 県病害虫防除技術センターは 被害の拡大防止に向けた早期発見を呼び掛けています。 アフリカシロナヨトウが多良間島、竹富島で確認された際には、 冬場の寒さを越せずに収束したと見られます。 幼虫は白色で体長は大きいもので4センチ5からセンチで、 脱皮すると緑や褐色になり、 葉に100個から400個の塊で産卵するため、 早期の局所的な駆除が効果的だということです。 県病害虫防除技術センターの河村研究主幹は 「大発生したほ場では、壊滅的被害が出る。 早期発見に努めてほしい」と話しました。
Wed, 18 Sep 2019 13:48:00 +0900
竹富町、景観保全など目的に入島者から300円徴収
方言ニュース 2019・9・11(水) 琉球新報の記事から紹介します。 竹富町竹富島を訪れる観光客らから 任意で1人300円の入島料支払いを求める制度が1日に始まり、 竹富島に渡る観光客が続々と入島料券を購入する姿が見られました。 入島料は離島ターミナルと 竹富港ターミナルに設置された券売機で支払うもので、 支払われた入島料は島の景観や自然を維持・保全する活動に使われるほか、 一部は土地の買い戻し運動に充てられます。 石垣島の石垣港離島ターミナルと竹富島ではこの日、 開始セレモニーが開かれ、西大舛町長は「みんなと一緒になって 日本一の竹富島をつくっていきたい。 多くの方々の協力をお願いしたい」と呼び掛け、 内盛竹富公民館長は 「人間と自然が共存できる竹富島特有の環境づくりのために努力したい」 とあいさつしました。 竹富島に渡る前に離島ターミナルで入島料を支払った 群馬県の(38)歳の男性は 「昔ながらの島の街並みを守ってもらうことに使ってもらえれば」 と話しました。
Wed, 18 Sep 2019 13:37:00 +0900
長老を担ぎ、祈願 国頭村奥・伝統行事シヌグ
2019年9月17日(火) 琉球新報の紙面からお伝えします。 国頭村奥区の伝統行事「シヌグ」(大ウイミ)が 8月30日から3日間行われました。 最終日の9月1日には「ビーンクイクイ」があり 区民や郷友会のほか村内各地域などから 多数が参加してにぎわいを見せていました。 「ビーンクイクイ」は旧盆明け 最初の亥の日に隔年で行われ、 1950年を最後に一度は途絶えましたが 1983年に復活し連続で開催されています。 行事が始まる前に 比嘉定洋区長を先頭に5人の男性が 「五穀豊穣」「豊年万作」「無病息災」ののぼりを掲げ 軽快に三線を弾きながら集落内を歩き 主役である「長老」の翁長林廣さん(84歳)を自宅で出迎え 家族と一緒に行事会場まで付き添いました。 行事は女性のみで踊る「ウシデーク」の後 トウツルモドキで飾られたおけに「長老」を乗せて、 若者らで担ぎ、 集落内の「シヌグモウ」広場から 「アサギマー」までのおよそ250メートルを練り歩き 空手や棒術を先頭に太鼓を打ち鳴らしながら 「ビーンクイクイ」「エイヤサー」の掛け声を繰り返し 「五穀豊穣」「無病息災」を願いました。 比嘉区長は 「この伝統を守り、さらに子や孫に正しく 引き継いでいけたらと思う」とあいさつしていました。
Tue, 17 Sep 2019 18:05:00 +0900
水難事故増加 ライフジャケット着用を
方言ニュース 2019年9月16日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報も記事から紹介します。 今年1月から先月までに県内で発生した 水難事故は54件で、死者は28人となり、 去年の同じ時期と比べて発生件数で14件、 死者は12人増えたことがわかりました。 これは県警生活安全部が、 県警本部でこのほど開かれた 「臨時沖縄県水難事故防止推進協議会」で 発表したものです。 推進協議会にはマリンレジャー団体や 第11管区海上保安本部など 関係機関が集まり、 事故発生状況や事故の特徴が報告されました。 今年は高齢者の事故が14件、 死者が9人と増加傾向にあるほか、 死者28人のうち21人が ライフジャケットを着用していませんでした。 生活安全部地域課によりますと、 県民の釣りや貝採りの際の事故も増加傾向にあり、 外国人観光客がインターネットで検索し、 管理されていない自然の海岸を訪れ 遊泳やシュノーケリングをして 事故に遭う傾向も増えているということで、 例年9月の連休中に事故が 多発することから、 水辺のレジャーの際は気象状況の確認と、 万全の対策を呼び掛けています。 推進協議会会長の小禄生活安全部長は 「事故防止策を推進し、関係機関と 手を携えて水難事故防止のために 力を尽くしたい」と述べました。
Mon, 16 Sep 2019 17:59:00 +0900
沖縄U・Iターン就職をサポート
「沖縄U・Iターン就職をサポート」 方言ニュース9月13日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 県内で深刻さを増す人手不足を解消しようと、 県産業政策課このほど、沖縄へのUターン、Iターンを促進する 「沖縄U・Iターン就職サポートセンター」を 東京、大阪、沖縄の3カ所に設置すると発表しました。 東京の銀座わしたショップ本店、大阪の県大阪事務所、 それに那覇市泉崎の琉球新報社に設置します。 開所は今月17日の予定で、相談業務は先行して先月23日から開始しています。 各センターでは、就職のマッチング支援に県内企業の求人情報開拓、 ウェブサイトの構築と求人情報の登録・掲載、 県内外の大学や関係団体への情報提供なども担います。 県外でU・Iターンに関するセミナーを開催することも予定しています。 県商工労働部の嘉数部長は 「高校卒業後、大学進学などで本土に行き、そのまま本土で就職する人が多くいる。 県内の人手不足は深刻化しており、U・Iターンの希望者に県内企業情報を発信し、 課題解決につなげたい」と述べました。
Fri, 13 Sep 2019 17:21:00 +0900
増税で、路線バス運賃も値上げ
2019年9月12日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄総合事務局は6日までに、来月1日の消費税増税に伴う県内路線バス事業者の運賃改定を認可しました。 琉球バス交通、沖縄バス、那覇バス、東陽バスの那覇市内線の運賃は、 現行の230円から240円に10円の値上げとなります。 市外線の初乗り運賃は160円で据え置きます。区間ごとの運賃は10円から40円上がります。 区間や会社によって一部異なりますが、概算で現在270円から800円の区間は10円、 810円から1340円の区間は20円、1350円から1880円の区間は30円、 1890円以上の区間は40円値上がりします。 主な区間では、那覇バスターミナルから名護バスターミナルは40円増の1940円に、 那覇空港国内線ターミナルからイオンモール沖縄ライカムは20円増の880円、 那覇バスターミナルから泡瀬営業所も20円増の1110円になります。 定期券も一定の値上げがありますが、那覇バスのみ現行より値下げします。 離島の主な区間は宮古島市の宮古協栄バスの平良から空港ターミナル前が10円増の290円、 石垣市の東運輸のバスターミナルから川平が20円増の700円などとなっています。
Thu, 12 Sep 2019 16:58:00 +0900
戦前から豊年を祈願 伊計島・神事ウシデーク
2019年9月10日(火) 琉球新報の紙面からお伝えします。 うるま市の伊計島で先月16日、 戦前から伝わる神行事のウシデークが 行われました。 ウシデーク保存会が中心となり、 今年は子どもから大人まで16人が参加し、 集落内にあるノロ殿内を皮切りに 5カ所で舞が披露され、 豊年を祈願しました。 最高齢で94歳の西宮貞子さんは 「伊計島が大好き。踊れるうちはずっと参加するよ!」 と笑顔で話しました。 半世紀前には選抜で50人近くが踊ったウシデーク。 戦況が厳しい時代には外部から活動を 自粛するよう指示もありましたが、 そのたびに 「島で昔から大切にされてきた神事。 やめるわけにはいかない」と先人たちが守り継ぎ、 島の繁栄を祈願してきました。 年々人口が減り、 ウシデークの継承も課題となる中で、 今年は中学生以下の子ども4人が参加し、 先輩と一緒に伝統の舞を踊りました。 玉城正則自治会長は 「先人たちの島に対する責任感と 純粋な気持ちを次世代に伝えていければ」と、 伝統行事の継承に意欲を見せました。
Tue, 10 Sep 2019 17:39:00 +0900
世界遺産登録へ、児童の絵が航空機などにデザイン
2019年9月4日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄本島北部や西表島の 世界自然遺産登録を目指す県はこのほど、 推薦地域の小中学生を対象とした 図画コンクールの表彰式を那覇空港の JTAメンテナンスセンターで開きました。 最優秀作品に選ばれた2点は航空機や 郵便トラック、船舶、モノレール、バスにデザインされ、 これから各地を巡って登録に向けた機運を盛り上げていきます。 図画コンクールは国頭、東、大宜味の3村と 西表島の小中学生およそ千人を対象に実施され、 534点の応募の中から、 国頭村立奥間小学校の6年生の知念芽生(めい)さんと、 竹富町立上原小学校6年生の池村愛音(あいね)さんの作品が 最優秀賞に選ばれました。 ヤンバルクイナと手をつないだ人々を描いた知念さんは 「やんばるの自然や生き物をみんなで守りたい」と思いを語り、 池村さんは躍動感あるイリオモテヤマネコやカンムリワシなど描き、 「絵で自然豊かな島の魅力が伝わるとうれしい」と笑顔を見せました。 また表彰式の後、2人の絵がデザインされた JTA=日本トランスオーシャン航空の 航空機と日本郵便の郵便トラックが披露されました。 知念さんの作品は機体や車体の右側に、 池村さんの作品は左側に描かれています。
Tue, 10 Sep 2019 10:18:00 +0900
ストリートダンス世界制覇 那覇商業 上原紅葉さん
方言ニュース 2019年9月9日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇商業高校1年の上原紅葉(べに)さんが、 このほど、イギリス・ブラックプールで開かれた ストリートダンスの世界大会「UDO」の 16歳以下ソロ部門とバトル部門を制覇しました。 各世代の優勝者の中から選ばれる総合優勝も達成し、 初出場で3冠を達成しました。 審査員からは「パワフル。音の感じ方が違う」と評価を受け、 身長151センチの小さな体から生み出される ダイナミックなヒップホップダンスで各国の選手を圧倒しました。 ダンスを始めたのは小学校2年の時で、 「ダンスをしたいというよりは、 何でもいいから習い事をしたかった。 母親の友達の娘がダンススクールに 通っていたので、一緒に習ったら はまってしまった」ということです。 県外の大会に出場するには渡航費が必要となるため、 家計の負担を減らそうと 4月いっぱいでスクールをやめ、 スクールでの教えを基礎に、 両親の協力で自宅に設置してもらった鏡の前で 練習に励んでおり、「親に頼ってばかりは いられない」と、 アルバイトも考えています。 世界大会の出場はUDOが初めてで、 「海外の人のダンスは動画で見るのとは 全然違う。鳥肌が立った。」 と刺激を受けた様子で、 「日本でも海外でも活躍して、 たくさんの人に自分の名前を 知ってほしい」 とさらなる飛躍を誓っています。 ※本日のティーサージパラダイスのピンチヒッターは HYの新里英之(ひーでー)さんです。
Mon, 09 Sep 2019 17:59:00 +0900
令和の小さな偉人プレゼン大会が開かれる
「令和の小さな偉人プレゼン大会」がこのほど、豊見城中央公民館で開かれ、自分のやりたいことや夢を追求し、積極的に活動を続けている子どもたちが、自身の活動や意見を発表し合いました。この中で、佐敷中学校1年の親川明日香さんと妹で馬天小学校4年の茉莉花さんは2016年から運営を始めたオンラインショップ「なんじょうらぶshop」について紹介しました。2人は、ヘチマを使った石鹸を商品開発しようと試みましたが薬事法との関係もあり、置き型芳香剤として商品を完成させた経緯を説明し、「挑戦し続けることが大事だと思う。失敗と継続を繰り返しながら学び続けたい」と話しました。また、三重県出身で金武小学校6年の田場日那(ひな)詩(た)さんは「争いのない平和な世界へ~新基地建設と人間関係」と題して発表し、沖縄のアメリカ軍基地過重負担の原因は、普段の人間関係における相手の無理解と通ずることを指摘しました。その上で、「沖縄だけでなく全国平等にしてほしい。意見の違いを解決することが平和につながる」と話しました。
Fri, 06 Sep 2019 17:14:00 +0900
同級生で仲良くヘアドネーション
2019年9月6日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 伊江村の伊江小学校北側にある美容室「はいからあ」でこのほど ヘアードネーション用の髪の毛のカットが行われました。 髪を寄付したのは村内在住の友寄みどりさん57歳と 本部町在住の具志堅則子56歳の2人です。 2人は高校時代の同級生でみどりさんが則子さんに話を持ち掛けました。 みどりさんは「週刊レキオ」の記事を読みヘアードネーションを知ったということで 自分も髪を切るときにはその活動に参加したいと思い インターネットで調べ「特定非営利法人HERO」へ寄付することにしました。 以前から行きつけだった美容室の経営者の与名城星子さんに話したところ快く引き受けてくれたということで 「この活動を多くの方に知ってもらいたい。また、島内でも賛同店があることを知ってもらいたい」と話します。 長かった髪の毛を40センチほど切った後、 お好みのヘアースタイルに調整してもらった2人は 「軽い。気持ちいい。さっぱりした。髪の手入れにも時間がかからない。心も解放されたよう」とうれしそうでした。 星子さんは「自分の知人もがんになり髪を失った。 以前からそういう人の役に立ちたいという思いがあり、この機会に希望する人がいれば実施したい」と話しました。
Thu, 05 Sep 2019 14:36:00 +0900
平和への想いを胸に 対馬丸沈没から今年75年
2019年9月3日(火) 琉球新報の紙面からお伝えします。 太平洋戦争中に 児童や一般の疎開者を乗せた「対馬丸」が アメリカの潜水艦の魚雷攻撃を受けて沈没し 8月22日で75年を迎えました。 那覇市若狭の慰霊塔 「子桜の塔」で慰霊祭が開かれ、 生存者や遺族らおよそ550人が参列し 犠牲者1484人の冥福と平和を祈りました。 年老いた祖母の手を引いて会場を訪れた 糸満高校3年の高橋芽生さん17歳は 「祖母たちの体験を私たち世代が 自分ごととして受け止め伝えていきたい」と 平和への思いを胸に慰霊祭に参加しました。 高橋さんの祖母・島良子さん83歳は 75年前の8月22日、 対馬丸撃沈で甲辰国民学校5年の 兄・島元洋倫(ひろとも)さんを失い 良子さんは長年、兄と同世代の人を見るたび 「生きていれば兄はどんな大人に 成長したのだろうか」と面影を重ね 「長いようで短い75年だった。 明るい兄の姿が今でも思い浮かぶ。 月日はたっても戦争で亡くした兄を思うと とても悔しくそれは死ぬまで変わらない」と 静かに語っていました。 祖母の体験を 幼少から聞いて育った高橋さんは 「この先、沖縄戦は歴史の教科書でしか 学べない時代がやってくる。 平和ガイドになって友人や自分の子どもにも 祖母の体験を伝えていきたい」と話し 対馬丸の犠牲者や祖母らの思いを 受け継ぐ覚悟を示していました。
Tue, 03 Sep 2019 14:01:00 +0900
県産のパイナップル収穫量減少
方言ニュース 2019年9月2日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 2018年産の県産パイナップル収穫量は 7340トンで、前の年に比べて14%減少し、 6年ぶりの減少となりました。 これは沖縄総合事務局がこのほど発表したもので、 少雨による茎葉の生育不良や 果実肥大がしにくかったことに加え、 収穫時の台風被害で収穫量が落ち込みました。 収穫面積は2ヘクタール増えて 319ヘクタールとなり、 4年連続で増加しました。 収穫面積は統計を取り始めた1973年の 2530ヘクタールをピークに、 生産者の高齢化などによる後継者不足で 減少傾向にありましたが、 八重山で後継者が増加していることや、 ゴールドバレルなど生食用の需要が 伸びたことなどから、 近年は増加に転じています。 地域別では沖縄本島の収穫面積が 前の年に比べて2%増の195ヘクタール、 収穫量は14%減の4190トンでした。 八重山は収穫面積が2%減の 122ヘクタール、 収穫量は13%減の3110トンでした。 県全体の10アール当たりの収穫面積は2300キロで、 作柄の良かった去年に比べて14%減少しました。 JAおきなわの担当者は 「おととしは暖冬で一玉1キロ前後の大玉傾向だったが、 去年は冬場の温度が低かったため肥大しにくく、 800グラム前後が多かった」 と話しています。
Mon, 02 Sep 2019 09:27:00 +0900
南風原町の金城さん夫妻が12年ぶりの再会をよろこぶ
「南風原町の金城さん夫妻が12年ぶりの再会をよろこぶ」 方言ニュース8月30日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 孤児となり、「マンホールチルドレン」という厳しい境遇から 苦学の末に医師となったモンゴル人女性のネレグイ・ドラムスレンさん(24)歳が このほど来沖し、南風原町の金城京一郎さんと智子さん夫婦と12年ぶりに再会しました。 ドラムスレンさんは7歳の時に母親が病気で亡くなり、 父親もいなかったために孤児となりました。 氷点下の過酷な環境を生き抜くため、一時はマンホールに身を寄せましたが、 10歳の時、ダルハン市にある児童保護施設「太陽のこどもたち」に入所しました。 そして、2005年、施設の子どもと共に モンゴルの伝統芸能などを披露するコンサートを県内で開き、 この時、ドラムスレンさんは金城さん宅に滞在しました。 ドラムスレンさんは去年6月から ウランバートル市の国立病院で産婦人科の研修医として一歩を踏み出しており、 12年ぶりの再会に金城さん夫妻は 「笑顔があの頃のまま。遠い所を訪ねてきてくれてこんなにうれしいことはない。 小さなころから賢い子だった。お医者さんになる夢をかなえて本当に立派」と涙ぐみ、 ドラムスレンさんは「沖縄のきれいな海と、お父さんお母さんにまた会えた。 本当にうれしい」と声を弾ませました。
Fri, 30 Aug 2019 15:26:00 +0900
「第2回建築設計競技」で優秀賞
2019年8月29日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄職業能力開発大学校2年生の上間光厘さん19歳が 「第2回建築設計競技」で優秀賞に当たるメガソフト株式会社賞を受賞しました。 家族や地域との交流を促す空間づくりが評価された上間さんの作品は 楽器店や音楽教室が併設する音楽一家の住宅をイメージしており 核家族化により家族や地域とのつながりが薄れていることを挙げ 誰でも出入りしやすい共有スペースを設けています。 上間さん自身が実生活の中で 「スマートフォンの普及で家族の会話が減った」と感じており 親子の生活スタイルを細かく設定し会話が増えるような住宅づくりを表現しています。 上間さんの将来の夢は 「設計事務所に入りショッピングモールなど人が集う場所を設計すること」と話しており 指導した山城一美教諭は 「デザイン力があり検定や大会などにも意欲的」と評価し 「受賞をきっかけに自信を持って自己表現してほしい」と期待を寄せていました。 「第2回建築設計競技」には「店舗併用住宅」をテーマに 全国の大学や大学院職業能力開発校などから63作品の応募がありました。
Thu, 29 Aug 2019 13:59:00 +0900
全日本写真展で知念高校生が大活躍!
2019年8月28日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 全日本写真展2019の受賞作品が発表され 知念高校2年生の新垣梨乃さんの 4枚組の作品「SOMEDAY」が 高校生部門の金賞に輝きました。 高校生の部「金賞」の新垣さんの作品は 弟がシャボン玉で遊ぶ様子を さまざまな角度から捉えており、 「大人だったらこういう写真を撮って こういう組み方はできない。 大人の頭の固さを反省させられるような作品だ」と 講評がありました。 新垣さんは卓球部に所属しながら 今年4月に写真部にも入部。 作品は5月に撮影しており 「試しにいろんな角度から撮ってみた。 金賞と聞いて、本当かなと思った」と 実感が湧かない様子でした。 知念高校では新垣さんの他にも 堀田愛里さん(3年生)が銀賞、 小出ま凛さん(3年生)と 仲嵩陸由さん(2年生)が銅賞を受賞し 島袋禎礎さん(2年生)も入選しており、 全国規模のコンテストで知念高校の生徒の感性が光りました。 写真部顧問の比嘉友里教諭は 「こんなにたくさんの生徒が 同時に入賞するのは初めて。 才能豊かな生徒が多く磨けばもっと光る」と喜んでいました。 尚、全日本写真展2019には高校生と一般両部門に 全国からあわせて5396点の応募があり、 一般の部では県内から永味節子さんが入選し、 比嘉清真さんが都道府県優秀賞を受賞しています。
Wed, 28 Aug 2019 14:16:00 +0900
平和への想い歌に乗せ 75年目の対馬丸慰霊祭
2019年8月27日(火) 琉球新報の紙面からお伝えします。 太平洋戦争中に 児童や一般の疎開者を乗せた「対馬丸」が アメリカの潜水艦の魚雷攻撃を受けて沈没し 8月22日で75年を迎えました。 那覇市若狭の慰霊塔 「子桜の塔」で慰霊祭が開かれ 生存者や遺族らおよそ550人が参列し 犠牲者1484人の冥福と平和を祈りました。 毎週土曜に集まり 慰霊祭に向けて合唱の練習を重ねてきた 「つしま丸児童合唱団」は この日は現役の合唱団員の小学生らに加え 中高生のOB・OGも参加し 「小桜の塔のうた」など3曲を歌い上げ 児童らはそれぞれの思いを胸に 歌声を響かせていました。 6年生の姉にあこがれ合唱団に入った 天妃小学校3年生の與那原颯さん9歳は 昨年に続き2回目の参加で 「緊張したけど思った通りに歌えた」と ほっとした様子でした。 対馬丸の撃沈について 「たくさんの人が亡くなって悲しい。 戦争で人が亡くなるのはいやだ。 平和な世界になってほしい」と 言葉を選ぶように語っていました。 糸満南小学校2年生・上原諒さん8歳と 姉の糸満中学校2年生・一路(ひろ)さん14歳は 姉妹で参加し平和への思いを歌に乗せ 諒さんは、 「戦争は命を失うから2度とやってほしくない」と話し 一路さんは 「若い世代が対馬丸や沖縄戦のことを 伝えていかないといけない」と 継承への思いを新たにしていました。
Tue, 27 Aug 2019 12:21:00 +0900
上江洲まりのさん「ファーストペンギン」目指して英語弁論大会連覇
方言ニュース 2019年8月26日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の紙面からお伝えします。 浦添市出身でお茶の水女子大学3年生の 上江洲まりのさん21歳が 7月7日に開催された 「第51回JNSA杯全日本学生英語弁論大会」に出場し 連覇を果たしました。 大会はJNSA(日本学生協会)基金に登録している 東京または東京近郊の大学生の中から 52人が出場しました。 上江洲さんは実用英語技能検定の準1級を持っていて 日常会話に困らない程度の英語力があり 今大会ではリスクを恐れず 初めてのことに挑戦する人を意味する 「ファーストペンギン」をテーマに 自身の体験を踏まえ 「当たり前から外れることは誰にでもある。 前向きに捉え一歩踏み出し挑戦することで 同じ考えの人を勇気づけることができるはずだ」 と発表しました。 上江洲さんは「ちゃんと準備して臨んだ。 優勝できてほっとしている」と 喜びを語りました。 9月には大学を休学し渡米する予定でアメリカ企業での インターンシップなどを計画しており 上江洲さんは「ファーストペンギン」として 今後も挑戦を続けるつもりだということです。
Mon, 26 Aug 2019 17:44:00 +0900
本格的な沖縄移住へ向けて活動する藤澤さん
東京都出身の藤澤利紗さん(42)歳は、地域おこし協力隊員として3年間活動しているうるま市の宮城島で、定住と起業を目指して地域住民と一緒に空き家を改修しています。藤澤さんはもともと沖縄の大ファンでしたが、赴任地となったうるま市宮城島の存在は知らなかったということで、「とにかく人が温かくて、いつも笑わせてもらっている。まるでみんなが親戚のよう」と語ります。そんな藤澤さんが赴任して最も力を入れたのが地域とのコミュニケーションで、独特な方言は全く意味が分かりませんでしたが、常にメモ帳を持ち歩き言葉や習慣を書き留め、積極的に島の暮らしに向き合いました。空き家の多い集落で、仏壇事情などもあり縁故のない人が実際に家を借りることは難しいということですが、住民が協力し、古民家を借りることができました。11年前に東京から移住し、自治会書記として働く金子由香里さん(38)歳は「マンパワー不足の中、いつも自主的に協力する彼女だからこそ、島の人も動く。彼女の移住がとても楽しみ」と笑顔を見せました。藤澤さんは隊員の任期終了の10月中に改修作業を終え、島嶼地域を拠点とした移動パーラーを開業し、島での本格的な暮らしをスタートさせます。
Fri, 23 Aug 2019 16:39:00 +0900
短歌甲子園で、特別審査員小島ゆかり賞
2019年8月22日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 歌人石川啄木の故郷、岩手県盛岡市でこのほど 高校生が短歌の腕前を競う「全国高校生短歌大会、短歌甲子園」の決勝戦が行われ 大会を通じて最も優れた歌に贈られる特別審査員小島ゆかり賞に 昭和薬科大学付属高校2年生の國吉伶菜さんの作品が選ばれました。 昭和薬科の短歌甲子園への応募は初めてで、団体戦でも準優勝を果たしました。 小島ゆかり賞は、団体戦と個人戦を通じ全ての作品の中から選ばれるもので 國吉さんの作品は 「碧海に コンクリートを流し込み 儒艮の墓を 建てる辺野古に」です。 國吉さんは「大会にはさまざまな県の人が参加する。沖縄で感じる本土との温度差を詠もうと思った」と話しました。 団体戦はいずれも2年生の國吉さん、島袋乃碧さん、徳村帆華さんの 3人で出場し、決勝戦の題は「咲」でした。 トーナメント方式で対戦し、審査員が歌の優劣を判定しましたが、 団体戦準優勝について國吉さんは 「初めての参加だったので驚いている。来年は優勝したい」と意欲を見せました。 団体戦優勝は青森県立八戸高校で、 個人戦は岐阜県立飛騨神岡高校3年生の玉腰嘉絃さんが最優秀作品賞に輝きました。
Thu, 22 Aug 2019 17:54:00 +0900
高校生ものデザインコンテストで大城さんが最優秀
2019年8月21日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 第13回高校生ものデザインコンテストのクラフト部門で、 県立浦添工業高校2年生の大城鈴音さんの作品 「パズルいす」が最優秀賞に輝きました。 また、同じく3年の横田雷大さん、 石橋葵さんの共同作品「和」も奨励賞を受賞しました。 クラフト部門は自由なテーマで 縦、横、高さ1・2メートル以内の作品を制作するもので、 大城さんの作品は座面がパズルのピースになっているいすで、 つなぎ合わせることができます。 横田さんと石橋さんの作品は イタジイと琉球畳を使ったいすで、県産品にこだわりました。 最優秀賞の大城さんは 「パズルだといっぱいくっつけられるので楽しいかなと思った。 コンテストで受賞するのは初めてなのでびっくりした」と受賞を喜び、 「将来はインテリアの設計士になりたい」と語りました。 高校生ものデザインコンテストは、 学習成果を社会や大学などに示すことを目的に開催されているもので、 全国のインテリア科などの生徒が参加します。 今回はクラフト部門に45作品、 インテリアデザイン部門に218作品のエントリーがありました。
Wed, 21 Aug 2019 14:22:00 +0900
沖縄の旧盆を学ぼう 読谷村・ユンタンザミュージアム
2019年8月20日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 子どもたちに沖縄の言葉を通して、 沖縄の旧盆の風習を学んでもらおうと、 読谷村史編集室はこのほど、 村史調査員の宮城昭美さんを講師に 特別学習会をユンタンザミュージアムで実施し、 参加した子どもたち22人は、 なぜお盆に家族そろって先祖を迎えるかを知り、 民話を通して供え物の意味などを楽しく学びました。 宮城さんは、 「ご先祖さまをお迎えする 『ウンケー』に食べるものは何かな?」と、 読谷で伝え継がれている民話を紹介し、 夫と子どもを相次いで亡くし悲しみに 暮れていた女性がウンケーの直前、 亡くなった2人のためにごちそうの 準備をするよう神様に諭され、 あり合わせの食材で炊き込みご飯を作ったことが 「ウンケージューシー」の由来だといわれていると話しました。 また、子どもたちに6本が1平になった線香や、 あの世のお金を配り、使い方や意味を紹介しました。 3年生の男の子は 「昔話がどれも面白かった。 もっと沖縄の風習やしまくとぅばを学びたい」 と目を輝かせました。 宮城さんは旧盆は先祖代々 受け継がれてきた沖縄の大切な行事で 「大人でも意味や由来を知らない人は多い。 学んだことを教えてあげよう」と呼び掛けました。
Tue, 20 Aug 2019 10:27:00 +0900
天然記念物守るため 国頭で夜間通行止め
方言ニュース 2019年8月19日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄本島北部のやんばるにのみ生息する 国の天然記念物ヤンバルテナガコガネなど 動植物の密猟を防止しようと、 県自然保護課は今月26日から 10月21日まで 国頭村内の林道を夜間通行止めにし、 対策を検討する実証実験を行います。 自然保護課は「やんばるの貴重な動植物を これ以上取られたくない、 沖縄の自然を大切にしたいという 地元住民や県民の思いの下に実施する」 とし、協力を呼び掛けています。 去年は密猟されたリュウキュウヤマガメ60匹が 香港で発見され、 密猟者が摘発される事件も発生するなど、 やんばるにのみ生息する希少種は密猟が相次ぎ、 絶滅が危ぶまれています。 ヤンバルテナガコガネのほかにも、 固有種のオキナワマルバネクワガタ、特定国内希少野生動植物種の ラン科植物オキナワセッコクも 密猟が相次いでいるということです。 県はこれまでパトロールや啓発活動などに 取り組んできましたが今回、 実証実験を踏まえて密猟者の侵入を 物理的に阻止する手法を 検討することになりました。 実証実験では期間中の夜間午後7時から 翌日の午前5時にかけ 毎日通行止めを敷き、 救急救命や災難・災害救助などや、 許可を受けた夜間通行以外は通行を 認められないということです。
Mon, 19 Aug 2019 18:03:00 +0900
250組の披露宴司会を務めた糸満市の古波蔵さんの自伝が発刊
「250組の披露宴司会を務めた糸満市の古波蔵さんの自伝が発刊」 方言ニュース8月16日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 およそ250組の結婚披露宴の司会を務めた 糸満市の古波倉正安さん(79)歳がこのほど、 披露宴のプログラムや地域活動などをまとめた自伝 「私の宝物と(我が家の家宝)」を発刊しました。 20代の頃、郵便局員だった古波倉さんが 司会を始めたきっかけは同僚の結婚披露宴の余興です。 高等弁務官役がおはこで 「面白半分の英語でメッセージを読み上げた。大人気だった」と振り返り、 「度胸がある」と同僚から強引に披露宴の司会を任されました。 当時はあまり司会がおらず口コミで依頼が増え、 知っている人からのお願いは断れず、仕事の傍ら司会を務め、 積み重なって250組になりました。 昭和のプログラムには、高砂殿や糸満市文化会館など懐かしい会場名が並び、 1997年ごろからは媒酌人を立てない披露宴、 平成の半ばには子連れの披露宴が増えるなど、 沖縄の披露宴の変遷が分かる貴重な1冊ですが、 最後のカチャーシーは今も昔も変わりません。 10月で80歳になる古波倉さんは数年前から 地域の司会だけを引き受けており、 「気が小さいから、ここまでになるとは自分でもびっくり。 プログラムは財産。子や孫たちに自分の足跡を残したい」と穏やかに語りました。
Fri, 16 Aug 2019 16:19:00 +0900
慰霊塔の実態調査結果まとまる
2019年8月15日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 県保護・援護課がこのほど発表した県内の慰霊塔の管理状況などに関する実態調査結果よりますと 慰霊塔の総数は442基で、2012年の前回調査から2基増えました。 増加した2基は前回調査以前に建立されていましたが、未報告でした。 また、自治会や同窓会などの「民間・その他」が管理する慰霊塔237基のうち、 管理者が「管理上の課題・懸念がある」と回答した慰霊塔は104基ありました。 管理者不明の62基と合わせると、管理上の課題があるものは166基で、 前回調査の61基から100基以上増えました。 県は「関係者の高齢化に伴い十分に管理できなくなっていることが改めて分かった」としています。 一方、「地方自治体等」が管理する慰霊塔は143基で、 管理者不明の慰霊塔は前回調査から24基増加しました。 県は、民間管理の慰霊塔については、後継者確保の成功事例の情報を共有するなどの対応を検討し、 管理者不明の慰霊塔については、管理者や土地所有者の調査や周辺住民らへの意向確認などの対応を検討します。 その結果、慰霊塔の移設や集約などの要望があれば、国の責任で実施するよう要請する考えです。
Thu, 15 Aug 2019 14:14:00 +0900
空手会館で沖縄古武道世界大会
2019年8月14日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 先月28日と29日の2日間、 豊見城市豊見城の沖縄空手会館で、 令和元年記念沖縄伝統古武道世界大会が開催されました。 沖縄の伝統文化としての古武道の保存、継承を図るとともに、 国内外に向けて発信しようと4年に1回開催されているもので、 今回はドイツやアメリカなど 世界8カ国からおよそ130人の武道家が参加し、 鍛錬の成果を披露しました。 大会では、棒やサイの型、棒組手の競技が繰り広げられ、 参加者は日頃の鍛錬の成果を競い、 詰め掛けた観衆は、選手たちの気迫あふれる型や組手に 息をのみながら見入りました。 また、競技以外にもヌンチャク、棒、サイ、 トンファーヌンチャクの4つの武具に関するセミナーもあり、 参加者らは親睦を図りながら理解を深めました。 島袋常雄大会会長は 「セミナーでもヌンチャク、棒、サイ、 トンファーの全てを体験できたことが 非常に好評だった」と話し、 「われわれは沖縄伝統古武道の伝統を 引き継ぎ普及することを目的としている。 海外からの参加者に型の崩れがなかったことを 非常に意義深く感じている」と大会を振り返りました。 次回大会は2023年を予定しています。
Wed, 14 Aug 2019 18:20:00 +0900
琉球料理に関する知識の普及・促進をめざし 琉球料理保存協会設立
2019年8月13日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球料理の普及・継承を目指す 一般社団法人「琉球料理保存協会」が このほど県庁で記者会見し、 今月21日に設立総会を 那覇市内で開催すると発表しました。 琉球料理保存協会は今年1月に設立され、 琉球料理に関する知識の普及を促進するため、 料理講習会の開催や県民への広報活動を行います。 会見には、副理事長で かりゆしグループオーナーの 平良朝敬氏ら理事8人が出席し、 理事長に就任した 琉球料理研究家の安次富順子さんは 「琉球料理は他に類を見ない沖縄に 根付く独特の食文化だ」と指摘し、 「欧米食の流入などによって 琉球料理離れが進んでいる。 この流れを止めて沖縄に伝わる食文化の 進展に寄与するために会を立ち上げた」 と設立の意義を強調しました。 また、既に県認定の「琉球料理伝承人」ら 46人が正会員になっているとし、 安次富さんは 「より広く賛同者を募りたい」と呼び掛けました。 会員の年会費は個人5千円、法人2万円で、 問い合わせは事務局、 電話098(943)2336となっています。
Tue, 13 Aug 2019 14:07:00 +0900
女性社長 沖縄は全国3位
方言ニュース 2019年8月12日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内に本社を置く企業 1万1288社のうち、 代表者が女性の企業は1174社で10・4%を占め、 全国平均の7・9%を上回り、 全国3位の高水準となりました。 これは帝国データバンク沖縄支店が発表したもので、 1989年の2・8%から30年間で 7・6ポイント増加しました。 就任経緯別では「同族承継」が 43%と最も多く、 「創業者」が41・7%でした。 一方で「内部昇格」は11・6%、 「外部招聘」は1・3%にとどまりました。 年代別では60代が38・9%、 50代が21・7%、 70代が17・5%の順でした。 また、去年5月から今年4月までの1年間に 女性が社長に就任した会社は県内で131社あり、 就任経緯は創業者が 50%と最も多くなりました。 帝国データバンク沖縄支店は、 女性社長の割合が多い背景について 「一概には言えないが、活発な女性が多く、 起業する環境が整っている。 創業者から継承した子どもがなくなり、 その妻が代表に就任するケースも多い」と話し、 今後も女性の活躍推進の流れはより不可欠になるとして 「起業意欲が旺盛な女性に対する支援や 補助金政策などのハード面と、 環境整備などソフト面の双方の支援が 必要となる」と指摘しています。
Mon, 12 Aug 2019 16:08:00 +0900
自らの妊娠・出産の経験を全てのお母さんのために
妊娠中、出産後のママもオシャレしたいとの思いから、 宮古島市平良出身の長濱紗羅さん(34)歳は、 自身の妊娠・出産の経験を大きな契機に、 自分のブランド「SA・LAND(サランド)」を立ち上げ、 細部までこだわったマタニティウエアやベビー服の販売を今年から始めました。 長濱さんは24歳の時に上京し、 東京都のアパレルブランドで企画デザイナーなどを務めた後、 結婚を機に3年前に宮古島に戻りました。 妊娠と出産について「今までにない大変な経験だった」と振り返る中、 「自分の体の変化、娘の成長を見届ける喜びが原動力としてあって、 世の中のママたちが笑顔になる服を作りたい」と考えました。 デザインから生地選び、縫製、仕上げまで、全て長濱さんが1人で手がけており、 いずれも長濱さんの経験に基づいたこだわりが細部まで込められています。 「ママは母であり、何より女性でもある。 日々の暮らしの中でいくつもの役割をこなさないといけないからこそ、 オシャレをして自分らしさを得ると笑顔になれる」と長濱さんは語り、 「妊娠から出産、育児で自分のことが後回しになってしまいがちな お母さんたちがリフレッシュできるようなものを作っていきたい」とほほえんでいます。
Fri, 09 Aug 2019 22:08:00 +0900
目指せ!働き盛りの脳出血ゼロ!
2019年8月8日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 県内では脳卒中に罹患した患者に占める脳出血の割合が全国に比べて高く 全国の18%に対しておよそ1・7倍の30%に上ることが県医師会の調査で分かりました。 特に男性は30代から60代までの働き盛り世代での発症が多く 県医師会は「脳出血では若中年層での高血圧の有病率が高いことが問題。 働き盛りの脳出血ゼロを目指すためには、この層での高血圧対策が重要だ」と指摘し 個々人だけでなく社会全般での対応の必要性を訴えています。 県医師会では「65歳未満健康・死亡率改善プロジェクト」を立ち上げ 働き盛り世代の健康状態を研究していますが 脳出血患者の若中年層で高血圧の有病率が高く、2015年の県内の65歳未満の死亡原因で最も多いのが 高血圧関連疾患で、1909人のうち284人に上りました。 働き盛り世代による高血圧の原因は分析できておらず 県医師会では今後調査する予定で、プロジェクトに関わっている琉球大学の 崎間敦教授は「自分が高血圧かどうか知らない人がたくさんいる。 まずは自分の血圧を把握し、減塩・肥満の対策をしっかり取り組むことができる 社会基盤をつくることを進めていきたい」と述べています。
Thu, 08 Aug 2019 17:14:00 +0900
イネ害虫、ツマジロクサヨトウが多良間で発見
2019年8月7日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 トウモロコシやサトウキビ、 イネなどの植物に被害を与える外来のガ 「ツマジロクサヨトウ」の幼虫57匹が先月24日、 多良間村にある4カ所の飼料用トウモロコシ畑で発見されました。 県内で3件目の発生となります。 県によりますと、トウモロコシの収穫は ほとんど終了したため、経済的な被害はありません。 ツマジロクサヨトウは繁殖能力が高く、 2、3週間で1000個から2千個の卵を産み、 飛行能力も高く一晩で100キロ飛べるため、 中国大陸や台湾から飛んできた成虫が 繁殖した可能性があります。 国内では鹿児島県のトウモロコシ畑で 被害が初めて確認されており、 県は基幹作物のサトウキビに被害が 及ぶことを警戒しています。 県病害虫防除技術センター予察防除班の河村研究主幹は 「どの農薬がツマジロクサヨトウに効果的かを 現在、国が調査している。 また、トウモロコシは畜産業に 携わる人が栽培していることが多いので、 あまり農薬が使えない」と話し、 農薬の散布に頼りすぎるのではなく、耕運機で作物を細かく砕き、 土を混ぜる「すき込み」作業を進める必要があると指摘しました。
Wed, 07 Aug 2019 13:53:00 +0900
『がんばりマン』選考委員特別賞受賞 子どもノンフィクション文学賞
2019年8月6日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の紙面からお伝えします。 天願小学校2年生の名護翔哉さん8歳が1年生の時に、 闘病生活や支える両親の話などを書いた作品「がんばりマン」が 3月に開催された「第10回子どもノンフィクション文学賞」で 選考委員特別賞(最相葉月賞)を受賞しました。 翔哉さんは23週余で 586グラムの超低体重で生まれ、 新生児集中治療室で7ヶ月半過ごしました。 気管が狭くなる「声門下狭窄症」になり、 生後4ヶ月目には気管切開の手術を受け、 声が出ない時期もありました。 母の尚子さん49歳は 翔哉さんが小さい頃から絵本を読み聞かせ 字が読めるようになると 翔哉さんは自分で物語を書いたり 絵を描いたりするようになったと話しています。 今回の「がんばりマン」は 最初に十数枚のメモをしたため 時系列に並べ直した後 400字詰めの原稿用紙6枚に書いています。 作家の最相葉月さんは、 「どのエピソードからも実際の場面が想像でき いつしか作者を応援していた」と評しています。 翔哉さんは、他の物語の創作にも取り組んでおり 最近では「うさぎのパンや」という絵本を描き上げ 「絵本を描いてみんなを笑顔にしたい」と 夢を語っていました。
Tue, 06 Aug 2019 14:06:00 +0900
日本サッカー協会 田嶋会長 サッカー専用スタジアムに期待
方言ニュース 2019年8月5日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 日本サッカー協会の田嶋幸三会長が このほど、琉球新報社を訪れました。 田嶋会長は金武町で開催された 南部九州総体のサッカーの決勝に 合わせて来県したもので、 県が計画している那覇市奥武山に 建設予定のサッカースタジアムについて話し、 沖縄でのサッカーの盛り上がりに期待しました。 この中で田嶋会長は 「サッカー専用のスタジアムが完成すれば、 沖縄でのサッカーの盛り上がりは 確実に期待できる」と期待し、 「J1や海外のサッカークラブを 呼び込んで試合ができるほか、 サッカーファンやサポーター拡大につながる。 FC琉球の飛躍向上にも つながる」と語りました。 J2に昇格したFC琉球については 「かつてJ1にいた有名なクラブと試合ができる。 そこで一歩一歩勝ち抜けばJ1にも近づく」と語る一方で、 「全県レベルでサポーターに なってくれるように、 クラブ自身が地域との絆をより深めて いく必要がある」と指摘しました。 また女子サッカーについても触れ 「沖縄は中学生を中心に競技人口の割合が多い。 協会では女子サッカーの プロ化に力を入れている。 沖縄はプロのチームを育める場所として 期待は大きい」と強調しました。
Mon, 05 Aug 2019 13:27:00 +0900
おなじみの黄色と赤色の箸『ウメーシ』の危機
「おなじみの黄色と赤色の箸『ウメーシ』の危機」 方言ニュース8月2日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 「ウメーシ」と呼ばれ、沖縄そば店や食堂でもよく見掛ける 沖縄でおなじみの黄色と赤色の配色が印象的な箸が 食卓から消える危機に直面しています。 製造元の鹿児島県薩摩川内市の竹材加工業社が廃業し、 先月いっぱいで生産がストップしたためで、 那覇市内の卸業者が抱える在庫分がなくなり次第、 市場への新規の出荷はできなくなる見込みです。 正式な商品名は「竹塗箸」で、30年ほど前から 県内で流通している竹製の箸ですが、 抗菌作用を持たせるためにウコンを使った染料で染め、 滑り止めに漆を塗りつけています。 生産中止について、那覇市内の卸業者は 「1本ずつ手作りしていたが、職人の高齢化が進み、 後継者の確保ができなくなった。 原材料の高騰によるコスト増もネックになった」と話し、 「福井県にも土産品として同じ種類の製品を作る業者がいるが、 入荷コストは倍。今後は食堂などでも見る機会が減っていく。 沖縄文化の象徴がなくなってしまうようで寂しい」と肩を落としています。 また、年に一度、正月明けに入荷するのが恒例だった 県庁地下の食堂の男性店主は 「ウメーシを市場に買いに行って『今年もがんばろう』という気持ちになった。 張り合いがなくなってしまう」とため息をつきました
Fri, 02 Aug 2019 13:50:00 +0900
国際数学競技大会で県勢快挙
2019年8月1日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 「優数杯」国際数学競技大会がこのほど香港で開催され、 うるま市赤道のぐしかわ珠算教室に通う 沖縄アミークスインターナショナル小学校5年の鍛治山美莉亜さんが、 暗算競技の小学校高学年の部で優勝を果たしました。 また、北谷第二小学校6年の末吉崇輝さんが準優勝で、 日本から初参加となった大会で、快挙を成し遂げました。 さらに、具志川中学校2年の奥田姫夢さんは、 参加者らおよそ千人の前で暗算の模範演技を披露しました。 大会には中国や台湾などから24団体、およそ800人が参加し、 小学校高学年の部にはおよそ90人が出場しました。 3人は英語読み上げ算競技全国大会の上位入賞者で、 今回の優数杯では関係者の推薦を受け、出場することになったもので、 鍛治山さんは「優勝できてうれしかったが、 満点が取れない問題もあって悔しかった」と語りました。 末吉さんは「鍛治山さんに10点差も付けられて悔しかった」と話し、 奥田さんは「大勢の人の前で緊張した。問題が解けるか心配したが正解できてよかった」 とほっとした様子でした。
Thu, 01 Aug 2019 16:31:00 +0900
墓参団がダバオへ、フィリピンでの戦没者慰霊
2019年7月31日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 太平洋戦争中にフィリピンで亡くなった犠牲者を慰霊する 第55回「ダバオ慰霊と交流の旅墓参団」の一行は28日、 フィリピン・ミンダナオ島のダバオ市内にある 旧日本人ミンタル墓地「沖縄の塔」の前で法要慰霊追悼式を開き、 犠牲者を哀悼しました。 子や孫の世代を含めた100人余りの墓参団は、 戦時中に亡くなった人々をしのび、 戦争の惨禍を次世代に語り継ぐ決意を新たにしました。 このうち、フィリピンで生まれ、 戦争で父親と兄弟2人を亡くしたという県ダバオ会の安里勝さんは これまでに 15回ほど墓参団に参加していますが、 自身も戦時中に砲弾の破片で頭に傷を負い、 1週間ほど生死の境をさまよった経験があります。 安里さんは戦後、家族の供養を続けてきたということで 「父と兄弟らの魂は沖縄に戻っている。 ただ、この地で亡くなった人々が 安らかに眠ってほしいと祈った。 来年以降も元気だったら有志での墓参に参加したい」と語りました。 遺族の高齢化などに伴い、大規模な墓参は今回が最後となりますが、 県ダバオ会は来年以降も希望者を募り、墓参を続けたい考えです。 一行は31日に帰沖します。
Wed, 31 Jul 2019 14:02:00 +0900
自身のルーツを訪ねて 県系4世・エミリーさん親戚と対面
2019年7月30日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の紙面からお伝えします。 自身のルーツをたどるため ニューカレドニアから来沖した 県系4世のエミリー・トセイ・ミヤザトさん17歳が 宜野湾市普天間に住む親戚の 上間美代子さん78歳、真境名貞子さん72歳 と対面しました。 「やっと会えたね」、「こんなすてきな日はない」と 歓迎の言葉を掛けられたエミリーさんは涙を浮かべ、 異国の地に住む家族との対面を喜んでいました。 エミリーさんは、 1910年に移民としてニューカレドニアに渡った 旧兼城村出身の宮里長盛さんを曽祖父に持っていますが それ以外は沖縄のルーツに関する情報が ほとんどありませんでした。 来沖を機に 琉球新報などで情報を呼び掛けたところ 上間さんと真境名さんが名乗り出ました。 上間さんと真境名さんは 「沖縄の家庭料理を食べさせてあげたい」と ソーメンチャンプルーやヒラヤーチーを振る舞い、 また宮里家の家系図や エミリーさんの祖父らが来沖した際の写真を見せながら 親族の思い出話を披露しました。 初めて訪れた沖縄に対しエミリーさんは 「不思議と懐かしさがこみ上げてきた」と 温かなもてなしに感動し 「改めて沖縄のルーツを大切にしたいと思った」 と話していました。 エミリーさんは来月7日まで滞在する予定です。
Tue, 30 Jul 2019 13:47:00 +0900
泡盛を飲む割合 東京は27・5%
方言ニュース 2019年7月29日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 電通沖縄がこのほど、沖縄県民と 東京在住者を対象に実施した 飲酒動向調査によりますと、 泡盛を飲む人の割合は沖縄が 55・8%だったのに対し、 東京は27・5%でした。 泡盛が飲まれない理由について、 東京では52・1%が「泡盛を よく知らないから」 と回答しました。 飲んでいるお酒は、東京と沖縄共に ビールの割合が最も高く、 東京ではワインや日本酒、焼酎、 ウイスキーなどが沖縄より高い割合で 飲まれています。 沖縄は泡盛と発泡酒を飲む割合が 東京よりも多かったということです。 泡盛が飲まれない理由は、 東京は「度数が強すぎる」が42・5%、 「一般的な感じがしない」が38・3%、 「お店に置いていない」が32・9%で、 沖縄は「味が好きではない」や 「香りが好きではない」などが 理由に挙がりました。 知っている泡盛の飲み方は、沖縄は 水割りが87・5%と最も高く、 シークヮーサー割りやコーヒー割りなど 幅広い飲み方が上がりました。 東京はロックが最も高い59・2%で、 ストレートの44・2%。 泡盛カクテルは15・4%、 コーヒー割りは6・7%にとどまりました。 電通沖縄は「東京在住者に泡盛が認知されていない。 泡盛の浸透のためにいろいろな飲み方を 提案することも重要になる」と述べました。
Mon, 29 Jul 2019 16:25:00 +0900
那覇市の小学生、犬や猫の殺処分ゼロを目指して団体を立ち上げる
方言ニュース7月26日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 那覇市立壺屋小学校5年生の女子児童5人が、 犬や猫の殺処分ゼロを目指して 団体「わんにゃんレスキュー壺屋小」を立ち上げ、募金などに奔走し、 「動物は悪いことを何もしていないのに殺されてしまっている」と、 協力を呼び掛けています。 手作りの募金箱は9月下旬まで、 ペットボックス那覇店やコンビニなどに設置され、 集まった募金は犬や猫の保護・殺処分ゼロを目指す活動を支援する 「ペットリボン基金」に寄付されます。 5人の女子児童本を通して殺処分の問題を知り、 「気持ちが伝わるはずだから」とあえて手書きで作ったポスターには 「あなたの1円が一つの命に変わります」 「この命 灰になるために生まれてきたんじゃない」 などの思いが込められているということで、 メンバーの田仲未莉(みり)さんは 「自分たちが頑張れば殺処分が無くなるのではないか」 と真っすぐなまなざしで語ります。 協力する店舗も積極的で、ペットボックス那覇店は 「小学生とは思えない行動力に応えてあげたい。 店頭で気持ちを込めて募金してくれる人も多い」と感心しています。
Fri, 26 Jul 2019 13:15:00 +0900
入域観光客数増も、消費額の拡大が課題
2019年7月25日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 入域観光客数の増加に後押しされて、昨年度の観光収入は前の年度に比べて 5・1%増の7334億7700万円と過去最高を記録しました。 しかし、観光客1人当たりの県内消費額は7万3355円で前の年度を上回ったものの 伸び率は0・7%にとどまりました。 県は2021年度に観光収入を1兆1千億円まで引き上げることを目指しており 目標達成のために、県内消費額の拡大に向けた施策の推進が課題となります。 1人当たりの観光消費額は国内客が前の年度に比べて6・2%の増加だった一方で 外国人は空路客が10・1%減、海路客が5・1%減と、ともに前の年度を大きく下回りました。 中国客が大量の商品を購入する「爆買い」が見られなくなったことや ビジネスホテルなど安価な宿泊施設の利用が増えていることが背景にあるということで 消費拡大にはマリンレジャーなど体験型の推進と同時に、魅力ある土産品の開発も求められます。 こうしたことを受け、県は滞在日数が長い欧米の観光客や富裕層の誘客で観光収入の上昇につなげる考えで 県文化観光スポーツ部は「中長期的に取り組むべき課題」としており 直通便の誘致など具体的な施策が進むか注目されます。
Thu, 25 Jul 2019 13:23:00 +0900
国頭の海岸でアオウミガメの産卵確認
2019年7月24日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国頭村謝敷海岸でこのほど、 日本ウミガメ協議会会員の嘉陽宗幸が 希少種のアオウミガメの産卵を確認しました。 嘉陽さんはこの日午前6時ごろ、 アオウミガメの産卵調査中に 砂浜の草むらでウミガメを見つけたもので、 「通常は夜間に産卵が見られるが、 砂の掘り起こし作業などに時間を要すなど、 何らかの原因で遅れて朝方の産卵になった」ということです。 この日は午前6時47分ごろ、 産卵を終えたウミガメが海に向かって動き出し、 見学に来ていた人も手伝ってウミガメのサイズを計測しました。 生態研究のための金属のタグを前足につけて、 全員で海に誘導しました。 計測の結果、甲長が98センチ、 甲幅は75センチでした。 その後、卵が安全な深さにあることを手掘りで確認し、 カメの産卵場所である目印を付けて保護対策をしました。 謝敷海岸では、今年に入りアオウミガメ9カ所、 アカウミガメ10カ所の産卵場所が確認されていますが、 嘉陽さんは「行楽客や海浜利用者は 海浜へ出入りする際には注意して、 無事に卵からふ化するよう大事に見守ってほしい」と話しました。
Wed, 24 Jul 2019 14:18:00 +0900
名護市伊差川区ガイドマップブック完成
2019年7月23日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の紙面からお伝えします。 名護市伊差川区のガイドマップブックが完成し 伊差川の小学生全員に配布されました。 ガイドブック「伊差川探検隊」は 名護市文化財保存調査委員長の岸本林さんが監修しており、 子ども目線で作られているのが特徴で B4サイズで14ページ、地図のイラスト付きで 全ページカラーで紹介しています。 この日は「伊差川誌」の概略版も発行され 中学、高校の代表を招き 伊差区公民館で贈呈セレモニーが開かれました。 「伊差川誌」は1991年に発刊されましたが A5判で文字が小さく、 子どもたちにも読みやすくしようと 今回、B5判に一新しています。 ガイドブックは 宿道(すくみち)の所在地、旧伊差川街道、 伊差川馬場、金川(ハニガー)銅山抗口跡などのほか 公民館やJA羽地支所など商店を含め 200余の企業も紹介しており 区内の大木や名木指定候補も紹介され 興味を引く作りとなっています。 また「声楽譜附工工四」を著した 音楽家「伊差川世瑞顕彰歌碑」や 旧学校跡地の場所なども 分かりやすく地図入りで説明されています。 ガイドブックや概略版を受け取った子どもたちは 「自分が生まれる前の伊差川の写真があり、とても新鮮」 などと感想を語っていました。
Tue, 23 Jul 2019 14:07:00 +0900
かりゆし長寿大学校生らが「竹細工の里」で校外学習
方言ニュース 2019年7月22日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県かりゆし長寿大学校生ら30人が このほど、「竹細工の里」として知られる 南城市佐敷の小谷区を訪れ、 石畳道や古井戸などを見て回り 心を癒しました。 小谷区では樹木に囲まれた古い集落の 様子を多くの県民に見てもらい、 地域活性化につないでいこうと、 自治会とは別に「うくくの会」を 組織して取り組んでおり、 105戸ほどの集落で古民家が多く残って シーサーを作る「とぅき家~春壽」のほか、 ピザ専門のレストラン「ミモザの木」も開店しています。 かりゆし長寿大学校の今回の校外学習は 残された自然の価値をいかに地域活性化に つないでいるのかを学ぶことが狙いで、 案内役を務める「ばーきの里うくく会」の導きで、 3つの班に分かれて小谷廻りを開始しました。 各自準備された竹の棒を手につえ代わりに 昔ながらの石畳道を通って 「上の井」「中の井」「下茂の井」を見て回りました。 また、「土帝君」の拝所や竹細工のカマンタ、 竹細工などを納めた小屋を訪れ、見学しました。 音楽好きで那覇で合唱団に入って活動している 石川県出身の宮前洋志さんは(77)歳は 「ガイドさんからいろんな所を見て学ぶことガできた。 大変よかった」と喜びを語りました。
Mon, 22 Jul 2019 18:54:00 +0900
からだの気持ちをテーマに、読書実演会が開かれる。
「からだの気持ちをテーマに、読書実演会が開かれる。」 方言ニュース7月19日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 伊江村立西幼稚園・小学校はこのほど、 「からだの気持ち」をテーマに、読書実演会を開きました。 講師は絵本作家のながもとみちさんで、自作の「カラテマン」を読み、 「みんなでからだのことを考える絵本を作ろう」と話しました。 児童は足、お尻、目、耳、口や歯、手のチームに分かれて早速本作りに取り組み、 高学年には骨、胃、心臓、脳なども加わりました。 用紙に体の部位や器官の絵を描き、体の気持ちを文章にしました。 耳の気持ちを描いた児童は「友達やお母さんの声が聞きたい。自然の音が聞きたい」、 目の気持ちを描いた児童は「友達の顔が見たい。お母さんの笑顔が見たい」、 また、足を描いた児童は「家族や友達と散歩に行きたい」、 手は「友達と手をつなぎたい。手は温かい」などの優しい言葉があふれていました。 一方、前書きには「ねぇねぇからだのきもち、聞かせてくれる?」、 後書きには「からだもいのちもたからもの。だいじに だいじに使ってね」と、 ながもとさんの思いのこもったメッセージが入り、オリジナルの絵本が完成します。 児童らは「足が速くなりたいなと書いた。楽しかった。絵本作家になったような気分を味わった」と話していました。
Fri, 19 Jul 2019 15:43:00 +0900
ガの幼虫、農作物を食い荒らす被害
2019年7月18日(木) 担当 上地和夫先生 共同通信によりますと、アフリカやアジアで急速にまん延し、 農作物を食い荒らしている害虫で「ツマジロクサヨトウ」というガの幼虫が 沖縄、長崎、熊本、大分、宮崎の5つの県で見つかったことが今月12日に分かりました。 5つの県がそれぞれ発表したもので、国内では既に判明している鹿児島と合わせ、九州と沖縄の6つの県に拡大しました。 このガは南米や北米の熱帯地域が原産で、幼虫がアフリカやアジアで 農作物の葉や果実を食い荒らし、猛威を振るっています。 このガの幼虫は今月3日に鹿児島県南九州市で初めて確認され、農林水産省が全国調査を指示していました。 県内では沖縄本島北部の飼料用トウモロコシの畑で11日にツマジロクサヨトウの幼虫が見つかり、 12日にツマジロクサヨトウと確認されました。 農林水産省は有効な農薬リストを主な作物ごとに作成し、早期の駆除を呼び掛けていて、 都道府県を通じて農家などに情報提供しました。 また、農薬の散布時期や頻度などを盛り込んだ防除マニュアルの作成も急いでいます。 さらに農林水産省は殺虫剤の散布が難しい場合は早期の刈り取りを要請し、 農薬の購入や散布作業にかかった費用も緊急支援します。
Thu, 18 Jul 2019 13:59:00 +0900
県産マンゴー生産好調
2019年7月17日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県農林水産部はこのほど、 県産マンゴーのことしの生産量は 前の年に比べて10%増の 1959トンになるとの予測を発表しました。 平年に比べて13%の増加となります。 去年9月から10月にかけて襲来した台風24号と25号の影響で マンゴーの木の枝が被害を受けたことや、 冬場の気温が高かったことで開花や枝の育成が遅れました。 しかし開花後の3月中旬、 平年より気温が高い日が続いたことで順調に着果を始め、 前の年を上回る生産量につながったとみられます。 県園芸振興課果樹班の浦崎直也班長は 「台風や冬場の高気温で生産への影響を心配したが、 生産者の肥培管理などの努力が実を結んだ」と話しました。 各地区の生産量予測について、 いずれも変えの年に比べて、 北部地区は16%増の540トン、 中部地区は10%増の110トン、 南部地区は16%増の492トン、 宮古地区は2%増の650トン、 八重山地区は9%増の167トンの見通しです。
Thu, 18 Jul 2019 10:35:00 +0900
和牛専門店でかき氷を! 難病の子支援チャリティー
2019年7月16日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の紙面からお伝えします。 平安座島の和牛専門店「肉や食堂 inへんざ」で 難病の子を支援するチャリティーかき氷が 人気となっています。 オーナーの南さん家族は大阪に住んでいましたが、 亡き夫の夢だった沖縄へ移住し、 2018年10月にお店を開きました。 しかし開店直前に大型の台風によって4日間停電し、 仕入れていた肉を全て廃棄しなければならなくなりました。 この被害を聞きつけた 平安座自治会の五嶋会長や友人たちが 電話やSNSなどで来客を呼び掛けると、 周辺地域から大勢の客が訪れ、 連日満席の大盛況となりました。 そんな「肉や食堂 in へんざ」では かき氷も販売しています。 それがミルク味の氷にマンゴーと マンゴーソースをトッピングした 「沖縄アイスかき氷(480円)」。 これは南さんの次男で 難病の一誠さん(18歳)を小学5年生の頃、 ディズニーランド旅行に招待してくれた 公益社団法人「難病の子どもとその家族へ夢」を 支援するためです。 南さんはこの法人を支援するため 「沖縄アイスかき氷」を委託販売して、 その売上を全額寄付しています。 A5クラスの国産牛を リーズナブルな価格で提供する人気店舗ですが、 南さんは「かき氷をぜひ食べてほしい」と 呼び掛けています。
Tue, 16 Jul 2019 17:17:00 +0900
沖縄平和祈念堂 財政悪化で寄付呼びかけ
方言ニュース 2019年7月15日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市の沖縄平和祈念堂の管理運営などを担う 公益財団法人沖縄協会は、 近年財政状況が悪化していることから 寄付の呼び掛けに力を入れています。 9日は、在京沖縄関係者の異業種交流の 「三日会」の重田会長が協会の現状を知り、 会と会長個人の分を合わせて10万円の寄付金を 新垣専務理事に手渡しました。 新垣専務理事によりますと、 協会の運営は祈念堂の入館料や 募金箱の寄付、資産の運用益でまかなっており、 修学旅行生を中心とした入館料が大きな収入源ですが、 昨年度に初めて入館者数が7万人を割り、 厳しい状況が続いています。 数年後には祈念堂の防水工事を予定し、 およそ1億円が必要と見込んでおり、 寄付金への税制優遇措置などを通して、 一層の呼び掛けに力を入れていきます。 三月会の重田会長は 「年々資金面が逼迫し、 このままでは運用も難しくなるのではないか。 寄付を続々寄せるようになってほしい」 と寄付活動の広がりに期待しました。
Mon, 15 Jul 2019 19:27:00 +0900
首里久場川町の宮城さん(5)、医療用のウィッグのために毛髪を寄付
方言ニュース7月12日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 那覇市首里久場川町の宮城凜羽ちゃん(5)歳がこのほど、 生まれて初めて髪の毛を切りました。長さ30センチ超える毛髪は、 小児がん患者などへの医療用ウィッグの 材料として大阪市のNPO法人に寄付し、凜羽ちゃんは 「病気の子がおしゃれできるようになればうれしい」とほほ笑んでいました。 母親のみゆきさんがおよそ3年前、 看護師として特別支援学校で働いていた時、 病気で髪が抜けてしまった子どもたちに出会い、 医療用ウィッグのために毛髪を寄付する「ヘアドネーション」の存在を知り、 凜羽ちゃんに相談したのが寄付のきっかけです。 長い髪はおしゃれ好きの凜羽ちゃんの自慢でしたが、 病気でおしゃれをできない子どもがたくさんいると聞き、寄付を決めました。 毎晩、髪を洗って乾かすのにおよそ1時間かかり、 朝も髪をセットするのは大変でしたが、 親子にとっては貴重なコミュニケーションの時間でした。 このほど、家族で那覇市首里汀良町の美容室を訪れ、 みゆきさんは「少し寂しい」と涙しましたが、 凜羽ちゃんは「短い髪もかわいい」とご満悦な様子で、 「魔法の髪の毛で、かわいくなってね」と ウィッグを心待ちにする子どもにメッセージを送りました。
Fri, 12 Jul 2019 17:45:00 +0900
語学を生かして「消防通訳官」活躍!
2019年7月11日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 語学を生かして救助を行う「消防通訳官」が活動の場を広げています。 消防通訳官は、近年増加の一途をたどる外国人観光客によるレンタカーの事故などでの救急搬送に対応しようと、 東部消防組合消防本部が県内で初めて取り組んだもので、 活動は去年から始まり、現在は10人の署員が英語や中国語を生かして救助に当たっています。 現場では一目で消防通訳官だと分かるように「English」「中文」と書かれた黄色いベストを着用し、 今では電話での通訳も担当するなど、語学を生かした救助の輪が広がっています。 中国語を使って救助を担当する金城綾香さんと浦崎直力(なおちか)さんは、 2018年4月に南風原町で起こった台湾人観光客5人が乗ったレンタカーとトラックとの接触事故の現場に出動しました。 傷病者のけがの確認のほか、台湾人観光客とトラック運転手や レンタカー会社とのやりとりの間にも入って通訳しました。 金城さんは「言葉や文化が違うと、事故の当事者のどちらもパニックになってしまうけど、 言葉が通じると安心してもらえる。まずは安心してもらうことが救助の第一歩だと思う」と話しました。
Thu, 11 Jul 2019 13:12:00 +0900
モズク生産減でキロ単価増
2019年7月10日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今年、2019年の県産モズクが不作で、 生産量は去年よりおよそ6千トン減少して 1万5千トン前後になる見込みです。 高水温や日照不足など気象や海洋条件に 恵まれなかったことが原因と見られます。 今期のモズク養殖は「早摘み」にあたる 前期の3月に収穫が伸びませんでした。 県水産海洋技術センターによりますと、 モズクの生育期である11月から 12月の海水温が去年に比べて2度から4度高い26度で、 日によっては28度まで上昇しました。 モズク生育の適正温度は25度以下のため、 高水温が原因で生育不良につながったと考えられます。 一方、県内最大のモズク産地の勝連漁業協同組合は、 不作の影響でもずくのキロ単価を 去年より100円高い300円としました。 上原組合長は「生産者として単価が 150円以上あればいいが、 これほど高くなると小売価格に影響する。 スーパーで値段が高いと消費者は購入しない。 モズクは大衆向けなので高級品になってはだめだ」と懸念します。 県水産海洋技術センター海洋資源・養殖班の近藤研究主幹は 「高水温でも生育が不安定にならないような モズクの株を作る必要がある。 天然海域から優良株を探して、 養殖業者に提供できるような株を作っていきたい」と話しました。
Thu, 11 Jul 2019 11:04:00 +0900
うるま市天願区の歴史まとめ24年 遂に完成
2019年7月9日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の紙面からお伝えします。 うるま市天願区の歴史や文化、 習俗などをまとめた「天願字誌」が 5月下旬に完成しました。 編集作業に本格的に取り組んでから 完成まで24年。 字誌偏執委員会の名護委員長は 「悪戦苦闘した末にようやく出来上がった。 ほっとしている」と喜びを語りました。 天願区は具志川地域の中でも歴史が古く、 文化や芸能が育った場所ということで 自治会の照屋会長は 「区外の人でも天願区にゆかりがあれば ぜひ手に取ってほしい」と 購入を呼び掛けました。 初版500部を発行した「天願字誌」は 全624ページ。 一冊千円で購入できるということです。 詳しいお問い合わせは天願自治会まで。 電話番号は098-972-3573となっています。
Tue, 09 Jul 2019 12:48:00 +0900
東京オリンピックの聖火ランナー公募開始
方言ニュース 2019年7月8日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 2020年の東京オリンピックの聖火リレーを駆けるランナーの 公募受付を47都道府県の各実行委員会が1日、 一斉に開始しました。 締め切りは8月31日で、 12月以降に当選者が決まりますが、 沖縄県実行委員会の公募では 29人が選ばれる予定です。 大会組織員会によりますと、 聖火ランナーは全国でおよそ1万人を 想定していますが、 都道府県ごとに人数が割り当てられており、 このうち47都道府県の実行委員会が 選考するのは合わせて2500人ほどです。 各地の実行委員会は希望者の 提出書類などを基に 半数以上は公募で選び、 残りを推薦などで決めます。 沖縄は44人の割り当て人数があり、 公募以外の15人は県実行委員会の 推薦で決定しますが、 県実行委員会としては聖火が通る 市町村などとのゆかりを考慮した 選定をするということです。 1人が走る距離はおよそ200メートルで、 当選者は来年2月中旬以降に 組織委員会から 詳しい走行ルートを伝えられます。 対象は2008年4月1日以前に 生まれた人で、 性別や国籍は問いません。 来年3月1日時点で18歳未満の人は 保護者の同意が必要です。
Mon, 08 Jul 2019 18:04:00 +0900
都屋漁港で連日、カマジーガーラの水揚げが好調
「都屋漁港で連日、カマジーガーラの水揚げが好調」 方言ニュース7月5日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 読谷村の都屋漁港では連日、和名ロウニンアジ、 方言名カマジーガーラの水揚げが好調です。 先月26日には150本、翌27日は60本が水揚げされ、 中には全長1メートル、重さ30キロを超える大物も水揚げされました。 こうした中、定置網漁などを学ぼうと職場体験中だった 読谷村立古堅中学校の3年の男子生徒らも 「こんなに大きな魚がたくさん捕れると思わなかった、 職場体験最後の良い思い出になった」と大漁に大興奮の様子でした。 読谷村漁業協同組合の金城代理理事組合長さんによりますと、 この量の水揚げは例年のピーク時よりおよそ1カ月早いということで、 金城さんは「暖冬だった影響かな。生徒たちにも喜んでもらえたらうれしい」 と話し、30キロの大物を持ち上げた男子生徒は 「漁師の仕事への関心が高まった」と満面の笑みを見せました。 捕れたての魚は漁港の直売店などで販売され、好評を得ていました。
Fri, 05 Jul 2019 21:13:00 +0900
水道広域化により3離島で水道料金値下げへ
2019年7月3日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄本島と離島の水道サービスの 格差解消に向けて県が取り組んでいる 本島周辺離島8村での水道広域化事業で、 県保健医療部の砂川部長はこのほど、 今年度中に北大東村、阿嘉島、慶留間島の 3島で整備が完了するとの見通しを示しました。 これは県議会の代表質問の中で述べたものです。 県と企業局は2014年、 水道料金が本島と比べて割高になっている 座間味や北大東など8村と広域化の覚書を締結し、 施設整備を進めていますが、 県衛生薬務課によりますと、 北大東村と座間味村は取水から 家庭などへの給水までの水道事業を村が運営しており、 本島と比べてコストが高くなっています。 また、北大東村は水道料金が県内で最も高く、 2018年度は県平均の2・2倍に上りましたが、 広域化で県企業局が介入することで、 料金の引き下げにつなげます。 砂川部長は一昨年度末に広域化が完了した粟国村では、 整備後の料金がおよそ半額になったと述べ、 「2021年度をめどに 本島周辺離島8村の水道広域化が 完了できるよう取り組む」と述べました。
Wed, 03 Jul 2019 14:22:00 +0900
第75回日本芸術院賞 組踊立方人間国宝・宮城能鳳さん県内初受賞
2019年7月2日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の紙面からお伝えします。 優れた芸術活動を表彰する 第75回日本芸術院賞の授賞式が 天皇、皇后両陛下出席のもと 東京の日本芸術院会館で催され 組踊立方の人間国宝・宮城能鳳さん80歳が 県内で初めて受賞しました。 宮城さんは 「身に余る光栄だ。これまで以上に精進を重ね 若手育成に励みたい」と語っています。 授賞式に先立ち宮城さんは 紅型の衣装を前に組踊について、両陛下に説明し 宮城さんが出演した舞台を 2度ほど見たことがある両陛下は 「この紅型を執心鐘入で着ているんですね」 と関心深い様子でお話され、 皇后陛下からは 「体に気をつけて組踊の継承と 発展に取り組んでください」と 声を掛けられたということです。 宮城さんは琉球王国の滅亡と 沖縄戦の2度に渡る断絶の危機を 乗り越えた組踊の歴史に触れ 「先師先達が苦労して受け継いできた沖縄の宝であり 感謝の気持ちでいっぱいだ」と語り、 「組踊の素晴らしさを若者たちと手を携えて 全国全世界の人々に発信したい」 と意気込んでいました。 日本芸術院賞は美術、文芸、芸能各界に渡る 日本最高の芸術賞に位置付けられ 制度が始まった1941年以降 現在までに661人が受賞しています。
Tue, 02 Jul 2019 14:07:00 +0900
マリンレジャー中の事故に注意
方言ニュース 2019年7月1日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 第11管区海上保安本部はこのほど、 今年1月から6月23日の間に発生した 県内のマリンレジャーによる 人身事故は32件で、 このうち11人が死亡または行方不明と なっていると発表しました。 去年の同じ時期の人身事故は20件で、 死亡または行方不明は3人でしたが、 今年は去年に比べておよそ3・7倍と多発傾向にあることから、 海上保安本部は梅雨明けの本格的な レジャーシーズンを前に海難事故防止に 向け注意を呼びかけています。 海上保安本部は例年7月1日から 10月31日までを 「夏季安全推進活動期間」に指定し、 重点的に事故防止活動を実施していますが、 去年から過去5年間の人身事故は447人で、 このうち活動期間中が282人と 半数以上に上っています。 事故発生状況は、全国が「釣り中」が多いのに対し、 県内ではシュノーケリングなど「遊泳中」の事故が 最も多くなっています。 また、遊泳中の事故の6割は、 県外からの観光客が占めています。 こうしたことから、海上保安本部は 空港や行楽地では注意喚起を促すパンフレット配布や、 安全対策をまとめた動画を公開するなど 「海の事故ゼロ」を目標に安全啓発に取り組むとしています。
Mon, 01 Jul 2019 19:27:00 +0900
沖縄戦を描いた舞台『木の上の軍隊』が上演される
井上ひさしさん原案で 沖縄戦を描いた劇団こまつ座の舞台 「木の上の軍隊」がおととい、 沖縄市で初上演されましたが、 舞台で「沖縄ことば」を指導しているのは 北谷町出身の今科子(こんしなこ)さん(46)歳です。 舞台は沖縄戦当時の伊江島で、 終戦を知らずに木の上に隠れて2年間を 過ごした日本兵と沖縄の新兵の 実話を基にした物語で、 2013年の初演から指導しています。 戦時中の新兵は上官の日本兵と話す際は「標準語」、心の声などはウチナーグチと 使い分けており、 今さんも「言葉遣いやイントネーションに気を付けている」と心掛け、 せりふの一つ一つに思いを込めています。 中でも、米軍の野営地が拡大する様子を 目の当たりにした新兵のせりふ 「野営地はでーじ大きく、高く、 いっぺー強ーくなっていく」では、 戦後74年も米軍基地が 集中させられている今の沖縄に つながるとの考えから、 「今に至る言葉だから大事にしてほしい」 と役者に伝えています。 沖縄戦を実際に経験した世代が減り、 継承が課題となる中、今さんは 「沖縄はいまだ犠牲の中にいる。 戦争はまだ終わっていない」と語り、 今の沖縄につながる劇中のせりふに 自身の気持ちも重ね、沖縄戦を語る言葉に思いを託しています。
Fri, 28 Jun 2019 12:38:00 +0900
県内3ヶ所が国の重要文化的景観に選定
2019年6月26日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「今帰仁村今泊の屋敷林と集落景観」の重要文化的景観選定、 南城市の「玉城アマツゝ」と沖縄市の「ごゑく」の名勝追加指定を 国の文化審議会が答申したことに、 3地区の関係者が喜びに沸き、 歴史と景観を現代につなぐ重要な風景と 遺産を次世代へ継承する決意を新たにしています。 今帰仁城跡の隣に位置する今帰仁村今泊区では、 18世紀半ば頃からフクギ屋敷林の景観が維持されており、 喜屋武村長は 「大変うれしい。 今泊は近世琉球の風水地理に景観が色濃く残る。 貴重な地域資源として活用したい」と喜びました。 また、「玉城アマツゝ」はアマミキヨが創った七御嶽の一つとされ、 琉球国が国家安泰と五穀豊穣を祈願して行った東御廻りの最終地で、 現在も多くの人が足を運んでいますが、 国の名勝に指定されたことを受け、南城市の瑞慶覧市長は 「今後も多くの人に愛される名勝となるよう保護し、 保存活用したい」と喜びを語りました。 さらに、沖縄市城前町の「ごゑく」は、 かつて沖縄本島中部の要所として 有力な王子や按司が居城していたとみられ、 沖縄市立郷土博物館の縄田文化財係長は 「歴史的に重要な場所であり、価値を認められてうれしい。 これを機に認知を広げたい」と語りました。
Wed, 26 Jun 2019 16:29:00 +0900
カンカラ三線作りに挑戦 金武町の児童らが音色楽しむ
2019年6月25日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の紙面からお伝えします。 金武町屋嘉地区学童にぎやかキッズの児童17人が カンカラ三線作りに挑戦し、児童たちは 真剣な表情で、さおにやすりをかけて弦を張り 1時間以上かけて自分だけの三線を完成させました。 カンカラ三線は戦後、アメリカ軍屋嘉収容所で 生まれたとも言われており、 収容された県出身者たちが 空き缶やあり合わせの木材を使い パラシュートのひもを弦としてカンカラ三線を作り 戦争のむなしさや平和を願う心を歌った「屋嘉節」は 屋嘉収容所で生まれ、 カンカラ三線の音色とともに広まっています。 児童はそれぞれ製作した三線で 「屋嘉節」の練習に励み 夏に開催される地区の夏祭りで披露します。 嘉陽田蓮音(れおん)さん8歳は 「弦を張るのが難しかった。完成してうれしい。 少しだけ弾けたけど夏祭りに向けて、もっと練習する」 と意気込んでいました。 カンカラ三線作りは、 地区の木工細工名人国場秀吉さん66歳と 国場さんのモアイ仲間が講師を務め 62歳から三線作りを始めた国場さんは 「私はプロではないが 経験をできる範囲で伝えられたらと思って引き受けた。 練習を積むことでできることがたくさんあると 感じてもらえたらうれしい」と目を細めていました。
Tue, 25 Jun 2019 14:40:00 +0900
中城村で全教員が平和研修
方言ニュース 2019年6月24日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 戦争の悲惨さを教育現場で継承しようと、 中城村教育委員会が今年度、 村内の幼小中の全教員およそ120人を対象に 平和研修を実施することが分かりました。 全教員の平和研修は他の自治体になく、県内初とみられます。 平和学習の実践に戸惑う教員が増える中、 中城村教委員会は指導力向上のために 全体研修を決めたもので、 8月に糸満市の魂魄の塔などを全員で一斉に巡ります。 また、島尻と国頭の教育事務所は、 沖縄戦で住民が「集団自決」に 追い込まれた 読谷村のチビチリガマが、 おととし、少年に荒らされた事件に危機感を抱き、 昨年度から初任研で平和研修を充実させました。 那覇教育事務所も平和研修を予定し、 八重山と宮古は、地域の戦跡を巡ります。 県教育庁は本採用になった教員と 採用10年をめどに研修をしますが 「一堂に集めては無理なので、 教育事務所と自治体で平和研修に 取り組んでほしい」と話します。 歴史教育に詳しい 新城俊昭沖縄大客員教授は 「沖縄戦の歴史的背景や現在まで どのような影響を与えているのかまで理解を深めてほしい。 生徒たちが理解して発信する力を 養えるまでの体系的な学びに つなげてほしい」 と要望しました。
Mon, 24 Jun 2019 20:29:00 +0900
慰霊の日に問う、『本当の幸せ』
方言ニュース6月21日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 あさっての慰霊の日に開かれる沖縄全戦没者追悼式で、 糸満市立兼城小学校6年生の山内玲奈さんが自作の詩「本当の幸せ」を朗読します。 山内さんは今年5月、銃殺された子どもの写真を平和祈念資料館で見て 「戦争は二度とやってはいけない。平穏な毎日が幸せだと感じた」 ことからテーマを決定し、 「お金持ちになることや有名になることが幸せではない 家族と友達と笑い合える毎日こそが本当の幸せだ 未来に夢を持つことこそが最高の幸せだ」 という一節で、自分の気持ちを素直に表しました。 また、去年亡くなった父方の祖父は沖縄戦体験者でしたが 「つらい経験を思い出させるのはかわいそう」と、話を聞くことはしませんでした。 ただ、戦争の悲惨さを知り 「戦争を決して繰り返してはいけない。 戦争体験者の思いを引き継ぎ、未来へ語り継ぐことが大事」 だと思うようになったということです。 「今年は私だと思うと緊張します」 とはにかむ山内さんは平和な世の中をつくるために 「自分には何ができるか、行動していくのかを常に考えることが大事。 詩を聞いた人が本当の幸せとは何なのかを考えるきっかけになってほしい」と語りました。
Fri, 21 Jun 2019 14:01:00 +0900
平和祈念堂で浄めがおこなわれる
2019年6月19日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 23日の慰霊の日を前に 糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂で14日 平和祈念像のほこりを払う 「浄(きよ)め」が行われました。 沖縄バスのバスガイドや 県工芸振興センターの研修生、 県立芸術大の工芸専攻の学生ら あわせて36人が参加し、 全員で黙とうをささげた後 平和への思いを込めながら 丁寧に像のほこりを拭い清めました。 参加者は高さおよそ12メートル、 幅およそ8メートルの祈念像のひび割れや劣化を確認しながら ほこりを拭き取っていました。 沖縄バスのバスガイド永島彰野さん(47歳)は 「戦争を二度と繰り返してはいけないと伝えるためにも もっともっと沖縄戦や基地問題を 勉強しなければいけないと改めて思った」 と語ってました。 沖縄平和祈念堂では22日土曜日午後7時から 沖縄全戦没者追悼式前夜祭が開かれ 琉球古典音楽や琉球舞踊が奉納されます。
Wed, 19 Jun 2019 14:00:00 +0900
平和の継承を ひめゆり平和祈念資料館・記念祝賀会
2019年6月18日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の紙面からお伝えします。 ひめゆり平和祈念資料館が 23日で開館から30年となるのを前に 公益財団法人沖縄県女師・一高女ひめゆり平和祈念財団は 那覇市内で記念の祝賀会を開きました。 祝賀会には元学徒や開館当時からの支援者ら およそ80人が集まり、 主催者を代表して仲程昌徳理事長は 「若い第二世代の館員が証言員の心を受け継いで 説明員として頑張るが皆さんの支えが必要だ」とあいさつし、 元ひめゆり学徒で、館長を務めた本村つるさん(94歳)も 「30年間はいろいろあったが、夢のように過ぎた感じがする。 資料館は15人の次世代の職員が平和継承のために頑張っている」 と述べていました。 祝賀会では、 現在までを写真で振り返る催しも行われ 元学徒たちは、若かりし時の自身の写真を眺めながら 照れたような表情を浮かべていました。 祝賀会に招待された 元白梅学徒隊の中山きくさん(90歳)は 「これからも『命どぅ宝』『平和が一番』という 沖縄の知恵袋を末永く語り継いでほしい」 と語っていました。
Tue, 18 Jun 2019 13:54:00 +0900
沖縄の路上寝深刻 死亡事故も
2019年6月17日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の紙面からお伝えします。 飲酒や急病が理由で 道路や地面に横たわった状態で 車にひかれる路上寝の交通事故が 2014年から2018年の5年間で88件発生し そのうち死亡事故が 12件起きていることが 県警の統計で分かりました。 全ての交通人身事故に占める 路上寝事故の割合は 全国水準の5倍近くとなっており 路上寝の大半がお酒の飲み過ぎによるものです。 県警の統計によりますと 2014年から2018年までの 全人身事故に占める 路上寝関連事故の割合は 全国平均が0・07%に対し 沖縄は0・33%と およそ4・7倍の路上寝事故が 発生しています。 全交通死亡事故に占める 路上寝事故の割合も 沖縄は全国の2・8倍発生しています。 5年間の路上寝関連事故88件の内訳は 死亡事故12件、重傷事故が33件で 軽傷事故43件を上回っており 被害者が見えないことや 運転手の発見が遅れることなどから 重症化する傾向にあります。 「道で人が横たわっている」など 2018年に警察に寄せられた 路上寝関連の通報は7080件で 行政や関係機関が 注意喚起を行ってきていますが 2018年から過去5年 通報件数はおよそ7000件を 横ばいで推移しています。 例年、気温が上がり 屋外で過ごす時間の増える 6月から9月の夏場に通報が突出しており 県警は道路で横になっている人を見かけたら 警察に通報するよう呼び掛けています。
Mon, 17 Jun 2019 18:57:00 +0900
糸満市で子ども食堂がはじまる
方言ニュース6月14日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 千葉県野田市で小学4年の女の子が虐待を受けて死亡した事件を受け、 糸満市内の30代の若手経営者らが地域で子どもたちの居場所をつくりました。 女の子の一家はおととしの8月まで糸満市で暮らしたことから、 子ども食堂がない兼城地域で子どもたちの居場所づくりをしようと 立ち上がったもので、メンバーはITや飲食、農業など 異業種の会社経営者を中心におよそ10人です。 市内賀数にあるよつば児童クラブでは、このほど、市内の企業らの協力を得て 沖縄そば100食を準備し、第1回「子どもカフェ@よつば」も開催しました。 よつば児童クラブ代表理事の蔵盛裕司さんは 「女の子が糸満市に住んでいたことを知り、何かしら手助けできたのではないかと ずっと考えていた。何ができるか分からず、もんもんとしていたが、手始めに子ども食堂をやろうと思った」と語りました。 当面は毎月1回、日曜日に昼ご飯を提供しながら子どもたちが 集える場にするということで、缶詰や乾麺、米など日持ちする食料の 提供や運営資金の協力も呼び掛けています。
Fri, 14 Jun 2019 20:16:00 +0900
県産マンゴー、東京で初競り
2019年6月12日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 夏を彩るマンゴー、パイナップルなど 県産果実のトップセールスがこのほど、 東京都の大田市場で行われ、 マンゴーの初競りでは、 「美らマンゴー」1箱、2玉入り1キロに 過去最高となった去年と同じ額の20万円の値が付きました。 「美らマンゴー」は糖度や大きさ、 色味などの基準を満たした、厳選された品に与えられる 県産マンゴーの最高級ブランドで、 競り落とした果物仲卸業者の担当者は 「宮崎産の出荷時期が伸びて 沖縄産の時期と重なるようになり、差別化が課題だ。 品質管理を向上することが農家のためにもなる」 と期待を寄せました。 JAおきなわは今年の出荷量を マンゴー628トン、パイン87万4千玉と見込んでおり、 マンゴーは去年より色のりがよく 大玉傾向にあるということです。 大城勉理事長は 「6月中旬から出荷が本格化する。 責任を持って全国の消費者にトロピカルフルーツを発信したい」 とあいさつしました。 また、県農林水産部の長嶺豊部長は 「完熟で収穫し、新鮮なまま届けたい」と 県産果物の魅力を語りました。
Wed, 12 Jun 2019 14:12:00 +0900
沖縄市内の民話報告書 約40年かけて完結
2019年6月11日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市内に伝わる民話を調査した報告書が このほど、完結しました。 調査は1980年から始まり、 故人の遠藤庄治沖国大教授が中心となり進められ、 市の調査員や学生らが各地域の聞き取りをしました。 録音テープは270本を超え、 収録されたおよそ4500の民話のうち、 これまでおよそ300話がまとめられ、 キジムナーなどの妖怪の民話を中心に収録した 「怪異譚編」を最後に、報告書は合わせて10冊となりました。 報告書は1999年の「むかしばなし」から始まり、 「中北部編」や「東西部編」などの地域別のまとめ、 「笑い話編」、それに「広域伝説編」などの分類別で 収録されました。 話者による語りのままの方言原語に 共通語訳が併記され、 音声を方言のまま文字に起こした後は、 共通語に翻訳する作業もあり、 報告書の作成は長期間に及びました。 市内にはグスクがあり、 交通の要所であったことから、 他市町村の民話も伝承され、 人の移動の形跡が分かるということです。 調査初期に関わった読谷村史編集室の辺土名初美さんらは 「高齢者が亡くなればその人が持っていた話もなくなる。 消えかかろうとするものを残すという 使命感に駆られていた。 地元の民話を地域の人に知ってほしい」と話しました。
Tue, 11 Jun 2019 14:35:00 +0900
高校生が「らっきょう大福」考案
方言ニュース 2019年6月10日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伊江島名産の島ラッキョウを使った 新たな加工品「らっきょう大福」を製造した 北部農林高校食品科学科の生徒と教諭らがこのほど、伊江村役場を訪れ、 役場職員や来庁した村民に大福を紹介し、 試食会も開きました。 生徒らは「伊江島特産品開発班」として、 さまざまな加工品の製造に 取り組んでおり、 今年は3月6日の伊江村の 「島らっきょう」の日に合わせて製造した島ラッキョウが入ったカレーパンとサラダパンを販売し、 準備した200個のパンがわずか15分で完売し 人気を集めました。 一方、「らっきょう大福」は島ラッキョウをみじん切りにし、 島のみそを合わせてアレンジしたもので、 試食した職員は「発想が面白い」 「スイーツだと、もう少し甘いほうがいい」など、 アンケートに答えながら舌鼓を打っていました。 名城副村長は「パンも村民に大好評で、 今回の商品もユニークで、 しかもおいしかった。 村としても今後、取り組みに協力する」と激励しました。 3年の仲宗根実夢さんは 「いろんな意見を聞くことができ 参考になった。 研究を進め、新たな商品を作って島でイベントを 開催したい」と意気込んでいました。
Mon, 10 Jun 2019 18:02:00 +0900
鳥の巣の中から鶏のから揚げとトンカツが見つかる。
方言ニュース6月7日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 今帰仁村社会福祉協議会でこのほど、 施設内で巣立った鳥の巣の片づけをしたところ、 巣の中に「とりのから揚げとトンカツ」の揚げ物が残されており、 その謎に職員らが驚いています。 人の手の届かない地上およそ4メートルの屋根裏配管上に鳥が巣を作り、 最近までひなが鳴いていましたが、先月5月23日にそのひなが巣立った様子だったため、 朝の掃除時間に職員が脚立を使い片付けた際、茶色い物体が落ちました。 「大変だ!ひなが落ちた」と慌てて近寄ってみると、 何と「とりのから揚げとトンカツ」が一切れずつ巣の中から出てきました。 職員の上野加威さんは 「いろんな鳥が毎年巣立っているが、片付ける際に、 揚げ物がある事はもちろん初めてで、職員同士、 なんで人の手の届かない巣の中に揚げ物が置いてあるんだろうと驚いている」 と笑顔で話しました。 巣はおそらくイソヒヨドリの物ではないかと言うことで、 何のために、揚げ物があるか不明ですが、 その鳥が場所を借りたお礼なのか? また、鳥が置いたのであれば、ブラックユーモアにあふれており、さらに謎が深まります。
Fri, 07 Jun 2019 16:51:00 +0900
ドラゴンボートの国際大会に県選抜チーム「沖縄龍舟」が出場
2019年6月6日(木) 担当 上地和夫先生 古代中国で生まれ、 2千年以上の歴史がある舟こぎ競争「ドラゴンボート」の国際大会 「2019香港ドラゴンボートカーニバル」が14日から香港の観光名所 セントラル・ハーバーフロントで開催され 県内からは各地のハーリーチームから選抜された県選抜チーム「沖縄龍舟」が出場します。 県選抜チームのメンバーは22人で ボートには太鼓でリズムを取る「かね打ち」とボートの進行を調節する「舵取り」を含む20人が乗り込みます。 10人乗りのスモールボート部門もあり、両方に出場します。 メンバーらは毎週日曜日の朝、 それぞれのハーリーチームでの練習を終えて豊見城市の美らSUNビーチに集まり、練習に取り組んできました。 ビーチには6艘のボートが常備されており、チームにとって最高の練習環境です。 また、チームにはハーリーの競技暦が10年を超えるベテランが勢ぞろいし、日本代表強化選手は3人います。 スピードは時速16キロにおよび、こぎ手の息を合わせることがハーリー以上に難しい競技だということで キャプテンの星谷大二郎さんは 「パワー、タイミング、こぎ手の呼吸を合わせないといけない。 優勝目指して全員で気持ちを合わせて、目いっぱいこぎたい」と意気込んでいます。
Thu, 06 Jun 2019 13:20:00 +0900
県内の腎臓提供、低調
2019年6月5日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 亡くなった人から腎臓の提供を受ける 「献腎移植」が県内では低調です。 腎臓の移植を待つ人は県内に200人ほどいますが、 2018年に献腎移植を受けたのは わずか2人にとどまっています。 家族などから提供を受ける「生体移植」が 8割から9割を占めるのが現状で、 豊見城中央病院はアステラス製薬、琉球新報社と共催で 15日(土)に「第9回腎移植フォーラム」を開きます。 豊見城中央病院の大田守仁外科部長は 「移植医療に関心を持ち、 家族と話し合うきっかけにしてほしい」と呼びかけています。 大田医師によりますと、 沖縄は人口に対する透析患者の割合が 全国で8番目に高くなっていて、 かつては臓器提供者が多く、 1994年には提供数が全国1位になったこともあります。 大田医師は 「本人が生前に意思表示しておらず、 家族も悩んだ末に提供しないケースが多い」と指摘しています。 腎臓は人体に2つあるため、 1人の提供で2人分の命が救われます。 県内の献腎移植は 2016年39人、2017年35人、 2018年は26人となっており、大田医師は 「万が一の事があったらどうするか 意思表示をしてほしい」と話していました。 フォーラムは15日(土)午後2時半から 那覇市泉崎の琉球新報ホールで開催されます。 参加は無料で事前申し込みが必要です。 お問い合わせは琉球新報社営業局、 電話番号098-865-5200となっています。
Wed, 05 Jun 2019 15:09:00 +0900
油絵で未来への継承を 宮森小ジェット機墜落事故
2019年6月4日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 米軍のジェット機が 現在のうるま市石川の宮森小学校に墜落した事故で、 石川中学校の巡回教員だった 読谷村の伊波則雄さん(81)歳はこのほど、 当時の様子を大きなキャンバスに描いた油絵を 完成させました。 伊波さんは、 墜落しバラバラになった機体の残骸を 大きく絵の中心に据え、 犠牲になった生徒12人の姿も描きました。 絵の左上には 「人が燃えてる 人が倒れてる 血を流してる」などの 言葉も書き添えてより具体的に描写し、 縦130センチ、横160センチの大きなキャンバスに 3カ月かけて描きました。 途中、体調を崩して断念しかけたこともありますが、 「脳裏に焼き付いている記憶をきちんと形にしなければいけない」 との思いが勝り、 何とか最後まで描き上げることができました。 6月30日で、事故から60年が経過しますが、 伊波さんは「絵で語り継ぐことが自分なりの方法だ」と話し、 絵を通し、次の世代へ事故の記憶を継承していく考えです。 うるま市の石川歴史民俗資料館では 6月の1ヶ月間、 事故に関する資料展示会があり、 伊波さんの絵も展示される予定で、 多くの人の観賞を望む伊波さんは 「二度とこういう事故があってはならないという 気持ちが芽生えてくれたらうれしい」と静かに語りました。
Tue, 04 Jun 2019 14:17:00 +0900
戦前の軽便鉄道 一般公開
方言ニュース 2019年6月3日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報からお伝えします。 2015年に旭橋開発工事に伴い発見された 戦前の県営鉄道(軽便鉄道)の 「転車台」遺構の移設・保存工事が終わり、 一般公開されています。 転車台は機関車を方向転換させる回転台で 県内では那覇駅にのみ設置っされていたとされています。 転車台の上に機関車が乗った 6分の1サイズの模型と説明板も設置されており、 15日土曜日の10時半と午後2時に 現地解説会が催されます。 転車台の遺構は那覇バスターミナルの 建設予定地で見つかり、 那覇市が施設西の交通広場に移設・保存し、 直径およそ6.8m、高さおよそ1.1mで 中央に回転軸の土台があります。 城間幹子那覇市長は 「転車台の遺構は 沖縄の鉄道・交通の歴史を語るうえで大変貴重な文化財。 交通広場のシンボルとなり 多くの皆様に親しまれることを願う」 と述べていました。
Mon, 03 Jun 2019 14:56:00 +0900
火災で逃げ送れた少女を助け出した玉城さんに表彰状が送られる
方言ニュース5月31日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 埼玉県越谷市で発生した火災で逃げ遅れた(16)歳の少女を 助け出した那覇高校3年の玉城弘次廊さんにこのほど、 越谷市の高橋努市長からの表彰状が贈られました。 玉城さんは先月30日、連休で両親の友人宅に滞在していたところ、 隣の民家で火災が発生し、2階の部屋で少女が助けを求めていたため、 雨どいをよじ登って救助しました。 那覇市役所で行われた表彰状の伝達式で、 多くの関係者や報道陣に囲まれた玉城さんは 「当たり前のことだと思っていたけど意外にすごいことをしたんだなと思いました」と緊張した様子で語りました。 一躍「ヒーロー」になった玉城さんは 「てんぐにならず、高校生らしい初心を忘れない」との思いで頭を丸刈りにして現れ、 那覇市の城間幹子(みきこ)市長は 「勇気ある行動が誇らしい。同じ那覇高校の出身なのでとてもうれしい」とたたえ、 「ぜひ那覇市消防局に入って」とスカウトしました。 これに対し玉城さんは「就職が決まるなら うれしい」と場を和ませ、 「人を助ける仕事を将来の視野に入れていきたい」と語りました。
Fri, 31 May 2019 19:13:00 +0900
伊良部島小中学校・新しい学び舎の完成祝う
宮古島市伊良部の伊良部小・中学校、佐良浜小・中学校の4校が統合した 市立伊良部島小中学校、愛称・結の橋学園の開校式が26日 学校の体育館で開かれ、319人の児童生徒や下地敏彦市長ら関係者が出席し、新たな学びやの完成を祝いました。 新校舎は旧佐良浜中学校の一角に建てられましたが 校舎の完成は労務人材不足などの影響で遅れ 4月の始業式後も工事が続けられた後、今月完成を迎えました。 開校式では、児童生徒が校歌を元気に歌い上げ、新しい校舎に歌声を響かせました。 宮城校長はあいさつで、 「継続性ある小中9年の一貫教育を通し、グローバルな視点とローカルさも大切にしながら チャレンジ精神あふれる次世代の担い手を育成したい」と述べました。 伊良部島小中学校は、小学校1年からの外国語活動で英語に親しむことや 総合学習などの時間に地域行事参加・地域人材を活用することで 伊良部の良さを理解、再発見することなどを教育課程の特色としており、 開校式の後には、校舎の見学や祝賀会も開かれました。
Thu, 30 May 2019 13:59:00 +0900
那覇空港のバリアフリー整備状況、高評価
2019年5月29日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 全国各地の空港を中心に、 公共施設のバリアフリー整備状況を点検している 兵庫県の大久保健一さんと NPO法人県自立生活支援センター・イルカの仲盛雄二さんはこのほど、 那覇空港の旅客ターミナル新エリアを訪れ、 施設内の整備状況を確認しました。 空港内の各階に設置されている 多目的トイレやエレベーターなどを点検して回った2人は、 「大きな問題点は特になかった。 エレベーターは全国に誇れる広さ。 全国の空港のモデルになる」と評価しました。 一方で、改善点として、 インフォメーションセンターの車いす専用カウンターが 利用しやすくなるよう車いすマークを設置することや、 喫煙所にある灰皿を車いす利用者が 使いやすい高さにすることなどを挙げました。 施設点検に同行した那覇空港ビルディングの東江さんは 「バリアフリーに気をつけて施設を造ったつもりだったが、 見えていない部分があった。 できるものはすぐに改善していきたい」 と話しました。
Thu, 30 May 2019 12:33:00 +0900
玉城知事 しまくとぅば連絡協議会と意見交換 「県民のアイデンティティだ」
2019年5月28日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 玉城デニー知事は このほど、しまくとぅば連絡協議会の池原稔会長らと 県庁で意見交換し、しまくとぅばについての認識を問われ、 「沖縄文化の基礎になっている。 県民のアイデンティティーで、シマへの愛情だ」と しまくとぅばを交えながら思いを込めて語りました。 また、玉城知事は 「生まれジマの言葉を忘れることは、生まれ故郷を忘れる」 という沖縄のことわざを紹介しながら、 沖縄の肝ぐくるや祖先への思いだと説明し、 普及継承の必要性を示しました。 さらに玉城知事はしまくとぅばに関連して 制定を目指す「琉球歴史文化の日」については 今年度中を目指し、 その後はイベントなどで啓発する考えを示しました。 一方、連絡協議会はしまくとぅばを話せる人が 3割程度に減少しているとして行政の取り組みを求め、 アメリカハワイ州のように第2公用語にすることや 学校教育での普及を提案しました。 これに対し、玉城知事は公用語化について 「その方向性は必要だと思う」との認識を示す一方、 地域ごとにくとぅばが異なるため実施を困難視し、 学校教育での導入は 「学校教育家庭特例制度」を有効活用し、 各市町村で取り組む必要があると話しました。
Tue, 28 May 2019 13:55:00 +0900
GWの渡嘉敷村 過去最高を更新
方言ニュース 2019年5月27日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ゴールデンウィーク期間中の渡嘉敷村は 国内外からの観光客でにぎわいました。 渡嘉敷村営旅客船での那覇・泊港から 渡嘉敷村への入域乗船者が合わせて7178人となり、 去年の6314人から864人増えて、 過去最多を記録しました。 渡嘉敷村船舶課が公表しました。 10連休中、旅客船は、1日で 「フェリーとかしき」が1往復、 高速船「マリンライナーとかしき」が3往復で運行しました。 天気にも恵まれ、3日から5日にかけては フェリー、高速船ともほぼ満席状態で、 村人口およそ700人の小さな島は 家族連れや仲間同士などの観光客らで膨れ上がり、 各宿泊施設なども満杯状態となり、 村の2大ビーチの阿波連、渡嘉志久の両ビーチでは、 ケラマブルーの海を満喫する観光客らでにぎわいました。 家族5人で千葉県から2泊3日で訪れた45歳の男性は 「きれいな海を思い切り楽しんで 心身ともにリフレッシュできた。 家族サービスもでき、仕事を頑張る意欲も湧いた」 と笑みを浮かべました。 村の我喜屋船舶課長は 「乗客船のクレジット決済が可能になり、 利便性の向上が図られた。 特に外国人の利用客が目立っている」 と船舶利用増の要因を語りました。
Mon, 27 May 2019 19:41:00 +0900
県内最高齢 沖縄戦の語り部、次世代へバトンを託す。
県内最高齢の沖縄戦の語り部で、 映画「GAMA(ガマ) 月桃の花」のモデルにもなった 安里要江(としえ)さん(98)歳が 語り部の活動を終えることを決めました。 体調不良が理由で、16日に北中城村で開かれた最後の講話では、 修学旅行で沖縄を訪れた生徒らに 「命ある限り語るのが私の使命だった。二度と悲惨な戦争が起きないよう、 みなさんも後世に伝えていってほしい」と話し、若い世代にバトンを託しました。 安里さんは、1981年に「全国働く婦人の集い」の講演会に 参加したことをきっかけに語り部の活動を始め、 およそ40年間にわたって沖縄戦で夫と2人の子ども、 親族11人を失った自身の体験を語りつづけました。 全国から依頼が舞い込み県外に招かれることも多く、 北海道から九州まで足を運び、1日3件の講演をこなしたこともありました。 この日の講話では安里さんの支援を長年続ける松永光雄さんが 安里さんの体験を生徒らに説明しました。 安里さんは、時折マイクを握り 「絶対に戦争が二度と起こらないようにしたい」と力強く繰り返し、 生徒らがお礼の言葉を述べると 「呼ばれたら、またいつでも飛んでいくよ」と笑っていました。
Fri, 24 May 2019 18:37:00 +0900
県内でも物価高騰相次ぐ
人手不足による人件費や物流費の高騰により先月から今月にかけて全国的に食品や飲料の値上げが相次ぐ中、 県内の一部スーパーでも乳製品やサバ缶、大型ペットボトル商品がそれぞれ5%から10%前後値上がりしています。 来月からはカップ麺の値上げが予定されており、 小売り業界は原価の値上がりにより乳製品を使用したドレッシングなどの 加工品も徐々に価格が上がると予想しています。 県内の各スーパーの担当者らはメーカーの値上げに対応せざるを得ないと説明し、 値上げ対象商品の特売日の頻度を減らしたり、 プライベートブランド商品で現行価格を維持するなど対応策を講じています。 10月には消費税の増税も控えていますが、 浦添市内のスーパーで買い物をしていた女性は「普段使うものだから買わないわけにはいかない」と話し、 節約のため特売日などを利用しているということです。 また、那覇市のスーパーで買い物する50歳の男性は 「高いな、お金がもったいないなと思うこともあるが、値上げの要因の一つである人件費が 上がって社会全体の雇用が潤うなら悪いことではない。残念がることではないのでは」と話しました。
Thu, 23 May 2019 14:06:00 +0900
国際通りでゴミの不法投棄増加
2019年5月22日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市の商店街や国際通りで ごみの不法投棄が深刻な問題となっています。 水上店舗の入居事業者でつくるガーブ川中央商店街組合のごみ捨て場には 昨年から組合員以外の事業所ごみや家庭ごみの不法投棄が増えており、 国際通りではタイヤや家電なども捨てられ 観光客らが座るベンチのそばにごみが捨てられたこともあり 那覇市国際通り商店街振興組合連合会は 「この状況が悪化すれば修学旅行生や観光客が来なくなる」と危惧しています。 ガーブ川中央商店街組合のごみ捨て場への不法投棄は 飲食店から出たとみられるごみが多く、 市は飲食店が営業許可を得るために受ける食品衛生講習会で ごみ回収業者と契約するか自ら処理施設に運ぶよう周知していますが 順守が徹底されていないのが現状です。 4月にごみ捨て場に鍵付きの扉を設置したことにより若干改善しましたが、 扉の前で不法投棄が続いています。 国際通りに不法投棄されたごみは道路を管理する県南部土木事務所が 道路法に基づき撤去を促すシールを貼り、 その後1週間をめどに歩行者らに影響が出ないよう片付けています。 通り会や警察と連携し不法投棄した者を特定して 引き取らせた事例もありますが、 それでも不法投棄は後を絶ちません。 市廃棄物対策課は不法投棄があった場合、 近隣事業所のごみ処理状況を調査・指導しており、 4月18日から5月15日に調査で事業所を訪問した件数は53件に上り 対応に追われています。
Wed, 22 May 2019 13:57:00 +0900
宜野座出身・石井海音介さん ハワイ開催のフラ大会日本予選で優勝
2019年5月21日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の紙面からお伝えします。 3月16日に東京で開催された本場ハワイの国民的なフラ大会 「クィーンリリウオカラニ ケイキフラ コンペティション」の 日本予選大会・男子ソロ部門で、 宜野座村の石井海音介(かいのすけ)さん11歳が優勝しました。 「マスターケイキフラJAPAN2019」の称号を手にし 本大会出場も決めており、 日本予選優勝と本大会出場は県内では初めての快挙です。 海音介さんは、 「とてもうれしい。かなり緊張したが、間違えずに踊れてよかった」 と笑顔で話していました。 ケイキはハワイ語でこどもを意味しており、 リリウオカラニはハワイ王国最後の国王で唯一の女王の名前で 女王は「アロハ・オエ」の作詞・作曲者としても知られています。 海音介さんは3歳から、 母親の優衣さん38歳の指導の下でフラを始め ステップや指の使い方、二人三脚で練習を積んできた 7年が栄冠をもたらしました。 「大会前の1ヵ月はステップばかりだった。きつかった」 と笑う海音介さんに優衣さんは 「基礎ができていないと意味がない」 と師匠の厳しさをのぞかせていました。 大会では在来のハワイアンソングではなく 優衣さんが沖縄への思いを込めて 作詞・作曲したオリジナルソングを踊り 衣装も県産にこだわり、シャツはフクギ染めで ズボンは琉球藍染め、 レイはやんばるで採ったシダなどでつくったということです。 本大会はハワイで7月25日に開かれます。
Tue, 21 May 2019 17:47:00 +0900
県が初の大型マグロ「採捕停止命令」
琉球新報ニュース 2019年5月20日(月) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の紙面からお伝えします。 県は2019年度の大型クロマグロの漁獲量が 県が管理する「知事管理量」の95%となる 108・3トンを超える可能性が高いとして 沖縄近海でのクロマグロの水揚げと その流通販売を禁止する 「採捕停止命令」を出しました。 効力は18日に発動しており 漁期が終わる7月31日まで クロマグロの漁獲はできなくなります。 国際的な資源保護のため 本年度の沖縄近海の漁獲可能量が大きく減り 漁期を2カ月以上残して 今期のクロマグロ漁が 終了することとなりました。 県がクロマグロの 採捕停止命令を出すのは 初めてとなりますが 一方で県内漁業者からは 経営の影響を訴え 漁獲可能量の拡大を求める声も 上がっています。 国は太平洋クロマグロの 資源管理に関する基本計画で 2019年度に国の管理する 「大臣管理量」として362・6トンの 国内全体の漁獲枠を設定しており これと別に都道府県ごとに配分する 「知事管理量」として 沖縄近海では重さ30キロ以上の 大型クロマグロを127・2トン 30キロ未満の小型クロマグロを 0・1トンまでしか 水揚げしてはいけないと制限を設けています。 2018年度4月から7月の 沖縄近海の知事管理量は190トンで 県漁連によりますと はえ縄漁を中心とした 県内漁業者のクロマグロ漁獲量は189トンで 県による採保停止命令はありませんでした。 クロマグロはIUCN(国際自然保護連合)によって 絶滅危惧に指定されています。
Mon, 20 May 2019 14:56:00 +0900
食堂が地域コミュニティーの場に
与那原町オリオン通り入り口にある「まるはな食堂」では、 朝の登校時間前に「いただきます」の子どもの声が響きます。 おなかと心を満たす手伝いをしたいと、 オーナーの花城勇栄さん(49)歳と、 息子の翔輝さん(31)歳が朝6時から7時半まで、 朝ご飯を100円で提供しているもので、 ご飯にみそ汁、おかずも付きます。 「兄弟が多くてご飯が足りず、給食が楽しみだった」と 幼少期を振り返る勇栄さんは与那原町出身で、 7人兄弟の長男に生まれました。 「空腹だった体験もあって、子ども食堂を開こうと数年前から考え始めた」ということで、 食堂の店長である息子の翔輝さん(31)歳と一緒に、定休日を取らず開店しており、 勇栄さんは「赤字だよ。でも子どもの笑顔を見るのが目的だからこれでいいんだ」と ほほ笑みます。高齢者向けに割引きメニューも提供もしており、 午後3時からは子どもの勉強室としても開放していることから、 自然と高齢者と子どもたちの交流が生まれます。 「子どもを助けるためには地域の結束がなくちゃいけない。 ここが地域コミュニティーの場になればいい」と話し、 翔輝さんも「地域のためにここまでする父を尊敬している。一緒に頑張りたい」と力強く話しました。
Fri, 17 May 2019 12:51:00 +0900
東京競馬場で沖縄フェス開催
沖縄の食や物産が並ぶ 「おいでよ!美味いよ!春の沖縄フェス2019in東京競馬場」の2日目が12日、 東京都府中市の東京競馬場で開かれました。 琉球新報の沖縄フェアは去年続いて2回目で この日はジーレースのビクトリアマイルも行われたこともあり 競馬場には去年の沖縄フェアの2日間の5・5%増となる7万6125人が集まりました。 競馬場コース内の特設会場には、ソーキそばやタコライス、石垣牛のステーキなど 沖縄グルメの店が並び、新規の3店を含む14店舗が出店しました。 石垣市出身で、2年連続で出店した南風花食品の仲筋信夫社長は長年、 関東圏を中心に35年にわたって沖縄そばの製麺を続けていますが、 イベントではソーキそばが主流な中、 「ソーキそばだけではなくて『中身そば』もある。いろいろな味があるのを知ってほしい」 と多様な沖縄の食文化の紹介にも力を入れています。 食の出店のほか、レースの合間に特設舞台で 沖縄出身のアーティストらの歌も披露され、ファンが声援を送っていました。
Thu, 16 May 2019 13:07:00 +0900
県が外来種のタイワンスジオ買い取り発表
2019年5月15日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県環境部はこのほど、 沖縄本島中部に生息する特定外来種の ヘビ「タイワンスジオ」を買い取ると発表しました。 生息状況や食性を調べることが目的で、 県による買い取りは昨年度に続き2度目です。 買い取り額は1匹5千円で、100匹に達し次第終了となります。 買い取り期間は8月30日までで、 捕獲従事者としての事前登録が必要です。 タイワンスジオは哺乳類や鳥類を補食することから、 県は希少な在来生物や生態系に被害を及ぼす恐れがあるとして、 生態調査をしています。 体長は1・8メートルから2・7メートルあり、 灰黄色や黄褐色で、目の後ろや尾に黒い筋があります。 ハブの頭が三角形頭なのに対し、 タイワンスジオノア頭の形は細長で毒はありません。 昨年度には県が91匹を買い取っていますが、 捕獲数が最も多かったのはうるま市で35匹、 恩納村が21匹と続きました。 捕獲された場所は道路や民家周辺、 畑や草地、家畜小屋などでした。 捕獲者登録や買い取りに関する問い合わせは 県環境科学センターとなっています。
Wed, 15 May 2019 14:16:00 +0900
心優しき男性は医師 財布無くした高校生助け、優しさの連鎖
2019年5月14日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 与那国島でのおじの葬式に参列するため 那覇空港に向かう途中で財布をなくした 沖縄工業高校2年の崎元颯馬さんが、 航空券の代金6万円を貸してくれた 男性を捜していたことについて、 この男性がこのほど、見つかりました。 埼玉県内の病院に勤める 猪野屋(いのや)博医師・68歳です。 先月24日の早朝、 航空券を買うお金が入った財布をなくし、 崎元さんがモノレール車両内でうなだれているところに 声を掛け、事情を聞いた猪野屋さんは 「うそをついているかもしれない」と一瞬思いましたが、 「だまされてもいい」と6万円を手渡し、 出発便へ急がせました。 勤務先などで 「先生、だまされていますよ」と言われたものの、 崎元さんが捜していると知ったときに 「やっぱり正直者だったんだ」と涙が出ました。 猪野屋さんは母親が沖縄出身で、 首里高校を卒業後、新潟大学に進学し、 医師としては県内の病院に勤務経験もあり、 今月20日から沖縄を訪れ、 崎元さんらと面談する予定です。 猪野屋さんは 「沖縄の人たちはやっぱり優しい。 それが分かっただけで今回のことは満足」 と声を震わせ、崎元さんも 「私も将来他の人に同じような優しさを 分け与えられるような大人になりたい」と話しました。
Tue, 14 May 2019 15:12:00 +0900
外来種のヘビ「タイワンスジオ」 県が買い取り
方言ニュース 2019年5月13日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県環境部はこのほど、 沖縄本島中部に生息する特定外来種のヘビ 「タイワンスジオ」を買い取ると発表しました。 生息状況や食性を調べることが目的で、 県による買い取りは昨年度に続き2度目です。 買い取り額は1匹5千円で 100匹に達し次第終了となります。 買い取り期間は8月30日までで、 捕獲従事者としての事前登録が必要です。 タイワンスジオは哺乳類や鳥類を補食することから、 県は希少な在来生物や生態系に被害を 及ぼす恐れがあるとして、生態調査をしています。 体長は1・8メートルから2・7メートルあり、 灰黄色や黄褐色で、 目の後ろや尾に黒い筋があります。 ハブの頭が三角形頭なのに対し、 タイワンスジオノア頭の形は細長で、 毒はありません。 昨年度には県が91匹を買い取っていますが、 捕獲数が最も多かったのはうるま市で35匹、 恩納村が21匹と続きました。 捕獲された場所は道路や民家周辺、 畑や草地、家畜小屋などでした。 捕獲者登録や買い取りに関する 問い合わせは 県環境科学センターとなっています。
Mon, 13 May 2019 19:00:00 +0900
外来種のヘビ「タイワンスジオ」 県が買い取り
方言ニュース 2019年5月13日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県環境部はこのほど、 沖縄本島中部に生息する特定外来種のヘビ 「タイワンスジオ」を買い取ると発表しました。 生息状況や食性を調べることが目的で、 県による買い取りは昨年度に続き2度目です。 買い取り額は1匹5千円で 100匹に達し次第終了となります。 買い取り期間は8月30日までで、 捕獲従事者としての事前登録が必要です。 タイワンスジオは哺乳類や鳥類を補食することから、 県は希少な在来生物や生態系に被害を 及ぼす恐れがあるとして、生態調査をしています。 体長は1・8メートルから2・7メートルあり、 灰黄色や黄褐色で、 目の後ろや尾に黒い筋があります。 ハブの頭が三角形頭なのに対し、 タイワンスジオノア頭の形は細長で、 毒はありません。 昨年度には県が91匹を買い取っていますが、 捕獲数が最も多かったのはうるま市で35匹、 恩納村が21匹と続きました。 捕獲された場所は道路や民家周辺、 畑や草地、家畜小屋などでした。 捕獲者登録や買い取りに関する 問い合わせは 県環境科学センターとなっています。
Mon, 13 May 2019 19:00:00 +0900
令和初日、新たな命が誕生。
「令和初日、新たな命が誕生。」 方言ニュース5月10日(金)放送分。 今日の担当は林京子さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 「令和」へと改元された今月1日、県内各地では次々と新たな命が誕生し、 「平成」から令和にかけ、時代をまたいで分娩の痛みに耐えた母親や、 母親の胎内にいる赤ちゃんに新時代で対面を呼び掛け続けた家族など、 各地の病院で、さまざまな命のドラマが繰り広げられました。 このうち、沖縄市内の産婦人科医院では午前0時9分、 うるま市の会社員仲村渠博之さんと 恵理さん夫妻の次男の翔茉(しょうま)ちゃんが誕生しました。 体重2984グラムの元気な男の子で、命名に当たり 「新しい未来に向け、自分の好きな道で羽ばたいていけるように」 との願いを込めました。 恵理さんは妊娠中に体調を崩すことがたびたびあり、 入退院を繰り返し、「無事に出産ができるのか」との不安が尽きない中で 出産の時を迎えましたが、無事わが子との対面を果たし、 元気な産声を聞いた時には「思わず涙が出た」ということです。 「令和」初日の誕生になったことに、 博之さんは「この日を選んで生まれてきてくれた」とにっこりし、 生まれたばかりの愛息の寝顔をいとおしそうに見つめていました。
Fri, 10 May 2019 11:22:00 +0900
「春の全島闘牛大会」に向けて柵を再設置
2019年5月9日(木) 担当 上地和夫先生 県内外から多くの人が足を運ぶ「春の全島闘牛大会」を12日に控え、 会場となるうるま市の石川多目的ドーム付近で交通安全対策が急がれています。 会場に行くために道路を渡る際、 横断歩道のない箇所から中央分離帯を横切っていく人が出るのを防ごうと、調整を進めているものです。 ドーム前は県道73号石川仲泊線が通り、 沖縄自動車道石川ICを下りた車が速度を出して走ることが多く、死亡事故が起きたこともあります。 また、闘牛大会の日に分離帯を横切る人が続出したため、 およそ10年前に県闘牛連合会の要請で120メートルの柵を設置しました。 しかし、県中部土木事務所が3月下旬、 石川署の要請を受けて柵を撤去し、以前のように分離帯を横切れる状態となりました。 そのため、連合会はうるま市や石川署、県中部土木事務所に柵の再設置を要請し、 「春の全島闘牛大会」までに柵を再設置する方向で調整しました。 一方、ドーム横の市道から県道73号に入る際、柵が視界を遮り、市民から「見えにくい」との声があることから、 今回柵の再設置に合わせ、車の流れが市道から見えるよう市は合流点にカーブミラーを取り付ける予定です。 連合会の幸地会長は「柵が設置される方向となり安心している。安全に闘牛大会が運営できるようにしたい」と話しました。
Thu, 09 May 2019 13:26:00 +0900
那覇市出身の女性がアメリカでバーベキュー店運営
2019年5月8日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 アメリカの国民から愛されているソウルフード、バーベキュー。 那覇市出身のよしえ・ダンニングさん(47)と 夫のロバートさんは7年前、ルイジアナ州ニューオーリンズに、 バーベキューの店「DICKEY‘S」を開店させました。 軍人の夫が突然、『サインして』と フランチャイズの申請書を持って来たということで、 商売の経験はなかった夫婦にとって 人生の大きな転機だったということです。 未知なる世界に飛び込んだよしえさんは 「オープン当初は、まだ手の掛かる3人の子どもの世話もあり、 寝る間も惜しんで朝から晩まで働き詰めだった。 大きな投資だったので失敗は許されないという思いでいっぱいだった」と語ります。 マネージャーに売上金を持ち逃げされたり、 日本式の丁寧な接客をしたくてもなかなか思うようにならず、 人を雇う事の大変さを実感し自分との葛藤が続きましたが、 夫婦の努力が功を奏し、店は繁盛。 2年前には3号店を開店しました。 「商売の楽しみを味わえるようになってきた今、 いい従業員に恵まれ、店で起こるいい事、嫌な事を共に シェアできるようになった」と笑顔で話すよしえさん。 将来は沖縄の伝統芸能や工芸を紹介する 文化の架け橋になれたらという夢を持っています。
Thu, 09 May 2019 10:15:00 +0900
ハーリー由来まつり開催 豊見瀬御獄
2019年5月7日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 豊見城龍船協会はこのほど、 ハーリー発祥の地とされる 豊見城市の豊見城城址公園内にある豊見瀬御獄で 「ハーリー由来まつり」を開き、 地域のノロや神人が五穀豊穣と那覇ハーリー、 豊見城ハーリーの安全を祈願しました。 祭りでは豊見城、嘉数、根差部、 真玉橋の4つの字のノロと神人が ポーポーやアマガシを供えて祈りをささげました。 また、参加した市民や関係者らには お神酒が振る舞われ、 ハーリー歌の披露や空手の奉納演舞も行われました。 ハーリーは南山王のおいで 後に豊見城城主になった汪応祖が 1993年に中国に留学した際、 龍船による競漕を見て感動し、 その後、造った爬龍船を漫湖に浮かべて 遊覧したのが始まりとされています。
Tue, 07 May 2019 13:53:00 +0900
はがきによる架空請求詐欺にご注意
2019年5月1日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内ではがきによる架空請求が多発しており、 県消費生活センターに架空請求に関する 相談が8件寄せられています。 はがきには「総合消費料金未納分訴訟最終通知書」として、 民事訴訟管理センターからの案内であるかのように書かれ、 契約会社などから民事訴訟が起こされており、 裁判取り下げの最終日までに連絡がない場合は 管轄裁判所から裁判日程を決定する呼び出し状が発行されると記載しています。 相談があった8件は、県内各地に住む60代から70代からのもので、 指定された番号に電話すると「いくらなら払えるか」 「登録を取り消すためにいったん振り込みを」などと、 言葉巧みにお金を払わせようとしたということです。 はがきを受け取った那覇市の(79)の男性は 「詐欺のニュースを知っていたので 心当たりがないはがきを見てあやしいと気付いた。 もっと周知して他の人にも知らせてほしい」と話しました。 県消費生活センターは10連休中も相談を受け付けており、 はがきを受け取り、既に連絡をしてしまった人を含めて 誰でも消費者ホットライン「188」に相談できるということで、 「心当たりがなければ、はがきに記載してある 電話番号に決して連絡せず無視してほしい」と注意を呼び掛けています。
Tue, 07 May 2019 10:03:00 +0900
粟国村でハブの定着 不安視
方言ニュース 2019年5月6日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 おととしから断続的にハブが見つかり、 県が定着の有無を調査している粟国村で先月、 ことし初めてハブが見つかっていたことが 県衛生薬務課などへの取材で分かりました。 今回で6例目で、島内に生息しないとされていますが、 県は「定着しているかどうかは まだ判断できず、 継続して調べる」としています。 粟国村によりますと、先月20日の深夜に 住民が見つけて通報し、排水溝に逃げたため、 閉じ込めて捕獲した後、 県衛生環境研究所に送られ、 ハブと確認されました。 発見場所は四志土地改良区北側で、 担当者は「これまでの例と比べ、 役場などがある村中心部に 近づいてきている」 と懸念しています。 県衛生薬務課によりますと、 6例目のハブは体長116・5センチ、 体重258グラムの雄で、 生後2年から3年と推測されます。 初めて発見された後、県は村の診療所に ハブの血清を配備し、 ことしも7日から捕獲器を 60台仕掛けて生息調査をします。 県は、ハブの活動が活発になる今月から来月にかけて 月1日から咬症注意報を発令しており、 草刈りやネズミの駆除など環境を整備し、ハブが侵入しにくいよう整えることや、 田畑や山野への出入りの際に 十分注意するよう呼び掛けています。
Mon, 06 May 2019 14:49:00 +0900
手作りの木工で荷馬車をミニチュアで復元
方言ニュース5月3日(金)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 昭和初期に物資の運搬に使われていた荷馬車について、 後世に語り伝えるためのきっかけにしたいと、 読谷村の渡慶次憲雄さん(91)歳が手作りの木工でミニチュア4台を完成させました。 渡慶次さんは1927年、旧北谷村嘉手納の生まれで、 叔父が荷馬車で物を運ぶ仕事をしており、 学校に通いだした7歳ごろから馬を運動させる役目を任されるなどしました。 戦前の生まれ島の様子をどうにか現代に残しておきたいと、 渡慶次さんは10年ほど前から、 記憶だけを頼りに馬具を復元することから始め、 馬に取り付けるくら、くつわまで細かく復元しました。 自動車解体業を営んできましたが、木工は全くの素人で、 「出来上がりを見た人に『大工だったんだね』と言われるけど、そんなことはない。 残したいという思いでどうにか徐々に上達したんでしょう」と笑います。 復元は、記憶をつなぎ合わせ、試行錯誤しながら進めました。 渡慶次さんは「自分もいつまでも元気でいられるわけではない。 今の子たちはこんな道具について教えてもらうこともないだろう。 今の便利な機械類に比べると、荷馬車は大したことない物かもしれないが、 こういう物を使った生活が戦前にあったということを残したい」と話しています。
Fri, 03 May 2019 15:49:00 +0900
NYで記念公演成功 人間国宝・照喜名朝一さん
2019年4月30日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球古典音楽の人間国宝の 照喜名朝一さんと妻の栄子さん、息子の朝國さんが このほど、那覇市の琉球新報社を訪れ、 18日に米ニューヨーク市のカーネギーホールで開催された 公演「翔べ!うた三線 イン NY」の成功を報告しました。 公演は朝一さんの米寿を祝い企画されたもので、 照喜名朝一さん門下の 琉球古典安冨祖流音楽研究朝一会 USA支部が開催しました。 カーネギーホールで沖縄の芸能団体が 単独で公演するのは今回が初めてです。 待望のニューヨーク公演を終えた朝一さんは 「カーネギーという世界が注目する会場で 琉球の音楽を歌えてうれしい。 観客も『良かったよ』と大喜びしてくれた」と振り返り、 「次は宇宙で三線を弾いてみたい」 と新たな夢への意欲を見せていました。
Tue, 30 Apr 2019 13:21:00 +0900
陛下の退位を前に県民が思い馳せる & 糸数昌和先生 きょうでご卒業
方言ニュース 2019年4月29日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 あす退位される天皇陛下。 皇太子時代に訪問した 名護市のハンセン病療養所 沖縄愛楽園の関係者は、 およそ半世紀前の交流をきのうのことのように振り返り、 去年3月に沖縄最後の訪問先となった 与那国島の関係者も、親しみ深い陛下の 姿が忘れられないと語ります。 「だんじゅかりゆしの歌声の響 見送る笑顔 目に残る」。 両陛下は愛楽園内の納骨堂に供花した後、 入所者と触れ合い、帰ろうとした時、 入所者から船出歌「だんじゅかりゆし」の 合唱が起きました。 愛楽園自治会長の金城雅春さんは 「まだ園内の出入りが制限されていた時代に来られた。 入所者の喜びは大きかった」と振り返ります。 一方、去年3月、在位中最後の沖縄訪問で訪れた与那国島で、漁協組合長として両陛下に名産のカジキの説明をした 嵩西茂則さんは、「カジキは角もあり、 大変危険でしょう。漁師の皆さんも 危険な中で仕事をしていて大変ですね」 と語り掛けられたということで、 「カジキの質問だけするかと 思っていたので、漁師のことまで 気に掛けてくれて驚いた」 と振り返り、 与那国島への来訪は 「西の果ての島だが、 『日本の中の与那国島』だと 町民が感じられる機会になったのではないか。 島の大きな誇りだ」と語りました。 糸数昌和さんが きょうの放送をもちまして 方言ニュースのご担当を ご卒業されました。 糸数さんは 2010年10月10月15日金曜日の放送から 長年キャスターとしてつとめてくださいました。 長い間、有難うございました。
Mon, 29 Apr 2019 18:57:00 +0900
第11回 コザてるりん祭が今年も行われる
方言ニュース4月26日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 戦後沖縄の芸能と娯楽をリードし、「てるりん」の愛称で親しまれた 故 照屋林助さんの功績をたたえる民謡ライブ「第11回 コザてるりん祭」が 今月21日、沖縄市の中央パークアベニューで行われました。 時折小雨が降る中、林助さんとゆかりのある個人団体の唄者が歌や三線を披露し、 市内外から駆けつけた多くの来場者を盛り上げました。 てるりん祭は毎年、林助さんの誕生月に当たる4月に開かれています。 大城美佐子さん、知名定男さん、前川守賢さんなどのほか、 中堅から若手まで幅広い層の民謡唄者が総勢およそ30組集まり、歌いました。 曲の合間に、林助さんとの思い出を語る人もいました。 来場者はビールやつまみを片手に無料の野外ライブに聞き入り、 唄者に拍手や歓声を送りました。 最後は、林助さんの「あやかり節」をみんなで歌い、祭りを締めくくりました。
Fri, 26 Apr 2019 14:10:00 +0900
沖縄のゴールデンウィーク、旅行客でいっぱい
2019年4月25日(木) 担当 上地和夫先生 初の10連休となる今年のゴールデンウイークに向けて 沖縄路線の航空輸送人数は前の年の同じ時期を2割程度上回る見込みで 連休を沖縄で過ごす多くの旅行客で県内各地はごった返しそうです。 沖縄発着便を運航する航空会社では 10連休を前にした26日の金曜日から予約が埋まっており 日本航空は期間中、那覇羽田線で32便を増便して対応し スカイマークも予約数が前の年に比べて大幅に増えたため臨時便の 対応を取ります。 また、ホテルの宿泊予約も好調です。 県ホテル旅館生活衛生同業組合は 「3月ぐらいは予約の動きが鈍く海外旅行にシフトしていると分析していたが、4月から好調に入り始めた」 としており、10連休初日の27日から5月3日までほぼ満室というホテルも多く 連休後半の4日から6日にかけては前半より予約が鈍く、7割程度だということです。 一方、県レンタカー協会によりますと、県内のレンタカーの予約はほぼ満車状態で 増車するなどの対応を取っている企業もあるということです。 空港レンタカーでは、2月下旬には予約が殺到したことからネット予約を止め、先月末にはほぼ満車状態になりました。 担当者は「他のレンタカー会社でも予約が取れないという声も聞いている」と話しています。
Thu, 25 Apr 2019 17:43:00 +0900
石垣のサザンゲートブリッジでライトアップ始まる
2019年4月24日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市街地と南ぬ浜町に架かるサザンゲートブリッジを LEDでライトアップする「光の架け橋」の 本格運用が12日に始まりました。 サザンゲートブリッジは毎日午後7時から午後10時までライトアップされ、 石垣島の夜空に幻想的に浮かびます。 ライトの色は翌日の天気予報に合わせて変化し、 「晴れ」は赤、「くもり」は緑、「雨」は青に点灯します。 音楽に連動して光が変化する5分間のイルミネーションショーも 午後7時30分、午後8時30分、午後9時30分の3回行われます。 また、橋脚と橋桁の裏側に動画を映し出すプロジェクションマッピングも、 午後8時と午後9時から15分間上映されます。 事業費は7600万円で、 内閣府の沖縄離島活性化推進事業の補助金を活用し、 LEDは橋のアーチ部分の柱に54個設置しました。 中山義隆市長は12日のセレモニーで 「新たな夜の観光メニューとして工夫した。 市民の憩いの場として、観光客には思い出の一つの場に してもらいたい」とあいさつしました。
Thu, 25 Apr 2019 12:25:00 +0900
按司とノロの墓を初調査 うるま市文化財指定に向けて
2019年4月23日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市文化財課はこのほど、 市内江洲の江洲グスク内の 按司とノロの墓の調査を行いました。 市文化財指定に向けた調査で、 この墓を調査するのは初めてです。 調査は、 江洲自治会と江洲按司を始祖に持つ武姓一門が 中心となり市に要請して始まったもので、 墓に納められている厨子がめの配置など 墓内部の図面を作成します。 江洲グスク内の墓には、 1500年代の初代按司の武源明と その母親、2代目、 3代目の江洲按司が眠るとされる墓と、 妹や代々のノロを葬ったとされる墓の 2基がありますが、 石積みを外し開けられた江洲按司の墓に 4つの厨子がめが、 ノロの墓から12の厨子がめが、 それぞれ納められているのが確認されました。 また、 江洲按司の墓にあった厨子がめの1つには 焼かれた骨が確認されました。 武姓一門の嘉陽宗吉会長は 「由緒ある按司だから文化財指定に値すると思う。 今後の調査に期待したい」と語りました。
Tue, 23 Apr 2019 16:41:00 +0900
将来は久部良の海人に 大物を釣り上げた迎里くん(小3)
方言ニュース 2019年4月22日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 与那国町立久部良小学校3年の 迎里愛翔君はこのほど、 46キロのカンパチを釣り上げて 16歳未満の国内記録の26・85キロを大きく上回りました。 「久部良の海人になりたい」と、胸を張り、 満面の笑顔で将来の夢を話す愛翔君は、 3歳の頃、初めて船で釣りに出てから 釣りが大好きになったということで、 今年の春休みは毎朝4時半に起床し、 漁船で5時に久部良漁港を出ていました。 この日は、漁港から西に3時間ほど走らせたポイントで 釣り糸を垂らすと、間もなく手応えがあり、 強い引きだったのでサメだと思いましたが、 大きなカンパチが見えてきて 「びっくりした。 去年は23キロのカンパチを釣ったけれど、 今回のが一番でかい」と話し、 釣り上げた感触を振り返りました。 港の岸壁からの釣りに付き合ったりする叔母は 「釣りをする時のように勉強も 頑張ってほしい」と笑い、 母親は「『学校をやめて海人になろうかな』 と言うこともあったが、父親と、 高校までは行きなさいと 話しました」とわが子を見つめます。 愛翔さんは「高校まで頑張って勉強する。 それから久部良の海人になる」と、喜びと夢で膨らんだ胸で、 大きく深呼吸しました。
Mon, 22 Apr 2019 19:04:00 +0900
ミーカガンが新たに有形民俗文化財に指定
「ミーカガンが新たに有形民俗文化財に指定」 方言ニュース4月19日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 糸満市教育員会はこのほど、糸満市出身の金城勇吉(ゆうきち)氏が制作した 「ミーカガン及び制作道具一式」を市の有形民俗文化財に指定しました。 金城氏は漁具としてのミーカガン製作に携わった最後の人物ということです。 市西崎町の糸満海人工房・資料館で展示されている金城氏の未完成2点と 破損を含めたミーカガン20点、道具25点が漁具関係で初の文化財指定となりました。 市教育委員会は 「現在の水中眼鏡と形が似ており、先人の工夫や創意を知るきっかけになれば」 と海人文化の継承に役立てたい考えです。 ミーカガンは、糸満漁師の玉城保太郎(たまぐすく・やすたろう)氏が 明治10年代後半に考案した水中眼鏡の一種で、糸満を代表する漁具の一つです。 モンパノキ(方言名ハマスーキ)で作られており、ミーカガンの登場で、 採貝漁や追い込み漁が発展し、糸満では漁獲量が増大したということです。
Fri, 19 Apr 2019 14:35:00 +0900
琉球泡盛の総出荷量、14年連続減少
2019年4月18日(木) 担当 上地和夫先生 県酒造組合は2018年の琉球泡盛の総出荷量が 前の年に比べて5・1%減の1万6829キロリットルとなり 出荷量がピークを記録した2004年から14年連続の減少になったと発表しています。 出荷先別では県外は前の年に比べて1・2%増の2787キロリットル 海外は前の年に比べて6・9%増の31キロリットルと増加したものの 出荷割合が最も大きい県内が6・3%減となったことが影響しています。 出荷量は沖縄ブームなどの影響で 過去最高だった2004年の2万7688キロリットルから39・2%減少し 4年連続で2万キロリットルを割り込んでいます。 出荷量の減少に伴い生産調整が行われ 総生産量は前の年に比べ7・4%減の1万6497キロリットルでした。 県酒造組合は消費者の好みが多様化していることや 健康志向に伴い低アルコール飲料が好まれていることなどが泡盛消費の減少につながったと分析しています。 泡盛消費が減少する中で泡盛製造業者の経営状況は 2017年度は全45社のうち黒字が28社、赤字の業者が17社でした。 県酒造組合は「島酒フェスタ」をはじめとするイベントの開催、 酒造所と歴史や文化などを結びつけた酒造ツーリズムの展開、 官民一体となった琉球泡盛海外輸出プロジェクトなどの取り組みで 県外、海外への出荷量が増えているとしています。
Thu, 18 Apr 2019 17:05:00 +0900
やまがーぐちの理解度が低い結果、調査で明らかに
2019年4月17日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南風原町山川区は山川のしまくとぅば 「やまがーぐち」に関する区民意識調査をまとめ、 「やまがーぐちを主に使う人」は 20歳から40歳代で0%、 「まったく使わない」は20代で83・3%、 30代から40代でも半数以上いたことが分かりました。 20代の61・2%はやまがーぐちを聞いた時に 「まったく分からない」と答え、 生活でやまがーぐちが必要だと答えた20代はおよそ3割でした。 やまがーぐちの理解度について やまがーぐちを「よく分かる」と答えたのは全体で38・7%、 「ある程度分かる」は26・7%、 「あまり分からない」は14・9%、 「まったく分からない」は19・6%でした。 年代別では20代から40代で「分からない」と答えた人が 「分かる」と答えた人を上回っています。 やまがーぐちの必要性について 「非常に必要だ」と「ある程度必要だ」を合わせた「必要」は 20代で30・5%、30代で51・5%、40代で56・1%、 50台で57・9%、60代で59・2%となっており、 県民意識調査と比べると各年代で およそ20ポイントから40ポイント低くなっています。 「やまがーぐち」に関する区民意識調査は 山川誌編さん事業の一環で実施され、 20代以上の山川区民600人を対象に行われ423人から回収し、 委員長を務めた赤嶺義夫さん(74歳)は 言葉の景勝に危機感を示しながらも 「どう継承していくのか区民で考えることが大切」 と話していました。
Wed, 17 Apr 2019 13:32:00 +0900
子供たちの望む島の未来は? こどもしまみらい会議開催
2019年4月16日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市の島しょ地域の平安座、浜比嘉、 宮城、伊計に住む子どもたちが集まり、 自分たちの住む地域について意見を出し合う 「こどもしまみらい会議」がこのほど、 平安座公民館で開かれ、 彩橋小学校の4年生から6年生の 合わせて18人が参加し、 思い思いに島の未来を提言し合いました。 主催はホールアース自然学校で、 「島の子どもたちが描く未来像を生の声で」 との思いから、彩橋小中学校や地域、 保護者の協力を得て 子ども会議が実現しました。 会議で子どもたちは方眼紙を床に広げ、 おやつを頬張りながら、 自分たちの住む島についてペンを走らせ、 「思い切り体を動かせる公園」 「お店で文房具を売ってほしい」 「小中学校が復活してほしい」 などの声が上がりました。 一方で、大型スーパーなどの設置や 急激な観光客の増加を望む声は 出てきませんでした。 進行役を務めた田中啓介さんは 「子どもたちが将来、 『うるまで育った』と語る時に どういう気持ちなのか。 地域を『預かる』僕ら大人の責任は大きい」 と話し、今後は会議の内容をまとめ、 新聞形式で島内のすべての家に配布し、 子どもたちが直接行政へ声を届ける場も 設けたい考えです。
Tue, 16 Apr 2019 14:39:00 +0900
孫のためにおじいちゃんハブ退治
方言ニュース 2019年4月15日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市大平の大田寛さん宅に9日未明、 長さ1・6メートルを超える大物ハブが姿を現し、 太田さんがハブにかまれながらも 見事に退治しました。 この日の午前3時ごろ、 つないでいた犬がほえだしたため、 朝に孫の砂川翔俐君の 小学校入学式を控えていた大田さんは、 犬を静かにさせようと懐中電灯を 片手に外に出たところ、 不意に右足首に何か当たった感じがし、 かまれたとは思いませんでしたが、 足元には大きなハブが牙をむいていました。 「ここで逃がしたらやっかいになる。 遊びに来る孫たちのためにも 逃がさない」と思い、 長さおよそ30センチの枝切りばさみを 持って追い掛け、 向かってきたところを迎え撃ちました。 撃退後、太田さんは救急車で 搬送されましたが、 幸い傷も浅く、軽傷だったということで、 「朝起きて見たら見事なハブさ、マギーグヮー。 よその家に 出たなら逃げる」と振り返りました。 入学式を終えて駆け付けた翔俐君は、 おっかなびっくりにハブを眺め、 「おいしくなさそう」と顔をしかながら、 「おじいちゃんが大好き。 小学校ではたくさん友だちをつくって、 強い男になりたい」と太田さんに 力強く誓っていました。
Mon, 15 Apr 2019 10:34:00 +0900
アカジン・マクブの漁獲サイズ制限海域を拡大
方言ニュース4月12日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 県農林水産部は今月9日、沖縄3大高級魚のうち アカジン 和名 スジアラとマクブ 和名 シロクラベラについて 漁獲サイズ制限の対象海域を沖縄本島南東海域まで拡大したと発表しました。 沖縄沿岸の水産資源は多くの種類で減少傾向にあり、 沖縄海区漁業調整委員会の指示により 今月から宜野座村や金武町、うるま市、中城村、与那原町などに面する 沖縄本島南東海岸で全長40センチ未満のアカジンと 全長35センチ未満のマクブを捕獲することを禁止します。 これまで漁獲サイズ制限区域に指定されている 本島北部海域、伊是名伊平屋海域、および恩納村海域も 引き続き漁獲サイズ制限海域となっており、 県農林水産部は漁業関係者に周知を図るとともに、 趣味で釣りを楽しむ市民にも強力を求めていく方針です。
Fri, 12 Apr 2019 13:34:00 +0900
ゆいレール乗客7連続、過去最多更新
沖縄都市モノレールが4日までにまとめた、昨年度の乗客数の速報値は 前の年度に比べて5・02%、91万690人増の1905万7176人となり 初めて1900万人台を突破しました。過去最多を更新するのは7年連続で 対前年度比では9年連続の増加となりました。 外国人を中心とした観光客の利用が増えているのに加えて 地元客も順調に推移したことによるもので、 去年4月から月曜から木曜にそれぞれ10本、金曜に6本の増便を実施したほか 観光シーズンや年度末は本数の多い金曜ダイヤで平日運行するなど ダイヤの改善も増加の要因となりました。 また、1日あたりの平均乗客数は 前の年度よりも2639人多い5万2355人で 開業した2003年の平均乗客数が3万1905人だったことから 1日の利用者は2万人余り増えています。 一方、観光客を中心とした乗客の増加に伴って車両内の混雑が課題となっていますが 早ければこの夏に浦添延長区間の開業が控えており 今年度もさらなる乗客の増加が確実視されていることから、 今後の需要増への抜本的な対応として、 県や国では現在の2両編成を3両に増やす方向で検討を進めています。
Thu, 11 Apr 2019 14:31:00 +0900
リコーダーコンテストで県勢が最高賞
2019年4月10日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 第40回全日本リコーダーコンテストが このほど東京都内で開かれ、県から出場した Ensemble Beney=アンサンブル・ベニーが 一般の部で最高賞に当たる花村賞に輝きました。 一般の部で県勢が最高賞となるのは2年連続です。 アンサンブル・ベニーは、メンバーはおよそ23人で、 コンテストには16人で出場しました。 メンバーは県内各地で暮らす教員や公務員ですが、 読谷村を拠点に練習しているため、 読谷名産の紅芋にちなんで「ベニー」をチーム名に入れています。 活動7年で、これまでもこのコンテストに出場していますが、 初めて最高賞に輝きました。 伊波雄一代表は「念願の最高賞で、気持ちが抑えられない。 メンバーや応援してくれたいろんな人たちに 感謝したい」と喜びました。 同時に吹奏楽に比べてマイナーな楽器だとして 「この機会にいろんな人にリコーダーの素晴らしさを 知ってほしい」と語りました。 また、去年は別のチームで最高賞に輝き、 今年は「ベニー」の一員として 2年連続最高賞チームのメンバーとなった池田舞さんは 「ずっと続けているので本当にうれしい。 これからもリコーダーを続けたい」と充実した様子で語りました。
Thu, 11 Apr 2019 10:10:00 +0900
命の危機を乗り越えた双子 1年遅れでピカピカ1年生
2019年4月9日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 千グラム未満の超低出生体重児として生まれた 双子の高島幸大(こうた)君と勇大(ゆうた)君が この春、就学猶予制度を利用し、 1年遅れで那覇市立小禄南小学校に入学しました。 大手術も経験した兄弟はこのほど、 家族で琉球大学付属病院を訪れ、 2人を見守ってきたスタッフと再会し、 元気いっぱいに入学を報告しました。 病院の小児科医、呉屋英樹さんが現れると、 2人は抱きつき、呉屋さんが背中のぴかぴかのランドセルを 「かっこいい」と言うと、2人は得意げな顔を見せました。 2人は2012年1月12日、 幸大君が614グラム、 勇大君が596グラムで生まれました。 すぐに人工呼吸器が着けられ、母の菜都希さんは、 「72時間出血しなかったら、生命の危機は乗り越えられる」 との医師の声を祈るような気持ちで聞きました。 危機を乗り越えたものの、その後も手術を重ね、 「99パーセントの可能性で全盲になる」 とも言われましたが、菜都希さんは 息子の生命力を信じたということです。 同年生に比べると、発達はゆっくりで、 「劣等感を抱かせたくない」と、 小学校入学を遅らせる就学猶予を申請したということで、 命の危機を何度も乗り越えた双子は 「お勉強、頑張る」と声を弾ませています。
Tue, 09 Apr 2019 14:07:00 +0900
若夏の足音が近づく中 希望に胸ふくらませ新学期
方言ニュース 2019年4月8日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内のほとんどの公立学校はきょう始業式を迎え、 子どもたちは気持ちも新たに 新学期に希望を膨らませています。 一方、きのう7日は旧暦3月3日の「浜下り」に当たり、 潮干狩りなどで春休み最後の休日を 楽しむ人たちの姿が見られました。 「浜下り」は家事に追われる女性たちが仕事から解放され、 浜に下りて日頃の労をねぎらったり、 海の恵みを楽しむ習わしで、 浦添市の海岸では、 潮干狩りに合わせてアーサを摘む人や 潮干狩りをする親子など、 浜下りを楽しむ人たちでにぎわいました。 この中で、新しく小学3年生になった女の子は、 女子ミニバスケットボール部の チームメイトたちと練習後に 海岸を訪れ、 「新学期はどんな先生になるか、わくわくしている。 割り算と漢字を勉強したい」と笑顔を見せていました。 また、那覇市唯一の遊泳ビーチである 波の上ビーチではきのう、海開きが行われ、 子どもたちは水しぶきに歓声を上げ、海水浴を楽しみました。 仲良く泳いでいた小学4年と2年姉妹は 「水は冷たいけど、気持ち良かった」と笑顔を見せました。 海には産卵を控えた魚の群れが現れ、 若夏の足音が近づいています。
Mon, 08 Apr 2019 17:48:00 +0900
海洋博公園に「令和」の花文字が設置
方言ニュース4月5日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 本部町の海洋博公園で、新元号「令和」の花文字が来場者を楽しませています。 中央噴水広場前で、今月末まで設置します。 花文字は新元号が決定した今月1日、植物課の職員が発案し、2日に設置しました。 文字部分はシロタエギク、周囲を鮮やかなピンクのベゴニアで彩りました。 あたたかい気候となった昨日は観光客らが多数訪れ、 花文字の前で写真撮影を楽しんでいました。 企画運営課広報係の又吉健太郎さんは 「家族や友人と、新しい時代の幕開けを記念写真に収めてほしい」と話しました。 埼玉県から訪れた福田怜子さん40歳は、 「名前に「怜」、家業の会社名に「和」が入っているので、 新元号に驚いていた。写真が撮れて記念になった」と笑顔を見せました。 友人の玉城花子さんは「いいタイミングで海洋博公園に来られた」と話していました。
Fri, 05 Apr 2019 12:51:00 +0900
石垣市・明石直売所がリニューアルオープン
2019年4月4日(木) 担当 上地和夫先生 商店が少ない石垣島北部で農産物や特産品を取り扱う地域の拠点の一つ 石垣市明石の 明石直売所が建て替えられ、先月25日に開所しました。 これまでのかやぶきから赤瓦ぶきと装いを新たにし、冷蔵設備も導入しました。 地域住民の買い物の利便性向上のほか、島の北部を訪れる観光客の取り込みも狙います。 明石直売所は1997年6月にJA明石支部青年部の有志により設置され 当初は無人販売所として運営されましたが、 途中から有人販売所として農産物などを扱いました。 10年ほど前に運営主体が明石公民館野菜部会に移行したということです。 新たな直売所は瓦ぶきとなり建物の強度が増したほか、 冷蔵設備の導入で生鮮食品を安定的に扱えるようにしました。 また、旧販売所は鍵がなく、閉店後に商品を回収する必要がありましたが、 施錠可能となったことで販売者の負担軽減も図れるということです。 明石公民館の吉川館長は旧直売所が台風で損壊を繰り返した経緯を紹介し 「台風被害の心配がなくなり、ゆっくり販売できる。平久保半島の拠点として頑張りたい」 と意欲を見せました。
Thu, 04 Apr 2019 16:58:00 +0900
那覇市、消費税10%でゴミ袋値上げへ
2019年4月3日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市は10月の消費税率10%の引き上げなどに伴い、 一部の指定ごみ袋を最大10枚30円上げる方向で 調整を進めています。 このほど開かれた那覇市環境審議会で料金改定について審議し、 審議会は今月に値上げを正式に答申する見通しです。 那覇市議会6月定例会で料金改定の条例案が可決されると、 10月から導入される予定です。 市は審議会で 大の45リットルが10枚セットで300円から330円に、 中の30リットルが200円から220円に、 中の取っ手月が220円から240円に値上げすることを提案し、 小の20リットルと特小の10リットルの料金は 据え置く方針を示しました。 市は消費税率の引き上げがごみ袋製造費と 卸売指定店への手数料徴収事務委託費にどのくらい影響するかや、 ごみ処理原価に対するごみ処理手数料の割合などを検証し、 各経費が消費税率の引き上げで増額になることや ごみ収集委託料の増加などを踏まえ、 一部値上げが必要だと判断しました。
Wed, 03 Apr 2019 13:31:00 +0900
観光客参加型のイベントに 平安座島・伝統行事サングヮチャー
2019年4月2日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市平安座島で 旧暦3月3日から3日間行われる、 島最大の伝統行事サングヮチャーを、 観光客に参加型で楽しんでもらおうと、 今年から行事のシンボルのようなタマンのみこしを 実際に担いでもらうという 新たな試みがスタートします。 以前から観光客らから 担いでみたいという要望はありましたが、 神事用であるため断ってきた経緯がある中、 伝統行事を継承する方策を探ろうと去年12月、 平安座自治会主催で開かれたシンポジウムの中で、 「道ズネーの目玉でもある魚みこしを 観光客に担がせてはどうか」とのアイデアが提案され、 企画につながりました。 神事用のタマンの本みこしは 全長およそ4メートルですが、 新調された観光客用の魚みこしは 全長およそ3メートルで、 使用済みの横断幕を再利用し、 地域住民が制作しました。 廃材などを利用し、 獅子頭やタコ、亀などのみこしも作られました。 行事2日目となる今月8日に、 初めて2匹のタマンが地域を練り歩きます。 平安座自治会の五嶋真智子会長は 「今後人口が減っていく中、行事をこなすだけでなく、 新しい取り組みにもチャレンジし、 住民が関心を持って平安座島を次世代につないでほしい」 と期待を込めました。
Tue, 02 Apr 2019 12:57:00 +0900
玉陵で金武御殿門中会が御清明
方言ニュース 2019年4月1日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球王国第二尚氏の歴代国王が葬られている 那覇市首里金城町の玉陵(たまうどぅん)できのう、 金武御殿(ちんうどぅん)門中会による御清明(うしーみー)が 執り行われました。 第二尚氏直系24代の尚猛(たける)さん(35)歳が 初めて祭主を務め、 尚家や金武御殿関係者、来賓、一般市民らが、 ニワトリ、豚肉、まんじゅう、 サトウキビなどが供えられた祭壇に向かい、 伝統に従って線香をささげ、 歴代の王を供養しました。 また、祭主と分家にあたる各御殿の 当主らが、正座・合掌・叩頭(こうとう)・起立を 繰り返す「四拝礼」を行った後、親族、 一般による焼香が行われ、 火気厳禁のため、ろうそく、線香、紙銭(しせん)に 火を付けずに進められました。 終了後にあいさつした猛さんは 「これからも毎年祭主を続けていけたら光栄です」と述べ、 協力者、参加者に感謝しました。 金武御殿は第8代尚豊王(しょうほうおう)の 父親の尚久(しょうきゅう)を始祖とする一門で、 廃藩置県後の玉陵の御清明を 担ってきました。 沖縄戦の時を除き欠かさず 行ってきましたが、 去年は実施できず、 2年ぶりの開催となりました。
Mon, 01 Apr 2019 10:30:00 +0900
集団自決を生き延びた祖母に寄り添って
2019年3月29日(木) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 きのう、渡嘉敷村で行われた慰霊祭で、 「集団自決」を生き延びた大城シズ子さん(86)歳にぴったり寄り添う姉妹がいました。 大城さんの孫の小学1年の大城侑禾さんと、1年の侑生さんで、 糸満市に住み、普段から大城さんに沖縄戦の話を聞いており、 2人はつらそうな表情を浮かべる祖母を見守りながら並んで焼香し手を合わせました。 大城さんは74年前、「集団自決」で祖母と母と妹を亡くしたということで、 「慰霊祭が近づくと眠れない」と、涙を拭いながら沖縄戦を振り返ると、 侑禾さん「泣いちゃった」としょんぼりし、 大城さんの腕を握って、「話をするときはいつも元気ない。当たり前だよね。 悲しい話を一生懸命話してくれるのも、大事なことだって分かる」 と真剣な表情で話しました。 また、侑生さんも隣で 「分からないことがあるから、もっと戦争のことを知ろうと思う」と話しました。 そして、2人は「おばあちゃん大丈夫だよ。みんなでなら平和にできるよ」 一人だったら無理だから、みんなに教えたらできるかも」と話し、 自信満々に話す2人に大城さんは「頼もしい」と言って笑い、 その表情を見た侑禾さんと侑生さんにも、ぱっと笑顔が咲きました。
Fri, 29 Mar 2019 17:10:00 +0900
リフト付き車両寄付のため募金活動スタート
2019年3月29日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 宜野湾市の県自立生活センターイルカは 宮古島にある「自立生活センターまんた」に リフト付き車両を贈るための募金活動を開始します。 150万円を目標に週2回街頭などで募金活動を行うということで イルカとまんたのほか自立生活センターインクルーシブ 北部自立生活センター希輝々、石垣市の自立生活センター南十字星の あわせて5団体で協力しながら活動を進めます。 まんたでは施設利用者を中心にリフト車を使用していますが 車の老朽化が進み利用者から新しい車両を求める声が上がっていました。 要望を知った宮古島出身でイルカ利用者の喜久川拓真さん22歳は 今年2月に募金活動プロジェクトを立ち上げ 毎週月曜日に会議を開き車の下見や集計方法を考案するなど調整を進めています。 脳性まひで車いす利用者の喜久川さんは 「離島では設備が十分でなく車いす利用者が 自由に移動できる機会が少ない」と指摘し 「県民の皆さんに協力をお願いしたい」と呼び掛けていました。 リフト付き車両を贈るための募金活動は8月までに目標達成を目指しています。 募金など詳しいお問い合わせは県自立生活センター・イルカ 098 890 4890
Thu, 28 Mar 2019 14:09:00 +0900
2019年3月27日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 西原町の認可外保育園「こばと保育園」が本年度で閉園し 隣接地に建設中の認可保育所「こばとゆがふ保育園」が 4月に開園することに伴い、 在園児の継続保育が危ぶまれていた問題で 西原町は定員に空きが出たとして 広域から通園する園児25人全員の継続保育を認める決定をしました。 複数の保護者が「保育を受ける権利」を求めて 違法確認を求める訴訟を那覇地裁に提訴していましたが 継続保育が一転して認められたことで係争は消滅することになります。 西原町は町内の待機児童を優先する方針を示していましたが、 園と保護者が密に協力し、子どもの自発性を促す 独自の保育方針の説明を受けた保護者から 辞退者が出たということです。 西原町によりますと広域から通園する園児25人の他、 新たに近隣の自治体から申し込みのあった5人も 新規の認可保育所の在園児として 卒園まで在籍できる見通しだということです。 保護者の一人は「どうなるか全く読めず疲弊していた。 大変うれしい」と話し、こばと保育園は 「継続保育を求めた保護者の取り組みや西原町の配慮のおかげ。 今後もこれまでの保育を続けたい」と述べていました。
Thu, 28 Mar 2019 11:13:00 +0900
野國總管の偉業を後世に 伊波さん研究まとめ、発刊
2019年3月26日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の紙面からお伝えします。 沖縄に甘藷を伝え 民衆を飢えから救った嘉手納町の偉人 「野國總管」の偉業を後世へ継承しようと 元嘉手納町教育長の伊波勝雄さん80歳が 著書「平成甘藷考-野國總管を中心に-」を まとめました。 伊波さんは、2005年に嘉手納町で開かれた 「甘藷伝来400年祭」の 記念史編さんに携わったのを機に 10年以上に渡って 資料収集や調査研究を続けてきました。 野國總管の功績だけでなく 人間性や洞察力に感銘を受け 教育長時代には、野國總管が体現した 「国際性」や「社会貢献」などの遺徳を 町の教育目標に盛り込むなど 町独自の教育指針も打ち出してきました。 本書では 野國總管の出自や人物像のほか 甘藷が琉球から鹿児島を経て 全国へと広がる経緯、 野國總管祭や甘藷フォーラムについても 詳細をつづっています。 野國總管が 中国から持ち帰った甘藷の栽培と普及に尽力し 沖縄農業の画期的な発展に寄与した儀間真常や 品種「沖縄100号」の生みの親・松永高元など 18人の功労者についてもまとめています。 伊波さんは 「嘉手納町民の一人として わが国の甘藷の始祖である野國總管を 多くの人に知ってほしい」と 3年がかりで本を書き上げ、 「本書が嘉手納町の歴史的資料としてだけでなく 教育書としても活用されることに期待したい」 と話しています。 地名や人名には全てふりがなが振られ、 子どもにも読みやすく配慮されています。
Tue, 26 Mar 2019 14:49:00 +0900
届け「ひめゆりの心」 ひめゆり平和資料館でガイド講習会
方言ニュース 2019年3月26日(火)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市のひめゆり平和祈念資料館で このほど、ひめゆりガイド講習会が開かれ、 県内バスガイドや平和ガイド、 通訳案内士ら58人が参加し、 資料館学芸員らの案内で館内や ひめゆりの塔周辺を回った後、 元学徒の仲里正子さんとの 質疑応答や意見交換も行われました。 この中で、普天間朝佳館長は 「元学徒たちは、 生き残ってしまったことを ずっと申し訳ないと思って生きてきた。 友達のことが忘れられてしまわないように との思いで資料館が建てられた」と、 元学徒たちの思いを強調しました。 また、仲里さんは、沖縄戦当時の 自身の経験を振り返り 「昔は情報が入らなかった。 今は情報がたくさんあり、 皆さんは考える力もある。 戦争にならないためにはどうすれば いいか考えてほしい」と話しました。 元バスガイドで、 現役のガイド21人と共に参加した バス会社事務員の(49)歳の女性は、 「元学徒や学芸員らが、 命を大切にする心や戦争を否定する心を 持って、30年間ぶれずに資料館を つくり上げてきたことが心に刺さった。 沖縄のガイドとして、しっかりと事実を 事実として伝えようと 勇気づけられた」と話しました。
Mon, 25 Mar 2019 13:47:00 +0900
那覇市所有の尚家文書、国宝指定へ
方言ニュース3月22日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 国の文化審議会は、今月18日、 那覇市が所有する「琉球国王尚家関係資料文書41点と文書箱」を 国宝に指定するよう柴山昌彦文部科学大臣に答申しました。 夏ごろにも正式に指定される見通しです。 これは今月20日の会見で城間幹子市長が発表したもので、 国宝に指定される文書には明治維新後の新政府に 琉球から派遣された使節一行の業務日誌もあります。 使節団の派遣は、のちの「琉球処分」(琉球併合)につながりました。 尚家関係資料では、2006年に県内で戦後初の国宝として 美術工芸品85点、文書1166点が指定されています。 今回の追加指定で国宝指定の尚家文書は1207点になります。 那覇市文化財課は 「すでに指定された文書と同様、琉球王府がどう運営されてきたかを知る貴重な文書だ」と話しました。
Fri, 22 Mar 2019 14:02:00 +0900
南風原町「神里字誌」発刊
2019年3月21日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 南風原町神里自治会の神里字誌がこのほど、発刊されました。 集落の発祥や民俗のほか、神里の沖縄戦体験者の証言などが、豊富な写真とともにまとめられており、 ハワイやフィリピンなど海外に移民した神里出身者196人の屋号や渡航年月日など、詳細な名簿も収められています。 2014年に字誌編集準備委員会を立ち上げ、 21人の編集員がおよそ4年間かけて聞き取り調査や資料収集を実施し、576ページにまとめました。 委員長を務めた琉球大学の照屋善彦名誉教授は 「神里は『おもろそうし』にも出てくる。調べてみると第一尚氏や第二尚氏の末裔など、 いろんな人たちが神里に住み始めたことが分かった。 だからこそ平和を望む人たちが多く集まったと感じている」と話しました。 移民について調査した赤嶺みゆきさんは 「若い世代の人が見たときに分かるように」と、移民名簿に屋号も記し、 1945年当時の集落の地図に屋号を当てはめました。 また、曽祖父が海外に移民した赤嶺さんは編集作業を通して初めて曽祖父の写真を発見したということで、 「作業に関われてよかった」と振り返りました。 なお、作成された600部は各家庭に配布されるということです。
Thu, 21 Mar 2019 16:19:00 +0900
宮古島の2中学校が統廃合で閉校
2019年3月20日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 来月4月から伊良部島小中一貫校「結の橋学園」に統合される、 宮古島市立伊良部中学校と佐良浜中学校の閉校式がこのほど、 在校生や卒業生、地域住民らが参加して行われ、 校旗の返納を見届け、最後の校歌斉唱をし、 長い歴史を刻んだ学びやに別れを告げました。 伊良部中学校は1948年に伊良部村立伊良部中学校として設置され、 71年間で6009人が卒業しました。 生徒を代表して佐久川莉奈さんは 「伊良部中学校で学んだことを誇りに思う。 4月からは新たな母校で、新たな伝統をつくって、 新しい一歩を踏み出したい」と決意を述べ、 垣花秀明校長は「長年の風雨に耐え、 6千人余りの子どもたちを育んできた 学びやに敬意を表したい」とあいさつしました。 一方、佐良浜中学校は1948年に 伊良部中学校佐良浜分校として開設され、 翌年に独立し、70年間で6751人の卒業生を輩出しました。 生徒代表であいさつした田名美里さんは 「私たち在校生は、新しいステージでも 『佐良浜魂』を発揮して、力強く船を走らせていく」と意気込みを見せ、 友利克彦校長は「閉校は寂しいが、新たな飛躍への第一歩でもある。 佐良浜中学校の歴史と伝統を誇りに、未来へ向かって歩んでほしい」 とエールを送りました。
Wed, 20 Mar 2019 18:39:00 +0900
お下がりのランドセル 姉妹の12年支える
2019年3月19日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満小学校6年生の玉城花菜さん。 彼女が抱きしめるのは赤いランドセルで、 姉の里帆さん(19)歳が6年間使った「お下がり」です。 ところどころに塗装のはがれが見えますが、 きれいなランドセルで、 姉妹合わせて12年間使ってきました。 ランドセルを大切に扱ってきた花菜さんは 「みんなより長く持てたのは、いいことだと思う」 と笑顔を見せます。 里帆さんが卒業する際、 1年後に小学校に上がる花菜さんに、 母親の千里さんが同じランドセルを 使わないかと声を掛けました。 「本当は新しいものが良かった」と、 思っていた花菜さんですが、なかなか本心を言えず、 姉の「お下がり」を受け取りましたが、 小学校に上がってみると 「あんまりみんなの物と変わらない」と気にしなくなり、 むしろ「きれい」と周りに言われ、 大切に使うようになったということです。 「ランドセルは床に置いたら駄目。 勉強する大切なものだから高い所に置きなさい」。との 母の教えを守っているうちに、 自然と大切に扱うことが当たり前になり、 花菜さんは 「ランドセルを投げたり上に座ったりする人もいるけど、 それはできなかった」ということで、 4月から通う糸満中学校では 「勉強を頑張りたい」と意気込んでいます。
Tue, 19 Mar 2019 10:37:00 +0900
初夏の陽気を駆け抜ける 第1回いとまん平和トリムマラソン
方言ニュース 2019年3月18日(月) 担当は糸数昌和さんです。 「みんなが主役 みんながいちばん」を テーマに、 第1回いとまん平和トリムマラソンが きのう、糸満市西崎運動公園で開かれ、 初夏を思わせる汗ばむ陽気の中、 車いすや視覚障がいなど障がいの 有無にかかわらず、それぞれのペースで 糸満路を駆け抜けました。 開会式で、特別ゲストの具志堅用高さんが 「全員が完走することを願っています」と選手を激励し、 糸満市平和ガイド研修生の中高生9人は 「私たちは み霊の眠る『平和の杜』に誓う みどりの山河を愛し いのちの尊さ 命どぅ宝を いつまでも 伝えていく」 と力強く糸満市平和都市宣言を 読み上げました。 そして、ハーフマラソンコースを 皮切りに、各コースがスタートし、 ランナーは時間がたつとともに日差しが 強くなる中、果敢にゴールを目指しました。 また、ゴール地点では家族や仲間たちが 拍手でランナーを迎え、 会場は抱き合って健闘をたたえあう人や、 記念撮影をする人たちの笑顔で あふれました。 父親に声援を送った糸満市の5歳の女の子は 「いろんな服を着た人がいて面白かった」 と笑顔を見せ、 女の子の39歳の母親は 「来年はファミリーコースに出場し、家族みんなで走りたい」 と話しました。
Mon, 18 Mar 2019 14:12:00 +0900
音訳ボランティア活動団体「音訳サークルやえせ」の活動
方言ニュース3月15日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 視覚障がい者のために音訳ボランティア活動をしている 「音訳サークルやえせ」が先月24日、 八重瀬町社会福祉会館で「設立25周年記念祝賀会」と 「第61回県社会福祉大会県知事賞受賞報告会」を開催しました。 会場にはボランティア会員と「リスナーさん」と呼ばれる利用者 新垣安弘町長をはじめ多数が参加しました。 「音訳サークルやえせ」は、東風平町の頃から毎月、 町の広報誌を音訳した「声の広報」を「リスナーさん」に届けてきました。 他に社協だよりや防災だよりなども音訳しています。 2017年度からは、町内小学校の総合学習で福祉教育にも携わっています。 去年10月には一連の活動が認められ県社会福祉大会で県知事賞を受賞しました。 「声の広報」のリスナーの一人は 「初めて音訳の広報を聞いたとき、とてもありがたいと思った。 私達に聞かせてくれるために忙しい時間を割いてくれて、感謝の気持ちでいっぱい」 と話しました。
Fri, 15 Mar 2019 14:50:00 +0900
不適切な違反切符交付、59件
2019年3月14日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 県警交通企画課はこのほど、 2012年1月から1去年3月までの期間に交付した道交法違反での交通反則切符3889件の調査結果を発表しました。 その結果、進行方向の規制がないにもかかわらず、 違反切符が交付されていた事例は県内41カ所の交差点などで59件確認されました。 県警によりますと、道路の新設や改良工事の際に公安委員会による進行方向規制が適切に行われていなかったことが原因だということです。 県警によりますと、無違反にもかかわらず取り締まりが行われていたのは 与那原西交差点で9件、那覇市の松山交差点で5件、南風原町の兼城交差点で3件、 那覇市の久米南交差点で2件、真嘉比小東入り口交差点で2件などあり、 全対象者に違反の取り消しと反則金の還付を進めています。 去年6月に那覇市の真地交差点での無違反取り締まりが発覚したことを受け、 県警が調査していたもので真地交差点では2016年3月からおよそ2年間で153件の無違反取り締まりが行われていました。 県警は今後も県内の信号機設置交差点の道路標示と規制内容を確認していく方針で、 指定通行区分違反で取り締まる際は、公安委員会による規制内容を確認してから取り締まるよう県内各署に通達しました。
Thu, 14 Mar 2019 16:29:00 +0900
池間島のNPOが奨学金で島の若者支援
2019年3月13日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 NPO法人いけま福祉支援センターは このほど、池間島の若者の背中を後押しするために創設した 「いけますでぃがふう奨学金」の贈呈式を 宮古島市の池間島離島振興総合センターで開き、 センターの利用者や島の人たちが見守る中、 今年4月から那覇市の専門学校に通う具志堅龍希さんに 奨学金30万円を贈りました。 奨学金は、センターが池間島の歴史や文化を伝える事業で発行している カレンダーの売り上げが財源で、去年に続いて2回目となります。 返済義務はなく、給付型となっています。 ゲームに携わる仕事に就きたいという具志堅さんは 専門学校で、グラフィックデザインなどを学ぶ予定で、 「とてもうれしく思います。 島のみんなとおかーのおかげでここまで成長できました。 頑張ってくるので、これからもよろしくお願いします」 と涙をこらえながら感謝の気持ちを語りました。 また、母親のこずえさんは 「素晴らしい奨学金を頂いた。 龍希を孫みたいに見守ってくれた皆さんのおかげです」 と涙を浮かべながら話しました。 センターの前泊理事長は選考理由について 「なりたい自分について考え、 目標をはっきりと打ち出したことが 選考の決め手になった」と述べました。
Wed, 13 Mar 2019 14:52:00 +0900
「空手・古武道を世界に」 徳村賢昌さん最高位認定
2019年3月12日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 古武道徳身流総本部徳身館の館長を務める 徳村賢昌さん(77)歳が 琉球伝統古武術保存式道協会の最高位 範士十段に認定され、 このほど、うるま市平敷屋公民館で祝賀会が開かれ、 「私の健康が続く限り、国内外を回り 沖縄の伝統空手、古武道を指導していきたい」 と決意を述べました。 徳村さんは1957年から空手や古武術を学びました。 1998年からはアメリカでセミナーを開催するなど、 アメリカをはじめヨーロッパや南米など世界各国で 沖縄の伝統空手や古武道を指導し、 世界中で門下生を輩出、 世界に4千人の弟子を持っています。 2013年には、 アメリカ・ケンタッキー州に貢献した人に贈られる 栄誉称号「ケンタッキー・カーネル」が贈られました。 祝賀会には、200人余の関係者が集まり、祝いました。 徳村さんは、空手、古武道に出会い 「勇気ある人間になり、健康維持にもなっている」 と感謝を述べた上で、 「世界に通ずる古武道をいつまでも続けていきたい」 と語りました。 琉球伝統古武術保存式道協会の 仲本喜一会長(90)歳は 「自分のことのようにうれしい」と語り、 さらなる活躍に期待を寄せていました。
Tue, 12 Mar 2019 13:30:00 +0900
方言0311
方言ニュース 2019年3月11日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄の伝統芸能が東日本大震災の被災地を盛り上げています。 今帰仁村湧川の東恩納寛武さん(32)歳は、 津波による犠牲者が最も多く 「最大の被災地」とも呼ばれた 宮城県石巻市で2013年に 「エイサー石巻」を立ち上げました。 震災直後から石巻に入り、 ボランティアをしていた東恩納さんは「エイサーで元気にしたい」と感じ、 団体を立ち上げたもので、 踊りは湧川青年会の型を踏襲しています。 一方、湧川青年会でエイサーに親しみ、 おととし4月に石巻に移住した 嘉陽愛華さん(22)歳は、 石巻で中心的な役割を担っています。 「正直、最初は動きが少しぎこちないなと思った」と話しますが、 メンバーの熱意と人柄にひかれ、 石巻への移住を決意しました。 嘉陽さんはメンバーの家族に 沿岸部を案内してもらった時、 「この場所で知り合いが流された。 助けることができなかった」と聞き、 涙が止まらなかったということで、 「石巻に来て、家族がいることや 日常の生活に感謝できるようになった」 と話します。 東恩納さんは去年帰沖しましたが 「エイサーだけでなく、 お互いの地域がつながれていることが一番うれしい。 このつながりをいつまでも大切にしたい」 と目を細めています。
Mon, 11 Mar 2019 18:38:00 +0900
第1回いとまん平和トリムマラソンに向けてボランティア講習会が開かれる。
「第1回いとまん平和トリムマラソンに向けてボランティア講習会が開かれる。」 方言ニュース3月8日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 糸満市西崎運動公園を発着点に今月17日に開催される 第1回いとまん平和トリムマラソンに向けて マラソン実行委員会は今月3日、 視覚障がい者のランナーをサポートする 伴走ボランティア講習会を那覇市の奥武山公園で開きました。 沖縄伴走ランナーネットワーク(伴ネット)が 段差など日常のエスコートと伴走方法を指導しました。 一般の伴走ボランティアや伴ネットのメンバーら30人が参加し、 アイマスクをつけて、目が見えない人の状況を体感しながら練習しました。 伴ネットは、なんぶトリムマラソン大会でも 多くの視覚障がい者をサポートしてきました。 伴ネットの大見謝辰夫会長66歳は、 視覚障がいの種類や程度は千差万別であることを説明し、 「初対面の相手にはどの程度見えているのか、しっかり聞いて理解することが大事」と強調しました。
Fri, 08 Mar 2019 09:07:00 +0900
アバタガマで遺骨収集
2019年3月7日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 SYDボランティア友の会と修養団沖縄がじまる会は 2月23日から25日の3日間糸満市真栄平の 南北之塔の敷地内にあるアバタガマで沖縄戦の遺骨収集をしました。 遺骨収集は今年で32回目でおよそ40人が参加し ガマからは歯がついた顎骨や大腿骨のほか手りゅう弾も見つかっています。 修養団沖縄がじまる会の宮城英次会長は 「全て収骨するまでには時間がかかる。あと何回かガマの中に入らないといけない」と話していました。 SYDボランティア友の会の真下淳一さんは 今回で7回目の参加となり5回は南北之塔での遺骨収集にあたっているということで 「参加することで沖縄のことを考えるきっかけを与えてもらっている」と語りました。 参加したメンバーは 宇江城の「山雨の塔」下のクラガーでも遺骨収集しています。
Thu, 07 Mar 2019 16:34:00 +0900
名護市でコンビニでの証明書取得サービス開始
2019年3月6日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市ではコンビニエンスストアで 住民票などの各証明書が取得できるサービスを始めました。 市役所が開いていない時間帯も含め 午前6時30分から午後11時まで 年末年始を除く土曜日、日曜日、祝日も利用できます。 名護市によりますと マイナンバーカードがあれば 全国およそ5万4000店舗、 名護市内32店舗の大手コンビニや イオン琉球のコピー機で取得でき、 取得できる証明書は住民票の写し、住民票記載事項証明書、 印鑑登録証明書、戸籍謄本、戸籍付票の写し課税証明書、所得証明書、 所得・課税証明書の8種類で手数料は市役所窓口と同額です。 サービスの開始を記念して ファミリーマート名護市役所前店でセレモニーが行われ マイナンバーカードを使い証明書を取得した渡具知武豊市長は 「カードがあって手順に沿えば誰でも取得できる。 市民の利便性が大きく向上する」とあいさつしました。 沖縄行政システムの平石哲雄社長は 「県内41市町村で北部地域での導入は初めてになる。 名護市の参加で沖縄の導入率は35%を越える」と 話していました。
Wed, 06 Mar 2019 13:48:00 +0900
地域の伝統文化を体験して学ぼう 出前授業開催
2019年3月5日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の紙面からお伝えします。 宜野湾市大山のはごろも小学校体育館で 真志喜区自治会や 琉球大学教育学部のボランティアによる 出前授業「受け継がれる真志喜大つなひき」が開かれました。 出前授業は、 「地域を守る」をテーマにした社会科学習の一環で はごろも小学校の3年生158人が 真志喜地区で守られてきた大綱引きの歴史や特徴、 魅力を多角的に学びました。 真志喜の大綱引きは、五穀豊穣や子孫繁栄を願って 旧暦6月15日のウマチーに合わせて実施されており 大綱をぶつけ合う「アギエー」は県内でも珍しく 毎年、区内外から多くの観客が見物に訪れます。 授業では、体育館に設置された大きなスクリーンを使い クイズなどが出題され、児童らは元気よく手を挙げて回答。 大綱を編む作業や、道ジュネー、旗頭の実演も行われ 真志喜の綱を使ったお守り作りにも挑戦するなど 楽しみながら地域の伝統文化について学んでいました。 波平尊君9歳は 「旗頭がかっこ良かった。いつかやってみたい」 と声を弾ませ、 山内結愛(ゆめ)さん9歳は、 大綱の長さが30メートル、 重さが2・5トンあることに驚きながら 「今年はお祭りに行ってみて 迫力の綱引きを間近で見てみたい」と話していました。
Tue, 05 Mar 2019 14:05:00 +0900
第30回新唄大賞グランプリにチャンプ流ぅ芸能団
方言ニュース 2019年3月4日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 新作の沖縄民謡のコンクール「新唄大賞」の 第30回公開審査会が、きのう、 沖縄市ミュージックタウン音市場で開かれ、 訪れたおよそ230人の観客を魅了しました。 これは沖縄民謡の発展と継承を目的に ラジオ沖縄が毎年開催しているもので、 今年は、14の作品が本選に出場しました。 審査の結果、大賞・グランプリを受賞したのは 初出場のチャンプ流ぅ芸能団の 「「我した沖縄 ヒヤルガヘイ!」で、 「体調不良の為、今日出場できなかった 嘉陽田朝裕さんのぶんも残りの3人で 頑張った。良い報告が出来て良かった。」 と、興奮し、喜びを語りました。 この他、歌唱賞は「幸しにならや」の與那國太介さん、 作詞賞は「恋路述懐」の前原武光さん、 作曲賞は「花武田三線」の與那嶺眞裕さん、 大衆賞は「デイサ―ビスの唄」の 蔵根ファミリー、 奨励賞は「春の歌」を歌った 當眞有佳梨さん、 審査員特別賞は「島の道」を歌った 原晴美さんと「うちなー運動会」を歌った 波平広光さんが受賞しました。 新唄大賞公開審査会の模様は 今月17日日曜日の夜7時から 2時間に渡って放送します。
Mon, 04 Mar 2019 15:36:00 +0900
嘉手納高校の卒業式で花文字が設置される
「嘉手納高校の卒業式で花文字が設置される」 方言ニュース3月1日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 今日3月1日は、県立高校の卒業式が一斉に行われています。 式本番を控えた先月28日、県立嘉手納高校では、生活園芸の 授業を履修する在校生ら100人が、世話になった先輩の新たな門出を祝おうと、 色とりどりのマリーゴールド1366株で作り上げた 「笑顔」の花文字を舞台上に設置しました。 生徒らは去年11月に種をまき、この日のために愛情を込めて育ててきました。 去年の卒業式で「大志」の花文字を作り、式典会場の外に設置したところ、 生徒や保護者から大好評だったということで、例年は壇上に壁画が飾られますが、 今年は生活園芸を履修した3年生からのリクエストもあり、 花文字を飾ることになったということです。 生徒らは去年11月に種を植え、 約4カ月にわたりこまめに水をまいたり 雑草を抜いたりして手入れしました。 苗の成長に伴い、一つ一つ鉢に植え替える作業も 全て自分たちで手掛けているということです。
Fri, 01 Mar 2019 12:45:00 +0900
17ENDが全面車両通行止めに
2019年2月28日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 下地島空港管理事務所が通称 「17END(ワンセブンエンド)」と呼ばれ観光客に親しまれている下地島空港17側管理用通路を 3月23日から全面車両通行止めとすることを発表しました。 通行止めについて空港管理事務所は 伊良部大橋開通後からレンタカーや大型観光バスの利用が急激に増加し 「空港を管理する上で保安上の問題が出てきている」と理由を説明しています。 「ワンセブンエンド」は空港施設の点検や工事のために設置された管理用通路で一般開放されており 遠浅で青く美しい海が広がることからSNSなどで「インスタ映え」するとして観光客に人気の場所となっています。 一方でレンタカーや観光バスの利用が急増したことで 混雑や事故、道路の劣化空港のフェンスの損壊が発生するようになりました。 事態を受け空港管理事務所は3月30日の空港ターミナル開業も考慮し全面車両通行止めを決めています。 空港管理事務所の担当者は 「Uターン禁止や大型車両の一方通行などさまざまな施策で対応したが 今後の旅客機運航に影響が出る懸念がある」と理解を求めています。 20日には車両通行止めを周知する看板を設置し3月23日午前7時から全面通行止めとなります。 徒歩での進入は可能となっています。
Thu, 28 Feb 2019 16:41:00 +0900
下地島空港の17ENDが全面通行止めに
2019年2月27日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から2つ紹介します。 下地島空港管理事務所が 通称「17END(ワンセブンエンド)」と呼ばれ 観光客に親しまれている下地島空港17側管理用通路を 3月23日から全面車両通行止めとすることを発表しました。 通行止めについて空港管理事務所は 伊良部大橋開通後からレンタカーや大型観光バスの利用が急激に増加し 「空港を管理する上で保安上の問題が出てきている」と 理由を説明しています。 「ワンセブンエンド」は空港施設の点検や 工事のために設置された管理用通路で一般開放されており 遠浅で青く美しい海が広がることから SNSなどで「インスタ映え」するとして 観光客に人気の場所となっています。 一方でレンタカーや観光バスの利用が急増したことで 混雑や事故、道路の劣化空港のフェンスの損壊が発生するようになりました。 事態を受け空港管理事務所は 3月30日の空港ターミナル開業も考慮し 全面車両通行止めを決めています。 空港管理事務所の担当者は 「Uターン禁止や大型車両の一方通行などさまざまな施策で対応したが 今後の旅客機運航に影響が出る懸念がある」と理解を求めています。 20日には車両通行止めを周知する看板を設置し 3月23日午前7時から全面通行止めとなります。 徒歩での進入は可能となっています。
Thu, 28 Feb 2019 12:25:00 +0900
豚肉のおいしさを再確認 豚正月体験会
2019年2月26日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄の伝統的な豚肉の食文化を学ぶ 「豚正月体験会」がこのほど、 うるま市のうるマルシェで開かれ、 白豚とアグー豚を使っておよそ千食分の スーチカーや豚汁、アンダカシーなどが 振る舞われました。 体験会は去年に続き、 旧正月に合わせて開催されたもので、 市内の団体による和太鼓や三線の演奏、 食文化の講座などが行われ、 多くの親子連れが「いただきます」と、 新鮮な豚肉を使った料理に 舌鼓を打っていました。 うるま市内でアンダカシーを販売する 「龍華」の國場麻梨江さんは 「沖縄と豚の関係を学ぶと戦後の ハワイ系移民の苦労を知った。 豚肉の文化を継承していきたい」 とあいさつしました。 また、5歳の息子と会場を訪れた 金武町の養豚場で働く44歳の男性は、 「県産品や豚肉の良さが広まるのはうれしい」と話し、 その横で息子はスーチカーを おいしそうに頬張っていました。
Tue, 26 Feb 2019 11:23:00 +0900
家族の健康願い 「メーガー拝み」
方言ニュース 2019年2月25日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 旧年の加護に感謝し、 今年の健康と豊作を祈願する神行事 「メーガー拝み」が旧正月の今月5日、 うるま市宮城島にある宮城区の メーガーと呼ばれる 堀り井戸であり、 対象となる門中の区民らが参加しました。 行事はウビナディー、 ミジナディーとも呼ばれ、 「ヒーミジヌウンジ(火や水の恩義)」に 感謝するために 大切に受け継がれてきました。 行事に参加する家々の役割として、 ビンシーを持つ家、 ひしゃくで水をくむ家などが 先祖代々決まっており、 集まった人達は ハナグミと呼ばれる洗い米をもらい、 カーの水を中指に浸し、 額に3回付けました。 参加者の一人は、 「昔から旧暦で大切にしてき行事。 島の自然に改めて感謝し、 家族の 健康を願いたい」と話しました。
Mon, 25 Feb 2019 18:38:00 +0900
恩納村に「琉歌お守り自動販売機」が設置。
「恩納村に「琉歌お守り自動販売機」が設置。」 方言ニュース2月22日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 恩納村中泊の「おんなの駅 なかゆくい市場」に 今月8日、一風変わった自動販売機が設置されました。 この自販機が販売するのは、琉歌がプリントされたストラップ型のお守りです。 琉歌お守り自動販売機は島くとぅば資源化の取り組みの一環で 設置されたもので、琉球王国時代の女流歌人恩納ナビーの歌や、 恩納村が主催する琉歌大賞の大賞受賞者の歌など40首がずらりと並びます。 また、スピーカーからは、島くとぅばラジオも流れ、 観光客にとっては、言葉と歌、沖縄文化を手軽に楽しめる小さな土産店です。 自販機を設置・運営するクレストの代表取締役の池原さんは 「琉歌は沖縄が誇る独自の文化だ。 心に響く歌があれば、人生の支えにしてもらいたい。」と語りました。
Fri, 22 Feb 2019 15:06:00 +0900
石垣の海岸で医療用注射器など大量漂着
2019年2月20日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市白保の海岸で漂着したとみられる 医療用の注射器や点滴袋や管が見つかり、 40個から50個ずつ大きな袋に入っていて全て未使用でした。 白保で月に1度ビーチクリーン活動を実施する 「白保魚湧く海保全協議会」のメンバー12人が清掃中に発見し、 およそ10年前からビーチの清掃をしている笠原利香さんは 「これだけ多くの医療品を見つけたのは初めて」と話していました。 笠原さんによりますと未使用とみられる医療器具は およそ300メートルの範囲で6袋以上確認され、 注射器には2016年、2017年とラベルが貼られていました。 袋の損傷は少なく、打ち上げられてから日が浅かったとみられており 感染症などの危険がある使用済みの注射器や 注射針が入ったペットボトルなどの廃棄物も見かっています。 海の環境にくわしい「しかたに自然案内」の鹿谷麻夕代表は 「不法投棄に限らずコンテナ事故などの可能性もある。 犯人捜しをするのではなく適正に対処することが必要」と指摘しており、 見つけた場合は素手ではなくごみばさみで集め 地域の保健所や役所に問い合わせてほしいと呼び掛けています。
Thu, 21 Feb 2019 11:54:00 +0900
今年初の宮古馬誕生
2019年2月21日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 今年初の宮古馬が先月29日 宮古島市平良下里の荷川取牧場で産まれました。 子馬は雄で宮古の言葉で「神殿」を意味する「カンドゥヌ」と名付けられ 母馬に寄り添いながら元気に走り回っています。 牧場主の荷川取明弘さんは 「家族連れや子供たちなどたくさんの人たちが見に来てくれている。 みんなでかわいがってほしい」と笑顔で話していました。 荷川取さんによりますと 子馬が生まれたのは先月29日の夜明けごろで その日の朝に牧場を訪れたところ子馬は元気に動き回っていたそうです。 荷川取牧場ではこれまで30頭以上の子馬が産まれており カンドゥヌが産まれたことで県内の宮古馬の頭数は45頭となりました。 馬を見つめながら「子馬はやっぱりかわいいね」と 荷川取さんはほほ笑み 昨年報道された宮古馬の飼養を巡る問題については 「いろんな人に関心を持ってもらって馬たちにとって 健全な飼育環境になればと思う」と話していました。
Thu, 21 Feb 2019 11:48:00 +0900
稲作発祥の地で田植えの儀式(読み手:宮城葉子さん)
2019年2月19日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球の稲作発祥の地とされている 南城市玉城百名の「受水走水(うきんじゅはいんじゅ)」で 玉城仲村渠区の伝統行事「親田御願(うぇーだうがん)」が行われ 区民らが田植えの儀式を行い、 豊作を願いました。 旧正月後、初めての午の日に行われる行事で 中国から飛んできた鶴が稲穂を落とし 稲が発芽したとされる「米地(めーじ)」で祈願した後 受水と走水で拝み、 「親田(うぇーだ)」と呼ばれる田んぼで区民の男性3人が 稲の苗を植え付けました。 田植えの儀式の後は「祈毛(ゆーえーもー)」に集まり、 東西南北に33回ずつ拝む 「三十三拝(ぺー)の四方拝(はい)」を行い、 田作りから稲の収穫までを歌にした 「天親田(あまーうぇーだ)のクェーナ」を 歌って豊作と無病息災を祈りました。 仲村渠区の山川晃区長は 「苗付けをした3人のうち2人は、稲作復活を目指して 若い世代が結成した区の稲作会のメンバー。 形だけでなく気持ちの部分まで伝統継承されている」 と喜んでいました。 ※今回の記事は、2月18日(月)と同じ記事となります。
Tue, 19 Feb 2019 18:20:00 +0900
稲作発祥の地で田植えの儀式(読み手:糸数昌和さん)
方言ニュース 2019年2月18日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球の稲作発祥の地とされている 南城市玉城百名の「受水走水」で このほど、玉城仲村渠区の伝統行事 「親田御願」が行われ、 区民らが田植えの儀式を行い 豊作を願いました。 「親田御願」は旧正月後の 初めての午の日に行われる行事で、 中国から飛んできた鶴が稲穂を落とし、 稲が発芽したとされる「米地」で 祈願した後、 受水と走水で拝み、「親田」と呼ばれる田んぼで 区民の男性3人が稲の苗を植え付けました。 田植えの儀式の後は「祈毛」に集まり、 東西南北に33回ずつ拝む 「三十三拝の四方拝」を行い、 田作りから稲の収穫までを歌にした 「天親田のクェーナ」を歌って 豊作と無病息災を祈りました。 仲村渠区の山川区長は 「苗付けをした3人のうち2人は、 稲作復活を目指して若い世代が結成した、 区の稲作会のメンバーだ。 形だけでなく、気持ちの部分まで 伝統継承されている」と喜びました。
Mon, 18 Feb 2019 17:13:00 +0900
2月6日はターウムの日。宜野湾市で田芋のPRイベントが開かれる。
方言ニュース2月15日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 今月6日の「ターウムの日」に合わせて、 宜野湾市は市を代表する特産品である 田芋のPRイベントを市役所前で開きました。 沖縄国際大学の学生が開発した田芋スイーツなどが配布され、 来庁者や市の職員が舌鼓を打ちました。 ターウムの日は市が2015年に制定したもので、 うちなーぐちの読み方で2の「ター」と6の「ムー」にかけ、2月6日としました。 松川正則市長は 「田芋は琉球料理に欠かせない食材だ。 みんなで継承発展に取り組んでいこう」と呼び掛けました。 沖縄国際大学地域環境政策学科の学生らが 1年以上をかけて開発した田芋スイーツ、 「TAM SWEETS(タムスイーツ)」は、 田芋と牛乳をペースト状にして固め、 パイ生地や生クリームなどをのせて見栄えにも工夫を凝らしました。 宜野湾市は田芋を使ったスイーツ開発を推進するため、 「スイーツのまちぎのわん」の宣言を目指しています。
Fri, 15 Feb 2019 16:19:00 +0900
地域のお年寄りと交流し、しまくとぅば学ぶ
2019年2月7日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市の屋富祖通りとその周辺地域で この1年間に30代前半を中心にした若い層が バーや居酒屋を続々とオープンさせており 1年間に15店舗以上が増えるなど活性化が進んでいます。 屋富祖通りは国道58号屋富祖丁字路から内側に入った一帯で かつては映画館が4軒もあり多くの人でにぎわっていましたが 大型店舗の進出や車社会の進展などで客足が遠のいていました。 一方で、昔ながらの街として地元の人を中心に親しまれています。 屋富祖通り会の銘苅俊一会長42歳は 「レトロな街並みが残っていながら新しい店が並ぶ意外な街に市外からも来てほしい」と語り 濱辺大資さん33歳は東京から地元・浦添に戻り 「友人など周囲の人が喜べる場所をつくりたかった」と ミュージックバー「ブロス」をリニューアルオープンさせ 週末を中心に県内外からDJを呼ぶなどしてイベントを重ねており 「繁華街復活」への手応えは十分だと話しています。 月に1回ほど屋富祖に足を運ぶ前里和樹さん23歳は 「店員もお客さんもかしこまっていない雰囲気が温かい。気軽におしゃべりをしに行ける」と 屋富祖通りの魅力を語っていました。
Thu, 14 Feb 2019 13:41:00 +0900
竹富で在来大豆復興プロジェクト
2019年2月13日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から2つ紹介します。 かつて竹富町竹富島で栽培されていた 在来大豆「小浜大豆=クモーマミ」の 復興プロジェクトが始まっています。 竹富島のラグジュアリーリゾート 「星のや竹富島」が始めたもので、 クモーマミは小浜島など八重山諸島で 栽培されてきた在来大豆で、 安価な外国産大豆の流入で一時途絶えました。 竹富島では観光業の隆盛などにより、 栽培する農家がいなくなったということです。 星のやは島特有の作物や文化の継承に取り組む一環として、 クモーマミに着目し、2011年からクモーマミの 栽培をしている八重山農林高校から種を譲り受けました。 2日には施設敷地内の畑に施設のスタッフのほか、 竹富保育園の園児10人と保護者6人が参加し、 クモーマミの種が植え付けられました。 大豆の収穫は竹富小中学校の児童生徒らと行うということで、 5月頃に収穫し、6月のイベントで 豆腐作りに取り組む計画です。 星のやの本多支配人は 「島のおじい、おばあからクモーマミで 作った豆腐やみそがおいしかった。 子どもたちにも体験させてあげたいとの話を聞いてきた。 今回の活動が島のために、そして子どもたちへの島の文化を 継承する活動になればと思う」と話しました。
Wed, 13 Feb 2019 14:50:00 +0900
霊場シルミチューで初拝み うるま市浜比嘉島比嘉区
2019年2月12日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市浜比嘉島の比嘉区では 旧暦の1月1日に当たる5日、 初拝みが区内の霊場「シルミチュー」で 行われました。 小高い丘の上の洞窟にある霊場は 琉球開びゃくの祖神アマミチューと シルミチューが居住したと伝えられています。 洞窟内には子宝を授かる霊石として 鍾乳石が祭られ、信仰の対象になっており、 年に1度、洞窟内部での参拝が一般に許されています。 この日、祝女が米や菓子を供えて祈りをささげると、 区民らが奉納舞踊やカチャーシーで 集落の繁栄を願いました。 また、ウガンで清められた米は「花米」とされ、 参詣客にお守りとして振る舞われました。 島出身で、妻と2人のこどもとともに 訪れたうるま市与那城在住の41歳の男性は 「物心ついたときからずっとお参りにきている。 家族全員健康に過ごせるようお願いした」 と話しました。
Tue, 12 Feb 2019 14:04:00 +0900
琉歌大賞 表彰式行われる
方言ニュース 2019年2月11日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 第28回琉歌大賞の表彰式がきのう、 恩納村ふれあい体験学習センターで開かれ、 一般の部の大賞に読谷村の 長嶺八重子さん(72)歳が、 児童生徒の部の大賞に恩納村立山田中学校2年の 宮平智晴さんが選ばれました。 今回のテーマは「海」で、 恩納村出身の長嶺さんは 「多幸山くだて/目にしちゃる海や/ 七色に染まる/稀な景色」と詠み、 「生まれ育った恩納村は頻繁に帰っている。 多幸山からは雄大で色鮮やかな 美しい海が広がっており、 歓迎されているような気持ちになる」 と語り、受賞を喜びました。 また、野球部の宮平さんは 「部活後の海辺/立ち寄りて見れば/ 果てしなく続く/僕の未来」と詠み、 「部活終わりの道ではよく海が見える。 眺めていたら、すごく海が穏やかで 遠くまできれいに見えて将来を思った」 と語りました。 一般の部の波照間永吉審査委員長は 「沖縄の海の将来に危機感を抱いて、 海を守ることを訴える歌が たくさんあった。 海は大切にせねばならぬという思いで、 多くの人が沖縄の海を見ている」 と講評しました。
Mon, 11 Feb 2019 10:04:00 +0900
美らキャロット収穫体験 糸満で園児ら
糸満産のニンジン「美らキャロット」の普及と産地力強化、 消費拡大を図る「第10回 糸満市美らキャロット収穫祭」が今月1日、 糸満市の喜屋武地区で開かれました。 式典は喜屋武公民館で行われ、市内のおよそ60人の園児が招待され、 喜屋武こども園の園児が遊戯「美らキャロット」を披露しました。 JAおきなわ糸満支店から糸満市立学校給食センターへ 美らキャロット342キロの贈呈もありました。 その後、圃場(ほじょう)で美らキャロット収穫体験、 喜屋武公園で料理の試食会が行われJAおきなわの関係者は 「市内の子供達に、ニンジンのことを知ってもらうのが大切。 これからもニンジンをたくさん食べてもらいたい」と語りました。 ニンジン生産量県内1位の糸満市は、2006年1月に、 県から「ニンジンの拠点産地」の認定を受けています。
Fri, 08 Feb 2019 13:32:00 +0900
屋富祖通りかつての賑わい復活へ
2019年2月7日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市の屋富祖通りとその周辺地域で この1年間に30代前半を中心にした若い層が バーや居酒屋を続々とオープンさせており 1年間に15店舗以上が増えるなど活性化が進んでいます。 屋富祖通りは国道58号屋富祖丁字路から内側に入った一帯で かつては映画館が4軒もあり多くの人でにぎわっていましたが 大型店舗の進出や車社会の進展などで客足が遠のいていました。 一方で、昔ながらの街として地元の人を中心に親しまれています。 屋富祖通り会の銘苅俊一会長42歳は 「レトロな街並みが残っていながら新しい店が並ぶ意外な街に市外からも来てほしい」と語り 濱辺大資さん33歳は東京から地元・浦添に戻り 「友人など周囲の人が喜べる場所をつくりたかった」と ミュージックバー「ブロス」をリニューアルオープンさせ 週末を中心に県内外からDJを呼ぶなどしてイベントを重ねており 「繁華街復活」への手応えは十分だと話しています。 月に1回ほど屋富祖に足を運ぶ前里和樹さん23歳は 「店員もお客さんもかしこまっていない雰囲気が温かい。気軽におしゃべりをしに行ける」と 屋富祖通りの魅力を語っていました。
Thu, 07 Feb 2019 17:07:00 +0900
全国植樹祭と首里城公園の話題
2019年2月6日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から2つ紹介します。 沖縄で初開催される 「第43回全国育樹祭」が 12月14日、15日に 開催されることが決定しました。 1993年に 天皇皇后両陛下がお手植えした リュウキュウマツとフクギを 皇族がお手入れします。 決定を受け玉城デニー知事は 「開催準備を着実に進め 花と緑であふれる県の魅力を 全国へ発信する機会となるように 成功に向け取り組む」との コメントを発表しています。 全国育樹祭は 皇太子さまがお手入れしますが 本年度は皇位継承があり 臨席者は未定となっています。 首里城公園は今月1日から 70歳以上の県民限定で 入場料を無料にするサービスを 試験的に始めています。 首里城正殿など 有料区域の管理が 県に移管されるのに合わせて 実施するもので 入場の際には 現住所と生年月日が確認できる 運転免許証や社会保険証の提示が 必要となります。
Thu, 07 Feb 2019 11:31:00 +0900
大正時代の給食はおいしい!? 渡嘉敷で給食テーマに試食会
2019年2月5日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 渡嘉敷小中学校はこのほど、 渡嘉敷村の座間味村長らを招き、給食試食会を開き、 学校給食が始まった明治から現在までの 各時代の献立を紹介しました。 これは村学校給食調理場の 玉城恵子栄養教諭が企画したもので、 「昔の学校給食について知ろう」がテーマです。 明治、大正、昭和の給食を調理再現し、 平成の給食も提供し、大正時代の給食献立では、 「五色ご飯、揚げ豆腐、白菜のごま和え、 栄養味噌汁、牛乳」を提供しました。 座間味村長ら招待者は脱脂粉乳、瓶入り牛乳、 現在の県産100%生乳を味の違い、 においや色を確認しながら味わいながら、 「みんなで一緒に食べると楽しくておいしいね」 と話し掛け、児童生徒は、 おいしそうに残さず食べていました。 このうち、小学6年の男の子は 「お母さんの作る食事も学校の給食も 同じようにおいしい」とにっこりし、 小学5年の男の子は 「大正時代のおにぎり給食がおいしかった。 お代わりできたらいいな」 と笑顔を見せていました。 また、玉城教諭は 「学校給食は昔と違い、子どもたちが望ましい食習慣や 食に関する正しい知識、実践する力を身につけるための 重要な役割を担っている」と強調しました。
Tue, 05 Feb 2019 15:19:00 +0900
きょう「立春」 各地で夏日
方言ニュース 2019年2月4日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 きょうは二十四節気の起点「立春」です。 暦の上では寒さが明けて 春が始まる日とされ、 きのうの沖縄地方は宮古島市や 石垣市のほか那覇市でも25度の 夏日に達なりました。 こうした中、北中城村荻道ではきのう、 ヒマワリとオオゴマダラの郷まつりが開かれ、 地域外からも多くの人が訪れ、 鮮やかな黄色の花を楽しみました。 那覇市内の31歳の男性は27歳の妻と 6カ月の長男と満喫し、 「去年も妻の妊娠中に来た。 今回は3人の思い出になった」 と笑みを浮かべました。 一方、浦添市のみのり幼稚園では1日、 きのうの「節分」の日を前に 豆まきが行われ、 突然大きな音をたてて現れた赤鬼と青鬼が 園児らを追いかけ回し、絶叫が響きました。 園児たちは小さい手に豆を握りしめ「鬼は外、福は内」と 泣いたり笑ったりしながら、 元気よく豆を投げ鬼を追い払いました。 「泣かなかった」と涙目の伊波良都君は 「鬼をやっつけた、 大きくなったらお相撲さんになりたい」 と誇らしげに話し、 「自分の心の中の鬼も追い払って」 と園児に声を掛けた友利綾先生は 「インフルエンザ菌も吹き飛んだはず」 と健康祈願も忘れませんでした。
Mon, 04 Feb 2019 14:16:00 +0900
渡嘉敷村の村花『ケラマツツジ』が見頃を迎える。
「渡嘉敷村の村花『ケラマツツジ』が見頃を迎える。」 方言ニュース2月1日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 渡嘉敷村の村花「ケラマツツジ」が満開となり、見ごろを迎えています。 渡嘉敷島の野山や山里付近に数多く自生するケラマツツジは、 ケラマ諸島に由来し、島の名物の一つです。 1月から5月頃までの長期間直径7~10センチの真っ赤な花を枝一面に咲かせます。 阿波連(あはれん)照山(てるやま)園地(えんち)とその遊歩道に植樹されている 2千本余りも満開となり、花見に訪れる住民や観光客らを喜ばせています。 京都から去年10月に村内へ移住した女性は 「南国の独特の真っ赤な大きな花びらは、目に鮮やかで心も体もほっとした気分になる」と目を細めました。 ケラマツツジは2月2日の「とかしきマラソン」のコース沿道を彩るということで、 大会関係者は「つつじを眺めながら眼下にひろがるケラマブルーの海も楽しんでほしい」と話しています。
Fri, 01 Feb 2019 10:24:00 +0900
イリオモテヤマネコの交通事故死を防げ!西表島で除草活動
2019年1月31日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 世界自然遺産登録を目指す竹富町・西表島で 国の天然記念物「イリオモテヤマネコ」などの希少動物の交通事故死を防ごうと 日本航空、日本トランスオーシャン航空、琉球エアーコミューターのJALグループ3社主催の除草活動が行われ 島内外のおよそ80人が参加し、集落から離れた県道215号線沿いの2カ所で雑草を刈り取りました。 西表島ではイリオモテヤマネコの交通事故死が多発しており 世界自然遺産登録に向けて課題にもなっています。 除草は運転手が道路に飛び出すヤマネコの存在を早めに確認できるような環境をつくり 事故の防止につなげようと実施され 参加者らは2班に分かれて大見謝ロードパーク周辺や船浦海中道路東側周辺の県道沿いに生い茂った雑草を 鎌や草刈り機などを使って黙々と刈り取っていました。 NPO法人どうぶつたちの病院沖縄の職員でうるま市から参加した黒田ゆうびさん30歳は 「この作業が一つでも事故を防ぐことにつながればうれしい。 島外の人も参加して継続的に作業をできる体制ができればいい」と話していました。
Thu, 31 Jan 2019 15:50:00 +0900
久部良小学校で与那国のしまくとぅば教室開催
2019年1月30日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 与那国町立久部良小学校で 「しまくとぅば教室」が開かれました。 与那国町在住の与那国語の話者8人を講師に 3年生以上の児童らがグループに分かれて活動し 子供たちの言葉をしまくとぅばに言い換えるなどしながら 楽しく与那国語の習得に取り組んでいました。 教室では標準語のしり取りをして 出た単語を与那国語で言い表すと どういう言葉、発音になるのかを確かめたり 短い文章を作ったりするなど 児童たちも積極的に質問していました。 祖納西集落在住の崎原用能さんのグループの児童3人は 「ラッキョウ おいしい」という言葉を言い換えると 「ダッキュー マン」となることを知り 「なんだかウルトラマンみたいだね」と話し 笑い声が絶えませんでした。 最初は講師も児童も緊張した面持ちでしたが、 遊びの要素も交える中でリラックスしながら 与那国語に触れていた様子でした。 最後に児童代表が挨拶やお礼をすると 講師の一人である祖納西集落在住の東迎高健さんが 与那国語を交えて児童らに激励のエールを送っていました。
Thu, 31 Jan 2019 11:07:00 +0900
伝統行事「火返し」 辺野古で今年も実施
2019年1月29日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市辺野古でこのほど、 火の用心を呼び掛ける区の伝統行事 「火返し」が行われ、 火の霊になった青年らが集落を駆け回り、 区民らが青年に水を掛けて火の邪気を 追い払いました。 火返しは1918年1月25日、 辺野古で20軒余りが焼失する大火災が 発生した翌年から、 火の悪魂払い行事として続いています。 この日は午後8時すぎから集まった青年らが 拍子木を打ちながら集落を回り、 「かまどの前をちゃんと掃除して、 バケツに水を入れて、火に気をつけてください、 アッチャレレー」と火の用心を呼び掛けました。 青年らは2度集落を回った後、 神アサギに集まり火をつけ 「今年も火事のないように」と御願し、 火を消し終わると3カ所に分かれ、 ドラを鳴らしながら 「ホーハイ!ホーハイ!」と集落内を駆け回り、 火の霊が来たことを知らせました。 区民らはバケツやホース、 消火剤に見立てた水風船で青年らに水を掛け、 火災がないように願い、 「火返し」を終えた青年らは海に向かって御願しました。 子どもと一緒に水風船を投げた37歳の男性は 「子どもたちに小さい頃から火の恐ろしさを教えて、 火を消す大切さを体験してもらいたかった」 と伝統行事の大切さを語りました。
Tue, 29 Jan 2019 15:46:00 +0900
児童養護施設の子供たちにクリスマスプレゼントを
方言ニュース 2019年1月28日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市松山などの繁華街で飲食店を営む有志らが、 児童養護施設の子どもたちに クリスマスプレゼントを 手渡す取り組みが広がりを見せています。 取り組みは「サンタプロジェクト」で、去年で6回目を迎えました。 沖縄本島南部の4施設にいる3歳から 小学3年生およそ80人が対象です。 嘉手川秀徳さん(33)歳が、 亡くなった兄の子どもに思いを巡らせ、 親のいないなどの子どものために何かをやりたい」と 友人らと計画しました。 お菓子を購入して施設を「アポなし訪問」し、 怪しまれるなどしましたが、 続けるうちに理解を得て協力者も増えました。 施設には親から虐待を受け 大人を怖がる子もいましたが、 嘉手川さんは「びくびくしていた子が、 贈ったおもちゃのマイクで歌って 踊ってくれて、やってて良かった」 と振り返ります。 ある施設に入所する小学3の男の子は 「クリスマスの時期が1年で一番楽しく、みんな格好いい」と話し、 施設の職員は「子どもたちが、 こういう大人になりたいと思える きっかけにもなる」と感謝しています。 今年は募金を活用し、施設の高校生の卒業祝いに、 ディズニーランド旅行をプレゼントする予定で、 今後は訪問する施設数を増やしたり、 NPO法人設立も視野に入れています。
Mon, 28 Jan 2019 10:25:00 +0900
ひめゆり平和記念資料館で30周年事業が行われることが発表
「ひめゆり平和記念資料館で30周年事業が行われることが発表」 方言ニュース1月25日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 今年の6月23日に開館30周年を控え、 ひめゆり平和祈念資料館はこのほど 30周年事業を行うことを発表しました。 1989年6月23日にひめゆり同窓会によって設立された ひめゆり平和祈念資料館は設立以降、2200万人が来場しました。 30周年事業は今年2月に資料館のプロモーションビデオを ユーチューブに公開することを皮切りに 6月にはひめゆり平和祈念資料館の開館までを追った ドキュメンタリー映画の上映やひめゆり学徒の足跡をたどるフィールドワーク、 30周年記念誌の発刊など様々な企画を行います。 なかでも、2020年7月には2004年以来となる 展示リニューアルを予定しており、祖父母の世代でも戦争を知らない 現在の若者にもより伝わる展示を目指すということです。
Fri, 25 Jan 2019 14:40:00 +0900
県教育庁が中学の部活動の位置づけを明確に
2019年1月24日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 県教育庁は中学の部活動の位置付けを明確にし 週当たり2日以上の休養日1日の活動時間は平日は2時間 学校の休業日には3時間程度までとすることなどを示した方針を策定し 県立学校や市町村、PTAスポーツなどの関係機関・団体に周知しました。 部活動は生徒が自主的・自発的に参加する学校教育の一環として行われており 顧問をする教員の長時間労働や勝利至上主義による過度な練習や指導が問題となる中 スポーツ庁は昨年3月にガイドラインを策定しました。 県のものはこれに準じた内容で高校でも適用されるほか 県独自でスポーツ少年団など小学校での活動も加えています。 県の方針では指導・運営の体制整備として各学校は 年間の活動計画を作成して公表すること体罰やハラスメントを 根絶することなども示しています。 従来から学校単位で行われていた内容を改めて県全体で整理した形となり 今後はこれを参考に 市町村教育委員会でも同様の内容を検討します。 教員の多忙化を解消し専門的な指導を行うために進められる 学校外の人材を活用した「部活動指導員」の位置付けや研修も明記されています。 県教育庁の担当者は 「学校教育は競技性だけではない。知徳体のバランスが取れた 豊かなスポーツライフへ体制が整うと思う」と期待していました。
Thu, 24 Jan 2019 15:49:00 +0900
世界自然遺産登録見据え、マナーブック発行
2019年1月23日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 世界自然遺産登録を見据え 県は自然遺産候補地である竹富町西表島の 豊かな自然と島民の生活環境を守ろうと 観光客に配布する「西表島マナーブック」を発行しました。 西表島には現在年間35万人ほどの観光客が訪れていますが、 一部の観光客の行動が自然・生態系や島民生活に 支障を与えているとの指摘があり、 自然遺産登録後には観光客が急増し さらに負担が増すとの懸念があります。 島で観光する上での注意点が イラスト付きで紹介されているマナーブックでは 国の天然記念物「イリオモテヤマネコ」の事故が多発していることから ロードキルに関する注意や自然や生態系に影響を与えないための 観光マナーを紹介したり、 景勝地で人の排せつ物による悪臭が問題になっていることから トイレに関する注意点や島民の生活の場を 乱さないような行動についてのアドバイスも盛り込まれています。 マナーブックの発行は世界自然遺産普及啓発事業の一環で 10万部を発行しており、 2019年度には英語・中国語にも対応する予定で 石垣島と西表島を結ぶ船舶を運航する3社や 日本トランスオーシャン航空の協力により 配布・普及を図り、15日から配布を始めています。
Wed, 23 Jan 2019 14:18:00 +0900
①勝連城記念祭 開催/②第4回うるま市景観賞 発表!
2019年1月22日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から2つ紹介します。 ① 勝連城復活プロジェクト実行委員会は 勝連城10代目城主・阿麻和利の 没後560年を記念した「勝連城記念祭」を うるま市の勝連城跡二の曲輪で開きました。 阿麻和利が亡くなったとされる 旧暦11月15日に開かれ 市立南原小学校の児童や関係者らが参加し 地域の偉人をしのびました。 プロジェクト実行委員会の牧門司委員長は 「勝連城にまつわる全ての人々と 今までの恩返しを兼ねた催しを開催できてうれしい」 と語り、南原小学校の又吉康介児童会長は 「記念祭の開催を阿麻和利も喜んでいると思う。 勝連城を世界に羽ばたく城にしていきたい」と 話していました。 ② うるま市内の良好な景観づくりへの貢献をたたえる 「第4回うるま市景観賞」が発表され 建築物・まちなみ部門でソーランカーのガジュマルと 伊計島集落のすーじみちが選ばれています。 「涼み台」と呼ばれる 暑さをしのぐ縁台などは島独特の建造物で 今回、景観賞に指定されたガジュマルは 2本の木が支え合うようにアーチ状になり 木のたもとのベンチでは、高齢者らが おしゃべりを楽しんでいる様子が見られています。 伊計島の玉城正則自治会長は 「島の自然は先輩たちが守り残してくれたもの。 大切に次の世代へつなぐ責任もある」と話していました。
Tue, 22 Jan 2019 16:55:00 +0900
辺野古のレストラン「ワシントン」 名物復活
方言ニュース 2019年1月21日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1959年に創業し、2000年まで営業していた 名護市辺野古のレストラン「ワシントン」がこのほど、 名物のタコスとタコライスの販売を15年ぶりに再開しました。 初代の玉利栄次郎さんとトヨさん夫妻から、 味を引き継いだ長男の朝輝さんと妻の明美さんが 手作りの味を復活させたもので、 経営が軌道に乗れば、今後他のメニューも復活させる予定で、辺野古区がにぎわい、 活性化する将来を描いています。 栄次郎さんはトヨさんと二人三脚でレストランを切り盛りし、 「あの時はすごかったよ。 1日2回パーマ当てよったよ」と、 辺野古の街が潤っていたと振り返ります。 「今の自分がいるのは、両親がアメリカ兵相手に 商売していたから。 シュワブがあったから、子どもたちを育てることができた」 と感謝の気持ちを両親にささげる朝輝さんは、 辺野古で飲食できる場所を増やすことで、 昔のように多くの人で辺野古がにぎわうと考えており、 「たくさん店ができることで、 多くの人が辺野古を訪れるようになる。 一歩一歩始めたい」と話しました。 明美さんも「辺野古に来たら楽しいことがあると知ってもらいたい。 新基地とは関係はなく、 辺野古のいいところを見てほしい」 と笑顔を見せていました。
Mon, 21 Jan 2019 19:42:00 +0900
琉球料理保存協会の設立準備が進む。
「琉球料理保存協会の設立準備が進む。」 方言ニュース1月18日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 琉球料理の普及継承を目的とした一般社団法人 「琉球料理保存協会」の設立準備が進んでいます。 今月中には発足する予定で、琉球料理の正しい知識の普及や 伝承者の育成を行っていきます。 琉球料理に詳しい安次富順子食文化研究所の 安次富順子氏が理事長を務める予定で、 県内のホテルや飲食店関係者など12人がメンバーとなります。 タコライスやポーク玉子など、 戦後から食されるようになった「沖縄料理」と、 戦前から伝統的に受け継がれてきた「琉球料理」が混同されている状況があり、 協会では、琉球料理の保存と継承を目的とした 県の事業や琉球料理と琉球泡盛のユネスコ無形文化遺産を目指している 推進委員会とも連携して活動していきます。 安次富氏は 「琉球料理の日を制定して県民の意識を高める活動もしていきたい。 伝承者の活躍する場も作っていきたい」と抱負を語りました。
Fri, 18 Jan 2019 19:28:00 +0900
印刷料金が値上げ
2019年1月17日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 県内の印刷業者120社が加盟する県印刷工業組合は 製紙メーカーが印刷用紙を値上げしたことに伴い印刷料金も値上げする方針を発表しました。 用紙の価格は10%から20%以上の上昇で 印刷料金の値上げ幅は印刷物の種類や部数などによって異なり 今月1日以降に入荷した用紙を使用した印刷が値上げの対象となります。 値上げは紙の原料となるパルプの価格が上昇しているほか 運送業界で労働力確保のための賃上げが 行われていることなどが背景にあるとしています。 用紙の値上げは2015年以来となりますが 県印刷工業組合は「今までにない上げ幅」と指摘しており 今後、加盟企業を通じて顧客に文書を送付して状況を説明します。 県印刷工業組合によりますと 印刷業者でも人件費や流通コストが上昇傾向にあり各社の経営を圧迫しているということで 喜久里均理事長は 「印刷業界はコストを削りながら営業をしてきたが今回の値上がり分を吸収することは難しい。 印刷料金を値上げする必要がある」と理解を求め 用紙が値上がりすることに関しては 「メーカーからの一方的な通達で印刷会社に相談がなかった」と不快感を示しています。
Thu, 17 Jan 2019 16:38:00 +0900
亥年にイノシシ 子ども達大興奮
2019年1月15日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市浦城小学校の3学期始業式で 今年の干支「亥」にちなみ 本物のイノシシが2頭登場しました。 イノシシは、おりに入った状態で 体育館の入り口から職員が押して登場し 児童らはイノシシに駆け寄りながら、 新年と新学期の印象深い幕開けを過ごしていました。 浦城小学校に宮国義人校長先生が赴任してからの3年間 毎年本物の十二支がお目見えしており、 今回は知人を介して2頭を迎えたという事で 宮国校長は 「本物の十二支を見てもらうことで心に残し、 今年1年の目標をしっかり意識してもらえたら」 と思いを語りました。 2年生の安谷屋志優君は 「おばあちゃんの家の近くに 豚小屋があるから臭いは慣れている。 お尻を上げた時がかわいかった」と 感想を話していました。 イノシシ2頭の名前は 2頭が住んでいる今帰仁村から「ジン」 浦城小学校から「ウラ」と それぞれ名付けられています。
Tue, 15 Jan 2019 13:53:00 +0900
石垣市白保の成人激励祝賀会
方言ニュース 2018年11月14日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市白保の新成人が家族や地域に 感謝の言葉を伝える成人激励祝賀会が このほど、白保公民館で開かれました。 白保の新成人によるスピーチは 毎年の恒例行事で、 白保で生まれ育ったり、 ルーツがあったりする新成人19人が これまで育て、支えてくれた家族らへの思いをスピーチし、 普段は聞くことができない感謝の言葉に、 会場は涙と笑顔に包まれ、 新成人の門出を共に祝いました。 このうち、波照間大輝さんは 「普段はお互いにぶっきらぼうで 素直になり切れないので、 この場で感謝の言葉を話したい」 と前置きして、 男手一つで育ててくれた父に感謝を伝え、 時折涙をこらえながら 「これからもたくさん迷惑をかけると思うが、 最後には恩返しできるように 頑張りたい」と話しました。 また、豊里由梨香さんは反抗期だった中学生の頃を振り返り、 「あの時はお父さんのことが本当に嫌いだった」 と話しながらも、 「今は家族5人で本当に幸せだと感じる。 いっぱい思い出をつくりたいから、 ずっと元気でいてください」 と涙ながらに語りました。 保護者らも新成人の横に立ち、 ハンカチを手に成長した子どもの姿を 見守っていました。
Mon, 14 Jan 2019 13:48:00 +0900
名護の「光文字」が今年も点灯
名護の年明けの風物詩として知られ、新成人たちが設置する「光文字」が 今年もあさって13日に点灯されます。 市内の銭(じん)ケ(が)森(もり)斜面(しゃめん)に浮かぶ光文字は、今年で24回目となります。 新成人たちが生まれる前から実施されてきた取り組みで 「先輩から後輩へ」とつなぐ伝統行事です。 文字はあさって、13日の午後6時の点灯式と同時に発表します。 今回の光文字は、東江中学校出身の新成人たちが 去年11月中旬から準備に取り組みました。 設置作業に関わった新成人は約20人で、斜面の草刈りから始まりました。 実行委員会の委員長を務めた大城守(もり)利(みち)さん(19歳)は 「今まで成人になるまでは景色として見ていたが、けっこういろんな苦労もあった。 1人ではできないし、みんなや名護市が一体となって一つの文字になるんだと実感した」 とふりかえりました。 「自分たちも光文字をつないできて、来年にもつないでいきたい」と 前を見据え、13日の成人式を迎えます。
Fri, 11 Jan 2019 21:59:00 +0900
国立沖縄戦没者墓苑のゴミ拾いボランティア募集
2019年1月10日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市摩文仁の「国立沖縄戦没者墓苑」裏の崖下斜面一帯に ゴミが不法投棄され山積みとなっている問題で 県は今月27日日曜日に実施するゴミ回収作業のため 一般有志ボランティア150人を募集しています。 ボランティアを募集しているのは27日日曜日 午前9時30分から午後1時まで事前に回収したゴミを 健児の塔周辺からおよそ150メートルの階段上でバケツリレーで運ぶ作業となっています。 軍手や飲み物お弁当などは県が支給するということです。 県の松田了環境整備課長は 「沖縄戦で亡くなった人の遺骨が地下にまだ眠る場所にゴミが散乱しているのは看過できない。 多くの人に参加してもらいたい」と呼びかけていました。 申し込みは県環境部環境整備課のホームページからとなっています。 くわしいお問い合わせは 電話番号098-866-2231 尚、ボランティアの申し込みは15日火曜日までとなっています。
Thu, 10 Jan 2019 11:50:00 +0900
県内献血者、20代減少30代40代が逆転
2019年1月9日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県赤十字血液センターの調査によりますと 2017年度の県内在住の20代の献血者数は8460人で 1989年以降最少でした。 年代別の献血者数はこれまで20代が最も多くなっていましたが 2006年ごろから30代から40代が20代を逆転し 近年では40代が最も多くなっています。 20代の献血者は1989年以降 1991年度の2万6263人をピークに減少し 2015年度には1万人を割り込んでいます。 県赤十字血液センター献血推進課の眞喜志淳課長は 少子高齢化の進展に伴い20代の献血数が ますます減少するとしており 「血液の安定供給には若年層の理解と 協力は不可欠」と訴えています。 一方、献血者数が増えているのが 40代から60代となっており 特に50代から60代は右肩上がりで 2017年度は過去最多となる 1万2504人が献血に協力しています。 中高年の献血者が増加している背景について 県赤十字血液センター久茂地出張所の山城誠二さんは 「献血後に無料で届く血液検査結果サービスが 奏功している」と分析しており 検査で糖尿病や肝機能の指標 コレステロールなどの数値が分かるため 健康が気になる中高年が毎月の健康診断代わりに 献血を活用しているということです。
Wed, 09 Jan 2019 14:13:00 +0900
アグー豚復活へ 3人の男の挑戦
2019年1月8日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の1日付の論壇から紹介します。 ことしの干支は日本では「亥」ですが、 中国、台湾、ベトナム、韓国では豚になっており、 豚は干支のうちで最も 縁起がよいものとして喜ばれています。 しかし、アグー豚に関しては、 晩熟で脂肪タイプの豚だったため、 大型で早熟で赤肉タイプの西洋豚に駆逐されていきました。 その消滅に危機感を抱いた名護宏明氏は、 1975年頃から私費で県内を探索し、 集めた原型に近い島豚を基に「戻し交配」により、 元のアグーに復元しました。 一方、島袋正敏氏は、名護博物館開設に向けて、 在来家畜の展示のためアグー25頭を飼育していましたが、 市民や上司から苦情が絶えず、 やむなく手放すことになったものの、 養豚界の流れは改良種に偏在していたことから、 アグーの引き受け先は困窮していました。 結局北部農林高校が受け入れることになり、 大田朝憲教諭が在来豚の重要性を説いて、 教材として活用することにし、 北農ブランド「チャグー」の基礎を創りました。 この3人のいずれが欠けても アグーに復活はなかったと思われ、 有益なアグーと3人の功績が讃えられます。
Tue, 08 Jan 2019 15:29:00 +0900
40年間親しまれたサロン 惜しまれつつお別れパーティー
方言ニュース 2019年1月7日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市港のサロン「きよらか」が5日までの 営業で閉店しました。 1977年に営業を始め、およそ40年間、 地元の人たちから親しまれてきた人気店で、 崎浜清子さん(70)を慕って、 このほど常連や地元の青年らが集まり、 お別れのパーティーが開かれました。 両親は南城市出身で、 崎浜さんは22歳まで兵庫県尼崎市で育ち、 開店前は、自分の店を持つことに少し不安もありました。 崎浜さんは「長く続けられるかは心配だった。 子どもを育てるのも必死だったから」と振り返り、 「名護の人たちがみんな優しくって、 愛嬌があって、お客さんとしゃべると私も自然に笑顔になった」 と話します。 崎浜さんは、自分の子どもたちだけでなく、 近所の子どもたちも店に連れてきて ご飯を食べさせるなど、 面倒見の良さから、多くの人に慕われ、 パーティーに駆け付けた青年たちも 「僕らは崎浜さんに育ててもらったよー」と口をそろえます。 店に来る客とは 「家族みたいな付き合いをしてきた」という崎浜さん。 店を閉める寂しさもありますが、 今後は「少しゆっくり休んで、 また笑って楽しく過ごしたい」と終始、 笑顔で振る舞っていました。
Mon, 07 Jan 2019 15:14:00 +0900
那覇市の首里城公園で「新春の宴」が行われる。
正月三が日に開かれる首里公園「新春の宴」が那覇市の首里城公園で行われました。 家族連れや観光客など多くの人が足を運び、壮大な儀式に拍手を送りました。 1日午前は、琉球王国時代の正月儀式 「朝拝(ちょうはい)御規式(おきしき)」が三部構成で再現されました。 御座学(うざがく)の音色が響く中、新春を祝う第1部の 「子之(にぬ)方御拝(ふぁぬうぬふぇ)」が幕開け。 国王をはじめ、王族や王国の高官、庶民の代表らが祭壇に拝礼し、 新年の平和と平穏を祈願しました。 宮城県仙台市から訪れた女性は 「沖縄の独特な文化を感じる。御座(うざ)楽(がく)の音色も特徴的で、とてもよかった」と話しました。
Fri, 04 Jan 2019 18:31:00 +0900
巨人・阿部慎之助選手 伊江村野球場を視察
2019年1月1日(火) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 2006年から伊江村で自主トレーニングを続けている プロ野球巨人の阿部慎之助選手がこのほど、伊江村を訪れ、 建て替え工事が進められ、 完成間近の「伊江村野球場」を視察しました。 球場は伊江村多目的屋内運動場に隣接し、 来年5月にすべて完成の予定で、 阿部選手自身が県内初の全面人工芝化や ブルペンのフィールド外への設置などアドバイスしました。 両翼100メートル、 センター122メートルで、ナイター設備も完備し、 総工費はおよそ18億円です。 先月8日には村内の少年野球チームの練習試合や 住民の施設見学も行われました。 また、今月12日には第17回少年野球伊江島交流試合も 新球場を主会場に開催されます。 新球場に足を踏み入れた阿部選手は早速、 捕手用のミットでキャッチボールをして汗を流しました。 阿部選手は去年、村の観光親善大使に就任しており、 今回、村役場を訪れ、島袋村長から 「村を挙げて通算400本のホームランを期待している」 と激励されました。
Tue, 01 Jan 2019 22:36:00 +0900
旧東風平町と具志頭村が初の合同成人式
方言ニュース 2018年12月31日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重瀬町は、旧東風平町と旧具志頭村の合併から 13年になる来年に、 初の合同成人式を町内の結婚式場で開催します。 合併後も東風平地区と具志頭地区で 成人式が開かれ、 合同での開催が懸案事項でしたが、 東風平中と具志頭中の出身者 およそ20人が 今年5月に実行委員会を結成し、 準備を進めてきたもので、 実行委員会は「平成最後に初の合同開催。 めっちゃ楽しみ」 と来月1月13日の式典を心待ちにしています。 合同開催は、具志頭地区の成人式に出席した 結婚式場のスタッフが 「会場の具志頭農村環境改善センターは古く、 結婚式場で式ができればもっと思い出になるのに」と 語ったことがきっかけだったということで、 東風平地区の会場の町中央公民館も 老朽化が進んでいることから、 式場側が合同開催を具志頭地区に提案し、 実行委員会の結成につながりました。 具志頭地区総幹事の志喜屋友之さんは 「式典を短くし、みんなとの交流時間を長く取った」 とプログラムで工夫した点を説明し、 東風平地区副総幹事の安谷屋翔吾さんは 「迷惑を掛けないように楽しみたい」と笑顔を見せました。
Mon, 31 Dec 2018 13:10:00 +0900
首里城復元25周年記念「首里城お水取り行事」が執り行われる
首里城復元25周年記念「首里城お水取り行事」が今月16日、 国頭村辺戸区で厳かに執り行われました。 お水取りは、新年に向け首里城に献上する若水を 国頭村の辺戸大川でくむ琉球王朝ゆかりの伝統行事を再現したものです。 神女、お側付、太鼓打、お供、役人による行列が集落内を練り歩きました。 各拝所などで祈願した後、首里城へ向けた出発式が再現されました。 行事は、辺戸区の神アサギで始まり、 行事が無事に執り行われることを祈願した後、 辺戸大川(アフリ川)でお水を取り、人々の健康長寿を祈願しました。 当日は、地域の人々などおよそ100人が行事を見守りました。 この行事は、第7回から首里城からの使者を招いて 開催していましたが、今回で20回目の節目にあたり、 首里から派遣することを最後とする「完結編」として開催されました。
Fri, 28 Dec 2018 09:43:00 +0900
宮古島市が宮古馬飼養に補助金検討
2018年12月26日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県の天然記念記念物に指定されている宮古馬をめぐり インターネットや一部の報道で 宮古馬が長期間にわたって縄でつながられており 餌や水も与えられておらず死亡したなど 不適切な飼育環境が報じられていることについて 宮古馬保存会事務局の宮古島市教育委員会は 「虐待は確認できない」との見解を示しています。 一方で市は一部の飼養者の不適切な 飼養環境を認めています。 市役所城辺庁舎で開かれた飼養業者説明会で 事務局は飼養施設などの調査結果を説明し 「虐待だと判断できたところはないが、 一部でふん尿処理が行き届いてないことや 飼養スペースが狭いことは確認した」と述べ 宮古馬が不適切な環境で飼育されている現状を認め 今後は飼養者からの宮古馬の返還も含め 早急に対策を講じる意向を示しています。 宮古馬の飼養者などからは 「半分ボランティアでやっている状況。 飼養者に任せ過ぎた環境がこの結果を生み出したのではないか。 行政はしっかりと補助してほしい」と訴え 宮古馬の飼養者からは飼養の費用負担について意見がありました。 これに対して市は補助金の増額を検討していると回答し、 市の教育委員会は 「支援するものは支援し県とも補助メニューを調整し 今後の保存について考えていきたい」と話しています。
Wed, 26 Dec 2018 14:27:00 +0900
県勢4人が入賞 国際短編映画コンクール2018
2018年12月25日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 映画製作に関わる技術を 総合的に指導するスクール 「子供社長クリエイタースクール」の 3期生4人全員が 国際短編映像コンクール 「グローバル フィルムフェスティバル2018」で 入賞しました。 入賞したのは 浦添市立当山小学校2年 玉城佐羅さん8歳 那覇市立大名小学校3年 知念良珂君9歳 那覇市立高良小学校5年 平敷飛由斗君11歳 アミークス小学校5年 松山航世君10歳の 4人です。 国際NGO平和団体 ピースメーカーが主催する 「グローバル フィルムフェスティバル」は毎年 「平和」をテーマに 世界各国の児童、学生が 1分から5分間の短編映像を制作し 作品の完成度や メッセージ性を競うもので 今年は世界24カ国から およそ600人の応募がありました。 名誉賞を受賞した松山君は 友人がいじめられているのを見て いじめに関する作品を制作し 作品には友人たちが出演しており 「作品に参加することで いじめる側もいじめられる側の気持ちが 分ったと思う」と話していました。 全員の作品が入賞するのは 子供社長クリエイタースクールでは 初めてとなり 11月に アメリカ・ニューヨークの 国連本部で開かれた表彰式に出席し 盾とメダルが贈られました。
Tue, 25 Dec 2018 13:54:00 +0900
北海道網走で芸能交流
2018年12月20日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市文化協会はこのほど、30周年記念として糸満市と友好都市の 北海道網走市で開かれた第19回市民文化フェスティバル舞台芸能発表会に特別出演し、 仲宗根巴津美会長をはじめ、 舞踊9人、地謡5人の合わせて14人の会員が文化交流団として5つの演目を披露し、 最後は観客とカチャーシーを踊って交流を深めました。 市文化協会の県外公演は初めてです。 舞台芸能発表会には、日本舞踊やフラダンス、バレエなどさまざまな団体が出演し、 このうち、文化交流団の公演は色鮮やかな衣装と花笠が印象的な「四つ竹」でスタートし、 仮面を付けて踊る「醜童節」など5つの演目を披露しました。 衣装や楽器の説明もし、会場は沖縄ムードに包まれました。 また、公演に先立ち、網走市内のサービス付き高齢者向け住宅「ありあけ2番館」で慰問公演も行いました。 市文化協会の仲宗根玲子事務局長によりますと、 「いいものを見せてもらった」「来年も来てね」などと多くの観客が話し掛けてきたということで、 「流派を超えて文化協会が1つになれた。 これからも地道に活動しながら、確かな手応えがあるものを届けていきたい」と語りました。
Thu, 20 Dec 2018 18:49:00 +0900
全学徒の戦没者数を示す説明版設置が決定
2018年12月19日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦に動員された県内21校でつくる 「元全学徒の会」はこのほど、 那覇市首里金城町の養秀会館で集会を開き、 糸満市摩文仁の「全学徒の碑」横に設置する 学徒全体の戦没者数を示した説明板の概要を説明しました。 学徒の会はことし4月に県議会に陳情書を提出し、 犠牲者数の明記を求めてきましたが、 共同代表の宮城政三郎さん(90歳)は 「県側から『3月14日までに完成予定とする』と言明があった。 会の皆さんの強い願いが形となった」と話しました。 先月までの会による調査で、 県立八重山中学校の戦没者が新たに1人判明しましたが、 県立宮古中学校は犠牲者数が分かっておらず 「不明」と表記されます。 板は縦90センチ、横120センチで、 説明文には戦没者数が会の調査に基づくことや 「戦没者数を記し、恒久平和を祈念する」の文言が盛り込まれます。 糸満市摩文仁の平和記念公園内にある「全学徒の碑」は、 2014年3月14日に建立されました。 会は来年3月14日に集会を開催するとしており、 共同代表の與座章健さん(89歳)は 「説明板は戦争の悲惨さを後世に伝えることにつながる。 今後も会として活移動を続けていきたい」と話しました。
Wed, 19 Dec 2018 14:40:00 +0900
自身のルーツの地で文化学習 県系・新垣アラセリさん
2018年12月18日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南風原町海外移住者子弟研修生として 9月からおよそ3ヵ月間 日本語や琉球料理、三線などの沖縄の文化を学んだ アルゼンチン出身の新垣アラセリさん31歳の 修了式と送別激励会が 南風原町立中央公民館で開かれました。 グラフィックデザインの経験がある新垣さんは 紅型や折り紙にも興味を示し、 紅型は色付けだけではなくデザインからすべて 1人でできるまで取り組みました。 研修会では紅型などの作品が展示され、 三線の演奏も披露しました。 新垣さんは 「アルゼンチンから遠く離れた沖縄に 家族がいると分かってとてもうれしかった」と振り返り、 親戚や友人、研修の先生らに感謝。 「アルゼンチンでは家族が少ないが 沖縄でたくさんの親戚に会えて ウチナーンチュや家族のことを たくさん学べて本当によかった。 この研修で学んだことや出会った人のことを いつまでも忘れない」と話していました。 新垣さんは12月9日に沖縄を発ち アルゼンチンへ帰国しました。
Tue, 18 Dec 2018 11:50:00 +0900
夢をかなえて「伊江島のお母さん」に再会
方言ニュース 2018年12月17日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新潟県出身で13年前、 民泊で伊江島を訪れた 医師の遠藤梓さん(27)歳が、 このほど、伊江村立診療所で 医師としての初期研修を行い、 念願だった「伊江島のお母さん」の 儀保真知子さん(53)歳との 再会を果たしました。 遠藤さんは、群馬大学医学部で勉学に励み、 卒業後は群馬県太田市にある 太田記念病院に就職しました。 「中学2年生の修学旅行で、伊江島で 民泊体験した時にお世話になったお母さんにもう一度会って、 離島での医療を経験したいと考えた」ことなどが 就職の決め手になったということで、 修学旅行後の遠藤さんの文集には、 島の人の温かさや美しさ、 初めて赤ちゃんのおむつを替えたこと などの思い出がつづられています。 真知子さんは「また、会えてうれしい。 遠藤さんたちが島に来た時と同じ年齢に自分の子も成長した。 感慨深いものがある。 立派なお医者さんになって また島に戻って来てほしい」 と目を潤ませました。 遠藤さんは研修を 「診療所が島の人の生活に密着している。 専門科に関係なく全ての患者を診て、 大変だけどやりがいはある。 村立診療所所長の阿部好弘先生は、 患者からの信頼も厚く指導熱心。 学ぶことが多く充実した1カ月だった」 と振り返りました。
Mon, 17 Dec 2018 17:10:00 +0900
名護市の嘉陽区で初めての区民運動会が開かれる
名護市嘉陽区はこのほど旧嘉陽小学校グラウンドで、 区として初めての区民運動会を開きました。 区内で運動会が開かれるのは9年ぶりで、 住民や出身者、北部看護学校の学生などおよそ70人が参加し、 パン食い競争や二人三脚などに汗を流しました。 区はかつて嘉陽小学校の運動会に参加していましたが、 2009年の閉校以降、区内での運動会が途絶えました。 これに対し2年ほど前から、出身者でつくる郷友会の会員から 「区民と郷友会が共に取り組める行事がほしい」との要望が上ったことから、 運動会の準備を進め、今回の開催にこぎ着けました。 開会式で翁長区長は「昔話に花を咲かせて、けがなく過ごしてほしい」と呼び掛け、 参加者はパン食い競争や男女ペアの二人三脚リレーなどを楽しみました。 子どもたちの参加も多く、家族の声援を受けながら競技に取り組み、 祖父母の家が区内にある小学1年の男の子は「走るのが好き。楽しかった」と話しました。 運営も手伝った北部看護学校2年の女子学生は 「地域が和気あいあいとしていると感じた」と話しました。 翁長区長は「初めての取り組みで心配だったが、人が集まって良かった。 来年は隣の安部区と共同で開きたい」と話しました。
Fri, 14 Dec 2018 14:39:00 +0900
県出身の美容師、韓国で3つの賞を受賞
2018年12月13日(木) 担当 上地和夫先生 伊平屋村出身の美容師、大見謝友和さん32歳が韓国ソウルで経営する美容院マルニ・ヘアーが このほど、韓国最大級のヘアデザイン大会で7つの賞のうち3つの賞を獲得しました。 大会は「ダ・インスパイア2018」で 去年の同じイベントでも3賞を獲得しており、韓国美容界での存在感を高めています。 自身も「デザイナー賞」に輝いた大見謝さんは 「切磋琢磨できる仲間に感謝している。韓国の美容業界に店の名をさらに刻んでいきたい」と喜びました 大見謝さんは勤務していた大阪の美容院の姉妹店として 2013年にマルニ・ヘアーをソウル市内の流行発信の中心地シンサ地区に開店しました。 日韓双方のスタイルを生かしたデザインが持ち味で、 大見謝さんを含め日本人4人、韓国人4人のスタッフがいます。 「来た当初は言葉も分からず辛いものも食べられなかった。日本人でも、韓国で結果を出すとの思いで続けてきた」 と笑う大見謝さんは現在、接客業務に加え、韓国各都市でのセミナー講師、専門誌への作品掲載など、 幅広く活躍していますが、客との日々の会話も大切なひとときで、沖縄についても話題になることから、 「韓国の人に沖縄を好きになってもらいたい」と、故郷を思いながら奮闘しています。
Thu, 13 Dec 2018 13:35:00 +0900
当事者参加し、香害についての勉強会開催
2018年12月12日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 香水や柔軟剤などのにおいや化学物質が原因で、 体調不良を引き起こす「香害」について考える勉強会が このほど、沖縄市高原で開かれ、市内に住み、 香害に悩んでいる遠藤京子さんらが参加し、 ビデオを視聴したり、遠藤さんの経験を聞いたりして、 香害への理解を深めました。 香害は、柔軟剤や洗剤などの強い香りによって めまいや吐き気、思考力の低下などの症状を引き起こすことを言い、 香りに含まれる化学物質が原因とされ 体内の許容量を超えると化学物質過敏症を発症します。 重症になると仕事や学校へ行けなくなる場合もある一方で、 発症しても気付きにくく、 周囲から理解されにくいという問題もあります。 遠藤さんは自宅近くのコインランドリーからの柔軟剤の香りに悩まされており、 4月のオープン後、7月ごろから咳や倦怠感などの症状が出始めました。 市環境課やコインランドリーを運営する会社などに訴え、 排気の改修工事などを求めています。 勉強会では、香害を防ぐために「製品の適量を守ること」 「香り付けではなく、においの元をなくす」などの対策が話し合われましたが、 遠藤さんは「香害に苦しんでいる人が特殊ではなく、 化学物質自体が有害で、誰でも発症の可能性があると知ってほしい」 と話しました。
Thu, 13 Dec 2018 13:33:00 +0900
おじぃーおばぁーと住んでみたい フォト甲子園・宜野湾2年宮城さん銅賞
2018年12月11日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 全国の中高校生が 地域に残る古民家や町並みなどの風景写真の腕を競う 第7回古民家フォト甲子園の受賞者がこのほど発表され、 宜野湾高校2年の宮城怜奈さんが銅賞に輝きました。 古民家フォト甲子園は、日本の伝統的な住文化に触れ、 地域愛を育むことを目的に毎年開催されているもので、 今回は150点の応募がありました。 銅賞に選ばれた宮城さんの作品は 「おじぃーおばぁーと住んでみたい」で、 祖父母が住む大宜味村にある 沖縄の伝統的な瓦屋根の家屋を撮影したものです。 このほど、宜野湾高校で 全国古民家再生協会沖縄第一支部の長堂支部長から 表彰状を手渡された宮城さんは 「沖縄の自然があるからこそ撮れた作品。 自然や伝統的な民家を、私たちの世代でも残していきたい」 と語りました。 また、長堂支部長は 「急速に古民家が減っていく中で、 伝統家屋を見直すきっかけにしてほしい」と話しました。
Tue, 11 Dec 2018 13:28:00 +0900
照屋林助さんの春詩集 見つかる
方言ニュース 2018年12月10日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 斬新な芸風と音楽活動で活躍した 戦後沖縄芸能のパイオニアの 照屋林助さんが書いた春歌集が 見つかりました。 沖縄市の自宅で林助さんの遺品を整理していた 次男の林次郎さんが 先月末に発見したもので、 性風俗を500番にわたり八八八六調で 面白おかしく描いています。 林助さんが書いた二重丸や「酒」「ふざけ」など 手書きの文字もあり、歌の出来栄えやジャンルごとに 整理を試みたことがうかがえます。 林次郎さんは「おやじらしいユーモアにあふれた作品。 即興の歌も得意だったがよくこれだけ作ったものだ」 と驚きを隠さない様子で話しました。 また、林助さんは1983年4月に 春歌集から100番を抜粋した 「宝(ほう)讃歌(さんか)百選」を発行し、 林助さんに近い人々に配布したとみられるということで、 題字の前に「健康のために歌い過ぎに 注意しましょう」と書いたり、 「限定会員」「値段1000円」と 記載をしたり 遊び心にあふれています。 実物を持つ島唄解説人の小浜司さんは 「さまざまな角度で性風俗をおおらかに描き出している。 手の入れようがさすが 照屋林助だと感じた」 と称賛しました。 林次郎さんは「来年の夏までに整理を終え、 春歌集ともども一般に公開したい」としています。
Mon, 10 Dec 2018 15:24:00 +0900
恩納村谷茶の畑でひまわりとソバの種の植え付けが行われる
「恩納村谷茶の畑でひまわりとソバの種の植え付けが行われる」 方言ニュース12月7日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 県と恩納村、石川署は先月27日、恩納村谷茶の畑でひまわりとソバの種を植え付けました。 これは交通安全啓発運動「ひまわりの絆プロジェクト」と 赤土流出防止対策「サンフラワープロジェクト」の合同企画で、 ヒマワリとソバが成長すると畑に笑顔の「にこちゃんマーク」が 浮かびあがるように植えられています。 参加した恩納村のゆうな保育園の園児18人は小さな手にタネを握りしめ、 「大きく育って」と願いを込めて一生懸命に植えていました。 県の担当者は 「畑に咲く大きな笑顔を通じて、自然と命の大切さを考えてもらえたら嬉しい」と話しました。 今回植えられたタネは来年2月頃に開花する見込みです。
Fri, 07 Dec 2018 08:53:00 +0900
那覇バスターミナル バリアフリー状況確認
2018年12月7日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 全国各地の公共施設のバリアフリーを点検している大久保健一さんと 自立生活支援センターイルカの仲盛雄二さんがこのほど バスターミナルが入る那覇市のカフーナ旭橋を訪れ 旭橋都市再開発の担当者と施設内のバリアフリー状況を確認しました。 大久保さんらは多目的トイレの場所を表示する地図を掲示することや 音声案内の必要性などの改善点を伝えました。 大久保さんらは施設の1階から3階の点字ブロックや多目的トイレを見て回り、 「全体的に以前のターミナルよりバリアフリーが進み、使いやすくなっている」と評価しました。 改善点として、那覇オーパの入り口を示す点字ブロックの敷設や 聴覚障がい者が利用できる音声案内などを挙げました。 旭橋都市再開発は自動ドアの設置や屋外エスカレーターを 介助者が並んで利用できるように幅を広げるなど、当事者らの意見を取り入れてきており 再開発の担当者は 「できる対応をしていきたい。気が付かないことも多いので、意見は助かる」と述べました。 大久保さんは「改善を通し、県内のバスターミナルのモデルとなってほしい」と話し、 仲盛さんは「多くの県民が利用できるよう協力していきたい」と期待を込めていました。
Thu, 06 Dec 2018 19:16:00 +0900
学童保育の防災対策、体制整備進まず
2018年12月5日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 共働きやひとり親家庭など小学生を 放課後に預かる「学童保育」の防災対策について、 琉球新報と県学童保育連絡協議会がアンケートをしたところ、 緊急時の連絡体制を整備し保護者と 共有する対応ができていない学童が43%あり、 災害発生時に児童引き渡しの取り決めがない学童が27%ありました。 東日本大震災では、 岩手県の保育園で親に子どもを引き渡した後に 親子が津波に巻き込まれた事例もあり、 専門家は「災害が起こった時の保護者との 取り決めや相互協力が必要だ」と指摘しています。 防災マニュアルは89%の学童で作成していると回答しましたが、 連絡体制が整っていない状況から マニュアル自体が不十分の可能性が高く、 民設民営の学童が9割を占める県内で 「多忙で防災まで手が回らない」という声もあます。 取り決めがあるとした学童でも 「保護者に連絡し、速やかに引き渡す」「早めの迎えを依頼」などと、 引き渡すことを前提としている回答も多く、 防災士で社会福祉士の稲垣暁さんは、 車で迎えに行く親の車両で渋滞が発生する可能性もあるとし、 「保護者に引き渡しをする、しないの基準をつくることが大事だ」 と述べました。
Wed, 05 Dec 2018 18:56:00 +0900
サバニに乗って、うみんちゅ文化に触れよう!
2018年12月4日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 廃棄されて使われなくなった木製のサバニを みんなで直して乗るプロジェクト 「帆掛けサバニ修繕プロジェクト」。 「帆掛けサバニ修繕プロジェクト」は 住みよい地域社会の実現のために 自主的に取り組む団体を応援する 「2018年度糸満市市民提案型まちづくり事業」 に採択されたプロジェクトです。 代表の上原達彦さん35歳は プロジェクトの立ち上げについて、 「糸満のうみんちゅ文化の象徴でもあるサバニに こどもの頃から触れてもらい、乗船体験を通して 地域の文化や次の世代につなげたいと思った。 でも、サバニを借りるのと気を使うので 自由に使えるサバニがあればいいなと考え レースで使われなくなったサバニを譲り受けた」 と話しました。 サバニは、こどもから大人までおよそ30人で 2カ月がかりで修繕作業を行い、 10月14日に糸満市から瀬長島間の試乗を終えています。 今後の活動については 「帆掛けサバニは、天気や雲の動きを見たり風を感じたり 自然や環境を考える教育的な要素もある。 地域の子供たちや関心のある人たちのために 最低でも月に1回は無料乗船体験をしたい。 子供たちのクラブチームも立ち上げる予定で サバニの名前と参加する子供たちを募集したい」 と話しました。
Tue, 04 Dec 2018 13:54:00 +0900
視覚障害を乗り越えフルマラソン完走
方言ニュース 2018年12月3日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 きのう開かれたNAHAマラソンで、 7年ほど前、病気で視力をほとんど失った 那覇市の奥平広光さん(61)は、 「目に障がいがあっても走れるかどうか。 25年ぶりに挑戦したい」と出場し、 伴走者2人に支えられ、 制限時間ギリギリでゴールとなり、 喜びも3倍となりました。 奥平さんは30代の頃、 NAHAマラソンに6回出場し、 5回完走しました。 50代半ばで目の病気が見つかり、 建設関係の仕事を退職してデイサービスに通う中、 「またマラソンに挑戦したい」と思うようになり、 沖縄伴走ランナーネットワークに加盟して、 沖縄市の新川洋和さん(59)の伴走で練習を重ねました。 迎えた本番、西原町の 山城邦彦さん(45)もサポートに就き、 新川さんが「ペースを落としましょう」 「滑るので気をつけて」と声を掛けました。 途中、右の太ももにけいれんが出て、 奥平さんはリタイアしようと思いました 歩きながら持ち直し、 6時間1分54秒でゴールすると、 「おめでとう」「すごいね」 と仲間から祝福の握手が続きました。 奥平さんは「2人の相棒が最後まで導いてくれた。 とてもうれしい」と感謝し、 「目に障がいがあっても完走できる。 来年は6時間を切りたい」 と早くも先を見据えていました。
Mon, 03 Dec 2018 14:13:00 +0900
沖縄盲学校の生徒が南部農林高校で畜産・農業体験
「沖縄盲学校の生徒が南部農林高校で畜産・農業体験」 方言ニュース11月30日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 沖縄盲学校の幼稚部と小学部の園児・児童14人がこのほど、 豊見城市の南部農林高校を訪れ、畜産や農業について学び、 子どもたちはニワトリや豚、牛などと触れ合ったり、 芋の収穫体験をしたりしながら、命の大切さを感じた様子でした。 沖縄盲学校は毎年、南部農林高校で同様の取り組みを実施しており、 最初は怖がってニワトリを触れなかった児童も、 高校生や先生たちが励ますと最後は優しく触れられるようになり 「雄より雌の方が小さい」など、気付いたことをうれしそうに話しました。 また、児童から「なぜこの学校に進学したの」などの質問が挙がると、 高校生たちは「動物がとても好きだからこの学校に決めた」と丁寧に答え、 「ニワトリの寿命はどのくらいか」の質問には 「毎日卵を生めるのがおよそ2年か3年で、 その期間が終わったらウートートーして食べる」と答えていました。 小学部5年生の男子生徒は 「雌と雄のニワトリの鳴き声が違うことに驚いた」と語り、 子どもたちを案内した生物資源科畜産資源コース3年の男子生徒は 「みんな好奇心旺盛で、触ったり声を聞いたりして気付くことが多いと感じた」と話しました。
Fri, 30 Nov 2018 22:50:00 +0900
「CAFÉ YAESE DREAM」オープン
2018年11月29日(木) 担当 上地和夫先生 八重瀬町友寄の県立やえせ高等支援学校産業科の2年生と3年生およそ10人がこのほど 八重瀬町役場で「CAFÉ YAESE DREAM」をオープンし アイスコーヒーやカフェラテなどのほか、生徒たちが学校で焼いたマフィンやクッキーも販売し、多くの人でにぎわいました。 やえせ高等支援学校産業科では、接客や食品加工などについて学んでおり 去年から校内を中心にカフェを開いていますが なじみの顔ぶれが多い校内だけでなく、初対面の客との接し方も実践しようと 今月、11月は3回の校外カフェを予定しています。 3年の喜納良太さんは 「校内は慣れているが、校外はセッティングも時間がかかり緊張する。 みんなで話し合って役割分担も明確にしたので、今日はうまくいくと思う」と話し、丁寧に接客していました。 当銘成美教諭は 「初対面のお客と想定外の事態が起こった時、どう対処するか 自分たちで考える学びの場にし、良い経験を積んでほしい」とカフェの意義を語りました。 あす午前11時30分からは、JAファーマーズマーケット南風原「くがに市場」でカフェを開く予定です。
Thu, 29 Nov 2018 18:04:00 +0900
県内小中学校、特別支援学校で虫歯全国最多
2018年11月28日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 第33回保団連医療研究フォーラムが このほど、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれ、 県保険医協会の照屋正信理事が 県内の学校歯科検診について報告しました。 この中で照屋氏は、2016年度の小中学校と特別支援学校の検診で 「要受診」とされた児童生徒のうち 71・9%が未受診だったことを説明し、 要受診者率や未受診者率と、 子どもの貧困率に正の相関性があると解説しました。 沖縄の未受診者率は調査した 18府県のうち福岡と並び最下位でした。 また、2017年度の調査では、 沖縄の12歳児の虫歯の平均本数が全国で最多でした。 虫歯が10本以上あるなど「口腔崩壊」 と呼ばれる状態の生徒は学校全体の42・7%に上りました。 照屋氏は養護教員から、 「保護者が忙しすぎて治療に連れていけない」 「保護者に経済的余裕や時間的余裕がない」 といった声が上がっていることを紹介しました。 照屋氏は子どもの虫歯罹患率について、 失業率や離婚率、育児放棄や児童虐待などの要因が いくつも絡み合っていることが示唆されるとし 「貧困率を下げることが状況の改善につながる」と述べた上で 「親の意識を高めることも重要だ」と指摘しました。
Thu, 29 Nov 2018 11:03:00 +0900
街中の梵字を探して うるま市の古堅さん自費出版
2018年11月27日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市在住の元教諭・古堅宗久さん82歳が 県内の屋敷内や街角にある梵字(ぼんじ)が刻まれた石碑に 焦点を当てた写真集「梵字碑」を自費で出版しました。 梵字は古代インドの文字で碑は 魔除けやご利益を求め、建てられたとみられており 梵字碑は本島だけではなく 多良間島や粟国島でも確認されています。 古堅さんは1年前に粟国島で梵字碑に出会い 当初は刻まれた文字の意味も分かりませんでしたが 調べを進めるうちに、 梵字は一文字ごとに仏や真言を表していることがわかり 街中の文化財として興味を持ったという事です。 古堅さんは 「普段、何気なく歩く石碑の歴史や 文化を感じるきっかけにしてほしい。 およそ300年前に建立されたと伝えられる物もあり 街を散策しながら歴史が深い梵字碑に 目を向けてもらえたら」 と話していました。 写真集「梵字碑」は 県内各地にある梵字33点の写真と 解説文が収録されていて100冊限定で 税込み1000円となっています。
Tue, 27 Nov 2018 16:14:00 +0900
末吉公園で「ノロ殿内」跡が発掘
方言ニュース 2018年11月26日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 旧末吉村、現在の那覇市首里末吉町の末吉公園で 祝女の屋敷「ノロ殿内」跡が発掘されたことについて、 末吉村最後のノロの故新城カメさんの娘で、 殿内で生まれ育った新城初子さん(96)が 当時の暮らしぶりを語りました。 ノロは世襲制で代々家系で 受け継がれます。 初子さんは18歳まで殿内でカメさんと 祖母のカナさんと3人で暮らし、 ヤギ、豚、ニワトリを飼い、奉公人の男性が数人いたということで、 「16世紀ごろに造られたとみられる殿内はかやぶき屋根で、 家には井戸がなく、毎日近くの湧水に水をくみに行くのが 私の仕事だった」と話します。 しかし、沖縄戦を前に状況が一変し、 初子さんは親戚を頼りにカメさんと大阪へ疎開し、 神様を祭っている神屋を守るため沖縄に残ったカナさんは 戦争の犠牲となりました。 殿内も全て消失し、終戦後、沖縄へ戻ったカメさんが ノロを引き継ぎましたが、 ノロの風習・文化は次第に希薄になり、 初子さん自身も拝み方も習わないまま、 カメさんは90歳まで活動を続け、引退し、 末吉ノロはカメさんの代で途絶えました。 殿内跡は記録保存され、 撤去される予定となっており、 初子さんは「ノロは琉球王府時代から続く 沖縄の大切な信仰文化」として、 殿内跡の保存を求めています。
Mon, 26 Nov 2018 13:22:00 +0900
ハワイ捕虜沖縄出身戦没者の手紙を県立図書館に寄贈
方言ニュース 2018年11月23日(金)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 ハワイ捕虜沖縄出身戦没者慰霊祭実行委員会はおととい、 沖縄戦でアメリカ軍の捕虜となった県出身者が 移送先のハワイの県系人にあてた手紙のコピー16枚を 那覇市の県立図書館に寄贈しました。 寄贈式では、 ハワイ捕虜沖縄出身戦没者慰霊祭実行委員会の 高山(たかやま)朝光(ちょうこう)共同代表と 渡口(とぐち)彦信(ひこしん)共同代表が 図書館を訪れて手渡し 「多くの県民に当時の状況を 知ってほしい」と話しました。 手紙には県系人から受けた 支援に対する 感謝の言葉などが綴られています。 元捕虜の渡口さんは 「物資と心のケアの両面で 支援があったことは、 非常にありがたかった。 今でもその恩は忘れない」と話し、 手紙には悲惨な戦争を 再び起こしてはいけないという思いも 込められていると語りました。 寄贈された手紙は 来月開館する県立図書館の移民資料コーナーでの 展示が検討されています。
Fri, 23 Nov 2018 16:13:00 +0900
「沖縄戦で米軍の捕虜となった県出身者の手紙が県立図書館へ寄贈」
方言ニュース11月23日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 ハワイ捕虜沖縄出身戦没者慰霊祭実行委員会はおととい、 沖縄戦でアメリカ軍の捕虜となった県出身者が 移送先のハワイの県系人にあてた手紙のコピー16枚を 那覇市の県立図書館に寄贈しました。 寄贈式ではハワイ捕虜沖縄出身戦没者慰霊祭実行委員会の 高山(たかやま)朝光(ちょうこう)共同代表と 渡口(とぐち)彦信(ひこしん)共同代表が図書館を訪れて手渡し 「多くの県民に当時の状況を知ってほしい」と話しました。 手紙には県系人から受けた支援に対する感謝の言葉などが綴られています。 元捕虜の渡口さんは 「物資と心のケアの両面で支援があったことは、非常にありがたかった。 今でもその恩は忘れない」と話し、 手紙には悲惨な戦争を再び起こしてはいけないという思いも込められていると語りました。寄贈された手紙は来月開館する県立図書館の移民資料コーナーでの展示が検討されています。
Fri, 23 Nov 2018 15:26:00 +0900
秋の風物詩、フーヌユイの日干し始まる
2018年11月22日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 国頭村の秋の風物詩となっている、 フーヌユイ、和名がシーラの日干しが国頭村宜名真で始まっています。 25日に宜名真漁港内で開催される「フーヌユイまつり」で特産として販売される予定で、 フライ、天ぷら、魚のあら汁もあるということで、漁師や住民は準備の真っ最中です。 地域の伝統漁法で水揚げされたフーヌユイは地元の漁師や区民によって3枚におろされ、 およそ1時間塩漬けした後、風通しの良い場所ですだれ状にして2日間日干しにします。 作業は15日から始まっており、およそ3トンの水揚げを目標にしています。 まつりでは600グラム入り1500円のパックと、 300グラム入り500円のパックを合わせて3千パック販売する予定で、 宜名真区の山入端区長は 「まつりで伝統の日干し・フーヌユイを広くアピールし、活性化につなげたい。 多くの方に宜名真区に脚を運んでもらい、まつりを楽しんでほしい」 と呼びかけています。
Thu, 22 Nov 2018 17:15:00 +0900
渡嘉敷、座間味でイノシシ被害深刻化
2018年11月21日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 渡嘉敷島、座間味島で外来種のイノシシによる 家畜や農作物への被害が深刻化しています。 農作物のほかウミガメの卵が食い荒らされた跡も確認され、 渡嘉敷村では家畜のヤギも襲われています。 問題のイノシシは十数年前に食肉用として渡嘉敷島に持ち込まれ、 飼育していたものが逃げ出し繁殖しているとみられ、 一部は豚と交配してイノブタ化しているということです。 一方、座間味島では、渡嘉敷から海を渡ったイノシシが 島内で繁殖しているとみられます。 渡嘉敷村は昨年度までに664頭を捕獲し 300頭以上が生息していると推測しています。 両村はわなを仕掛けるなど駆除に取り組んでいますが、 繁殖力が強く駆除が追い付いていないのが現状で、関係者は 「わなを設置するにも限界があり、 効果的な駆除方法も見つかっていない」 と頭を抱えています。 沖縄国際大学の宮城邦治名誉教授は 「天敵もおらず、イノシシは島の生態系のトップに君臨していて、 駆除が追い付いていない。 生態系の攪乱が非常に懸念される」と指摘しました。 一方、県は今年度から現地調査を始めましたが、 結果がまとまるのは早くて年末になる見通しで、 両村は今後、追加調査や県の実態調査を踏まえ、 連携して駆除方法や規模を再検討する予定です。
Thu, 22 Nov 2018 14:05:00 +0900
中3池原さん最優秀賞 与那原・兄弟小説大会
2018年11月20日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 与那原町東浜でこのほど 初めて開催された「兄弟小節大会」で、 西原町立西原中学校3年の池原輝飛さんが 最優秀賞に選ばれました。 池原さんは幼い頃から大好きな 祖母の金城悦子さんが弾く 三線の音色を聞いて育ったということで、 「おばあちゃんに受賞を伝えたい」と話し、 喜びの涙を流し、会場で応援した金城さんも 「あんなに小さかったのに。立派だった」 と涙で孫の成長を喜びました。 「物心ついた頃には、もう民謡も三線も身近にあった」 という池原さんは、 父方の祖母が踊りをしていたことから、 3歳でかぎやで風を祝いの席で踊りました。 三線は母方の祖母の金城さんが よく家で弾いていたということで、 「おばあちゃんが弾く三線の音が好きだった」 と言う池原さんは、 幼稚園に通っていた頃から金城さんに三線を習い始め、 小学5年から金城さんが通う南城市の三線教室に入りました。 池原さんは、最近ではさまざまな三線大会に出場し、 優秀な成績を収めており、金城さんは 「大会前の前に必ず私にどんな風に弾きたいと話して、 着たい着物をリクエストする。 期待通りの着物を用意しているのが最近は楽しい」と笑います。 受賞後、池原さんは金城さんに「最優秀だったよ」と報告し、 金城さんは「見てたから知ってるよ」応えましたが、 目元には涙がにじんでいました。
Tue, 20 Nov 2018 13:31:00 +0900
違法看板を取り締まる”カバ”?!
方言ニュース 2018年11月19日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市高江洲の県道224号沿いの街路樹の幹が、 プラスチック製の看板を覆い尽くしており、 まるでカバが看板を「ぱくっ」と くわえているように見えます。 発見したのはうるま市の71歳の男性で、 「勝手に看板をぶら下げてはいかんよ、と 木が食べてしまったのでは」 と推測しています。 くわえた木はホルトノキで、 周辺には県立具志川高校や保育所があり、 交通量の多い場所にあります。 およそ2カ月前、農家のこの男性が 畑に向かう途中で気が付いたもので、 「最初、看板がめり込んでいると思った」 木のたくましさを感じる」と話しました。 中部土木事務所維持管理班の 松田主任技師は 「違法看板が多い路線ではある」と話し、 選挙シーズンの9月ごろ、 県道沿いでは違法看板を 数回撤去したということで、 「ホルトノキでは見たことがない。 看板をかむ木は初めて見た」 と驚いた様子でした。
Mon, 19 Nov 2018 18:47:00 +0900
絶滅危惧種をまとめたレッドリストの最新版を公表
方言ニュース11月16日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。 国際自然保護連合は14日、絶滅危惧種をまとめた レッドリストの最新版を公表しました。 沖縄近海などに生息し、食用にもなるマダラハタと アカマダラハタを新たに絶滅危惧種と評価しました。 これまでは準絶滅危惧種とされており、危険度が引き上げられました。 絶滅危惧種には3ランクあり、どちらも最も下のランクと評価しました。 今回の評価では日本の南西諸島近海を含む インド太平洋海域や大西洋のハタ科150種以上を 再評価し、13%が乱獲されていることが判明しました
Fri, 16 Nov 2018 23:21:00 +0900
ペルーの親戚と伊是名島で再会
2018年11月15日(木) 担当 上地和夫先生 伊是名村字諸見の諸見嘉彰さん宅に 先月26日から2泊3日の日程でペルーのリマから親戚が訪れました 訪れたのはヒロシ・モロミ・ナカタさんで、嘉彰さんとはまたいとこです ヒロシさんの母親のアイコさん、叔母のタエコさんとキヌコさんの2人も一緒に訪れました 嘉彰さんとヒロシさんの出会いは2年前の世界のウチナーンチュ大会の時で フェイスブックの情報から偶然つながり、来沖していたヒロシさん親子と伊是名で会うことができました その時は1日しか時間がありませんでしたが 今回は叔母らも連れての再訪問となり、家族のゆかりの地を訪ね、親戚とも交流しました 嘉彰さんは、ペルーに親戚がいることは聞いていましたが、実際に会うことができて驚いたということです 嘉彰さんは「伊是名への思いの強さ、家族の絆の強さに感動した。ペルーで 頑張っている親戚がいることを知り、こうして今は直接会えて話せることがとてもうれしい 今後は自分たちがペルーに行きたい」と話しました。 ヒロシさんたちもとても感動的な素晴らしい時間を過したようで、 「ルーツをたどる旅をしたことで、より感銘深い、意義のある時間となった」と感想を話しました。
Thu, 15 Nov 2018 17:47:00 +0900
県内の飲酒運転摘発件数、全国2位
2018年11月14日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県警は10日から始まっている アルコール関連問題啓発週間を前に、 今年1月から10月末時点で 飲酒運転による摘発が1657件あったと発表しました。 9月末時点での取り締まり件数は 1561件で全国2位の高さでした。 全国1位は茨城県の1722件、 3位は愛知県の1092件です。 県警交通企画課によりますと、 午前6時から10時の摘発数が 422件で全体の4分の1を占めました。 また、人口千人当たりの飲酒運転摘発数は 今年9月末時点で1・08件と全国ワーストでした。 さらに、飲酒がらみの交通人身事故は64件発生し、 このうち死亡事故は1件でした。 県警は「二日酔い状態の運転者が摘発されていると思われる。 長時間飲酒、多量飲酒も原因の一つで 体のアルコール分解の知識を持ってほしい」と注意を呼び掛け、 「年末年始に向け取り締まりを強化するとともに、 アルコール分解の知識や飲酒運転の 代償を理解してもらう交通安全教育を実施する」としています。
Wed, 14 Nov 2018 15:09:00 +0900
中城村教育委員会、移民調査班を設置 人つなぎ、面会実現
2018年11月13日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄県内でも海外移民を多く送り出した市町村の一つである中城村が、 海外渡航した出身者の情報収集など、 中城に関する移民の調査を本格化させています。 ことし4月から村教育委員会に専任の移民調査班を置き、 海外の県系人から舞い込んだルーツ探しの依頼に対応するなど、 フル稼働しています。 「ハワイのエリックさんという方が比嘉さんを探しています」。 中城村津覇の比嘉恒夫さん(75)に 村教育委員会の調査班から連絡があったのはことし6月。 いとこの孫にそういう名前の孫がいることを覚えていた 比嘉さんは面会を快諾しました。 来沖したのは4世の山之端エリックさん(37)。 沖縄への旅行を予定していたことから、 エリックさんが村役場にルーツを探したいとのメールを送っており、 面会が実現しました。 初対面の比嘉さんとエリックさんは、あいさつを交わすと、 縁の地を見て回りました。 また、互いに持ち寄った家系に関する資料を突き合わせ、 名前の読み方や漢字などを確認し合いました。 面会をすぐに希望した比嘉さんは、 「エリックさんのひいおじいさん(比嘉さんの伯父)には、 父の学業を支えてもらったほか、 戦後の苦しい時期にもハワイからたくさんの物資を送ってもらった」 と感謝の気持ちを伝え、 エリックさんとの面会を実現させた調査班の仲立ちにも感謝しました。
Tue, 13 Nov 2018 15:35:00 +0900
ひやみかち那覇ウォーク 4453人が汗を流す
方言ニュース 2018年11月12日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報のニュースから紹介します。 「ひやみかちなはウォーク2018」はきのう、 子どもからお年寄りまで過去最多の4453人が参加し、 那覇市を中心開かれ、 汗ばむ陽気の中、参加者はそれぞれのペースで歩き、 那覇の歴史や文化、自然を満喫しました。 大会最長35キロの「なはうふまーい」コースに 「軽いノリ」で参加したという職場の同僚で、 20代の女性3人は「脚がもうパンパン」と言いつつも、 「初めて首里に行く。楽しみ」 「意地でもゴールする。 打ち上げが楽しみ」と笑顔を見せていました。 また、那覇市久米の福州園では 太極拳講座があり、 両親と体験した24歳の男性は 「難しかったけど楽しめた。 福州園に初めて入ったが、 那覇の魅力を再発見できた」 と話しました。 午後には平年を1・7度上回る 27・0度を観測し、 「少しでも街がきれいになれば」と、 ごみを拾って歩いた69歳の男性は「暑い…」と話しました。 一方、スタート、ゴール地点の 沖縄セルラーパーク那覇には、 歩き終えた参加者の笑顔があふれ、 母親とともに10キロのコースを 完歩した小学2年の女の子は 「ゴールできてうれしい。来年も出たい」 と白い歯を見せていました。
Mon, 12 Nov 2018 14:14:00 +0900
那覇市の末吉公園内でノロ殿内(どぅんち)が発掘
方言ニュース11月9日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 那覇市文化財課は末吉公園内で、昨日までに、 末吉村(すえよしむら)の行事をつかさどる ノロの屋敷「ノロ殿内(どぅんち)」跡を発掘しました。 ノロ殿内跡が発掘されたのは那覇市で初めてです。 屋敷には、ノロが琉球王国時代から住んでいたとみられます。 那覇市は、明日、午前10~11時、ノロ殿内跡の現地説明会を 発掘場所の末吉公園内で行います。 文化財課主任学芸員の吉田(よしだ)健太(けんた)さんは 「当時のノロの生活様式の一端を知ることができる。ぜひ見に来てほしい」 と呼び掛けました。 末吉公園の整備に伴い、那覇市は2015年から末吉村跡の発掘調査を進めてきました。 遺構は記録保存される予定です。 屋敷跡の敷地面積は約500平方メートルで、 馬屋(うまや)や「フール」と呼ばれる小屋を兼ねた便所、 ヒンプンとみられる石積みのほか、石畳など、屋敷内の配置が分かる形で発見されました。
Fri, 09 Nov 2018 11:19:00 +0900
交通事故を防げ!事故多発交差点のチラシ配布
2018年11月8日(木) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介しています。 日本損害保険協会沖縄支部はこのほど、 交通事故が多発している県内の交差点を周知するチラシ2万枚を県警本部に贈呈しました。 チラシは2011年から支部が毎年作成し、県警が各警察署に送付しているもので、 県民に配布したり、ホームページに掲載したりしています。 去年、最も事故が多かったのは 那覇市の津嘉山バイパス入り口交差点と宜野湾市の旧伊佐交差点で、ともに10件でした。 交差点の事故で最も多いのが出会い頭で3割を占め、 追突と右折と左折をする際の事故がそれぞれ2割で続いています。 そのほか事故の多い交差点は、那覇市のおもろまち駅前交差点、 沖縄市の沖縄南インター交差点、那覇市の久茂地交差点となっており、 全人身事故5168件のうち、交差点の事故は2673件で半数を占めています。 支部の外間委員長は「交通事故防止活動への取り組みに協力をお願いする」と話し、 県警交通部の小禄部長は「幅広く地域に配布し、有用に活用していきたい」と応じていました。
Thu, 08 Nov 2018 18:21:00 +0900
古島駅周辺の点字ブロック補修へ
2018年11月7日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄都市モノレール「ゆいレール」の古島駅の下を通り、 県道82号に接続する北向け道路の歩道上にある点字ブロックが およそ30メートルにわたって剥がれて途切れており、 1年以上補修されておらず、 身体に障害がある人たちから 「非常に危険だ。早く直してほしい」と 早期の補修を求める声が上がっています。 これに対し、道路を管理する県南部土木事務所は 「配慮が欠けていた」として、 できるだけ早く補修に取り掛かる意向を示しています。 歩道には現在、ラバーポールと呼ばれる オレンジ色の視線誘導標が18本設置され ポール内に歩行者が入れないよう規制されています。 県は、点字ブロックのみの補修で済む場合すぐに対応していますが、 古島駅下の点字ブロックについては、 歩道に一部ひび割れなどがあることから、 まとまった予算が必要になるとし、 当初「18年度中の補修は困難」との見解を示していました。 しかし点字ブロックが剥がれただけでなく、 ポールによる規制で歩道幅が半分に狭まったことについても、 利用者からは懸念の声が上がっており、 県は「歩行者は通りやすいようポールの 位置をずらせないか対策を考えたい」とし、 「ほかにも異常を発見したら報告してほしい」と呼び掛けました。
Thu, 08 Nov 2018 12:57:00 +0900
南米と沖縄の子ども達が交流 世界のウチナーンチュの日特別講座
2018年11月6日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 10月30日は「世界のウチナーンチュの日」。 特別企画としてペルー、ブラジルと沖縄を インターネットでつないで子どもたちが交流する出前講座が、 沖縄市のコザ小学校で行われ、交流を楽しみました。 「レッツスタディーウチナーネットワーク出前講座」と題して 県、沖縄市が主催し、 講座では「さどやん」こと佐渡山安博さんが沖縄移民の歴史や、 終戦直後に海外県系人から多くの支援物資が寄せられたことなどを 紙芝居で説明しました。 また、児童の父親で、ペルー出身の県系人・屋比久カルロスさん、 ブラジル出身のドス・サントス・エドアルド・クリマシオさんが 母国について説明しました。 屋比久さんは空手に励んでいることにも触れて 「沖縄とペルー、どちらの文化も誇りで、大切にしている」と語りました。 FC琉球でコーチを務めるドスさんは鮮やかなボールさばきを披露し、 子どもたちは大きな歓声を上げました。 コザ小の児童が「お菓子は何が好き?」 「学校には何を持っていくの?」などと質問すると、 現地の子どもたちはカメラに向けてかばんを開き、中を公開。 子どもたちは「同じだ」などと盛り上がり、 質問した4年の児童は「自分と同じで、案外普通だった」と話し、 交流を喜びました。
Tue, 06 Nov 2018 13:57:00 +0900
「池間民族」の伝統行事行われる
方言ニュース 2018年11月5日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宮古島市平良の池間島と、島から分村した 平良西原、伊良部佐良浜地区の人たち、 いわゆる「池間民族」の伝統行事の 豊年祈願祭「宮古節」が先月29日から3日間、 各集落で行われ、地域住民ほか 宮古島内外の出身者らも駆け付け、 泡盛を練乳で割ったミルク酒を 酌み交わしながら、 クイチャーや奉納相撲などで盛り上がりました。 ミャークヅツは男性を中心に、五穀豊穣や子孫繁栄、 集落の繁栄を祈願するもので、 毎年旧暦8月以降の最初の 甲午の日に行われます。 「生きている今を楽しもう」という意味を 持った祭りとされています。 各地区とも一定以上の年齢の男性が中心で、 初めて参加する年代の男性は 「新入生」と呼ばれます。 このうち、平良西原では中日に 男性らが黒色のスーツ姿に ねじり鉢巻きで集落内を練り歩き、 およそ1キロの道のりを、歌と太鼓に 合わせて力強く踊り、 時折「五穀豊穣」の 旗を掲げながら行進しました。 一行が座と呼ばれる広場に到着すると、 この1年に地元や沖縄本島、 県外で生まれた子どもたちの数が 報告されました。 相撲にも参加した新入生の49歳の男性は 「一人一人の思いが強くて、 団結力を感じる。 地域の伝統文化の大切さを体感した」と話しました。
Mon, 05 Nov 2018 14:03:00 +0900
渡久地明奈さんら、老人ホームを慰問
方言ニュース11月2日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 琉球新報ニュースです。 ラジオでも活躍している「あっきーな」ことタレントの渡久地明奈さんと シンガーソングライターの渡久地実来(みく)さん、 伊江村在住の山城里美(さとみ)の3人が先月17日、「老人ホームいえしま」を慰問し 「つなぐ 命・音で想いをつなぐ平和な明日へ」というタイトルで公演を開きました。 公演では明奈さんが「ヌチカジリ生きる」との題で 祖父の沖縄戦の体験談をもとに集団自決を試みたが 生き残った話を里美さんの歌三線にのせて語りました。 また、明奈さんが自作の詩「つなぐ花」を朗読し、実来さんが歌三線で伴奏しました。 明奈さんは 「老人ホームでの公演は初めて。戦争を体験された方々に 聞いていただくことが意義のあることだと考えた。 島のおじい、おばあの思いを受け継ぐことができるように 心を磨いていきます」と話しました。 利用者の90歳の女性は 「私は平和という言葉が大好き。戦争の話を語り継ぐ皆さんの思いに涙が出た」 と語りました。
Fri, 02 Nov 2018 15:57:00 +0900
ミシュランに認められた味、沖縄料理店「ソーキ家」
2018年11月1日(金) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 このほど発売されたホテルとレストランの格付け本「ミシュランガイド京都・大阪+鳥取2019」に新たに沖縄料理の項目が設けられ、 宜野湾市出身の澤岻努さんが大阪市中央区で営む「ソーキ家」がお薦め店として紹介されています。 ミシュランガイドは店の評価を星の数で表すことで知られ、 世界的な権威を持っており、ソーキ家は価格以上の満足度が得られて、 5000円以下で楽しめる店であることを表す「ビブグルマン」という表記付きで評価されています。 ソーキ家がミシュランガイドに掲載されたのは3回目で、 これまでは日本料理や居酒屋に分類されていましたが、 今回のガイドで初めて「沖縄料理」が独立した項目として紹介され、ソーキ家が掲載されました。 澤岻さんの喜びもひとしおで「沖縄料理が認められた形なので、うれしい。先輩方の良い店もいっぱいあるのに、うちが掲載されていいのかなと迷った。沖縄料理の良さをもっと広めたい」 と意気込みを見せました。 澤岻さんは宜野湾高校卒業後に大阪の調理師専門学校に入学しました。 卒業後は大阪の料亭や沖縄料理店で腕を磨き、2011年にソーキ家を開業しました。 店を営むかたわら、「がじまるの会」というエイサー団体の会長も務めています。
Thu, 01 Nov 2018 17:53:00 +0900
八重山舞踊「無錆之会」の教師が誕生 親子で初、中北部で唯一
2018年10月30日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 勤王流八重山舞踊「無錆之会」の 6月の教師免許資格審査会で、 金武町の仲宗根洋子さん75歳、 利恵さん48歳の親子がそろって合格し、 中北部で唯一の「無錆之会」の教師が誕生しました。 「無錆之会」で 教師免許を持っているのは数人しかおらず、 親子での取得は初めてです。 親子教師誕生のきっかけは、 県外での生活が長かった利恵さんの 「沖縄らしさに触れたい、学びたかった」という 沖縄の伝統文化への思いだということで、 5年前に「無錆之会」の名護公演を見て一目ぼれしました。 一方、洋子さんは竹富町の黒島出身で、 会の川井民枝会主とも交流があり、 「古里の踊りだから少しだけかじっていた。 娘が習うというので、私も本格的にやろうと思った。 合格は娘のおかげ」と笑います。 2人は、金武町で洋子さんが経営する 飲食店の一部を改装してつくった舞台で稽古に励み、 来月3日には洋子さんの古里黒島での 里帰り公演も予定しています。 教師免許合格を期に、 金武町で教室も開いたということで、 「やんばる地域は八重山舞踊を見たことがない人も多い。 伝統継承のために励みたい」と声をそろえました。 2人の師匠の川井会主は 「教える側になり、苦労することもあるかもしれないが、 2人で助け合いながら頑張ってほしい」 とエールを送っています。
Tue, 30 Oct 2018 17:48:00 +0900
知花くららさん 海外視察のエピソード語る
方言ニュース 2018年10月29日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 明日の「世界のウチナーンチュの日」を前に 今月26日、県主催のトークイベントが 那覇市内で開かれ、 国連WFP日本大使として 数多くの国を視察した知花くららさんが 飢餓や紛争など世界が解決するべき課題について 発信しました。 知花さんは「視察のエピソードを 多くの人に伝えることが 私の責務で、このような場を 与えてもらえて 大変ありがたい」と話し、 ふるさと沖縄については 「世界に出て、改めて 沖縄の宝物に気がついた。」 と語りました。 進行役を務めた 琉球大学の宮里大八(みやざとだいや)特命准教授は 一人親家庭などの中高校生を対象に 海外渡航費を支援する プログラムに取り組んでおり、 「家庭環境が厳しい子供たちにも 海外で視野を広げてほしい。 そこで若い世代が沖縄の良さに気づき 地元の文化を伝えていくことは ウチナーンチュネットワークを広げていくためにも 大切だと思う。」と語りました。
Mon, 29 Oct 2018 15:19:00 +0900
宮古島のパーントゥなどが無形文化遺産登録へ
方言ニュース10月26日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 琉球新報ニュースです。 文化庁は今月24日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の補助機関が 「宮古島のパーントゥ」(宮古島市)など8県10件の伝統行事で構成する 「来訪神 仮面・仮装の神々」を無形文化遺産に登録するよう勧告したと発表しました。 来月26日から12月1日までインド洋のモーリシャスで開かれる ユネスコ政府間委員会で、勧告通り登録が決まる見通しです。 県内からは2010年11月に組踊が単独で ユネスコの無形文化遺産に登録されました。 今回の登録が決まれば県内では2例目で、 世界に誇る貴重な無形文化遺産として認められることになります。 来訪神は、正月などに仮面をかぶったり仮装したりした人が 「神」として家々を訪れ、幸福をもたらすとされる行事で、 宮古島市平良島尻と上野野原で行われている「宮古島のパーントゥ」を含め、 10件はいずれも国の重要無形民俗文化財に指定されています。
Fri, 26 Oct 2018 14:14:00 +0900
玉陵が国宝指定へ
2018年10月24日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国の文化審議会はこのほど、 琉球王国の国王の陵墓「玉陵」を国宝に指定することを 柴山文部科学大臣に答申しました。 これまで、県内では那覇市所有の 「琉球国王尚家関連資料」が国宝指定を受けていますが、 県内の建造物の国宝指定は初めてで、 近く、官報の告示により正式に指定されます。 今回の玉陵の指定を含め、国宝は226件となります。 玉陵は琉球国王尚真王が1501年に築造したもので、 首里城の西に位置しています。 石牆で囲む敷地の奥に連立する3棟の墓室は、 琉球地方特有の「破風墓」で、 現存する破風墓では最古で最大規模とされます。 所有は那覇市で、2000年に世界文化遺産に登録された 「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」の 構成資産の一つになっています。 今回、国宝として答申された建造部分は、 墓室3棟と、それらを取り囲むようにしてある石牆2棟です。 那覇市の城間幹子市長は 「建造物の国宝指定は県で初めてで、 市民の誇りになるものと、大変うれしく思う。 貴重な文化財を未来に継承していくために、 文化財の保護、保存にしっかりと努める」 とコメントしました。
Wed, 24 Oct 2018 15:11:00 +0900
沖縄移民の父・當山久三 生誕150年記念祭
2018年10月23日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄移民の父と呼ばれる 當山久三の生誕150年記念祭がこのほど、 出身地の金武町で開かれました。 当時、移民を見送る場所だった ドンダン小で開かれた顕彰式には多くの町民が参加し、 フィリピン出身で金武小学校6年の サイソン・ジューマさんが児童代表であいさつし、 「日本に来たばかりの時は日本語が話せず 悔しくて泣いたこともある」と振り返った上で、 當山が移民出発式で読み上げた 「いざ行かん、我らの家は五大州、誠一つの金武世界石」 を暗唱し、 「困難に打ち勝ち先達が切り開いた道を受け継ぎ、 町の発展につなげていきたい」などと誓いました。 記念祭は、 困難を乗り越え移民事業を成功させた 當山の不撓不屈、進取の気性を「金武魂」として 次世代に継承しようと、町民総出で盛り上がりました。
Tue, 23 Oct 2018 14:08:00 +0900
ライカムで大相撲の魅力発信 「抱きしめてツナイト in 沖縄出稽古」
方言ニュース 2018年10月22日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球新報社の創刊125年を記念した 「大相撲展」の関連イベント、 「抱きしめてツナイトin沖縄出稽古」がきのう、 イオンモール沖縄ライカムで開かれ、 相撲愛好家として知られるコラムニストの能町みね子さん、 元闘牙の千田川親方らが 特設ステージに登壇し、 「力士は豪快なエピソードも多い。 巡業だけでは本場所の成績は 見えてこないが、 ぜひ取組を見てほしい」と話しました。 この中で、「白鵬には負けたことはない。 対戦したことがないから」 と聴衆を笑わせた千田川親方は、 現役時代の思い出話を披露し、 元貴乃花親方について 「対戦したときに思い切り顔を張ったが負けた。 寄り切られた後にすぐ土俵に 戻してくれたときに 『この人には勝てない』と思った」と振り返りました。 能町さんは「力士は自分の対戦内容をよく覚えている。 巡業は本場所のバロメーターにはならないが、 相撲をぜひ楽しんでほしい」と話しました。 大相撲展は来月4日まで開かれており、 化粧まわしや床山の道具などが 展示されている他、 仮想の相撲体験もあります。
Mon, 22 Oct 2018 15:10:00 +0900
伝統蒸留酒「イムゲー」が復活。
「 伝統蒸留酒「イムゲー」が復活。 」 方言ニュース10月19日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 石垣市の請(せい)福(ふく)酒造、宮古島市の多良川、 久米島町の久米島の久米仙の離島酒造3社と うるま市の沖縄県工業技術センターが、 100年以上前に県内で庶民に広く親しまれた 伝統蒸留酒「イムゲー(芋酒)」を 復活させました。 来年春にも商品化し、3社で同時に発売します。 復活させたイムゲーを泡盛と並ぶ酒として発展させ、 沖縄の酒造業界の活性化につなげます。 県産のイモや黒糖を利用して離島の1次産業の発展にも期待を寄せます。 イムゲーはおよそ100年以上前に造られており、 首里王府の管理下で造られた泡盛と違い、 庶民に身近なイモや黒糖で自家用に製造していました。 酒造3社と県工業技術センターは2015年からイムゲーの研究を始め、 現在の酒造設備で製造できる技術を確立しました。 イムゲーは今日からはじまった「沖縄の産業まつり」と 来月3、4日の「2018八重山の産業まつり」、 23日から始まる「離島フェア2018」で、試験販売されます。
Fri, 19 Oct 2018 14:08:00 +0900
新県立図書館の会館準備進む
2018年10月17日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 動き始めた新那覇バスターミナルがある 那覇市泉崎の複合施設「カフーナ旭橋」で、 新県立図書館の開館準備が進められています。 広さはこれまでの図書館の2倍で、 自由に手に取れる本は3倍近い30万冊に増えます。 新図書館は複合施設の3階から5階に開館するもので、 モノレール旭橋駅に面した吹き抜けのエントランスホールは ガラス越しに秋めいた空が広がり、テーブルや椅子を置き、 カフェのように本をゆっくり読めるようになるということです。 本を活用しながら人が集まり、 学びや交流に使えるスペースもふんだんに設けました。 明るい光が満ちる3階は子ども関連の書籍や展示スペース、 5階は落ち着いた雰囲気で沖縄関連の資料を集め、 4階にはビジネス関連エリア新設しました。 関連書籍や雑誌を集めただけではなく、 貸し出し用のパソコンでは地域ごとの 人口構成や商品購買などの統計データベース、 県内や全国の新聞記事も検索できます。 裏方では検索システムと連動して 奥の書籍から目的の本が児童で取り出せる「自動化書庫」が起動し、 職員に代わり、機械が本を運んでくれます。 新館は祝日も休まず、平日、土日とも午後8時まで開館し、 12月中に予定される開館日は近々発表されます。
Wed, 17 Oct 2018 14:05:00 +0900
曽祖父・山内盛彬の研究を継承 千葉出身・盛貴さん
2018年10月16日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 失われつつあった琉球王国時代の音楽を保存した 研究者の山内盛彬のひ孫で、千葉県出身の盛貴さんが、 曽祖父の研究を継ごうと県立芸術大大学院で学んでいます。 大学院での研究に加え、 盛彬が保存したおもろ、クェーナ、御座楽、湛水流といった 音楽を受け継ぐ人々にそれらの実演を教わっているもので、 このほど那覇市の識名園で開かれた盛貴さんと 静岡県出身の妻の瑛美香さんの結婚式では、 盛彬が保存した音楽を継承する人々が おもろやクェーナなどで祝福しました。 盛貴さんは去年、芸大の修士課程に進学し、 盛彬が保存した神歌などが今どのように継承され、 発展しているかを研究しており、 「理論と実演の両方ができる研究者になりたい。 曽祖父が保存した音楽を継承する 各団体をつなぐ役目もできたらいい」と語ります。 一方、妻の瑛美香さんは津軽三味線奏者で、 中学の時に全国大会で個人2位になったほどの腕前で、 今年1月に沖縄に移り住み、結婚しました。 盛彬の代から交流のあった人々が結婚を祝福してくれたことに、 瑛美香さんは「ありがたい」と笑顔を見せ、盛貴さんは 「将来は妻と一緒に音楽教室を開いたり、 ライブをしたり、音楽面でも一緒に歩んでいきたい」と話しました。
Tue, 16 Oct 2018 13:47:00 +0900
沖縄移民の父の生誕150年記念祭
方言ニュース 2018年10月15日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄移民の父と呼ばれる當山久三の 生誕150年記念祭がきのう、 出身地の金武町で開かれ、 町民による大規模パレードや 當山久三を描いた演劇を通して、 困難に打ち勝ち移民事業を成功させた「金武魂」を再確認し、 次世代に継承することを改めて誓いました。 當山久三は1868年に金武間切並里 現在の金武町並里に生まれ、 1899年に県内初の移民30人をハワイへ送り出しました。 その後も多くの県民が海外へと渡り、 移民した県出身者は、 沖縄が戦争で壊滅的な被害に遭うと、 古里を助けようと多くの寄付を贈り、 復興への足掛かりをつくりました。 当時、移民を見送る場所だったドンダン小(グヮー)、 現在の金武町金武で開かれた顕彰式では、 町内の5つの区が空手や 獅子舞などを披露し、 祭りを盛り上げました。 記念祭には町内外から多くの人が訪れ、 このうち宜野座村から友人と訪れた28歳の男性は 「移民の始まりが金武町だとは 知らなかった。 チャレンジ精神を大切にしていこうと思う」 と笑顔で話していました。
Mon, 15 Oct 2018 17:15:00 +0900
伝統行事パーントゥ・プナハが行われた。
方言ニュース10月12日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 全身に独特のにおいのする泥をまとい、 仮面をかぶった神が人や物に泥を塗って厄払いする、 宮古島市平良島尻の伝統行事「パーントゥプナハ」が 今月8日から9日にかけて集落内で行われました。 地域住民や観光客など多くの人が駆けつけ、 集落には歓声と悲鳴が響き渡りました。 島尻のパーントゥは国指定重要無形民俗文化財で、 毎年旧暦9月ごろに行われています。 3体のパーントゥは午後5時すぎ、集落の外れにある 「ンマリガー(生まれ井戸)」から登場し 待ち受けていた子どもたちからは歓声があがり、 観光客やカメラを構えていた報道陣も含め 顔や洋服に容赦なく泥を塗りつけました。 初めてパーントゥを見た女性は 「逃げる間もなく泥を塗られた。地域の人たちもみんなで盛り上がっていて、 独特の雰囲気がとても楽しかった」と話し、 泥だらけの顔で満面の笑みを浮かべていました。
Fri, 12 Oct 2018 17:10:00 +0900
南城市の廃棄物処分場一部供用開始
2018年10月10日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南部広域行政組合はこのほど、 南城市玉城字奥武に建設中の被覆型一般廃棄物最終処分場 「美らグリーン南城」の一部供用開始を祝うセレモニーを開きました。 施設は最終処分場がなかった本島南部の 3つの市と3つの町が利用するもので、 屋根がある被覆型最終処分場は本島内では初めてです。 全施設は2020年に完成予定で今後15年にわたって運用されます。 「美らグリーン南城」には 2つの埋め立て処分施設と1つの浸出水処理施設があり、 今月1日から供用開始されたのは、 5年分の埋め立て処理施設と浸出水処理施設で、 残り10年分の埋め立て処理施設は来年度に着工し、 再来年に全施設が完成します。 施設は2033年まで利用され、 その後の最終処分場は南城市を除き、 持ち回りで2つの市と3つの町に建設することで合意しています。 処理方法は、焼却処理されて運ばれてきた 残さ=燃えかすを埋め立て処分施設に運び、 残さに付いた有害物質や汚れに散水して洗い流します。 汚水は浸出水処理施設で浄化され、 埋め立て施設での散水用として循環させて活用します。 セレモニーで宜保理事長は 「最終処分場は南部住民の懸念だった。 跡地利用も考慮しながら地域づくりに貢献したい」とあいさつしました。
Wed, 10 Oct 2018 13:50:00 +0900
登川エイサー再興へ 高校生2人が奮闘
2018年10月9日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市登川に伝わるエイサーを再興させようと、 登川青年会で活動する中部農林高校3年の平田大樹さんと、 嘉手納高校1年の仲宗根冬華さんの2人が奮闘しています。 青年会員は現在2人ですが 「地域の人に青年会があること、 エイサーを練習していることを知ってもらいたい」と、 青年会OBの協力を得て毎日欠かさず練習を続けており、 来年の全島エイサー出場を目標に、 集落に太鼓の音を響かせています。 登川エイサーは、 バチを持つ右手をダイナミックに回し 豪快に表現するのが特徴で、 幼少期から「エイサーの音を聞いて育った」という平田さんは 「いつか自分も青年会でエイサーを踊りたい」 という夢を持って、去年から青年会に加わりました。 一方、仲宗根さんは 「子供会でずっとやってきたから、手踊りは体に染みついている」 と音が鳴り出すと同時に、優雅な踊りを披露します。 全盛期には会員が100人以上いたという登川青年会。 青年会長を務める平田さんは 「登川も人数が集まれば、他の地域のエイサーに見劣りしないほど すごい振り付けがたくさんある」と自信を見せ、 仲宗根さんも 「みんなで一緒に踊れるのが楽しい。来年こそは全島に出たい」 と力を込めていました。
Tue, 09 Oct 2018 13:38:00 +0900
大綱の迫力に観客大興奮
2018年10月8日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報からお伝えします。 第48回那覇大綱挽が7日、 那覇市の国道58号久茂地交差点で行われ、 主催者発表で、およそ27万人が詰め掛け、 会場は興奮に沸き返りました。 この大綱挽は、 琉球王国時代の1450年ごろに 始まったとされています。 1935年に一度途絶えたものの 1971年に復活しました。 1995年には「世界一大きなわら綱」として ギネスブックに認定されました。 勝負は昨年に続き東(あがり)が勝利。 開始当初から優位に立ち、 西(いり)も一時は踏みとどまったものの、 12分で決着をつけました。 千葉県から家族3人で参加した 荒井幸司(こうじ)さん(63)は、 「声がかれるくらい頑張った。 一体感があって良かった」 と満足気に話しました。 綱挽に先立ち、空手家による演武や くす玉開きなども行われ、 国際通りでは旗頭行列も実施されました。 終了後は会場が一体となったカチャーシーで 大盛況となり、 親子連れや国内外から訪れた観光客らの笑顔が広がりました。 通算成績は東(あがり)の16勝14敗15引き分けとなりました。
Mon, 08 Oct 2018 15:01:00 +0900
糸満大綱引にて、喜納いろはさんが旗頭を務める。
「 糸満大綱引にて、喜納いろはさんが旗頭を務める。 」 方言ニュース10月5日(金)放送分。 今日の担当は糸数正和さんです。 先月24日に行われた糸満大綱引きの道ズネーで 那覇市の首里金城町青年会のメンバーで、 浦添高校1年生の嘉納彩羽(いろは)さん(16歳)が 糸満(いとまん)上之(うえの)平区(ひらく)の旗持ちを務め、 ひときわ大きな歓声と拍手が湧きました。 喜納さんは小学4年で旗頭を始め、 上之平区との交流で初めて糸満大綱引に参加しました。 当日は約47キロの旗頭を持ち、大綱引を盛り上げた。 嘉納さんは「旗頭は重ければ重いほど楽しい」と笑顔を見せました。 首里金城町青年会と上之平区は数年前から互いに旗頭のイベントに 参加するなど交流を深めています。 糸満大綱引には金城町から4人が参加し全長約5・5メートル、 重さ約47キロの上之平の旗頭を交代で持ち、約1キロの道ズネーを勇壮に歩きました。 嘉納さんは城西小4年の時、クラブ活動で旗頭と出合い、 中学2年で女性初のリーダー「旗方(はたほう)」を務めました。 喜納さんは旗頭について 「何かあったら仲間が支え、助けてくれる。チームワークがいい」と魅力を語っています。
Fri, 05 Oct 2018 09:42:00 +0900
ゆいレール駅 車いすの方への配慮訴え
2018年10月5日(金) 担当 上地和夫先生 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄都市モノレールの古島駅から 国道330号沿いにある浦添市方面行きの路線バスに乗り換える際、 車いすではバス停にたどり着くことが難しいことが分かりました。 おもろまち方面へは、 古島駅東口からエレベーターで地上に降り、 横断歩道を渡ってバス停に行くことができる一方で、 浦添方面へのバス停には西口から階段を使わなくてはなりません。 エレベーターで降りると道路を横切る必要がありますが、 横断歩道はなく、道路を渡っても段差があり、 車いすではバスを待つスペースに上ることができない状態になっています。 このほど、県の担当者に現地で状況を説明した小渡里子さんは先週、 那覇市首里石嶺町の自宅から1人で研修先の宜野湾市のNPO法人へ行くため、 古島駅でバスに乗り換えようとしましたが、バス停に行けず途方に暮れたということで、 「車いすだけでなく、ベビーカーや高齢者も不便。誰もがいつ障がいを負うか分からない。 道路はいろんな状況を想定して造ってほしい」と訴えました。 これに対し、県の謝花都市モノレール室長は、 「車いすの方への配慮が足りない面があるのは確か。 今後、南部土木事務所とも調整しながら、どのような対応策があるか確認していきたい」と話しました。
Thu, 04 Oct 2018 18:28:00 +0900
県内有効求人倍率が初の1・2倍超
2018年10月3日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄労働局がこのほど発表した 8月の県内有効求人倍率は1・21倍で、 前の月から0・07ポイント上昇し、 復帰後初めて1・2倍を超えました。 好調な県内景況を背景にした企業の人手不足から 求人件数が高水準で推移している一方で、 売り手市場の中、求職者の数は減る傾向にあり、 求人倍率を押し上げています。 県内有効求人倍率が1倍台を超えるのは23カ月連続で、 企業が採用を希望する人数が、 仕事を探している人の数を上回る状況が続いています。 しかし、正社員の職を希望する人に対する 求人数を示した正社員有効求人倍率は 0・57倍で、前の月に比べて 0・08ポイント上昇したものの、 全国平均1・13倍を下回って 依然として全国最下位が続いています。 一方、県の発表した8月の完全失業率は 3・3%で、前の年の同じ月に比べて 0・1ポイント改善しました。 労働局の安達局長は 「有効求人倍率は過去最高を更新し、 着実に改善が続いている」との判断を示した上で 「正社員求人は確実に増加しているが全国平均の半分であり、 希望に対し供給は十分ではない」と述べ、 15歳から30歳の若年層を中心とした 非正規比率の高さを課題としました。
Wed, 03 Oct 2018 15:54:00 +0900
棒術に魅了され(琉球新報 9月20日落穂より)
2018年10月2日(火) 担当は宮城葉子さんです。 きょうは琉球新報9月20日付の落穂から、 運転那美さんの記事を紹介します。 私が琉球空手を習い始めて今年で15年目になります。 2020年の東京オリンピックでは、 空手が正式競技種目として選ばれました。 ちなみに、私が通っている「空手道今野塾」は 作家の今野敏先生が主催しており、 首里手ショウリン流の系統です。 しかし、恥ずかしながら、今野塾に入るまで、 空手の歴史は沖縄から始まったことさえ知らず、 空手といえば極真空手だと思っていました。 那覇手、首里手、泊手など様々な系統がある中で、 私の習っている首里手は琉球王朝時代、 首里に住む士族たちによって継承・発展してきた唐手であり、 古武術として棒術とサイがあります。 棒術は一般的に六尺棒を用い、型や組み棒などを練習します。 また、サイは江戸時代の岡っ引きが使用した 十手に似た形状をしていて、基本的に2本1組で使用し、 突き、打ち、払いといった使い方をします。 私は特に棒術が好きで、 技や一つ一つのタイミングが難しくスリリングで、 決まった時の爽快感は病みつきになります。 空手の約束組み手だと尻込みしてしまう体格の良い兄弟子が相手でも、 タイミング次第で勝つことができ、相手の鼻先3センチの所で止め、 「まいった」の顔を見るのはたまらないものがあります。
Tue, 02 Oct 2018 15:07:00 +0900
宮古島市 ヤギふれあい牧場開放
方言ニュース 2018年10月1日(金)放送分です。 担当は、糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 青空の下、カラフルに彩られた コンクリートブロックで のんびりと過ごすヤギたちがいます。 アロエベラの生産などに取り組む「しろう農園」が このほど、宮古島市上野宮国にヤギふれあい牧場を オープンしたもので、 アロエベラの畑におよそ20頭のヤギと、 餌やりなどをして触れ合えるということです。 当初、畑の雑草を食べさせるために ヤギを飼育していましたが、 通り掛かる観光客らが足を止めて 写真撮影などしていたことから、 体験型の牧場として 開放することにしました。 カラフルな「ヤギピラミッド」でくつろぐヤギの姿を 眺めることができるほか、 有料の餌を購入した餌やりや 子ヤギとの 触れ合いも楽しめるということで、 観光で神奈川から訪れた31歳の女性は「マイペースなヤギたちが とてもかわいくて、癒やされた。 また遊びに来たい」 と笑顔を浮かべていました。 農園は年中無休で開園し、 今後、ふれあい牧場での畜産や 農業体験なども行っていくということで、 「気軽に訪れてもらい、 ヤギたちとのんびり触れ合ってほしい」 と話しています。
Mon, 01 Oct 2018 10:51:00 +0900
「 島立の心構えを学ぶ 」
「 島立の心構えを学ぶ 」 方言ニュース9月27日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 北大東村の北大東小中学校でこのほど、 小学校6年生から中学3年生の児童、生徒を対象に、 北大東小中学校出身の高校生の話を聞く 「先輩高校生から学ぶ会」が開かれました。 島の子どもたちは高校進学のため、 15歳で親元を離れ自立した生活を送らなければならないことから、 児童生徒や保護者に進路決定の参考にしてもらい、 島外での自立した生活を送る心構えを育成しようと、 村学力向上対策委員会が毎年開いているもので、 今年は県立那覇国際高校と県立首里高校の2年の女子生徒2人が招かれました。 2人とも県立離島児童生徒支援センターで寮生活をしながら通っており、 勉強と部活を両立させた日常の様子などを紹介しました。 在校生からは「受験勉強はどのようにしたか」や、 「友達はすぐできたか」、「困ったことや悩みは」などの質問が寄せられ、 2人は「毎日勉強して習慣化したほうがいい。島出身だと声を掛けてくれて友達もすぐできた。部活はしたほうがいい。寮は雰囲気もいいし、離島出身で似た境遇だから悩んだりした時も仲間や先輩たちに相談して励ましあっている」とアドバイスしていました。
Thu, 27 Sep 2018 18:00:00 +0900
伊江島観光協会、観光長官表彰に輝く
2018年9月26日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伊江島観光協会が、 観光庁主催の第10回観光庁長官表彰に選ばれました。 県内団体の受賞は初めてです。 伊江島観光協会は2003年から 農業や漁業、三線教室などの体験型民泊事業を始め、 昨年度は村人口のおよそ4倍に当たる 1万8617人を受け入れており、 島の各産業や島民を巻き込み、 教育旅行=修学旅行民泊を島の一大産業に 成長させたことが評価されました。 修学旅行に特化した伊江村の民泊は、 当初は300人程度の受け入れ人数だったということで、 伊江島観光協会の古堅会長は 「民泊で島全体が潤っている。 長年やってきたことが認められて、 島全体の励みにもなると喜び、 民泊を体験した子供が再び 来島することもあるということで、 「一般向けの民泊も充実させていきたい」と述べ、 さらなる受け入れ態勢の強化に取り組む意欲を見せました。 表観光庁長彰は、 魅力ある観光地づくりなどで観光の振興や 発展に寄与した個人や団体に 贈られるもので、 今回は他に熱海市や、 ぐるなびなど4団体が選ばれました。 表彰式は来月1日に東京で開かれます。
Thu, 27 Sep 2018 12:34:00 +0900
阿波根昌鴻の魂を世界に 桑江良健さん絵画展
2018年9月25日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 8時間から10時間、毎日絵を描き続けて44年。 その集大成が 伊江島の阿波根昌鴻さんを描くことだったという 桑江良健さんの絵画展が今日から、 パレットくもじ6階の那覇市民ギャラリーで開かれています。 桑江さんは高校卒業後すぐに上京し、 1974年まで建築関係の仕事に就いたものの、 何かを求めて日本を飛び出して、フランスに渡り、 画家たちの集うモンマルトルの丘近くに住んだことが、 「絵描き」になる契機となりました。 その後、 放浪絵描きとしてヨーロッパ中を自転車、寝袋生活をしながら、 衝き動かされるように絵を描き続けてきました。 しかし、10年後に母親に呼ばれて沖縄へ戻り、 良健さんの画家としての可能性と人間性にほれ込んだ、 人形劇団「かじまやぁ」を主催する島袋純子さんと1987年に結婚し、 夫婦二人三脚の芸術家生活を 屋我地島で絵と人形を展示している「かじまやぁ」美術館で送っています。 純子さんによると、 「夫の画風は自然を写し取る」ことで、 伊江島土地闘争のリーダーの阿波根昌鴻さんを今描くことで、 世界の市民に阿波根さんをアピールすることが 良健さんの強い願いとなっています。 たたずまいが似通った阿波根さんの「命どぅ宝」の魂に触れ、 その魂を絵にしたのだと思えます。
Tue, 25 Sep 2018 16:59:00 +0900
首里城「中秋の宴」で 新国王・王妃決定
方言ニュース 2018年9月24日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースからお伝えします。 首里城公園「中秋の宴」が昨日、 首里城正殿前の御庭特設ステージで開かれました。 「国王・王妃公開選出大会」では 応募者48人の中から 新国王に大学職員の神山博行く(ひろゆき)さん(26歳)、 新王妃に会社員の長嶺彩葉(いろは)さん(25歳)が 選ばれました。 神山さんは 「琉球王国の歴史や文化を 国王の目線で体験できるのは貴重なので、 一生懸命頑張りたい」と語りました。 長嶺さんは 「琉球王国の歴史を世界に発信したい。 王飛躍を通して成長していきたい」と 笑顔を見せました。 組踊りの「万歳敵討(まんざいてぃちうち)」の途中に 小雨が降ったため中秋の宴は 一時中断したものの、 再開後に新国王と新王妃が選出されました。 2人は10月27日から始まる 首里城祭を皮切りに今後1年間、 首里城公園が企画する行事に 参加することとなります。
Mon, 24 Sep 2018 19:06:00 +0900
宮古島エコマラソンの完走タオル・Tシャツのデザインが決まる
「 宮古島エコマラソンの完走タオル・Tシャツのデザインが決まる 」 方言ニュース9月20日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 エコアイランド宮古島マラソン実行委員会はこのほど、 宮古島市で11月4日に開催される第9回大会の完走記念タオルと 参加記念Tシャツのデザインをそれぞれ決定しました。 Tシャツのデザインは県内外から応募があった全91点の中から、 実行委員らの投票で、宮古島市の高木基継の作品に決定しました。 胸には「不可能を可能にする」、エコ活動マラソンも「私ならできる」などと 意味を込めた「I‘m posible」という造語があしらわれ、 背中には再生エネルギーを表す太陽や風車、 コースとなる伊良部大橋も表現しました。 また、タオルは去年から完走者に贈られていて、 今回初めてデザインを公募し、全21点の中から、 大阪府の高岡亜加根さんの作品が選ばれました。 カラフルな花々を背景にゴールテープを切るランナーが描かれており、作品の説明では 「宮古島市の市花であるブーゲンビリアを入れ、首からかけたときに、祝福の花輪をかけているような華やかさが出るように仕上げた」としています。 実行委員会は大会当日の完走者を対象に選考するコスプレ賞、 パフォーマンス賞についても「本番当日、ぜひ大会を盛り上げてほしい」と呼び掛けました。
Thu, 20 Sep 2018 21:46:00 +0900
北部農林生の育てた黒毛和牛が最高評価
2018年9月19日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 北部農林高校畜産コースの生徒たちの育てた黒毛和牛が このほど、牛肉の等級を示す牛枝肉格付けで 最高級の「A5」に認定されました。 県内農業高校では初めての快挙です。 格付けの正式名称は「A5・BMS№12」で、 BMSは肉にどれだけサシが入っているかを示めしています。 12が最高値となっており、 生徒たちはすべての肥育農家が目指すA5ランクの中でも 最高の評価を手にしました。飲食店などで提供される際には、 ステーキ150グラムで4千円近くになるということです。 北部農林高畜産コースでは2年生と3年生26人が 黒毛和牛の繁殖から肥育まで取り組んでおり、 今回出荷した和牛はおよそ3年かけて育ててきました。 毎日のブラッシングを通して毛づやや 体の張りを確認して体調を読み取り飼料も計算します。 夏休みや冬休み期間中も当番制を組んで世話をするなど、 休むことなく愛情を込めてきました。 和牛肥育が盛んな伊江島出身で、 地元で肥育農家になることを目標にしている 3年生の知念聖さんは 「良い牛に育てた自信はあった。 最高の評価をもらえてうれしい。 経験を生かして、もっといい牛を育てたい」と意気込んでいました。
Wed, 19 Sep 2018 13:52:00 +0900
しまくとぅばとウチナーグチ 子ども達にも浸透させるには
2018年9月18日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の14日付の論壇から紹介します。 地域語として独特な響きを持つ「しまくとぅば」と、 共通語として誰にでも理解できる「ウチナーグチ」との共通点は 多々あると思われますが、全体から見ると、 言葉の違いは歴然で、 その違いを子どもたちに理解させた上で、 共通語としての「ウチナーグチ」を 徹底的に指導すべきではないでしょうか。 沖縄では終戦直後、 学校教育が再開されるやいなや各学校に、 いわゆる方言札に当たる方言使用禁止令が発布され、 地域でも自然に親兄弟がヤマトゥグチ使いました。 標準語励行が定着し、 「ウチナーヤマトゥグチ」という新語も生まれました。 標準語が日常化したことで方言がおのずから遠ざかり、 「ウチナーグチ」が若者の間から消え、 「しまくとぅば」も忘れられるようになってしまいました。 だからこそ「ウチナーグチ」の復活に全霊を尽くし、 努力を重ねることが大切です。 しかし、子どもたちに沖縄の言葉を教え、 普及継承発展を図るためには、 いきなり語尾の変化やイントネーションの使い分けが難しく 独特な地域性を持つ「しまくとぅば」から導入していくのではなく、 比較的平易で理解しやすい「ウチナーグチ」に重点を置いた 指導方法がいいのではないでしょうか。 これこそが将来「しまくとぅば」の保存に役立つと思われます。
Tue, 18 Sep 2018 14:29:00 +0900
安室奈美恵さん「ありがとう」
方言ニュース 2018年9月17日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースからお伝えします。 県出身の歌手、安室奈美恵さんが 昨日、引退しました。 90年代半ばには安室さんの ファッションをまねた「アムラー」が 街にあふれる社会現象を生み、 歌と踊りで多くの人々を魅了してきました。 「平成の歌姫」と呼ばれ、アジアでも数々の 記録を打ち立てた安室さん。 音楽活動最後の地に選んだ古里・沖縄には 国内外から多くのファンが集まり、 引退を惜しみました。 15日におこなわれた最後のライブでは いつもと変わらないキレのあるダンスと 笑顔を見せ、ファンを魅了しました。 ライブには安室さんと共演したことのある アーティストらも参加し、 会場を盛り上げました。 きらきらと光る汗をぬぐいながら 心地よく歌う安室さんが 笑顔で「騒げ沖縄!」と叫ぶと 会場の盛り上がりは最高潮に達しました。 最後は出演者らとつないだ手を高く掲げて 「本当に本当にありがとうございました」 と観客に感謝して、手を振りながら 笑顔でステージを後にしました。
Mon, 17 Sep 2018 10:11:00 +0900
夫婦二人三脚で日本そば屋
2018年9月14日(金) 担当 糸数昌和先生 嘉手納町で唯一の日本そば屋「せい家」で一人、そばを打つのは星智子さん52歳です。 去年4月まで、そばを打っていた夫の清吉さんががんで8月に68歳で亡くなり、 今では智子さんが「主人が守ってくれているから」と、接客まで一人でこなします。 星さん夫婦は2006年に 雪の降らない暖かいところでの生活に憧れ福島県から沖縄に引っ越し、 清吉さんは建設会社の経営者でしたが、趣味で打っていた日本そばの店を嘉手納で開きましたが、 店が軌道に乗りつつあった時に清吉さんの喉にがんが見つかり、故郷の会津で息を引き取とりました。 店の整理しようと思った智子さんは ふと清吉さんが大事にしていたノートを開くと 来店した客の「おいしかった」などの声が書かれており 「常連さんに何も言わず、このまま店を閉じていいのか」と悩みました。 智子さんはそば打ちの経験はなかったものの、 そばを打っているという北谷町に住む常連客の夫から技術を学び、店を再開しました。 智子さんが打つそばは一般的なそば粉ですが、 「いつか主人と同じ、さらしな粉でそばを打てるようになりたい」と誓い、 「そばを打っている時に主人を感じる」と、これからも夫婦二人三脚の店は続きます。
Fri, 14 Sep 2018 18:30:00 +0900
米軍訓練場返還跡で空砲250発以上が見つかる。
「 米軍訓練場返還跡で空砲250発以上が見つかる。 」 方言ニュース9月13日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 国頭村内のアメリカ軍北部訓練場返還跡地で今月6日、 アメリカ軍のものとみられる空砲250発以上が見つかりました。 空砲は未使用や空の薬きょう、不発に終わったとみられる弾で、 チョウ類研究者の宮城秋乃さんが山林でチョウを探しているときに見つけました。 宮城さんは「これだけ大量の空砲が落ちていることに驚いている」と話しました。 空砲は発見現場から名護署が回収しました。 宮城さんによりますと、見つかった弾のうち、 未使用のおよそ130発は連なっており、布に包まれた状態でした。 また、120発以上の未使用の弾や空の薬きょう、 不発とみられる弾はすぐ見える場所に散在していたということです。 北部訓練場返還跡地に関し、沖縄防衛局はおよそ1年かけて 不発弾を含む廃棄物の撤去や汚染物資を取り除く作業を実施したとしています。 しかし、宮城さんはこれまで複数回にわたって空包などを発見しており、 「チョウを探して山林を歩いているのに多くの空包が見つかる。 沖縄防衛局は本当に撤去作業をしたのか」と疑問を呈しました。
Thu, 13 Sep 2018 17:26:00 +0900
イリオモテヤマネコ交通事故、過去最多を上回るペース
2018年9月12日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 環境省那覇自然環境事務所は今月7日、 竹富町西表島高那の県道21号で 国の天然記念物イリオモテヤマネコの 交通事故による死骸が発見されたと発表しました。 イリオモテヤマネコの交通事故は今年6件目で、 過去最多だったおととしの7件を上回るペースです。 発見されたのは5日で、 発見されたのは雄の成獣で体長がおよそ85センチ、 体重が4220グラムです。 今年発生した事故のうち5件が死亡事故で、 昨年以降、目撃情報がない場所での事故が 多く発生しているということです。 環境省那覇自然環境事務所は安全運転を呼び掛け、 西表自然保護官事務所は イリオモテヤマネコを目撃した際の 情報提供を呼びかけています。 連絡先は西表野生生物保護センターとなっています。
Thu, 13 Sep 2018 12:34:00 +0900
ファッションデザイナー山内さんの琉装披露 ハワイ沖縄プラザ落成
2018年9月11日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ハワイ沖縄プラザの落成を祝おうと、 アメリカハワイ州ワイパフのハワイ沖縄センターで このほど、ファッションショー琉球王朝絵巻が開かれ、 マドンナ代表で服飾デザイナーの 山内光子さんが手掛けた琉装が披露され、 落成に花を添えました。 ショーには県系人も加わり、 琉球王朝を題材に演出され、国王や王妃が登場し、 モデルたちが鮮やかな衣装で観客を魅了しました。 山内さんの沖縄文化に向ける強い情熱は、 およそ40年前のハワイでの出会いや出来事がきっかけでした。 特にプラザの落成を前に7月に亡くなった 故勢理客ジェーンさんの支えが大きく、 山内さんが30代のころ、 ハワイで初の海外ファッションショーを開いた時、 現地との懸け橋となってくれたのが勢理客さんでした。 山内さんはこのショーで沖縄文化を海外に伝えるやりがいと、 海外の県系人にルーツを知ってもらう大切さを実感し、 欧州やアメリカ・ロサンゼルスでもショーを実現させました。 また、勢理客さんとも交流が続き、 姉として慕ってきたということで、山内さんは 「ハワイに育てられた。戦後のことも合わせてハワイは恩人だ。 ショーはいい手向けになったと思う」と感謝し、 センター内に掲げられた遺影を見つめていました。
Tue, 11 Sep 2018 14:20:00 +0900
沖縄市が子供の居場所づくりの支援事業を開始
方言ニュース 2018年9月10日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 子どもたちが安心・安全に過せる 居場所づくりの一環として、 沖縄市はこのほど、 市内の3つの自治会を対象に、 「子どもの居場所運営支援事業」を開始しました。 手作りの食事を提供するとともに、 地域の人材を活用した体験学習を通して 子どもたちの健全育成に役立てることが目的です。 このうち市のモデル事業として指定された山内自治会では 公民館に「やまむむ食堂」をオープンし、 毎月1回、土曜日の午前11時から午後2時まで、 無料のランチを提供しており、 開催初日となった7月28日には、 カレーライスとマンゴー、 ミカンなどのデザートが並び、 地域の子どもたちや小学生らおよそ30人が集まって、 温かいカレーに舌鼓を打っていました。 仲良しという女の子3人は 「みんなで一緒に食べたから 余計おいしかった。お代わりもした。 また来たい」と笑顔で話しました。 子どもたちが自主的に配膳や後片付けをする様子を見ていた 廣山自治会長は 「良いスタートが切れたのも ボランティアの協力が あってのもので、とてもうれしい。 今後は老人会の玩具作り体験や ゲームなど多種多様なメニューを 交えるなど、工夫しながら 運営していきたい」と語りました。
Mon, 10 Sep 2018 17:30:00 +0900
男性対象に料理講習会開催
2018年9月7日(金) 担当 糸数昌和先生 高齢化社会を迎え1人暮らしのお年寄りが増える中、 伊江村老人クラブはこのほど、 村福祉センター調理室で、男性会員を対象にした料理講習会を開きました。 老人クラブ女性部長の大城初枝さんら4人の女性が指導する中、 村内各区の代表7人が、炊き込みご飯、 かき卵汁、キュウリのあえ物、くずもちの4品に挑戦し、 材料を洗ったり切ったりと、手ほどきを受けながら取り組んでいました。 また、今回の料理講習会は、 誰もが集まれる場所の提供を目的に開設している「いえま~る」も行われており、 その昼食作りも兼ねて開かたもので、 昼食には「男の料理講習会」で実践した4品が振る舞われました。 クラブの並里副会長は 「初めてくずもち作りに挑戦したが、かき混ぜるのに腕が痛くなった」と料理の大変さを実感した様子でした。 伊江村社会福祉協議会の島田事務局長は 「老人会の協力のおかげでおいしい昼食を食べることができた。 普段はなかなか見ることのない『いえま~る』の様子も見てもらい、 利用者との楽しい会話も弾みいい機会だった」と感謝していました。
Fri, 07 Sep 2018 17:34:00 +0900
犬猫を飼うなら最後まで
方言ニュース9月6日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 県内の飼い主がいない犬や猫の殺処分数は減少傾向にある一方、 犬や猫を手放す飼い主が絶えず、ボランティアで保護する団体や個人が 負担を強いられる状況が続いています。 昨年度に県や那覇市で収容した犬の譲渡のうち、 ボランティア団体や個人への譲渡はおよそ8割で、 行政を通さず、ボランティア団体などに保護を委ねる飼い主も多く、 医療費や餌代などを自ら賄うボランティア団体のSNSでは、 疲弊の声や引き取り手を探す投稿が連日上がっています。 沖縄市の住宅兼施設で飼い主がいない犬50頭を預かる「スマイルパウズ」では、 飼い主が病気や高齢で飼えなくなった犬も多くいますが、 「手に負えない」と手放された犬もおり、 保護すると餌代と予防接種などで1頭4万円から5万円、 腫瘍があると1頭10万円の負担がかかり、寄付だけでは賄えない状態です。 猫の避妊去勢手術の啓発活動に取り組む畑井モト子さんは 「行政が収容していた数字が保護団体に移動しただけ」と現状を嘆き、 県が新たに計画している譲渡専用の施設も 「飼い主の意識が変わらなければ飼えない犬猫がただ集まる場所になる。 動物の遺棄は犯罪。警察との連携も必要だ」と指摘しました。
Thu, 06 Sep 2018 21:07:00 +0900
県が調査のためタイワンスジオ買取発表
2018年9月5日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県環境部はこのほど、 沖縄本島中部に生息する特定外来生物のヘビ 「タイワンスジオ」の生息状況や食性を調査するため、 捕獲者から買い取りを始めると発表しました。 11月30日まで200匹を買い取るもので、 1匹の買い取り価格は5千円です。 環境省がタイワンスジオを買い取ったことはありますが、 県が実施するのは初めてです。 タイワンスジオは、 全長1・8メートルから2・7メートルの大きなヘビで、 体の色は灰黄色や黄褐色です。 細長の頭で尾に黒いスジがあるのが特徴です。 毒はありませんが、かむことがあります。 台湾原産で1970年代に沖縄に持ち込まれ、 現在、恩納村、うるま市から沖縄市、嘉手納町などの 本島中部に定着しています。 県によりますと、在来種の鳥の卵などを食べているとみられますが、 詳しい実態は分かっていません。 県環境部自然保護課は 「分布域が拡大し、本島北部までいくと、 ヤンバルクイナやノグチゲラなどの希少種を含めた在来種に 影響を与える可能性がある」と述べ、協力を求めました。 捕獲するには事前の登録が必要で、 問い合わせは県環境科学センターとなっています。
Thu, 06 Sep 2018 12:53:00 +0900
国頭村にルーツを求めて 県系児童・生徒が来県
2018年9月4日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南米出身で神奈川県に住む 県系の児童生徒がこのほど、 「第25回沖縄へルーツを探る旅」で来県し、 国頭村安田を訪れました。 安田出身で 1916年にペルーに移住した比嘉秀吉さんが 曽祖父に当たる4世で、 横浜市在住の中学3年の比嘉なみえさんと、 両親のあるフレドさん、ファナさん、 それに中城村在住で 叔母の普久原ガブリエラさんら5人が訪れました。 一行は、秀吉さんが通った安田小学校を訪ねた後、 秀吉さんの姪孫に当たる 今井輝子さん70歳と大城保さん67歳のきょうだいと 公民館で対面し、公民館に保管された資料などを見ながら 和やかに雑談しました。 輝子さんは過去の記憶をたどり、 秀吉さんとの関係を話しながら、 親戚同士のつながりを確認しました。 その後一行は、秀吉さんの生家跡地を訪ね、 在りし日の故人をしのび、 比嘉家の門中墓へも足を運び、 里帰りを報告しました。 なみえさんは 「親戚に会いに、ここまで来られるとは思わなかった。 とてもうれしい。皆すごい苦労して頑張った人たちがいたから、 私がここにいます。ありがとうございます」と思いを語りました。 そして別れ際には、感極まり 輝子さんと抱擁して別れを惜しみ、互いに再会を誓っていました。
Tue, 04 Sep 2018 17:15:00 +0900
届け、安室愛!~琉球新報社で安室奈美恵企画展
琉球新報の記事から紹介します。 安室奈美恵さんのファンという県外出身の女性3人がきのう午後、 それぞれ手作りのコスチューム姿で琉球新報社で開催中の安室奈美恵企画展を訪れました。 3人は昨日、県内であったファンの集いで 意気投合し、一緒に足を運んだもので、 「少しでも安室ちゃんのようになりたい。最後の思い出にコスプレに挑戦した」と あふれんばかりの安室愛を口にしました。 このうち、東京都の28歳の女性は 安室さんを育んだ沖縄に強い憧れを抱き県内の高校に進学したということで、 オレンジのミニワンピース姿で 「ぶれない生き方が好き。引退は悲しいが最後まで全力で応援したい」と語りました。 また、静岡県の36歳の女性は いつでも全力で歌い、踊る安室さんのパワフルさに幾度も勇気づけられたということで、 「唯一無二の存在。たくさんのありがとうを伝えたい」と話し、 1カ月かけてワンショルダードレスを 仕立てた福岡県の28歳の女性は 「奈美恵ちゃんのことを思いながら作った。この愛が届けばうれしい」 とはにかんでいました。
Fri, 31 Aug 2018 17:26:00 +0900
はしかワクチンの早期接種を
方言ニュース8月30日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 県保健医療部は、昨年度のはしか予防のワクチン接種率が、 目標の95%に達していないことから、 1歳および小学校就学前の1年間の定期接種の対象者に対して 速やかに接種するよう呼び掛けています。 県内では今年3月下旬に4年ぶりとなる はしかの感染が確認されて以降、感染が広がりました。 県は6月に流行の終息を宣言しましたが、はしかは一度かかってしまうと 特効薬がなく、十分な免疫を付けるには2度のワクチン接種が重要とされています。 県によりますと、今年度ははしかの流行を機に多くの県民が接種を受けましたが、 接種者は4月をピークに減少しているということで、夏休み期間中は特に 国内外からの人の行き来が活発になるため警戒が必要だとし、対策として 早めのワクチン接種を呼び掛けています。 また、乳児へのワクチン接種を勧奨したことで、 今年4月から6月には8千人の乳児が接種を受けましたが、 乳児期の接種は緊急避難的な接種となるため、 1歳になったら第1期定期接種を受けるよう求めています。
Thu, 30 Aug 2018 17:25:00 +0900
沖縄市宮里のエイサーがおよそ40年ぶりに復活
2018年8月29日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 旧盆中日の24日、沖縄市宮里地域でおよそ40年ぶりに 地域の青年たちによるエイサーが復活し、 三線や太鼓の力強い音に導かれ、 窓から顔をのぞかせる人や駆け足で来る人など、 多くの住民が見守りました。 宮里青年会は40年以上前、 予算の運用問題で休会に追い込まれましたが、 地域住民から「エイサーを復活させてほしい」との声が多く、 およそ4年の歳月をかけ、ことし5月正式に「青年部」として発足しました。 しかし、地域に資料が残っておらず、 当時を知る青年会OBに曲を聞き取って譜面に起こし、 青年らが自ら振り付けを考えました。 当日の道ジュネーはかつての青年会も スタート地点にしていた本家から始まり、 青年部長を務める知花幹弥さんは 「道ジュネーがうまくいくよう、 おじぃおばぁにも見守っていてほしい」と、 住民たちの前で力強いエイサーの音を響かせました。 太鼓の音を聞き、駆け付けた(95歳)の 男性は妻に支えられながらも曲に合わせて口ずさみ、足でリズムを取り、 「上等だね私たちもここでエイサーやってたよ」と話し、 当時の思い出と新しいスタートを切った青年部の姿を重ね拍手を送っていました。
Thu, 30 Aug 2018 13:34:00 +0900
かつての姿現代に 旧久志村を切り取った写真発見
2018年8月28日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1948年から1949年ごろに、 久志村、現在の名護市汀間を撮影した 写真十数枚がこのほど、アメリカで見つかりました。 読谷村在住のカメラマンのラブ・オーシュリさんが、 アメリカ・アリゾナ州に住む 元アメリカ軍人のドン・キューソンさんが 所蔵していた写真を、汀間の写真と特定したものです。 撮影したのは1957年まで沖縄に滞在していた アメリカ人写真家のバート・モジャーさんで、 キューソンさんが 沖縄の写真収集を進める中で見つけましたが、 撮影場所が分からなかったため、オーシュリさんに問い合わせ、 オーシュリさんが護岸や山の稜線の形を照合したり、 区民に聞き取ったりして汀間の写真と分かりました。 写真には1953年6月の豪雨で流失した 汀間川にかかる初代の嘉手苅橋や、 汀間川の護岸に生えるリュウキュウマツの並木などが写されており、 オーシュリさんは 「橋の下を通過するやんばる船や、 橋を渡る人々などが写る理想的な写真。 欧米や日本本土にもない形式の橋だ」と話しました。 写真の寄贈を受けた新名区長は 「初代の嘉手苅橋の写真は区には残っていなかった。 とても感謝している。可能であれば写真を引き伸ばして展示したい」 と語りました。
Tue, 28 Aug 2018 13:24:00 +0900
伝統を気軽に楽しんで 沖縄市で「エンターテイナーショー」開催
方言ニュース 2018年8月27日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伝統芸能を気軽に 多くの人に見てもらおうと、 沖縄市観光物産振興協会は先月7月から 琉球芸能によるエンターテイナーショー 「琉球芸能うとぅいむち~沖縄市への誘い」を 沖縄市上地の民謡クラブ「なんた浜」で開催しています。 通常は1演目に数十分かかるものを、 1演目当たり3分から5分に短縮し、 およその10演目を45分程で 鑑賞できるもので、 県立芸大の卒業生らが出演し、 若手の技術向上も狙います。 また、会場が市繁華街中心部にあることから、 周辺施設への経済波及効果も 期待できるということです。 このほど開かれた公演には、 県内外からおよそ30人の観客が訪れ、 福井県から観光で来た24歳の女性は 「初めて生で沖縄の芸能を見られて、 もっと沖縄のことが好きになった」と話し、 一緒に訪れた友人と カチャーシーを笑顔で踊っていました。 市観光物産振興協会の山田事務局長は 「観光客だけでなく、 沖縄の伝統芸能を見たことがない県内の方にも ぜひ楽しんでもらいたい。 鑑賞後は、コザの夜の街を歩いて楽しんでほしい」 と、来場を呼び掛けています。
Mon, 27 Aug 2018 17:22:00 +0900
県内各地 ウンケーの風景
2018年8月24日(金) 担当 糸数昌和先生 旧盆入りウンケーのきのう、 県内各地の家庭では、家族や親戚らが一同に会し、料理や果物を仏壇に供え、先祖の霊を迎えました。 このうち、八重瀬町の男性宅では、 母親を合わせた4世代30人ほどが集まり、門前で先祖を迎え、仏壇に向かって手を合わせた後、 ウンケージューシーやもずく汁など女性陣が腕によりを掛けて作った料理を全員でいただきました。 一方、石垣市内の各地では、八重山の伝統行事「アンガマ」が行われ、 あの世からの使いとされるウシュマイとンミーが、 花がさをかぶった子孫を引き連れて集落の各家庭を回り、 歌や踊りをささげて祖先を供養し、子孫繁栄を願いました。 このうち、ある男性宅では、ウシュマイとンミーが甲高い声で 八重山の言葉であるスマムニを交えた独特の珍問答を披露し、 子どもたちからの「どこで生まれてどこで育ったの」という質問には 「グソー生まれ、登野城育ち。一緒にグソーに行く?」と回答して 子どもたちから「嫌だ」との言葉を引き出し、笑いを誘っていました。 4年ぶりにアンガマを呼んだというこの男性は 「親父もずっとアンガマをしていたので、良い供養になったと思う」 と笑顔で話していました。
Fri, 24 Aug 2018 13:45:00 +0900
2018年8月23日
「 奄美世界遺産に向け猫対策 」 方言ニュース8月23日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 「奄美、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産登録を目指し、 鹿児島県奄美市では官民を挙げて、希少動物を捕食してしまう「ノネコ」と その予備軍、「野良猫」への対策が進んでおり、2020年の登録実現へ、 関係者は「生態系保全へ住民の意識を高めたい」と口を揃えています。 ノネコは捨て猫などが野生化したもので、国の天然記念物で絶滅危惧種の アマミノクロウサギといった固有種の生き物を食べてしまうことが問題となっており、 奄美大島には600匹から1200匹いるということです。 奄美市は2011年に猫の飼い方を定めた条例を制定しましたが、 島民は古くからネズミを捕まえてくれるネコを家畜と捉え、 屋外で放し飼いするのは当然との風潮があります。 ノネコ増加を防ぐためには野良猫の繁殖を防ぐことが必要なため、 野良猫を捕まえて不妊・去勢措置を施す取り組みも活発で、 島内では昨年度922匹に措置が施されました。 しかし党内の野良猫の生息数は五千匹から一万匹と推定されており、 年間五十匹程度の不妊・去勢している女性グループは 「焼け石に水。ペットを飼うことへの責任を持ってほしい」と話しています
Thu, 23 Aug 2018 17:52:00 +0900
ケガをした闘鶏が捨てられる事案相次ぐ
2018年8月22日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 闘鶏でケガを負ったとみられる鶏が 畑や農道に捨てられているのが、 県内各地で相次いで確認されています。 瀕死の状態や目が潰れ脳がむき出しになったままの鶏が 脚を縛られていたり袋に詰められていたりして 捨てられているものです。 沖縄本島南部で投棄された鶏を保護する活動を 続けている本田京子さんはおよそ1年前、 名護市内でケガを負った鶏1羽を見つけて保護し、 「こんな状態で捨てられて見過ごせない」と 会員制交流サイトのフェイスブックなどを通して 寄せられた情報などをもとに、 これまでにおよそ80羽を保護しましたが、 鶏が捨てられていた場所は沖縄本島南部から北部まで 広範囲にわたっているということです。 本田さんは鶏の餌代や治療費がかさむため 県民からの寄付を募っており、 「多くの人にこの状況を知ってもらい、 考えてほしい」と訴えています。 一方で、県道物愛護センターは 主に犬と猫が収容の対象のため 鶏は保護することはできず、 県内の施設で鶏を保護できる場所は事実上ありません。 県自然保護課は「適切な治療をせずに放置し 死に至らしめた場合は虐待にあたり、 動物愛護管理法に係わる犯罪だ」と強調し、 県警は動物愛護管理法違反の可能性があるとして 周辺の聞き込みやパトロールなど捜査を進めています。
Wed, 22 Aug 2018 14:37:00 +0900
日本を元気に 夢のハンカチ3000枚集め
2018年8月21日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今月17日の旧暦の七夕に、 富士山山頂で開催された「富士夢祭り2018」に向け、 うるま市の田中淳一さん(53)歳と 沖縄市の上原忠次さん(43)歳らが県内各地を回り、 「夢ハンカチ」およそ300枚を集めました。 富士夢祭りは、暗いニュースが多い現代に、 ハッピーニュースをつくり 日本を元気にしようと2005年から始まり、 全国各地の有志が集めた 多くの人々の夢が書かれた「夢ハンカチ」を 赤い糸でつなぎ、 富士山火口を囲むもので、 県内で夢ハンカチを集めたのは 今回で2回目だと言うことです。 上原さんらは先月7月7日に名護市を目指して 八重瀬町をスタートし、 富士山をあしらったみこしをひきながら 国道330号を歩いて北上しながら 出会った人にハンカチに夢を書いてもらいました。 翌8日には宜野湾市の真志喜大綱引きの 綱作り会場で夢ハンカチを書いてもらい、 富士山頂で奉納する予定の 「鷲の鳥節」も披露しました。 また、先月12日には金武町に、 15日には名護市に到着し、 各地域で出会う人々と交流をしながら 夢ハンカチを集めました。 上原さんは 「おじぃから子どもまで、 ウチナーンチュの夢を富士山頂に届け、 八重山の『鷲の鳥節』を、思いを乗せて歌いたい」 と抱負を語っていました。
Tue, 21 Aug 2018 14:36:00 +0900
3年に1度の「辺野古大綱引き」開催
方言ニュース 2018年8月20日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市辺野古区の伝統行事 「辺野古大綱引き」がきのう、 辺野古グラウンドで開かれ、 3年に1度の伝統行事に、 区民一丸となって取り組みました。 午後5時から東西の旗頭を掲げて 集落を練り歩く道じゅねーの後、 グラウンドで集落の子どもたちが みこしを担ぎ「わっしょい、わっしょい」と 盛り上げ、区伝統の青年会エイサーでは、 力強い太鼓の音が集落内に響き、 青年らは勇壮に踊り切りました。 辺野古伝統の力強い棒術も披露されました。 たいまつを持った青年らが会場で輪を 作って駆け回る「テービーガーエー」では、 住民やアメリカ兵らが輪の中に駆け込み、舞い散る火の粉を手拭いなどで払いながら「サーサーサー」と掛け声を上げました。 そして、法螺貝や太鼓、銅鑼が鳴り響く中、 雄綱と雌綱にカヌチ棒が差し込まれ、 舞台からの合図で大綱引きが始まり、 1本目は西が圧倒的な力で引き寄せ勝ちました。 2本目は東西どちらも譲らず、 引き分けとなり、 集落を東西の組に分けて挑んだ 2本勝負の大綱引きは、 1勝1引き分けで西組が勝利しました。 実行委員長の嘉陽区長は 「先人たちから引き継いできた伝統文化を 大事に後世に引き継いでいく。 区民の絆が深まっていく」 とコメントしました。
Mon, 20 Aug 2018 20:13:00 +0900
宜野湾市野嵩区で「ちなひちもうい」
2018年8月17日(金) 担当 糸数昌和先生 宜野湾市の野嵩一区自治会は今月5日、区内で第28回ちなひちもうい大会を開き、 戦前、地域繁栄を願う綱引きの前に、女性が参加者を鼓舞するために踊った「ちなひちもうい」が披露され、 およそ300人の区民らが詰め掛けました。 ちなひちもういの起源は1940年代前半とされ、 その後沖縄戦の混乱で途絶えていましたが、 1991年におよそ50年ぶりに復活して以降、毎年大会が開催されています。 当日は、青い伝統衣装を身にまとったおよそ25人の女性が、 旗頭を先頭に列を作り、太鼓をたたきながら「イヤッサァサ」の声を上げて区内を練り歩きました。 男性たちはホラ貝を吹いたり、たいまつを炊いたりしました。 また、同時開催された「はごろも祭り」の前夜祭では、 青年会や子ども会による勇壮なエイサーなどが雰囲気を盛り上げました。 野嵩一区自治会の新城会長は 「大会は地域の伝統行事の保存、後継者の育成のために意義がある。 子ども会から老人会まで、自治会組織を活性化させたい」と語りました。
Fri, 17 Aug 2018 13:51:00 +0900
「 石垣空港の利用客、満足度が9割を超える 」
方言ニュース8月16日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣島観光への満足度は「満足」「やや満足」を合わせて9割を超える一方で、 「石垣市を訪れて一番困ったこと」への回答では「交通環境」が最も多く、 移動手段の確保に不便さを感じている現状が浮き彫りとなりました。 これは石垣市が観光客を対象に先月に実施した 「石垣島の観光に関する来訪者意向アンケート」でわかったもので、 このほど市役所で開かれた市観光プラットフォーム会議第2回会合で報告されました。 このうち「困ったこと」の質問では交通環境に続き、 「Wi―Fi環境」「宿泊サービス」の回答が多く、 自由記述では「車がないとどこにも行けない」 「バスの本数が少ないので不便」 「悪天候の際に行く場所や遊ぶ場所がない」などの意見がありました。 また、「観光振興施策に必要だと思うもの」で最も多かったのは 「自然環境の保全」で、5月に実施した住民アンケートと同様の結果となりました。 次いで「島内の移動利便性の向上」や「飛行機の増便」と続きました。 一方、会合では、開発や観光客増加などについて回答者から寄せられた意見も紹介され、 アンケート結果や意見を基に、観光や交通の関係者らが議論しました。
Thu, 16 Aug 2018 15:02:00 +0900
県内学校6割にブロック塀
2018年8月15日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 文部科学省がこのほど、 学校施設におけるブロック塀の安全点検状況調査の 結果を報告しましたが、 県内はおよそ6割の学校にブロック塀があり、 1校あたりのブロック塀の長さが福岡に次いで 2番目に長いことも明らかになりました。 識者によりますと、 地震や風雨対策、塩害の被害を避けるために、 県内では工事が容易なブロック塀を多く用いており、 そのため、ブロック塀のある学校は 810校のうち470校と多くなっています。 しかし、建築基準法に違反していても特に罰則がないため、 違法なブロック塀が蔓延しているということです。 一方、県教育委員会が文部科学省の調査に先駆けて 6月22日から先月6日に実施した調査では、 公立学校717校のうち41・8%に あたる300校に問題がありました。 また、文部科学省が6月末から実施した 私立の幼稚園や学校も加えた今回の調査では、 810校のうち52・6%にあたる426校に上りました。 現在、各学校では危険性の高いブロック塀には 張り紙やロープを張って、立ち入りを禁じるなどの対策が施されています。
Thu, 16 Aug 2018 12:34:00 +0900
三線22丁を寄贈 ボリビアの県系人に文化の継承
2018年8月14日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。(2分30秒頃~) ボリビアの県系人に送る 三線の寄贈を呼びかけていた 「世界の兄弟へ三線を送るプロジェクト」に4 三線22丁が集まり、 送る会の勝連代表らは寄贈者らに感謝し、 「まとまった数を送ることで、三線教室が開けるはずだ。 沖縄の文化をいつまでも継承してほしい」 と話しました。 今回、ボリビアの日本語学校に 合わせて10丁が贈られるもので、 現地で開かれる移民110周年の式典の中で 沖縄ボリビア協会の伊佐会長が 関係者に手渡す予定です。 県系子弟だけでなく、 沖縄文化に興味を持つ現地の子どもたちが 手に取る可能性もあるということで、 伊佐会長は「ボリビアの子どもたちが異文化に触れ、 沖縄に行ってみたいと思ってもらえたらいいと思う」 と話しました。
Tue, 14 Aug 2018 14:50:00 +0900
夫の形見を着て歌声披露 伊江島の上間静さん
2018年8月13日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伊江村の特別養護老人ホーム「いえしま」で このほど開催された夕涼み会で、 村内の川平に住む上間静さん(89)歳が 浴衣を粋に着こなし、 カラオケで自慢の歌声を披露しました。 白地に淡い水色のハマナスの花が描かれている浴衣地は、 47年前に亡くなった夫の北海道出張の土産で、 形見の品です。 浴衣は静さんの娘の大城孝子さんが 一針一針心を込めて仕立てていましたが、 袖を通すことなくたんすにしまったままでした。 今回「夕涼み会で舞台に立つのなら着てみたら」という 孝子さんの勧めで初めて袖を通しましたが、 静さんは 「お父さんのぬくもりを感じながら歌った。 一緒に舞台に立っているようで心強かった」 と感慨深げに話しました。 夕涼み会の時期はちょうど、 アメリカ在住のひ孫上間エマさんが 夏休みで帰省しており、 1学期間、1年生として 伊江村立西小学校へ通ったエマさんは 「アメリカに帰る前にひいおばあさんと 思い出ができて良かった。 浴衣がとっても似合っていてかわいい」 と話し、静さんと記念の写真を撮っていました。
Mon, 13 Aug 2018 16:01:00 +0900
無人島アドベンチャーキャンプでサバイバル生活
渡嘉敷村で、毎年恒例の「無人島アドベンチャーキャンプ」がこのほど行われ、 小中学生の男女24人が無人島でのサバイバル生活にチャレンジしました。 国立沖縄青少年交流の家が主催したもので、 東京から石垣島までの応募者から24人が選ばれました。 初日は顔合わせや無人島生活についての心得などについて学び、 2日目はおよそ5キロを大型のサバニを漕いで無人島に上陸しました。 携帯電話から離れた無人島の生活では、 2班に分かれてトイレ造りから始まり、捕獲した魚などをさばき、 持参した水、米などを使い、造った石窯でまきを集めて自炊しました。 砂浜にビニールシート1枚の寝床で、波音やヤドカリの立てる音を聞きながら眠り、 「不便」「不足」「不自由」の厳しい生活環境に耐えました。 中学2年の男子生徒は 「タコを捕まえて刺身にしておいしかった。つらい時は仲間同士で励ました」と誇らしげに話し、 別の中学2年の女子生徒は 「楽しかった。自然、家族、仲間への感謝の気持ちが強くなった」と笑顔を見せました。 スタッフの40歳の女性は 「仲間同士でけんかもするけど、すぐ仲良くなった。限界に挑み子どもたちは大きく成長した」 と語りました。
Fri, 10 Aug 2018 14:46:00 +0900
「 臭み抑制、ハーブヒージャー 」
方言ニュース8月9日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南城市玉城でヤギの多頭飼育をしている「糸数カプラファーム」と 南城市地域雇用創造協議会が、共同で「ハーブヒージャー」の開発に取り組んでいます。 ヤギ肉が苦手な人や、観光客にも親しんでもらえるように、 飼料にハーブを配合してヤギ独特の臭みを抑えているのが特徴です。 飼料に配合しているハーブはヨモギ、ノニ、ウコンの3種類で、去年9月から ハーブ配合の飼料をヤギに与え始め、今年2月に肉質のデータ解析結果を出したところ、 疲労回復に効くとされるアンセリンや、肝機能を高めるタウリンなどの数値が 通常のヤギ肉より高く検出されているということで、 「スポーツ選手に向いている」と手応えを感じています。 現在は解析結果を参考に、ハーブの配合方法を変えるなど、 さらなる肉質改良に取り組んでいます。 また、ヤギ肉はイスラム教徒も食ベられるため オリンピック選手村での提供も目指し、メニュー開発の取り組みを進めています。 糸数カプラファームの仲村代表は 「『なんじょうハーブヒージャー』をいろんな人に食べてもらいたい。 成功すれば、他農家とも情報共有して市内でブランド化を図りたい」 と話し、協議会と共に市内農業の活性化も目指しています。
Thu, 09 Aug 2018 18:22:00 +0900
中城村が教員採用試験でひとり親枠設置
2018年8月8日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 中城村は今年度実施の職員採用試験にひとり親枠を設け、 今月6日から受験者の募集を開始しました。 これは子育て支援の一環で、 事務職の正規職員である一般行政職の採用に ひとり親枠を設けるのは県内では初めてとみられます。 同時に募集を開始した初級、中級、 それに上級行政職や保育士などと同様に 34歳以下の村内在住者が対象です。 学歴の条件は付けていません。 採用されれば来年春からの勤務となり、 人数は若干名としています。 浜田京介村長が村議会3月定例会の施政方針演説で、 実施に向け検討を開始することを表明していました。 応募書類は既に配布を開始しており、 今月17日まで受け付けます。 採用試験を所管する村総務課の与儀課長は 「枠の設置は子育て支援が目的だ。 一石を投じることで他の自治体や 民間に広がる効果も考えた」と説明しました。
Thu, 09 Aug 2018 10:15:00 +0900
空手の精神を日頃の生活にも 沖縄小林流空手道立志館
2018年8月7日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 北谷町葭原の桃原公園のすぐそばにある 沖縄小林流空手道立志館には、 周辺の小中学校に通う児童生徒が 毎週土曜日の午前中に集まり、 稽古を重ねています。 沖縄小林流空手道国際連盟理事長で、 館長の喜友名朝孝行さん78歳は教員を務めながら、 30年余り空手を教えてきたということで、 喜友名さんの指導を受け、 子どもたちはワンスーやナイハンチという型の習得に励み、 「ちゃんと見て、元気よく、いいぞ」という掛け声に合わせ、 拳を繰り出します。 「いじめられない強い心を育むいじめない優しい心を育む」が 道場のモットーで、道場で学んだことを 学校生活の中で生かすことができればという 願いが込められています。 道場に通うのは元気いっぱいというよりも、 むしろ引っ込み思案でおとなしい子が多いということで、 「自身を持ってほしい」という保護者の希望を受け、 道場の門をたたきます。 道場で学んで8年になるという北谷小学校6年自分の女の子は 「空手がいいのは、自分の心を強くできるところだ。 練習は楽しい。先生は厳しいけど、時には冗談を言って、 みんなを笑わせてくれる。目標は黒帯を取ること」 と笑顔で語りました。
Tue, 07 Aug 2018 10:16:00 +0900
「読み聞かせの達人」が沖縄へ
方言ニュース 2018年8月6日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 奈良県天理市内で絵本の読み聞かせの 指導などの活動をする 安岡加代子さん(74歳)がこのほど、 読谷村の古堅幼稚園を訪ね、 絵本の読み聞かせなどを披露し、 抑揚を巧みに使いこなし、 園児を物語の世界に引き込みました。 松田園長の要望に応える形で来園した安岡さんは 古堅幼稚園の松田政美園長が 幼稚園児だったころの担任の先生で、 松田園長にとって「詠み聞かせの達人」です。 松田園長が教員になるきっかけを与えた 恩師でもあります。 松田園長は幼稚園のころ以来という恩師の読み聞かせに、 「泣きそう。小さいころに戻った気分だ」と喜び、 「子供たちと楽しみながら 読み聞かせをしている。 手遊びや歌も取り入れ、子供たちが飽きないように 工夫されている」と達人の技に舌を巻いていました。 読み聞かせを楽しんだ(5歳)と (6歳)の女の子も 「風船の話が面白かった。 また聞きたい」と笑顔を見せました。 安岡さんは 「子どもたちの素直な反応がうれしかった。 一緒に楽しめるように、 どの子にも声を届くようにし、 一人一人の表情を見ながら、 読み進めている」と説明し、 教え子が園長となっている姿を見て「涙が出るほどうれしい」 と笑みをこぼしていました。
Mon, 06 Aug 2018 18:07:00 +0900
85歳の佐々木さん、国際大会で空手演武
第1回沖縄空手国際大会の交流演武会でピンアン三段の型を披露した 東京都出身の佐々木弘子さん85歳は、 健康維持のためにと84歳で空手を始めました。 浦添市の小林流大信館の道場に週1回通い、「シニア仲間」と爽やかな汗を流しており、 佐々木さんは 「思い切り体を動かせば気持ち良い。第二の青春を謳歌している」と話します。 佐々木さんは夫の病気を機に およそ10年前から息子夫婦が住む沖縄と東京を行き来する生活を続けてきましたが、 数年前に移住し、何か沖縄らしいことをしたいとの思いから、空手を始めました。 所属する大信館のシニアクラスには60歳以上の女性もたくさん在籍しており 「初心者でも焦らず、楽しく練習できる」と話し、 空手について目を輝かせながら 「心も体も鍛えられる優れたスポーツであり、沖縄の誇るべき文化だ」と語る佐々木さん。 人は何歳からでも挑戦できると、純白の胴着に身を包むその表情は、充実感に満ちあふれています。
Fri, 03 Aug 2018 14:36:00 +0900
「 石垣福祉避難所、来年4月開所へ 」
災害時に高齢者や障害者などの要援護者が避難する石垣市の 「市福祉避難所兼ふれあい交流施設」の起工式がこのほど、 市内大川の県八重山農村青少年教育センター跡地で開かれました。 平時には要援護者と関係団体・地域の 交流施設として活用するもので、市は来年4月の開所を目指しています。 施設は鉄筋コンクリート3階建てで、延べ床面積は1050平方メートルです。 駐車場用地を含めた敷地面積は1695平方メートルあります。 多目的ホールや多機能トイレのほか浴室や図書室、調理場などを設置します。 備品購入費などを除いた総事業費は4億3400万円で、一括交付金を活用します。 避難対象者は医療・介護依存度の高い要援護者や 障害などのため避難生活が困難な市民で、 およそ200人の受け入れを想定しています。 また、平時には近隣の幼稚園や公民館と連携したイベント開催などを実施する考えです。 起工式で石垣市の中山市長は 「高齢者への畏敬の念と、障碍者への思いやりや理解が深まり、 地域福祉の機運情勢が期待される」とあいさつしました。
Thu, 02 Aug 2018 17:27:00 +0900
豊見城の中学生らが能を体験鑑賞
2018年8月1日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 能楽の普及などに力を注ぐ NPO法人白翔會による能体験講座が このほど、豊見城市内の3つの中学校から およそ740人の生徒が参加して 豊見城市立中央公民館大ホールで開かれ、 細かい解説を交えながらの実演に加えて 謡や能装束体験、能の型体験などが行われました。 白翔會の坂井理事長は冒頭、 能が組踊に大きな影響を与えたことなど 沖縄と能のかかわりを説明し、 能が武士によって演じられていたことにも触れながら、 「能は日本語の古い言葉で物語が作られている。 分かる単語を聞き取るように心掛けて、 能の楽しさを感じてもらいたい」と 生徒らにアドバイスしました。 そして、「高砂」や「屋島」「土蜘蛛」など5つの作品が披露され、 それぞれ見どころや意味が丁寧に解説されました。 ほとんどの生徒にとって初めての能鑑賞でしたが、 生徒らは坂井理事長らの親しみやすい言葉に引き込まれた様子で、 熱心に鑑賞していました。
Thu, 02 Aug 2018 09:51:00 +0900
優勝記念ライブで観客魅了 小5・安慶名大芽くん
2018年7月31日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市立天願小学校5年生で、 ひやみかち節の表現力や歌唱力、演奏力を競う 4月の「第6回国際ひやみかち節コンクール」で 大賞に輝いた安慶名大芽君の「優勝記念ライブ」が このほど、ライブハウスモッズで行われ、 見事な歌声と三線の腕で観客を魅了しました。 安慶名君は5歳で仲宗根創民謡研究所の門をたたき、 小学1年生で早弾きの才能を発揮し始めました。 「とにかく早弾きが好き」という 安慶名君のお気に入りは「嘉手久」で、ライブでは 「屋慶名クファディーサー~伊舎堂前ぬ三本ガジマル」、 「孝行口説」などを披露しました。 また、安慶名君は三線を始める前から闘牛に夢中で、 以前は自宅で飼っていた2頭の牛を愛情込めて育ててきました。 今も父親と闘牛観戦をするなど牛への愛情は深く、 ステージでは勢子の掛け声を披露し、会場を沸かせました。 指導する民謡歌手の仲宗根創さんは 安慶名君の演奏する「ひやみかち節」について 「闘牛の掛け声のような勢いのある小節を利かせている。 演奏に遊びを加え、三線を体の一部のように自分のものにしている」 と太鼓判を押します。 ステージの最後は、 自慢の「ひやみかち節」とカチャーシーで盛り上げた安慶名君。 将来の夢は「牛飼いを本職にして、三線もやる」と話しました。
Tue, 31 Jul 2018 14:00:00 +0900
730も一緒に経験した愛車 今も大切に乗り続ける
方言ニュース 2018年7月30日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内の自動車通行が右から左に変わった 1978年の「730」からきょうで 40年となりましたが、 宜野湾市の瀬那覇起廣さん(82歳)は 1972年の沖縄の日本復帰の年に購入した 左ハンドルの車に今も乗り続けており、 当時の「730」の日も、 この自慢の愛車と迎えました。 自慢の愛車は「コロナマークⅡ」で、 年季の入った黄金色のボディと 時代を感じさせる「沖5」ナンバーです。 瀬那覇さんは「ニュースで通行の変更を見て、 もう運転が怖くて、日中は外に出られなかった」 と世変わりの日を振り返ります。 「ただ仕事もあるし、 運転には慣れないといけない」と思い、 日が沈み、車の往来が減った夕方ごろ、 当時住んでいた那覇市泉崎の 車道に出ました。 初日は家の周りを200メートルほど、 ゆっくり、ゆっくり走りました。 それから40年。やんばるへの家族旅行も、 去年10月に亡くなった妻の週3回の通院にも このコロナマークⅡを使いました。 そんな思い出を詰め込んだ自慢の愛車に 瀬那覇さんは「いつも安全運転ありがとう。 これからもお互い頑張ろうな」 と声を掛けているということです。
Mon, 30 Jul 2018 17:08:00 +0900
「糸満漁民塾」で鮮魚とのふれあい
2018年7月27日(金) 担当 糸数昌和先生 沖縄の鮮魚に触れることで「海人の街・糸満」に愛着を持ってもらおうと、 糸満市立高嶺中学校でこのほど、「糸満漁民塾」が開かれ、 市内で食堂を営む40歳の男性と店のスタッフらが講師となり、 3年生およそ50人に魚のさばき方を指導し、 生徒たちは一生懸命にシチューマチをさばいていました。 生徒たちは9つのグループに分かれて、包丁の持ち方など具体的な使い方を教わり、 交代でシチューマチの三枚おろしに挑戦しました。 さばいたシチューマチは魚汁やマース煮などにしておいしいランチを作りましたが、 ある女子生徒は 「初めて魚をさばいたが、思ったよりも難しかった。 強く力を入れてシチューマチの頭を取った。家でお母さんと一緒にやってみたい」 と感想を話しました。 生徒を指導した男性は 「沖縄の魚がおいしいことをぜひ知って、魚に興味を持ってほしい。 月に1回は沖縄の魚を使った料理が家庭の食卓に並んでほしい」 と生徒たちに呼び掛けました。
Fri, 27 Jul 2018 14:31:00 +0900
県人移民110年記念ソング完成 沖縄ブラジル協会
2018年7月24日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ブラジルにいるおじいぃ、おばぁたちの喜ぶ顔が見たいと、 沖縄ブラジル協会の西原篤一会長が 県人移民110周年を記念し、 ブラジルと沖縄の友好を歌った新曲を含む オリジナル島唄の特製CDを完成させました。 来月現地で開催される記念式典へ出席するため、 今月15日からブラジル入りしている西原会長は 10枚を持参し、 ブラジル国内におよそ40カ所ある各県人会などへ寄贈する考えで、 遠く離れた故郷を思う県系人に思いをはせ、 「私の歌で沖縄の風を届け、みんなを笑顔にしたい」 と語りました。 このうち、移民110周年を記念して作詞作曲した新曲は、 三線の音色に合わせた「島人の情け唄」で、 ブラジルに居ながらも故郷沖縄を誇りに思い、 平和を願い続けるウチナーンチュの人情を歌いました。 西原会長は、 県系人がたどってきた長い移民史は 必ずしも幸福なものばかりではなかったと指摘し、 「地球の裏側には故郷を思い続ける人たちがいる。 島唄を通して、離れていても皆『どぅしぐわー』、 心はいつも寄り添っていると伝えたい」と話しました。
Tue, 24 Jul 2018 14:25:00 +0900
フィリピンで戦死した家族を慰霊 墓参団が追悼式
方言ニュース 2018年7月23日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 太平洋戦争中にフィリピンで亡くなった家族ら 戦没者を慰霊する墓参団の一行がきのう、 フィリピンのミンダナオ島ダバオ市内にある 旧日本人ミンタル墓地「沖縄の塔」の前で 法要慰霊追悼式を開き、 子や孫の世代も含めた48人が参加して、 戦没者を追悼しました。 このうち、ダバオ出身で、墓参には3回目の参加だという 与那原町の81歳の男性は 戦争で父親を亡くしました。 この男性自身は戦前、 母親ときょうだい5人で沖縄に 引き揚げたため、 戦争中の記憶はありませんが、 母親から父親の思い出を聞き、 父親の写真をいつも眺めてきたということで、 「幼くて父との思い出は残っていないが、 父が生活していた土地を踏みしめて、実感し、 涙が出てきた」と語りました。 墓参団はこの日、タモガン避難地「平和友好記念碑・納骨堂」などでも焼香し、 慰霊した他、夕方には懇親会が開かれ、 現地の日系人会とも交流しました。 墓参団はあさって、 沖縄に帰ってくる予定です。
Mon, 23 Jul 2018 14:07:00 +0900
「 南大東村が葉野菜をコンテナ栽培 」 方言ニュース7月19日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南大東村は今年度からコンテナで葉野菜の水耕栽培を始めました。 村旧東に設置したコンテナは2棟をつないでおり、 面積はおよそ70平方メートルあります。 無農薬で栽培でき、年間を通した生産計画が可能で、 現在はリーフレタスや水菜、小松菜、チンゲンサイの4種を栽培しています。 月曜日から土曜日までの週6日間、1日におよそ200株を出荷し、 年間およそ7トンの出荷を見込んでおり、村内5店舗で 1袋税込み180円で販売するほか、ホテルや飲食店でも使用されています。 村では夏場、日照りなどで葉野菜の栽培が難しく、 台風の影響でフェリーが数週間入港できないこともあり、 村産業課の川満課長は 「野菜をいつも安定的に供給し、給食でも島内産の安心・安全を提供したい」と話しました。 村民アンケートで要望を聞き、将来的にはコンテナを増設したい考えです。 村内でおよそ70年にわたり営業する商店の女性店長は、 台風の影響でレタスを1個700円で販売したこともあるということで、 「水耕栽培の葉野菜は台風に関係なくほぼ毎日入荷するので、 みんなとても喜んでいる。採れたてでみずみずしく、とてもおいしい。 サラダのバリエーションが増えた」と歓迎しました。
Thu, 19 Jul 2018 17:23:00 +0900
2018年7月18日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 大阪北部地震で小学校のブロック塀の 下敷きになって児童が死亡したことを受け、 県教育委員会が県内の公立幼小中学校、 県立高校、特別支援学校を対象に ブロック塀の劣化などを調査しました。 その結果、438校で合わせて 2144カ所のブロック塀があり、 そのうち300校917カ所で 建築基準法に定められている塀の高さの超過、 控え壁の補強の欠如などが確認されました。 また、建築基準法に適合・不適合にかかわらず行われた、 ひび割れやぐらつき、傾きなどの劣化調査では、 322校で確認されました。 一方、今回実施されたのは目視調査のみで、 構造計算などはなされておらず、 安全基準を満たしているかどうかの 判断ではないということです。 県教委員会は今後の対応について、 「安全性に疑いのあるブロック塀について、 県立学校は撤去や補強など、速やかな対応をする。 各市町村教育委員会に対しても 児童生徒の安全確保や地域に対する 注意喚起を依頼している」と話しました。 さらに、平敷県教育長は 「安全性に疑いのあるブロック塀の 対応について引き続き市町村と 連携して取り組む」とコメントしました。
Thu, 19 Jul 2018 12:46:00 +0900
うるま市の闘牛 県内初の文化財指定
2018年7月17日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市教育委員会はこのほど、「うるま市の闘牛」を 市の無形民俗文化財に指定することを決定しました。 闘牛が文化財に指定されるのは県内では初めてで、 闘牛関係者からは 「長年、文化財に指定されることを望んでいたのでうれしい。 感無量だ」と喜びの声が上がりました。 うるま市闘牛組合連合会は去年の夏、 市無形民俗文化財指定に向け 教育委員会に申請書を提出し、 市文化財保護審議会は歴史の深さや 地域を代表する文化として 広く市民に親しまれている点が評価できると 教育委員会に答申していました。 県外では愛媛県の宇和島や島根県の 隠岐などで文化財指定がされていますが、 県内での文化財指定は例がなかったということで、 うるま市闘牛組合連合会の大城会長は 「先人たちが築いてきた闘牛文化は 観光や若手の育成に大きな励みになる」 と声を弾ませました。 また、県闘牛組合連合会の幸地会長は 「県内18ある闘牛組合の関係自治体でも 文化財に指定してほしい。 今後、県の文化財指定に向けて働き掛けていきたい」と語り、 全県的な動きにつながってほしいと期待しました。
Tue, 17 Jul 2018 14:24:00 +0900
大宜味村の路上で謎の動物発見
方言ニュース 2018年7月16日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 大宜味村津波の路上で、謎の動物が 歩いているのを地元の男性が見つけました。 男性は「中型犬くらいの大きさの 見たことのない動物が歩いていたので、 慌てて写真を撮った」と 当時の様子を語りました。 写真を見た名護動植物公園・ ネオパークオキナワの宇栄原園長によると、 アルゼンチン・パンパ地方の 草原に生息する「マーラ」という 草食動物だということです。 体長50センチから70センチ程度で 長い四肢が特徴です。 動物園などで飼育されていることが多く、 ネオパークでも15年ほど前に 飼育していたということです。 宇栄原園長は 「個人での飼育も許されているので、 飼育下から逃げ出した可能性が高い。 性質はおとなしいが俊敏なので 捕まえるとなると大変」と話しました。 発見者の男性は 「本来いるべき環境ではないだろうから、 早く保護してあげてほしい」と 語りました。
Mon, 16 Jul 2018 16:19:00 +0900
2018年7月12日
「 外国人観光客、90%以上が『満足』 」 方言ニュース7月12日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 昨年度に沖縄を訪れた外国人観光客のうち、 旅行に「満足している」と答えた人の割合が 90%を超えていることが、県が実施した調査で明らかになりました。 「満足」とした外国人観光客の割合は、 空路客が前の年度に比べて0・1ポイント増の95・1%、 海路客が0・5ポイント減の92%でした。 航空路線の拡充やクルーズ船の寄港回数の増加で 沖縄を訪れる外国人観光客が増加する中、 満足度も高い状況となっています。 空路客のうち初めて沖縄を訪れたのは80・6%を占め、 2回目が12・8%、3回から5回目が5・5%でした。 このうち台湾や香港は複数回沖縄を訪れている客が多くなっています。 県内での宿泊数は台湾や韓国、中国の旅行客は3泊から4泊が多い一方で、 アメリカから訪れた人の4割近くが7泊以上の長期滞在をしていました。 県内での主な訪問先は、空路客はコンビニエンスストアが 85・1%で最も多く、次いで、海岸・ビーチの83・1%、 自然景勝地の79・1%、スーパーマーケットの77・5%などと続いています。 一方、海路客の主な訪問先はドラッグストアが61・9%で、 以下、スーパーマーケットの36・7%、コンビニエンスストアの34・1%などでした。
Thu, 12 Jul 2018 17:51:00 +0900
キューバに移民したうるま市男性の情報を求める
2018年7月11日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市石川に住む佐次田幸栄さん(92)歳が、 知人から預かった写真に写る キューバ移民の男性2人についての情報を求めています。 佐次田さんはおよそ15年前、 地元のうるま市石川の歴史について調べ始め、 石川歴史民族資料館に通っていました。 写真はおよそ10年前、 石川出身のキューバ移民について 佐次田さんが調査している際、 知人から預かったものです。 この知人はキューバに移民した船乗りで、 キューバ滞在時に写真の男性から手渡されたということです。 佐次田さんは 「やんばる出身だろうということしか聞いていない。 家族がいれば、写真を渡したい」と話し、情報提供を求めています。 連絡先の佐次田の電話番号は098(965)0471です。
Wed, 11 Jul 2018 14:13:00 +0900
読谷の民話集「ゆんたんざむんがたい」 村教委が発刊
2018年7月10日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 読谷村教育委員会はこのほど、 村内の民話を採集してまとめた絵本 「ゆんたんざむんがたい」を発行しました。 村内の字別におよそ2千話をまとめた 「村民話資料集」の中から40話を収録したもので、 村内のシマグチと日本語を掲載しました。 資料集をまとめるに当たって、 村内の話者から聞き取った音声を収録したCDも 付録として付いており、 アニメDVDと紙芝居も制作しました。 読谷村内には5千以上の民話があるとされる中、 村歴史民族資料館は1976年に、 村民有志らによる「読谷ゆうがおの会」も参加する中、 民話の採集を実施し、 2003年に「村民話資料集」を完成させました。 その後、県内でのしまくとぅば普及の機運の高まりなどを受け、 「ゆんたんざむんがたい」の編集に取りかかり、 子供たちが親しみやすいよう民話の内容などを考慮しながら、 2013年度から絵本にまとめました。 ゆうがおの会の山内会長は 「語りに忠実に再現した採話集は言語学の資料にもなる。 人生の教訓を民話を伝えている。子供たちにも受け継ぎたい」 と意気込んでいます。 「ゆんたんざむんがたい」は 村内の小中学校や公民館に配布された他、 「世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム」でも 読むことができます。
Tue, 10 Jul 2018 15:53:00 +0900
植物も愛情を受けてぐんぐん育つ?!
方言ニュース 2018年7月9日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 与那国町立久部良小学校の5年生4人が このほど、理科「発芽と成長」の授業で ユニークな実験結果のまとめを話し合いました。 実験では、発芽に必要な条件として 「水」「空気」「適度な温度」について調べたもので、 児童からは「愛情を持って育てないと いけないと言うから」という声が出たため、 「愛情あり」と「愛情なし」の実験に 取り組むことにしました。 「愛情あり」の方には「かわいいなあ、早く大きくなれよ」 などと優しい言葉をかけ、 「愛情なし」の方は「ばか」などの 声をかけました。 その結果、「愛情あり」の方はどんどん茎が伸び、 「愛情なし」の方は発芽したときのままの状態から 全く変わりませんでした。 予想以上の差に児童らからは 「成長の差に驚いた。 植物も愛情ある言葉を言ったほうが元気になる。 人間も植物と同じで愛情がいる」などの感想が出ました。 担当教諭は 「科学的根拠があるわけではなく 偶然かもしれないが、 児童が日々の生活の中で友達や家族など 互いを思いやる気持ちを育むことにつながるといいと思う」 と話しました。
Mon, 09 Jul 2018 16:56:00 +0900
ニワトリから「ガチャガチャ」の卵?!
琉球新報の記事から紹介します。 読谷村古堅で飼育されているニワトリが このほど、不思議な卵を生みました。 この鶏を飼っている71歳の男性が見つけたものです。 卵は「ガチャガチャ」の愛称で親しまれているカプセル玩具に似た形をしており、 中央にくっきりと線があるということで、 男性は「これまで5千個の卵を見てきたが、初めてだ」と目を丸くしました。 ガチャガチャ卵が発見されたのは、先月、6月12日の昼ごろで、 「誰かがいたずらして、カプセル玩具を入れたのかと思った」ということです。 しかし、鍵は閉まっていて、外部から侵入された形跡はなかったということで、 質感もいつもの卵と一緒でした。 沖縄こどもの国の54歳の男性獣医師は 「初めて見た。珍しいと思う」と驚き、卵の殻の線はくぼみだと話し、 「卵の殻をつくるときに、何らかの異常があったのではないか」と推測しました。
Fri, 06 Jul 2018 16:15:00 +0900
「 県立図書館が完全休館に。 」 方言ニュース7月5日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市泉崎への移転に伴い、那覇市寄宮で業務を続けてきた 県立図書館が先月29日、完全休館となり、 開館以来38年にわたる寄宮での歴史に幕を閉じました。 また、この日は、「さよならコンサート~本とカルテットの響~」が開かれ、 普段は静かな図書館に弦楽四重奏の美しい音色が響き渡り、 訪れた100人を超える県民が、休館前の「最後の時」を共有しました。 コンサートは作家の村上春樹さんをテーマに、 小説の中に登場するバッハやシューマン、ブラームスなど、 クラシックの名曲が一般社団法人楽友協会おきなわの 演奏者らによって披露されましたが、館内での写真撮影も許可され、 多くの人がカメラを片手に館内の様子を撮影しました。 移転先の建設状況を見た後、図書館を訪れたという(37)歳の男性は、 館内の様子を感慨深そうに写真に収め 「与儀公園と一体化している建物の雰囲気が良かった」と語りました。 図書館の職員によりますと、先月末までに蔵書80万冊のうち、 およそ30万冊の箱詰めが終了しており、 今後、12月の新館開館に向けて、移転作業が急ピッチで進められます。
Thu, 05 Jul 2018 14:41:00 +0900
伊良部高校の来年の入学募集停止が決定
2018年7月4日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県教育庁は、入学者減少を受けて 来年の入学生から県立伊良部高校の 募集を停止することを決めました。 今月中にも開かれる教育委員会会議に諮り決定します。 募集停止は実質的な廃校ですが、 地域から県立高校がなくなった例はないということです。 伊良部高校は、伊良部島の人口減少に伴い 恒常的に定員割れしているとして、 来年から募集停止し、宮古高校に統合することが 県立高等学校再編整備計画で示されていました。 しかし、地元から存続を求める声や、 2015年1月には伊良部大橋が開通したことから 「子どもが増える可能性がある」として 推移を見ながら地元との意見交換を続けてきました。 ただ開通後も入学生は定員40人に対し減少傾向にあり、 今年度は7人にまで激減しました。 また島内にある伊良部、佐良浜の2つの中学校で行った 伊良部高校への進学希望調査でも、 進学を希望したのは1年生は在籍者40人中2人、 2年生は29人中1人、3年生は49人中1人にとどまりました。 これらの結果を受けて県教育庁は 「募集を停止せざるを得ない状況」と判断しました。 在籍する生徒が宮古高校に合流するのか、 伊良部高校に残るかなどは 保護者の意見を聞きながら検討するということです。
Wed, 04 Jul 2018 15:00:00 +0900
82さいの中学生 高嶺小学校で読み聞かせ
2018年7月3日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 戦中・戦後の混乱期に学校に十分に通えず、 82歳になって中学校で学び卒業した 喜納初子さん(86)歳を主人公にした絵本 「82さいの中学生 はっちゃん」の読み聞かせ会が このほど、糸満市の高嶺小学校で開かれました。 読み聞かせ会では、PTA会長の杉本龍さんが、 戦争の気配が迫り壕造り励んだ日々や、 家庭を支えるために働いた戦後、 そして80歳を過ぎて中学校で生き生きと 学校生活を送った初子さんの物語を、 穏やかな口調で読み聞かせ、 生徒たちは真剣に聞き入っていました。 初子さんは高嶺小学校の前身の高嶺国民学校の出身で、 小学校を訪れた初子さんは 読み聞かせの後、戦争直後を振り返り、 「食べ物もなくて勉強どころではなかった。 学校の先生か看護師になりたいという夢もあったが かなわなかった。 平和な世では何でもできる。平和が一番大切だ」 とかみしめるように語りました。 生徒を代表して6年生の金城琉衣さんが 「友達がいて勉強ができることが 幸せだということが分かった。
Tue, 03 Jul 2018 13:54:00 +0900
台風7号 各地で影響
方言ニュース 2018年7月2日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 暴風と大雨を伴い、 台風7号は週末の沖縄地方を襲い、 きのうの日曜日は、 観光施設やスーパーも営業時間の短縮を余儀なくされ、 市町村が開設した避難所にはお年寄りらが 身を寄せ、不安な夜を過ごしました。 また、那覇空港は、航空便の欠航を受けて ロビーは多くの人でごった返し、 石垣市から来た(63)歳の女性は 「今年1月に亡くなった兄が 生前お世話になった人へのお礼に来たが、 空港に来てから欠航だと知った。 台風で足止めをくらったのは初めて」 と肩を落としていました。 市町村も各地に避難所が設置され、 このうち沖縄市役所に避難した 86歳の女性は 「家がトタン屋根で雨漏りもする。 扉もガタガタいうので、 強い風で吹き飛ばされないか心配」と 不安な表情で話し、 「命が一番大事」と繰り返し話しました。 一方、スーパーは食品を買い込む客であふれ、 イオン那覇店を訪れた 20代の台湾人女性観光客は 「帰れなくなって空港から引き返してきた。 台風で外では食べられないので ここに買い物に来た。 台風は怖くないが、明日は仕事なので帰れなくて心配だ」 と話していました。
Mon, 02 Jul 2018 15:47:00 +0900
与那国町の花咲か爺さん
与那国町の崎原永吉さん91歳の自宅の庭で、 ゆり、バラ、ブーゲンビリアなど、季節に応じて色とりどりの花を咲かせています。 一緒に住む孫は 「おじいちゃんは、おばあちゃんのことが大好きで、とても大事にしている。 器用で花咲か爺さんみたいだなって思う」と笑顔で話します。 おばあちゃんとはキヨさん92歳のことです。 孫が職場からランを持ち帰ったことが花を育てるきっかけで、 花が散ったランの鉢を、永吉さんが 「ランが好きだし育てるのが上手だから」と持ち帰り、咲かせました。 キヨさんは家ではベッドで過すことが多く、 移動には車いすが欠かせないということで、 永吉さんは 「見せて喜ばせようと思ったが、 ここまで満開になるとは思っていなかった。 花が好きなばあちゃんに喜んでもらうために、頑張る」と話し、 キヨさんも「毎日咲いているのを見ると、大気持ちでデイサービスに行ける。 じいちゃんありがとう」と話します。 そんな永吉さんとキヨさんの仲むつまじい様子を見ながら同居する孫には、 2人はあこがれの夫婦像として映っているようです。
Fri, 29 Jun 2018 16:22:00 +0900
「 外国産の冷蔵庫が増加 」
「 外国産の冷蔵庫が増加 」 方言ニュース6月28日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄地区税関は「冷蔵庫の日」の今月21日に合わせて、 冷蔵冷凍庫の輸入状況などをまとめました。 去年は数量で前の年に比べて76・6%増の1万3624台となり、 初めて1万台を突破しました。 金額では2・3倍となる4億7500万円に上り、 共に1988年以降で過去最高となりました。 県内の好況が続いていることに加え、国内メーカーが生産拠点を海外に 移していることが背景にあります。 かつて日本製品が三種の神器として豊かさの象徴だったのも今は昔となり、 安さを求めて調達先に変化がでているようです。 沖縄への輸入は1999年以降増加基調が続いており、 それ以前は県外を通じて輸入されていましたが、 需要の伸びに合わせて直接輸入されるようになったということです。 国別に見ると、中国とタイからの輸入がほとんどを占めています。 冷蔵庫の中でも外国産への転換が進むミドルクラスや、1人暮らし向けの 比較的安価なもののニーズが高まっていることが増加を後押ししています。 輸入は今後も堅調に推移すると見られ、 現在は県外を通じて輸入されることが多い宿泊施設向けの冷蔵庫が 直接沖縄に入るようになれば、さらに伸びる可能性もあるということです。
Thu, 28 Jun 2018 15:39:00 +0900
南陽群島慰霊、来年で終了
2018年6月27日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南洋群島の帰還者でつくる「南洋群島帰還者会」が サイパン、テニアンで1968年から実施している 「南洋群島・慰霊と交流の旅」が来年で 終えることがこのほど、明らかとなりました。 会員の高齢化などによって現地を訪れることが 困難になったことが要因で、 来年5月を予定している50回目の訪問を節目に、 墓参団の歴史に幕が下ります。 すでに県などには通達しています。 1948年に結成した南洋群島帰還者会は、 1968年に戦後初めて墓参団として サイパン島とテニアン島を訪問し、 現地に慰霊のための「おきなわの塔」を建立し、 以来亡くなった県人を慰霊してきました。 帰還者会は、墓参団が終了しても慰霊祭は続けていく考えで、 会の安里事務局長は「多くの人に参加してほしい」と、 最後の墓参団への参加を呼びかけています。 安里さんはテニアンの収容所で生まれ、 現地での生活の記憶はありませんが、 当時7歳の兄、4歳の姉は戦争で亡くなりました。 墓参団で何度かテニアンを訪れ、 当時の屋敷の跡を父親と探したこともあったということで、 「兄や姉の遺骨が持ち帰れずに、 両親は小さな石ころだけを持ち帰ってきた。 昨年と今年は行けなかったので最後の訪問にしたい」と語っています。
Thu, 28 Jun 2018 10:14:00 +0900
戦争生き抜いた いっこく堂さん両親
2018年6月26日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の南風の中から腹話術師の いっこく堂さんの記事を紹介します。 昭和10年生まれ父はサイパンで生まれポンペイで過ごし、 昭和11年生まれの母は沖縄で生まれパラオで過ごしました。 そんな平和な島々もやがて戦禍に巻き込まれることとなり、 父親一家は攻撃を逃れるために沖縄行きの船に乗ったものの、 アメリカ軍の空襲に遭い、 9歳だった父親は泳いで近くの島に辿り着きました。 その後、何とか母親、 私の祖母との再会を果たし、 戦火が激しさを増す沖縄へ来ました。 一方、母は両親と弟の3人で、 パラオで家畜を飼い農業を営んでいましたが、 パラオも戦場と化し、父親も戦争に行き、戦死しました。 防空壕で小さな弟が泣き出した際、 兵隊に「うるさいから出ていけ!」と追い出されたこともあり、 山中を逃げ回る生活を余儀なくされたため、 弟2人は栄養失調で亡くなりました。 そして、戦後沖縄に戻ると、 祖母に預けられていた姉2人兄1人がおり、 母は自分が長女ではないという事実を知ります。 やんばるの自宅は、南部から避難してきた人たちに占拠され、 南部の安全が確保され戻っていくまで、 牛小屋で暮らしましたが、逆境の中を生き抜き、 厳しい人生をくぐりぬけてきた両親を、私は誇りに思っています。
Tue, 26 Jun 2018 14:40:00 +0900
骨形成不全症の高良翔大さん 自分らしく生きることの大切さ伝える
方言ニュース 2018年6月25日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市立山内小学校でこのほど、 県立埋蔵文化財センター職員の高良翔大さんが 「周りの人を大切に」 と題して、児童向けに講演し、 自分らしく生きること、助け合って 生きることの大切さを訴えました。 高良さんは、生まれつき四肢の骨が成長しない 骨形成不全症で、 現在の身長はおよそ1メートル20センチです。 講演では、母親に 「何で俺だけこんな体なんだ」との言葉を ぶつけたエピソードを紹介し、 母親からの「あなたは世界で たった一人の人間。 自分らしく、人間らしく生きていきなさい」 との言葉に涙が出たという高良さんは、 体の小ささも自分らしさだと 捉えたということで、 自分らしく生きることの大切さを強調しました。 一方、大学時代に留学したカナダで、 福祉行政の在り方に感動した 経験についても語り、 高良さんは「周りの人たちと助け合って生きることの大切さ、 今日という日を大事に自ら楽しい日をつくることを 心掛けて学校生活送ってください」と、 講演を締めくくりました。 講演後、児童を代表して6年の女子児童が 「どんなにつらくても、自分だからできることがある、 挑戦することが大事だと感じた」 とお礼を述べました。
Mon, 25 Jun 2018 16:23:00 +0900
「 開南中学徒隊実態解明を 」
「 開南中学徒隊実態解明を 」 方言ニュース6月21日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦で鉄血勤皇隊や通信隊、学徒隊として生徒が動員された 県内21の旧制中学や師範学校などのうち、 私立開南中学校の戦場動員の実態がほとんど分かっておらず、 高齢となった開南中の同窓生らは、亡き学友の無念を思い、 開南中学徒隊の実態解明を待ち望んでいます。 糸満市にある開南中の慰霊塔「開南健児之塔」には、 教師、卒業生を含め279人の犠牲者の名前が刻まれています。 同窓会はこのうち沖縄戦当時、開南中に 在籍していた1年生から5年生で犠牲となった190人学徒として 扱ってほしいと求めてきましたが、沖縄戦の研究では、 実際に沖縄戦に何人が動員されたのか裏付ける資料はないとして、 動員数、犠牲者数共に「不明」としています。 開南中の配属将校が10・10空襲後に不在となったことや、 校長が後を託した教頭が各生徒に個別に入隊を指示し、 まとまった動員でなかったことなど、他校と異なる事情などが、 開南中学徒の実態把握を難しくしています。 沖縄戦に詳しい、沖縄国際大学元教授の吉浜忍氏は 「実態として開南中の学徒は他の学徒と同じだった。 それを学徒とするのかしないのか、議論すべき余地がある」 と話しています。
Thu, 21 Jun 2018 16:36:00 +0900
石垣市住民『観光客減らすべき』47%
2018年6月20日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市が市民を対象に5月に実施した 「石垣島の観光に関する住民意向アンケート」がこのほどまとまり、 市内への観光客数について 「やや減らすべきだ」「減らすべきだ」との回答が 合わせて47・4%と、 「現状維持」の35・1%を上回りました。 去る8日に市内で開かれた 市観光プラットフォーム会議で報告されたもので、 「やや増やすべきだ」「増やすべきだ」は 合わせて17・6%でした。 「観光客増加で困ったこと」の回答では、 「自然環境などへの不安」が70・1%で最も多く、 次いで「普段の買い物が不便」 「交通機関の混雑・渋滞の発生」と続きました。 「市の観光振興施策に必要だと思うもの」との質問への回答では、 「自然環境の保全」、「景観などの魅力向上」 「施設・インフラ等の整備」が上位を占めました。 また、会議ではアンケート結果を基に、 観光、交通の関係者、自然保護団体の代表らによる討論も行われ、 登壇者からは持続可能な観光を目指すために自然環境保全を進めたり、 リピーター減少への危機感から 島の魅力創出に取り組んだりする必要性などが指摘されました。
Thu, 21 Jun 2018 12:42:00 +0900
特産使ったご当地バーガー誕生 うるま市・中部農林高校
2018年6月19日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 中部農林高校の2年生5人が、 うるま市の特産物を使った ハンバーガーを開発しました。 10月に鳥取県で開かれる、 ご当地バーガー日本一を決める 「第8回全国ご当地バーガーグランプリ」 に出場することから、 70万円を目標に、旅費や宿泊費を現在、 クラウドファンディング「ユイマ」で募っています。 今回出品するのは、 去年の大会で準優勝に輝いたハンバーガー 「阿麻和利」をバージョンアップさせた 「二代目・阿麻和利」です。 「阿麻和利」を手掛けた うるま市石川伊波のハンバーガー店の呼び掛けで、 去年から一緒に商品開発に取り組んでいるもので、 高校生チームは主に具材を挟むパンである バンズの開発を担当しました。 当初は特産のモズクやオクラを生地に 練り込んだバンズに挑戦しましたが、 「生地がベチャッとしてうまく膨らまなかった」 などと苦戦し、試行錯誤を重ね、 イカスミを練り込んだ見た目にもインパクトのある イカスミバンズを完成させました。 ハンバーガー店の男性店長は 「高校生たちが全国大会という大舞台を経験することで、 挑戦することの大切さや社会に出た時の糧にしてほしい」 と話し、支援への協力を呼び掛けています。
Tue, 19 Jun 2018 14:17:00 +0900
旧暦のユッカヌヒー 糸満で名城ハーリー
方言ニュース 2018年6月18日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 旧暦5月4日のユッカヌヒーに当たる きのう、 青空に恵まれた糸満市の北名城ビーチで 名城ハーリーが行われました。 830メートルの競漕に加え、 1番櫂(エーク)が浜の棒につり下げられた 酒瓶をつかむまでが勝負で、 前(メー)ンティー、中(ナカ)ンティー、 後(クシ)ンティーの3集落で競う御願ハーリーは、 前ンティーが2連覇を果たしました。 御願ハーリーで酒瓶をつかんだ32歳の男性は 「連覇はなかなかない。 うれしいのひと言に尽きる」 と顔をほころばせました。 また、御願ハーリーの後の青年ハーリーで 勝利した後ンティーの43歳の男性は 「伝統はずっと受け継ぎたい」 と語りました。 名城ハーリーは、 浜の近くの島「エージナ」に住む海の神「イビガナシー」のために 静かに行わなければならないとされ、 鐘打ちはいないということで、 伊敷自治会長は 「酒瓶は、神にささげるお神酒の意味もあるかもしれない。 台風も逃げてくれて無事に開催できて 良かった」と話しました。
Mon, 18 Jun 2018 14:47:00 +0900
平和の詩朗読は、港川中3年相良倫子さん
2018年6月15日(金) 担当 糸数昌和先生 今月23日の慰霊の日に開かれる沖縄全戦没者追悼式で、朗読される「平和の詩」。 今年は浦添市立港川中学校3年の相良倫子さん書いた「生きる」が選ばれ、 曽祖母から沖縄戦の体験をよく聞かされ、 平和について考える機会が多いという相良さんは 「私なりに考えて、自分の命を精いっぱい輝かせて生きていくことが平和だと思った」 と詩に込めた思いを語っています。 94歳になるという相良さんの曽祖母は沖縄戦が始まる前は理髪店で働いており、 日本軍を指揮した牛島中将の散髪をしていました。 曽祖母が知る牛島中将は心配りができる人だったということで、 「戦争は人を鬼に変える。絶対にしてはいけない」と聞かされています。 相良さんは平和とは当たり前に生きることだと考え、 沖縄の美しい風景と戦争で変わり果てた様子を描きました。 「対比させると戦争の残酷さがより伝わるかなと思った」と語り、 聞いた人が平和について考えるきっかけになってほしいと、 「詩に込めたメッセージをしっかり伝えられるように読みたい」と意気込んでいます。
Fri, 15 Jun 2018 13:40:00 +0900
「糸満市米須にある魂魄の塔の遺骨調査を依頼」
沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表はこのほど、 糸満市米須にある「魂魄の塔」の内部に遺骨があるか確認する要請書を県に提出しました。 具志堅代表は、塔には1944年にアメリカの米潜水艦の攻撃を受けて沈没した 対馬丸の遺骨が残っている可能性があると指摘し、 「ますは魂魄の塔から調べてほしい」と求めています。 具志堅代表は去年12月、厚生労働省に県内各地の 沖縄戦慰霊塔に収められている遺骨を、 身元特定のDNA鑑定の対象とするよう要求しています。 県平和援護・男女共同参画課によりますと、 県内には440カ所沖縄戦没者の慰霊塔があり、 対馬丸の犠牲者のうち105人の遺骨は1950年に沖縄に戻り、 引き取り手が見つからなかった分は魂魄の塔に納められました。 1979年に糸満市摩文仁に国立戦没者墓苑が完成後は、 ほとんどが移されたということです。 具志堅代表は他にも遺骨が残っているとの認識を示し、 「魂魄の塔に遺骨があるのではないかと思っている遺族は多い。 調査の動きが各地の塔に波及してほしい」と述べました。
Thu, 14 Jun 2018 16:58:00 +0900
糸満市の個人宅の庭の防空壕を内部調査
2018年6月13日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄鍾乳洞協会はこのほど、 糸満市座波の大城清子さん歳宅の庭に残る 防空壕の内部調査を実施しました。 清子さんの親戚で、沖縄戦当時、 共に避難していた大城隆盛さんが 知人を通じて協会に依頼したもので、 座波の字誌発刊委員でもある隆盛さんの 「座波での戦争記録を残したい」との 強い思いを実現させました。 全長およそ6メートルの壕は 同じ敷地内にある井戸とつながるめずらしい造りで、 中には、火鉢やバリカンのほか、 アワやニンニクなどの食材があり、 73年前の生活痕がそのまま残されていました。 井戸は戦前からあり、 戦況の悪化を懸念した大人たちが 井戸から横穴に通ずるよう後から壕を掘ったということで、 清子さんらは親族およそ10人と壕へ入り、 およそ10日間身を潜めました。 当時4歳で鮮明な記憶はないという隆盛さんは 周囲の大人から井戸のおかげで地上に出ずに生活用水を 確保できたと聞いていたということで、 「命の水に感謝したい」と感慨深げに語り、 生前母親から戦時中の話をよく聞かされていたものの、 ほとんど記憶にないという清子さんも 「真剣に聞いておけばと今、後悔している。 戦争を二度と繰り返さないためにも、 記憶と記録を大事にしないといけない」と述べました。
Thu, 14 Jun 2018 12:48:00 +0900
琉球箏の音色を体感 西原南小学校4年生
2018年6月12日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 西原町立西原南小学校でこのほど、 町文化協会筝曲部会の6人を講師に 音楽の授業が行われ、 4年生が筝を演奏し音色を体感しました。 最初に照屋貞子部会長が 「300年前に、稲嶺盛淳という人が薩摩に派遣され、 美しい音色に引かれ持ち帰ったのが琉球箏の始まり」 と歴史を紹介し、照屋部会長ら6人が 「さくらさくら」と「瀧落し」を弾くと、 「音色の重なりがあった」 「滝が流れているように手の動きが合った」 などの感想が出されました。 そして、児童たちはグループに分かれ 交代で演奏を体験し、弾く人と楽譜を名指しする人、 楽譜を声に出して歌う人に分かれて協力しました。 大きな声で歌って筝を弾く友達を アシストした女子生徒は 「難しかったけど、2回目はよくできてうれしかった。 はめた爪を弦に当てるように弾いた」と答え、男子生徒は 「箏を弾く爪が象の牙と亀の甲羅だと分かった」と話しました。 玉城愛教諭は 「『桜さくら』は教科書の楽譜とは違っていたが、 事前に授業で覚えるように指導した。 体験は子どもたち様子が違う」と感動した様子でした。
Tue, 12 Jun 2018 16:15:00 +0900
82歳の中学生 絵本の主人公に
方言ニュース 2018年6月11日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 戦中・戦後の混乱期で学校に十分に 通えなかった女性が、80歳にして 学ぶ機会を得て学校に通い、 義務教育修了の証書を受け取った物語が 絵本になりました。 主人公は、沖縄市に住む嘉納初子さん(85歳)で、 タイトルは「82さいの中学生 はっちゃん」です。 沖縄本島北部への疎開から 収容所生活を経て、 戦後きょうだいを学校に行かせるため働き続け、 家庭を持ち、子どもたちが巣立って やっと自分の時間が持てる時期に、 戦争で学校に行けなかった人を対象にした 中学入学の案内が届き、 学校でいきいきと学ぶ初子さんの姿が 描かれています。 自分が主人公の絵本について初子さんは 「恥ずかしい思いもある。 でもデイサービスに行くより、 学校の方が楽しかった。 引っ込み思案の性格が直って、 自分が思うことを言えるようになった。 自信が付いた」と述べ、 学ぶことで人との会話に積極的になったということです。 作者は名桜大学教授で初子さんの息子の英明さんで、 「沖縄戦の体験は聞くことは あっても、 その後の暮らしがどうだったのかあまり伝わっていない。 絵本という形で広く子どもたちに 伝えたかった」と語りました。
Mon, 11 Jun 2018 16:48:00 +0900
「新米を八重山にて販売開始。」
「新米を八重山にて販売開始。」 方言ニュース6月7日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 JAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」でこのほど、日本一早い八重山産ひとめぼれの新米販売が始まり、石垣島と竹富町西表島で収穫された新米が店頭に並びました。 2月上旬から田植えが始まった1期米の収穫は先月、 5月20日に開始し、31日までにおよそ116トンを収穫しました。 収穫作業は今月、6月末までを予定しており、今期は石垣島で700トン、 西表島で150トンの合わせて850トンを見込んでいます。 ゆらてぃく市場では去る3日まで新米販売開始キャンペーンが実施され、 通常よりも50円から100円安い3キロ1200円、 5キロ1980円で販売されました。 また、期間中の購入者を対象に米1年分が当たる抽選会も行われました。 新米を購入した(70)歳の女性は 「普段はあまり八重山産の米は買わないけれども、 新米はもちもちしておいしいので毎年買いに来ている」と笑顔を見せ、 保育園の子どもたちも新米のおにぎりをおいしそうに頰張っていました。 日本一早い八重山産ひとめぼれの新米は沖縄本島では今月中旬ごろの 販売を予定しているということです。
Thu, 07 Jun 2018 15:45:00 +0900
佐良浜漁港に海業視線施設開所
2018年6月6日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宮古島市伊良部の佐良浜漁港に完成した 伊良部漁業共同組合地区海業支援施設の 開所式がこのほど、施設内で開催され、 会場には関係者や地域住民が訪れ、 新たな水産業振興の拠点完成を祝いました。 施設は鉄筋コンクリート2階建て、 延べ床面積はおよそ999平方メートルで、 総事業費は3億1959万円です。 1階には魚の荷さばき場や加工室、 直売所や食堂などを設置しています。 式典で漢那組合長は 「観光客や市民のニーズに対応した施設として水産経営を強化し、 地域振興にも大きな役割を担う施設だ」と話しました。 また、来賓あいさつで宮古島市の下地市長は 「佐良浜の飛躍的発展がなされるよう、 漁協の皆さんに活躍してほしい」と「期待を寄せました。 そして、式典の最後には、 宮古総合実業高校の海洋学科の生徒65人が演舞を披露し、 遠洋航海に実習船が出航する際、 見送る生徒らが乗組員を鼓舞するために 披露する学校伝統の「スタンバイ」を力強く演じました。
Thu, 07 Jun 2018 11:14:00 +0900
糸満ハーレーのあれこれ学ぶ 糸満市の歴史と文化研究会
2018年6月5日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市の歴史と文化研究会は このほど、糸満市糸満の西区公民館で 「ユッカヌヒー関連行事について」と題した 第17回研究会を開き、会の事務局を務める 元糸満市立中央図書館館長の金城善さんが 講演しました。 金城さんは 旧暦5月4日の「ユッカヌヒー」の 糸満ハーレーの事前の御願から 当日の神事、海で親族を亡くした家族による 「ハマウリー」まで、さまざまな関連行事を紹介し、 「ハーレー行事は意外と知らないことが多い。 知って見るのと、知らないで見るのとでは差がある」 と話しました。 この中で、金城さんは ユッカヌヒー前の行事として、 旧暦4月10日前の吉日に行われる 「ヒーダチヌウグヮン」を紹介し、 「人に危害を加える魚のダツを退治するための祈願で、 大漁祈願の重要な儀式だったが、今は廃れてしまい残念だ」 と話しました。 また、ユッカヌヒー当日は、山巓毛や白銀堂、 祝女殿内でのウグヮンのほか、 ハーレーシンカによる競漕の報告など、 さまざまな神事が行われ、 各家庭ではゴボウの煮付けなどを供えますが、 金城さんは 「ハーレー行事は、当日の祭りだけでなく、 年中行事の一つ一つの積み重ねの中に位置付けられている」 と説明しました。
Tue, 05 Jun 2018 18:17:00 +0900
希羽ちゃん両親 「たくさんの支援に感謝」
方言ニュース 2018年6月4日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内外からの募金による支援を得て、 おととし2月にアメリカでの 心臓移植手術に成功したものの、 今年3月に間質性肺炎のため亡くなった 翁長希羽ちゃんの両親で、 熊本市に住む父親の司さんと 母親の涼子さんがきょう、 浦添市役所に松本市長を訪ね、 支援に礼を述べました。 浦添市で育った司さんは 「悲しい結果になったが、 たくさんの人に支援していただいたことに感謝したい。 希羽は笑顔のかわいい子だった。 今日も近くで見守ってくれているはずだ」 と笑顔を見せました。 また、涼子さんは「アメリカの病院で 最大限のことをしていただいたが、 『国内で移植手術を受けられたら もしかして結果は違っていた かもしれない』 と思うこともある。 国内で移植手術が受けられるよう、 たくさんの人に臓器移植について 意識を持ってもらえれば」 と述べました。 一方、同席した妹の花ちゃん(2歳)は、 投げキッスやハイタッチなどで 周囲を和ませ、 父親の司さんは 「希羽としぐさが似ていて ドキッとする時がある」と話しました。 訪問を受けた松本市長は 「浦添市民や県民などたくさんの人が一緒に頑張った。 同じような境遇にある人たちのために 経験を生かしてほしい」と話しました。
Mon, 04 Jun 2018 15:19:00 +0900
紛失した10万円が持ち主へ
2018年6月1日(金) 担当 糸数昌和先生 那覇市の浮島通りで金物店を営む富川安盛さん86歳は、 ことし1月に現金10万円を紛失しました。 「きっと見つからないだろう」と覚悟していましたが、 拾った人が匿名で豊見城署に届けたことで、無事に手元に戻り、富川さんは 「どうしてもお礼を伝えたいが名前も住所も分からない。新聞を通してどうか伝わりますように。ありがとう」 と感謝の気持ちを語りました。 富川さんは模合金の10万円が入った封筒と財布を上着のポケットに入れて タクシーに乗車し、下車する際に封筒を落としてしまったのだろうと振り返り、 周囲の人たちから「見つからないだろう」と言われ、 富川さん自身も諦めていましたが、 那覇署に紛失届を提出したところ、落とし物として届けられているとの報告がありました。 お礼をしようと、警察に問い合わせましたが、本人が匿名を希望しているとのことで分かりませんでした。 富川さんは 「現金が見つかったこと以上に、人の温情の深さに感動の気持ちでいっぱいだ」と語り、 涙をにじませ、封筒は人の優しさを思い返すための「宝物」として大切に保管しているということです。
Fri, 01 Jun 2018 16:24:00 +0900
「沖縄が全国一の観光県に。」
「沖縄が全国一の観光県に。」 方言ニュース5月31日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 先月、4月の入域観光客数は、前の年の同じ月に比べて9・7%増の83万3200人で、4月としては初めて80万人の大台を超え、過去最高を更新しました。 これは県文化観光スポーツ部がこのほど発表したもので、 単月で過去最高を更新するのは54カ月連続で、 前の年の同じ月の実績を上回るのは67カ月連続となりました。 国内客は2・7%増の55万6400人、外国客は27・2%増の27万6800人でした。 国内客は春休みやゴールデンウイークの旅行需要があったほか、 沖縄国際映画祭などの大型イベントが奏功し、 東京、関西、福岡方面共に好調に推移しました。 外国客は航空路線の拡充やクルーズ船の寄港回数が増加し、 全体の押し上げにつながりました。 全体では、懸念されていたはしかの影響は一部にとどまりました。 また、今月、5月は航空各社の予約状況が安定していることや、 クルーズ船の寄港回数が32回増の59回と過去最高となる 見通しであることから増加が見込まれるものの、 夏に向けてはしか発生の影響も懸念されることから、 県観光政策課は「終息傾向にあることを積極的に発信していく」と語りました。
Thu, 31 May 2018 19:10:00 +0900
レジ袋辞退、減少傾向
2018年5月30日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 5月30日は「ゴミ0」の日ですが、 県内のスーパーやドラッグストアで、 レジ袋を辞退する人の割合が年々減っていることが 県環境部の調べで分かりました。 レジ袋の有料化が始まった2008年度にレジ袋を辞退した人は、 全事業者の平均で80・6%おり、 翌2009年度には最高の80・7%を記録しましたが、 その後は毎年減り続け、昨年度は75・6%に落ち込み、 レジ袋を購入する人が増加しています。 県は今後、コンビニエンスストアにも レジ袋有料化導入を求めることを検討しています。 コンビニエンスストアへのレジ袋有料化導入を巡っては、 県が2008年のスーパーなどの導入時に求めましたが 実現しなかった経緯があり、 県環境整備課は辞退率が減少傾向にあることについて、 正確に分析しているわけではないとしつつ、 「県民に買い物袋、マイバッグ持参の機運が広まっている印象はある。 観光客の増加など別の要因があるかもしれない」と推測します。 その上で「自然豊かな美ら島を次世代に継承するため、 過剰包装をなくすなどレジ袋辞退をきっかけに、ごみの減量を心掛けてほしい」と、 マイバッグ持参を呼び掛けました。
Thu, 31 May 2018 10:41:00 +0900
329年前の三線、現代に コレクター翁長さん入手
2018年5月29日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球の歴史書「球陽」が記録する人物 「志堅原比屋」が使ったとされる 329年前の三線を 沖縄コレクター友の会の翁長良明さんが このほど入手しました。 製作の年代が明らかな現存する三線では 最古の物とみられます。 県立博物館・美術館の学芸員らが現物を確認し、 棹の部分は当時のものと判断したもので、 来年2月に開かれる県立博物館・美術館の企画展でも 展示する予定です。 翁長さんが三線収集家から入手したもので、 棹の部分には西暦で1689年に相当する 「康熙28年」や作り手の名前とみられる 「真壁里之子ウチ」「志堅原比屋求之」などが刻まれており、 胴などその他の部分は張り替えなど 手が加えられているとみられます。 「球陽」などの資料によりますと、 志堅原比屋は南風原間切宮平村へ行って三線を弾き、 照屋という男が三線を譲ってほしいと頼んだため、 志堅原比屋は照屋へ三線を売ったということで、 照屋の前に幽霊となって現れた女がいましたが、 その三線を弾くと二度と姿を見せなくなったという逸話が 伝えられています。 翁長さんは「三線を弾く人たちの間ではよく知られる名器だ。 音色が良い。材質は最高のクロキだ。 今後も大事に保管していきたい」と語りました。
Tue, 29 May 2018 19:40:00 +0900
映画のモデル安里要江さん 大阪の生徒に戦争体験語る
方言ニュース 2018年5月28日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦の語り部で、映画「GAMA 月桃の花」のモデルにもなった 安里要江さん97歳はこのほど、 北中城村内で、大阪府東大阪市立意岐部中学校の 3年生19人に、「戦争は絶対あってはならない。 私の経験を子どもたちに歩ませたくない。 戦争をなくすよう、一緒に動いていきましょう」 と自らの戦争体験を語りました。 当時2児の母親だった安里さんは沖縄戦で母親と夫、 子ども2人を亡くしました。 糸満市の壕でアメリカ軍に 保護されるまでのおよそ3カ月間、 砲弾が飛び交う中をひたすら逃げ回り、 地面には死体が散らばり、 子どもたちは泣き叫ぶしかなく、 「本物の戦争をこの目で見た」 と悲惨な状況を振り返りました。 また、子どもたちに何とか食べ物を与えようと、 安里さんは砲弾を避けながら、 道に落ちているものを探し回ったということで、 「子どもの命が一番だった」 と何度もつぶやきました。 講話を聞いた生徒は「事前に本などを 読んで戦争体験は知っていたけど、 実際に聞くとじーんときた。 これから戦跡などに行くときには 戦争で死んだ人たちを思い、 勉強したい」と語りました。
Mon, 28 May 2018 17:49:00 +0900
コスモスとかかしで話題
2018年5月25日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁村平敷区の「乙羽岳入り口」付近の一角に、鮮やかなコスモスが咲いています。 そのコスモス畑に常にいるのが、 農作業をしたり、三輪車にまたがったりしているかかしたちで、 きれいに咲いたコスモスとユニークなかかしが村内外で話題となり、連日、多くの人が訪れています。 この場所を管理しているのは、 平敷区の女性有志らでつくる「ひまわりサークル」のメンバー9人で、 上間玲子代表65歳は 「この場所を明るくすることで、地域のPRにつながる。 何より、仲間とおしゃべりしながら作業することが楽しい」と話します。 おととし7月から花壇を管理しており、 その美化活動が認められ、去年12月には本部署から花の苗が贈呈されたということで、 上間代表は「人が集まる場所をつくったことで防犯につながった。評価されてうれしい」と笑顔を見せます。 これまでひまわりサークルが作ったかかしは50体になりますが、 手作りのかかしは農作業をしていたり、 三輪車にまたがったりとまるで本物の人間のようで、 先月末からこいのぼりも泳いでおり、今月、5月いっぱい見ることができます。
Fri, 25 May 2018 16:24:00 +0900
「ウミガメの産卵支援にビーチクリーンが行われる」
名護市の嘉陽海岸でこのほど、美ら島自然学校主催の 「ビーチクリーン大会in嘉陽」が行われ、 ウミガメが産卵にやって来る自然豊かな嘉陽海岸を 「みんなできれいにしよう」との呼び掛けで、 一般の応募者や嘉陽区民、美ら島自然学校のスタッフらおよそ30人が参加し、 長さおよそ1キロの海岸を2時間かけて清掃しました。 今回が2回目の開催で、拾い集めたごみは燃やしていいもの、 金属、瓶・ガラス、漁具類など7種類に丁寧に分別しました。 また、休憩時間を利用して専門家による ウミガメの産卵や漂着物に関する講話もありました。 市内から家族5人で参加した(5)歳と(2)歳の兄弟は 「ビーチクリーンは初めて。とても楽しい」と話し、 母親と一緒に汗を流していました。 次回は来月、6月3日に名護市安部区の海岸を予定しています。
Thu, 24 May 2018 13:39:00 +0900
県内観光関連団体が官邸にはしか対策の提言書提出
2018年5月23日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県や沖縄観光コンベンションビューローなど 観光関連32団体でつくる沖縄観光コンベンション推進協議会は 今月18日、総理大臣官邸に菅官房長官を訪ね、 はしかの感染拡大に関する対策を 盛り込んだ提言書を提出しました。 菅官房長官は「過剰に反応することなく、 冷静に対応する必要がある」などと述べ、 対策を講じる考えを示しました。 県内でのはしか感染拡大は、 タイで感染した台湾人観光客の来県が発端です。 関連団体は、はしか感染拡大は 東京オリンピックなどを控えた日本全体の問題だとして、 2回目のワクチンの接種率向上、感染症の国内、地域への侵入防止、 それに観光戦略における感染症対策の強化を求め、 協議会の平良会長は 「沖縄は安全なので、旅行に来てほしい」 と呼びかけました。 ところで、県観光推進課によりますと、 はしかが理由とみられる旅行のキャンセルは18日の時点で 5369人となり、16日の時点から69人増加しました。 キャンセル数の増加率は16日の時点に引き続き、 2回連続で100人を下回りました。
Thu, 24 May 2018 10:00:00 +0900
巨大外来種ヘビ捕獲 うるま市の住宅で
2018年5月22日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市勝連平安名の野原勝さんの自宅で このほど、体長1メートル75センチの外来種のヘビ、 タイワンスジオが発見され、捕獲されました。 野原さんは 「近くには保育園や小学校などの施設がある。 子どもたちの所にヘビが行かないでよかった」 とほっとした表情を見せました。 この日の午前7時半すぎ、野原さん宅に タイワンスジオが入り込む姿を通行人が発見し、 報告を受けた野原さんは、 地元で「ハブ取り名人・名犬」として知られる 當真嗣満さんに連絡し、 當真さんは愛犬の「ハッチー」と野原さんの自宅に 駆け付けました。 そして、當真さんらの手により発見から1時間後に タイワンスジオは捕獲されました。 當真さんは「子どもたちにも、 草むらにはハブやタイワンスジオのようなヘビがいるかもしれない という意識を常に持っていてほしい」 と注意を促しました。 無毒ですが、攻撃性があるタイワンスジオは、 うるま市や沖縄市など沖縄本島中部で多く発見され、 去年は23件の発見報告が県に上がっており、 県自然保護課は 「タイワンスジオはハブと模様が似ている。 どちらも見つけたら最寄りの行政機関に連絡してほしい」 と呼び掛けています。
Tue, 22 May 2018 13:40:00 +0900
第25回ふるさと歌自慢決勝大会
方言ニュース 2018年5月21日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 昨日、うるま市民芸術劇場・響ホールにて 第二五回ふるさと歌自慢決勝大会が開催され、 林信明(のぶあき)さんが優勝を果たしました。 今年は、世界中にある支部を合わせて、 およそ千五百人の会員の中から三八名が応募し、 十代から七十代の幅広い年齢層の一八人が 決勝大会へ進みました。 六回目の挑戦で、叙情歌「ナークニー」で 優勝した林さんは 「生まれ育った埼玉の実家ではいつも山原育ちの母から民謡を聴いて育った。 関東から通ってこの大会へ出場していたが 一念発起し、一昨年沖縄に移住した。 唄は、民謡教室の師匠と勤務先の介護施設の 耳の肥えた利用者に鍛えられた。 次は、来月のコンクール大賞部門で予選突破を目指すと」語りました。 琉球民謡協会の上原(うえはら)政雄(まさお)会長は 「今大会も若い出場者の活躍が目立った。 一九九四年から先島の唄も含めた大会に衣替えした。 準優勝した宮國さんは、宮古の歌 「伊良部とぅがに」で受賞したことは 大変うれしい」と語りました。 この大会の模様は 沖縄テレビでは、七月二十五日(水)午後三時五十分から ラジオ沖縄では、六月三日(日) 午後七時から九時まで放送予定です。
Mon, 21 May 2018 17:26:00 +0900
あおぞら保育園のヤギ「しずか」が出産
2018年5月18日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 南城市大里のあおぞら保育園でこのほど、子どもたちが見守る中、 園で飼っているヤギの「しずか」が赤ちゃん1頭を出産しました。 「しずか、頑張れ!」と子どもたちから声援を受けて生まれた子ヤギは、 子ヤギはおよそ1800グラムで、 園児がきれいに掃除した小屋の中ですくすく成長しています。 子ヤギが生まれた日、園の職員が産気づいているしずかに気付き、周囲に呼び掛けました。 すぐに60人ほどの園児と職員が小屋の周りに集まり、 「もう少しだよ」と大きな声援を送り、およそ10分後に1頭が生まれ、30分かけて立ち上がりました。 子どもたちは初めて見るヤギの出産に興味津々で、 産後に胎盤を食べるしずかを見て 「あれは何を食べているの」「なんで胎盤を食べるの」と矢継ぎ早に職員に質問し、 「胎盤には栄養があるんだよ。だからすぐ元気になるんだよ」との説明に真剣に耳を傾けました。 出産翌日、子ヤギは子どもたちがきれいに掃除した小屋の中で元気に歩き回り、 子どもたちは「今は元気に歩いているけど、最初は立てなくて、しずかが心配してたんだよ。 耳がたれているのがしずかそっくり」などと話し、子ヤギの頭を優しくなでていました。
Fri, 18 May 2018 17:10:00 +0900
「民泊新法が6月15日から施行」
「民泊新法が6月15日から施行」 方言ニュース5月17日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 一般住宅に有料で観光客を泊める住宅宿泊事業法、 いわゆる民泊新法が来月15日に施行されるのを前に、 県内のマンションでも管理規約を改正し、 所有者による民泊を禁止する動きが相次いでいます。 民泊新法の施行に伴い、国土交通省は去年7月、 マンション管理規約のモデルとなる「標準管理規約」に、 所有者が民泊を提供することを禁止するか、認めるかを定める条項を追加しました。 国土交通省は、マンションで民泊事業が始まった後に 民泊禁止を確認することは「法的には可能」としていますが、 民泊開始以降だと住民同士のトラブルが懸念されるため法施行前に 可否確認をするよう勧めており、マンション管理協会に所属する 県内の管理会社のうち8社は施行日までに、 管理する447棟全てで管理規約を改正し、民泊を禁止する方針です。 一方、3月に管理規約を改正し、 民泊禁止条項を追加した那覇市内のマンションでは 「平穏な生活環境を保つために禁止した」とする一方、 「個人管理のマンションに向けては行政による周知が必要だ」としています。
Thu, 17 May 2018 16:06:00 +0900
観光客増加で今帰仁村天底で交通事故多発
2018年5月16日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁村天底の県道248号で 交通事故が多発してます。 県道248号は本部町の美ら海水族館から 今帰仁村の古宇利島へ向かうルートになっています。 レンタカーの通行量がここ数年で増加し、 増え続ける観光客に伴い、周辺では交通事故も増加していることから、 周辺住民からは「小学校も近く、子どもも通るので何とかしてほしい。 車で通ってひやっとする時がある」と、 交通事故対策を求める声が上がっています。 村によりますと、2010年12月に 今帰仁村天底と名護市屋我地島をつなぐワルミ大橋が開通してから、 天底区内の交通量が大幅に増えたため、 2012年3月に県道248の十字路交差点に点滅式の信号機が設置され、 運転手に注意を促し危険を認識させる目的で、 県道にカラー舗装も施されました。 しかし、左折をしようとした普通乗用車と 直進してきた観光バスが出会い頭に衝突するなど、 点滅信号機設置後も交差点では毎年事故が発生しており、 目立った効果は出ていない状態です。 そこで、今帰仁村では 定周期信号機の設置を警察などに要請し、 本部署は必要性があると認め、 1番の順位を付けて県警察本部に要請したということで、 住民生活と観光発展の両立のためにも交通安全対が急務となっています。
Thu, 17 May 2018 10:30:00 +0900
屋我地の塩作り「入浜式」 地元の生徒らが体験
2018年5月15日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 日本では屋我地でのみ、 今も産業として継承されている 伝統的製塩法「入浜式」の塩作りを、 名護市の屋我地ひるぎ学園 7年の生徒17人が体験しました。 ひるぎ学園近くの我部には、 市指定文化財「我部の塩田跡」が残されています。 屋我地は、遠浅の潮の満ち引きを活用した 「入浜式」による塩作りが盛んで、 450年前から続く手法を産業として残し、 今も塩の販売を続けていますが、 実際に塩を作って販売しているのは 国内では屋我地だけです。 入浜式塩田は雨が降ると塩作りができず、 常に天気との闘いで重労働ですが、 良質の塩が生まれるということで、 ひるぎ学園の生徒らはこの日、 汗をかきながら丸1日かけて手作業を 繰り返す重労働を身をもって体験し、 地域の歴史を学びました。 生徒らは「結構こつがいると思った。腕の筋肉が大変。 やったことがなかったので、勉強になった」と話し、 「難しかったけど楽しかった。重くて力がいる。 いろんな人に入浜式塩田を体験してもらって、 塩田の楽しさを知ってほしい」と述べました。 入浜式で製塩した塩を販売する「塩田」の上地代表は 「昔の先輩から作り方を聞いて学んでいった。 親から子どもへ今後も少しずつ手法を伝え続けていきたい」 と語りました。
Tue, 15 May 2018 14:11:00 +0900
国頭村奥で田植え
方言ニュース 2018年5月14日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国頭村奥区豊かな清流の水をたたえた 棚田でこのほど、田植えが行われました。 棚田はオーナー制をとっていますが、 当日はオーナー以外の一般の希望者ら、 村内外から3世代家族を含めて およそ25人が参加し、 子どもから大人まで横一列に並び、上流側、 下流側に分かれて植え付けしました。 また、田植えには沖縄のマルチタレントとして 活動中の川満しぇんしぇーらも顔を見せ、 田植えを手伝うなど 参加者らを激励しました。 棚田は奥川流域に 5年前に復活したということで、 主催した奥庵の糸満代表は 「この場所は豊富な水が近くにあり、 昔ながらの田んぼをせっかく 復活させたので 継続していくことが大事だと思う。 集落は高齢化が進み 農業などは厳しい状況だが、 うまくオーナー制度を利用しながら 奥区の風情の良さを伝えていきたい」 と語りました。 また、参加した中学1年の女子生徒は 「最初は寒くて大変だったけど、 植え方も教えてもらって だんだん慣れてきて稲を楽しく 植えることができた。 自分たちで食べる米になるまで 元気に育ってほしい」 と話していました。 収穫は8月ごろを予定しています。
Mon, 14 May 2018 17:00:00 +0900
「県の畜産研究センター、ヤギの常時繁殖に成功」
「県の畜産研究センター、ヤギの常時繁殖に成功」 方言ニュース5月10日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 畜研=県畜産研究センターは、ホルモン剤を使わずに ヤギを通常の繁殖期以外に繁殖させることに成功しました。 雌ヤギの授乳期を短くするなど4つの対策を行うことで 季節外でも発情する可能性が高まる成果が出たということで、 ヤギが1年に2回以上出産するようになれば販売用の頭数が増え、 農家の所得増大につながりそうです。 ヤギは9月から11月が繁殖期ですが、まれに夏にも繁殖することがあり、 畜研が季節外繁殖の事例がある農場を視察して分析した結果、出産後、 早期に離乳させることや、母ヤギの水分量を制限し早期に乳を作らない状態にすること、 光がほとんどない畜舎で飼育すること、雄ヤギを近くにおいて発情を誘発すること の4項目が季節外繁殖に関わっているとしました。 この方法で畜研が試験的に飼育したところ、雌ヤギ10匹のうち9匹で 4月と5月の季節外に発情し、5匹は受胎し、子ヤギ8匹を出産させることに成功しました。 また、通常の繁殖期には10匹とも受胎し、子ヤギ15匹を出産した他、 年間23匹が生まれ、通常期のみに比べ出産数が1.5倍に伸びました。 畜研の安村陸研究員は 「技術確立には時間がかかるが、農家の生産性を高められる可能性がある」と話しました。
Thu, 10 May 2018 18:51:00 +0900
17年の那覇署110番対応、11年連続全国1位
2018年5月9日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年に那覇警察署が対応した110番は、 いたずらや無言電話などを除く4万7722件で、 国内最大の繁華街の新宿区歌舞伎町を 管轄する新宿署のおよそ4万3千件を上回り、 11年連続で1位となりました。 これは県警のまとめでわかったもので、 県警全体では16万4795件で、 那覇署がおよそ3割を占めました。 通報の内訳は、交通関係が1万1747件で最も多く、 続いて免許更新や道を尋ねる緊急性のない各種照会が9103件、 要望・苦情・相談が7366件でした。 また、緊急性のない通報は、 うそ誤報を含めて全体の34・6%を占めており、 県警は緊急を要しない通報は、 警察安全相談の「#9110」を使うなど、 適正利用を呼び掛けています。 一方、路上寝などの泥酔者に関する通報は6095件で4番目に多く、 全体の12・8%を占めました。 泥酔者の通報は夏に集中しています。 那覇署は110番が多い理由を 「観光客の増加や交通量の多さのほか、 松山や栄町など繁華街を管轄しているため」と分析しています。
Thu, 10 May 2018 09:27:00 +0900
世界に一つだけの三線 アカギの音色に魅せられて
2018年5月8日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 お菓子の缶や流木など、 身近な素材を使って三線を作っている 沖縄市山里の宮里昌秀さん(81)歳がこのほど、 アカギを使った世界に一つだけの手作り三線を 完成させました。 自宅敷地内にあったおよそ4メートルのアカギを使い、 およそ1カ月で完成させたもので、宮里さんは 「アカギが奏でる音は、重厚感があっていいんだよ」 と紹介し、自慢の三線の音を響かせました。 宮里さんは10代の頃に三線作りに興味を持ち、 学生時代は「テレビもラジオもなく、 遊びといえば、歌や踊りぐらいだった」ことから、 先輩たちが三線を片手に歌って、踊る姿に憧れましたが、 三線を買える経済的な余裕はなく、 「自分で作れないか」と思い立ち、 身近な素材を使い三線を作り始めました。 中学卒業後から大工として働き始めた宮里さんは 自宅に帰ると三線作りに精を出し、制作に没頭することで 「疲れを癒やせる」と取り組みました。 これまで手掛けてきた三線は70丁以上で 「世界に一つだけの三線」を求め、 県内外から宮里さんを訪ねてくる人もいるということです。 宮里さんは老人ホームを回り、 ボランティアで演奏会も開いており、 「自分が作った三線の音色で、人の喜ぶ姿を見るのがうれしい」 と話しています。
Tue, 08 May 2018 16:44:00 +0900
「忘れられない看護エピソード」で名護市の看護師・津波あけみさん受賞
方言ニュース 2018年5月7日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「忘れられない看護エピソード」作品の表彰式が きのう、東京都内で開かれ、 脚本家の内館牧子さんが選ぶ、 最優秀賞に次ぐ内館牧子賞に名護市の津波あけみさん53歳が選ばれました。 津波さんはもともと支援学校の教員を勤めていましたが、 「子どもたちと最後まで一緒にいたい」との思いで一念発起し、 学び直して38歳から看護師となり、 現在、名護市の名護療育医療センターで 看護師として勤務しています。 受賞作品の「初めての看取り」は、 看護師になりたてのころ 末期がんの患者を初めてみとった体験をつづったもので、 自身の看護師としての経験を文章に 残しておこうと書きました。 津波さんは、受賞の連絡を受けた際、 「信じられない」と 半信半疑だったということで、 初めてのみとりの経験については 「みとりというものが恐いものではないと、 その人に会えてただただ感謝だった。 むしろ積極的にそこに向かっていける自分になった」と語りました。 一方、内館さんは 「内館賞は『初めての看取り』にすぐ決めた。 患者は型どおりのみとりが100人いるより、 はるかに幸せに旅立ったのではないか。 看護師は白衣の天使という言葉がよみがえる」と述べました。
Mon, 07 May 2018 16:42:00 +0900
大宜味村白浜地区で47年ぶり子宝
2018年5月4日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 大宜味村内で最も人口の少ない白浜区に、およそ47年ぶりの子宝となる 比嘉時野ちゃんが誕生したことを祝おうと このほど、区の公民館で「比嘉時野ちゃん誕生花火まつり」が開かれ、 会場には区民らが集まり、打ち上げ花火で時野ちゃんの誕生を祝いました。 時野ちゃんは、去年10月、キク栽培を営む貢野さんと茜さんの次女として誕生しました。 午後6時半から始まった祭りには区民をはじめ、 村内外からおよそ180人が訪れ、貢野さんも三線を弾いて民謡を披露し、 終盤では打ち上げ花火が夜空を彩りました。 白浜区の親川区長は 「みんなで時野ちゃんの誕生を祝うことができて本当にうれしい」と話しました。 母親の茜さんは 「これだけ多くの人に祝ってもらい、驚いている。地域や関係者のみなさんに感謝している」と話し、 父親の貢野さんは 「多くの人が私たちの子どもの誕生を祝ってくれてありがたい。 時野が元気にすくすく育ってくれればうれしい」とほほ笑んでいました。
Fri, 04 May 2018 14:32:00 +0900
「ヤンバルクイナの事故死」
「ヤンバルクイナの事故死」 方言ニュース5月3日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今年に入りヤンバルクイナ4匹、ケナガネズミ2匹が 交通事故に遭っていることがこのほど、分かりました。 このうち今年に入りヤンバルクイナ2匹とケナガネズミ2匹は死にました。 これは、国頭村辺土名の村保健センターで開かれた 「18年度やんばる地域ロードキル発生防止に関する連絡会議」で、 環境省のやんばる自然保護官事務所が報告したもので、 会議には3つの村や県、国の関係者が出席しました。 事務所によりますと、ヤンバルクイナの事故は先月に1件、今月に3件発生し、 このうち、3件は国頭村の西海岸と東海岸をつなぐ県道2号で発生しました。 ヤンバルクイナは4月から8月に繁殖期に入るということで、 例年、繁殖期に輪禍死=ロードキルが集中する傾向にあります。 やんばる自然保護官事務所の小野上席自然保護官は 「連休中はやんばるに多くの人が来る。 制限速度を守り、安全運転を心掛けてほしい」と話しました。
Thu, 03 May 2018 15:09:00 +0900
ヤマモモの産地を未来へ 沖縄市山内
2018年5月1日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 戦前、沖縄市の山内地域は ヤマモモの産地として栄えましたが、 近年、宅地化や区画整理などで その歴史を知る住民は減っています。 戦前、山内と諸見里では、 ヤマモモの季節の旧暦の3月になると 市内外からモモ売りでにぎわっていました。 普天間高校に通っていた山内自治会の広山会長は 「友人がヤマモモを買おうとした時に 『俺の家に来たら無料で食い放題だ』と誘っていた」 と話し、ヤマモモが至る所にあった時代を思い浮かべます。 そこで、ヤマモモの産地であることを知ってもらおうと、 山内自治会は2002年、「山ももの碑」を 公民館敷地内に建立しました。 碑には、ヤマモモが盛んだった 当時の生活風景を描いた歌が刻まれているほか、 山内にはヤマモモにまつわる さまざまな言い伝えも残されているということです。 さらに、広山会長は数年前から、 敷地内のヤマモモの種から苗を発芽させ、 地域に普及しようと取り組んでおり、 公民館の裏には、一つ一つプランターに入れられ、 発芽した苗が大事に育てられ、 「地域がヤマモモでいっぱいになったら、 ゆくゆくはヤマモモのジャムなど加工品を作って販売したい」 と期待を込めています。
Tue, 01 May 2018 14:27:00 +0900
大宜味村で「日本一早出し」の新蕎麦まつり
方言ニュース2018年4月30日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 「日本一早出し」と銘打った 新蕎麦まつりが昨日、 大宜味村江洲公民館で開かれ、 地元産の新そばなどを使った日本そば およそ700食に、 訪れた家族連れらが舌鼓を打ちました。 新蕎麦まつりは収穫の時期にあたる 3月から4月に合わせて 昨年から開いているものです。 大宜味産のそばは粘りがあり、 つなぎを使わない「十割そば」でも 味わうことができます。 県外からそば職人3人が参加し、 細やかな手つきでそば打ちの 実演を披露していました。 午前10時から地元や県内各地から 家族連れが来場して、 そば打ちの様子に見入ったり、 かけそばを買い求めたりし、 「ずずっ」と麺をすすって そばの香りを楽しむ姿が見られました。 中城村から訪れた高崎幸季(しい)さん(7歳)は 「麺の感触がおいしかった」と 話していました。
Mon, 30 Apr 2018 14:01:00 +0900
「山川のちゅんじゅくステーキ弁当」発売
2018年4月27日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 プロ野球埼玉西武ライオンズは、那覇市出身で、 4番打者として活躍中の山川穂高内野手がプロデュースした弁当を あすから、本拠地の西武ドームで販売します。 その名も「山川のちゅんじゅくステーキ弁当」で、 うちなーぐちで、思い切りや力強くを意味する 「ちゅんじゅく、ちゅーじゅく」が自身のプレースタイルに合う言葉として山川選手本人が商品名に提案しました。 弁当には、山川選手の好物のステーキのほか、 ゴーヤーチャンプルーやソーミンチャンプルーなどが入っており、 ご飯には自身の愛称にもなっているブランド豚「あぐー」を使用した「あぐーふりかけ」がトッピングされ、 税込み1500円となっています。 山川選手は「ステーキがやわらかくゴーヤーもおいしくて、最高です。 ぜひ食べてみてください。めっちゃおいしいよ」とコメントしています。 山川選手のプロデュース商品は「山川のあぐーまぜソバ」に次いで2つ目となります。
Fri, 27 Apr 2018 14:26:00 +0900
「那覇市繁多川で石畳が発見される」
那覇市繁多川にある識名坂=シチナンダビラの 道路改良工事現場で、およそ500年前の琉球王朝時代に造られた 「真珠道」の一部とみられる石畳が発見されたことが分かりました。 真珠道は尚真王時代に整備された道路で、守礼門から金城町、 シチナンダビラなどを経て国場川河口の真珠港=那覇港まで およそ4キロをつないでいました。 那覇市道路建設課によりますと、石畳は今月中旬に見つかり、 市文化財課が調査方法などを検討しています。 見つかった石畳はおよそ15メートルで、石畳は沖縄戦による砲弾で 所々破壊されたものの、1965年ごろまで残っていたということです。 その後、自治会が道路のコンクリート舗装を求め、 1970年ごろには自動車も通れる道路となりましたが、 その下に石畳が残っていることは明らかになっていませんでした。 那覇市歴史博物館の学芸員の外間政明さんは、 発見された場所などから真珠道の石畳である可能性が高いとの 見解を述べ 「沖縄戦で繁多川地域は砲弾が多く飛んできた場所なので、 戦争で破壊されている箇所もあったとみられる。 真珠道の石畳は現在、表面上残っているのは 首里金城町の石畳だけなので、貴重な発見だと思う」と語りました。
Thu, 26 Apr 2018 16:05:00 +0900
オヤケアカハチ慰霊祭開催
2018年4月25日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 およそ500年前に琉球王府の過酷な徴税に反旗を翻し、 農民救済のために戦ったとされるオヤケアカハチをたたえる 「アカハチ慰霊祭」がこのほど、 慰霊碑のある石垣市大浜の崎原公園で行われ、 大浜小学校の6年生や地域住民らが出席し、 アカハチの遺徳をしのびました。 オヤケアカハチは波照間島に生まれ、 石垣島の大浜村に渡ったとされました。 琉球王府は反逆者として制圧しましたが、 地元では村人を救うために立ち上がった 英雄として語り継がれています。 慰霊祭はオヤケアカハチが亡くなったとされる 旧暦3月3日に毎年開かれており、 参加者は合掌してオヤケアカハチを慰霊し、 「アカハチの歌」を合唱して功績をたたえました。 また、八重山郷土史家の大田静男さんが オヤケアカハチが生きた時代背景や人物像を解説しました。 大浜公民館の大濱館長は 「アカハチ精神は受け継がれ、 シンボルとして今なお生き続けている。 アカハチのことを広く世に 知ってもらいたい」とあいさつしました。
Thu, 26 Apr 2018 12:00:00 +0900
闘牛のような成長目指して うるま市模合仲間「若人牛」
2018年4月24日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事の「ザ・モアイ」の中から紹介します。 中部農林高校畜産加の32期生でつくる「若牛人」。 1980年に始まり、現在では公務員や空手の先生など さまざまな職種のメンバー7人で構成されており、 毎月の集まりでは近況などの話題のほかに、 共通の趣味でもある闘牛の話で盛り上がります。 月1度の模合のほか、ボウリングや 年に2回のパークゴルフなどでの交流も続けていますが、 それでもメンバーが集まれば、 話題は次第に闘牛の話しになります。 模合名の「若牛人」も若い牛が大きく成長していくように、 自分たちも成長していきたいとの思いで名付けました。 15年前には闘牛をプリントしたおそろいのシャツを作り、 その後は去年に「ユニホーム」として 紫色のシャツを作ったということで、 呼びかけ人のうるま市の幸地良明さんは、 「みんな闘牛が大好きだから、将来はみんなで 若い牛を1頭飼って、大会で1勝させたいね」と語りました。 メンバーの目標は模合を80歳まで続けることですが、 メンバーのうるま市の横田民夫さんは 「まずは60歳をみんなで迎えたい。 その時は『赤いちゃんちゃんこ』みたいなものでそろえたいね」 と笑いました。
Tue, 24 Apr 2018 15:34:00 +0900
県失語症友の会解散に涙 家族の心の拠り所にも
2018年4月23日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県失語症友の会、通称ゆんたく会の解散総会が きのう、那覇市内ホテルで開かれました。 前身の組織を含めて19年、当事者、家族らの 心のよりどころだった会の役割が一区切りすることに、 参加者からは「寂しいね」「続いてほしいね」との声が上がり、 「また会う日」を約束し合って、会の歴史に幕が下りました。 失語症の当事者や家族らで組織したゆんたく会は 月2回の言語訓練やバス旅行などを通じて 交流を深めてきましたが、 会員や家族の高齢化によって活動が困難になっていました。 総会は、亡くなった会員への黙とうから始まり、 会員らは食事を取りながら、互いの近況を報告しました。 8年前に他界した夫と共に会を立ち上げ、 支えてきた事務局長の大城貴代子さんは 「続けることができたのは会員の協力があったから。 絆はこれで最後ではない。また会える」と語り、 照屋寛会長は 「カラオケが一番のリハビリになった。続いてほしかったね」 と残念そうに語りました。 また、失語症の夫と会に参加した67歳の女性は 「会員同士で会うだけで心が和む。勇気をもらい、 家族も心のよりどころだった」と語りました。
Mon, 23 Apr 2018 15:49:00 +0900
忘れ去られた巨大シーサー、現る
2018年4月20日(金) 担当 糸数昌和先生 中城村南上原の木立の中に埋もれていた一体の巨大シーサーがこのほど、周辺整備によって再び姿を現しました。 シーサーの日の今月3日には、地域の安心や目の前を走る県道29号での事故撲滅などを祈る安全祈願祭が執り行われ、 南上原、北上原両区の境界付近に当たることから両区の住民やアらが参加し、丘の上の雄姿の復活を喜び、 地域をいつまでも見守ってくれるよう祈りを込めました。 シーサーはセメント製で、ペンキで色付けされたおよそ3メートルの大きさで、 25年ほど前、地主の男性が設置しましたが、 しばらくして周囲には木々が生い茂り、木立に覆い隠されて、 忘れ去られていました。 陶芸家で、地域にシーサーを設置する活動をしている 「シーサーで景観をつくる会」の山内事務局長らが思い出し、今年2月ごろ、現場を確認したところ、 色あせることなく残されていることが判明し、周辺を村が整備して、県道からも姿が確認できるようになりました。 祈願祭で、浜田村長は「安全安心のシンボルとしていきたい」と宣言し、 山内事務局長は 「今後、シーサーを大切にしていけば、自分たちを守ってくれるはずだ」と話し、 大切にしていこうと呼び掛けました。
Fri, 20 Apr 2018 12:21:00 +0900
「那覇市の孔子廟は宗教施設であると判断」
「那覇市の孔子廟は宗教施設であると判断」 方言ニュース4月19日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市の松山公園内に設置された久米至聖廟、 孔子廟の公園使用料が免除されているのは憲法違反だとして、 市内の女性が城間幹子市長を相手に違法確認を求めた訴訟の差し戻し審判決で、 那覇地裁の剱持淳子裁判長はこのほど、久米至聖廟は「宗教的性格を有する」とし、 市による公園の無償提供は憲法が定める政教分離原則に違反すると判断しました。 また、使用料免除は無効と認定し、管理する一般社団法人久米崇聖会は 宗教団体に当たると評価しました。 裁判で那覇市側は前身が公立学校の「明倫堂」も有する久米至聖廟は 教養施設などに当たるとして設置許可や使用料免除に違法性はないと 主張しましたが、剱持裁判長は儒教が宗教に当たるかどうかにかかわらず、 至聖廟が戦前、国や県から社寺に類する施設として扱いを受け、 現在も孔子を祭り多数の参拝者が訪れているほか、 孔子の霊を迎える宗教的な儀式を実施しているとして、 宗教的な施設と判断し、那覇市による公園の無償提供は特定の 宗教を援助していると評価されてもやむを得ないと指摘し、「瑕疵は明白」と判断しました。 判決について那覇市の担当者は 「弁護士と相談し今後の対応を決めたい」と述べるにとどめました。
Thu, 19 Apr 2018 20:49:00 +0900
鳩間島留学生のためつばさ寮スタート 島の地域活性化に向けて
2018年4月17日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 竹富町教育委員会は今年度から、 鳩間島の学校存続と地域活性化に向けた 「鳩間島留学制度」を始動させ、 制度開始に伴い、このほど、 島外から島に留学する児童・生徒の生活拠点となる 鳩間島留学支援多目的施設「つばさ寮」を開寮しました。 これまで地元が担ってきた 島外からの鳩間島への留学生募集に、 町教委員会が主導的に関わり、 留学生の安定確保などに向けた取り組みを加速させます。 過疎化が進む鳩間島では1982年以降、 学校存続が危ぶまれる状況が続いており、 廃校を防ごうと住民らは、 全国各地から子どもたちを受け入れるなどの取り組みを 住民主体で進めてきました。 一方で、里親となる住民の高齢化などもあり、 留学生の受け入れ施設整備や受け入れ態勢の強化が 求められていました。 寮は鉄筋コンクリート造の平屋建てで、定員は10人、 寮の名前には 「鳩間島でたくましく成長し大きく羽ばたいてほしい」との思いが 込められています。 今年度は3人の転入で児童・生徒数は8人となったということで、 開寮式で西大舛町長は 「島々を守るには学校存続が課題となる。 留学施設の完成で児童・生徒の安定確保と鳩間島の活性化が 図られるものと確信している」とあいさつしました。
Tue, 17 Apr 2018 13:53:00 +0900
元祖沖縄そば屋のメニュー 110年ぶりに復活
方言ニュース 2018年4月16日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内の沖縄そば店店主らでつくる 「沖縄そば継承発展の会」はきのう、 初めての沖縄そば屋とされる「観海楼」のメニュー「唐人そば」を およそ110年ぶりに再現し、 およそ10カ月の試行錯誤を経て 再現した味をそば好きらおよそ90人が試食しました。 「唐人そば」は「しょうゆ味の黒いスープで、具はネギと 豆粒大の豚肉」だったということで、 スープは沖縄そばの風味を残し、 しょうゆラーメン風には ならないように注意しました。 また、かつお節は県内では1903年に製造が始まったという資料があるため、 今回かつお節は使わず、 麺は伝統的な「木灰そば」の製法を活用し、 軟らかく、もちもちした食感に仕上げました。 試食した那覇市の62歳の女性は 「黒い見た目に最初はびっくりした。 しょうゆ味が濃いのかと思ったが、 だしもしっかり出ていて驚いた。 いつも食べる細麺より太く、 こしがある」と笑顔を見せました。 沖縄そば継承発展の会の野崎会長は 「しょうゆの味の調整が難しかった。 県外からも唐人そばを食べに 沖縄に来るぐらいのご当地グルメに なればと思う」と意欲を見せました。 会では「唐人そば」を賛同する会員の 各店舗で6月にも商品化する予定です。
Mon, 16 Apr 2018 19:54:00 +0900
緑色の珍しいユリ
2018年4月13日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 緑色の珍しいユリの花が八重瀬町の諸見里真行さんの自宅と農園で咲き、周囲を驚かせています。 一見、花とは気付かない不思議なユリは、 諸見里さんが6年前に自宅の庭で発見し、株分けして増やし、大切にしているもので 花を愛し、40年以上庭造りを楽しむ諸見里さんは 「専門家と緑色のユリについて話をしてみたい。これからも大事に育てたい」と話しています。 諸見里さんは幼い頃から花が好きで、 沖縄庭園をイメージしたおよそ500坪の敷地は、季節ごとにさまざまな花や実を付けますが、 35年前、具志頭海岸の岩を庭に移したところ、6年前にその岩の穴から葉が伸びているのに気付き、 「しっかり見たらユリの花だった」と、諸見里さんは見たことのない花に驚きました。 専門家は 「あまり見たことがない。テッポウユリに何らかの突然変異が起こり、花びらが緑色になったのではないか」と 推測するものの、原因は断定できないということです。 突然変異で咲いた花は自然に消えていきますが、 諸見里さんのユリは 6年間、毎年咲いているということで、 「きれいに育てているので毎年、花を咲かせているのだろう。今後も咲くのではないか」と期待しています。
Fri, 13 Apr 2018 12:26:00 +0900
「糸満市公設市場を建て替え」
「糸満市公設市場を建て替え」 方言ニュース4月12日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市は今年夏ごろ、老朽化している公設市場を 「糸満のくらし体感施設」に建て替えます。 市民の台所としての市場に伝統文化を体験できる観光の要素も取り入れ、 海人の街から食、旧暦文化まで糸満を体感できる施設に生まれ変わります。 一部を7月に解体して9月に着工し、来年度初めのオープンを目指します。 衣料品などが入るB棟とC棟は6月まで営業し、 精肉鮮魚店が入るA棟は通常通り営業して、 施設完成後には駐車場として整備します。 市によりますと、現在、70代の人を中心におよそ30店舗が営業中ですが、 高齢で閉店する人も多く、新しい施設での継続は4割の見込みだということです。 新しい施設は28店舗で、駐車場は45台駐車可能で、 精肉鮮魚や野菜の相対売りの市場体験ゾーンをメインに、 かまぼこなどの地元産品加工販売、飲食、草木染めなどの体験ができる 多目的室や調理室を完備した伝統文化の4つのゾーンに分けました。 およそ150席の屋内イベント広場の他、 屋外にも広場を設置し、7月から入居店舗を公募する予定です。 市中央市場商店会の赤嶺事務局長は 「建物は変わっても市場の人たちの心意気や精神を残し、 みんなで協力して市場とその周辺を盛り上げていきたい」と話しました。
Thu, 12 Apr 2018 20:12:00 +0900
池間島の若者支援奨学金、第1号となる若者へ
2018年4月11日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 NPOいけま福祉支援センターはこのほど、 池間島の若者を支援するために創設した 「池間すでぃがふう奨学金」の贈呈式を 宮古島市の池間島離島振興総合センターで開き、 奨学生第1号としてこの春から那覇市内の 専門学校に通う與那原愛理さんに 奨学金30万円が贈られました。 與那原さんは1歳のころに母親を亡くし、 天ぷら屋を営む祖父母に育てられてきました。 式には祖母のサヨさんも駆け付け、 與那原さんから「おばあには感謝してるよ。 2年間離れるのは寂しいけど、 帰ってくるまで頑張ってね」と声を掛けられると、 「私の孫がこんなに素晴らしい奨学金を 受けられて、夢みたい」と語り、涙を拭いました。 與那原さんは動物保護関係の仕事に就くことを目指し、 訓練士の資格取得のために専門学校に通うということで、 会場に集まったおばあたちが温かく見守る中、 涙ながらに感謝し、「夢をかなえます」と誓い、 「たくさんのことを身に付けて、 自分の描いている将来像に少しでも 近づけるように頑張りたい」と決意を見せました。 奨学金はセンターが2014年から発行を続けている カレンダーの売り上げを財源に、 返済義務のない給付型となっています。
Thu, 12 Apr 2018 15:05:00 +0900
母娘の心の支え 新聞投稿架け橋に
2018年4月10日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 読谷村の長浜苗子さん(90)歳は毎日、 新聞から娘の新城初枝さんの投稿文や短歌を探すのが日課です。 新聞投稿が母娘の元気を取り戻すきっかけにもなってきたからです。 初枝さんは2006年、 当時25歳の長男を病気でなくした深い悲しみからうつ病になり、 人と会うことが嫌になって、母親を避けるようにもなりました。 母との関係を修復したいと思った初枝さんは 新聞投稿の再開を思いつき、2009年ごろから再開しました。 新聞を読んだ知人や親類から苗子さんの元へも 「載っていたね」と知らせが入るようになり、 初枝さんは「母から誇りに思うと褒められた。 母が投稿を切り抜いていた」と振り返ります。 一方、初枝さんの投稿は母・苗子さんの心の支えにもなりました。 去年、苗子さんが自宅で転倒し、 介護老人施設に入居することになった際、苗子さんは混乱し、 「家に帰して」と家族や見舞いの親類に求めました。 初枝さんは入所までの経緯や施設職員への感謝の気持ちも 新聞に投稿し続け、投稿を読んだ苗子さんは混乱も次第に収まり、 冷静さを取り戻しました。 初枝さんは新聞投稿について 「生きがいになった。家族も喜んでいる。これからも続けたい。 目標は投稿集を一冊の本にすること」笑顔で話しています。
Tue, 10 Apr 2018 14:19:00 +0900
清明入り最初の週末 各地で家族団らんのひととき
方言ニュース 2018・4・9(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 清明入りして初めての週末となった おとといと昨日の両日、 県内各地では 先祖供養をする姿がみられました。 中でも沖縄本島地方では、 きのうは高気圧に覆われ、 全域で青空が広がったことから、 清明に訪れた人たちは、 墓前でオードブルなどごちそうを広げて 親睦を深めていました。 このうち、那覇市の60代の男性一家の南風原町新川にある墓では、 3世代およそ15人が集まって ごちそうを食べ、清明を楽しみました。 今年は高知県に単身赴任している長男が一時帰省したのに合わせ、 早めに清明をすることになったということで、 この男性は 「盆、正月、生命は毎年家族で集まっていて、 とても楽しい。沖縄のいい風習だと思う」 と語りました。 また、男性の孫で、小学2年の男の子は 墓前で手を合わせる際に 「大金持ちになれますように」 との願いを込めたということで、「いろんなものが食べられるから清明は楽しい」 と笑顔を見せていました。
Mon, 09 Apr 2018 15:47:00 +0900
ハブ大福、大人気!
2018年4月6日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市の新天地市場本通りにある 団子屋「琉球だんござえもん」で販売する大福が観光客や通りの人たちに人気です。 三角形の頭に真っ赤な舌がにょきっと飛び出た、 その名も「ハブ大福」で、51歳の男性店主は 「通り活性化の呼び水になってほしい」と笑顔を見せています。 ハブ大福は、県外で人気を集めた妖怪いちご大福などを参考に考案したもので、 特注した大福に切り込みを入れてイチゴを舌のように飛び出させました。 かわいらしい見た目に「スネークモチ!」と言って買い求める外国人観光客や、 「孫が喜ぶから」と買いに通う地元客もいるということで、 SNS=会員制交流サイトで紹介されると「かわいい」「食べたい」とのコメントが相次ぎました。 団子屋は、なは市場振興会が先月に開店したもので、 観光客が増える中、「ちょっと休憩できたり、歩きながら食べられる甘味を売ったりする店が必要」 との思いで始めました。 「居心地のいい場所がマチグヮーにも増えていけば」と期待されています。
Fri, 06 Apr 2018 12:31:00 +0900
県、クルーズ拠点形成へ構想発表
2018年4月5日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県はこのほど、東アジアのクルーズ拠点形成を目標とした 「東洋のカリブ構想」を発表しました。 国内外から訪れる空路客がクルーズ船に乗り換える拠点として 沖縄を位置付け、県内離島や東南アジアを結ぶ 「フライ&クルーズ」を展開するもので、 中国・厦門、台湾・高雄といったアジアの主要港と 経済連携の覚書を結んで共同誘致を行い、 アジアの拠点港としての地位確立を目指します。 昨年の実績で沖縄にはクルーズ船が515回寄港していますが、 中継地にとどまっており、 客数の伸びに消費額が伴わないのが課題でしたが、 沖縄が発着地となることで、滞在時間と消費額拡大を見込みます。 また、中国、東南アジア、日本国内の主要港を結び、 沖縄発のクルーズ商品を開発します。 マイアミなどを発着地にハバナなどを周遊するカリブ海クルーズは、 最新鋭の客船配備やCIQ=税関、出入国管理、 検疫の手続きが整備され、世界各地の船が就航しており、 構想を発表した翁長知事は 「『東洋のカリブ構想』を世界へ発信することで関心を喚起し、 さらなるクルーズ船寄港につなげる。 新たなターミナル整備などの投資につなげ、 世界水準のリゾート地を目指す」と語りました。
Thu, 05 Apr 2018 19:30:00 +0900
「宮古島市立宮島小学校の閉校式が行われる」
「宮古島市立宮島小学校の閉校式が行われる」 方言ニュース4月4日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 在校生の転校で廃校となった 宮古島市立宮島小学校の閉校式が今月25日、 校内で行われ、元在校生や卒業した地域の住民ら およそ150人が参加しました。 登壇者らは学校への思いをそれぞれ語って名残を惜しみ、 学校旗が市教育委員会へ返還され、47年の歴史に幕が降ろされました。 1959年に平良教育区立狩俣小学校宮島分校として誕生した宮島小は、 1971年に宮島小として開校しました。 当初は135人いた児童数は減り続け、 2016年度末の時点では6人となり、 そのうち6年生3人が去年3月に卒業したため、 在校生3人は狩俣小に全員が転校し、去年12月に廃校が決まりました。 1年生の時に通った狩俣小2年の女の子は 「私は宮島小が大好き。いいことがいっぱいあった。 このことを狩俣小の友達にも教えたい。宮島小のことを忘れないで頑張りたい」 と話しました。 島尻自治会の宮良会長は運動場などの施設整備に 住民総出で手伝ったことを回想した上で、 「完成の日を見た時の達成感は何事にも代え難い格別な喜びだった。 本校跡地が憩いの場、心のよりどころとなるよう願う」と述べました。 後利用については、校舎を福祉事務所として再利用したいとの申し出があるということです。
Wed, 04 Apr 2018 18:59:00 +0900
給食時間に“怒っているとうがらし” 与那国言葉普及活動
2018年4月3日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 与那国町立久部良小学校の給食時間のお昼の放送に、 与那国言葉を使った放送が始まっています。 放送は5年生の和泉りんかさんが考え、 提案したもので、子どもたちに 与那国ことば遊び絵本 「くい んだし あんびんだんぎ~声にだしてあそぼう~」が プレゼントされたことがきっかけです。 ある日、泉さんら5、6年生の教室で、 教員が絵本にマジックで数字や 「とばす」と書かれているのに気付き、 和泉さんが「私が書いた」と話しました。 その理由を 「与那国の方言って無くなりそうなんでしょ? だから、お昼の放送で一日一つずつ放送したらどうかと思って」 と告げたということです。 給食時間にふさわしくないと思ったページには 「とばす」と書いたようで、 このアイディアは、友人らの後押しもあって実現しました。 放送初日の6日は和泉さんがマイクに向かい、 「今日の与那国方言は『くんどぅぐりぶる くす』。 正解は『怒っている とうがらし』という意味です。 では練習してみましょう」と話しました。 放送室からの「みんなで言ってみましょう」の声に応え、 教室からは「くんどぅ…」と、元気な声が響き、 放送を終えた和泉さんは「超緊張した」と話していました。
Tue, 03 Apr 2018 13:48:00 +0900
那覇の波の上ビーチでも海開き
方言ニュース 2018年4月2日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市唯一の遊泳ビーチ、波の上ビーチできのう午前、海開きが行われました。 青空の下、 多くの家族連れや観光客らが訪れ、 海に入った子どもたちは 「水が少し冷たい」と話しつつも、 水しぶきを掛け合い、 海水浴を楽しんでいました。 海開きは若狭地域の子どもたちでつくる「若狭ちむどんどん太鼓」のエイサーで 幕を開け、 天妃小学校4年の大城友伽さんと 若狭小学校3年の板良敷杏美さんが 「2018年、波の上ビーチ海開きを 宣言します」と元気よく声を響かせました。 そして、ビーチを管理する 「ナハ・シー・パラダイス共同企業体」の 白石代表理事が 「安全に楽しんでいただきたい。 皆の施設なので、 安全にきれいに使ってほしい」 とあいさつしました。 祖母とビーチを訪れた豊見城市の3歳の女の子は、 前の日から水着を着て、 海開きを楽しみにしていたという 海に入った後「楽しかった」 と笑みがこぼれました。 また、家族や友達と訪れた那覇市の5歳の女の子は 「海に入るのが楽しみだったけど、ちょっと寒かった」 と話し、浜辺で真っ白な砂に埋まり、 日なたぼっこを楽しんでいました。
Mon, 02 Apr 2018 15:56:00 +0900
「天国では自由に走り回ってね」と祈りこめ
2018年3月30日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 今月18日のなんぶトリムマラソンの3日前、 大会を心待ちにしていた県立鏡が丘特別支援学校中等部1年の名嘉伸太朗さんが病気で亡くなりました。 5歳から父の信二さんとファミリーコースに出場し、小学5年で脳腫瘍を発症するまで5回完走しており、今年は車いすで参加予定でした。 大会当日には告別式がしめやかに執り行われましたが、 およそ2年にわたる闘病中も精いっぱい生き抜いた伸太朗さんに、 両親はこのほど、「天国で伸び伸び走ってね」と、大会のTシャツを霊前に供えました。 伸太朗さんは幼少から野球が好きで、運動神経抜群で足も速く、 ピッチャーからキャッチャーまで何でもこなす選手でした。 そんな伸太朗さんに異変が現れたのは小学5年生の時で、 「頭が痛い」と訴え、脳腫瘍と診断されました。 腫瘍摘出手術をしましたが後遺症で首から下にまひが残り、車いすの生活になりました。 信二さんは「病気になって2年、制約ばかりで好きなことができなかった。 天国で伸び伸びと体を動かし、たまには夢の中で活躍を報告してほしい」 と語り、母親の恵子さんとともに、 伸太朗さんが天国で自由に走り回り、大好きな野球を楽しめることを心から祈っています
Fri, 30 Mar 2018 12:37:00 +0900
石垣島の学生寮値上げで地域に戸惑い
2018年3月29日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 高校がない石垣島周辺離島や石垣島北部など 遠隔地の生徒のために設置されている学生寮の寮費を、 県立八重山商工高校と県立八重山農林高校が 来月から月額1万円程度値上げすることが このほど、分かりました。 八重山商工の寮費は2万8千円から3万8千円に、 八重山農林は2万5千円から3万5千円になる予定で、 両高校は「定員に対して入寮生数が少ないため」 と説明している一方で、 保護者からは戸惑いや憤りの声が上がっています。 寮の定員は八重山商工が32人、八重山農林が52人で、 今年度はそれぞれ17人と11人が入寮していましたが、 両校とも入寮者が大きく増加する見込みはなく、 新年度の入寮者数はまだ決まっていないため、 値上げ幅は変動する可能性もあります。 息子が入寮する石垣市の55歳の男性は 「なんの相談もなく、値上げ幅も大きい。 通学時間には路線バスも通っておらず、 送迎にも片道1時間ほどかかる。 市街地に親戚もいないので入寮を 続けるしかない」と声を落としています。 今回の寮費値上げへの対応について 県教育委員会県立学校教育課は 各学校の判断との認識を示した上で 「情報を収集している段階だ」と述べるにとどめました。
Thu, 29 Mar 2018 18:32:00 +0900
県内ではしかが発生
方言ニュース3月28日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県地域保健課は今月23日、 県内では2014年以来となる麻疹、 はしかの患者が確認されたと発表しました。 はしか患者と接触した場合、はしかに感染する可能性があり、 接触後は7日から21日間の健康観察が必要となるということで、 県は、24日から来月9日までの期間に発熱、 発疹などの症状が現れた場合は、 事前にはしかの可能性を連絡した上で 「医療機関の指示に従い、受診してほしい」と呼びかけています。 患者は台湾から来沖し、17日から本島内に滞在する30代の男性で、 観光でモノレールやレンタカーを使い、那覇市や糸満市、 北谷町、うるま市、名護市などを移動しました。 19日に発疹が現れて中部の医療機関を受診して入院し、 検査の結果、はしかであることが分かりました。 男性は現在、保健所の健康観察の下で療養しています。 県によりますと、はしかは感染力が非常に強く、小児が感染すると、 肺炎や中耳炎、脳炎などの合併症を引き起こす場合があります。 第一期の1歳と第2期の小学校入学前の2回、 はしかの定期予防接種が定められており、 県地域保健課は「4月から小学校に入学する子どもで、 予防接種がまだの場合は今月中に受けてほしい」と呼びかけています。
Wed, 28 Mar 2018 13:39:00 +0900
祖父からのランドセル 姉妹見守り12年
2018年3月27日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市の古堅千里さんと美空さん姉妹は 祖父から贈られたランドセルを12年間、 大切に使い続けました。 美空さんはこのほど、那覇市立城東小学校を卒業し、 千里さんは来月、県内の大学に進学しますが、 姉妹は、大好きだった亡き祖父への感謝を胸に それぞれ新たな学びの場へ羽ばたきます。 ランドセルは、千里さんが小学校に入学する際に、 石垣島に住む祖父の博さんが贈ったもので、 博さんは、姉妹の行事や発表会の度に島から会いに来て、 成長を見届けました。 また、博さんは2人を「ちっち」「みく」と呼び、 会うとポンポンと頭を優しくなでるなど、 穏やかで静かでしたが、 2011年4月、72歳の時、がんで他界し、 翌年、千里さんは小学校を卒業しました。 母親の里香さんは、それほど傷んでいないランドセルを手に、 小学校入学を控えた美空さんにどうするか尋ね、 「じいじも本当は美空に買ってあげたかったはず」 との母親の言葉に美空さんは使い続けることに賛同しました。 さらに6年間、使われたランドセルは肩ひもの一部や 内側の部分がぼろぼろになりましたが、 叔母の手作りカバーがかけられていた表部分はきれいなままで、 里香さんは思い出に この部分で姉妹のネームカードを作りたいと考えています。
Tue, 27 Mar 2018 17:56:00 +0900
娘のように愛情注いだ桜 困難乗り越え 立派に育つ
方言ニュース 2018年3月26日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 与那原町板良敷で美容室を営む 東恩納實さん(66)歳が育てている 桜の鉢植えが、「盆栽のようだ」 「鉢植えとして一級品ではないか」と、 客の間で話題になっています。 桜は23年前、 娘の美樹さんの名前を付けて、 現在まで大切に育ててきたもので、 東恩納さんは「盆栽には疎いから」 と言いながらも、 「娘を思いながら育ててきた桜。 気持ちが木に伝わったようでうれしい」 と話しました。 桜の木は1995年、 美樹さんが町主催の成人式に出席した際に、式典の中でプレゼントされたもので、 50センチほどの細い枝のような桜を 2本、持って帰ってきました。 桜を植えた翌年、台風の風にあおられて 一度折れてしまいましたが、 「元気になってくれ」と願いながら 世話を続けたところ、 折れた部分から 若木が生えてきたということで、 23年目の今では「たくましい幹と枝だね」 と客がうなるほどになりました。 東恩納さんは「いつか娘が人生の転機を 迎えたときに、 この桜を贈るつもりだ」と話しました。
Mon, 26 Mar 2018 16:19:00 +0900
戌年4世代家族
琉球新報も記事から紹介します。 宜野湾市内で学校制服を仕立てている志良堂敏子さん(71)歳を筆頭に、 娘、孫と3世代続いて戌年だった家族に、新しい戌年のひ孫が加わりました。 孫の玉城夢乃さんがこのほど長男の琥頑(こうが)ちゃんを出産し、 4世代目のいぬ年となったものです。 琥頑ちゃんが退院するときには、実家からいなくなっていた愛犬のマリーも戻ってきたということで、 志良堂さんは 「偶然の偶然。犬のようにわんわんわんわん、明るくてにぎやかな家庭だよ」と 笑顔を見せました。 戌年が4世代続いていることを気にしていなかったという志良堂さんですが、 美容師をしている娘夫婦も、夢乃さんの双子の姉妹も戌年で、 美容師をしている娘が客から「珍しいよ」と指摘されて、気付いたということです。 戌年3世代目の玉城さんは琥頑ちゃんに「優しくて頼りになる人になってほしい」 と目を細め、ひ孫まで続いた戌年に、 志良堂さんは「5代続くよう、96歳まで生きないといけない」と話し、 琥頑ちゃんの成長を祈っていました。
Fri, 23 Mar 2018 15:50:00 +0900
糸満市が市内小中学校のクーラー設置率を100%へ
2018年3月22日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市の安谷屋教育長は開会中の市議会定例会で、 市内の小中学校のクーラー設置率について、 来年度から2022年度までの5年間で 100%にする考えを明らかにしました。 小学校は来年度から3年間で、 中学校は2021年度から2年間で整備する計画です。 市教育委員会によりますと、 去年12月時点のクーラー未設置の普通教室は 10小学校の150室、中学校6校の73室で、 来年度は西崎小学校と校舎を改築する米須小学校に新設し、 喜屋武こども園は古くなったクーラーを更新します。 また、光洋小学校、兼城小学校、 西崎中学校の図書室などのクーラーも更新する予定です。 総事業費は公立幼稚園と子ども園も含めて およそ6億4600万円を見込んでおり、 整備は文部科学省の補助事業を活用します。 市は来年度当初予算案に関連予算 およそ9850万円を計上しました。 一方、クーラーの維持管理にコストがかかることから、 市教育委員会はコスト削減のための利用マニュアルをつくって、 維持費の削減に勤めていく考えです。 糸満市の安谷屋教育長は 「長年懸念されていたことを確実に進め、 子どもたちの教育環境を整えていきたい」と話しました。
Thu, 22 Mar 2018 18:38:00 +0900
未成年飲酒での救急搬送、43人にのぼる
「未成年飲酒での救急搬送、43人にのぼる」 方言ニュース3月21日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 飲酒がらみで救急搬送された未成年者が 去年1年間で少なくとも43人いたことが、 琉球新報が県内救急医療機関へ行った アンケート調査でこのほど分かりました。 低年齢から飲酒できる環境があり、 飲酒によって県内の少年少女の身体に 危険が及んでいる実態が浮かび上がりました。 18歳と19歳で22人、51%を占めていますが、 中学生以下に相当する15歳以下も12人、28%いました。 このほか、17歳が6人、12歳以下が4人、 13歳、15歳、16歳がそれぞれ3人、 14歳2人で、男女別では男性が26人、 女性が17人となっています。 交通事故や意識障害などで命にかかわる事例もあり、 路上で倒れていたのを通行人が発見し、通報した事例もありました。 搬送理由はアルコール中毒が30人で、 飲酒運転に伴う事故などの事件・事故が9人、その他が4人でした。 福岡県の救急医療機関でも勤務経験がある県立南部医療センター・ こども医療センターの梅村救急救命センター長は 「県外では飲酒がらみで10代が搬送される事例はまれだ。 小中学校の年齢ではほとんど聞かない」と述べ、 搬送数自体の多さや、低年齢層も一定数いることが沖縄の特徴だと指摘しました。
Wed, 21 Mar 2018 15:37:00 +0900
津堅島の歴史をわかりやすく 笠原さんが冊子制作
2018年3月20日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市勝連津堅島出身で、 横浜市に住む笠原光子さん66歳が このほど、津堅島の歴史や観光地を紹介した冊子 「かさはらみつこの津堅島歴史散歩ガイド 津堅の始まりは琉球王国につながる」 を完成させました。 故郷の津堅島に 「何か恩返しできないか」と思い立ち、 歴史の調査や観光地を巡り2年かけて作り上げたもので、 千冊を自費出版し、 市教育委員会や津堅島活性化を目指す市民団体 「びてぃ島応援団」に寄贈しました。 笠原さんは津堅島で10歳まで育ち、 故郷を離れた後も、津堅島の活性化のために 「自分は何ができるのか島民が元気になる方法はないか」 と活動し続けてきました。 活動する中で、観光客が津堅島に来た際、 「ガイドブックのようなものがあれば、島民が観光客に 地域の歴史や行事を説明できるんじゃないか」と思い、 ガイド本の作成を始めました。 歴史散歩ガイドには、島の偉人や伝統行事、 津堅島の歴史などが細かく記されており、 笠原さんは 「津堅島の歴史を調べれば調べるほど 興味深いものばかりだった」と 津堅島の歴史の奥深さを強調しました。
Tue, 20 Mar 2018 14:15:00 +0900
殺処分予定の犬を家庭犬に… 思い込めて小学生がしつけ
方言ニュース 2018年3月19日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内の児童福祉施設の子どもたち6人が 去年10月から殺処分予定の犬を 家庭犬にするためのしつけに取り組み、 およそ5カ月間世話をした 2匹の犬にメッセージを書き込んだ バンダナをプレゼントし、 首に巻きながら 「幸せな家族に出会えますように」と、 名残惜しそうに頭をなでました。 児童福祉施設の子どもたちが殺処分予定の 犬を譲渡するために、 しつけを施す試みは 全国でも初めてだということで、 現在、複数の人が犬の引き取りを希望しています。 子どもたちはこれまで施設内外で家庭犬に 必要な「待て」や「伏せ」などの動作を教えました。 最初は嫌がっていた犬のふんの片付けも、 最後は全員が何のためらいもなく できるようになったということで、しつけを手伝った訓練士の女性は 「初めはめんどくさそうにしたり、 声掛けもできなかったりした。 でも最後は、訓練後も犬からなかなか離れようとしなかった」 と振り返りました。 ムードメーカー役の小学4年の男の子は「幸せな家庭にもらわれるなら さみしくない」と言い切った一方で、 「また会いたい」とつぶやき、 複雑な心境をのぞかせていました。
Mon, 19 Mar 2018 15:24:00 +0900
宮古島で海浜清掃イベント開催
2018年3月15日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 海浜清掃と音楽ライブを交えたイベント 「海LOVEin宮古島」がこのほど、 宮古島市の高野漁港で開催され、 およそ350人が参加し、 海岸に漂着した多数のごみを清掃しました。 また、漁港隣の多目的広場には 特設ステージが設置され、 市内の人気飲食店が出店し、 清掃を終えた参加者は昼食を取りながら 音楽に耳を傾けていました。 家族5人で参加した35歳の男性は 「教育の一環として子どもたちに 海浜清掃を経験させたくて参加した」と話し、 子どもたちは 「汚いからとってもきれいにしたい」と元気いっぱいに ごみを拾っていました。 一方、宮古島市城辺の新城海岸でも海浜の清掃が行われ、 県建設業協会宮古支部と 宮古地区調査測量設計業協会の会員も含めて およそ50人が参加しました。 「浜辺のクリーンアップ大作戦!渚はぼくらの宝物」を キャッチフレーズに県宮古農林水産振興センターが実施したもので、 小型の重機も用いて海岸に漂着したごみを清掃しました。 およそ800メートルの海岸には外国表記のペットボトルや瓶、 流木などさまざまなごみが流れ着いており、 参加した41歳の男性は 「こういう現状を見ると、気分は良くない。 できるだけきれいにしたい」と話しました。
Thu, 15 Mar 2018 18:09:00 +0900
タクシー運休、伊江島村民は困った…
「タクシー運休、伊江島村民は困った…」 方言ニュース3月14日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伊江島唯一のタクシー会社「伊江島交通」が先月1日から、 運転手不足と経営難を理由に日中の運行を休止しており、 車を持たない高齢者が通院や買い物など 生活の足として利用していることから、村民生活に支障が出ています。 伊江島交通の従来の運行時間は午前7時から翌午前2時でしたが、 午後6時から翌午前2時となり、3日前までに予約があれば日中も対応しています。 伊江島交通の所有車両は5台で、最多で10人の運転手がいましたが、 現在5人しかおらず、日中の勤務シフトが組めません。 また、従来から日中の運行は赤字状態で、夜間の売り上げで補填してきましたが、 夜間の売り上げも落ちてカバーできなくなったということです。 島袋村長は「来月1日からの再開を目指し、行政支援を検討する」としていますが、 民間企業への直接支援に慎重な意見もあり、再開のめどは立っておらず、 伊江島交通の仲宗根取締役は 「村が直接的な財政支援を続けるのは難しいと思う。 人材不足や財政面なども含め長期的に考えると乗り合いタクシーの導入が必要だ」 と話します。 一方、伊江村老人クラブ連合会の宮里会長は 「車がない高齢者にとって死活問題だ。 病院に行きたくても行けない。早く何とかしてほしい」と訴えています。
Wed, 14 Mar 2018 01:42:00 +0900
お守りで地域活性化 うるま市浜比嘉島
2018年3月13日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「地域を活性化させ、島の魅力につなげよう」と、 うるま市浜比嘉島の比嘉区の住民たちが、 島内で取れた塩やサンゴなどを使った お守り作りに挑んでいます。 浜比嘉島活性化のため、 おととしから地域おこし協力隊として 活躍する向井裕美(ゆみ)さんが、 「浜比嘉島のお土産がなく、ここで買える物を作れないか」と、 お守り作りを提案し、実現しました。 お守りは縁結びや子宝、無病息災の3種類で、 島内で取れた塩を詰め、手作業で作っています。 島民手作りのお守りは比嘉公民館で販売します。 浜比嘉島は近年、パワースポットとして注目を浴びており、 比嘉区には琉球開びゃくの祖神アマミチューの墓や、 子宝・子孫繁栄の神が祭られるシルミチューなどがあり、 休日には観光客でにぎわいをみせています。 しかし、道幅が狭い比嘉区内に 観光客の車両が入ることを良く思わない 住民もいることから、向井さんは 「観光客に対する気持ちの変化にもつながればいい」 と語り、波田間あや子さん(61)歳は 「買う人にご利益が訪れるように、 気持ちを込めて作っている」と話しました。
Tue, 13 Mar 2018 14:11:00 +0900
珊瑚舎スコーレで「卒業を祝う会」
方言ニュース 2018年3月12日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 戦中、戦後の混乱や貧困などで義務教育を 受けられなかった人たちが学ぶ 那覇市の珊瑚舎スコーレで、 「卒業を祝う会」がきのう、開かれ、 夜間中学校に通った60代から80代の 卒業生6人が職員や在校生、 家族に見守られながら学び舎を 巣立ちました。 祝う会では、卒業生一人一人が 壇上であいさつしました。 このうち(71)歳の女性は家が貧しく 栄養失調になり、学校に通うことも ままならなかったということですが、 3年前、孫に勧められて珊瑚舎スコーレに通うことを決め、 「みんなに支えられ、卒業できた」 と振り返りました。 また、糸満市の(78)歳の男性は 宮古島で生まれましたが、 7歳で貧しさのため「糸満売り」され、 20歳まで石垣島で漁業に従事しました。 学校に通えず、勉強の機会がなかった この男性にとって学校に通うのは 「夢だった」ということで、 珊瑚舎スコーレに一日も休まず通い、 夢をかなえました。 一方、県教育庁は珊瑚舎スコーレに対する 支援事業を今年度で 終了することを決定していますが、 スコーレの星野代表は、 今後も個人や企業からの寄付で 学校を継続するとしています。
Mon, 12 Mar 2018 16:55:00 +0900
「ワンワンジェット」那覇に到着
琉球新報に記事から紹介します。 ペットを客室内に同伴して観光に出掛けられる日本航空のチャーター企画 「ワンワンジェット」がきのう、那覇空港に到着し、 成田空港から搭乗したツアー客64人と愛犬33匹が笑顔で到着口に姿を見せ、 3泊4日の沖縄観光に繰り出しました。 これは去年、成田と鹿児島で実施したのに続く第2弾で、参加者にアンケートしたところ、 次回の旅先として沖縄の要望が最も多く、12月の商品発売日で即売したということです。 前回に続いて愛犬のMAU(マウ)と共に東京から参加した女性は 「ペットホテルに預けず、一緒に観光に行けるのがうれしい。 貨物室だと泣きじゃくるとよく聞くが、座席で飼い主がそばにいると機内が揺れてもおとなしかった」 と話しました。 日本航空では、グループ便への搭乗や提携する店舗でのペット関連サービス利用でマイルがたまり、 愛犬や愛猫用に会員証も発行するサービスを新設するということで、 「ペットがいても安心して旅行ができる需要を喚起したい」と話しています。
Fri, 09 Mar 2018 17:41:00 +0900
県の平均賃金が過去最高を記録
2018年3月8日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 求人情報誌「ジェイウォーム」を発行する冒険王はこのほど、 去年10月から今年1月の県内の平均賃金動向をまとめました。 それによりますと、 県内景気の拡大に伴う人手不足の影響を受けて、 平均時給は前の年に比べて30円増の893円となり、 2011年の調査開始以降で最高となりました。 平均月給は上昇幅が大きかった前の年の反動で 1652円減の16万6886円でした。 平均時給の業種別では「教育」が 前の年に比べて148円増の1091円、 「営業」は78円増の978円、 「観光」は63円増の875円となりましたが、 冒険王は「教育では学習塾が募集に力を入れており、 営業では沖縄の経済活性化に伴って 新規事業の開拓を進めているとみられる」 と指摘しました。 また、平均月給は「販売・サービス」や 「教育」「建設」などで上昇した一方、 「観光」や「医療」などで減少しましたが、 冒険王は「昨年は正社員を多く採用した企業が多かったことから 月給も大きく伸びた。 今年は人員が確保できたことから 正社員の採用は抑えたのではないか」 と分析しています。
Thu, 08 Mar 2018 16:07:00 +0900
「入試応援、昼食に「待った」が掛かった」
方言ニュース3月7日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宮古島市の高校入試では昼休みに保護者や親戚が集まって、 受験生と昼食を取る姿が風物詩となっていますが、 県立宮古高校はきのうときょうの入試で、 校舎がある敷地内への保護者の立ち入りを制限する方針を決めました。 一部の保護者が場所取りのため試験時間内に敷地に入り、 話し声が試験に影響を及ぼしているからだということです。 代わりに校舎側敷地から道路を挟んだ体育館や運動場を開放します。 毎年、宮古島市の高校入試の際は保護者が受験生を激励するため 早朝から弁当を作り、昼休みに親戚を伴って昼食を一緒に食べています。 ただ、試験に影響を与えないため、 学校側は一部敷地の立ち入りを制限したり、 規制時間を設けたりしていました。 このうち、市内最大の生徒数を誇る宮古高校では、 一部の保護者が前日から場所取りをすることもあるため、 2年前から協議をして、ことしは校舎側の敷地内の立ち入りを 制限することにしたもので、先月27日に保護者に文書で通知しました。 宮古高校の平良智枝子校長は 「地域の皆さんが生徒を応援する姿勢は、愛情に裏付けされたものと 理解はしているが、入試が円滑に行える環境の構築が一番大事だ」と話しました。
Wed, 07 Mar 2018 16:41:00 +0900
しまくとぅば教本発行 北中城村の子供たちの教材に
2018年3月6日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 北中城村の学習複合施設あやかりの杜を運営する NPO法人「あやのふぁ」と村文化協会しまくとぅば部は このほど、しまくとぅば教本を発行しました。 教本には北中城の民話などを収録し、 地域に親しみやすい内容となっています。 270冊を発行しており、 村内の小学校や県内の公立図書館に贈るほか、 しまくとぅば部による村内の小学校での指導などに活用します。 村内の子どもたちが学びやすいように、 表紙には損の地域活性化キャラクターの 「北のぺーちん」、「中ゆくりん」 「城まーい」のイラストが掲載されており、 自己紹介の項目では 「私は北中城小の4年生です」など、 地域で使える例文を採用しました。 贈呈式で教本を手渡された村教育委員会の 名幸生涯学習課長は 「子どもたちに大切なしまくとぅばを覚えてほしい。 たくさん勉強してもらいたい」と感謝し、 小学1年の男の子は 「おじいちゃんとしゃべれるようになりたい」 と笑顔を見せました。 あやのふぁの當銘理事長らは 「分かりやすいように工夫した。 しまくとぅばを日常的に使って、慣れ親しむきっかけになれば。 自己紹介くらいはしゃべれるようになってほしい」と期待しました。
Tue, 06 Mar 2018 14:10:00 +0900
あの世の正月「十六日祭」 ごちそうで先祖 出迎え
方言ニュース 2018年3月5日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 旧暦の1月16日となったおととい、 宮古島や八重山など県内各地では、 あの世の正月にあたる 「十六日祭」が行われ、 墓前に家族が集まり、 ごちそうを並べ先祖を出迎えました。 このうち石垣市では大勢の家族が墓を訪れ、 先祖と正月を共に祝いましたが、 市内に住む90歳の男性は 「孫、ひ孫にもたくさん恵まれた幸せを報告した。 私は世界一の幸せ者。 いつまでもこの幸せが続いてほしい」 と話しました。 一方、宮古島市でも時折雨がぱらつく中、 大勢の家族が墓を訪れ、 子や孫ら5人で墓参りをした市内の 69歳の女性は 「子や孫がいっぱいいるので、ご先祖に『守ってください』と祈った。 先祖に対する供養を忘れずに 1年間頑張りたい」 と話しました。 また、鹿児島県出身で市内に住む 62歳の男性は 宮古島市出身の妻ら家族と共に、 父が眠る墓の前で手を合わせ、 「郷里にはこういう習慣はないけれど、 『郷には入れば郷に従え』だから 墓を建てた。 先祖の冥福を祈りたい」 と笑顔で話しました。
Mon, 05 Mar 2018 15:12:00 +0900
卒業生へ保護者からのメッセージ集
昨日、県内の各県立高校では卒業式が開かれましたが、 那覇市の沖縄工業高校では卒業式を前に おととい、卒業生に、保護者から寄せられたメッセージ集「旅立ちの日に」が贈られました。 メッセージ集は、「あなたは大切な存在」という保護者の思いを生徒に知ってもらいたいと企画され、 生徒に内緒で保護者からメッセージを募りました。 メッセージ集には「小さい頃から、母さんはいつもあなたにメロメロでした」といった子どもを溺愛する声や、 「何度、家から出て行けと怒鳴ったことか」と反抗期の日々を振り返りながら、成長を喜ぶ声がつづられています。 また、県外へ就職するわが子に対して「大きな花を咲かせてこい」 と激励の一言の他、卒業までの18年間を振り返り「私たちを親にしてくれてありがとう。楽しい子育ての日々をありがとう」 といった感謝の言葉もあります。 愛情が詰まったメッセージに男子生徒は「親の支えがあって今がある。 感謝の気持ちを持って、卒業式を迎えたい」と笑顔で話し、 メッセージ集を企画した男性教諭は 「もしかしたら私の親かもと、生徒が想像を膨らませて『自分は大切にされている』と改めて感じてもらいたい」と話しました。
Fri, 02 Mar 2018 13:25:00 +0900
「宮古島でくるりんバスが再開」
方言ニュース2月28日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今年度、2017年度の第3回宮古島市地域公共交通会議がこのほど、 宮古島市内で開かれ、去年9月から11月の期間、 宮古空港かを基点に運行した乗り合いタクシー「宮古島くるりんバス」を 4月から再開することなどが報告されました。 値段は据え置きの500円で、運行ルート上なら、どこでも乗り降りできます。 再開後は、土日は運休とするほか、運行台数や頻度、ルートを変更します。 去年に実施された「くるりんバス」の延べ利用者数は1405人で、 1日あたりの利用者数は15・8人でした。ほとんどの乗客は空港から利用しました。 再開後は、市民になじみの深い呼称として時計回りを「大漁まわり」、 反時計回りを「豊年まわり」と呼ぶことを確認し、 運行台数は以前の4台から2台に減らします。 千円の1日乗車券を発行するほか、指定の宿泊施設前で 乗り降りできるサービスも新たに実施します。 宮古タクシー事業協同組合の下地会長は 「利用者のほとんどが空港で乗り降りするのは課題だ。 本当は地元の人の足としてもっと活用してほしい。 将来的には電気自動車にするなど工夫して、PRしたい」と話しました。
Wed, 28 Feb 2018 15:14:00 +0900
思い出のクルチの大木 沖縄と三重繋ぐ
2018年2月27日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄と三重県の絆をつなぐ一本のクルチの木が、 沖縄市高原に住む 城間幸一さん、安子さん夫婦の自宅にあります。 沖縄海邦国体が開催された31年前、 城間さん夫婦が三重県代表の高校生9人を 民宿先として受け入れ、記念として一緒に植樹したもので、 1987年10月27日、 幸一さんの44歳の誕生日に植樹し、 当初の3メートルほどの高さから およそ8メートルに成長しました。 毎年1回、専門業者に依頼して 大事に手入れを続けています。 9人は陸上の代表選手で、 朝は幸一さんが小型バスで会場まで送り、 夜は広い畳間でみんなで雑魚寝しました。 亡くなった幸一さんの母親のカマドさんが 沖縄の歴史や文化を教えました。 今も定期的に来県する出口智美さんは 夫婦を「沖縄の親」と慕い、 このほど両親や成人した娘ら一家9人で 1年ぶりに来県して、 市内の沖縄そば屋で城間さん夫婦と夕食を共にしました。 出口さんは 「木が成長しているのを見るとうれしくなる。 ずっと大事に木を育て、ずっと家族のように接していただいて、 本当にありがたい」 と感謝を口にし、幸一さんは 「来ればいつでも歓迎したい。これからもつながり続けたい」 と満面の笑顔で語っていました。
Tue, 27 Feb 2018 14:57:00 +0900
第29回新唄大賞 各賞決まる
方言ニュース 2018年2月26日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 新作の沖縄民謡のコンクール 新唄大賞の公開審査会がきのう、 沖縄市ミュージックタウン音市場で 開かれ、 訪れたおよそ400人の観客を 魅了しました。 新唄大賞は沖縄民謡の発展と継承を 目的にラジオ沖縄が 毎年開いているもので、 29回目となる今回は15作品が 本選に出場しました。 審査の結果、 「花に花蕾(はなにはなちぶみ)」を 歌った照喜名竹美さんが 大賞・グランプリを受賞しました。 3度目の挑戦で大賞を受賞した 照喜名さんは 「女性が経験する嬉しさ・喜び・ 怖さなどの気持ちを、 花の中に花が咲いたという例えで 表現した。 4月に生まれてくる子と一緒に ステージに立てて嬉しい。 お父さん、お母さん生んでくれて ありがとう。 私もこれから子どもを生みますが、 そうやって生命が繋がっているのですね」 と興奮した様子で、喜びを語りました。 このほか歌唱賞には 「あんまー寄言」を歌った 名嘉愛理さんが、 また、「愛さ栄昇節」を歌った 護栄得栄昇さんが 大衆賞を受賞するなど、 各賞が決まりました。 新唄大賞公開審査会の模様は 来月4日、日曜日の夜7時から ラジオ沖縄で放送します。
Mon, 26 Feb 2018 14:28:00 +0900
豊見城市教委、大宜見の疎開地を視察
タイトル「豊見城市教委、大宜見の疎開地を視察」 2018年2月22日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 豊見城市教育委員会はこのほど、 文化講座「ヤンバル疎開地を訪ねるツアー」の一環で 大宜味村を訪れました。 沖縄戦のアメリカ軍上陸前、 当時の豊見城村の疎開地の割り当て地域は 大宜味村の喜如嘉、謝名城、田嘉里の3つの字だったことから、 豊見城市教育委員会は去年から計画的にツアーを企画しました。 これまでにも謝名城、喜如嘉を訪問し、 田嘉里訪問が最終企画となります。 今回のツアーは19人が参加し、 謝名城地域山中の疎開地跡などを巡った後、 当時10代前半だった田嘉里区民の仲原永有さん、 山城栄三さん、平良蔵幸さん、ミネ子さん夫妻から 避難者受け入れの聞き取りを行いました。 4人は記憶をたどりながら各班で避難民を受け入れ、 1軒に5世帯から6世帯がひしめいていたことや、 子ども同士で遊んだ思い出などを話しました。 当時田嘉里に疎開していたという赤嶺安造さんは 「70年ぶりに来ることができ感無量だ。 お世話になった方に会いたい」と話したところ、 平良ミネ子さんの亡くなった兄であったことが分かり、 出会いを喜んでいました。
Thu, 22 Feb 2018 18:31:00 +0900
車の速度に抑制効果
通学路の安全を確保しようと 「ハンプ」(=高さおよそ10センチの凸型構造物) が整備された浦添市立牧港小学校の通学路で、 時速30キロ以上の速度を出す車両が8%減少したことがこのほど、 校内で開かれたワークショップで報告されました。 通学路の安全などについて研究する国際交通安全学会が報告したもので、 通学エリア全体では、設置前は時速30キロ以上で走っていた車両は 全体の28%でしたが、設置後は20%に減少しました。 また、ハンプを整備した対象区間では、 30キロ以上の車両が33%から25%まで減少しました。 エリア全体、対象区間とも30キロ以上の速度の車の割合が減少しました。 一方、児童と保護者のおよそ200人にアンケートしたところ、 ハンプ整備について「賛成」が62%で最も多く、 「反対」と回答した人はいませんでした。 ワークショップでは検証結果について「恒久的にハンプを設置すべきだ」 「ハンプの場所を分かりやすくするために照明も設置すべきだ」などの意見の一方、 「実証実験の場所は比較的児童の通行量が少ないので、費用対効果に疑問が残る」 との声も上がったということで、 ハンプ整備の効果やワークショップの意見も踏まえ、さらに検証を進めます。
Wed, 21 Feb 2018 12:04:00 +0900
油絵・ちぎり絵展示会 難病の久高将範さん
2018年2月20日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 筋肉が徐々に衰え、歩行などが困難になる 沖縄型神経原性筋萎縮症を患う 久高将範さん75歳の 油絵・ちぎり絵展示会がこのほど、 うるま市の赤野公民館で開かれ、 多くの旧友や関係者が足を運び、 色鮮やかな久高さんの作品を鑑賞しました。 展示会は、 久高さんがリハビリで通う施設の協力を得て、 赤野自治会と中頭郡青年団協議会OB会が 企画して実現したもので、 アクリル絵の具を使って描いた模写や風景画など およそ30点と、創作中の写真なども展示されました。 施設の女性苑長は 「目標に向かって懸命に取り組む久高さんのやる気に、 周囲も巻き込まれる」と人柄を説明し、 久高さんが赤野青年会で活動していた際、 久高さんを指導していたという85歳の男性は 「いつも優しく、前進しようと頑張る久高さんの性格が 表現されている。私もそのように生きて生きたい」 と語りました。 久高さんは、継続して最大15分しか 腕を動かすことができませんが、 「腕が動くのを待って指導してくれた 美術の先生や展示会に協力してくれた方に 大きな感謝を伝えたい。 展示会のおかげで、20年ぶりに旧友とも再会できた」と、 妻とともに笑顔を見せました。
Tue, 20 Feb 2018 14:08:00 +0900
伊是名村で若者たちがサトウキビ刈り作業の「ボラバイト」
方言ニュース 2018年2月19日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 製糖シーズン真っただ中となっている 伊是名村内の畑でこのほど、 県外からの若者たちがサトウキビ刈り作業に 一生懸命取り組みました。 若者らはボランティアとアルバイトの 中間的な意味の「ボラバイト」として、 村内の農業法人で、平均でおよそ2週間、 長い人は1カ月以上農作業に 従事しながら生活しています。 キビ刈りの仕事はインターネットの 募集サイトで知ったということで、 10人のメンバーのうち、 3人がリピーターです。 交代で休みの日もあり、 村内のイベントにも積極的に 参加しています。 また、インドネシアからの研修生もおり、 食事時間などは大勢で 楽しく過ごしているようです。 参加して3週間目のメンバーの中で 最年長の(40)歳の男性は 「東京で勤務していたが農業に興味を持ち、 40歳の区切りに遠い場所での農業を体験しに来た。 休みの日はサイクリングなど 満喫している」 と笑顔で話しました。 また、教員を目指す埼玉県の男子大学生は 「小学校に教育実習に行き、給食の残りが とても多かったのを見て、 子どもたちに食の大切さを伝えられるよう、 農業をやってみたいと思った」 と説明するなど、 皆、伊是名島で充実した人生のひとときを過ごしています。
Mon, 19 Feb 2018 15:33:00 +0900
玉城庁舎にOISが入居交渉
方言ニュース2月14日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南城市の新庁舎建設に伴う市玉城の玉城庁舎の跡地利用で、 OIS=オキナワインターナショナルスクールが 優先交渉事業者として先月までに選定されました。 OISは地上4階、地下1階の庁舎の1棟借りを予定しており、 今後、市とOISで賃料や改修にかかる費用など具体的な交渉を進めます。 市は市佐敷新里に新庁舎建設を進めており、 現在の玉城庁舎と大里庁舎を統合します。 玉城庁舎の職員は完成後、5月末までに新庁舎へ移る予定です。 市は去年12月から跡地利用に関する公募を始め、 事業計画や地域への波及効果などを審査し、 プレゼンテーションなどを経て優先交渉事業者を決定しました。 OISはスイスの国際バカロレア機構が実施・提唱している 教育プログラムを実践する学校として、 2011年に「国際バカロレア認定」を受けており、 幼稚園児や小学生、中学生を対象に、英語を主な言語として授業を実施しています。
Wed, 14 Feb 2018 11:11:00 +0900
金賞に植田さん ランタンコンテスト表彰式
2018年2月13日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 手作りランタン52作品の中から最優秀を選ぶ 「ランタンオブジェコンテスト」の表彰式が このほど、 読谷村の体験王国むら咲むらで開かれ、 来場者の投票で、金賞に 読谷村の植田悠介さんの作品 「夕暮れの読谷」が選ばれました。 今年で3回目を迎えた作り手の思いを ランタンで表現するコンテストは、 むら咲むらで開催中の 「よみたん夜あかりプロジェクト~ 琉球ランタンフェスティバル」の一環で、 去年より出品者が15人増えました。 また、今年から来場者による投票を始め、 投票総数は1万3537票で、金・銀・銅賞のほか、 村内の15事業者が選ぶ各賞も設けられました。 金賞を受賞した植田さんの作品「夕暮れの読谷」は、 村内の海岸から見える夕暮れ時の風景をランタンで 表現したもので、 夕暮れの色鮮やかなグラデーションに工夫をこらし、 さまざまな風景が見られるように 多角形の型を採用しました。 植田さんは 「私の子どもが好きな海をモチーフに描いた。 来年以降も、ランタンフェスをみんなで盛り上げたい」 と次回の出品に意欲をのぞかせました。 出品作品は今月25日まで 体験王国むら咲むらで見ることができます。
Tue, 13 Feb 2018 14:28:00 +0900
世界若者ウチナーンチュ大会 南米ペルーで開催
2018年2月12日(月)放送分 方言ニュース 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 「第6回世界若者ウチナーンチュ大会」は 10日、南米ペルーのリマ市にある ペルー沖縄県人会館で討論会や閉会式、 グランドフィナーレを開き 5日間の日程を終えました。 10~30代の世界各地からの県系人らは 互いに抱擁を交わし再開を誓いました。 閉幕式で大会実行委員会副会長の カリナ・バジェホス・小波津さんは 「違う環境、国籍から来ていても ウチナーンチュというルーツは共通。 沖縄文化を広めていく活動を これからの世代との つながりにしていけると信じている」 と挨拶しました。 グランドフィナーレには 沖縄から参加したHYが登場。 メンバーが「世界中から集まった ウチナーンチュの皆さん、ハイサイ」と 挨拶し、今回のためにスペイン語に 書き換えた歌詞で歌うと 会場から歓声が上がりました。 アルゼンチンから参加した 呉屋マリエラさん(30)は 「私の祖父母は 私が生まれる前に亡くなった。 今回の大会を通じて沖縄戦について学び、 祖父母の思いや痛みを ことができた気がした」と 感想を語りました。
Mon, 12 Feb 2018 13:31:00 +0900
沖縄県、来年度から6年生は35人学級に
2017年2月8日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄県教育庁は小学校6年生で35人学級を来年度、 2018年度から導入する方針を固めました。 小中学校の1学級の児童・生徒定数を 40人未満にする「少人数学級」の一環で、 小学校6年生へ対象が拡大されると、 県内の公立小学校では全学年で 少人数学級が導入されることになり、 県内の公立小学校で一斉に導入する方針です。 県教育庁は少人数学級の小学校6年生への 導入で50学級増が必要と見込んでおり、 教員50人の増員を見込んでいます。 そのため、県議会2月定例会に教員増員を 盛り込んだ、条例改定案を提出する方針で、 「少人数学級の導入で、学習規律の徹底と きめ細やかな指導を図っていきたい」としています。 県教育庁では2002年からきめ細やかな 指導などを目的に少人数学級の導入を進めており、 県内の各公立小中学校では、 今年度までに小学1年と2年で30人学級、 小学3年、4年、5年、 それに中学1年で35人学級が導入されました。 小学5年での35人学級は今年度から始まっています。
Thu, 08 Feb 2018 17:48:00 +0900
学校給食に牛乳継続を➖宮古島市➖
「学校給食に牛乳継続を➖宮古島市➖」 方言ニュース2月7日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宮古島市で唯一、酪農をする農事組合法人が 廃業する意向を示していることについて、 市民有志でつくる宮古島市民の会はこのほど、 市内で記者会見を開き、学校給食での牛乳提供継続へ向け、 市民の行動と下地市長が積極的に関係者間の 調整に動くことを求める声明文を発表しました。 声明文では 「児童生徒の健全な心身の発育に関わる問題を、 市民自体が主体的に解決していこうという意識の高まりを期待する」 などとしており、業者間に財務問題が存在するならば、 議会の理解を得て、緊急予備費支出を考慮する 解決を視野に入れることも求めています。 農事組合法人は市内唯一の乳製品加工業者 「元気生活」に事業譲渡した上での酪農の継続を模索しましたが、 両社の話し合いはまとまらず、法人から元気生活への 牛乳の出荷は先月31日で終了し、給食も加工乳に変わりました。 法人は近く、所有する乳牛およそ100頭を島外へ売却する予定です。 市民の会の嘉手苅代表は 「いったん島外へ売却されると、再開するにはばく大な費用が掛かる。 まずは、乳牛売却を止めるために緊急的に市民へアピールしたい」と述べ、 市民の行動や意思表示を呼び掛けました。今後、署名集めや要請行動も検討します。
Wed, 07 Feb 2018 12:37:00 +0900
月桃から誕生した糸で制作 月桃布展
2018年2月13日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 月桃を用いた染め織りの作品展 「沖縄の肝心を染める 月桃布」が このほどうるま市の石川地区公民館で開かれ、 うるま市に住む仲村秀子さんが研究を続け、 少しずつ制作してきた着尺や帯などが並べられました。 もともと織物に興味があったという仲村さんは、 自宅の庭に月桃が生えていたこともあり、25年前、 月桃から糸を取ることを思いつきました。 しかし、どの部分が糸として利用できるのかを 見分けることが難しく、 材料の収穫時期や染めのタイミングの見極め、 糸にする手法の確立などで試行錯誤を繰り返し、 満足いく糸を作るまでに12年かかりました。 現在、染めには根の部分を用い、 絹糸を染め、独特な桃色に仕上げています。 色合いを定着させるために用いる木灰など 媒染剤の使い方を調整することで、 色に微妙な変化が生まれるということです。 また、月桃の糸をアクセントとして 部分的に織り込んでいます。 仲村さんは 「独特の色が出て、繊維も取れる。 いい香りが立つ月桃からは、体と心に優しい織物ができる。 月桃から出る色の良さを多くの人に知ってもらいたい」 とほれ込んだ素材を生かした制作に情熱を傾け、 今後も作品が完成すれば発表していく考えです。
Tue, 06 Feb 2018 14:16:00 +0900
伊江中学校 恒例の教員との相撲対決
方言ニュース 2018年2月5日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伊江中学校の相撲部員7人はこのほど、 学校体育館の相撲場で 恒例の男性教員らと相撲対決を行いました。 3月に卒業する3年生6人の 送別相撲を兼ね、 教員ら5人がまわしを締めて対決に挑み、 真剣勝負を見せたもので、 教員に勝った生徒は満面の笑みを見せ、 団体戦は4対3で 生徒に軍配が上がりました。 取組は団体戦と部員が教員を指名して 対決する個人戦で行われ、 部員らは四股やすり足など準備体操で体をほぐし、 教員らはまわし姿で土俵に上がりました。 土俵では教員と生徒の垣根は一切なく、 長いにらみ合いが続き、 体と体がぶつかり合う音が響きました。 土俵際の攻め合いや両者一歩も引かず 物言いがついた取組もありました。 生徒の保護者や他の教員らも 駆け付けて声援を送り、 一戦ごとに白熱した展開を繰り広げました。 相撲部主将の蔵下慎之助さんは 「先生たちは強かったけど いい思い出になった。 後輩の部員は少ないが相撲部の活躍を 期待している」とエールを送り、 顧問を務めた屋冨祖綾乃教諭は 「6人は相撲で得た経験を高校生活や 今後の人生に生かしてほしい」 とはなむけの言葉を送りました。
Mon, 05 Feb 2018 16:13:00 +0900
なんぶトリムマラソン、30回大会で幕
2017年2月1日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 なんぶトリムマラソン大会を主催する なんぶ広域市町村圏事務組合や 琉球新報などはこのほど合同調整会議を開き、 来月18日に開催される第30回大会で、 大会を終えることを確認しました。 会議では「広域団体として ノーマライゼーション普及の先導に 取り組んできたが、役割を終えた」 などの意見が上がりました。 実行委員会会長の上原昭糸満市長は 「非常に残念だが当初の目的を達成した だろうと、このような運びとなった。 今後は違った形でこの大会のように 愛される取り組みを展開したい」と話しました。 主催団体は今月8日に臨時総会を開き、 関係企業などに説明します。 合同調整会議では「広域団体として、 スポーツ以外の新たな取り組みを検討してはどうか」 などの意見も上がりました。 実行委員長の上原市長によりますと、 文化事業の転換なども 検討予定だということです。 大会の発開催は1989年で、 多いときには1万人を超える参加者が 集まりました。
Thu, 01 Feb 2018 17:48:00 +0900
チビチリガマ入り口に仏像12体を設置
「チビチリガマ入り口に仏像12体を設置」 方言ニュース1月31日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦で住民が「集団自決」に追い込まれた読谷村波平の 自然壕チビチリガマを損壊した少年4人がこのほど、 ガマ入り口にある「世代を結ぶ平和の像」を制作した 金城実さんらとガマ周辺を清掃し、新たに仏像12体を設置しました。 少年たちは保護観察所のプログラムの一環で 保護司らとともにチビチリガマを訪ねたもので、 あらかじめ遺族会や金城さんが土台部分を制作した仏像に 顔や腕を付けて完成させ、ガマ周辺に12体を設置しました。 ガマの中の遺骨にも手を合わせました。 また、沖縄戦や「集団自決」の事実について、 チビチリガマ遺族会から話を聞き、沖縄戦最大の悲劇に数えられる 「集団自決」を語り継ぐ大切さを学びました。 遺族会の与那覇会長によりますと、少年たちは 「歴史を知らず、大きなことを犯してしまった。 今後、このような事件がないようにしたい。沖縄戦を伝えていきたい」 などと述べ、改めて謝罪し、遺族の言葉にも真剣な表情でうなずいていたということです。 金城さんは「作業着を着て、黙々と仕事をしている様子を見てうれしかった。少年たちが後世に沖縄戦を伝えることを期待している」と話しました。 ガマの入り口に設置された平和の像にも損傷が及んでおり、 遺族会は今後、少年たちと修復作業を進めていくことを検討しています。
Wed, 31 Jan 2018 15:28:00 +0900
沖縄市の音楽史をiPadで 音楽資料館おんがく村
2018年1月30日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市中央の音楽資料館「おんがく村」が、 情報通信端末「iPad」で 沖縄市の音楽史にまつわる写真を 閲覧できるサービスを始めました。 音楽家個人やグループなどの写真 およそ千点を収めており、 閲覧はおんがく村にある 3台の端末でのみ可能で、 写真は1920年代以降のものを収容します。 年代別のほか、 民謡、ロック、ジャズ、フォークのジャンル別、 音楽家の個人名やグループ名でも検索ができます。 それぞれ写真に解説が付いており、 所蔵するカセットやレコードなどの音源も視聴できます。 現状で最も古い写真は、 普久原恒勇さんの養父の普久原朝喜さんら4人の歌い手が 三線を手に記念撮影した1929年の物で、 照屋林助さんと小那覇舞天さんが談笑する様子や、 結成当時の紫、コンディショングリーンなど 伝説的なロックバンドのライブシーンを収めた 写真など貴重な物も多くあります。 今後随時増やす予定で、 おんがく村では 「珍しい写真や懐かしさを感じる写真が多いので、 ぜひ見てほしい。所蔵している資料があれば、 画像を取り込んで返却もできるので、 ご協力をお願いしたい」と呼び掛けています。
Tue, 30 Jan 2018 15:05:00 +0900
長寿の村 大宜味村で福祉まつり
方言ニュース 2018年1月29日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 第3回大宜味村健康と福祉まつりが このほど旧大宜味小学校体育館で開かれ、 この中で、「がんじゅうおじい、おばあファッションショー」が 注目を集めました。 モデルは介護認定を受けず自宅で元気に 過ごしている3組の夫婦を含む 平均年齢92歳の12人で、 あでやかな衣装をまとったモデルたちが、 スポットライトを浴びてさっそうと登場し、 パフォーマンスを披露すると、 会場には笑いがあふれました。 最初に登場したのは4月に100歳を迎える 最高齢の宮城ハルさんで、 ピンと伸びた姿勢でポーズをとりました。 また、トリを飾ったのはタキシードと ウエディングドレス姿で登場した 86歳の大城仲太郎、キミ子さん夫婦で、 仲むつまじい2人に客席から 拍手が送られました。 観客席から祖母の晴れ姿を見ていた 志良堂愛さんは、「大宜味のおじい、おばあたちはすごい。 でもうちのおばあちゃんが 一番かわいかった」と笑顔で話しまし「た。 さらに、福祉まつりでは、 8020運動ダイヤモンド賞の24人と、 介護認定を受けていない90歳以上の 高齢者29人を対象とした ちゃーがんじゅう賞の表彰なども行われました。
Mon, 29 Jan 2018 20:08:00 +0900
宮古に待望の信号機が設置される
方言ニュース1月24日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宮古島署はこのほど、 宮古島市下地の前浜港に進入する手前の交差点に信号機を設置し、 下地幼稚園の園児らを招いて点灯式を開催しました。 園児のダンスやアトラクションの後、大城署長や市、 与那覇自治会の関係者が点灯ボタンを押し、信号が点灯しました。 その後、青信号を園児らが渡り初めしました。 前浜港は、「東洋一白い砂浜」と呼ばれる与那覇前浜ビーチとつながっており、 地元住民だけでなく多くの観光客が訪れます。 一方、宮古島署によりますと、この交差点では 過去10年間に7件の交通事故が発生しています。 今回、車両用と横断用の信号機8基が設置されたもので、 与那覇自治会の池村会長は 「20年来、信号機の設置を県へ要請してきて、やっと認められた」と話しました。 大城署長は 「管内の事故は減っているが、観光客が増えて物損事故も増えている。 今回、地域の念願がかなって信号機を設置することができた」と話しました。
Wed, 24 Jan 2018 15:07:00 +0900
水の大切さを壁新聞に うるま市の銘苅さん最優秀賞
2018年1月23日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 水の大切さや地球環境について学び、理解を深める 「第3回全国小学生『わたしたちのくらしと水』 壁新聞コンテスト2017」で、 うるま市立赤道小学校5年の 銘苅果子(かこ)さんの作品が 最優秀賞を受賞しました。 全国161小学校 5022作品の中から選ばれたもので、 県内からの最優秀賞受賞は初めてです。 校内でこのほど開かれた授賞式で、 銘苅さんは 「大きな賞をもらってとってもうれしい」と 満面の笑みを浮かべました。 受賞した作品「沖縄の水の歴史新聞」は、 水道が県内で整備される前の水の普及方法や、 沖縄の水不足対策、沖縄本島の11ダムを訪問して 分かったことなどをまとめたもので、 紙面の構成にもこだわり 「みんなが見て忘れないように」と、 背景に沖縄本島の地図を描き、 雨水から水道となって各家庭に届くまでの順路なども イラストで紹介しました。 授賞式に出席した父親の格(いたる)さんは 娘について 「自分で調べてまとめることが好きで、 今回のコンテストも自ら挑戦したいと進んで調べていた」 と語りました。 銘苅さんは4年生から2年連続で、 「琉球新報学校新聞コンクール」の県知事賞を 受賞しています。
Tue, 23 Jan 2018 18:41:00 +0900
買い物支援のワゴン車が地域で大活躍
方言ニュース 2018年1月22日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 本部町社会福祉協議会は 10人乗りワゴン車を購入し、 買い物支援を実施しています。 介護保険事業の一部を活用したもので、 「地域買物安心ふれあい号」として 町内に住所がある1人暮らしや 高齢者のみの世帯を対象としています。 買い物への交通手段がない人の送迎を行う場合に、 運転手は使用者で確保し、 使用後は燃料給油と洗車をする条件で 貸し出しています。 去る16日には町内豊川区が 送迎サービスの活動の一環で 「ふれあい号」を利用して買い物支援を行い、 7人が参加しました。 豊川区は身近な店舗が減少しているため、 町内のスーパーや市場などに買い物に 行かなければいけない状況になっており、 月1回、第3火曜日の午前中に 「ふれあい号」を借りて 買い物を楽しんでいます。 区の公民館を出発し町内のスーパーや 市場などを回り買い物をして公民館に 帰るコースで、 希望があれば自宅まで送迎し、 地域から喜ばれています。 公民館の職員、女性の会役員の3人が支援しており、 本山区長は「世間話もしながら 楽しく買い物しているので、 生きがいにもなる」と話しました。
Mon, 22 Jan 2018 17:44:00 +0900
伊江島の海底洞窟で新種エビ発見
2017年1月18日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伊江島の海底洞窟からテッポウエビ類の 新属新種が見つかりました。 千葉県立中央博物館の駒井智幸博士と 県立芸術大学の藤田喜久准教授が共同で発見し、 生活環境にちなみ 「クラヤミテッポウエビ」と命名したもので、 8日付の学術誌「ズータクサ」に掲載されました。 伊江島の海底洞窟はこれまでも新種や未記載種が見つかっており、 沖縄の生物多様性の高さを改めて示す発見となりました。 新種のエビは伊江島のサンゴ礁の 水深およそ17メートルにある海底洞窟で 発見、採取されたもので、 甲羅の長さが6ミリ程度の小型種です。 目が小さく足が細長いなど、 洞窟環境下に生息する甲殻類に よく見られる特徴を備えていました。 はさみ足などの形態的特長は テッポウエビ類の既知属とは 異なっていたため、新属と認められました。 藤田准教授は伊江島の海底洞窟について 「2011年以降だけでも5種の新種が 確認されるなど甲殻類の宝庫だ。 海底洞窟の調査は容易なものでないが、 今後も継続し、一つでも多く解明したい」と述べました。
Thu, 18 Jan 2018 14:04:00 +0900
サバニの文化財・文化遺産指定を要請
方言ニュース1月17日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満帆掛サバニ振興会がこのほど、市役所に上原市長を訪ね、 糸満の人たちが作り育ててきたサバニと、付属する帆や櫂、 水中眼鏡など糸満海人文化の諸道具を含めて 市の文化財・文化遺産として指定するよう要望しました。 糸満帆掛サバニ振興会は去年11月、 島根県の重要有形民俗文化財で美保神社に保管されているサバニの実測調査をしました。 このサバニは、糸満の漁師十数人がアギヤー漁をするため、 1937年ごろから4年間、島根県沿岸などで使用されたもので、 戦後、漁師たちが戻る際にサバニを譲りました。 運んだ2艘のうち1艘は不明で、糸満に同じ型のサバニは残っておらず、 誰が製作したか分からないということです。 調査に参加したサバニ大工で振興会の大城会長は 「接着剤のない時代に複雑な接合技術で造船していることに驚いた。 技術は神業で、これまで見たことがない」と話しました。 これを受け、糸満市教育委員会では、糸満海人工房・資料館で展示されている、 基本的な型で作られ帆柱など一式そろった およそ50年前のサバニの市有形民俗文化財指定に向け、 作業を進めており、水中眼鏡も指定する考えで、 サバニの製造技術も「保持者として認定可能」とし、 糸満海人文化の保存継承に取り組む構えです。
Wed, 17 Jan 2018 17:05:00 +0900
新曲の踊り披露 粟国村伝統行事『舟起こし』で
2018年1月16日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 旧正月を盛大に祝う伝統が残る粟国村。 旧暦1月2日に当たる2月17日に行われる 村伝統行事「船起こし」で、今年初めて、 村出身の国指定重要無形文化財「組踊」 胡弓保持者の新城清弘さんが作った歌 「粟国航路の通い船」が披露されます。 村の女性らおよそ140人からなる村女性連合会が、 曲に踊りを振り付けた 玉城流扇寿輪舞会会主の上門加代子さんに 直接指導を受けながら、 本番に向けて毎週の稽古に励んでいます。 「船起こし」は1年間の航海の安全を願い、 フェリーあぐにの船内で開かれるもので、 新城さんは10年以上前、 フェリーの完成に合わせて「粟国航路の通い船」を作り、 10年前に上門さんが振り付けし映像を 記録していました。 実際に村内で披露されたことはありませんでしたが、 去年6月に新城さんがこの映像を見せたところ、 村女性連合会のメンバーから 「『船起こし』で踊りたい」との声が上がり、 上門さんは 「粟国村の地域活性化のためになればうれしい」 と指導を快諾しました。 上門さんは、 島の女性たちが踊りやすいよう 振り付けを変えるなど工夫も施し、 村女性連合会の呉屋貴美江会長は 「この歌は船起こしにぴったり。 しっかり身に付けて今後も続けていきたい」 と継承への意気込みを語りました。
Tue, 16 Jan 2018 15:15:00 +0900
小5の仲宗根いっしん君 ウズラの卵のふ可に成功
方言ニュース 2018年1月15日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宜野湾市のはごろも小学校5年の 仲宗根いっしん君は去年6月、 スーパーで買ったウズラの卵19個を 温めて5羽のふ化に成功しました。 母親の絵理さんによると、「ダメもと」の 挑戦は予想をうれしく裏切って、 1羽は今も元気な鳴き声を上げています。 仲宗根君は2匹ずつのリクガメと イグアナを世話する動物好きで、 中でも卵や子どもを成長させるのが大好きです。 「とてもかわいかった」という 今回のウズラは、 「動物はこれ以上増やさない」という母親を説得し、 姉と3時間から4時間ごとに 卵を回転させるなど世話をしました。 学校にいけなかった日は、 日中も世話を欠かさず、 育つ過程を丁寧に写真に収めて 縦1メートルほどのポスターにまとめ、 ポスターは校内で金賞を受賞しました。 仲宗根君は現在、学校とは別にある 市教育委員会の適応指導教室に通っており、 ウズラを育て上げたことで自信を 深めて大きく成長したということで、 絵里さんは 「不登校を悩んだ時期もあったが、 本人も行きたくても行けないのだから仕方がない。 焦らず子どもとの信頼関係を大事にして、 子どもがやりたいことに協力していきたい」 と笑顔で話しました。
Mon, 15 Jan 2018 15:02:00 +0900
県内で製造された島豆腐に認定ロゴマークを
「県内で製造された島豆腐に認定ロゴマークを」 方言ニュース1月11日(水)放送分。 今日の担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県豆腐油揚商工組合は、 県内で製造され食塩が入っていることなど、 一定の基準を満たした商品に 認定ロゴマークを貼り付けて販売する取り組みを始めました。 沖縄料理の広まりに伴って県外でも島豆腐のニーズが高まる一方、 県外で「島豆腐」を製造する動きもあり 県内製造であることを強調してブランド化につなげる狙いです。 認定対象は島豆腐、ゆし豆腐、揚げ豆腐、ジーマミー豆腐の4種類です。 組合によりますと、県外で沖縄料理の普及が進んでいることに伴い、 チャンプルーにしても形が崩れにくい島豆腐の需要が高まり、 輸送コストを下げるため一部では県外で製造する動きが出ているということです。 一方、県内ではニーズの変化から日本風の豆腐をつくる業者もいて、 「島豆腐」の指すものが消費者に伝わりづらい実態もあり、 県内業者が危機感を持ったことが策定のきっかけとなりました。 島豆腐製造は家族経営など零細事業所が多く、 後継者不足への対応など課題も多くありますが、 久高理事長は 「製造業者に自分たちの製品に自信を持ってもらい、地場産業の育成につなげたい」 と意気込んでいます。
Wed, 10 Jan 2018 12:47:00 +0900
家族に笑顔の花満開 元日ベイビー誕生
2018年1月9日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 元日の1日、県内各地で元気な赤ちゃんが誕生し、 家族に笑顔をもたらしました。 那覇市金城(かなぐすく)の病院では 午前1時29分、 豊見城市出身の金城美咲さんと 韓国人のイ・サンヒャンさん夫妻に 長男の汐(しほ)ちゃんが誕生しました。 「しほ」という響きは、 日本語でも韓国語でも通じることから、 この名前に決めました。 夫妻の願いは日韓関係が良好であることで、 「両国について理解し、懸け橋になるような子に育ってほしい」 と期待を話しました。 2人は4年前、 美咲さんの韓国留学中に出合い愛を深め、 遠距離恋愛を経て、去年4月1日に結婚し、 現在は韓国・ソウル市に住んでいます。 一方、那覇市泊の病院では、 押尾渓介(おしおけいすけ)さんと 那覇市出身の利奈さん夫妻に 午前7時3分、長女のあかりちゃんが誕生しました。 予定日は1月8日でしたが、 去年の大晦日の明け方に陣痛が始まり、 利奈さんは丸1日以上の痛みに耐え、無事出産しました。 「あかり」という名前は事前に決めていましたが、 渓介さんは 「元旦の初日の出の時間帯に生まれ、ぴったりの名前。 みんなを照らしてくれるような明るい子になってほしい」 と笑顔を見せました。
Tue, 09 Jan 2018 17:58:00 +0900
JICA図書資料室で「お話し会スタンプラリー」開催中
方言ニュース 2018年1月8日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 県内9カ所の図書館で開催される 「お話し会」に参加して スタンプを集めよう! JICA(ジャイカ)沖縄国際センター図書資料室は 県内では珍しいお話し会スタンプラリー 「図書館で旅する七大陸」を 開催しています。 名護市、沖縄市、宜野湾市など 県内各地9つの図書館が 趣向を凝らしたお話し会を3月まで開催します。 スタンプラリーは沖縄国際協力・交流 フェスティバル2017の会場で おこなわれた「せかいのおはなし会」を 皮切りに始まりました。 この会では沖縄在住の外国人などが 母国語と日本語で絵本や紙芝居を読み聞かせました。 このほど那覇市の県立図書館で催された 「世界の絵本読み聞かせ会」では 中国語の読み聞かせがあり、 県の中国国際交流員の シャオ・ジンビンさんが 中国語版と日本語版の絵本 「ブルくんとかなちゃん」を読みました。 JICA沖縄国際センター図書資料室の福原優子さんは 「異文化に触れ、図書館めぐりを 楽しんでほしい」と話しました。 「お話し会」は全巻入場無料で 4つのスタンプを集めると、 JICA沖縄国際センター図書室で 記念品が贈呈されるということです。
Mon, 08 Jan 2018 16:21:00 +0900
沖縄離島で一足早い成人式
2018年1月5日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 今月8日の成人の日を前に、 離島など一部市町村では年末年始の帰省に合わせて一足早い成人式が行われています。 このうち、石垣市ではきのう、 新成人を祝う式典が市民会館で開かれ、あでやかな振り袖やはかまなどの 晴れ着に身を包んだ505人の新成人が出席し、人生の門出を 旧友や家族らとともに祝いました。 式典では沖縄国際大学2年の平良衣知呂さんが新成人を代表して 家族や地域などのこれまでの支えに感謝を述べ、 「一人一人が自分らしく、自分の未来を切り開き、近い将来この島に恩返しすることを誓いたい」と決意を語りました。 また、県立農業大学校2年の松川優梨亜さんは 「農業を通して地元の素晴らしさを多くの人々に伝えていける人になるという初心を忘れることなく、 今後さらに精進したい」と語りました。 これに対し、中山市長は式辞で 「今後さらに魅力ある石垣島を築くために、提言や積極的な市政参加を強く願う」 と述べ、新成人に期待を寄せました。
Fri, 05 Jan 2018 14:53:00 +0900
泡盛メーカーと八重山署が飲酒運転根絶泡盛を出荷予定
2017年1月4日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「飲酒運転 しない心(くくる)に ニーファイユー(ありがとう)!!」 飲酒運転根絶を願う川柳が書かれた ステッカーが八重山産の泡盛に貼られ、 年明けにも出荷されます。 八重山署が考案し、 八重山酒造協議会に加入する酒造メーカーの協力で実施されるもので、 飲酒の場面で川柳を目にすることで、 飲酒運転をしない・させないという 気持ちを思い起こしてもらうのが目的です。 八重山署は10月に 「STOP!!飲酒運転川柳大会」を 八重山在住者を対象に初めて実施し、 応募517作品の中から大賞・優秀賞に 選ばれた3作品を掲載したステッカーを製作しました。 大賞に輝いたのは石垣市立八島小学校4年の 堀川恭史郎君が詠んだ「飲酒運転―」の川柳で、 優秀賞には与那国町の大岩秀彰さんの 「酒飲む日 車の鍵は お留守番」と、 竹富町立船浦中学校1年の大山史帆里さんの 「酒飲んで 運転させない 許さない」が選ばれました。 堀川君は「飲酒運転をしたりさせたりすると親が悲しむので、 絶対にしないでください」と呼び掛け、 与那嶺署長は「飲む機会に目にすることで、 飲酒運転をしないという輪が広がれば」と話しました。
Thu, 04 Jan 2018 18:57:00 +0900
今年の新成人 8年連続で1%割り込む
方言ニュース 2018年1月1日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 2018年1月1日時点で 20歳の新成人は、前の年と横ばいの 123万人となることが、 総務省の人口推計で分かりました。 総人口1億2660万人に占める割合は 8年連続で1%を割り込みました。 新成人は男性63万人、女性60万人。 統計がある1968年以降でピークだった 1970年の246万人の半数に 落ち込みました。 第2次ベビーブーム世代が成人した後の 1990年代半ばから 減少傾向が続いており、 国立社会保障・人口問題研究所は 2025年には108万人になると 推計しています。 また、戌(いぬ)年生まれの年男・年女は 合わせて976万人となっています。 戌年生まれの著名人は タレントの堺正章さん、 歌手の石川さゆりさん、 レスリング女子でオリンピック三連覇を 達成した吉田沙保里さん、 大リーグ・エンゼルスに移籍が決まった 大谷翔平さんなどがいます。
Mon, 01 Jan 2018 14:36:00 +0900
那覇市中心市街地で飲酒絡みのトラブルが増加
「那覇市中心市街地で飲酒絡みのトラブルが増加」 方言ニュース12月27日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 近年、飲食店の新規出店が急増している那覇市牧志など市中心市街地で、 飲酒絡みのトラブルによる警察出動、救急出動が増えています。 警察出動件数は10月末時点で6120件に上り、去年の6160件に迫る勢いです。 こうした事態に危機感を強めるなは市場振興会の新里理事長はこのほど、 新規に出店した飲食店の店主らを集め、 「襟を正していこう」とトラブル防止に向け注意を呼びかけました。 「第1回意見交換会」には、新規出店の店主らおよそ35人が出席し、 新里理事長は那覇市の久茂地、松尾、牧志、壺屋、安里での警察出動件数がここ数年、 飲食店の新規出店に伴い急増していると説明し、飲酒絡みの傷害事件や路上寝のほか、 酒を飲んだ客が騒いだり、イスやテーブルを路上にはみ出して置く 通行障害などでの通報が相次いでいると話しました。 新里理事長は 「ゆるい空気感を断ち切るのは店の責任。飲み過ぎているようなら、 『きょうはこれぐらいにしてください』と言うなど、注意してほしい」 と協力を呼びかけました。 一方、県警はこのほど、那覇市の国際通りで、 年末・年始総合警戒督励巡視を実施し、池田本部長を先頭に、 観光客や県民でにぎわう繁華街で防犯などを訴えました。
Wed, 27 Dec 2017 17:19:00 +0900
中部農林高校女生徒2人 全国大会で敢闘賞
2017年12月26日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 中部農林高校3年の銘苅桃香さんと才木凛音さんが 先月、栃木県で開かれた 第55回技能五輪全国大会のフラワー装飾競技に出場し、 金、銀、銅に次ぐ「敢闘賞」を受賞しました。 中部農林からのフラワー装飾部門の入賞は3年連続です。 競技はデッサン、花束、ブライダルブーケ、 テーブルデコレーションの4種目で、 合計300分の制限時間内での完成度を競うもので、 2人は園芸科学科のフラワー専攻に所属し、 放課後午後8時ごろまで学校で練習を重ねてきました。 才木さんは 当日は練習より花の開きが小さいなど、 予想外のトラブルがありましたが、 別の植物で対応するなど 「何とか時間内に仕上がり、最後まで諦めなくて良かった」 表彰を受けるときはうれしくて涙が出た」と感想を話しました。 また、銘苅さんは 「まさか賞が取れると思っていなかった。 出場が決まり、チームで一丸となって取り組み、 チームワークが学べた。今後も生かしたい」と抱負を語りました。 担当の伊集和康教諭は 「大会を通じ、技術も心も成長した。 自信を持って卒業してほしい」と激励し、 与那嶺国彦校長は 「大会では年上の人が多い中、 農業高校で3年間身に付けた技術の成果を出した。すごい」 と褒めたたえました。
Tue, 26 Dec 2017 18:00:00 +0900
バス利用促進に向け 高校生が座談会
方言ニュース 2017年12月25日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄の慢性的な交通渋滞の緩和のため 若い世代にも自動車から公共交通への 利用転換を図ってもらおうと、 高校生らによる意見交換会が開かれ、 高校生自らが、どうしたらバスを 利用しやすくなるかアイデアを出し合い、 直接バス事業者に提案しました。 意見交換会は県が初めて開いたもので、 このほど那覇市内で開かれた 「高校生によるバス利用に関する座談会」には、 5つの高校の1、2年生15人と、 バス事業者やPTA、県の担当者ら およそ40人が参加しました。 生徒らは3つのグループに分かれて、 高校生がバスに「乗る理由」 「乗らない理由」について、意見を交わし、 乗る理由としては「車で送迎する親が大変」「友達とのおしゃべり」、 乗らない理由では「定刻通りに来ない」 「本数が少なく時間がかかる」 などの声が上がりました。 また、生徒らは、 高校生がバスを利用しやすくなる アイデアとして、 バス事業者に「部活や教科書で リュックサックも大きくなっているので、荷物置き場を作ってほしい」 などと提言しました。 バス通学をしている高校2年の女子生徒は「親の送迎で通学して、 バスの乗り方を知らない同級生も多い」と話しました。
Mon, 25 Dec 2017 14:27:00 +0900
アジアチャイルドサポート井戸建設700基に達する
2017年12月22日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 アジア各地で自費活動を行う 認定NPO法人アジアチャイルドサポートの ミャンマーで実施している井戸の建設が、先月、11月で700基に達しました。 アジア地域で井戸を建設する「命の泉事業」は2003年に開始し、 ミャンマーでは2006年から始めました。 資金は全て寄付で賄っており、総建設数は千基近くに及びます。 建設は現地業者に発注し、現地スタッフの指導で住民による井戸管理委員会を設置して、 管理を継続できる仕組みを構築しています。 700基目はミャンマー南西部の村にある小学校の敷地内に建設され、 小学校の校長から「枯れることのないきれいな水が得られるようになり、子どもたちが健康的に成長することができる」 と感謝が伝えられたということです。 現地では水道の整備が遅れており、 濁った川水や雨水を生活用水として活用して飲んだ子どもが下痢になり、 命を落とすこともあるということで、 アジアチャイルドサポート宮國直樹主任は 「寄付のおかげでここまで井戸を建設できたことに、現地の住民に代わって感謝申し上げる。 ただ、今でも井戸は足りないので今後とも支援をお願いしたい」 と話しています。
Fri, 22 Dec 2017 15:38:00 +0900
観光客向けに那覇―本部間の高速船事業を検討中
2017年12月21日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 内閣府が募集する沖縄観光を後押しするための事業計画 「沖縄観光ステップアップ戦略2017」に、 沖縄観光コンベンションビューローを中心とする6つの県内企業や団体が、 本部―那覇間を結ぶ高速船での海上輸送案を提出しています。 那覇港に寄港するクルーズ船客を中心に、 沖縄美ら海水族館に近い本部港まで片道1時間で結びます。 選定されれば来年度中ごろにも実証実験が始まり、 料金は3500円程度を予定しています。 事業提案は、滞在時間が限られているため 那覇近郊にしか足を運べなかったクルーズ船客を、 観光地として最も人気のある美ら海水族館に誘導するもので、 香港―マカオの海上輸送で使われている船種の採用を検討し、 フェリー船で通常2時間ほどかかる航路を1時間に短縮します。 那覇港のクルーズ船寄港回数は今年が224回、 来年は288回といずれも過去最多を見込んでおり、 旺盛な観光需要を取り込むと同時に、 国道58号など北部までの道路渋滞を 緩和する効果も期待できます。 内閣府は来年度初めまでに事業提案を選定した後、 実証実験を行う事業者を募集します。
Thu, 21 Dec 2017 12:22:00 +0900
教職員への平和学習研修会の実施を働きかける
県平和祈念資料館友の会、県観光ボランティアガイドの会、 沖縄市平和ガイドネットワークの3団体は合同で、 市町村や県へ教員対象研修の実施を働き掛けています。 このうち、沖縄市平和ガイドネットワークはこのほど、 北谷町役場で野国町長、川上教育長らと教職員への平和学習研修会の実施について、 1時間にわたり意見交換しました。 沖縄市平和ガイドネットワークはこれまでに読谷村、 中城村、北中城村、西原町にも要請しています。 顧問の照屋盛行(せいこう)さんは 「教員の戦争に対する知識の乏しさから生徒への指導が十分に行われていない。 指導者である教職員たちへの研修は喫緊の課題だ。 地域が主体となって教職員の研修を取り組んでほしい」と訴えました。 これに対し、野国町長は 「チビチリガマの事件では特に戦争に対する知識のなさを感じ、 危機感を覚えた。町づくりのためにも歴史を学ぶことは大切だ」と述べました。 また、川上教育庁は語り部の高齢化や現場の多忙化、 地域の学習資源の活用などの課題を挙げた上で、 「社会の変化とともに平和教育の見直しも必要だ」と語りました。
Wed, 20 Dec 2017 14:00:00 +0900
園児らがアコウ植樹 名護市にアグーの森誕生
2017年12月19日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市民会館前のアグー像前に、 沖縄らしさを演出する 「アグーの森」が生まれました。 去る5日には、植樹祭が開かれ、 名護市の星のしずく保育園の園児ら 17人がアコウの木を植樹しました。 園児ら一人一人が、 スコップを片手にアコウの木を植え、 40年後にはアグー像前に アコウの大木が広がるように仕立てましたが、 6歳になる岸本愛羽(あうる)ちゃんは 「埋めたところが楽しかった」 と話しました。 アグーの森は、植物空間演出家の多田弘さんと 彫刻家の濱元朝和さんが手掛けたもので、 「子どもたちと幼樹を植えることで 沖縄の風景をつくり、代々見守っていくこと」が目的です。 また、来年1月8日まで沖縄本島北部で開催されている 「やんばるアートフェスティバルヤンバルニハコブネ」の 一環で行われました。 多田さんは 「今の沖縄には外来種が増え、 沖縄本来の木がどんどん減っている。 今の子どもたちの手で、沖縄の資産を 未来に残していってほしい」と話し、 濱元さんは 「失われつつある沖縄らしさを改めて表現し、 緑ある森をつくっていけば環境は良くなる」 と語りました。
Tue, 19 Dec 2017 18:17:00 +0900
沖視協の設立60周年記念式典行われる
方言ニュース 2017年12月18日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 沖視協=沖縄県視覚障害者福祉協会は 昨日、設立60周年記念式典を那覇市の 沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハで 開催しました。 式典には県内各地から 視覚障がい当事者やその介助者ら 合わせておよそ300人が出席しました。 沖視協の山田親幸(しんこう)会長は 「沖縄戦の影響などで 先人たちが苦労を重ねてきて今日がある。 60周年を迎えられてうれしい」と あいさつしました。 式典には現在沖視協がある 松尾の土地を戦前に買い上げ、 そこで盲教育を始めた宮崎県出身(放送では宮城県となっていますが、正しくは【宮崎県】です)の 高橋福治(ふくじ)さんの息子・高橋一郎さんも 参加し 「日本一の視覚障がい者の 福祉団体になってほしい」と激励しました。
Mon, 18 Dec 2017 08:01:00 +0900
給食に楚辺ポーポーで、子供たち笑顔
2017年12月15日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 読谷村楚辺で昔から受け継がれている楚(す)辺(び)ポーポーがこのほど、 読谷村伊良皆の古堅中学校の給食で振る舞われました。 調理の実演や体験も行われ、子どもたちは 「素朴でおいしい」「初めて作った」などと口々に話しながら、 楽しい給食時間を過ごしました。 生徒は普段よりも早く給食を食べ終え、 出来立ての楚辺ポーポーを食べようと長蛇の列ができ、 全員がポーポーをお代わりするなどおいしそうに頬張っていました。 給食時間の校内放送では 「小麦粉やベーキングパウダーを使う。以前はアブシバレーの時期に食べられていた」など、 楚辺ポーポーの作り方や由来も紹介されました。 企画した松田優子栄養教諭らは 「食育の一環として、ただ給食を食べるだけでなく、地域のことを知り、健康を考える機会にしたいと思って企画した。 楚辺が発祥なのにポーポーを知らない子どもたちも多い。 郷土料理なので、実践を通して興味を持ってもらえたらうれしい」 と話していました。 初めて楚辺ポーポーを作った女子生徒は 「自分で作ったポーポーは温かくておいしかった。家でも作れるように頑張りたい」と意欲を見せていました。
Fri, 15 Dec 2017 18:12:00 +0900
石垣島製糖、今期の操業開始
2017年12月14日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市の石垣島製糖はこのほど、 2017年から2018年期、 今期の操業を開始しました。 今期は台風被害が少なかったことなどから 砂糖生産量は前期に比べて23・1%増の 1万779トンを見込んでいます。 生産量が1万トンを超えたのは 2009年から2010年期が最後で、 計画通りなら8年ぶりとなります。 原料生産量の増加が見込まれることから、 砂糖生産はさらにさらに増える可能性があるということです。 収穫面積は、植え付けの1年半後に 収穫する去年の夏植えが増加したことから 前期に比べて30・3%増の 1435ヘクタールとなりました。 それに伴い、原料生産量も19・2%増の 9万1815トンを見込んでいます。 取引糖度平均は14・14度で前期を 0・29度下回る見通しです。 今期の製糖日数は来年4月22日までの140日です。 一方、天候に左右されるハーベスターによる収穫が全体の85%を占め、 収穫増も見込まれることから、製糖終了が延びる可能性もあります。 このほど行われた製糖開始式で松林社長は 「サトウキビの生育を見ると、 収穫が10万トン近くまで行くのではと大いに期待している。 今期は豊作の年であることは間違いない」とあいさつしました。
Thu, 14 Dec 2017 16:30:00 +0900
那覇市内の民泊、取締体制を強化
那覇市観光課が今年度から実施している那覇市民泊施設実態調査で、 旅館業法の許可を得ていない商業民泊業者が7月時点でおよそ200件、 およそ500室あることがこのほど分かりました。 市保健所は4月1日から今月1日まで、 市内の違法民泊業者延べ250件に監視指導し、 27件が営業停止になりました。 これは那覇市議会12月定例会代表質問で坂井浩二氏の代表質問に、 新里博一健康部長が答えたものです。 市保健所には周辺住民から、 「夜通し大騒ぎしている観光客がいる」 「住民の駐車場にレンタカーが無断で停車されている」などの 苦情が相次いでいるということで、新里部長は、 今年から警察とも連携して対応しているとした上で、 「取り締まり態勢を強化していく」と述べました。 一般住宅に有料で客を泊めることができる住宅宿泊事業法、 いわゆる民泊法が来年6月から施行されるのを受け、 県は受け入れを週末などに限定するなど独自の条例案をまとめています。 那覇市は中核都市のため独自で条例を定められますが、 条例制定の是非を含め今後庁内で議論します。
Wed, 13 Dec 2017 13:19:00 +0900
うるま市・小学校で平和集会 56年前の米軍機墜落
2017年12月12日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1961年に旧具志川村川崎、 現在のうるま市川崎にアメリカ軍機が墜落し、 2人が犠牲となった事故から56年を迎えた7日、 現場近くの川崎小学校で平和集会が開かれ、 事故で一命を取り留めた 金城善孝さん63歳の体験を踏まえ、 6年生児童が悲惨な事故の様子を発表し、 「金城さんが一生懸命生きて命がつながった。 事故を風化させず、生きていこう」と訴えました。 金城さんから体験を聞いた児童6人は 「普通の生活ができるまで2年かかった」 「退院後もやけどの痕が残り、 バスで化け物を見るような目で見られ悲しかった」 と報告しました。 6年生は谷川俊太郎さんの詩 「生きる」を大きな声で発表し、 下級生に命の大切さを伝えました。 また、金城さんの孫で5年の山入端乙音さんが 「生きていてくれてありがとう。そのおかげで私がいる」 と、金城さんに宛てた手紙を読み上げ、 仕事の都合で参加できなかった金城さんに代わり、 妻の尚美さんが涙で目を潤ませながら手紙を受け取りました。 体験を報告した児童らは 「やけどでまぶたが腫れ、 目が3カ月開かなかったという話が心に残っている。 聞いた話をいろんな人に知ってほしい。 まずは家族に今日のことを話す」 と語りました。
Tue, 12 Dec 2017 17:09:00 +0900
カラー写真でよみがえった対馬丸の記憶
方言ニュース 2017年12月11日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市の金城園子さん(85)歳は、 カラー写真でよみがえった対馬丸事件の 犠牲者である母親の島袋末さんの 若かりし日の姿対面し、 「こんにちは」と思わず声を掛けました。 対馬丸事件で、 園子さんは当時49歳だった母をはじめ、 姉、弟、妹の4人を亡くしましたが、 戦前の家族の写真は、7年前に他界した 姉から預かった母親の末さんの写真 たった1枚だけで、この夏、対馬丸記念館に複写した写真を提供しました。 徳島大学の佐原理准教授と学生が 対馬丸記念館でモノクロ写真を カラー化しましたが、 藍色の着物を着た末さんの姿が パソコン画面に映し出されると、 園子さんは驚いて一瞬、声を失いました。 写真に写る母は20代ごろで 撮影場所など不明ですが、 園子さんが一緒に過ごした頃の末さんとは「ちょっと違う」としながらも 「生きているみたいねぇ」とうれしそうに 写真を見詰め、 園子さんの娘は「母とおばあちゃんの手がそっくり。カラーになって身近になった」 と目を細めました。 園子さんは「親がいないことは 本当にみじめ。 戦争で何もかもを失った。 戦争だけはしないで」 と学生に思いを託していました。
Mon, 11 Dec 2017 12:17:00 +0900
「GGB演舞団」デビュー
2017年12月8日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 平均年齢80歳の演舞団「GGB演舞団」、 具志川厚生園じいちゃん・ばあちゃん演舞団が、去る6日、 うるま市役所で初公演を行い、デビューを果たしました。 「GGB演舞団」は今年4月、 市内の介護老人福祉施設具志川厚生園の利用者で結成されたもので、 初の園外公演には65歳から102歳までのおよそ20人が出演し、 駆け付けた観客はキラキラした手作りうちわを振ったり、民謡を一緒に歌ったりと大盛況で幕を閉じました。 結成のきっかけは小浜島のアイドル「小浜島ばあちゃん合唱団」のKBG84で、 「うちも負けてられん」との声が上がり、 週1回、民謡音楽や「四つ竹」などを練習しているメンバーで演舞団を組織し、「GGB演舞団」と命名しました。 今後は年1回の公演を続けていくということです。 GGBのセンターを担う最年長の山田和子さん(102)歳は、 曲がかかる前から体が動き始め、楽しかったかどうかの問いに 「そうね。分からん」とちゃめっ気たっぷりに答え、会場を沸かせていました。
Fri, 08 Dec 2017 18:38:00 +0900
チビチリガマに千羽鶴6千羽を寄付
2017年12月7日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 少年たちによる器物損壊事件が起きた 読谷村のチビチリガマでこのほど、 愛知県大府市から訪れた岩城美智子さん(58)ら3人が、 折鶴6千羽を捧げました。 チビチリガマでの器物損壊事件を報じる 新聞記事に触れた岩城さんは 「世代を結ぶ平和の像が破壊された1987年に続き、 沖縄の人がまた傷つけられた」と感じたということで、 すぐに「千羽鶴を届けよう、沖縄とつながって戦争を止めよう」と、 愛知県名古屋市の街頭などで協力を呼び掛けたり、 友人に協力を求めたりして、50人以上が協力して完成させました。 立ち会ったチビチリガマ遺族会の戸那覇会長は 岩城さんらに感謝を伝え、 チビチリガマで起きた「集団自決」の悲劇などについて語り、 「互いに平和をつなぐ懸け橋になり、 世代を超えて平和を願おう」と呼び掛けました。 ところで、チビチリガマを損壊し、 保護観察中の少年4人がきのう、 保護者や保護観察官と共にガマを訪れ、遺族に謝罪し、 納骨堂に折り鶴や花を手向け、手を合わせて追悼しました。
Thu, 07 Dec 2017 15:41:00 +0900
県勢初メダル 重量挙げの世界選手権 糸数陽一さん
アメリカ・アナハイムでこのほど行われた 重量挙げの世界選手権男子62キロ級で、 去年のリオデジャネイロオリンピック4位の 糸数陽一が銀メダルに輝きました。 日本の男子選手が世界選手権でメダルを獲得するのは1981年以来36年ぶりで、 県勢として世界選手権でメダルを獲得したのは男女を通じて初めてとなります。 優勝したコロンビアの選手とは、トータルで1キロの差でした。 糸数は 「スナッチの1本目の失敗が課題。 また、ジャークの3本目を取ることができずに残念としつつも、 「来年の世界選手権大会でも表彰台に上がり、 2020年の東京オリンピックでは一番高いところを目指します」 と意欲を示しました。 一方、糸数の銀メダルに対し県内の関係者は 「世界2位は意義がある」「メダル獲得は快挙」などと一斉に称賛し、 「東京オリンピックで日本の救世主になる」と期待がさらに高まりました。 県ウエイトリフティング協会の川端会長はネット中継で大会結果を確認し、 「非常にうれしい。日々の努力を継続して行っている証拠だ。 県のリフティング界も盛り上がってくる」と大舞台での活躍を喜びました。
Wed, 06 Dec 2017 23:13:00 +0900
赤茎ターンム1500キロ収穫 南城市
2017年12月5日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 一部農家の間で「絶滅寸前」といわれる「赤茎ターンム」が このほど、南城市大里字大城にある 久手堅豊さんの畑で収穫され、 1500キロ以上の赤茎ターンムが、 かごに山積みにされました。 市内の農家らによりますと、 市場に流通しているのは、ほぼ白茎のターンムで、 赤茎ターンムは白茎と比べると香りが強く、 細長い形で、色の違いもはっきりしています。 かつて南城市では、 赤茎ターンムが多く収穫されていましたが、 サトウキビに転換する農家が増え、 次第に見られなくなりました。 久手堅さんは2年前、偶然、 南城市の個人農家が赤茎ターンムを 小規模栽培していることを知り、 「もう一度、当たり前のように 赤茎ターンムを食べられるようにしたい」と考え、 株を少し分けてもらい、 1年目は種芋となる小芋を増やし、 2年目から本格的に栽培を始めました。 3年目となる今年は1500キロを収穫しました。 久手堅さんの収穫した赤茎ターンムは、 市内で既に加工品にも使われており、 今後、赤茎ターンムの安定供給を目指して 少しずつ規模を拡大していく予定で、 「今回の収穫は、南城・赤茎ターンムの里計画の第一歩だ」 と力を込めました。
Tue, 05 Dec 2017 15:37:00 +0900
いい夫婦の日に3組のおしどり夫婦がライブ
方言ニュース 2017年12月4日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「アイモコ」「しゃかり」「リラキチ」の 3組の夫婦ユニットによる 「いい夫婦の日ライブ」が いい夫婦の日の11月22日、 国頭村民ふれあいセンターで開かれました。 司会はアイモコが務め、 ユーモアあふれるトークに、 会場は笑いの渦となり、 村内外から駆け付けた多くのファンが 3組の個性あふれるステージを 楽しみました。 ライブはアイモコのアイロウさんと 友人の同級生との間で持ち上がり、 「国頭フォークの会」が協力して、 会場の準備から音響までを担当しました。 コンサートは村内の三線教室による 三線の演奏で幕が開き、 地元のいとこユニットの 「じゅんぺい&さくら」も出演し、 花を添えました。 また、しゃかりのチアキさんの母親で 全盲の桐原好枝さんも会場を訪れ、 盲導犬のルートも紹介されました。 村内から友人4人で来たという 50代の女性は「とても良かった。 またこういう機会があれば行きたい」 と感想を語っていました。
Mon, 04 Dec 2017 17:48:00 +0900
竹富診療所が健康寿命アワードで最高賞受賞!
2017年11月30日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 厚生労働省主催の「第6回健康寿命を 延ばそう!アワード」で、 竹富町竹富島の竹富診療所がこのほど、 最高賞の厚生労働大臣最優秀賞を受賞しました。 県内の団体が最高賞を受賞したのは初めてです。 アワードは、厚労省が健康寿命の延伸を図るため進めている 国民運動「スマート・ライフ・プロジェクト」の一環として 生活習慣病予防の啓発のため実施されています。 竹富診療所は、生活習慣病の割合が高く、 受診率も低い島内の状況の改善を図るため、 町役場や公民館などと連携して 「ぱいぬ島健康プラン21in竹富島」を策定し、 ウォーキング会を毎週実施したり、 映像に合わせて運動を行えるコンテンツを 診療所に導入するなど運動しやすい 環境づくりに取り組みました。 健康づくりの取り組みの浸透を図るため、 医療講話や食生活改善推進員養成講座の 開催なども行ってきました。 受賞報告で竹富町役場を訪れた診療所の 石橋所長は「島民一体となった取り組みが 評価された。健康モデル地区として アピールしたい」と抱負を語り、 報告を受けた西大舛町長は 「小さな地域でもできることがあることを証明してくれた。 他の地域にも広げていければ」と受賞を喜びました。
Thu, 30 Nov 2017 16:05:00 +0900
大規模降雨による浸水の早急な対策が望まれる
「大規模降雨による浸水の早急な対策が望まれる」 方言ニュース11月29日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内の下水道整備済み市町村のうち、 5年に1回程度発生する大規模降雨に対応できるよう 雨水管や貯水池の整備など都市浸水対策を終えた下水道区域が、 昨年度末時点で59%であることがこれまでに分かりました。 県の調べでは、対象となる19市町村全体で 2023年度末でも完了区域が62%にとどまる見通しで、 浸水対策に遅れが出ている現状が浮き彫りとなりました。 近年全国的に豪雨による被害が相次いでおり、 台風が多い沖縄でも早めの対策が求められます。 県内最大の人口を抱える那覇市では完了区域が48%にとどまっており、 2023年度末時点でも49%と、半分に届かない見込みです。 また、本部町と嘉手納町は完了区域が100%に達していますが、 北中城村と中城村はまだ整備に取り掛かっておらず0%で、 これら2村は2023年度末時点でも北中城村が14%、 中城村が0%といずれも低水準にとどまる見通しとなっています。 対策が遅れている理由について県下水道課は 「浸水が頻発する地域とそうでない地域が存在する」とした上で、 財政的な問題や優先度など各市町村で事情が異なると説明しました。
Wed, 29 Nov 2017 15:24:00 +0900
闘牛にちなんだ手作り披露宴 将来は牛で街を盛り上げたい
2017年11月28日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 闘牛大会会場のうるま市の石川多目的ドームで このほど、うるま市出身の 上江洲聖也さん25歳、夏紀さん24歳夫妻の 結婚披露宴が開かれ、 闘牛に親しんできた聖也さんの人生の門出を祝おうと、 闘牛関係者や友人らが闘牛にこだわった 手作り披露宴を企画し、 披露宴に集まった出席者から 新郎新婦への祝福の言葉があふれました。 演出は闘牛にこだわり、 そろいの黄色のはっぴに身を包み、 闘牛に乗って出席者にあいさつしたり、 闘牛が行われたりと 通常の披露宴とは異なる雰囲気に、 会場に詰め掛けた500人余の出席者は 「2人らしい」と笑顔になりました。 2人の出会いは高校時代で、 聖也さんは牛好きが高じて、 将来は畜産業に就きたいと 高校卒業後は県立農業大学校に、 夏紀さんは服飾関係の専門学校にそれぞれ進学し、 聖也さんは卒業後、 アメリカ・カリフォルニア州でアンガス牛の肥育を学び、 現地で就職しました。 そして、3年半ほどの遠距離交際を経て、 今年3月に結婚しました。 2人の夢は沖縄でアンガス牛を広めることで、 今月中にもアメリカに移住しますが 「いつか沖縄に帰り、飲食店を開き町を盛り上げたい」 と熱い夢を胸に誓っています。
Tue, 28 Nov 2017 14:58:00 +0900
老舗かまぼこ店に「かまぼこ3人娘」誕生
方言ニュース 2017年11月29日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 再来年に創業100年を迎える 糸満市西崎の西南門(にしへーじょう)小(ぐわー)カマボコ屋は このほど、 消費が落ち込む沖縄かまぼこを PRしようと「かまぼこ3人娘」を 結成しました。 沖縄かまぼこの将来を担う「3人娘」は、 3代目で専務の玉城(たまき)理(おさむ)さんの妹の 大城さくらさんと知念ナナツさん、 妻の加代子さんの3人で、 道行く人を驚かせる大きな頭の3人は 「県内外に糸満かまぼこをアピールしたい。 目指せメジャーデビュー!」 と意気込んでいます。 カマボコ屋によりますと、近年、 かまぼこの消費量は減少しており、 「購入者は50代以上で、 若い世代がかまぼこに触れる機会がない。 沖縄かまぼこを広く知ってもらい、 消費拡大につなげたい」 と企画の意図を語ります。 事務職を務める3人は、今月15日の 「かまぼこの日」の無料配布でデビューし、 「最初は恥ずかしかったが、 何かが吹っ切れた」と話し、 3人の気分次第で好きなかまぼこに 変身するということです。 市内の保育園で デコレーションかまぼこ作りを行うなど、 新たな取り組みを始めており、 3人は「創業100年と沖縄かまぼこを どんどんアピールしたい」 と満面の笑みを見せています。
Mon, 27 Nov 2017 08:51:00 +0900
惚れた街「真喜屋」で結婚式
2017年11月24日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 神奈川県出身の早坂英二さん(34)歳と 東京都出身の岡野有紀子さん(29)歳の 結婚式がこのほど、名護市真喜屋の古民家の宿で開かれ、 温かい雰囲気に包まれる中、地域の人たちが2人の門出を祝福しました。 小浜島の職場で同僚だった早坂さんと岡野さんは沖縄本島に移り、住む場所を探す中、 真喜屋区の町並みや人の温かさにほれ込み、区内へ住むことを決めたということです。 結婚式は真喜屋区民が全て手作りし、式の目玉は三枚肉やサーターアンダギーなどのごちそうを クバの葉で包んだ「クバ包み」でした。 真喜屋区ではお祝い事に欠かせないものでしたが、いつしか作る人はいなくなってということで、 「初めて作るよ。母の見よう見まね」という(75)歳の女性を中心に、区民が記憶をたどりつつ復活させました。 式には稲嶺名護市長も駆け付け、 「この場所で式を挙げるということで、地域の人たちのちむぐくるが伝わってくる。皆さんの思いを、 この2人が返してくれるのではないか」 と期待を込めていました。 2人は「とても幸せです。この恩をどう地域に返していこうかな」 とほほ笑み、家が見つかり次第、真喜屋で新しい暮らしを始めます。
Fri, 24 Nov 2017 19:00:00 +0900
低収入世帯や離島居住者で教育費の負担増加傾向
2017年11月23日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄振興開発金融公庫はこのほど、 昨年度に国の教育ローンを利用した 県内世帯の状況調査を発表しました。 世帯年収に占める教育費の負担割合は、 年収200万円未満の世帯で106・0%と 教育支出が年収を超えており、 家計だけでは教育費の捻出が困難な状況になっています。 島外進学に伴う住居費などで負担が 大きくなる離島居住者だけで見てみると、 年収200万円未満の負担割合は115・9%まで高まり、 教育負担が重くなっています。 一方、利用者の世帯年収は県平均で400万9千円となり、 離島だけで見ると381万8千円と全体より低い水準でした。 これに対して教育にかかる年間の支出は、 入学費用が県平均の152万円に対して離島は182万円8千円、 在学費用は県平均の118万4千円に対して離島が127万2千円と、 離島が県平均を上回りました。 沖縄公庫調査課は 「世帯年収が高いほど県外への進学率も高くなっており、 世帯年収が進路選択に影響を与えることがうかがえる」などと分析しました。 その上で 「家庭の経済状況や居住地域によって学生の教育環境が 制約されることのないよう各方面の 支援拡充を期待したい」と指摘しました。
Thu, 23 Nov 2017 14:36:00 +0900
多言語音声翻訳システムを搭載した観光タクシーの社会実証がはじまる
「多言語音声翻訳システムを搭載した観光タクシーの社会実証がはじまる」 方言ニュース11月22日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県ハイヤー・タクシー協会などはこのほど、外国人観光客向けに 「多言語音声翻訳システム」を搭載した観光タクシーの社会実証を始めました。 後部座席に設置したタブレット端末とマイク、 運転席に設置したマイクを通して、 外国人乗客と日本人運転手の音声を相互に自動翻訳し、 会話を成立させるもので、 観光スポットへの案内や沖縄の魅力の紹介など、 言葉の壁を超えた円滑なコミュニケーションにつなげます。 システムの社会実証は、東京オリンピックまでに音声翻訳技術を確立し、 実生活への利用にまでつなげようという 総務省の「グローバルコミュニケーション計画」の一環で、 KDDIとKDDI総合研究所がタクシー分野への導入を担っています。 英語、中国語、韓国語の3カ国語に対応し、 来年3月まで協会所属社のタクシー50台に搭載して、 外国人の乗車が多い那覇空港やクルーズ船ターミナルなどに乗り場を設けます。 これまでに鳥取と東京で実証を行い、導入効果や操作性の課題など 2020年の商用化に向けた課題を探ってきましたが、 3回目の社会実証地として外国人客がより多い沖縄を選び、 台数も50台に拡大するなど実用段階に近い形で実証を進めます。
Wed, 22 Nov 2017 20:44:00 +0900
第13回壺屋やちむん通り祭り2017 大盛り上がり
2017年11月21日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 このほど開かれた協働のまちづくりin壺屋 「第13回壺屋やちむん通り祭り2017」で、 戦後途絶えていた綱引きが復活し、 市民や観光客なども飛び入り参加して 盛り上がりました。 綱引きは、那覇大綱挽の旗頭も務める 壺屋地域の青年らで作る華鳳会(かほうかい)が 主催したもので、 綱引き復活きっかけは華鳳会が3年前、 戦後の歩みを記した記念誌を発刊した際、 戦後を知る地域の人から 「壺屋でも夜にたいまつをともして行う綱引きが行われていたよ」 と聞いたことでした。 華鳳会によりますと壺屋には現在、 町民会や通り会、陶工会などがあるものの、 「連携が少ない」とまとまりの弱さを感じているということで、 「地域につながりの強さを取り戻したい」 と綱引きの復活を熱望したメンバーらは 復活が決まると早速糸満に行き、 綱引きの伝統がなぜ深く地元に根付いているのか、 直接見ることにしました。 その結果、 「住民みんなで綱作りに参加し、そこに糸満の団結の強さがある」 と感じたということで、今年の綱引きは借り物で代用しましたが、 「大成功だがまだ始まり。 壺屋でも綱作りから一緒になってできる、そんな地域にしたい」 と目を輝かせています。
Tue, 21 Nov 2017 13:50:00 +0900
糸満市摩文仁の慰霊塔 突風で損壊か
方言ニュース 2017年11月20日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 糸満市摩文仁にある沖縄師範学校男子部の 慰霊塔「沖縄師範健二之塔」で昨日、 突風によるとみられる倒木と 塔周辺にあった慰霊碑の損壊が 確認されました。 摩文仁では18日に、隣接する 県平和祈念公園で突風による プレハブの損壊などの被害が 確認されていました。 沖縄師範健二之塔自体への被害は ありませんでしたが、 周辺のリュウキュウマツなどが倒れて 通路がふさがれていました。 また、塔の周辺の二つのコンクリート製の 慰霊碑が地面に倒れており、 碑に刻まれた文字を確認することは できなかったということです。 県平和記念財団は全ての被害状況を まとめた上で、 今日以降に県に報告する予定です。 沖縄気象台は18日に、 摩文仁付近での突風の原因は 竜巻とは特定できないとの 調査報告を発表しています。
Mon, 20 Nov 2017 17:43:00 +0900
国際通りで大運動会開催決定!
2017年11月16日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市のメインストリート国際通りで 来月10日に「大運動会」が開催されます。 国際大通り振興組合やNPOなどでつくる実行委員会が このほど、県庁で記者会見を開き、発表したもので、 「オリンピック」と「ピース、平和」を掛け合わせて 「オリンピース」と名付けられた大運動会は、 県民だけでなく観光客を含めた 1000人規模の参加を見込んでおり、 スポーツを通した交流を促進しようと、 実行委員会が参加を呼び掛けています。 「オリンピース」は国際通りを4つのエリアに分けて実施され、 25メートルダッシュ、サッカー、沖縄角力、3人制バスケットボール、 スポーツチャンバラなど子どもから大人までが 楽しめる競技となっています。 北京オリンピックの陸上400メートルリレーで 銅メダルを獲得した塚原直貴さんや、 人気タレントの護得久栄昇さんも参加予定です。 また、当日は1964年の東京オリンピックで使われ、 名護市嘉陽に保管されているトーチも、 オリンピースの聖火をつなぐため登場するということです。
Thu, 16 Nov 2017 18:09:00 +0900
聴覚障がい者と健常者との意思の疎通に課題
「聴覚障がい者と健常者との意思の疎通に課題」 方言ニュース11月15日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県が聴覚障がい者を対象に実施したアンケートで、 初めて会う健常者に自分の言いたいことを 「全て伝えられる」「ほとんど伝えられる」と回答した割合は、 合わせて17・6%にとどまったことが分かりました。 県が聴覚障がい者に生活状況を尋ねるアンケートを 実施したのは初めてで、聴覚障がい者が日常生活で、 健常者との意思の疎通に課題を抱えている実態が浮き彫りになりました。 29・4%が聴覚以外に障がいがあり、最も多いのは言語障がいで、 一番円滑に伝えられるコミュニケーションの手段に 「手話」を選んだのは77・3%、筆談は7・7%でした。 一方、手話を知らない初対面の健常者の言いたいことを 「全て理解できる」「ほとんど理解できる」は合わせて11・8%でした。 去年4月施行の「県手話言語条例」で設置が定められた 「県手話施策推進協議会」の委員は、 聴覚障がい者や教育関係者らで構成されていますが、 委員の佐和田由紀子さんは「日本語を読めず、回答を諦めた人もいるのでは」 と回答率が低い理由を推測し、 協議会の真謝孝会長は 「条例について啓発し、手話そのものを広げていく必要性があると アンケートの結果が裏付けている」と述べました。
Wed, 15 Nov 2017 20:41:00 +0900
県内の陶芸家・金子さん2作品収蔵 大英博物館
2017年11月14日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 世界最大級の博物館である イギリスの大英博物館にこのほど、 石垣市名蔵の石垣焼窯元当主の金子晴彦さんが制作した 「耀変玳玻天目茶碗」と「碧海油滴天目茶碗」が 収蔵されました。 9月20日に収蔵されたもので、 大英博物館に作品が収蔵された県内の陶芸家は、 名護市の仲村勇さんに続き2人目です。 「耀変玳玻天目茶碗」は2010年に制作された作品で、 器に宝石をちりばめたように光を受けると 虹色の光彩を放ちます。 また、「碧海油滴天目茶碗」は 千年前の技法を再現したうわぐすりを使用した作品で、 鉄本来の風合いがにじみ出ているのが特徴です。 両作品ともガラスと陶器を融合させることで、 沖縄の海を表現した鮮やかなグラデーションの青色が 器の底で輝いています。 大英博物館への収蔵が「夢だった」という金子さんは 「非常に名誉なこと。世界中から訪れる来館者に、 石垣島や八重山をPRすることができる」と喜びを語り、 「陶器とガラスを融合させた点などが評価されたと思う。 新たなジャンルを切り開き、さらに良いものを作りたい」 と表情を引き締め、創作意欲を燃やしていました。
Tue, 14 Nov 2017 17:04:00 +0900
ひやみかち那覇ウォーク さわやかに汗を流す
方言ニュース 2017年11月13日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 健康意識を高めることを目的に、 ひやみかちなはウォークがきのう、 開催され、那覇市内や沖縄本島南部を 巡る8つのコースに、 子どもからお年寄りまで幅広い世代の 人たちが参加しました。 このうち、42・195キロの一番長いコースに参加した 豊見城市の(30)歳の女性は 「歩く途中で沖縄そばが食べたい。 楽しみ」と意気込んで歩き出し、 秋の涼しい風が吹く中、参加者は口々に 「歩きやすいね」と話していました。 また、那覇市識名の大石公園では、 立ち止まって写真を撮る参加者もおり、 那覇市の(59)歳の女性は職場の仲間とのおしゃべりにも花を咲かせながら、 「ゆんたくしていたら最後尾だった。 史跡なども見ながら歩けることが楽しい」 と笑顔を見せていました。 さらに、湿地にマングローブが茂る 豊見城市の漫湖・水鳥湿地センターには、 多くの家族連れが立ち寄り、 那覇市の(40)歳の男性は 「こんな場所があるなんて知らなかった。 イベントを機会に知ることができて良かった」と話し、 (8)歳になる息子は 「片一方のはさみが大きいカニがいた」 と興奮気味に声を弾ませるなど、 参加者は思い思いに 歩く楽しさを味わいました。
Mon, 13 Nov 2017 16:55:00 +0900
アカバンタ歌碑造成公演で地域沸く
2017年11月9日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 かつて若い男女の出会いの場として「野遊び」が盛んだった 南城市佐敷手登根区の広場「アカバンタ」。 この地にこのほど設置された、 民謡「アカバンタ」の歌碑の建立資金造成芸能公演が このほど、南城市文化センターシュガーホールで上演され、 歌碑除幕式が今月11日に開かれるのを前に 区民らによる舞台が会場を沸かせました。 以前、手登根集落の若者たちは集落や中城湾が一望できる 南側高台の「アカバンタ」に集って三線を奏でて踊りましたが、 民衆文化を後世に語り継いでいこうと 野遊びをテーマに区出身の宮城鷹夫さんが 作詞した「あかばんた」を刻んだ歌碑を建立するため、 区民挙げて取り組んできました。 会場には大勢の人が来場し、立ち見席も人があふれるほどで、 次々に繰り広げられる演技が観客を魅了し、 高齢者は若い頃に楽しんだ「もーあしび」を 思い出しながら見入っていました。 市内知念から訪れたという80代の男性は 「若い頃、もーあしびーは盛んだった。 ある集落では村の女性がよその男性に 奪われないようにと石を投げて 自分の村には近づけさせなかった」 と懐かしそうに話していました。
Thu, 09 Nov 2017 18:22:00 +0900
南部で絶滅危惧種がみつかる
奄美大島と本島北部にしか生息していないと考えられていた 絶滅危惧種ミナミアシシロハゼが、市街地に囲まれた漫湖と豊崎干潟で見つかりました。 研究者は 「開発が進んでいる南部は希少種などはいないと思われ、 調査もあまりなされていない。重要性を見直さなければならない」と驚いています。 琉球大学大学院・海洋環境学専攻の国島大河特別研究員らが先月30日に 発行された国際学術雑誌バイオジオグラフィに発表したものです。 ミナミアシシロハゼは干潟の泥の中に住む5センチほどのハゼで、 琉球列島に固有の新種として1996年に報告されました。 奄美大島と羽地内海、塩屋湾に注ぐ河口の一部でしか見つかっていませんでしたが、 琉球列島全体で干潟調査を行う中で、初めて本島南部で見つかりました。 しかし、分散能力が低いため、北部などの個体群とは遺伝的に異なる可能性があります。 共同研究者で理学部の立原一憲准教授によりますと、 今回見つかった南部の個体群は北部のものより 生息地は狭く個体数も少ないということで、 立原准教授は 「開発が進む地域でほそぼそと生き残ってきたが、 絶滅の恐れは北部以上に強い。継続的な調査が必要だ」と強調しました。
Wed, 08 Nov 2017 14:00:00 +0900
伝統のエイサー披露したい 伊江島・小学校の運動会
2017年11月7日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伊江村立西小学校の校庭に朝早くから 子どもたちの太鼓の音と元気な掛け声が響き渡りました。 運動会で勇壮なエイサーを披露しようと、 朝からの練習は自主参加にもかかわらず、 連日ほぼ全員が参加したもので、 伊江村青年会、伊江村青年会OB、 教職員のサポートの下、 子どもたちが伝統の継承に取り組んだものです。 伊江村青年会エイサーは1984年、 沖縄民謡の第一人者である故登川誠仁氏の振り付け、 演技指導の下で始まったもので、 登川氏が作詞作曲を手掛けた 「伊江島エイサー出羽手事」をはじめ、 島の民謡「砂持節」や「雨降花染」など9つの演舞があります。 当時、村青年会会長で、 登川氏に直接指導を受けた村内に住む58歳の男性が 初期と変わってしまったエイサーを元に戻し、 本来のエイサーを受け継いでほしいとの依頼を受け、 青年会と一緒に伊江中学校、伊江小学校、 西小学校で指導に当たっているもので、 村では小学5年から運動会でエイサーを踊るのが伝統で、 運動会の目玉の一つとなっています。 太鼓を担当する6年の男の子は 「将来青年会に入ったら、今習っていることを思い出して リードできるようになりたい」と話していました。
Tue, 07 Nov 2017 17:08:00 +0900
南城市大里 地域医療に従事した平島國造さんの顕彰碑を設立
方言ニュース 2017年11月6日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今から100年前の1917年、 現在の南城市の大里字稲嶺に診療所を 開き、 およそ30年にわたり地域医療や 貧しかった農村を豊かにしようと 尽力した鹿児島県喜界島出身の医師、平島國造さんを後世に伝えようと、 稲嶺区は今週にも顕彰碑を設置します。 平島医師は1911年、 長崎医学専門学校を卒業後、沖縄に渡り、 当時乳幼児の死亡率が非常に高かった 稲嶺区で母親らに乳幼児の 衛生管理について分かりやすく教え、 無料健診も行いました。 また、豚舎と一体型の便所が衛生状態を 悪化させていたことから、住民を説得し、 別々にした改良便所を全世帯に普及し、 銭湯や織物工場の設置、井戸の改良、 なども進めました。 その後、平島医師は戦況悪化のため 28年間過ごした稲嶺を離れ、 鹿児島県に疎開し、 人々の記憶から遠のいていきました。 平島医師は疎開後、勤務医として 鹿児島県内の診療所で働き、1965年に 81歳で亡くなったということで、 稲嶺区で民生委員を務める(68)歳の男性は 「戦後なぜ交流がなかったのかは分からないが、 沖縄戦で稲嶺区民のおよそ半数が亡くなり、 自身が生き残った負い目を感じていたのかもしれない」 と話しています。
Mon, 06 Nov 2017 16:45:00 +0900
江洲グスクの落石撤去作業完了
2017年11月2日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 6月の大雨による落石のため、 陸墓に通じる通路がふさがれていた うるま市宮里の「江洲グスク」で、 このほど落石の撤去作業が完了しました。 江洲グスクは第6代国王尚泰久の5男、 江洲按司宗組が居城していたとされ、その親族が眠っています。 落石の撤去は江洲按司を始祖とする「武姓一門之会」と 江洲自治会が市に要請していたもので、 2つの会は撤去に合わせて市に対し 江洲グスクの市指定文化財の指定を要請しました。 江洲グスクは14世紀から15世紀に築城されたといわれます。 門中清明祭には、100人を超える親族が参拝に訪れるということで、 武姓一門之会の嘉陽会長は 「江洲グスクは、今でも武姓門中が心のよりどころとして 大事に管理している」と説明します。 これまで、江洲自治会、武姓一門之会が 清掃や管理をしていましたが、落石撤去に伴い、 「関係者らの心のよりどころとして大切に保護、保存して 子々孫々に継承していかなければならない」として、 市指定文化財への指定を求めました。 市によりますと、落石は直径がおよそ3メートル50センチ、 重さはおよそ20トンあったということです。
Thu, 02 Nov 2017 16:06:00 +0900
ひとり親家庭実態調査
糸満市はこのほど、母子世帯や父子世帯などを対象に実施した 「ひとり親家庭実態調査」の結果をまとめました。 調査は今年8月、児童扶養手当の現況届け申請で 市役所を訪れたおよそ700人を対象に行われ、366人が回答しました。 それによりますと、雇用状況では「非正規雇用」がおよそ35%、 「短時間勤務」がおよそ21%と回答し、およそ56%が不安定な就労環境にあります。 子育ての心配や悩みでは、「将来の進学のための学費の貯金等」、 「子どもの教育費」と、教育費に関する回答が多く、 経済的に厳しい現状が浮き彫りとなっています。 また、仕事の状況では、正社員がおよそ32%で、無職も4%おり、 理由としては、およそ25%が「自分の病気等」、 およそ13%が「家族・親族の介護」を挙げました。 一方、「今後身に付けたい資格・知識」は、およそ22%が「パソコン」、 およそ14%が「経理事務・医療事務」を希望しました。 福祉部児童家庭課では 「5割程度の回答で全体の声とはいえないが、 潜在的なニーズをうまく掘り起こし、必要な支援につなげたい」としています。
Wed, 01 Nov 2017 15:48:00 +0900
海人の仕事を体験してみよう! 今帰仁・天底小学校
2017年10月31日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 海人たちはどのような仕事をしているのか、 その仕事を追ってみようと、 今帰仁村天底小学校でこのほど、 「うみんちゅが教室にやってきた! 今帰仁の水産業ってどんなお仕事?」 と題した授業が行われ、 漁師が5年生の児童に対し、 日々の漁で使う水中銃や空気ボンベ、 刺し網などのさまざまな道具を紹介し、 子どもたちは興味津々な様子で活発に質問しました。 子どもたちは家庭科教室に移動し、 この日の朝、競り市場にかけられたガーラと ムルー(イソフエフキ)、シルイュー(シロダイ)の 3種類の新鮮な魚を使い、 海人からうろこや内臓の取り方、 皮のはがし方、三枚おろしなどの手ほどきを受けました。 内臓などを開き、何を食べているのか調べる児童もいました。 そして、その魚を使い、児童25人が 切り身を特製たれに漬けた漬丼と魚汁を完成させました。 魚汁で使用したみそは、 6月の宿泊学習の際にみんなでつくったみそで、 美味しそうに味わっていました。 子どもたちは「上手にさばく方法を教わり、 海人はやっぱりすごいと思った」と話し、 「自分で調理したら、 残すのはもったいないと思ったので全部食べられた」と お礼と感想を述べていました。
Tue, 31 Oct 2017 21:28:00 +0900
宮古島市伊良部で豊年祭「ユークイ」行われる
方言ニュース 2017年10月30日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 宮古島市伊良部の南区でおととい、 伝統の豊年祭「ユークイ(世乞い)」が行われ、 4つの集落の住民が御嶽内で踊りを奉納し、 五穀豊穣や無病息災を祈願しました。 国仲御嶽では引退するツカサンマを 皆でたたえる光景も見られ、 参加者は輪になって踊り、 地域の伝統行事をつなぐ責任と 喜びをかみしめました。 国仲御嶽には午前7時ごろから 地域の住民が続々と訪れましたが、 この地に入ることが許されるのは前夜祭と ユークイ当日の2日間だけで、 古くから受け継がれてきた慣習を、 今も大切に守り続けています。 この後、ツカサンマらは御嶽の神前に ごちそうを供えて去年の豊作に感謝し、同時に五穀豊穣と無病息災、 子孫繁栄の祈りを捧げました。 また、男性は円座で神酒を酌み交わし、 集落のさらなる発展に願いを込めました。 国仲自治会の宮国会長は「豊年祭を通して富をいただく。 地域にとっては本当に 大切な行事だ」と熱く語り、 豊年祭のために那覇市から帰郷した男性は 「数え40歳の青年が準備を担当するのも 何年も続いてきたことで、 任せてもらって光栄に思う。 この伝統ある行事を大切にしていきたい」と話しました。
Mon, 30 Oct 2017 15:56:00 +0900
宮古島で折り紙ヒコーキのアジア大会が開かれる
「JAL折り紙ヒコーキ アジア大会」が、 来月4日と5日にJTAドーム宮古島で開催されます。 折り紙ヒコーキのアジア大会の開催は初めてで、 タイと韓国、香港、フィリピン、ベトナムから予選を勝ち抜いた およそ30人が参加する予定です。 大会公式の紙は、宮古島のサトウキビの搾りかす=バガスから作った紙が使われます。 4日は折り紙ヒコーキ教室や各小学校によるトーナメントなどが開催され、 5日は巨大折り紙ヒコーキの制作や滞空時間を競う競技などが開かれます。 個人戦への参加は200円が必要で、両日とも航空教室が開かれます。 宮古島市では13年前から紙ヒコーキ大会が開かれており、 滞空時間のギネス記録を持つ、折り紙ヒコーキ協会の戸田会長は 「2020年に世界大会を東京で開催する。 その前にアジア大会をするなら宮古島だと思った」と述べました。 ところで、きょう10月25日の空手の日を記念して、 県はきょう、沖縄空手会館で、県指定無形文化財保持者らによる 奉納演武を披露するほか、29日には那覇市の国際通りで 2千人を超える参加を想定した記念演武祭を開催し、 「空手発祥の地・沖縄」を国内外に発信します。
Wed, 25 Oct 2017 17:42:00 +0900
若者も戦争の歴史を知って チビチリガマに折鶴供え
2017年10月24日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 少年たちによる器物損壊事件が起きた 読谷村のチビチリガマにこのほど、 読谷中学校女子バスケットボール部の1、2年生が 自分たちで折った折り鶴を供えました。 部員の父親が 「逮捕された少年たちはチビチリガマが どんな場所か『知らなかった』と言っていた。 今の若い人も同じではないか」と感じ、 子どもたちに自ら手を動かして 戦争の歴史を学んでほしいと 家族で千羽鶴を折り始めたのがきっかけです。 事件にショックを受けていたという部員ら24人は 呼び掛けに応じ、わずか3日から4日で千羽を折り上げ、 平和への思いを込めました。 そして、この日の放課後、 「自分たちが直接持っていきたい」と、 部員らはチビチリガマへの およそ4キロの道のりをランニングして向かい、 チビチリガマ遺族会の与那覇会長に 見守られてガマの入り口に千羽鶴を結び付けました。 チビチリガマも訪れたことがあるという 主将の山城桃花さんは 「戦争になれば日常生活ができなくなり、 身近な人や自分も死ぬかもしれない。 戦争を起こさないために、チビチリガマは大切な場所なのに」 と話し、与那覇会長は 「遺族は事件に相当苦しんでいる。 皆さんの思いに心が癒やされる」と語りました。
Tue, 24 Oct 2017 10:26:00 +0900
北中城村で村の魅力を発信する短編映画の制作発表
方言ニュース 2017年10月23日(月)放送分 琉球新報の記事から紹介します。 北中城村はこのほど、 村の魅力を発信する短編映画 「きたなかスケッチ」の製作発表を 村役場で開きました。 主演は県出身のエンターテイナーの 仲宗根梨乃さんが務めるもので、 来年2月までに作品を完成させ、 今年度内に村内での上映会や インターネット上での配信を目指します。 映画は、村出身の漫画家の主人公が、 地元を舞台とした漫画を描こうと 村内を取材する中で、 人手不足に悩む村熱田の伝統芸能 「フェーヌシマ」を 手伝うことをきっかけに、 村の魅力を再確認する内容です。 劇中で主人公が制作する漫画は、 村のホームページで公開し、 作画は県出身の漫画家の喜納柚日さんが務めます。 熱田フェーヌシマ保存会から指導を受けた 仲宗根さんは「エンターテインメントの パワーを信じている。 フェーヌシマは、簡単に見せているけど、 とんでもない迫力がある。 かっこいい伝統芸能を感じてほしい」 と作品への意気込みを語りました。 また、新垣村長は 「全国に北中城村が知れ渡って、 来てみたいと思う映画になれば幸いだ。 いい映画に仕上げてほしい」 と期待しました。
Mon, 23 Oct 2017 17:15:00 +0900
泡瀬ゴルフ場跡のタウナギ、安慶田中学のビオトープへ
2017年10月19日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 2013年に北中城村の アメリカ軍泡瀬ゴルフ場内の池で見つかった 絶滅危惧種のタウナギ2匹が このほど、沖縄市の安慶田中学校の ビオトープにすみかを移しました。 安慶田中のビオトープでは以前からタウナギが生息しており、 2匹はようやく「安住の池」を得た格好です。 人工池で捕獲された12匹のうち、 10匹が飼料や環境変化に適応できずに 死んだため、県環境評価審査会から 保存のために、ビオトープや自然への 放流が求められていたところ、 放流先が決まっていないという 8月24日付の琉球新報の記事を読んだ安慶田中の地域コーディネーターの 屋宜栄勝さんが受け入れを思い立ち、 記者を通じて、関係者と連絡を取り合って、今回の引っ越しが実現しました。 組合の武米治郎事務局次長は 「開発のために引っ越してもらった。 捕獲から時間がかかりすぎたが、30年くらい生きるというので、 長生きしてほしい」とほっとした様子で、 屋宜さんは 「絶滅危惧種の保護に関われるのはいいことだ。 今まで通り、整備に取り組みたい」と意気込み、 與那嶺校長は「貴重な生物なので、 子どもたちにも紹介したい」と語りました。
Thu, 19 Oct 2017 16:32:00 +0900
粟国村で子どものハブが見つかる
「粟国村で子どものハブが見つかる」 方言ニュース10月18日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 粟国村字東にある塩工場の事務所でこのほど、 子どものハブ1匹が見つかりました。 粟国島にハブは生息していませんが先月、島内でハブが1匹捕獲されており、 今回の発見で2例目となります。 県衛生薬務課は 「1匹見つかったからといって、ハブが定着していると判断するにはまだ早い」 との見解を示す一方で、子どものハブであっても毒があるため、 見つけた場合は速やかに村役場に通報するよう呼び掛けています。 県によりますと、塩工場事務所入り口のアルミ戸の下部に子どものハブが 挟まっているところを従業員が発見し、県衛生環境研究所へ運んで調査したところ、 全長53・5センチ、体重29・1グラムのメスで、 大きさから8月下旬から先月にかけて生まれたと推定されます。 胃に内容物はありませんでした。 発見されたハブは粟国村から運ぶ時点では生きていたものの、 那覇市の泊港で確認した際には死んでいました。 県は先月から粟国島に捕獲器を30台設置し、 ハブ定着の有無を調査しており、今のところ捕獲器にはかかっていませんが、 「12月まで調査を実施し、その上でハブが 粟国村に定着しているのかどうかを判断したい」としています。
Wed, 18 Oct 2017 14:33:00 +0900
沖縄芝居から戦争を見る 県平和祈念資料館で特別企画展
2017年10月17日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市の県平和祈念資料館で、特別企画展 「戦世と沖縄芝居~夢に見る沖縄 元姿やしが~」が 開かれています。 戦前、戦中の文化統制や戦後の沖縄芸能の復興について 当時の新聞記事や写真、衣装などを通して紹介しており、 入場無料で、12月10日までの開催です。 文化などのアイデンティティーの尊重や 表現の自由が平和な社会につながることを 再認識しようと企画されたもので、 戦時色が濃くなるにつれ、 沖縄芝居でもうちなーぐちが 禁じられたことなどを紹介しています。 また、戦争で傷ついた人々を慰問するために 沖縄民政府が設立した竹劇団の平良良勝団長の衣装も展示され、 アメリカ軍の食糧袋をマラリアの薬で染め、 紅型のような図柄を描いています。 企画展を担当者した女性は 「沖縄芝居には郷土の文化が凝縮され、 人々が大切に守ってきたことを若い人にも感じてほしい。 平和の大切さを考える機会になればいい」と話しました。 また、見学した良勝さんの81歳の息子は 「戦後の芸能発祥の地であるうるま市に、 芸能の資料館ができたらいい」と話しました。
Tue, 17 Oct 2017 15:16:00 +0900
「新聞取りは僕の仕事」 シェパード犬 上原ゴン太くん
方言ニュース 2017年10月16日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市阿波根のシェパード犬 「上原ゴン太君」は、毎朝、 自宅の門扉から琉球新報をくわえて 玄関までのおよそ30メートルを駆け抜け、飼い主の上原恵子さんに届けており、 生後3カ月ごろから始めておよそ5年、 雨の日も風の日も、一日も欠かさず 新鮮な情報を配達しています。 生後3カ月ごろ、 ポストに新聞を取りに行くと ゴン太は「自分で取る」と訴え、 「駄目」と言っても新聞をかむので、 くわえさせました。 新聞はよだれだらけになりましたが、 ゴン太は「自分の仕事」といわんばかりに くわえていたということで、 新聞をビニール袋に 入れてもらうことにしました。 以来毎朝、「新聞取って来てちょうだい」の 一声で一目散に門扉に走り、 新聞をくわえて戻ってきます。 たまに上原さんが寝坊した時は、 玄関に新聞が置かれています。 うっかり休刊日を忘れて新聞を請求すると、門扉まで走って そのまま戻ってくるということで、 「新聞はどうしたの?」と叱りながら 休刊を思い出し、「ごめんね」と 頭をなでて謝るそうです。 言葉があまりに通じるので 「あなたは本当に犬なの?」 と話し掛けることもあり、 立派なボディーガードも務める 大切な家族の一員です。
Mon, 16 Oct 2017 16:40:00 +0900
糸満市がひとり親世帯支援拠点を開所
糸満市がひとり親世帯支援拠点を開所
Thu, 12 Oct 2017 13:06:00 +0900
移住促進・空き家活用
島外からの移住・定住を促進する石垣市はこのほど、 八重山地区宅地建物取引業者会と 「市空き屋バンク媒介に関する協定書」を締結しました。 移住者が住宅を確保しやすい仕組みを整備することで、 人口減少が進む島北部などへの移住促進を加速させたい考えです。 空き屋バンクは地域の一軒家の空き屋を 賃貸・売買物件として紹介する取り組みで、 今回の協定によりバンクに登録した空き屋の所有者と 移住希望者の条件合意後、八重山宅建業会が仲介して 賃貸契約を結ぶ仕組みを整え、円滑な契約と契約後のトラブル防止を図ります。 空き屋バンクの対象地域は島北部や東部、中部の集落で、 先月から登録受け付けが始まっています。 先月28日現在で登録物件はありませんが、 問い合わせは数件あるということで、今月2日には移住希望者対象の ポータルサイトを開設し、登録物件を紹介しています。 また、改修が必要な場合は、50万円を上限に費用の1割を補助します。 石垣市の中山市長は 「移住希望者から住宅が見つからないとの声が多かった。 会の協力を得ながら、移住・定住促進を進めたい」と話しました。
Wed, 11 Oct 2017 18:23:00 +0900
食糧難から県民救った7人の功績、後世に ハワイの豚沖縄上陸記念祭
2017年10月10日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 戦後の食糧難に苦しむ沖縄へ ハワイから豚550頭を届けた 県系人7人の功績を後世に伝えようと、 有志でつくる 「海から豚がやってきた」実行委員会が 先月9月27日に、「ハワイの豚沖縄上陸記念祭」を うるま市生涯学習・文化振興センター「ゆらてく」で 開きました。 「ハワイの豚沖縄上陸記念祭」には、 豚を送った県系人の親族や養豚関係者らが集まり、 紙芝居で逸話を振り返ったり、 豚料理の「アンダカシー」を食べたりして、 交流を深めました。 実行委員会はハワイからの豚が沖縄に上陸した 1948年9月27日を記念日と位置付け、 語り継いでいく考えで、 上陸から70年の節目を迎える来年は さまざまな豚料理を一同に集めた 「BU―1(ブーワン)」を開く予定です。
Tue, 10 Oct 2017 13:27:00 +0900
27万人の歓声を受け 那覇大綱引き
方言ニュース 2017年10月9日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 世界最大級の大綱を引き合う 第47回那覇大綱引きが、昨日 那覇市の国道58号久茂地交差点で行われ、 観客およそ27万人が詰め掛けた会場は 熱気に包まれました。 時おり雨が降る中、 長さ200m、重さ40トンの大綱を およそ1万5000人が 「ハーイヤ」と声を上げて引き合い、 掛け声や指笛が鳴り響くなか、 開始からおよそ10分で 5m以上を引き込んだ 東の勝利が告げられると、 会場からは拍手やどよめきが起こりました。 琉球王朝時代の15世紀に 始まったといわれる大綱引きは、 1935年に一度は途絶えましたが 1971年に復活しました。 大綱は縁起物で、 一部を切り取って持ち帰ると 幸せを呼び込むといわれています。 毎年訪れているという 那覇市の主婦・山城悦子さん(65歳)は 「今年は勝負がつくのが早く、 大綱を引く前に終わってしまった」と 持ち帰りようの綱を手に語りました。
Mon, 09 Oct 2017 14:58:00 +0900
振り付け発祥の地・名護高校で生徒らが青い山脈を踊る
2017年10月5日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県立名護高校の第43回体育祭がこのほど、 名護高校のグラウンドで行われ、 3年生全員によるフォークダンス「青い山脈」が披露され 生徒たちは二組の輪をつくり、「青い山脈」の曲に乗せて リズミカルに踊りました。 フォークダンスの振り付けを担当したのは 名護高校の12代校長も務めた故・屋部和則さんで、 名護高校が発祥の地とされています。 指導した宇治原尚彦教諭は 名護高校が青い山脈のフォークダンスの発祥地とされることに 「市の広報誌などに掲載されていて初めて分かった。 今年は女子生徒の制服が新しくなったので お披露目も兼ねて踊ろうと生徒に提案した。 本校では10年くらいは踊っていないのではないかと思う」と話し、 当日までには音源探しや振り付けの確認など、 試行錯誤しながら練習してきたということです。 ダンスを終えた生徒らは 「とても楽しく胸がドキドキしながら踊った」と笑顔いっぱいで、 「中学でも踊ったが、あの時よりずっと楽しかった。 とてもいい思い出になった」と話しました。 屋部さんの89歳になる妻は 「名護高校で再び青い山脈で子供たちが踊ったと聞き とても喜んでいる。主人に報告します」と喜んでいました。
Thu, 05 Oct 2017 16:35:00 +0900
福州園で期間限定のライトアップを実施
那覇市観光協会は福州園のライトアップを 今月7日から来年3月まで金、土、日限定で実施します。 福州園のライトアップは去年に続いて2回目で、 観光客だけでなく市民や県民が楽しめる 夜の観光資源として誘客するのが狙いです。 ライトアップでは、毎週土曜に東冶堂前で二胡の演奏があります。 隣接する複合施設「クニンダテラス」内の飲食店から アルコールを含む飲食品を持ち込むこともできます。 このほど関係者を招いて公開され、園内に設置された照明と 中華あんどんに明かりがともされ、訪れる人を出迎えました。 そして、那覇市観光協会の佐久本会長があいさつに立ち、 「MICEのアフターパーティーなど夜を楽しむ観光施設にしたい」とのべました。 夜間特別開園は来年3月31日までで、時間は午後6時から10時となっており、 観覧料は大人600円、小学生以下300円、幼稚園児以下は無料です。
Wed, 04 Oct 2017 13:25:00 +0900
アダン葉帽子作り講座 今月完成をめざし受講生奮闘
2017年10月3日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 戦前、県内で広く作られ国内外に輸出されていた 「アダン葉帽子」の作り方を学ぶ講座が、 金武町中央公民館で開かれており、 12人の受講生がアダン葉帽子作りに取り組んでおり、 今月の完成を目指しています。 宜野湾市で工房を構える 沖縄市の糸数弓子さん40歳が指導しており、 「沖縄に自生しているアダン葉を使った 帽子には先人の知恵が詰まっている」 と、受講生にその魅力を伝えています。 自生しているアダンを使って作られる「アダン帽子」は、 技術を習得すれば収入源となったことから、 戦前県内ではアダン葉帽子つくりが 盛んだったということですが、 戦後はアダンの減少などにより技術の担い手も 少なくなったということです。 講座では、受講生が事前に自生しているアダンの葉を 収穫するなど材料を準備し、 現在は複数のアダンの葉を編み込む作業を行っており、 複雑な工程に悪戦苦闘しながら、作業を進めています。 7年前に金武町へ移り住み、受講している66歳の女性は 「このような素晴らしい技術を学べる講座に参加できて良かった。 時間はかかるが手間暇かけて作る工程が好き。 先人がつないだ技術を残すことは大切だ」 と話しています。
Tue, 03 Oct 2017 17:52:00 +0900
新しい「国王」と「王妃」が決定 首里城で「中秋の宴」
方言ニュース 2017年10月2日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 首里城公園「中秋の宴(うたげ)」最終日のきのう、 今年の新しい「国王」と 「王妃」を選ぶ大会が 首里城正殿前御庭(うなー)特設ステージで 行われ、 新国王には、読谷村のフリーターの 津波竜斗(りゅうと)さん(23)歳が、 新王妃には、うるま市の学生の 比嘉一(いち)夏(か)さん(18)歳が選ばれました。 新国王の津波さんは 応募のあった21人の中から、 新王妃の比嘉さんは 40人の中から選ばれたもので、新国王と新王妃の2人は、 来月に行われる冊封使行列や 冊封儀式を再現したイベントなど、 首里城祭を皮切りに今後1年間、 首里城公園が企画する行事に参加します。 色鮮やかな王冠をかぶった新国王の 津波さんは「重たいです」と一言話し、 「先人たちの思いがこの重みにあるのかと 感じている」と重責を担っていく 決意を示しました。 また、あでやかな衣装に身を包んだ 比嘉さんは「腰が抜けそうです」と笑いつつ、「沖縄の代々、 受け継がれてきた伝統文化を たくさんの人に広めていきたい」 と意気込みを語りました。
Mon, 02 Oct 2017 14:30:00 +0900
画家の正子・ロビンズ・サマーズさん絵画展、ふるさとで開催
2017年9月29日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 戦前に遊女(ジュリ)として那覇の辻に身売りされ、戦後は米国人男性と結婚し、 88歳で亡くなった画家の正子・ロビンズ・サマーズさんの絵画展が、 正子さんのふるさとの今帰仁村の村歴史文化センターで開かれており、 油絵や水彩画など、およそ50点の作品が展示されています。 1928年に大阪で生まれた正子さんは2歳の時に沖縄に移り住み、 経済的な理由から2歳から3歳の時に辻に売られました。 戦後はアメリカ軍の売店で働きながら英語を覚え、 1950年にアメリカ人男性と結婚し、 2年後にはアメリカで生活するようになりました。 そして、アメリカで描いた絵を売るなどして生計を立てたほか、 大学で講師として絵を教えるなどし、去年9月、アメリカで他界しました。 正子さんの(68)歳の姪は 「本人はふるさとでの絵画展をを熱望していたが、実現できて良かった。 多くの人に足を運んでほしい」 と話しています。 絵画展は入場無料で、あさってまで開かれています。
Fri, 29 Sep 2017 16:56:00 +0900
糸満市の小中学校、クーラー設置進まず
2017年9月21日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市内の小中学校では、クーラーの設置が進まず、 子ども達が30度を超える教室で 学ばざるを得ない現状が明らかになりました。 学校独自で今年初めて行った調査で、 教室が36度になった小学校もあり、 35年前に全館にクーラーを設置する形で校舎を建築したものの、 「電気代が高い」という理由で一度も使用されない内に老朽化し、 密閉された暑い教室で学ぶ児童もいます。 また、今年の沖縄地方は例年にない猛暑に見舞われ、 糸満市内の小中学校で4月から8月までに 延べおよそ140人が熱中症の疑いで保健室を利用しました。 一方、1982年に完成した西崎小学校と86年完成の西崎中学校は、 航空機のルートにあたるとして全館クーラーの設計で建てられたものの、 全館クーラーは96年ごろ西崎中学校で1年間稼働しただけで、 電気代が高くなることから使用を中止しました。 西崎小学校では建設から35年間、 一度も使われないクーラーの機械室などがあるということです。 西崎中学校の飛田校長は 「風が抜けない造りで、本当にきつい。 子どもたちは35度の教室で学んでおり、権利が侵されている」と話し、 全教室でのクーラーの稼動を訴えました。
Thu, 28 Sep 2017 18:19:00 +0900
糸満市摩文仁の墓苑裏の不法投棄ゴミ問題に着手
「糸満市摩文仁の墓苑裏の不法投棄ゴミ問題に着手」 方言ニュース9月27日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市摩文仁の国立沖縄戦没者墓苑裏の崖下斜面一帯に 不法投棄ごみが山積している問題で、県がボランティアを募り、 来年1月にも回収作業に着手する方針です。 行政主導で回収作業が行われるのは初めてで、 県環境部は今月中に計画案を作成し、年内にも詳細を決定します。 不法投棄の現場は東西およそ500メートルに及び、 整備の行き届いた墓苑の目と鼻の先ですが、日が当たらず急斜面で、 1960年代後半ごろのものとみられる空き瓶や、 弁当箱などのプラスチック容器、 廃タイヤなど無数のごみが層を成し、一帯を埋め尽くしています。 膨大な撤去費用がかかることや、足場が悪く危険な現場であること、 不法投棄の行為者が特定できないことなどから、県や糸満市は現状を把握しつつも、 なかなか回収に着手できていませんでした。 県と糸満市では、今年度は遺骨収集ボランティアなどの協力を得ながら 回収作業に当たることなどを確認しており、県環境整備課の松田課長は これまでボランティア団体や県平和祈念財団などから たびたび協力依頼があったとし 「まだ最終決定ではないが、来年度の予算化も含め検討しながら調整を進めている。 関係機関と連携して取り組みたい」と述べました。
Wed, 27 Sep 2017 19:51:00 +0900
終戦後の沖縄を写真で垣間見る うるま市比嘉公民館で掲示
2017年9月26日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市勝連浜比嘉島の比嘉公民館の壁一面に 掲示された戦後の比嘉区の写真が 地域で話題を呼んでいます。 1950年代から2000年以降の写真など およそ200枚が所狭しと壁面に並んでいるもので、 写真からは、比嘉区の伝統行事や 終戦後の生活風景などが垣間見え、 公民館を訪れた人を楽しませています。 写真は、2015年に比嘉区が市の事業 「地域活動支援助成事業」を活用して収集しました。 そして、この年に開催した 「伝統文化触れ合い交流フェスティバル」に伴い、 比嘉区の歴史や伝統芸能などを知ってもらおうと、 自治会が県公文書館や地域住民から およそ200枚の写真を収集し、 展示していましたが、 イベント後も「処分するのはもったいない」と、 公民館で掲示を続けているものです。 新門区長は 「公民館を訪れた人たちは、 自分の親戚が写真に写っていないか確認したり、 当時の比嘉区の風景や様子などを 懐かしんだりしている」と語りました。
Tue, 26 Sep 2017 17:07:00 +0900
激戦地の記憶を継承する遺骨収集
方言ニュース 2017年9月25日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の 具志堅隆松代表はきのう、 那覇市内で講演し、 「子どもたちは自分の目で骨を見て、 戦場だったことを実感する。 なぜ殺されなければならなかったのか、 考えるきっかけになる」と述べ、 遺骨収集が沖縄戦の継承にもつながると 意義を語りました。 この中で、具志堅さんは、 2009年に那覇市真嘉比で行った 遺骨収集の写真を見せながら 「人間の骨がばらばらになって出てくる」 と説明し、 傷ついた遺骨から日米両軍の 戦闘の激しさを実感したと語りました。 また、当時、平和学習のため訪れた 地元の小学生に 「『あなたが骨を目で確認したことで、 真嘉比が戦場だったと言えるんだよ。 なぜこういうことが起きたのか、 大人になった時、 二度とこういう目に遭わないと言えるのか、考えてみてね』 と話した」と述べ、 戦後住民の手によって始まった遺骨収集は 現在、沖縄戦を伝えるという意味でも 大切になっていると指摘しました。 一方、読谷村のチビチリガマが 少年らによって荒らされた事件で、 「沖縄戦の継承ができていなかったのかと悔しい思い。 もう一度、自分も含め、 戦死者への向き合い方を考えなければ いけないのかと思った」と述べました。
Mon, 25 Sep 2017 16:37:00 +0900
宜野湾市車イスマラソン、廃止へ
2017年9月21日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内唯一の車いすマラソン大会として28年間続いていた 「ぎのわん車いすマラソン」について、 廃止する方向性が固まりました。 共催団体の宜野湾市、市社会福祉協議会、 市教育委員会、琉球新報社がこのほど、 宜野湾市中央公民館で会議を開いて決定したもので、 ハーフマラソンについては他のスポーツ大会と併せて維持、 もしくはフルマラソンへの発展を検討します。 廃止は、事務局担っていた市社協が人出不足で加重負担となり、 事務局撤退を決めたのがきっかけです。 周辺地域での商業施設増加に伴い、交通量が増え、 バイパスを通行止めとするコース設定も課題となっていました。 そのため、去年はコースを短くし、近隣への影響は軽減された反面、 選手同士の安全性が保たれないとう新たな課題が生まれていました。 共催団体では、規模の縮小や時期の変更も検討しましたが、 いずれの案も困難と判断しました。 来月にも開かれる実行委員会で正式に廃止が決まる見込みで、 市社協の多和田会長は 「廃止は申し訳ないが、私たちが無理をして続けて大きな問題を 起こしてもいけないと考えた。 今後、市民が何を望んでいるかを考えてできることを模索したい」と話しました。
Thu, 21 Sep 2017 13:14:00 +0900
子どもたちの強い味方は元先生!? 西原町でお勉強会
2017年9月20日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 西原町我謝自治会は、夏休み期間中に 地域の退職教員の協力の下、 初の試みとなる児童生徒の学習=お勉強会を 先月、8月24日 我謝公民館で開催しました。 退職教員ら7人が ほぼマンツーマン態勢で指導に当たり、 塾経験のある平良健二自治会長も 世話役で協力しました。 元中学校教諭小波津和雄さんは 「分数の計算で理解を深め、 算数が好きになって伸びている子もいる」 と豪快に笑い、 元小学校教諭の小波津キミ子さんは 「子どもたちへは勉強を教えるというよりも、 自主学習ができているので、 『分からないところは質問してね』と話している」 とほほ笑みました。 保護者の50歳の男性は、 小学校2年の息子の送迎で参加し、 「我謝に引っ越してきて8年目で、 子ども会の育成者から情報をもらった。 勉強は好きだけど進んではやらないが、 ここで成長している。 親としてうれしく思う」と語りました。 できる範囲で協力する熟年パワーは、 子どもの学力向上はもちろん、 安堵感ももたらす場所となっています。
Wed, 20 Sep 2017 17:05:00 +0900
平安座・旧盆17日会でウスデーク 97歳の森さん
2017年9月19日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ことし97歳になる森ヨシさんは、 数年ぶりにそろった子どもたち5人と共に、 「旧盆17日会」に訪れました。 森さんは生まれも育ちも平安座で、 島に伝わる「ウスデーク」の長老として、 後輩たちの技術指導や継承などにも 積極的に携わってきました。 この日は、家庭の事情で17日会には 欠席予定でしたが、音色に導かれ、 子どもたちと共に公民館に足を運びました。 50代の頃からウスデークを 習い始めたという森さんは 「当時はもっとにぎやかでさ、人数も多かったよ」 と思い出を語ります。 現在は踊りには参加できませんが、 太鼓や歌声で後輩たちを応援し、 ウスデークの曲が流れると、 なじみの曲に自然と口から歌声が漏れ、 普段はつえをついていますが、 カチャーシーが始まると両足でしっかりと立ち上がり、 周囲とカチャーシーを楽しんでいました。 島一番のウスデーク好きで、 旧盆時期なると練習現場まで足を運ぶという森さんは 「来年はカジマヤーだから頑張りますので、 皆さんもぜひいらしてください」 とスピーチしていました。
Tue, 19 Sep 2017 15:10:00 +0900
沖縄全島エイサー祭り 華やかに最終日
方言ニュース 2017年9月18日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースからお伝えします。 第62回沖縄全島エイサーまつりが 最終日を迎え、 沖縄市のコザ運動公園陸上競技場では 市内外の14団体が出演しました。 各団体は力強く躍動感あふれる演舞で 観客を魅了しました。 沖縄市松本子ども会で幕を開け、 100人以上の大所帯で 圧巻の演技を見せた中の町青年会や およそ180年前の型を今に伝える嘉手納町千原エイサー保存会など、 各団体の個性あふれる踊りが 会場を盛り上げました。 大トリは2年ぶりに 沖縄市園田青年会が務め、 曲の間の切れ目がない 特徴的な演舞を披露し、 力強いバチさばきで締めくくりました。 久保田と東の青年会に孫がいる沖縄市の68歳の男性は、 「孫の応援が楽しみで毎年来ている」と 2日間連続で会場に足を運びました。 全ての演舞が終了すると「唐船ドーイ」が 鳴り響き、数千人の観客と出演者が 演舞場になだれ込み、 カチャーシーを 乱舞して感動を分かち合いました。
Mon, 18 Sep 2017 17:11:00 +0900
沖縄全島エイサーまつり 華やかに最終日
方言ニュース 2017年9月18日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースからお伝えします。 第62回沖縄全島エイサーまつりが 最終日を迎え、 沖縄市のコザ運動公園陸上競技場では 市内外の14団体が出演しました。 各団体は力強く躍動感あふれる演舞で 観客を魅了しました。 沖縄市松本子ども会で幕を開け、 100人以上の大所帯で 圧巻の演技を見せた中の町青年会や およそ180年前の型を今に伝える 嘉手納町千原エイサー保存会など、 各団体の個性あふれる踊りが 会場を盛り上げました。 大トリは2年ぶりに 沖縄市園田青年会が務め、 曲の間の切れ目がない 特徴的な演舞を披露し、 力強いバチさばきで締めくくりました。 久保田と東の青年会に孫がいる 沖縄市の68歳の男性は、 「孫の応援が楽しみで毎年来ている」と 2日間連続で会場に足を運びました。 全ての演舞が終了すると「唐船ドーイ」が 鳴り響き、数千人の観客と出演者が 演舞場になだれ込み、カチャーシーを 乱舞して感動を分かち合いました。
Mon, 18 Sep 2017 17:01:00 +0900
海水淡水化装置貸与に座間味村から期待の声
2017年9月14日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 2010年度までに常設の海水淡水化施設を整備する 県企業局の方針や移動式海水淡水化装置の貸与に、 座間味村の阿嘉島・慶留間島では、 慢性的な水不足が解消されると期待の声が高まっています。 島民らは「今後はダムの貯水率を心配する日々から解放される」と 設置を心待ちにしています。 阿嘉島・慶留間島では2011年から2012年を除き、 ほぼ毎年制限給水が実施されてきました。 午後8時から午前8時までの夜間制限や、 2010年には隔日で制限されたこともありました。 阿嘉島の阿嘉ウタハ堰を水源とする慶留間島の中村慶留間区長は 「海水淡水化施設を借りなければ、今年も確実に断水していただろう。 また、施設ができれば恒久的に不安が解消される」と期待を込めていました。 さらに、阿嘉島で宿泊施設を営む47歳の女性は 「今年もいつ断水が始まるのか心配だった。 制限給水によってはサービスに影響が出る。 海水淡水化施設を早期に運用してほしい」と話しました。
Thu, 14 Sep 2017 18:13:00 +0900
「久米島などの離島、まとまった雨振らず。」 方言ニュース9月13日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南北大東島や粟国島、久米島などの離島では、 7月以降まとまった雨が降らず、 サトウキビが枯れ始めるなどの影響が出ています。 海水淡水化施設がある粟国と南北大東では、 生活用水は確保できていますが、農業用水は雨水が頼りで、 島の農業用貯水池の水量は、粟国村ではおよそ半分に、 北大東村では場所によっては3分の1までに落ち込んでおり、 農業用水の確保に役場や農家は頭を抱えています。 先月、8月の降水量は、粟国では平均130ミリを超えていましたが、 今年は34・5ミリで、平均118・5ミリの北大東にいたっては、 今年は23・5ミリで5分の1に減りました。 粟国村では先月から、製糖工場の職員がトラックに水タンクを積み、 畑へのかん水を続けており、村製糖工場の久保工場長は 「ロール現象を通り越し、枯れ始めている。 現時点で畑の2割に被害が出ており、今後も降らなければ大打撃だ」と指摘します。 北大東村では、先月12日に役場やJA、農家、製糖工場などでつくる 北大東村さとうきび糖業振興会が雨乞いをしましたが、 その後もまとまった雨は降っておらず、南大東村と久米島町でも、 農家がトラックでかん水するなど対策に追われています。
Wed, 13 Sep 2017 15:55:00 +0900
海外移民先駆者・平良新助の功績 演劇で紹介
2017年9月12日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁村出身で、 海外移民の先駆者・平良新助さんの功績を描いた 演劇「ヒヤミカチウチナー!平良新助物語」が 来月と再来月に県内3ヶ所で開かれます。 去年制定された10月30日の 「世界のウチナーンチュの日」に関連した 啓発事業の一環で、県が主催します。 移民の歴史について 幅広い世代に知ってもらうことが狙いです。 演劇には、劇団ビーチロックや、 人形劇団「かじまやぁ」などが出演し、 影像や人形劇を駆使して、 平良さんの功績を紹介します。 脚本と演出を手掛ける新井章人さんは 「分かりやすく楽しい入り口で、 歴史を深く学べるようにしたい」 と意気込みを語りました。 また、県観光文化スポーツ部の嘉手苅部長は 「多くの方に見てもらい、 世界のウチナーンチュネットワークに 理解してもらえるよう期待したい」と話しました。 公演は来月8日午後2時に読谷村文化センターで、 29日午後3時と7時に浦添市の国立劇場おきなわで、 再来月、11月19日午後3時に 今帰仁村コミュニティーセンターで開かれます。 入場は無料で、各公演の2週間前まで 予約を受け付けるということです。
Tue, 12 Sep 2017 13:54:00 +0900
324人で沖縄そば作り教室 ギネス世界記録樹立
方言ニュース 2017年9月11日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市の仲西中学校体育館でおととい 「世界最大人数での沖縄そば作り教室」 と題した麺作りでギネス世界記録を 目指すイベントが開かれ、 324人が一斉に沖縄そばを打ち、 ギネス世界記録に認定されました。 浦添青年会議所が企画し、主催したもので、ギネス・ワールド・レコーズ社の 公式認定員が見守る中、 参加した家族連れや市民らが三角巾、 エプロン姿で真剣な表情で 記録に挑みました。 参加者は沖縄製粉の担当者から 沖縄そばの作り方の指導を受け、 小麦粉に仕込み水を加えてこねる 作業を行い、こねた後は生地を分割し、 手のひらで平らにして麺棒で 薄くのばした後、包丁で切って 沖縄そばの麺に仕上げました。 これまでの世界記録は2013年に 大阪でうどん作りに挑戦した 302人だったということで、 浦添青年会議所の中村理事長は 「市民、県民と共に地域のことを一緒に 共有する時間を作りたかった。 沖縄そばを通して浦添市を世界に 発信したい」と述べました。
Mon, 11 Sep 2017 16:50:00 +0900
東南植物楽園に観音菩薩像が移築される。
「東南植物楽園に観音菩薩像が移築される。」 方言ニュース9月6日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 福岡県飯塚市にあるおよそ38メートルの観音菩薩像が、 沖縄市の東南植物楽園の敷地内に移築されます。 来園者に平和の祈りを捧げてもらうほか、 お茶をたてる体験などができる茶室も菩薩像の隣に設置する予定で、 新たな観光資源にも位置付けます。 菩薩像は解体され順次沖縄に搬送しており、 組み立てて11月下旬にお披露目します。 菩薩像は金箔で覆われており、 像を管理、所有する陶芸家の則松金蔵さんが今年7月、 東南植物楽園を手掛ける会社が運営するホテルに 壁画を送ったことがきっかけで、菩薩像も寄贈する運びとなりました。 像と茶室は敷地内にある「思いやりの湖」付近に設置し、 像は「琉球金宮観音菩薩像」と名付け、 茶室と合わせてその場所を「琉球金宮グスク」とする予定です。 起工式に出席した則松氏は 「世界の人たちが沖縄に来て、喜んでもらえることを期待する」とあいさつを述べました。
Wed, 06 Sep 2017 14:24:00 +0900
戦争体験を未来へ繋げ 北谷高校生徒らが取材活動
2017年9月5日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 地域の高齢者から戦時中の体験を聞き、 その内容をまとめる作業を 北谷高校の生徒が行っています。 高校生が戦争体験について学び、 戦争体験を伝えたいという 高齢者の思いに応えることが目的で、 北谷町内に11ある 全ての自治会を取材します。 このうち、初めての取材が このほど桑江公民館で行われ、 3年生4人が桑江老人クラブの会員らから 戦争体験を聞き取りました。 この中で、疎開のため、 1944年8月に対馬丸と共に 那覇を出港した暁空丸に乗っていた 79歳の男性は、 対馬丸が沈められた際の暁空丸の様子について、 甲板に家族ごとに集められ、 体をロープでくくり合い、浮輪を渡されましたが、 綿が詰められているようで重たく、 「逆に沈んでしまうのではないか」と感じた 当時の不安を生々しく語りました。 高校生らは聞き取った内容をまとめ、 各自治会で発表する予定で、 指導する北谷高校の功刀弘之教頭は 「語ったことのない体験を伝えることで 重荷を下ろしたいという高齢者もいる。 高校生が平和を考えるきっかけにもなり、 その発表を見てもらうことで、 若者にメッセージが伝わったということが 確認してもらえる」と語りました。
Tue, 05 Sep 2017 14:43:00 +0900
ウンケー 各家庭で先祖の霊を迎える
方言ニュース 2017年9月4日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 旧盆初日のきのう、 県内各地の家庭ではウンケーが行われ、家族や親戚らが集まり、 料理や果物などを仏壇に供え、 先祖の霊を迎えました。 このうち、南城市佐敷の(88)歳の 男性の家には、親子4代およそ30人が 集まり、 午後6時ごろ、男性の妻を先頭に、 門の前でろうそくをともし、 線香を置いて先祖の霊を迎えました。 そして、仏壇にそろって手を合わせ、 一族の健康や幸せを願った後、 ウンケージューシーや中身汁などの ごちそうに舌鼓を打っていました。 一方、石垣市内各地では、 八重山の伝統行事「アンガマ」が行われ、 グソーからの使者とされる ウシュマイとンミーが、 花がさをかぶったファーマーを 引き連れて集落内の各家庭などを訪問し、歌や踊りをささげて祖先を供養し、 子孫繁栄を願いました。 このうち、市内の(67)歳の男性宅には 午後7時ごろ、アンガマの一行が訪れ、 ウシュマイとンミーが甲高い声で 見物客との問答に応じ、 見物客を楽しませました。 見物客からの「ファーマーのかさの花が 7つあるのはなぜか」との質問には 「亡くなると7日を7回重ねてグソーに 行くからだ。花はグソーへのパスポート」 と切り返していました。
Mon, 04 Sep 2017 18:49:00 +0900
MESHへの寄付、相次ぐ
2017年8月31日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 民間救急ヘリを運行するNPO法人 MESHサポートに寄付が相次ぎました。 与那原町ジュニアリーダクラブは 7月7日に「七夕まつり」を開催し、 その売り上げ13万4010円を寄付しました。 リーダクラブは2010年から 「七夕まつり」を開催しており、 今回も含めて贈呈した寄付金は 35万9805円をなります。 リーダクラブの高江洲ひよりさんは 「MESHは人の命を運ぶ仕事をしている。 今回の寄付金を活動のために役立ててほしい」と話しました。 また、豊見城市の企業の琉球産経は35万円を寄付しました。 全職員からの募金と売り上げの一部を寄付したものです。 寄付は今回で8回目で、総額の寄付金はおよそ332万円になり、 「北部地域の皆さんの一助になればうれしい。 今後も継続して寄付をしていきたい」としています。 こうした寄付に対し、MESHの塚本事務局長は 「継続して支援をいただきありがたい。 運営再開に向けて頑張りたい」と話しました。
Sat, 02 Sep 2017 12:20:00 +0900
マールジナ大綱引き、区外から参加者募る
2017年9月1日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 6年に1度開かれる当間のマールジナ大綱引きが 今月17日午後4時から、区民館前の通りで開かれますが、 近年は参加者不足が深刻で、区役員会は今回初めて、区外から参加者を募ることを決めました。 自治会の比嘉会長は 「今回を成功させないと、次が難しくなる」と、内外から多くの参加を呼び掛けています。 毎年の実施が難しいことから、 酉年と卯年の6年に1回となり、 実施した年から1年と数えることから「7年マール」とも呼ばれます。 毎年行われるニーセージナ(青年綱)と違い、 マールジナの前には道ジュネーが行われ、 子どもから大人までが参加し、10種類以上の楽器などで綱引きを盛り上げます。 その後、里主とウミナイビがそれぞれ恋文を読み上げ、 貫木棒でつながった雄綱と雌綱が地面に落ちた瞬間に勝負が始まりますが、 「勝負に対する生々しさが魅力だ」ということです。 毎週日曜日に区民館で行われる道ジュネーの練習では、 太鼓やボラなどの楽器の音色とともに、区内の老若男女が「さーさーさ」と掛け声を合わせており、 比嘉会長は「まだまだだけど、本番までには形になりそうだ」と綱引きの成功を願っています。
Fri, 01 Sep 2017 16:54:00 +0900
一日で学べる認知症予防&健康教室が開かれる
「一日で学べる認知症予防&健康教室が開かれる」 方言ニュース8月30日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球新報胡屋・久保田・安慶田販売店はこのほど、 琉球新報中部支社で健康教室認定インストラクターの青木慶哉さんを招き、 「一日で学べる認知症予防&健康教室」を開きました。 この中で、青木さんは、認知症になりにくい人の生活習慣を 食事法と運動、睡眠、ストレスへの対処、知的活動の5つの観点から説明しました。 食事法では糖分を控えることや、ココナツオイルや青魚など 認知症に役立つ食べ物を紹介し、 「糖分は過剰摂取すると老化を進める。 ご飯1杯分の糖分を含むビールより赤ワインを飲むなど、食べ物を意識することが大事だ。 楽しみながら脳が求める食事をしてほしい」と話しました。 また、認知症予防ツールとして新聞を取り上げ、 金口木舌などのコラムを時間を意識しながら、 声に出して意味を考えて読むことで、 脳の活性化や機能チェックができるとなどと紹介しました。 75歳の夫と参加した73歳の女性は 「大変面白かった。新聞のコラムを声に出して読む訓練はぜひやってみようと思った」 と話し、夫は 「食事には日頃から気を付けているがより詳しく知れた。 ビールを飲むができるだけ赤ワインを飲むようにしたい」と笑顔を見せました。
Wed, 30 Aug 2017 14:21:00 +0900
出演者が語る 写真展「大琉球写真絵巻」プレイベント
2017年8月29日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 来月5日から那覇市民ギャラリーで始まる 写真家の石川真生さんの写真展「大琉球写真絵巻」を 周知し盛り上げようと、このほど、 若狭公民館でプレイベントが開かれました。 「大琉球写真絵巻」は、 沖縄の歴史的場面を友人、知人らが演じ、 その様子を一連の写真として紹介する企画で、 今回は出演した人たちが、 シーンを作り上げるまでの 石川さんとのやり取りなど撮影秘話を リレートーク形式で披露しました。 去年発生した アメリカ軍属女性暴行事件をテーマにした作品で、 被害者の母親役を務めた山城珠代さんは 「私がやっていることが良いのか悪いのか 今も答えは見つからない。 でも、風化させてはいけないという思いがあり、 それは真生さんも同じ」と語り、 別の作品でアメリカ兵役を演じた 写真家の石川竜一さんは 悩みながら撮影に臨み、 「僕の知らない人たちの記憶を体験させてもらい、 考えさせられた」と感謝を伝えました。 先月にがんの手術を終えたばかりの 石川さん本人も駆け付け、 笑ったり涙を拭ったりしながら それぞれのトークに耳を傾けていました。 石川さんを支援しようと、あさって31日まで クラウドファンディングで 治療費や写真展の費用も募っています。
Tue, 29 Aug 2017 14:43:00 +0900
潮平小学校の児童 ポスターで交通事故防止を呼びかけ
方言ニュース 2017年8月28日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市の潮平公民館前の坂道から 国道331号の潮平交差点に向けての 旧県道82号、那覇糸満線で、 今年4月以降、児童と走行中の車が 接触する事故が相次いでいます。 いずれも大きなけがはありませんでしたが、 潮平小学校の通学路でもあることから 児童の安全を確保しようと、 潮平自治会と民生委員らはこのほど、 道路沿いにポスター50枚を掲示し、 ドライバーと児童に 注意を呼び掛けています。 ポスターは、潮平小学校が作成した 「事故多発 あぶない」「とまれ あぶない」 「徐行 あぶない」の3種類で、 民生委員らは、ドライバーと児童の 両方の目に入りやすい高さと場所を 考えて掲示しました。 民生委員らは 「これまでも事故はあったものの、 今年は連続しており、 通学路でもあることから、 いつ大きな事故が起こるか分からない」と話し、 「子どもが横断歩道を渡っている時に 一時停止せずに曲がるドライバーもいる」 と運転手のマナーの悪さを指摘します。 金城会長は「ポスターの効果が少しでも 出てほしい。今後も事故の根絶を 目指してみんなで協力していきたい。」 と安全運転を呼び掛けました。
Mon, 28 Aug 2017 15:34:00 +0900
庭で白ヘビ発見、飼い主は誰?
2017年8月25日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市武富の長嶺初男さんの自宅の庭で 去る23日に、体長78センチの目が赤く白いヘビが見つかりました。 ペットとして飼っていたとみられ、 長嶺さんは「この辺はハブはいるが、白いヘビは見たことがない。 縁起物で御利益があるかもしれないが、飼い主がいたら返したい」と飼い主を探しています。 長嶺さんはこの日の夕方、 飼い犬のジョイが庭で激しくほえていたことで白いヘビに気付き、捕獲しました。 ヘビは全身は真っ白で目が赤く、 突然変異で白くなったのかと思いましたが、 沖縄こどもの国に確認すると「目が赤いので突然変異ではなく、ペットとして飼われていたのではないか」 と説明されたということです。 珍しいのでみんなに幸せになってもらおうと、 地域の先輩たちにも見せたということで、長嶺さんは 「目が赤くてかわいい。かっこうも上等なので、飼い主は大事に飼っていたはずだ。早く飼い主が見つかってほしい」 と話しました。
Fri, 25 Aug 2017 16:54:00 +0900
ハウス栽培に適したゴーヤーが開発される
「ハウス栽培に適したゴーヤーが開発される」 方言ニュース8月23日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ハウス栽培に適したゴーヤーの新品種3種が開発されました。 従来の品種に比べて表面の突起が丸いのが特徴で、 箱詰めして発送する際も突起がぶつかって実を傷つけることが減り、 関係者は「沖縄独自のゴーヤーとして県外出荷の拡大が期待できる」と話しています。 開発されたのは夏秋期の栽培に適した「夏の訪れ」、 1年を通して栽培できる「ハウス・アバシー」、 冬春期の栽培に適した「沖誉れ」の3種類で、 県内の民間企業が初めて独自でゴーヤーの品種を開発しました。 県産ゴーヤーは県外でも需要が高まっているものの、県外への出荷では、 輸送中にゴーヤー表面の突起がぶつかって傷むなどの課題がありましたが、 新品種は突起を丸くすることで傷むものを減らす目的で開発されました。 また、従来品種は夏場にハウス内で育てると高温の影響で収量が落ち、 表面が一部黄色くなって過熟になりやすいなどの課題もありましたが、 「夏の訪れ」「ハウス・アバシー」は夏場のハウス栽培でも多収穫できます。 両品種を試験栽培した男性は 「販売先からのクレームもなく、栽培するのが難しかった時期にも安心して出荷できる」 と語っています。
Wed, 23 Aug 2017 16:12:00 +0900
西原南4年金城君、神のバトン賞受賞 弟と登校する嬉しさを表現
2017年8月22日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内の小中高生を対象に詩の作品を顕彰する 「第15回神のバトン賞」で、 小学校高学年の部で選ばれた 西原町立西原南小学校4年の金城孝哉君は、 弟の翔大(しょうた)君が1年生になって ランドセルを背負って一緒に登校できるうれしさを 詩で表現しました。 タイトルは「弟のランドセル」で、孝哉君は 「おばあちゃんの家で詩を書いた。 おばあちゃんは喜んでいるかも」と笑いました。 翔大君は生まれつき心臓が悪く、 2歳までに5回もの手術を受けました。 父親の秀和さんは 「孝哉は翔大が生まれた時のことを思い出し、 今は成長したんだなと感じて書いたのかな」 と語りました。 「ランドセルを選んだのはお兄ちゃん」 という翔大君でしたが、 お母さんの千晶さんは、 「3人で買いに行って、いろいろ選ばせました。 最終的に黄金と黒のものに決めたのは翔大です」と笑い、 「翔大が1年生になりランドセルを選ぶというのは、 私たちにとっては特別なことで、大きな節目でした。 だから家族にとって、孝哉が書いた 『体のよわい弟だから』という1行には 大きな思いがあるんです。 また、子どもたちは、おばあちゃんやひいばあちゃんなど たくさんの人に囲まれて育ててもらって とてもありがたいです」 と感謝の気持ちも話しました。
Tue, 22 Aug 2017 16:56:00 +0900
園長が自作の絵本を読み聞かせ 宮古島のひよどり保育園
方言ニュース 2017年8月21日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宮古島市平良のひよどり保育園園長の 花城千枝子さんは、自作の絵本を制作し子どもたちに読み聞かせをしています。 創作の材料は日頃の保育で触れ合う 子どもたちで、 6月には園庭の木の巣にすむハトの 巣立ちを追った「ハトぽっぽのヒナちゃん」 という絵本を作成し、 保護者から「涙があふれてきた」などと 評判を呼びました。 花城さんは2000年に研修でドイツを訪れた際、 現地の子どもたちの写真を撮影し 冊子にまとめた経験から 創作活動を始めました。 中でも、2002年に制作し、 長年子どもたちに読み聞かせをしている 絵本が「グワッペのぼうけん」です。 園児が園庭にいた子ガエルをズボンの ポケットに入れたまま帰宅した出来事を モチーフにした作品で、 ズボンは洗濯されましたが、 子ガエルは生きており、 翌日、親ガエルに再会する までの様子をユーモラスに描いたものです。 花城さんは「園の日常を絵本にしているが、 絵本は保育の中の出来事を 子どもや保護者に見せる手段だ。 読み聞かせをすると子どもたちが身近に 感じてくれ、保護者も喜んでくれる。 保育に心の豊かさが加われればいい」 と柔和な表情で話しています。
Mon, 21 Aug 2017 14:52:00 +0900
米須小の赤ちゃんヤギ「ホッシー」と命名
2017年8月18日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 雌のヤギ2匹を飼っていた糸満市の米須小学校でこのほど、赤ちゃんヤギが生まれ、 想定外の出来事に児童や教諭らは驚きながらも、 新しい命の誕生を喜びました。ハッピーが出産した雄の子ヤギの名前は児童から公募しました。 全校朝会で生徒が挙手をし、「ホッシー」に決まり、 ホッシーはすぐに学校のアイドルになり、児童からかわいがられています。 命名した4年生の玉城幸里さんは「星のようにキラキラ輝くように名付けた」と笑顔で語りました。 実は母ヤギのハッピーには放浪癖があり、学校を抜け出して行方不明になり、 駐在所に捜索願を出したこともありました。 今年1月にも脱走し、雄ヤギがいる近所のヤギ小屋で発見されたということで、 幸地校長は「脱走した時に恋が成就したのかもしれない」と推測し、 児童にも説明しました。 ヤギの草を集めるのは大変ですが、地域の協力を得ながら世話をしているということで、 飼育委員で6年の山城達也君と吉原咲羽さんは 「ハッピーは子どもを産んでから、ゆったりして言うことを聞くようになった。 ホッシーも元気に育ってほしい」 と話しています。
Fri, 18 Aug 2017 15:17:00 +0900
沖縄市の国道330号で乱横断が問題化
2017年8月17日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市内の国道330号などで、 歩行者が横断歩道以外で車道を横切る 「乱横断」が問題となっています。 「事故が集中している」とされる コザ十字路と安慶名十字路の間では、 去年7月から今年6月までの1年間で 4人の人身事故が発生し、過去には死亡事故もありました。 沖縄署によりますと、 乱横断による交通事故が起きやすい状況や場所の特徴は、 車の交通量が少ない夜間や早朝、 直進が多く漫然と運転しがちな場所、 店など歩行者が横切るニーズがある場所などが挙げられ、 コザ十字路と安慶名十字路の間では、 車道を挟んで反対側にある道沿いのスーパーや飲食店を目的に 乱横断する人が多いということです。 胡屋十字路と胡屋北交差点の間も乱横断が目立ちます。 国道を管理する南部国道事務所が、 同じく乱横断が目立つ胡屋十字路と 中央パークアベニュー入り口の胡屋北交差点の間に 「横断キケン」「横断歩道を渡りましょう」と書いた看板を7カ所に設置し、 乱横断をしないよう呼び掛けていますが、 沖縄署交通対策課の呉屋課長は 「高齢者が夜間に1人で横切ることが多いため、 家族も含めて注意してほしい。 ハイライトを使うなどして早期の発見を心掛けてほしい」 と注意喚起しています。
Thu, 17 Aug 2017 14:30:00 +0900
伝統文化ポーラ賞の受賞者決まる
「伝統文化ポーラ賞の受賞者決まる」 方言ニュース8月16日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伝統文化の継承や振興に貢献した個人や団体に贈られる 「第37回伝統文化ポーラ賞」の受賞者がこのほど決まり、 地域賞に県内から南風原花織の保存・伝承に貢献した琉球絣事業協同組合が輝きました。 県内からのポーラ賞受賞は2年ぶり22件目で、 10月24日に東京都で贈呈式が開かれます。 琉球絣事業協同組合の設立は1975年で、生産者の減少に歯止めをかけるため、 1981年から琉球絣や南風原花織の後継者育成事業を開始しました。 また、ことし1月、南風原花織が国の伝統工芸品に指定されたことを受け、 今月から南風原花織に特化した後継者育成事業も始めました。 琉球絣事業協同組合の城間理事長は 「国の伝統工芸品に指定され、 地域の皆さんが南風原花織の素晴らしさを再確認でき、 このような大きな賞につながったと思う。 尊い文化遺産を伝えていけるよう地域一丸となって頑張りたい」と話しました。
Wed, 16 Aug 2017 13:06:00 +0900
阿麻和利出陣祭はじまる 世界遺産・勝連城跡を絵と光で彩る
2017年8月15日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 世界遺産の勝連城跡を 巨大な絵と光で彩る「阿麻和利出陣祭」が 今月20日まで開かれています。 期間中は午後7時半から10時まで ライトアップされもので、入場は無料です。 児童らに城跡内にあったとされる 建物の巨大絵画を描くことで、 地元の世界遺産に 興味を持ってもらうことなどを目的とした 「勝連城復活プロジェクト」の一環で、 うるま市立南原小の児童299人と 園児31人全員が描いた縦9メートル、 横23メートルの巨大な城の絵を 「二の曲輪」に設置し、 城壁を含めてライトアップしました。 6年の男子児童は 「迫力がある。 こうして建物が建った様子を見ると、 昔もこうだったのかなと想像できる」 と話しました。 一方、うるま市健康支援課は去る7日の夜、 勝連南風原の世界遺産勝連城跡「三の曲輪」で 「お城とお月さまとヨガ」を開きました。 雲の晴れ間から満月も見ることができ、 参加者たちは夏の涼風を浴び、 ライトアップされた勝連城跡と 満月を眺めながら、幻想的な風景の中、 ヨガを楽しんでいました。 奥田しのぶさん(50)歳は 「世界遺産で、しかも満月を眺めながら ヨガをすると聞いて駆け付けた。 すごく良い体験ができた」 と笑顔を浮かべていました。
Tue, 15 Aug 2017 15:48:00 +0900
糸満で初の「イベント民泊」 糸満ふるさと祭りに合わせ
方言ニュース 2017年8月14日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今月19日と20の両日に開かれる 第29回糸満ふるさと祭りの期間中、 市内の宿泊施設不足に対応しようと、糸満市は初めて「イベント民泊」を 市内の民家で実施します。 県内でのイベント民泊は、 今年2月に広島東洋カープの 沖縄キャンプに合わせて実施した 沖縄市に次いで2例目で、 糸満市は、受け入れる市内の家庭と、 宿泊を希望する市外の人を募集しています。 糸満市では、これまで農家が簡易宿所の 営業許可を取って宿泊を受け入れる 「農泊」に取り組み、 現在およそ40件が登録していますが、 イベント民泊は、 旅館業法に基づく営業許可がなくても 一般家庭で年1回、 宿泊サービスを提供できる制度です。 宿泊は19日と20日を含む前後の数日間、 1人1泊素泊まり4千円で、 申し込みは15日までです。 糸満市は今回の反応を見て、 ハーレーや大綱引き、 ピースフルイルミネーションなどでも 民泊を広げたい考えで、 糸満市の担当者は「ふるさと祭りは 毎年さまざまなイベントが行われる。 イベント民泊でホテルとは違った 『ディープな糸満』を味わってほしい」 と宿泊を呼び掛けています。
Mon, 14 Aug 2017 17:27:00 +0900
アタマジラミの新治療薬の臨床試験始まる
2017年8月10日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 耐性が強く、国内の市販薬剤では効かない 沖縄のアタマジラミ症の新しい治療薬剤の臨床試験を、 琉球大学とアース製薬が共同で進めています。 アタマジラミはシラミの一種で、 頭に寄生して激しいかゆみを引き起こします。 頭同士の接触や寝具、タオルなどを介して移り、 幼稚園や保育園、学童など低年齢で流行することが多く、 命を脅かすものではありませんが、 かゆみが続くことで集中力が低下する弊害があり、 感染力が強く増殖も早いため、早期発見が重要です。 中学生にも感染が広がるなど県内でまん延している現状に、 琉大は、有効な薬剤がないだけでなく、 フケと勘違いするなどして発見が遅れることで、 きょうだいや保護者ら家族間に感染が広がっているとみており、 「治らないからと保護者が娘の髪を短く刈ってしまった事例もあり、 シラミが原因でいじめにつながりかねない」と 有効な治療薬がない現状を語っています。 研究を進める医師は 「新規薬剤は、海外ではすでに安価で市販されている。 有効な薬剤が簡単に安心して早く使えるようにしたい」と語り、 臨床試験への参加を呼び掛けていて、 30人ほどに使用してもらい、効果と安全性を確かめた上で 国内承認を目指す考えです。
Thu, 10 Aug 2017 16:22:00 +0900
台湾の国立台湾大学が琉球人の遺骨を返還する意向を示す
台湾の国立台湾大学はこのほど、大学医学院体質人類学研究室で 琉球人の遺骨63体を保管していることを明らかにし、 沖縄側に返還する意向を示しました。 ただ時期や返還先などは示されていないことから、 研究者らは台湾大学への働き掛けを続ける方針です。 遺骨は1928年から1929年にかけ、 人類学者らが今帰仁村の百按司墓などから持ち出したものとみられます。 旧帝国大学の研究者らが持ち出し、返還されていない琉球人遺骨は 京都大学にも保管されていることが、研究者らによって明らかになっていますが、 これまで大学当局が遺骨を保管している事実を明らかにしたことはなく、 返還の意向を示すのも初めてです。 中華琉球研究学会は、「琉球民族遺骨返還研究会」代表の 松島泰勝龍谷大教授と連携し、遺骨の返還を台湾大学に働き掛けてきましたが、 琉球人遺骨と共に、台湾先住民の遺骨も返還するよう要求していますが、 松島教授は「実際に返還されるかどうかは不明確で、引き続き働き掛ける必要がある」 と話しました。 両団体は今月中に京都大学に対しても、台湾先住民の遺骨保管状況を質問し、 返還を求めることにしています。
Thu, 10 Aug 2017 10:11:00 +0900
宜野湾高&南風原高コラボ演舞 全国高校総合文化祭
2017年8月8日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宮城県でこのほど開かれた全国高校総合文化祭で、 パレード部門に参加した 宜野湾高校吹奏楽部と南風原高校郷土芸能部は、 仙台市のアーケード通りで「街角コンサート」を開き、 道行く人を楽しませました。 一昨年の高文祭で 雨のためパレードが中止になり、 南風原高校郷土芸能部が 演舞を披露できないまま帰ったことがあり、 今回、宜野湾高校吹奏楽部と一緒に 高文祭以外の別の場所でも 演奏や演舞ができないか模索したところ、 声がかかったもので、 宜野湾高校の吹奏楽部がポンポンを持ったダンスや 楽器を持たない「エアー吹奏楽」のパフォーマンスを、 南風原高校郷土芸能部は琉装を身にまとい、 四つ竹をカチカチと打ち鳴らした華やかな踊りや雑踊り、 エイサーを披露しました。 買い物に訪れた女性は 「耳慣れない音楽、踊りで見入ってしまった。 沖縄の伝統踊りは独特の上に華やかで、楽しい」 と語りました。 一方、郷土芸能部門には 八重山高校と八重山農林高校が参加し、 八重山高校は黒島の伝統芸能 「豊年笠おどり」や「コームッサー」をにぎやかに舞い、 八重山農林高校は、 「雨乞い祭祀儀礼」を再現した荘厳な演舞を披露し、 参加した女子生徒は 「緊張よりわくわくが大きかった。 すごく楽しめた良い舞台だった」 と笑顔で語っていました。
Tue, 08 Aug 2017 15:58:00 +0900
県立農業大学校で親子農業体験学習
方言ニュース 2017年8月7日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 親子で農業に触れ合う体験学習がこのほど、 名護市の県立農業大学校で開かれ、 小学生と保護者およそ20組が参加し、 牛の世話の体験や野菜の収穫体験、 校内で育てた花を使った フラワーアレジメント作りなどを行いました。 これは、「食と「農」への関心を 深めてもらうことなどを目的に 開かれたものです。 このうち、牛の世話の体験では、 大学校の学生たちに手伝ってもらいながら、 専用の器具で牛のマッサージにも挑戦し、 牧草を与えたり、 聴診器を使って牛の心臓の音を 聴いたりしましたが、 児童たちは、 「初めて聴いた。ドクドクしていた。 牛も緊張しているのかもしれないと 思った」などと感想を話しました。 また、 「自分より牛のほうが心臓の音が早かった。面白かった。 牛に初めて触った。餌やりが楽しかった」 と話し、笑顔を見せていました。
Mon, 07 Aug 2017 17:51:00 +0900
会員減の青年会、エイサー継続のため参加者募集
2017年8月4日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 会員が減少している糸満市の米須青年会は、 今年の旧盆のエイサーの参加者を募集しています。 米須青年会は、18歳から24歳の男性で組織しており、 1973年に沖縄市の園田青年会からエイサーの指導を受け、 女性は準会員としてエイサーの手踊りを踊ります。 毎年、ウークイの夜には「エイサー盆踊りの夕べ」行っており、今年45周年を迎えますが、 会員が5人にまで減り、 エイサー盆踊りの存続が危ぶまれているということで、 「これまで地域の人だけでやってきたが、存続させるためにも興味がある人は一緒に踊ってほしい」と、 性別や年齢を問わず参加を呼び掛けているものです。 また、今後のエイサー盆踊りの在り方について考えようと、 今年4月から月1回、青年会、青年OB会、自治会が幹事会を開いており、 今年は区外の協力も得ながらエイサーを継続することを確認しました。 仕事と両立して活動する徳元会長は 「青年会やエイサーを通して年配の人とのつながりができ、地元のことを考えている先輩がいることを知った」と語りました。
Fri, 04 Aug 2017 13:18:00 +0900
ヒアリ対策で那覇港ターミナルの舗装工事
2017年8月3日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄総合事務局はこのほど、 南米原産の強毒アリ「ヒアリ」の定着を防ごうと、 那覇市港町の那覇港国際コンテナターミナルで、 ヒアリが巣を作る可能性がある舗装の 隙間や亀裂を埋める工事を始めました。 これは、中国などからの定期航路がある68の港湾を対象に、 国が緊急対策を実施したもので、 宮古島市の平良、石垣市の石垣の各港でも行われました。 沖縄総合事務局によりますと、 ヒアリはこれまでに県内での確認はありませんが、 東京都や愛知県など国内6カ所の港湾で見つかっており、 6港湾ではコンクリートの亀裂から確認されているということで、 この日は、岸壁から20メートルほどの場所で、 作業員が路面にできた亀裂を清掃して下地を塗り、 アスファルトを注入していきました。 21ヘクタールのターミナル内に他に亀裂がないかを調べ、 今月に調査結果を出します。 森港湾空港指導官は 「地道な作業だが1つ1つつぶしていくことが重要だ」と語りました。
Thu, 03 Aug 2017 11:03:00 +0900
竹富診療所、過大な要求に課題。
年間およそ50万人の観光客が訪れる竹富町竹富島で 唯一の医療機関である町立竹富診療所が、一部の観光客の過大な要求に悩んでいます。 軽症にもかかわらず夜間に「救急ヘリを呼んでほしい」などの 求めがあるなど、現場が疲弊しているということで、 診療所は 「離島の医療資源は限られており、そのことを知った上で宿泊してほしい」と訴えています。 竹富診療所は所長の石橋興介医師(38)歳と看護師、 事務職員の3人で運営されており、診療時間外の救急診療では、 3人に加えて日中は別の職を持つ消防団員も駆け付けます。 一方で、島内ホテルの宿泊客の一部からは「コンタクトレンズが外れない」という相談や、 微熱で必要性が低いにもかかわらず夜間の診療を求められるケースもあり、 中には「船をチャーターしてほしい」「ヘリを呼んでほしい」 などと要求をする観光客もいるということです。 竹富島では過去に長期間常勤医が不在の時があり、 「歴代の医師が抱えていた問題で、所長を離れる要因の一つになっている」 ということで、 石橋医師は「観光客はもちろん大切だが診療所は本来、島民のためにある。 島民が診療所の負担を考えて急診を控える一方で、 一部の観光客が安易に急診で夜間に呼び出す現状を知ってほしい」と強調しています。
Wed, 02 Aug 2017 13:12:00 +0900
9月7日沖縄市民平和の日 折り鶴で目指せギネス
2017年8月1日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市は来月9月7日の 「沖縄市民平和の日」記念行事の一環で、 折り鶴でレイを制作し、その長さで 世界最長のギネス記録に挑戦します。 県民、市民から集めた折り鶴を 9・7キロの1本のロープでつなぎ、 巨大な「レイ」とするもので、市は 「ギネス記録認定に向け、 多くの県民、市民の方に折り鶴を 折ってもらいたい」 と多くの参加を呼び掛けています。 現在のギネス記録は、 2013年に広島市で樹立された7キロですが、 沖縄市は市民平和の日付から 9・7キロを目標に掲げ、 35万羽の折り鶴制作を呼び掛けているもので、 羽を広げた物や専用折り紙以外で 折った鶴は除外されますが、 市は世界平和を希求するキャラクター 「キューナ」のイラストが入った専用の折り紙を、 市役所や、市内の公民館で配布しており、 今月末日まで募集します。 測定式は今月7日午後2時半から、 沖縄市体育館で開かれ、 ギネス公式認定員が測定します。 今月14日と26日、 来月6日には集まった折り鶴を ロープに通す作業も予定しており、 ボランティアも募集します。 市は、現嘉手納基地内にあった旧越来村で、 1945年9月7日に 沖縄戦の降伏調印式が行われたことにちなみ、 この日を「沖縄市民平和の日」と定めています。
Tue, 01 Aug 2017 16:40:00 +0900
5年に1度の熱戦 宜野湾区大綱引き
方言ニュース 2017年7月31日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 5年に1度の「宜野湾区大綱引き」が昨夜、宜野湾市の沖縄国際大学で開催され、 宜野湾区の中央にある道を隔て、 前村渠と後村渠に分かれて綱を引き、 お互い攻勢を強める接戦の末、 およそ3分で後村渠が競り勝ち、 2連覇を果たしました。 綱引き前には青年たちが力を見せつけ合う「旗頭ガーエー」が繰り広げられ、 対戦後は勝った方の綱を両陣営が頭上に 掲げながら蛇行する「戻り綱」で 勝利を祝いました。 戦前は毎回、 前村渠が勝っていたといわれていますが、 戦後の成績は後村渠の2勝1敗となり、 対戦後には勝った方も負けた方も 一緒になって歌や踊りを楽しむ 「諸人毛遊び」が催されました。 大綱引きには、区内外から大勢の人が訪れ、 2007年の復活以来、 戦後3回目の綱引きを楽しみ、 沖縄戦の混乱で途絶えていた伝統文化の 継承に向け、地域が心を一つにしましたが、 後村渠長の金城仁清さん(73)歳は 「皆で一致団結して頑張れたことが 勝った結果以上にうれしい。 綱が1本になったように結ばれた心で 一体となって今後も地域を盛り上げたい」 と笑顔を見せました。
Mon, 31 Jul 2017 17:28:00 +0900
帆掛けサバニで航海実習
2017年7月28日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄水産高校海洋技術科船長コースの3年生12人が このほど、古く糸満漁師が操った帆掛けサバニで 糸満の沖合およそ14キロにあるルカン礁を往復する航海実習を行い、 糸満帆掛サバニ振興会が所有する2艇1組の「組み船」と単船1艇に乗り込み、 懸命に櫂をこいでいました。 ハーリーなど競漕のサバニは櫂でこぐだけですが、 戦前のサバニは帆を立て風を利用して遠洋航海に出たということで、 実習には伝統の継承に取り組む振興会の会員が同行して帆やかじの調整をしました。 ただ、この日は風がなく、波一つ立たない海面は鏡のようで、 帆の推進力が乏しい中、生徒らはかけ声を掛け合って櫂を操り、はるか先のルカン礁を目指しました。 炎天下を予定より1時間近く長いおよそ3時間をかけてルカン礁に到着した生徒らは弁当を食べ、 小さな魚が数えられるほど澄んだ海に飛び込んで涼を取ていましたが、 生徒らは 「こいでもこいでも近づかなかった。昔のうみんちゅはすごい」と思いをはせ、 「風がなくて大変だったが、着いた時は達成感があった」 と笑顔を見せていました。
Fri, 28 Jul 2017 17:56:00 +0900
世界のウチナーンチュの日の浸透を期待
「世界のウチナーンチュの日の浸透を期待」 方言ニュース7月26日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 10月30日は「世界のウチナーンチュの日」です。 「世界のウチナーンチュの日」は、 いずれも夏越に住むアルゼンチン出身の県系2世比嘉アンドレスさん(42)歳と、 ペルー出身の県系3世伊佐正アンドレスさん(27)歳が中心になって制定を働き掛け、 去年10月30日の第6回「世界のウチナーンチュ大会」閉会式で宣言されました。 制定1年を迎える当日の前後には、海外の県人会や県、各市町村が、 祝賀会やシンポジウムなどさまざまな取り組みを予定しており、 伝統芸能や空手、エイサーなどが披露され、世界のウチナーンチュが誇りとともに 交流を深める場になりそうです。 比嘉さんは 「まだ認知度は高くないが、広く知ってもらい、家族でお祝いしてもらえればと思う。 ウチナーンチュが誇りを持ちながら、21世紀の社会をつくっていくような動きにしたい。 沖縄ファンの人もめんそーれ、歓迎したい」と話しました。 また、伊佐さんは 「海外を含め、沖縄文化に関連するイベントがたくさん企画されている。 全てのウチナーンチュが心を一つにし、その誇りを再確認できる日」 と語り、広く浸透することを期待しました。
Thu, 27 Jul 2017 13:31:00 +0900
空手発祥の地、県外で知名度低く課題も
2017年7月27日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県が沖縄伝統空手・古武道の継承と振興を目的に実施した初の実態調査で、 沖縄が空手発祥の地であることを知らないのは県外で65・5%に上り、 後継者不足や空手のみで生活できる人も少ないなど県内での課題も分かりました。 「沖縄が空手発祥の地」と回答したのは 県内で96%だったのに対し、県外は34・5%でした。 このうち「発祥の地」と回答した県外の人でも21・8%は 「なんとなく知っている」と回答し、 「確かに知っている」の12・8%のおよそ1・6倍に上りました。 空手愛好家は現在、海外を含め県内外で1億3千万人いるとされていますが、 県外での認知度の低さが浮き彫りとなりました。 また、県内の空手道場経営者は「門下生の人数が少ない」、 「道場の規模が小さい」、「後継者がいない」などの悩みを抱えており、 36・9%が空手以外で主な収入を得ていて、 空手で収入を得ていない人も21・2%いました。 一方、県内道場の37・4%はアメリカやオーストラリア、スイスを筆頭に 欧米圏から門下生を受け入れており、門下生は繰り返し沖縄を訪れることが多く、 空手を通しての交流が根付いていることが改めて示されました。 県は調査結果を基に今年度中に「沖縄空手ビジョン」を策定し、 沖縄伝統空手・古武道の継承へ力を入れます。
Thu, 27 Jul 2017 12:33:00 +0900
民謡「汗水節」を広めよう 虹の会が記念誌発行
2017年7月25日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 勤労の大切さなどを歌った民謡「汗水節」の 普及啓発活動の5年間を記録した 「未来につなぐ汗水節の心『流汗化玉』」の 出版報告会と感謝の夕べがこのほど、 八重瀬町の具志頭農村環境改善センターで開かれ、 町民らおよそ200人余が参加し、 これまでの活動の歩みを振り返りました。 汗水節は昭和初期に 旧具志頭村出身の仲本稔氏が作詞し、 宮良長包氏が作曲したもので、 勤労や奉仕の大切さを歌った 沖縄を代表する教訓歌です。 汗水節の心に引かれた有志らは、 2012年に 「汗水節の心普及啓発事業実行委員会=虹の会」を設立し、 仲本稔氏についての創作劇や 子どもの汗水節大会、 環境美化活動などさまざまな普及活動を展開してきましたが、 虹の会編集委員会がこのほど、「流汗化玉」に活動をまとめ、 500部発行しました。 玉栄編集委員長は 「5年間の集大成となった。 これまで賛助会員を含め1200人余の協力、支援があり、 まさに汗の結晶だ。 ますます実になって素晴らしい 八重瀬町になることを願っている」 と述べました。 この日は汗水節の普及に尽力した人たちへ 花束が贈られた他、 余興では創作舞踊や獅子舞などが披露され、 最後は参加者全員で汗水節を大合唱しました。
Tue, 25 Jul 2017 14:29:00 +0900
アレルギーをもつ人も旅行楽しんで 旅行会社が観光ツアー
方言ニュース 2017年7月24日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 食物アレルギーのある子どもや家族に 食事と旅行を楽しんでもらおうと、 県内の旅行会社などが共同で行う 県内観光ツアーがおとといから きょうまでの日程で行われています。 ツアーは、バリアフリー観光の 認知度向上を目的にしており、 県外から家族連れら40人が参加しました。 参加者はおとといには、 小麦などアレルギーを引き起こす 10の素材を除去した23品の ビュッフェを楽しみましたが、小麦アレルギーがある男の子の母親は 「外食となるとすしか牛丼だけだった。 ツアーに参加して4回目だが、 ご飯が一番の楽しみ」と笑顔で話し、 男の子も「豚肉を使ったギョーザが大好き。 全部食べたら、ギョーザをおかわりする」 とご飯を頬張っていました。 また、ツアーに初めて参加し、 卵や小麦など7品目にアレルギーがある男の子の母親は「旅行に行く際には専門の 業者を使うが、常に不安が残っていた。『何でも食べていいよ』と 言えるのがうれしい」と話しました。 メニューは事前の聞き取りを基に構成し、調理器具もアレルギーを引き起こす 素材が混入しないよう、他の調理器具と 分けて使いました。 ツアーは5回目で、今回から県が 1人当たり2万円を補助しており、 参加者からの聞き取りを 参考に改善を図ります。
Mon, 24 Jul 2017 17:46:00 +0900
亡き母思い出のトックリラン満開
2017年7月21日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 宜野湾市嘉数の伊波博さん(68)歳宅で トックリランが50本以上の花を付け、満開となっています。 トックリランは戦後、伊波さんの両親が球根を買ってきて庭に植えたもので、 今では4メートル近い高さにまで成長し、数年に一度の花を咲かせていますが、 開花は数年から数十年に一度と言われており、 伊波さんは、2年前に他界した母親のシズさんがこの木を大切に育てていたことに触れ「供養になる」と喜びました。 1999年に花8本が咲いた際、母親のシズさんは琉球新報の取材に 「先に亡くなった夫と植えた花木を守っている」と語っており、 伊波さんは 「亡くなってから初めて咲くので感慨深い。生前を知っている人たちが見に来てくれたら、おふくろも喜ぶ」 と遠くを見つめました。 トックリランはリュウゼツラン科の仲間で、成熟までに年月が必要なため、開花は数年から数十年に1度とされており、 海洋博公園熱帯・亜熱帯都市緑化植物園の仲松辰弥主任技師は 「一度にこれだけ開花しているのは見たことがない」と語っています。
Fri, 21 Jul 2017 14:09:00 +0900
沖縄東急会、大神島の高齢者にゴルフカート提供
2017年7月20日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 大神島のお年寄りを助けたいと、 県内の東急グループでつくる「沖縄東急会」がこのほど、 宮古島市の大神自治会へ中古のゴルフカート2台を寄付しました。 大神島の住民およそ25人はほとんどが高齢者で、 港から集落までの坂道など、ゴルフカートが生活の足でしたが、 5月に故障したため住民は頭を悩ませていました。 この事態を聞いた吉井会長が グループのゴルフ場から調達し寄贈したもので、 住民は「本当にありがたい」と感謝しました。 当日の午後、ゴルフカートが乗ったフェリーが大神島へ到着すると 住民が歓迎し、港で贈呈式が開かれたほか、 大神島離島振興コミュニティーセンターで祝賀会が開かれ、 名物のカーキダコなどが振る舞われました。 贈呈式で吉井会長は 「カートが使えなくて困っていると聞いて、 5年使ったカートの寄贈を決めた。 すぐに使えるようにエンジンも調整してある。 安全運転で使用してほしい」と話しました。 住民の70歳の男性は「足が悪いおじー、おばーが多くいて カートがないと生活が難しい。整備もしてくれた上、 ちゃんと届けてくれて本当にありがたい」と笑顔で話していました。
Thu, 20 Jul 2017 13:41:00 +0900
ヤマクニブーの出荷が始まる
「ヤマクニブーの出荷が始まる」 方言ニュース7月19日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄で古くから衣服の虫よけに利用されてきた香草 「ヤマクニブー」の出荷がこのほど、 本部町伊豆味で始まり、農家の仲本兼市さん(79)歳の一家3人が、 手作業でより分け、蒸して乾燥させる作業に取り組んでいました。 ヤマクニブーは独特の香りがあり、 琉球王朝時代から女官たちに愛用されたとされています。 乾燥させることが必要なため、梅雨が明けた時期に集荷作業が行われ、 ミカンの木の下など半日陰の場所で栽培し、黄色の花が咲く頃に刈り取ります。 そして、およそ300束ずつ束ね、大きな釜でおよそ25分蒸し、 陰干しで乾燥させます。加工している農家は年々、減っており、 去年は町内で2軒ありましたが、今年は仲本さん一家のみとなり、 兼市さんと妻の康子さん、娘の小百合さんが協力して作業に当たっています。 昔は乾燥させた束をそのまま売っていましたが、 現在は扱いやすいように包装などを工夫した商品開発を進めています。 出荷式で兼市さんは 「現在、県内では伊豆味だけにしかないヤマクニブーを絶やしてはいけない。 何とか生産を増やしていきたいと取り組んでいる。応援してもらいたい」 とあいさつしました。
Wed, 19 Jul 2017 13:19:00 +0900
初出場のボッチャ甲子園に意欲 県立鏡が丘特別支援学校
2017年7月18日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 全国各地から36チームが参加し、 今月21日から東京で開かれる 第2回全国特別支援学校ボッチャ大会 「ボッチャ甲子園」に、 県内から初めて 浦添市の県立鏡が丘特別支援学校の生徒4人が 県代表として参加します。 ボッチャは戦略性が求められる競技で、 去年のリオ・パラリンピックで 日本代表がチームで銀メダルを獲得し、 2020年の東京パラリンピックでも メダルが期待される競技です。 鏡が丘特別支援学校では以前から、 レクリエーションや体育の時間などで ボッチャを取り入れていましたが、 今年度から競技として本格的に始め、 初めての全国舞台へ、選手らは上位進出を掲げ 意欲的に練習を繰り返しています。 5月中旬に大会へ向けてメンバーを選抜し、 高等部3年の川門琉夏さん、 いずれも1年の城間梨沙さん、 双子の大城洸太朗君と鈴太朗君兄弟の 4人が選ばれ、 「とにかく集中力が必要な競技」 と語る城間さんは、 「難しい場面で目標の球となるジャックに 近づけられた時が一番うれしい」 と魅力を語り、 チームのまとめ役の川門さんは 「主将としてのプレッシャーはある。 メンバーとの話し合いを大切にし、 1勝は必ずしたい」 と全国大会へ力を込めています。
Tue, 18 Jul 2017 14:21:00 +0900
防虫剤に最適のヤマクニブー 近年入手困難
方言ニュース 2017年7月17日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 県内で古くから衣服の虫よけとして 使われている香り草「ヤマクニブー」。 例年この時期になると那覇市の 平和通り商店街の店棚に並べられ、 独特の香りを漂わせていますが、 今年は不作と農家の高齢化に伴う 生産者の不在などにより、 ほとんど市場に出回っていません。 ヤマクニブーは琉球王朝時代から 女官たちに愛用され、 戦後も各過程で防虫剤や芳香剤として 親しまれてきました。 平和通り商店街で50年以上のれんを掲げ、 毎年500束近くを販売している店も 今年は140束しか確保できず、 およそ30人が予約待ちしています。 ここ数年で値段も上がっており、店主は 「毎年楽しみに買いに来るお客さんに 売り切れを告げるのは本当につらい」と語ります。 長年ヤマクニブーを愛用し、 毎年県外の友人にも送っている 大城光子さん(72歳)は 今年の購入を断念し、 「値上がりが続けば、 県民は買えなくなってしまう」と 寂しそうに話していました。
Mon, 17 Jul 2017 16:27:00 +0900
「にーびちぐすーじさびらBOOK」
2017年7月14日(金) 担当 糸数昌和先生 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市は、婚姻届の書き方や必要な手続きについてまとめた冊子「にーびちぐすーじさびらBOOK」を作成しました。 「にーびちぐすーじさびら」は「ご結婚をお祝いしましょう」との意味で、 手続きを分かりやすくすることに合わせ、市としても新たな門出を祝福するとの思いを込めました。 市役所窓口で受け取ることができます。 冊子は、書類の記入例、よくある質問への回答例を載せ、 婚姻届以外に本人確認ができる書類や、印鑑が必要なこと、国際結婚の場合に必要な対応なども掲載しています。 また、国指定伝統工芸品の知花花織の柄をあしらったオリジナル婚姻届も導入し、 結婚記念証を配布するなどのサービスも開始しました。 長い伝統を持つ花織を婚姻届にあしらうことで末永い幸せを表したもので、 出生届を提出すると誕生記念証を配布するサービスも始めました。 婚姻手続きに関する冊子の作成は県内自治体で初めてだということで、 市民課の森口まり課長は 「沖縄市の場合、外国人の方との結婚も多い。窓口で引き続き丁寧に説明するが、 読んでいただければ手続きがスムーズにいくと思う」と話しています。
Sat, 15 Jul 2017 18:04:00 +0900
県内の公立小中学校の耐震化率、以前全国最下位
「県内の公立小中学校の耐震化率、以前全国最下位」 方言ニュース7月12日(水)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内の公立小中学校1596棟の耐震化率は90%で、 昨年度の調査より2・5ポイント改善したものの、 依然として全国最下位でした。 これは、文部科学省はこのほど公表した 今年4月現在の公立学校の耐震化率調査結果でわかったもので、 未耐震の施設数は159棟で、このうち、 22棟が震度6強以上の地震で倒壊する危険性が高い建物でした。 県内では25市町村の公立小中学校で 耐震化が完了していない施設が残っており、 耐震化率が80%に達しなかったのは 那覇市、国頭村、本部町、久米島町の4市町村で、 那覇市は未耐震の施設が25校50棟で、 全国で4番目に多かったということです。 那覇市教育委員会は 「2023年までに全小中学校で耐震化を完了する予定で、対策を急ぎ進めている」 と話しました。一方で、大宜味村など17町村では全小中学校で耐震化が完了しています。 県教育庁施設課は 「校舎への塩害の影響が大きく、耐震化する際に校舎の建て替えで対応する場合が多い」 と全国より対策が進んでいない背景を説明し、今後の対策について 「建て替えよりも工期の短い耐震補強で、耐震化を図るように各市町村に呼び掛けたい」 としています。
Wed, 12 Jul 2017 13:47:00 +0900
ティンチャマを次の世代に 北部農林高校園芸工学科
2017年7月11日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県立北部農林高校園芸工学科の生徒ら5人が、 昔ながらの草木玩具「ティンチャマ」を 次世代に広げる取り組みを進めています。 2014年にある生徒が指ハブを作り、 県外の高校生に配って喜ばれたのがきっかけですが、 生徒らが知っていたのは指ハブのみで、 作り方や歴史は知りませんでした。 生徒によると、 琉球玩具はもらい物=イーリムンと呼ばれ、 手遊び=ティンチャマと 縁起物=ハイヌジに分けられました。 ハイヌジは高価であったことから、 庶民が草木を使って作った玩具が ティンチャマだったと考えられており、 昔から伝わる玩具を学んだことで、 「地元の人に知ってもらいたい」という思いが芽生え、 名護市立博物館の学芸員や、 沖縄本島北部を中心に、70歳以上の男女およそ40人に 聞き取り調査をするなどし、聞き取りや本を頼りに、 学校に生えているビロウを使って、 指ハブやカタツムリ、トンボや魚など、 8種類のティンチャマを作成しました。 生徒らは 「スマホばかり触るよりも、手先を生かしてみんなで楽しめ、 難しいのもあるけど、できた時の達成感もある」 と笑顔で話し、 今後も聞き取りや歴史を調べ続け、 ティンチャマの文化を守り続けていく考えです。
Tue, 11 Jul 2017 17:13:00 +0900
うるま市与那城で 100年以上前の龕屋取り壊し
方言ニュース 2017年7月10日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市与那城照間でこのほど、 100年以上前に作られた 龕屋の取り壊しが行われ、 区民およそ40人が集まり、 僧侶が龕屋に感謝を伝えてお払いする 様子を静かに見守りました。 龕屋は、遺体を入れたひつぎを墓まで運ぶ輿である 「龕」を収める場所で、 土葬から火葬が一般的になり、 1960年ごろを最後に利用されなく なったため、取り壊しが決まったものです。 龕は必ず親族以外で担いだということで、 出棺した日は必ず日が暮れてから 死者を出した家の内外を塩で清め、 お払いの意味を込めて、 指笛に見送られながらもう一度龕を 担いで集落から離れた 十字路まで歩きました。 95歳の男性は 「龕の組み立ては慣れないと半日はかかる。 組み立てがうまいから、 照間の葬儀ではいつも呼ばれたよ」 と誇らしげに振り返りました。 また、71歳の女性は 「子どもたちは、龕屋を指で指したら 指が切れるから、指してしまったら口に指を入れて 片足で3回回らないといけないと言って怖がっていた。 ひつぎを墓に納めた後も死者が ついてくるから重さはかわらないとも いわれていた」と話し、 恐れとともに地域に親しまれた龕屋を惜しむように見詰めていました。
Mon, 10 Jul 2017 16:16:00 +0900
琉球藍の存続に前向きな動き
「琉球藍の存続に前向きな動き」 方言ニュース7月6日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 天候不良や農家の高齢化などを理由に リュウキュウアイは激減し、染料の琉球藍が入手困難になる中、 藍染め作家が自ら染料を作ろうとする動きも目立ち始めています。 「『あなたの藍が欲しい』って言われたら、それはうれしい。 正直、もうけられるわけじゃないけど、好きだからやってる。」 土がついた作業着姿でてれくさそうに笑ってこう話すのは 本部町の藍染め作家の池原幹人さんです。 池原さんは2012年に工房「藍ぬ葉ぁ農場」をたちあげ、 リュウキュウアイの栽培や染料の基となる「泥藍」の精製、 染めまでを一貫して手掛けており、合わせて2千平方メートルほどの 畑を1人で管理しています。 宮古島市伊良部島出身の池原さんは、高校卒業後、 東京で服飾デザインの仕事をしていましたが、 「華やかな世界ではなく、一から物を作る仕事をしたい」と一念発起し、 名護市源河のリュウキュウアイを栽培する 工房に弟子入りし、3年かけて技術を学びました。 視察や栽培の相談にもできる限り対応し、技術継承にも前向きで、 近年の琉球藍不足で在庫の問い合わせが増加する中、 「自分はとにかく藍が好きだから、半端なことはしたくない。できるだけ役に立ちたい」 と増産に取り組み、年内出荷を目指しています。
Thu, 06 Jul 2017 13:13:00 +0900
浦添市相撲連盟が発足10年
2017年7月5日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市相撲連盟が今月1日に、発足10周年を迎えました。 県内市町村で唯一の相撲連盟で、 相撲大会の開催や遠征費の補助などを通して、 子どもたちの育成や支援を続けています。 浦添市内では30年前から浦添青年会議所が わんぱく相撲浦添大会を開催し、 2004年に市総合運動公園内に相撲場が設けられるなど 相撲競技が活発で、相撲に取り組む子どもたちを組織的に 支援しようという声が上がり、市相撲連盟が発足しました。 市内の唯一の相撲クラブ 「浦添てだこ相撲クラブ」の監督で、 市相撲連盟の幸地理事長は、 「市相撲連盟ができたことで組織として力士の育成や、 行政との交渉ができるようになった」と説明します。 2014年と15年に九州大会を連覇し、 2015年には県勢初の全国制覇を果たした浦添中学校相撲部の主力は、 てだこ相撲クラブの出身で、幸地さんは 「相撲は体と体がぶつかり合い、泥だらけになる。 人の痛みが分かり、人間が磨かれる。 相撲は人間形成のための手段の一つだ。 子どもたちが立派に育ってほしい」 と目を細めます。 今月末にある全国大会への出場が 決まっている新里一朗君(11歳)は 「市相撲連盟が支援してくれるので、ありがたい。 全国で活躍するような力士になりたい」と意気込んでいます。
Wed, 05 Jul 2017 13:36:00 +0900
ま市児童劇団「石川ひまわりキッズシアター」 再結成し、思い伝える
2017年7月4日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今年1月に解散を発表したうるま市石川の小学生児童劇団 「石川ひまわりキッズシアター」が再結成し、 このほど、行われた公演では、 事故の様子や遺族の心情など踊りを交えて表現しました。 劇団は宮森小ジェット機墜落事故の悲惨さや 被害者の思いを伝えようと、 2012年から活動を開始し、 事故を再現した劇や、 敗戦後、悲しみで落ち込んだ人々を 歌や三線で元気づけた 歯科医師の小那覇舞天を描いた劇を 各地で公演してきました。 事務局の人員不足などで一度は解散を決めたものの、 「やめたくない」という団員の訴えを受け、 関係者らは継続に向けた協議を続け、 再結成を決めました。 事故当時、宮森小1年だった 上間順一さん(64)歳は、解散の話を聞き、 「子どもたちの思いを大人が妨げることはできない」 と奮起して、事務局長に就任し、 「石川の歴史や文化を伝えたいという子どもがいる限り、 活動を続けたい」と決意しています。 劇団はおよそ3カ月間にわたり、 来年2月の自主公演の開催資金と 活動継続に向けた寄付を募っており、 インターネットを通じて資金を集める クラウドファンディングサイト「YUIMA」で、 目標額を最低30万円として支援を呼び掛けています。
Tue, 04 Jul 2017 19:18:00 +0900
八重瀬町具志頭で 「ワッターぐしちゃん写真・資料展」開催
方言ニュース 2017年7月3日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 八重瀬町具志頭の歴史や文化を紹介した 「ワッターぐしちゃん写真・資料展」が 6月24日から5日間、 具志頭公民館で開かれました。 区民から集まった具志頭に関する写真や 資料200点あまりと 県公文書館などの写真 合わせておよそ350点を展示。 豆腐作りの機械など区民23人が提供した 昔懐かしい道具およそ80点も 展示されました。 写真や資料では、十五夜や大綱引き、 門中行事、御願など具志頭にまつわる 文化や歴史が紹介されました。 民具コーナーではおよそ100年前の 「バサージン(芭蕉)」で作った着物や 木炭を入れて使うアイロン「火熨斗(ヒヌシ)」、 夜の漁で使った屋外用のランプ 「イチャグァーランプ」などが 展示されました。 イベントを運営した 具志頭字誌編集委員会の伊元編集委員長は 「期待以上に区民の関心があった。 字誌は3年目を目標に できるだけ早めに仕上げたい」と 抱負を語りました。
Mon, 03 Jul 2017 16:55:00 +0900
照屋礼くん(9才)県内初のこままわし有段者誕生
方言ニュース 2017年6月30日放送分(金) 今日の担当は、糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄県内初となるこま回しの 有段者が誕生しました。 数々の難易度が高い技をクリアして、 日本こままわし普及協会から7段に 認定されたのは、 浦添市立港川小学校4年の照屋礼君です。 照屋君がこま回しを始めたのは 保育園の頃で、 うどん屋のお子さまセットに付いていた おもちゃのこまがきっかけで、 「できない技ができるようになるのが 楽しい」とめきめき実力を付けました。 師匠はいないものの、 インターネットの動画配信サイト Youtubeで技を学び、 小学生は6段までの取得となっていますが、 高い技術が認められた照屋君は 暫定で7段となりました。 現在は通っている学童と自宅でこま回しの 修業に励んでおり、 9段の取得に意欲を見せる照屋君は 「9段の技はできるけど、8段の技に できないものがある」と語り、 「最高位の9段まで頑張りたい」と 意気込みを見せます。 母親の貴子さんは 「たかがこまかもしれないが、 自信が付くなら伸ばしてあげたい。 こまのおかげで友人も増えた」 と目を細め、 父親の響さんは「有段者になれたのは、 息子の練習の成果でもあるが、 お母さんのサポートがあってこそ」 と語りました。
Fri, 30 Jun 2017 16:30:00 +0900
国頭村で大相撲祝賀会が開催
「国頭村で大相撲祝賀会が開催」 方言ニュース6月29日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 大相撲幕内西前頭10枚目の宇良関の父親の出身地の国頭村で 宇良関の国頭応援会が発足し、このほど、応援会などを中心に 村民およそ70人が辺土名漁港内の港食堂に集まり、 盛大に大相撲祝賀会を開催しました。 村内では場所中、各集落で、のぼりおよそ250本を掲げるほど、 宇良関の活躍に応援が盛り上がっているということで、 祝賀会では国頭応援会の大嶺会長が 「宇良関の初土俵のころから応援している。 隣村の東村ではゴルフの宮里きょうだいが大活躍しており、 私たちも負けないよう宇良関をもっともっと応援し、相撲を盛り上げていきましょう」 と力強くあいさつしました。 また、宇良関の伯父で、宜名真区在住の宇良恵一さんも 「弟の子どもが相撲で活躍していることがおじい、おばあの元気につながっている」 とあいさつしました。 また、宜名真区に暮らす祖父母の宇良繁さんとサチ子さんも 孫の活躍に元気をもらい、遠く離れたやんばるから声援を送っているということで 宜名真区の山入端区長は 「宇良関の活躍は区民の励み、誇りで、村民のみならず 県民にも夢と感動を与えている。これからも頑張って三役、 さらに上を目指してほしい」 と宇良関にエールを送っていました。
Thu, 29 Jun 2017 14:46:00 +0900
平和祈念資料館などで来館者減少
2017年6月28日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市の県平和祈念資料館と ひめゆり平和祈念資料館で 来館者が減少傾向にあります。 県平和祈念資料館では2000年のリニューアル時には 48万1018人だった来館者が、 昨年度は37万2502人まで減少し、 ひめゆり平和祈念資料館では 1999年度の来館者100万6600人をピークに、 昨年度には57万9865人まで減りました。 県平和祈念資料館では県民の来場減が顕著で、 県内からの有料来館者は2000年の11万1401人から、 昨年度には7963人まで落ち込みました。 平和学習などで各学校が見学する場合は無料のため、 大人の来館者が減っているとみられます。 ひめゆり平和祈念資料館でも、 県内からの訪問校数減少が目立ち、 県外の訪問校数は増えた一方、 県内の訪問校数は1991年度の124校から、 昨年は72校にまで減少しました。 戦争体験者が減少し、 戦争体験者でない世代が増えていることが影響しているとの指摘がある中、 関係者は県民の来館者減の背景を 「県内のレジャー施設の多様化などの影響が大きい」と推測し、 「教育や芸能などのテーマと戦争との関係を扱う企画展を企画し、 県民にアピールしていきたい」 と話しています。
Wed, 28 Jun 2017 15:05:00 +0900
高校生がしまくとぅば学ぶ 中部農林高校で特別授業
2017年6月27日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 中部農林高校福祉科はこのほど、 特別授業「わらべ歌からしまくとぅばを学ぶ」を行い、 2年生39人がわらべ歌の手遊びなどを学びました。 講師は、宮城葉子さんが務め、 方言札などによってしまくとぅばが 次第に使われなくなっていった経緯から説明しました。 また、沖縄戦を経験した高齢者らは 「文化や言葉を残して欲しいという強い思いを持っている」 と説明し、こうしたことを理解した上で 触れ合うことを提案しました。 さらに、歌詞に含まれるしまくとぅばの名詞や あいさつの言葉も理解しながら、 「普段から少しずつ使ってもらいたい」と呼びかけ、 こうした心掛けが高齢者との現場でのやりとりに役立つと アドバイスしました。 これに対して生徒たちは、 指遊びの「てぃーたーみー」や 「いったーすぅや」などを歌いながら手や体を動かして学び、 高齢者とのコミュニケーションに生かそうと、 真剣に聞き入っていました。 授業終了後、科を代表して大島海鈴さんは 「習った言葉でたくさんおおじい、おばあと楽しみたい。 これからもたくさんのしまくとぅばを覚えていきたい」 などとお礼を述べました。 生徒たちは来月と9月に高齢者施設での実習を予定しています。
Tue, 27 Jun 2017 10:20:00 +0900
戦後70年の平和の詩 具志川に記念碑
方言ニュース 2017年6月26日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 戦後70年のおととしに 「児童・生徒の平和メッセージ展」で 最優秀賞を受賞し、 沖縄全戦没者追悼式で朗読された詩 「みるく世がやゆら」の記念碑が、 うるま市具志川の具志川アシビナーに 建立され、記念碑の建立記念式典と 慰霊祭がきのう、開かれました。 「平和の詩」が記念碑として 建立されるのは県内で初めてです。 詩は、認知症を患った祖父の姉が戦争で 失った夫を思い起こす姿を描いており、 沖縄戦の記憶の継承を訴えています。 詩の作者の具志川区の出身で、 現在は東京に住む大学生の 知念捷(まさる)さんは、 記念式典で「後世に戦争の記憶を伝え、 平和を築く、みるく世への懸け橋と なることを祈ります」 と願いを込めました。 また、今回、慰霊塔の改修も行われ、 戦争で亡くしたきょうだい3人が 慰霊塔に追加刻銘され、 東京から参列した(76)歳の男性は 「ずっと平和であるように願った。 きょうだいも具志川に戻って 安堵するだろう」と述べ、 冥福を祈っていました。 さらに、慰霊祭では 遺族代表として(81)歳の男性が 「ありったけの地獄を集めたと言われる 戦争で、多くの県民の命が奪われた」 と述べ、戦没者に手を合わせていました。
Mon, 26 Jun 2017 16:15:00 +0900
給食で「慰霊の日献立」
2017年6月23日(金) 担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球大学付属中学校はきのう、 沖縄戦を振り返るきっかけにしようと、給食に「慰霊の日献立」を取り入れました。 給食は、ふかし芋や雑炊、豆腐のそぼろ煮、パイン缶などの質素な献立で、 生徒らは戦時中や戦後の貧しかった時代の食事の雰囲気を味わっていました。 この「慰霊の日献立」の取り組みは5年目で、献立を考えた照屋誠子栄養教諭は 「食事から、生きるのに精いっぱいで貧しい時代があったことを少しでも振り返ることができればと思った」 と話しました。 一方、「慰霊の日献立」を体験した1年生の生徒は 「今日一日だったらおいしく食べられるけれど、毎日このメニューが続くと考えるとつらい」 と感想を述べ、別の生徒は 「戦争の時はずっとこの食事だったと考えるとかわいそう。給食で再現するのはとても勉強になる」 と語っていました。
Fri, 23 Jun 2017 17:10:00 +0900
「渡嘉敷島体験」で沖縄の自然文化に触れる
「「渡嘉敷島体験」で沖縄の自然文化に触れる」 方言ニュース6月22日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 愛知県東海市の市立中学校全6校の2年生の全生徒と教員ら およそ1200人が3泊4日の日程で沖縄を訪れ、 自然や文化に触れたり、平和について学んだりする 沖縄体験学習の「渡嘉敷島体験」が行われています。 連続10回の訪問で、国立沖縄青少年交流の家を主会場に、 今月4日から今月27日までの日程で、順次、沖縄入りし、 渡嘉志久ビーチで、カヌー、海水浴、シュノーケリングなどのマリン体験や、 レクリエーション交流、集団生活などを通して、 協力し合い学び合う態度を身に付けます。 また、地元の平和ガイドを講師に招き、 渡嘉敷島の「集団自決」について学び、 沖縄戦の悲惨さ、命や平和の尊さについて認識を深めます。 さらに、4年前からは環境教育の一環として、 ミドリイシサンゴなどのサンゴの苗を植え付ける体験も行っており、 最終日は交流のある沖縄市を訪問し、 中学生らとの交流会や南部戦跡などを見学します。 参加した生徒は「戦争のむごさ、自決した人の思いがとてもつらかった」と話し、 引率した(36)歳の教諭は 「島の海を満喫できた。平和を学ぶには沖縄戦を学ぶことが重要だと再認識できた」 と語りました。
Thu, 22 Jun 2017 13:30:00 +0900
慰霊の日を前に、平和祈念堂で『浄め』
2017年6月21日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 6月23日の慰霊の日を前に糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂で このほど、平和祈念像のほこりを取り払う「浄め」が行われ、 沖縄バスのガイドや県工芸振興センターの研修生、 それに祈念堂の職員ら30人が参加し、 平和への思いを込めて高さおよそ12メートル、 横幅およそ8メートルの祈念像を丁寧に拭き清めました。 浄めは、慰霊の日の前と年末の2回行っています。 3回目の参加となったバスガイドの瀬嵩美紀さんは以前、 修学旅行生と一緒に大田昌秀元知事の講話を 同祈念堂で聞いたことがあり、 「先日、大田が亡くなったこともあり、 今年はより一層平和について考え、 しっかり伝えていかなければならないと 思いながら像を磨いた」と語りました。 沖縄平和祈念堂ではあす午後7時から 沖縄全戦没者追悼式前夜祭が開かれ、 琉球古典音楽や琉球舞踊が奉納されます。
Wed, 21 Jun 2017 11:21:00 +0900
沖縄戦の悲惨さ知って 絵本「なまえ」制作
2017年6月20日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 元幼稚園教諭で、 幼児教育の非常勤講師などを務める 北谷町の今秀子さんが、このほど、 絵本「なまえ」を制作しました。 沖縄戦などで命を落とした犠牲者の名を刻んだ 「平和の礎」に、 名前が分からず 「◯◯の妻」「◯◯の長男」などと記された戦没者を題材に、 戦争の悲惨さや平和への願いを込めて書き上げたものです。 「なまえ」は、 主人公のミチ子とその家族、戦時中に生まれた赤ん坊の物語で、 家族に赤ん坊が生まれ、新たな命の誕生を家族で喜びました。 しかし、地上戦は激しさを増し、食べ物はなくなっていき、 「赤ん坊が泣くと、米兵に見つかる」 との理由からガマを追い出され、 赤ん坊は間もなく命を落としてしまいます。 戦後、父親と2人だけ生き残ったミチ子は、 家族の名が刻まれた「礎」を訪れますが、 赤ん坊の名は「◯◯の次男」と表記されていました。 今さんは 「一人一人に付けられた名は、 誕生した喜びや未来を託し両親が付ける。 その子が存在していた証しで、 誕生したドラマや歴史があったはずなのに、 戦争で名を失った子どもたちがいる。 幅広い年代に戦争や今の社会情勢を 考える一つのきっかけにしてほしい」 と語っています。 絵本は県内書店で販売されています。
Tue, 20 Jun 2017 15:22:00 +0900
慰霊の日 宮古高校3年の上原愛音さん 平和の詩朗読
方言ニュース 2017年6月19日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 6月23日の「慰霊の日」に、糸満市で 行われる沖縄全戦没者追悼式で、 県立宮古高校3年の上原愛音(ねね)さんが、 自作の平和の詩「誓い~私達のおばあに 寄せて」を朗読します。 詩は平和学習から学んだ沖縄戦の 惨状を描いたもので、上原さんは「平和を 願う思いは確かに県民に継承されている」 と強調し、犠牲者や戦争体験者に 「大丈夫だよ」と語りかけ、 不戦の誓いを語りました。 上原さんは詩を作るのは初めてで、 授業の課題としてわずか1日で書き上げ 詩には、「赤子の声を抑えつけたあの日」 などとむごたらしい戦争の様子を 描きました。 一方、「フェンスを飛びこえて 絞め殺されゆく大海を泳いで」との 文言を盛り込んでおり、 「沖縄の自然が好きだ。軍用地や何かの 開発でこれ以上自然が壊されるのは 本望ではない。戦没者も同じ気持ちだと 思う」と言葉少なに語りました。 さらに、上原さんは「まずは戦没者の 気持ちを安心させたかった。 その上で私たちは平和に向けて 行動できるよと伝えたかった」と語り、 「県民は物心がついたころからの 平和学習で争いに正義がないことを 学んできた。 世界がより平和になるために行動する 力があることを確信している」 と話しました。
Mon, 19 Jun 2017 17:52:00 +0900
憧れの模合「十四日会」
2017年6月16日(金) 担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 南城市に地域の人が入会を憧れる参加者数限定の模合があります。 1963年に結成された「十四日会」で、 南城市佐敷新里にゆかりのある人たちで構成され、 地域の顔役の男性らが集い、自治会活動にも積極的に参加し、地域の土台を支えています。 規約によると、会の定員は12人で、 新しい人が入れるのは、誰かが抜けたときだけです。 現在も入会待ちの人がいるということで、新加入が認められた人は 「憧れの十四日会に入れた。絶対に抜けない」と張り切っています。 会は、佐敷新里に住む1940年生まれの人たちが「定期的に集まって飲もう」と立ち上げたもので、 毎月14日に集まり、酒を酌み交わします。 山羊汁を食べて栄養を付ける「山羊会」の開催や、 野球チームを結成するなどして会を盛り上げてきました。 模合金がドルから円に変わるなどの世替わりも経験し、 結成当時の会員にはすでに亡くなった人もいます。 結成当時からの会員は78歳と76歳の男性2人だけで、 「こんなに続くとは思わなかった」と驚き、「できる範囲で頑張って、子どもたちに会を譲りたい」と語っています。
Fri, 16 Jun 2017 13:12:00 +0900
名護市の拝所(うがんじゅ)でさい銭の盗難が多発
「名護市の拝所(うがんじゅ)でさい銭の盗難が多発」 方言ニュース6月15日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護城公園にあるヒヌカン(火の神)をまつった拝所で、 さい銭が盗まれる事件が多発しています。 ここ数年で、今月5日までに20回以上被害に遭ったということで、 さい銭を確認する前に盗まれているため 被害総額は確定できませんが、数十万円になります。 城区は名護署に被害届を出しており、名護署が捜査を進めています。 拝所は城区民がヒヌカンとして長年、大切にまつってきたもので、 区民だけではなく、年末から春先にかけては初詣客や行楽客も多数訪れます。 さい銭は例年年間で数十万円になり、拝所の維持管理に使われてきました。 さい銭箱は二重鍵になっており、十数年前から 鍵が壊されていることはありましたが、さい銭は数年前から盗まれるようになりました。 鍵が壊されるたびに大型の鍵に交換してきましたが、 犯行は止まらず、さい銭を取り出す側の扉を溶接しました。 それでも溶接部を工具で削り、金を盗んでいくということです。 防犯カメラの設置も考えましたが、電気が通っていないこともあり、 区の予算では難しい状況です。 宮里区長は 「鍵交換も溶接も、その都度費用がかかる。本当に困っている。 さい銭には、お参りした人の願いや祈りが込められている。どうかやめてほしい」 と訴えました。
Thu, 15 Jun 2017 13:18:00 +0900
保育の受け皿増加へ 浦添市が市内幼稚園を認定子ども園へ
2017年6月14日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市はこのほど、総合教育会議を開き、 「市立幼稚園の認定子ども園移行に関する 基本方針案」を決定しました。 3歳から5歳を受け入れる子ども園とすることで、 幼児教育の充実や待機児童の解消などを図るもので、 2022年までに市内全ての公立幼稚園11園を 幼保連携型の認定子ども園へ移行させる計画です。 また、11園のうち5つから6つの園を公設民営に、 残りを公設公営にする予定で、 2018年度には仲西幼稚園が公設民営型の認定子ども園へ 移行する計画となっています。 市は今月5日から始まっているパブリックコメントを経て、 庁議で方針を決定します。 保護者の就労にかかわらず、 3歳児から受け入れる子ども園は 夏休みなどの長期休暇がなく、土曜日も受け入れます。 また、4月1日からの預かりが可能で、 給食の提供もあります。 子ども園が小規模保育所の卒園児の受け皿となることで、 保育所の枠に余裕が出て、待機児童の解消にもつながるとしています。 移行には給食提供のための施設整備などが必要となりますが、 市の担当者は「保護者が安心して子どもを預けることができるようになる」 と意義を強調しました。
Wed, 14 Jun 2017 14:50:00 +0900
うちなーぐちで賛美歌を 西原町
2017年6月13日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うちなーぐちで賛美歌を歌う 「沖縄の賛美歌を歌う集い~沖縄語の賛美歌をめぐって」が、 このほど、西原町の沖縄キリスト教学院 仲里朝章記念チャペルで開かれました。 賛美歌は、 宣教師で医者のベッテルハイムが 1846年に琉球に持ち込んだのが最初で、 以来、伊波普猷がうちなーぐちに訳した「主の祈り」が、 うるま市、沖縄市などを中心に 「民謡賛美歌」として伝承されました。 「主の祈り」は、高江洲義寛が新たに作曲し、 民謡賛美歌を伝承するコーラスグループの 「うるま心のうたの会」のメンバーらが、 久高島の祭祀「イザイホー」の踊りに乗せて 演舞を披露しました。 また、民謡賛美歌「恵みのイエス様」では、 花城英樹の三線で、 「安里屋ユンタ」の曲に合わせてうちなーぐちで歌い、 最後の「マタアーメン、ハレルヤ感謝です」と歌う節から、 沖縄の音楽に溶け込みながら キリスト教の教えを受け継いでいる姿が読み取れました。 さらに、杣田早苗は、新垣壬敏が編曲した 「てぃんさぐぬ花と汗水節によるファンタジー」を オルガンで演奏し、 オルガンで奏でる美しい沖縄メロディーが チャペルに響き、観客をうっとりさせていました。
Tue, 13 Jun 2017 14:49:00 +0900
母親の育児サークル しまくとぅばで読み聞かせ
方言ニュース 2017年6月12日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 音楽、絵本を楽しむ子育て中の母親で つくるサークル「ドゥ・カシースン」の 公演「音楽とお話を楽しむとき」が このほど、西原町立図書館で行われ、 絵本の読み聞かせや音楽の生演奏などが披露され、 2時間にわたって子どもたちを楽しませました。 「ドゥ・カシースン」は中部の産婦人科の 育児サークルからスタートしたもので、 名称は、しまくとぅばの「体=どぅ」と 「加勢する=かしーすん」にちなんでつけられました。 公演の中で、童話「おおきなかぶ」では 子どもたちも参加して、 ネコやネズミの役になり、 「ネズミがネコを引っ張って、 ネコが犬を引っ張って」を、 しまくとぅばを使って表現しながら、 元気よく演じました。 西原小学校1年の宮里幸那さんは 「パズルにもおおきなかぶの犬役にも 参加して、とても楽しかった」 と満足そうに話しました。 「ドゥ・カシースン」の高江洲美香代表は 「お母さんも子どもたちも楽しみ、 私たちも楽しい活動を目指している」 と笑いました。
Mon, 12 Jun 2017 18:19:00 +0900
モデルは平均80歳越え、与那城地区でファッションショー
2017年6月9日(金) 担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市与那城民生委員児童委員協議会は このほど、与那城地区公民館でファッションショーを開きました。 モデルは平均年齢80歳を超える地域住民で、プリンス、プリンセスに大変身した お年寄りたちが登場すると「とてもきれいになっている」と声が上がり、 会場は拍手と笑顔で包まれました。 ファッションショーは「お父さんお母さんありがとうの集い」の催し物で、 これまでは、結婚式を挙げられずドレスやタキシードを着たことのない夫婦に出演してもらい、祝っていましたが、 今年は夫婦の出演者が見つからず、希望者を募ったところ6人のモデルが集まり、 ショーを開催することになりました。 集まったおよそ300人余の観客に投げキッスを送った93歳の女性は 自己紹介で「永遠の39歳」と語って、観客の笑いを誘い、 出演後、「緊張したけど大成功だね。おかげで長生きしそう」と活力をみなぎらせ、 人生で一度もドレスを着たことがなかった(73)歳の女性は ブラウンの生地にバラの刺しゅうが入ったシックなドレスで登場し、 「舞台に出るまで気恥ずかしかったけど、ドレスを着ると若返った気持ちになるね」と声を弾ませていました。
Fri, 09 Jun 2017 13:22:00 +0900
うるま市の小学校敷地内に公設学童クラブが開所
「うるま市の小学校敷地内に公設学童クラブが開所」 方言ニュース6月8日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市立南原小学校の敷地内にこのほど、 公設学童クラブ「南原学童クラブ」が開所しました。 学校敷地内に学童クラブが開所したのは市内で初めてで、 公設学童クラブとしては市内で8番目となります。 学校敷地内に学童クラブが完成したことで、 学校や周辺住民と協力して運営ができるほか、 児童が徒歩圏内で通える利便性があるということで、 島袋市長は 「市を背負って立つ子どもたちのため、素晴らしい施設を造っていきたい。 南原っ子が健やかに育つよう、全力を挙げて協力したい」 と式典であいさつしました。 学童クラブの敷地面積はおよそ600平方メートルで、 総事業費はおよそ5300万円、学童クラブ周辺には、 勝連城跡もあり景観に配慮して屋根を赤瓦にしました。 開館時間は、平日の午後1時から午後7時までで、 夏休みなどの長期休暇や土曜日は 午前8時から午後7時までとなっており、日曜日は閉館します。 学童クラブに通う小学校6年生の女の子は 「学校が終わったら、すぐ来る。 友だちもたくさんできて、一緒に遊べるから楽しい」と笑顔で話していました。 学童クラブを担当する市子ども部は、今後、 赤道小学校や宮森小学校内でも学童クラブを開所するよう調整しています。
Thu, 08 Jun 2017 13:24:00 +0900
辺野古老人クラブ、子どもたちの見守り12年
2017年6月7日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄本島北部の東海岸側に位置する 名護市豊原の久辺小学校では、 下校時刻になると、おそろいの緑のベストできめた 「辺野古区老人クラブ」のメンバーらが通学路に姿を現し、 毎日、子ども見守り活動を行っています。 「子どもは地域の宝、みんなで守り育てよう」との思いから、 2005年12月から子ども見守り活動が始まり、 およそ12年間休んだことはありません。 今や、子どもの表情を見ただけで心の状態や 学校でどういう一日を過ごしたのか分かるということで、 老人クラブの城間副会長は 「嫌なことや不安なことがあると、 どこか顔がぶすっとしてたり、歩き方が心細げだったり。 そんな時は『何かあったの』と声を掛けることもある」と話します。 活動継続の源は感謝の気持ちが込められた子どもたちからの贈り物で、 小さな折り鶴500羽で「ありがとう」と書かれたメッセージボードは メンバーの宝物となっており、 「子どもたちの日々の成長を感じるのが何より楽しい」と しみじみと語る城間副会長は 「やめるわけにはいかない。 老人会のメンバーも増やして、子どもたちから元気をもらいながら 見守り続けていきたい」と話しています。
Wed, 07 Jun 2017 14:23:00 +0900
ジョージ紫さん写真 紫のルーツを垣間見る
2017年6月6日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1965年に米軍基地内で催されたピアノ発表会で 演奏するジョージ紫さん68歳のモノクロ写真が、 沖縄市久保田の「プラザハウス」に展示され、 来場者の目を引いています。 ジョージさんは、 オキナワンロックの草分け的バンド「紫」のリーダーで、 写真は16歳の高校生の頃に撮影されたものです。 クラシックをロックに融合させ、 日本復帰直後に日本中を魅了した 紫の音楽のルーツが垣間見えます。 ピアノを始めたのは8歳の頃で、 ジョージさんの内弁慶な性格を案じた母親が 「外でも自分を表現できるように」と、 ピアノ教室に通わせました。 ジョージさんは 「当時はクラシックしか音楽だと思っていなかった 妹はビートルズに狂っていたけど、 自分はロックを騒音としか思ってなかった」] と懐かしそうに笑います。 そんなジョージさんがロックに のめり込んだのは1960年代後半に アメリカの大学に在学した時で、 イギリスのバンド「ディープパープル」に 完全にノックアウトされ、 沖縄に戻った後、1970年に紫を結成し、 自身が「騒音」と称したロックに、 「自分の音楽に大きな影響を与えた」 というクラシックを融合させ、 沖縄、日本中を紫色に染めていきました。 ジョージさんの写真やレコードには プラザハウスのギャラリーで出会えます。
Tue, 06 Jun 2017 17:10:00 +0900
頼りになるまちの「オジサンクラブ」
方言ニュース 2017年6月5日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 電気技師や大工、水道や建築関係、 福祉の専門家、読み聞かせが得意な人など、さまざまなメンバーが活動する糸満市のボランティアグループ「オジサンクラブ」。 平均年齢65歳のおじさんたちが 糸満市社会福祉協議会と協力し、 金銭的に厳しい生活をしている人の家屋の 修理や1人暮らしの高齢者宅の草刈り、 子どもたちに紙芝居も披露します。 オジサンクラブは、定年退職後に市社協のボランティアセンターで活動していた人を 中心に2012年5月に結成しました。 県外から糸満市に移住後、地域との つながりを求めて参加する人も多く、会員15人ができることを無理なく 協力しています。 多い時は月に3回ほどクラブに依頼があり、 家屋の修理などは依頼人から 材料費だけを徴収するということで、 大生(おおばえ)会長(68)歳は 「子どもたちに夢を与え、 地域のためになる活動をしたい」 と抱負を語っています。 7年前、妻の出身地の糸満市に移住しました。 北海道出身で、最高齢の 大井昇さん(74)歳は「電気関係の仕事でボランティアとは無縁の世界にいたが、 やってみたら面白い。 初めてのことも多く、貴重な体験をさせて もらっている」と謙虚に話していました。
Mon, 05 Jun 2017 18:30:00 +0900
落語で沖縄戦物語る
2017年6月2日(金) 担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 国内外で活躍する落語家の桂春蝶さんが、自身の落語で伝えたい想いの第4弾として、 ひめゆり学徒隊の体験を基にした沖縄戦の物語に挑みます。 独演会のテーマは「ニライカナイで逢いましょう~ひめゆり学徒隊秘抄録~」で、 今月24日午後1時半から、浦添市の国立劇場おきなわ小劇場で開かれます 春蝶さんが沖縄戦に関心を持ったきっかけは高校時代の修学旅行で、糸満市のひめゆり平和祈念資料館がずっと心に残り、 その後、何度も沖縄に足を運んで取材を重ねました。 座間味村では沖縄戦で犠牲になった人の白骨にも出合い、 戦後初めて語ったという体験者からも話が聞けたということです。 春蝶さんは 「戦争を伝えるということも大切だが、物語を通して命そのもののぬくもりを伝えたい。 沖縄戦を通して、命そのものを考えるきっかけになってほしい」 と思いを語りました。 一般的に落語は笑いを誘う場として知られていますが、 今回、沖縄戦という重い題材を扱うことについては 「落語は共感が鍵を握る。共感には陰と陽があり、笑いが陽なら、陰は涙だ。 笑いだけにこだわらず、人間そのものを伝える落語があってもいい」と話しました。
Fri, 02 Jun 2017 16:38:00 +0900
つしま丸児童合唱団、結団式で歌声を響かせる。
「つしま丸児童合唱団、結団式で歌声を響かせる。」 方言ニュース6月1日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市の小学生を中心に結成され、 平和の歌などを歌う「つしま丸児童合唱団」の今年度の結団式がこのほど、 那覇市若狭の対馬丸記念館で行われました。 合唱団は2012年度にスタートし、 市内外の幼稚園児から小学6年生までの 27人が所属し毎週土曜に活動しており、 6月23日の沖縄全戦没者追悼式や、 8月22日の対馬丸慰霊祭で合唱を披露します。 結団式で児童らは、 団長の高里千穂子さんの指揮で 「ねがい」「ビリーブ」「月桃」などを合唱し、 保護者らの見守る中で息の合った歌声を響かせました。 小学1年のころから所属している 那覇市立天妃小学校5年の吉浜恋菜(れな)さんは 「戦争で多くの人が犠牲になった。平和がどれだけ大切か知ってほしいとの思いで歌う」 と強調し、同じく5年の玉城碧乃(あおの)さんは 「他の学校の友達もできる」と楽しんでいる様子で、 8月の対馬丸慰霊祭に向けては 「亡くなった人たちへ思いが届くように歌いたい」と語りました。 対馬丸記念館の宇根一磨学芸員は6年目を迎える合唱団に関し 「学年を重ねるごとに徐々に平和の種が育ってくる。 大人になっても平和の心を届けてほしい」 と期待を込めていました。
Thu, 01 Jun 2017 13:46:00 +0900
ハワイで死亡の県人捕虜の墓標が見つかる
2017年5月31日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦で米軍の捕虜となり、 移送先の米ハワイ州で死去した 県出身男性2人のものとみられる墓標が、 オアフ島中央部ワヒアワ地区にある 米陸軍施設スコフィールド・バラック内で発見されました。 墓標は1946年に確認されていましたが、 その後、兵舎拡張のため撤去され、 移転先は不明となっていたもので、 戦後72年、遺骨を探し続けてきた遺族や 関係者からは「夢のよう」「感無量」と、 喜びの声が上がりました。 墓標には那覇市出身の安富祖泰平さん(享年37)と 糸満市出身の殿内正雄さん(享年18)の 名前と捕虜番号が記されています。 沖縄では戦時中、 3千人余の県人が捕虜となり、ハワイへ移送され、 最長1年半の抑留生活を終え、大半が帰沖しましたが、 安富祖さんと殿内さんを含む12人が現地で病気やけがで死去し、 遺骨の行方が分からなくなっていました。 12人の魂を慰めようと、遺族や元捕虜らでつくる実行委員会が、 来月4日にハワイで慰霊祭を開催します。 墓標が見つかった殿内さんの妹で、 糸満市の玉城文子さん(80)は 「まるで夢のよう。神のお導きとしか言いようがない」と感極まり、 「もう一度兄に会いたい」との思いから 急きょ、慰霊祭への参加を決めています。
Wed, 31 May 2017 13:34:00 +0900
終戦前後に取られた写真 被写体の男性が判明
2017年5月30日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球新報がこのほど掲載した 終戦前後にアメリカ・ハワイ州の収容所に移送された 県人捕虜の写真を巡り、 写真に写っている 元捕虜2人の身元が判明しました。 このうち、紙面で若かりし日の父親の朝保(ちょうほ)さんを見つけた 宜野湾市我如古の山本勇さん(69)歳は 「父は小柄で、なで肩だった。ひと目で父と確信した」と述べ、 72年前の写真に写し出された亡き父の姿を喜びました。 写真は当時のホノルル市ワイパフ地区の 自宅前の道路で撮影されたもので、 現地で撮影された写真はほとんど見つかっていないことから、 当時の生活を読み解く貴重な資料写真として期待が寄せられています。 山本さんによると朝保さんは生前、 ハワイでの捕虜生活を家族に語っており、 特に戦前に移住した地元我如古の知人から 弁当を差し入れしてもらうなど、 とても親切にされたという話が印象的だったと振り返りました。 2002年に家族でハワイを訪れた際、 朝保さんは捕虜時代に建設に携わったトリプラー陸軍病院を視察し、 当時の生活に思いを巡らせていたということです。 山本さんは紙面に写る父を見詰め 「生きているうちに、この写真を見せてあげたかった。 あらためて子や孫に父がたどった足跡を伝承したい」と語りました。
Tue, 30 May 2017 13:43:00 +0900
還暦迎えた恩師祝うため、教え子たち集う 真志喜中
方言ニュース 2017年5月29日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 中学校教師として生徒たちに バスケットボールを指導してきた 石川正信さんの定年退職に合わせ、 宜野湾市の真志喜中を卒業した 教え子たちがこのほど、 宜野湾市内で還暦祝いを開き、 およそ70人が駆け付け 「先生、ありがとう」と感謝の思いを伝え、 第二の人生に向けて激励しました。 石川さんは1981年に真志喜中へ赴任し、 バスケ部の顧問を務めました。 当初ユニホームすらなく、 初めての大会は体育着に手書きの ゼッケンを付けて出場しましたが、 3年後には九州代表として全国大会に 出場できるほどまでに チームを強化しました。 祝宴では、出席した全員が登壇し、 「先生のおかげで今もバスケに 携わっている」などとあいさつし、 「練習がきつくて逃げるために 跳び箱に隠れた」と具体的な思い出も 飛び出して、会場は笑顔に包まれました。 還暦祝いの赤いちゃんちゃんこの代わりに 背番号60の赤い特製ユニホームを 贈られた石川さんは「当時は若さもあり、 熱い思いをぶつけて厳しくしたこともあり、許してほしい。 大勢が集まってくれて感無量だ。 皆がそれぞれの道に 進んでいるということが私の力になる。 これからも頑張りたい」と感謝しました。
Mon, 29 May 2017 16:35:00 +0900
南城市の人口増加
2017年5月26日(金) 担当は、上地和夫先生です。 4町村合併から11年目を迎える南城市の人口が増加しています。 一時減少傾向でしたが、人口、世帯数とも年々増加し、 3月末現在で人口が4万3230人、世帯数は1万6982世帯となっています。 地域別では、最も人口の増加が著しいのが旧大里村で、328人、234世帯増えました。 次いで、旧佐敷町で62人、147世帯増加しました。 県は2010年に「南城市計画」を施行し、市は計画に基づいて、 那覇広域都市計画区域から離脱し、市単独で土地利用を計画することが可能になり、 その後、住宅地の整備など開発を進めつつ、保全とも両立させたまちづくりを図ってきました。 旧大里村集落で最も人口が増えているのが島袋区で、この1年間に222人増加しました。 子供が成長し、実家近くに戻って家を建てて暮らすようになったほか、 至る所にアパートが建てられるなど、活気が見られます。 同じ大里で人口増が目立つのが湧稲国区の70人、28世帯の増加で、旧佐敷地域では、津波古区が66人、69世帯の増加と、 那覇広域都市計画から離脱した後のまちづくりが功を奏しています。 世帯数は増えているものの、旧玉城地域と旧志喜屋地域では、人口が減少傾向にあります。 古謝景春市長は「来年度までに総人口4万5千人を目指す」としており、今後の対策が注目されます。
Fri, 26 May 2017 17:58:00 +0900
伊是名村の玉御殿、重要文化財に指定
「伊是名村の玉御殿、重要文化財に指定」 方言ニュース5月25日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国の文化審議会はこのほど、 伊是名村伊是名元島の墓所、玉御殿について、 重要文化財に指定するよう松野文部科学大臣に答申しました。 玉御殿は琉球王家第二尚氏初代・尚円王の 父親の尚稷らの墓所として1688年に整えられ、 当時の墓の形式や築造技術を残していることなどから指定が決まったものです。 重要文化財に指定されるのは県内では23カ所目で、 歴史資料なども含む国指定の国宝、 重要文化財としては34件目となります。 玉御殿は岩盤に接して造られた石造の墓室や石垣、 アーチ状の門と石段から構成され、 面積は373・03平方メートルです。 墓室は首里の玉陵を模しており、 琉球石灰岩で造った三角型の 屋根などが特徴の「破風墓」の形式で 建てられており、玉御殿は現在、伊是名村が管理しています 平敷県教育長は 「指定は大変うれしい。村教育委員会や関係者と連携し、管理や活用に努めたい」 とのコメントを発表しました。
Thu, 25 May 2017 14:20:00 +0900
白保竿根田原洞穴遺跡、旧石器時代の墓地と確認
2017年5月24日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県教育委員会はこのほど、 西原町の県立埋蔵文化財センターで、 石垣市の白保竿根田原洞穴遺跡の最終的な調査結果を発表し、 白保竿根田原洞穴遺跡を国内初の旧石器時代の墓地と確認しました。 遺跡からは少なくとも19体分の旧石器時代の人骨が確認されており、 世界でも最大規模だということで、 埋蔵文化財センターの金城所長は 「日本の人類学、考古学研究に新たな歴史を刻む重要な発見だ」 と強調しました。 出土した19体の中でも「4号人骨」はおよそ2万7千年前のもので、 港川人骨より5千年古く、頭骨を含めほぼ全身の骨格があり、 葬られた時の姿勢も明らかになりました。 県教育委員会は 「遺体を地下に埋めず地上の狭い岩陰に安置する 風葬に近い様式だったと考えられる」としました。 また、遺跡を墓地と判断した背景については、 5カ所の洞窟から、それぞれ複数の人骨が 見つかったことを挙げました。 センターの片桐千亜紀主任専門員は 「死者を弔う場所と生活する場所が洞窟の 外と中で分かれていた可能性が高い」と述べました。 「4号人骨」など頭骨がほぼ残っている4体の人骨は今月28日まで 県立埋蔵文化財センターで一般公開されます。 入場無料です。
Wed, 24 May 2017 16:02:00 +0900
かつての沖縄の様子を垣間見る 企画展「写真と道具が語る世界」
2017年5月23日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 企画展「写真と道具が語る世界」が 沖縄市戦後文化資料展示室「ヒストリート2」で 来月4日まで開かれており、 日本復帰前後の沖縄や ベトナム戦争の様子を収めた写真のほか、 世界の戦中、戦後の道具類が展示されています。 日本復帰関連では、 報道写真家の石川文洋さんが 1972年5月15日当日に県内各地を巡り、 学校で日本復帰について討論する授業風景や、 ドルを円にする両替する人が並ぶ銀行、 国際通りであったデモ行進などの様子を収めた写真が 展示されています。 ベトナム戦争関連では、 現地の兵隊やベトナム人の他、 当時帰還兵らを相手にした商売で繁盛した 旧ビジネスセンター通りの夜の風景などもあります。 道具類では沖縄とベトナムの戦中、 戦後の皿や工具などの日用品が並べられており、 両方とも共通して、 戦闘機の残骸などを活用したジュラルミン製の道具が多く、 人々が知恵を絞って生き抜いた歴史が 垣間見えるということです。 今回は、展示室が2009年に開館した後、 初めて開いた企画を復活させたもので、 来年中に展示室がゲート通りに 移転することを受け、 今の展示室に関わってきた関係者への 感謝の意味が込められています。
Tue, 23 May 2017 10:34:00 +0900
第24回ふるさと歌自慢決勝大会 赤嶺清吉さんが優勝
方言ニュース 2017年5月22日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 昨日、うるま市民芸術劇場・響ホールにて 第二四回ふるさと歌自慢決勝大会が開催され、 赤嶺清吉(せいきち)さんが優勝を果たしました。 今年は、世界中にある支部を合わせて、およそ二千人あまりの会員の中から 三二名が応募し、一八人が決勝大会へ、 進みました。 4回目の挑戦で、優勝した赤嶺さんは 「8年前に怪我をし、 ずっと続けていた琉球舞踊が出来なくなった。 一念発起し、民謡歴25年の弟に5年前から弟子入りし、 やっと優勝できた」 と喜びを語り、 弟の清勇(せいゆう)さんは 「5年前に亡くなった末の弟も、私も この大会に数回出場したが、 一番はとれなかった。 この優勝は、兄弟で勝ち取ったものだ」 と涙ながらに嬉しさを語りました。 親族4人の応援に来場した 宜野湾市立小学校2年の又吉遼太(りょうた)君は 審査を待つ間 「お姉ちゃんも、お母さんも とっても緊張していた。 どっちも優勝してほしい。 僕も将来三線をたくさん練習して出てみたい」と話していました。 琉球民謡協会の上原政雄会長は 「平成生まれの出場者が増えてうれしい。 特にナークニーは、子供にふさわしい歌詞を 歌っていた。成長が楽しみだ」と語りました。 この大会の模様は 沖縄テレビでは、六月二十二日木曜日 午後三時五二分から ラジオ沖縄では、六月十八日 日曜日 午後七時から九時まで放送予定です。
Mon, 22 May 2017 19:30:00 +0900
地域のヒーロー集団「おやじの会」
2017年5月19日(金) 担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 元PTA会長や自治会長ら中年男性20人ほどで構成された「おやじの会」が、 糸満市の西崎中学校で清掃活動などを通して子どもたちの安心と安全を守っています。 メンバーは「普通のおやじ」たちで、 教職員やPTA役員らが困っていると、おやじたちはさっそうと現れ、問題を解決して去って行きます。 3月には造園業の男性を中心に、卒業生向けに花文字の飾り、溶接業の男性らは新学期に向けて教室のタイル修繕をしました。 メンバーの一人は「世話になった地域に対し、当たり前のことをしているだけ」と話します。 そんな「おやじの会」のメンバー5人が 新任職員の歓迎をするために、このほど、西崎中学校に集まりました。 「困ったことがあったらいつでも言ってください。僕たちは暇だから、すぐ来ますよ」と話すと、 会場に笑いが起こりました。 「おやじの会」は何人で組織されているのか、 メンバーにも分からないということで、「できる人が勝手に集まっているから。暇なおやじの居場所づくりだよ」 と笑いを誘うと、 「そのおかげで、私たちや子どもたちが、安心していられるのよ」と、 ヒーローの飾らない言葉を聞いた教職員は思わずつぶやいていました。
Fri, 19 May 2017 15:31:00 +0900
糸満市摩文仁の国立沖縄戦没者墓苑-ごみ問題-
「糸満市摩文仁の国立沖縄戦没者墓苑-ごみ問題-」 方言ニュース5月18日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市摩文仁の国立沖縄戦没者墓苑の 海岸に面した崖下一帯に、 空き缶や家電などの長年不法投棄された ごみが山積みになっている問題で、 県と糸満市の職員らおよそ20人が このほど、現場を訪れ確認しました。 不法投棄の現場は、国立沖縄戦没者墓苑の裏の 崖下500メートルほどに広がっており、 これまで遺骨収集のボランティア団体と 市が清掃活動に取り組んできましたが 今後はごみ撤去に向け、県も活用できる事業を検討するなど、 関係部署や機関で協議を重ねていきます。 県の環境整備課は 「今すぐに撤去できるわけではないが、 県として何ができるか考えていく」 と話しました。 一方、不法投棄現場を「保安林地域」として 所有する糸満市農政課の担当者は 「遺骨収集作業よりごみ撤去を先に 考えなければいけず、はがゆい。 予算の問題もあり市や民間では難しい。 戦後処理の一環として県や国の協力も求めたい」と述べました。
Thu, 18 May 2017 11:56:00 +0900
豚の血供給停止でチーイリチャーがピンチ!
2017年5月17日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県北部食肉協業組合=名護市食肉センターが、 法律で定められた食肉処理の方法を取っていなかったとして 県の行政指導を受け、 沖縄の郷土料理「チーイリチャー」=(豚の血の炒め煮)の素材となる 豚の血の出荷を先月12日から停止していることが分かりました。 本島で豚の血を出荷しているのは名護市食肉センターだけで、 出荷再開には、大幅な設備改修や人員の確保が必要となり 再開のめどはたっておらず、 ファンから熱狂的な支持を集める「チーイリチャー」の販売を 中止せざるを得ない飲食店が多数出ており、 地域の食文化に影響を与えそうです。 このうち、チーイリチャーを 日ごろから食する文化が根付く金武町では、 チーイリチャーを販売する12店舗のうちすでに10店舗は 血の在庫がなくなり販売を停止し、 現在販売している飲食店も今月中に在庫がなくなる見通しで、 飲食店や町民からは「お祝い事や行事で チーイリチャーは欠かせないので困る。 早く再開してほしい」と、悲痛な声が上がりました。 1969年からチーイリチャーを販売する 久松食堂は10日で販売を停止しており、 「一番の看板メニューでお客さんの7割がチーイリチャーを食べる。 早く再開してもらいたい」と、売り上げへの影響を懸念しました。
Wed, 17 May 2017 14:11:00 +0900
暮らしを支えた女性たち企画展 南風原町文化センター
2017年5月16日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 戦後復興した織物業や、 ミシンで家族を支えた女性たちに焦点を当てた 企画展「暮らしを支えた女性たち~戦後復興した織物業とミシンの活躍」が、 南風原町立南風原文化センターで今月21日まで開かれています。 船舶用のロープを解いて繊維を取った戦後直後の様子や、 家族のために着物から仕立て直した洋服、 現代のおしゃれに取り入れられた伝統的な絣などが、 写真や証言を交えながら紹介されています。 センターによりますと、 南風原町で織物が盛んな喜屋武、照屋、 本部ではミシン仕事も盛んでした。 家で織る出機と、何人もの出機を束ねる織元がいるように、 縫い子と縫い子を束ねる家があり、 「織物を生産する仕組みがあったから、 ミシンも盛んになったのではないか」と指摘します。 授業の一環で訪れた 南風原高校郷土文化コース3年の女子生徒は 「学校で機織をモチーフにした歌や踊りを習うが、 歴史を学ぶ機会はあまりなかった。 機織も初めて体験できて良かった」と話しました。 娘のために作ったワンピースを企画展に提供した 70歳の女性は 「昔はみんな当たり前にミシンを使っていた。懐かしい」 と語りました。
Tue, 16 May 2017 13:57:00 +0900
古酒泡盛の開封式おこなわれる
方言ニュース 2017年5月15日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 元県議の宮平永治さんの後援会メンバーや 嘉手納町西区自治会の会員らで構成する 100年古酒保存会はこのほど、 10年前に10種以上の 泡盛を詰めた一石甕の開封式を、嘉手納町内で開き、 長年待ち望んだ「この世に一つだけの泡盛」 を片手に、思い出話に花を咲かせました。 保存会発足は、泡盛や甕を好んで集めていた 知人から甕を譲り受け宮平さんが、 「せっかくだから使いたい」と有志54人を募り、 さまざまな酒造所の泡盛で1人1升を 持ち寄ったことがきっかけで、 開封日を迎えた宮平さんは「感無量だ」と満足げに話しました。 ラップやヒモを使って密封された ふたを取ると、部屋に芳醇な香りが広がり、 「いい香りだな。これは熟してるな。」と、 会員たちの表情が一様に緩み、 泡盛はその場で飲んだほか、 会の名前のラベルを貼ったボトルに詰めて 会員たちに配られました。 ストレートで口にした嘉手納社交飲食業組合の阿嘉組合長は 「辛味が少なく、柔らかい味わいだ。 水を入れるのがもったいない」 とにこりと笑っていました。
Mon, 15 May 2017 14:18:00 +0900
クラスメイトの紹介動画「障害があっても普通だよ」
2017年5月12日(金) 担当は、糸数昌和先生です。 全身に力が入らない病気のため、 人工呼吸器を装着しながら那覇市立高良小学校に通う6年生の湯地駿羽(ゆじはやと)君のことを 学校のみんなに知ってもらおうと、 昨年度5年1組で同じクラスだった児童が湯地君を紹介する動画を作成し、 「駿羽さんは僕たちと一緒。普通だよ。みんな仲良くしてね」と声をそろえています。 動画は、病気、呼吸器など機械のこと、学校生活の様子など9つのテーマに分かれており、 児童らは「病気について分かれば、いろんな人が駿羽さんに接してくれるかな。 障がいがあっても普通に接することができるよ」と期待し、 中には、目や口の動きから湯地君の感情を読み取る子もいるということです。 初めて同じクラスになった子は最初は戸惑うものの、他の子が普通に接するのを見て、 自然に接し方を学んでいったということで、 5年1組の担任だった大城英子教諭は 「子どもたちは常に駿羽さんのことを考えて動いてくれた。駿羽さんは特別ではなく仲間」と振り返ります。 人工呼吸器を装着しながら地域の小学校に通うのは湯地君が県内で初めてですが、 母親の三代子さんは「駿羽のことを知りたい、知ってほしいという強い思いを感じた。 一緒に育ったからこその気持ちだと思う」と話しています。
Fri, 12 May 2017 13:14:00 +0900
今帰仁村にて闘牛のシンポジウムが開かれる
「今帰仁村にて闘牛のシンポジウムが開かれる」 方言ニュース5月11日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「ウシオーラセーシンポジウムin北部」 がこのほど、今帰仁村の仲宗根公民館で開かれ、 沖縄こどもの国の高田勝園長が登壇し、 闘牛の魅力や理解を伝えながら、 どのように伝統文化を守っていくのかなどについて話し合いました。 この中で、高田さんは闘犬や闘牛に関して、 残虐性や違法性のイメージを抱く 人たちがいることに触れ 「闘牛においてどこを守って、どこを変えていかなければならないのか。 関係者らで話し合う必要がある」と強調しました。 また、高田さんは5年に1度の動物愛護管理法の見直しで、 闘牛が法規制の対象になりかねないとの懸念を示し、 「『愛護』という個人の感情が大きく影響する観点ではなく、 『福祉』という客観的な見方から闘牛の在り方を考えることで、 見直すべき点も見えるのでないか」と話しました。 熱心に闘牛を観戦してきた「闘牛女子」の久高幸枝(ゆきえ)さんは 「闘牛業界では各組合が独立した形で活動する場合が多い。 そうした中、北部闘牛組合と本部闘牛組合が同じ課題に向けて 話し合えた今回のシンポジウムの意義は大きい」と話しました。
Thu, 11 May 2017 14:23:00 +0900
与那国の児童らへ与那国語カード配布
2017年5月10日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 与那国町立久部良小学校の多目的室で このほど、与那国町教育委員会から児童らへ 「与那国語会話カード集」の贈呈式が開かれました。 与那国語会話カード集は昨年度の 沖縄振興特別推進交付金を活用したもので、 町内の幼稚園から中学生までの 全児童生徒に一つずつ贈られます。 贈呈式で崎原教育長が 「与那国語には漢字はありません。 ひらがなとカタカナだけでなので、 しっかり会話カードで遊んでください」とあいさつし、 与那国語辞典編纂室の上地艶子さんは 「与那国の方言が消滅危機にある」と話しました。 島の方言を継承しようと、 身近なものの名称を方言で当てる クイズも行われました。 以前に与那国語を用いた「カルタ」を 配布したこともありますが、子どもたちは 「新しいカードをまたもらえてうれしい。 大人になっても大事にしたい」などと話し、 小学4年の女の子は 「私が与那国方言を話せるようになり、 自分の子どもに教えたい」と話していました。
Wed, 10 May 2017 13:53:00 +0900
上間綾乃さん うちなーぐちの温かさ、唄で伝える
担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の「想い語らな くとぅば 私 うちなー」の記事から、 唄者の上間綾乃さんの記事を紹介します。 上間さんがうちなーぐちに興味を持ったのは7歳の時、 歌三線を始めたのがきっかけでした。 祖母が当時通っていた三線教室で、 祖母と同世代の人たちが、先生の技術を学んだ後、 みんなで楽しくうちなーぐちでおしゃべりをしている姿に 「楽しそうだな」と思ったということで、 いつの日からか、積極的に先生や祖母に 「今話した言葉の意味はなんですか」 「この歌詞の意味はなんですか」と聞き、 その意味を知るたびに とても楽しくなっていきました。 そんな上間さんは、2012年にメジャーデビューし、 「唄者」として活動を始めてから、 「悲しくてやりきれない」を訳して歌ったとき、 うちなーぐちには言葉だけでない温かみがある と感じるようになりました。 歌詞の「悲しい」という表現に対し、 うちなーぐちには直訳できる言葉がないことに気付き、 相手のことを思って私も苦しいという 意味の「肝ぐりさ」が一番当てはまると思い、訳しました。 訳を通して、うちなーぐちには常に 柔らかくて相手を思い合う言葉があると感じる上間綾乃さん。 もっと多くのひとにうちなーぐちの良さを知ってほしいと、 今後もできることを続けていきます。
Tue, 09 May 2017 15:25:00 +0900
南風原町で母の日のプレゼントづくり
方言ニュース 2017年5月8日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 母の日を1週間後に控えたきのう、 南風原町観光協会は、 はえばる観光案内所で、 手作りのフォトフレームなど母の日の プレゼントを作るイベントを開きました。 フォトフレームは、 造花などで飾り付けた台紙に、 町の公式キャラクター「はえるん」と 記念撮影した写真を貼ると完成するもので、 開始時間は土砂降りの雨だったにも かかわらず、 30人以上の親子連れが訪れ、 会場は、子どもたちの笑い声であふれました。 この中で小学2年の女の子は 「おかあさんへ いつもありがとう」 とメッセージを書き、 「ありがとうと書くのは 少し恥ずかしかったけど、 お母さんはいつも公園とかに 連れて行ってくれるので、 ありがとうと思っている」と話しました。 また、豊見城市から家族で訪れた 5歳の男の子は 「ままおしごといそがしそう ありがとう」と書き、 「洗濯とご飯作ってくれてありがとう。 ママ大好き」と語り、 母の日には「お手伝いしたい」 とにっこり笑っていました。
Mon, 08 May 2017 16:35:00 +0900
小6のアマチュア棋士、優勝
2017年5月5日(金) 担当は、糸数昌和先生です。 こどもの日のきょうは、 琉球新報の記事の中から、特技を極めようとする小学生の記事を紹介します。 宜野湾市立長田小学校6年の小林恕掌(じょしょう)君は、 先月行われた将棋の第30回アマチュア竜王戦沖縄予選のS級で、 小学生ながら大人たちを次々に負かして優勝しました。 県内初のプロ棋士を目指し、日々、努力を重ねています。 小林君が始めて将棋を指したのは小学1年の時で、 母の実家で祖父に駒の並べ方から教わりました。 「おじいちゃんが手を抜いて負けてくれた。うれしかったし、楽しいなと思った」 と振り返る小林君は、それ以来、将棋の魅力にはまりめきめきと力をつけています。 今は将棋道場や学校のクラブ活動、自宅で週6日は将棋を指す日々を送っています。 目標とする棋士を聞かれると、小林君は即答で史上最年少プロ棋士の 藤井聡太四段(14)歳を挙げ、 「全国大会で活躍し、小学生のうちにプロ棋士養成機関の奨励会に入りたい」と力強く語っています。
Fri, 05 May 2017 16:20:00 +0900
県がハブ咬症注意報発令!
2017年5月3日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 ハブの行動が活発になる暖かい季節を迎え 県は今月1日付で、ハブ咬症注意報を発令しました。 近年、ハブにかまれて死亡する例は ほとんどなくなっていますが、 年間数十人がハブにかまれています。 かまれた後、後遺症に悩まされる事例も多く、 県は注意を呼び掛けています。 去年、県内でハブにかまれた件数は 合わせて56件で、男性が42人、女性は14人で、 男性が多かったということです。 種類別ではハブが37件、ヒメハブ5件、 サキシマハブが13件、タイワンハブが1件でした。 県によりますと植木鉢を移動させた時や、 畑の資材を片付けた時、枯れ葉の掃除中など、 屋外で作業中にかまれる事例があり、 かまれた場所は手の指が25件、 脚の下の部分が10件でした。 注意報で県は草刈りやネズミの駆除など環境整備をして ハブの生息や侵入しにくい環境を整えること、 田畑や山野、草地などへの出入りや、 夜に歩く際は十分に注意すること、 ハブにかまれた場合は激しい動きをしないで 身近な人に助けを求めることの3点を、 県民や観光客に呼び掛けています。
Thu, 04 May 2017 11:17:00 +0900
捨て犬捨て猫防止キャンペーンが開かれる捨て犬捨て猫防止キャンペーンが開かれる
「捨て犬捨て猫防止キャンペーンが開かれる」 方言ニュース5月4日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ゴールデンウイーク期間中に沖縄本島北部地域をはじめ 県内各地で犬や猫を捨てたり、置き去りにするケースが増加することから、 県環境部は大型連休前の先月28日、「捨て犬捨て猫防止キャンペーン」を 那覇市のパレットくもじ前交差点付近で行い、専門学校の学生や動物愛護団体の メンバーらおよそ100人が「大切なペットを捨てないで」 と訴えながら、チラシ千枚を配布しました。 県自然保護課の金城課長は年々、県内の犬や猫の殺処分数は減少している と説明した上で、「いまだに年間1600匹が天寿を全うできない状態にある」と指摘し、 野生化した犬や猫がヤンバルクイナなど希少生物を捕食するなど、 脅威となっていることにも触れ、 「ペットを飼う際には責任を持ってほしい」と呼び掛けました。 また、専門学校で動物飼育ショップビジネスを学ぶ学生は 「動物と人間が幸せに暮らせる社会の実現に向け、命の尊さを広く伝えたい」 と訴えていました。
Thu, 04 May 2017 10:05:00 +0900
あの世のお金「ウチカビ」 新デザインでお目見え
2017年5月2日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 旧盆や清明祭に欠かせない あの世のお金「ウチカビ」ですが、 先月上旬から新しいデザインのウチカビ「古琉球」が 県内のスーパーにお目見えしています。 浦添市内の企業が発案したもので、 「鳩目銭」を紙に打刻している従来型に比べ、 高価とされる古銭「寛永通宝」を打刻しており、 「これならより多くのお金を祖先に持たせることができる」 と胸を張っています。 ウチカビはあの世での通貨といわれる紙銭で、 仏壇やお墓に手を合わせた後、 燃やしてご先祖さまに送るもので、 今回考案されたウチカビは2種類です。 断切金箔と朱色を施したつややかなウチカビと、 木くずを練り込んで重さを出した2つで、 木くずを練り込んだ黄土色タイプは、 燃やす際に飛び散りにくく 使いやすいということです。 ウチカビを開発した男性は、 仕事で東南アジア各国を訪れる機会が多く、 掛け軸、船形、紙幣、洋服などの形をした 多種多様なウチカビに目を見張り、 収集したということで、 「ウチカビは沖縄の財産。 時代に合ったデザインがあれば若者の継承につながる」 と夢を広げています。 価格はいずれも税込み498円です。
Tue, 02 May 2017 13:39:00 +0900
石垣島で初の山羊まつり開催
方言ニュース 2017年5月1日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ヤギ文化の継承や新たなヤギ肉ブランドの確立を目的に、 「第1回石垣島山羊まつり」がきのう、 石垣市総合体育館南側広場で開かれ、 来場者はヤギと触れ合ったり、 ヤギ汁やヤギそばを頬張ったりして、 まつりを楽しみました。 闘山羊も行われ、 会場を盛り上げました。 まつりは石垣市制施行70周年記念事業の 一環として開かれたもので、 まつりに参加、使用されたのは すべて石垣島産のヤギです。 会場では優良ヤギおよそ20頭の 展示があったほか、ステージでは 地元高校生のダンスなども披露され、 家族連れを中心に朝から多くの市民や 観光客らが足を運び、 子どもたちは触れ合いコーナーや 展示された優良ヤギに草やミルクを あげるなどして、 ヤギとの交流を楽しんでいました。 子ヤギに触ったり、草をあげたりした3歳の女の子は 「初めて触ったけれども、かわいかった。 小さいから怖くなかった」 とにっこりとしていました。 市山羊生産組合の宮國組合長は 「石垣島のヤギは海風が吹いて塩分・ ミネラルが豊富な草で育っているので 良質だ。市場も拡大していきたい。 ヤギを身近に感じてもらうため、 触れ合いの場も多く作っていきたい」 と話しました。
Mon, 01 May 2017 13:56:00 +0900
園児が双子の子ヤギを世話
2017年4月28日(金) 担当は、糸数昌和先生です。 南城市大里のあおぞら保育園で、園児20人が今月1日に生まれたばかりの双子の子ヤギを世話しています。 子ヤギは1日夕方に生まれたもので、 日も暮れた頃、職員が窓を閉めようとしたとき、 小さく「メェー」との声を聞き、「まさか」と思いヤギ小屋をのぞくと、すでに1匹生まれていました。 残っていた職員に見守られながら母ヤギの「しずか」はもう1匹を出産し、 翌日は日曜日でしたが、「しずか」が子を産んだことを聞きつけて多くの園児が駆け付けて喜びに沸きました。 2匹はとびっきり元気な雄で、園児に大人気の本に登場する賢い先生の 名前にちなみ、お兄ちゃんヤギは「ドリー」、弟はぴょんぴょんよく跳びはねることから「ぴょん君」と園児が名付けました。 園児たちは、甘えてそばを離れない子ヤギの頭をなでながら小屋の中を掃除したり、 「いっぱい食べて大きくなって」と籠からあふれ出るほど草を集めて食べさせたりしており、 「私たちの新しい家族なんだよ」と自慢げに話し、顔をすり寄せて喜んでいます。
Fri, 28 Apr 2017 17:24:00 +0900
石垣市、建築物の高さ制限の維持を求める
「石垣市、建築物の高さ制限の維持を求める」 方言ニュース4月20日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市の川平公民館はこのほど、風景計画の見直し作業を進める市に対し、 計画で定められた川平地域景観地区での建築物の高さ制限の維持を求めて、 川平地域住民から集めた286筆の署名を提出しました。 高さ制限維持の要請で、署名を提出するのは初めてで、 先月下旬から地域の住宅や事業所190ヶ所に趣意書を配布し、 今月16日までに119ヶ所から署名を回収しました。 公民館の糸数館長は 「高さ制限は譲れないところがある。計画見直しでは配慮してほしい」と要請し、 漢那副市長は 「いろいろな意見を聴かせてもらいたい」と述べました。 市は来月末をめどに風景計画の原案を策定する予定で、 その後、住民説明会や公聴会などを実施し、 都市計画審議会、景観形成審議会の答申を経て、 今年度内には見直しを完了したいとの認識を示しています。 川平地域では建築物の高さは一部を除いて 7メートル以下に制限されています。 一方、川平地域での大型リゾートホテルの建設計画に伴い、 開発事業者に制限見直しを求める動きがあるとして、 規制緩和への警戒感が地域で広がっています。
Thu, 27 Apr 2017 13:28:00 +0900
伊江島で黄金色の実り
2017年4月26日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 県内で小麦の生産が盛んな伊江村で、 黄金色に色づいた麦穂が畑一面に広がり、 村民や観光客の目を楽しませています。 北海岸にある景勝地の湧出近くの小麦畑では、 島のシンボル「城山」を背に、 太陽の光を浴びた麦穂が風に揺れています。 また、今月から稲刈りが始まりました。 晴れた日にはコンバインが稼動し、 作業員が収穫作業に追われており、 作業は来月いっぱい続きます。 伊江島産小麦の生産や加工商品の 販売などを手掛ける「いえじま家族」では、 15軒の農家が在来種の「江島神力」を栽培し、 無農薬で化学肥料も使用せず、 香りと風味の良さから、 沖縄本島のパン屋や菓子店からの評判が高く、 小麦のチップス「ケックン」は 塩とシナモン味のほかに去年11月、 島唐辛子を使ったスパイシー味も加わり、 土産品として注目を集めています。 伊江港内にある「いーじまとぅんが」では 麦そばも味わえるということで、 去年より作柄が良く、 1・5倍から2倍近い終了になると 見込まれています。 22日からは「伊江島ゆりまつり」も開かれており、 小麦畑の風景や食も楽しめそうです。
Thu, 27 Apr 2017 12:17:00 +0900
母のセーラー服で入学式 那覇市・城東小学校
2017年4月25日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今月10日に入学式が行われた 那覇市立城東小学校で、 新1年生の宜野座夢叶さんは、 母親のさつきさんが 38年前に小学校の入学式で身につけた 紺色のセーラー服で参加し、 「誰も身に着けていなくてかっこよかった。 このお洋服を着られてよかった」 と笑顔を見せました。 セーラー服はおよそ40年前、 「娘に着てほしい」と考えていたさつきさんの母親で、 夢叶さんの祖母の大城節子さんが 那覇市の子供服屋で一目ぼれして買ったもので、 さつきさんをはじめ、 親戚4人がお下がりで 小学校の入学式で着てきました。 大事に服を保管してきた節子さんは 「夢叶にも着てほしい」との思いで、 入学式の1ヶ月前にたんすから出しましたが、 服を見つけた時、夢叶さんは「わあ」と目を輝かせ、 さつきさんと節子さんからこの服の歴史を聞き、 入学式にこの服を着たいと 言い出したということです。 「時代遅れかと心配だった」という節子さんは、 うれしそうに袖を通した孫の姿に目を潤ませ、 「物の大切さを知ってもらえたかな」 と語りました。 さつきさんは現在、 夢叶さんの妹になる赤ちゃんを身ごもっており、 「次女もこの服を着てくれるといいな」 と話しました。
Tue, 25 Apr 2017 13:16:00 +0900
乙女たちが43年ぶりに感動の再会
方言ニュース 2017年4月24日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市瀬嵩区で「フミ美容室」を営む 島袋文子さん(65)歳がこのほど、 神戸市の美容室時代の同僚だった 友人と43年ぶりに再開しました。 島袋さんを訪ねてきたのは、 兵庫県豊岡市の後藤雅子さん(65)歳と 神戸市の木村ワカエさん(65)歳の 2人で、いずれも初めての沖縄の旅でした。 3人は1970年の高校卒業と同時に 神戸市内の美容院意に入社した同期で、 後藤さんは兵庫県、木村さんは鹿児島県奄美大島の出身です。 島袋さんらは 働きながら夜間の美容学校へ通い、 美容師の国家資格の取得後、 結婚などを機に別々の道を歩み、 時折便りの交換はあったものの、 生活に追われ、 なかなか合うことはできませんでした。 那覇空港での出迎えの際、 お互いの顔を確認するのに時間を要しましたが、 合えなかった時間を埋めるように 3人は43年前にタイムスリップし、 「当時は乙女だったけど、今ではすっかりおばばだね」 と大笑いし、 一晩中思いで話に花を咲かせました。 島袋さんは「お互い元気に再会でき、 こんなにうれしいことはない。 今度は神戸で会いたい」 と目を潤ませていました。
Mon, 24 Apr 2017 17:40:00 +0900
4月23日、第一回うりずんフェスタ開催
「4月23日、第一回うりずんフェスタ開催」 方言ニュース4月20日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県医師会は県民参加型の健康イベント 「第1回うりずんフェスタ」を今月23日、南風原町の県医師会館で開きます。 65歳未満の働き盛り世代の生活習慣改善や食生活の見直しなど、 健康づくりを目的としており、当日は会館全体で各種健康情報を発信するほか、 健康に関する公演など多彩なイベントが予定されています。 また、県内の料理店やカフェなど飲食店が出展し、 趣向を凝らして、健康に配慮したメニューが味わえます。 さらに、各店が提案するレシピを持ち帰ってもらうほか、 来場者による「うりずんレシピ大賞」を選定し、 医師会のホームページや会報などで紹介します。 県医師会の安里会長は 「働き盛り世代の健康状態はかなり危機的な状況にある。 特に65歳未満の死亡率の割合は全国に比べて高く、 その対策は可及的速やかに取り組むべき課題となっている」と意義を強調しました。 「第1回うりずんフェスタ」は今月23日日曜日、 午前10時から午後4時まで、南風原町の県医師会館で開かれ、 県医師会のほか関連施設の駐車場が無料で開放されます。
Thu, 20 Apr 2017 14:50:00 +0900
読谷漁港で初競り
2017年4月19日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 読谷村都屋漁港水産物展示販売等施設で去る12日、 新施設となってから初めての競りが行われ、 水揚げされたタマンやガーラ、 カンパチなどずらりと並んだ魚介類を前に、 競り人と買い受け人の活気あふれる声が響き渡りました。 村漁協の金城組合長は 「無事に終えることができて良かった。 漁業だけでなく、地元のものを提供することで 観光面でも盛り上げていきたい」と話しました。 漁船は都屋魚港を当日の午前7時に出港後、 沖合いおよそ2・5キロ付近で漁をして 午前10時ごろに帰港しました。 悪天候で波も高く、水揚げ高は少な目のおよそ150キロでしたが、 網には初競りを祝うようにウミガメやサメもかかり、 見学に訪れた関係者らは、 漁協職員らがウミガメを海に返す様子を温かく見守りました。 競り人の(43)歳の男性は 「新しい施設で気が引き締まる。 来月からもっと水揚げ高が上がる。 訪れた人に競りの様子も見て、新鮮な魚を食べてもらいたい」と話し、 読谷村で居酒屋を営む男性も 「ガーラを良い価格で競り落とせて良かった。 次はカツオがほしい」と笑顔を見せました。
Thu, 20 Apr 2017 12:56:00 +0900
うるま市立文化資料館 マーラン船など海の魅力発信
2017年4月18日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市立海の文化資料館は、 平安座島と沖縄本島を結ぶ 海中道路のほぼ中間地点にたたずみ、 船などを通して海と歩んできた人々の足跡を 感じることができます。 かつて海を駆ったマーラン船やサバニの姿、 海風を受けて育つイグサを使った、 照屋地区での畳作りなどを紹介していますが、 特にマーラン船の関連展示に力を入れています。 「マーラン」は 中国南部の言葉で漁船や交易船を指し、 沖縄では「山原船」とも呼ばれていました。 戦前から戦後期にかけて与那原や国頭など 農村部と那覇の都市部を結び、 砂糖や材木などの物産や生活物資の輸送で活躍していましたが、 船用のエンジンの普及や、 県内での道路網の整備もあって一線を退きました。 開館当時から勤務する学芸員の前田一舟さんは 「曲線を多用した船体で、波に強くスピードが出やすい」 とマーラン船の魅力を強調します。 また、地元の農家から寄贈を受けた畳の機械などの資料を展示し、 畳作りの過程を説明するコーナーも設けるなど、 照屋地区で盛んな畳作りに関する資料展示にも力を入れており、 前田さんは 「県内でも海をテーマにした博物館は少なく、 地域の生活が海と共にあったことを知ってほしい」 と話しています。
Tue, 18 Apr 2017 18:34:00 +0900
小学生姉妹がヘチマの芳香剤開発
方言ニュース 2017年4月17日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南城市立百名小学校5年の 親川明日花さんと、 妹で2年の茉莉花さんは市内で生産された 野菜などを使った商品開発に取り組み、 農家から買い付けたヘチマから 芳香剤を開発しました。 神奈川県横浜市出身の親川姉妹は、 3年ほど前、父親の出身地の 南城市に移り住み、家族そろって沖縄で 暮らし始めた頃、姉妹が夢中になったのは アクセサリー作りで、 母親の助言もあり、 オンラインショップを立ち上げ、 自作のアクセサリーの販売を始めました。 姉妹は沖縄のヘチマを食す文化にも 衝撃を受けたということで、 「本土では乾燥させて 体を洗う道具にしている。 食べる以外の使い方もあると 知ってほしい」と思い、 今年4月までに、輪切りにして乾燥させた ヘチマを使った芳香剤を完成させました。 南城市が鬼退治のムーチー物語で 知られていることにも着目し、 ムーチーを包む月桃の葉で ヘチマの芳香剤を包みました。 デザイン担当の茉莉花さんは「自分のイメージした通りの物を作ってくれる」と、 明日花さんに信頼を寄せ、 明日花さんは「茉莉花のこだわりが強すぎて大変だけどね」 とおどけてみせつつ、 「南城市の魅力もたくさん届けたい」 と目を輝かせています。(了)
Mon, 17 Apr 2017 15:19:00 +0900
田嘉里お助け隊、参上!
2017年4月14日(金) 担当は、糸数昌和先生です。 大宜味村で困った人たちを助ける「ヒーロー」が活躍しています。 村田嘉里の高齢者や障がい者が日常生活で困っている作業をボランティアで引き受ける「田嘉里お助け隊」で、 地域を愛する20人の隊員が丈夫な体と豊富な経験を生かし、 高齢者宅での樹木の伐採や河川掃除などに奔走しています。 お助け隊は7年前に発足し、 それに伴い田嘉里川河川愛護会も結成され、年に3会から5回ほどの河川除草作業を行い、地域の環境保全にも一役買っています。 2月上旬には70代の女性宅に参上し、 朝早くから屋敷を覆っている樹木や雑草の手入れを行い、 高く伸びたフクギなどの枝葉を切ったり、生い茂った雑草を刈り取ったりしました 徐々に明るくなってきた家を見て、依頼した女性は大喜びし、 「フクギの木が屋根までかかり、いつも心配していた。とてもありがたい」 と隊員たちに感謝しました。 4年前に東京から帰郷し、隊員となった(34)歳の男性は 「困っている人が助かるだけでなく、活動を通して地域の方と知り合うきっかけにもなる。一石二鳥の取り組みだ」と話しています。
Fri, 14 Apr 2017 13:23:00 +0900
美里工業高校、国家資格の合格者数全国3位
「美里工業高校、国家資格の合格者数全国3位」 方言ニュース4月13日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市の県立美里工業高校で、2016年度、 生徒44人が国家資格の第1種電気工事士に合格し、 全国高校と高専の合格者数で全国3位となりました。 生徒たちは部活動などの合間を縫って 早朝と放課後に試験勉強に取り組んだということで、 「文武両道で頑張った」と胸を張っていました。 電気工事士の資格は電気設備の工事を実施する際に必要となり、 扱える工事の範囲は限られますが、第2種電気工事士にも78人が合格しました。 そのほか、航空特殊無線技師、工事担当者の資格にも挑戦し、合格者を出しました。 電気科3年で、野球部の仲井間佳偉(かい)さんは 「野球で甲子園を目指しながら、勉強も頑張っていい就職先に就きたい」 と意気込んでいました。 当時の松島校長は 「難関資格に多く合格し、学校としても喜んでいる。 部活生が早朝に登校して部活と資格勉強を頑張った。 今後も継続して活躍してほしい」と期待しました。
Thu, 13 Apr 2017 13:36:00 +0900
伝統芸能、しまくとぅばを継承・保存 視点を世界へと
2017年4月11日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 地域の伝統芸能やしまくとぅばの 継承・保存の可能性について討議する 「シマdeシンポジウム 南城市の芸能×しまくとぅば」が このほど、市の中央公民館で開かれ、 歴史上の人物の活用や、沖縄や本土、 アジアとの文化的な共通点に関心を持つことの重要性などが 有識者から指摘されました。 この中で、しまくとぅばの普及については 「奄美大島から与那国島まで通じるような、 共通のしまくとぅばをつくってはどうか」 といった提案があり、 雨乞いの意味を持つ宮古のクイチャーを例に挙げ、 「舞の原点は祈りだ」との提起もありました。 「祈りのあるところに芸術は育つ」を引用し、 市内に200もの拝所や琉球7御嶽がある南城市について、 「祈りが芸術文化に役立っている」との指摘もありました。 一方、しまくとぅばと日本語古語の文法や、沖縄と本土、 韓国の獅子舞の所作にそれぞれ共通点があることを指摘した上で、 「ウチナーンチュとしての地自分と世界がつながる面白さを 若い世代に伝えることができれば、 伝統芸能やことばの保存継承は難しくないはずだ。 地域ごとに勉強会を開き、 伝統芸能の価値を掘り下げることが大事だ」 との意見も出されました。
Tue, 11 Apr 2017 10:40:00 +0900
盲導犬ウィッピーへの思いを胸に伊江島マラソン3キロ完走
方言ニュース 2017年4月10日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 一昨日、伊江村で 伊江島一周マラソン大会が開催され、 北谷町から参加した視覚障がい者の 桐原好枝さんが6回連続で出場し、 3キロコースを完走しました。 桐原さんは、 前回大会までは、盲導犬のウィッピーと 一緒に走っていましたが、ウィッピーは 先月6日に病気の為9才で他界しました。 伊江島在住で盲導犬ユーザーの 金城美千代さんは、 「ウィッピーと私の盲導犬リーチが兄弟犬とわかり、 毎年この大会を一緒に走ろうと約束して去年までの5回、 それが果たせた。今年も一緒に走りたかった」 と寂しそうに話しました。 制限時間4秒前にゴールした桐原さんは 「今年は、ウィッピーが 引っ張ってくれなかったので 制限時間内にゴールできるか心配だった。」 と安堵していました。 埼玉県から参加し、桐原さんの伴走を務めた 井田 光治(いだ みつはる)さんは、 「初めて伴走をしたが、周りの状況を伝えるのが難しかった。」と話しました。 金城さんは 「リーチは、ウィッピーがいないので、そわそわしていた。 桐原さんのそばをなかなか離れず、 みんながウィッピーの話をしているのに 耳を傾けている様子だった」 と話していました。 桐原さんは 「ウィッピーとの7年間は幸せだった。 ウィッピーが亡くなって、 白杖の生活に戻り、生活は変わった。 一人で気ままに出かけられないのは苦しい。」と話しました。 現在、桐原さんは盲導犬協会に 二頭目の盲導犬を申請しており、 新たな盲導犬との生活を心待ちにしています。
Mon, 10 Apr 2017 16:32:00 +0900
障害に負けず、トライアスロン出場へ
2017年4月7日(金) 担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 豊見城市消防本部に勤務し、6年前、胸から下がまひする病気になった赤嶺政則さん(54)歳が、 今月16日に石垣市で開かれる「石垣島トライアスロン大会」に、一般参加者と同じ枠で出場します。 プロ以外の車いすの選手が本大会に出場するのは初めてで、 サポート役となる消防士仲間や大会事務局への感謝を胸に 「完走できれば私の後に続く障がいのある選手にも道が開ける」と意気込んでいます。 赤嶺さんは2011年に原因不明の病にかかる前からトライアスロンに取り組んでおり、 倒れた年も宮古島トライアスロンへの出場が決まっていたということで、 「出場を断念した悔しさが忘れられない」と語ります。 腕の力だけで泳ぎ、ハンドバイクと呼ばれる手こぎの特注バイクに乗りますが、 競技用車いすは速度が出過ぎて他のランナーに危険なため、ランは日常用の車いすで走りますが、 赤嶺さんは「完走し、宮古島トライアスロンにも挑戦したい」と話し、 最終目標はトライアスロンの最高峰と言われるハワイの大会への出場です。 「他の人ではなく自分が病気になって良かったと思う。今しかできないことをやるだけ」と、 目標達成に向け、赤嶺さんの目は前を向いています。
Fri, 07 Apr 2017 17:49:00 +0900
雇用の情勢、改善傾向に
「雇用の情勢、改善傾向に」 方言ニュース4月6日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内の2月の有効求人倍率は月間有効求職者数が増えたことにより、 前の月より0・06ポイント減の1・02倍となりました。 これは沖縄労働局が発表したもので、 5ヶ月連続で1倍を超えましたが、全国最下位でした。 新規求人倍率は0・36ポイント減の1・40倍でした。 一方、新規求人数は前の年の同じ月に比べて 1・5%増の1万1885人を記録し、 1963年の統計開始以来、過去最高値となりました。 新規求人数のうち、製造業とサービス業の求人が特に増加しました。 製造業では弁当や惣菜を作る食品関連を中心に求人が増加し、 前の年の同じ月に比べて65・3%増加しました。 サービス業はコールセンターや情報通信関連業務を紹介する 人材派遣会社からの求人を中心に60%増加しました。 新規求職申し込み件数は前の年の同じ月より730件減って 7867件となり、2ヶ月ぶりに減少しました。 一方、県統計課が発表した2月の完全失業率は前の年の同じ月に比べて 0・3ポイント減の3・9%でした。 沖縄労働局の待鳥局長は 「企業の求人意欲は衰えておらず、雇用の情勢は改善傾向にある」と評価しました。
Thu, 06 Apr 2017 13:32:00 +0900
漁港の放置廃船問題で放置等禁止区域設定
2017年4月5日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内漁港で廃船が放置されている問題を受け、 県は今月1日から県内7漁港を 漁港漁場整備法に基づく「放置等禁止区域」に設定しました。 違反した場合は、所有者に30万円以下の 罰金などを科すことができます。 1日から放置等禁止区域に指定されたのは、 利用が多い名護、辺土名、泡瀬、平敷屋、泊、糸満、石垣の各漁港で、 禁止区域に指定する漁港は段階的に拡大し、 2021年度には県管理の27全漁港を 放置等禁止区域とする方針です。 放置船は従来、廃棄物処理法を除けば 漁港管理当局に規制の枠組みがありませんでしたが、 指定により罰則を伴う撤去要請ができます。 県内では昨年5月時点で県管理、 市町村管理漁港で合わせて677隻の放置船が確認されており、 県管理漁港では昨年度に41隻が撤去されましたが、 このうち26隻は持ち主による自主撤去で 区域指定を前に制度周知の効果が表れた形です。 おととしには泊漁港で発生した火災で放置廃船が延焼し、 現場近くに重油タンクがあったことから危険性が指摘され、 漁業関係者からは、緊急時の危険性や停泊の邪魔になっているなどと 問題視する声が上がっていました。
Wed, 05 Apr 2017 13:43:00 +0900
うるま市で豊漁などを祈願 サングヮチャー
2017年4月4日(火) 担当は宮城葉子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 旧暦3月3日に当たる3月30日から 3日間、豊漁や海の安全、健康などを祈願する 「サングヮチャー」が、 うるま市与那城の平安座島で行われました。 このうち、中日となった31日には、 島民の無病息災などを願う 「トゥダヌイユー」と「ナンザモーイ(ナンザ拝み)」が 島内で開かれ、 各地から、伝統行事を見ようと 多くの人が駆け付けました。 「ナンザモーイ」では、手作りのタマン、 和名がハマフエフキのみこしを島民が担ぎ、 沖合およそ700メートル先の岩の島、 ナンザまで行進し、島の発展などを祈願しました。 平安座島出身の高校生の上里陽海(よう)さんは 「島の伝統行事が残っているのは、誇らしいことだと思う。 毎年なるべく参加するようにしている」と話していました。
Tue, 04 Apr 2017 17:15:00 +0900
名護で60年ぶりのサバニ「遥龍」進水式
方言ニュース 2017年4月3日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市内でおよそ60年ぶりに造られた 沖縄の伝統木造帆船の帆かけサバニ 「遥龍(はる)」の進水式がきのう、 名護市21世紀の森ビーチで行われ、 駆け付けた多くの関係者らが 完成を喜びました。 船は神奈川県の佐藤道明さん(51)歳の依頼を受け、 造船技術の向上と継承に努める団体「フーカキサバニ」が 中心となって造ったもので、 製造期間は3カ月で、 全長は7・5メートルです。 進水式で遥龍が海に浮かぶ様子を見ながら 佐藤さんは「きょうの日を迎えることができて幸せだ。 関係者に感謝している。 多くの子どもたちに乗ってほしい。 授業などで活用してくれたら、 こんなにうれしいことはない」 と満面の笑みを浮かべ、 造船を手掛けた長嶺誠さん(36)歳は 「帆かけサバニはくぎを使わず、 安定性よりも速さを重視した船だ。 出来上がった遥龍は海上を スムーズに移動していた。 仕上がりは良い感じだ」と話しました。 船の製造過程は一般公開され、 子どもたちもサバニ造りに 関わったということで、 市文化財保存調査委員会の岸本委員長は 「サバニの製造過程を公開することは珍しい。 文化の継承のために大切だ」と話しました。
Mon, 03 Apr 2017 16:54:00 +0900
渡名喜村、村唯一の美容室の閉店に別れを惜しむ
「渡名喜村、村唯一の美容室の閉店に別れを惜しむ」 方言ニュース3月30日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 美容室がなかった渡名喜村へ9年間通い、 「島の美容室」を営業して村民のおしゃれに 貢献し続けた茨城県の福田隆俊さん(57)歳が 今月21日、島で最後の営業を終えました。 娘の出産を機に、志ある若い美容師へ引き継ぐことを決めたためで、 22日朝、島を離れる福田さんを見送ろうと、 港には多くの島民が訪れて別れを惜しみました。 茨城県で美容室を営む福田さんは2008年に初めて渡名喜村を訪れ、 旅行中、親しくなった島の子どもたちの髪型が整っていないことに気付きました。 沖縄本島からの日帰りが難しい渡名喜では、 島民は髪を切りに泊まりがけで本島へ出向くか、自分で髪を切ったり、 家族に髪を切ってもらったりする場合がほとんどで、 「必要性を強く感じた」という福田さんは、はさみを持って島を再訪し、 髪を切ってあげると、とても喜ばれ開業を決めたということです。 翌年、古い空き家を借りて店を開業し、 毎月欠かさず10日間島へ通い、営業を続け、 子どもからお年寄りまでの散髪やパーマはもちろん、 理容の免許を生かして男性のひげそりも行い、 利益は求めず、料金は茨城の店のおよそ半分に抑えました。 福田さんは「今後もなるべく島を訪れたい」と力を込めていました。
Thu, 30 Mar 2017 14:24:00 +0900
浦添市が印鑑登録証明発行で性別記載不要の条例改正
2017年3月29日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市議会は今月24日に開いた本会議で、 印鑑登録証明書の発行に際し、 申請があった場合には男女の別を 記載しなくても良いとする条例改正案を 全会一致で可決しました。 浦添市によると、県内初の取り組みということです。 浦添市は性の多様性を認め合う 「レインボー都市宣言」をことし1月1日付で行っており、 その一環で、自動交付機については、 システムの改修が必要なことから 当面は窓口での受け付けに限定しての対応になります。 他府県でも同様の取り組みが広がっており、 印鑑登録証明書の登録用紙に 性別を記載する項目がない自治体もあります。 また、23日に答申があった 第3次浦添市男女共同参画行動計画案では、 他の各種証明書にもできるだけ 取り組みを広げることを盛り込みました。 国の事務処理要領では、 印鑑登録証明書で「男女の別」が登録事項となっていますが、 一方で国は去年12月、印鑑登録証明書と住民票の写しに 性別を記載しなくても「差し支えない」と通知しています。
Wed, 29 Mar 2017 13:35:00 +0900
浦添商業高 2代にわたる生徒から恩師へサプライズ
2017年3月28日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 恩師に感謝を伝えようと、 浦添商業高校の比嘉藤子教諭と 情報処理科2年6組の29人はこのほど、 6組の担任で新年度から 他の学校に移る中石エリ子教諭にサプライズで 「思い出新聞」を贈りました。浦添商業で20年前、 中石教諭の教え子だった比嘉教諭は、 「今になって初めて先生の思いが分かった」 と感謝を胸に生徒らと新聞づくりに取り組み、 2代にわたる教え子からの思いがけないプレゼントに、 中石教諭は「教師冥利に尽きる」 と顔をほころばせました。 国語科の中石教諭は、 自称「生活態度などをがみがみ言う母親タイプ」で、 高校時代はウーマクーだったという比嘉教諭は教員となり、 母校に赴任した4年前に中石教諭と再会し、 「同僚ではあるが自分にとっては先生」と 職場の悩みを聞いてもらっているうちに、 人前で見せない涙もこぼすこともあったということです。 比嘉教諭は生徒たちを 「予想以上の作品を創り上げた。 まだまだ出していない力がある」とたたえ、 「自分がそうだったように数十年後に 結果が出ることもある。だからこそ教員はやめられない」 と恩師と生徒たちに囲まれて 満面の笑みを浮かべていました。
Tue, 28 Mar 2017 15:06:00 +0900
被災地に日本一早い沖縄の新茶を届ける
方言ニュース 2017年3月27日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 東日本大震災で今も避難生活を続ける 人たちにお茶の葉を届けようと、 国頭村奥の一番茶を収穫、包装して贈る 「『日本一早い沖縄・奥の新茶を 東北・被災地の皆さんに飲んでもらおう!』 プロジェクト」がきのう、 国頭村奥の茶畑や奥集落センターで開かれ、 県内各地から親子連れなどおよそ30人が参加し、 被災者に思いを寄せながら 一つ一つ茶葉を摘んでいきました。 今回で4回目の開催で、 お茶は地元団体を通して宮城、岩手、福島の 3県の人たちに送られます。 奥区の糸満区長によりますと、 ことしの茶の生育は 例年より10日ほど遅く、 来月、4月に入ると収穫のピークを迎えるということです。 西原町から家族5人で訪れた(5)歳の男の子は 「採るのが楽しい。 小さい若葉を5個分採るんだよ」 と話しながら、 さらによい葉を選んで摘んでいました。 また、那覇市から家族4人で参加した男性(36)は、4歳の息子の横で、 「被災地の人々がおいしいお茶を飲んで 笑顔になってほしい」と、 思いを込めながら 初めての茶もみに挑戦していました。
Mon, 27 Mar 2017 19:38:00 +0900
高嶺小の4人、お年寄りを助ける
2017年3月24日(金) 担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市立高嶺小学校の児童4人が 先月9日の夕方、糸満市大里で道路に倒れて動けなくなっていた女性のお年寄りを助けました。 女性を助けたのは4年の玉那覇盛音(せおん)君、伊敷佑(たすく)君、 上原祐(ゆう)太(た)君、1年の伊敷侑(あつむ)君の4人です。 女性は、南城市奥武の大城サダ子さん(79)歳で、 糸満市大里の知り合いに魚を届けに行き、知り合いの家の前で転んで立ち上がれなくなっていたところ、 下校途中の児童が大城さんを見つけましたが、起こすことできず、通り掛かった車を呼び止めて助けを求めました。 大城さんを運転手が後ろから抱きかかえて起こして車の中に座らせ、 大城さんは車の中で落ち着きを取り戻し、孫のような4人を 「礼儀作法もよく、素晴らしい。とてもしっかりしていて涙が流れた」と感謝しました。 4人は『おばあちゃんが「助けて」と叫んでいたので持ち上げたが、 駄目だったので車が通るたびに大きな声で「助けてください」と叫んだところ4台目で止まってくれた』と話し、 「おばあちゃんを見てびっくりした。車が止まってくれるか心配だったが、止まってくれたのでよかった」 と笑顔を見せていました。
Fri, 24 Mar 2017 16:50:00 +0900
北農高内に貴重な生物が多数生息
「北農高内に貴重な生物が多数生息」 方言ニュース3月23日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市にある北部農林高校の敷地内にある水路で、 絶滅危惧種の淡水魚タウナギや沖縄在来のドジョウが 多く生息していることが分かりました。 生物研究部の生徒5人らと沖縄美ら島財団の共同研究、 調査で判明したもので、研究は琉球大学の新聞「琉大ジャーナル」にも掲載されました。 また、研究では分子解析も実施し、 両種が沖縄在来のものであることが分かりました。 沖縄在来のドジョウとタウナギは水田や池、 沼の減少や観賞用としての乱獲で、 その数が減ってきましたが、 校内にある水路ではそれらの外的脅威に さらされることがなかったため、 およそ半世紀、生息環境が結果的に守られ、 多くのタウナギやドジョウが生息しています。 調査の報告書の中で校内の水路に関して 「このような高い密度で両種が発見された報告はなく、少なくとも県内で、 これまでに類をみない高密度な生息域といえる」とまとめています。 生物研究部の1年の女子生徒は 「校内の水路に貴重な生物が多数生息していることに驚いた」と話し、 今月に卒業した3年の女子生徒は 「泥だらけになりながらも生物を採取するのは大変だったが、良い思い出になった」 とほほ笑みました。
Thu, 23 Mar 2017 14:17:00 +0900
サークル合唱団が結成10年の節目にコンサート
2017年3月22日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 本部町が主催する公民館講座をきっかけに サークルの合唱団「うたごえ・もとぶ」が結成されて 今年で10年目になり、 10年の節目として初めてのコンサートがこのほど、 町中央公民館で開かれ、350人余りの観客が応援に駆け付けました。 うたごえ・もとぶは、 「歌を通して、心も体も健康に、ハーモニーを大切にする」ことを モットーに活動してきました。 会員31人の中には今年88歳のトーカチを迎える 具志堅キヨさんもいて、元気に歌っており、 「10周年をみんなと一緒に迎えることはとてもうれしい。 歌うことで体も元気になり気持ちも若くなれる」と コンサート終了後にうれしそうに話しました。 プログラムは3部構成で、 「あのすばらしい愛をもう一度」や、 ピアノ独奏に独唱、重唱も行われ、 ゲスト出演した町内の音楽グループ「ピージャーズ」の演奏や、 カザフスタン出身のオルジャス・グアンバイさんが 女性の音域まで出せる歌声でヘンデル作曲のオペラ 「リナルド」の中から「私を泣かせてください」を熱唱しました。 オリジナル曲の「さくら」も合唱しました。 町内の具志堅に住む安里啓子さんは 「コンサートを聴いて元気が出た。 歌はいいもんですね」と笑顔で話していました。
Wed, 22 Mar 2017 14:09:00 +0900
沖縄戦の悲劇を繰り返さない 全学徒隊の碑、建立
2017年3月21日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦で「学徒隊」として戦場に駆り出された、 旧中等学校全21校の名を刻んだ「全学徒隊の碑」が このほど、糸満市の平和祈念公園に建立されました。 背景には「学徒隊を忘れないで」という 元学徒の熱い思いがあったということで、 戦時中、那覇市泊にあった昭和高等女学校の 同窓生の吉川初枝さん89歳と上原はつ子さん88歳は 「これだけ多くの学校の学生が 動員されたことを伝えたかった。合同の碑できてよかった」 と話しています。 2人は5年ほど前、学校の思い出を話していた時に 学徒隊の話になり、 『今は元学徒がいるが、そのうちいなくなるだろう という話になった。「ひめゆり」のように知られていれば別だが、 多くは忘れられてしまうのではないか。 どうにかして残さないと思った』ということで、 その後、県と県議会に建立を要請し、何度も足を運びましました。 語り部もする2人には、 すでに石碑前での証言を求める依頼が来ているということで、 吉川さんは 「亡くなった人も喜んでいるだろうと言われた」 とほほ笑み、上原さんは 「合同石碑が、多くの人が訪れる平和祈念公園にできてよかった。 これからも経験を伝えていきたい」と話しました。
Tue, 21 Mar 2017 14:02:00 +0900
奄美大島宇検村で「対馬丸」慰霊碑の除幕式
方言ニュース 2017年3月20日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 1948年8月にアメリカの潜水艦の 魚雷攻撃によって沈没した 疎開船「対馬丸」の慰霊碑の除幕式が 19日、鹿児島県奄美大島の宇検村(うけんむら)の 船越(ふのし)海岸でおこなわれました。 沖縄県内からは遺族らおよそ100人が 出席し、海に向かい犠牲者に 祈りを捧げました。 対馬丸の慰霊碑は那覇市若狭の 「小桜の塔」と、 撃沈現場に近いトカラ列島の悪石島に ありますが、 多くの犠牲者が漂着した奄美大島には 慰霊碑がなかったため、 遺族や生存者からは 「どこに向いて祈ったらいいか 分からない」という声がありました。 慰霊碑の建立に関係者からは 「遺族が慰霊する場ができた。 対馬丸を後世に伝える場にしてほしい」と 願いました。 対馬丸に乗船し、救護された 平良啓子(けいこ)さんは 「奄美大島の人たちの情けは忘れない」と 話しました。 また浦崎唯昭(いしょう)副知事は 「多くの人が慰霊碑を訪れ、 平和の尊さを発信し続けることを願う」と 述べました。
Mon, 20 Mar 2017 15:34:00 +0900
八重山地区での水難事故、注意喚起が課題。
「八重山地区での水難事故、注意喚起が課題。」 方言ニュース3月16日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重山地区水難防止推進協議会がこのほど、石垣市、竹富町、与那国町の関係者が出席して八重山署で開かれ、去年発生した水難事故の状況報告や課題などを話し合い、今年の活動計画を確認しました。 八重山地区で去年発生した水難事故は11件で、5人が死亡し、市町別では、石垣市が5件、竹富町が4件、与那国町が2件でした。 形態はシュノーケリングが4件と最も多く、釣りをしている最中の事故もありました。 3市町の担当者らは 「危険な場所が釣りの穴場スポットとなり事故が起きた。 未然防止へ注意喚起のたて看板を設置した。観光客が増え、 自治体が海水浴を想定していないビーチへの立ち入りが増えている」 などと報告し、注意喚起が課題となっている現状などを説明しました。 八重山署の前田署長は 「夏場だけでなく、それ以降も4件発生している。 警察としてもしっかり取り組んでいきたい」と話しました。
Thu, 16 Mar 2017 19:31:00 +0900
無資格ガイド、県が実態調査へ
2017年3月15日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 訪沖外国人観光客が急増する中、 通訳案内士など外国語で 旅行案内をするのに必要な資格を持っていない 「無資格ガイド」について、 県が実態調査する方針であることがこのほど、分かりました。 通訳案内士からは無資格ガイドが横行し 観光業への影響を懸念する声が上がっており、 県は調査方法も含めて検討します。 有償で外国語での観光案内を行うには 通訳案内士、地域限定通訳案内士、特例通訳案内士の資格が必要で、 違反すると通訳案内士法により50万円以下の罰金が定められていますが、 有資格者らによると、取り締まりは行われていないということです。 一方、1月に那覇市の若狭バースに 大型クルーズ船が相次いで入港した際、 下船した訪沖観光客を迎えたのは160人の県外から来たとみられる 無資格ガイドだったということで、有資格者らは 「無資格者は観光客を買い物に連れ回すのが仕事。 沖縄観光の教育を受けておらず、 観光客が伝統や文化に触れることができなくなる。 無資格者が安価にガイドをすれば、 せっかく資格をとっても正当な対価を受け取れなくなり、 ガイドの質の低下につながる」 と懸念しています。
Wed, 15 Mar 2017 13:56:00 +0900
一卵性三つ子 すくすく元気に成長
2017年3月14日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県立中部病院で去年11月、 大きな出産リスクを乗り越え、 「非常にまれ」という 自然妊娠の一卵性三つ子が誕生しました。 両親で、読谷村に住む比嘉克也さんと奈美子さんは 「成長はゆっくりだけど、できることが増えている」 と、息子たちの健やかな成長を喜んでいます。 3人とも男の子で、 名前は長男が一護(いちご)ちゃん、 次男が碧仁(あおと)ちゃん、 三男が幹登(みきと)ちゃんで、 一護には「弟たちを『護(まも)』る」、 碧仁には「『仁』の言葉通り兄と弟を思いやる」、 幹登には「木の『幹』のように兄を支えて」 との思いが込められています。 妊娠25週での早産だったため、 3人は体重が500グラムから600グラム台で 産声を上げました。 身長は30センチほどで、 一人一人が克也さんの片手に乗るくらい 小さかったということですが、 それぞれ体重2千グラムを超えるまでに成長し、 今月中にも退院できる見通しです。 初めての出産だった奈美子さんは、 翌日に3人と初対面した時のことを 「あまりに小さくて、生きていけるか 不安だったが、顔を見て感動した」と、 不安とうれしさが入り交じり、 涙が止まらなかったということで、 夫婦は「支え合う兄弟になってほしい」 と話しています。
Tue, 14 Mar 2017 10:58:00 +0900
指定天然記念物の宮古馬が2頭誕生
方言ニュース 2017年3月13日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県指定天然記念物の宮古馬を飼育する 宮古島市平良の荷川取牧場でこのほど、 雌の馬が2頭生まれました。 宮古馬は日本に8種しか存在しない 在来馬の1種で、 県内には47頭しか飼育されていません。 2頭とも母馬に連れ添って 元気に過ごしており、 関係者は「宮古馬は絶滅が危惧されている。 保存に力を入れていきたい」 と話しています。 2頭の名前は「ヒナ」と「デイゴ」で、 「ヒナ」は先月11日に 5歳の母馬「ハナ」から生まれました。 「ハナ」は生まれてすぐに母が死に、 発育不良だったため、 牧場関係者は「子馬が生めるとは 思っていなかった」と驚いています。 母馬に似ておとなしい性格だということです。 一方、25日に14歳の母馬「チュラ」から生まれたのが「デイゴ」で、 デイゴは警戒心が強いチュラのそばを離れることは少ないということですが、 人にも興味を持って近づいてきます。 宮古馬は近年、雌馬より雄馬が増えており、 保存に向けた課題となっていたことから、牧場主の男性は 「雌が生まれてホッとしている。 多くの人に見に来てもらいたい」 と話しています。
Mon, 13 Mar 2017 14:19:00 +0900
卒業式を前に、小麦粉販売自粛
2017年3月10日(金) 担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 あす11日は県内の公立中学校では卒業式が開かれます。 しかし、県内の中学校では、30年以上前から、卒業式に小麦粉などを 投げて大騒ぎする「メリケン粉投げ」が見られることから、 那覇市内では、中学校区周辺の店舗が未成年への小麦粉販売を自粛するなどして、 地域ぐるみで「悪しき伝統」の抑止に努めます。 メリケン粉投げは、卒業生が後輩などから強制的に集めた資金で大量の小麦粉を購入し、 卒業式でばらまいて祝う行為で、30年以上前から県内の各中学校単位で行われてきました。 こうしたことから、「悪しき伝統」の抑止に努めようと、 那覇市内のスーパーでは店舗の入り口や小麦粉売り場に 「中学校の卒業式まで未成年者への小麦粉販売を自粛します」との貼り紙が貼られました。 周辺の中学校からの依頼に基づき、貼り紙は今月上旬から貼られているもので、 スーパーの責任者は「食べ物を粗末にしてほしくない」と話しています。
Fri, 10 Mar 2017 17:08:00 +0900
沖縄市の牧場で三つ子の子牛が生まれる
「沖縄市の牧場で三つ子の子牛が生まれる」 方言ニュース3月9日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市倉敷のヒーロー牧場で先月6日、三つ子の子牛が生まれ、すくすくと育っています。 県酪農組合によりますと、 「三つ子の牛自然に受精し、出産できたことは珍しい」ということで、 牧場を営む島袋秀雄さんは 「40年酪農をやってきたが、初めてだ。神様からのプレゼントだ」と喜びました。 三つ子は、父親が和牛の「北茂安93」、母親がホルスタインの 「ロイヤルクイーンデニソニアアイオーン」の掛け合わせで、 「F1(交雑種)」の一種です。 ホルスタインの三つ子はごくまれにありますが、 F1の三つ子は非常に珍しいということで、 県酪農組合の香村直参事も 「ホルモン処置などで人工的に受精し、三つ子になったとしても3頭共に 元気で生まれることはほどんどない。まして今回は自然に生まれた。 20年間勤めて初めて聞いた」と話しました。 子牛は、生まれた直後は35キロほどで、 3頭のうち1頭の具合が悪そうでしたが、元気に成長し、 1カ月後には70キロから80キロにまで成長する見込みで、今月の競りに出荷されます。 酪農の引退を考えていましたが、 「頑張ったご褒美なのか、もう少し頑張れという意味か」と笑い、 「三つ子を立派に育てたい」といとおしそうに子牛をなでていました。
Thu, 09 Mar 2017 14:42:00 +0900
飲酒運転で女子中学生逮捕
2017年3月8日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇署はこのほど、酒気を帯びた状態でバイクを運転したとして、 沖縄本島南部の公立中学校3年生の(15)歳の少女を 道交法違反容疑で現行犯逮捕しました。 少女からは基準値のおよそ2倍のアルコールが検知されましたが、 少女は「知らない」などと話し、容疑を否認しているということです。 こうした中、去年1年間に県内で発生した飲酒絡みの 交通死亡事故13件のうち、 未成年による事故が半数近くの6件に上ることが分かりました。 県警によりますと、過去10年で最も多いということです。 去年に県内で発生した飲酒絡みの事故は109件、 このうち死亡事故は13件発生し、 飲酒運転摘発人数は1856人で、 おととしから2年連続で全国ワーストとなる見込みです。 死亡事故発生数は2007年からの10年間で最も多く、 全てバイクによる事故です。 いずれも発生時間は午後10時から午前6時半までの 深夜から早朝にかけての時間帯で、 未成年による深夜徘徊の問題も改めて浮き彫りになりました。 過去10年の数値を見てみると、 未成年の飲酒絡み死亡事故の件数は 毎年0から2件で推移していますが、 去年は急激に増えた形です。
Wed, 08 Mar 2017 15:44:00 +0900
名護中卒業生 沖縄戦の証言集発刊
2017年3月7日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事からご紹介します。 名護中学校を1955年に卒業した7期生らが、 5歳から6歳だった頃の沖縄戦体験をまとめた証言集 「幼年期の戦争体験を通して」を発刊しました。 家族にも積極的に戦争体験を 語ってこなかったメンバーも多い中、 幼いながらも戦時中の記憶が残る最後の世代として 戦争が招く悲惨さを次世代へ残そうと、 同級生19人の証言を自分たちで編集したもので、 空襲や食糧難、収容所でマラリアを患って 生死をさまよった体験などを記録しました。 メンバーのうち、77歳の男性は 「未来の子どもたちのために残す。 かけがえのない地球を大事にしたい」 と意義を強調し、 サイパン島で母や祖母が自害しようとしたことなどを記した 元県議の77歳の男性は 「いろんな戦争体験があり命からがら生き延びた。 その思いを語らないといけないと同級生でまとまった」 と語りました。 また、戦時下の避難生活や 戦後の食糧難などをつづった78歳の男性は 「あまり子どもにも話したことはない」と明かし、 10・10空襲の記憶などを記した77歳の女性は 「反戦平和が原点。今、戦争体験を語れる ぎりぎり最後の世代だと思う」 と戦争体験継承の思いを込めていました。
Tue, 07 Mar 2017 13:57:00 +0900
新唄大賞グランプリに石嶺愛莉さん
方言ニュース 2017年3月5日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 新唄大賞の第28回公開審査会が、きのう、 沖縄市ミュージックタウン音市場で開かれ、 訪れたおよそ400人の観客を魅了しました。 新唄大賞は、沖縄民謡の発展と継承を目的に ラジオ沖縄が毎年開催しているもので、 今年は、およそ30作品の応募の中から 14作品が本選に出場しました。 審査の結果、「目笑美らさ」を 歌った20歳の石嶺愛莉さんが、 グランプリを受賞しました。 県立芸術大学で沖縄古典芸能を学んでいる 石嶺さんは「なんとも言えない気持ち、 先生にこの曲を頂いて何度も練習を積み、 この大会にかけてきました」と うれしさに言葉を詰まらせていました。 「目笑(みわれ)美(じゅ)らさ」を 作詞・作曲した大城(おおしろ)貴(たか)幸(ゆき)さんは、 3度目の大賞受賞となります。 さらに、歌唱賞を 「泡盛音頭」を歌った照喜名(てるきな)竹(たけ)美(み)が 受賞するなど、各賞の受賞者が決まりました。 ラジオ沖縄では、 新唄大賞公開審査会模様を、 今月12日日曜日、夜7時から 2時間に渡って放送します。
Mon, 06 Mar 2017 18:01:00 +0900
中学生、迷子を送り届けて感謝状
2017年3月3日(金) 担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 迷子の6歳の男の子を下校途中に見つけ、 往復およそ2時間かけて徒歩で家まで送り届けた東風平中学校の3年生の女子生徒4人に このほど、糸満署から感謝状が贈られました 親身になって迷子の男の子を家に送ったのは、 桃原清花さん、大城凜華さん、金城梨李さん、新垣美里さんの4人です。 同じ塾に通う4人は去年12月15日、たまたま一緒に下校し、 東風平町内の塾の前でおしゃべりをしていたところ、 大城さんが泣いている男の子を見つけ「どうしたの?」と声を掛けました。 そして、金城さんが「おうちどこ?」と聞くと、男の子があっちと指を指したので 「そのまま連れて行こう」と4人で男の子に付き添い、片道およそ1時間を徒歩で送りました。 男の子は1人で遊んでいるうちに道に迷い、帰れなくなったということで、 男の子のお母さんが後日お礼で学校を訪れ、4人の親切な行動が分かりました。 4人は「当たり前のことを当たり前のようにしただけ。 男の子を家に送ったことで感謝状をもらい、びっくりしたけど、うれしい。」と話していました。
Fri, 03 Mar 2017 14:32:00 +0900
石垣市、『福祉避難所兼ふれあい交流施設』の建設を計画
「石垣市、『福祉避難所兼ふれあい交流施設』の建設を計画」 方言ニュース3月2日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市は、高齢者や障がい者などの要援護者が災害時に安全に避難生活を送れる「福祉避難所兼ふれあい交流施設」の建設を計画しています。 要援護者に特化した避難所整備は県内では初めてで、市大川の県八重山農村青少年教育センター跡地に建設し、早くて来年3月ごろに利用を始め、災害弱者の支援態勢強化を目指します。 要援護者は高齢者、障がい者、重病患者、妊産婦、乳幼児のほか観光客や外国人などで、そのうち65歳以上の1人暮らしの高齢者など第三者の支援を要する在宅者を避難支援の対象者と位置付けています。 市は現在、避難支援が必要な在宅者を把握するため登録制度で名簿をとりまとめており、要援護者の名簿作りは他の市町村でもありますが、1人で避難が困難な住民の避難方法が課題となっているため、福祉避難所の整備に合わせ、名簿登録者それぞれの避難経路や支援策などを確立し、支援態勢の構築を図る方針です。 市の担当者は 「一般的な避難所は避難者が自分で生活するが、福祉避難所は、避難後のケアまで想定している。災害弱者に特化して対応し、避難しても安心して生活ができる仕組みを整備したい」と話しています。
Thu, 02 Mar 2017 15:26:00 +0900
飲酒がらみの交通事故、27年連続ワースト
2017年3月1日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 県警は去年1年間に県内で発生した、 交通人身事故に占める飲酒絡みの事故の 割合が、27年連続で全国ワーストに なったことをこのほど発表しました。 県警は「飲酒運転根絶」に重点を置き、 さまざまな施策を講じていますが、 飲酒絡みの事故構成率は全国平均のおよそ2・5倍、 死亡事故構成率は全国平均のおよそ5倍となっており、 飲酒運転が横行する深刻な状況が あらためて浮き彫りになりました。 県警交通企画課によりますと、 去年に県内で発生した人身事故5491件中、 飲酒絡みの事故は109件、1・99%あり、 全国平均0・79%をおよそ2・5倍上回りました。 また、死亡事故件数38件中、 飲酒絡みの死亡事故は13件発生し、構成率は34・2%で、 4年連続で全国ワーストでした。 さらに、去年の飲酒運転摘発人数は1856人で、 全国確定数は公表されていませんが、 おととしから2年連続で摘発者数が 全国ワーストとなる見込みということです。 交通企画課の新木満管理官は 「飲酒運転への意識があまりにも低過ぎる」と指摘し、 より一層の取り締まり強化に取り組むとの見解を示しました。
Wed, 01 Mar 2017 13:03:00 +0900
テディベアで芭蕉布を世界へ 大宜味村・平良さん
2017年2月28日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事からご紹介します。 大宜味村喜如嘉の平良美恵子さん(68)歳が 世界中で愛されているくまの縫いぐるみ 「テディベア」を芭蕉布で製作しました。 涼しげで軽やか、それでいて丈夫な作品は、 テディベアのような柔らかさはないものの、 伝統織物ゆえ、凜とたたずむ姿は気品が漂っています。 着物や帯など従来の伝統工芸品から懸け離れたアイデアには、 伝統を絶やしてはいけないとする作り手の思いがあるからで、 平良さんは 「世界中にテディベアのコレクターがいるのは分かっていた。 手応えは感じている」と語ります。 去年11月にはアメリカニューヨークで 県内工芸品の展示会を実施し、芭蕉布ベアは一つ千ドル、 日本円でおよそ10万円にもかかわらず 3つ売れたということで、 芭蕉布の名を世界に広げるためにも、 継続して生産・販売を続ける構えです。 しかし、芭蕉布の里・大宜味村喜如嘉は 人口減が進み、作り手も高齢化しているのが現状で、 技術や文化の伝承には、人材不足からの焦りもありますが、 先人たちは沖縄戦を乗り越え、 時代とともに新たな命を吹き込んできたことから、 平良さんは 「先人たちの思いを知っているからこそ 余計に守らないといけない」 と話しています。
Tue, 28 Feb 2017 14:50:00 +0900
2つの区が交流する「にるみ食堂」 にぎわう
方言ニュース 2017年2月27日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 おいしい食事を味わいながら 鮮やかに生けられた花を囲むなど、 大宜味村上原と根路銘の2つの区が交流する根路銘公民館の「にるみ食堂」が 地域住民でにぎわっています。 「にるみ」は根路銘の昔からの呼び名で、 上原は1928年までは、根路銘の行政区、 つまり、ムラに属していたため、 ウンガミや豊年踊りも一緒に行われています。 上原が山手にあり、 日ごろは交流する機会が少ないため、 毎月1回、百円交流食堂を立ち上げたもので、 去年7月から夕方5時にオープンしており、 根路銘区会計の(75)歳の女性は 「区民や上原の方とも交流ができて 喜んでいただいている」と話しています。 今月も店開きと同時に、 農作業を終えた区民や仕事帰りの人、 上原区から親子らが次々と来店し、 「おばあは元気?学校は楽しい」など、 子どもから高齢者まで会話が弾み、 楽しい夕食会となっており、 このうち、子どもと来店した 上原区の団地に住む(40)歳の女性は 「ウンガミのエイサーで名前しか 分からない人とも いろいろな話ができて楽しい」と笑顔で話していました。
Mon, 27 Feb 2017 14:27:00 +0900
園児18人、70キロを歩く
琉球新報の記事から紹介します。 2017年2月24日(金) 担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 1年10カ月前に本部町を出発し、 1日に2キロから7キロの距離を設定し、歩いてきた 本部町の美ら咲保育園の4歳から5歳の園児18人がこのほど、 ゴール地点に設定した北谷町美浜にたどり着きました。 小さな足で、コツコツと積み重ねた総距離は70キロで、 迎えた親や先生は 「お疲れさま。助け合い、よく頑張った」と目を細め、 園児の心身の成長にとって 大きな一歩となりました。 「自分で歩くと、知らない場所を知れ、そのことを家で親と話せば、 家族とのコミュニケーションにもなる」 と始めたもので、ゴール地点では、保護者たちが迎える中、 おそろいの黄色い服を着て、手をつなぎながら2列になって 一生懸命歩く園児たちが姿を現すと、涙を流す親の姿も見られ、 園児たちが笑顔でゴールすると、抱っこをするなどして、喜びを分かち合いました。 園児らは満足げな様子で、 「歩くのは楽しかった。楽しかったし、観覧車も見られてうれしい」 と満面の笑顔を見せていました。 ある園児の母親は 「みんな自分が元気な時は、つらい子を引っ張ってあげていた。 支え合いを通して、勉強できたと思う」 と感激した様子で話していました。
Fri, 24 Feb 2017 20:43:00 +0900
八重山、脳内出血の死亡率が男女ともに全国ワーストに
「八重山、脳内出血の死亡率が男女ともに全国ワーストに」 方言ニュース2月23日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 複数の市町村にまたがる全国の2次医療圏のうち、 脳内出血の死亡率が八重山は2008年から2012年で 男女ともに全国ワーストだったことが、 国際医療福祉大学大学院の埴岡健一教授の調査で分かりました。 全国値を100とした場合、男性は273・0、女性は226・7で、 八重山の死亡率は男性が2位の岩手県釜石を80ポイント以上、 女性は40ポイント以上引き離してのワーストとなりました。 埴岡教授は八重山が特に死亡率が高い理由は不明だとしつつ 「救急医療など医療体制を見直すとともに、生活習慣を見直し予防していくことが大切だ」 と指摘しました。 一方、県立八重山病院の依光たみ枝院長は 「全国的に見てこんなに多いとは思わなかった」と驚いた様子で話しています。 八重山病院は脳神経外科医が6月に赴任するまで 専門医が不在となっているため、 脳内出血は外科で診療・治療しており、 手術が必要な場合は島内の開業医の応援や 県立宮古病院に搬送しています。 依光院長は 「脳内出血の患者は状態が悪くなってから運ばれることが多いので 高血圧や食生活など生活習慣が関係している可能性がある」 とした上で 「なぜ八重山で多いのか、早急にデータを研究したい」と話しました。
Thu, 23 Feb 2017 13:20:00 +0900
県内肉用牛の産出額200億円突破見込み
2017年2月22日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 去年、2016年の県内肉用牛の産出額が、 初めて200億円を突破する見込みであることが、 これまでに、県畜産課の試算で分かりました。 豚が1985年に195億円に達した例がありますが、 肉用牛はこれを超える見込みで、 畜産分野として初の大台突破となります。 推計はJAおきなわが昨年末に発表した 県内家畜市場の子牛の取引実績を基に、 肥育牛などの市場規模を踏まえて試算したもので、 推計で228億円と見込んでいます。 県内肉用牛産出額の中心となる子牛の 平均価格が上昇を続けていることが産出額増加の要因で、 このほど、糸満市の南部家畜市場で行われた競りでは、 雌の子牛が県内市場で過去最高となる 200万5千円で取引され、 肉用牛市場は活発な取引が続いています。 1品目で200億円を超えるのは サトウキビなどの耕種品目も含めて2005年以降なく、 農業産出額増加の契機となりそうだということで、 県の島尻農林水産部長は 「当面の目標とする農業産出額1千億円の弾みにもなる」と期待しています。
Thu, 23 Feb 2017 12:22:00 +0900
石垣 猫に関するルール作り検討
2017年2月21日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事からご紹介します。 石垣市環境課が、 猫の飼い主に対するルールと 野良猫へのエサやりに関するルールづくりを 検討していることが分かりました。 自宅の庭が猫のふん尿で汚されたり、 門前に出したごみが荒らされたりする被害を 受けているとの苦情が寄せられていることによるもので、 現在、飼い猫・野良猫に関するアンケートを行っており、 猫に関するトラブルの実態と求められる対策を把握し、 条例によるルールづくりが 必要かどうか判断する考えです。 猫アンケートでは 具体的にどのようなトラブルを抱えているか、 どのような対策が必要かを聞いている他、 野良猫の繁殖抑制を目的とした公費による避妊去勢、 猫の殺処分ゼロを目的とした公費の収容・飼育施設、 「地域猫」制度の活用などの必要性についても 意向を確認します。 「地域猫」制度は、避妊去勢は県で実施しますが、 エサ代など飼育費用は住民が負担する制度です。 石垣市環境課では、 アンケートの回答を集計した後、ホームページ上で公表し、 「市民と密接に関係するごみの分別・処理、飼い猫・ 野良猫に関して市民の考えや 要望を今後の施策に反映させたい」としています。
Tue, 21 Feb 2017 12:32:00 +0900
沖縄市で風呂屋の歴史を振り返る企画展
方言ニュース 2017年2月20日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内の風呂屋の歴史をまとめた企画展が、 沖縄市中央の沖縄市戦後文化資料展示室 「ヒストリート2(ツー)」で開かれています。 風呂屋は戦前から市民に親しまれ、 展示資料によりますと、 沖縄で風呂屋が誕生したのは 1680年でした。 既に那覇地域には「湯屋(ゆや)」が あったということですが、 入浴は習慣化されてはおらず、 徐々に増え出したのは明治期以降で、 その後、収容所から多くの人が帰郷した 戦後復興とともにさらに広がり、 全盛期の1960年代初頭には 県内に311軒、 沖縄市内だけで30軒以上が林立しました。 しかし、1970年代に入り、 家庭用風呂の普及や 湯沸かし用燃料の高騰で衰退が進み、 今では、県内には沖縄市安慶田の 「中乃湯(なかのゆ)」1軒のみとなりました。 企画展では、番台が外にあるなど 沖縄風呂屋の特徴の解説や写真、 旧コザ市内にあった店舗名なども 紹介されており、 沖縄市史編集の担当者は 「戦後の沖縄では風呂屋は市民の情報交換、 子どもたちの社会教育の場として親しまれた。 生活の香りを感じてほしい」 と来場を呼び掛けています。
Mon, 20 Feb 2017 15:19:00 +0900
北中城村石平に「夫婦シーサー」が設置される
2017年2月17日(金) 担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 北中城村石平の普天間川沿いに植樹されたヒカンザクラの近くにこのほど、「夫婦シーサー」が設置されました。 桜の開花を前に「満開の桜の下で、縁結びの名所になってもらいたい」と、 普天間川の再生を目指す「家人衆会」が設置したもので、 家人衆会では、普天間川の清掃や植樹活動などを2002年から実施しており、 2005年には川沿いの両脇のおよそ1キロに合わせて300本余のヒカンザクラを植樹しました。 楚南会長は 「およそ5年前から桜もつぼみを付け始め、3年前から、家人衆会で桜まつり』も始めた」 と川沿い周辺の活性化に挑んでおり、シーサーの設置を機に 「新たな石平の名物にし、中部地域の桜の名所にしたい」 と願いを込めています。 また、夫婦シーサー制作者で、40年以上陶芸に携わる山内米一さんは 「この場所に合う、優しい顔のシーサーを作品の中から選んだ」と語り、 石平地域の新名所確立へ向け 「若い男女がシーサーを参拝し、恋愛が成就できるような場になってほしい」と笑顔を浮かべていました。
Fri, 17 Feb 2017 16:04:00 +0900
『平和のうた』が二ヶ月ぶりに再開
「『平和のうた』が二ヶ月ぶりに再開」 方言ニュース2月16日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 おととし12月にスタートし、 琉球新報で毎週日曜日の1面に掲載されてきた企画「平和のうた」が、 およそ2ヶ月の休載を経て、12日付の紙面から再開されました。 「平和のうた」はより多くの人に参加してもらいたいとの思いから、 形式や決まり事にこだわりすぎず、ちむぐくるやユイマール精神、 先祖や自然への敬い、大切な人への思い、何気ない日常の尊さなど、 日々の暮らしの中で感じた「平和」を自由に表現するもので、琉球新報が募集しています。 新たな選者は出版社ボーダインクの喜納えりかさんが務めます。 「平和のうた」の選考はこれまで各分野の専門家を交えて行ってきましたが、 今年はあえて専門的な視点を外し、作者や読み手の感性を大事にしたいとの思いから、 喜納さん一人での選考を依頼したもので、 喜納さんは 「自分なりの目線で、相手の人生や来し方を想像しながら選考したい」と意気込んでいます。 12日に掲載された女性の短歌は 「作者の内側から出てきた切実な言葉が心に残った」ということで、 最初の選考を終えた喜納さんは 「選考を通して、会ったことのない作者の歩んできた人生を考える機会になった」 と語りました。
Thu, 16 Feb 2017 14:08:00 +0900
東京の学生らが沖縄戦戦没者の遺骨収集
2017年2月15日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 東京のNPO法人国際ボランティア学生協会の 第1陣87人がこのほど、 南城市内で沖縄戦戦没者の遺骨収集作業を実施し、 戦没者の者と思われる細かい骨やくし、 歯ブラシの柄などが見つかりました。 18日からは第2陣の80人が来県し、 3日間にわたり収集作業をする予定です。 遺骨収集は全国各地の大学生が参加し、 2011年から4年連続で実施しているもので、 来県前に人骨の特徴や沖縄の歴史などについて学び、 知識を深めた他、南風原文化センターや ひめゆり平和祈念資料館などを訪れ、 平和についても考えました。 学生たちはおよそ20の班に分かれて 収集作業に当たりましたが、 狭くて暗いガマ(自然壕)の中で 作業をしていた大学1年の男子学生は 「遺骨をお迎えしたいと思い初めて参加した。 もし遺骨が出て迎えられたら丁寧に取り上げたい。 将来の夢は社会科の教師なので、 歴史に触れる機会にしたい」と話し、 丁寧に掘った土を選別していました。 また、初めて参加した大学2年の女子大生は 「ガマは身を守るために入った所なので、 ちょっとでも遺骨が見つかればいいなと思う」と、 戦没者に思いをはせながら黙々と土を掘り起こしていました。
Wed, 15 Feb 2017 13:51:00 +0900
東村立高江中学校 68年の歴史に幕
2017年2月14日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事からご紹介します。 東村立高江中学校で今月4日、 68年の学校の歴史に幕を下ろす閉校式が開かれ、 在校生や卒業生、 地元住民や村関係者らおよそ150人が出席し、 長年の歴史を刻んだ学校の閉校を惜しみました。 高江中学校は今年4月、 東中学校と有銘中学校と統合され、 新たに東中学校として開校します。 式典では、2人女子生徒があいさつし、 「高江中は地域的に 大変で厳しい場所にあるにもかかわらず、 負けることなく先輩方が学校の歴史を築いてきた。 本当に閉校してしまうんだと感じ、 心の中に寂しさをこらえることはできなかった」 と目に涙をためながら涙ながらに語り、 「皆さんと一緒に歩んだ日々は大事な宝物です。 私たちのふるさと高江地区が輝かしい 未来を育んでいきますように」と 前を見据えながらあいさつしました。 また、閉校式には、多くの卒業生も訪れ、 1974年卒業の57歳の女性は 「私たちの頃は、プールや体育館もなくて 運動場でバレーをして擦り傷をつくりながらやっていた。 思い出のある学校が統合されるのはやっぱり寂しいけど、 子どもたちは元気に明るく育っていると思う」 と話していました。
Tue, 14 Feb 2017 18:05:00 +0900
十六日祭 先祖を供養
方言ニュース 2017年2月13日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 きのう12日は旧暦1月16日にあたり、 後生の正月とされる「十六日祭」が、 特に盛んな宮古や八重山地方を含めて 県内各地で行われ、 仏壇や墓前にごちそうを供え、 先祖を供養する姿が見られました。 このうち、那覇市西の三重城では、 多くの家族連れがごちそうの入った重箱を広げ、 出身地の離島の方角に 感謝の祈りをささげていましたが、 4歳の孫娘を含む家族6人で来ていた 那覇市の(66)歳の男性は 「これからも家族を 見守ってくださいという気持ちで 毎年訪れている」と話していました。 また、浦添市の70代の夫婦は 出身の宮古島の方角に向かい、 手を合わせ、 夫は「先祖に気持ちが届くよう、 夫婦2人で仲良くしている」 と笑顔で話し、 妻は宮古島の言葉のミャークフツで 「先祖のおかげで私たちがいる。 家族仲良くしているので 安心してください」と語り掛けていました。
Mon, 13 Feb 2017 16:31:00 +0900
子育てママの居場所づくり「やぁまぁる」
琉球新報の記事から紹介します。 那覇市内に住む県外出身の母親たち4人が、 親子の居場所づくりを始めています。 手掛けるのは那覇市に住む 西谷美穂さん(36)歳と 伊藤純子さん(40)らママ友4人で、 月に1度、伊藤さんが松尾にある平屋の 自宅を開放し、イベント「やぁまぁる」を 開いています。 4人は「県内に知り合いがいなくて 困っているママが気軽に来られる 場所にしたい」と話しています。 西谷さんは5年前に神奈川県から 沖縄に移住し、夫も本土出身者のため、 沖縄に親戚や家族はいませんが、 近所に住む仲間らと出会い、 友達がいたから育児の相談が できたことから、 知り合いがいなくて1人で悩んでいる ママもいると思い、 子育て中の母親たちの力になろうと、 仲間と親子で気軽に集える 居場所づくりを企画しました。 このほど開かれた「やぁまぁる」では、 子どもたちがたくさんのおもちゃに はしゃぐ姿も見られ、 初めて参加した(33)歳の女性は 「お母さん同士が集まる場所があると ストレスが発散できる。 みんな子ども連れだから 気を使わなくていい」 と笑顔を見せていました。
Fri, 10 Feb 2017 17:21:00 +0900
平和の礎に刻銘された名前が彫られたお守りが見つかる
「平和の礎に刻銘された名前が彫られたお守りが見つかる」 方言ニュース2月9日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重瀬町安里で先月に発見された 日本兵と思われる遺骨のそばにあった遺留品から、 「村本福次」の名前が彫られたお守りのようなものが見つかりました。 つぶれてさびた水筒にくっついていたものが 偶然はがれ落ちて出てきたもので、 糸満市摩文仁の県平和祈念財団戦没者遺骨収集情報センターが おとといまでに確認しました。 遺骨収集のきっかけとなった1983年の琉球新報連載の 「戦渦を掘る」に掲載されている独立混成第44旅団工兵隊の 村本福次隊長と同姓同名で、平和の礎では熊本県出身者として刻銘されています。 お守りらしき物は真ちゅう製で縦がおよそ3センチ、 横がおよそ2センチの楕円形で、さびや土などを取り除くと 「村本福次」の名前と、反対面に大日如来が彫られていました。 センターによりますと、平和の礎では熊本県出身者の刻銘版に 「村本福次」の名前がありますが、生年月日と死亡年月日は不明で、 同姓同名はいないということです。
Thu, 09 Feb 2017 15:08:00 +0900
石垣市教育委員会が5人未満の公立幼稚園の休園措置見送り
2017年2月8日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 石垣市教育委員会は、 今年4月から実施する予定だった 5人未満の公立幼稚園の休園措置を見送りました。 地域の強い反発や過疎化対策に 逆行するという意見などを受け判断し、 2年後に先送りすることを決めたもので、 「休園対象になる人数も含めて検討する期間」と位置付けた上で、 市民や有識者、現場の教員も入った組織で 議論を深める必要性を提起しました。 市教育委員会は休園措置について、 集団での教育の大切さに加え、 幼稚園職員の平準化を理由に理解を求めていました。 休園に伴い3歳児枠に広げた幼稚園に 配置する職員を確保したい思惑が透けて見え、 子どもを預けたい保護者には安心できる環境が整うものの、 結果的には待機児童解消の目標に向けて 小規模園が犠牲になる構図となっています。 過疎地域の保育に詳しい熊本学園大学の宮里六郎教授は、 市教育委員会の主張する集団教育を疑問視し、 「幼稚園は地域づくりの拠点になり、 子育てのしやすさは地域に人を呼び込むことになる。 保育機能も加えるなど多機能をどう加えるかが大事ではないか」と提起しており、 2年の期限に縛られず、地域の特性に合わせた子育て環境について 議論を深めることが求められています。
Wed, 08 Feb 2017 14:13:00 +0900
病理の仕事をもっと知って ドラマダンスに合わせPR
2017年2月7日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 昨年末に放送されたテレビドラマ 「逃げるは恥だが役に立つ」のテーマ曲の「恋」に合わせ、 琉球大学大学院医学研究科 腫瘍病理学講座の医師らが踊る 「病理は地味だが役に立つ」が インターネット上で話題になっています。 動画は医師の玉城智子さんが企画し、 講座の新年のあいさつを兼ねて制作したもので、 腫瘍病理学講座の医師や教授、学生20人が参加し、 実際に使用している顕微鏡などを前に 仕事場で撮影しました。 これまでに12万回以上再生されています。 映像編集やロゴマークを作成した医師の仲地里織さんは 「できるだけ本物に似るようにした」と振り返り、 玉城さんは 「医師や医学部以外の人にも広まり、 こんなに多く再生されるとは思っていなかった」 と驚いた様子で語りました。 病理医は患者の体からの組織や腫瘍の細胞などを 顕微鏡で観察し、 病気の種類や性質などを最終診断する 重要な役割を担っていますが、 全国的に病理医不足も課題だということで、 講座の吉見直己教授は 「病理医が増えることで早く診断でき、 患者さんの早期治療にもつながる。 今回の動画が病理医のことを 知ってもらうきっかけになってほしい」 と語っています。
Tue, 07 Feb 2017 14:09:00 +0900
映画「カタブイ 沖縄に生きる」上映始まる
方言ニュース 2017年2月6日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 スイス出身のダニエル・ロペス監督の 映画「カタブイ 沖縄に生きる」の 上映がおととい、 那覇市の桜坂劇場で始まり、 多くの観客が詰め掛け、 感動の涙を流す観客も多く、 「沖縄で日々暮らしていることが こんなに素晴らしいとは思わなかった」 などの感想が聞かれました。 映画は2003年に沖縄に移住した ロペス監督がなぜ沖縄に引かれたのか、 その理由を追い求めていく ドキュメンタリーで、 エイサーや旧盆、空手、琉球舞踊、獅子舞、葬儀など沖縄の日常にスポットを当て、 さまざまな立場の人と会話をしながら 沖縄を見詰めていくものです。 上映後、ロペス監督は「スイスでこの映画を 上映した時、たくさんの人が『この映画を 作ってくれてありがとう』と言ってくれた。 私は映画に協力してくれた 全ての人たちと沖縄の皆さんに ありがとうと伝えたい」 と感謝の言葉を述べました。 また、映画に出演した 「おばぁラッパーズ」の 新城利枝子さんらも駆け付け、 劇中に歌われる「てぃんさぐぬ花」などを 歌いましたが、 新城さんは「沖縄に生まれて良かったと 思えるような作品だ。 見て、感動してください」と話しました。
Mon, 06 Feb 2017 17:11:00 +0900
育てた子牛を競りへ、南部農林高校生が競り取引実習
2016年2月3日(金)放送分 今日の担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 県立南部農林高校生物資源科畜産資源コースの生徒らがこのほど、 糸満市の南部家畜市場で行われた初競りで、競り取引の実習を行いました。 これまで学校で育てていた子牛のさくらを実際に出品したもので、 さくらとの名残を惜しみながらも、畜産者としての学びを深めました。 畜産資源コースは、さくらを含め、11頭の牛を飼育しており、 さくらは去年3月に生まれ、生徒たちが毎日、餌をやり、 掃除などの世話をしてきました。 生徒らは今回の競りで、 去年の平均価格の74万円台を目指していましたが、 体高、つまり、動物が立ったときの 足から頭頂までの高さが107センチとやや低めであったことや、 生後の日数がたっていたことなどから、 競りでは60万2千円の値が付きました。 競りでさくらの綱を引いた3年の女子生徒は 「育てた牛を競りに出すのは寂しいが、 生産者だけが感じられる牛への感謝もある」と笑顔で話し、 2年の男子生徒は 「もう少し体高を伸ばしたかった。 来年の競りでは平均額を超える牛を育てて出品したい」 と意気込みを語りました。
Fri, 03 Feb 2017 15:23:00 +0900
伊江村で農家の負担の大幅軽減
「伊江村で農家の負担の大幅軽減」 方言ニュース2月2日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伊江村内に安定した農業用水を確保するため、 2004年度から続いた事業「国営かんがい排水事業伊江地区」が ほぼ完成したことに合わせ、村東江上(ひがしえうえ)の農地でこのほど、 散水式が開かれ、雨の中、スプリンクラーから飛び出す水が 作物に与えられると、出席した関係者は拍手で完成を祝いました。 地下ダムやパイプラインといった施設建設などを進め、 昨年末から試験的に地下水の一部共用が始まっていたもので、 ことし4月からは本格的に通水し、順次通水区間を拡大し、 2024年度に全面通水を目指します。従来はため池の水を タンク車で農地まで運んでいたため、農家の負担になっており、 栽培面積の拡大に支障が出ていました。 この事業により、用水が使える土地面積はおよそ650ヘクタールで、 村全体の農地面積のおよそ1090ヘクタールの6割ほどに当たり、 単位面積当たりの収量がサトウキビで1・5倍、 サトイモで1・3倍になるなど大幅に増えると見込まれています。 また、農業用水の運搬の必要がなくなるため、 1ヘクタールあたりの作業時間はサトウキビで1119時間から82時間に、 飼料作物で955時間から54時間へと、農家の負担の大幅軽減が試算されています。
Thu, 02 Feb 2017 13:34:00 +0900
14市町村が学童クラブ利用料軽減に取り組む
2017年2月1日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 小学生を放課後預かる放課後児童クラブ=学童クラブの 保育料・利用料について、県内の14市町村が 経済的に厳しい世帯の負担軽減に取り組んでいます。 琉球新報社が各市町村にアンケートを実施し、回答を得たもので、 県が子どもの貧困対策の一環で 軽減策に伴う補助を交付した去年の秋以降、 導入する市町村が増えています。 県内は民立民営の学童が9割を占める中、 保育料が全国平均に比べて高く、 利用したくても入所できない児童の環境改善が課題となっていました。 減額になる世帯は市町村によって異なるものの、 児童扶養手当や母子および父子家庭など 医療費助成の受給、市町村民税非課税世帯、生活保護世帯などで、 各市町村は子どもの居場所づくりや親支援も目指しており、 今年度の利用者は、非公表の浦添市を除き 13市町村で合わせて501人に上ります。 このうち、保育料か利用料の半分に対して、 児童1人当たり5千円を上限に減額しているのが 糸満市、南城市、西原町、浦添市、南風原町などの9カ所で、 南風原町は「貧困の連鎖を断ち切る方法の一つ」、 西原町は「入所を諦めないで済むようなきっかけにしたい」と 軽減策を導入した理由を話しています。
Wed, 01 Feb 2017 14:06:00 +0900
県立図書館 子供たちの居場所作る団体へ一括貸出
2017年1月31日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県立図書館が本を団体へ長期間貸し出しする 「一括貸出」のサービスが、 子どもの居場所作りをしている団体や施設へ 広まっています。 「一括貸出」は1987年から始まり、 一度に最大400冊貸し出され、 本島内は最長6カ月、 離島では1年借りることができます。 当初は離島やへき地など 地理的に読書環境が厳しい場所での 貸し出しが目的でしたが、 次第に家庭的、経済的に 読書が難しい子どもたちがいることが分かり、 子どもの居場所づくりをしている 団体や施設への貸し出しをするようになりました。 絵本や紙芝居など子ども向け以外にも 子育てやビジネスなど大人向けの本があり、 調べ学習や行事、 子育て支援にまつわる本などを集めた貸し出し用が 32種類204セットあります。 希望したジャンルの本を選んで借りることもでき、 借りた団体や施設から 地域へ本を貸し出すことも可能です。 利用している団体からは 「子どもたちが本に触れる機会が目に見えて増えている。 すごくいい取り組み」 と喜ばれ、 県立図書館の担当者は 「多くの子どもたちが本に出会える機会が増えてほしい」 と話しています。
Tue, 31 Jan 2017 16:52:00 +0900
恩師が38年間日記帳を大事に保管
方言ニュース 2017年1月30日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 50代の人なら懐かしく思う日記帳を、 恩師が38年間大事に保管していました。 恩師は吉田春子さん(70)歳で、 38年前に中学生だった子どもたちは 今53歳となり、 「あなたたちの日記帳を渡したい」との 恩師の呼び掛けに、 当時の大宜味村立旧津波中学校の 1977年度の卒業生14人のうち5人がこのほど、村内の恩師宅を訪れ、 日記帳を受け取りました。 当時中学3年の担任だった吉田さんは、 子どもたち一人一人と鍵のついた 日記帳で交換日記を行い、 子どもたちは好きな人の内緒話や 親とけんかしたこと、進学の悩みなど、 おしゃべりをするように書きつづり、 それに対して一つ一つ手紙を書くように 返していたもので、 この日は、38年前の日記を読みながら 思い出話に花が咲き、 「先生のカジマヤー祝いには オープンカーの運転手は自分が」などと、 恩師と元生徒の絆を深める 日記帳の贈呈となりました。 参加した女性は 「私たちが忘れかけていたことまで よく覚えていてくれて、うれしい。 同級生の仲が良いのも先生のおかげだと 思う」と笑顔で話し、 吉田さんは 「皆立派な大人になって社会に 貢献している。とてもうれしい」 と目を細めていました。
Mon, 30 Jan 2017 19:33:00 +0900
捕獲したハブから、毒性が強い農薬が検出されたことを発表
「捕獲したハブから、毒性が強い農薬が検出されたことを発表」 方言ニュース1月26日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市はこのほど、米軍牧港補給地区周辺で 去年実施した調査で捕獲したハブから、 有害物質のポリ塩化ビフェニール=PCBと 毒性が強い農薬のDDT類が検出されたことを発表しました。 調査は2回目で、おととしの調査でも ハブからPCBを検出するなどしています。 ハブは5月から6月に4カ所で1匹づつ捕獲したもので、 4匹全てからPCB、DDT類が検出されました。 今回検出されたハブの脂肪組織中PCB濃度は 1キロ当たり5ミリグラムから42ミリグラム、 DDT類は1・1ミリグラムから16ミリグラムで、 最も高い数値を検出したのは、どちらも城間から 港川にかけて流れる川のシリンカー付近で捕獲したハブでした。 浦添市周辺でハブに蓄積された有害物質を調べている名桜大の田代豊教授は、今回ハブから検出されたPCB、DDT類について 「周辺地域より市北西部の値が高くなっている。 底質調査の濃度分布などを見ると、米軍基地に汚染源がある可能性が高い。 検出された濃度の高さや影響については他のは虫類について 調べた研究があまりなく判断がつきかねる」と語りました。 市は「今後も調査を継続し、実態を把握したい」としています。
Thu, 26 Jan 2017 17:45:00 +0900
健康を願う伝統行事で区民ら交流
2017年1月25日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 旧暦12月20日に当たる今月17日、 西原町棚原のノロ殿内で、 去年1年間の間に生まれた赤ちゃんの 健康を願う行事「ウマリトゥイタティ」が行われ、 字の神・ミルク加那志を祭る殿内に 区内の赤ちゃん12人とその家族、 それに、区民ら合わせて40人余が集まり、 赤ちゃんの健やかな成長を願って 祈りをささげ、交流を深めました。 「ウマリトゥイタティ」は毎年、 ミルク加那志の誕生日とされる 旧暦12月20日に行われるもので、 その由来は伝わっていませんが、 棚原区の城間区長によりますと 首里赤田町のみるくの影響を受けたと考えられます。 地元出身で、去年10月に生まれた長男を連れて 行事に参加した(27)歳の男性は 「地域で赤ちゃんを見守ってくれてありがたい。 父も自分が赤ちゃんの時に参加した行事だ。 今後も伝統をつなげていきたい」と笑顔で話し、 名護市出身の(27)歳の妻も 「初めての参加でどきどきしたが、 他のお母さんたちと交流できてよかった」と語りました。 城間区長は「地元の出身者も転入してきた世帯も参加でき、 よい交流の場になっている」とほほ笑んでいました。
Wed, 25 Jan 2017 15:20:00 +0900
女性畜産家・永山さん 最後の競りに涙
2017年1月24日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 このほど開かれた伊江村家畜市場の初競りで、 肉用牛生産者として最後となる競りに 2頭を出品した一人の女性がいます。 東江前区の永山愛子さん(73)歳で、 畜産業を営んで50年になりますが、 数少ない女性農家です。 母牛を15頭ほど飼い、 弱った子牛が生まれたときは家の中で 育てるほど愛情を注いできました。 牛にストレスを与えないよう 常に気配りをしながら飼育し、 村内の畜産農家や購買者からも 信頼は厚いということです。 初競りには永山さんが登場する姿を 目に焼き付けようと、親類らが大勢詰め掛け、 1頭目に出品した成牛を引き連れた時は、 感謝の意を込め、 会場内の関係者に深々と頭を下げました。 電光掲示板の金額は止まることなく 一気に100万円の大台を突破すると、 掲示板を見詰める永山さんの目には涙があふれ、 成牛で最高価格となる127万1160円の値が付けられ、 会場から大きな拍手が送られました。 永山さんは 「懐かしさがこみ上げ、最後に高値で売れて感無量。 皆さんには感謝の気持ちでいっぱい」 と涙ながらに話し、 家族や来場客から「お疲れさま」と ねぎらいの言葉が掛けられました。
Tue, 24 Jan 2017 15:12:00 +0900
コザAランチ選手権にパナマ原人の「BBQ Aランチ」
方言ニュース 2017年1月23日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 沖縄戦後食文化の象徴ともいえる 「Aランチ」のナンバーワンを決める コザAランチ選手権が昨日、 沖縄市のコザしんきんスタジアム前で開かれました。 今年で6回目の開催となる コザAランチ選手権では 沖縄市や北谷町から6店舗が出店し、 5種類以上のおかずをプレートに盛り、 料理の腕を競いました。 来場者は一律600円のプレートを購入し、 投票でグランプリを決定しました。 最高賞のAグランプリには パナマ原人の「BBQ Aランチ」が輝きました。 パナマ原人の塗矢健太(ぬりや けんた)代表は 「スペアリブの焼き方にこだわった。 燻製後に焼くことで高温で焼かなくてよく、 柔らかでスモークの香りを楽しんでもらえるものに仕上がった。 受賞で来てうれしい」と 喜びを語りました。
Mon, 23 Jan 2017 15:34:00 +0900
第5回世界若者ウチナーンチュ大会の報告会開催
方言ニュース 2017年1月20日(金)放送分 担当は糸数昌和さんです。 去年、沖縄で開催された 第5回世界若者ウチナーンチュ大会の 報告会がこのほど、沖縄市内で開かれました。 大会は、 世界に40万人以上いるウチナーンチュの中で、 特に日本語を話せない若者世代の ネットワークを強固にしようと、 毎年4カ国で開かれているもので、 去年は、世界のウチナーンチュ大会に合わせて、 沖縄で開催されました。 報告会には、9カ国と2つの地域から およそ100人の若いウチナーンチュが来沖し、 同じルーツである海外からの参加者と 県内の参加者、それに海外の参加者同士が つながるきっかけ作りができたことなどが 報告されました。 親子で実行委員として活動している 県系2世で会社社長の並里哲子さんは 「ブラジルから引き揚げて40年、 当時、国際交流は考えてはいなかったが、 子育てをしているうちに必要性を感じ、 第1回大会から通訳ボランティアとして 関わっている。 いつの間にか、子供たちも実行委員として 活動している」と話し、 玉元(たまもと)三奈美(みなみ)実行委員長は、 「今後は、この会を通して培った海外との ネットワークを生かしていきたい。 来年度の団体の目的は、チャレンジです」と 意気込みを語っていました。 次回大会は来年、ペルーで開催されます。
Fri, 20 Jan 2017 13:08:00 +0900
石垣島精糖、「見込みを上回る」生産量
「石垣島精糖、「見込みを上回る」生産量」 方言ニュース1月19日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣島精糖は去る6日、2016年から2017期の創業を開始しました。 今期は去年台風被害が少なく天候も良好だったため発育も良く、 砂糖生産量は前期に比べて14・7%増の8122トンを見込んでおり、 期間中の天候によっては「見込みを上回る」と予想しています。 一方、収穫面積は8月に作業が始まる2015年の夏植えがはかどらかったことや、 去年初旬頃の長雨で前期の収穫期が長引き、 今期に向けた植え付けが遅れたことなどが影響し、 前期に比べて24・9%減の1100ヘクタールとなりました。 それに伴い、原料生産量も11・4%減の6万7908トンと落ち込む見通しです。 去年は雨が降った影響で刈り取りが進みませんでしたが、今期は好天続きで、 収穫されたサトウキビをいっぱいに積載したトラックが搬入路に行列を作り、 製糖日数は93日間で4月8日に終了する計画で、 松林社長は「最初に搬入されたサトウキビの糖度は前期10・6だったが、 今回は15・3と大きく変化した。非常に厳しかった前期とはまったく違う」 と話し、収穫期間中にも生育が進み計画を上回ることを期待しました。
Thu, 19 Jan 2017 14:20:00 +0900
県内周産期医療、人材不足で厳しい状況
2017年1月18日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 県内の周産期医療が厳しい状況となっています。 出産リスクが高い妊婦を診る 「総合周産期母子医療センター」に指定されている 県立南部医療センター・こども医療センターの産婦人科医が 定数12人に対し、現在9人体制で対応するなか、 2人が3月末と6月末に退職するため、リスクの高い妊婦を優先し、 リスクの低い妊婦の受け入れを制限しています。 一方、「総合周産期医療」の補助的な役割を担う 「地域周産期母子医療センター」の那覇市立病院では 眼科医2人が来月末に退職するため、 眼科医による未熟児網膜症の診断ができず、 妊婦の受け入れを制限しています。 さらに、県立中部病院の総合周産期母子医療センターでは、 去年は42件、おととしは66件の診療受け入れを断っていたことがわかり、 県立北部病院も産婦人科医不足で分娩を制限しているため、 北部の重症患者も受け入れています。 小濱センター長は 「件数は増加傾向で、お断りをなくすには病床を増やす必要がある。 北部の重症化例は優先して受け入れるため、 中部の妊婦を南部に送ることもある」と説明し、 那覇市立病院が制限始めたことに、 「周産期医療をどうするか県全体で考える必要がある」と話しました。
Wed, 18 Jan 2017 14:20:00 +0900
今帰仁の15かかし リアルな姿で話題
2017年1月17日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁村平敷区を通る国道505号の 「乙羽岳入り口」付近の花壇で、 愛らしく咲き誇る花々を守るように 設置された15体のかかしが話題を集めています。 国道から見えるのは後ろ姿ですが、 本物の人間が農作業をしているようで、 通り掛かった区内の園児たちも 「人間みたい」「かわいい」などと 歓声を上げていました。 区内の女性でつくるボランティアグループが植えた 花壇の花に注目してもらおうと、 大城区長ら有志3人が、先月、 木や針金、古着でかかしを作って周辺に設置したもので、 テーマは「家族で農作業」です。 周辺には農業で使う運搬用一輪車やスコップを配置し、 土を耕しているように盛り土もしています。 かかしがあまりにもリアルで「怖い」という 声も寄せられたことから、 「小さい子でも喜んでもらえるように」と、 親子で自転車に乗るかかしなども追加で設置されました。 周辺には「交通安全」を呼び掛ける旗も並べられ、 大城区長は 「かかしは目を引くが、よそ見運転には注意してほしい。 ゆっくり安全運転で訪れ、花を楽しみ、 かかしで笑ってもらえればうれしい」 と話しています。
Tue, 17 Jan 2017 13:42:00 +0900
児童養護施設に男性が温かい贈りもの続ける
方言ニュース 2017年1月16日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市新川の児童養護施設ならさが 2005年に創設して以来 およそ11年間にわたり、 ある男性が 毎年図書券などを贈り続けています。 去年12月に職員が偶然、男性に出会い 初めて寄贈を続けていたことが 分かったものです。 出会いは入り口付近にいた見知らぬ男性に 職員が気付き話し掛けたところ、 男性は これまでの経緯を説明したということで、 職員は自己紹介を求めましたが、 「りゅうのティーサジーの ぽっちゃりおっとーまん」とだけ名乗り、 住まいや年齢なども明かしませんでした。 男性の説明によると、こいのぼりに始まり、 図書券や絵本などを贈っていたということで、 事前に電話で子どもたちの人数を確認し、 施設の入り口付近に寄贈品を置いて、直後に電話で 「今置いたので受け取ってください」 などと知らせることが多かったようです。 ならさの田盛施設長は 「ずっと匿名だったので、 まさか同じ人が寄贈を続けていたとは思わなかった」と、 初めて対面した時の驚きを振り返り、 「とてもありがたい。 子どもたちの情操教育に 大変に役に立っている。 直接会うことができ、うれしかった」と深く感謝しました。
Mon, 16 Jan 2017 15:17:00 +0900
外国人留学生にも安心して学べる環境づくりを
「外国人留学生にも安心して学べる環境づくりを」 方言ニュース1月12日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 外国人留学生が入管難民法で定められた 週28時間以内の就労時間を守らず、不法就労が常態化しています。 県内で外国人留学生の人権擁護活動をしている NPO法人代表の男性は不法就労の実態について「事実だ」とした上で、 「学生や学校だけの問題ではない。28時間以内の 就労時間では学生は学費も払えず、生活もできない。 学生が安心して学業に専念できるよう 国の制度そのものを見直す時期に来ているのではないか」と指摘しました。 男性によりますと、留学生らは入学前に1年分の授業料や 寮費などを支払いますが、100万円以上借金をする学生も多く、 入学後、次年度の学費や沖縄での生活費を賄うため アルバイトをしなければならない学生がほとんどだということです。 県内の最低賃金は時給714円で、規定時間の 28時間目いっぱい働いたとしても月8万円程度の収入しか得られず、 NPO法人代表の男性は 「彼らは日本人が嫌がる仕事もこなし、ある側面では沖縄の経済を支えている。 1週間で働ける28時間以内の規定時間を緩和し、 彼らが学費や生活に不安を覚えることなく安心して 学べる環境をつくるべきではないか」と話しました。
Thu, 12 Jan 2017 20:24:00 +0900
那覇商業生徒ら 広がる声掛けの輪
2017年1月10日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 公共交通機関が交わり、 企業や商業施設も集中する県庁周辺は、 視覚障がい者や高齢者など、 体が不自由な人も多い中、 通学路として利用する那覇商業高校の生徒らが 障がい者の横断を手伝う先輩や友人らの姿に影響を受け、 横断できずに立ちすくむ人を見掛けると 安全に道路を渡れるよう声を掛ける支援が 徐々に広がっています。 去年11月に那覇市牧志で白杖を持つ 32歳の男性をサポートする 那覇商業高校の生徒の後ろ姿の写真が フェイスブックに投稿され、 女性教諭が 「他の生徒も参考にしてほしい」と教室で話すと、 既に生徒の多くが この男性に同行のサポートをしていたことが 分かりました。 国際経済科2年の女子生徒は、 「声を掛ける先輩を見て、自分もやってみようと思った。 どういう場面が怖いのか尋ね、次に生かす」 と語りました。 一方、視覚に障がいのある32の男性は 「普段はエンジン音が途切れてから渡るが、 交通量が多い那覇では音が途切れず、横断が難しい。 援助を依頼した人に 本当は見えているのではと疑われた経験があり、 自分から声を掛けるのをためらうこともある中、 声掛けはとても心強い。」 と話しました。
Tue, 10 Jan 2017 16:50:00 +0900
きょう成人の日
方言ニュース 2017年1月9日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 今日の「成人の日」を前に、昨日、 県内では那覇市や沖縄市など21市町村で 成人式が開かれ、 華やかな振袖や袴、スーツに身を包んだ 新成人らが出席して仲間たちとともに 大人への一歩を踏み出しました。 那覇市では中学校の校区ごとに成人式を開催。 仲井真中学校区の式典には 新成人およそ150人が出席。 式典で那覇市の城間幹子(みきこ)市長は 「大人としての責任を自覚し、 立派な社会人になってほしい」と 激励しました。 新成人代表の津波匠(たくみ)さんは 「育ててくれた周囲の人々への 感謝を忘れず、今日から一人一人が 自分の行動に責任を持ち、 社会の一員として貢献していこう」と呼び掛けました。 県によりますと、県内の新成人は 男性8908人、女性8272人の 合わせて1万7180人となっています。
Mon, 09 Jan 2017 15:11:11 +0900
七草がゆに県産野菜を使ったレシピを
「七草がゆに県産野菜を使ったレシピを」 方言ニュース1月5日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重山農林高校ライフスキル科3年生は、このほど、 1月7日に食べる習慣がある「七草がゆ」に県産野菜を使ったレシピを提案し、 生徒26人が校内で実際に「沖縄七草がゆ」を調理し味わいました。 多くの人に試してもらおうと、年明けから校門前の無人販売所で 七草がゆ用の県産野菜を販売します。 材料はダイコン、ダイコンの葉、カンダバー、ニガナ、長命草、ニラ、ピパーツの葉で 校内の畑で栽培した野菜を調達しました。 企画した宮平美也子教諭は 「正月疲れが出始めた胃腸の回復に適した食べ物」とした上で、 「食材は日本で取れるハーブで、県内でも本土物が使われるが、 県内や島内にはそれに代わる栄養価の高いハーブが豊富。 せっかくある食材を使わないのはもったいない」と今回のレシピ提案を考えました。 今回作った「沖縄七草がゆ」は香り高いピパーツの葉や 長命草など八重山独特の材料を加えたことが特徴で、 調理した加屋本真士さんは 「初めて作った。想像通りおいしく仕上がった。 ピパーツの葉は、こういうふうな使い方があるのだと思った。 母に紹介したい。みんなも自宅で試してほしい」と話しました。 レシピは八重山農林のホームページで公開する予定です。
Thu, 05 Jan 2017 13:48:00 +0900
りゅうちゃん募金の受け付け始まる
2017年1月4日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報社と県共同募金会が連携して取り組んでいる 「りゅうちゃん子どもの希望募金」は、 今年はきょうから募金を受け付けています。 「りゅうちゃん子どもの希望募金」は、 困窮世帯の子どもの育ちと学びを支援する取り組みを広げようと、 2015年度から行っているもので、 寄せられた募金は、子どもや子育て世帯支援に取り組む民間団体に助成し、 昨年度は25団体へ、総額889万9千円を助成しました。 また、赤い羽根共同募金の一環として位置付けられ、 3月31日までに寄付した法人は、寄付額が全額損金算入され、 個人の寄付は1年を通じて所得税、 住民税の所得控除または税額控除の対象となります。 専用口座は沖縄海邦銀行などの県内地銀や 沖縄県農業協同組合などの金融機関に開設されており、 それぞれの本支店窓口での振り込みで、振込手数料が免除になります。 りゅうちゃん募金は、市町村の共同募金活動とは別に、 1月から3月にかけて広く県民に呼び掛けるもので、 先月20日現在で、総額238万4557円が寄せられています。 募金は琉球新報本社、支社・支局、県共同募金会でも、受け付けています。
Wed, 04 Jan 2017 13:31:00 +0900
発掘人骨から分かる宮古島の歴史
2016年12月28日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 宮古島市教育委員会の今年度の公開活用事業文化講座 「最新の研究が解き明かす宮古の歴史」が このほど、宮古島市中央公民館で開かれ、 元琉球大学助教の土肥直美さんが 宮古島の人骨調査から判明した調査結果を講演しました。 この中で、土肥さんは、 市内平良の外間遺跡から出土した人骨のミトコンドリアDNAを分析すると、 男性は北アジアに多いG1タイプで、 女性は沖縄に特に多いM7aタイプが検知されたと説明し、 「M7aは母方からしか由来しない。 もしかしたら宮古が発祥なのかもしれない」と話しました。 また、土肥さんは、外間遺跡から出土した男性の人骨は 身長が高めで体形はガッチリしていたとし、 「一般的に貝塚時代の人は海によく出ていて、上半身がガッチリしている。 農耕時代になると、下半身がガッチリする傾向だ。 外間の人は上半身がガッチリしていたので、 海の仕事をしていたのかもしれない」と予測しました。 さらに、土肥さんは近年の宮古島の発掘状況について、 グスク時代の人骨の出土が増えきていると説明し、 「グスク時代が始まる直前の遺跡が出てきており、 今、宮古からワクワクするような 人類史の発見が見つかっている」と強調しました。
Wed, 28 Dec 2016 14:05:00 +0900
名護市真喜屋で体験宿泊施設オープン
2016年12月27日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市真喜屋で古民家を改修した宿泊施設が このほど完成しました。 宿泊施設の名称は 「真喜屋古民家宿『とくすけやー』」です。 10年前ごろから空き屋だった 築60年になる故喜納徳助さん宅を およそ1カ半かけて内装を中心に改装しました。 宿泊客にはただ泊まるだけではなく、 地域住民が講師を務める体験メニューも 同時に利用してもらうのが特徴で、 1日1組限定で、 体験メニューは沖縄料理、琉装、 三線、すーじぐゎー散策など7種類あり、 別料金となっています。 それぞれを得意とする住民が講師として関わることで 羽地地域の収入とし、活性化や地域興しを図るのが目的で、 地域住民が主体となる古民家宿泊施設は 珍しいということです。 本格的なオープンは来年3月からで、 1月15日から2月末までは 20組程度が目安に、 航空料金が半額で、宿泊料金や体験メニューを 全額補助するモニターツアーを実施します。 真喜屋区の宮平区長は 「真喜屋区も空き屋が多く、 家族らが週に1度程度利用しているものも含めて34軒ある。 羽地地域の空き屋利用のモデルケースとして成功させ 地域に広げていきたい」と意気込んでいます。
Tue, 27 Dec 2016 18:29:00 +0900
幼くして亡くなった息子を思い絵本を自費出版
方言ニュース 2016年12月26日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南風原町在住で琴の教室を開いている 平良正子さん(77)歳がこのほど、 44年前に9歳で亡くなった息子への 思いを込めた絵本「風のおばさん」を 自費出版しました。 平良さんは 「亡くなった息子にかわいい女の子の 友達をつくってあげたかった」 との思いがあり、 2、3年前に物語を着想しました。 息子をイメージした少年と 東京から沖縄に来た少女「みみちゃん」が 心を通わせる物語で、 少年とみみちゃんが交流するなか、 淡い恋心が生まれるもので、 不幸にも少年は亡くなってしまいますが、 みみちゃんはそのことを知らずに再会への 期待を持ちながら東京に帰る内容です。 平良さんは「悲しいことも起きるが、 みみちゃんが明るく、未来に向かう姿を 見てほしい」と希望し、 物語を書くことで、みみちゃんを 家族のように感じていると話し、 「みみちゃんをどう成長させていくか、 次回作も書きたいと思っている」 と構想を語りました。 また、挿絵を担当した矢野綿子さんは 「物語に出てくるガジュマルや風景から イメージを膨らませた。 平良さんの作品への思いを形にしたいと 思って描き上げた」 と思いを述べました。
Mon, 26 Dec 2016 14:13:00 +0900
国道331号の早期の拡幅を要望
「国道331号の早期の拡幅を要望」 方言ニュース12月22日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市の糸満ロータリーから白銀堂までの 国道331号沿いに住む住民がこのほど、 糸満市役所に上原市長を訪ね、早期の拡幅を要望しました。 国道331号は、1984年度と1993年度に 豊見城市名嘉地交差点から糸満市真栄里までの およそ6・6キロで都市計画決定されています。 これまでに一部区間で国道直轄事業や県道事業などで整備が行われてきましたが、 残り区間は事業着手に至っておらず、今年度末までに県に移管されることから、 上原市長は先月に翁長知事に早期拡幅整備を要望しています。 要請の中で、住民らは 「都市計画が設定されて40年近く動きがない。 大綱引きも行われる糸満の顔の道が、今はシャッター通りで寂しい。 夜は人も通らず怖い。早急に拡幅してほしい」と要望しました。 これに対して上原市長は 「国道331号は来年4月に県道に移管される。 先日も知事に早く拡幅してほしいと要望した」 と市からも県に要望していることを説明し、 「市民の力が必要なので、力を合わせてみんなで取り組んでいきましょう」と話しました。
Mon, 26 Dec 2016 11:15:00 +0900
あの手この手で“立たせろ” コザ中でユニーク講座
2016年12月20日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 生徒のコミュニケーション能力を育成する 芸術表現講座がこのほど、 沖縄市のコザ中学校で開かれ、 「いかに人を椅子から立たせるか」を創作課題に、 2年生の生徒が 「人の気持ちをどう動かすか」という難題に 取り組みました。 生徒たちは、 「めったなことでは立つな」と指示された劇団メンバーに、 時間を制限された中で語り掛け、 病院やバスの車内、学校内などステージを設定して、 立たない人を立たせるために話術を工夫したり、 お年寄りに扮して席を譲るよう促したり、 1人で弁当を食べる生徒との相席を求めたりと、 考えられる限りのせりふやジェスチャーで挑戦しましたが、 劇団メンバーを立たせるのはなかなか難しく、 50チームほどが挑んだ結果、 成功したのは2例でした。 釣りで大物がかかり、 魚に体を持って行かれそうになる人を設定して 危機感を演出した事例と、 合唱コンクールの演奏で皆が立って演奏しないと、 練習の努力が報われないとの切迫感をあおって成功した事例があり、 成功した生徒は 「同じような場面が最近あり、ひらめいた。 うまくいった時はうれしかった。 今度はもっと簡単に立たせる工夫を凝らしてみたい」 と話しました。
Tue, 20 Dec 2016 16:08:00 +0900
「MOTTAINAIキッズフェスティバル」ライカムで開催
方言ニュース 2016年12月19日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 子供たちが楽しみながら 自然環境や資源を大切にする心を学ぶ 「MOTTAINAI キッズフェスティバル」が17日、 イオンモール沖縄ライカムで開かれました。 多彩なエコロジー企画を展開し、 多くの家族連れで賑わいました。 売り手も買い手も小学生だけでおこなう 「キッズフリーマーケット」は 家庭から持ってきたオモチャや本、 衣服などの商品に値段を付け、 買い物客とのやりとりを楽しみました。 学校の友だちと出展した小学5年生の 二人の男の子は 「オモチャはどれでも100円という 設定にしたら、よく売れた」と 商才を発揮しました。 また、テレビでおなじみの さかなクンによる「おさかな講座」では、 さかなクンが描く沖縄の魚の名前を 当てるクイズなどで盛り上がりました。 MOTTAINAI キャンペーンは 日本人が昔から持つ「もったいない」の 感性を世界の共通語にし、 循環型社会の構築を目指す取り組みです。
Mon, 19 Dec 2016 15:06:22 +0900
県勢力士の出世頭の1人、木崎が十両昇進に向けて抱負を語る。
「県勢力士の出世頭の1人、木崎が十両昇進に向けて抱負を語る。」 方言ニュース12月15日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 大相撲名古屋場所の序二段優勝、秋場所の三段目優勝の躍進で、 県勢力士の出世頭の1人として期待が掛かる幕下の木崎が、 大相撲沖縄巡業に参加するためこのほど、沖縄に戻り、 「来年の沖縄巡業までには関取になる。沖縄の相撲も活気づけたい」と、 十両昇進に向けて抱負を語りました。 小学校の頃から、叔父が監督を務めていた中部農林高校に通い、 高校生らとしこやてっぽう、腕立てに汗を流しました。 そして、「自らを厳しい場所に置くため」に、名門・鳥取城北高校へ進学し、親元を離れ、 自分で家事をしながら相撲に打ち込む仲間たちの相撲と向き合う姿勢に触発され、 輝かしい実績を残しました。 その後、日大でも着実に成績を残し、卒業後は就職の道を選ぼうとしていた時、 「プロで通用する選手に育てたい」と誘われ、 「死ぬほど悩んだ」結果、「チームではなく自分のために相撲をしよう」と、 今年初めに木瀬部屋入りを決めました。 木崎は幕内入りを目指すため 「体の大きさだけでは勝てない。力とスピードを磨いていく」と、 強い覚悟を見せ、沖縄からプロを目指す後輩が育つことも期待し、 「負けても諦めず、すぐに立ち上がる精神面のしつこさを身につけてほしい」と、 後輩らにエールを送りました。
Thu, 15 Dec 2016 17:12:00 +0900
地元作曲家の歌謡ショーで大盛り上がり
2016年12月14日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 「昭和歌謡と渡久地メロディ&三沢あけみ歌謡ショー」が このほど、恩納村ふれあい体験学習センター ゆうなホールで開かれました。 今年は例年の 「うんなむらカラオケ愛好会チャリティー歌謡ショー」を拡大し、 恩納村出身の名誉村民で作曲家の渡久地政信さんの 生誕100年祭としましたが、 開場前から大勢の間局が詰め掛け、開演時にはほぼ満席となりました。 第1幕はカラオケ愛好会の会員らが 渡久地メロディを中心に歌い、 地元恩納中学校の生徒19人が渡久地さんが作曲した「踊り子」を きれいな澄んだ声で合唱しました。 また、第2幕の三沢あけみショーでは、 三沢さんが客席まで降りて観客と触れ合い、 50分の予定が70分に延びて観客も大喜びでした。 主催者あいさつで、 実行委員長の長浜恩納村長は、 渡久地さんの少年時代の回想や数々の功績、 受賞歴などを紹介し、 「渡久地メロディを 村の誇りとして歌い継ぎ、 語り継いでいきたい」と語りました。 そして、最後は三沢さんを中心に 出演者全員で「お富さん」を合唱し、 舞台下で歌に合わせて踊る婦人たちもおり、 大いに盛り上がり幕を閉じました。
Wed, 14 Dec 2016 14:42:00 +0900
災害時の“避難所”で議論 誰もが快適な場にするために
2016年12月13日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「第20回糸満市VIVO(ビボ)フェスタ2016」が このほど、糸満市社会福祉センターで開かれ、 「安心・快適な避難所について、みんなで考えよう!」をテーマに シンポジウムが行われました。 シンポジウムでは、4人のパネリストらが事前に 糸満市の避難所の糸満小学校体育館を視察した上で、 避難所として良いところと悪いところを報告し、 キッズスペースの必要性やトイレの洗面台の低さなど、 子どもや高齢者、障がいのある人も 快適に過ごせる避難所について議論しました。 この中で、新潟県出身の客室乗務員で、 現在育児休業中の(32)歳の女性が、 避難所生活を体験した県外出身のお母さんたちの話を交えながら報告し、 小学生のきょうだいでかみつきなどのけんかがあった例を紹介しながら、 「子どもたちも強いストレスを感じ、いつもと違う行動をしてしまう。 親が心にゆとりを持って子どもと接することができるよう配慮が必要」 と、キッズスペースの設置を提案しました。 この他、パネリストからは、 「生活者の視点を大切にするためにも、女性だけの話し合いの場も必要だ。 公助、共助、自助による防災活動が重要」 と、いった意見も出されました。
Tue, 13 Dec 2016 16:22:00 +0900
大宜味村にとことんこだわり 幸せいっぱいの披露宴
方言ニュース 2016年12月12日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 大宜味村農村環境改善センターでこのほど、 ユニークな結婚披露宴が行われました。 新郎は村内に住む前田望さん(32)歳、 新婦は東京生まれの菱沼俊さん(35)歳で 「会費制、誰でも参加OK。 決して損はさせません」 とチラシで案内し、 北海道や九州の各地からも友人が多数沖縄を訪れ、 手作りの披露宴を楽しみました。 また、会場の飾りつけは新郎の出身地の 大宜味村饒波の植物や芭蕉糸を利用し、 料理も大宜味産のアグーなどの食材を使うなど、 どこまでも大宜味村にこだわった披露宴となりました。 披露宴では、新郎自らがサクソフォンを演奏し、 ジャズ音楽の生演奏で小型四輪駆動車に 乗って野外ステージから入場し、 ピアノ演奏や弾き語り、 婦人会の余興などで大盛り上がりとなり、 出席者は20数年ぶりのセンターでの披露宴に感激し、 話題は地域おこしにまで発展しました。 饒波区の山城初子区長は 「2人とも地域の一員として 協力してもらっている。 幸せになってほしい」と祝福の言葉を贈っていました。
Mon, 12 Dec 2016 15:40:00 +0900
国頭村と鹿児島県与論町がこれまで続けてきた交易を再現
「国頭村と鹿児島県与論町がこれまで続けてきた交易を再現」 方言ニュース12月8日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国頭村宜名真特産のシイラ=フーヌイユで地域を盛り上げようと、 国頭村宜名真漁港でこのほど開かれた宜名真フーヌイュまつりで、 国頭村と鹿児島県与論町がこれまで続けてきた交易を今年初めて再現しました。 戦前から国頭村と与論町は資材や家畜などの物々交換をしてきた交易の歴史があり、 今回はその交易を実現させたもので、与論町からはヤギ2頭を、 国頭村からは木材をそれぞれ出して交換しました。 ところで、沖縄では「マンビカー」と呼ばれるシイラは、 宜名真では「フーヌイユ=運のある魚」と呼ばれ、長年、 宜名真区や村民の生活を支えてきました。パヤオを仕掛けた引き網漁の技法は、 宜名真で300年前から受け継がれており、 山入端区長は「300年の歴史のある技法をPRしていきたい。 祭りの中身も年々充実させて、多くの人に宜名真を訪れてほしい」と語りました。 一方、まつり会場では、フーヌイユのバター焼きや、 国頭村と交流の深い鹿児島県与論町の特産品も販売され、 村内の(59)歳の男性は「楽しいから毎年来ている。過疎化が進む地域で、 地元が盛り上がる大きなイベントとしてとても大切な取り組みだと思う」と語りました。
Thu, 08 Dec 2016 14:55:00 +0900
北大東村で百日ぜきが流行、県が注意呼びかけ
2016年12月7日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 県健康長寿課は去る2日、 北大東村で百日ぜきの流行が発生していると発表しました。 先月30日時点で 感染症発生動向調査事業における届出基準を満たす症例44人、 基準のいずれかを満たす症例66人の合わせて110人が確認されました。 子どもの感染は幼稚園が13人、 小学生が31人、中学生が16人の合わせて60人となっています。 北大東村内では現在、 村民への注意喚起や感染拡大対策が実施されていますが、 年末年始の帰省などで他の地域に拡大する恐れがあることから、 健康長寿課は注意を呼び掛けています。 百日ぜきは感染力が強く、 乳幼児が感染すると重症化、または死亡することもあるため、 対策として、乳幼児の予防接種や、 ウイルスの感染源となりうる人の早期受診が重要となります。 百日ぜきの届出基準は、 2週間以上せきが続く状況で、連続した短いせきや笛の音のようなせき、 それに、新生児や乳児で他に原因がないせきの後の嘔吐か無呼吸発作のうち、 少なくとも一つを満たす場合となっています。
Wed, 07 Dec 2016 14:10:00 +0900
〝隠れ里〟魅力発信 「うくくまーい」南城市小谷
2016年12月6日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 竹細工の里として知られる南城市佐敷字小谷区は 今年から「うくくばーきの会」を発足させました。 集落の周りを森に囲まれ、 かつて生活用水に使われていた3つの古い井泉や 石畳道、昔ながらの竹細工が見られるなど、 懐かしい風景が訪れる人の心を癒やしてくれることから、 このほど開いた「うくくまーい」では、 訪れる人でにぎわいました。 「うくくまーい」では、 知念高校写真部の生徒らが フォトコンテストに応募するための写真の撮影に訪れ、 豊見城市内の女性3人は古い井泉の前で 手を合わせて祈り事をしていた他、 那覇市内の写真サークルグループは バーキ作りにいそしむ名工の姿を カメラに収めていました。 一方、区内には売店がなく、これまでの「うくくまーい」で 一休みして軽食しながらゆっくりできる所がほしいとの要望に応え、 女性会が手作りケーキやお菓子、 8月に区内でオープンしたコーヒー店による飲み物の販売と 新鮮な野菜即売会も開かれ喜ばれました。 さらに、公民館には区内のシーサー工房で作られた作品や籠、 バーキなど多くの竹細工類、昔撮った懐かしい写真が展示されました。
Tue, 06 Dec 2016 16:39:00 +0900
宮良長包賞と特別賞の受賞式行われる
方言ニュース 2016年12月5日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 宮良長包(ちょうほう)賞と特別賞の受賞式が 去る2日に那覇市内のホテルで開かれ、 沖縄音楽を基調とした音楽で優れた業績と、 芸術的成果を挙げた音楽家に贈られる 宮良長包(ちょうほう)賞は、「うんじゅが情(なさき)ど頼(たぬ)まりる」や、 沖縄音楽とレゲエを融合し、 自身が歌った「バイバイ沖縄(おきなわ)」などのヒット曲、 それに、女性コーラスグループのネーネーズの プロデューサーとしても知られる 知名定男さんが、 特別賞は、世界的なヒット曲の 「島(しま)唄(うた)」の作者の宮沢和史(かずふみ)さんが受賞しました。 知名さんは、 「偉大な作曲家の宮良長包(ちょうほう)賞を頂き嬉しい。 私と私の師である登川誠(せい)仁(じん)は、 精進をしてこなかったタイプだが、 この賞に恥じないよう、 これからは精進してみようかなと思う。 弟分の宮沢さんと同時に受賞出来て嬉しい」 と話しました。 また、宮沢さんは沖縄民謡を次世代にも 伝えたいと4年かけて 民謡200曲あまりを収録した 「沖縄宮古八重山民謡大全集1唄方」を 完成したことを報告し、 「なぜ、山梨県出身の私が、これほどまでに 沖縄が好きかをよく問われるが、 最近分かったのは沖縄の人が 好きだということ。 こんな名誉な賞を受賞出来て 今日は最高の日だ」と語りました。
Mon, 05 Dec 2016 14:38:00 +0900
豊見城の正式名称は『とみぐすく』
「『とみぐすく』?『とみしろ』?」 方言ニュース12月1日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 豊見城市はこのほど、行政と住民が よりよいまちづくりについて意見交換する 「協働のまちづくり懇談会」を実施し、住民から意見を聞きました。 この中で、市の名称については、正式には「とみぐすくし」ですが、 「とみしろ小学校、とみぐすく中学校、とみしろ署」など、 地域によって「とみぐすく」と「とみしろ」の読み方が 混在している現状が紹介されました。 歴史的には17世紀ごろから「とみぐすく」の読みが定着していたものの、 戦前の1940年ごろに発行された新聞などで 「とみしろ」の振り仮名が付けられている事例も確認されています。 「とみしろ」の読みが一般的になったのは戦後で、 1966年に豊見城(とみしろ)高校が新設され、 野球部が甲子園で活躍したことが原因の一つだと考えられています。 市民からは「市の刊行物で全て読み仮名をつけるのはどうか」、 「施設名をとみぐすくに統一しては」、「人から人に地道に伝えていくことも大切」 などの意見が上がり、 宜保市長は「どうすれば、とみぐすくと読んでもらえるか、 市としても努力しているが、頂いた意見も参考にしながら考えていきたい」と話しました。
Thu, 01 Dec 2016 13:24:00 +0900
介護に頼らない体目指し、高齢者らが交流
2016年11月30日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 介護に頼らない体づくりを目指す活動の普及を図ろうと、 第1回「いきいき百歳体操」交流大会が このほど、石垣市健康福祉センターで開かれ、 市内のお年寄りらおよそ270人が参加し、 県外の先進地の取り組みなどを学び、 全員そろっての体操を楽しみました。 いきいき百歳体操は介護予防を目的に、 0から2・2キロまで10段階に 負荷を増やすことができる重りを手首と足首に付け、 筋力とバランス能力を高める運動として開発されたもので、 お年寄りが続けられる体操として全国に広まっており、 市内では現在、14カ所で 地域のお年寄りおよそ500人が活動しています。 交流大会では、先進地の高知市高齢者支援課の取り組みや 体操の効果などの講演が行われたほか、 石垣市内のグループ代表が日頃の活動が報告され、 このうち、石垣みやとり会は 「運動神経の発展だけでなく、認知症の予防、 引きこもりもなくなる」と、 実感した体操の効果や介護予防の大切さを話し、 「健康は自分で守り維持しなければならない。 この体操が地域に広がってほしい」と期待していました。
Wed, 30 Nov 2016 15:02:00 +0900
八重瀬の旬を1冊に。 コンセプトブック無料配布
2016年11月29日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重瀬の旬を1冊に。 町内で生産された農産物、畜産物、水産物の旬が分かる 「八重瀬の旬コンセプトブック」がこのほど完成し、 本島南部から中部までの観光施設や道の駅、店舗など、 およそ100カ所で無料配布されています。 八重瀬町が、2016年度八重瀬ブランド販路構築 支援業務を実施しており、その一環として 「八重瀬の旬プロジェクト」をスタートさせ、 八重瀬の重点品目を紹介しました。 野菜では、ピーマン、ぐしちゃん芋、 ぐしちゃんいい菜(カンダバー)、果実はグアバとマンゴー、 水産物はトビウオとマグロ、畜産はアグーのあわせて8品目です。 コンセプトブックでは、 カレンダー形式で旬の時期も紹介しており、 食べ頃のポイントや生産者のこだわり、収穫体験、 加工品、旬の食材を使った メニューが味わえる飲食店なども掲載しています。 八重瀬町観光振興課商工係主査の屋宜忍さんは 「農家や生産者が『一番おいしい』という ピークの時期を紹介した。 町外にも八重瀬の旬を、広くPRしていきたい」としています。
Tue, 29 Nov 2016 12:15:00 +0900
泊高校の創立40周年記念式典行われる
方言ニュース 2016年11月28日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県立泊高校の創立40周年記念式典が このほど、校内で開かれ、 卒業生の1人で、 琉球古典音楽の人間国宝の 照喜名朝一さん(84)歳も出席し、 妻と共に学び直したことや、 オリジナルの「泊エイサー」を 作詞したことなどを振り返りました。 照喜名さんは通信制過程の16期生で1993年の卒業ですが、 戦後の混乱で十分な教育も受けられないまま 高等小学校を卒業し、 働くかたわら三線の稽古に打ち込み、 「仕事や稽古に忙しく、学歴を気にする暇もなかった」 ということで、 照喜名さんは通信制過程への進学を決めた妻の勧めもあり、 「せめて高校までは出たい」と心残りがあったことからと入学しました。 照喜名さんの在学中の一番の思い出は 「学校を盛り上げたい」と取り組んだ 「泊エイサー」の作詞だということで、 歌詞には隣接する泊外人墓地なども盛り込み、 「泊がにぎやかな港町だったと 紹介した」と語りました。 エイサーは今も在校生に受け継がれ、 記念式典でも10代から30代の 有志の生徒10人が 演舞を披露しました。
Mon, 28 Nov 2016 17:32:00 +0900
伝統の舞『シーヤーマー』を県代表として披露。
「伝統の舞『シーヤーマー』を県代表として披露。」 方言ニュース11月24日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重瀬町新城におよそ180年前から伝わる 伝統の舞「シーヤーマー」が、今月27日に長崎県で開かれる 第58回九州地区民俗芸能大会で県代表として披露されます。 シーヤーマーが県外で上演されるのは初めてで、 住民25人が週2回、練習に励んでいます。 シーヤーマーは、新城にあったとされる シイの木が生い茂った山のことで、 女性たちがどんぐりを拾いながら歌って遊んだ所作などが 3部構成の踊りで表現されています。 1838年には首里城で上演された記録もあります。 これまでカジマヤーや盆踊りなど地域の祝いや祭りなどのほか、 沖縄平和祈念堂や国立劇場おきなわなど県内で上演されてきました。 大会出場が決まり、指先まできちんとそろえて舞うなど、 細かい部分を確認するなど、50代、60代の住民を中心に練習を重ねており、 シーマーヤーを踊って35年になるという 新城伝統芸能シーマーヤー保存会の与儀君枝副会長は 「初めての県外なので、みんな団結している。 伝統芸能なので、先祖から受け継いだものを崩さずに、そのまま長崎に持って行きたい」 と抱負を語りました。
Thu, 24 Nov 2016 18:30:00 +0900
攀安知の子孫が集まり交流を深める
2016年11月23日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 北山王・攀安知の三男の外間子、 四男の喜屋武久子が村の祖とされる南城市字津波古で、 攀安知が中山王の尚巴志に討たれ、 外間子と喜屋武久子が津波古辺へ移り住んでから 今年で600年になるのを記念した移住600年祭が このほど、津波古公民館で開かれました。 移住600年祭には、 外間子の子孫である桃原門中、安次當門中、 それに、喜屋武久子の門中である福増門中の 3門中からおよそ120人が集まり、 自らのルーツに思いをはせ、交流を深めました。 当日は、各門中がそれぞれ7年おきに今帰仁城跡を訪れて行う 「今帰仁まーい」の様子が写真で紹介され、 系図でルーツを確認し、門中の有志らが民謡や棒術を披露し花を添えました。 記念祭の伊禮実行委員長によりますと、 尚巴志に滅ぼされた攀安知は歴史上よく描かれないことが多く、 門中の中には「北山系」という出自をタブー視する人もいたということですが、 「外間子や喜屋武久子は中国で得た知識を琉球に広めた功績のある人物。 その子孫も各方面で活躍している。 若い世代には誇りと自信を持って欲しい」と語り、 「同じく生き延びた攀安知の次男、五男の子孫たちとも交流を持ちたい」 と今後の展望を語りました。
Thu, 24 Nov 2016 12:36:00 +0900
県内大学初・名桜大チア部 ダンスと笑顔で応援!
2016年11月22日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内の大学で初となるチアリーディング部が 名桜大学に誕生しました。 チーム名は「きらきら光り輝く」という意味のある 「ラディアント」で、 メンバーの輝く笑顔と切れのあるダンスが 場を明るく照らし、元気を振りまいています。 大学の学生課職員で、大学時代に応援団として活動していた 高橋正大監督が発起人となり、4月に結成し、 6月のオープンキャンパスで早くもデビューを飾りました。 在籍メンバーは7人で全員1年生ですが、 チアが好きで入った人のほか、ダンスや体操の経験者も多く、 高校で器械体操をしていたという高橋真央さんは 「沖縄の大学で初めてのチア部なので、 大々的に活動していきたい」と話し、 岐阜県出身の中日ファンですが、 「名護でキャンプをする日本ハムのオープン戦で応援したい」 と目標を語ります。 また、メンバーがタワーのように高く組み合わさる「スタンツ」で、 頂点部分を担当する平良涼乃さんは高く上がっても 「もともと絶叫マシン系が好きなので、 高く上がると観客がよく見えて『今、演技している』と実感できる」 と話します。 チームは部員募集中で、応援部として男子部員も募集しています。
Tue, 22 Nov 2016 16:40:00 +0900
沖縄戦の「追体験の旅」 22年ぶりに行われる
方言ニュース 2016年11月21日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦で日本軍に従軍した 旧県立首里高等女学校の生徒、 瑞泉学徒隊の足跡をたどろうと、 「追体験の旅」がこのほど、 22年ぶりに行われ、 看護要員として戦場に駆り出された 少女たちの過酷な戦争体験を学びました。 このうち、 南風原町新川の第62師団野戦病院壕=ナゲーラ壕では、1945年3月27日、 入口前の広場で卒業式が開かれ、 数日後には米軍が上陸し、 すぐに負傷兵が 運ばれるようになったということで、 元学徒の(89)歳の女性は 「手当は手足の切断が多かった。 最初は怖がっていたが、 慣れるとチリを捨てるように手足を 捨てた」と振り、 撤退で多くの友人を亡くしたことに触れて「戦後、遺骨を見つけられたのは1人だけ。 戦争の悲惨な現場が脳裏に、 命にこびりついている。 子や孫に戦争を体験させてはいけない」 と決意を語りました。 また、 「ずゐせんの塔慰霊祭サポートの会」の 山内俊光会長は 5歳年上の姉を亡くしたということで、「ほとんどの学徒が南部に撤退する中で戦死した。 日本軍が首里で降参しなかったのが悔やまれる。 改めて大変な状態だったんだと思った」 と感想を話しました。
Mon, 21 Nov 2016 18:59:00 +0900
吃音の悩みを共有するイベントが開催される
2016年11月16日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 流ちょうに話せない吃音の悩みを持つ子やその保護者らが集まり、 悩みを共有し交流する「第1回吃音親子キャンプinおきなわ」が このほど、うるま市の石川青少年の家で開かれ、 吃音のあるおよそ20人と保護者8人、 言語聴覚士や言葉の教室の教員ら36人が参加しました。 この中で、日本吃音臨床研究会伊藤伸二会長は、 「吃音は決してネガティブなものではない。 吃音を認めて生きていくことが大切だと伝えたい」と話し、 「言葉がつかえるのは話し方の特徴の一つ。 治療法はないが、治そうと思わずに 『あなたはあなたのままでいい』と分かってほしい」と訴えました。 伊藤会長によりますと吃音がある人は人口の1%で、 日本にも100万人以上おり、 原因は不明で吃音を否定的に捉え、悩んでいる人も多いということで、 参加者で那覇市の福田孝規さん(36)歳は 「2年前まで住んでいた京都では 吃音の人の集まりなどがあったが、沖縄はあまりない。 これをきっかけに横のつながりが生まれればと思い参加した」 と話しました。
Thu, 17 Nov 2016 14:07:00 +0900
与論の文化を伝える活動で町民栄誉賞を授与。
「与論の文化を伝える活動で町民栄誉賞を授与。」 方言ニュース11月17日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 与論の文化を伝える「与論民族村」を開設した菊千代さん(89)歳と、 息子の秀史さん(59)歳は、親子で与論の言葉、 ユンヌフトゥバの保存継承に尽力し、 菊さんはこのほど、町民栄誉賞を授与されました。 千代さんは与論に経済成長の波が押し寄せた1960年代、 生活様式の変化によって消えていく民具を集め始め、 民具を使わないとその名前も忘れ去られ、ユンヌフトゥバも消えていくと思い、 ノートに1万語以上を記録しました。 その成果が2005年に高橋俊三さんとの共著「与論方言辞典」に結実しました。 千代さんは「『成せばなる』が家訓。いつも挑戦だと思って自分を励ましている。 「120歳まで芭蕉布を織り続け、『与論では120歳のばあちゃんが芭蕉布を織っている』 と評判になって世界中の観光客が来るようにしたい」とほほ笑みました。 ユンヌフトゥバの文法書シリーズを執筆、発刊し、 地域の公民館や小学校でもユンヌフトゥバを指導している秀史さんは 「私が子どもの時のように全島民が共通語と ユンヌフトゥバのバイリンガルである状態にしたい。 みんなが当事者意識を持って言葉の継承を考えて欲しい」と話しました。
Thu, 17 Nov 2016 13:45:00 +0900
宮森小ジェット機墜落事故 6年生が再現劇
方言ニュース 2016年11月15日(火) 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市立宮森小学校でこのほど、学習発表会が開かれ、 6年生の児童が旧石川市の宮森小学校に 米軍戦闘機が墜落した事故を再現した劇「宝の子~宮森ジェット機墜落事故」を披露し、 集まった保護者からは 「熱がこもっていた」「当時を思い出した」などの 称賛の声が上がりました。 劇は4部構成で、ジェット機が墜落し悲鳴や怒号が飛び交う教室、 米軍による現場の取材規制など多角的な視点から 当時の状況を描きました。 劇中、兄を事故で亡くした「正太」役を演じた女子生徒は 「この悲惨な事件を中途半端な演技ではいけないと思い、家でもずっとせりふを練習した。 こういう事故は絶対に起こしてはいけないと思う」 と感想を述べました。 また、事故当時20歳前後で、 孫の演技を見に来た(73)歳の女性は「子どもたちの迫真の演技に、 当時を思い出して涙がぽろぽろ出た」 と興奮した様子で語りました。 脚本を執筆した嘉陽暁美さんは鑑賞後 「自信を持って演じていて、号泣した。 皆さんの劇になったと思う」と児童たちの苦労をねぎらいました。
Tue, 15 Nov 2016 17:43:27 +0900
ひやみかち那覇ウォーク 3621人が汗を流す
方言ニュース 2016年11月14日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 「ひやみかちなはウォーク2016」が 昨日、那覇市の 沖縄セルラースタジアム那覇周辺を 発着点に開かれ、 那覇市内や南部を歩く7コースに 総勢3621人が参加しました。 昨日は日が昇るにつれて気温が上がり、 昼前には強烈な日差しが降り注ぐなか、 「御城上り(うぐしくぬぶい)」コースの9キロ地点の 首里金城町の石畳道では参加者が 息を切らせながら急坂を上りました。 坂の途中の給水所で一休みしていた 林秀子さん(40歳)は 「急勾配があってきつかった」と 振り返りました。 今年で3回目を数える大会では 42.195kmを歩く 「島尻まーい」コースが新設され、 236人が挑戦。 中間地点の平和記念公園で友人と共に 足を伸ばして休んでいた 赤嶺麻由さん(33歳)は 「歩くのをなめていた。きつい」と 苦笑いしながらも、 「走るのは一人だけど、 歩きだと3人一緒だから頑張れる」と ゴールに向けて再び立ち上がりました。
Mon, 14 Nov 2016 16:06:00 +0900
やんばる弁当甲子園、浦崎さんの「免疫力up弁当」が最優秀賞
2016年11月11日(金)放送分 今日の担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 健全な食生活を目的に開かれた 「第12回やんばる弁当甲子園」の表彰式がこのほど、 名護市の県北部保健所で行われ、 名護高校3年の浦崎恵瑠さんの「免疫力up弁当」が最優秀賞に輝きました。 ニンジンやパパイアなど、地元の野菜などを食材に 「豆腐シソバーグ」「梅肉のおくら巻き」「ニンジンとパパイアのシリシリ」を調理し、 色とりどりの弁当に仕上げたもので、 浦崎さんは去年に続いて、2年連続の最優秀賞受賞です。 2年連続で最優秀賞に輝いた浦崎さんは 「今年は他のお弁当がおいしそうで、 選ばれるとは思わなかったのでびっくりした。 去年指摘された塩分を少なくすることと、地元の食材を使うことを意識した」 と喜んでいました。 表彰式で審査員の一人の名護高校の上里美樹教諭は 「野菜を多く使い、油物を控えるなど工夫が見られた。 ただ、ダイエット志向からか弁当箱のサイズが小さかったことや ご飯が少なかったこと、塩分を取りすぎている弁当があったことなどが残念だった」 と指摘し、 「普段の生活にも弁当作りを取り入れ、続けてほしい」と話しました。
Fri, 11 Nov 2016 18:54:00 +0900
那覇市三原の協会にある古い鐘、およそ100年前のものであることが判明
「那覇市三原の協会にある古い鐘、およそ100年前のものであることが判明」 方言ニュース11月10日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市三原の三原聖ペテロ聖パウロ教会にある古い鐘に、 「1917」と製造年と見られる数字が刻印されているのがこのほど判明し、 関係者は「およそ100年前のものだろう」 と話し、話題になっています。 現在教会は建て替え工事中で、これまで使っていた鐘を 新築の教会に取り付ける際に数字の刻印が分かったもので、 教会の教会委員の富本盛彦さん(74)歳は 「1950年代にアメリカの教会関係者から持ち込まれたものではないか」 と話しています。 鐘は銅製で直径がおよそ40センチ、 高さはおよそ35センチの大きさで、重さは40キロほどあります。 鐘自体を揺らし音を出すタイプの鐘で、 新しい教会を設計した建築士の照屋寛公さん(58)歳は 「日本の鐘は鐘を打つか振り子を揺らして音を出すタイプが多い。 恐らく米国から持って来たものだろう」と推測します。 新しい教会は来年1月完成する予定で、 富本さんは「近隣の人たちに安らぎを与える鐘になってほしい」と話しています。
Thu, 10 Nov 2016 18:03:00 +0900
ハワイで慰霊祭を 読谷の渡口さんの想い届けて
2016年11月8日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 読谷村の渡口彦信さん(90)歳は 沖縄戦でアメリカ軍の捕虜となり、ハワイの収容所で およそ1年半過ごした経験があることから、 「せめてハワイで慰霊祭を行いたい」 と思いを募らせており、 その思いを受けて、沖縄ハワイ協会が、 慰霊祭実現に向け、実行委員会の立ち上げを検討しています。 渡口さんは、 県出身の捕虜は2千人から3千人ほどいたと記憶しており、 「家族の元に戻れない無念さを考えると、何かしないといけない」と、 35年前、ハワイで県出身者の墓があるとされた場所を訪ねましたが、 見つかりませんでした。 しかし、その後、 死亡と記された12人の県出身者のカルテなどを入手して遺族を探し出し、 当時の厚生省に遺骨の行方を問い合わせたり、 「遺骨収集を日本政府に働き掛けてほしい」と、県へ要請したりしました。 渡口さんは90歳を迎えた今、 「せっかく戦を生き延びたのに、ハワイで亡くなった人の思いを考えるとね。 慰霊祭を実現させて、ハワイに眠る県出身者の鎮魂になれば」と話し、 沖縄ハワイ協会の高山会長は 「ウチナーンチュが大変な苦労をして亡くなり、 渡口さんがこれほどの思いを持っている。何とか協力したい」 と語りました。
Tue, 08 Nov 2016 18:41:00 +0900
笑顔溢れる「親子の撮影会」 アメリカの写真家 オズボーンさん
方言ニュース 2016年11月7日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「親子の日」の創設者で、 アメリカ出身の写真家の ブルース・オズボーン(66)歳さんに よる「親子の撮影会」がきのう、 夫婦や親子33組が参加して、 那覇市の波の上うみそら公園で行われ、 青空と海をバックに写真に収まっていました。 オズボーンさんは 「ハッピー」とおどけて見せたり、 大きく腕を振ったりしながら被写体の 笑顔を引き出していましたが、 4回目の今回の撮影会では、 3世代18人で撮影に臨む親子もいるということで、 「人数の多さから、沖縄の人たちは家族を 大切にしていることが分かる。 撮影していてハッピーになるよ」 と語りました。 宜野湾市から訪れた(81)歳になる男性は、 妻と娘と一緒に撮影に訪れ、 「今回は2回目の撮影となるが 娘も一緒に写ることができた。 去年の写真と並べるのが楽しみだ」と話し、 写真の仕上がりを心待ちにしています。
Mon, 07 Nov 2016 15:44:36 +0900
県内の耕地面積の調査結果を発表
「県内の耕地面積の調査結果を発表」 方言ニュース11月3日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄総合事務局はこのほど今年7月15日現在の 県内の耕地面積の調査結果を発表しました。 それによりますと、田畑を合わせた耕地面積は前の年に比べて 1・0%減のおよそ3万8200ヘクタールとなり、復帰後最小を更新しました。 農業者の高齢化や後継者不足による農地の荒廃や 宅地などへの転用が続いているということです。 項目別では、田は1・4%減の838ヘクタールで、 畑は0・8%減の3万7400ヘクタールでした。 畑の種類別では、サトウキビや野菜などを栽培する普通畑が 1・3%減の2万9500ヘクタールとなりました。 果樹や茶を含む樹園地は横ばいでした。 牧草地は肉用牛の価格高騰を背景に餌の需要が伸びていることを反映し、 1・2%増の5910ヘクタールとなりました。 総合事務局は、耕作放棄地解消の取り組みが進んでいるものの、 全体としては厳しい状況が続くとの見通しを示しました。
Fri, 04 Nov 2016 09:54:00 +0900
英語版汗水節 八重瀬町にCD100枚寄贈
2016年11月1日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄民謡「汗水節」の英語版解説CDが完成し、 汗水節の里啓発協議会から このほど、八重瀬町に100枚寄贈されました。 県立向陽高校の国際文科の生徒たちが 英語と中国語に翻訳し、英語版をCDにしたもので、 うちなーぐちを日本語に訳してから 英語と中国語を考えました。 仲本氏を英語で紹介した後、6番までの歌詞が うちなーぐちと英語の交互で朗読されており、 うちなーぐちの歌と三線も収録されています。 英訳に携わった3年の女子生徒は 「直訳ではなく、歌詞の背景や意味も含めて訳した。 ウチナーンチュとしての誇りを持てた」 と感想を話しました。 汗水節は、昭和初期に旧具志頭村出身の仲本稔氏が作詞し、 宮良長包氏が曲を付けたもので、 勤労や社会奉仕の大切さが歌われており、 向陽高校の半嶺校長によりますと、 移民として海外に渡ったウチナーンチュは、 南米やハワイなどで苦しい時に汗水節を歌っていたということです。 比屋根町長は 「英語版が海外へ広がっていくことを期待している」と語り、 協議会の平仲会長は 「汗水節の心を世界の人、海外のウチナーンチュに伝えていきたい」 と話しました。
Tue, 01 Nov 2016 14:16:00 +0900
世界のウチナーンチュ大会 「ウチナーンチュの日」制定
方言ニュース 2016年10月31日(月) 担当は糸数昌和さんです。 第6回世界のウチナーンチュ大会の 閉会式とグランドフィナーレがきのう、 沖縄セルラースタジアム那覇で行われ、 閉幕し、 28の国と地域から参加した過去最多の7297人が、 県内のウチナーンチュと交流を深め、 自身のルーツを確認しました。 今大会では、 世界若者ウチナーンチュ大会も 初めて県内で開催されたこともあり、 きのうは、親子連れの若い参加者の姿も 目立ちました。 閉会式では、 名護市在住で、 アルゼンチン出身の県系3世の比嘉・カルロス・アンドレスさんと、 ペルー出身の県系3世の伊佐・タダシ・アンドレスさんが 制定を働きかけた「ウチナーンチュの日」を、 翁長知事が宣言し、 伊佐さんは「感無量」と話し、 比嘉さんは「制定されても、 水と肥料をあげなければ、 ただの日になってしまう。 これから1年後の10月30日が 真価を問われる」と語りました。 次回の世界のウチナーンチュ大会は 5年後の2021年に、 世界若者ウチナーンチュ大会は 2018年に南米のペルーで開かれる予定です。
Mon, 31 Oct 2016 17:14:00 +0900
第6回世界のウチナーンチュ大会開幕
2016年10月28日(金)放送分 今日の担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 第6回世界のウチナーンチュ大会はきのう、 沖縄セルラースタジアム那覇で開幕し、 26カ国と2つの地域から集まった海外のウチナーンチュと、 国内、県内のウチナーンチュが一堂に会し、 5年に1度の祭典の始まりを盛大に祝いました。 開会式は、県内外600人による三線の一斉大演奏で幕を開け、 かぎやで風節と安波節の2曲を心を合わせて弾き歌い、 沖縄の音色に聞き入った各国からの参加者は拍手や指笛で応えました。 観客席から鑑賞したハワイ2世のネリン・シマブクロさん(60)歳は 普段から琉球古典音楽を聞いており 「素晴らしい」と満足げに話し、 「人間国宝の照喜名朝一さんのファンで、 年に数回ハワイに来てくれるのでいつも楽しんでいる。 公演を見るために沖縄滞在を延ばした」と語りました。 また、三線を始めて13カ月で、 大演奏に参加したハワイ3世のダイアン・ナカソネさん(61)歳は 「みんなで一つになれていい経験だった。 観客の声援などにエネルギーをもらえた」とうれしそうに話しました。 一方、大工哲弘さんは 「日本シリーズかと思うくらいスタンドいっぱいの人に感激した。 ウチナーンチュに生まれて良かった。 こういう大会は他府県ではないことだ」 と感慨深げに話しました。
Fri, 28 Oct 2016 16:12:00 +0900
世界の若者ウチナーンチュ大会4日目
「世界の若者ウチナーンチュ大会4日目」 方言ニュース10月27日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 世界の若者ウチナーンチュ大会4日目の22日、 地域対抗戦で競った「ウチナーンピック」の中で、 ひときわ目立って応援していたのは沖永良部チームで、 島内の和泊町連合青年団長の三島才(さい)輝(き)さん(31)歳が中心となり、 島出身者16人が参加しました。 三島さんは 「沖永良部は現在は鹿児島県だが、 移民した『世界のウチナーンチュ』と同じように ルーツは沖縄だという気持ちで参加した」 と思いを語りました。 沖永良部は、方言や舞踊、文化や食べ物で沖縄と似た部分が多く残っていますが、 今年は、沖永良部を治めた北山王の次男の「世之主」が亡くなって 600年を迎えることもあり、沖縄とのつながりを深めたいという機運があります。 三島さんは沖永良部の法被を着て応援し、 「島の知名度を上げたい」と意気込んでいました。
Thu, 27 Oct 2016 19:44:00 +0900
文化審議会が大宜見村役場旧庁舎を国の文化財にと答申
2016年10月26日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 文化審議会はこのほど、 大宜味村の大宜味村役場旧庁舎について、 国の重要文化財に指定するよう 松野文部科学大臣に答申しました。 近く答申通り告示されます。 旧庁舎は1925年に完成し、 県内では最初期の鉄筋コンクリート造建築 かつ現存する最古のもので、 役場庁舎としては全国的にも先駆的な事例だということです。 審議会は「沖縄県における鉄筋コンクリート造建築の普及発展を 理解する上で、高い価値を有する」と評価しました。 今回の指定で、重要文化財に指定された 県内の建造物は22件となります。 旧庁舎は2階建てで、 十字形と八角形を組み合わせた独特の デザインを取り入れています。 1972年まで役場として使われていましたが、 その後も活用されており、 現在は村史編纂室として使われています。 設計は、熊本出身で国頭郡の建築技手だった清村勉氏が手掛け、 木造建築が主流の時代に、台風やシロアリ被害の対策として、 当時では珍しかった鉄筋コンクリート造を採用しました。 清村氏の親族からは「村の象徴として誇りに思う。 時代の生き証人として頑張ってほしい」と 喜びの声が上がっています。
Thu, 27 Oct 2016 12:29:38 +0900
那覇市歌うたう姉妹 20年ぶりに再現
2016年10月25日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1961年から2015年3月まで、 ラジオ番組「那覇市民の時間」で流れていた「那覇市歌」を歌う 比嘉悦子さん(68)歳と伊澤智子さん(66)歳の姉妹が このほど、那覇市役所を訪れ、 およそ20年ぶりに2人で市歌を披露し、 久茂地小学校の後輩でもある城間幹子市長とのコラボも実現し、 楽しく懐かしい歌声が響きました。 比嘉さんが6年生、 伊澤さんが5年生の時に歌ったもので、 去年3月までおよそ50年間流れていました。 合唱部だった2人はラジオ番組に出演し、 その中で歌われた那覇市歌を市が後に譲り受けて、 市のラジオ番組で流していました。 比嘉さんは現在、県立芸術大学の講師を務め、 伊澤さんはアメリカテキサス州ヒューストンで暮らしていますが、 久しぶりのデュエットにもかかわらず、2人の息はぴったりで、 「姉妹だから合うのかな。声の質は変わっていないよね」 とうれしそうに話しました。 2人が歌った市歌は多くの市民の耳に残り、 伊澤さんがアメリカで県人に話すと 「『えー』とびっくりされる」ということで、 市にも市民から「あの声を聞きたい」と要望が相次いだため、 市のホームページに2人が歌う那覇市歌を掲載しています。
Tue, 25 Oct 2016 18:52:00 +0900
世界若者ウチナーンチュ大会 フィナーレ
方言ニュース 2016年10月24日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 第5回世界若者ウチナーンチュ大会の グランドフィナーレがきのう、 うるま市の勝連城跡で行われ、 閉幕しました。 大会は世界に40万人以上いる ウチナーンチュの中で、 特に5世と6世の日本語を話せない若い世代の 若者のネットワークを強固にしようと、 2012年から毎年、 ブラジルやロサンゼルスなど、 ウチナーンチュの多い都市で開かれていますが、 今年は第6回世界のウチナーンチュ大会に あわせて今年は沖縄で開催し、 9か国2地域からおよそ100人の 若いウチナーンチュが来沖し、 述べ600人を超える参加者が 県内に住む若者と交流しました。 グランドフィナーレでは、 歌劇「肝高の阿麻和利」の上演や、 平敷屋青年会によるエイサーが披露された他、 大会テーマソングを担当した スカイズ・ザリミットとHY(エイチワイ)の コラボ演奏もあり観客を沸かせました。 そして、玉元(たまもと)三(み)奈美(なみ)実行委員長が、 次回大会を再来年にペルーで 開催することを発表し、 大会旗がペルー次世代代表で、 県系4世の小波津カリナさんに 手渡されました。 3月まで宜野湾市で留学していた ペルー4世の安座間ジョンさんは 「次回は私たちが盛り上げなくてはならない、責任重大だ。準備しなくては」と 意気込みを見せていました。
Mon, 24 Oct 2016 16:28:00 +0900
那覇市、龍潭通りの石畳道の改善を要求
「那覇市、龍潭通りの石畳道の改善を要求」 方言ニュース10月20日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市の景観条例に基づく整備が進む首里当蔵町の龍潭通りの石畳道で、 住民が滑ったり、つまずいたりしてけがをする事例が発生し、 龍潭通り沿いに住む住民や事業者でつくる首里当蔵町通り会がこのほど、 県に石畳道の改善などを要求しました。 県は地域住民を対象にした説明会を開き、対応を話し合う予定です。 龍潭通りは首里城の城下町として歴史ある面影を残そうと、 地域や市で協議を重ね、2002年に那覇市の都市景観形成地域に指定されました。 指定に伴い県は、総事業費110億円をかけて 首里山川町から首里汀良町までの1・2キロを、 琉球石灰岩でできた石張りの歩道の整備や電柱地中化を計画し、 2008年ごろから着工して、2019年には完成予定です。 一方、主に高齢者を中心に雨の日には石畳に滑ったりするなど 歩きにくさを感じる住民もおり、87歳の男性が、 石張りのタイルが3センチほど沈み込んでできた段差につまずいて壁に頭を打ち、 8針縫う大けがをしました。 こうしたことから、住民はこのほど、県や市の関係者を現場に呼び、 首里当蔵町通り会会長の稲嶺広美さんは 「きれいな通りもいいが、地域の人が生活しやすい道に戻してほしい」 とアスファルトの舗装を求めました。
Fri, 21 Oct 2016 10:21:00 +0900
カンムリワシの交通事故増加に注意呼びかけ
2016年10月19日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 環境省那覇自然観察事務所はこのほど、 国の特別天然記念物カンムリワシの交通事故が、 先月9日から今月11日までに 石垣市で4件発生したと発表しました。 事故に遭った4羽はすべて死んだということで、 「1ヶ月間に4件は例年にないペースだ」 と指摘し、速度を落として運転するよう 注意を呼び掛けました。 那覇自然環境事務所によりますと、 4羽のうち2羽は即死の状態で発見され、 残りの2羽は治療に当たったものの、 その後、死にました。 発生場所は吉原、登野城、川平、真栄里の県道などで、 ことしは石垣島で6件、竹富町西表島で2件の合わせて8件の 交通事故が発生しています。 カンムリワシは秋から春にかけて繁殖期や 幼鳥の独立期を迎え、動きが活発になります。 この時期は道路沿いで餌を捕る頻度も高まるため、 例年、事故が多発する傾向にあるということで、 那覇自然観察事務所は 「今後さらなる輪禍が懸念される」 と説明しています。
Wed, 19 Oct 2016 13:36:12 +0900
コザまちゼミ開講 多彩な内容で参加者魅了
2016年10月18日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 商店街の店主が講師となり、プロの専門的な知識や情報を教える 無料講座「第3回コザまちゼミ」がこのほど、開講しました。 まちゼミは行政の補助金や助成金に頼らない商店主独自の取り組みで、 名称は「得する街のゼミナール」の略です。 体験やコミュニケーションを通してお店と客の信頼関係を築き、 地域活性化にもつなげるもので、 今回も紅型染め体験や映画の楽しみ方、 猫背の直し方など多彩な講座を開きます。 初日は沖縄市のコミュニティーバスを利用し、 車窓を見ながら市内を案内し、 まちゼミについて説明するバスツアーを開催しました。 7人が参加したバスツアーでは、 コザまちゼミの会の喜納副代表がガイドを務め、 「こどもの国から見る景色は絶景」 「コザ運動公園にはヤマモモがたくさんある」など さまざまな情報を紹介し、参加者からは 「沖縄市に住んでいても分からないことばかり。勉強になった」 との声が上がりました。 また、質問コーナーも開かれ、参加者からはお薦めの民謡スナックや、 三線を学べる場所などを訪ねる質問が出され、 喜納副代表は 「なかなか商店街に足を運ぶ機会がないと思うが、 まずは何があるかや魅力を知ってもらい、行くようになってほしい」 と話しました。
Tue, 18 Oct 2016 09:26:00 +0900
月明かりの下 毛遊びコンサート行われる
方言ニュース 2016年10月17日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 コザ名物毛遊(もうあし)びコンサートがこのほど、 沖縄市の沖縄こどもの国で開催されました。 沖縄市から嘉手納町を流れ、 汚水により汚れた比謝川を取り戻そうと、 元県議会議員で、故・中根章さんを中心とした 「比謝川をそ生させる会」の 資金造成を目的に始まり、 今年で31回目を迎えます。 1年のうちで一番月がきれいな 旧暦の9月16日に、月の下で、 泡盛と沖縄民謡を楽しもうと、 およそ1200人余りの観客が訪れ、 歌と泡盛と月に酔いしれました。 特に、今年から前座を務めたフランス・ パリ出身のフローリアン・ブリガールさんの ステージを見た観客は 「目を閉じて聞くと、 どう聞いてもウチナーンチュだった」 と驚き、 新唄(みいうた)大賞(たいしょう)グランプリを受賞した姉妹ユニット「大東人(だいとうんちゅ)」の ステージも観客を楽しませました。 安里賢(けん)美(び)会長は「開催して初めての日曜日に あたり、集客を多く、天気にも恵まれ、 見事な十六夜(いざよい)月夜(つきよ)だ。 こどもの国の職員から、 お父さんと親しまれていた中根さんも 喜んでいることだろう」と話しました。 ラジオ沖縄では、 毛遊びコンサートの模様を、 今月29日土曜日の夜7時から お送りします。
Mon, 17 Oct 2016 16:05:00 +0900
北谷うみんちゅ市場がオープン
「北谷うみんちゅ市場がオープン」 方言ニュース10月13日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 北谷町美浜のうみんちゅワーフに7日、 町漁業協同組合直送の魚を扱う「北谷うみんちゅ市場」がオープンし、 新鮮な魚や漁協直営のレストラン提供の魚料理を目当てに、 町内外から多数の客が訪れました。 売り場には、浜川漁港で水揚げされたタマンやカーエー、 本日の特売品の県産マグロや熱々の天ぷらなどが並び、 訪れた人々の目を楽しませましたが、 新鮮な魚が食べたくて宜野湾市からバスで来たという(76)歳の女性は 「県産マグロなどいい魚が買えた。次は魚汁を食べに来たい」 と話していました。 一方、20年以上の仲買人経験があり、 町から市場の運営を委託された会社の新崎社長は 「北谷町の活性化につなげたい」 と意気込み、 「水産物から農産物まで地域の良い商品を並べて町民、 観光客の憩いの場にしたい。近隣のホテルに魚を売り込み、 漁業者の待遇改善にもつなげたい」 と笑顔を見せていました。 また、パヤオ泡瀬漁港でおよそ30年間働き、 漁港の発展に努めた経験を持つ会社の玉城専務は 「事業はゼロからのスタートでやりがいがある。 市場の発展と合わせて、地域の人材育成にも貢献したい」と話しました。
Thu, 13 Oct 2016 15:45:00 +0900
沖縄市・比嘉さん 通学の児童撮り続け30年
2016年10月11日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市山内で学生服店「ともぶん」を営む比嘉典子さん(73)歳は、 店頭のガラス窓に地域の児童生徒たちの写真を飾って30年になり、 「子どもたちとにぎやかにできるから楽しいさ」 と満面の笑顔を見せます。 比嘉さんは 「帰りにおいでよ、写真写すから」と、通学中の児童生徒に声を掛け、 学校帰りや遊び途中に通り掛かり、撮影された児童生徒たちの表情は、 皆一様に笑顔です。 以前から店内が見えないように、内側から窓ガラスに紙を張るなどしていましたが、 「それだけでは面白くない。児童生徒の写真を貼った方がみんなも楽しめる」 と考え、始めたもので、 これまでに飾られた子どもたちの人数は数知れません。 「おばさん、自分のこと覚えてる?」 と、卒業生たちが訪れて写真を撮ることも多く、 ガラス窓の横にある自動販売機には、 「写真もらって下さい」の文字とともに、 役目を終えた写真を入れる簡易袋があり、 「自分の写ってる写真をもらうのが楽しみ」 と、児童生徒たちは思い出を持ち帰ります。 比嘉さんは、「子どもたちと友達になれるのはうれしいし、 元気がもらえるさ。あと30年はいける」 と意気揚々と語っています。
Tue, 11 Oct 2016 18:06:00 +0900
那覇大綱引きに27万5000人
方言ニュース 2016年10月10日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 第46回名は大綱挽が昨日、 那覇市の国道58号でおこなわれ、 主催者発表で27万5000人の観客が 詰め掛けました。 鐘の音と爆竹の音で一気に気勢が上がると、 ギネスブックで 世界一の大綱と認定されている 長さ200m、重さおよそ43トンの 大綱を1万5000人が力を合わせて 引き合いました。 東西に分かれた参加者は ともに一歩も引かず、開始から5分後、 西からひときわ大きな掛け声が上がると、 じりじりと綱を引き寄せました。 30分の制限時間を使い切って 西の優勢勝ちとなりました。 3人の孫に応援されての初めて参加した 那覇市の安慶田勝子さん(79歳)。 孫で大道小学校4年生の 石川みこさん(10)の 「頑張って応援する」との姿と声に 力を得たようでした。 ことしは世界のウチナーンチュ大会が 開催されるとあって、 国内外の観光客だけでなく、 県系人の姿も多く見られました。
Mon, 10 Oct 2016 18:44:00 +0900
沖縄本島地区のタクシー新運賃を公示
「沖縄本島地区のタクシー新運賃を公示」 方言ニュース10月6日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄総合事務局はこのほど、 沖縄本島地区のタクシー新運賃を公示し、来月1日から適用すると発表しました。 小型車、中型車を普通車に統合し、 現行で上限500円から510円の初乗り運賃の上限額を 550円に引き上げるなどの改定内容を決定しました。 2007年以来の本格的な運賃値上げとなり、 改定によるタクシー事業者の増収率は9・45%となります。 沖縄総合事務局陸上交通課は 「タクシーサービスの質を維持するには運転者の労働条件について 一定の水準を確保することが必要であることを勘案し、 健全な経営が成立する水準の運賃を設定する」と説明しました。 また、運転者の労働条件の改善が適切に図られるよう、 県ハイヤータクシー協会に対して賃金水準の公表などを求める指導を 改定実施後に行っていくとしました。 新運賃は距離1・75キロで普通車530円から550円の幅に改定し、 排気量2千cc以上の大型車は580円から600円、 7人乗り以上の特定大型車=ジャンボタクシーは640円から670円に値上げします。 走行距離や時間に応じた加算運賃も値上げし、 普通車の加算運賃の上限は372メートルごとに70円となります。
Thu, 06 Oct 2016 13:21:00 +0900
泊魚市場の糸満移転に6組合が計画見直しをと表明
2016年10月5日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 競り機能を有する泊魚市場の糸満漁港移転について、 那覇地区漁業協同組合など泊地区漁業生産者6組合がこのほど、 魚市場を泊地区に残すよう計画の見直しを求めることを表明しました。 糸満移転は県漁連、県漁業協同組合連合会も同意し、 県も移転に向けた計画を進めていますが、 市場への水揚げ高の高い6組合の要求で 計画の進捗に影響が出る可能性が出てきました。 6組合は、城間幹子那覇市長への要請で競り市場を移転し、 泊を消費地として整備する計画に 「消費地と競り市場はセットであるべき」と指摘し、 糸満での水揚げは「移動コストもかかり合理的でない」としました。 また、施設の老朽化は那覇市の第3次水産振興基本計画に 泊魚市場も含めた再整備が予定されているとして 「解決できる」としました。 那覇地区漁協の山内組合長は 「合意形成なく移転が決まった。 泊の方が消費地にも近く県水産業の発展につながる」と 計画の再考を求めました。 一方、県漁連の上原会長は 「高度衛生管理型荷捌施設や関連施設整備が強く求められている。 泊魚市場は施設が狭い。 県は糸満漁港での整備を進めており、 県漁連としても漁業者や流通関係者の 理解を得ながら整備に取り組みたい」 と語りました。
Wed, 05 Oct 2016 14:16:19 +0900
大阪出身・船橋さん 三線の魅力詰まった店オープン
2016年10月4日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 大阪出身で、伊江島在住5年の船橋美和子さん(28)歳が、 伊江島で唯一、三線の修理調整や小物などをそろえる三線店、 「よんなー三線工房」を8月に開店しました。 船橋さんは、およそ6年前に唄三線の魅力に取りつかれて以来、 熱が冷めることはなく、 ある日、壊れたままの三線が家庭に放置されていることを耳にして、 「もったいない。宝が眠っている。島内で修理する人がいればいいのに」 と奮い立ち、職人への思いを募らせました。 しかし、およそ1年前、病魔が喉をむしばみ、 医師から「手術をすれば、高音が出なくなるだろう」と告げられました。 船橋さんは、唄者を目指していただけに思い悩み、 不安と闘う日々を送りましたが、決断して手術を受けた時、 三線職人への道が脳裏をよぎりましたが、 「私でいいのかな。できるかな。やらないよりやった方がいい」と人生を考え、 店を構える決意を固めました。 船橋さんは、 「気軽に寄れ、お茶でも飲める三線屋があってもいいかな。 将来は皮張りもできる職人になりたい」と夢を広げ、 「芸能の島、伊江でずっと芸能に関わりたい。 多くの人に助けてもらっているから島への恩返しになれば」 と目を輝かせています。
Tue, 04 Oct 2016 14:13:00 +0900
糸満市の壕で修学旅行生が沖縄戦当時の銃剣を発見
方言ニュース 2016年10月3日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市の轟の壕でこのほど、 修学旅行で沖縄を訪れていた 長野県佐久市の佐久平総合技術高校2年の 小山寛至さんが沖縄戦当時の物と 思われる銃剣を発見しました。 小山さんは「調査は終わっているものだと 思っていたので、本当にびっくりした」と 驚いた様子で話し、 壕を案内した 県観光ボランティアガイド友の会の 池間会長は 「20年平和ガイドをしているが、 こんなことは初めてだ。 戦後71年たっても沖縄戦はまだまだ 終わっていない」と語りました。 池間会長よりますと、 小山さんたちが入った場所は当時の 島田叡知事らが使用し、 島田知事らが出た後は、 日本兵が使ったということで、 小山さんが壕の中で説明を聞いている際、 足元の突起物に気付き引っ張ってみると 刀が出てきました。 長さ50センチほどの銃剣で、 柄の部分はさびて石化していますが、 剣の状態は良く、 刃の側面には溝も残っています。 小山さんの母方には沖縄戦で戦死した 親戚がいるということで、 「小学校6年生の頃、親戚の話を聞き、 沖縄に関心を持った。どんな状況で 戦争が行われたのか学び、平和の礎で 名前を捜したい」と話しました
Mon, 03 Oct 2016 16:41:00 +0900
3都市経済視察団、大型クルーズ船でマカオ香港台湾を巡る。
「3都市経済視察団、大型クルーズ船でマカオ香港台湾を巡る。」 方言ニュース9月29日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球新報社によるマカオ、香港、台湾、沖縄を 大型クルーズ船で巡る3都市経済視察団が 去る25日、那覇空港を出発しました。 県内企業30社59人が参加し、あすまでの5泊6日の日程で、 香港、マカオ、台湾の大型商業施設や歴史博物館などを視察します。 好調な沖縄観光のけん引役の一つであるクルーズ船の乗船を通じて、 県内観光の実態を探ります。乗船するクルーズ船は 2012年の初寄航以来、定期的に沖縄を訪れるアメリカの ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社の 「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」で、 全長310メートル、全幅48メートル、高さはおよそ63メートルあり、 視察団は香港からクルーズ船に乗船し、最終日のあす、那覇港で下船します。 那覇空港で行われた出発式で、団長の富田詢一琉球新報社社長は 「ことしの経済視察は経済界から多くの方が参加しており、 クルーズ船に対する興味、関心の高さが表れている。 クルーズ船はエンターテインメント性があり、 さながらアメリカ映画テーマパークの USJ=ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのようだ。 経済視察を通じて、皆さんの見聞を深めてほしい」 とあいさつしました。
Thu, 29 Sep 2016 18:53:00 +0900
世界の若者ウチナーンチュ大会 想い込めたCD完成
2016年9月27日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 世界の若者ウチナーンチュ大会を支援しようと、 音楽CDが製作されました。 世界若者ウチナーンチュ連合会支援会の上原顕蔵さんと、 沖縄市職員の比嘉善春さんが3年前に制作したもので、 ギター演奏中心の歌「ウチナーンチュぬ絆」を 三線中心の演奏に変え、古里の音色を取り入れました。 売り上げの収益金は 若者大会の運営に使ってもらうということで、 500枚を限定制作しました。 上原さんと比嘉さんはオヤジバンドの集いで知り合い、 歌詞は、上原さんが2011年の第5回世界のウチナーンチュ大会の フィナーレに参加した帰りに思い浮かび、 比嘉さんも歌詞を見た瞬間にメロディーが浮かび、 3日ほどで完成させました。 歌は、海外移民子弟に向けたメッセージソングで、 「忘んなよ 親祖先ぬ生まり島/忘んなよー沖縄人ぬ肝心」 と歌詞に思いを込めています。 上原さんは 「海外に出向く若者には援助もあるが、個人負担もある。 収益金で少しでも役立ちたい。できたばかりのCDのため市町村で 催される歓迎式典などで流してもらえるとうれしい」 と期待しています。 CDは来月26日の前夜祭から始まる世界のウチナーンチュ大会で 来県するウチナーンチュにも配布する考えだということです。
Tue, 27 Sep 2016 17:01:00 +0900
ハワイ移民の高江洲さん うちなーの絆かみしめ先祖の墓参り
方言ニュース 2016年9月26日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 移民としてハワイに渡った親類の墓や 親戚を訪ねるため、現地を訪れている 浦添市の高江洲福枝さん(68)歳が 現地時間の24日、 ハワイ島のヒロ市で長年の夢だった 先祖の墓参りをかなえました。 2年前に他界した夫の祖父の弟である 仁王さんの孫の高江洲マイルズさんと 初めての対面も実現し、 手元にあった墓の写真を手がかりに、 現地の場所が特定され、途絶えていた 親戚とつながり、福枝さんは 「とても感動した」と、海の向こうの ウチナーの絆をかみしめました。 ハワイ出身で、読谷村の日系3世の 瀬分コリン善久さん(44)歳を通し、 ハワイの県系人らから高江洲家の墓や 親戚の情報を得たもので、 沖縄ハワイ協会も尽力しました。 福枝さんは、23日には、マイルズさんと、 瀬分さんの友人の 金城ロバートさん(46)歳らに 空港で出迎えられ、 市内のアラエ墓地にある仁王さんらが 眠る墓を訪れた際には、 顔を覆い涙を流していました。 高江洲家は沖縄戦で7人の家族を 失ったということで、 福枝さんは、1910年代に移民した 仁王さんと仁王さんの弟の嘉真さんの 家族が気になり、 「ハワイにいる家族の広がりを見たい」と 10年以上前からハワイ訪問を 望んでいました。
Mon, 26 Sep 2016 15:01:00 +0900
22年ぶりの棒巻、八重瀬町の敬老会・豊年祭で
2016年9月23日(金)放送分 今日の担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 八重瀬町友寄の友寄公民館でこのほど、 十五夜の敬老会・豊年祭が開かれ、 地域伝統の棒巻がおよそ22年ぶりに本格的な形で演じられ、 5歳から70代までの男性およそ60人が 棒を持って渦を描き、勇壮活発に演武しました。 字の拝所「ヌンドゥンチ」で拝みをささげた後、 公民館前の広場に男性らが入場し、どらが鳴り響く中、 円を描いて広場を回りながら、四つの隅に向かって棒を突き付け邪気を払いました。 そして、4列になり、向かい合って型を演武した後、 渦を描きながら中央に集まって「ヒヤーユイ」と声を上げて鼓舞しながら棒を掲げました。 指導役の男性によりますと、 以前は100人ほどで演じられていましたが、 人手不足で規模が縮小し、 1994年を最後に本格的な大人数では演じられなくなりました。 今年は町制10周年でもあることから、 元青年会長の男性らが呼び掛け、大人数での演武が実現したということで、 「伝統をなくすのは簡単だが、復活させるのは難しい。 年に1度の十五夜に、みんなで演舞し、一つになる一体感がいい」と語り、 指導役の男性は 「若者の『やりたい』という気持ちが大事。 厳しく指導したが、練習の時以上によくできた」と満足げでした。
Fri, 23 Sep 2016 14:20:00 +0900
一般社団法人『レッドバード』の活動
「一般社団法人『レッドバード』の活動」 方言ニュース9月22日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国内で履かなくなった靴を集めて、貧しい外国の子らに送る 一般社団法人「レッドバード」がこのほど、 フィリピンのカトリック系慈善団体「カリタスマニラ」から感謝状を贈られました。 レッドバードは過去に台風被害を受けたフィリピンのセブ島や、 カンボジアなどに靴を送っており、今回は国内で集めた1万足を フィリピンのマニラに送りました。 靴が買えない貧しい子や学校で配布されるということで、 状態の良い靴は現地のリサイクル店で販売し、売り上げを奨学金として活用します。 宜野湾市のフィリピン総領事館によりますと、 フィリピンは貧富の差が大きく、家族でホームレス生活をする子どもも見られ、 さまざまな支援の中でも子どもを対象としたものは活用されやすいため、 レッドバードは今後、文房具を送る活動を始めるということで、 レッドバードのホームページなどで呼び掛けます。 総領事館のアラルコン朝子総領事は 「7017の群島でなるフィリピンは台風の通り道であり、被害も大きい。 貧しい子らには支援一つ一つがとても喜ばれる」と語りました。
Thu, 22 Sep 2016 13:39:00 +0900
マチグヮートイレ問題 解決に向け討論
琉球新報の記事から紹介します。 マチグヮーのトイレ問題を考える 地域円卓会議がこのほど、 那覇市のてんぶすホールで開かれ、 平和通りなどの商店街関係者や店主、 観覧していたおよそ50人の市民らが 一緒になって商店街のトイレ問題と 解決策について話し合いました。 会議では、商店街関係者が、公設市場などの 商店街で買い物客らが使えるトイレが 少ないことを論点として提示し、 平和通りの店舗の構造上トイレの提供が 難しいこと、事業者だけでは負担が 大きい現状を説明しました。 また、経営する居酒屋とは別に トイレのみで店舗を借りている男性は「トイレだけで居酒屋の倍の家賃が 発生する」と共同のトイレの 必要性を指摘しました。 一方、那覇市なはまちなか振興課が トイレの新設には「8千万円近くかかる」 と報告した他、 防犯対策の必要性に言及した意見も 出されました。 また、有識者からは、 海外のような有料の共同トイレや、 平和通り2階の空き部屋に仮設トイレを 設置することが提案されました。 さらに、会場からは、店舗経営者で 夜間のトイレの見回りをすることや、 明るくすることで防犯に努めること、 有料でトイレや身支度ができる パウダールームを設置し、 経営することなど さまざまなアイデアが上がりました。
Tue, 20 Sep 2016 19:14:00 +0900
県内で100歳以上の高齢者 初めて1000人を超える
方言ニュース 2016年9月19日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 今日は「敬老の日」。 県によると、県内の100歳以上の 高齢者は1972年の統計開始以降、 初めて1000人を超え、 1011人となりました。 人数で全国24位、 人口10万人当たりだと 70・5人で全国15位です。 太平洋戦争を経験し、 戦後をたくましく生きた沖縄の高齢者は 現在も県内各地で 元気に社会に参加しています。 那覇市久茂地に事務所を構える 司法書士の金城政太郎さん(95歳)は 県内の司法書士で現役最高齢です。 今も週5日、午前8時から午後5時半まで 事務所で業務にあたっています。 年配の相談者からの信頼は厚く、 「ウチナーグチの方が話しやすいという 人もいるから」と語る金城さん。 「周囲からは、健康が許す限り 仕事を続けるように言われる。 見聞きする事に関心を持ち、 若さを失わないようにしたい」と 笑顔を見せました。
Mon, 19 Sep 2016 15:30:00 +0900
宮古島、十五夜恒例の「シーシャガウガウ」
2016年9月16日(金)放送分 今日の担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 旧暦8月15日の「十五夜」のきのう夜、 宮古島市の平良地区で、 子どもたちが手作りの獅子、 宮古の方言名のシーシャで獅子舞を踊る 「シーシャガウガウ」があちこちで見られ、 子どもたちが踊りながら厄払いをして、 大人たちから小銭や菓子の褒美をもらう、 十五夜恒例に、観光客も「可愛い」と大喜びでした。 「シーシャガウガウ」では、 子供たちが手作りで個性豊かなシーシャをかぶり、 「シーシャーガウガウ、商売繁盛」などと 口々に叫んで、 家々や事業所などを回り、即席の踊りを披露し、 踊り終わると獅子の口をぱっくりと開けて褒美をねだっていました。 このうち、共に小学校5年の棚原凛さん、 川満るねさん、川満千亜妃さんは、 西里通りでシーシャガウガウを披露し、 棚原さんの妹が作ったという段ボール箱の顔と、 紙コップの目を付けたシーシャで 観光客の笑顔を誘いました。 棚原さんは 「運動会の練習が忙しくて、 シーシャーガウガウの練習はしなかった」 とぶっつけ本番だったということですが、 道行く人たちからは「面白い」「上手」と評判で、 「目標額は2000円。妹の誕生日プレゼントを買いたい」と 話しました。
Fri, 16 Sep 2016 13:40:00 +0900
第一牧志公設市場を建て替える方針を明らかに
「第一牧志公設市場を建て替える方針を明らかに」 方言ニュース9月15日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 老朽化が進んでいる第一牧志公設市場について、 那覇市が現在地で建て替える方針を明らかにしました。 今月7日の市民説明会で報告したもので、 今月末にも市長が了承し、正式に決定します。 建て替え工事中はにぎわい広場に整備した 仮設店舗に入居して営業する方針で、市は2019年度に着工し、 2022年度に完成予定としています。 市場の建て替えについては、去年9月に市がにぎわい広場に 新設する案を提案し、市場やその周辺の事業者による検討委員会と、 識者などを交えた外部検討委員会を設置し、 現在地での建て替えで工事期間中は営業休止、 または、仮店舗で営業する案、にぎわい広場へ新設移転、 現在地で施設の耐震化を含む大規模改修の4つの案を検討しましたが、 両委員会とも現在の位置で建て替えし、 工事期間中は仮店舗で営業する案を選ぶ委員が多数を占めました。 市は今年度中に仮店舗入居や再整備後の入居について意向調査を行い、 店舗数などを把握するということで、第一牧志公設市場の粟国組合長は 「本格的な議論はこれからだ。ようやくスタート地点にたった。 仮店舗や今後のスケジュールについて、中身をしっかり議論しないといけない」 と話しました。
Thu, 15 Sep 2016 14:37:00 +0900
離島の医師らが空海路の充実を県に要望
2016年9月14日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 県内離島の県立病院付属診療所に勤務する 医師14人がこのほど、県庁に浦崎副知事を訪ね、 離島が抱える課題について意見を交わしました。 医師らは県立病院付属診療所会議に 出席するため沖縄本島を訪れたもので、 空路や海路など交通面の改善、 医療従事者の住宅整備を要望しました。 意見交換で粟国村の医師は、 航空機事故で航空路線が運休している現状に触れ、 「医療面でも不便になっている。 一刻も早く飛行機なり港の整備を考えてほしい」と要望しました。 これに対し、浦崎副知事は 「ご迷惑を掛けている。 一日も早く飛行機を飛ばせるようにしたい」と返答し、 「皆さんがいないと離島を守れない。 今後もご協力いただきたい」と医師らを激励しました。
Wed, 14 Sep 2016 13:53:22 +0900
宮崎への元疎開児童男性2人 中学生に平和伝える
2016年9月13日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宮崎県日向市と浦添市の中学生たちが このほど、平和について考える交流会が 浦添市立中央公民館で開かれ、 沖縄戦を避けて県内から 日向市に疎開した体験者2人の話を聞き、 戦争の悲惨さや平和について考えました。 このうち、11歳の時に疎開した 浦添市の(81)歳の男性は 「子どもたちは戦争の邪魔にならないよう 集団疎開させられた。宮崎では2年間過ごした。 イモを植えたり、田植えを手伝ったりして過ごしたが、 寒くて食料がなく、寂しい、大変な思いをした」 と振り返りました。 また、10歳の時、 きょうだい3人で疎開した 中城村の(80)歳の男性は 「沖縄は砲弾の下を逃げている状況。 親やきょうだいは、どうなっているのか 心配でならなかった。 戦争で消えるものはたくさんあるが、 平和で消えるものは何もない」 と強調しました。 これに対して、港川中学校2年の男子生徒は 「戦争で疎開した人たちが すごい苦労をしたことが分かった。 自分たちは同じことを起こしてはいけないと思った」 と語り、日向市の中学3年の女子生徒は 「親と1週間離れるだけでも、 自分ならとても寂しい。 悲惨さを次の世代に伝えたい」と話しました。
Tue, 13 Sep 2016 16:19:00 +0900
リオでエイサー演舞披露
方言ニュース 2016年9月12日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 リオデジャネイロオリンピック・ パラリンピックの開催期間中、 現地で東京オリンピック・ パラリンピックや日本文化の情報を 発信しているジャパンハウスで 10日午後、日本時間のきのう午前、 レキオス芸能同好会がエイサーの演舞や 獅子舞などを披露しました。 レキオス芸能同好会はブラジルの県系人が 所属するエイサー団体で、 会員はおよそ200人おり、 サンパウロに拠点があります。 10月の第6回世界のウチナーンチュ大会にも 出演する予定で、 練習に励んでいます。 きのうは、一部のメンバーが深夜バスに 乗って駆け付け、13歳から26歳の メンバーおよそ20人が迫力ある 創作エイサーを披露し、 訪れた地元住民らを魅了しました。 エイサーを見たリオ市の小学校教師の 女性は「とても訓練されていて、 完璧な踊りだった。 きれいな着物を着た女の子たちは 人形のようでかわいかった。 沖縄は知らないが、エイサーを見て好きになった」 と大きな拍手を送りました。 4月から同好会を指導する 創作芸団レキオスの 比嘉翔也さん(23)歳は 「ブラジルの人に沖縄の芸能を 届けることができてうれしい。 見た人が沖縄のことを広めていって ほしい」と語りました。
Mon, 12 Sep 2016 17:43:00 +0900
多良間村「八月踊り」、始まる
2016年9月9日(金)放送分 今日の担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 国の重要無形民俗文化財に指定されている 多良間村の豊年祭「八月踊り」が 旧暦8月8日のきのう始まり、 あすまで、村内の仲筋と塩川両地域で多彩な伝統芸能が繰り広げられます。 初日は仲筋の士原御願所で 組踊「忠臣仲宗根豊見親組」など26演目が奉納され、 県内外から多数の観光客が訪れる中、 脈々と受け継がれてきた民俗芸能が披露されました。 このうち、「忠臣仲宗根豊見親組」は 16世紀に宮古を治めた仲宗根豊見親が、 尚真王の命を受け、与那国島の首長・鬼虎を討伐する物語で、 多良間村でのみ演じられています。 唐の楊貴妃、日本の小野小町にも劣らぬほどの美人姉妹とされる クイガマを演じた佐和田まつりさん(12)歳は 八月踊りに初出演だということで、 「緊張してちょっと恥ずかしかったけど、楽しかった。来年も出たい」と 晴れやかな表情で話しました。 八月踊りは人頭税の皆納を祝い、 翌年の豊作を祈願したのが始まりとされ、 きょうは塩川のピトゥマタ御願所で、 最終日のあすは「別れ」と称し両地域で芸能を奉納します。
Fri, 09 Sep 2016 13:59:00 +0900
「糸満市、市立幼稚園と保育所を整理統合する計画の地域説明会を始める」
方言ニュース9月8日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市は就学前教育と保育環境の充実を図るため、 市立幼稚園と保育所を整理統合し「幼保連携型認定こども園」 に移行する計画を策定し、今月2日から地域説明会を始めました。 市は今年4月に真壁幼稚園と真壁保育所を「真壁こども園」、 喜屋武幼稚園と喜屋武保育所を「喜屋武こども園」に移行しましたが、 2019年度までに7つの幼稚園と3つの保育所を7つのこども園に移行し、 全部で9つのこども園のうち6つの子ども園を市立、 3つの子ども園を民間にする計画で、高嶺幼稚園は来年度に閉園する予定です。 現在、公立幼稚園での3歳からの幼児教育や、土曜日や夏休みなど 長期休業時の保育時間の延長などが課題となる中、 「認定こども園」は、幼稚園と保育所の機能を併せ持っていることから、 市は多様な教育・保育ニーズの変化に対応し、質の高い幼児教育と 保育を提供するため、市立幼稚園と保育所を整理統合し、 こども園に移行する計画で、去る2日には高嶺地区で説明会を開催しました。 さらに、23日までに市内の糸満、兼城、西崎、潮平、三和の5地区で説明会を行う他、市民から広く意見・提案も23日まで募集しています。
Thu, 08 Sep 2016 17:56:00 +0900
県内で食中毒の発生が増加
2016年9月7日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 食中毒の発生が続いています。 県生活衛生課などの集計によりますと、 ことし1月から8月末までに19件発生し、 死亡例はないものの、患者数は350人に上っており、 去年の同じ時期は発生件数は11件で、 患者数100人だったことから去年を大幅に上回っています。 例年9月と10月は発生が多く、県生活衛生課では 「高温多湿の時季が続き、油断が出るのかもしれない。 警戒を解かないで」と話しています。 食中毒は、原因となる物質によって、 自然性、細菌性、ウイルス性、寄生虫性などに分けられますが、 最も多いのは細菌性の食中毒で、 サルモネラ菌やカンピロバクターがその代表格です。 今年5月には、県内で初めて、 エシェリキアアルバーティによる食中毒が発生し、 県外からの修学旅行生219人が発症しました。 県生活衛生課は手や調理器具を清潔にして 菌をつけない、料理は早く食べ、保存する場合は 10度以下の冷蔵庫に入れるなど、 菌を増やさない、十分に加熱して菌を殺すことの 食中毒予防の3原則を守るよう呼び掛けています。
Thu, 08 Sep 2016 12:20:03 +0900
沖縄戦を伝える平和ガイド 「わくこえネット」結成
2016年9月6日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦の実相を伝え、戦争のない世の中をつくるため 独自に平和ガイドなどの活動を続けていた 県内4団体がこのほど、 統一組織「わくこえネット」を結成しました。 高齢化に伴い沖縄戦体験者が年々少なくなる中、 会を問わず共に学習し交流することで ガイドの会全体の活性化を目指すもので、 会をまたぐ交流は個人間では行われていましたが、 組織を結成しての交流や共同学習は初めてです。 呼び掛けに賛同し集まったのは、 県観光ボランティアガイド友の会、 県平和祈念資料館友の会、 沖縄平和ネットワーク、 南風原平和ガイドの会4団体で、 会によってガイドする対象者が異なっていたり、 ガイドをする前の事前学習の有無など、 違いがあることから、 これまで独自の活動を続けてきました。 呼び掛け人らは 「会によって良さがある。 一つの組織にまとまることで互いの特色を共有できる。 ガイド同士のネットワークも広がるし、高め合うことができる」 と話し、 「沖縄戦の検証と継承は団体だけの問題ではない。 団結することで、これから沖縄で起こる問題に立ち向かう力になる。 平和教育の充実にもつながる」とし、 今回の団結が沖縄戦を語り継ぐ活動だけに とどまらないことを強調しました。
Tue, 06 Sep 2016 11:01:00 +0900
国頭村楚洲と安田周辺 野犬に警戒
方言ニュース 2016年9月5日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国頭村楚洲と安田周辺で 野犬が数十匹群れをなして集落周辺を 徘徊(はいかい)しており、 飼い犬がかみ殺されたり、 住民や観光客が襲われそうになったり する被害のほか、 ヤンバルクイナなどの希少生物が かみ殺される事例が 報告されていることから、 両区長は役場に対策を求めています。 6月ごろから村に苦情が寄せられており、 集落で2歳の子どもと20代の母親が 数匹の野犬に襲われそうになったり、 屋外にいた飼い犬がかまれて後遺症が 残ったりする被害が相次いでいます。 被害に遭いかけた女性は 「怖くて外も歩けない。山奥だから野犬が いることが知られていないことが 余計に怖い。対策を早く取ってほしい」と 顔をこわばらせました。 さらに、「ほえられた」「追い掛けられた」 などの苦情は絶えず、 村は捕獲を試みているものの、 野犬は足が速く捕まえるのは 容易ではないとみられ、 村の担当職員は「わなを仕掛けても、 現段階でかからない」と 対応に頭を悩ませています。 NPO法人どうぶつたちの病院沖縄の 長嶺理事長は「野犬による被害は犬を 捨てに来る県民がつくっている。 非常に危険な状況で、至急対策をすべきだ」 と警鐘を鳴らしています。
Mon, 05 Sep 2016 15:37:00 +0900
25メートル―県内最短の県道188号―
「25メートル―県内最短の県道188号―」 方言ニュース9月1日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 渡名喜村役場から渡名喜港につながる 村内唯一の県道「渡名喜港線=県道188号」は 長さがわずか25メートルで、県内で一番短い県道です。 村の観光パンフレットでも「県内最短の県道」として紹介されており、 車両も通行できますが、歩いても端から端まで1分もかからず、 村や県の関係者も「なぜこれだけ短い県道ができたのかは分からない」と 語っており、設置の真相は謎に包まれています。 県道は1キロを超えるものが多い中、渡名喜港線は群を抜いて短く、 2番目に短い県道の久米島町の県道175号兼城港線は、 長さが98メートルで、渡名喜港線のおよそ4倍あります。 県道の設置基準は道路法7条に基づいており、 「主要港とこれと密接な関係にある主要停車場または主要な観光地とを連絡する道路」 などと定められており、主要港の渡名喜港と村役場がごく近くに 存在したことが、短い県道が誕生した理由となっている可能性もあります。 村経済課は 「県内最短の県道ということで、何かのPR材料にできればと思う。 標識などはないので、村の人でも分からない人はいると思う。 今後、説明板を設置するなど、村として何かできることがあるか検討してみたい」 と話しています。
Thu, 01 Sep 2016 15:04:00 +0900
八重山でアメリカザリガニ初確認
2016年8月31日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 緊急対策外来種のアメリカザリガニが去る26日までに、 石垣市登野城の名蔵ダム近くにある親水広場で発見されました。 八重山では初めて確認されたもので、 環境省石垣自然保護官事務所は在来種への影響を懸念しています。 自然保護官事務所によりますと、 先月初旬に通報を受け確認したということで、 これまでに200匹から300匹を駆除しましたが、 根絶には至っていません。 アメリカザリガニはアメリカ南部原産の甲殻類で、 去年に積極的な防除が急がれる緊急対策外来種に指定されましたが 繁殖力が強く、在来のテナガエビや淡水魚の生息に 影響を与える恐れがあるということです。 親水広場は山の麓の沢から水が流れ込む池で、 名蔵ダムに水流がつながっており、 現在は広場以外で見つかっていませんが、 ダムへの拡散や生態系への被害を防ぐため、 事務所と広場を管理する市が駆除を急いでいます。 若松上席自然保護官は 「広場からザリガニの持ち出しはやめてほしい。 引っ越しなどの際にかわいそうだと逃がしたかもしれないが、 これでは在来が被害を受ける。 既に持ち出した人も決して別の場所で放すことはせず、 影響を考えて対処してほしい」と話しました。
Wed, 31 Aug 2016 13:25:36 +0900
渡嘉敷村で唯一 一人追い込み漁続けるタケミーヤッチー
2016年8月30日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 渡嘉敷漁協組合員の新里武光さん(80)歳は、 渡嘉敷村で唯一、一人追い込み漁を 素潜りで50年余続けており、 島の人から追い込み漁の達人「タケミーヤッチー」 と呼ばれる現役の漁師です。 新里さんは、 カツオ漁の船長だった父親の影響を受けて育ち、 30歳のころから本業の合間に趣味で 一人追い込み漁を続け、 20年前に定年退職した後、専業の漁師になりました。 船は大型サバニと小型船の2隻を所有し、 漁は「自分一人で網を使う」と話します。 一人で船を出し、海に潜って網を仕掛け、 魚を追い込み、網を船まで揚げますが、 肉体的にも精神的にも想像を絶する過酷な漁で、 一度潜ったら、魚が網に掛かるまで2分から3分は息継ぎをせず、 1日に6回から7回仕掛け、 水揚げが100キロ余りの時もあるということです また、新里さんは、貝やタコ捕りの名人でもあり、 漁の最中に海岸にいる野生のヤギを 1人で捕まえることもあります。 さらに、島の生徒らへの追い込み漁の指導も行うということで、 「体の続く限り、地域の皆さんのために漁を続けていきたい」 と笑顔を見せています。
Tue, 30 Aug 2016 18:30:00 +0900
全島エイサー 最終日を迎える
方言ニュース 2016年8月29日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄の夏の風物詩の全島エイサーまつりは きのう、沖縄市のコザ運動公園陸上競技場で 最終日を迎え、 終結した14団体が 大太鼓や締太鼓の勇壮な音を 会場中に響かせ、 詰め掛けた人たちを魅了しました。 このうち、2年ぶりに大トリを務めた 山里青年会は、総勢100人が「久高節」や「作たる米」など 9曲を男性のみの力強い舞で切れ目なく踊りました。 また、大太鼓全員が円陣で旗頭を囲み、 飛び跳ねながら太鼓をたたく独特な「唐船ドーイ」では、 演舞場を隙間なく囲んだ観客をうならせ、 盛大な拍手や指笛が飛び交いました。 そして、演舞後、全体カチャーシーの曲 「唐船ドーイ」が流れると、 演舞場に数千人が一斉に駆け寄り、 熱気は最高潮に達し、 子どもを抱えながら踊る人や、 滑らかな手踊りを見せるお年寄りなど 思い思いに楽しんでいました。 家族6人で訪れた(69)歳の男性は 「早弾きやゆったりした三線の音色が好き。 毎年家族で来て、 新しいエイサーを見るのを 楽しみにしている」と目を細め、 友人と訪れた(18)歳の女性は 「 いつも道ジュネーで見ているが、 大きな会場で見る迫力は違うなと 感動した」と目を輝かせていました。
Mon, 29 Aug 2016 20:15:00 +0900
慶良間諸島の海でサンゴの白化現象確認
2016年8月24日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 猛暑が続く中、県内では先月以降、 沖縄本島や離島近海でサンゴの白化現象が確認されています。 琉球新報社のカメラマンが去る18日から20日にかけて 「ケラマブルー」と称され、 世界中のダイバーを魅了する国立公園・慶良間諸島近海に潜り、 一部のサンゴやイソギンチャクに若干の変色を確認しました。 カメラマンは阿嘉島近海や阿波連ビーチ沖に潜ったもので、 水深2メートルから5メートルの浅瀬に広がるサンゴ礁では、 一部で白くなったものや、蛍光色のピンクや紫に変色したもの、 骨格が透き通って見えるものなどが確認されました。 サンゴの一部変色は、国立公園指定後初の事態で、 島民からは辞退の悪化を懸念する声も聞かれています。 日本サンゴ礁学会サンゴ保全委員会の中野委員長は 「種類や繁殖環境などによってサンゴの状態は大きく異なる」と 前置きした上で、慶良間諸島については 「このまま海水温が30度以上の状態が続けば 2013年と同じレベルで白化する恐れがある。 海水温低下につながる台風ルートに影響されるだろう」と指摘し、 「サンゴなどの持つ自然の底力を信じたい」と力を込めました。
Thu, 25 Aug 2016 14:24:11 +0900
高校生により未確認とみられる3小惑星が発見される
「高校生により未確認とみられる3小惑星が発見される」 方言ニュース8月25日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市にある国立天文台の施設を利用して 観測研究を実践する「美ら星研究体験隊」の高校生チームが、 今月日から5日の日程で観測に取り組み、 未確認とみられる小惑星を3発見しました。 今後、国際機関に報告するとともに、 石垣島天文台が追加観測し、新発見の可否の判定作業を進めます。 体験隊は八重山高校を中心に県内外の生徒を含む17人が参加し、 4つの班に分かれて、天体が発する電波を捉える VERA石垣島観測局の電波望遠鏡と石垣島天文台の 「むりかぶし望遠鏡」を使って観測を試み、 今回はむりかぶし望遠鏡の班が未確認とみられる天体を見つけました。 高校生たちは5日に県立石垣青少年の家で成果発表し、 新発見の可能性がある天体を発見したことについて、 「八重山にちなんだ名前を付けたい」などと期待を膨らませていました。 「美ら星研究体験隊」は2005年に始まり、県内外の高校生が参加して新発見の成果を上げています。
Thu, 25 Aug 2016 13:15:00 +0900
中城村の男性 テレビで童謡楽しむDVD作成
2016年8月23日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報ニュースです。 中城村の佐久本清さん(74)歳は 画面の歌詞を見ながら童謡を歌える DVD「テレビ童謡・愛唱歌詞集」を作り、 「大勢で一緒に楽しく歌うことで、認知症予防にいい。 多くの人に利用してもらいたい」 と張り切っています。 佐久本さんは以前、西原町で映像制作の仕事をしており、 10年ほど前にデイサービスの施設を訪れた際、 お年寄りたちがテレビに夢中になっているのを見て、 このDVDを思いつきました。 DVDは童謡や愛唱歌、沖縄民謡を中心に 全部で120曲が入った2枚組で、 テレビ画面いっぱいに 大きな文字で写る歌詞の全体を見ながら歌うことができ、 全部が画面に写るため、歌詞集を配る必要がないということです。 佐久本さんは 「ものすごい時間がかかり、途中でやめようかと思った」 と振り返りますが、出来栄えには満足げで、 現在は福祉施設などを回り、無償で提供しています。 佐久本さんには、 歌うことでお年寄りに元気になってもらいたいとの願いとともに 童謡を守りたいとの思いもあり、 「子ども時代に歌った童謡が、 次第に歌う人がいなくなり、消えつつある。 童謡や沖縄のわらべ歌を守り、児童文化を残していきたい」 と話しています。
Tue, 23 Aug 2016 16:17:00 +0900
社会復帰を目指し ラーメンに丹精込める
方言ニュース 2016年8月22日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市首里池端町に先月、オープンした ラーメン店「麺屋拳玉沖縄」で、丹精込めた1杯を作るのは、薬物やギャンブルなどの 依存症から社会復帰を目指す人たちです。 店は、さまざまな依存症からの治療回復を 支援する「ワンネスグループ」が 運営しているもので、 中村祐輔さん(25)歳と 清水直人さん(37)歳の 2人が働いており、 ギャンブル依存症だった4年前、 ワンネスグループで治療を開始しました。 店は、鶏と魚介、昆布で丁寧にだしを取った ラーメンの他に、 高級ステーキも 取りそろえているということで、 中村さんは「心のメンテナンスをしながら、仕事をするのは大変だが、 仕事は楽しい」と明るい表情を見せ、 「フィギュアスケートを 12年やっていたので、 いつかスケートに関わる仕事をしたい」 と目標を語っています。 また、県外のすし屋でおよそ16年働いた 経験がある清水さんは、妻と子ども2人の4人家族で、 ギャンブル依存症の治療のため、 家族と離れていた時期もありましたが、 今は沖縄で、家族と共に新しい人生を 歩み始めており、「自分が依存症だなんて、 全く気付いていなかった。 夢は、家族とうまく過ごすことかな」と 優しい笑顔を見せました。
Mon, 22 Aug 2016 17:51:29 +0900
名護市エコステ3R『なごころ』、開所から五年を迎える
「名護市エコステ3R『なごころ』、開所から五年を迎える」 方言ニュース8月18日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ごみを減らすための「3R」を推進する 「名護市エコステ3R『なごころ』」が、 名護市大東のひんぷんガジュマル近くに開所して、 先月で5年になりました。 不要な衣類や食器などを広く引き取って陳列し、 会員はそれらを無料でもらうことができる お得なサービスなどを行っているもので、 物を大切にして生活に役立てる橋渡し役となっています。 3Rは、リデュース=ごみを減らす、 リユース=一度不要になったものを再利用する、 リサイクル=ごみを再資源化することの 3つの英語の頭文字をとったもので、 会員登録は200円で、月に2回利用でき、 年に1度100円で更新が必要です。 3Rのほか、 ごみの分別や環境に関わる情報を発信し、 市内の小中高校で募った学生服を、 2着目の購入者を対象に上下500円ずつで販売もしています。 施設によりますと、市内の1500人以上、 市外の200人以上が会員登録しており、 一度利用した人が繰り返し訪れることが多いということです。 施設を運営している市環境企業組合の祖慶理事長は 「扇風機のごみだけでも多い時期は月に50台以上出る。 部品を代えるだけで数分で直せる。もっと利用してほしい」 と話しています。
Thu, 18 Aug 2016 15:24:00 +0900
県が事業所内でのたばこのPM2・5測定へ
2016年8月17日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 県は今年度、受動喫煙防止対策の一環で、 たばこの煙にも含まれ肺がんなどのリスクを高めるとされる粒子 「PM2・5」を県内の事業所で測定し、 数値を示すことで注意喚起します。 県がことし1月から2月に行った受動喫煙に関する実態調査で、 居酒屋などの56%が禁煙化していない状況が明らかになった一方、 飲食店などで7割の人が受動喫煙の影響を懸念していたためで、 県はPM2・5を数値化し、事業者や客に禁煙化を働きかけます。 実態調査によりますと、 喫煙対策状況は「建物内完全禁煙」が48%、 「建物・敷地とも完全禁煙」が17%でしたが、 「自由に吸える」事業所もおよそ10%ありました。 このうち、飲食店は建物内完全禁煙の割合が低く、 「割烹・居酒屋」は14%と全業種中で最も低かった上に、 「自由に吸える」が56%と突出していました。 理由としては、およそ60%の事業者が 「来客者が多く、協力を求めるのが難しい」を挙げています。 県は「事業所は客足の低下を懸念し、 客に『吸っては駄目だ』と言えない状況がある。 たばこの煙を数値として『見える化』することで、 喫煙者が周囲の人に配慮するよう意識喚起したい」 としています。
Thu, 18 Aug 2016 12:33:25 +0900
東京出身監督 島に溶け込み映画製作
2016年8月16日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 東京出身の映画監督の猪狩裕子さん(32)歳が、 ことし4月から渡嘉敷村に移り住んで、 渡嘉敷村を舞台にした新作の記録映画を製作しています。 3月までは座間味島に住んで座間味村での 映画撮影を終え、渡嘉敷村に渡ったもので、 来年1月には撮影を終える予定だということです。 猪狩監督は、慶良間諸島全域の自然、文化、歴史などや 沖縄戦の戦争体験者からの聞き取り取材をしながら映画を製作中で、 タイトルは決めていませんが、 現在、渡嘉敷村内の飲食店でアルバイトをしながら 島の自然や各行事、おじー、おばーから戦時中の島の様子や 戦争体験などの聞き取り、 島民の日常の暮らしや島の自然などを撮影しています。 猪狩監督は、 「島の自然や島民の優しさ、人情に魅了された」 と常に笑顔を絶やさず、 島人になりきり地域住民らと親しく付き合っており、 今では島の子どもからお年寄りまで顔なじみで、 島の人から 「監督さん、監督さん」と親しまれているということで、 渡嘉敷村の松本村長は 「国立公園の島を全国にアピールするいい機会。 村も全面的に協力する。島の人々の生活がにじみでた作品として期待したい」 とエールを送っています。
Tue, 16 Aug 2016 16:00:00 +0900
きょうから旧盆いり 市場も賑わう
方言ニュース 2016年8月15日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 きょうの旧盆入りのウンケーを前に、 ご先祖様を迎える準備をしようと、 県内の市場やスーパーはきのう、 お供え物を買い求める人たちで にぎわいをみせていました。 このうち、 「県民の台所」として親しまれている 那覇市の第一牧志公設市場周辺は、 三枚肉や中味汁用の肉類、かつお節や シイタケ、色とりどりの果物に魔よけのショウガなどが 所狭しと並び、 店員らは 買い物客の対応に追われていました。 与那原町から買い物に来た(73)歳の女性は 「毎年、家族3代でご先祖さまを迎えます。 料理の準備などは大変ですが、 それ以上にみんなが集まるから、 楽しみの方が勝りますね」と 笑顔を見せていました。 一方、家族旅行で沖縄を訪れたという 福岡県の(39)歳の女性は 「仏壇に供えるサトウキビのつえや ガンシナー(荷物を運ぶための輪型の敷物)など 初めて見るものばかりで興奮しました。 先祖を敬う文化は素晴らしい」と 目を輝かせていました。
Mon, 15 Aug 2016 20:05:00 +0900
西原町内を通る県道浦添西原線事業計画についての説明会が開かれる
「西原町内を通る県道浦添西原線事業計画についての説明会が開かれる」 方言ニュース8月11日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 西原町内を通る県道浦添西原線事業計画についての説明会がこのほど、 町内の坂田自治会で開かれ、坂田交差点から国道329号につながる 県道38号のバイパスとなる区間について、 片側2車線の4車線となることなどが説明されました。 浦添西原線は浦添市と西原町を東西に横断し、 国道58号、330号、329号などを結ぶ道路となるもので、 2020年の暫定使用を目指しています。 参加した住民からは道路幅が広がることや、 生活道の位置が変わることなどについて 「横断する子どもや高齢者にとって危険があるのではないか」 などと不安を訴える声が多く上がり、歩道橋設置の要望も出されました。 これに対し、県中部土木事務所の桃原道路整備班長は 「通学路の安全確保は第一にやらないといけない。 住民の要望は関係機関と協議して検討していく」と話しました。 さらに、住民からは 「騒音が心配。工事で周辺の斜面に影響はないか」などの声も上がり、 県の担当者は騒音について、 「予測では環境基準を下回っている。超えるなら対策を考える」と説明しました。 坂田自治会の石原会長は 「住民が安心できるよう、問題の方法をしっかり検討してほしい」と話しました。
Fri, 12 Aug 2016 07:59:00 +0900
神奈川の沖縄県系人足跡をつづった書籍が発行される
2016年8月10日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 古くから多くの沖縄県系人が集住し 「リトル沖縄」と呼ばれてきた 神奈川県横浜市鶴見区の県系人の足跡をつづった 「横浜・鶴見沖縄県人会史―鶴見沖縄県人百年の歩み」が このほど、発行されました。 横浜・鶴見沖縄県人会は 「戦前戦後の苦難を生き抜いてきた人たちが高齢になり、 このままだと県人たちの大切な記憶は風化してしまう」と危機感を抱き、 県人会の記憶を次世代につなごうと、11年かけて完成させました。 県人会史は3編で構成されており、 「生活・労働編」では、沖縄出身者が戦前どのように鶴見区に定着し、 どんな活動をしてきたかについて記しているほか、 県人に関する新聞記事などを紹介しており、 戦後当初の暮らしの様子や「沖縄差別」にも言及しています。 また、「組織・活動編」では、 県人会の発足や活動の経緯、各郷友会組織の活動も詳しく掲載し、 「芸能・スポーツ編」では、戦前戦後の鶴見における沖縄芸能と その躍進の軌跡、沖縄角力などの様子を写真で紹介しています。 編集委員長の並里典仁さんは 「資料の紛失があったり、聞き取り調査をやったりするなど、 先輩たちのご苦労の積み重ねで完成できた。 難しい面があり、時間がかかったが、出版できてほっとした」と語りました。
Wed, 10 Aug 2016 14:01:53 +0900
沖縄市松本 珍しい祈願祭・星のウガン
2016年8月9日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市の松本自治会で先月27日と28日の両日、 子孫繁栄や健康を祈願する 「星のウガン」が行われました。 毎年旧暦の6月24日と25日の両日に行われるもので、 東西南北の各方面に礼をし、星にお願いをする行事は 市内でも珍しいということです。 初日は、日が暮れ始めたころ、 松本の始祖とされる「トーヌヤー」の神を祭る屋敷に集まり、 屋敷内でヒヌカンと「トーヌヤー」の神を拝んだ後、 庭に敷いたゴザに移動し、 ゴザの上で北、東、南、西の順に各方面に礼をしました。 礼の仕方には特徴があり、 一方面につき3回頭を下げますが、 立ったまま手を合わせ、 次に正座して手から肘の部分を地面に付け、 そのまま腹を地面に付けるように頭を下げ、 最後に正座の状態に戻って手を合わせます。 2日目は別の場所のムラの神に手を合わせ、 地域の人の健康や子孫繁栄を願いました。 自治会の上原会長は 「旧暦6月には、池原と知花自治会と合同で 五穀豊穣を願うウマチーを毎年やっている。 なぜ松本だけその後に星のウガンがあるのか、 起源は分からない」 と不思議がり、 「今は年々参加者が減っている。 経緯をちゃんと調べて残していかないといけない」 と話しました。
Tue, 09 Aug 2016 00:00:00 +0900
大宜見 田嘉里公民館が月に一回食堂に
方言ニュース 2016年8月8日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 大宜味村の田嘉里公民館が毎月第3木曜日、 正午から午後1時のランチタイムの時間、食堂に変身しています。 食堂の名前は「やはむてぃ食堂」で、 「やはむてぃ」とは「田嘉里」の 昔からの呼び名です。 食堂は田嘉里老人会が開いているもので、 婦人会や20代の若手メンバーも加わり、 取り組んでいます。 また、メニューも季節によって たけのこ入りジューシー定食や 沖縄そば定食、カレー定食など 毎月変わるということで、 老人会だけでなく 区民の楽しみにもなっています。 店開きとなった先月21日は にぎわいをみせ、 正午になると、 玄関でオープンを待っていた区民が 次々と入店してきました。 メニューは一つだけですが、 値段が毎回300円の上に栄養も 考えられた内容とあって大繁盛しており、 常連客の一人の(88)歳の男性は 「みんなと一緒に食べるのは楽しい。 おいしくて食堂の日を毎回 とても楽しみにしている」と 笑顔を見せ、 おいしそうに沖縄そばを食べていました。
Mon, 08 Aug 2016 20:10:00 +0900
東部消防組合消防本部、職員の語学力強化に取り組む
「東部消防組合消防本部、職員の語学力強化に取り組む」 方言ニュース8月4日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南風原町、与那原町、西原町を管轄する東部消防組合消防本部が、 急増する海外からの観光客に対応することなどを目的に、 職員の語学力強化に取り組んでいます。 今年度の職員採用試験で、県内の消防本部として初めて 英語、中国語、韓国語の語学資格採用枠を新設するもので、 語学枠は県内全域から受験できるほか、1次試験の一般教養試験は免除します。 東部消防本部は、西原町と与那原町にまたがる マリンタウン地区で県が建設を進めている 大型MICE施設を管内に抱えていることもあり、 採用試験で語学資格採用枠を設けることを決定したもので、 近年は外国人が救急搬送される事例も増えてきており、 以前から職員の語学力強化の必要性を感じていたということです。 また、来年度からは台湾の消防と人事交流を行い、 職員2人程度を派遣する予定で、東部消防本部の城間総務課長は 「今後、県内への観光客、ビジネス客などはさらに増えると考えられるため、 先手を打って体制を整備することにした。 職員が通訳を介さず患者と直接会話することで症状を適切に把握でき、 的確な対処につなげられる。ぜひ多くの方に受験してほしい」 と呼び掛けました。
Fri, 05 Aug 2016 16:24:00 +0900
宮古島で犬による咬傷事故発生割合が増加
2016年8月3日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 飼い犬の放し飼いや野犬が増えている宮古島保健所管内で、 犬にかまれる「咬傷事故」の発生割合が 突出して高いことがこのほど、 宮古島保健所の調査で分かりました。 2012年からおととしまでの3年間に 県内外で発生した咬傷事故の件数を 人口10万にあたりの割合に換算して他地域と比較すると、 宮古管内は倍以上ありました。 また、宮古管内で人をかんだ犬のうち、 飼い犬が75%で、飼い主が不明な犬が14%となっており、 およそ9割が飼い犬でした。 一方、宮古管内の咬傷事故の発生時における状況別では、 放し飼いが32・9%で最も高く、 次いで犬小屋係留時が27・4%、 リードをつないだ状態での散歩中が17・8%でした。 野犬や野良犬の割合は11・0%でした。 こうした中、宮古保健所でこのほど開かれた 「健康危機管理対策連絡会議」で管内の状況が発表され、 生活環境班の中込秀子さんが 「適正な飼い方を島全体で理解することが大切だ」と語りました。
Thu, 04 Aug 2016 12:21:18 +0900
沖縄愛楽園交流会館 人権教育の場として活用広がる
2016年8月2日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報ニュースです。 ハンセン病に関する 誤った認識や強制隔離政策の歴史を伝える 「沖縄愛楽園交流会館」が、 去年6月の開館からこの1年で、 来館者が6599人に達しました。 名桜大学など本当北部地域からの来館者や、 県外の修学旅行生らが来館したもので、 体系的に隔離政策の歴史を伝える常設展を充実させる一方、 6回の企画展や2回のシンポジウムも開き、 ハンセン病問題に限定せず、 幅広く「人権」「差別」などの問題について 考える場を提供しています。 沖縄愛楽園自治会の金城雅春会長は 「人権、平和のテーマに沿った展示なら受けていこうと考えている。 少しでも多くの人が足を運んで、歴史に触れてくれればと思う」 と述べ、多角的な人権教育の場にしていく意義を語りました。 一方、県外からも、 人権について学ぶ場として利用が広がっています。 来月、高校生を引率して 県内で平和学習を実施する予定の 長崎市の溝口奈々枝さんがこのほど、会館を訪れ、 「愛楽園は何度か訪れたことはあるが、交流会館は初めて。 入所者の実際の証言を読むことができ、状況が分かる」 と展示に見入り、生徒らの学習を見据えていました。
Tue, 02 Aug 2016 13:00:00 +0900
アヤメ歌 時代を越えて人の心を癒す
方言ニュース 2016年8月1日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伊江村の西江上区公民館で このほど行われたミニデイサービスに、 「アヤメ歌サークル」のメンバーが訪れ、 アヤメ歌を披露しました。 アヤメ歌は女性だけで 古くから歌われる祈りの歌で、 首里から伝わったといわれています。 旅立つ者の往還の 安全を祈願して歌うもので、 出産祝いや新築祝いでも歌われました。 アヤメ歌に三線の伴奏はなく、 鼓だけで調子を取り、 音取りが歌いだすと他の人も それに合わせて歌うということで、 耳なじみの哀愁漂う歌声に、 昔を思い出して涙をぬぐう人や 一緒に口ずさむ人も見られました。 ミニデイに参加していた大城ヨネさんは 「もう92歳になったが、 素晴らしい歌声を聴いて、 95歳まで生きられるような気がした」 と話しました。 音取りを行っている知念シゲさんは 「戦争中に旦那さんや子どもをこの歌で 戦場に送り出したことから、 この歌を歌うと戦争でなくなった人を 思い出すという人が多く、 しばらく歌われなくなった。 しかし、大切な人を思い祈る気持ちや 歌は後世に残すべきだという 村民族芸能保存会から要望があり、 サークルを立ち上げた」と話し、 参加を呼び掛けました。
Mon, 01 Aug 2016 20:14:00 +0900
県建設業協会、美里工業高校に講師を派遣
「県建設業協会、美里工業高校に講師を派遣」 方言ニュース7月28日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 美里工業高校建築科3年の生徒11人はこのほど、 県建設業協会から派遣された講師の指導の下、 寸法から組み立てまでを自ら行った倉庫を完成させました。 建設業協会が高校に講師を派遣するのは今回が初めてで、 技術力の向上による企業とのマッチング促進や、就職後の離職を防ぐのが狙いです。 また、学校側の負担を減らそうと、材料費も協会が負担しました。 授業は11回行われ、工事に必要な線などを 壁や床に表示する墨出しや型枠加工、組み立て、 締め付けまでを実際に施工し、高さ2メートル40センチ、 幅2メートル50センチの倉庫型の建物を製作しました。 入り口や窓も付いています。 授業を受けた生徒の1人は 「普段は授業で小さいものを作ることが多いから、 こんな大きいものが作れるか最初は心配だった。 でも途中からは楽しんで作業ができた。将来型枠工としての仕事に生かしたい」 と意欲を語りました。 建設業協会の源河忠雄常務は 「実際にものづくりを経験し、学生に自信を付けてほしい。 企業側が求める人材を育てるほか、就職後の離職を減らす効果もある。 来年以降、希望があれば他の学校でも実施したい」 と意欲を語っていました。
Mon, 01 Aug 2016 12:35:00 +0900
久米島のスウェーデン人女性の店 大繁盛
2016年7月26日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 久米島町嘉手苅にことし4月、 スウェーデン料理の店「SM〓KAKA=スモーカーカ」が開店し、 料理はもちろん、 アンナさんとの英語での会話を楽しみに来店する客も多く、 店はにぎわいを見せています。 開店したのはスウェーデンから島に移住した アンナ・エドベリさん(53)歳で、 日本の大学で学んでいた息子がおととし、 日本人女性と結婚し、 息子夫婦らと共に観光で訪れた座間味村で、 沖縄の海に魅せられ、 「沖縄の離島に自分の店を出したい」と、 久米島で古民家を購入しました。 アンナさんは、野菜を多く使うことや、 パンなども自分で作るなど、料理に強いこだわりを持ち、 「私の料理は長い時間がかかるが、 スウェーデンではそれが健康のために重要なことだ」と語ります。 一方、日本語をあまり話せないアンナさんをサポートしようと、 地域の4人の女性たちがボランティアで店を手伝っており、 英語を学ぼうと手伝い始めた女性は 「自分の世界観も広がる。アンナさんには島の生活を 思う存分楽しんでほしい」 と語ります。 アンナさん。 「私は冒険が好き。店は3年は続けるが、その後のことは それから考える。まるでリビングのように人が集まる店にしたい」 と笑顔で展望を語っています。
Tue, 26 Jul 2016 12:00:00 +0900
「ういてまて」 小学校で着衣泳
方言ニュース 2016年7月25日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市の神森小学校でこのほど、 誤って水に落ちた際の溺死を防ぐため、 服を着たまま水に浮く「着衣泳」の 講習が行われ、 5、6年生およそ70人が参加し、 水に落ちてしまった時には 「浮いて待つ」ことを学びました。 講習では、 市消防本部の隊員11人が講師を務め、 宮平消防副士長が初めに「水の事故では、 服を着けたままの場合が多い。 水に落ちた時には浮いて助けを 待つことが大切」と説明しました。 そして、児童たちは、合言葉として 「ういてまて」を声を合わせて覚えた後、 2人一組となり、 服を着たままプールに入り、 ペットボトルを胸に抱くなどして、 あおむけに浮くことを練習しました。 6年の与那覇小桜さんは 「服を着て水に入ると思ったより重く、 浮くのが難しかった」と振り返り、 同じく6年の山田昊君は 「最初はあまり浮かなかったが、 力を抜くと浮くことができた」 と話しました。
Mon, 25 Jul 2016 13:45:00 +0900
横浜市の鶴見公会堂で、26年ぶりの組踊「執心鐘入」を上演
「横浜市の鶴見公会堂で、26年ぶりの組踊「執心鐘入」を上演」 方言ニュース7月21日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 川崎沖縄芸能研究会の組踊研修部は、このほど、横浜市の鶴見公会堂で、 第1回研修発表会を開き、組踊「執心鐘入」を上演し、 26年ぶりの組踊上演に、県人会関係者や芸能ファンなど 多くの人が詰めかけ、大きな拍手を送りました。 川崎沖縄芸能研究会は1949年に発足し、1951年から 沖縄芸能大会を主催して組踊を上演してきましたが、 1990年を最後に途絶えていました。 そこで、組踊を復活させようと2013年に組踊研修部を開講し 練習に励んできたもので、沖縄から、立方指導に 琉球舞踊宮城流教師の宮城茂雄さん、地謡指導に野村流音楽協会師範の仲村渠達也さんの 二人を月に1度招き、3年間練習を積んできました。 舞台は、「かぎやで風節」の斉唱で始まり、組踊「執心鐘入」を 演者を入れ替えて2度上演しましたが、地謡、立方総勢36人が 参加した舞台が終わると会場を大きな拍手が包みました。 組踊研修部の下地部長は 「一から教えてくれた二人の先生に感謝する。月に一度の約束だったが、 月に何度も沖縄から来てくれて熱心に教えてくれた。 組踊を継続させるためさらに研さんを積んでいく。きょうがスタートだ」 と成功を喜んでいました。
Thu, 21 Jul 2016 12:43:00 +0900
琉球古典箏曲が記録を残すべき文化財として選択される
2016年7月20日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 文化審議会は今月15日、「琉球古典箏曲」を 「記録作成などの措置を講ずべき無形文化財」に選択するよう 宮田文化庁長官に答申し、 宮田長官によって選択されました。 これは、日本の芸能や工芸技術の変遷を知る上で 重要ではあるものの、消滅の恐れがあり 記録を残すべき無形文化財が選択されるもので、 県内では1977年に工芸技術で 「壷屋の荒焼」が選択されましたが、芸術では初めてです。 登録有形文化財は県内で82件となります。 今後、識者らが3年から5年かけて 文書、映像などによる記録を作成します。 「琉球古典箏曲」が 「記録作成などの措置を講ずべき無形文化財」に選択されたことを受け、 関係3団体からは 「全国的に価値が認められたのは素晴らしい」と期待する声が上がる一方、 「趣味の多様化や少子化で箏の人口が減っている。 箏を絶やさないよう、普及活動、後継者育成に 力を入れたい」と気を引き締める声も聞かれました。 また文化審議会は伊是名村の 「旧名城家住宅主屋」「旧名城家住宅石垣」を 登録有形文化財に登録するよう宮田長官に答申しました。 近く官報で告示され、登録されます。
Wed, 20 Jul 2016 13:56:37 +0900
元ひめゆり学徒『戦争のない世に』 自分史発刊
2016年7月19日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 元ひめゆり学徒で、 県女師・一高女ひめゆり平和祈念財団前理事長の 本村つるさん(91)歳がこのほど、 自分史「ひめゆりにささえられて」を発刊しました。 生い立ちから女学校時代や戦争体験、教員生活、 ひめゆり平和祈念資料館開館までの歩みをまとめたもので、 本村さんは 「私が資料館の仕事を続けることができたのは、 戦争で亡くなったお友達が支えてくれたおかげだと思う」 と自分史に込めた思いを語りました。 本村さんは県立第一高等女学校卒業後、 沖縄師範学校女子部に進学し、 1945年3月末、卒業式直前に南風原村 現在の南風原町にあった陸軍病院に動員され、 病院壕に配属された同じ学徒の安否を 確認する役割を担いました。 戦況悪化に伴い、陸軍病院から南部に逃げる道のり、 学友の死、捕虜になるまでの戦争体験を記し、 「上級生は下級生の世話を見るように言われていたが、 負傷した下級生を戦場に残してきた。忘れることはできない」 と苦しい胸の内を語ります。 また、教員時代や亡くなった夫との結婚生活をつづった他、 悲惨な戦争体験を後世に伝えようと、 資料館開館へ情熱を傾けた様子も描かれています。 本村さんは 「お世話になった方々に対するお礼の気持ちも込めた」 と話しています。
Tue, 19 Jul 2016 00:00:00 +0900
嘉手納が初の甲子園行きを決める
方言ニュース 2016年7月18日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 第98回全高校野球選手権沖縄大会の 決勝戦が昨日、 那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で行われ、 嘉手納が11-3で美里工業を破り、 初の夏の甲子園出場を決めました。 嘉手納は2点を先制された1回裏、 打者11人の猛攻で一挙6点を奪い 逆転に成功すると、 4回には3番・大石哲汰(おおいし てった)のソロ本塁打、 7回には3番大城堅斗(おおしろ けんと)の3点本塁打などで 得点を重ねて試合を決めました。 嘉手納の先発・仲地玖礼(なかち くおれ)は 2回までに3点を失いますが、 3回以降は美里工業打線を封じて、反撃を許しませんでした。 嘉手納を率いる大蔵宗元(おおくら そうげん)監督は、 「皆頑張りました」とナインを讃え、 「県代表として恥じないよう、 遠くを見ず一つ一つのプレーを しっかりやっていきたい」と 甲子園への抱負を語りました。 大石哲汰主将は甲子園を 「あこがれてきた場所」と述べた上で、 「沖縄のレベルは高いということを見せたい」と 意気込みを語りました。 第98回全高校野球選手権は 8月4日に組み合わせ抽選会が行われ、 8月7日に開幕します。
Mon, 18 Jul 2016 13:57:00 +0900
東村が産業支援住宅を整備する土地として、国有地を売買契約
「東村が産業支援住宅を整備する土地として、国有地を売買契約」 方言ニュース7月14日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 定住促進策に力を入れている東村と沖縄総合事務局はこのほど、 村が産業支援住宅を整備する土地として、 国有地を購入するため売買契約を行いました。 村は人口減少、少子高齢化に歯止めをかけようと、 2010年に村定住促進計画を策定し、 子育て世代が住みやすい環境をつくるため、 定住促進住宅として戸建て16戸、集合型1棟21戸を整備しました。 先月末現在、36世帯112人が入居するなど好評を得ています。 さらに、村は、定住した人が村内の産業振興に 携わることができるような施策を検討しました。 農業で使用する機械器具を入れるための 倉庫などを備えた産業支援住宅の整備を予定しており、 今回の土地の売買契約は住宅に必要な土地を確保するため行われました。 村が国から購入したのは東村宮城原の3502・64平方メートルで、 産業支援住宅は来年度に測量・設計を行い、再来年度に建設工事を行う方向です。 伊集村長は 「農業や、観光業などの産業振興につながる新たな定住促進の取り組みだ。 今後の元気な村づくりを目指す新たな一歩を踏み出せる」と期待しました。
Thu, 14 Jul 2016 13:24:00 +0900
観光誘客へ台湾にタブロイド紙発行
2016年7月13日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 沖縄への観光誘客を図ろうと、 琉球新報社は去る10日、 沖縄観光タブロイド紙第1号 「夏天來了來去沖縄渡假去!(夏が来た。沖縄へ!)」を 台湾で初めて発行しました。 10日付の台湾大手紙「中國時報」に20万部を折り込むほか、 台北市内のファミリーマート600店で 合わせて21万部を無料配置します。 沖縄特集はタブロイド版16ページのフルカラーで、 台湾の観光客がこれまであまり訪れたことがない 宮古、八重山、久米島、慶良間諸島などの離島を中心に取り上げ、 観光スポット、カフェ、エステティックなど 幅広い内容を網羅しています。 台湾で最も人気のある沖縄ブロガー、 スタンリーさんのインタビューも掲載し、 「沖縄は奥さんのような存在」と話すスタンリーさんが、 大好きな沖縄料理や一押しの絶景ポイントなど 沖縄の魅力を語っています。 また、沖縄本島は、沖縄美ら海水族館をはじめ、 海中道路、世界遺産の勝連城跡などを巡る 1日ドライブコースを取り上げています。 「第2号」は10月末ごろに発行予定です。
Wed, 13 Jul 2016 14:39:08 +0900
名護市仲上原通り会 共同井戸を通り散策の目玉に。
2016年7月12日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市旭川の仲上原(なかいーばる)通り会は このほど、土で埋もれ全容が見えなくなっていた 村内で唯一の共同井戸を掘り起こしました。 共同井戸は仲上原通り沿いにあり、 今後、市の文化財認定を目指すとともに、 通り散策の目玉の一つとして整備していく方針です。 共同井戸は住民らの生活を支えましたが、 上水道の普及で使われなくなり、 周辺の道路整備で半分以上が土砂や岩で埋まっていたもので、 市文化財保存調査委員会の協力の下、 重機で土砂や岩を取り除くと コンクリートで囲われた井戸の全容が姿を現しました。 囲いには「昭和九年九月」と刻まれており、 共同井戸は少なくても1934年にはあったとみられます。 近くに住む(73)歳の男性は 「この井戸から水をくむのが早朝の日課だった」 と懐かしそうに話していました。 井戸の掘り起こしを見守った市教育委員会は 「文化財の認定には、地域の方々が大事なものだから 守っていきたいという思いがあることが重要だ。 文化財認定の正式な申請があれば、聞き取り調査を行うなど検討する」 と説明し、通り会の大城会長は 「散策できる観光道を目指す仲上原通りの見どころの一つにしていきたい。 早急に文化財認定の申請をしたい」 と意気込んでいました。
Tue, 12 Jul 2016 13:24:00 +0900
栄町の魅力を発信! 大道小3年生ポスター制作
2016年7月11日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 地域の魅力を考えて発信することで地域への関心を高めようと、 那覇市立大道小学校の3年1組と2組の生徒がこのほど、 学校に隣接する栄町市場をPRするためのポスター作りに取り組み、 児童らは栄町市場の特長を考えながら、 色鮮やかなポスターを作成しました。 ポスター作りは社会科の授業の一環で、 児童らは事前に栄町市場も訪れ、 商店街で働く人の話を聞き、 店の工夫している点や店の良さなどを調べました。 授業で児童らは 「大型スーパーにはない栄町市場の特長は何だと思うか」 との教師の問い掛けに対し、 「八百屋や肉屋の店員が店の食材を使った料理の仕方を教えてくれる。 店の人とゆっくり会話しながら買い物ができる」などの意見を出し、 それらの意見を基に 「新鮮な野菜が多い」「店の人が優しい」といった点を イラストを多く使ってPRするポスターを仕上げました。 男子児童は 「目立つようにカラフルに色を塗った。栄町市場が人気になってほしい」 と感想を述べ、指導する男性教諭は 「子どもたちが作成したポスターは栄町市場や学校の中などに掲示し、 市場のPRに活用したい」と話しました。
Mon, 11 Jul 2016 13:24:00 +0900
琉球王国時代の貴重な資料が来年4月に帰沖予定
「琉球王国時代の貴重な資料が来年4月に帰沖予定」 方言ニュース7月7日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦の後にアメリカに持ち去られた 琉球王国時代のものとみられる梵鐘(ぼんしょう)が、 来年4月に72年ぶりに「帰沖」する予定であることがこのほど、分かりました。 琉米歴史研究会の喜舎場静夫理事長が 戦後にアメリカに渡った沖縄の資料返還活動をしていることを取材した フジテレビの番組収録をきっかけに返還が決まったもので、 梵鐘は沖縄戦に参戦したアメリカ海兵隊のロイ・ガイガー少将が持ち帰り、 フロリダ州に住む孫娘のメラニー・リーさん(68)歳が所持していました。 琉球大学の豊見山和行教授によりますと、梵鐘の写真から、 県教育委員会が2008年にまとめた 「沖縄の金工品関係資料調査報告書」に収録されている 国頭村安波区公民館所蔵の梵鐘に類似しているということで、 安波の梵鐘は1世紀から18世紀に琉球で制作されたとみられています。 一般的に鐘には文章が刻まれていますが、 見つかった梵鐘には刻まれておらず、豊見山教授は 「手掛かりは少ないが、実物が沖縄に運ばれることで研究が進むだろう」 と期待しました。
Thu, 07 Jul 2016 13:32:06 +0900
沖縄のガンジーの生き方を学ぶ ルワンダで教鞭取る2人
2016年7月5日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 アフリカ中央部に位置するルワンダ共和国のフィエ市の大学で、 平和学を教えている佐々木和之さんと、妻の恵さんは このほど、伊江村のわびあいの里を訪れ、 平和運動に生涯をささげ、非暴力と道理で闘い続けた 故・阿波根昌鴻(あはごん・しょうこう)さんの生き方や、 声を語り継いでいる謝花悦子理事長と対談しました。 佐々木さんは世界のガンジーやキング牧師と並ぶ 日本の阿波根さんを授業で紹介しており、 書物だけでは分かり得ない阿波根さんの人となりや、 生き方を聞き取りたいと訪れたものです。 阿波根さんについて謝花理事長は 「時代に合わせたり、ただ否定したりという生き方はしなかった人で、 徹底した節約生活を送り闘った人。 暴言や暴力を振るわない非暴力で最後まで闘い尽くし、 その道理の闘いが勝利したと言える。 『平和の武器は学習』と言い続けて勉学に励み、 ユーモアに富んでいた」と語りました。 佐々木さんは 「ルワンダでは虐殺に加担した加害者が社会復帰し、 加害者と被害者が同じ村に住んでいる状況があり、 両者の和解と共生が課題だ。 虐殺によって父親が殺されて心を痛めている教え子もいる。 平和をつくるために阿波根さんの生き方や教えを伝えていきたい」 と述べました。
Tue, 05 Jul 2016 13:24:00 +0900
与那国町の久部良漁港でウミガメの赤ちゃん発見
方言ニュース 2016年7月4日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 先月26日午前7時ごろ、 与那国町の久部良漁港で、 海人が自身の漁船の側でウミガメの 赤ちゃんが泳いでいるのを発見しました。 発見した海人は60代半ばですが、 久部良の港でこのような光景を 見るのは初めてで、 仲間の海人たちも 「大きくなったウミガメは時々見掛けるが、 与那国でウミガメの赤ちゃんを 見るのは大変珍しい」と感心し、 子どもたちに見せてあげたいとの思いから、 若手の海人を呼び、泳いでいた14匹 ほどのうちの4匹を網ですくい上げました。 この日は、 町立久部(くぶ)良(ら)小学校の運動会だったため、 海水を入れた容器に4匹のウミガメを 入れて持ち込むと、子どもたちだけでなく、 大人たちも珍しさとかわいさに、大喜びで、 1年生の男の子はそっと手のひらに乗せ、「このカメ、かまないから優しいぞ」と ほほ笑んでいました。 この後、再び海人らの手によって、 名刺の大きさにも満たない ウミガメたちは海に返されました。 最初にウミガメの赤ちゃんに気づいた 60代半ばの海人は 「何か、ご利益があるかな。 竜宮城に迎えに来てくれるかな」と、 日焼けした顔の大きな瞳を細めて笑いました。
Mon, 04 Jul 2016 17:08:18 +0900
県による初の合同石碑を平和祈念公園内に建立
「県による初の合同石碑を平和祈念公園内に建立」 方言ニュース6月30日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1945年に住民を巻き込んだ激しい地上戦が繰り広げられた沖縄戦で、 県内の旧制中学校などの生徒たちが「学徒隊」として 戦場に駆り出された事実を継承しようと、 県は全21校の学校名、所在地、戦没者数を銘記した合同石碑を 糸満市摩文仁の平和祈念公園内に建立することを決めました。 県による合同石碑はこれまでなく、 2千人を超える10代の若者が戦闘に動員され、 およそ千人が命を落とした沖縄戦の悲劇を後世に伝えていくことが目的です。 合同碑の建立は昭和高等女学校梯梧同窓会が 5年ほど前から県に要請してきたもので、翁長雄志知事はこのほど、 同窓会の上原はつ子さんらと面談し 「全国的には学徒がたくさんいたということは知られていない。 改めて歴史に光を当てなければならない」 と述べ、県内の全21校が戦争に巻き込まれた歴史を伝えるために 石碑建立に意欲を示しました。 県では、合同石碑を通して、現在の中高生ら若者に学徒動員の史実を 伝えることを目指すということで、現在、 公園内で設置場所を検討しており、 県子ども生活福祉部の金城部長は、 「今年度中の着工に向けて努力していきたい。 今後、各学校の同窓会へも説明していきたい」と話しました。
Thu, 30 Jun 2016 16:22:00 +0900
那覇空港の滑走路建設用採石場で特定外来生物確認
2016年6月29日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 那覇空港の第2滑走路建設のための 埋め立て石材を採取する奄美大島の採石場周辺で、 特定外来生物のハイイロゴケグモが 土砂条例に基づく県調査で見つかった件で、 実施した6地点全てでハイイロゴケグモが 確認されていたことがこれまでに 分かりました。 沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんが 情報公開請求で県から入手した 調査報告書に記されていたものです。 沖縄総合事務局はことし3月30日に 石材を現場海域に投入しましたが、 北上田さんは、特定外来生物が高い頻度で 確認された際の対策を見直し、 移入阻止のための措置を設けるなど、 県条例を見直す必要があると指摘しています。 報告書によりますと、 県の委託業者は3月1日から4日にかけ、 奄美大島に所在する採石場や用材の仮置き場を調査しました。 北上田さんは 「わずかな調査期間や目視での確認手法など実効性から言って 懐疑的な点が多数ある」と指摘した上で、 辺野古新基地建設で県外から1700万立方メートルに及ぶ 土砂搬入が予定されていることに触れ 「特定外来生物が見つかった際には搬入の中止など、 県は実効性のある土砂条例へと改定すべきだ」との見解を示しました。
Thu, 30 Jun 2016 11:08:00 +0900
生涯“サラバンジ”を願って 伊江島で赤ふんまつり
2016年6月28日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市茶山自治会一世の男性15人で構成する 「茶羅蛮児紅楽部(さらばんじくらぶ)」のメンバー11人が このほど、1泊2日の日程で伊江島を訪れ、 赤いふんどしを締めて1年間の罪を払い、健康や幸せを願う 禊祓い(みそぎはらい)の儀式「赤ふんまつり」を伊江ビーチで行い、 ますます元気に過ごしていくことを互いに誓いました。 結成13年の紅楽部は、年齢を重ねて 「真っ盛り・最盛期」を意味する沖縄方言の「サラバンジ」に 漢字を当てて名付けたもので、 86歳の最高齢者を含む平均年齢78歳の 気が置けない仲間が集います。 年1回、県内各地を訪れて赤ふんどし姿で儀式を行い、 今回で10回目の節目を迎えましたが、タッチューがそびえたつ、 自然豊かで独特の歴史を持つ離島の伊江島の地を最後と決め、 儀式を終えます。 儀式では、神職の資格を有するメンバーが 「祓詞(はらえことば)」を読み上げて祈祷し、 お神酒を交わして海で身を清めました。 儀式の後は恒例の「川柳を詠む会」を、 「伊江島」と「タッチュー」をテーマに開き、 「幸あれと 赤ふん禊ぐ 伊江の浜」を1位に選びました。 紅楽部の(79)歳の男性は 「部の新たなスタートに伊江島を訪れたことは非常に有意義だった。 今後も介護のない健康な人生を過ごしたい」と語りました。
Tue, 28 Jun 2016 11:51:00 +0900
迷い込んだアオウミガメ 無事に救出される
方言ニュース 2016年6月27日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今月20日午後8時ごろ、 体長が1メートル余で、 体重100キロ余あるアオウミガメが 渡嘉敷村の渡嘉敷港の 儀津埼海岸臨海道路に迷い込み、 村職員らの手によって無事救出され、 海に戻されました。 村内に住む(65)歳の男性が 渡嘉敷港儀津埼海岸付近で 夜釣りを終えての帰り道、 村儀津埼の村グリーンセンターと 遊漁船船揚場の中間付近の道路脇で 発見したもので、 男性は、このままでは道路脇の 山裾の雑木林に入り込み、 海に戻れなくなる可能性が高いと見て、 役場職員に救出を求めました。 訪れた職員2人とブルーシートにくるみ、 海に運ぼうと試みましたが、 重くて無理なため、 近くの業者に応援を依頼し、 フォークリフトを提供してもらい、 およそ100メートル離れた 遊漁船船揚場まで運び込み、 無事に海に放しました。 救出に当たった村役場の(39)歳の 男性職員は「渡嘉敷港の砂利だらけの 海岸浜辺に卵を産みにはい上がり、 砂利でできた壁からおよそ1メートルの 車道に落ちて迷ったと思われる。 無事に救出できてよかった」と、 初めてのカメの夜間救出劇に 笑みを浮かべました。
Mon, 27 Jun 2016 18:22:00 +0900
大浦湾の生物多様性が失われることに懸念の声
「大浦湾の生物多様性が失われることに懸念の声」 方言ニュース6月23日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 アメリカ軍普天間飛行場の移設先とされる 名護市辺野古が面する大浦湾では、2006年からの10年間で、 エビやカニ、ハゼなどの新種合わせて26種が相次いで発見されています。 大浦湾の豊かな生物多様性を裏付けた形で、 移設に向けた政府の埋め立て計画に、研究者から 「大浦湾の環境は大きく変わる。生物の多様性も失われてしまう」 と懸念する声が上がっています。 元琉球大学助教の小渕正美博士がまとめたリストによりますと、 2006年以降に大浦湾の新種で最も多かったのは節足動物の仲間で、 「オオウラコユビピンノ」や「イトアシロウソクエビ」など合わせて15種に上り、 国内では初めて記録される種類もあります。 多様性を支えるのは独特の環境で、 大浦湾には大浦、汀間の2つの川が注ぎ、 河口部の両岸にはマングローブ林が続き、 浅瀬にはジュゴンが餌場にする藻場のほか、 エビやカニが身を隠せる泥場や砂場もあります。 沖に出れば、世界有数のアオサンゴ群集も広がっています。小渕氏は 「生き物にとって住む環境の幅が広く、それが生物多様性につながっている」 と分析し、埋め立てについて 「その場所だけでなく、湾全体のバランスを崩してしまう」と指摘し、 生物多様性の消失に危機感を示しました。
Thu, 23 Jun 2016 12:56:00 +0900
宮古、石垣で天然記念物などの指定、登録相次ぐ
2016年6月22日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 国の文化審議会で宮古島市の 「宮古島保良の石灰華段丘」の天然記念物への指定、 「旧仲宗根氏庭園」の登録記念物への登録、 石垣市の名勝「川平湾および於茂登岳」の追加指定が答申され、 地元から喜びの声が上がるとともに、保存へ向けた機運も高まっています。 宮古島市総合博物館協議会委員の安谷屋昭さんは 石灰華段丘を発見し、世に知らしめた一人で、 「主に石灰岩で形成される宮古島の 特徴的な地形が石灰華段丘を作った。 学術的に重要なだけでなく、観光資源や教育でも活用できる」 と強調しました。 また、旧仲宗根氏庭園は宮古島の旧士族の一つで、 地元では「忠導氏仲宗根家」と呼ばれ、 庭園は昭和4年に首里から庭師を呼んで造られました。 当時、宮古で庭園を持っている人はおらず、 一種のステータスの意味合いがあり、 沖縄本島と宮古の関係を知る上で重要な庭園で、 発掘調査が続けられるということです。 一方、追加指定された石垣市の於茂登岳は 山頂から裾野まで一体的に囲うことができ、 多くの希少動植物を育む亜熱帯の 自然環境の保全が有利になると期待されており、 市教育委員会の石垣教育長は 「歴史的、民俗学的にも重要な場所。 この環境を守り伝えることは精神文化を支える一助となる」 と話しました。
Wed, 22 Jun 2016 13:48:00 +0900
西原の偉人・金丸 小中学生、紙芝居で学ぶ
2016年6月21日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 西原町のニシバル歴史の会はこのほど、西原町教育委員会を訪ね、 出来上がった「金丸こそわれらが王なり」の紙芝居をお披露目し、 文と絵を担当した「さどやん」こと、かみしばいや~の佐渡山安博さんが、 小さな拍子木を鳴らして読み聞かせを始めると、 教育長室がミニシアターとなりました。 紙芝居は町文化協会の組踊「内間御鎖金丸」のDVDを基に制作され、 取材も重ね、文も何度も書き直しました。 紙芝居は小学5年から中学生までが対象年齢で、 すでに西原中学校で朝の読み聞かせの際に 会員らがお披露目しているということで、長嶺会長は 「歴史的に子どもたちに印象付けるものはないかと 思っていたので、いいものができた」と話し、 さどやんは 「金丸の人物像に苦労した。アレンジで少年を出演させ、 子どもにも慕われる王となることでしっくりいった」 と秘話を明かしました。 小橋川教育長は 「素晴らしい紙芝居を作ってくれてありがたい。 時間も13分だったので朝の読み聞かせにピッタリだね」と笑うと、 さどやんの「真田丸もいいけど、金丸もね!」で大爆笑しました。 西原むにー会に、しまくとぅばで訳してくれるよう 要望もしているということです。
Tue, 21 Jun 2016 18:44:00 +0900
対馬丸記念館で親子で学ぶ平和学習
方言ニュース 2016年6月20日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市若狭の対馬丸記念館でおととい、 親子で学ぶ平和学習が行われ、 参加した親子は館内を見学しながら、 学んだことや感じたことを 話し合っていました。 平和学習では、対馬丸の生存者である 照屋恒(ひさし)さん(76)歳が講話を行い、 照屋さんは対馬丸が沈没した後、 海に浮かんでいたしょうゆだるに捕まって助かったものの、 友人は何人も亡くなったことを話し、 「時代は変わるが、戦争は二度としては ならないということだけは変わらない」 と言葉に力を込めました。 そして、 「家族で楽しい思い出をつくれるのは平和な世の中だからだ。 平和の尊さを絶対に忘れないでほしい」 と強く語り掛けました。 参加した那覇市立真地小学校5年の 城間彩(あや)夏(か)さんは 「学校の平和集会で沖縄戦体験者の話を聞いた。 自分でもっと勉強したいと思って ここに来た」と話しました。 平和学習を企画した若狭公民館の 宮城潤(じゅん)館長は「親子で学ぶことによって、 家庭の中で継続的に平和について話し合うことができる」 と学習の意義を語りました。
Mon, 20 Jun 2016 18:23:00 +0900
「平和(ふぃーわ)ぬ世界(しけー)どぅ大切(てーしち)」
今日の担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 今月23日の「慰霊の日」に行われる沖縄全戦没者追悼式で、 詩の朗読をする金武町立金武小学校6年生の仲間里咲さんが おととい、校内で開かれた会見に出席し、 自らの作品「平和(ふぃーわ)ぬ世界(しけー)どぅ大切(てーしち)」に込めた思いを語り、 「戦後71年、私たちは平和な社会をつくらないといけない」 と強調しました。 仲間さんは、詩ではセミの鳴き声を 「平和の素晴らしさ尊さを私達に知らせている」声だと捉え、 「希望を込めて平和の願いを蝉とともに叫ぼう」と、平和の大切さや尊さを訴え、 沖縄については、 「オスプレイが飛んでいるのを見て『今は平和なのか』と考えることがよくある」と話しました。 また、戦争を経験したことを語る祖父とのやりとりを描く中で、 祖父が戦時中に負傷した左腕の痛みから、 戦争の傷痕や祖父の思いをつづりました。 仲間さんは、戦時中に海軍に属していた祖父は 「『戦争は何度もいらない。 今の平和な世界にありがとう、と言うんだよ』と話したので、 『平和な世界は大切』という言葉を題名にした。 方言だと、祖父の言葉がもっと伝えられると思った」 と説明しました。
Fri, 17 Jun 2016 17:55:00 +0900
中部医療圏の救急告示病院で、 満床状態が慢性化
「中部医療圏の救急告示病院で、満床状態が慢性化」 方言ニュース6月16日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄本島11市町村で構成する中部医療圏の救急告示病院で、 満床状態が慢性化しており、関係者は救急医療の維持に危機感を強めています。 中部医療圏内の人口10万人当たりの病床数はおよそ300床で、 500床以上の他の県内4医療機関に比べて最も少ないということです。 また、医療圏内の人口は沖縄全体のおよそ3割を占めるおよそ50万人で、 中部医師会の中田会長は 「ここ5、6年で入院患者の制限が出ており、満床状態が慢性化している。 人口や観光客の増加が続く中、今の病床数では救急医療を維持できない」 と危機感をあらわにしています。 さらに、各市町村で救急医療搬送件数が増加傾向にある中、 高齢化で地域や家族が受け皿になれない介護難民が増えれば、 より救急医療への依存度が高まる可能性があります。 こうした中、県は患者が自分自身の症状に合った病院に入院するために、 「急性期や回復期、慢性期の病院が連携を強化することが大切だ」 と指摘しています。 高齢化が進む中、今後できるだけ救急搬送患者を減らす取り組みとして、 行政の生活支援や在宅介護、老人ホームなど 各機能を持った施設も一体でサービスを提供する 地域包括ケアシステムの構築が鍵を握りそうです。
Thu, 16 Jun 2016 16:16:00 +0900
沖縄、健康寿命全国ワースト
2016年6月15日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 平均寿命のうち、介護を受けたり寝たきりになったりせず 健康に日常生活を送ることができる期間を示す 「健康寿命」が占める割合は、全国47都道府県で 沖縄は男性90・4%で47位、 女性は83・7%で46位と、 全国最低レベルであることが分かりました。 栗盛須(くりもりす)雅子(がこ)聖徳大学看護学部教授が 2010年からの5年間について調べたもので、 男性1位は茨城の93%、女性は静岡の87・1%でした。 調査結果から、県内の高齢者の実情は 介護を必要とするような状態が多く、寿命そのものだけでなく、 寿命を全うするまでの生活の質も危機的状況であることが浮き彫りになり、 今後は、沖縄の高齢者の生活実態をより的確に把握し、 健康長寿に向けた施策に反映させる必要あります。 寿命を延ばすという発想だけでなく、 いかに健康を保つかという観点からの取り組みも問われることになります。 栗盛氏は 「沖縄は65歳の平均寿命は男性2位、女性1位だが、 長生きしても障がいを持つ期間も長い。 質を見ると、高齢者の健康は深刻な状態だ」と指摘し、 「茨城県の男性は平均寿命は短いものの、生きている間は元気だ。 一方、沖縄の女性は平均寿命は長いが、 生きている間、障がいを持つ期間も長い」と話しました。
Thu, 16 Jun 2016 12:04:00 +0900
ぷらぷら てんぷら~♪ 奥武島名物・天ぷらが歌に。
2016年6月14日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南城市玉城字志堅原に住むミュージシャン、 Coo(くー)さんがこのほど、 奥武島の名物・天ぷらを題材にした「てんぷらぷらぷら」など オリジナルの4曲を収めたCD 「オキナワ わたしの島」を発売しました。 南城市立玉城小学校、百名小学校の児童8人も コーラスで参加し、奥武島の天ぷらをにぎやかに歌います。 Cooさんは、 「子どもたちに聞いてほしい。音楽を通して 『君にもできる』と自信を持つことを伝えたい」 と力を込めます。 Cooさんは、地元の栃木県宇都宮市で 栃木民謡のバンド活動や音楽制作に携わっていました。 約20年前に沖縄を訪れてからはすっかり“沖縄病”に。 「沖縄の音楽や言葉、植物や動物など、 あらゆるものが関東とは違い、カルチャーショックを受けた。 落ち着いてゆったりできる空気感がある」。 沖縄の中でも特に南城市に引かれ、2013年に移住しました。 南城市内各小学校で読み聞かせのボランティアを行っています。 読み聞かせの後には、ヒョウタンでできたウクレレ、 4本の糸を張った「マスクメロンの四線(よんしん)」など 「おもしろ楽器」を演奏したり歌を歌ったりも。 「子どもの要望にも即興で応えて演奏する。 子どもとの『対話』が楽しい」とにこやかに語ります。
Tue, 14 Jun 2016 10:36:00 +0900
渡嘉敷歯科診療所が今月から日曜、祝祭日以外は開業
方言ニュース 2016年6月13日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 これまで毎週土曜日と日曜日のみに 開業していた渡嘉敷歯科診療所が 今月1日から日曜、祝祭日以外は 完全開業しています。 新潟県出身で、 歯科医師の高野匠さん(57)歳が 妻とともに福島県から島に移住し、 歯科業務に当たっているもので、 住民はいつでも治療が受けられると 喜んでいます。 渡嘉敷村への歯科医の移住と 個人の完全開業は初めてです。 高野さんは滋賀、京都、福島で歯科医院を 開業していましたが、 暖かく海のきれいな地域で暮らして みたいと開業場所を探していたところ、 渡嘉敷村が医師を募集していることを知り、下見に訪れた際、条件もぴったり合い、 住宅も確保できたことから 移住を決めたということです。 診療所は渡嘉敷村が管理し、 診療機材、施設設備は全て村が 無償提供しているもので、 高野医師は 「タイミングよく希望がかなった。 自然に恵まれた島で、 地域の医療に貢献できたらうれしい。 住民と親しくお付き合いし、島に永住する。 趣味の釣りやダイビングにチャレンジ したい」と島生活を楽しみにしています。 松本村長は「住民も安心感がある。 家庭の経済的な負担軽減にもなり、 高野先生夫妻へ期待も大きく、 大歓迎だ」と感謝しました。
Mon, 13 Jun 2016 17:06:07 +0900
久米島産のハブ革を使った財布や名刺入れなどの革製品を発表
「久米島産のハブ革を使った財布や名刺入れなどの革製品を発表」 方言ニュース6月9日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南風原町の県産ハブの革製品などを製造・販売する会社がこのほど、 久米島産のハブ革を使った財布や名刺入れなどの革製品を発表しました。 ハブの皮は県外のヘビに比べ耐久性が弱く、 加工が難しいとされてきましたが、この会社は独自の技術で、 ハブ皮の「なめし」加工に成功し、2008年から 沖縄本島産のハブ革を使った革製品を製造・販売しており、 今回は経済産業省の地域資源活用事業を活用して、およそ1年かけて開発しました。 素材に使うハブ革は駆除されるハブを活用するもので、 1年間に久米島で駆除されるハブはおよそ2千匹から2500匹です。 久米島産ハブは沖縄本島産と違い、 皮の中央部分に模様が集中しているのが特徴で、 気品あふれる品に仕上がっており久米島町とともに、 島の新たなブランドとして「久米島産ハブ革製品」を売り込む考えです。 会社の代表は「民芸品としてではなく、嗜好品としてハブ革製品を位置付けたい」 と話し、久米島町の大田町長は 「ハブ皮の製品を持つと運気が上がる。わたしも名刺入れを持っている」 と太鼓判を押しました。 久米島産ハブ革製品はこの会社の工房兼店舗や久米島町のホテルで販売されており、 インターネットによる販売も予定しています。
Thu, 09 Jun 2016 13:20:00 +0900
全盲の歌手、大城友弥さんが久辺小でコンサート
2016年6月8日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 八重瀬町長毛出身で、全盲歌手の大城友弥さん(25歳)は このほど、名護市豊原の久辺小学校で「ふれあいコンサート」を開き、 児童らおよそ180人が、大城さんの優しい歌声に魅了されました。 大城さんは生まれつき目が見えませんが、 小学校5年生の時、坂本九さんの「上を向いて歩こう」を聴いて 歌手になろうと決意し、中学生でCDデビューしました。 コンサートでは、 大城さんが自分が歌手になりたいという夢を追ってきたことに触れながら、 「夢を言葉にして行動することが、夢を実現する一歩になる」と メッセージを贈り、自ら作曲した「ドリーム」を披露しました。 さらに大城さんは 「1人ではできなくても2人、3人と人が集まればできることがある。 私もみんなの支えがあって夢を実現できている」と話し、 「ひとりの小さな手」を歌いました。 コンサートでは、イベントなどで大城さんとステージに 立っている謝花美雪さんがコーラスで参加し、 2人で息の合った美しいハーモニーを響かせていました。
Thu, 09 Jun 2016 12:50:00 +0900
『沖縄観光の父』の像 那覇空港でお披露目
2016年6月7日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「沖縄観光の父」と呼ばれる 故・宮里定三氏のブロンズ像がこのほど完成し、 那覇空港の見学者デッキに設置されました。 宮里氏は1912年に羽地村、今の名護市真喜屋に生まれ、 1941年に県内最初のホテル「沖縄ホテル」を設立し、 総支配人に就任しました。 那覇市観光ホテル旅館組合初代組合長や、 県ホテル旅館環境衛生同業組合理事長、 県観光連盟会長を歴任し、 観光業界のトップとして、 観光客数が落ち込んだ時代には 自らキャラバン隊を率いて県外や海外に出向き、 観光客の誘致活動を積極的に行いました。 宮里定三顕彰事業実行委員会は ブロンズ像の設置に合わせて、記念誌千冊を発行しましたが、 照屋会長は「感無量だ。 今、沖縄の観光業は右肩上がりで伸びているが、 その礎を築いたのは定三さんだ。 ブロンズ像設置を機に沖縄観光をさらに飛躍させたい」 と話しました。 また、宮里氏の長男の宮里一郎氏は 「この日を迎えられたことを父も喜んでいると思う。 沖縄は今、着実に観光客数1千万人に近づいている。 一歩一歩進めば沖縄は世界に負けない観光地になる」 と話しました。
Tue, 07 Jun 2016 11:55:00 +0900
ハートライフでもおなじみ 大城友哉さんが久辺小学校でコンサート
方言ニュース 2016年6月6日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重瀬町長毛出身で、 全盲歌手の大城友弥さん(25)歳は このほど、 名護市豊原の久辺小学校で 「ふれあいコンサート」を開き、 児童らおよそ180人が、 大城さんの優しい歌声に魅了されました。 大城さんは生まれつき目が見えませんが、 小学校5年生の時、坂本九さんの 「上を向いて歩こう」を聴いて、 歌手になろうと決意し、 中学生でCDデビューしました。 コンサートでは、 大城さんが自分が歌手になりたいという 夢を追ってきたことに触れながら、 「夢を言葉にして行動することが、 夢を実現する一歩になる」と メッセージを贈り、 自ら作曲した「ドリーム」を披露しました。 さらに大城さんは 「1人ではできなくても2人、3人と 人が集まればできることがある。 私もみんなの支えがあって夢を 実現できている」と話し、 「ひとりの小さな手」を歌いました。 コンサートでは、 イベントなどで大城さんとステージに 立っている謝花美雪さんが コーラスで参加し、 2人で息の合った 美しいハーモニーを響かせていました。
Mon, 06 Jun 2016 17:28:04 +0900
石垣市が国内初の星空保護区認定を目指す
「石垣市が国内初の星空保護区認定を目指す」 方言ニュース6月2日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 星が見える夜空の美しさを守り観光振興につなげようと、 石垣市が国内初の「星空保護区」認定を目指しています。 アメリカの国際ダークスカイ協会が2001年に始めた制度で、 これまでに世界でおよそ60カ所が認定を受けていますが、 国内の認定地はなく、市は認定で「さらに石垣島の魅力が高まり観光誘客につながる」 と期待しています。認定には夜空の暗さや街灯の明るさ、 種類など一定の基準を満たすことが求められるほか、 市民への啓発活動など地域の理解や取り組みも審査対象となります。 石垣市は2段階の認定を計画し、まず国立公園の区域を対象にした 「ダークスカイ・パーク」の分野で「西表石垣国立公園」の範囲を 星空保護区として年度内に申請します。 協会によりますと、申請後およそ3ヵ月で結果が出るということで、 その後、市街地を含む自然体の保護区化で 「ダークスカイ・コミュニティー」分野の認定を展望しています。 申請に向け、審査する国際ダークスカイ協会の本部から責任者の ジョン・バレンタインプログラムマネジャーが視察のためこのほど来島し、 「石垣島は条件がいい。市民サポートの在り方にもよるが、認定の可能性は高い」 と評価しました。
Thu, 02 Jun 2016 16:43:00 +0900
与那原で戦中の運玉森を知る学習会開催
2016年6月1日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 沖縄戦で激戦地となった運玉森が アメリカ軍に陥落した5月21日を 「町民平和の日」と定めた与那原町で、 その日に町民に呼び掛けて第1回運玉森登頂平和学習会が開かれました。 中城湾に面した与那原は1941年に臨時要塞の建設が始まり、 重砲隊、野戦部隊、兵舎、慰安所などが設置され、 アメリカ軍による沖縄攻撃開始を起点に、 首里戦線最後の激戦地運玉森は浦添、西原、那覇の3方や 海上から総攻撃を受け、焼け野原となりました。 学習会では、アメリカ軍が百万ドルの山=コニカル・ヒルと命名した 標高158メートルの運玉森の頂上を目指して、 急な坂を、準備された綱と 周りに生えた木立をつかみながらゆっくりと登り、 与那原町全景、弁ケ岳、浦添、西原、豊見城、中城湾が 一望に広がる光景に参加者から「素晴らしい」と感嘆の声が広がりました。 そして、講師から、 アメリカ軍が運玉森を目指して進行した方向や日本軍の動き、 住民の避難壕での生活などが説明されました。 町内の母と娘、那覇市の男性は 「日米両軍が攻防を懸けて対戦し、 百万ドルの山と呼ばれた運玉森がどんな所か、ぜひ一度見たかった。 戦いの様子や犠牲になった住民の話などを聞いて大変よかった」と語りました。
Wed, 01 Jun 2016 13:28:00 +0900
沖縄市のアメリカンポリス人形 交通事故減少に貢献!?
2016年5月31日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市与儀にある交差点に、 年季の入った大型バイクにまたがり、 笑いながら交差点を見守る 「アメリカンポリス」がいます。 本物の人間かと思いきや、実は作り物で、 両脇に交通安全の旗を携え、 運転手に安全運転を呼び掛けています。 制作したのは、沖縄市の特殊造形を手掛ける会社で、 徳平社長自身をモデルに今年1月に設置されました。 同じ格好をして横に並ぶと、体格や表情までうり二つで、 赤黒くさび付いたバイク、 後部の入れ物からのぞくコーラとピザなど 細部にまでこだわりました。 国道329号から脇道に入ってすぐの会社前の交差点は 奥に県の教育施設などがあるため交通量が多く、 「優先道路が分からず、前は多いと週に3回から4回、 1日に2回事故が起きたこともあった」 ということで、 仕事は多忙ですが、遊び心は忘れず、 徳平社長は 「事故が減って何よりだ。ポリスのおかげで 名刺交換した時に会社を既に知られていることも増えた。 社員も楽しみながら創作している」 と、ポリスと同じ笑顔を見せ、 先代社長で、徳平社長の父親の國広さんは 「ポリスを見て、『なんだこれ』と感じ、 少し速度を緩めてくれたらいい。 実際に事故は減り、今は月に1回あるかないかだ」 と誇らしげに語りました。
Tue, 31 May 2016 19:11:00 +0900
重量挙げ 糸数陽一選手 五輪選出に家族も大喜び
方言ニュース 2016年5月30日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 リオオリンピック重量挙げで、 沖縄出身の糸数陽一さんが 日本代表入りしましたが、 南城市に住む母の幸子さんや祖父母、 きょうだいは、 家族からオリンピック選手が出るという 快挙に大喜びしています。 陽一さんは小中学校を久高島で過ごし、 中学校の教諭の勧めで重量挙げを 始めましたが、豊見城高校時代、幸子さんに 「オリンピック選手になる」と 宣言していたということで、 電話で報告を受けた幸子さんは 「努力すれば何でもかなうと 言っていたけど、本当にかなえてくれた」 と誇らしげに語りました。 また、祖父母の勝雄さんとツル子さんは 陽一さんを取り上げた新聞を切り抜き、 切り抜きのスクラップブックは大切に 仏壇にしまっているということで、 「大会のたびに見返しているよ」 と笑顔を見せました。 家族は県内大会には毎回駆け付けますが、 リオオリンピックはテレビ中継で 応援する予定で、幸子さんは 大会での息子の奮闘ぶりを見ると、 思わず握り拳をつくり 「『やーっ』て声が出ちゃう」と話し、 「中継があれば仕事休んでも見るよ。 試技6本しっかり決めれば、 メダルは狙える」と競技についても さすがの知識を持っており、 「しっかり頑張ってほしい」と息子の 活躍に期待しています。
Mon, 30 May 2016 16:39:57 +0900
浦添出身のリオオリンピック自転車競技代表の内間選手、活躍を誓う。
「浦添出身のリオオリンピック自転車競技代表の内間選手、活躍を誓う。」 方言ニュース5月26日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 リオデジャネイロオリンピックの自転車競技で、 男子ロードレースの日本代表に選ばれた 浦添市大平出身の内間康平選手がこのほど、 浦添市役所に松本市長を訪ね、 オリンピックでの活躍を誓いました。 県自転車競技連盟や地元大平自治会の関係者らと訪れた内間選手は 「オリンピック代表に選ばれ、うれしく思う。 大事なのは本番当日に良いパフォーマンスができること」 と述べました。 また、内間選手は個人ロードのレースだが、 複数の選手が出場する強豪各国はチームで仕掛けてくることを説明し、 同じく県出身で代表に選ばれた新城幸也選手を「アシストする立場になる」 と報告した上で、県出身2人で協力して良い結果を出したいと意欲を見せ、 「これを機会に自転車をもっと、いろいろな人に知ってもらいたい」 と、技の普及を願いました。 これに対し、松本市長は 「浦添から代表に選ばれたことは市民の大きな励みになる。 市を挙げて応援したい。けがのないよう調整してほしい」 と述べ、活躍を期待しました。
Thu, 26 May 2016 16:23:00 +0900
南城市の史跡などの切手が地域活性化に一役
2016年5月25日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球王国最高の聖地で世界遺産の斎場御嶽を中心に、 南城市内の史跡や伝統文化、 景観などが郵便切手となり、地域を元気づけています。 南城市、南風原、与那原、八重瀬の4市町が 地域貢献を目的に企画したもので、 切手10枚入り1シート千枚を先月に日本郵便から発行しました。 観光客でにぎわう斎場御嶽をはじめニライカナイ橋、 南城市イメージキャラクター「なんじぃ」2枚、 大城のトゥール旗頭、 古堅のミーミンメー、前川の玉泉洞鍾乳洞、糸数城跡、 佐敷遠景、津波古の棒術の10点が発行され、 1シート1300円で、島尻郵便局内10ヶ所と那覇中央郵便局、 それに、牧志郵便局で限定販売されています。 特に知念字久手堅の斎場御嶽入り口にある知念郵便局では 「沖縄でしか買えません」と大きな立て看板を表に掲げ観光客に呼びかけたところ、 先月からゴールデンウィークにかけてかなり売れたということで、 大嶺郵便局長は「400シート準備したが、 およそ半分が売れるほど評判が良かった」と笑顔で喜びを語りました。 また、大里字古堅出身の与那原郵便局の上原局長は、 出身地の伝統文化ミーミンメーが切手に取り上げられたことに 「村を知ってもらう良いチャンスで、村の誇り」と販売に力を入れています。
Thu, 26 May 2016 12:55:00 +0900
首里イラストガイドマップ発刊 10年かけ情報凝縮
2016年5月24日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 首里公民館のサークル「古都首里探訪会」が、 首里全域を徹底紹介するガイドブック 「王都首里見て歩き 御城と全19町ガイド&マップ」 を発刊しました。 首里城とそのお膝元にある19町の歴史的な名所や 隠れた史跡をイラストマップと共に紹介しており、 会員たちは 「これ一冊で首里の見どころが丸ごと分かる」 と胸を張って推薦しています。 公民館で2006年に開かれた講座が始まりで、 学びを続けたいと受講生がサークルを立ち上げ、 座学を行ったり町内を歩いて巡ったりして蓄積した成果を、 毎年、公民館の祭りで発表し、 その活動の集大成となりました。 全てのポイントに写真と解説文が付いているのに加えて、 豆知識をちりばめた「一口メモ」や「コラム」も掲載しており、 会員らが時間と労力をかけて集めた情報を凝縮し、 街歩きだけでなく学習教材にも格好の一冊となっています。 今年4月から会長に就いた松島弘明さんは 「首里だけでこんなに充実した一冊になるのかというインパクトがある」 と出来栄えに満足げで、 「変わりゆく首里だが王都の歴史がこの本に詰まっている」 とアピールしています。 A5判サイズ、1冊1620円で県内の書店で販売されています。
Tue, 24 May 2016 14:39:00 +0900
熊本で沖縄料理店営む新里さん 営業を再開
方言ニュース 2016年5月23日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球湯新報の記事から紹介します。 浦添市出身で、熊本市中央区で 「沖縄料理ぬちぐすい」を営む 新里博昭さん(55)歳は、 熊本地震でぐちゃぐちゃになった自慢の店を再開し、 復興への第一歩を踏み出しました。 先月14日の夜、大きな横揺れが店を襲い、 泡盛の酒瓶などが散乱し、 いったんは店を閉めました。 幸いけがはなかったものの、「こんな時に 酒を提供してもいいものか」 と営業再開について悩みましたが、 普段からよく顔を見せる県出身者の 常連客など多くの人から寄せられた 「開店して」「飲みに行くよ」との声に、背中を押され、 「開店することが復興につながる」と、 1週間後に営業を再開しました。 「あっという間でもあるし、まだ1カ月 しかたっていないのかと思うこともある」ということで、「まだ毎日揺れる。怖い」 と話し、整然と片付いた店内とは裏腹に、 完全に整理しきれていない不安や恐怖が ない交ぜになることもあります。 地震後、客の入りは2割から 3割減りましたが、 新里さんは「とにかく今できることをやるしかないさあね」 と自身に言い聞かせるように話し、 「おいしい沖縄料理はぬちぐすい。 お客さんに食べてもらって、 元気になってほしい」と カウンターに視線を向け、 優しくほほ笑みました。
Mon, 23 May 2016 18:38:00 +0900
糸満と奄美の小学生たちの交流会開催
2016年5月20日(金)放送分 今日の担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市の兼城小学校と奄美市の名瀬小学校修学旅行生との交流会が このほど、糸満青少年の家で開かれ、 「メンソーレ」「ウガミンショーラン」と、 子どもたちが地域の言葉であいさつを交わし、交流しました。 名瀬小学校の上村英樹教頭が 「従来のようにバスで観光地に行くだけでなく、 歴史を持った地でゆっくり地元の子らと交流する機会を持ちたい」と考え、 沖永良部小時代の教え子の那覇市に住む山城尚之さん(33)歳に相談し、 山城さんの紹介で糸満市観光協会と糸満青少年の家の協力で交流会が企画され、 名瀬小学校からは6年生72人が参加し、 兼城小学校のバスケ部員25人が歓迎しました。 兼城小学校の男子生徒は 「糸満は海人(うみんちゅ)の町と呼ばれ、今も旧暦文化が残っている。 ハーレーなど伝統行事が盛んでパッションフルーツも有名」 と糸満の魅力を紹介し、 名瀬小学校3人の男子生徒は 奄美の復帰運動の歴史などを説明して、 「奄美に来たら名瀬小に遊びに来てほしい」 と呼び掛けました。 また、児童らは奄美の伝統的な島唄「サンダマケマケ」と「六調」を 共に歌い踊り、風船と和紙で灯籠を作りました。 灯籠は年末の 「いとまんピースフルイルミネーション」で飾られる予定です。
Fri, 20 May 2016 17:38:00 +0900
地魚を使った干物の試食会が開かれる―うるま市―
「地魚を使った干物の試食会が開かれる―うるま市―」 方言ニュース5月19日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市はこのほど、うるま市内で水揚げされた地魚を使った 干物の試食会を石川漁業婦人直売店で開きました。 干物は市農水産業活性化アドバイザーの中澤さかなさんの発案で、 市が来年度中にオープン予定の農水産業振興戦略拠点施設で販売する 水産物の目玉商品にする目的で作成しました。 中澤さんは 「沖縄の魚は淡泊で水分が多く、干物に向いている。気候の問題で干物の文化が薄いが、 冷風乾燥機で作ることができる。沖縄のカラフルな魚の干物は県外でも売れるはずだ」 と自信を見せ、試食会ではタマンやガーラ、エーグヮーなどの比較的安価とされる 地魚のみそ漬けや塩干しなどが出されました。 干す時に使う清酒の代わりに泡盛を使ったり、 塩は地元の塩を使用したりと地域に特化した干物にする案もあるということで、 市社交飲食業組合の西銘百合子副会長は 「全部がおいしい。ビールが進むと思う。沖縄の魚はおいしいと思った。干物は保存もできるのがいい」と満足した表情を見せました。 石川漁業協同組合の古謝参事は 「設備や売り方の課題はあるが、今まで価値がなかった魚を 干物にすることで売れるようになると漁業者の利益になるのはうれしい」 と新たな特産物に期待を込めました。
Thu, 19 May 2016 15:53:00 +0900
琉球人埋葬地保存働きかけへ向け、県団体北京に出発
2016年5月18日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 中国の北京市で開発の危機にさらされている 琉球人埋葬地の参拝と保存を北京当局に訴えるための 北京琉球人墓墓参団の団員が去る14日、北京へ向け出発しました。 空港で開かれた出発式で、 元王氏門中会会長で墓参団の国場団長は 「墓を永久に保存したい。 それで中国と琉球が深くつながり、 ビジネスや文化、芸術、芸能の交流が深まれば、 沖縄の大きな財産になる」と墓参団の意義を強調しました。 また、副団長で北京琉球人墓復元・保全会の又吉会長は 県の担当者から、墓の適切な保護を求める浦崎副知事と 平敷教育長の連名の依頼文を預かっており、 「確実に渡して、今後墓を残していく作業を 大きく切り開くきっかけにしたい」と述べました。 県の依頼文は北京市長宛てで、 「事前の発掘調査などを実施し、 歴史上、学術上の価値が特に高い遺構などが発見された場合、 保存に向け適切な措置を講じていただけるようお願いする」と求めており、 保存会は翁長知事名で発出することも働きかけます。 一行は北京当局に墓の保全を要請するほか、 現地でシンポジウムも予定しています。
Thu, 19 May 2016 12:20:00 +0900
元海兵隊員 昔の写真で当時にタイムスリップ
2016年5月17日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1958年に13カ月間、 うるま市昆布のキャンプコートニーに滞在し、 現在、アメリカロサンゼルスに住む 元海兵隊員のディック・ブルースさん(77)歳が このほど、沖縄市山里のデイサービスライカムで 利用者と交流し、 県内滞在中に撮り続けた当時の生活風景や 子どもたちの写真を見詰めながら、 昔日を懐かしみました。 ブルースさんは、20歳の時に沖縄に派遣され、 滞在中におよそ500枚の写真を撮りました。 アメリカへ帰国した後の2012年5月に 53年ぶりに来県した際、 北中城村で写真展を開催し、 デイサービスライカムが施設内で展示を要望したのが縁で、 今回の来県が実現しました。 ブルースさんは滞在当時とは街の風景など 「何もかもが変わった」と話し、 「当時は、みんな知り合いで仲良くしていたが、 今はどうなのかな」と、人々との交流に思いをはせました。 また、ブルースさんは今回、昔の滞在時に、慈善の一環で 子どもたちへグローブやボールなど野球道具を配布した際、 1人だけ受け取れなかった子どもへ、 あらためてグローブを贈るのも目的で、 「贈呈の際の記念撮影で1人だけ笑えていない子がいた。 忘れられない。」と話しています。
Tue, 17 May 2016 17:53:00 +0900
第23回ふるさと歌自慢決勝大会 開催
方言ニュース 2016年5月16日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 第23回ふるさと歌自慢決勝大会が きのう、うるま市民芸術劇場・響ホールで 開催されました。 大会は、 琉球民謡協会の主催で開かれたもので、 前身のナークニー大会を合わせると、 29回を数える、歴史ある大会です。 今年は、世界中にある支部を合わせて、 およそ2000人余りの会員の中から 17人が決勝大会へ、 エントリーしました。 南風原町から来た観客は 「娘が出場したので、応援に来た。 緊張して、 普段より声が出ていなかった。 私のほうが、ドキドキした」 と話し、 優勝した西原町の城間雄吾さん (27)歳は、「何度もチャレンジし、 やっと優勝できてうれしい」 と語りました。 また、3位に輝いた、 富山県在住の徳市直之さん(44)歳は 「2回目の挑戦。大好きな沖縄民謡で、 慰められたように、 私も歌っていきたい」 と話しました。 琉球民謡協会の上原政雄会長は 「毎年レベルも上がり、 本土からの出場者も増えて喜ばしい」 と述べました。 大会の模様はラジオ沖縄では、 今月29日午後7時から、 沖縄テレビでは、26日午後3時55分から 放送されます。
Mon, 16 May 2016 17:18:46 +0900
先月28日から、県水難事故防止運動期間開始。8月31日まで
「先月28日から、県水難事故防止運動期間開始。8月31日まで」 方言ニュース5月12日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 本格的な海水浴シーズンを前に、那覇地区水難事故防止運動開始式が、 先月28日、那覇市の三重城港で開かれ、那覇署や那覇市消防局、 マリンレジャー業者らが参加し、事故防止の知識を学びました。 県警は先月28日から8月31日までを県水難事故防止運動期間と定めており、 那覇署の當山達也署長は 「家庭や地域、学校、職場で水難事故防止の意識を高めてほしい」と呼び掛けました。 水難事故防止運動開始式では、 実際に水難事故が発生した場合の救助方法も実演され、 空のペットボトルを投げ込むだけでも 浮力が得られて助かる可能性が高まることを、消防士や警察官が説明し、 「自分も海に飛び込んで救助するのは最終手段。道具を使った方がはるかに安全だ。」 と説明しました。
Thu, 12 May 2016 14:53:00 +0900
浦添署で署員らがハブ講習会
2016年5月11日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 ハブにかまれる人が多くなる季節を前に、 浦添署でこのほど、署員を対象にしたハブ対策の講習会が開かれ、 県衛生環境研究所の寺田考紀主任研究員を講師に 危険な種類の見分け方を学んだほか、 毒のないアカマタを使って捕獲の実践を訓練しました。 寺田研究員は、ハブ、サキシマハブ、 ヒメハブ、タイワンハブをそれぞれ写真で紹介しながら 「頭が三角形のものがハブとよく言われるが、 紛らわしいものもいる。背中の色と模様も見てほしい」と、 毒の有無をしっかり見極めて対応するよう促しました。 また、体長のおよそ半分が跳んで攻撃できる距離であることを説明し 「間合いを取ることが大事」と強調しました。 さらに、かまれた場合は助けを呼び、 急性アレルギー症状が出ることもあることから、 車の運転など1人で行動しないことが大切と説明しました。 署員らは実際のハブを見た後、毒のないヘビで捕獲を練習し、 専用道具を使い、動きを制御しやすい、 頭から体長の3分の1程度の部位を挟んで捕まえることを体験しました。 浦添署地域課の崎浜課長は 「ハブの捕獲は昼間は役所に連絡し、 夜間など緊急の場合は警察に連絡してほしい」と呼び掛けました。
Thu, 12 May 2016 12:25:00 +0900
県出身俳優西銘さん 病気と闘う男児と心の交流
2016年5月10日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市出身で、 「仮面ライダーゴースト」に出演し、 俳優として活躍している西銘駿さんが、 先天性の病気と闘う3歳の男児に 激励のメッセージを送ったことをきっかけに、 2人の心温まる交流が続いています。 西銘さんからメッセージを受け取ったのは、 東京都の矢野秀虎ちゃんで、骨髄の異常で 体中に酸素を送る赤血球が作れないことから、 定期的に輸血を受けなければなりませんが、 どんな困難にも果敢に立ち向かう姿に、 自身を重ねパワーをもらい、 「苦手な薬や痛い注射の前に、必ず お気に入りのゴースト変身べルトとマントを装着する」 ということです。 母親の菜津美さんは 秀虎ちゃんが骨髄移植を終え 無菌室から出られることになった今年2月、 あまりのうれしさにツイッターで、 「ベッドの上に横になるだけの日々の息子に、 ゴーストは本当に力を与えてくれました。 ありがとう仮面ライダーゴースト!」とつぶやき、 これを目にした西銘さんは秀虎ちゃんを 激励するためビデオメッセージを送りました。 思いがけないエールに菜津美さんは 「西銘さんは本物のヒーローだと思った。 彼の温かいメッセージが私たち家族の力になっている」 と、家族みんなで病気に打ち勝つことを誓っています。
Tue, 10 May 2016 15:57:00 +0900
夢は紅白出場 伊江島にルーツ 全盲の歌手 木幡直希さん
方言ニュース 2016年5月9日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 演歌の道で生きていくという思いを 自作の詩にしたためたデビュー曲 「俺の始発駅」を歌う全盲の演歌歌手、 木幡直希さん(23)歳が、 このほど、祖母の八重子さんの故郷の 伊江島を訪れ、 去年12月にメジャーデビューしたことを 報告し、熱唱しました。 愛知県名古屋市出身の木幡さんは 生まれた時の体重がわずか750グラムで、 未熟児網膜症を発症しました。 5歳から祖父母の下で成長し、 母親代わりの八重子さんは一番の理解者で、 盲学校へ通う往復およそ2時間の道のり、八重子さんが運転する車中では 演歌が流れていました。 木幡さんは「祖母が好きな演歌を 毎日聞いているうちに演歌が 大好きになった」と話します。 そして、高校生のある日、 「みんなが喜ぶことをしたい」と 八重子さんに打ち明け、 2人で老人ホームなどを慰問する ボランティア活動を始める傍ら、 思いを詩に託していました。 孫の木幡さんの歌が完成すると、 八重子さんは伊江島の姉の 内間シゲ子さんの元へCDを送り、 「涙が出てくる」などの反響が大きく、 デビューにつながったということです。 木幡さんは「出発は伊江島。沖縄が発祥。 皆さんのおかげです。夢は大きく紅白出場。 これからも応援をよろしくお願いします」 と話していました。
Mon, 09 May 2016 14:43:42 +0900
前“牛”未踏、伝説の名牛『初代ゆかり号』の功績を称える
方言ニュース5月5日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 前“牛”未踏の41連勝を記録し、6年間不敗を守り続けた 伝説の名牛「初代ゆかり号」の功績をたたえ、 うるま市石川の石川多目的ドームに、石碑が完成し、 このほど、牛主や闘牛組合連合会の関係者らが集まり、完成除幕式が開かれました。 初代ゆかり号は、鹿児島県徳之島で生まれ、 木材運搬の労役牛として働き、沖縄の家畜市場に出荷され、 1961年のデビュー戦を白星で飾ると、めきめきと頭角を現しました。 翌年に黒星を喫しましたが、その後6年間は41連勝という 驚異的な記録を叩き出し、いまだその記録は破られていません。 初代ゆかり号の人気は、 施設や子どもの名前に「ゆかり」と名付ける人が続出するほど、 社会現象を巻き起こしたということで、 初代ゆかり号の牛主だった故・喜友名良人さんの息子で、 自身も闘牛に取り組み、石碑を寄贈した喜友名政光さん(71)は 「天性の体力と闘牛センスがあった。名牛中の名牛で、牛主は皆『初代ゆかり号のような牛に出会いたい』と目標を掲げて頑張っている」と功績をたたえ、 「初代ゆかり号のデビュー戦は石川だった。闘牛の里うるま市にこうして石碑が置かれ、大変嬉しく思う」と喜びを語りました。
Thu, 05 May 2016 13:45:00 +0900
廃鶏を使ったソウルフードでPR 国頭村
2016年5月3日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国頭村が「ソウルフード」として売り出すハイケイ=廃鶏を 上手に焼くことのできる人材をハイケイマイスターに認定し、 村外にハイケイを広めて 国頭村への誘客を図る試みを行っています。 ハイケイは卵を産み終わった鶏のことで、 肉が固くなるためスープのだしに使われることが多い ということですが、国頭村ではスープにせずに 肉をぶつ切りにして、炭火焼きで食べる習慣があり、 ハイケイマイスター協会の前田事務局長は 「肉は固くても骨から味が出る。 かめばかむほど肉汁と味が出てくるので、冷めてもおいしい」 と、誇らしげに語ります。 昔から地域で食べられてきたハイケイを 国頭村のソウルフードとして広めようと、 現在、村内の7人がマイスターに認定されており、 今後は20代など若手も積極的に認定し、 村全体でハイケイを売り出していく考えです。 ハイケイを初めて食べたという うるま市の(34)歳の男性は 「少し固いけど、好きな味だった。 国頭村のソウルフードとは知らなかった」 と話しました。 マイスターは今年度、毎月 国頭村内のイベントでハイケイを振る舞う予定で、 やんばるで育まれた村民の食文化は、 国頭村の新たな観光資源になるかもしれません。
Tue, 03 May 2016 09:01:00 +0900
分区60年を記念した「東区60年のあゆみ」発刊
方言ニュース 2016年5月2日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 本部町東区が分区60年を記念した 字誌「東区60年のあゆみ」をこのほど、 発刊しました。 戦後の混乱から復興と共にあった 東区の歴史を写真やイラストで 紹介しています。 編さん委員の根路銘国文さん(79)歳は 「東区の歴史は町の復興の歴史と重なる」 と思いを込めました。 東区は1946年2月に 渡久地区から分区し、 現在の町役場敷地である本部国民学校の敷地を中心に発展しました。 編さん委員の田中英治さん(80)歳は 「当時の東区は合衆国だった。 南洋からの引き揚げ者や 一時的に住んでいた人たちが みんな協力して住んでいた。 助け合いの心がある」と振り返ります。 また、おはじきやお手玉など、 昔の遊びなどは編さん委員の 玉城米夫さん(84)歳がイラストで示し、 「生活の移り変わりを今の子どもたちに 知ってほしい」と思いを語りました。 字誌は編さん委員会発足から10年越しの完成となりましたが、 根路銘国貞区長は 「東区はほかの区と比べて まだ生まれたばかりの区。 若い人や子どもたちにも東区の歴史を知ってもらえれば」と 次世代への継承に期待していました。
Mon, 02 May 2016 14:45:00 +0900
DVD作品『戦前集落イメージムービー』の完成お披露目会
「DVD作品『戦前集落イメージムービー』の完成お披露目会」 方言ニュース4月28日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宜野湾市の字宜野湾郷友会はこのほど、宜野湾区公民館で郷友会が作成したDVD 「戦前集落イメージムービー」の完成お披露目会を開きました。 アメリカ軍普天間飛行場は「何もないところにできた」と字宜野湾戦前集落の存在を否定する発言などに対し、集落の存在を証明することなどが目的です。 戦前の家屋や文化を立体映像で紹介することで、集落の歴史や文化を次世代に継承する狙いもあり、DVDは会員や市内の公共機関に配布する予定です。 DVD郷友会が聞き取りなどを通して収集した情報を基にして作成したもので、現在の地図と1945年にアメリカ軍が撮影した航空写真と重ね、集落の位置が現在の普天間基地内にあることが分かります。 また、DVDの冒頭で字宜野湾の歴史や県内最大級の馬場があり、中部地区の農産物や海産物が集まる市場であることを紹介しており、立体映像では集落内の文化財や屋号が振られた住宅を確認することができます。 郷友会の宮城会長は「現在の普天間飛行場があることころに私たちの古里があったことを証明する映像だ。学生にも『何もなかった』と信じている人がいるが、そうでないことを知ってほしい」と語りました。
Thu, 28 Apr 2016 13:24:00 +0900
浦添署・崎原署長 音楽で交通事故防止を
2016年4月26日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 事件事故の防止や被害者支援への訴えを 自作の曲に乗せて発信する歌う署長が この春、浦添署に赴任しました。 崎原永克さん(55)歳で、 「言葉ではなかなか伝わらないことが、 音楽に乗せるとすっと心に入っていく」 と話しており、 今後も歌でメッセージを届けていく考えです。 崎原さんは、中学からギターをやっていましたが、 事件事故の防止に向けて初めて曲を作ったのは 「全てに衝撃を受けた」という22歳の警察学校時代で、 死亡事故の現場で花を供える女性を目にし、 飲酒運転根絶を訴える 「ガードレールに花添えて」を作りました。 県警広報相談課の初代・被害者支援室長となった時は、 多くの被害者に接し、遺族について曲にした 「ひとりで悲しまないで」をチャリティーコンサートで歌いました。 「ひとりで悩まないでひとりで苦しまないで」 「そっと手を差しのべてあげるから」などの詞に、 遺族の苦しみや「社会全体で被害者を支える」 とのメッセージを込めました。 女性の安全を守るための歌は、これを基にポスターが作られ、 他府県からも利用の希望があるということです。 「音楽で伝えると反応が全然違う」と 話す崎原署長は 「浦添に関する歌も作りたい」と意気込んでいます。
Tue, 26 Apr 2016 11:02:00 +0900
浦添市宮城 花が美しく彩る沿道を住民が手入れ
方言ニュース 2016年4月25日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 花でいっぱいの通りにしたいと、 浦添市宮城で自治会を挙げた取り組みが 行われており、 区を走る「宮城大通り」の沿道や ミニ公園「ポケットパーク」は 今月下旬のいま、住民が手入れした 花が多く咲き、通りを美しく彩っています。 自治会長らが中心となり、 婦人会や老人会などと協力して苗を植え、 世話をしてきたもので、 大通り沿いにあるポケットパークには 「てだこ(太陽の子)」の街にちなみ、 太陽の光をイメージして 花壇を配置しました。 また、うちなーぐちで「ナーグスク」と読む 宮城にちなみ、 七つの光が差しているように ブロックを置きました。 苗は市から提供されたものだけでなく、 住民が持ってくるものも多く、 新入学児童の親子が記念撮影したり、 お年寄りが散歩したりする姿がよく見られ、地域の憩いの場になっています。 花を植えるようになって、 虫やカエルもすみ着くようになり、 鳥も多く来るようになったということで、 児童生徒も参加した清掃活動も計画し、 「青少年の健全育成にも 役立てたい」としています。 知名会長は「子どもたちにとって 良い環境にしたい」と始めた取り組みに、 さらに力を入れてきたということで、 「通りいっぱいに花を咲かせていきたい」 と話しています。
Mon, 25 Apr 2016 16:04:17 +0900
那覇市、資源ごみ持ち去りに対して県内初となる行政処分
「那覇市、資源ごみ持ち去りに対して県内初となる行政処分」 方言ニュース4月21日(木)放送分。 今日の担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年10月、資源ごみ持ち去り者に対し、県内初となる過料1万円の行政処分を行った那覇市は、ことし3月までに4件の過料処分を行いました。 昨年度の合わせて5件のうち4件は2人が2度の処分を受けたもので、実際の処分対象者は3人です。 市は指定業者以外の古紙やアルミ缶などの資源ごみ持ち去りを 「市廃棄物の減量化の推進および適正処理に関する条例」で禁止しており、違反者に口頭指導、勧告書交付、命令書交付を3段階で行い、それでも違反行為が確認されれば、罰金を科します。 市によりますと、過料処分を本格化させた去年9月から今年3月までの行政指導や行政処分は勧告が11件、命令が5件、過料5件で、過料処分に至ったのは車両を使い、古紙を持ち去ったものでした。 また、2度の過料処分を受けた違反者の1人は今月、さらに3度目の処分を受ける予定です。 さらに、昨年度の目撃情報を含む指導は513件で、対象者は292人、指導対象の主な資源ごみは、古紙などの紙類が198人、缶類が90人、古布が4人でした。 違反者の中にはレンタカーを使用したり、情報交換を行ったりするものもおり、組織化、悪質化が見られるということで、担当者は「罰金を上げるなどの対応を検討する必要がある」と話しています。
Thu, 21 Apr 2016 13:21:00 +0900
県産モズク、エルニーニョや寒波の影響で不足の見通し
2016年4月20日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 2016年の県産モズクが不作の様相を示しています。 主要漁協によりますと、 去年12月ごろの海水温が エルニーニョ現象の影響などから 平年に比べて1度から2度高めに推移したことや、 1月から2月にかけての寒波など天候不順が相次ぎ、 生育に大きく響いたとみられます。 最盛期を迎えるモズク収穫は6月ごろまで続くため、 今期の収穫量はまとまっていませんが、 目標生産量の1万9千トンを割り込むとの見込みが強く、 全県的に不作だった「去年の8割程度になる」との観測も出てきました。 知念漁協では、 今期の4月末時点のモズク収穫量は900トン程度にとどまる見通しです。 同じく不作だった去年の同じ時期は1200トン、 比較的豊作だったおととしには2000トン程度の収穫がありました。 漁協は今期、2700トン以上の注文がありましたが、 千トン以上不足する見通しです。 モズク養殖を営む(61歳)の男性は 「例年、最盛期の今ごろは午前と午後の2回収穫に行くが、 モズクが少ないから1回で終わった。 単価は上がっているが、収入への影響は避けられない。 天気が回復するのを願うしかない」 と肩を落としました。
Thu, 21 Apr 2016 13:18:00 +0900
認可保育園 県内でも新規開設断念するケース相次ぐ
2016年4月19日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 認可保育園の新規開設を巡り、 近隣住民からの苦情で断念するケースが 全国で問題となっていることについて、 県内の中部の自治体で、 設置場所の移転を余儀なくされるケースが去年4月以降、 2例あったことがこのほど分かりました。 県によりますと、1つの保育園は、近隣住民から 「子どもの声でうるさくなる」と懸念の声が上がり、 事業者側から説明を受けた地域に住む女性は、 「規模の大きさを聞いて驚いた。 保育園の規模と土地の大きさ、 周りの住宅との距離に問題があると感じた」 と話しました。 この保育園は現在、別の候補地を探し 来年4月の開設を目指しています。 もう1つの保育園は園に面する道が通学路で、 袋小路になっており、 園児の送迎による渋滞や安全に対する不安の声が 住民から上がり、 場所を数百メートル移動し、今年4月に開園しました。 自治会関係者は 「移転は、子どもの声がうるさいという理由ではない。 ただ保育園などの施設が建つことで住民の生活環境が 大きく変わるのは事実だ」 と話しました。 県私立保育園連盟の玉城会長は 「保育園が善で反対住民が悪という単純な話ではない。 難しい問題で、理解し合えるよう話し合うことが必要だ」 と話しました。
Tue, 19 Apr 2016 15:26:00 +0900
「どうか力を」 熊本から参加の磯見さん トライアスロン完走
方言ニュース 2016年4月18日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 きのう行われた 全日本トライアスロン宮古島大会に、 強い地震の被害にあった熊本県から出場し、 完走を果たした磯見洋一さん(30)歳は 大好きな宮古島の地でゴールした後、 少し涙ぐみながら熊本で待つ家族や 仲間への感謝の言葉を何度も口にしました。 磯見さんは地震の被害の実態に言葉を失い、 出場辞退が脳裏をよぎりましたが、 「行ってくるんだ」という仲間の言葉が もがき苦しむ磯見さんを救いました。 宮古入りしてからも気が気ではなく、 「宮古島で何をやっているんだ」 という声なき声にも襲われ、 いつものように高ぶる気持ちは まったくなく、 磯見さんは、ぐちゃぐちゃの心のままスタートラインに立ちました。 レース中も、 熊本が頭から離れなかったものの、 自分にできることは 走ることしかないとの思いから、 一度も歩かず、「あきらめるなんて 絶対できない」と自分を奮い立たせました。 磯見さんは完走すると、 胸の中の気持ちが一気にあふれ出し、 家族、親類、友人の無事を願う言葉が とめどなく流れ出て、 人目もはばからず泣きました。 磯見さんは「いいことは必ずあると思う。 だからあきらめずに頑張ってほしい。 県外の皆さん、どうか熊本に力を 貸してほしい」と話しました。
Mon, 18 Apr 2016 13:39:00 +0900
遺骨収集ボランティア60年 国吉さん惜しまれながら引退
2016年4月12日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内に残る旧日本軍の陣地壕を中心に ボランティアで遺骨や遺留品を収集していた 那覇市の国吉勇さん(77)歳が、先月、 体力の低下を理由に活動から引退しました。 国吉さんはおよそ60年間活動し、 拾い上げた遺骨はおよそ3800柱、 遺留品は10万点以上に上ります。 国吉さんが遺骨収集に尽力した背景にあるのは、 幼少期の体験で、6歳で沖縄戦を体験し、 祖母、母、兄、弟、めいの5人を亡くしました。 小学生のころには、探検ごっこで入った城岳のガマでつまずき、 足元を見るとミイラがありました。 それらの経験が忘れられず、 高校生の時に同級生5、6人で遺骨収集を始めたということです。 国吉さんが長年の収集活動で心に残っているのは、 遺骨や遺留品を遺族に返せた時だということで、 「本土から飛んできてくれた。喜んでいる顔が忘れられない」 と話しますが、 名字だけが記され、遺族に返せないままの万年筆や水筒なども多く、 引き取ってくれる公的機関を探しています。 また、国吉さんは身元が判明した遺骨や遺留品を 遺族へ返す活動もしており、収集の現場から離れることに 「思い残すことはない」と語り、 今後は次世代に経験を伝えていく考えです。
Tue, 12 Apr 2016 10:16:00 +0900
平安座島で旧3月3日の伝統行事
方言ニュース 2016年4月11日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 旧暦3月3日に当たるおとといから きょうまでの3日間、 豊漁や海の安全などを祈願する行事 「サングヮチャー」が、 うるま市与那城の 平安座島で行われています。 このうち、 中日(ナカヌヒー)となったきのうは、 海の安全と豊漁、島民の健康を祈願する 行事「トゥダヌイユー」と 「ナンザモーイ(ナンザ拝み)」が 行われました。 島の神聖な広場「ちょうの浜」で 神人らがタマン、和名・ハマフエフキを ノロにささげる歌を歌い、 女性が銛(もり)でタマンを突き刺しました。 そして、 女性が銛で突いた「トゥダヌイユ」を 担いで踊ると、 現場に集まった住民や見物人らが一斉に カメラのシャッターを押しました。 また、「ナンザモーイ」では、「大漁豊祝」の 旗頭を先頭に、島の中学生らが 手作りのタマンのみこしを担ぎ、 沖合およそ700メートル先の 岩の島ナンザまで行進し、 平安座自治会の松田会長らが浜に上がり、ニライカナイの方向に 大漁などを祈願しました。
Mon, 11 Apr 2016 12:14:00 +0900
沖縄平和祈念堂で行われる『弥勒世のお願い』の紹介
方言ニュース 4月7日 放送分 『沖縄平和祈念堂で行われる『弥勒世のお願い』の紹介』 今日は、今月9日土曜日、 午後2時から沖縄平和祈念堂で行われる 第9回清明祭の私が沖縄口に訳した 『弥勒世のお願い』を紹介いたします。 ここ摩文仁では、今から71年前、 沖縄戦最後の激しい戦闘が行われ、 多くの尊い生命が奪われました。 しかし、平和な世の中を作るために、 この一帯にある自然の洞窟(ガマ)は 8万人の住民の命を守ったところでも あったのです。 我々は、 ここを聖なる空間として平和記念公園にし、 平和祈念資料館、平和の礎、 そして、平和祈念堂を建立しました。 沖縄戦で亡くなられ、 平和の礎に刻銘された沖縄・本土・ アメリカ・大韓民国・イギリス・ 朝鮮民主主義人民共和国・台湾の 24万1336人の方々に申し上げます。 私たち一人一人には、 それぞれ長所も短所もありますが、 どうか、持分(人としてこの世に生まれた使命)、 職分(職場での果たすべき役割)を一人ひとりにお与えください。 平和を築くための持分・職分はキチンと 果たさせますので、 あなた方の子や孫、そして、世界の全ての人々をお見守りください。 なお、当日は入場料450円ですので、 お誘い合わせの上ご参加ください。
Thu, 07 Apr 2016 15:46:00 +0900
沖縄市に女性消防団長就任
2016年4月6日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 沖縄市は今月1日、市消防団の新たな団長に 久高清美分団長(58歳)を任命しました。 県消防協会によりますと、 女性の団長就任は県内30消防団で初めてです。 久高さんは消防団での活動は20年目で、 既に自立した4人の子どもが学生で、 生活に困窮していた時期に地域の人に 金銭支援などで助けてもらったことがきっかけとなり、 地域への恩返しの気持ちで入団しました。 1日付で女性のみで構成する分団を新たに設置するなど、 既に独自性を発揮しており、今後は 「子どもへの防災教育に力を入れたり、 市民が防災法を実践できる場を増やしたりしたい」と 意気込んでいます。 また、現在団員50人のうち女性は7人ですが、 3年計画で団員を72人に増やし、 そのうち女性を20人にする考えです。 沖縄市役所で桑江市長から辞令を受けた久高さんは 「昨日は緊張で眠れなかった」と繊細さを見せながらも、 「女性ならではのきめ細やかさを生かし、 子どもからお年寄りまで防災意識を高めていきたい」と力強く語りました。 桑江市長は 「これまでの活動も耳にしており、 久高さんなら重責をこなしていける」 と激励しました。
Thu, 07 Apr 2016 15:19:00 +0900
第9回清明祭 おしらせ
2016年4月5日(火)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市摩文仁、平和記念公園の平和の礎に刻銘されている 24万1336人の方々の追悼の為、 第9回清明祭が今月9日土曜日、 午後2時から3時まで 沖縄平和祈念堂で行われます。 当日は「平和を築くための持分、 職分はキチンと果たさせますので、 あなた方の子や孫、 そして、世界の全ての人々をお守りください」 との「弥勒世のお願い」、 県知事、県議会議長の琉球てまり奉納のあと、 浦添少年少女合唱団の奉納が行われます。 その日は参加者全員に折鶴を配り、 沖縄戦で亡くなられた方々のご冥福を お祈りして頂きます。 今年は、戦後71年の節目の年です。 どうぞ、 第9回平和の礎刻銘者追悼清明祭に お誘い合わせの上ご参加ください。 なお、当日は入場料金450円です。
Tue, 05 Apr 2016 11:25:00 +0900
白玉之塔前で平和への想いはせ 「命どぅ宝」
方言ニュース 2016年4月4日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦中、渡嘉敷島で「集団自決」で 住民330人が犠牲になってから 71年の先月28日、 渡嘉敷村主催の慰霊祭が「白玉之塔」で 開かれ、宜野湾市から訪れた遺族の 宮城千恵さん(57)歳が、 自身が作詩した鎮魂歌「命どぅ宝」を 母親と親族3人と共に歌い、 み霊を慰めました。 宮城さんは大学時代に研修で渡嘉敷村を訪れる際、 母親から「島に行ったら 祖父母のみ霊が祭られている白玉之塔で 手を合わせなさい」と初めて言われ、 祖父母の2人の氏名が刻まれているのを 見て心に深い衝撃を受けました。 「おじいちゃんに会いたい!」とつい叫び、 その時の思いを詞にしたということで、 「つきぬける青い空 はじける白い雲 深い緑に透き通った青い海 平和な平和なこの島で 起こった悲しい出来事 何故何故亡くなったの おじいちゃんおばあちゃん 私はそのぬくもり知らない 白玉之塔に刻まれた 名前を指でなぞるだけ 美しい島は語る 命どぅ宝」 とつづりました。 宮城さんは2002年に曲にし、 2012年に35年ぶりに開かれた 慰霊祭で歌って以降、 慰霊祭に4年連続で家族や親族と参列し、 式典で「命どぅ宝」を 一緒に歌い続けています。
Mon, 04 Apr 2016 11:31:00 +0900
ダイビング楽しむ外国人観光客増加
ダイビングショップ県内大手のシーサーが 受け入れている外国人観光客数が急増しています。 去年は2012年に比べて15・1倍の 1万1871人を受け入れたということで、 沖縄でのマリン体験を楽しむ観光スタイルが 外国人観光客の間にも浸透しています。 シーサーが去年受け入れた外国人客は、 香港が4577人と最も多く、 以下、中国、韓国、台湾と続き、 欧米からのダイビング客も1118人に上ります。 国内客を含めた全体の利用客に占める外国人客の割合は、 2012年は2・0%だったのが、 去年は20・7%にまで拡大しました。 年間の売り上げも、 去年の外国人客部門はおよそ1億600万円に上り、 この3年でおよそ10倍に膨らんでいます。 こうした状況への対応もあり、 シーサーでは従業員96人のうち、 外国人スタッフを8人採用しており、 出身地もマレーシアや台湾、香港、 中国、フィリピン、オーストラリアとさまざまで、 今後は、外国人社員の比率を 全社員の3割まで増やしていくということです。 シーサーでは、 「今後も外国人スタッフをはじめ、 多様な人材が活躍で霧環境の整備を推進する。 外国人観光客が安全・安心に沖縄の海を楽しめるよう、 受け入れ態勢を強化していきたい」としています。
Wed, 30 Mar 2016 15:00:00 +0900
渡嘉敷村慰霊祭 100人が平和を祈願
2016年3月29日(火)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦当時、渡嘉敷村で「集団自決」が発生してから 71年がたったきのう、 村内の白玉之塔で村慰霊祭が開かれ、 参列した沖縄戦体験者や遺族らおよそ100人が 手を合わせ、平和を祈りました。 1945年3月27日、 アメリカ軍が渡嘉敷島に上陸し、 日本軍の召集で、 住民らは島北部の北山に避難しましたが、 行き場をなくした住民らは 手りゅう弾などで自死を図りました。 慰霊祭では、村立渡嘉敷小中学校の児童生徒らが、 平和のために人々の絆が結ばれるようにと 「結」の字をかたどった千羽鶴を塔に手向け、 松本村長は 「多くの尊い命を悲惨な形で失ったことは、 永遠に忘れることのできない深い悲しみだ」 と式辞を述べました。 当時、集団自決を生き延びたものの、 家族を失った新崎和枝さん(92)歳も、 防衛隊長だった父親が手りゅう弾を爆発させて 父親と弟、2人の妹が命を落としました。 倒れた父緒が新崎さんの肩に覆いかぶさった感触を 今でも覚えているということで、 「思い出したくもない記憶。今でも夜は寝られないほど」 と声を震わせながら語り、 「こんな寂しい思いを、子や孫にさせたくはない」 と目を潤ませながら話しました。
Tue, 29 Mar 2016 12:49:00 +0900
アメリカの番組 金武町で「チーイリチャー」取材
方言ニュース 2016年3月28日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 日本を含む世界72カ国で放送される アメリカ発の番組「ビザーレ・フーズ」が、 このほど、 金武町の久松食堂で沖縄の伝統料理 「チーイリチャー」を取材しました。 チーイリチャーは豚肉や野菜を豚の血で 炒め煮た料理で、 金武町は県内でもチーイリチャーの消費量が多く、 金武区と並里区を通る国道329号では、 およそ1・5キロの間に チーイリチャーを提供する店が 少なくとも5軒あります。 収録では、リポーターの アンドリュー・ジマーンさんが チーイリチャーを前に、 豚の血の煮込み料理であることや、 ニンニクの香りが効いていることを カメラを前に説明しました。 また、ジマーンさんは、沖縄には日本本土と違った食文化があること、 金武町にはアメリカ軍基地があり、 アメリカ人が多くいることにも触れ、 「動物の血を使った料理は世界中 どこにでもあるが、 沖縄のものは特別においしい」と スプーンを口に運ぶ手が 止まりませんでした。 番組では、他にも豆腐ようやイラブー(エラブウミヘビ)を 紹介するということですが、 店の店主は「チーイリチャーの知名度が上がって、多くの人に食べてもらえたら」 と話していました。
Mon, 28 Mar 2016 16:20:24 +0900
海底ケーブルによる本島から慶良間諸島への電力供給を開始する。
方言ニュース 3月24日 放送分 今日の担当は 上地和夫さんです。 海底ケーブルによる本島から慶良間諸島への電力供給を開始する。 琉球新報の記事から紹介します 沖縄電力はこのほど、沖縄本島と渡嘉敷島の間に敷設した 海底ケーブル=ケラマ線1号による本島から慶良間諸島への電力供給を開始しました。 海底ケーブルは長さ30・8キロで本島―伊是名間の23・69キロを上回っており、 沖縄電力の中で最も長くなっており、送電電圧22キロボルト級のケーブルとしては 国内でも最長となります。沖縄電力では去年5月に敷設ルートの調査を始め、 12月19日から23日に豊見城市与根から渡嘉敷島の海底に専用船で ケーブルを敷設しました。 そして、今月18日に与根変電所からの送電を開始し、電気は渡嘉敷島を経て座間味島や阿嘉島、慶留間島にも送られます。慶良間諸島ではこれまでディーゼル発電設備を備えた 渡嘉敷発電所で発電し、島々に供給していました。 しかし、石油を燃料とするディーゼル発電は石炭やLNG=液化天然ガスに比べて、 発電コストが高くつくことや災害時のバックアップの課題があることからケーブルを敷設して、本島系統と連携することで、コストや電力供給の安定化を図るということです。
Thu, 24 Mar 2016 13:17:00 +0900
子ども食堂 初の情報共有会開催
2016年3月22日(火)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 地域の子どもたちに食事を提供する「子ども食堂」が 一堂に集い、情報を交換する 「子どもスマイルプロジェクト みんなで作っておいしい輪!」が きのう、那覇市内で開かれました。 子どもの貧困問題の解消に向けたネットワークづくりなどを目的に 開かれたもので、 県内の子ども食堂関係者が一堂に会するのは初めてです。 イベントでは企業が提供した食材を使って3品の料理を調理し、 試食を兼ねた意見交換会が開かれました。 この中で、子ども食堂の運営に関して、 「寄付された食材や資金を管理するファンドのようなものがあればうれしい」 といった声が上がったほか、 「子ども食堂に行く子は貧困」といった目で見られないような工夫が必要」 といった意見がありました。 また、運営の課題としては 「支援が本当に必要な家庭は新聞も購読できないような困窮世帯が多い。 子ども食堂などの情報が必要なところに届いているのか疑問だ」 といった指摘もありました。 さらに、人出不足のため開所する日が限られる食堂では、 食材を使い切れずに余らせてしまうといった実態も報告されるなど、 参加者は幅広く意見交換し、交流を深めていました。
Tue, 22 Mar 2016 11:14:00 +0900
離島でも卒業式
方言ニュース 2016年3月21日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースからお伝えします。 3月は旅立ちの季節。 地元に高校の無い離島の中学卒業生のほとんどは、 進学などのために 親元やふるさとを離れます。 卒業式の風景にも、 別れを惜しみ、門出を祝福する それぞれの思いが色濃く表れます。 伊江中学校では第68回卒業式が このほどおこなわれ、 卒業生53人が家族に見守られながら 宮里校長先生から卒業証書を受け取りました。 仲間とともに歩んできた道や これから突き進む道に心を込めて 卒業式のテーマは「歩跡(みち)」。 卒業生を代表して友寄媛乃(ひめの)さん(15歳)が 「お父さんはいつも楽しい話で笑わせて、 お母さんはおいしいご飯を準備してくれてありがとう。 島を離れて暮らすのはさびしいけど、 これからも温かく見守ってください」 と涙をぬぐいながら気持ちを伝えました。 卒業生は4月から親元を離れて 離島ならではの「15の旅立ち」を迎え、 本島内での生活が始まります。
Mon, 21 Mar 2016 14:16:00 +0900
県産キクが彼岸用として全国へ出荷される
方言ニュース 3月17日 放送分 今日の担当は 上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します 県産キクが彼岸用として全国へ出荷される 彼岸用のキクが需要のピークを迎える中、JAおきなわは今月13日未明、 JAL=日本航空の臨時便で羽田空港に県産キクを輸送しました。 JALの臨時便2便や定期便、船舶などを活用し全国へキクを出荷します。 JAおきなわのこの彼岸の期間のキク類出荷計画は、前の年の同じ月に比べて、 14%減の12万3000ケースで、このうち、全体の96・1%を占める 11万8285ケースが今月20日までに関東を中心に全国市場へ出荷されます。 今期は天候に恵まれ高品質で順調に出荷しているということで、出荷量は前の年より 減少しているものの、JAおきなわは「キク類の価格を安定させるため、 出荷本数を控えている」と安定価格維持に努めています。 出荷を前に那覇空港貨物ターミナル内で開かれた出荷式でJAおきなわ花卉部の 上洲部長は、「品質の高い商品を送り、利用者の満足度を高めていく。全国1位を誇る 沖縄県の責任産地としての義務を果たしていきたい」と意気込んでいました。
Thu, 17 Mar 2016 13:15:00 +0900
ボランティアが児童の宿題見守る
2016年3月16日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 浦添市の宮城小学校は地域のボランティアが毎週金曜日に、 学校で児童の宿題を見守る 「放課後子ども宿題教室」を行っています。 校内のPTA研修室に続々と子どもたちが集まり、 多い時は100人近くが宿題を持ち寄って、 ボランティアが子どもの学びを促します。 ボランティアの一人の知念敏枝さん(71歳)は 「子どもたちの喜ぶ笑顔から元気がもらえる」と話しています。 ボランティアは8人おり、 このうち6人は仲西小中学校の同級生で、 気心の知れたシルバー世代です。 会社員や幼稚園教諭など、前の職業はさまざまですが、 仲西小学校でも同様の取り組みをしており、 互いに声を掛け合って2年前から 宮城小学校でもボランティアをするようになりました。 知念さんは 「ここでは教えるというより頑張っていることを褒めつつ、 会話を通して学ぶ喜びを大事にしている」と語り、 他のボランティアの男性も 「子や孫が宮城小にお世話になったので、恩返しの気持ち。 素直な子どもたちばかりで、 学ぶ姿勢を子どもの時からつくるのが大事だと思う」と話しています。
Wed, 16 Mar 2016 13:36:00 +0900
珊瑚舎スコーレ記念事業 創作ミュージカル『あきさみよー!』上演
2016年3月15日(火)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 夜間中学やフリースクールを運営する 珊瑚舎スコーレの開校15周年事業が このほど、那覇市内で開かれ、 夜間中学の生徒らの戦中、戦後の体験の聞き書き集を基にした 創作ミュージカル「あきさみよー!」が上演されました。 ミュージカルは、 アメリカ兵からもらって初めて食べたチューインガムの忘れられない味や、 戦争で爆撃の中を逃げ惑った後に見上げた屋根の上に豚がいた話など、 「あきさみよー」と驚いて叫びたくなるような体験談をちりばめた内容で、 10代から80代の生徒や卒業生ら45人が歌や踊りで熱演し、 職員や在校生、家族、友人らが大きな拍手を送りました。 また、卒業を祝う会も開かれ、星野代表は 「愛するために学びましょう」と述べ、 「卒業を認め合う言葉」とアルバムを6人に贈り、 夜間中学の5人と高等部の1人が、 学ぶ喜びを実感できた学校生活に感謝し、笑顔で巣立ちました。 最高齢で、南風原町の83歳の男性は 「自分がここまで成長できるとは思わなかった」と話し、 那覇市の82歳の女性は 「スコーレでの学校生活で元気で健康になった」と語りました。
Tue, 15 Mar 2016 16:59:00 +0900
白梅之塔でひなまつり会
方言ニュース 2016年3月14日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 白梅同窓会は今月3日、 沖縄戦で亡くなった県立第二高等女学校の生徒や教職員らの名前が 刻まれている糸満市の白梅之塔で ひなまつり会を開きました。 ひなまつり会は20年程前から 戦没者を慰霊するために 行われていますが、 3年前からは平和を願う会の思いに 共感する多くの人たちも 参加するようになりました。 ことしは、 福島県の桜の聖母学院中学校2年生や 兵庫県の46歳の男性らおよそ50人が 参加し、ひなまつりの歌を合唱し、 75年前は激戦地だった地に平和を願う 明るい歌声が響き渡りました。 中学校は元白梅学徒隊の中山きく会長や同窓生との出会いをきっかけに、 3年前からひなまつりの日に合わせて 沖縄を訪れているもので、 生徒たちはひなまつり会の前日には、 中山会長の戦争体験を聞きました。 女子生徒は「本で読んだことはあったが、 実際に話を聞くと生々しくて、 胸がいっぱいになった。 沖縄で命の尊さを学んだ。 二度と戦争は繰り返したくない」と話し、 中山会長は「たくさんの若者たちが 参加してくれて頼もしく思う。 平和な国をつくるために頑張ってほしい。 私たちもできる限り戦争体験を 伝えていく」 と語っていました。(了)
Mon, 14 Mar 2016 17:52:00 +0900
県内での自動車後部座席のシートベルト着用が進んでいない現状があきらかに
方言ニュース 3月10日 放送分 今日の担当は 上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します 県内での自動車後部座席のシートベルト着用が進んでいない現状があきらかに 自動車後部座席のシートベルト着用が県内で進んでいない現状が、 県警などの調査でこれまでに明らかになりました。 調査は道路交通法が改正されて全席でのシートベルト着用が義務付けられた 2008年以降、全国的に毎年同じ場所で調査されており、 県内では一般道は与儀交差点や高原交差点、嘉手納ロータリーなど7カ所で、 沖縄自動車道では西原、屋嘉、許田の各料金所付近で調査しています。 それによりますと、自動車後部座席のシートベルト着用率は去年10月の調査で、 県内の着用率は一般道で24・2パーセント、高速道で40・8パーセント、 いずれも全国平均の71・3パーセント、71・3パーセントと比べて 大幅に下回っています。過去の調査でも後部座席の着用率は常に全国平均よりも 低く、高速道でも31・6パーセントだった2012年のように 全国平均の半分以下だった年もあったということです。 後部座席に対し、運転席のシートベルト着用率は一般道で97・4パーセント、 高速道は98・1パーセントで助手席の着用率は一般道が92・1パーセント、 高速道は95・5パーセントと全国平均よりわずかに低いものの、 いずれも9割を超えているということで、着用率改善に向けた取り組みが求められます。
Thu, 10 Mar 2016 13:29:00 +0900
久高島に津波避難施設
2016年3月9日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 津波による人的被害を防ごうと、南城市はこのほど、 久高島に久高地区津波避難施設を建設し、 施設の開所式と避難訓練も行われ、 島民らは津波への防災意識を強めました。 施設は昨年度の一括交付金を活用したもので、 総事業費はおよそ1億9584万円、 施設の高さは地上10・7メートル、海抜21・35メートルで、 施設両端の階段を上り、最上部に避難できます。 また、最上部の延べ床面積はおよそ300平方メートルで、 全島民と観光客を想定した300人を収容できます。 さらに、市立久高小中学校に隣接し、 最上部と校舎屋上が階段でつながっています。 開所式で古謝市長は 「市民が安心安全に暮らすために、 このような防災施設を整えることは重要だ」とあいさつし、 久高区の内間区長は 「安心安全のよりどころが確保されうれしい。 有効に活用するため、今後も避難訓練を実施していきたい」と語りました。 避難訓練では警報が鳴る中、 児童生徒、久高幼稚園園児24人と島民らが 速やかに最上部まで避難しました。 開所式後は、非常食のカレーライスの試食会も行われました。
Thu, 10 Mar 2016 11:32:00 +0900
名護の大人と若者 夢について激論!
2016年3月8日(火)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市在住の大人と若者が、自分の生き方や夢について語り合う 「夢・未来に向けて語ろう!」がこのほど、大西公民館で開かれ、 名護市内の中高生や大学生、事業所や団体の代表らが 会場からの質問を受けながら意見を出し合いました。 このイベントは、 名護市が実施する「市ちばる地域提案事業」の認定を受けた 「にしこうカラハーイ(西公羅針盤)人づくり・居場所づくり 大西区モデルの構築」事業の一環として行われたもので、 多種多様なコミュニケーションを図り、 地域の教育文化の向上などを目指しています。 夢の見つけ方について大人たちは 「興味があるものを続けてみる。 目指した先で『違う』と思っても、もうひと踏ん張りしてみる。 いろんな好みをつくるため、いろんな経験や付き合いをする」 などと語り、 「夢を実現した後に何をするのかも重要」との意見も上がりました。 一方、会場からの質問で、 自分の生き方に対する親からの助言について聞かれた若者たちは 「思いを押し付けず、意見として助言してほしい。 やりたくない仕事をやれと言われてもやる気は出ない。 でも、何になるにしても親の支援は必要。支えてくれるのはありがたい」 などと話しました。
Tue, 08 Mar 2016 10:10:00 +0900
新唄大賞グランプリ決まる
方言ニュース 2016年3月7日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 沖縄民謡の発展と継承を目的に ラジオ沖縄が毎年開催している 新唄大賞の第27回公開審査会がきのう、 沖縄市ミュージックタウン音市場で行われ、 南大東島出身の姉妹ユニット 大東人(だいとうんちゅ)が大賞に輝きました。 今年は、およそ30点の応募の中から 14作品が本選に出場し、 親子の絆を歌った歌や 世界のウチナーンチュ大会を 見据えた歌などが披露され、 訪れたおよそ400人の観客を 魅了しました。 このうちグランプリを受賞した 中学生と高校生ユニットの大東人(だいとうんちゅ)は 「曾祖母が作詞した『うみはまらな節』を歌い、 多くの拍手が送られました。 このほか、 歌唱賞は「歌ぬ花」を歌った新垣(あらかき)成(なり)世(せ)さん、 作詞賞は「名護浦ぬ千鳥」を作詞した 稲嶺(いなみね)盛(せい)福(ふく)さん、 作曲賞は「親(おや)華(ばな)」を作曲した上間宏(ひろ)敏(とし)さん、 大衆賞は「歌ぬ縁(ゐん)」を歌った与那覇琉音(るおん)さん、 奨励賞は「里(さとぅ)や旅しみてぃ」を歌った 玉城(たましろ)より子さん、 審査員特別賞は「世(ゆ)果報(がふ)願(にが)ら・笠(がさ)末(し)若(わか)茶(ちゃ)良(ら)」を 歌った球(く)美(み)ヤカラーズの皆さんが受賞しました。 第27回新唄大賞公開審査会の模様は 今月20日日曜日、夜8時から 2時間に渡って放送します。(了)
Mon, 07 Mar 2016 15:20:41 +0900
与那国馬、横浜の博物館へ
2016年3月4日(金)放送分 今日の担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁村の高田農場で育てられている 国内在来馬の一種「与那国馬」の雌1頭が 今月、飼育展示用として横浜市の馬の文化学習交流拠点の 馬の博物館へ贈られることになりました。 農場代表の高田勝さんは 「全国にその存在を知ってもらう良い機会。 子どもとの触れ合いを通し、 種の保存や周知にもつながってほしい」 と沖縄の馬文化発信に期待しています。 馬の博物館は、 馬文化の伝来や馬と人との関わり方、競馬の成り立ちなどを紹介しており、 今回博物館に贈られるのは1歳の「琉」で、 体高124センチ、体重はおよそ180キロあります。 高田代表は種の保存を研究テーマとして 肉用牛の飼育や出荷のほか、 島豚の今帰仁アグーや 島ピージャー(ヤギ)、などを育てており、 「在来」を途絶えさせずに経済性をどう持たせるかを課題に取り組んでいます。 普段は長男が中心となって動物の世話や営業などを行っており、 農場の研究員でもある次男がサポート役で、 2人は 「その土地で何が求められていたのか、 在来動物を通して家畜の歴史や文化を感じ取ってほしい」 と述べました。 博物館の関係者は 「新しい馬が入ることを楽しみにしている」 と話しています。
Fri, 04 Mar 2016 10:09:00 +0900
宮古島の福嶺中学校閉校へ
2016年3月2日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 宮古島市教育委員会はこれまでに、 福嶺中学校を来月から休校とする方針を固めました。 来年度福嶺中学校の1年生から3年生になる予定の全生徒7人が 市内の別の中学校へ学校変更を申請し、受理したもので、 市教委員会は2021年までに城辺地区の4つの中学校を 1校に統廃合する計画を進めていますが、 地域の生徒数の回復は難しい状況にあり、 福嶺中学校は今回の休校で事実上の廃校となる可能性もあります。 来年度1年生から3年生になる生徒の保護者らは去年11月、 小規模校では集団への適応性や競争意識育成が難しいなどとして 近隣校への転校を求める「嘆願書」を市教員会に提出していました。 市教委員会は休校にして数年様子を見守る方針ですが、 今後は1学年1学級を編成する目安となる 1学年9人以上の生徒が集まらないと再開しないとしており厳しい情勢で、 宮國教育長は「嘆願書の意向に沿った形で対応した。 行政の対応が間に合わず、保護者が転校を求める状況にまで 追い込まれたのは胸が痛い」と語りました。 一方、福嶺中に隣接する新城自治会の仲田相談役は 「学校は地域の中心なだけに、休校はとても残念。 人口減少に早く手を 打たないと地域は大変なことになる」 と危機感を募らせています。
Thu, 03 Mar 2016 10:59:00 +0900
春風トシローさん 泊高校夜間部を卒業
2016年3月1日(火)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 特別支援学校を除くすべての県立高校で きょう、卒業式が行なわれますが、 福祉施設や病院で腹話術や手品を披露している 福祉タレントの春風トシローさん、 本名伊波利夫さん(76)歳も きょう、泊高校夜間部を卒業します。 戦争で失った青春を取り戻し、 夢だったという高校生活を終える伊波さんは 「周りの人が支えてくれた」 と在学3年間を振り返り、 卒業後は放送大学に入学する予定で 「コミュニケーションについて学び、芸に幅を付けたい」 と向学心を燃やしています。 伊波さんは沖縄戦で父を、戦後の食糧難で妹を亡くし、 裕福だった一家は大黒柱を失って貧しくなりました。 中学卒業後は家庭を支えるためにアメリカ軍基地で皿洗いとして働く中、 高校生活には「ずっと憧れがあった」ということで、 制服の高校生を見るたびに心の穴を意識する人生でした。 泊高校入学が決まり「天にも昇る気持ちだった」 と振り返る伊波さんは、 「学ぶ楽しみを知った」と通常4年間で取る単位を 3年で全て履修しました。 孫のような同級生に「伊波君」と呼ばれ、思わず聞き返すと 「だってクラスメートでしょ」と言われたことがうれしかったということで、 大学生活では 「得た知識を社会に還元したい」と目を輝かせています。
Tue, 01 Mar 2016 14:48:00 +0900
名護市大中公民館でボランティアによる学習塾
方言ニュース 2016年2月29日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市の大中公民館で、 ボランティアによる小中学生向けの 学習塾を開かれています。 名前は「無名塾」で、 学びたい子どもが誰でも気兼ねなく 来られるように、 受講料は1回300円の低料金で、 講師の斉藤佳代さんは 「経済状況に関係なく、 学びたい子が学べる場所にしたい」 と思いを語っています。 塾は週3回、夕方に2時間開講し、 小学3年生から中学3年生までの地域の子どもたちが通い、 宿題など勉強したいものを持ち寄って、 分からないところを斉藤さんに聞きます。 斉藤さんは、息子のアトピーがひどく、 医師の勧めで去年名護市に移住しましたが、 移り住んで見えてきたのは都会と地方の 経済的な格差や子どもの貧困で、 「本来教育は無償であるべきだが、 経済格差が学力格差になり、 負の連鎖になっている」との思いから、 東京で進学塾の講師を務めた経験を生かし、 家庭の経済状況に関係なく 誰でも通える塾を開きました。 「どんな勉強をするにしても国語力は基礎。 生きる力を付けてほしい」として、塾のこだわりは 文章を読めるようにすることで、 子供らは 「読めなかった文章が読めるようになった。 がんばりノートも たくさんできるようになった」と 生き生きとした目で話しています。
Mon, 29 Feb 2016 16:03:24 +0900
「尚巴志語り部2/3舞台披露会」開催
2016年2月26日(金)放送分 今日の担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 南城市内の各小学校で読み聞かせに取り組む母親らが考案した 南城市佐敷の偉人尚巴志を題材にした物語を披露する 「尚巴志語り部2/3舞台披露会」が、このほど、 南城市文化センターシュガーホールで行われました。 披露会は三山統一を成し遂げたものの 歴史的な資料が乏しい尚巴志を次世代に語り継ぎ、 子ども達に地域の歴史への関心を持たせようと始まったものです。 披露会では尚巴志の物語考案の講師を務める 富田めぐみさんと当銘由亮さんなどプロの演じ手が朗読、 與那嶺理香さんがバイオリンを担当。 石ころや石臼、宝石など様々な石の目線で 尚巴志が国王になるまでの過程を描いた10の短編物語を朗読しました。 富田さんは 「母親たちは子供たちに伝える技術を肌感覚で持ち合わせている。 彼女たちが考案した物語だから意味がある」 と語りました。 来年度は物語を群読劇に派生させて 南城市内の各小学校で母親や児童らが演じる予定だということです。
Fri, 26 Feb 2016 18:04:00 +0900
ブラジルの県系人向けに香炉の灰を保管する取り組みが始まる
方言ニュース 2月25日 放送分 今日の担当は 上地和夫さんです。 ブラジルの県系人向けに香炉の灰を保管する取り組みが始まる 琉球新報のニュースから ブラジルの県系人が、将来の子孫にも自らのルーツを確認できるように 仏壇に使う香炉の灰をいつでも使えるよう保管する取り組みが今月中に始まります。 サンパウロ郊外のブラジル沖縄文化センター施設内で灰を一括保管するもので、 センターのシンジ・ヨナミネ元会長が呼びかけています。 希望者は灰を直径2センチから3センチ、長さおよそ5センチの小瓶に入れて名前を彫り、 棚の穴に差し込んで収容します。およそ3300の瓶が用意され、 埋まれば随時追加していきます。県系人が世代を重ねることによる非県系人との結婚や 宗教観の変化によって仏壇の維持が難しくなり悩んでいる家庭も増えてきている ということで、香炉の灰が残っていればまた仏壇を持った時でも灰を継ぎ足して、 脈々と続く各家の信仰を再開させることができます。 センターを訪れた人が誰でも線香を上げられるようにと各家の灰が一カ所に集められた 直径およそ30センチも香炉も用意する予定です。 ヨナミネさんは 「時代が変わろうと最後に人が求めるのは自分のルーツだ。 県系人以外との結婚が進み、顔だけでは誰がウチナーンチュか分からなくなっても 沖縄の名字は残り続ける。ルーツの確認ができる。」と話しました。
Thu, 25 Feb 2016 14:50:00 +0900
旧川崎会館が単身者向けアパートへ
2016年2月24日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 川崎沖縄県人会は神奈川県川崎市に所有してい た旧沖縄青少年川崎会館を建て替え、 単身者向けマンション「オリオンスター」を完成させました。 鉄骨づくり3階建てで、部屋数は23室、 総事業費は2億4500万円です。 県人会関係者には敷金・礼金を無償にするなど優遇します。 また、収益を活用して、 県出身者を対象にした奨学金創設も検討しており、 県出身者が就職などの足掛かりにした会館は、 生まれ変わって沖縄の若者支援に生かせそうです。 旧青少年会館は1963年、 沖縄から就職活動や進学で上京した若者が 一時的に滞在する施設として建てられ、 協同炊事場や食堂があり賄い付きで、 首都圏に拠点のない県出身者に重宝がられました。 しかし、施設の老朽化や設備不足などで年々入居者が減り、 近年は維持費がかさんで赤字が続いたことから、 県人会は敷地を所有する川崎市から敷地を購入し、 一時宿泊所ではなく、一般のアパートとして活用することにしました。 県人会の比嘉会長は 「家賃収入が県人会の安定財源につながる。 建設費の返済以外に生じた収益は会員旅行の援助などに充てるほか、 県出身者への奨学金ができないか相談している」と話しています。
Wed, 24 Feb 2016 16:11:00 +0900
ヌーリ川ど根性桜 今年も開花
2016年2月23日(火)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市赤野のヌーリ川べりにある 「ど根性桜」がことしも花をつけました。 ど根性桜は新赤野橋のたもとにある桜で、 幹の根元近くから折れていました。 住民たちはことしの開花に気をもんでいましたが、 周辺にある桜より早めに花をつけ、 ほっとしています。 ヌーリ川桜まつり実行委員会によりますと、 ど根性桜は去年1年も台風であおられ、 水かさの増した川面の水に漬かることもあり、 ことしの開花が危ぶまれていましたが、 このほど開かれた第5回桜まつりでは、 花をつけたど根性桜を目当てに多くの人が訪れ、来訪者は 「生命力の強いところを見せてくれてうれしいね」 と笑顔で話しました。 1985年2月から植樹が始まった ヌーリ川はおよそ1・5キロの長さで、 周囲には600本以上が植樹されており、 ことしもおよそ50本を植えました。 桜の名勝地にしようとの動きも活発で、 将来は川に船を浮かべて桜を眺める企画も想定しています。 実行委員会は 「木々のつぼみの膨らみ具合からすると、 20日、21日以降が見頃になる」と説明し、 「駐車場も整備されており、 高齢者や障がいのある方々にもぜひ見てもらいたい」 と来場を呼び掛けています。
Tue, 23 Feb 2016 13:08:00 +0900
おきなわマラソン それぞれの思いを胸に走り抜ける
方言ニュース 2016年2月22日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 おきなわマラソンが きのう、沖縄本島の中部路で行なわれ、 退職記念に走る人や 仲良くそろって走る兄弟など、 ランナーはそれぞれの思いやスタイルで 起伏の激しいコースに挑み、 沿道などで声援を送る家族や教え子たちも ランナーの力走を支え、 最後は完走の喜びを分かち合いました。 このうち、 宜野湾市の山内智博さん(37)歳は 家族3代の応援を受けて フルマラソンを完走しました。 ゴール200メートルほど前から 娘の結叶ちゃんが智博さんの手を引き、 2人で手を握り合って走りきりました。 智博さんの父親の晃さんも毎年出場し、 親子で走っていましたが、 現在は引退し、自身の妻と 智博さんの妻と一緒に応援に回りました。 智博さんの2人の息子も 応援に駈け付ける中、 一家は沿道3ヶ所を移動して声援を送り、 水分補給を手伝い、 智博さんは「毎年お決まりの場所で 水を渡してもらった」と 顔をほころばせました。 娘の結叶ちゃんは「お父さんが 頑張っていた。高校生になったら 一緒に出たい」と期待に胸を膨らませ、 父親の晃さんは 「世代が代わりバトンタッチしていくが、 マラソンが家族の活力になっている」 とほほ笑んでいました。
Mon, 22 Feb 2016 17:03:28 +0900
沖縄県民の飲酒頻度の結果が報告される
方言ニュース 2月18日 放送分 今日の担当は 上地和夫さんです。 沖縄県民の飲酒頻度の結果が報告される 琉球新報の記事から紹介します 県民の飲酒頻度は全国より低いものの、一度に飲む量が多く、 男性の3割、20代から30代の女性の1割以上が酒を飲みすぎて思い出せないといった 経験があることが県のこれまでの調査で明らかになりました。 調査の結果、「1週間に4回以上飲酒する」と答えたのは、県内は男性22・7%、 女性は7・8%で全国よりも少ない結果でした。 しかし多量飲酒の目安となる純アルコール60グラム=日本酒3合を越える量の 酒を週1回以上飲む人は男性が22・2%で全国の2倍、女性は6・1%で、 全国の4・7倍以上でした。 さらに、普段飲む量が純アルコール100グラムを越える人は、 県内男性が30・3%、女性も23・3%と一度に大量のお酒を飲むことが多い事も 浮き彫りになりました。県は県民の飲酒行動を「機会多量飲酒」と位置づけ、 「未成年者、若年層、男性の働き盛り世代をターゲットに対策を講じる必要がある」 としていますが、鳥取大医学部の尾崎米厚教授は 「若年が突出しているのは沖縄にしか見られない傾向。 飲酒習慣が形成される18歳、19歳の飲酒行動を調査した上で対策を講じる必要が ある」と指摘しています。
Thu, 18 Feb 2016 13:14:00 +0900
ロッテ大嶺祐太 石垣で婚姻届提出
2016年2月16日(火)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 千葉ロッテマリーンズの大嶺祐太投手と 宮古島市出身で、女優の琴菜さんが 去る12日午後、石垣市役所に婚姻届を提出しました。 2人はおそろいのミンサーシャツで市役所を訪れ、 市民課の窓口に婚姻届を提出し、 中山市長から婚姻受理証明書を手渡されました。 無事、届けを済ませた大嶺投手は 「明日からまたキャンプに集中して、 家族が安心できるように、今年は結果で示していきたい」 と決意を述べました。 また、付き合いを始めて10年目の入籍に琴菜さんは 「彼に降りかかってくる責任や問題も 私が背負っていけるよう夫婦で協力して頑張りたい」 と笑顔をみせました。 さらに、記者からの 「今まで一番印象に残っている思い出は?」との質問に対しては、 11日が誕生日だった琴菜さんは、 大嶺家で祖父など親族が集まって誕生日を祝ってもらった際、 大嶺投手から婚約指輪をもらったことだと話し、 「12日に籍を入れたので1日だけの婚約指輪だったけど、 諦めていたのでうれしかった」 と笑顔で語りました。 一方、ロッテの伊東監督は 「家族が増えたことで自覚と責任も出てくる。 今年は野球でいい成績を収めて、 奥さんに恥をかかせないような活躍をしてほしい」 と激励の言葉を贈りました。
Tue, 16 Feb 2016 16:11:00 +0900
一人暮らしのお年より向けサロン 沖縄市で賑わう
方言ニュース 2016年2月15日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 自宅にこもりがちな1人暮らしの お年寄りを地域社会とつなげようと、 沖縄市照屋区で、毎週金曜日の正午から、 「ゆんたくサロン」が開かれ、 高齢者に健康食を提供しています。 お昼時は食事をしながら楽しく語らう 常連客でにぎわい、 「外出することで、身なりにも気を付ける ようになり、気持ちが前向きになった」と、 サロンが高齢者の薬になっているようです。 元沖縄市議の棚原八重子さん(75)歳が 1人暮らしの高齢者が外出の機会が 少なくなると、心身への影響に良くないと考え、始めたもので、 かつての後援会事務所を居場所として開放し、 1食300円で、食事をよりおいしく感じられるよう 食器にもこだわりました。 常連客は照屋区の高齢者を中心に 70代から90代までのおよそ25人で、 遠くはうるま市勝連からの参加もあり、 食事が出来上がるまで、 健康や地域の話題などについて 語らいながら過ごします。 毎週ほぼ欠かさず参加する 仲真トミさん(86)歳は 「去年は腰も足も痛かったのに、 サロンに来るようになって徐々によくなった。 健康の情報ももらえて、 おいしい食事とみんなとのおしゃべりが 元気につながっている」 と目尻を下げていました。
Mon, 15 Feb 2016 15:15:52 +0900
ヌヌマチガマに白梅学徒隊のシンボル白梅植樹
2016年2月10日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 八重瀬町風景ネットワークはこのほど、 沖縄戦で第24師団第一野戦病院壕として使用された八重瀬岳の手術壕、 野戦病院分院として使用されたヌヌマチガマに、 2つの壕へ動員された白梅学徒隊のシンボルである白梅の木を植樹しました。 戦後70年が経過した今、 沖縄戦の記憶を風化させず、後世に伝えることが目的です。 2015年度かいぎん環境貢献基金を活用したもので、 リンショウバイを手術壕前とヌヌマチガマ駐車場に 15本ずつ植樹しました。 植樹には、実際に手術壕に動員された 元白梅学徒隊の武村豊さん(87歳)ら 県立第二高等女学校の同窓生も立ち会いました。 16歳で沖縄戦に動員された武村さんは 当時の手術壕の様子を振り返り、 「壕の中は負傷兵の『早く手術してくれ』という声や 血やうみの臭いであふれ、シラミやうじもいっぱいいた。 地獄のようだった」と顔をしかめ、 「あのむごい戦争を決して再び繰り返してはいけないと、 記憶を次世代に残したい」と切々と語りました。 また、白梅の植樹に、武村さんは 「桜まつりなどで八重瀬岳を訪れる人に、 白梅を目印に壕にも関心を持って見てもらえれば、 ここで亡くなった人も 喜んでくれるだろう」と感謝を述べました。
Thu, 11 Feb 2016 13:06:00 +0900
でいご娘 家族の物語描く『艦砲ぬ喰ぇ残さー物語』出版
2016年2月9日(火)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 姉妹4人の民謡グループ「でいご娘」が歌う「艦砲ぬ喰ぇ残さー」の成り立ちや、 でいご娘の父親で、歌の作者の比嘉恒敏さんと 家族の物語を描いた本「艦砲ぬ喰ぇ残さー物語」の出版祝賀会が このほど、読谷村内で開かれ、 でいご娘や関係者らが集まり、出版を祝いました。 この中で、本の作者の仲松昌次さんは 「私にとって非常に大事な本になった。 行でも感銘を受けてくれたら、次の世代の人に伝えてほしい」 と呼びかけ、 「でいご娘と恒敏さんをはじめ、いろんな人たちの思いが凝縮されている。 協力してくれた人たちにお礼を申し上げたい」 と感謝の意を表しました。 さらに、祝賀会では、でいご娘の島袋艶子さんが 「きっと父も喜んでいると思う。この本はわたしたちの1つの財産だ」 と感謝を述べ、「艦砲ぬ喰ぇ残さー」などを披露しました。 また、ラジオ沖縄で毎週水曜日の夜10時半から放送中の 「今日んにふぇーでーびる」のパーソナリティーで、 でいご娘のメンバーのひがけいこさんは 「本によって今まで知らなかった父のことや 読谷の歴史なども知ることができてよかった」 と本の出版を喜びました。
Tue, 09 Feb 2016 15:52:00 +0900
きょう 旧正月
方言ニュース 2016年2月8日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 きょう2月8日は旧暦の1月1日、旧正月です。 大みそか=トゥシヌユルーを迎えたきのう、 旧暦文化が色濃く残る糸満市糸満の中央公設市場では、 早朝から旧正月準備の買い物客の姿が 見られました。 市場には花やしめ縄、年越し用のそば、 仏壇に供えるお菓子などが並べられ、 正月の華やいだ雰囲気が漂う中、 買い物客はなじみの店員と談笑しながら品定めし、 次々に商品を買い求めていました。 カマボコ店(53)歳の女性は 「紅白のカステラかまぼこが よく売れている。 糸満は旧正月こそ本当の正月で、 忙しいけど、とてもおめでたい気持ち」 と笑顔で話しました。 また、買物で訪れた糸満市内に住む (62)歳の女性は、 「旧正月の準備で寝不足」と笑いながらも、 「何でも聞けるなじみの店があるので、 盆正月は必ず市場に来ている。 以前より活気がなくて寂しいので もっと人が来てくれるといい」 と語りました。
Mon, 08 Feb 2016 15:49:15 +0900
高校生が赤瓦ぶき作業に挑戦
2016年2月5日(金)放送分 今日の担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄工業高校建築科の生徒がこのほど、 沖縄の伝統的な建築技術である赤瓦ぶき作業に、 現代の名工から指導を受けながら挑戦しました。 建築科の生徒9人は「沖縄の建築環境」をテーマに1年間の課題研究に取り組み、 そのまとめとして瓦ぶきを体験したもので、 瓦、しっくいともに手作りし、片(かた)流(なが)れの「小屋組み」の上に瓦を並べました。 3年生の宮城太清(みやぎ・たいせい)さんは 「赤瓦の建物は、しっくいを作る人や、 瓦を載せる基礎となる軸組(じくぐみ)を造る人など、 一人ではなく多くの人が関わって完成する建物だと知った。 身近に首里城など世界遺産がたくさんあるので建物を大切にしていきたい」 と感想を語りました。 生徒を指導した現代の名工の山城富凾(やましろ・とみじょう)さんは 「若い人が興味を持ってくれてうれしい。 沖縄の大事な伝統文化なので、後継者を育てる上でも実体験を積むことは良いことだ」 と、目を細めて話していました。
Fri, 05 Feb 2016 14:46:00 +0900
那覇市が「ナイト検診」を実施
方言ニュース 2月4日(木) 放送分 今日の担当は 上地和夫さんです。 那覇市が「ナイト検診」を実施 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市はこのほど、先月26日初めての「ナイト検診」を那覇市保健所で実施しました。 那覇市は去年11月からの3ヶ月間を「特定検診受信勧奨強化月間」と位置づけており、 協会けんぽと連携して午後6時から2時間にわたり実施しました。 この日は特定検診のほかに、肺がん検診、大腸がん検診も行われ、 受信した40代と50代の市民80人があらためて健康の大切さを確認しましたが、 数年ぶりの受信となった45歳の女性は「夜間の検診があるといい」と話しました。 ところで、那覇市の国民健康保険加入者の特定検診受信率は2012年の 37・7%をピーク、2013年、2014年は35・6%と横ばい状態にある ということで、那覇市特定検診課の岸本課長は 「アンケートでの受診者の反応も良く、来年度以降の実施も検討したい。」と 述べました。
Thu, 04 Feb 2016 15:55:00 +0900
宮古島の城辺地区でイノブタ農作物被害
2016年2月3日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 宮古島市城辺地区の北海岸地域で、 野生化したイノブタがサトウキビをかじるなど 農作物に大きな被害が出ているとして、 西城学区の自治会長らでつくる西城学区総務会はこのほど、 宮古島市農林水産部に対し、速やかな駆除対策を要望しました。 市によりますとイノブタは本来宮古島にはおらず、 農家が家畜として飼育していたものが 逃げて野性化したとみられます。 総務会のメンバーらは 「一昨年は長北地域の被害が目立っていたが、 被害地域が急速に拡大している」と指摘し、 「大きな足跡と小さな足跡があり、親子の可能性がある」と 繁殖が進み、これ以上被害が拡大することに危機感を示しました。 一方、市は駆除事業でこれまでに 11頭を捕獲したことを明らかにし、 「発生報告が多く、繁殖しているようだ」との認識を示した上で、 現状の駆除事業では捕獲に限界があるとして、 「石垣の猟友会からも協力していいという話がある。 予算面も検討し、対応したい」と語りました。
Wed, 03 Feb 2016 14:03:00 +0900
宮古 サティパロウで豊作・無病息災祈願
2016年2月2日(火)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国指定の重要無形文化財「サティパロウ(里払い)」が きのう、宮古島市上野地区の野原集落で行われ、 子供のパーントゥを先頭に、 後方の女性たちが「ホーイホーイ」と声を上げながら集落内を練り歩き、 厄を払い、招福を願いました。 サティパロウは毎年旧暦12月の最後の丑(うし)の日に 執り行われる悪霊払いの伝統行事で、 起源は定かでありません。 きのうはあいにくの雨でしたが、参加者らは集落の外側で、 聖地の大嶽(うぷだき)に向かって向こう一年間の豊作、 無病息災を願った後、集落へ出発しました。 子供のパーントゥはビニールで覆った仮面をつけ、 小太鼓を叩く子供、ホラガイを吹く子供らが一緒に並んで先頭を歩き、 女性たちがクロツグとセンニンソウで組んだ草冠をかぶり、草の帯を腰に巻き、 両手に悪霊払いのヤブニッケイの枝葉を持って後に続きました。 初めてパーントゥ役を務めた 上野小学校5年の島尻恭宇(やすたか)君は 「パーントゥの面をかぶると緊張する。先輩たちに負けないように頑張る」 と気持ちを引き締めていました。
Tue, 02 Feb 2016 14:17:00 +0900
浦添出身ダンサーKikky 家族のためにも挑戦続ける
方言ニュース 2016年2月1日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市出身のダンサーKikky(キッキィ)kこと 崎山清之(きよゆき) さん(38)歳が 東京を拠点に世界で活躍しています。 崎山さんは県立浦添高校3年のときに 全国高校総体の空手道の個人型で優勝しました。 その後、父親の会社が倒産し、 借金取りが毎日のように 取り立てに家に来る中、 家族が大学に進学させてくれたものの、 「そんな場合ではない」と、 自ら1年で退学し、働き始めました。 崎山さんは「頑張ってきたのに、何でこうなるのだろう」と 頭の中が疑問でいっぱいになり、 母親も毎日泣いていましたが、 「また日本一になるから待っていて」と 思わず言葉が出たということです。 そのような中、先輩に誘われダンスを始め、 「やるならてっぺんを取りたい」と 25歳で上京し、 全国大会での優勝を皮切りに、 アメリカの歌手のビデオへの出演や、 国内のダンスチームに参加するなど、 活動の幅を海外にも広げました。 崎山さんのダンスはロボットのような 動きに緩急をつけるのが特徴で、 故郷を離れ、「沖縄の文化や芸能はすごい」 沖縄の誇りを持ち続けたい」 思うようになったということで、 「誰もやっていないことをやりたい」と これからも挑戦し続けるつもりです。
Mon, 01 Feb 2016 15:51:00 +0900
戦争で生き別れた妹を探して
2016年1月29日(金)放送分 今日の担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 サイパンでの戦争で生き別れた 当時1歳の妹を捜している女性がいます。 西原町で保育園の園長を務める金城敏子さん(81)歳で、 金城さんはこのほど、 南洋群島の戦争被害国家賠償訴訟の原告団が 那覇市で開いた交流の集いに参加し、 サイパンで戦争孤児となり、妹の悦子さんとはぐれた体験を語り、 情報提供を呼び掛けました。 この中で、金城さんは 「私に似た人に会えたらいいなと思って来た。 同じサイパンで暮らした皆さんの活動には熱い思いを感じる」 と語りました。 さらに、沖縄で親類に引き取られ戦後は妹を捜すことができなかった経緯や、 20年ほど前から相次いで中学校教師に間違われた経験を報告し、 「妹が生きていることを祈っている」と話しました。 サイパンで両親を失って沖縄に引き揚げたうるま市の77歳の女性は 「金城さんに似た人は思い当たらないが、 アメリカ人に引き取られていった孤児もいる。何か分かれば連絡したい」 と話しました。
Fri, 29 Jan 2016 19:11:00 +0900
青森の魅力を伝える出前授業が開催される
方言ニュース 1月28日 放送分 今日の担当は 上地和夫さんです。 青森の魅力を伝える出前授業が開催される 琉球新報の記事から紹介します。 青森産りんごの素晴らしさを那覇市内の児童に伝える出前授業がこのほど、 真和志、壺屋、那覇の3つの小学校で開かれ、受講した児童らは、日本一のりんごの 産地の青森県の魅力や全国で流通しているリンゴについて学びました。 出前授業は、九州地区青森りんごの会の取り組むとして行われたもので、 りんごの会事務局の青森福岡情報センターと沖縄共同青果の担当者らが、 講師を務めました。 このうち、壺屋小学校の授業には4年生から6年生が参加し、 センターの中村昌也主査が青森県で生産されている「ふじ」などリンゴの種類や特徴、 青森の自然や文化をわかりやすく紹介しました。 また、授業の後半では児童らが、「おいしいリンゴの見分け方は?」などど質問し、 中村主査は「持ってみて重いものや、つるの部分が太い方がおいしいと言われている」と回答していました。
Thu, 28 Jan 2016 14:04:00 +0900
那覇市若狭公民館 100回目の100人朝食会
2016年1月26日(火)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市若狭公民館が月1回開いている 1品持ち寄り朝食会が100回目を迎え、 記念の「100人で朝食会」がこのほど開かれました。 朝食会には親子連れなどおよそ80人が参加し、 手作り料理から市販の惣菜、お菓子まで、 それぞれが持ち寄った多彩な1品が並び、 参加者らはおかずを分け合い、 会話を楽しみながらの朝食会を楽しみつつ、 準備や片付けの作業も一緒に行いました。 親子で参加した36歳の女性は 「いつもは会えない人と情報交換できる貴重な場所」と強調し、 「ごちそうさま」の掛け声を方言で担当した7歳と4歳の娘は 「おいしい」と笑顔を見せていました。 朝食会は、若者の公民館活用について考える 青年講座のメンバーらが発案し、 今では関連イベントの 「100人でだるまさんが転んだ」なども行われており、 地域の交流の場にもなっているということで、 公民館の宮城館長は 「1人で参加していた人も、今では家族を連れて来るようになった」 と話していました。
Tue, 26 Jan 2016 19:11:00 +0900
県内各地であられ観測
方言ニュース 2016年1月25日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 寒波の影響で 沖縄地方が記録的に冷え込んだきのう、 県内各地から「あられ」とみられる 氷状の粒の目撃情報が琉球新報社に 数多く寄せられました。 降雪を期待する声も寄せられた一方、 これまで経験したことのない寒さに 多くの県民が厚着をしてしのぐ姿が見られました。 また、海岸では急激な気温の低下のため 仮死状態となり打ち上げられた魚も 確認されました。 きのう、演劇鑑賞のため八重瀬町を 訪れた那覇市の10歳の男の子は 「雪を見たことがないので楽しみ。 どんな感じか見てみたいから、降ってほしい」 と目を輝かせ、男の子の母親は 「学生の頃に県外で初めて見たときは感動した。 子どもたちにも見せたい」 と、ほほ笑んでいました。 一方、国際通りでは、車両の進入を規制し、 歩行者に道路を開放するトランジットモールを 2時間早く取りやめました。 寒さのため、歩く人々が少なく、 曲芸などを披露するパフォーマーの前にも 客が集まらなかったということで、 那覇市国際通り商店街振興組合連合会は 「運営スタッフへの健康も配慮し、 時間を切り上げた」と語りました。
Mon, 25 Jan 2016 18:25:00 +0900
高校生の手作り本格結婚式
2016年1月22日(金)放送分 今日の担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 県立浦添商業高校国際観光科の生徒らが このほど、授業の一環で、挙式から披露宴まで、本物の結婚式を全てつくりあげました。 名護市内のホテルで開かれた長堂弘武さんと麻里杏さんの結婚式で、 新郎新婦の家族や親戚、友人ら出席者は 感動の涙や笑いに包まれ、2人の門出を祝福しました。 生徒らは衣装選びや式次第の作成などもつとめ、 この日は、ホテルの制服姿で、かわいらしい風船などが飾られた 明るく楽しい雰囲気の会場をてきぱきと動き回りました。 新郎の弘武さんは国際観光科の長堂実咲さんの兄で、 式で実咲さんは 「これから2ヶ月の息子の嵐丸ちゃんと家族3人で力を合わせて頑張ってください」 と祝いの言葉を述べ、 「先生方やホテルの皆さん、放課後残ってくれた仲間全員に感謝したい」 と涙を流しました。 式は一人一人が持ち場を全うしたことから成功したもので、 結婚式の後、新郎の弘武さんは 「協力してもらってほんとうによかった」と喜び、 新婦の麻里杏さんの父親の政武さんは 「細かい気配りがされていて、 会場では誰がプロのホテルの人なのか高校生なのかわからないほどだった」 とほほえんでいました。
Fri, 22 Jan 2016 17:57:00 +0900
宮古島へ寄港する外国からのクルーズ船が急増
方言ニュース 1月21日 放送分 今日の担当は 上地和夫さんです。 宮古島へ寄港する外国からのクルーズ船が急増 琉球新報の記事から紹介します。 宮古島市への今年2016年に寄港する外国などからのクルーズ船の数は 過去最多の72回に上り。およそ7万6千人の来島が見込まれていることが、 宮古島市のまとめで分かりました。 これは去年の実績の13回の5倍に相当し、中国を中心とする外国人観光客の 消費拡大に期待が集まっています。 宮古島市では去年、10年ぶりにクルーズ船の定期寄港があり、9372が利用し、 およそ3億9千万円の経済効果がありました。 沖縄総合事務局が実施したアンケートによりますと、旅行客の内訳は41%が 中国・アモイからで56%はアモイ以外の中国からでした。 宮古島市で印象に残ったものではビーチや橋を挙げる人が多かった一方、 不満点として公衆無線LAN「Wi-Fi」が少ないことを挙げる声が最も多く、 行政として「Wi-Fi」整備に乗り出していない宮古島市の課題も 浮き彫りになりました。 一方、宮古島市は平良港のターミナルビルを取得する方針を固めました。 ビルは去年に解散を決めた第三セクターの宮古島マリンターミナルが保有しているもので、 市は市議会12月定例会に購入費およそ3億2千万円を提案し、 可決されました。 長濱副市長は「市が買う事がベターだと判断した」と説明しています。
Thu, 21 Jan 2016 14:57:00 +0900
宜野湾市の飲食店で沖縄戦中の収容所写真展開催中
2016年1月20日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 沖縄戦さなかの住民たちの避難、収容、 農作業の風景などを写した珍しい写真の数々が 宜野湾市内の飲食店に展示されています。 この飲食店は宜野湾市普天間の「平和歴史資料館のハスペロ」で、 1945年4月から5月にかけての73点の写真が展示されており、 オーナーの知念良子さんが旧知の友人から託された写真です。 展示写真の撮影者は不明ですが、 「およそ15年前に託されて保管してきた」ということで、 「遊ぶ子ども」「脱穀する住民」「座間味村役場の風景」 「麦を刈る住民」「米運び」など日常風景もあります。 また、負傷した住民をアメリカ兵が治療する様子や、 住宅を調べて回るアメリカ兵の姿、 孤児に飲み物を手渡すアメリカ兵など戦時の風景も記録されています。 撮影場所は、石川、金武、那覇などに及んでおり、知念さんは 「会ったこともないカメラマンの作品だが、 写真の存在を知らせることが、友人から託された思いでもある。 お年寄りが見たら感激するような作品も多く、 平和を伝え、話し合うことができる機会になれば」と話し、 「私一人で持っていても仕方ない。多くの人に見てもらいたい」と 来店を呼び掛けています。
Thu, 21 Jan 2016 10:10:00 +0900
千原ジュニアさん 宮古島大使に就任
2016年1月19日(火)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 お笑いタレントで広く知られる千原ジュニアさんが このほど、宮古島大使に就任し、 「宮古島の素晴らしさを全国にPRしていきたい」 と笑顔で話しました。 千原さんは、年に何度も訪れるなど宮古島好きで知られており、 去年9月には宮古島市役所に婚姻届けを提出し話題になりました。 また、兄のせいじさんも宮古島で結婚式を挙げています。 市役所平良庁舎で行われた就任式で千原さんは 「兄の結婚式以来、宮古島を訪ねる機会が増え、 もう40回ほどになる。友人もでき、温かくもてなしてくれている。 きれいな宮古島のPRに多少なりとも力になれれば」 と語りました。 下地市長は 「たびたび宮古島を訪れていただき、島の良さをアピールしてもらった。 これは宮古島のPRに効果絶大。今後とも協力をお願いしたい」 と期待し、大使の任期を「生涯です」と話すと、 千原さんは「う~ん、これは責任重大ですね」 とおどけた表情で話し、周囲の笑いを誘っていました。 就任式には沖縄のテレビ、ラジオ、CMなどでも活躍している 女性アイドルグループで、宮古島イメージガールの 「らぐぅんぶるぅ」 の4人も参加し、 千原さんに花束を贈呈するなど花を添えていました。
Tue, 19 Jan 2016 09:58:00 +0900
宜野湾市普天間の飲食店で戦時中の写真展示
方言ニュース 2016年1月18日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦さなかの住民たちの避難、収容、 農作業の風景などを写した珍しい写真の 数々が宜野湾市内の飲食店に 展示されています。 この飲食店は宜野湾市普天間の 「平和歴史資料館のハスペロ」で、 1945年4月から5月にかけての 73点の写真が展示されており、 オーナーの知念良子さんが 旧知の友人から託された写真です。 展示写真の撮影者は不明ですが、 「およそ15年前に託されて 保管してきた」ということで、 「遊ぶ子ども」「脱穀する住民」 「座間味村役場の風景」「麦を刈る住民」 「米運び」など日常風景もあります。 また、負傷した住民を アメリカ兵が治療する様子や、 住宅を調べて回るアメリカ兵の姿、 孤児に飲み物を手渡すアメリカ兵など 戦時の風景も記録されています。 撮影場所は、石川、金武、 那覇などに及んでおり、 知念さんは 「会ったこともないカメラマンの作品だが、 写真の存在を知らせることが、 友人から託された思いでもある。 お年寄りが見たら感激するような作品も多く、 平和を伝え、話し合うことができる機会になれば」 と話し、 「私一人で持っていても仕方ない。 多くの人に見てもらいたい」と 来店を呼び掛けています。
Mon, 18 Jan 2016 14:02:47 +0900
「腸休息スープ」の開発に挑戦
2016年1月15日(金)放送分 今日の担当は、糸数昌和先生です。 南城市でハーブの活用と普及に取り組む市民団体「母ハーブ研究室」が 知念漁業協同組合と協力して、 セーイカとハーブを使った「腸休憩(ワタユクイ)スープ」の開発に挑戦しています。 ハーブの香りが爽やかな新作のスープは 17日に知念漁協組合のせり市場で開かれる 「ウミンチュとれとれ朝市」で販売する予定です。 スープの開発は、市内外から多くの人が集まる知念漁協の朝市で 南城市のハーブを広く知ってもらおうと、 昨年12月から始まりました。 「お正月明けで疲れた胃腸を休めてほしい」という思いを込めて、 知念漁協が水揚げしたセーイカと 消化を促すレモングラスや解毒作用のあるショウガ、ブーケガルニなど、 さまざまなハーブを使ったスープを考案しました。 開発メンバーの串間幸枝さんは 「イカは塩麹に一晩漬け込んでいるので柔らかい。 昆布とかつおだしも効いていて 優しい味わいのスープが出来ました」 と太鼓判を押しました。
Fri, 15 Jan 2016 15:28:00 +0900
山下町第一洞穴遺跡の公園整備事業が終了
方言ニュース 1月14日 放送分 今日の担当は 上地和夫さんです。 山下町第一洞穴遺跡の公園整備事業が終了 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市がかねてより進めてきた旧石器時代最古級の遺跡として知られる 「山下町第一洞穴遺跡」の公園整備事業がこのほど終了しました。 3万2千年前の人骨などが発掘された岩場を軸に、 市民の学習の場や観光スポットとしての活用が期待されます。 洞穴は幅およそ1・2メートル、高さおよせ3メートル、奥行きはおよそ5メートルで、 1962年に発見され、2度の発掘調査で鹿の角や骨で作った道具、 推定8歳の女児の骨などが出土し、この女の子は「山下洞人」と名付けられました。 現在は県指定の史跡となっています。 一方、公園の面積はおよそ900平方メートルで、 市がおよそ1億円をかけて、整備し、遺跡説明版をはじめ、トイレやベンチ、 健康器具などが設置され、車両2台分の駐車スペースも確保されています。 このほど開かれた開園式で、城間幹子市長は 「公園が市民に愛され、地域の交流の場となることを祈念する。」とあいさつしました。 また、「山下町第一洞穴遺跡公園」の看板を、小学校6年の時に揮毫(きごう)し、 現在は那覇市金城(かなぐすく)中学校2年の井上富久美(ふくみ)さんは 「ずっと残るものなので、きょうあらためて見て『すごいことなんだ』と思った。」と 感慨深げに看板を見つめていました。
Fri, 15 Jan 2016 10:11:00 +0900
那覇空港が国内線と国際線つなぐターミナルビル増設
2016年1月13日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 那覇空港ビルディングはこのほど、 国内線旅客ターミナルビルと 国際線旅客ターミナルビルをつなぐターミナルビルを 増設すると発表しました。 ターミナルビルは4階建てで 延べ床面積はおよそ3万3千平方メートルで、 来年1月に着工し、2020年3月までの完成を目指します。 今回の増設で、国際線チェックインカウンターを 既存の20ブースから3倍の60ブースに増やすほか、 国内線の保安検査場や国際線チェックインカウンターを広げ、 搭乗待合室も拡充します。 搭乗口も2つ増え、 スムーズに乗り降りできるボーディングブリッジを2基新設し、 大型機1機、小型機1機の対応が可能となります。 商業施設も増やす考えです。 沖縄を訪れる観光客は右肩上がりで増加し続け、 那覇空港の2014年度の利用客数は1753万人で、 3年連続で過去最高を記録していますが、 一方で、空港の手狭さが指摘されてきました。 今回の増設により、国内線1800万人、 国際線350万人の年間2150万人の利用客を見込んでおり、 兼島社長は「特に国際線の観光客数がかなり伸びており、 何とかしてほしいという要望が寄せられていた。 拡張することで、お客さまの利便性が高まる」と話しています。
Thu, 14 Jan 2016 12:01:00 +0900
沖縄市で子ども食堂開設 生活困窮世帯に一役
2016年1月12日(火)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市住吉の子ども食堂「ゆがふぅ子どもサロン」が このほど、食事の提供を始めました。 生活困窮の支援などを行う NPO法人プロミスキーパーズなどが運営しているもので、 連日午後6時から7時半まで開放されています。 栄養バランスを考えた上で、日々3品をメニューにする考えで、 今後は、夕食のほか、学習支援にも取り組みます。 サロンの運営スタッフによりますと 「夜は仕事でお母さんがいない」と話す子どもおり、 子どもと共に訪れた夫婦は 「共稼ぎで夜に食事や宿題の面倒をみてくれるのは助かる」 と語りました。 また、食事を済ませて、友人とボール遊びをしていた 小学校5年生の男子児童は 「おいしいご飯が食べられて、楽しい。 ここで友達をたくさんつくりたい」 と話しました。 一方、運営スタッフは、 「こんなに多くの子どもたちが来るとは思わなかった。 地域の役に立てればいい」と話し、 日々3食を欠く子どもたちには お弁当にして持ち帰りもさせているということで、 「子どもたちが喜んでくれる。 これからは持ち帰りについても考えたい」と語りました。
Tue, 12 Jan 2016 14:57:00 +0900
きょう成人の日
方言ニュース 2016年1月11日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 今日は成人の日。 県内では成人の日の前日となった昨日、 各地で振袖や背広に身を包んだ新成人が 晴れやかな表情で大人への一歩を 踏み出しました。 名護市では、昨年で終わる方向だった 銭ヶ森に漢字一文字を飾る「光文字」が 昨日、東江中学校34期生となる 新成人らの手によってともされました。 寄付金集めから新成人でおこなった 今年の光文字は、 地域の人たちの支えに感謝を示し、 「支」の文字が選ばれ、 銭ヶ森に輝いた文字を見て 東江中学校卒業生らからは 歓声が上がりました。 光文字実現のために 寄付を訴えた地元企業廻りや 電灯設置のための草刈作業など、 多くの活動を振り返った 実行委員長の金城和人(かずと)さん(20歳)は 「協力してくれた名護市の皆さんの おかげでできた。 今後は市内の新成人にももっと広げて 後輩にもつなげていきたい」と 抱負を語りました。
Mon, 11 Jan 2016 14:05:00 +0900
本部町、今帰仁村で超小型EV=一人乗り電気自動車で巡るモニターツアーを実施
方言ニュース 1月7日 放送分 今日の担当は 上地和夫さんです。 本部町、今帰仁村で超小型EV=一人乗り電気自動車で巡るモニターツアーを実施 琉球新報の記事から紹介します。 本部町観光協会と今帰仁村観光協会はこのほど、旅行社などを対象に、 1泊2日で、超小型EV=一人乗り電気自動車で巡るモニターツアー 「本部半島・離島EVまちま~い」を実施しました。 超小型EVはゴルフ場にゴルフ場にあるカートに似た4輪の一人乗り電気自動車で、 両観光協会は新たな地元観光資源を気ままにゆっくりと手軽に巡ることで新しい発見が できるとして導入を進めており、今回のツアーでは、本部半島と伊江島の 観光地化されていない場所などを巡り、地元の自然や資源など新たな魅力を発掘しました。 このうち伊江島観光では、観光バスが乗り入れできない島の西側の自然豊かな場所や、 北側の湧出(わじー)海岸などを訪れ、参加者は車のサイドカーのカバーを外して、 フルオープンで爽やかな風を浴び、海岸線沿いを走りました。 また、本部町と今帰仁村の円すいカルスト地域、ハーソー公園、フクギの集落なども 巡りました。 ツアーに参加した参加者らは「車よりも手軽に止まれて見ることができる 感覚がいい。外国人にもPRしていきたい。観光バスでは行けない場所へ行くことが でき、バスで見る景色とは違う景色を見られるので快適」と感想を述べていました。
Thu, 07 Jan 2016 14:40:00 +0900
那覇市が御茶屋御殿の復元と文化財指定目指す
2016年1月6日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 那覇市は来年度、琉球王府の迎賓館ともいわれ、 沖縄戦で焼失した那覇市首里崎山町の御茶屋御殿の復元を目指し、 国の文化財指定に向けた調査を行う計画を進めています。 市の御茶屋御殿調査は初めてで、 現存する石垣などの現況測量と図面の作製を行う方針で、 実現すれば御茶屋御殿復元への大きな前進となります。 御茶屋御殿は1677年、中国からの冊封使を迎えるために造られ、 首里城の東にあったことから「東苑」とも呼ばれました。 冊封使や薩摩の在番奉行を接待する外交の場として用いられ、 宮廷文化を担う人々が芸能の技量を発表する場でもあり、 琉歌や歌三線、組踊、武芸など琉球文化の発展に寄与しました。 1930年にはわずかに残っていた茶亭などが 首里城正殿とともに整備され、 旧国宝指定の候補になったものの、沖縄戦で焼失しました。 戦後、跡地はカトリック沖縄教区が購入し、 教会と幼稚園を建設しましたが、 敷地内には石垣などの遺構が現存しています。 また、県埋蔵文化財センターによる発掘調査で 遺構の一部が確認されたほか、 写真や図面など資料も発見されました。 市では、調査内容などを踏まえて文化庁と調整し、 方向性を決定するということです。
Wed, 06 Jan 2016 13:46:00 +0900
県内レンタカー 外国人運転事故が日本人の3倍に
2016年1月5日(火)放送分 担当は上地一夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県内でレンタカーを利用する外国人の事故件数が、 日本人利用者のおよそ3倍に上ることが、 県レンタカー協会のまとめで分かりました。 協会によりますと、 昨年度のレンタカーの国別の利用者件数は 台湾、韓国、香港の順で多く、 台湾と韓国は日本とは反対の右側通行のため、 交通ルールに不慣れな客が多いということです。 前方の車を追い越す際に左のサイドミラーなどが接触する事故が多く、 台湾人観光客は 「対向車線に入ってしまった」 「ワイパーとウインカーの位置が逆で慣れなかった」などと 戸惑いをみせています。 こうしたことから、 協会は外国人ドライバーが運転していることを示すステッカーを作成し、 日本人ドライバーに注意喚起と配慮を促しており、 各事業者では運転ルールや県内の交通事故多発地帯などが記された 冊子を中国語の繁体字と英語、韓国語に訳して利用客に配布しています。 また、各車に多言語対応のカーナビを導入し、 外国人スタッフも雇用して、 客の出発前に運転に関する注意点を説明する事業者もあります。 今後も沖縄を訪れる外国人観光客は増加する見込みで、 協会の伊佐専務理事は 「外国人利用者の安全対策を進めたい。 この取り組みが沖縄観光の発展にも寄与すると思う」 と話しています。
Tue, 05 Jan 2016 15:30:00 +0900
宮古島市大神島で初の地域誌づくり
方言ニュース 2015年1月4日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宮古島市の大神島で初めての地域誌作りが始まっています。 大神島は宮古島の 北東およそ4キロにある島で、 祖(ウ)神(ヤ)祭(ガン)などの祭祀に代表される 「祈りの島」としても知られています。 人が住み始めておよそ200年とも いわれる島の歴史は秘祭がある関係で、 住民が外部の調査を拒んできた経緯もあり、 住民間の口承を中心に行われてきました。 しかし、現在の人口は30人弱で 最盛期の6分の1ほどになり、 島の歴史を知る高齢者の減少も進み、 継承は途絶えがちになっていることから、 「このままでは島に人が暮らした歴史がなくなる」と、企画されました。 具体的な内容は今後検討されますが、 島の歴史や日々の暮らし、年中行事、 方言など、住民の「息づかい」が 感じられ、生活史に近い内容を 目指すということです。 また、島の言葉で記録された映像の上映会も このほど、開かれ、参加した (55)歳の女性は「亡くなった おじー、おばーや懐かしい人に会えた。 母が子どもの時話してくれた話などを 思い出した」と目頭を押さえました。 大神自治会の久貝愛子会長は 「高齢者から話を聞き取り、 まとめられる最後のタイミング。 島の歴史を記録し、今後大神島に関心を持った人に 伝えられるようにしたい」 と語りました。
Tue, 05 Jan 2016 15:01:00 +0900
障がいのある人の音楽イベント、沖縄で初開催
1月1日 放送分 今日の担当は 糸数昌和さんです。 障がいのある人の国内最大級の音楽イベント 「第13回ゴールドコンサート」の予選となる沖縄大会が 2月27日、 沖縄市のミュージックタウン音市場で初開催されます。 初の沖縄大会の開催に関係者らは 「障がいのある人の新たな目標の場所になってほしい」と期待を寄せました。 このコンサートは、障がいのある人の自立、社会参加への理解拡大や 音楽活動を支援することを目的に2003年に東京都で始まりました。 プロ、アマチュア、障がいの種類、年齢などを問わず 多くの障がい者が参加できます。 過去には県内から4組の個人・団体が出場しています。 沖縄から本選を目指すためには 県外での地方大会に出場するため、移動費や滞在費、体力的な負担が大きくなっていました。 今回の沖縄地方大会は、 障がいのある人たちが参加する音楽祭を開いている我如古盛健さん(59)と、 日本バリアフリー協会代表理事の貝谷嘉洋さん(45)が出会い、沖縄での開催が実現することになりました。 去年の第12回大会の出場者は、沖縄予選の開催について 「音楽好きな人がチャレンジしやすくなる」 と、声を弾ませました。
Fri, 01 Jan 2016 18:26:00 +0900
伊江中学の生徒が魚料理教室
2015年12月30日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 魚食事業の一環で伊江漁業協同組合はこのほど、 伊江村立伊江中学校の3年年53人を対象に、「魚料理教室」を開きました。 高校進学などで親元を離れて暮らす子どもたちが自炊力を身に付け、 魚料理に親しみを覚えてほしいと、 組合員と女性部員ら8人が魚のさばき方などを指導しました。 また、調理前にはマグロの解体の実演も行われ、 マグロの部位や包丁を入れる手順、こつなどが解説されました。 切り落とされるごとに生徒は 「オー、すごい。おいしそう」などと歓声を上げ、 ほんの数分で解体された見事な包丁さばきに 大きな拍手が湧き起こりました。 一方、3年生に用意された魚は 伊江島産のミーバイとタマンで、 うろこを取り、内臓を取り除いてぶつ切りにし、 自分たちでさばいた魚で魚汁を作り、 解体されたマグロを刺身やたたきにして味わいました。 また、調理の途中、心臓などの部位の説明を受けた生徒は 「理科の実験みたい」と会話し、 魚を怖がる仲間には 「ありがたくいただこう」と生徒同士で声を掛け合い、 「一人暮らしをした時、みんなで集まって魚をさばいてみよう」 と盛り上がっていました。
Wed, 30 Dec 2015 13:20:00 +0900
宮古島 伊良部大橋にLED照明設置
2015年12月29日(火)放送分 担当は上地一夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ことし1月に開通した伊良部大橋で、 夜間における利用者の安全確保を目的に 道路照明が設置されました。 環境対策などから全てに LED=発光ダイオードが採用されたほか、 伊良部島側の海中道路部部分などは ウミガメなど生態環境への配慮から、 照明が照らす部分を道路に限るように 設置場所や器具を工夫しました。 当初、照明を付けない案も検討されていましたが、 地元などの要請を受け、付けたということで、 県宮古土木事務所の小橋川所長は 「3540メートルにわたる照明は夜間通行のためのみならず、 新たな夜景スポットとして観光資源にもなると期待している」 と話しています。 ところで、伊良部大橋開通直後から 多くの観光客が伊良部島を訪れるようになり、 宮古島を訪れる観光客も大幅に増加したことから、 今年度の宮古島の観光客数目標の50万人達成に期待がかかる反面、 宮古島市伊良部商工会などの調査で生活必需品など 島民の島内消費が大幅に減り、市中心部に買い物客が流れる 「ストロー減少が」生じていることも分かっています。
Tue, 29 Dec 2015 15:05:00 +0900
県内各地で年越し準備
方言ニュース 2015年12月28日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 クリスマスも終わり、県内各地では 年越しの準備が本格化していますが、 中城村登又では子どもたちや 地域住民らがこのほど、 リュウキュウマツや竹など地元の材料を 使った門松を 「いいお正月を迎えられますように」 との願いを込めて製作しました。 要らなくなったござを活用してごみ箱や 空き缶に巻き付け、中に砂を入れて 飾り付けて手作りの門松が完成し、 9歳の女の子は「初めて作ったので 松を飾るのが難しかった。 お正月に家族みんなでご飯を食べるのが楽しみ」と 新年を待ち望んでいる様子でした。 一方、国頭村辺戸の若水を首里城に 献上する伝統行事 「美(ヌー)御水(ビー)の奉納祭」が このほど、那覇市の首里城で行われ、 王府の役人にふんした男性が、 首里城正殿裏で待ち構えていた 高級女神官の阿母(あむ)志(し)良(ら)礼(れ)役の女性に 若水を献上し、来る年の平和と御万人の健康長寿を祈りました。 この行事は戦前に途絶えていましたが、 1998年に復活しました。 当初は若水をバスで運んでいましたが、 去年から国頭村辺戸から首里城まで人が走って若水を運ぶ 「若水役伝」も再現しており、 首里城を訪れた観光客らは、 厳かな儀式に見入り、 写真や動画に収めていました。
Mon, 28 Dec 2015 16:50:01 +0900
やんばる観光活性化目指し 周遊バス運行
2015年12月22日(火)放送分 担当は上地一夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 素通り観光から着地型への成長を目標に掲げた新事業を やんばる観光推進協議協会が始めます。 名護市から今帰仁村、本部町を結ぶルートで 周遊有料バスを運行させるもので、 北部のホテルで宿泊した観光客を主なターゲットにしており、 観光名所など19ヶ所に立ち寄りながら、 本部半島をぐるりと回ります。 やんばるを楽しんでもらい、 宿泊数拡大、顧客開拓などを目指すとともに、 恩納村内のホテルの観光客も取り込みたい意向です。 また、「やんばるを遊び尽くそう」をテーマに、 年明け19日まで 有料実証運行を行って客のニーズを把握し、 数年での通常運行を模索します。 始発は名護市内のホテルで、 国天然記念物のひんぷんガジュマルも停車地点になっており、 そこでは名護市観光協会と協力しながら「まちなか散策」も受け付け、 街中への観光客の呼び込みを図ります。 推進協議会の川添会長は 「やんばる観光が自立していくための実証運行となる。 好きな場所で自由にやんばるを満喫してほしい。 将来は推進協議会と北部バスが連携する形で運行したい」 と展望しています。
Tue, 22 Dec 2015 19:00:00 +0900
「第19回やんばる圏高校生英語スピーチコンテスト」 比嘉さん金賞
方言ニュース 2015年12月21日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「第19回やんばる圏高校生 英語スピーチコンテスト」がこのほど、 名護市中央図書館AVホールで行われ、 沖縄高専2年生で、 「「食事について―食事への研究の夢」を テーマに話した比嘉黎さんが 金賞に輝きました。 コンテストは名護市国際交流協会が 主催して開いたもので、 10人の生徒が参加しました。 比嘉さんは父親ががんの告知を 受けたことをきっかけに、 食の大切さやありがたさを再認識し、 がん患者もおいしく食べることが できる食の研究家への 将来像について語ったもので、 「がん患者も健康な人と同じように食を 享受してほしいと 願うようになった」と述べました。 また、 比嘉さんは金賞を受賞したことについて 「それまであまり気にしなかった食のありがたさを、 父の病気を機会に強く感じた。 父は昨年他界してしまったが、 がん告知を受けた患者も健康な人と同じような食事をし、 体調改善にもつながるような 食の研究をしたいという夢に向けて 頑張っていきたい」と、 将来の夢を語りました。
Mon, 21 Dec 2015 13:20:00 +0900
21世紀の森公園で野良猫の不妊手術実施
2015年12月16日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 公益財団法人どうぶつ基金はこのほど、 名護市の21世紀の森公園にすみ着く 野良猫137匹の不妊手術を無料で実施しました。 基金による猫の不妊手術は県内で3回目で、 公園内の猫の不妊手術は初めてです。 野良猫の苦情などを受けていた 名護市が基金に要請したもので、 獣医師3人とスタッフ3人が施術に当たったほか、 地元のボランティア「琉球わんにゃんゆいまーる」の メンバーも猫の捕獲や施術の作業に協力しました。 去る1日にはおよそ50匹の猫が 市労働福祉センターの部屋に集められ、 最初に麻酔を打ち、感染症予防の ワクチンやノミ駆除なども行った後、 不妊手術を実施しました。 手術は1匹およそ5分で終了し、 施術が終わった猫の印として、 耳に切り込みが入れられました。 また、施術に先立ち、基金のスタッフやボランティアメンバーが 公園内で猫の生息状況を確認し、 猫の餌やりをしている人に声掛けなどをしました。 基金の佐上邦久理事長は 「野良猫の盛り声やふん尿の苦情が多いが、 不妊手術をすることでほとんどが抑えられる。 公園で耳に切れ込みが入った猫を見つけたら、一代限りの命で あるということを分かって大事にしてほしい」と話しました。
Thu, 17 Dec 2015 10:53:00 +0900
未開封食品寄付で福祉施設に食料提供 活動団体募集
2015年12月15日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 まだ食べられる安全な食品を企業や個人から寄付してもらい、 生活に困っている人や福祉施設に無償で届ける活動を続ける NPO法人フードバンクセカンドハーベスト沖縄は、 来年1月下旬にかけて、 常温保存ができる未開封の食品の寄付を募る活動=フードドライブを 行う団体を募集しています。 年末年始で困窮世帯の生活が一層厳しくなり、 食品提供の依頼が増えることを見据え、 幅広い企業や学校、PTA、自治会などに協力を呼び掛けており、 30団体の実施を目標としています。 対象となる食品は、 米やパン、缶詰類、インスタント食品、乾麺、飲み物類などで 期限が2週間程度残っているものとなっており、 その他の食品も相談に応じます。 活動を伝えるのぼりや食品を集める箱は貸し出すということで、 豊見城市立伊良波中学校では保護者が来校する三者面談に合わせて 初めて実施する予定だということです。 奥平代表は 「お歳暮や年賀などの贈答品もあり、そのお裾分けもありがたい」 と説明しています。
Tue, 15 Dec 2015 13:25:00 +0900
名護市辺野古区の学習塾 軌道に乗る
方言ニュース 2015年12月14日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 塾を通して生徒の学ぶ意欲を育て、 文武両道を目指そうと、 名護市辺野古区が昨年度から 中学生を対象に始めた学習塾が 軌道に載り始めています。 家庭学習がおろそかだった子も週3回の塾通いで 学ぶ意欲と成績を高め、 自らの進路を見据えるようになり、 少しずつ変わっていく子どもたちに、 辺野古区の嘉陽区長も 「町づくりは人づくり。いずれ地元に戻って力になってほしい」 と期待しています。 今年度、塾には区内のみの中学生44人中、34人が入塾し、 希望の高校を目指して 部活後もペンを握っていますが、 沖縄高専への進学を目指す比嘉菜緒さんは 「みんなと塾で勉強するのが新鮮。 授業と違い、少人数で自分のためだけに勉強できる」と、 塾の効果を実感しています。 事業を開始した昨年度、嘉陽区長は、 学力テストの結果が芳しくない生徒らが見せる屈託のない態度に、 定着を心配しましたが、 生徒が「塾は楽しい」と言って見せた笑顔や、 17人中、16人が高校合格を果たした結果に手ごたえを感じました。 嘉陽区長は「文武両道の『武と』同様に 『文』ももり立て、町づくりのために 優秀な人材を育てていきたい」 と語っています。
Mon, 14 Dec 2015 20:16:48 +0900
浦添3小学校で衣類交換会
2015年12月9日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 浦添中学校の区域にある浦添、沢岻、前田の 3つの小学校が連携したPTA事業「ハッピーギフトを届けよう」で、 各校が先月集めた衣類の交換会がこのほど行われ、 「冬場でも薄着で過ごすような子どもたちに衣類を贈ろう」 との呼びかけに、273点の衣類が集まりました。 衣類は3校で分配し、活用するほか、 福祉施設への提供も予定しています。 衣類は新品同様の「美品」を条件に、 小学生が使用する大きさで提供を呼びかけ、 同じ学校内で回収、提供すると「自分のお古を着ている」など、 いざこざが想定されるため、学校単位で交換しました。 前田ゆぶしが丘児童センターの宮城光子館長は 「着ている服に引け目を感じて自己肯定感が低くなったり、 いじめの対象になったりする。 洋服が新しくキラキラしていたら前向きにもなれる。 自信や生きるパワーにつながってほしい」 と期待しました。 一方、一部に「貧しい人にあげるんでしょう」など、 子どもたちに差別意識を生む声も出て、対応に苦慮する面もあり、 浦添小学校PTAの梁裕之(りょうひろゆき)会長は 「手渡す方法は大人数を対象にした大おさがり会にしてもいい。 助けが必要な子どもたちがハッピーになってほしい」 と強く願っています。
Thu, 10 Dec 2015 11:35:00 +0900
県出身の力士・宇良の奮闘に 地元から声援
2015年12月8日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 3月に大相撲春場所で初土俵を踏み、 順調に出世を続けている宇良(うら)の父親の出身地の国頭村宜名真区で、 宇良の取組があるたびに親戚や住民らが集まってテレビ観戦し、 熱い声援を送っています。 初の幕下で臨んだ先月の九州場所は7戦全勝の結果を残し、 千秋楽では同じ7戦全勝で部屋の1年兄弟子の芝(しば)との間で優勝決定戦が行われ、 祖父の繁さんの自宅に親戚らが集い、固唾をのんで放送を見守りました。 2分40秒の長い相撲となり、激しく競り合いましたが惜しくも敗れると、 親戚一同は残念そうな表情を見せつつも奮闘に拍手を送りました。 小兵ながら業師として注目されている宇良は、来場所は幕下上位が濃厚で、 新十両の可能性も残しており、優勝決定戦を見守った祖父の繁さんは 「今まであんなに長い時間の相撲はなかった。残念だ」 と悔やみながらも、これまでの孫の活躍に 「これからも応援する。さらに上まで進んでほしい」 と期待を込めました。 また、宜名真区の山入端区長は 「宇良の活躍は住民にとっても大きな心のよりどころだ。 幕内を目指し、息長く頑張ってほしい」とエールを送りました。
Tue, 08 Dec 2015 17:27:00 +0900
島くとぅば大会大盛況!
2015年12月2日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 恩納村老人クラブ連合会主催の 「語やびら島くとぅば大会」がこのほど、 村コミュニティーセンターで開かれ、 去年から始まった大会は口伝えで評判を呼び、 用意した150の椅子も追加を出すほどの盛況ぶりでした。 語り手は村内各字の老人クラブ会員で、 北の名嘉真から南の宇加地まで 南北に縦に長い恩納村の各地域に伝わる「島くとぅば」で、 祭りなどの伝統行事や子ども時代の思い出を語りました。 中でも、恩納区には「パピプペポ」を使った言葉があるということで、 那覇を「なふぁ」ではなく「なぱ」と言うなど、 地域独特の言葉の紹介もありました。 また、語り手は高齢の男性ばかりでしたが、会場は女性の方が多く、 使い慣れた地域の言葉で茶飲み話をするように身ぶり手ぶりで気楽に語りました。 中には途中で間違えたり、 標準語が入り交じってチャンプルーの話し方になったりするなど、 会場は終始笑いと拍手に包まれ、 1人5分の持ち時間も、興に乗って20分になる話もありました。 新門信雄会長は 「まるでお笑い大会みたいだったが、 語り手も観客も十分に楽しんだ。 各地域のしまくとぅばの継承に役立てばいい」と満足げに話していました。
Thu, 03 Dec 2015 11:44:00 +0900
北部地域で初のヤギ競り 最高額16万超
2015年12月1日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 北部地域では初めてとなるヤギの競りが このほど、今帰仁村家畜市場で開催され、 「JAおきなわ山羊生産振興協議会」に 入る国頭村や名護市など北部5生産組合を中心に、 子ヤギから繁殖を終えたヤギまで111頭が上場され、 91頭が取引されました。 取引総額は523万5840円に上り、 平均は5万7537円で、最高額は16万3080円でした。 この日の今帰仁村家畜市場は、生産者や購買者らで埋まり、 後方は立ち見で列ができるほどで、関心の高さに、 JAおきなわ北部地区畜産振興センターの嘉手納良一センター長は 「肉牛の競りの日よりも倍以上の人が駆け付けてくれた。 北部地域開催の関係者の期待が伝わった。 相対売りではなく、競りによる適正価格での取引システムをつくっていきたい」 と継続した開催に意欲を示しました。 また、ヤギの競りの初開催に伴い式典が開かれ、 地域のヤギ生産振興の活性化や生産者らの経営安定などに 期待が寄せられました。
Tue, 01 Dec 2015 12:24:00 +0900
楚辺集落でつばきの植樹祭
方言ニュース 2015年11月30日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「育てよう椿の森 100年の恋」を テーマにした植樹祭が、このほど、 読谷村楚辺の飛び地で財産地である 座喜味の横田屋(よこたや)原(ばる)で行われ、 楚辺集落の住民が 100本の苗木を植え付け、 将来ツバキが生い茂る森を思い描きました。 横田屋原はまき取りなどで楚辺住民が 利用してきた入会地として 受け継がれてきた土地で、 主催団体の椿の森を実現させる会が 去年5月に発足し、会員が自宅で 1年半にわたって苗木の育成に取り組み、 この日の植樹となりました。 実現する会の我謝会長は 「横田屋原は先祖が大事に残してくれた緑豊かな土地。 100年単位でものを考えようと 取り組んだ。 子や孫には花をめで、種は油など加工品にして 地域おこしに役立ててもらいたい。 最低でも千本は植えたい」 と話しました。 沖縄椿協会によりますと、「ツバキは沖縄でもともと自生していて、 防風林として役立てられた。 県内の産業として 前途有望で、植樹が各地で行われており、 これを機に20年かけて沖縄を ツバキアイランドにしたい」 と話しました。 楚辺自治会の池原区長は 「子や孫にこういう形で土地を残していくことは 意義あること」と話し、 植樹に汗を流しました。
Mon, 30 Nov 2015 13:40:00 +0900
高齢者の交通死亡事故増加傾向に県警が注意喚起
2015年11月25日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 65歳以上の高齢者の交通死亡事故が 今年、増加傾向にあることが県警のまとめで分かりました。 今月18日までの死亡事故者38人のうち高齢者は13人で、 構成率は34・2%となっており、 前の年の同じ時期より5人増えました。 亡くなった13人のうち10人は道路を横断中の歩行者で、 特に夜から朝方にかけて9人と集中して発生しています。 また、今月に入って 高齢運転者による交通死亡事故も立て続けに発生しており、 県内では高齢者の死亡事故は全国と比べて低い傾向にあるものの、 ことしは4年ぶりに高い水準を記録しています。 県警は 「高齢運転者による事故原因は安全運転への意識の欠如が挙げられる。 一時停止や左右、前後の確認など徹底してほしい」と呼び掛けています。 一方、過去5年間で最も高齢者の死亡事故が多かったのは 2010年の19人の構成率40・4%で、 ことしは構成率が4年ぶりに30%台を突破しました。 県警は 「これからの時期は日が暮れるのが早くなるので注意してほしい」と注意を促し、 「運転する時は常に時間にゆとりを持って、安全運転を心掛けてほしい」 と訴えました。
Thu, 26 Nov 2015 12:25:00 +0900
『ケラマジカの泳ぐ姿をとらえる』
方言ニュース 11月19日 放送分 『ケラマジカの泳ぐ姿をとらえる』 今日の担当は伊刈典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国指定の天然記念物で慶良間諸島に生息する野生のケラマジカの雄ジカ1頭がこのほど、渡嘉敷港南海岸からおよそ300メートル離れた対岸へ泳いで渡る光景を、 村役場の職員がカメラに収めました。 泳いで横断する体長およそ1メートルで立派な角を持った雄ジカは、 3年ほど前から住民らから目撃情報が寄せられており、 撮影に成功した職員は「昨年も動画撮影に成功した。シカは泳ぎがとても達者。 波しぶきを上げ、15分ほどで渡り切った」と満足げで、 ケラマジカの生態に詳しい住民は 「この時季はシカの繁殖シーズンだ。雌ジカを求めて島内を移動し、 集落を通らずに港内を泳いで移動したのではないか」と話しました。 渡嘉敷村の野生ケラマジカは昭和の初めごろまで数多く生息し、 農作物被害が多発したため捕獲され、 一時全滅しました。 座間味村に数多く生息しており、渡嘉敷島に泳いで海を渡る姿を漁師らが たびたび目撃しており、1990年10月に地元住民が撮影に成功しました。 5年ほど前に渡嘉敷村でも子ジカ連れの雌ジカを発見したという情報もあり、 ミーニシが吹き出す秋から冬にかけ、島内でも頻繁に人里にも 雄ジカが姿を見せるということです。
Thu, 26 Nov 2015 10:56:00 +0900
本部町をまちおこし ピンクトップメンバーら
2015年11月24日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 本部町にピンクのタンクトップ姿でまちづくりに励む男たちがいます。 その名も「ピンクトップ」で、 本部町の20代後半から40代の男性有志19人で構成し、 イベント会場の清掃や、舞台出演などを通して本部を盛り上げています。 リーダーの岸本恵樹(けいじゅ)さんは 「おじさんたちもここまでできる。 若い人にも地域活動に参加してほしい」 と意気込んでいます。 結成は2013年で、岸本さんがタレントのキャンヒロユキさんから ピンク色のタンクトップをもらったのがきっかけでした。 本部町を代表するヒカンザクラの色でもあったため、 タンクトップをトレードマークにしましたが、 特に若い人にも地域活動に親しんでもらおうと、 あえて奇抜な格好を選びました。 町内のイベントを中心に活動しながら、本部のPRに努め、 ひそかに本部ゆるキャラの座を狙っています。 1日には、ピンクトップのメンバーで砂浜で海に感謝する 「海閉め」の儀式を行いましたが、 メンバー最年長で親子で参加する城間哲(てつ)さんは 「義務的なまちおこしではなく、楽しみながらやっている。楽しいよ」 と笑顔で話しました。
Tue, 24 Nov 2015 14:17:00 +0900
ハワイ沖縄プラザ計画進行中
2015年11月18日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 ハワイ沖縄連合会が計画を進める商業施設 「ハワイ沖縄プラザ」について、 施設設計を担当したハワイ州オアフ島在住の モーリス山里さんがこのほど、琉球新報社を訪ね、 計画の進捗状況を説明しました。 山里さんによりますと、 来月には競争入札を実施し、年明け1月に着工します。 来年8月までには施設が完成する予定で、 来年9月に開催される連合会の最大年間行事の 沖縄フェスティバル開催に合わせ、 9月5日に施設内覧会と完成祝賀会を開く予定です。 建物は2階建てで貸店舗などとして運営し、 収益を連合会の活動資金に充てる計画で、 外壁などのデザインを構想中だという山里さんは 連合会の活動拠点で、プラザ建設予定地に隣接する ハワイ沖縄センターも設計し、連合会の会長を務めたこともあり、 「沖縄の伝統、文化を感じられる装飾にしたい」と語りました。 施設の建設資金は県内でも募っており、 受け付け窓口を担う「ハワイ沖縄プラザ建設募金推進本部」によりますと、 県内の民間からの寄付金目標額は5千万円ですが、 これまでに寄せられた額はおよそ2500万円に とどまっているということです。 寄付した人の名前はハワイ沖縄プラザに設置される 電光掲示板で掲示し顕彰します。
Thu, 19 Nov 2015 13:03:00 +0900
うるま市出身カメラマン 地元・闘牛写真の暦発売
2015年11月17日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市石川出身のフリーカメラマンの久高幸枝さんが、 闘牛50頭余りの姿を収めた2016年カレンダーを 500部作りました。 掲載されているのは、 去年からことし5月まで活躍した「牛くんたち」です。 去年初めに作りたいと構想を立てたものの、 2年前は脳を支える脊髄液が漏れる原因不明の病、 ことしは脳に動脈瘤ができ、入院しました。 それでも 「性格的に燃え上がって散るタイプ。 それに、命の心配をする中、後悔するよりはやっておきたい」 という思いが行動を駆り立てました。 紹介した牛の名前、体重、産地も紹介し、 2016年に闘牛大会があると想定される日付と、 「大安の日」は牛主が大会で使う酒、塩、茶などを買う日であることから、 その直前の「大安の日」が分かりやすいように赤色を付けるなど、 カレンダーにはたくさんの工夫が凝らされています。 久高さんはデザイナーに病院まで来てもらって 「この牛はここじゃない」と何度も練り直す作業を続け、 カレンダーを完成させたということで、販売が始まった今、 「牛主が『すごい、上等!頑張ったな』と喜んでいて、 チョーうれしかった」 と語り、笑顔を見せています。 問い合わせはうるま市観光物産協会となっています。
Tue, 17 Nov 2015 09:43:00 +0900
ひやみかち那覇ウォーク開催
方言ニュース 2015年11月16日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「ひやみかちなはウォーク2015」が きのう、那覇市の 沖縄セルラースタジアム那覇周辺を 発着点に行われ、 秋空の下、参加者はそれぞれのペースで ウオーキングを楽しみました。 健康増進、家族や友人との絆づくりなど、 参加理由はさまざまですが、 今回は2つのコースが新設され、 より「歩く楽しさ」を 満喫できる大会となり、 このうち、 新設された「マングローブまーい」の コースには、5キロという手軽さもあって 多くの家族連れが参加し、 祖父と参加した5歳の女の子は 「昨日は雨が降ったけれど、 晴れて良かった。 家族と参加できて楽しいと話しました。 また、もう一つの新設コースは、 2本のポールを使い上半身も鍛えられる 「ノルディックウォーク体験コース」で、 父親と参加した10歳の男の子は 「ポールを扱うのが大変」と 悪戦苦闘しながらも、 「景色も良くていい運動になる」 楽しんでいました。 大会には総勢3840人が参加し、 沿道で声援を送った人や ボランティアを含めて、 全員が大会を盛り上げました。
Mon, 16 Nov 2015 18:13:00 +0900
伊是名村の古民家を移住者の住宅として活用
方言ニュース 11月12日 放送分 今日の担当は伊刈典子さんです。 伊是名村の古民家を移住者の住宅として活用 琉球新報の記事から紹介します 伊是名村が村内で空き家となっている古民家の内装や屋根などを修復・復元し、 移住者の住宅として活用する事業で入居希望者が相次ぎ、人気となっています。 村が完成させた2棟に入居する移住者をインターネットで公募したところ、 先月末までに120万件に達し、閲覧者からは「住みたい」「木のぬくもりが伝わる」 などのコメントが寄せられました。入居者は満40歳以下で、 15歳以下の子どもがいるなどの条件があり、 入居期間は5年から10年となっていますが、古民家2棟のうち、勢理客(せりきゃく)区にある1905年築の「名城家住宅」は、岡山県から夫婦と子ども3人の5人家族が 入居する事が決定し、伊是名区で復元した古民家には県外から女性と子ども5人の家族が入居することが決まりました。 村によりますと、伊是名区に住む予定の女性は 「都会で小さな子ども5人がはしゃぐと隣近所に迷惑掛けないか心配。 伸び伸びした環境で育てたい。」などと、移住の理由を話していたということです。 前田村長は「昔の風情を取り戻し、古民家に村民として人が住み、 観光にも役立てていくという三つの目的がある。高齢化が進む中、なるべく若い人に島にきてもらいたい。雇用創出に向けて6次産業化を進めたい」と強調しました。
Sat, 14 Nov 2015 18:12:00 +0900
横浜で古典音楽の音源などが発見される
方言ニュース 11月5日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 横浜で古典音楽の音源などが発見される 琉球新報の記事から紹介します 神奈川県横浜市で芸能活動をしている松田良一(よしいち)さん、美律枝さん夫妻が このほど、舞踊研究所から見つかった古典音楽や民謡、組踊が記録された音源を 南風原文化センターに寄贈しました。1948年頃から1970年頃までの間に 記録されたとみられ、川崎市などで琉球芸能の普及に貢献した、山入端つるさんの歌声が 確認されました。今年6月、辻の芸能者を研究している仲村善信さんからの依頼で音源を探していたところ、稽古場の押し入れから、箱に保管されたオープンリール25本が 見つかりました。山入端さんが歌っているのは8曲ほどで、その他は男性や男女一緒の歌声が記録されています。 仲村さんは「山入端さんの声にほぼ間違いない」と語り、良一さんは 「私の師匠は山入端さんの地謡で踊っていた時期がある。沖縄芸能の貴重な宝であってほしい。」と話しました。 南風原文化センターは古典音楽や民謡の歌声を記録したSPレコードを600枚から700枚を保管しており、見つかった音源は業者に依頼し、CDに録音したということで、 「誰でも聴けるように検索機能を整え、整理していきたい」としています。
Sat, 14 Nov 2015 18:08:00 +0900
戦争で奪われた学びの時間 体験者の想い 出版
2015年11月10日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 戦後の混乱と貧困で義務教育を受けられず、 戦後60年以上たって夜間中学に通う生徒らの 戦争・戦後体験の聞き書きをまとめた本 「まちかんてぃ!動き始めた学びの時計」が このほど、出版されました。 那覇市の学校NPO法人 珊瑚舎スコーレ夜間中学校がまとめたもので、 1926年から1951年生まれの58人の体験が 収められています。 生徒たちの多くは学べる喜びを口にしていますが、 戦後の混乱の中、両親が死亡し学校に行けなかった男性は、 「無学ですと社会に出て困る。 勉強をして、同じ人間としてきちんと肩を並べて歩きたい。 戦争で亡くなった人も、生き残った自分たちも 戦争の犠牲者です」と語っています。 また、 「たえず学歴ではなく学校に行きたい、学びたいと思い続けてきた。 自分は何のために生まれてきたのか。 あと何年生きるか知らないが、残された時間を自分のために使いたい」 と話す女性もいます。 聞き書きしてきた遠藤知子さんは 「『戦後70年』と言われるが、生徒たちの体験を聞いていると、 戦争の影響は長く続いており、戦争に『後』はないと感じる」 と強調しました。
Tue, 10 Nov 2015 16:01:00 +0900
座間味村で伝統行事「キタノボリ」
2015年11月9日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 座間味村の座間味、阿真、 阿佐の3つの字区でこのほど、 伝統行事「タキノボリ」が区民総出で行われ、 区民らは朝早くからごちそうをつくり、 阿佐区の山頂にある拝所で、 山の神々に家内安全、五穀豊穣、 航海安全などを祈願しました。 この行事は琉球王朝時代の蔡温の時代に、 森林を保護するために行われたと伝えられており、 300年近くの伝統があります。 この日、 住民らは阿佐区にある4つの拝所を訪れ、 山の神々に祈り、 ことし生まれた子どもたちが 山の神々に報告され、 健康に育つようにと祈願しました。 さらに、ことしは広島から引っ越してきた 山川泰広さん(34)歳の6歳の長男と 4歳の長女が初めて登山し、 参加した人たちに報告され、 祝福を受けていました。 座間味村では近年、 県外からの移住者が増えており、 人口の半分にも達していることから、 住民らは「タキノボリ」の行事も 「いい意味で雰囲気が変わるのでは」と 話しているということです。
Mon, 09 Nov 2015 16:05:03 +0900
うるま市が観光拠点整備事業説明会開催
2015年11月4日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 うるま市都市計画部はこのほど、 市内で、勝連城跡周辺観光拠点整備事業の報告会を行い、 「ももと池エリア」「ももと花園エリア」「文化観光エリア」など 7エリア別の実施設計を説明しました。 2025年度までの事業実施を市民に説明したもので、 事業に係る費用は80億8800万円としています。 市都市計画課は、事業推進の理由として 「今後も伸びる沖縄観光と東海岸の開発の機会をつかむ」 「一括交付金が活用できるうちに大型事業を実施する」 「未来の市民に文化遺産を残す」の3点を挙げました。 参加者からは、 「観光客の目線に立った時、城下町のイメージを持っていたが、 ニュータウンのイメージに感じる。 その時代を感じさせるようなデザインにした方がいいんじゃないか」、 「造った後の維持費、観光収入の試算は出ているのか心配だ」など 多くの意見が上がりました。 市都市計画課は 「展示施設の内容は今後検討するので意見を踏まえたい」と 答えました。 一方、県内の経済研究機関は、 拠点整備事業により、駐車場や飲食店、土産品店などの施設ができ、 勝連城跡に年間およそ30万人が来場すると予測されることから、 およそ160億円の経済波及効果が見込めると発表しています。
Thu, 05 Nov 2015 12:07:00 +0900
ビーグで新商品開発 担い手増加へ
2015年11月3日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市照間で栽培され、 畳の原料になるイグサ=ビーグを活用した 商品開発が進んでいます。 照間のビーグは県内生産量の9割を占め、 150年から200年の歴史を持つといわれていますが、 その一方で、担い手の高齢化が問題となっています。 また、栽培したビーグのうち、 畳に使うことができる十分な長さを持つのはおよそ5割で、 それ以外は破棄しているということで、 その端材を活用できないかと、商品開発が始まりました。 商品のうち、粉にして練り込んだ「ビーグ麺」が目玉で、 平和病院の職員や利用者が働く工場で作っており、 食物繊維が豊富に含まれることから 女性を中心に人気を集めています。 さらに、ビーグ商品を衣食住にも広げ、帽子やろうそく、 芳香を広げる器具のアロマディフューザーも開発しました。 市から活性化事業を受託する ノイズ・バリューの久田裕子(くだ・ゆうこ)さんは 「照間ビーグをブランドにしたい。 地域の人たちが守り育ててきたビーグ作りを残し、 活用方法を増やすことで担い手を増やしたい」と話しています。
Tue, 03 Nov 2015 10:40:00 +0900
首里城祭 行なわれる
2015年11月2日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 琉球王国時代の文化を鮮やかに再現する 「首里城祭」が10月31日から 首里城公園で始まり、 初日は舞踊や民俗芸能を披露する 「伝統芸能の宴」や 琉球王国の即位式を再現した 「冊封使行列・冊封儀式」が行なわれ、 訪れた人を魅了しました。 2日目の昨日は 那覇市の国際通りで 「琉球王朝絵巻行列」が行なわれ、 琉球王朝時代の国王や王妃、 冊封使らのいでたちをした およそ800人が 国際道りを練り歩きました。 棒術や旗頭などの伝統芸能も披露され、 見物したおよそ3万5000人を楽しませました。 那覇市の庄治務(しょうじ つとむ)さん(65歳)は 「衣装や儀式の様子が独特で 中国の様子にも似ている。 とても華やかだ」と語りました。 首里城祭は明日までの期間中、 さまざまな催しが行なわれ、 史実に基づいた琉球王朝時代の祭事が 華やかに再現されます。
Mon, 02 Nov 2015 15:07:00 +0900
土曜朝塾 開講
方言ニュース 10月29日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 土曜朝塾 開講 那覇市若狭公民館は今月から大学生が那覇中学校区の児童生徒の自主学習を サポートする学習支援『土曜朝塾』を開講しており個別指導や独自授業が 受講している子どもたちに好評です。 朝塾の企画運営は、琉球大学の学生による団体『IKAROS(いかろす)』が 担当し、教職員を目指す琉大教育学部の学生らが講師を務めているもので、 受講している児童生徒23人が、午前中の2時間、公民館での自主学習に励んでいます。 去る17日には自主学習後、大学生ら考案のゲーム要素を加えた漢字学習が行われ、 児童らは「師走」の漢字をイラスト化するなど、 学びと遊びを一体化した学習を楽しみました。 若狭小5年の本永理沙さんは 「大学生は分かりやすく教えてくれるし、こういうゲームも楽しい。 最後まで朝塾に通いたい」と話し、講師を務めた教育学部1年の宮城志帆さんは 「実践的な朝塾での経験は今後に生きると思う」と充実した表情を見せていました。 若狭公民館では朝塾を今年12月12日まで開講し、来年度以降も継続して、 事業を展開する計画で、学校・地域・大学生が連携して子どもたちの健全な成長を 見守る体制づくりを目指します。
Fri, 30 Oct 2015 10:07:00 +0900
奥武島の観音堂400年祭り開催へ、地元に熱気
2015年10月28日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 南城市玉城奥武区の奥武観音堂前広場で来月1日、 奥武観音堂400年祭が開かれます。 400年ほど前、奥武島に漂着した中国船を島民が救助し、 その返礼に中国から贈られた黄金の観音像を祀ったのが観音堂の由来で、 祭りは5年に1度行われ、 島の守り神である観音堂に感謝をささげます。 18日には広場でリハーサルが行われ、 観音堂に奉納する棒術、臼太鼓を区民らが演舞し、 練習に熱がこもりました。 女性たちが踊る臼太鼓は観音堂祭のほか、 毎年十五夜に踊られ、 太鼓を打つ6人の音頭が7つの節を歌い、 女性たちは輪を描きながら貫花、四つ竹、 伊集の花を持って厳かに踊ります。 音頭を務めておよそ20年の嶺井美香子さん(48歳)は 「奥武島でも伝統の継承は課題だ。 臼太鼓をなくさずに受け継いでいきたい」と力を込め、 数え51歳まで参加できる音頭を終えた 「音頭アガイ」の中本節子(79歳)も練習を見守り、 「よそから嫁に来た女性たちも頑張ってくれている。 とてもありがたい」と目を細めました。 一方、棒術は奥武島棒術保存会の男性たちが演舞し、 津堅島から伝わり奥武島で発展した棒や櫂のほか、 もりを使った奥武島独特の演舞もあるということです。
Wed, 28 Oct 2015 16:37:00 +0900
飲酒運転根絶めざし にこりんちゃんの旅がスタート!
2015年10月27日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宜野座村商工会女性部は、 飲酒運転根絶への願いが込められたキャラクター 「幸せの赤い鼻にこりんちゃん」の人形が 県内各地を旅する取り組みを始めました。 にこりんちゃんは県警本部から旅をスタートし、 人から人へと手渡されながら 飲酒運転根絶の意識をリレーしていきます。 女性部部長の眞栄田絵麻(まえだ・えま)さんは 小学6年生の時に飲酒運転による事故で 母親を亡くしたということで、 いつもつらく暗い表情だった眞栄田さんに 担任の先生が掛けた 「つらい時こそ笑いなさい」という言葉を励みにした日々の中、 眞栄田さんの心にいたのが にこにこ笑う「にこりんちゃん」でした。 そんな、にこりんちゃんが背負う小さなリュックサックには、 飲酒運転根絶へのメッセージを書き連ねる「メッセージ布」が入っている他、 飲酒運転の被害者である眞栄田さんと、 かつて飲酒運転で死亡事故を起こした 宮城貴子さんの思いをつづった冊子も入っており、 飲酒運転への考えを深められます。 旅の期間は無期限ですが、 半年に1回はメッセージ布の交換などのため 村商工会女性部に戻してもらう仕組みです。
Tue, 27 Oct 2015 13:09:00 +0900
那覇市歌 新しい歌詞を選定中
方言ニュース 2015年10月26日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「あけぼの清き 南(みんなみ)の」で 始まる那覇市歌について、 市が1929年の制定以来となる 新しい歌詞の選定作業を進めています。 合併前の旧那覇市だけに触れた歌詞を 現状に合わせて刷新しようというもので、 現在の3番の後に旧市村を歌う詞を 追加する方向性を打ち出し、 市歌では実現していない「4市村合併」を 目指しています。 市では、1954年、 旧首里市や旧小禄村との合併を 記念して市歌を一般公募しましたが、 募集中に旧真和志市との合併に見通しが付き、 募集を新市誕生後に再度行うことにしましたが、 再公募されませんでした。 それから半世紀後の2002年、 市制施行80周年を記念して 歌詞を公募したものの、 最優秀賞に該当する作品がなかったため、 新市歌の実現はまたしても見送られました。 現在の市歌は、「奥武山」や 「波の上」といった 旧那覇の地名や情景が盛り込まれており、 選定される新市歌は、曲はそのままに 歌詞を7番編成とする予定で、 市の担当者は 「旧那覇市以外の市民から『自分の住む地域を歌っていない』という 声が上がるなど、市歌は広く親しまれて いるとは言えない。 新たな歌詞を加えることで、 全市民に知ってもらいたい」 と話しています。
Mon, 26 Oct 2015 13:59:35 +0900
知念高校 創立70周年記念事業期成会の魔除けシーサーお披露目式
方言ニュース 10月22日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 知念高校 創立70周年記念事業期成会の魔除けシーサーお披露目式 琉球新報の記事から紹介します 来月、創立70周年を迎える知念高校で、記念事業期成会から贈られた ワゴン車の贈呈式と魔除け漆喰シーサーのお披露目式がこのほど行われ、 部活に励む生徒たちを感激させました。職員や生徒代表が見守る中、 神谷校長に車のキーを手渡した期成会の中村会長は 「勉学や部活、スポーツに大いに活用して有意義な高校生活を送ってください。」と 激励しました。一方、既に校内入り口に左右の石柱に取り付けられた漆喰シーサーは、 47期卒業で、瓦ぶき師の奥原崇二郎さんが高校時代からシーサーが見当たらなかった のを思い出し、贈ることにしたということで、名護出張で出席できない崇二郎さんに 代わり、知念高校1年で娘のさや香さんが父親と一緒に漆喰に黒い墨を混ぜて シーサーを作ったと説明しました。 贈られた生徒らは「朝早く登校する時に、シーサーが迎えてくれて見守っくれるので 心強く、安心して勉強ができます。また、私たち後輩を見守ってくださる諸先輩方の支援のおかげで部活動にも青春の情熱を燃やし、これからも優勝目指して頑張ります。」と 力強く語りました。
Thu, 22 Oct 2015 14:19:00 +0900
ウミガメ轢死防止の土のう設置
2015年10月21日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 今年8月に産卵直前だった雌のアオウミガメが 車にひかれて死んだ大宜味村喜如嘉の国道58号で、 沖縄総合事務局北部国道事務所はこのほど、 再発防止のため国道と砂浜の間に土のうを設置しました。 産卵後の親ガメやふ化した子ガメが 道路に出てくるのを防ぐことが目的で、 近くの砂浜で産卵したウミガメの卵が ふ化する見通しの今月末まで設置する予定です。 日本ウミガメ協議会によりますと、 ふ化した子ガメは街灯など 光に向かって進む傾向があるということで、 北部国道事務所は従来、 街灯の光が海側へ漏れないような措置を施してきましたが、 体の大きな親ガメが道路に入ってくることは想定外だったため、 対策を検討していました。 北部国道事務所はウミガメの道路進入が懸念される 国道沿いの他の地点でも対策を進めています。
Wed, 21 Oct 2015 14:38:00 +0900
中部南地区火葬場・斎場 計画白紙に
2015年10月20日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 公営の火葬場がない宜野湾、北谷、西原、 北中城、中城の5市町村が 中城村内に建設を計画する 「中部南地区火葬場・斎場」について、 およそ40億円の財源確保のめどが立たず、 地元の合意も得られていないことから、 場所も含めて計画を白紙に戻す方向で調整していることが このほど分かりました。 現在の計画では 2019年供用開始の予定ですが、 計画が白紙となれば供用開始の遅れは避けられません。 5市町村でつくる建設検討委員会は当初、 5市町村のうち3市町村が基地所在市町村のため、 防衛省予算の活用を検討しましたが、 基地がない自治体もあることから、 防衛省予算では活用できるメニューがなく断念しました。 さらに一括交付金の活用についても県と協議したものの、 「火葬場は沖縄の特殊事情に由来せず、なじまない」 として見送られたということで、 予算確保のずさんさなど、 行政手続きをめぐって批判が出そうです。 検討委員会は今月末までに、 5市町村の枠組みのまま候補地の再検討を進めることを 確認する見通しです。
Tue, 20 Oct 2015 17:35:00 +0900
飲酒についての講演会
方言ニュース 10月15日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 飲酒についての講演会 飲酒についての講演会がこのほど、宮古島市内で開かれました。 精神科医の真栄里仁(まえさと・ひとし)さんが講師を務め、 「高齢者になると体の水分が減少し、アルコールの濃度が高くなり、酒に弱くなる」と 説明し、高齢者の大量飲酒は認知症や脳梗塞の原因になることや、 骨粗鬆症を悪化させ、骨折のリスクが高くなることを示しました。 また、真栄里さんは女性の肝臓は男性より酒に弱いと強調し、妊娠中の飲酒は 「赤ちゃんの影響を与えるので控えるべきだ」と注意を呼びかけました。 さらに、自殺で亡くなった人のおよそ4割が飲酒後であるとのデータも紹介しました。 飲酒を減らす方法として真栄里さんは飲み会ではオトーリ5杯以内、 週に数回は飲まない日を決めるなどの目標を立てて実行することが望ましいとし、 「無理はせず、自分にできることから始めてほしい」と現実的な目標設定を促しました。 この他、飲んだ量や飲んだ状況などを記す「飲酒日記」の効用も挙げ 「奥さんが、時々日記を見て『頑張っているね』などと、褒めてやれば、 効果はさらに高まる」と話し、飲酒量を減らすには家族の支えが何よりも大切だと 訴えました。
Tue, 20 Oct 2015 14:45:00 +0900
白寿の祝い「ガージーバール」を前に家族駅伝
方言ニュース 2015年10月19日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 平安座島に伝わる白寿の祝い 「ガージーバール」の祝いを前に 数えで99歳の川前信蔵(しんぞう)さんを交えた 家族駅伝が11日に行われ、 名護から平安座島までを 親子がたすきをつなぎました。 駅伝では、集落に入った最終ゴール地点の 自治会館前まで見事に走り抜けた 川前さんの健脚ぶりを 住民らが声援で迎えました。 20代から祖父にならってサバニを操り、 漁業に携わってきた川前さんは ウミンチュ一筋の人生を送ってきました。 陸上競技で中頭郡の代表として 県の体育大会に出場経験もあり、 97歳の時にはあやはしロードレースに 出場し、4キロ近くを55分で走りました。 炊事洗濯も自らこなすという川前さんは 「100歳までは大丈夫。 自分ひとりで健康に歩くよ。 走っているのが楽しい」話し、 「115歳まで生きるよ」と 快活に語りました。 25日には平安座自治会館で ガージーバール祝いが行われ、 長寿の恩恵を地域に授ける 集落内パレードも 予定されているということです。
Mon, 19 Oct 2015 14:00:00 +0900
沖縄ヤギ王国建設計画
2015年10月14日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 県内で唯一ヤギ乳を生産するはごろも牧場は、 来年5月の開業を目標に 観光牧場「沖縄ヤギ王国」を計画しています。 見て、触れて、学んで、楽しめる 「沖縄ヤギ王国」を目指すもので、 ヤギ肉の需要増加に伴い、 ヤギ肉を食べられるレストランなど事業拡大も今後検討します。 はごろも牧場はこれまで、チーズやヨーグルトなど ヤギ乳商品の製造・販売を中心に展開している他、 ヤギの放牧も行っており、 多くの利用者が訪れることから観光牧場として畜舎を整備し、 敷地内にヤギについて学ぶヤギミュージアムや販売所、 加工所も設置します。 また、「沖縄ヤギ王国」事業は中城村と 村商工会も連携します。 中城村には世界遺産の中城城跡がありますが、 観光地として活用できていない課題がありました。 村内には島ニンジンやドラゴンフルーツ農家があり、 ヤギ王国を中心とする周辺地域に波及効果も見込めるということで、 特産品となるような加工商品開発にも取り組んでいきます。 新城社長は 「村と連携しながら、沖縄の新しい観光産業メニューとして、 沖縄ならではの楽しみを提供したい」 と意気込んでいました。
Thu, 15 Oct 2015 11:40:00 +0900
東村で婚活イベント 来月実施
2015年10月13日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 東村や東村商工会は 村内の年令の若い男性の高未婚率の改善ため、 男女の出会いの場を提供する 婚活事業「東村くくるこん」を 来月22日と23日の両日、 村内のつつじエコパークで実施します。 自然に囲まれた施設でバーベキューや キャンプファイアー、野外活動プログラムなどを通し 1泊2日で交流するもので、 男女それぞれ20人ずつの参加者を 30日まで募集しています。 東村では、特に20代男性のおよそ9割、 30代男性のおよそ5割が未婚であることから、 人口減少や産業衰退に歯止めをかけることが目的です。 昨年度は男女1組が結婚し、 村が建設した定住促進住宅で村民として生活しています。 参加対象は男女とも20歳以上で、 男性は東村在住か村内で働いていることが条件となっており、 女性は村内外を問いません。 会費は宿泊や食事、移動費などを含め、 男女とも3千円でです。 大嶺実行委員長は 「大自然の中での交流となる。一人でも多く来てほしい」 と呼び掛けています。
Tue, 13 Oct 2015 17:53:00 +0900
宮古島市で「パーントゥプナハ」始まる
方言ニュース 2015年10月12日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 国の無形民俗文化財に指定されている 宮古島市平良の伝統行事 「パーントゥプナハ」が 昨日、始まりました。 パーントゥは 泥だらけのつる草を身にまとい 仮面をつけた来訪神で、 人やものに泥を塗って回り 厄払いをおこないます。 午後5時過ぎ、 「ンマリガー(生まれ井戸)」から現れた 3体のパーントゥは 宗家にあたるムトゥを訪れて 古老に泥を塗ると、 その後は集落を駆け回って 駆けつけた市民や観光客、 車や家など、老若男女を問わず 泥を塗ったり投げたりしていました。 ことし100歳になった伊山平治(へいじ)さんも 泥を塗られ、 「パーントゥに泥を塗られ続けて 100歳になった。 何かいいことがありそうだ」と 笑みを浮かべました。 パーントゥプナハは今日まで おこなわれるということです。
Mon, 12 Oct 2015 18:20:00 +0900
今帰仁村に船の転覆事故の犠牲者を悼む慈魂碑を建立する
方言ニュース 10月8日 放送分 今日の担当は伊刈典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します 1947年10月1日、今帰仁村の古宇利島から出港した船の転覆事故で亡くなった 犠牲者を悼む「慈魂碑(じこんひ)」が完成し、きのう除幕式が開かれ、 事故から68年の歳月を経て建立された碑を前に、遺族らが祈りをささげました。 亡くなったのは今帰仁村陸上競技大会に参加する予定だった児童生徒や教員らで、 事故にあった木造の帆掛け船には、陸上大会の参加者や応援のために 定員オーバーの100人の島民でひしめき合っていました。 島を出港した船は今帰仁側の岸の近くで転覆し、 泳いで岸まで渡った人や、多くの漁師が島からサバニで駆けつけましたが、 10人が亡くなりました。当時中学2年生だった82歳の女性は 船が転覆した瞬間に海に投げ出されて気を失い、数時間後に姉の家で目覚め、 「今でも船に乗るのが怖い。事故で後輩や先生を亡くしたので、 ずっと心に引っ掛かっていたから碑ができてよかった。 慰霊祭には毎年参加したい。」と碑の完成を喜びました。 また、相談役として建立に携わった男性は 「乙女たち10人の碑を慰めるために花添えできれば」と力を込め、 叔母を亡くした男性は 「手を合わせる場所が出来てよかった。」と話しました。
Thu, 08 Oct 2015 13:32:00 +0900
浦添市が来年4月から新3学期制導入
2015年10月7日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 浦添市教育委員会は、 来年4月から市内の幼稚園と小中学校で 「新3学期制」を導入します。 このほど開かれた市教育委員会の定例会で、 「市学期制審議会」の答申を受けて決まったものです。 浦添市内の幼稚園と小中学校は現在2学期制で、 「新3学期制」は2学期の始業日を9月1日とせず、 8月下旬に2学期の始業式を行います。 小学校で3日間、中学校で5日間夏休み後に 授業時数を確保します。 また秋休みの2日間は、春休みに加えることで、 3学期修了日を早めます。 8月から4回にわたり開かれた「市学期制審議会」の答申では 「2学期制の良さと3学期制の良さを生かした 『新3学期制』が望ましい」と結論付けており、 その理由として、児童生徒と向き合う時間を確保することや 評価の回数が増え個に応じた学びの振り返りが可能、 3学期制の方が生活リズムが整いやすいなどを挙げています。 浦添市教育委員会は、2学期制導入から10年の節目を 迎えたことをきっかけに今年2月に 「市2学期制検証委員会」を発足させ、 その後有識者と学校長や教師、PTAの代表らで組織する 「市学期制審議会」で議論を重ねてきたもので、 池原教育長は 「スムーズに移行できるよう取り組んでいきたい」と語りました。
Wed, 07 Oct 2015 17:00:00 +0900
県立北部病院に産婦人科医2人着任
2015年10月6日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県立北部病院に今月1日付で、 産婦人科医2人が着任し、 10年ぶりに定数の4人体制が整いました。 2人は牧野康男さんと郁子さん夫妻で、 2人も東京女子医科大学母子センターで 産婦人科医として経験を積みました。 2人は今月13日から出勤し、 北部病院では当面、診療制限は継続しますが、 4人体制が安定すれば緩和も検討します。 康男さんは兵庫出身、郁子さんは広島出身で、 2人は毎年、観光で沖縄の離島を 訪問してきたという沖縄通でもあります。 「国際医療に関心があり、 国内でも医師不足の現状がある中、 国内で力になれる部分があれば手伝いたい」 と、4年ほど前から沖縄への移住を 検討していたということで、 東京女子医科大学准教授だった康男さんは 「腎移植や糖尿病など 合併症のある妊婦を多く診てきたので、 相談に乗っていきたい」 と話し、郁子さんは 「女性の医師として、 きめ細かさを出していきたい」 と抱負を語りました。 また、仕事以外では、郁子さんは 「三線を弾けるようになりたい」 と話し、康男さんは 「魚釣りを楽しみたい」 と語りました。
Tue, 06 Oct 2015 20:33:00 +0900
北谷で「浦島太郎作戦」
方言ニュース 10月1日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 北谷で「浦島太郎作戦」 琉球新報の記事から紹介します。 北谷町の子どもたちがこのほど、県内で保護されたウミガメ13匹を 町内の砂辺の浜から海に放流しました。昔話にちなんで 『浦島太郎作戦』と名付け、子どもたちと保護者、地域の支援者らおよそ200人が参加し、 沖を目指して泳ぐカメに子どもたちは「頑張れ」と大きな声援を送りながら、 命の大切さを学びました。 また、参加者は砂辺区公民館から砂辺馬場公演までゴミを拾いながら歩き、 子どもたちは捨てられたゴミが生みに流れると、海の生き物達が誤って食べて命が 危険にさらされることも学びました。 カメの放流を終えた小学4年の男の子は 「かわいかった。世界中を回った後、卵を産みにここに戻って来てほしい。」 と語り、「海は楽しい所だと思っていたけれど、危険な生き物もいると聞いてびっくりした。 ごみが海に流れて生き物が死んでいると知って悲しかった。」と述べました。 この他、地域の子どもたちのほか、ボランティア、アメリカ軍関係者の子どもたちが参加し、 交流を深め、海の危険生物の見分け方と万が一接触した場合の対処法を学ぶ講座もありました。
Thu, 01 Oct 2015 13:58:00 +0900
米寿の夫婦祝い「ボウリング大会」
2015年9月28日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁村兼次区の大城哲夫さん(88)歳と 初江さん(89)歳夫婦の仲間16人が集まり、 2人の米寿を祝おうと 「親睦ボウリング大会」がこのほど、 名護市内のボウリング場で開かれました。 2人は81歳から一緒にボウリングを始め、 今では週2回、毎回5ゲームを投げ、 畑仕事ができない雨の日は 一日中ゲームをすることもあります。 毎月のリーグ戦に若者に交じり出場し、 優勝経験もある哲夫さんは、 畑仕事も現役で、年齢を感じさせず、 息子4人、娘2人、孫15人、ひ孫17人の 38人の大家族に恵まれました。 ボウリング場に通うにつれ仲間が増え、 その仲間らと本島各地に車を走らせ、 買い物やドライブ、旅行にも行き、 毎月2回、300グラムのステーキを 食べに行くのも楽しみだということです。 大城さん夫婦は「他市町村の人々と広く 友達になれることが楽しい」と話し、 世話役の(75)歳の男性は 「鉄人とはこの人のことだと思う。 われわれが引っ張られ、 付いていくのがやっと。 この年齢で夫婦一緒にボウリングは 全国的にも珍しいと思う。 目標の夫婦だ」と、 笑顔で2人を見つめていました。
Tue, 29 Sep 2015 20:07:02 +0900
二見情話で二見区と標津町のつながり深まる
2015年9月29日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市二見区と北海道の標津町とのつながりが、 二見区内にある二見情話ミュージックラインを きっかけに深まっています。 お互いの地域を訪ねるなど交流を重ね、 来年8月には標津町で開かれる 町民祭り「水・キラリ」に名護市の 桜太鼓の参加が決まりました。 ミュージックラインを手掛けた 篠田興業社長の篠田静男さんと、 妻の節子さんがこのほど、 祭りへの参加要請で二見区を訪れると、 桜太鼓のメンバーがサプライズで エイサーを披露しました。 車で通ると、二見情話の曲が流れる道路 「二見情話ミュージックライン」は 2012年に完成し、その年から開かれた 二見情話大会には毎年篠田夫妻が 招待されています。 エイサーのサプライズを受けた節子さんは 目に涙を浮かべながら 「まさかこんなに歓迎されるとは 思わなかった。うれしい」 と喜び、静男さんは 「自分の力で地域を盛り上げるという 区長の姿を見て、いつも励まされている。 北海道と沖縄は遠いが、 二見区とは心の距離は近い」 と話しました。 宜寿次区長は 「北海道と沖縄と手を取り合って お互い活性化していこう」 と語りました。
Tue, 29 Sep 2015 19:01:00 +0900
那覇市街角ガイドの魅力
方言ニュース 9月24日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 那覇市街角ガイドの魅力 琉球新報の記事から紹介します NPO法人「那覇市街角ガイド」は那覇市の歴史や文化を観光客に紹介する ガイド活動を行い、15年となりますが、平均年齢70歳のシニアガイドたちは、 那覇の魅力を紹介し続けています。 首里城をはじめとする史跡や市内の市場巡りなど全18コースのガイドなどが主な活動で、 特にガイドは低料金や観光客の都合に合わせて開始時間やコースを設定できる柔軟さが 好評で、去年はおよそ200件、延べ3000人余の人を案内しました。 人生経験に裏打ちされた丁寧な対応ぶりも評価を得ており、 県外の高校や中学校が修学旅行の際のガイドを継続的に依頼してくるほか、 県内中学校からの体験学習でのガイドの依頼もあります。 新城会長らは 「元気に活動する私たちを見て、ガイドを受けた人達や、同じシニア世代が 元気になってくれれば社会が明るくなる。沖縄ファンをつくる活動だと思うし、 長い付き合いになる県外客もいる。」と語りました。 主な喫緊の課題は最近増加している外国人観光客に対応できる英語通訳士を増やすことで、 新城会長らは 「英語で案内できる自前のガイドを育て、 外国からの観光客に那覇のことをしっかり伝えたい」と強調しました。
Thu, 24 Sep 2015 13:11:00 +0900
大宜味村で1年間も副村長が不在
2015年9月23日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 大宜味村で副村長の不在がおよそ1年続いています。 去年10月に就任した宮城功光(のりみつ)村長は 今年2月と6月に副村長人事案を提案しましたが、 村議会は2回とも否決しました。 さらに、今月17日に教育長と教育委員長を統合した新 「教育長」人事案を村議会9月定例会の 最終本会議へ提案しましたが、 村議会は賛成少数で否決しました。 宮城村長は本会議で、人事案に反対する村議らが 理由を議会で説明していないことに触れ、 「なぜ反対なのか意見を言ってほしい。 そうしないと村民も理解できないと思う」と求めました。 しかし、反対の立場からの質疑や討論はないまま 賛成少数で否決されました。 議会終了後、宮城村長は 「議員の皆さんの意見を聞いて調整したい」と述べ、 教育長に関しては今月下旬に臨時会を 開いてあらためて提案したい考えを示したものの、 副村長人事については提案のめどは立っていません。 一方、副村長や教育長の人事案に反対する村議らは取材に対し、 宮城村長から議会への事前の丁寧な調整や説明の不足、 他に適任者がいること、 村長選に関連した言動などを反対の理由に挙げ、 これらが解決されれば賛成できるとしています。
Thu, 24 Sep 2015 11:54:00 +0900
100歳以上の百寿者が6万人突破
2015年9月21日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 敬老の日を前に 厚生労働省が公表した集計で、 今年初めて100歳以上の高齢者 「百寿者」が6万人を突破しました。 医療の進歩や衛生環境の向上で 平均寿命が延びており、 2050年ごろにはおよそ70万人に 達するとの推計もあります。 東京都健康長寿医療センターの 増井研究員は百寿者の性格的な特徴として、 「誠実で好奇心が旺盛。 また社交性が高い人が多い」と語り、 「寝たきりでも昔のことや家族のことを思い浮かべて 幸せをかんじる人もいる。 『幸せ上手』なのも百寿者の特徴の一つ」 とも解説します。 慶応大学の広瀬特別招聘教授によると、 長生きになにより重要なのは 50代から70代での生活態度で 大酒や喫煙を控えるなど、 生活習慣病の要因となるものを減らすことが 大前提だということです。 広瀬教授は、 「研究するほど、百寿者にもいろんな人がいることが 分かってきた」と語り、 今後は遺伝子と長寿の関係の研究にも 力を入れていくということです。
Mon, 21 Sep 2015 20:43:10 +0900
牧志公設市場立替候補地案で市場組合が経緯説明嘆願書提出
2015年9月16日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 那覇市が老朽化した第一牧志公設市場の建て替え候補地案を 近隣の「にぎわい広場」に決定した件で、 市場組合の粟国智光(ともみつ)組合長らはこのほど、 那覇市役所に経済観光部の名嘉元(なかもと)裕(ゆたか)部長を訪ね、 市場事業者への事前説明なしに 市議会9月定例会で公表した経緯などについて、 城間幹子(みきこ)市長と直接面談した上での説明を 求める嘆願書を手渡しました。 対応した名嘉元部長は 「あくまで外部検討委員会などに素案を 提示して議論していこうという段階だ。 決定プロセスに入ったというものではない」と回答し、 理解を求めました。 これに対し、粟国組合長は 「マチグヮーの人々は既定路線ではないかと不信感を持っている。 組合長に事前に伝達がなかったこともあり、 信頼関係が崩れている」と指摘し、 外部検討委員会への市場関係者の出席拒否や、 市から組合に贈られた観光功労賞の返上に言及して、 抗議の意思を示しました。
Thu, 17 Sep 2015 18:12:00 +0900
古島団地の解体作業が進む
方言ニュース 9月17日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 古島団地の解体作業が進む 琉球新報の記事から紹介します 那覇市古島の旧古島団地住宅棟の解体撤去作業が進んでいます。 先月末までに2号棟から4号棟はほぼ撤去され残る1号棟も年度内で解体撤去に見込みで、 戦後の住宅難解消に貢献し、およそ40年にわたり多くの市民の生活拠点となった 古島団地が消えようとしています。団地は1972年、戦前の郵便貯金などの支払いが アメリカ軍統治下で凍結された問題を解決するため、郵便貯金を主な原資に県内市町村が、 設立した郵住協によって古島と末吉、松川の3団地が建設され古島では およそ400世帯が生活していました。 老朽化がすすんだ3団地は建て替えが必要となりましたが、県や那覇市への事業引き継ぎに至らず、2005年、民間の会社に3団地が売却され、住民との間で再開発方針などをめぐる対立もありましたが、去年和解が成立しました。 団地自治会の初代会長を務めた唐真弘安(とうま・ひろやす)さんは 「団地内には銀行やスーパーマーケット、理髪店に保育所もありまさに一つの町だった。 住民たちの活気に満ちていた。」と振り返り、 「40年お世話になった団地が音をたてて消えていく様子を見ていると 寂しい気持ちになる。」と人生の大半を過ごしたわが家をしのびました。
Thu, 17 Sep 2015 14:18:00 +0900
「沖縄コロニー大賞」今年で終了
2015年9月15日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 さまざまな分野で活躍する障がいのある人を 1996年から毎年表彰してきた 「沖縄コロニー大賞」が、 第20回となることしを最後に終了します。 実行委員会は 「障がいのある人を取り巻く環境は改善され、 当事者が声を上げられる社会になりつつある。 賞としての役割はある程度果たした」 と話し、来年度以降は別の形の顕彰を 検討したいとしています。 沖縄コロニー大賞は社会福祉法人沖縄コロニーの 創立40周年を機に設立され、 これまで佐喜真義肢の佐喜真保さんや 車いす陸上競技選手の上与那原寛和さんら、 各界で活躍する障がい者らを表彰してきました。 コロニーワークショップ沖縄所長で 実行委員会の佐久川清美さんは 「現在の形での実施は最後だ。 実績を残している人はもちろん、 今後どんどん活躍してもらえる人を 推薦してほしい」 と呼び掛けました。 最終回となることしは現在、 沖縄出身か県内在住の障がいのある人で、 社会活動や文化、芸術、スポーツなどで、 優れた実績を残し、今後の活躍が期待される個人、 団体を対象に、候補者の推薦を受け付けています。 応募締め切りは来月8日で、「障害者の日」の 12月9日に贈呈式を開きます。
Tue, 15 Sep 2015 19:54:00 +0900
しまくとぅばなぞなぞ 県が本を発行
方言ニュース 2015年9月14日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県は、今月19日の しまくとぅば県民大会開催に合わせて、 子どもたちに親しんでもらうための本 「しまくとぅばなぞなぞ」を3千部発行し、 きのう、 那覇市のてんぶす那覇前で開かれた 大会PRイベントで観衆に配布しました。 沖縄本島中南部、本島北部、宮古、八重山、 与那国の5地域の言葉で合わせて 12問のなぞなぞを収めたもので、 芸人のニッキーさんが問題を考案し、 沖縄国際大学の 西岡敏教授らが監修しました。 たとえば、なぞなぞの中で、 「ムーチーは何人で食べたら おいしい?」という問題がありますが、 答えはムーチーを包むサンニンつまり、 ゲットウにちなんで3人となっています。 本は、「ナチュラのリーダーえりと ピンブルー」が 応援ソング「しまくとぅばであそぼうよ」を 県内各幼稚園で教えるキャラバンや、 県民大会などで配布します。 また、合わせてしまくとぅば県民大会を PRするイベントもてんぶす那覇前で開かれ、 ラジオ沖縄の民謡の花束でおななじみの 民謡歌手の山川まゆみさんが、 「大切なしまくとぅばを次の世代に残したい」と語り、 芸人のニッキーさんは 「一日一つでもしまくとぅばを覚えてみて」 と使用を呼びかけました。
Mon, 14 Sep 2015 20:24:08 +0900
辺野古大綱引きが開かれる
方言ニュース 9月10日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 辺野古大綱引きが開かれる 琉球新報の記事から紹介します 名護市辺野古区の伝統行事「辺野古大綱引き」がこのほど、 辺野古グラウンドで開かれ、3年ぶりの開催に区の人口を超えるおよそ2500人が集まり、 大いに盛り上がりました。大綱引きは集落の児童生徒や、保育園児がみこしを担ぎ、 かわいらしく会場を練り歩くと保護者も笑顔で手を振り、区伝統の青年会エイサーは 演武の途中、大雨に降られましたが、 力強い太鼓の音を止める事なく、勇壮に踊りきりました。 たいまつを持った青年らが会場で輪を作って駆け回るテービーガーエーが始まると、 一気に盛り上がりを見せ、区民やアメリカ兵らが輪の中に駆け込み 舞い散る火の粉を手ぬぐいなどで払いながら「サーサーサー」と掛け声を上げました。 そして、参加者の気持ちを高ぶらせる法蝸貝や太鼓が鳴り響く中、 雄綱と雌綱にカヌチ棒が差し込まれ大綱引きが始まり、 一本目は東がじりじりと引き寄せ勝利し、 二本目は東西どちらも譲らず、引きわけとなり1勝1分けで東が勝利しました。 実行委員会の嘉陽区長は盛況に終わった綱引きを支えた関係者に感謝し、 「区を象徴する『勢』の文字のごとく今後も、区民一同で協力していきたい。」 とあいさつしました。
Thu, 10 Sep 2015 16:37:00 +0900
おんがく村のジュークボックス
方言ニュース 9月3日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 おんがく村のジュークボックス 琉球新報の記事から紹介します 沖縄市中央の音楽資料館「おんがく村」は、 50年以上前の懐かしい音楽再生機器のジュークボックスを展示しています。 ジュークボックスを展示しています。 ジュークボックスは、硬貨を入れて選択ボタンを押すと自動的に中のレコードがかかり、 好きな曲が聴ける音楽装置で、以前の市立博物館に寄贈されて壊れたまま、 放置されていた機器を引き取り、専門家に修理させました。 沖縄の民謡やオキナワンロックのレコードをセットしており、 来場者が自由に聴け低音が効いたレトロ感のある音が響きます。 1960年代から70年代にかけて、県内有数の繁華街を抱えたコザ市、 現在の沖縄市内飲食店の多くがジュークボックスを備えていたということで、 館長の備瀬善勝さんは 「県内のジュークボックスが増えて、一挙に沖縄民謡を聞く人が増えた。 60年代からの民謡ブームの立役者で、 沖縄の文化を支えてきたのがジュークボックスだ。」と話し、 スタッフの松本圭一郎さんは 「40代以上にとってジュークボックスは懐かしい存在だ。 一方でCDを扱う今の小中学生はレコードを知らない。 懐かしい体験、初めての体験を楽しんでもらいたい。」と来場を呼び掛けています。
Thu, 10 Sep 2015 16:35:00 +0900
浦添市周辺ハブから高濃度DDTなど検出
2015年9月9日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 浦添市周辺で捕獲されたハブの体内に、 有害物質のPCB=ポリ塩化ビフェニールや、 毒性が高く使用が禁止されている農薬のDDTが 高濃度で蓄積している例があることが 名桜大学と愛媛大学の分析で明らかになりました。 浦添市北西部にあるアメリカ海兵隊基地「牧港補給地区」の およそ1万平方キロの範囲内に限られ、 アメリカ軍基地を含めた詳細な汚染源の調査が必要になりそうです。 グループは、行動範囲が比較的狭く、 食物連鎖の上位に位置する動物の汚染状況が、 生息地の有害物質汚染の指標となることに注目し、 おととし10月から去年12月にかけ、 浦添市内で捕獲された雄のハブ12匹について、 DDTやPCBなどの濃度を分析しました。 その結果、全てのハブからPCBやDDTが検出され、 脂肪組織中のPCB濃度が1グラム当たり2マイクログラム超で、 DDTとその関連物質が0・5マイクログラム超という高濃度の5匹は、 全て牧港補給地区の近くで捕獲されたものでした。 グループはおととし、補給地区周辺などで捕獲したマングースの体内にPCBなどが 高濃度で蓄積していることを報告しており、 今回は、より行動範囲が狭いハブに注目しました。
Thu, 10 Sep 2015 11:20:00 +0900
南城市で「ヨガinアマミキヨ」開催
2015年9月8日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 自然豊かなグスク内でヨガや瞑想をすることで、 心身を整える催しがこのほど、 南城市知念の知念城跡で開かれ、 参加者らは鳥のさえずりや木々のざわめき、 城跡内を吹き抜ける風などに癒されながら、 リラックスした気持ちで体を伸ばしました。 「ヨガinアマミキヨ」と題した催しは 南城市ウェルネス事業の一環で開かれたもので、 市内の城跡でヨガの催しが開かれるのは初めてです。 参加した南風原町の平野雅子さんは 「太陽や土、葉っぱから 自然のエネルギーを感じながら、 いい汗をかけた」 と話し、すっきりとした表情を浮かべていました。 講師の玉城類さんは 「祖先に感謝する沖縄古来の拝みと、 自然や命に感謝するヨガは 通ずるものがある。 ガイドの説明を受けて歴史を理解した上で ヨガを行ったもので、より深く自分と 向き合うヨガができたのでは」 と語りました。 ヨガに先立ち、市ガイド・アマミキヨ浪漫の会の 大城順子さんが、ミーグスクやクーグスク、 友利之御嶽など城跡内の遺跡や拝所を紹介しました。
Tue, 08 Sep 2015 21:41:00 +0900
全島エイサー フィナーレ
2015年9月7日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 「エイサーのまち」沖縄市で開催される 県内最大級のエイサーイベント 「全島エイサー祭り」は昨日、 最終日を迎え、市内外から集まった 15団体が迫力ある演舞を見せました。 60回となる節目の年の大トリは、 地元沖縄市の園田青年会がつとめ、 結成56年の長い歴史を背負った 堂々とした演舞で会場を盛り上げました。 昨日は、断続的な大雨に見舞われる中、 演者らは水しぶきを上げながら、 力強く芝生を踏み、 豪快に太鼓を打ち鳴らしました。 全ての演舞が終了すると、 カチャーシーの「トーシンドーイ」が鳴り響き、 数千人を超える観客が 一斉に競技場になだれ込んで 思い思いに踊り、祭りの最後を彩りました。 南風原町から訪れた 田中翔子さん(28歳)は、 「見るのは2回目。 力強くとても格好良かった」と話し、 うるま市から訪れた 山城直和さん(33歳)は、 「大雨の中だったけど、 来てよかったと思えるパフォーマンスを 見ることが出来た」と笑顔で語りました。 会場には開催3日間で32万人が訪れ、 来場者は各地の伝統の踊りや 新たな曲や動きを取り入れた 創作エイサーに酔いしれました。
Tue, 08 Sep 2015 11:52:06 +0900
那覇港寄航船増で空港離発着に影響
2015年9月2日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 那覇市若狭にある那覇港クルーズ船専用岸壁への 大型クルーズ船の寄港増加などが原因で、 航空機の那覇空港着陸が待たされる事例が 2012年度から3年間でおよそ2・8倍に増えていることが このほど、分かりました。 滑走路延長上の一定の範囲を 高さ35メートルを超える船が通航する際、 航空機の着陸が許可されないため、 着陸の遅延が生じているということです。 海外からの観光客増に伴い、 海路と空路が干渉し合う課題が浮き彫りになった格好で、 船舶代理店に対して入出港時間の変更を 那覇空港事務所に迅速に連絡するよう求めるなど、 那覇港管理組合は対応に乗り出しています。 空港事務所によりますと、 船舶の通航が原因で着陸が遅れた航空機数と合計遅延時間は 2012年度の343機、37時間に比べ、 昨年度は969機で94時間となり、 3年間で航空機数はおよそ2・8倍に、 遅延時間はおよそ2・5倍に増えています。 管理組合業務課の担当者は 大型クルーズ船の寄港増と那覇空港の離発着便増が 遅延増加の主な要因と分析し、 「入出港時間の変更などを代理店から 空港事務所に速やかに連絡してもらうことで、 遅延時間の短縮化に努めたい」と語りました。
Thu, 03 Sep 2015 11:57:00 +0900
「交通安全見守りシーサー」を設置
2015年9月1日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市為又区で、子ども会が中心となり 地域の交通安全をアピールする像を製作しました。 「よんなー、よんなー (ゆっくり、ゆっくり)」 と文字も記したシーサーをこのほど、 幹線道路沿いの交差点に設置したもので その名も「交通安全見守りシーサー」です。 漆喰や石灰などを使い描いたもので、 シーサーは児童18人が作業に取り掛かり、 色塗りなどを経て完成しました。 デザインなど全てが 子どもらのアイデアだということです。 名護市立大宮小学校5年の 大嶺京介君は 「最初はシーサーらしくない様子だったが、 色を塗っていくと、だんだんと かっこいいシーサーが出来上がってきた。 交差点でみんなの安全を 見守ってくれるとうれしい」 と話しました。 また、為又区の山城区長は 「地域内の交通量が非常に多くなってきた。 シーサーを見て、ゆとりを持って 運転してほしい。 交通事故のない社会の実現へ 心を込めて制作した」 と語っていました。
Tue, 01 Sep 2015 22:35:00 +0900
笑顔甲子園 KYデンジャラスがグランプリ
2015年8月31日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 高校生が漫画や落語を披露して お笑い日本一を目指す 第5回「笑顔甲子園」が きのう愛媛県新居浜市で開かれ、 首里東高校の高校生コンビ「KYデンジャラス」が グランプリを受賞しました。 KYデンジャラスは 首里東高校3年の嘉手川航汰さんと仲地勇一郎さんのコンビで、 ふたりは、 「愛媛までオスプレイできた。 キャビンアテンダントはアメリカ兵」などと 基地問題を風刺したネタで勝負しました。 嘉手川さんは 「政治の話は大人だったら躊躇するかもしれないけど、 学生だし、思い切ってやった」と 晴れやかな表情で語りました。 また、同じ日に大阪で開催された 高校生の漫才コンテスト 「ハイスクールマンザイ2015H-1甲子園」の決勝大会では、 美里高校の2年生コンビ 「アゲダバイパス」が審査員特別賞を受賞しました。 トリを努めたアゲタダバイパスは 海でおぼれた人を見つけた男性と 救急救命士の漫才を披露。 勢いのあるボとツッコミで 観客の共感を得ました。 アゲダパイパスの中石大海くんは、 「優勝を狙っていたので残念だけど 達成感はあった」と語り、 翁長伽維くんは、 「緊張したけど楽しかった」と 振り返りました。
Mon, 31 Aug 2015 23:20:55 +0900
沖縄の原爆被爆者の戦後を語り継ぐには・・・
方言ニュース 8月27日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 沖縄の原爆被爆者の戦後を語り継ぐには・・・ 琉球新報の記事から紹介します。 広島市、長崎市への原爆投下から70年、県内の被爆者は1991年3月末に 388人いましたが、高齢化が進み亡くなった方も多く、 今年3月現在で177人まで減少し、県原爆被爆者協議会の伊江和夫理事長は、 『原爆の実相、沖縄の被爆者の戦後をどう語り継ぐか、大きな課題だ。』 と語っています。 伊江理事長は三菱長崎工業青年学校3年生だった時に被爆しました。 橋を渡っている途中、閃光とともに爆風と粉じんが舞い、何も見えませんでした。 数日後、救助のために爆心地付近に入ると、川には何十体という死体が浮き、 仮設の治療所では、痛みを訴える唸り声が聞こえました。 その後、沖縄へ渡り、経験したことの無い下痢に見舞われ、徐々に回復しましたが、 今でもあれが原爆によるものだったのかわかりません。 本土では原爆医療法が施行され、被爆者の健康診断と医療費は国負担となりましたが、 アメリカ統治下の沖縄では適用されませんでした。 伊江理事長は 『被爆者が高齢化し、被爆協も5、6年もつかどうか。 他県では2世による語り継ぎも始まっているが、沖縄ではない』と 不安をにじませています。
Thu, 27 Aug 2015 14:26:00 +0900
県、オキカの利用対象拡大を検討
2015年8月26日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 県がIC乗車券「OKICA=オキカ」を 離島フェリーやタクシーに導入することを検討していることが このほど、分かりました。 離島住民がフェリー運賃割引のため 乗船時に毎回記入している申込書の手続きを オキカ1枚でできるシステムの導入も検討しています。 オキカは現在、およそ8万9千枚が発行されていますが、 離島ではバスも含めて利用できる公共交通機関がなく、 実現すれば、離島住民や県民にとってオキカ1枚での スムーズな移動が可能になり、 公共交通機関の利便性の向上が期待できます。 沖縄都市モノレールと本島のバス4社に限定されている オキカの利用範囲を拡大するための協議会を来年1月にも設立し、 フェリーやタクシーでの導入方法を調査します。 また、オキカを導入した際の機器システムや 運用方法を検討する事業者を県が公募しており、 来月中に委託契約する予定です。 ただ、コンビニなどの商業施設での利用を求める声が根強くある中、 タクシーとフェリーだけの利用拡大だけでは、 普段、公共交通機関を利用しない人は購入しないことから、 県や公共交通機関、企業が一体となり、 県民や観光客に使い勝手のいいIC乗車券にする努力が求められます。
Thu, 27 Aug 2015 11:47:00 +0900
北部5漁協がウニ漁を全面禁漁
2015年8月25日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国頭、今帰仁、羽地、本部、名護の 5漁協は漁獲量が激減しているため、 7月からのシラヒゲウニ漁の解禁を見送り、 全面禁漁にすると発表しました。 今帰仁、羽地、本部の3漁協は2年前から、 名護漁協は去年から全面禁漁にしていますが、 効果が見られないため、ことしから 国頭漁協も加わり禁漁の区域を拡大しました。 今帰仁漁協の兼次組合長は 「漁業者も漁を抑えている。 レジャーで来ても海でウニを見つけても 採らないでほしい」 と呼び掛けました。 5漁協のほかにも与那城や勝連の両漁協は 通常4カ月の解禁期間を 2か月短縮するなどしており、 与那城漁協によりますと、漁獲量は少なく、 100グラム3千円ほどと 高騰している状況で、担当者は 「このままだと来年はもっと厳しい」 と話しています。 漁獲量減少の要因として、 乱獲や餌となる海藻の減少が挙げられ、 基本的に漁業者以外でのウニの捕獲は 禁止されていますが、乱獲が絶えません。 毎年秋には稚ウニを放流しており、 羽地と今帰仁の両漁協では 10年以上続けていますが、 効果が見られないということで、 羽地漁協の金城組合長は 「5漁協で協力し、ウニの減少を止めたい」 と話しています。
Tue, 25 Aug 2015 20:38:00 +0900
辺野古大綱引きの前に
方言ニュース 8月20日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 辺野古大綱引きの前に 琉球新報の記事から紹介します 名護市辺野古区の3年に1度の伝統行事『辺野古区大綱引き』が 今月23日に辺野古グラウンドで開かれるのを前にこのほど、準備作業である綱打ちが 行われ、子どもたちから大人まで区民総出で網を編み上げました。 綱をつなぐ作業では男性らが汗だくになりながら力を合わせてわらをねじり、 広場には『はいっはいっ』と力強い掛け声が響きました。 1979年に地域の活性化と伝統行事の継承のためにわらを用いた綱作りが復活しました。 綱は直径50センチ以上、長さ80メートルと迫力ある手作りの大綱を東西に分かれて、 区民全員で引き合いますが、綱引きの前に、およそ1000人の青年たちが一斉に たいまつを持って会場を駆ける『テービーガーエー』は幻想的で、 祭りの雰囲気を一層引き立てます。 地域の男性らは『地域の昔からの文化。「これが辺野古だ」と胸を張れる行事。 後輩にしっかり継承してつなげていきたい。』と意気込み、 『オープンなイベントなので参加してほしい』と呼びかけています。
Thu, 20 Aug 2015 16:39:00 +0900
宮古島市、不法投棄ごみゼロ宣言撤回
2015年8月19日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 宮古島市城辺に多くの不法投棄ごみが 残されていた問題で、県宮古福祉保健所と、 撤去事業を所管した市環境衛生課は このほど、現場を視察しました。 市の撤去後も多くのごみが残る現状に、 保健所生活環境班の担当者は 「決してゼロではなく、相当数が残っている」と断言し、 市の「不法投棄ごみゼロ戦現宣言に あらためて疑問符が付きました。 このうち、城辺保良の元ロラン局隣の崖下は、 市議会での指摘を受け市が問題を把握して以降の7月も 残量がゼロと報告されていた所ですが、現場に下りると、 ビデオテープや敷物など多くのごみが残されており、 生活環境班は「一概に言えないが、まだ取れそうな部分もある。 撤去する方法を考えないといけない。 不法投棄ごみは適正に処理するより撤去に金がかかる。 不法投棄は犯罪であり、絶対にしないでほしい」 と呼び掛けました。 また、市環境衛生課は 「撤去を委託した業者から取れたという報告を受けていたが、 現場を見て、ごみが残っているのを確認した。 今後再撤去するかも含め検討したい」 と語りました。 一方、宮古島市の長濱副市長は 4月に出した「不法投棄ゼロ宣言」を撤回すると表明し、 「市民に対しお詫びする。県とも話し合い、可能な限り撤去する」と 謝罪しました。
Wed, 19 Aug 2015 14:36:00 +0900
障がい者就労施設でも旧盆を前に大忙し
2015年8月18日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 西原町内の障がい者らが就労する 「サポートセンターはばたき」は、 旧盆を前に、中元用の米やコーヒー、 ハムなどの注文を受け、 繁忙期を迎えています。 「はばたき」では主に知的と 精神障がい者の24人が働いており、 精米班、菓子製造班、清掃班など、 5つのグループに分かれて 仕事をしています。 米はできるだけ配達日に業務用の 本格的な精米機で精米して配達しており、 町内であれば無料配達しています。 精米班の平良勇樹さん(23)歳は 「30キロの米の持ち運びは 重いが、仕事は楽しい」 と話しています。 また、米用のオリジナル化粧箱のデザインは 精米班の比嘉哲大さん(35)歳が手掛け、 「温かみが感じられる」 と客からも評判だということです。 一方、町中央公民館のロビーで コーヒーや手作りクッキー、 かき氷などを販売する喫茶班は、 中元の注文を受け付けていますが、 繁忙期で得られた売り上げは、 働く人たちのボーナスになるため、 営業活動にも力を入れているということです。
Tue, 18 Aug 2015 20:00:00 +0900
新県史に戦中の障がい者の置かれた状況を盛り込む
方言ニュース 8月13日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 新県史に戦中の障がい者の置かれた状況を盛り込む 琉球新報の記事から紹介します 新沖縄県史編集委員会が、再来年に発刊を予定する沖縄戦についてまとめた新県史に、 戦中の障がい者の置かれた状況についての記述が盛り込まれる予定であることが わかりました。 市町村史でも障がい者の様子について記されている物はごくわずかだということで、 現在は体験者からの聞き取りが進められています。 戦中の障がい者をめぐっては、周辺から差別を受けていたことや、 戦火から逃げる際に困難を極めたことが指摘されています。 一方で、当時の状況を語る人は限られており、 記録としてはあまり残されてきませんでした。 こうしたことから、新県史の編集では体験談の他に、日本軍が障がい者に対して どのような見方をしていたのかについて聞き取りも含めた調査をしていくということです。 また、新県史では、戦争トラウマや心的外傷後ストレス障害についても盛り込む方針で、 沖縄戦の爪痕を記録として残していきます。 新県史の沖縄戦編専門委員会で部会長を務める吉浜忍沖縄国際大教授は、 『障がい者など当時の弱者については、これまであまり語られてこなかったが、 沖縄戦の歴史を記録し、伝える上で重要。 沖縄戦が現在進行形であることを残していきたい。』と述べました。
Thu, 13 Aug 2015 15:20:00 +0900
サシグサの効能を語る講演会開催
2015年8月13日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 雑草のアワユキセンダングサ=サシグサをテーマにした 「沖縄の新しい食文化講演会」が このほど、南城市内で開かれました。 身近に生えるサシグサには肥満や高血糖、 高血圧などに対する有用成分が含まれていることが知られており、 食品や薬用など幅広い活用に期待が寄せられていることから、 サシグサの成分を学び、食生活に生かしていこうと、 200人余の市民らが詰め掛けました。 この中で、宮古島市城辺の武蔵免疫研究所の片山亮介さんが、 「未利用資源活用の可能性」と題して講演し、 サシグサは熱帯アメリカ原産の帰化植物で、 中南米やアフリカ、アジアなど各地で 野菜や民間薬として利用されてきたことから、 「まさにスーパーフード」と指摘しました。 また、宮古島のサシグサと他の植物との抗酸化作用を比較したところ、 希釈倍率がモモタマナに次いで高く、 ゲットウやソテツ、バニバナボロキクなどに比べて 50倍近く高い結果になっていると報告しました。 さらに、片山さんは腫れや痛みに対しての効果や、 下痢、胃痛、リウマチによる関節炎、 黄疸型肝炎に全草を煎じて飲むなどの使用例を紹介しました。
Thu, 13 Aug 2015 11:55:00 +0900
食堂「味処くいしん坊」が閉店
2015年8月11日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 開業以来30年間、 地域に親しまれてきた 読谷村楚辺の食堂 「味処くいしん坊」が 先日31日で閉店しました。 最後の営業日には常連客のほか、 多くの地域の人々が訪れ、 店主の山城義治さん、初美さん夫妻に ねぎらいの声を掛け、山城さんは 「体力の限界だったが、 続けられたのはみんなのおかげ。 感謝が尽きない」 と目に涙を浮かべながら 感謝の言葉を述べました。 最後の営業には3人の姉妹も 店頭に立ちましたが、 山城さんが県内外で修業を積み、 やっと開いた店で、 3姉妹もともに育ってきました。 開業当初は経営がなかなか軌道に乗らず、 店の営業だけでなく、 弁当の訪問販売も行ったということで、 3姉妹も幼いころから、 仕事に奮闘する2人の背中を見てきました。 また、山城さんが病気に倒れ、 初美さんが厨房に立つこともあったほか、 5年前には大阪で暮らす三女が、 肝臓の病に倒れ、店は1カ月以上、 閉めざるを得ませんでしたが、 お客さんが離れることはありませんでした。 山城さん夫妻は今後、 今までできなかった旅行など、 2人の時間をゆっくりと過ごす考えで、 3姉妹は 「30年間、お疲れさま。 これからは自分たちのことだけを考えてね」 と顔をほころばせていました。
Tue, 11 Aug 2015 18:41:00 +0900
対馬丸から漂着した奄美大島を訪れる
方言ニュース 8月6日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 対馬丸から漂着した奄美大島を訪れる 琉球新報の記事から紹介します 71年前にアメリカ軍に撃沈された学童疎開船『対馬丸』の生存者で、 うるま市に住む上原清さん(81歳)が船の沈没後に漂着した奄美大島を 今月上旬、戦後初めて訪れます。 地元の協力を得て洋上慰霊祭を執り行う予定で、上原さんは 『いかだに乗って流された多くの命が漂流の途中で消えていった。 沈没後、奄美大島に生存者ほか多数の死体が流れ着いたことを多くの人に知ってほしい』 と話しています。 上原さんは沈没後6日間漂流し、沈没したトカラ列島悪石島からおよそ150キロ離れた 奄美大島の大和村にたどり着きました。 大和村の隣の宇検村(うけんそん)の焼内湾(やきうちわん)では、 105体の遺体が引き揚げられ、地元の人は肉の海と呼んだということです。 過酷な体験ゆえ、60年語ることができず、上原さんが奄美大島を訪れるのも 漂着以来初めてで、今回は自身が漂着した浜辺を訪れ、焼内湾で洋上慰霊祭を開きます。 小さないかだに灯篭を乗せて流し、 開南小学校の児童が折った折り鶴を海に手向けるつもりで、上原さんは 『助かった所に一度はお礼を言いたい。年齢的にもこれが最後だと思うから。』と 話しています。
Thu, 06 Aug 2015 14:43:00 +0900
県内、飲酒運転の意識依然として低く
2015年8月5日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 県警交通部はこのほど、 今年上半期の飲酒運転実態調査と 人身事故発生状況を発表しました。 飲酒運転の摘発時に任意で実施した 実態調査では、飲酒前の意思について 「飲んだ後運転するつもりだった」と 答えた人が全体の72・5%を占め、 「つい飲んでしまった」と答えた27・5%を 大きく上回りました。 2008年の前回調査では 「運転するつもり」が26・9%で、 「つい飲んでしまった」が73・1%だったことから、 逆転しました。 一方、飲酒運転した理由は 「警察に捕まらないと思った」が39・0%、 「その程度の飲酒なら大丈夫だと思った」が34・1%、 「仕事に車が必要だった」が15・9%でした。 飲酒場所から自宅までの距離では 1キロから5キロと比較的近距離だった人が63・2%で、 うち126人は1キロ以内でした。 4月から調査項目に入った 「飲酒運転根絶宣言書を提出したか」については 未提出が99・4%を占めました。 飲酒運転を見越して酒を飲んだ人が増えた背景について、 県警交通企画課は 「悲惨な事故や意識啓発などで飲酒運転の総数は減っているが、 飲酒運転が危険で悪質な違反という認識がない運転手が 依然として残っている」と分析しています。
Thu, 06 Aug 2015 11:44:00 +0900
糸満市のヤギ6頭名護市勝山へ貸し付け
2015年8月4日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ヤギ肉の増産に向けて農家に貸し付ける ヤギの引き渡し式がこのほど、 名護市の勝山公民館前で行われ、 ヤギ生産の拡大という使命を背負い 糸満市から引っ越してきたヤギ6頭が 「勝山山羊生産組合」の仲里組合長に 引き渡されました。 ヤギの貸し付けは名護市が今年から実施する 優良山羊貸し付け事業の一環で行われているもので、 需要が高く供給が追い付いていない ヤギ肉の増産に向けて、肉量の多い品種のヤギを 3年間市内の生産組合員の農家に貸し付けて繁殖させ、 生産量を増やしていきます。 勝山区は昔からヤギの飼育やヤギ肉の生産が盛んで、 区民の人口よりヤギの頭数が多く、 今年度は仲里組合長が6頭を預かり、 交配して生まれた子ヤギを 組合員に引き渡します。 式典で、稲嶺進市長は 「生まれた子ヤギを生産組合の皆さんに 広げていってほしい。 名護市がヤギの生産地として、 いつまでもヤギが手に届くようにしたい」 と話し、受け取った仲里組合長は 「長年夢だったことが実現した。 ことしが第1回。後にも続くように 責任を持って事業を成功させたい」 と意気込んでいました。
Tue, 04 Aug 2015 20:23:00 +0900
全国高校総合文化祭 与勝高校の宮良さん 故郷への思いを語る
方言ニュース 2015年8月3日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 滋賀県でおとといまで開かれていた 全国高校総合文化祭の弁論部門で、 与勝高校2年の宮良千広さんは 幼いころを過ごした小浜島でなじんだ 八重山民謡をテーマに 「込められた思いを伝えたい」 と発表しました。 7歳まで小浜島に住み、 美しい自然の中で地域の人たちに温かく 見守られて育ったという宮良さんにとって、 デンサー節は日々の暮らしで親しみ、 小さいころから大好きな歌で、 「デンサー~島唄の心」と題した発表は、 デンサー節の独唱で始まりました。 会場には島での暮らしを共にした人たちや 親戚らが応援に掛け付けました。 このうち、客席で舞台を見守った三重県の 杉田真弓さん(37)歳は 小浜島で民宿を営んでいた宮良さんの 両親を手伝い、宮良さんが赤ちゃんの ころから一緒に過ごし、 杉田さんが結婚した時には島の人たちが 盛大な式を挙げてくれ、 その花嫁行列の先頭を5歳の宮良さんが飾ったということで、 「成長した姿を見て涙が出た」と 目元を拭いました。 宮良さんの母親の千加さん(44)歳は 「娘の発表は生まれ育った島を誇りに思い、 伝えていることかがうれしかった。 娘も応援にきてくれたみんなも、 島が大好きという気持ちは同じ」と目を細めていました。
Mon, 03 Aug 2015 18:13:38 +0900
幼稚園児にキャラクターの色紙をプレゼント
方言ニュース 7月30日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 幼稚園児にキャラクターの色紙をプレゼント 琉球新報の記事から紹介します 那覇市首里崎山町の小橋川興謙(こばしがわ・こうけん)さん(69歳)は、 幼稚園児の大好きな漫画やアニメのキャラクターを描いた色紙を毎月の誕生会で10年間 プレゼントし続けています。 これまで市立城南幼稚園の園児たちに贈った色紙はおよそ370枚を数えます。 小橋川さんは子どもの頃から絵を描くのが好きでしたが、 退職後に改めて絵手紙教室で学び、 『久しぶりに絵を描いたらまあまあの出来だったので、趣味として描くようになった』 ということで、城南小の支援ボランティアとしてスクールゾーンでの立哨を始めた際、 元気にあいさつをした児童十数人に色紙を贈り始めたのを契機に、幼稚園児にも 贈るようになりました。 園児の要望は幅広く、知らないキャラクターも多いということで、小橋川さんは 『幼稚園の先生にパソコンで調べてもらったり、本屋に出向いて確認する』と 苦笑いしますが、水彩画で丁寧に描かれたイラストに大喜びの園児らを見て、 苦労も吹き飛ぶということです。 園児らの笑顔に囲まれながら、小橋川さんは 『園児はみんな孫みたいなもの。やめようと思ったこともあったが、 よろこんでくれるので続けたい』と語り、まなじりを下げています。
Thu, 30 Jul 2015 13:09:00 +0900
県内在住外国人、言葉の壁で悩み
2015年7月29日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 県がこのほど行った、 県内在住の外国人へのアンケート調査によりますと、 県内に住む多くの外国人は「日常生活での悩み」に 「言葉が通じないこと」を挙げ、行政に対し 「病院や役所などの公共施設で多言語による窓口対応」を 求めているということです。 日常生活での悩みに31%が「言葉が通じない」を挙げ、 「文化や習慣の違いや不理解」が19%と続きました。 また、「病気やけがをした場合の対応」「就職が困難」がともに14%で、 日本語について「不自由なく会話できる」は23%、 「日常会話ができる」は39%、「全くできない」は6%でした。 一方、およそ3割が窃盗などの犯罪被害に遭い、 健康保険や年金に加入していない人も13%おり、 犯罪被害は「窃盗、強盗など」が8%、 「空き巣」が3%、「詐欺など」「脅迫、恐喝など」がともに2%でした。 また、トラブルを経験した人は12%で、 その原因として26%が「言葉が通じないため」を挙げました。 この他、仕事は4割が正社員で非正規は2割、無職が2割で、 賃金の安さや残業の多さなどへの不満がありました。 こうしたことから、県は市町村の担当者を交えた 「県・市町村国際交流担当者連絡会」で 調査結果を生かし、対策を練る考えです。
Thu, 30 Jul 2015 11:07:00 +0900
普天間山神宮寺で平和学習会
2015年7月28日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 第8回「平和の鐘を鳴らそう!平和学習会」 がこのほど、宜野湾市の普天間山神宮寺で開かれ、 県内の中学、高校の生徒らおよそ50人が参加し、 参加者で平和宣言を行って、戦後70年に当たり 寺の鐘を鳴らして戦争や暴力のない 恒久の平和を願いました。 県ユネスコ協会が主催して開いたもので、 学習会には沖縄水産や泊、与勝、宜野座、 沖縄尚学、普天間の6つの高校と 北谷中学校の生徒が参加しました。 生徒らは、午前中、普天間高校で、 幼児や青少年、男女間における 身近な暴力問題について学んだ後、 普天間山神宮寺では、参加した高校生らが 「全ての命を大切にします」 「どんな暴力も許しません」 「思いやりの心を持ち助け合います」 など、ノーベル平和賞受賞者たちの起草による 「わたしの平和宣言」を高らかに読み上げて 平和を誓いました。 そして、代表して普天間高2年の 3人の女子生徒が平和の鐘を鳴らし、 「家族や友人ら、周りの人を大切にして 自分の身近な平和を守ることで、 世界へ平和の輪を広げることができる」 と話しました。
Tue, 28 Jul 2015 20:26:00 +0900
フランスの空手家が来沖
方言ニュース2015年7月24日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 本場沖縄の空手道と古武道を学ぶため、 フランスの空手指導者や愛好家がこのほど、 沖縄を訪れ、明日まで滞在し、 南風原町の沖縄松濤館道場などで稽古し、 沖縄の子ども達との文化交流や観光を含め、修行に汗を流しています。 沖縄を訪れているのは男性8人と女性5人で、 鹿児島出身の鹿島幸子さんと 音で空手指導者のファブリス・マエさんの呼びかけでメンバーが集まりました。 鹿島さんは2009年に沖縄を訪れ、 松濤館の春田館長と知り合ったということで、 「今回、指導を依頼し、快く受け入れてもらった。 大変ありがたい。」 と感謝しています。 いっこうは、稽古で、春田館長から正座やお辞儀、 二人一組の正拳突きなどの基本姿勢を学びましたが、 空手歴17年、4段の腕前で、 フランスで弟子を指導している 黒帯のジョン・クリストフ・パーコーさんは、 「沖縄は空手発祥の地であり、いつか訪れたいと思っていた」 と感激した様子で語り、 「本物の技に触れ、自分に足りない技術を学びたい」と 意欲を見せていました。 指導した春田館長は、 「空手に対する熱い思いが伝わった。 精神を鍛えるのが空手であり、同時に技術も磨いていってほしい」 と期待を込めていました。
Fri, 24 Jul 2015 19:23:00 +0900
南城市大里古堅区で若者たちが伝統行事を受け継ぐ
方言ニュース 7月23日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 南城市大里古堅区で若者たちが伝統行事を受け継ぐ 琉球新報の記事から紹介します 村の伝統行事を先輩から受け継いで、昔の活力ある地域につないでいこうと、 南城市大里古堅区で若者たちが綱引き行事に向けて活動を始め、 区民らを勇気づけています。 古堅区は他の農村と同様に若者の都市への流出で40年間に100人余の人口が減少し、 危機感を抱いた区の三役が中心となって、 少ない若者に諸行事への参加を呼び掛けてきました。 それに応えるように去年から上原淳(すなお)さん(31歳)を会長に青年会を復活させ、 若い力を結集し、盛り上げようと会員を募っており、来月10日に開催される 『アミフリタボリ』と呼ばれ、雨乞いをする行事『アミシー』で披露する 演武の稽古に取り掛かっています。 昼の仕事を終えた上原さんら4人は公民館に集まり、 先輩の指導で棒術の稽古に汗を流していますが、 先輩は後継者を育成しようと自ら六尺棒を握って、 一人一人に気迫のこもったハイファ―棒の持ち方、構え方から体のこなしまで、 細かく指南していました。 上原区長は 『ハイファ―棒は他地域の棒術とは異なり、掛け声に合わせて行うもので、 棒術より棒踊りの感がある。若者たちが村の貴重な伝統芸能と文化に目覚め始め、 真剣に取り組む姿は心強い。』 と期待を寄せています。
Fri, 24 Jul 2015 10:17:00 +0900
県内の若い世代の飲酒依存率高め
2015年7月22日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 県が実施した飲酒に関する調査で、 沖縄の若い世代の依存率が 極めて高いことが明らかになりました。 県内でアルコール依存症が疑われる人の割合は 20代男性で12・2%、 20代女性が7・6%でしたが、 全国では20代男性が1・4%、 20代男性は1・7%にとどまります。 一方、県内の20歳から69歳の男女では、 アルコール依存症が疑われる人の割合が 全国に比べ男性は2・3倍、女性は5・7倍多く、 深刻な状態が明らかになっています。 通常飲む量の比較では、全国が男性全体の 平均で3・09ドリンク、 20代男性は4・12ドリンクなのに対し、 県内の男性平均は8・58ドリンク、 20歳男性は10・56ドリンクと 2倍以上に高くなっています。 女性も全国は全体の平均が5・33ドリンク、 20代の2・53ドリンクに対して、 県内は全体平均が5・33ドリンク、 20代は7・40ドリンクとかなり高くなっています。 鳥取大学医学部の尾崎米厚(よねあつ)教授は 「全国では若年層の問題飲酒は減っており沖縄との差は顕著で、 中高年と合わせて若い人への対策が必要だ。 若者が一度に大量に飲酒するような飲み方は 犯罪や事故に結びつきやすく、常習的な大量飲酒にもつながりやすい」 と警鐘を鳴らしています。
Thu, 23 Jul 2015 16:28:00 +0900
「ノグチゲラの親子」写真絵本を出版
2015年7月21日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 イラストレーターで、 名護市の渡久地豊さんが、 県鳥で国の特別天然記念物の 「ノグチゲラ」の親子を描いた 写真絵本を出版しました。 2011年5月の繁殖期に 出会った親子が主人公で、 台風で営巣木が倒木した後も、 2羽のひなが無事に巣立つまでを 写真で紹介している命の物語です。 本のタイトルは 「ノグチゲラの親子」。 「タッタララララ・・・、 コッコロロロロ、 ここは沖縄やんばるの森、 どこからともなく木をたたく音が 聞こえます」 で子育ての写真絵本が幕を開けます。 やんばるの森のイタジイの木で 5個の卵のうち2個の卵から 新たな命が誕生し、 そのひなに雌の親はコオロギの仲間や カミキリムシなどの幼虫を、 雄の親は主にセミの幼虫や 地面に潜んでいるクモなどを 巣に運ぶ様子を写真で捉えました。 渡久地さんは 「親鳥でも雌と雄で役割分担して 餌を与えている。 森で生きていく知恵がある。 広く知られていない 生態に触れることで、 ノグチゲラを身近に感じてほしい」 と話し、 「小学生への読み聞かせ用に、 地元の鳥を紹介する本を探していた。 この本がその役割を担ってくれればうれしい」 と話しています。
Tue, 21 Jul 2015 21:21:00 +0900
対馬丸記念館 証言収集を本格的に開始
2015年7月20日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 那覇市若狭の対馬丸記念館は、 対馬丸事件の生存者や遺族の証言を集める事業に 本格的に着手しました。 終戦から70年が経過しようという中で、 当事者が高齢化したことが主な理由で、 収集した証言は記念館で活用を目指します。 対馬丸記念館によると、 94年の開館の際には 生存者が各地に出かけて証言を収集しました。 一方、開館後は来館した関係者から 証言を得ることが中心となっており、 積極的な活用を行なっていませんでした。 しかし昨年、 対馬丸撃沈から70年を迎え、 生存者に関する情報を寄せる人が 増加傾向にあることと 当事者の高齢化を踏まえて 対馬丸記念館は証言収集を 本年度から事業化することを決めました。 事業では県内外を問わず 証言や遺影の収集を行なっていきます。 対馬丸記念館学芸員の慶田盛さつきさんは、 「対馬丸での体験を 現代の人たちや 次世代の人たちに伝えていくため 責任感を持って取り組みたい」と 決意を語りました。
Mon, 20 Jul 2015 20:26:08 +0900
伊江島の“母”を訪ねて
方言ニュース 7月16日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します 伊江島の“母”を訪ねて 『お母さん、ことしも帰っていい?』 電話の向こうで笑顔を見せるのは兵庫県宝塚市在住の川崎真弓さん(24歳)です。 川崎さんは中学3年生の時、修学旅行で訪れた伊江島の民泊体験をきっかけに 10年前から毎年、当時の受け入れ民家の儀保真知子さん(50歳)宅を 訪ねているもので、家族の一員として接してくれる居心地の良さと癒しを感じるという 川崎さんは儀保さんを『伊江島のお母さん』と呼び、『第二の古里』と語ります。 儀保さんも離れて暮らす娘が帰省した時と同様、「お帰り」と出迎え、 家族同然の付き合いを続けています。 儀保さんの息子で、小学5年の賀丸君も川崎さんを心待ちにしており、 川崎さんは訪れるたびに成長している賀丸君を弟のように見守り、 誕生日にはプレゼントも贈ります。 賀丸君も実の姉のだと信じて疑わなかったという仲の良さです。 「真弓も、きれいなレディーになった」と 川崎さんの成長を見守る母の顔を見せる儀保さん。 伊江島の青い海が好きだという川崎さんは 「お母さん、帰って来たときはいつも温かく迎えてくれてありがとう。 娘だからね。これからもよろしく」とメッセージを伝えました。
Thu, 16 Jul 2015 14:19:00 +0900
津波小の児童らがスイカ収穫体験
2015年7月15日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 大宜味村立津波小学校の児童ら20人が 校内の教材農園で栽培してきたスイカの 収穫がこのほど、行われました。 津波小学校は2003年に理科の一環で栽培を開始し、 種植えではうまくいかなかったため、 JAおきなわから購入した接ぎ木苗で栽培をしたところ 毎年収穫できるようになり、 PTAも協力し、畑を耕したり、 肥料を入れたりして手伝ってきました。 毎年、夏はスイカ、冬はジャガイモを栽培しており、 連作障害がないことが学校の自慢です。 収穫時には、児童らが防鳥ネットが張られた畑の中を かがみながら走り回り、スイカを見つけると 「米袋みたいな重たさだ。赤ちゃんぐらいに重たい」と 額に汗を輝かせながら、合わせて120個のスイカを収穫しました。 収穫後は自分たちで栽培したスイカを試食し、 5年生の島津邑斗(ゆうと)君は 「ちょっと酸っぱいけど、まあまあうまい」 と、納得した表情で食べていました。 収穫したスイカの一部は給食センターに 提供するということです。 大宜味村ではことし、村内の4つの小学校が統合するため、 創立105年目の津波小も今年度で閉校するということで 宮城校長は「最後のスイカ体験も、 子どもたちのいい思い出になったと思う」 と語っていました。
Thu, 16 Jul 2015 12:14:00 +0900
「世界の兄弟へサンシンを贈る運動」を展開
2015年7月14日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 世界若者ウチナーンチュ大会が 9月にフィリピンで開催されるのに伴い、 世界若者ウチナーンチュ連合会などが 「世界の兄弟へサンシンを贈る運動」 を展開しています。 去年のドイツ大会で初めて寄贈し、 今年もフィリピンの県人会に 10丁から20丁を贈ろうと 三線提供を呼びかけています。 フィリピンの移民は1904年に始まり、 県人会の設立はおよそ30年前で、 県系人はおよそ1800人いるとされ、 三線の奏者は2人いるということです。 連合会の崎浜秀吾さんは 「大会を通して三線の音色が 県系人の心に浸透し、代々語り継ぐ きっかけになればいいと思う」 と話しました。 大会は、貧困問題の講演会をはじめ、 企業訪問、ワークショップなどが行われる計画で、 連合会の比嘉千穂さんは 「戦争の影響もあり、県系2世、3世は 沖縄のルーツを隠して生きてきた。 大会を機会に沖縄に興味、関心を 持ってもらえたらいい」 と話しました。 一般参加する連合会支援実行委員会の 上原顕蔵さんは 「青年たちの活動をうれしく思う。 現地でも支援していきたい」 と期待を込めていました。
Tue, 14 Jul 2015 21:29:00 +0900
沖縄とハワイ州の姉妹都市締結30年記念フォーラム開催
方言ニュース 2015年7月13日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄県とハワイ州の姉妹都市締結30年を記念して、 ハワイ沖縄連合会と 琉球新報社の共催による 移動編集局フォーラム 「絆 染みてぃいちまでぃん ハワイ・ 沖縄の未来」がこのほど、 ハワイ沖縄センターで開かれ、 沖縄からの訪問団とハワイ県人会のおよそ230人が アイデンティティーや文化、教育をテーマに 活発な議論を交わしました。 翁長知事も講演し、「ハワイではハワイ語を 州の公用語の一つに規定するなど、 ハワイ語の再活性化に成功したと聞いている。 その方策を学び沖縄に持ち帰って、 適用できるかを検討したい」と述べました。 さらに翁長知事は 「昨年の県系3世のイゲ知事の誕生は、 沖縄県民にとっても誇りになった。 10月に沖縄で開く30年記念式典に向けて、 祖父の育った沖縄の地を踏みしめて、 ルーツに思いをめぐらせていただきたい」 とイゲ知事に呼び掛けました。 この後、ざっくばらんな意見交換が行われ、 沖縄側から「沖縄のしまくとぅばは、 今のままでは消滅する恐れがある」 と危機感を示す声が上がり、 ハワイ側からは「新聞でしまくとぅばの記事を 掲載してはどうか」 「必ずしも言葉を継ぐだけでなく、 ちむぐくるをを継承することが大切だ」 などの意見が出されました。
Mon, 13 Jul 2015 19:09:58 +0900
メンズデーの読み聞かせが行われる
方言ニュース 7月9日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します メンズデーの読み聞かせが行われる 西原南小学校でこのほど、お父さんなど男性が子どもたちに絵本を読む年に一度の 「メンズデーの読み聞かせ」が行われました。 従来は読み聞かせサークル「パステル」に所属するお母さんたちが、 朝8時15分から15分間担当していますが、この日は父親だけでなく、祖父、叔父、 児童館の男性職員など男性15人が各クラスに入り、 それぞれ選んできた絵本の読み聞かせを行い、子どもたちは目を輝かせて物語に集中し、 「もっと読んで」などと、せがんでいました。 息子が1年1組で「もりのかくれんぼう」の絵本を読んだ神山太一さん(42歳)は、 「たまたま仕事が休みだったので、初めて読み聞かせに参加した。 うまく伝わっているか気になった。」と話していました。 「パステル」の津波古和(なごみ)サークル長はメンズデーの設定のきっかけについて、 「ある自治会長の男性が、自分の孫に読み聞かせをすると聞いて、学校でも父親の力を もっと取り入れたらよりよいPTA活動に繋がると思い、昨年から父の日の近い日程で、 取り組んでいる」と話しました。
Thu, 09 Jul 2015 13:13:00 +0900
座間味で新種サンゴ発見
2015年7月8日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球大学理工学研究科博士課程の宮崎悠(ゆう)さんと 理学部のジェイムズ・デイビス・ライマー准教授らが このほど、座間味村で新属新種の八放サンゴを 発見したことが分かりました。 2日発行の国際学術誌「ZooKeys」に掲載されたもので、 2012年7月に座間味島の阿真ビーチの 水深およそ1メートルで石の裏に付着していたのを宮崎さんが見つけ、 「Nanipora kamurai」の学名と、 「ザマミハナゴケ」の和名を付けました。 八放サンゴは一つのポリプに八つの触手を持っているのが特徴で、 一般的にソフトコーラルで柔らかいですが、 ザマミハナゴケは珍しく石灰質の骨格を持っています。 白亜紀以前に太平洋に分布していた種の 生き残りと考えられるということです。 宮崎さんは「見つけたものに名前を付けるのが夢だった」と喜びを語り、 ビーチで発見したことに「まだ調査が必要」と指摘しました。 また、ライマー准教授は 「沖縄の海は新しい発見があり、多様性がある」と話しました。
Thu, 09 Jul 2015 12:54:00 +0900
認知症への理解を深め、チムグクルで対応を
2015年7月7日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 地域の人を対象に認知症への理解を深め、 認知症になったとしても 地域で見守って暮らせる意識づくりを目的に、 このほど、浦添市当山公民館で 「認知症をみんなで学ぼう! イン当山ふれあいサロン」 が開かれ、物忘れと認知症の違いや 予防方法について講話が行われたほか、 民生委員ら4人が即興劇で 認知症の人への対応について 事例が紹介されました。 劇は、ご飯を食べたばかりなのに 「ご飯はまだですか」と言ったり、 「誰かに財布を盗まれた」と発言したりする おばあちゃんが主人公で、良い事例として 「ご飯が準備できるまで、 折り紙を折るのを手伝ってね」 と声を掛けて気持ちを紛らわせたり、 財布を一緒に探してあげたりする方法が示され、 参加者らはユーモアあふれるアドリブに 笑いながらも、認知症の人への 対応方法を学びました。 当山自治会の神山会長は 「当山はチムグクルを感じられる 地域とうたっているので、 皆さん、地域の弱者に対して チムグクルを持って対応しましょう」 と呼び掛けました。
Tue, 07 Jul 2015 21:22:00 +0900
浦添商業野球部 ベンチ入りしないメンバーの引退試合
方言ニュース 2015年7月6日(月)放送分 琉球新報の記事から紹介します。 浦添商業高校野球部は 夏の大会の県予選で ベンチ入りしないメンバー29人の試合を、 このほど、 宜野湾市立野球場で実施しました。 試合を終えたメンバーらは 「今日を引退試合と位置付けるのではなく、 これからは応援に精を出したい」 などと話して、ベンチ入り選手を激励し、 監督から最後のノックを受けました。 また、父母は「試合に出る姿を見られてうれしい」 と目を潤ませていました。 新里哲平さんは試合を終え、 「小学生から続けた野球だが、 今日は最後の試合になった。 夏に引退しても野球人でありたい。 夏はメンバーをバックアップしたい」 と応援席に向かってあいさつしました。 一方、宮良(みやら)高雅(たかまさ)監督は試合終了後 「勝敗が常にある中で、選手たちと 過ごした3年間が頭をよぎった。 ベンチ入りが20人と決まっているのは酷だが、 今までにいろんなものが 形成されただろう」と話し掛けました。 今まで部員をサポートしてきた 内間安(あい)愛(と)君の母親の春野さんは 「息子の雄姿を見られてうれしかった。 野球部の経験で、 いろんな面で強くなったのではないか」 と話し、涙を拭っていました。
Mon, 06 Jul 2015 18:30:25 +0900
糸満で地域バスの実証実験スタート
2015年7月1日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 糸満市は、那覇空港と摩文仁の 糸満観光農園を1日12往復する 空港直行バス「いとちゃんバス」と、 市内81カ所を大型ワゴンで巡回する 地域観光交通「いとちゃんmini」の 実証実験をスタートさせました。 55人乗りのいとちゃんバスは、 国道331号バイパスを経由して 道の駅いとまんや糸満漁港、平和祈念公園など、 市内の観光地を回ることができ、 お昼の便には観光ガイドが乗車し、観光PRを行います。 停留所は12カ所で、 那覇空港から糸満観光農園まで乗車した場合、 運賃は大人が790円で、1日乗車券は1500円です。 また、予約制のいとちゃんminiは、 公共交通機関の少ない三和・高嶺地域を中心に 80カ所の停留所を設置し、 乗り合いの大型ワゴンが停留所間を巡ります。 運行時間は午前7時から午後8時で、 利用30分前までに道の駅いとまん内の 予約センターに連絡し、行き先や時間を調整します。 料金は大人が初乗り300円で、 以降3キロごとに100円加算されます。 このほど開かれたお披露目会で上原市長は 「バスの運行で市内に点在する観光施設への移動が格段に向上する。 観光客や市民の皆さんに積極的に利用してもらいたい」と話しました。
Thu, 02 Jul 2015 12:28:00 +0900
平和の民謡(うた)をレコードで
2015年6月30日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 レコードで聴く平和の民謡(うた)をテーマに、 レコードトークがこのほど、 沖縄市中央の市音楽資料館「おんがく村」で開かれ、 島唄解説人の小浜司さんをナビゲート役に、 「平和の願い」をはじめ、 9曲の懐かしい音律に県内外の参加者 およそ30人が耳を傾けました。 この中で、小浜さんは 比嘉恒敏(ひがこうびん)さんの作品 「艦砲ぬ喰ぇー残さー」について、 「戦後の本格的な反戦歌の一つ」 と紹介しました。 また、小浜さんは 「戦世ぬセンスル節」については、 「自費制作でほとんど流通していない」 と説明し、珍しい音源を次々に披露しました。 さらに、小浜さんはLP版「時代」に 収められた屋嘉節は、 「民謡歌手の金城実さんが カンカラ三線を弾きながら歌った」 などと解説しながら、 歌の持つ魅力や背景を伝えました。 そして、三線歌手、登川誠仁さんの作品 「戦後の嘆き」については、 「登川さんが『トイレの中で戦争を振り返り、 できた歌』」 と制作経緯を説明しました。
Tue, 30 Jun 2015 22:49:00 +0900
戦後の八重山歌曲100曲を披露
方言ニュース 2015年6月29日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重山音楽協会は戦後の苦しい時代を 後世に伝えようと、 戦後から本土復帰までの間に八重山地域で作られた歌曲100曲を掘り起こし、 その記念コンサートをきのう、 石垣市民会館で開きました。 去年6月頃から始めた掘り起こし活動は 図書館で当時の新聞から 記事を捜そうとしましたが、 ほとんど載っておらず難航し、 聞き伝えで当時作られ歌われた歌曲を知る人に当たり、 音源や資料などを捜し出しました。 また、自ら提供する市民も出てきた他、 実際に歌ってもらい復元した歌曲もあり、 当初見込んでいた70曲を上回る歌を 再現することができました。 協会によりますと、 歌曲は戦後復興に向けて地域の人たちを 励ましたり、 奮い立たせるような歌が多いということで、 「よみがえれ!ふるさとの歌」と題したコンサートには多くの市民が訪れ、 復興に尽力した当時の様子に思いを 寄せながら聞き入っていました。 協会の浦添会長は 「苦しい敗戦直後の時代に歌に慰められ、 励まされてきた。 しかし、作った多くの人が世を去り、 口ずさんだ人も高齢化している。 今回のコンサートが後世に伝える きっかけになってほしい」 と期待していました。
Mon, 29 Jun 2015 19:02:44 +0900
「顔~沖縄戦を生き抜いた女の半生」が沖縄初上演
2015年6月23日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦で顔に傷を負った女性をモデルにした 朗読劇「顔~沖縄戦を生き抜いた女の半生」 が慰霊の日のきょうから、 初めて沖縄で上演されます。 上演するのは、東京都出身で、埼玉県在住の女優 谷英美(たにえみ)さん(50)歳で、 きょうはこの後午後2時から 西原町の那覇バプテスト教会で、 あさっては、午後6時30分から 県男女共同参画センターで公演します。 いずれも入場は無料です。 谷さんは、17歳で女優デビューし、 童謡詩人の金子みすゞを題材にした 一人芝居をしていた時、 沖縄戦の「集団自決」をテーマにした作品 「ウンジュよ」に出会い、 「私のように沖縄戦の苦しみを 知らない人は多いはずだ」 と思い、以来、埼玉を中心に沖縄戦の 朗読劇を続けてきました。 また、谷さんは、「顔」のモデルとなった 宮城文子さん(83)歳から、戦場を逃げまどって アメリカ軍の爆弾の破片を受け、 「顔の真ん中にザクロのような穴があき」、 戦後も手術を繰り返したという壮絶な体験を聞き、 足跡をたどって新垣さんと共に沖縄を旅しました。 谷さんは 「沖縄生まれでもなく、戦争を知らない私が 沖縄戦を語っていいのか、最初は躊躇した。 どうしたら戦争をなくせるか、 芝居を通して若い人たちが 考えるきっかけになればいい」 と演じ続けています。
Tue, 23 Jun 2015 18:38:00 +0900
視覚障害者の沖縄戦証言の収集開始
方言ニュース 2015年6月22日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県視覚障害者福祉協会は、 視覚障がい者の沖縄戦証言の収集を始めます。 視覚障がい者の沖縄戦体験は、 市町村史にもほとんど記述がなく、 正確な実相があまり 伝えられてこなかったということで、 戦中、身体に障がいのある人が差別を 受けていた実情も指摘されており、 証言をする人も限られていました。 さらに、戦後70年になり当事者が 高齢化していることから 取り組みを始めることにしたもので、 収集した証言の公表を目指しています。 協会の山田会長自身も沖縄戦体験者で、 講演会などで自身の経験を語ったり、 ほかの視覚障がい者から体験を 聞いたりしてきましたが、 家族が頼りで、母親の腰帯をずっとつかんで避難を続けた人や 家族の勧めで女装をした男性もいたということです。 「思っていることを自由に 語ってもらいたい」との思いから、 収集は一対一の面談ではなく、 障がい者が集まってお互いの経験を語り合うことにしており、 集まった体験談の公表形式は未定ですが、 山田会長は「視覚障がい者の発信を 通じて、ほかの障がい者にも 同様の活動が広がり、 視覚障害者の自立につながってほしい」 と話しています。
Mon, 22 Jun 2015 21:00:31 +0900
島ラッキョウ皮むき器開発!
2015年6月17日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 県農業研究センターは圧縮空気を使った「島ラッキョウ皮むき器」を開発し、 このほど、農家や加工業者らを集めた 実演会を開催しました。 沖縄は全国6位のラッキョウの生産地で、 土の付いた皮をむいて袋詰めする作業は 全て人力で行われており、手間がかかる上、 臭いが手に付くこと敬遠されるということです。 そこで、県農業研究センターは島野菜普及の一環として、 およそ2年をかけて皮むき器の開発に取り組みました。 直径3センチの筒に島ラッキョウを 1本ずつ差し込んで球根部分の皮を風圧で吹き飛ばし、 手作業よりも作業時間を半減できるということで、 糸満市の奈良和江さんは 「若い人は土付きの野菜を好まないので、 スーパーに出荷するには皮をむかないといけない。 畑の収穫もしながら、皮むきは朝から夜まで1日がかり。 刃物を使うので集中力が要る大変な作業だが、 この機械があればとても楽だ」と語りました。 特許を出願中で、製品化を進めるということで、 センターの玉城(たまき)麿(まろ)主任研究員は 「価格の上下動があるが、市場からはもっと売れるという声もある。 農家や加工所の省力化を支援し、販路拡大につなげたい」と 開発の狙いを語っていました。
Thu, 18 Jun 2015 12:24:00 +0900
2人の思い60年ぶりに再会
2015年6月16日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「同級生にもう一度会いたい」 という2人の思いが実現しました。 多良間島の小学校の同級生だった、 いずれも那覇市内に住む 仲本キヨさん(100歳)と、 本村つる子さん(100歳)の2人で、 2人はこのほど、那覇市内で行われた 多良間郷友会でおよそ60年ぶりに再会しました。 本村さんが60年前に沖縄本島に移り住んでから 会う機会がなくなり、仲本さんも 16年前から沖縄本島で暮らしていましたが 会う機会に恵まれませんでした。 そんな2人を結び付けたのはある美容室で、 多良間出身の女性が経営する美容室に 本村さんが訪れ、同級生の話をしたのがきっかけでした。 本村さんから「仲本さんに会いたい」 と聞いた美容師が仲本さんの娘に連絡し、 2人は再会することになりました。 仲本さんは「たとえようもないくらいうれしい」 と話し、周囲は笑顔で包まれ、 本村さんも「きょうは会えて最高の気分」 と話し、互いの体をいたわり合いながら、 60年ぶりのおしゃべりに夢中でした。 本村さんの娘の平良百合子さん(73歳)も 「ますます若返ったみたい」 と喜んでいました。
Tue, 16 Jun 2015 20:11:00 +0900
自転車で世界一周の坂本さん 名護の緑風学園で講演
方言ニュース 2015年6月15日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 自転車で世界一周を果たした 坂本(さかもと)達(たつ)さん(47)歳がこのほど、 名護市立小中一貫教育校・緑風(りょくふう)学園(がくえん)で 「世界一周から見えてきたこと」と題して講演し、 旅の出会いや経験を振り返った後、 「一番大切にしていることは夢です。 夢は待っていてもやってこない」 と子どもたちを勇気づけました。 坂本さんは大阪の大手服メーカーに勤務し、 1995年から4年3カ月、 有給休暇を使い、43カ国、 5万5千キロを数多くの人々との 触れ合いの中で走破しました。 このうち、西アフリカ・ギニアの 小さな村でマラリアにかかった時、 医師が村にある薬を全部使ってまで 外国人である自分を救ってくれたこと、 食べ物不足で週に1回しか肉が 食べられない状況にもかかわらず、 村長が鶏肉を持って来てくれたことを紹介し、 「こんな素晴らしい人たちが 地球の反対側にいる」と話しました。 また、旅で得た教訓も子どもたちと 分け合い、道が二手に分かれていて どちらへ進むべきか悩んだ末に左側へ進むと、 10メートル先で二つの道が 合流していたということで、 「考え過ぎても答えは出ない。 やってみないと結果はわからない」 と行動する大切さを説いていました。
Tue, 16 Jun 2015 11:02:43 +0900
平和祈念資料館で企画展開催中
2015年6月10日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 糸満市摩文仁の県平和祈念資料館1階の 子ども・プロセス展示室「ひろま・ゆいまーる」で、 企画展「沖縄戦と本土決戦―捨石にされた沖縄」が開催されています。 期間は来月7日までで、入場は無料です。 企画展は、沖縄戦と密接に関係する「本土決戦」ついて学び、 軍人よりも住民の戦死者が上回った 沖縄戦への理解をより深めることが目的で、 沖縄戦中に県外で実施された 本土決戦に向けた準備や空襲被害などを 物語る資料が展示されています。 また、アメリカ軍の日本本土進攻に 対処するため、 15歳から60歳までの男子、 17歳から40歳までの女子を 必要に応じて国民義勇戦闘隊に編入し、 戦闘に参加させようと、 政府が沖縄戦終盤の6月に制定・公布した 「義勇兵役法」についても展示しています。 資料館学芸員の平田守さんは 「沖縄戦では多くの住民が戦場に動員された。 本土決戦が起きていれば、沖縄戦で起きた悲惨な出来事が本土でも 起こったかもしれない。 展示を通して、沖縄戦の住民犠牲について考えてほしい」と話しています。
Wed, 10 Jun 2015 16:43:00 +0900
沖縄愛楽園に資料館が開館
2015年6月9日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ハンセン病に関する誤った認識による 差別の歴史を伝える 名護市の沖縄愛楽園の資料館 「交流会館」が今月1日に開館し、 一般公開が始まったこの日は、 入所者も多く訪れ 「生きることの大切さを次世代に伝えたい、 いわれのない偏見を受けた。 多くの人の苦しい過去を理解してほしい」 などと述べました。 新たな施設として このような資料館を構えるのは 全国の国立ハンセン病療養所では初めてです。 1階常設展示場にある証言集の中には 「奪われる命」のテーマで、 「入園の日に名前を変えられた」 「戸籍から抜かれた」 「家族と引き離され人間の尊厳を奪われた」 など、強制隔離政策で受けた 苦しい胸の内が明かされているほか、 火葬作業や養豚作業など、 沖縄戦後の自給自足の日常を 「患者らの作業」としてまとめたコーナーもあります。 また、2階企画室には入所者が手掛けた 押し花や折り紙、釣り用のルアー、 エコバッグなどが展示されています。 入所者の70代の女性は 「間違った歴史認識を理解してもらえる施設だと思う。 3人の子ども、11人の孫にもぜひ見せたい」 とかみしめるように話しました。
Tue, 09 Jun 2015 20:31:00 +0900
浦添市で講演会「障害者と沖縄戦」開催
方言ニュース 2015年6月8日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市はきのう、沖縄戦当時に障がい者が 置かれていた立場を学ぼうと、 障がい者と沖縄戦と題した講演会を開き、 県視覚障害者福祉協会会長で強度弱視の 山田親(しん)幸(こう)さん(80)歳が北部の山中に 避難した戦争体験を説明し、 「家族に守られたから生き延びることが できた。戦闘の激しい南部にいたら 生きていなかったかもしれない」 と語りました。 山田さんは戦中、大宜味村の山中で 食料不足に苦しみながら家族11人で 3カ月間暮らし、 家族が食料を探しに出る昼間に 2歳の妹の子守をしましたが、 妹が空腹で泣くと周りから 「アメリカ兵に聞かれる」と怒られ、 「両親がアメリカ兵に殺されて 帰って来なかったらどうしよう」 と不安にも駆られました。 また、山田さんには右半身が不自由だった 長兄がいましたが、 学校で米食い虫と心ない言葉を浴びせられ、 長兄は強い負い目を感じてか、 危険が大きい地域の見張り番をするなどの 軍国少年になったということで、 山田さんは「死んでも構わないと、 せめてもの戦争協力だったのだろう」 と振り返りました。 沖縄国際大学の安仁屋政(まさ)昭(あき)名誉教授は、 弱い立場にある人たちが強いられた 悲惨な体験は十分に語り継がれていないと指摘しました。 (了)
Mon, 08 Jun 2015 20:55:29 +0900
屋良尋常高等小学校、最後の同期会がひらかれる
方言ニュース 6月4日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 屋良尋常高等小学校、最後の同期会がひらかれる 琉球新報の記事から紹介します 1931年生まれで、1938年に屋良尋常高等小学校に入学した人たちの 同期会がこのほど、うるま市内で開かれました。 那覇や東村などから24人が参加し、数え85歳の生まれ年を互いに祝い、 これを一区切りに、最後の同期会としました。 当時、小学校はアメリカ軍嘉手納飛行場の中にあり、小学校3年に上がるころには 「屋良国民学校」に名が変わりました。 高等部になるころには男子は嘉手納の飛行場造りに、女子は公民館などを拠点に 軍馬の草刈りなどの作業に駆り出され、1944年の10・10空襲以降は、 皆、避難するなどしてばらばらになりました。 同期会は共に卒業する事ができず、生まれ育った古里も嘉手納飛行場に取られ、 戻ることもかなわない中、62歳になった際、同期生の居場所を芋づる式に人に聞いて、 情報を集め、名簿が作られました。 以降、2年おきに同期会が開かれ、11回目となった最後の同期会では、 参加者らは次のオリンピックも見て、さらに数え97歳のカジマヤーを祝おうと 誓いあいました。 仲宗根会長は「85歳の生年歳を迎え、 ここまで生き延びてきた幸せと喜びをかみ締めている。最高の仲間に感謝する。」 と語りました。
Fri, 05 Jun 2015 14:09:00 +0900
災害時避難場所を考える無料サイト開設
2015年6月7日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 県内の情報通信会社が、 災害時の避難場所を普段から 考えるための無料サイトを開設しました。 市民に防災意識を高めてもらうことが狙いで、 教育現場での活用を呼びかけています。 開発した奥浜正樹さんが防災に関心を持ったのは 東日本大震災がきっかけで、勤めていた銀行を辞め、 情報通信会社「ワイズバンク」を設立し、 これまで、災害時に子どもの居場所を保護者に伝える メール送信システムなどを開発してきました。 今回開発したサイト「非難ドコ」は 住所と避難場所を入力すると、 道順や移動時間が表示される仕組みで、 自宅だけではなく、学校や会社などあらゆる場所で 被災したときのことを想定して、 対応を考えることができるとしています。 サイトで確認した避難場所や移動時間を 記入できるカードも併せて作成しました。 家族や会社の同僚らと情報を共有することが目的で、 いつでも持ち歩けるよう財布に入るサイズにしました。 奥浜さんは 「沖縄は海に囲まれている。 災害発生時にどこに逃げれば良いのかを常にイメージしてほしい。 また、津波などへの危機意識を持って 防災について考えるきっかけにしてほしい」と話しました。
Thu, 04 Jun 2015 11:29:00 +0900
「大好き沖縄」今年4月に創刊60号を発刊
2015年6月2日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 関東地方を中心に沖縄が好きな仲間たちの 手紙や投稿で作る会誌「大好き沖縄」が、 今年4月に創刊60号を発刊しました。 「大好き沖縄」は会誌を発刊する 「大好き沖縄の会」の 出口富美子(でぐちふみこ)会長らが、 当時、東京周辺が沖縄ブームだった 1997年に第1号を発刊したもので、 発刊は年3回で、最初のページには詩を掲載し、 60号は大宜味村の塩屋湾に浮かべたサバニに 家族の亡がらを乗せ、自然の中で死者を弔った 昔の風景をしたためた詩「サバニ」を掲載しました。 また、名護市辺野古の新基地建設をテーマにした 沖縄の地元2紙と全国の記事を比較し、 温度差を伝えるなど、時事問題を扱うこともあります。 2号から投稿を続けている東京都の 石坂悦子さん(65)歳は 「人類館という芝居に出演して以来、 沖縄に興味を持っている。 辺野古の基地反対に同じ思いを持ち、 できることで沖縄と共にありたい」 と話しました。 会誌が還暦を迎えたことについて、 出口代表は 「たくさんの方々の支えがあって続けられた。 沖縄には語り尽くせない魅力があるので、 120号を目指して頑張りたい」 と抱負を語りました。
Tue, 02 Jun 2015 19:56:00 +0900
浦添少年少女合唱団 設立から40年
方言ニュース 2015年6月1日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 浦添少年少女合唱団が今月、 設立から40年を迎えます。 元小学校音楽教諭で 県少年少女合唱連盟理事の 鶴渕信子さんの指導の下、 小学校3年生から高校3年生までの25人が 毎週練習に励んでいます。 合唱団は浦添市内の5つの小学校で働く 音楽教師が 「子どもたちに文化的な 学びの場として合唱団を作ろう」と 話し合い、結成されました。 メンバーの中には、ソプラノ好きに 歌手や音楽教諭の道に進んだ卒業生もおり、 鶴渕さんとともに指導に当たる後継者も 卒業生の中から育っています。 合唱団は現在、今月14日に 浦添市てだこホールで開かれる 「レクイエム・プロジェクト沖縄2015」や 9月に長崎で行なわれる 被爆70年記念事業の レクイエムコンサートを控え、 ドイツ語で歌う鎮魂歌に取り組んでいます。 団員の田里海織(みお)さん(15歳)は 「みんなで声を合わせることでできることがある。 声がそろうと気持ちがいい」と述べ、 「年齢の違う仲間との交流も楽しみの一つ」 と目を輝かせました。 鶴渕さんは 「子どもたちがいつ来ても 気軽に歌ってほっとできる場に また次頑張ろうと思ってもらえるような場に なってもらいたい」 と話し、指導にあたっています。
Mon, 01 Jun 2015 18:21:22 +0900
フリースタイルカチャーシー「金武カチャーシー」
方言ニュース2015年5月29日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 金武町立中央公民館は、 4月から金武町内の金武、並里地区にそれぞれ伝わる 「金武(ちむ)カチャーシー」の歌三線講座を始めています。 受講生は中高年を中心に17人が登録しており、 講師は並里区に住む仲田重雄さん(67)が務めています。 金武カチャーシーは人々が即興で一節ずつ掛け合いを繰り返していく 「フリースタイル」が特徴の一つで、 前の人が一節を歌い終わる前に 次の人が一節を重ねてくるため、間奏がありません。 仲田さんは「みんなが我先に歌いたがるからね」と 金武カチャーシーが昔から地域の人々を盛り上げてきた歴史を語りました。 掛け合いは 「酒や毒なむぬ はまてぃうさがるな 命助けゆる 人や居らん」に対して 「酒飲でぃん八十 飲まんてぃん八十 なりわ飲でぃ八十 ましやはらに」などと続きます。 また掛け声(囃子)も特徴的で 「ムスナイナイ(面白いね、もっともっと)」という掛け声は、 そのまま金武カチャーシーの曲名の愛称となっています。 金武町立中央公民館の山城館長は講座について 「金武の他にはない独自の文化。 金武、並里だけではなく、ほかの地区にも広めてほしい」 との思いを語りました。
Fri, 29 May 2015 15:02:00 +0900
『国頭港食堂』 口コミ人気広がる
方言ニュース 5月28日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 『国頭港食堂』 口コミ人気広がる 琉球新報の記事から紹介します。 国頭村漁業協同組合が先月に辺土名漁港内にオープンした 『国頭港食堂』が、口コミで人気を集めています。 早朝に定置網漁で捕れた魚が昼には皿に並ぶ新鮮さと、 料理店で包丁を握った経験のある漁師がさばく、飽きのこない日替わりメニューが売りで、 大嶺組合長は『多くの人に食べてもらい、いずれは食堂の規模も拡大したい』 と意気込んでいます。 食堂は観光客向けの定置網漁体験を提供していた組合が、捕った魚をすぐに提供しようと企画していたもので、漁師ら自らで1年かけて、漁港内の加工施設2階に 食堂を完成させました。 午前中のセリが終わると、朝捕れたばかりのミーバイやグルクン、 イカは漬け丼やから揚げ、みそ汁となって売れていきますが、鮮度落ちが早く、 店舗に並ばない魚も提供する為、食堂に来ないと食べられないものもあるということです。 漁協の漁場は東村沖までまたがる本島一の広さで、好漁場も多く、 漁協は豊富な資源を売り出す為、今年3月、居酒屋経営の民間企業と提携し、 活魚の販路拡大にも乗り出しています。 大嶺組合長は 『周知されていない未利用魚も含めて、活魚や鮮魚をいろんな形で提供したい。』 と語りました。
Thu, 28 May 2015 13:15:00 +0900
うるま市でドクターヘリの搬送訓練実施
方言ニュース 2015年5月27日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 救急患者の搬送を想定した訓練がこのほど、 うるま市勝連の津堅島で行われ、 市消防団の津堅分団人7人と、市消防本部、 中城海上保安部、県ドクターヘリなどが参加し、 中城海上保安部の巡視艇や県のドクターヘリで急患を 搬送する訓練をしました。 うるま市唯一の船で行く離島の津堅には 中部病院付属診療所がありますが、 本島への搬送が必要な急患が出た場合、 日中はヘリで、夜間は巡視艇で運びます。 訓練では診療所の医師がヘリを要請し、 読谷村の駐機場を離陸したヘリが要請から16分後に 津堅小中学校に到着しました。 そして、島の消防団員がヘリの パイロットや市消防本部から助言を受け、 離着陸の誘導や搬送者からヘリへ 患者を収容する訓練を行いました。 また、県で10月から一部運用が 開始される県消防通信指令センターの 準備を進める県消防通信指令施設 運営協議会も交え、ドクターヘリの 運用などを情報交換しました。 消防団の幸良分団長は 「きょうだけで十分な訓練とはいえないので、 今後も消火器の使い方などを訓練したい」と述べ、 市消防本部の新垣隆警防課長は 「人口が高齢化し、消防団員も島にいない時もあるので、 若い人の協力も募っていきたい」と話しました。
Wed, 27 May 2015 13:35:00 +0900
大型の三線のツメを製作
2015年5月26日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 お菓子などの空き缶で作る 「カンカラ三線」を製作する 沖縄市宮里の宮里昌秀さん(76)歳が、 全長30センチ、重さ7キロにも及ぶ 大型の三線のツメを製作しました。 宮里さんは 「床の間に置いて飾ってほしい」 と話し、大理石やクスノキでできた ツメを披露しました。 宮里さんは2年前まで大工だったため、 試行錯誤しながら家の内装品など さまざまなものを作ってきたもので、 大型の三線のツメは廃材となった木や 大理石をもらい、およそ4カ月かけて 丁寧に削って形を整えました。 宮里さんはカンカラ三線や ツメの製作を受け付けており、 以前から製作しているカンカラ三線は 60個以上になりました。 ハワイやアメリカからも 製作の依頼があるということで、 宮里さんは 「自分にしか作れないだろう。 人がやらないことをやりたい」 と満面の笑みで話しています。
Tue, 26 May 2015 21:18:00 +0900
第22回ふるさと歌自慢決勝大会 開催
方言ニュース 2015年5月25日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 第22回ふるさと歌自慢決勝大会がおととい、 うるま市民芸術劇場・響ホールで 開催されました。 大会は、琉球民謡協会の主催で開かれたもので、 前身のナークニー大会を合わせると、 28回を数える、歴史ある大会です。 今年は、世界中にある支部を合わせて、 およそ2400人の会員の中から29人が 決勝大会へ、エントリーしました。 優勝した県立芸術大学一年の石嶺愛莉(いしみねあいり)さんは、 「受賞したことが信じられない。 息の長さを保ちながら、聴いている皆さんに 良い心地で聴いてもらえるよう歌った。 これからも、好きな三線を続けていきたい」 と話し、 準優勝の譜(ふ)久原(くはら)律(りつ)紀(き)さんは ラジオ沖縄の新唄大賞で、 民謡グループ「美(み)童(やらび)フェーヌナー」として 優勝した経験のある実力のある若手で、 「三線を初めて13年になる。 実力を試したかった」と語りました。 また、最年少で特別賞を受賞した、 西原町立坂田小学校六年の池原輝飛(いけはらてるたか)君は、 先日町内で開催された 梅の香り大会でも優勝したホープで、 「これからもいろんな賞をとりたい」 と意気込みをみせていました。 琉球民謡協会の上原政雄会長は 「若い方が、どんどん出てくるのは 民謡界にとってもうれしい」と語りました。 大会の模様はラジオ沖縄では、 来月16日、午後7時から、 沖縄テレビでは、来月25日、 午後3時56分から放送されます。
Tue, 26 May 2015 10:05:04 +0900
「馬車スンチャー」の三郎おじい
方言ニュース2015年5月22日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「あれ!いつもこちらを覗いている人は、いったい誰だろう?」 と思われている人がいます。 人ではなく、等身大の人形で、 開設間もない軽便与那原駅舎玄関脇で、見張り番をしている 「馬車スンチャー」の三郎おじいです。 終戦間もないころまで、 与那原地域では荷馬車が中南部への物資輸送を担い、 馬車を操る人は「馬車スンチャー」と呼ばれ、幅を利かせていました。 その名残を惜しむかのように、 軽便駅建設を請け負った業者が人形に仕上げたもので、 当時、名の知れた大木のおじいの写真にそっくりと 役場の担当職員は感心し、 これはおもしろいと、今度は町観光ガイドさんたちが 三郎おじいという愛称をつけて、町民から親しまれています。 特に子供たちの間では、 まるで自分たちのおじいさんのように 実際に手で触れながら「三郎おじい」と呼ばれ、 遊び相手になっており、 三郎おじいは今日もだれか訪れてくれないか、 と首を長くして待っています。
Fri, 22 May 2015 21:10:00 +0900
沖縄市の諸見里に「NPOももやま子ども食堂」がオープンされる
方言ニュース 5月21日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 沖縄市の諸見里に「NPOももやま子ども食堂」がオープンされる 琉球新報の記事から紹介します。 経済的に困窮する世帯の子どもや、親が仕事などで不在の為、 子供だけで食事をする家庭を地域で支える為、一人きりでご飯を食べる「孤食」の 子どもたちに食事と憩いの場所を提供する「NPOももやま子ども食堂」が 旧桃山コーヒーハウスにオープンしました。 関係者によりますと、県内初の取り組みで、今月30日に本格開店する予定です。 毎週土曜日午後5時から2時間開店し、誰でも100円で栄養バランスの良い夕食が 取れるようにしています。 定員は10人程度で事前申し込みが必要ですが、子どもの夜の居場所として開放する他、 今後は大学生らによる無料学習支援も検討します。 ももやまこども食堂の理事長で、沖縄キッズクラブ学童の比嘉道子理事長は 「孤食でつらく、さみしい思いをしている子どもたちを地域の大人で支えて、 誰でも参加できる居場所にしたい。」と語りました。 この日、カレーを食べた諸見小学校5年の鈴木蒼来(そら)君は 「みんなでご飯を食べるとおいしい。知らない人と仲良くなるチャンスがあるから楽しい。」笑顔で話しました。
Thu, 21 May 2015 13:31:00 +0900
沖縄戦で失われた校長の写真戻る
方言ニュース 2015年5月20日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 座間味村立幼小中学校は、 歴代校長のうち3人の顔写真が見つからずに探していましたが、 那覇市首里出身で、神奈川県藤沢市に住む 仲(なか)吉洋(よしひろし)さん(80)歳から 第4代校長の仲吉朝(ちょう)悦(えつ)さんの写真が 届けられ、校長室に掲げられました。 洋さんは朝悦さんの孫に当たり、 最近になって祖父の朝悦さんの足跡を調べていたところ、 琉球新報の記事で、朝悦さんをはじめ歴代校長7人の写真が 欠落していることを知り、琉球新報に連絡を取りました。 洋さんは、朝悦さんが座間味で暮らした経験が あるらしいことは聞いていたということですが、 「祖父が座間味小学校の校長を務めていたことは、 今回の新聞記事で 初めて知った。 近々ぜひ座間味を訪ねて、当時のことを聞いてみたい」 と話しています。 朝悦さんは1894年に座間味小学校に赴任し、 2年間、校長を務めましたが、沖縄戦で学校は焼け、 資料や歴代校長の写真などは失われたということで、 上原校長は「久しぶりに仲吉校長が戻ってきてよかった。 あと2人の校長の写真もぜひ探したい」 と話しています。
Thu, 21 May 2015 11:51:00 +0900
野良猫を世話する善意に共感
2015年5月19日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 野良猫の餌やりから不妊手術まで、 横須賀市に住む 小野寺卓也さん(46)歳が 私費を投じて世話をする姿が 共感を集めています。 小野寺さんは2年前に県内勤務となり 沖縄市に住み、立ち寄ったコンビニで 猫に出会いました。 「最初はかわいそうから始まり、 世話をしているうちにかわいいと 思うようになった」 ということで、小野寺さんは それから欠かさず、朝と夕刻に コンビニに出向いては 世話をするようになりました。 小野寺さんは 「猫が増えて困る、という近隣住民の 声もあったが、放っておけば ごみ荒らしもしてしまう。 ならば餌を与えて、増えないように 不妊手術もしたらいい。 そうしているうちに 理解も得られるようになった」 と話しました。 小野寺さんの姿に、 民謡歌手の津波恒英(こうえい)さんは 「なかなかできるものじゃない。 今時珍しい善意で、 こういう人がいるだけでも ほっと安心できる」 と話しました。
Tue, 19 May 2015 20:18:00 +0900
県民大会 でいご娘が歌で平和を願う
2015年5月18日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 きのう、沖縄セルラースタジアム那覇で 開かれた辺野古新基地建設阻止県民大会で、 開会前のアトラクションにでいご娘の4人が登場し、 戦争を生き残った苦しみと平和を伝え継ぐ 決意を込めた「艦砲ぬ喰ぇー残さー」を歌い、 会場は手拍子に包まれました。 「艦砲ぬ喰ぇー残さー」は でいご娘の父親の比嘉(ひが)恒(こう)敏(びん)さんが 作詞作曲したもので、 比嘉さんは戦時中、 撃沈された学童疎開船対馬丸で 両親と長男を、 大阪の空襲で妻と次男を失い、 自身は1973年、 飲酒運転のアメリカ兵の車に激突され、 妻と共に亡くなりました。 生前、娘たちに戦争体験をあまり語らなかったということですが、 長女の島袋艶子さんは 「この歌で伝えてくれたんだと思う。 父の歌がみんなに愛されている。 平和を願う気持ちは一つだと感じた」 と喜ぶ一方で、 「復帰してもっとよくなるはずだったのでは」と 複雑な思いを話しました。 また、四女のひがけいこさんは、 歌うと涙を流すお年寄りの姿を見て、 「祝いの場では歌えない」という思いがあったということですが、 「平和を願う気持ちはみんな同じ。 島唄には苦しい時を明るく乗り越える 力がある」と語りました。
Mon, 18 May 2015 22:14:04 +0900
復帰前、女性の商売道具だった足踏みミシン
方言ニュース2015年5月15日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄の日本復帰前、収入が高かったアメリカ兵が、 新しい洋服を買い求めるなどしたため、 県内の女性たちはこぞってミシンを購入し、 洋服を仕立てて家計を助けました。 そんな女性たちの「商売道具」として重宝された足踏みミシンが今、 那覇市安里の「中屋総合ミシン店」で、 骨董品のように店内を飾っています。 復帰前は女性たちの嫁入り道具としてよく売れたということで、 店主の棚原弘明さん(74歳)は 「初任給が30ドルの時代にミシンは1台75ドル。 高価だったが、『仕事に使う』と主婦が買いに来てくれた」 と振り返ります。 旧式のミシンは定期的な点検や油をさすことで半永久的に使え、 ミシンの処分に困った人が店に来ることがあったということですが、 棚原さんが 「お母さんが大切にされていたものなので、 保管してはいかがですか」 と話しかけると、たいていの人は納得して持ち帰るということです。 現在は大型店で購入する方が自前の服を作るより安く、 ミシンはなかなか売れませんが、棚原さんは 「ミシンで母親が作った服を 子どもたちが着られない時代に寂しさも感じるが、 昔から店に来てくれる人もいる。できるまで頑張りたい。」 と笑顔を浮かべていました。
Fri, 15 May 2015 18:17:00 +0900
名護市営市場内に情報発信拠点が開設される。
方言ニュース 5月14日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 名護市営市場内に情報発信拠点が開設される。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市営市場内の「まちなか情報ステーション」に、 新たに名護観光協会のさくらガイドが常駐し、名護市内の案内や情報発信を行っており、 このコーナーを運営する会社の関係者は、 「名護市の情報発信をしながら市の活性化の一端を担えたら」と意気込んでいます。 コーナーはこれまでパーラーと宝くじ売り場として活用していましたが、 情報発信の内容が少ないことから、宝くじ販売をやめてさくらガイドを常駐させ、 情報発信拠点としての機能を充実させたもので、ガイドは午前11時から午後5時まで、 コーナーにいて、市内全域の観光地や道案内に答えます。 また、ガイドと共に十字路やひんぷんガジュマル付近を巡る「まちなか散策」の 受け付け案内も行います。 さくらガイド支援員の東江司(あがりえ・つかさ)さんは 「名護に来た人たちへのおもてなしの意味でも、街中の発信の場所となれば」と話し、 さくらガイドの羽山竹美さんは 「名護は見どころがいっぱいある。たくさんの人に伝えたい。」と笑顔で話しました。
Thu, 14 May 2015 13:10:00 +0900
闘牛サミット協議会開催
方言ニュース 2015年5月13日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 全国6県の闘牛の盛んな9市町の首長らが一堂に集い、 闘牛文化の在り方や継承発展を話し合う 第18回全国闘牛サミット協議会が このほど、うるま市石川保健相談センターで開かれ、 「『闘牛』の持つ魅力を広く発信し、 伝統資源を生かした地域の活性化を 積極的に進める」などの大会宣言を決議しました。 サミットは闘牛文化を持つ自治体で毎年開催しているもので、 地域ごとに祭礼行事、娯楽など闘牛の目的や 闘い方のルールは異なるものの、 同じ闘牛文化を持つ市町同士が 闘牛を生かしたまちづくりを話し合うことが目的の一つで、 うるま市での開催は8年ぶりとなります。 宣言では「闘牛開催の市町、関係団体の ネットワーク構築で地域間の交流促進と 伝統文化の相互連携を深める」ことや、 「祭礼の行事や地域の希少な習俗として 親しまれてきた『闘牛』の保存伝承をはかり、 次世代へ継承する活動を推進する」ことを確認した。 来年は岩手県久慈市で開催されます。
Wed, 13 May 2015 16:27:00 +0900
看板犬「そら」が戻ってきた
2015年5月12日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護博物館の看板犬で去年死んだ 琉球犬の雑種「そら」が剥製になり、 今月1日から博物館ギャラリーで始まった 新収蔵品展で再び、看板犬として 来館者を迎えています。 そらは初代の館長が市内で拾い、 2005年から博物館で 飼うようになりました。 当初名前は「とら」でしたが、 いつのころからか博物館に遊びに来た 子どもたちが「そら」と呼ぶようになりました。 そらは、人懐っこく賢い犬で、 来館者にかわいがられたということで、 博物館の中庭にある高倉の下が お気に入だったことから、 「高倉健(犬)」と 呼ばれることもありました。 近所の犬との間に子犬も生まれ、 「くも」と「あめ」と名付けられましたが、 去年、体調を崩して死にました。 博物館の職員でそらの世話をしていた 島袋南さんは 「そーらーが戻ってきたみたい」と 里帰りを喜び、 「少し左に傾いた座り方も生きていた時と一緒だ」 と話しています。
Tue, 12 May 2015 20:17:00 +0900
母の日特別公演が沖縄市で開催
方言ニュース 2015年5月11日(月)放送分 母の日の昨日、沖縄市の 沖縄市民会館大ホールで、 母の日特別公演 第5回歌って踊って大爆笑喜劇が 開催されました。 これは、数ある母の日公演の中でも 琉球舞踊、民謡ショー、 民謡唄者による歌謡ショー、 そして、唄者の松田弘一(ひろかず)さん演出の 民謡グループ、 ザ・フェーレーのメンバーらによる 沖縄芝居も演じられるなど、 バラエティーに富んだ構成で、 毎年賑わっています。 会場は、普段、育児・仕事・家事に 頑張っているお母さんの労を労おうと、県内各地より 多くの親子連れが訪れました。 糸満市から来た知名啓子(けいこ)さんは 「山里ユキさんのファンで来た。初めて、生唄を聴けるので、 わくわくしている」と話し、 その息子の潮平小学校1年生の 知名定新(ていしん)君は 「民謡を習っているので、 興味があって来た。お母さんと一緒に楽しみたい」と話しました。 制作のキャンパスレコードの 備(び)瀬(せ)義(よし)勝(かつ)さんは 「歌が滅びると言葉が滅びる。 言葉が滅びると国が滅びる、 と言われている。 芸能を通して、沖縄(うちなー)口(ぐぅち)を 大事にしていきたい」と話し、 松田弘一さんは 「最近のお客さんは、 カラオケで自分が楽しめる歌を 聴きたいという傾向がある。 音楽の楽(がく)は、学ぶではなく楽しむと書く。 今日はぜひ、 皆さんに楽しんでいってほしい」 と語っていました。
Mon, 11 May 2015 19:38:47 +0900
宮古島市など『美ぎ酒飲み』運動の協定結ぶ
方言ニュース2015年5月8日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 過度の飲酒による各種事件事故防止と青少年の健全育成を図っていこうと、 「ちゅらさん運動」の一環として、 宮古島市、多良間村、宮古島署など 宮古島の6つの関係機関がきのう、 「美ぎ酒飲み(かぎさきぬみ)」運動の協定を締結しました。 飲酒がらみの事件自己抑制が目的の運動で、 協定締結は県内では初めてです。 運動のキャッチフレーズは 「酒は程よい程度、飲みすぎはダメよ!」で、 深酒による事件事故防止、路上寝をしない、させない、 少年に飲酒をさせない気運の醸成などが主な内容です。 下地市長は 「飲酒運転は大きな事故につながる。 この協定締結を機に、 市民も一緒に、お互い十分に気を付けてほしい」と話し、 さらに 「職員は出勤して公用車で仕事にでる。 酒気帯び運転は絶対にさせられないので、 アルコール検知器を導入する。 これを活用して自分の飲酒量の適量を知ってほしい」と述べました。
Fri, 08 May 2015 14:22:00 +0900
「まちゼミ」 今年の秋に沖縄市で開講
方言ニュース 5月7日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「まちゼミ」 今年の秋に沖縄市で開講 商店街の店主が講師となりプロの専門的な知識と情報が学べる無料講座 「まちゼミ」が今年の秋、沖縄市胡屋(ごや)の一番街商店街で開講する予定です。 まちゼミは2003年に愛知県岡崎市の中心商店街で生まれました。 大型商業施設の進出などで空洞化が進み、 イベントをしても売り上げが伸びない商店街でしたが、ゼミの講座を通じて 店主ファンが増え、買い物客が訪れるようになり、店の売り上げが伸びるなど、 街に活気を取り戻しました。 また、まちゼミは商店街に人を呼び込む決め手の一つとされ、 全国およそ190ヵ所で展開されており、沖縄市で開講されれば県内では 初めての開催となります。 このほど、沖縄市の一番街商店街内で講演したまちゼミ仕掛け人で、 岡崎まちゼミの会代表の松井洋一郎さんは 「価格や品ぞろえで大型商業施設やネット販売とは勝負ができない。 個人商店が生き残るために人の魅力を売り出そう。 店主のファンを増やして、客と信頼関係を構築し、固定客につなげよう」と 集まった店主らに呼びかけました。
Thu, 07 May 2015 16:52:00 +0900
那覇市がクレドカード導入
方言ニュース 2015年5月6日(水)放送分 担当は糸数昌さんです。 琉球新報ニュースです。 那覇市はこのほど、 職員一人一人が目指す職員像や行動基準などを記したカード 「クレドカード」を導入しました。 全職員に携帯させることで、 市民への奉仕者として意欲的に 行動できる人材育成につなげる方針です。 クレドとは「信条」、「志」などを意味するラテン語で、 世界的なホテルや企業をはじめ、 最近では国内の自治体でもカードの導入が進んでおり、 那覇市では、ことし4月改訂の「市人材育成基本方針」で掲げる 職員像や行動基準などを記載したカードを導入しました。 那覇市のカードは名刺大で、 「行政のプロとして自覚と責任を持ち、 自ら考え行動することができる」など目指す職員像、 「市職員であることを誇りに思い、 使命感と責任感を持って積極的かつ 柔軟に行動する」など行動指針が記載されているほか、 座右の銘を記すことになっています。 カードに座右の銘「耕(こう)心(しん)」を書き込むという城間幹子市長は 「カード導入で職員個々の強みを引き出し、 伸ばし、補い合うことで相乗的に職員力を高める。 職員の心を一つに紡ぎ、組織力を最大限に発揮していきたい」 と強調しました。
Thu, 07 May 2015 12:49:00 +0900
復興への願い込め、巨大こいのぼりを被災地へ
2015年5月5日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 東日本大震災で被災した 子どもたちを勇気づけようと、 南城市出身で糸満市に住む 仲村隆志さん(35)歳がこのほど、 南城市内の5つの中学校に生徒に 協力を呼びかけ、 長さ10メートル、幅1.5メートルの 巨大なこいのぼりに 被災地を励ますメッセージや 絵を集めました。 これは、子どもたちの成長と 被災地復興を願い、 全国からこいのぼりを集める 「大槌町復興へ! 天高くプロジェクト」 の一環で、今回で4回目となります。 生徒らは言葉や絵、 手形など思い思いの表現で、 こいのぼりいっぱいに応援の気持ちを表し、 「被災から4年がたち、 少しずつ忘れつつある。 こいのぼりを送り続けることで、 災害があったことを思い出すことができる。 沖縄という遠い地からも応援している という気持ちを伝えたい」 と語り、 「被災者には希望を忘れず、 前に進んでほしい」 とエールを送りました。 仲村さんは 「子どもたちがつながるきっかけにしたい」 と話し、 「復興が終わるころには、 この交流が沖縄と被災地の 懸け橋になってほしい」 と期待を込めていました。
Tue, 05 May 2015 19:33:00 +0900
第41回那覇ハーリー始まる
方言ニュース 2015年5月4日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 第41回那覇ハーリーが昨日、 那覇市の那覇港新港ふ頭で始まり、 中学生と一般の部で競争が行なわれました。 そろいのユニフォームを着た出場者たちは 爬竜船船に乗り込んで、 息の合った櫂捌きで熱戦を繰り広げ、 観客を盛り上げました。 中学生男子の部で優勝した 仲井真中学校の金城将武(まさたけ)くん(14歳)は 「やりきって達成感がある」と 満足そうに話していました。 女子の部で優勝した 古蔵中学校の 座間味すずさん(14歳)は 「目標の優勝を達成できてうれしい」と 声を弾ませて爆発させました。 5日までの期間中、 会場では、ライブや花火ショーなど さまざまなイベントが催されます。 きょうは、 爬竜船体験乗船、 5日は御願バーリー、本バーリーなどが 行なわれます。
Mon, 04 May 2015 22:45:01 +0900
今年9月に那覇市内で「危機言語・方言サミット」開催される
方言ニュース 4月23日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 今年9月に那覇市内で「危機言語・方言サミット」開催される 琉球新報の記事から紹介します。 県と文化庁は「しまくとぅばの日」の今年9月18日、 那覇市内で「危機言語・方言サミット」を開催します。 ユネスコ=国連教育科学文化機関が2009年に消滅の危機にあると認定した 国内8言語の関係者が集まり、継承に向けた取り組みを議論するもので、 8つの危機言語は、アイヌ語、八重山語、与那国語、八丈語、奄美語、国頭語、 沖縄語、宮古語です。 危機言語サミットは去年12月、八丈島で初めて開催され、8つの言語のうち5つが 県内にあることや、行政が普及に力を入れていることから、 文化庁が沖縄開催を持ちかけました。9月19日には第3回しまくとぅば県民大会が 開催されるため、危機言語サミットの参加者に県民大会を視察してもらうことも 検討しています。また、文化庁はサミットとは別に、危機言語がある国内の地域の 行政担当者や研究者らが集い、海外の先進事例などを学ぶ協議会も今年度から始めます。 ことしの危機言語サミットの内容は今後詰めますが、文化庁は 「理想は8つの地域すべてを回って開催できたらいい。」としています。
Thu, 30 Apr 2015 15:12:00 +0900
与那原町、考古学専門の学芸員を採用
2015年4月28日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球王国の最高神女の聞得大君が 御新下り(うあらうりー)の際に 仮屋が設けられた御殿山など、 史跡を生かしたまちづくりに 取り組む与那原町に、 考古学専門の学芸員が 初めて配置されました。 その学芸員は今月、町教育委員会に 新採用された宮城明恵さん(32)歳です。 与那原町内には御新下りや 東御廻り(あがりうまーい)の時、 首里出発後の最初の拝所となった 親川の聖地のほか、 聞得大君が死後埋葬されたといわれる 三津武嶽(みちんだき)など、 多くの史跡があり、 「太陽と伝統とやさしさをつなぐ海辺のまち」 を掲げる第4次与那原町総合計画の中に、 御殿山付近の歴史的背景に配慮した 道路復元などが盛り込まれています。 古堅町長は 「先人たちが築いてきた貴重な 歴史文化をじかに町民に 親しんでもらうには、これまで以上に 専門的知識を要する学芸員が どうしても欠かせない」 と語りました。 また、宮城さんは 「私の先祖が昔、 やんばる船に乗って北部から与那原海岸へ 物資を運んでいたということを聞いて、 何かに呼び寄せられた感じがしてうれしい。 考古学だけでなく、遺跡発掘など 幅広い知識が求められるので、 地域の古老たちから学びながら頑張りたい」 と意欲を見せていました。
Tue, 28 Apr 2015 14:37:00 +0900
78歳の谷さん 沖縄一周を達成
2015年4月27日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 大阪府在住の谷睦夫さん(78)歳が このほど、歩いて460キロの 沖縄本島一周を達成しました。 沖縄一周を達成したのは2010年に 自転車で走破して以来、2度目です。 この年に74歳で日本2週を 達成した谷さんは、今後も、 「後期青春者」として、 本州の日本海側から北海道の知床まで 歩いてめぐる計画で、 「自転車で一周した時に知合った 人たちにもう一度会うのが楽しみ」 と意気込んでいます。 谷さんは18歳から20歳にかけての 3年間、腎臓病で入退院を繰り返し、 10代の青春を満喫できなかったことから、 若いころの1年は今の10年に相当すると、仕事の傍ら、1981年に10年を 一区切りに日本一周を始めました。 2度目の沖縄は、2012年から年に 5回ほど沖縄を訪れ、 那覇空港から西回りで1日に35キロほど 歩くのを繰り返し、 3年かけて歩き切ったということで、 道中はあめ玉を差し入れてくれる人もおり、 「とても人情があった」と振り返りました。 きょうも夢を追い、 常に目標を立てて歩き続ける谷さんは、 「まだまだ青春真っただ中。 やめられませんよ」 と笑顔で語っていました。
Mon, 27 Apr 2015 20:00:07 +0900
大宜味のシークヮーサー、中東へ
方言ニュース 2015年4月22日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 大宜味村の特産品であるシークヮーサーを イスラム法で認められた栽培・加工によって 中東などに出荷するため、 バングラデシュ国認定のハラール認証機関 「アル ハラル アソシエイツ」東京支社と村が このほど、ハラールビジネスに関する覚書を交わしました。 今後、他の農産物も認証を受け、 ハラール食を提供する国内ホテルへの提供も検討します。 アソシエイツの吉田副社長によりますと、 熱い中東圏に住む多くの人々は、 甘い物好きと運動不足で糖尿病の傾向があるということで、 シークヮーサーには糖尿病を改善する成分が含まれることから、 飲料水として販売するということです。 自治体との提携は初めてですが、 吉田副社長は 「シークヮーサーを加工した商品は 作った量だけ売れると予想しているため、 村の活性化に貢献していきたい」と話しました。 また、アソシエイツは 国際的に厳しい基準をクリアする考えのため、 村内の農家には農作物の栽培時に豚ふん肥料を使用しない、 加工工程でアルコール消毒をしないなどの協力を得るということで、 両者は来月には業務提携を結び、本格的な事業展開に乗り出します。 宮城村長は 「農家の協力を得ながら、国内外のシークヮーサーを売り込みたい」 と意気込んでいます。
Wed, 22 Apr 2015 13:18:00 +0900
「太陽の子(てだこ)・浦添」を市民会議の愛唱歌に
2015年4月21日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市青少年健全育成市民会議はこのほど、 浦添市立当山小学校の 大城教頭が作詞・作曲した 「太陽の子(てだこ)・浦添」を 市民会議の愛唱歌に決定しました。 歌詞には浦添ようどれや王様、 ヒマワリの花言葉 「あなたは素晴らしい」などの フレーズがちりばめられており、 さびの「てだこー浦添」が 耳に残る曲になっています。 「子どもたちが一緒に『せーの』 で歌える歌を目標に、初めて聞いても すぐ口ずさめる歌にした」 ということで、 シンガポールの日本人学校に 赴任した経験のある大城教頭は 「外から見ると沖縄には 魅力がいっぱいある。 歌詞の『王様が歩いたこの道』には 自分のルーツを考えるきっかけに、 また、『見上げた空』には 外にも目を向けてという意味を込めた」 と語っています。 オリジナルCD300枚を制作し、 関係機関に無料配布しているということで、 市教育委員会こども青少年課の新崎課長は 「歌を通して子どもたちの 健全育成に弾みを付けたい。 市民会議の総会や各種出発式の前などにも、 BGMとして流していく。 学校などでも使ってほしい」 と話しています。
Tue, 21 Apr 2015 20:49:00 +0900
北山王の宝刀 今帰仁歴史文化センターで展示
方言ニュース 2015年4月20日(月)放送分 琉球新報の記事から紹介します。 命を守る力が込められたとされている 北山王の宝刀 「千代(ちよ)金丸(がねまる)」の模造品が完成し、 今帰仁村歴史文化センターで 展示されています。 千代金丸は1416年に 北山王の攀安(はんあん)知(ち)が 中山の尚巴志に攻め滅ぼされた時に持っていたとされる宝刀で、 北山を守りきれなかったことに怒って 霊石を切りつけ、 攀安知自身も自害しようとしましたが、 命を守る力が込められていたために自害できず、 志慶(しげ)真川(まがわ)に投げ捨てたとされており、 その50年から60年後に伊平屋の住人が拾って 中山王に献上したとされています。 再現されたのは、全長82・2センチの刀身と 91・2センチのこしらえ=さやで、 さやに付いた切れ目の位置や柄(つか)の模様まで、 実物に忠実に再現されました。 千代金丸の実物は国宝に指定され、 現在那覇市歴史博物館が所蔵しており、 模造品としておよそ600年ぶりの 里帰りとなりましたが、 センターの仲原館長は 「今帰仁(なきじん)城跡(じょうあと)を訪れた観光客に、 北山王のストーリーと共に刀も見てもらいたい」 と観光資源としての期待を示し、 見学しに来ていた(61)歳の女性は 「村の誇り。若い人にも伝えて守っていかないといけない」と 語りました。
Mon, 20 Apr 2015 20:22:02 +0900
恩納村、文化観光情報センター会館準備着々
方言ニュース 2015年4月15日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 図書の貸し出しや観光情報の提供を行う 村立の恩納村文化情報センターの 今月23日の会館に向け、 恩納村仲泊のセンターでは、 村民ボランティアの協力も得ながら 図書の陳列などの準備作業を着々と進めています。 図書の貸し出しを行なう施設は恩納村では初めてです。 センターは恩納村博物館と建物が内部でつながっており、 センターの会館に伴って博物館の入場は無料になります。 建物は3階建てで、1階に観光情報フロア、 2階に図書情報フロア、3階に飲食可能な展望台があります。 観光情報フロアには村内およそ250の観光スポットや 地域の情報を提供する端末が設置されており、 興味のあるスポットを選択すると、 その人に合わせた観光ルートを提示したり、 関連する収蔵図書や博物館の 収蔵品を自動で勧めたりする県内初のシステムを利用した 「フィールドナビ」を導入しています。 他にも一般の人が本島北部の歴史スポットなどで 撮影した写真を集積、公開するシステム 「キオクボード」など、 地域一体となって観光情報を積み上げていきます。 図書情報フロアはおよそ11万冊を所蔵し、 東シナ海が一望できる読書カウンターや 読み聞かせやワークショップに使える個室を備えています。
Wed, 15 Apr 2015 13:21:00 +0900
写真展「コザ・照屋 銀天街」開催
2015年4月14日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市照屋にあった「黒人街」と 現在の照屋に住む人々を記録した写真展 「コザ・照屋 銀天街」が、 沖縄市照屋の六曜舎(ろくようしゃ)2階の 「コザクロ」で開かれています。 横浜市在住の写真家・松村久美(まつむらくみ)さんが 1969年から7年間に渡り 沖縄に住んでいたころに撮った写真と、 2006年以降、沖縄に通って撮った 照屋の変遷を記録した写真が展示されており、 沖縄の本土復帰前やバーに集まる黒人、 それに、現代の照屋に住む人たちの写真など、 74点が展示されています。 また、去る4日にはトークショーが行われ、 この中で、松村さんは沖縄の本土復帰前、 白人と黒人が別の街を闊歩していたころ、 照屋には黒人が集まっていたことなどを 写真を通して紹介し、 「街は通りを歩いているだけじゃ分からない。 住んで初めて分かることがある」 など、多様な人が集まる個性的な街の魅力を 照屋に移り住んだ若者2人や参加者と語り逢いました。 写真展は今月18日まで開かれており、 18日には午後3時から、トークショーが再び行われます。
Tue, 14 Apr 2015 20:39:00 +0900
こどもの国でインド象の赤ちゃん お披露目式
方言ニュース 2015年4月13日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 沖縄こどもの国動物園は 今月11日、 今年3月に産まれたインドゾウの 雌の赤ちゃんのお披露目式 「ハチアッチー(初歩き)」を開きました。 お母さんのゾウの琉花にくっつくように 登場した赤ちゃんゾウの姿に 集まったおよそ500人の観客からは 「かわいい」「小さい」などの 歓声と拍手が起こりました。 動物園は赤ちゃんゾウの 名前を5月10日まで募集しており、 5月24日には命名式を行ないます。 また、小象は 毎日午前11時と午後3時に 一般公開するということです。 コゾウは、普段は音が出るものに反応し、 段ボール箱をけって遊ぶなど 好奇心旺盛だということですが、 仲本開(はるき)飼育員によると、 ハチアッチーの際は 「集まった大勢の人にびっくりして 緊張しているようだった」と 語りました。 保育園の遠足で訪れた 真栄城美琉(みり)ちゃん(5歳)は 「かわいかった。 名前は『りみ』か 『たんぽぽ』がいい」と話しました。
Mon, 13 Apr 2015 19:44:56 +0900
弥勒世の願い
方言ニュース 4月9日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 弥勒世の願い 今日は、今月11日土曜日、午後2時から沖縄平和祈念堂で行われる 第8回清明祭の私が沖縄口に訳した『弥勒世のお願い』を紹介いたします。 ここ摩文仁では、今から70年前、沖縄戦最後の激しい戦闘が行われ、 多くの尊い生命が奪われました。しかし、平和な世の中を作る為にこの一帯にある 自然の洞窟(ガマ)は8万人の住民の命を守ったところでもあったのです。 我々は、ここを聖なる空間として平和記念公園にし、平和祈念資料館、平和の礎、 そして、平和祈念堂を建立しました。 沖縄戦で亡くなられ、平和の礎に刻銘された沖縄・本土・アメリカ・大韓民国・イギリス・ 朝鮮民主主義人民共和国・台湾の24万1281人の方々に申し上げます。 私たち一人一人には、それぞれ長所も短所もありますが、 どうか、持分(人としてこの世に生まれた使命)、職分(職場での果たすべき役割)を 一人一人にお与えください。 平和を築くための持分・職分はキチンと果たさせますので、 あなた方の子や孫、そして世界の全ての人々をお見守りください。 なお、当日は入場無料ですのでお誘いあわせの上ご参加ください。
Mon, 13 Apr 2015 13:44:00 +0900
浦添教育委員会が子どものスマホ利用でチラシ配布
方言ニュース 2015年4月8日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 夜10時には親が子どもの携帯電話を預かる運動を呼び掛ける 浦添市教育委員会はこのほど、 市内の小中学生を対象にした携帯電話・スマートフォン利用の アンケート結果をまとめました。 それによりますと、携帯・スマホの保有率は 小学高学年で49%、 中学生では63%と半数の児童生徒が所持しており、 夜10時以降の使用は小学高学年が 17%なのに対し、中学生になると 半数以上の56%に上りました。 また、携帯電話やスマホで インターネットを利用している児童生徒は、 小学生が39%で、中学生になると61%に増加する一方、 「家庭での使用ルールがあるか」の問いでは、 小学生の54%が「ある」と答えたのに対し、 中学生は「ある」の回答が41%に低下しました。 特に中学3年生は7割が家庭でのルールは「ない」と回答しており、 中学生になるに従い親の監視下を離れ、 自由に携帯を利用している傾向が浮き彫りになりました。 浦添市教委員会では 「携帯電話(スマホ)の利用は夜10時まで」など10カ条を策定し、 「サイバー犯罪防止チラシ」を配布しており、 「常時目に触れるところにチラシを貼ってもらうなど、 学校や家庭で読み直しを進めてほしい」 と話しています。
Wed, 08 Apr 2015 13:31:00 +0900
沖縄平和祈念堂にて第8回清明祭が行われます
2015年4月7日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市摩文仁、平和記念公園の 礎に刻銘されている 24万1281人の方々の追悼の為、 第8回清明祭が今月11日土曜日、 午後2時から3時まで 沖縄平和祈念堂で行われます。 当日は 「平和を築くための持分、 職分はキチンと果たさせますので、 あなた方の子や孫、 そして世界の全ての人々をお守りください」 との「弥勒世のお願い」、県知事、 県議会議長の琉球てまり奉納のあと、 国指定重要無形文化財琉球古典音楽保存者で 安冨祖流音楽研究会朝一会の 照喜名朝一先生の琉球古典音楽と 沖縄男声合唱団の奉納が行われます。 その日は参加者全員に折鶴を配り、 沖縄戦で亡くなられた方々の ご冥福をお祈りして頂きます。 今年は、戦後70年の節目の年です。 どうぞ、第8回平和の礎刻銘者追悼清明祭に お誘い合わせの上ご参加ください。 なお、当日は入場無料です。
Tue, 07 Apr 2015 20:42:00 +0900
きのう清明いり
方言ニュース 2015年4月6日(月)放送分 琉球新報の記事から紹介します。 清明入りしたきのう、 親戚やきょうだいが集まって、 県内各地で先祖の眠る墓をお参りする姿が見られ、 墓前に料理やお菓子、果物などを供え 先祖にこの1年間の報告をし、 一族の健康と 繁栄を願って手を合わせていました。 このうち、 晴天に恵まれた那覇市の識名霊園では、 豊見城市の(73)歳の男性が預かるお墓に、 兄や弟をはじめ子どもや孫も集まり、 「清明はご先祖さまとの交流の場だと思う。 ご先祖さまに手を合わせて、 みんなで楽しみましょうと話し掛けたよ」 と笑顔を見せていました。 また、沖縄市の(70)歳の女性のお墓には 4世代の18人が集まり、 「子どもたちの近況を報告して、 みんなの健康をお願いした。 事前の準備が大変だったけれど、 無事にできてよかった」 と話していました。
Mon, 06 Apr 2015 15:07:29 +0900
「飛翔坂」願いこめ文字描く
方言ニュース2015年4月3日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁中学校の入り口から校舎に至る坂道が 「飛翔坂」と名付けられ、 生徒会が中心になって描いた文字がこのほど完成しました。 これは、伝統を大切にし、より良い今帰仁中学にしていくため、 みんなでもっと頑張ろうという気持ちを持ち続けようと、 昨年度の生徒会から取り組んでいたもので、 生徒会が中心となって案をだし、全校生徒で決定しました。 登校時、自分を高め、 前向きな気持ちを持って学校生活を送り、 自分に自信と夢を持ち、 中学校卒業後、高く羽ばたいていこう、との願いが込められています。 村内在住の運天肇(うんてん・はじめ)さんが協力し、 文字のフレームなどは運天さんが手掛け、 色塗り作業は生徒会が仕上げました。 生徒会の金城輝(きんじょう・きらり)さんは 「みんなに文字を見て自信や夢を持ってほしい」 と話していました。
Fri, 03 Apr 2015 19:23:00 +0900
「こどもフードバンク」活動の輪 広がる
方言ニュース 4月2日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 「こどもフードバンク」活動の輪 広がる 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市で子供を多く抱えるひとり親や低所得者を対象に「食のサポート」を行うため、 去年10月に発足した「こどもフードバンク」の活動の輪が広がり始めています。 代表の砂川和美さん(49歳)が沖縄市では4人に1人が生活困窮により 給食費などの就学援助を受けているとの新聞報道を受け、 「おなかをすかせた子どもたちに食事を届けたい」と一念発起し、夫とともに 会を立ち上げたもので、市社会福祉協議会などから食料品の提供を受け、 要望がある家庭に夫婦2人で配り始めました。 現在は旧コザを中心におよそ10世帯に月に1度、米や缶詰の他、 お菓子やジュースも提供していますが活動は口コミで広がり。県内外から食料品や米券を寄付する協力者もでてきたということです。 面談や家庭訪問などを経てサポートを受けることができるということで、 和美さんは「1日1食、給食だけに頼る子どもたちもいる。 子どもを守ることができるのは地域の大人たちだ。できることから支えていきたい。」 と心に誓っています。
Thu, 02 Apr 2015 13:32:00 +0900
県内バス4社、今月下旬オキカ導入
方言ニュース 2015年4月1日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 沖縄都市モノレールで導入している IC乗車券「OKICA(オキカ)」を 運営する沖縄ICカードはこのほど、 今月27日の始発から本島内の路線バス4社で オキカが利用可能になると発表しました。 1枚のオキカでモノレール、 バスともに利用できるようになります。 今後はタクシーへの導入も目指しており、 IC乗車券の普及で公共交通の活性化を図ります。 オキカを導入するのは 琉球バス交通、沖縄バス、那覇バス、東陽バスの4社で、 4社共通の回数券はオキカ導入に伴い、 今月26日で販売を終了します。 回数券の利用期限は来年3月31日までで、 払い戻しは来年6月30日まで応じます。 バス定期券は、有効期間内は従来通りに利用できますが、 6月には定期券もIC化する予定です。 また、路線バスでの導入に伴い、 月間の利用金額に応じて運賃支払いに 使えるポイントサービスも開始し、 ホームページで、カード内のチャージや ポイントの残額が確認できます。 沖縄ICカードの仲吉良次社長は 「バス内で小銭を探す必要もなくなり、 運賃精算や定時制、モノレールとの連携など利便性を 向上させる」と期待しました。
Wed, 01 Apr 2015 13:35:00 +0900
金武くとぅばを広めよう!「しまくとぅば部会」設立
2015年3月31日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 金武くとぅばを広めようと、 金武町文化協会は 「しまくとぅば部会」を設立し、 活動に励んでいます。 講師の仲間正直さん(66)歳は 「金武の言葉はどこにもなく味くーたー。 言葉を骨董品にしないためにも、 まずは使おう」 と活用を促しました。 部会は2月に設立し会員は20人で、 月に2回勉強会を続けており、 仲間さん編集の教科書を使い、 単語や接頭語、接尾語などを 学んでいますが、歴史的な解説もあり、 言葉の成り立ちから学ぶことができます。 仲間さんによりますと、 金武は石川の川を境に 石川以南の地域から分断され、 さらに山々に囲まれた地形ゆえに、 ほかの地域にない独特な言葉になり、 広がりが限定的だったということです。 町内でも屋嘉や伊芸、並里でも 言葉やイントネーションが異なるということで、 仲間さんは 「使われている範囲が狭い言葉は 消える速度が早い。 この辺で止めないといけない」 と警鐘を鳴らします。 受講生はほとんどが地元の金武の町民で、 金武出身で在住の 比嘉いずみさん(46)歳は 「子どもに方言を聞かれても 分からないことがあった。 いい言葉だから、しっかり学んで 残していきたい」 と話しています。
Tue, 31 Mar 2015 20:16:00 +0900
伊江村内の小中学校で離任式
方言ニュース 2015年3月30日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伊江村内の小中学校を離任し、 沖縄本島内の学校へ赴任する18人の 教職員や学習支援員らがこのほど、 新しい赴任地に向け島を後にしました。 港には教職員を見送ろうと、 児童生徒をはじめ、保護者や地域住民が 大勢駆け付け、 離任者は教え子や保護者たちと会話を交わし、 涙を流しながら別れを惜しんだ後、 両手に抱えきれないほどの花束や記念品を受け取り、 再会を誓って 出港間近のフェリーに乗り込みました。 伊江中学校で初の女性校長として 3年間勤務し、 本部町の伊豆味(いずみ)小中学校に転勤する 山入端きよみ校長は 「自然も豊かで村民のチムグクルが とてもすてきだった。 地区中体連で大規模校を破り 準優勝したことは大きな思い出になった。 また、運動会で生徒の活躍を 見に来る」と話しました。 そして、午後1時、本部港へ向けて フェリーが岸壁から離れると、 伊江港内には長い汽笛が鳴り響き、 児童らは「ありがとう」「お元気で」 などと書かれた横断幕や看板を掲げ、 手を振り続けていました。
Mon, 30 Mar 2015 20:20:07 +0900
県産ヤギ肉の試食会が行われる
方言ニュース 3月26日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 県産ヤギ肉の試食会が行われる 琉球新報の記事から紹介します。 県産ヤギ肉の流通促進を目的に、おきなわヤギ肉試食会がこのほど、 糸満市内ホテルで開かれ、県内の飲食や流通、観光業者およそ60人が参加し、 県産ヤギ肉のハンバーグやタコライスなど、 観光客や若年層向けに考案された18品の多彩なメニューを試食しました。 今回で3回目となった試食会は県の「おきなわ山羊飼養・流通消費促進事業」の一環で 開かれたもので、交配や飼養管理にこだわった従来よりにおいの少ない 「おきなわ山羊」の生産振興をめざし、問題点と課題を探る取り組みです・。 県の池村副参事は「ヤギ汁や刺し身など、従来の伝統料理の枠を超えた、 観光客や若年層にも喜んで食べてもらえる新たなレシピ作りが必要だ。」とあいさつし、 試食した食肉業の男性は 「においが抑えられているので観光客にも抵抗なく食べてもらえると思う」 と期待を込めていました。 一方、「沖縄山羊普及発展友の会」は 「においがないので、ヤギ肉の香りが好きという人には物足りないのではないか」と 評価し、「従来通りにおいがあるヤギとにおいが少ないヤギの両方の生産に 力を入れた方がいい」と提案しました。
Thu, 26 Mar 2015 15:14:00 +0900
赤ちゃんや妊婦に絵本を贈る活動「ブックスタート」開催
方言ニュース 3月19日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 赤ちゃんや妊婦に絵本を贈る活動「ブックスタート」開催 宮古島市の絵本図書室ありんこ文庫は 今年も赤ちゃんや妊婦に絵本を贈る活動「ブックスタート」を開催します。 活動は「はじめまして絵本プロジェクト2015企業コラボレーション」と題し、 企画に協力してくれた店で飲食や商品を購入すると、 金額の一部がプロジェクトに寄付されるもので、地元の企業7社が協賛し、 今月31日まで実施されます。協賛企業は今後も募集します。 協賛企業は「女性が多い会社で、目線は母親と同じ」「絵本を身近に感じられる環境づくりに協力できれば」と話しており、絵本との出会いを応援していく考えを示しています。 宮古島市での「絵本プロジェクト」は2009年に始まり、 これまでにおよそ600人の赤ちゃんに絵本を贈っていますが、 宮古島市では年間およそ600人の赤ちゃんが誕生しているものの、 まだまだ多くの赤ちゃんに絵本を提供できない状況だということで、 ありんこ文庫運営代表の池城かおりさんは 「絵本は親と子の関係を深めるツール。もっともっと社会的な広がりにつなげ、 より多くの赤ちゃんに絵本がプレゼントできるよう、活動を強化していきたい」と 話しています。今年の「絵本プロジェクト」の受付は来月から開始します。
Thu, 26 Mar 2015 15:13:00 +0900
「いしじゃゆんたく市場」が20年
2015年3月24日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 懐かしい雰囲気が漂う金武町の 「いしじゃゆんたく市場」は 先月で20年を迎えました。 バラックづくりの小屋の中には 新鮮な野菜、雑貨、 衣料品などが並んでおり、 会長の前田満男さん(83)歳は 「新鮮野菜と客とのゆんたくが売り。 楽しみながら続けたい」 と話しています。 市場は1995年2月、 模合での「形が悪く売り物にならない 野菜をどうにかしたい」 との会話がきっかけで、 借り上げた区有地に建てた 2張りのテントから始まりました。 台風でテントが全壊するなど 困難もありましたが、 市場は3年で大きくなり、 今では産地直送市場の 先駆け的な存在となりました。 現在店を出す会員は51人で、 「戦後の大衆市場をイメージした」 という市場には1坪から2坪ほどの 小さな店がおよそ30店舗連なり、 安くて新鮮な野菜と楽しい会話の やりとりが人気で、土曜、日曜には 全県から多くのファンが足を運んでいます。 店主との会話を楽しみに毎日通う 沖縄市とうるま市から通う女性は 「暇な時にお茶を飲みながら来る感じ。 誰でもすぐになじめる雰囲気が最高」 と魅力を話しました。
Tue, 24 Mar 2015 23:06:00 +0900
八重山の海開き
方言ニュース 2015年3月23日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 日本一早い夏の到来を告げる 「日本最南端!八重山の海びらき」が きのう、与那国町久部(くぶ)良(ら)ナーマ浜で行われ、 大勢の子どもたちや観光客が 初泳ぎを楽しみ、 一足早い夏の海を満喫しました。 きのうは薄曇りで、 最高気温も21・5度までしか上がらず、 肌寒さを感じる 海びらきとなりましたが、 午前11時すぎに安全祈願が行われ、 石垣市の中山市長が 「八重山の海の行事やマリンレジャーが この1年、無事故で快適なシーズンで あるよう祈念する」 とあいさつしました。 そして、久部(くぶ)良(ら)小中学校の児童生徒が 「日本最西端のビーチ、 ナーマ浜より2015年の海びらきを 宣言する」 と元気いっぱいPRした後、 子どもたちや観光客が一斉に海に入り、 あちらこちらで 水しぶきや歓声が上がりました。 また、浜辺では、 棒踊りや舞踊を披露されたほか、 民謡ライブ、宝探しも行われ、 埋まっている宝を子どもたちが 夢中になって探し、 景品をもらって大喜びしていました。 自転車が当たった3歳の女の子は 「うれしいけど、 初泳ぎは寒かった」 と話していました。
Mon, 23 Mar 2015 13:20:53 +0900
大里再発見プロジェクト報告会
方言ニュース2015年3月20日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市の大里公民館でこのほど、 大里再発見プロジェクト 「あるものさがし年度末報告会~ムラヤーまつり」が開かれ、 子ども達が地域を歩き、 人と触れ合う中で発見した大里の宝物を絵地図やポスターを使って発表しました。 子ども達は 「古い公民館や昔の人が使った鐘や井戸」を発見したことを報告したり、 散策の途中で雨が降ったことから、 おじいさんの家で雨宿りをし、とうもろこしをもらって 嬉しかったことなどを笑顔で語りましたが、 このうち、山城京平くん11歳のグループは 「大里にはナニコレがいっぱい」をテーマに発表しました。 この中で、山城君らは道に半分だけ埋められている謎のタイヤについて 「何のために埋めたかはわからないけど休憩にちょうどイイ。 皆さんも疲れたら座ってみて」 と提案したほか、棺桶を保管しておくガンヤ―などを紹介しました。
Fri, 20 Mar 2015 19:10:00 +0900
県内バス4社、来月下旬オキカ導入
方言ニュース 2015年3月18日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 沖縄本島の路線バス4社は 沖縄都市モノレールが導入しているIC乗車券 「OKICA(オキカ)」を来月上旬に 導入する方向で準備を進めています。 準備を進めているのは 琉球バス交通、沖縄バス、那覇バス、東陽バスの4社で、 カード1枚でモノレールとバスが利用可能となり、 利便性が向上します。 一部の車両ではすでに読み取り用の 占用機会を設置しています。 一方、バス回数券の販売は終了します。 購入済みの回数券は販売終了後も 一定期間利用できますが、 その有効期間は調整中で、 利用者への周知が必要となっており、 県バス協会は現在の回数券がいつまで利用できるかについて 「これから決めたい」と話しています。 バス4社は回数券に代わり、 オキカ利用者へのポイントサービス付与を 検討しているということで、 沖縄都市モノレールも去年10月のオキカ導入で 従来の回数券を廃止し、新サービスを導入しています。
Wed, 18 Mar 2015 13:41:00 +0900
男性も育休を シンポジウム開催
2015年3月17日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「その先に、あなたの身近な育児休業」 と題したシンポジウムがこのほど、 糸満市社会福祉センターで行われ、 マスコミや一般企業、行政で働く 3人の男性が登壇し、 男性の育児休業について 喜びや悩み、課題を語りました。 この中で、金秀商事の男性社員で初めて 育児休暇を取得した山里さんは、 「休暇中の人員確保など 職場の協力があって取得できた。 企業の環境整備は重要だ」 と指摘しました。一方で山里さんは、 「育休中に資格を取ろうと思っていたが 時間のゆとりがなく挫折した」 とも話しました。 また、NPO法人「お父Ring沖縄」 事務局長の玉那覇敦也さんは、 「育休を取得した男性の多くが 『仕事の方が楽』と言う。 育休制度が会社にない場合は 年休を使って3日間でも 母親の代わりをしてほしい。 気持ちが理解できると思う。 母親の願いは育児技術の向上ではなく、 『頑張っている自分を認めてほしい』 ということだ」 と強調しました。 そして、3人は 「最終的にはイクメンという言葉がなくなり、 男性の育児休暇が当たり前の 社会になってほしい。 そのために最初の1人が手を上げて 企業を変えることが大切だ」 と締めくくりました。
Tue, 17 Mar 2015 20:39:00 +0900
新唄大賞 柴引さんが大賞受賞
方言ニュース 2015年3月16日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球民謡の発展と継承を目的に、 ラジオ沖縄が毎年開催している 『新唄大賞』の公開審査会が、昨日、 沖縄市のミュージックタウン音市場で 行われ、 平和への思いを綴った 『摩文仁の丘で』を歌った 柴引(しばひき)律子(りつこ)さんが 大賞を受賞しました。 今年で26回を数える新唄大賞は、 新作民謡のコンクールで、 今回はおよそ30点の応募の中から 一次審査を通過した12組が本選に臨み、 およそ300人の観客の前で、 歌声や演奏を披露しました。 歌唱賞に選ばれたのは 『島ぬ祭りだヒヤユイサー』を歌った 吉川(よしかわ)忠男(ただお)さん、 作詞賞は、仲村渠(なかんだかり)恵(めぐみ)さんが歌った 『あんまーしぬでぃ』を 作詞した 赤嶺まさのりさん、 作曲賞は、糸数ひろきさんが歌った 『恋し(くいし) 生まれ(んまり)島(じま)』を作曲した 仲宗根はじめさん、 大衆賞は、 『イミがさとめー 星の王子様』を 歌った 斉藤まーみーさん、 奨励賞は、『ゆっきめーぬ浜』を歌った ひがけいこさん、 審査員特別賞は、 『国頭(くんじゃん)黄金森(くがにむい)』を歌った ぱいかじファミリーに それぞれ贈られました。 グランプリに選ばれた柴引さんは、 『戦後70年の節目に平和への思いを 込めて歌った』と審査会を振り返り、 『大賞を受賞でき、最高です』と 目を潤ませていました。 新唄大賞の審査会の模様は、 今月20日午後8時からお送りします。
Tue, 17 Mar 2015 14:45:49 +0900
方言ニュース 2015年3月16日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球民謡の発展と継承を目的に、 ラジオ沖縄が毎年開催している 『新唄大賞』の公開審査会が、昨日、 沖縄市のミュージックタウン音市場で行われ、 平和への思いを綴った 『摩文仁の丘で』を歌った 柴引(しばひき)律子(りつこ)さんが 大賞を受賞しました。 今年で26回を数える新唄大賞は、 新作民謡のコンクールで、 今回はおよそ30点の応募の中から 一次審査を通過した12組が本選に臨み、 およそ300人の観客の前で、 歌声や演奏を披露しました。 歌唱賞に選ばれたのは 『島ぬ祭りだヒヤユイサー』を歌った 吉川(よしかわ)忠男(ただお)さん、 作詞賞は、 仲村渠(なかんだかり)恵(めぐみ)さんが歌った 『あんまーしぬでぃ』を作詞した 赤嶺まさのりさん、 作曲賞は、糸数ひろきさんが歌った 『恋し(くいし) 生まれ(んまり)島(じま)』を作曲した 仲宗根はじめさん、 大衆賞は、 『イミがさとめー 星の王子様』を 歌った斉藤まーみーさん、 奨励賞は、『ゆっきめーぬ浜』を歌った ひがけいこさん、 審査員特別賞は、 『国頭(くんじゃん)黄金森(くがにむい)』を歌った ぱいかじファミリーに それぞれ贈られました。 グランプリに選ばれた柴引さんは、 『戦後70年の節目に平和への思いを込めて歌った』と 審査会を振り返り、 『大賞を受賞でき、最高です』と 目を潤ませていました。 新唄大賞の審査会の模様は、 今月20日午後8時からお送りします。
Tue, 17 Mar 2015 14:40:58 +0900
南風原町海外移住者子弟研修生の送別激励会が開催される
方言ニュース 3月12日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 南風原町海外移住者子弟研修生の送別激励会が開催される 南風原町海外移住者子弟研修生でブラジル出身の玉城・ミリアン・さちえさん(29歳)と、ペルー出身の大城・ルイス・ミゲルさん(22歳)の送別激励会が、このほど、 南風原文化センターで開かれ、赤嶺教育長が 「沖縄での経験を古里に持ち帰り、懸け橋となって活躍してほしい。」と激励し、終了証を手渡しました。 2人は去年12月末から滞在し、日本語や沖縄の歴史、文化などを学んでいたもので、 滞在中に世話になった人々へ感謝の言葉を込め、取得した日本語で堂々と発表しました。 このうち、玉城さんは10年前にも来日し、3年間日本に住んでいたことを紹介し、 働きづめで日本語習得の暇もなかった事を振り返り、その経験を糧にして沖縄で 勉学に励んだとあいさつしました。 その上で、玉城さんは 「皆さんと再会するために必ず沖縄へ帰ってくる。この出会いをいつまでも忘れません。」 と感謝しました。また、大城さんは、 「沖縄に来て短い時間で日本語が上達した。ペルーに帰っても三線やエイサーを続けたい。」と決意を込めていました。
Thu, 12 Mar 2015 17:29:00 +0900
読谷の海岸にザトウクジラの死骸が漂着
方言ニュース 2015年3月11日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 沖縄美ら島財団はおととい、 死んだザトウクジラの赤ちゃん=胎仔(たいし)が 読谷村の海岸に漂着したと発表しました。 財団によりますと、 胎仔の個体が漂着するのは県内で初めてで、 「日本で初めての可能性も考えられる」ということです。 胎仔は先月27日に、 読谷村の在沖米陸軍トリイステーションの 海岸に漂着していました。 米軍から連絡を受け、財団の職員が現場に向かった時には すでに死んでおり、その場で解剖しました。 胎仔は体長3・6メートルのメスで、 生まれたばかりの個体の平均的な大きさより小さく、 筋肉や臓器が未発達な状態だったことから 死産だったと推定されます。
Wed, 11 Mar 2015 13:27:00 +0900
60年以上前の貴重な古酒を発見
2015年3月10日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今帰仁村仲宗根区でそば屋を営む 山城大輔(だいすけ)さん(36)歳、 圭子(けいこ)さん(39)歳の自宅から 60年以上前の古酒が見つかりました。 酒は貴重なもので、話題となっています。 山城さんの自宅は大輔さんの祖父から譲り受け、 10年前に引っ越したもので、 酒は大輔さんの叔母で東京に住む 純子(じゅんこ)さんの誕生を祝い、 祖父の義秀(よしひで)さんと 祖母の節子(せつこ)さんが 当時住んでいた自宅の押し入れに保管しました。 大輔さんは引っ越した時に、 酒がめを確認していましたが、 最近になって身内から 「かめはまだあるか?古くて貴重な酒だ」 と言われ、あらためて探したところ、 「まるだい」の文字が記されたかめを確認しました。 先月下旬、製造元の地元の酒造メーカーに 持ち込んで確認したところ、 量はかめの半分ほどに減っていましたが、 アルコールも十分に残っており、 大変貴重な酒と分かったということで、 かめに入った古酒を、2升半の酒瓶2本に 詰め替え封をしました。 大輔さんは 「叔母は現在、東京にいる。 本人の生年祝いか、息子の成人祝いで 酒を酌み交わそうか、身内と相談し、 貴重な古酒を楽しみたい」 と笑顔で話しています。
Tue, 10 Mar 2015 20:55:00 +0900
東京の沖縄料理店「南風」が閉店
方言ニュース 2015年3月9日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 創業67年を数え、東京の沖縄料理店で 草分け的存在の新宿歌舞伎町の 「南風(なんぷう)」が今月末で 閉店することになりました。 店主の前田清美さん(68)歳は「体力的にきつくなって、 継ぐ人もいない。 引き際だと思う」と話しており、 沖縄出身者の心のよりどころだった老舗が 消えることになります。 南風は戦後の焼け野原だった新宿で 前田さんの両親が始めたもので、 苦労して沖縄の食材を仕入れ、 三線の名手だった父親が民謡で 客をもてなしました。 苦学する若者には食事をさせ、 終電後はたびたび店に泊め、 「始まりも終わりもない店」 とも呼ばれました。 店の2階に住んでいた清美さん姉弟は朝、 寝ている酔客をまたいで 登校したということで、 学生時代から60年、 南風に通う東京沖縄県人会の渡久山会長は 「おやじから三線を習い、土間で寝た こともある。多くの沖縄人の慰めと なった店だった」と懐かしみました。 嘉手納清美として歌手や女優として 活躍した後、1982年に店主となった 清美さんは 「毎晩、お客さんが島唄を 大合唱し、カチャーシーを舞った。 沖縄人が楽しんでくれたから 67年も続けられた」と話しました。
Tue, 10 Mar 2015 10:04:35 +0900
旧暦1月16日、あの世の正月十六日祭
方言ニュース2015年3月6日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今日6日は旧暦1月16日にあたる、あの世の正月「十六日祭」です。 宮古、八重山や沖縄本島北部などでは あの世の正月を祝いながら先祖供養を行いますが、 このうち、宮古島市では「十六日祭」を翌日に控えた昨日、 市内の各大型スーパーの食品売り場などでは 食材などを買い求める姿が多くみられました。 十六日祭は宮古の伝統行事の一つで、 家庭によっては仏壇に果実や菓子、 豚肉、魚料理などのごちそうを供え、 ご先祖様に無病息災や子孫繁栄を祈りますが、 スーパーの店内にはあの世のお金(ウチカビ=打ち紙)や黒線香、 切り花菊、天ぷら用の切り身魚、和菓子の詰め合わせ、 もちのパック詰めなどがずらりと並び、 訪れる客は真剣な表情で品定めしながら商品を買い求めていました。 また、伊良部大橋の開通以降、 各大型スーパーとも伊良部からの買い物客らでにぎわっており、 ある大型スーパーの店長は 「お橋開通の効果はすごい。伊良部住民だけに限定した場合、 大橋開通前より20%の売り上げ増で、今後も需要は伸びる」 と笑顔で語っていました。
Fri, 06 Mar 2015 15:43:00 +0900
伊江村で阿波根昌鴻さんの写真展が開催
方言ニュース 2015年3月4日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 故阿波根昌鴻さんが村民の日常や表情を写した写真展 あの頃の伊江島写真展~人々と風景」が このほど、伊江村の農村環境改善センターで始まり、 訪れた村民らは、写真を通して「最会した」家族や友人の 姿を懐かしそうに見入っていました。 写真展は反戦平和資料館「ヌチドゥタカラの家」の 開館30周年を記念して企画されたもので、 1956年から1961年のカメラが 貴重だった時代に撮影されました。 来場した名城郁枝さん(57)歳は 若い頃の母親や兄弟の写真を初めて見たということで、 「自分が生まれていない頃の母や 兄に対面することができてうれしい」と涙ぐみ、 ヌチドゥタカラの家の謝花悦子館長は 「反響に驚いている。写真展を開いた意義があった」と語りました。 また、写真展を企画した琉球大学の 小屋敷琢己(こやしきたくみ)准教授も展示会に訪れ、写真を解説しました。 小屋敷准教授は 「写真から、阿波根さんが楽天的で 人が好きな性格だったことがわかる。 とてもいい写真だ」と評価していました。
Wed, 04 Mar 2015 13:43:00 +0900
ヌーリ川の「ど根性桜」花を咲かせる
2015年3月3日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 根元に近い部分から折れ、 枯死したとみられていた桜の木が 色鮮やかなピンクの花を咲かせ、 地域の話題となっています。 うるま市の新赤野橋のたもとで折れた枝が ヌーリ川の川面に接しながら、 咲き誇っているもので、 桜は、市ヌーリ川桜会が 生育を見守ってきました。 去年9月の台風で折れたとみられ、 この姿を見た児童が 「ど根性桜」と名付けるなど、 桜の力強さを見て 勇気づけられているということです。 ヌーリ川にはクイナやウナギなど 多彩な生き物が生息し、 近隣学校の総合学習の場にもなっており、 桜並木ではことしも 「ヌーリ川桜まつり」が開催されるなど、 名所になっています。 このほど開かれたヌーリ川桜まつりでは、 近隣学校の生徒たちが 桜を課題に詠んだ俳句も数多く寄せられ、 展示されました。 桜会の座間味会長は、 「木を引き上げれば、 折れて枯れてしまう懸念もある。 雨が降って水の流れに耐えられるかも心配だが、 このままの姿でもいいから 何とか生かして、来年も咲かせたい」 と話しています。
Tue, 03 Mar 2015 21:54:00 +0900
らい君 アメリカでの心臓移植手術成功
方言ニュース 2015年3月2日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 心臓移植でしか完治できない 心筋炎後心筋症を患い、 移植手術のためアメリカにわたった 北谷町の松島良生(らい)くん(13歳)の 手術成功の知らせが届きました。 良生くんの手術は、 日本時間の2月28日に、 ニューヨークのコロンビア大学病院で行なわれ、 成功の一方に多くの関係者から 喜びと感謝の声が上がりました。 「らい君を救う会」の 當山みゆき共同代表は、 「県民みんなの願いが届いて 手術が成功したと思う。 感謝の気持ちでいっぱい」と 喜びを語りました。 良生くんを救うため、 昨年9月から 救う会を中心に行なわれた募金活動では、 県内外から多くの支援によって およそ1ヶ月で目標金額の 2億1500万円が集まりました。 2010年にアメリカで心臓移植を受けた 要美優(かなめ みゆ)さんの父・俊明(としあき)さんは 「元気に帰ってくることが、 提供者やその家族、支援者への恩返しになると思う。 術後も大変なことがあるだろうが、 頑張ってほしい」と 述べました。 現在、良生くんには両親が付き添い、 経過を見守っているということで、 退院の時期や沖縄に帰る日は 未定だということです。
Mon, 02 Mar 2015 20:14:49 +0900
南部農林高校の屋宜君、3年間で11資格取得
方言ニュース2015年2月27日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南部農林高校環境創造科3年の屋宜将平(やぎ・しょうへい)君は 3年間で危険物取扱者乙種など11資格を取得し、 去年10月に県外企業へ就職を決めました。 担任の大城学教諭は 「ここまで多くの資格を持つ生徒はなかなかいない。 努力家で周囲の模範となっている。 即戦力の社会人として頑張ってほしい」 と期待を込めています。 屋宜君は1年生から土木関連の資格試験に挑戦し、 ガソリン、重油などの取り扱いに必要な危険物取扱乙種全6類を 3年間かけて取得したほか、 ガス溶接、アーク溶接、小型移動式クレーンやフォークリフト、 ローラー運転など、全部で11資格を持っています。 小さいころから重機の運転や操作に憧れ、 南部農林の緑地創造コースで造園を学び、 早朝や放課後を勉強時間にあて、 少しでも時間があれば参考書を開きました。 将来を見据えた努力が実り、4月から社会人としての一歩を踏み出すということで、 屋宜君は 「将来は沖縄に戻り、自分で会社を立ち上げたい」 との夢も描いており、 「現場に出るのが楽しみ。 資格を生かして経験を積み、技術を高めていきたい」 と力を込めて話しています。
Fri, 27 Feb 2015 16:43:00 +0900
健康長寿復活へ、小中学生用の副読本を作成
方言ニュース 2月26日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 健康長寿復活へ、小中学生用の副読本を作成 琉球新報の記事から紹介します 県は健康長寿復活への取り組みの一環として、 次世代の健康づくりのためにイラストを豊富に使った小中学生用の副読本を 作成しました。県内の20歳から64歳の死亡率が高く、特に20歳から肥満率が上昇する 傾向があるため、子どものことから健康的な食事や生活習慣を身に付けさせるのが狙いで、 食育編と生活習慣編、心の健康編の3冊が作成されました。 食育編の『くわっち~さびら』は小学校全学年、生活習慣編の『ちゃ~がんじゅ~』は 小学校高学年、心の健康編『こころのタネ』は中学生が対象です。 県内の肥満者の割合は20代男性で全国の21・2%に比べて、34%に上るなど、 各年代で男女とも全国を大幅に上回っていることから、食育編・生活習慣編はそれぞれ 肥満に焦点を当てて健康長寿が崩壊している現状を説明しています。 また、食育編には朝食の重要性や食生活の変化、島野菜のレシピなどを掲載しているほか、 生活習慣編では運動や睡眠の重要性、たばこや多量飲酒に害などを説明しており、 心の健康編ではストレス反応や、 ストレスとの付き合い方などを書き込みながら学ぶことができるということです。
Thu, 26 Feb 2015 15:30:00 +0900
美里工業生徒53人が国家資格合格
方言ニュース 2014年2月25日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 県立美里工業高校電子科の生徒53人が このほど、第一種電気工事士の国家資格に 合格しました。 これは、学校創立以来の快挙で、 2015年度の全国の高校の中でも 最多だということです。 第一種電気工事士は5年の実務経験を 経た後、600ボルトより大きい 高電圧作業に従事できる難関資格で、 合格者の内訳は1年生23人、 2年生27人、3年生3人となっています。 生徒たちは部活動などの合間を縫って、 早朝講座や放課後に勉強に 励んできたということで、 将来を見据えて「部活と勉強の両方を 頑張りたい」と意気込んでおり、 野球部の活動にも励みながら合格した 2年生の玉代勢大生(たいせい)さんは 「部活と講習が重なり、きつい時期もあったが 合格できてうれしい。 他の資格の取得も目指したい」と話しました。 また、1年生の亀山響(ひびき)さんは 「将来は電気関係の仕事につきたい。 危険物やボイラー技師の資格も 在学中に取得し、将来に生かしたい」 と前を見据えていました。 松島寛尚(ひろたか)校長は 「全国トップクラスの快挙はそれぞれの 生徒の進路実現にもつながる。 合格者の中には部活動をこなす生徒も多く、 文武両道の実績を学校を挙げて喜びたい」 と話しました。
Wed, 25 Feb 2015 13:22:00 +0900
ノーベル賞受賞の天野さんが浦添市で講演
2015年2月24日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年、ノーベル物理学賞を受賞した 天野浩さんの講演会がこのほど、 浦添市で開かれ、天野さんは 「勉強するのは人の役に立つためだ」 と述べ、学ぶことの意味について 語りました。 「若い頃の夢と青色LED ~小学生から学生時代まで」 と題して講演した天野さんは、 中学生のころ 「なぜ勉強しなければならないのか」 との疑問を抱き続け、 名古屋大学工学部に入学後、 授業の中で 「工学部の『工』には 人(一)と人(一)を つなげるという意味がある」 という先生の言葉に、天野さんは 「人の役に立つために勉強するのだ」 と理解したということです。 また、会場との質疑では、 高校生からの 「研究への情熱を維持するためには どうすればよいのか」 との質問に、天野さんは 「成功したときのイメージを 頭の中に持つことだ」 と話しました。 講演後、報道陣の取材に応じた天野さんは、 今回、ひめゆりの塔を訪れたことを話し、 県内の高校生に対して 「戦争体験を知り、新しい世界をつくるために 何ができるのかを考えてほしい」 と激励しました。
Tue, 24 Feb 2015 21:00:00 +0900
宮城姉妹が初代「大宜味ふるさと観光レディ」に
方言ニュース 2015年2月23日(月)放送分 琉球新報の記事から紹介します。 担当は糸数昌和さんです。 サンバユニット 「宮城姉妹」の2人がこのほど、 初代「大宜味村ふるさと観光レディ」に 任命されました。 両親が大宜味村根路銘出身であることから、 村が、サンバの本場ブラジルでも活躍している宮城姉妹に、 「村と世界の懸け橋になってほしい」と 白羽の矢を立てたものです。 「宮城姉妹」は、姉の佳代子さんと 妹の弥生さんの2人からなり、 サンバの本場ブラジルのカーニバルに、 トップチームの花形ダンサーとして出場するなど、 活躍の場は沖縄にとどまらず、 同じ名字の宮城村長は 「親戚かもしれないね」と語りながら、 2人に観光レディのたすきを掛け、 シークヮーサーなど特産品や村の 魅力発信に期待し、 委嘱を受けた2人は村役場庁舎内で サンバを披露し、観光レディとして 早くも村を盛り上げ、 宮城村長も一緒に踊っていました。 おじがシークヮーサー農家で、 宮城姉妹は収穫時期に 手伝いに来るということで、 佳代子さんは 「実際に大宜味に足を運んで もらえるように人や海などの美しさを伝えたい」と 気を引き締め、 弥生さんは 「大宜味のことをもっと勉強して 声を大きくしてPRしたい」と 語っていました。
Tue, 24 Feb 2015 15:05:54 +0900
宮城姉妹が初代「大宜味ふるさと観光レディ」に
方言ニュース 2015年2月23日(月)放送分 琉球新報の記事から紹介します。 担当は糸数昌和さんです。 サンバユニット 「宮城姉妹」の2人がこのほど、 初代「大宜味村ふるさと観光レディ」に 任命されました。 両親が大宜味村根路銘出身であることから、 村が、サンバの本場ブラジルでも活躍している宮城姉妹に、 「村と世界の懸け橋になってほしい」と 白羽の矢を立てたものです。 「宮城姉妹」は、姉の佳代子さんと 妹の弥生さんの2人からなり、 サンバの本場ブラジルのカーニバルに、 トップチームの花形ダンサーとして出場するなど、 活躍の場は沖縄にとどまらず、 同じ名字の宮城村長は 「親戚かもしれないね」と語りながら、 2人に観光レディのたすきを掛け、 シークヮーサーなど特産品や村の 魅力発信に期待し、 委嘱を受けた2人は村役場庁舎内で サンバを披露し、観光レディとして 早くも村を盛り上げ、 宮城村長も一緒に踊っていました。 おじがシークヮーサー農家で、 宮城姉妹は収穫時期に 手伝いに来るということで、 佳代子さんは 「実際に大宜味に足を運んで もらえるように人や海などの美しさを伝えたい」と 気を引き締め、 弥生さんは 「大宜味のことをもっと勉強して 声を大きくしてPRしたい」と 語っていました。
Mon, 23 Feb 2015 19:07:37 +0900
旧正月、海人の町糸満で大漁旗
方言ニュース2015年2月20日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 旧暦の元日にあたる昨日、 海人の町、糸満市の糸満漁港では、 漁船が大漁祈願と航海安全を願う大漁旗を掲げ、 華やかな雰囲気に包まれていました。 また、糸満市糸満の白銀堂には、 祈願用の木箱「ビンシー」を抱えた参拝者が朝早くから足を運び、 手を合わせて1年の健康と幸せを祈願しました。 糸満漁港で漁船に大漁旗を取り付けていた漁師の 金城薫(きんじょう・かおる)さん54歳は、 「大漁の年になることを願い、 新たな気持ちで旗を揚げている。 去年よりもさらに飛躍の年にしたい」 と語り、 旧正には欠かさず白銀堂に参拝に訪れるという 上原正子(うえはら・まさこ)さん73歳は 「今年も家族善意が健康に過ごせるようにと願って手を合わせた。 年の初めに参拝に来ると気持ちがいい。 きっといい年になる。」 と笑顔で話していました。
Fri, 20 Feb 2015 16:46:00 +0900
沖縄全戦没者追悼式で朗読された詩が英訳される
方言ニュース 2月19日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 沖縄全戦没者追悼式で朗読された詩が英訳される 琉球新報の記事から紹介します 去年6月の沖縄全戦没者追悼式で朗読された詩「空はつながっている」を 世界中の人に知ってもらおうと、イギリス・ケンブリッジの 嘉悦(かえつ)ケンブリッジ教育文化センターで日本文化を学ぶ子どもたちが このほど、英訳しました。 詩は、石垣市真喜良(まきら)小学校3年の増田健琉(たける)君が書いたもので、 子どもたちに日本語を教えているセンターのロバーツ平浩子さん(49歳)が 子どもたちに英訳を呼びかけ、母親が日本人で父親がイギリス人の子や、 両親が日本人でイギリスで生まれ育った子、 幼いころに日本からイギリスに移り住んだ子どもら6人が英訳しました。 ロバーツ平さんは「沖縄にはここまで平和を考えている子どもがいるのかと驚いた。 どうしたら戦争がなくなるのかを必死で考えている様子に涙が出た。」ということで、 英訳された詩は、「とても美しい詩だ」と共感を呼び、フランス語、ドイツ語、 スペイン語、中国語、韓国語にも翻訳されました。 翻訳した16歳の女子生徒は「素直で真っすぐな気持ちが伝わってきた。 一人一人が同じように思えたら、きっと世界は変わるだろう」と話しています。
Thu, 19 Feb 2015 13:10:00 +0900
救助用ペットボトルで人命救助
方言ニュース 2014年2月18日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 川に転落してからおよそ10分間。 救命用に備え付けられたペットボトルが1人の命を救いました。 おととい午後0時28分、那覇市消防本部に 「男性が川に落ちた」と 那覇市前島の潮渡川近くを歩いていた60代の男性から通報がありました。 男性は電話口の消防隊員の指示に従い、 川沿いに備え付けられている救命用のペットボトルを 転落した男性に投げ、 転落した男性はペットボトルをつかみ、 川に浮いた状態で救助隊員の到着を待ちました。 男性は救急車で市内の病院に搬送されましたが、 命に別状はありません。 川沿いに備え付けられたペットボトルは 那覇市消防職員協議会が作った簡易救助器具で、 赤く塗られたペットボトル3本がまとめられ、 緑のひもと結ばれています。 川に転落した溺れたりした場合に浮き輪代わりに使用でき。 市内28ヵ所に設置されています。 市消防本部によりますと、 ペットボトルでの人命救助は今回が初めてだということで、 協議会の前城直也会長は 「ペットボトル1本でも人は浮く。このことを周知させていきたい」 と語りました。
Wed, 18 Feb 2015 18:45:00 +0900
「なんじょうナイトツーリズムモニターツアー」開催
2015年2月17日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 新たな観光の在り方を探る 「なんじょうナイトツーリズム モニターツアー」がこのほど、 南城市で開かれました。 観光客が地域へ足を運び、 郷土料理や芸能文化を味わいながら、 地域の人々と触れ合う地域交流型の 観光メニュー化を目指しているのもので、 県内外から18人が参加し、 那覇から南城市つきしろへ バスで移動し、地域の人々と 交流を楽しみました。 参加者は、バスでは市の歴史や文化を学び、 公民館では料理体験、沖縄の歌と踊りを 楽しむ芸能鑑賞なども行われ、 最後は全員でカチャーシーを踊り、 自然と笑顔がはじけていました。 長野県から参加したある夫婦は 「沖縄の郷土料理を味わい、 歌三線も聞かせてもらった。 沖縄の人々との会話も楽しむことができて いい経験になった」 と満足そうに話しました。 つきしろ自治会の新城会長は 「機会があれば受け入れ態勢を整え、 観光客をもてなしたい」 と語っていました。
Tue, 17 Feb 2015 18:00:00 +0900
日常生活に島くとぅばを 「東方うちなーぐちぬ会」結成
方言ニュース 2015年2月16日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 日常生活にしまくとぅばを取り入れ、 多くの市民に普及していこうと、 南城市内の老人会やデイサービス施設、 子ども会などで講座を開催し、 活動を広げているグループが、 地域で話題になっています。 しまくとぅば駐在員として知られる 与那原警察署久手堅駐在所の 小渡錫幸さんを中心となって、 このほど、 「東方(あがりかた)うちなーぐちぬ会」を結成したもので、 初回の講座では、 小那覇舞天さんが作詞した 那覇ハーリー見物同行記、 先月の勉強会では 「泊阿(とぅまいあー)嘉(かー)」を読み上げ、 しまくとぅばを学びました。 また、「くとぅば」の語呂合わせで、 毎月18日には、 玉城中央公民館で勉強会を開きます。 回を重ねるごとに会員も増え、 地域の民生委員や保健師、主婦、 市議会議員など、30人の会員がいます。 小渡さんは「会場に入ったらできるだけ、 しまくとぅばを使うように会則も作った。 市内の児童たちに教えて、 沖縄の文化を広めていくことが 大きな目標」と 抱負を語っています。
Tue, 17 Feb 2015 10:07:35 +0900
『宜野湾ターウムの日』を宣言
方言ニュース2015年2月13日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宜野湾市は、市の代表的な特産物である田芋の振興を図っていこうと、 2月6日を「宜野湾ターウムの日」として宣言しました。 2月6日に決まったのは、 「2月をたーち、6日をむーち」の語呂合わせや、 2月が田芋の美味しい時期であることなどにちなんでいるものです。 市内の大山は県内でも有数の田芋の生産地として知られていますが、 近年は後継者不足や高齢化に悩まされ、 生産量が減少傾向にあります。 そこで、こうした現状を打破しようと、 PRのぼりが製作されるなど、 再興に向けた動きが広がっており、 田芋が市内の学校給食に使用されているほか、 社会見学や職場体験といった教育の場としても 田芋の存在が欠かせないものとなっています。 6日に行われたセレモニーでは、 佐喜真市長が 「田芋が地域の誇りとして多くの市民に愛されるよう、 市内外に大きくPRしていく」 と宣言し、 大山田芋生産組合の石川組合長は 「組織を強化して安定した供給を維持し、 担い手の育成にも取り組んでいきたい」 と決意を新たにしていました。
Fri, 13 Feb 2015 18:16:00 +0900
小那覇舞天(おなは・ぶーてん)さんの自作の歌詞、未発表の脚本が見つかる
方言ニュース 2月12日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 小那覇舞天(おなは・ぶーてん)さんの自作の歌詞、未発表の脚本が見つかる 琉球新報の記事から紹介します 戦後の石川収容所で人々を笑いで癒した小那覇舞天(おなは・ぶーてん)さんが、 自作の歌詞をまとめたノートや未発表とみられる脚本などが保管されているのが分かりました。 長男全人(ぜんじん)さん89歳が保管しているもので、琉歌や短歌を記したメモ、 手帳、舞天さんを取り上げた雑誌などおよそ40点に上ります。 ノートには30曲超の歌詞が記されていますが、執筆した時期は不明で、 このノートにしか残されていない歌詞も多いということです。 このうち「健康いろは歌」は戦前に作られ、家族が歌っていたということで 「い いつも健康たのしい家庭」などいろは歌の47字を それぞれ頭文字とする歌をつづっています。 また、歌謡曲「お富さん」を沖縄芝居「伊江島ハンド―小(ぐゎー)」に 置き換えた替え歌などもあります。 脚本は舞踊劇「金細工(かんぜーく)」をせりふのある喜劇に仕立てており、 本来の登場人物以外に、太良(たらー)、金細工屋の主(すー)など 独自の人物も登場します。 さらに手帳に記された琉歌には 「思出すさ昔、戦世の哀れ またとねんぐとぅ 御願さびら」など 沖縄戦に触れた作品もあります。 これらの資料の一部はうるま市の石川歴史民俗博物館で開かれている 「ライオン先生と沖縄のチャップリン」展で初めて一般公開されています。
Thu, 12 Feb 2015 13:16:00 +0900
宮古島マリンターミナル解散視野に検討
方言ニュース 2014年2月11日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 宮古島市などが出資する第三セクター、 宮古島マリンターミナルはこのほど、 臨時の取締役会を開きました。 市が設置した第三セクター等経営検討委員会の 議論の結果、経営再建や会社更生法の適用が難しく、 会社を整理する以外ないとの結論が報告されたということで、 市などは、会社解散を視野に検討を進める方針です。 マリン社は20億円を超える累積赤字に加え、 伊良部大橋の開通により、海の玄関口としての役割も低下し、 伊良部島行きフェリー会社の事務所などのテナントが撤退するなど、 減収が予想されるため、 市などは「経営は厳しくなる」との見通しを示しました。 この日は各委員が持ち帰って 検討することになりましたが、 収益改善への見通しは立たず、 検討委員会が解散を視野に 議論を進めることになりそうです。 社長の宮古島市の下地市長は取材に対し、 「検討委員会から厳しい報告が出た。 報告を真摯に受け止めて対応したい」と語りました。 また、伊良部大橋の開通により廃止されたフェリーの船長は 「寂しさ半分、肩の荷が下りてほっとしたのが半分だね」と背筋をピンと のばしたままつぶやいていました。
Wed, 11 Feb 2015 13:26:00 +0900
北中城村「夜の図書館」を実施
2015年2月10日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 北中城村の複合施設、 あやかりの杜図書館では 先月から今月まで、 期間限定で毎週金曜日に 「夜の図書館」を開館しており、 村内の利用者や仕事帰りの人たちに、 夜景と読書が同時に楽しめる場所として 喜ばれています。 図書館内の主要ライトが消えた 午後8時15分から午後10時まで、 夜の図書館がオープンし、 窓側の読書席のみが点灯可能で、 本を探す際は、懐中電灯を持って 静かに移動します。 また、BGMにはボサノバやジャズが流れ、 バーカウンターのような雰囲気だということで、 夜景は、北中城の東側からキャンプ瑞慶覧、 宜野湾市大山の東シナ海まで一望できます。 さらに、図書館外のロビーでは 有料のホットコーヒーも提供されます。 この企画は、スタッフの 「こんな図書館あったらいいな」という 発想からスタートしたもので、 「子ども向けの読書支援は活発だが、 大人向けはあまりない。 慌ただしい仕事帰りの利用者にも ゆっくりと本が読める場所を 提供したかった。 図書館という枠にとらわれずに 村と連携して自由な企画を 増やしていきたい」 と話しています。
Tue, 10 Feb 2015 18:52:00 +0900
伊江村立西小学校 元教諭が小学校にシーサーをプレゼント
方言ニュース 2015年2月9日(月)放送分 担当は糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 伊江村立西小学校の正面玄関に設置する シーサー一対がこのほど完成し、 シーサーを制作した那覇市壺屋出身で、 現在は恩納村を拠点に活動する 陶器作家の二俣(ふたまた)勝之助さんが 学校を訪れ、作品を手渡しました。 シーサーは、児童らの健康と安全を祈念し、 およそ2年前に退職した元教諭で村民の 大城春代さんからの 寄付金で造られたものです。 大城さんは、教員生活31年間のうち、 18年間を伊江村内の小中学校で 教壇に立ち、 最初の赴任校である 西小学校を最後に去年3月に退職した際、 「お世話になった学校の子どもたちの ために役立ててほしい」と 寄付したもので、 学校側は大城さんの長年の功績をたたえ、 「大城春代先生退職記念」として、 シーサー制作を二俣さんに依頼しました。 大城さんはボランティアで 朝のあいさつ運動に参加し、 退職後の今も、 子どもたちを見守り続けており、 二俣さんは 「いつも大城先生が見守っているという 守り神として作った」と話し、 大城さんは 「ありがとうの気持ちでいっぱい。 一生、西小を見守っていきたい」 と語っていました。
Mon, 09 Feb 2015 19:48:45 +0900
セーイカを使った給食が登場
方言ニュース2015年2月6日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市の喜屋武保育所でこのほど、 糸満漁業協同組合で水揚げしたセーイカ(そでいか)を使った給食が登場し、 園児らは出前授業でセーイカについて学んだあと、 真っ黒なイカスミ汁をおいしそうに頬張っていました。 給食の前に、糸満漁協の大城課長らが 園児らに実物のセーイカを見てもらいながら生態や漁法について解説し、 体長およそ1.8メートル、主さおよそ20キロの 大きなセーイカが現れると、 園児らは「でっかい!」と歓声を上げ、 頭から足先までまじまじと観察しました。 大城課長は 「いっぱい食べてイカは大きくなった。人も一緒。 みんなもたくさん食べて大きくなってね。」 と笑顔で語りかけ、 園児らは口の周りに黒いひげを作りながら、 「イカの身が柔らかくておいしかった。全部食べたよ」 と笑顔で話していました。
Fri, 06 Feb 2015 19:18:00 +0900
満州開拓団のうちなーんちゅのドキュメンタリ-小説が県内の書店で販売される。
方言ニュース 2月5日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 満州開拓団のうちなーんちゅのドキュメンタリ-小説が県内の書店で販売される。 琉球新報の記事から紹介します 満州開拓団として中国大陸に渡った 沖縄市に住む兼城賢清(かねしろ・けんせい)さん(97歳)の家族の 戦前、戦後を描いたドキュメンタリー小説が完成し、県内の書店で販売されています。 書籍は日本民主主義文学会会員の源河朝良(げんか・ちょうりょう)さんが著したもので、 タイトルは『畑人(ハルサー)の戦道(いくさみち) 満州へ渡った沖縄人(うちなーんちゅ)』です。兼城さんの出生に始まり、満州での生活、 戦禍をくぐって敗戦後に抑留されたシベリアでの苦労、県内へ引き上げた後のアメリカ軍占領下での苦悩など、数奇な運命を伝えており、後半部分では中国残留孤児となった 兼城さんの次女の江美子さんを探す様子も伝えられています。 兼城さんは満州での思い出について 「開墾作業から始まると思いきや、現地の人に耕させて軍が取り上げた 豊かな土地を渡された。戦後、シベリアから帰郷後は一転、今度は自分たちの土地が アメリカ軍に取り上げられていた。中国の人の苦労が身に染みた。」と話していました。 また、シベリア抑留に日々については、 「土が凍ると粘りが出て、つるはしでいくら掘っても歯が立たない。 吐く息がまつげにまとわりつき凍ったこともある。 妻や子ら家族が苦労したことも思い出す。」 と振り返りました。
Thu, 05 Feb 2015 13:32:00 +0900
南風原照屋で伝統文化オリジナル自販機設置
方言ニュース 2014年2月4日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 南風原町照屋自治会は区の伝統芸能や 文化を内外に広く発信しようと、 伝統行事などの写真をラッピングした オリジナル自動販売機をこのほど、 区青年会館の隣に設置しました。 飲料メーカーと連携する形で実現したもので、 収益金の一部は青年会活動や区の行事などに活用します。 写真は自販機の正面と左右に 目を引くようにデザインされており、 伝統の舞方棒や綱引き行事などで活躍する 青年会の写真を使用しました。 地元の子どもたちが愛着を持って飲み物を 購入し、評判も上場だということです。 大城信彦区長は 「地域の皆さんが郷土愛を育むための自販機になってほしい」と話し、 舞方棒の指導に取り組む桃原勝博さん(32)歳は 「区の伝統芸能を発信する一つの方法として、 他の地域にも広がってほしい」と期待を込めていました。 照屋区は去年10月にスイスで開催された 空手の世界大会で舞方棒を披露するなど、 伝統芸能の発信に取り組んでいます。
Thu, 05 Feb 2015 10:01:00 +0900
JX-ENEOSを支える県出身佐久本コーチ
2015年2月3日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 WJBL=バスケットボール女子日本リーグ機構の JX-ENEOSで、 県出身の佐久本智(さとし)さん(42)歳が コーチとしてチームを支えています。 佐久本コーチは沖縄市出身で、 美東中から福岡大大濠高に進み、 日本大学を経て、 社会人のトップチームを渡り歩き、 全日本総合選手権で優勝したほか、 日本代表として世界選手権大会に 出場するなど経験は豊富で、 2009年に現役を退いた後、 札幌大学男子チームの コーチにも就任しました。 JX-ENEOSは、 リーグや全日本総合選手権を 何度も制した女子の強豪で、 佐久本さんは去年加入し、 試合中の記録や選手へのアドバイスなどが 主な役割です。 「結果を求められる選手たちは プレッシャーを背負いながら戦っている」 と感じている佐久本さん。 その中で「自分の経験を選手の プラスに変えられるように心掛けている」 と強調し、現役時代に蓄えた知識や技術を、 チームの力に変えています。 佐久本さんは指揮官という目標に向けて 「今はまだ勉強させてもらってる途中です」 と控えながら、 「もっと自分の持っているものを表現したい」 と飽くなき探求心を抱いて前に進んでいます。
Tue, 03 Feb 2015 18:42:00 +0900
認知症患者ささえるサポーター養成講座開催
方言ニュース 2015年2月2日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 脳の病気が原因の認知症を 社会全体で支えようと、 沖縄市主催のサポーター養成講座が このほど、沖縄市役所で開かれ、 美里高校3年の新里弥生さんと 名城ゆいさんらが講師を務め、 「大好きなてるばあちゃんへ~ 家族で認知症介護を考える」を テーマに実践報告を行いました。 この中で、新里さんは、 認知症を患う祖母の生活の様子を 説明した上で、 生活改善作戦に乗り出した課程を説明し、 「ご飯と薬の時間だよ大作戦」と銘打ち、 配膳しやすいオリジナルのプレートを作ったり、 日めくりカレンダーに朝と晩の薬を貼り、 定時服用できるようにしたりと、 失敗もしながら、 工夫した事例を挙げました。 また、鉢植えのホウレンソウ栽培や、 編み物の好きな祖母に ショールを作ってもらう「おねだり作戦」で 指先の機能訓練と脳への刺激を考えた事例も説明し、 「結果を求めず寄り添い、1人で悩まず、 諦めないことが大切」 と呼び掛けました。
Mon, 02 Feb 2015 20:00:29 +0900
名護さくら祭り始まる
方言ニュース2015年1月30日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「日本の春はここから始まる」を合言葉に 第53回名護さくら祭りが明日、 名護中央公園などで開幕します。 まつりは、あさって2月1日までです。 公園内のおよそ2万本の桜は五分咲きで、 桜の名所はこれからが見ごろとなります。 桜並木の名護城跡は昨日、ポカポカ陽気に誘われて、 観光客や市内外から多くの人が訪れ、 写真を撮ったり、散歩を楽しんだりするなど、 花見を楽しむ姿が見られました。 友人らと訪れた読谷村の金城輝彦(きんじょう・てるひこ)さん(62)は 「ちょっと早いけど結構咲いているね」 と笑顔で話していました。 なお、祭りは、特設ステージで二見情話大会など多彩な企画が予定され、 午後6時から10時には灯籠によるライトアップも行われるということです。
Fri, 30 Jan 2015 16:54:00 +0900
「はやて」、「宮古フェリー」に寄せ書きが送られる
方言ニュース 1月29日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 「はやて」、「宮古フェリー」に寄せ書きが送られる あさって、宮古島市の伊良部大橋が開通するのに伴い、 来月1日から伊良部と宮古本島間の一般旅客定期航路事業が終了するのを前に、 伊良部中学校生徒会長の上里梨緒さんらは、このほど佐良浜に本社がある「はやて」と 平良港ターミナルビル内にある「宮古フェリー」を訪ね、「長い間お世話になりました」と書かれた手書きの横断幕と全校生徒74人のメッセージが寄せ書きされた 色紙3枚をそれぞれ贈りました。 贈呈式で上里さんは 「中体連などのスポーツ大会に参加する時、船に乗った際に船員さんたちが 『頑張って、優勝して来いよ』と励ましてくれたり、大会を終えて帰る船の中では 『お疲れ様。どうだった?』など、ねぎらいの言葉をかけてもらった。 私たちは、その言葉にとても勇気づけられました。これまで伊良部中が頑張ってこれたのも、皆さんのおかげです。」とお礼を述べました。 これに対して「はやて」の川平代表は 「皆さんを安全に運ぶのが使命である。長年無事故で全うできた。」と述べ、 31日の最終便を見据えて気持ちを引き締めていました。 また、「宮古フェリー」の新垣代表は「最後まで無事に任務を果たす」と 意気込みを語りました。
Thu, 29 Jan 2015 13:48:00 +0900
浦添城跡で14世紀ごろの石積み城壁が出土
方言ニュース 2014年1月28日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 浦添市教育委員会による 国指定史跡「浦添城跡」の発掘調査で、 内郭西地区から長さ23メートルにわたる 14世紀ごろの石積み城壁が、おとといまでに出土しました。 構造が不明だった西地区南側の外観が明らかになり、 城壁が直角に曲がる隅の部分も良好な 状態で確認できるなど、 浦添グスクの規模や建造技術を知る 貴重な発見となりました。 また、城壁の外側から、 埋葬されたとみられる犬の全身骨や大量の貝の出土もあり、 謎の多いグスクの性格を解明する手掛かりとしても注目されます。 これまで、浦添城跡では沖縄戦後に 工事資材として石材が持ち出され、 城壁がほとんど残っておらず、 特に内郭西地区の南側は城壁が どのような軌跡で存在していたのかが分かっていませんでした。 市教委員会文化課グスク整備係の 仁王(におう)浩司(こうじ)さんは 「石灰岩岩盤の地形に 着目して発掘の目当てを得ることができる。 城壁直下の岩盤はおよそ2メートルの 幅で削って平らにした痕跡=はつり痕が続いていて、 石積みは失われていても、岩盤のはつり痕を探すことで 城壁ラインをたどっていくことが可能になる」 と今後の復元整備に向けた意義を語りました。
Wed, 28 Jan 2015 13:29:00 +0900
伊良部大橋開通の記念ウォーキング大会 開催
方言ニュース 2015年1月26日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今月31日の伊良部大橋開通を記念した ウオーキング大会 「サンゴの島ウオーク」がこのほど、 伊良部大橋で開かれ、 参加者はミヤコブルーの海を満喫しながら、 地域活性化の期待、大橋実現に奮闘した 先人への感謝などそれぞれの思いを胸に、 3540メートルのコースを歩きました。 市民が伊良部大橋を歩く初めての機会とあって、 ウオークには、 宮古島、伊良部島両岸から 3500人余の市民や観光客が参加し、 コースの距離は伊良部大橋の長さと 「サンゴの島」の語呂合わせで設定され、 渡り初め前のため、 大橋の最も高い所で それぞれ折り返すコースで行われました。 伊良部島側からスタートした参加者からは、 悲願だった大橋の実現を喜ぶ声も聞かれ、 下地栄さん(92)歳は 「伊良部大橋を渡るのが夢だった。 こんなに立派な橋は初めて。 毎日のように渡りたい」と話し、 宮古島側からスタートした 小学4年の下地一樹君は 「家族と伊良部島をドライブしたい」と 期待を膨らませていました。 また、大会はツアーも設定され、 県外からの観光客も多く見られ、 群馬県から訪れた夫婦は 「海の色はパンフレットで見た以上の すてきな景色」 と笑顔で語りました。
Mon, 26 Jan 2015 19:59:34 +0900
大石公園でクワンソウの植え付け
方言ニュース2015年1月23日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市識名の大石公園でこのほど、 昔から伝わる沖縄の伝統野菜の「クワンソウ」の株の植え付け作業が行われ、 およそ1千株が植えつけられました。 クワンソウの株は、 研究をしている琉球大学農学部などから 「観賞用として親しんでほしい」 と無償で提供されたもので、 およそ60人のボランティアが手際よく植えていき、 晩夏から秋にかけて咲くといわれるクワンソウの成長に期待を込めていました。 公園を管理する大石公園ヒージャー愛好会の大城会長は 「花いっぱいの公園づくりを目指しているので、うれしい。 これまでユリやヒマワリ、ハイビスカスを植えてきた。 クワンソウも増やしていきたい」 と語りました。 また、琉大農学部の木村教授は、 「睡眠導入効果の成分があるクワンソウを研究しているが、 沖縄では昔から根元近くの茎を炒めて食べる習慣がある。 花の観賞用としても楽しめるし、 根っこが張るので土砂崩れ防止にも役立つ。 利活用して欲しい。」 と述べていました。
Fri, 23 Jan 2015 19:28:00 +0900
あざまサンサンビーチ内にドッグランを設置
方言ニュース 1月22日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 あざまサンサンビーチ内にドッグランを設置 南城市観光協会はこのほど、あざまサンサンビーチ内に犬がリード(引き網)なしで 遊べる「ドッグラン」を開設しました。 「恵まれた空間の中で人と動物が触れ合えるさんさんビーチ」をコンセプトに 3月31日まで実施します。 ビーチはこれまでペット同伴の利用を禁止していましたが、 観光協会は閑散期となる冬場のビーチ活用と「ペットと一緒に利用したい」という 利用者の要望に応え、 1月から3月に限りペット同伴の利用を許可し、ビーチ内の芝生区域をネットで囲んで、 ドッグランを設置しました。 2頭目以降は350円で、飼い主一人につき最大2頭まで利用でき、 狂犬病ワクチン接種済みであることや、 雌犬は発情期でないことが利用条件となっています。 愛犬のキャンディーとクッキーを連れて利用した与那原町の克子ロバートさんは 「思い切り走れる場所ができてうれしい。広くて2匹とも気持ちよさそう」と話し、 芝生の上で伸び伸びと走り回る愛犬の姿に顔をほころばせていました。
Thu, 22 Jan 2015 14:25:00 +0900
快速バスの実証実験始まる
方言ニュース 2014年1月21日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 県はおととい、 首里駅琉大快速バスの出発式を 沖縄都市モノレールの首里駅で開きました。 これは、公共交通利用の促進に向けた モノレール・バス乗り継ぎ実証実験で、 運行中も学生の意見を反映させ改善していくとともに、 ことし7月まで実施し、実績を分析して 本格運行するか判断します。 那覇バスが往復合わせて1日45便を運行し、 乗り継ぎ割引も用意しています。 出発式で、モノレールの仲吉社長は 「バスとモノレールを乗り継ぐ快速バスの運行が交通の便を改善し、 路線周辺の学生が自動車から公共交通へ移行することを期待している」 とあいさつしました。 また、運営する那覇バスの真栄城業務部長は 「4月には新入生でいっぱいになるが、 夏休みが終わると学生は自動車免許を取得するからか、 急に利用客が減る。 今後も使ってもらえるよう充実させて、 利用客が増えるようにしたい」 と述べました。
Wed, 21 Jan 2015 15:22:00 +0900
羽地地区の若い力を発掘するプロジェクトチーム発足
2015年1月20日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市羽地地域で活動する 若い力を発掘して 地域発展に結びつけようと、 「羽地産業振興人財育成 プロジェクトチーム」 がこのほど、設置されました。 名護市は一昨年から、 人事の見直しや事業費の確保などで、 支所機能の強化に取り組んでおり、 チーム設置もその一環で、 チームのメンバーは名護市役所職員の 5人で構成されており、 全員が羽地地区出身です。 今後、5人が中心となって 羽地地域で活動する キーパーソン同士と連携し、 地域行事や町おこし事業に 取り組んでいきます。 また、羽地地域で活動する人々に 声を掛け、集めたメンバーを基に 地域の代表らで構成する 羽地振興会の下に青年部を立ち上げ、 事業などを実施していきます。 チームリーダーの羽地支所の 松川圭さんは 「15行政区を抱える羽地には、 多種多様な仕事や芸能文化活動に 力を入れている人が多い。 地域との関わりを強めて、 地域振興のために若い力を つなぎ合わせていきたい」 と語っています。
Tue, 20 Jan 2015 20:47:00 +0900
日本一早い田植え 石垣市で始まる
方言ニュース 2014年1月19日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 日本一早い「超早場米(ちょうはやばまい)」の田植えが おととい午前、 石垣市新川(あらかわ)の 平(ひら)田原(たばる)で始まりました。 他の農家に先駆けて田植えを行ったのは 新川に住む仲(なか)新城(あらしろ)淳(じゅん)さん(78)歳で、 曇り空の肌寒い天気の中、 30アールの水田に田植え機で コシヒカリを植え付けました。 仲新城さんは今年、 一期米として9ヘクタールの栽培を計画し、 2・5ヘクタールへの植え付けを 予定しているコシヒカリのほか、 はえぬきや、ひとめぼれ、 黄金(こがね)もちなど5種類を植える予定です。 さらに、仲新城さんは主力のコシヒカリで 半分を完全無農薬、 残り半分を90%の減農薬で栽培し、 付加価値を高めることにしています。 今年の苗は去年12月16日に種まきし、 寒さで成長が少し遅れていますが、 「出来はまあまあ」ということで、 仲新城さんは 「未(ひつじ)年の今年は豊作となることを期待している」 と話しています。 この日植えたコシヒカリは ゴールデンウイーク明けの 5月10日から13日の 収穫を予定しています。
Tue, 20 Jan 2015 10:53:31 +0900
西表島に若い家族が移住する
方言ニュース 1月15日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 西表島に若い家族が移住する 琉球新報の記事から紹介します。 人口減少に悩む竹富町西表島の船浮地区に来月以降、 3歳の男の子と両親の3人が移住し、 人口が43人から46人に増える見通しとなっていることが分かりました。 石垣市明石の酒井翔さん(31歳)と妻の咲子さん(30歳)、 それに長男の左一ちゃんです。 酒井さんは琉球真珠の西表養殖場職員採用に伴い、移り住むことになったもので、 船浮公民館の井上館長は「若い家族が増えることは、地域の行事や公民館活動の 大きな原動力となる」学校存続にもつながると大歓迎しています。 船浮湾の西表養殖場では職員4人が働いていましたが、去年11月に1人が 定年退職したため、会社が職員を募集し、安定した職業を探していた酒井さんが 知人から募集の話を聞いて応募しました。 酒井さんは去年12月に面接を受けた後、初めて船浮を訪れ 「すごくすてきなところで、子育てにもすごくいいところ。 嫁も子供も気に入ってくれた」と家族そろって船浮に魅せられたということで、 会社も「地域や学校のために家族連れがいいだろう」と今月5日付で採用しました。 酒井さんは「自然と触れ合えるのが魅力」と船浮での生活を楽しみにしています。
Thu, 15 Jan 2015 14:58:00 +0900
浦添市で「愛の声かけ-ひまわり運動」を展開
2015年1月13日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市青少年健全育成市民会議は、 ヒマワリを青少年健全育成の花として育てる 「愛の声かけ-ひまわり運動」 を展開しています。 東日本大震災や原発事故の被害を受けた 福島から種を譲り受け、 咲かせた花から採れた種を 再び福島に送るという 「福島ひまわり里親プロジェクト」 の交流の一環で、 沖縄と被災地の絆にもなっています。 これまでにヒマワリの種1500袋を 市内の学校施設に配布し、 ウォーキング大会の 「てだこウォーク2015」の時季に 見頃を迎えます。 浦添は「てだこ(太陽の子)」と呼ばれた 英祖王ゆかりの地で、運動の標語は 「太陽(てぃだ)ぬ恵(みぐ)うきてぃ 一人足(ちゅいた)れー足(だ)れー 太陽ぬ真光(まひちゃい)に 肝心美(ちむぐくるちゅ)らさ てぃだぬ浦添(うらしー)、 【太陽の励ましで 一人一人が 太陽のようにいきいきと輝き 太陽の子を育てる 太陽の浦添市】」 と掲げており、会議の新崎事務局長は 「ヒマワリが常に太陽に向くように、 子どもたちは大人の方を見ている。 今こそしっかりと子どもたちに 向き合うことが大事だ」 として、ヒマワリの成長を 「子どもと大人の関係」に重ねた上で、 ヒマワリの花言葉である 「あなたは素晴らしい」をモットーに、 個性の違う子どもたち一人一人を認め、 悩みに寄り添うよう呼び掛けています。
Tue, 13 Jan 2015 20:39:00 +0900
県内で1万7271人 成人の日迎える
方言ニュース 2014年1月12日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 今日の「成人の日」を前に 昨日、那覇市や沖縄市、浦添市など 県内20の市町村で成人式が開催され、 各地で振袖や袴、 スーツなどに身を包んだ新成人が 晴れやかに大人への一歩を踏み出しました。 県によると、今年の県内の新成人は、 男性が8860人、女性が8411人の 合わせて1万7271人で、 昨日より135人多くなっています。 宜野湾市民会館で行なわれた 市の成人式では、 新成人1197人の新たな門出を祝い、 新成人を代表して、 友利真唯(まい)さんと仲里辰吉(たつよし)さんが 「一人の大人としての自覚を持って 頑張っていく」と抱負を述べました。 また、名護市の東江中学校出身の 新成人らが毎年成人式に合わせてともす光文字が 今年も市の銭々森の山肌に点灯しました。 1996年から始まって 20回目の今年で最後となる光文字は、 周囲への感謝の思いをこめて 「礼」となりました。 光文字実行委員会の岸本会長は、 「最後だから親や先輩、 地域の人に感謝する一文字にした」 と語りました。
Mon, 12 Jan 2015 20:35:03 +0900
照喜名商店、50年の営業に幕をおろす
方言ニュース2015年1月9日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 ガジュマルの大木に囲まれ、 地域の人々から親しまれた南風原町大名の照喜名商店が 今日、町道の拡張工事に伴いおよそ50年の営業に幕を下ろします。 商店は、ヒジャーガーと呼ばれる坂道の途中にあり、 ひときわ目を引くのが 樹齢推定100年以上のガジュマルで、 木陰は心地よい風が吹き、 車がなかった時代は急な坂道を行きかう人々の休憩所となりました。 店主の照喜名ヨシ子さん87歳は、 ここで、1965年頃、夫の名清(めいせい)さんと一緒に 自家製豆腐の販売を始め、 徐々に食料品や日用雑貨を取り扱うようになり、 正月料理やお歳暮、お中元を 那覇の市場から卸していた時期もありましたが、 スーパーやコンビニが増えるにつれて客足は鈍くなっていきました。 ガジュマルの大木とともに歩んだ50年、 ヨシ子さんは 「休む暇もなく繁盛していたころが懐かしい。 よく買い物に来たのは地域の常連客や大学生だった。 店を閉めるのは寂しいが、地域の人々に大変お世話になった」 とヨシ子さんは感謝の思いを込めました。 あす午後5時から、 店では「閉店の集い」が開かれます。
Fri, 09 Jan 2015 19:11:00 +0900
名護市の光文字、20年の節目で終了
方言ニュース 1月8日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 名護市の光文字、20年の節目で終了 琉球新報の記事から紹介します。 年末年始に名護市の銭ヶ森の斜面にともされていた光文字の点灯が、 今月の20回目で終了します。 光文字は東江中学校出身の新成人らが1996年から市民に届けてきたメッセージで、 名護の風物詩にもなっていますが、機材の提供や県が管理する設置場所の 使用許可手続きを担ってきた支援者らが『20年の節目で一区切りにしよう』と判断し、 光文字実行委員会の解散を決めたためです。 ただ、市や他の団体による継続にも期待しています。 光文字は成人の門出を迎えた東江中卒業生らが地域に貢献しようと考え、 父母の協力を得て企画したもので、1回目は光ある未来に期待する意味を込めた 【光】でした。 また、1998年はアメリカ軍普天間飛行場の移設問題をめぐる住民投票で 分断された人間関係を取り戻そうとの思いを込め【和】の光文字をともすなど、 名護の世相も表してきました。 最後の光文字は今月11日午後6時の点灯と同時に発表されますが、 「最後の文字には感謝の思いを込めた。ついた瞬間みんなに驚いてほしい」 と話しています。
Thu, 08 Jan 2015 13:24:00 +0900
飲酒絡み人身事故、全国ワースト
方言ニュース 2014年1月7日(水) 担当は上地和夫さんです。 県警交通企画課がまとめた去年、 2014年の県内の交通事故による 死者数=事故発生から24時間以内に死亡した人数は、 前の年、2013年の52人より16人少ない36人で、 統計を取り始めた1947年以降、最少となる見通しです。 全国では4番目に少なくなっています。 このうち65歳以上の高齢者は 前の年に比べて3人減の9人で、 全国と比較すると低い傾向となりました。 一方「事故発生から30日以内の死亡」の 死者数は43人でした。 また、去年の交通事故=人身事故の 発生件数は6173件で、負傷者数は7384人でした。 一方、飲酒絡みの人身事故は 去年11月末現在で103件、死亡事故は8件となっており、 飲酒絡みの人身事故で25年連続、 交通死亡事故で2年連続全国ワーストになる見込みです。 県警交通企画課の與儀管理官は 「交通死亡事故数は減少しているが、 飲酒絡みの事故件数は減っていない。 飲酒運転撲滅へ継続して力を入れたい」と話していました。
Wed, 07 Jan 2015 13:41:00 +0900
沖縄こどもの国に羊が仲間入り
2015年1月6日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市の沖縄こどもの国に このほど、今年の干支にちなみ 新しく羊2匹が仲間入りしました。 仲間入りしたのは雄2歳と雌4歳で、 九州の牧場からやってきました。 「コリーデル」という種類の羊で、 角はなく、原産地はイギリスです。 ふわふわとした天然100パーセントの 羊毛と愛くるしい目が特徴で、 群れで行動する習性があるせいか、 いつも2匹は寄り添って草をはんでいます。 まだ名前は決まっておらず、 きょうからあさってにかけて園内に 投票箱を置き名前を公募する予定で、 今月下旬から園内の「ふれあい広場」に お目見えする予定です。 沖縄こどもの国では今月中、 羊の特徴などをパネルで説明した 干支展も特別展示室で開催しており、 担当職員は 「ヤギより低い声で『ベーッ』と鳴く。 ぜひ見に来てほしい。 暑さと湿気に弱いと聞いているので 夏場の体温管理が心配です」 と話していました。
Tue, 06 Jan 2015 20:41:00 +0900
新春民謡合同弾き初め会 初開催
方言ニュース 2015年1月5日(月)放送分 第1回新春民謡合同弾き初め会が昨日、 宜野湾市の 沖縄コンベンションセンター会議棟で 行われました。 この会は、琉球民謡音楽協会会長の 大工(だいく)哲(てつ)弘(ひろ)さんらによって呼びかけられ、 この企画に賛同した9団体の民謡協会が参加しました。 協会会員、一般参加者を合わせ、 およそ800人が参加し、 会場に入りきらない人は 外にブルーシートを広げ、 爽やかな晴れ間が広がる中、 演奏を楽しみました。 幕開けは、新年を祝う、 「新玉(あらたま)の年に炭(たん)と昆布(くぶ)飾(かざ)て(てぃ)」の歌詞の 正月かぎやで風の合唱から始まり、 各地のおめでたい席には欠かせない 宮古地方のなりやまあやぐ、 八重山地方の鷲(ばすぃ)の(ぬ)鳥(とぅるぃ)なども 演奏されました。 共同呼びかけ人の大工哲弘さんは 「10年かけて、この会が実現した。 数ある民謡協会が一丸となって同じステージで演奏できて胸が震えた」 と語り、 西原町から一般参加した主婦の伊波(いは)里美(さとみ)さんは 「民謡が好きで、近所の公民館で民謡を習っている。 この会を計画してくれた方に感謝したい。 次回は、自前の三線を持ってきて、 一緒に弾いてみたい」と 意気込んでいました。 この会は、来年以降も実施される予定です。
Mon, 05 Jan 2015 19:24:39 +0900
県内酒気帯び運転摘発、全国比高
方言ニュース 2014年12月31日(水) 担当は上地和夫さんです。 ことし1月から10月末にかけて、 県警に酒気帯び運転で摘発された人のうち、 基準値の呼気1リットル中0・15ミリグラム対し、 およそ8割が逮捕時に それを大きく上回る0・25ミリグラム以上の アルコールが検知されていたことが わかりました。 これは県警のまとめによるもので、 沖縄を除く全国平均はおよそ6割であることから、 全国と比べ、沖縄県民が多量に 飲酒した上で、車を運転している実態が 明らかになりました。 また、県警によりますと、先月末までに 発生した交通死亡事故のうち、 飲酒がらみの事故は全国平均のおよそ4倍で、 人身事故についても全国平均のおよそ2・4倍に上り、 このままのペースで推移すれば、 人身事故は25年連続、 死亡事故は2年連続で全国ワーストに なる可能性が非常に高いということです。 県警交通部の與儀管理官は 「飲酒運転は絶対にだめだ。 飲酒運転は本人だけではなく、 家族やその周りも全て不幸にする。 また、多量に飲酒すると翌日も体内にアルコールが残り、 結果、二日酔い運転になる」と警鐘を鳴らしました。
Wed, 31 Dec 2014 13:27:00 +0900
首里城への美御水の奉納祭を再現
方言ニュース 2014年12月29日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国頭村辺戸区の大川(おおかわ)でくんだ「若水」を 首里王府に献上する伝統行事 「首里城への美(ヌー)御水(ビー)の奉納祭」が きのう、那覇市の首里城で再現されました。 行事は1998年に復活し、 大川から首里当蔵町までは若水を バスなどで運んでいましたが、 ことし初めて、大川から首里城までの およそ115・5キロの距離を、 参加者およそ70人が走り、 手渡しで運ばれました。 そして、きのうは、 住民ら40人余りが王府の役人やノロ、 女官の衣装を身に着け、 首里公民館から首里城まで練り歩き、 首里城正殿裏では役人が 阿母(あむ)志(し)良(ら)礼(れ)に水を献上しました。 厳かに行われる儀式を地元住民や 観光客らが見詰めていましたが、 初めて練り歩いた保育士で、 那覇市首里当蔵町の 金城愛子さん(32)歳は 「長く住んでいたが、 参加したことがなかった。 貴重な体験を大切にしていきたい」 と話していました。
Mon, 29 Dec 2014 18:56:00 +0900
おきなわ学びのネットワーク 設立
方言ニュース 12月25日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 おきなわ学びのネットワーク 設立 琉球新報の記事から紹介します。 県内の現役高校教諭らが高校生の学びを支援する任意団体 『おきなわ学びのネットワーク』をこのほど設立しました。 県外講師を招いた学習会や講演会を開催し、高校生が夢をかなえるための【気付き】に 出会う場を提供するもので、 「沖縄の事を世界で紹介できる人材を輩出したい」などの思いの下、 グローバル人材の育成を中心に取り組む予定です。 ネットワークにはおよそ15人の公立と私立の現役高校教諭が 学校の垣根を越え結集しており、県内の全ての高校生が対象で無料を基本としています。 沖縄には、低学力や経済格差、基地問題など多くの課題がある中、 代表理事を務める興南高校の我喜屋理事長は 「生徒たちがそれぞれの夢をかなえるためには、様々な壁を乗り越えることが必要。 沖縄の子は、県外の子に比べ夢をかなえるすべを知る機会が少ない。 『沖縄の子はみんなの子』という思いでサポートしたい。」 と話しました。 ネットワークでは、単なる受験対策の場ではなく、 多様な学びの場を提供していきたい考えで、今後は教科の拡大や一般向け、教師向けの セミナーも実施していく考えです。
Thu, 25 Dec 2014 13:43:00 +0900
小学2年生の絵本がMOE絵本屋さん大賞に
方言ニュース 2014年12月22日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「第7回MOE(モエ)絵本屋さん大賞」で、 沖縄市立美東(びとう)小学校2年の 安里有生(ゆうき)君の詩を絵本にした 「へいわってすてきだね」が1位に輝き、 このほど、東京都内で行なわれた授賞式で、 安里君と絵を担当した人気絵本作家の 長谷川義史(よしふみ)さんに盾が贈られました。 「MOE絵本屋さん大賞」は、 絵本とキャラクターの雑誌「MOE」が 全国の絵本専門店や書店の児童書担当者にアンケートを行い、 最も支持された新刊絵本30冊を決定し、 ランキング化するものです。 授賞式で安里君は自身の詩を朗読し、 あいさつした長谷川さんは、 「絵本は時代を映すという。 平和への危機感があるから、この本が注目されている」 指摘した上で、 「優しい心から平和が生まれることを 大人も安里君に教えてもらった。 一人でも多くの人にこの本を届けたい」と語りました。 また、授賞式の後、 安里君の母親の真弓さんは、 「すごい作家とともに選ばれてうれしい」と 受賞を喜びました。 安里君の詩は昨年度の 「児童・生徒の平和メッセージ展」の 詩の部門で最優秀作に選ばれました。
Tue, 23 Dec 2014 00:27:22 +0900
アメリカの新聞が琉球諸語(しまくとぅば)に活動を紹介
方言ニュース 12月18日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 アメリカの新聞が琉球諸語(しまくとぅば)に活動を紹介 琉球新報の記事から紹介します。 アメリカの新聞、ワシントン・ポストはこのほど、沖縄で琉球諸語(しまくとぅば)の 普及を目指す活動が活発化していると伝えました。 記事では、琉球諸語の普及は1879年の日本による琉球併合や、 戦後のアメリカ軍統治の歴史を経て、沖縄のアイデンティティーを 再構築するものだと指摘し、観光地としての沖縄の独自性や魅力を 高めるものでもあり、経済的な利点あるとする専門家の声を紹介しました。 また、ポスト紙は琉球諸語についてユネスコから『絶滅危機言語』に認定されていると 説明し、日本による併合以降、沖縄では公的な「標準語」を使うことが求められたこと などの背景を挙げました。 その一方で、戦後はアメリカ軍基地が沖縄に集中することで、県民は日本政府から 差別されてきたと感じ、琉球諸語復興の動きは、「島人のアイデンティティー」と深く 結びついているとの見方を示しました。 さらに、沖縄で琉球諸語を学ぶ若者が 「若い世代がこの文化と言葉を失えば、沖縄は日本という大きな国の単なる一地方に なってしまう」といった思いを抱いていることなども紹介しました。
Thu, 18 Dec 2014 13:12:00 +0900
空手4段の昇段試験に合格、75歳の町田さん
2014年12月16日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 北中城村安谷屋にある 空手の上地流アゲダ女性道場で、 北谷町吉原の町田常子さん(75)歳が 4段の昇段試験に合格しました。 幼少のころから空手を志していた常子さんは、 20代の時に初めて空手道場に 入門を願い出ましたが、 当時、女性への門戸は狭く、断られました。 以来、琉舞に打ち込みつつも 空手に対する思いは募るばかりでしたが、 女性だけの道場があることを知り、 「最後の習い事」と決め、63歳で入門し、 「強くなるより、体を鍛える」を主眼に置き、 稽古に取り組んできました。 常子さんはこれまでの12年間、 水曜日と金曜日に行われる稽古に 欠かさず通い、鍛練を重ねてきましたが、 入門時の年齢もさることながら、 75歳での昇段も極めてまれで、 同門の門弟たちも快挙をたたえています。 常子さんは 「好きでやってきた。 休みたいと思ったことはなかった。 おかげで足腰は今も丈夫。 体力もつき、風邪をひいたこともない。 このまま元気を維持したい」 と話しています。
Tue, 16 Dec 2014 21:09:00 +0900
うるま市の生産品を一冊のギフトカタログに
方言ニュース 2014年12月15日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市内で製造、販売される 多彩な生産品を一冊にまとめた ギフトカタログ「うるまはうまい」が このほど、完成しました。 生産量日本一のモズクや 津堅島のニンジンを使った ロールケーキなどの食品、加工品、 化粧品、衣類、雑貨まで、 豊富な品ぞろえが特徴です。 カタログの制作はうるま市では初めてで、 生産品の認知度不足に加え、 小規模事業者が多いことから、 販路開拓が難しかったことを受け、 市物産観光協会が通販を展開し、 一手に市内の産品を 取り扱うことになりました。 市内を中心に配布し、 年末ギフトから対応を開始しています。 島袋市長は 「社員の多い企業や、市内に誘致した 本土企業にもカタログを配布し、 積極的に産品を売り出してほしい」 と話しました。 カタログの有効期限は来年8月末までで、 市観光物産協会のネット上でも閲覧、 印刷が可能となっています。
Mon, 15 Dec 2014 20:07:22 +0900
写真家 山田みのるさんの写真が東京の美術館に収蔵される事が決定される
方言ニュース 12月11日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1950年代から沖縄の人たちの暮らしを撮影してきた 写真家の山田實(みのる)さん96歳の写真およそ30点が、 東京都写真美術館に収蔵されることが決まりました。 山田さんの作品は、1950年から1975年ごろまでに県内各地で撮影された モノクロの写真で、こどもたちが遊ぶ様子や、釣り具を操る老人、 那覇市内の街並み、地域の祭りなど、生活に密着した作品が中心だということです。 アメリカ軍占領下当時、県外に行くと沖縄の実情が伝わっていないことに気づき、 那覇を始め中北部に出向き、1950年代から各地を撮影したもので、 山田さんは「今、撮っておかなければという思いだった。認めていただきうれしく思う。」 と話し、県写真協会の金城会長は、 「沖縄初ではないか。県内の写真界の重鎮である山田先生の、写真に対するいちずな思いが伝わったのではないか」と語りました。 東京都美術館は改修工事中で、再来年秋にリニューアルオープンする予定ですが、 山田さんの作品展示は、現在は未定だということです。
Thu, 11 Dec 2014 13:11:00 +0900
嘉手納町、町営駐車場を有料化
方言ニュース 2014年12月10日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報ニュースです。 嘉手納町は来年4月から、 町中心部にある町営駐車場3ヶ所を有料化します。 周辺住民や店舗従業員による長時間駐車が多く、 商店の利用客が駐車できないとの苦情を受けたもので、 駐車から2時間までは無料で 2時間を越えると1時間当たり100円を徴収しますが、 商店主の多くから容認の声が上がる一方で、 利用者からは「困る」「なぜ有料なのか」などの 声が上がっています。 3ヶ所の駐車場は、嘉手納ロータリー地区の 再開発事業の一環として来客者向けに整備されたもので、 頻繁に長時間駐車する車には 「警告」と書いた紙をはさむなどして自粛を促していますが、 紙を見て逆上したり、丸めて捨てる人もおり、 効果的な対応には至っていないということです。 町は有料化に会わせ、駐車場に監視カメラを設置しますが、 「最終的にはモラルの問題」としており、 金額や時間設定などは運用状況を見て 柔軟に対応する方針ですが、有料化と監視強化が 駐車場問題解決につながるのか、 そして商店街の活性化につながるのか、 今後の動向が気になるところです。
Wed, 10 Dec 2014 14:02:00 +0900
健康長寿おきなわ実現に向け「節酒カレンダー」作成
2014年12月9日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県健康増進計画 「健康おきなわ21」の推進に向け、 八重山保健所健康推進班は、 飲酒した日と飲酒量をチェックする オリジナルの「節酒カレンダー」を作成し、 およそ600部を保健所窓口で配布しています。 県内男性のアルコール性肝疾患の 死亡率は全国の2倍の状況にある中、 県は「健康長寿おきなわ」の実現に向け、 がん検診や定期健診、肥満解消とともに、 適正飲酒を呼びかけていることから、 推進班では去年10月から11月にかけ、 八重山郡内の6事業所79人の協力を得て、 適正飲酒量を超えた日と適正飲酒量の日、 飲酒しなかった日を色付きのシールで カレンダーに記録してもらいました。 そうしたところ、「飲酒する日が減った」 「どちらかと言えば減った」と答えた人が 41%に当たる合わせて27人に上りました。 推進班の玻名城恭子さんは 「記録していくだけでも飲酒量や 回数が減る人がおり、 カレンダーを配布して節度ある 適度な飲酒量の周知を図り、 適正飲酒を勧めていきたい」 と話していました。
Tue, 09 Dec 2014 21:23:00 +0900
宜野湾トロピカルビーチで親子の写真撮影会
方言ニュース 2014年12月8日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報ニュースです。 神奈川県在住で、アメリカ出身の写真家、 ブルース・オズボーンさん(64)歳の 「親子の撮影会」がこのほど、 宜野湾市のトロピカルビーチで 開かれました。 これは、オズボーンさんが ライフワークにしている「親子」シリーズの一環で、 一般公募の家族などを対象に、 子どもから90代のお年寄りまで、 33組136人が参加し、 ベストショットを収めました。 オズボーンさんは 1980年に来日して以来、 日本の「親子」の絆や一体感に独特の文化を見出し、 これまでに5千組を超える親子の写真を撮影し、 2003年には「親子の日」を提唱した他、 去年はさまざまな角度から親子を 見詰める映画も製作しました。 沖縄での開催は昨年9月に続いて 2回目ですが、オズボーンさんは 「沖縄は日本で一番海がきれいだ。 ハワイのようなファミリーを 大事にする独特の雰囲気がある」 と語っていました。
Mon, 08 Dec 2014 21:13:19 +0900
ソデイカ漁解禁!
方言ニュース 2014年12月3日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 ソデイカ漁が先月に解禁され、 うるま市赤野の石川漁協具志川支所パヤオ漁港には 先月29日、3匹の生きたソデイカが水揚げされました。 沖縄は全国一の漁獲量を誇るソデイカの産地で、 県水産海洋技術センターの職員と漁師らは 刺身、天ぷら、汁物、中華イカなど 「おいしく食べられる」とPRしています。 ソデイカは県全体の漁獲量のうち、 マグロ類に次2番目を誇り、 ことし6月までの昨シーズンの漁獲量は2400トンでした。 全国でも沖縄が半分以上を占めています。 29日に水揚げされたソデイカは漁師の 平川隆さん(35)歳が日帰りで漁に出て 捕ったということで、 生きたままで水揚げするのは珍しく、 イカは勢いよく水しぶきを上げました。 「まだ子どもで小さい方」 と話す平川さんは、今月上旬から、 本格的なイカ漁に出るということです。
Thu, 04 Dec 2014 16:50:00 +0900
ドキュメンタリー映画「隣る人」の上映に向けて
方言ニュース 12月4日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 ドキュメンタリー映画「隣る人」の上映に向けて 琉球新報の記事から紹介します。 児童養護施設の職員や助産師。養護教諭らで作る 「いのちの根っこを育てる会」がドキュメンタリー映画「隣る人(となるひと)」の 上映に向けて準備を進めています。 映画は8年間に渡って埼玉県の児童養護施設「光の子どもの家」に日常に密着し、 子どもたちと育ちを支える大人たちが絆を紡いでいく歩みが描かれており、 親代わりの保育士から愛情を得たいと競う様子や、再び子どもと一緒に、 暮らしたいと施設を訪ねてくる母親の姿なども描かれています。 育てる会は、一人一人の存在の大切さを伝えようと、児童養護施設を中心に 「命の教室」を開催し、命が誕生する仕組みをわかりやすく伝えており、 棚原喜美枝副会長は 「子育ては家族だけが担うと思われがちだが、子どもに真剣に向き合って くれる大人が地域や学校に一人でもいれば、より良い人間関係の中で子供が 育つと思う。」と力を込め、来場を呼び掛けています。 上映は来年1月12日に那覇市首里石嶺町の県総合福祉センターで開かれます。
Thu, 04 Dec 2014 13:31:00 +0900
渡具知さんの思い込め「葬儀と儀礼の意味」出版
2014年12月2日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 仏具店や飲食店などを経営する 名護市の渡具知綾子さん(78)歳が このほど、伝統文化の継承を目的に 著書「葬儀と儀礼の意味(沖縄の根の文化)」 を出版しました。 10年ほど前に「沖縄の年中行事」を発行し、 葬儀の一項目を設けていましたが、 今回は三十三回忌までの沖縄の法事を その意義付けなども記して 1冊にまとめ上げました。 渡具知さんは今帰仁村古宇利島出身で、 50年以上神女を務め、 海神祭などでは豊漁や豊作を願い、 祈りをささげています。 最近は葬儀自体が簡略化されていることもあり、 各家庭でも伝統が失われている傾向があるとして、 渡具知さんは、 「むかしんちゅがされてきた風習や祈りを、 子から孫へ伝え残していきたいと思い、 1冊にした」 と話しました。 本は全てカラーで、118ページあり、 税込み4700円となっています。
Tue, 02 Dec 2014 22:06:00 +0900
米軍従事の日系人が撮影した戦時中写真を入手
方言ニュース 2014年12月1日(火) 琉球新報の記事から紹介します。 担当は糸数昌和さんです。 県平和祈念資料館はこのほど、 沖縄戦でアメリカ軍に従事した日系人が 戦中、終戦直後に沖縄の様子を 撮影した写真およそ300点を 入手しました。 広島出身の祖父を持つ元通訳兵で、 アメリカハワイ州に住む 福本正さん(90)歳が そのほとんどを 個人で撮影し、保管していたもので、 沖縄戦で破壊された那覇や現在の うるま市前原、高江洲とみられる 収容所で余興をしたり、 職業訓練を受けたりする様子が 収められています。 収容所などの戦争体験の証言を調査した 元うるま市史編さん委員の 座間味政光(まさみつ)さん、佐々木末子さんは 余興の写真を確認し、 1945年9月1日に アメリカ軍政府発令による 前原市の誕生と福本さんの証言が 重なることを指摘し、 「写真を見ると舞台裏から観賞する人も 多く、この時期にしては盛大だ。 前原市の誕生を祝い、 催された可能性がある。 見たことのない写真で、貴重だ」 と語りました。 これらの写真の一部は今月6日に 県立博物館・美術館で開かれる シンポジュウムで紹介されます。(了)
Mon, 01 Dec 2014 19:53:00 +0900
県系2世 青空球児さん
方言ニュース 11月27日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 県系2世 青空球児さん 琉球新報の記事から紹介します。 漫才協会会長を務め、お笑いで一世を風靡した漫才コンビの 青空球児好児(あおぞら・きゅうじ・こうじ)さんの球児さん、 父親は伊良部島出身で、横浜市鶴見区で生まれた県系2世です。 沖縄出身者が多く移り住んだ鶴見区。家にも沖縄人が集まったということで、 「三線弾いて歌い、酒は必ず泡盛だけど、売ってないから親戚から甕で取り寄せていた。」 と話します。 怖い存在だという父親の反対を押し切って漫才の世界に飛び込んだ球児さんですが、 テレビ出演の登竜門の新人漫才コンクールで優勝した際には、 会場からひときわ大きく父親と兄の声で『バンザーイ』の声が聞こえました。 以来、人気を博し、海洋博でショーをするなど、沖縄でも舞台にたちますが、 「あの時は義憤を感じた。上役はみな本土の人で、 掃除や下請けの仕事は沖縄人がやっている」と振り返り、 「やっぱり俺のルーツだからつらい。 最近は沖縄の子もたくさん活躍してよくなったのじゃないか」と語りました。 沖縄でもお笑いを目指す若者が多い中、球児さんは 「厳しい世界だから、頑張れとは言いにくい。 でも、一生懸命やってほしい。」と話しました。
Thu, 27 Nov 2014 13:11:00 +0900
女性を取り上げるカレンダーに故・宮里悦さんを紹介
2014年11月25日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 先駆的な女性やフェミニストたちを 取り上げるカレンダー 「姉妹たちよ・女の暦」 に、県婦人連合会会長を務め、 女性の権利回復などに尽力した 故・宮里悦さんが取り上げられています。 宮里さんは1905年、大宜味村に生まれ、 日本復帰の円ドル変換で混乱する中、 庶民を直撃する値上げに反対したほか、 無国籍児のための国際法改正や、 伝統芸能を通しての地域復興など、 多くの活動の中心となりました。 また、 「婦人が立ち上がってこそ、 沖縄も復興する」 を合言葉に、女性たちをまとめ上げ、 1994年に88歳で亡くなりました。 宮里さんの写真、経歴とともに、 「イナグや平和のサチバイ (女は平和の先駆け)」 との言葉も紹介されているカレンダー。 県内関連では2008年に、 「基地・軍隊を許さない 行動する女たちの会」 が取り上げられていますが、 来年は宮里さんのほか、 吉本興業創業者の吉本せいやさんや、 アーティストのオノ・ヨーコさんらが 紹介されています。
Tue, 25 Nov 2014 21:34:00 +0900
沖縄古民家ごーやー荘 海外客に人気
方言ニュース 2014年11月24日(月)放送分 担当は糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 築40年で、 瓦屋根の沖縄古民家を そのまま民宿として提供している ごーやー荘が アジア、ヨーロッパからの客でにぎわっています。 古民家は5つに仕切られ、定員は13人で、 トートーメーを祭る仏壇もあり、 昔ながらの風情を残しています。 シャワーはありますが、 入浴は近隣の銭湯を案内し、 素泊まりのため、 チンビンなどの軽食は出るものの、 食事も近くのパークアベニューにある 食堂などに誘導しています。 野下(のした)秀(ひで)広(ひろ)代表は 「街からも恩恵を受けているので、 共存を図る上でも町を案内している。 街の散策を通して、歴史、文化も 感じてももらえれば」と話し、 県外に加えて、 海外客からの人気の理由については 「沖縄の風土に触れたい人が 増えているのでは」 と語りました。 また、庭ではバーベキューが楽しめ、 バーカウンターではほろ酔い気分も味わえることから、 野下代表は 「地元の人も入って交流しながら 楽しめる場もつくれたらと考えている」 と話し、 今後の構想も描いています。
Tue, 25 Nov 2014 13:37:08 +0900
岐阜桜の会、浦添にヒカンザクラ植樹
方言ニュース2014年11月21日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国内外で桜を植える活動を行っている「岐阜桜の会」がこのほど、 浦添市運動公園内にヒカンザクラの苗木およそ50本を植樹しました。 「岐阜桜の会」が沖縄で植樹を行ったのは初めてで、 岐阜から訪れた45人の会員が一本一本丁寧に植えこみ、 満開を迎えるころの再訪を約束しました。 桜の植樹は浦添ロータリークラブと合同で行われたもので、 ロータリークラブの会員や松本市長をはじめ、 市の職員も参加しました。 「岐阜桜の会」は国内だけでなく、 世界24か国、36都市でも桜の植樹を行っており、 川島会長は 「友好と平和をテーマに桜を植える活動をしている。 平和という点では沖縄での植樹は深い意味を持つ」 と語り、 「岐阜からしょっちゅう来て管理するわけにはいかないので、 沖縄の皆さんに愛情を注いでもらい、 花を咲かせてもらいたい」 と語りました。 これに対し、松本市長は、 「ヤクルトスワローズの浦添キャンプの時期に合わせて花見を楽しめる。 その時には泡盛を用意して、皆さんを歓迎する」 と語りました。
Fri, 21 Nov 2014 16:48:00 +0900
勉強会 “第3回 伊江島を巡る” が開かれる
方言ニュース 11月20日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 勉強会 “第3回 伊江島を巡る” が開かれる 琉球新報の記事から紹介します。 伊江村の歴史や現状を深く学ぶための勉強会 『第3回伊江島を巡る』がこのほど開かれました。 村内のわびあいの里が民泊受け入れ民家にも役立ててもらおうと開いたもので、 伊江島考察史の現代語訳に携わり、那覇市歴史博物館古文書解読員の 川島淳さんが講師を務め、「伊江島ミステリーツアー」と題し、戦跡や歌碑、 水にまつわる土地など13カ所を巡りました。 このうち、戦争遺跡として当時のまま残されている公益質屋跡では、 戦後小学1、2年生がこの場所で勉強したとの説明があり、 参加者の一人が 「“青空教室”としてここで学んだ。民泊の生徒を案内する時、 『おばぁはここで勉強したよ』と話している。」と証言しました。 また、戦前のかやぶき屋根の民家が復元されたアハンニフムイ(赤嶺小堀)では、 偶然にも住民の78歳の男性にも出会い、 「この場所は池だった。牛も豚も人もみんな泳いだ。」 などの証言を聞きました。 民泊を受け入れている安里正春さん(76歳)は、 「新しい発見があり、大変勉強になった。村史を見直し、学んだこと生かしたい。」 と話していました。
Thu, 20 Nov 2014 13:12:00 +0900
中城新港内の転覆事故でアーサ大打撃
方言ニュース 2014年11月19日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 今月15日に中城新港内で パナマ船籍の貨物船と日本国籍の土砂採取船が衝突し、 採取船が転覆した事故で、 採取船から流出した燃料油が沖縄市泡瀬の沿岸部に漂着し、 一帯のアーサ養殖場に被害を与えていることがおとといまでに分かりました。 沖縄市漁業協同組合によりますと、 被害範囲は沿岸部300メートルに及ぶということです。 組合は中城海上保安部の協力を得て、 漂着油の回収作業や被害の状況把握を急いでいます。 組合によりますと、 一帯でアーサ養殖に取り組む漁業従事者は4人ですが、 来年2月から3月にかけて収穫を予定していたアーサの98%に被害が出ており、 来年の収穫は不可能ということです。 また、転覆船が位置する新港埠頭の南東およそ1キロ付近では、 海上保安部が船体を囲むようにオイルフェンスを設置し、 半径150メートル以内での一般船舶の航行を禁止していますが、 一帯は刺し網漁の漁場でもあり、 漁業従事者は操業ができなくなっています。 沖縄市漁業協同組合の池田博組合長は 「油の回収作業を進め、護岸の回復を図りたい。 被害が出た組合員のためにも補償を求めることも検討したい」 と話しました。
Wed, 19 Nov 2014 13:31:00 +0900
渋滞の中、子猫救出。招き猫になって
2014年11月18日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 車の往来の激しい浦添市の 国道58号勢理客交差点でこのほど、 信号待ちをしていたミニバンの下に 体長20センチほどの子猫が入り込み、 周囲の人や消防隊に 無事救出される一幕がありました。 豊見城市の赤嶺秀夫さん(58)歳が 信号が変わって車を発進させようとしたところ、 子猫が車のタイヤの前に 座り込んでいるのを発見し、 隣りのトラックの運転手が飛び降り、 赤嶺さんに知らせました。 赤嶺さんたちがのぞき込むと、 子猫はタイヤ裏に逃げ込みました。 交通量の多い交差点の真ん中のため、 通報を受けた消防隊が 細心の注意を払いながら ミニバンを安全な場所に移動し、 子猫は爪を立てて車にしがみついていましたが、 隊員が車の下に潜り込み、 5分ほどで救出されました。 障がい者支援施設の代表を務める赤嶺さんは 「何かのご縁。 招き猫になってくれるかも。 利用者がかわいがっていた 近所の猫がいなくなったところで、 みんな喜ぶと思う」 と笑顔で引き取り、命拾いした猫は、 偶然巡り合った飼い主に 迎えられることになりました。
Tue, 18 Nov 2014 20:52:00 +0900
いいお産の日にあわせたイベント開催
方言ニュース 2014年11月17日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 11月3日に語呂合わせをした 「いいお産の日」イベントがこの日、 久米島町の子育て支援施設 「にじの広場」で開かれました。 島には産婦人科がいないため、 町民は島外での出産を余儀なくされたことから、 安心して妊娠・出産できる島を目指して 初めて開かれたもので、 出産や育児に関する展示コーナー、 赤ちゃん抱っこ体験コーナーが設けられ、 親子連れや妊婦80人が訪れました。 また、「島で生み育てる」と題し、 助産師や妊婦、子育て中の家族らが、 妊娠中や出産時の悩み、 体験談を話し合う座談会が行なわれ、 参加者から、妊娠期間中の過ごし方、 出産のために島を離れたときの体験、 出産する病院の決め方などについて 活発な意見が出されました。 助産師の湯本律子さんは 「出産に関する島の状況を知って 家族で話し合うことは重要。 地域や家族で助け合えるのは島ならでは。 島で子育てをしやすい環境をつくっていきたい」と話し、 にじの広場代表の與座泉さんは 「命について、 命の大切さについて考える 貴重な時間になれば」と語りました。
Tue, 18 Nov 2014 12:48:07 +0900
嘉手志川の環境保全を考える
方言ニュース2014年11月14日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 豊な水をたたえ、 住民の憩いの場所である糸満市大里の 嘉手(かで)志(し)川(がー)の環境を守ろうと、 「第3回あるものさがし~嘉手志川をきれいにしよう」がこのほど、 糸満市の大里公民館で開かれ、 参加した子どもから大人までの区民およそ20人が、 嘉手志川の利活用や保全について考え、 安全な利用や美化を促す看板を製作しました。 「安全で楽しく遊ぶためのルール」と題し、区民らは 「滑りやすいので走らない」、 「魚、エビ、カニはとらない」、 「ごみは各自で持ち帰ろう」など、 6つのルールを看板に書き、内容をわかりやすくするため、 子どもたちはそれぞれのルールに合ったイラストを描きました。 出来上がった看板は、今月23日に実施する区の美化作業で、 嘉手志川周辺に立てる予定です。 高嶺小学校2年の金城琉衣(きんじょう・るい)さんは 「魚がいっぱいいて、友達と会えるから、 嘉手志川でよく遊ぶ。でも、水の中に ガラスや棒が落ちているから、はだしだと危ない」と笑顔で話し、 「ごみをなくしてきれいな大里にしたいな」と意気込んでいました。
Fri, 14 Nov 2014 18:47:00 +0900
認知症患者の家族を対象とした「ゆくりカフェ」を開設
方言ニュース 11月13日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 認知症患者の家族を対象とした「ゆくりカフェ」を開設 琉球新報の記事から紹介します。 認知症患者を介護する家族がカフェで気軽に休息を取れるよう、 与那原町はこのほど、認知症患者の家族を対象とした「ゆくりカフェ」を開設しました。 町が業務委託した「コミュニティカフェよなくる」を無料で利用できるもので、 日常生活に若干の支障を来たすとされる、日常生活自立度がⅡa以上の 認知症患者を家族に持つ町内在住者が対象となります。 希望者は町福祉課窓口で申請すれば、よなくるを無料で利用できるチケットを 受け取ることができます。利用回数は月3回程度を想定しており、 コーヒーや紅茶が自由に飲める他、認知症に関する資料や書籍などが閲覧できます。 よなくるの浦崎酉香(うらさき・ゆうか)代表は 「一息ついて、自分のために時間を使うことが家族のためにもなる。 自分自身を取り戻すきっかけにしてほしい。」と呼びかけ、 福祉課の宮城きよみ課長は 「認知症患者の家族同士が顔見知りになり自然と家族会がつくられるような環境になれば」 と期待しています。
Thu, 13 Nov 2014 14:29:00 +0900
八重瀬町で連続3件の不審火
方言ニュース 2014年11月12日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 おととい昼過ぎ、八重瀬町で3件の火災が 相次いで発生しました。 いずれも火の気のない場所で、警察と消防では 放火の可能性も含めて3件の関連性や火災原因を調べています。 おととい午後0時58分ごろ、 八重瀬町屋宜原の屋宜原団地裏手の空き地が燃えていると 119番通報がありました。 空き地の所有者が午前11時40分ごろまで 近くにいたため、それから通報時間までの間に 発生したとみられます。 午後1時26分ごろにはこの火災現場から 車で5分弱の距離にあるサトウキビ畑で火災が発生し、 畑に隣接する機材置き場の地面には 黒く焦げたような跡が残っていましたが、 現場には燃えるような物はなかったということです。 また、この火災を調べていた際、 近くの友寄児童館そばの公園でも 不審火が発生していたとの連絡を受け、 警察が消防に通報しました。 警察が調べたところ、公園の一角におかれていた 枯れ葉入りのごみ袋が半焼していました。 不審火のあったキビ畑の近くに住む49歳の女性は 「お昼ごろ、畑のほうから白い煙が立ち上るのを見た。 風も強かったし、住宅地の中なので、 不審火だとしたら怖い」と心配そうに話していました。
Wed, 12 Nov 2014 13:25:00 +0900
基地問題を考える雑誌「ピクニック」を発行
2014年11月11日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 本部町営市場のテナントの店主らが、 基地の存在を身近に考えてもらおうと 発行している雑誌「ピクニック」の 第2号がこのほど、完成しました。 今回は、知事選で1票を投じる行動に つなげてほしいと、名護市辺野古や 東村高江をテーマの一つに据え、 基地問題で揺れている地域の様子を 漫画を交え、分かりやすく解説しているもので、 雑誌編集については素人とも言える 市民らが集い、一冊に仕上げました。 市場内でコーヒー店を営む 知念沙織さん(34)歳は 「基地問題は重要な選挙の争点。 基地の存在を知り、学び、 自らの未来を重ね合わせ、 今後の沖縄像をイメージしてほしい。 賛否さまざまだと思うが、 自分の考えを表す手立てとして 投票してほしい」 と話しています。 雑誌ピクニックは1冊200円で、 本部町営市場内で販売されている他、 那覇市のジュンク堂書店でも 取り扱っています。
Tue, 11 Nov 2014 21:21:00 +0900
南風原中学校の生徒 南風原壕を来場者に案内
方言ニュース 2014年11月10日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 南風原中学校の1年生18人がこのほど、 沖縄陸軍病院南風原壕軍20号を訪れた 来場者を案内し、 当時の状況について説明しました。 生徒らは、 町内の伝統文化や特色を学んでいる 体験学習で、 平和ガイド養成コースを選択しているもので、 この日は、全長70メートルの壕を 20分程度案内し、 沖縄戦で 南風原住民の4割が命を失ったこと、 多くの負傷者が壕内に運ばれた 悲惨な状況などを伝えました。 生徒らは、南風原文化センターの 学芸員の案内で、 町内の史跡めぐりなどを通して 知識を学んだということで、 生徒の案内で壕内を見学した 玉那覇直美さん(47歳)は、 「子どもたちが戦争や平和に関心を示し、 自分たちから学ぼうという姿勢が感じられた。 良い取り組みだと思うので、 続けていってほしい」と語り、 生徒の1人の上間かれんさんは 「戦争体験者が少なくなっており、 戦争遺跡を通して平和を 伝えていくことの大切さを感じた」 と話していました。
Mon, 10 Nov 2014 20:34:53 +0900
医学博士 藤井さんが沖縄で講演会を開催
方言ニュース 11月6日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 医学博士 藤井さんが 沖縄で講演会を開催 琉球新報の記事から紹介します。 「海綿状血管腫(かいめんじょうけっかんしゅ)」という顔に腫瘍ができる病気を 2歳の時に発症し、人と異なる容貌からいじめられた経験を持つ医学博士で、 東京在住の藤井輝明(ふじい・てるあき)さんがこのほど、 国頭村の辺土名(へんとな)小学校で「今を生きる」をテーマに講演しました。 幼少期からいじめや差別を経験してきた藤井さんは 「小さいころから私をいじめてきた3人組が大人になってテレビを私の事を知り、「 驚いて謝罪に来てくれた。大人になってもいじめた方は苦しく思っていた。 いじめは絶対にあってはいけない。」と強調しました。 また、ハンディがあったことで、本や写真集を出版し全国各地で講演をできると話し、 「自分のハンディを苦にしていない。むしろ特典であって、ありがたく思っている。」 と述べました。 藤井さんは全国の学校やハンセン病療養施設などで講演してますが、 講演するきっかけとなったのは、藤井さんが熊本大学に赴任中、 隣の研究室だった読谷村出身の田島朝信(ちょうしん)先生に沖縄での講演を 勧められたことだったということで、藤井さんは 「沖縄各地で今後も講演したい」と意欲を示しています。
Thu, 06 Nov 2014 13:35:00 +0900
沖縄気象台が新しい警報・注意報の発表基準設定
方言ニュース 2014年11月5日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 沖縄気象台はこのほど、 雪や低温に関する警報・注意報を見直し、 沖縄地方に低温注意報と霜注意報の発表基準を設けました。 先月9日から運用しています。 ことし2月、関東甲信地方に降った大雪で、 想定されていなかった場所に雪が積もったことを受け、 気象庁が想定外の事態に備えるため、 全国的に雪や低温に関する警報・注意報を 一斉に見直したことによるもので、 農作物や動物などに著しい被害が予想される場合に出されます。 大東島地方を除く県内全域での発表基準は 最低気温5度以下、大東島地方は3度以下となっています。 大東島地方では過去に3・5度まで 気温が下がった時にも被害が確認されなかったとして、 注意報の発表基準を他の地域より低い3度以下としました。 県内では1963年、 最低気温2・9度を観測した久米島などで霜が観測され、 農作物のみならず、家畜や動物園の象などが凍死し、 宜野湾市で1月の死亡者数が例年より多かったことから、 人体にも影響が出た可能性があるということですが、 気象台では検討できる低温や霜の事例が少ないことから、 今後は運用しながら見直し作業を続けるということです。
Wed, 05 Nov 2014 13:31:00 +0900
今帰仁村で「男の料理教室」開催
2014年11月4日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 健康長寿体験滞在型観光の 促進事業を進めている今帰仁村は、 沖縄の伝統野菜や 村の特化した農産物を使った レシピ開発に取り組んでおり、 地域の健康づくり、 おもてなし献立作りの一助にと、 6回の料理教室を開催しています。 このうち、男性にも 料理作りに参加してもらおうと、 このほど、村保健センターで 「男の料理教室」 が開かれました。 料理教室では オクラを使ったネリとろ丼や、 ナーベラーチャンプルー、 焼きサバずし、サバ飯の 4品の料理を学びましたが、 参加した6人は不慣れな様子だったものの、 会話を弾ませながら、料理を作り終え、 笑顔で試食しました。 参加した大城副村長は 「全品、大変おいしく満足だった。 早く家でも作ってみたい」 と笑顔で話し、 担当で、保健センターの 松田愛さんは 「とっても楽しそうだった。 妻よりおいしい自慢のレシピの 一品に加えてほしい」 と家庭での料理作りを勧めていました。
Tue, 04 Nov 2014 20:43:00 +0900
人口尾びれのバンドウイルカ「フジ」が亡くなる
2014年11月3日(月)放送分 担当は糸数昌和先生です。 琉球新報ニュースです。 海洋博公園管理センターは昨日、 人工尾びれのバンドウイルカ 「フジ」が死んだと発表しました。 フジは雌で、推定年齢は45歳。 国内では2番目に長く 飼育されたイルカでしたが、 今月1日に死んだことが確認されました。 海洋博公園管理センターによると 10月初旬から食欲が低下し 呼吸や遊泳が不安定になるなど、 体調不良の状態が 続いていたということです。 フジは2002年に病気によって 尾びれの75パーセントを失いましたが、 国内タイヤメーカーのブリジストンの 協力によって開発された 人工尾びれによって 泳ぐ体力を取り戻しました。 その姿が話題を呼び、映画化されるなど 国内でも有名な人工尾びれのイルカとして 親しまれました。 海洋博公園管理センターの 亀井良昭(よしあき)公園管理部長は 「非常に残念だ。でもフジは我々に いろいろなことを残してくれた」と話し、 今後はフジ飼育の軌跡などをまとめた パネル展を開催する予定だということです。
Tue, 04 Nov 2014 10:38:17 +0900
バイクで全都道府県3万キロ走破 達成する
方言ニュース 10月30日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 バイクで全都道府県3万キロ走破 達成する 琉球新報の記事から紹介します。 石垣市新川出身で、北海道新得町(しんとくちょう)在住の 伊藤典子さんの次男の紘(こう)太(た)さん(24)歳がこのほど、 バイクで全都道府県3万キロ走破を達成しました。 紘太さんは2011年3月、北海道の短大を卒業後、翌月から2年間、 石垣市内の保育園に保育士として勤務しましたが、 短大卒業後、すぐ就職したため、 「社会人としての常識もまだ身に付いていないのに 子どもたちと向き合ってよいのだろうか」という思いを抱え、 「人間的な魅力を身に付けてから また子どもたちの前に立ちたい」と決意し、 2013年4月に全国を回る旅に出発し、 およそ1年半かけ、自身の誕生日でもある今月10月14日に 3万キロ走破を達成しました。 道中、後ろから車に追突されたり、 宮城県女川町(おながわちょう)では住民に震災当時や その後のことを教えてもらったという紘太さん。 「まだ旅は終わっていない。北海道に戻ったら、旅行記を作りたい」 と目を輝かせ、母親の典子さんは 「何かあった時には私の母が言っていた『命どぅ宝』という言葉を送っていた。 自分の宝をどれだけ得られたのかを 聞くのが今から楽しみです」と語っていました。
Thu, 30 Oct 2014 13:13:00 +0900
国頭村が舞台の映画を制作
2014年10月28日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国頭村が舞台となる 地域発信型映画の 制作発表会見がこのほど、 村役場で行われました。 映画は県出身のお笑いコンビ 「ガレッジセール」のゴリさんが 監督を務めるもので、 来年3月に開催予定の 第7回沖縄国際映画祭に出品されます。 映画は、ヤンバルクイナの 保護活動に関わる少年が主人公で、 ヤンバルクイナの保護活動に務める 少年たちが密猟者から クイナを守るという物語です。 作品名はまだ決まっていません。 会見で、ゴリさんは 「国頭の豊かな自然を生かしている。 完成を楽しみにして」 と意気込み、 「ジーンとするところもあり、 笑いもある」 と紹介しました。 また、主人公役の 普久原一生(いっせい)君(11)歳は 「映画は初めて。緊張したけど、 みんなと話したらちゃんとできる」 と笑顔で語りました。 会見に出席した国頭村の宮城村長は 「村の最大テーマは豊かな自然。 国頭の魅力を県外の人にも 知ってほしい」 と期待していました。
Tue, 28 Oct 2014 20:15:00 +0900
南城市大里の児童養護施設の卒業生らが恩返し
方言ニュース 2014年10月27日(月)放送分 琉球新報の記事から紹介します。 育ててくれた施設に恩返しをしようと、 南城市大里の 児童養護施設「島添(しまぞえ)の丘」の卒園生らが このほど、「島添の丘」を訪れ、 にぎりずしやちらしずし、 魚のあら汁などを手作りし、 およそ80人の在園生や 職員に振る舞いました。 現在は宮古島市の居酒屋で働く 與儀一(かず)信(あき)さん(33)歳を中心に、 卒園生らが呼び掛け合って実現したもので、 伊良部島で水揚げされたばかりの 新鮮なマグロ1匹や カツオ3匹合わせて20キロに加えて、 3升の米など、 食材は全て卒園生らが持ち込みました。 学校から帰った子どもたちは、 與儀さんらが料理を仕込んでいるのを のぞき込み、「いいにおい、おいしそう」と目を輝かせ、 すしを食べた高校1年生の女の子は 「みんなすしが大好き。うれしかったし、 おいしかった」と大変満足した様子で、 「先輩たちのように、卒園後は自分たちも 施設にボランティアができたら」と語りました。 與儀さんは「楽しかった。 子どもたちを喜ばせることが できて満足した」 と笑顔で話していました。
Mon, 27 Oct 2014 19:15:55 +0900
浦添市長、小学生に職業講話
方言ニュース2014年10月24日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市立宮城小学校でこのほど、 働く大人から職業や生き方についての話を聞く「職業人講話」が開かれ、 浦添市の松本市長が講師に招かれました。 地域の大人との触れ合いを通じて 将来のイメージを育てるという機会が薄れる中、 子ども達が職業観を身に付けるための場を設けようと、 6年生を対象にした講話を隔週で実施しているもので、 宮城小のPTA会長を務めたこともある松本市長は、 児童とすっかり打ち解けた様子で、 「将来、市長になりたい人」との問いかけに1人しか手が挙がらず、 がっくりきた様子でしたが、それでも 「男の市長はいっぱいいるから、 女性の市長をつくらないといけない。 女の子たち頑張って」 と呼び掛けました。 また、松本市長は 「仕事はお金を集めること。 お金を集めることは『ありがとう』をたくさん集めることだ」 と語り、 「誰かの笑顔や幸せのために行動すると、 自然と『ありがとう』が集まってくる。 ありがとうを集めることは小学生でもできるので、 練習してください。」 と語りかけていました。
Fri, 24 Oct 2014 18:35:00 +0900
しまくとぅばを学ぶ講座『ふぁーふぁ』立ち上げ
方言ニュース 10月23日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 しまくとぅばを学ぶ講座『ふぁーふぁ』立ち上げ 琉球新報の記事から紹介します。 仕事で市民と接する名護市役所の女性職員7人が、 しまくとぅばを学ぶ講座『ふぁーふぁ』を立ち上げ、 このほど開かれた第1回の講座では、基礎的な言葉から学び始めました。 職員らは日ごろの業務や地域行事に参加する中、 しまくとぅばが理解できず困った体験があったことから、 この機会に基礎から学び、会話の中で少しずつ使えることを目標としており、 名護市出身でNPO法人県うちなぁぐち会副理事長の上原仁吉(じんきち)さんが 講師となり、職員らに数や体の部位などの言葉を教えました。 上原さんは「沖縄が、かつては琉球王国だったことを意識することが大事」と 学ぶ心構えから説明を始め、うちなーぐちの発音は日本語と違う「3母音」であることや、 地域によってはp音(パ)、F音(ファ)、H音(ハ)と異なる発音があると述べました。 これを踏まえた上で、職員らは家族や日付、体の部位などおよそ130の単語を 音読しながら学びました。 上原さんは「中年層でもうちなーぐちをわからなくなる人が多い。 若い世代が学ぶことで、話せる世代をつないでほしい」と期待していました。
Thu, 23 Oct 2014 13:13:00 +0900
斎場御嶽でマナー守らない人が増加
方言ニュース 2014年10月22日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 琉球王国最大の聖地とされ、 近年はパワースポットとしても人気も高まり、 連日にぎわう斎場御嶽ですが、 その一方で、触れてはいけない香炉や壷に触れたり、 聖地にふさわしくない服装で訪れるなど、 マナーを守らない来場者が目立っています。 御嶽内で巡回・案内をおこなう 「南城市ガイド・アマミキヨ浪漫の会」の 屋比久一男さんは先月、 巨岩が重なる三庫内に置かれた香炉の一つが 大きく欠けているのに気付いたということで、 「触れるのはご遠慮くださいと書かれた立て札が すぐ横にあるにもかかわらず、香炉の上に乗り、 久高島の写真を撮る人も多い」と指摘し、 「香炉がひっくり返っているのをよく見かけ、 そのたびに元に戻していたが、 まさか欠けるとは」と困惑しています。 さらに、神聖な場所にもかかわらず、 水着に上着を羽織っただけの格好や ピンヒールを履いて来る人もいるということで、 南城市観光協会は 「市は斎場御嶽を観光地ではなく あくまで聖地として位置づけている。 来場者の理解や協力がないと環境を維持できない。 今後もマナーの徹底や強化を図りたい」としています。
Wed, 22 Oct 2014 13:34:00 +0900
沖縄式の結婚式を紹介『東京でにーびちさびたん』
2014年10月21日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 東京で沖縄式の結婚式に 親しんでもらおうと、 「東京沖縄フェス 東京でにーびちさびたん」 がこのほど、東京都港区東新橋の アーキテクトカフェ汐留(しおどめ)で 開かれました。 このイベントは、 イベントチーム「ハニーマフィア」などが、 ガイドブックでは知ることはできない沖縄の文化を 東京でも知ってもらおうと企画したもので、 今後結婚を控える若者世代を中心に およそ300人が集まりました。 イベントでは、夫婦役を務めた参加者が 琉装を着て会場に登場すると、 来場者は拍手で迎え入れ、 歌って踊れる沖縄式の 結婚式を楽しみました。 また、県出身のお笑い芸人やアーティーストが 「余興」で式を盛り上げました。 イベントの中心となった 池田奈都子(なつこ)さん(34)歳は 「同世代の女性に結婚に向けた 参考にしてほしいと企画した。 沖縄の人の県民性を感じさせることができる イベントになった」 と語っていました。
Tue, 21 Oct 2014 20:43:00 +0900
しまくとぅばをまとめた本が話題
方言ニュース 10月16日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 しまくとぅばをまとめた本が話題 琉球新報の記事から紹介します。 南城市佐敷字津波古在住の上原武雄さん(74歳)が、 12年かけて生まれ育った地域の主要方言およそ2400語をまとめた本 『わたしのしまくとぅば』が地域で今、話題になっています。 上原さんは日ごろから、家族や地域の人としまくとぅばで会話を交わしてきましたが、 祖母や母が亡くなり、何気なく使っていた言葉が生活の一部で、重要さを痛感しました。 それ以来、日常の出来事や会話など、日々の生活をしまくとぅばで記録し、 積み重ねてきたノートを読み返していくうち、地域の文化であるしまくとぅばを 残していきたいと、本にまとめました。 本は自費出版で非売品ですが、しまくとぅばに標準語で使い方を説明し、 類似語や反対語を入れると掲載している言葉は数千語にも上ります。 上原さんは5年ほど前から難病を患い、意思を伝える際には筆談によりますが、 本の前書きには 「言葉を通して、昔の人々の生活や社会を知ることができる。 沖縄の歴史、文化の観点から、しまくとぅばをなくすわけにはいかない。 使う事は郷土愛にもつながる」と記しています。
Thu, 16 Oct 2014 13:32:00 +0900
区内放送で児童が音読、30年以上続く
方言ニュース 2014年10月15日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 宜野座村の宜野座、惣慶、漢那の 三つの区では、区内放送のスピーカーで 児童が音読する「夕読み放送」が盛んです。 午後5時頃、 「こんばんは。夕読み放送の時間です」と、 夕焼け空の集落に子どもの元気な声が響き渡り、 人前で堂々と話すことができるようにと 始めた活動は「ないと寂しい」という声もあるほど、 なじんでいるということです。 このうち、惣慶区は30年以上 途切れることなく続いており、 平日の午後3時から5時頃までの間、 小学1年から6年の児童が 国語の教科書を中心に音読します。 去る9日は上地舞姫瑠さんと 仲栄真みるりさんら5人が 放送室のマイクの前に立ちましたが、 仲栄真さんは「みんなに聞かれるから 緊張する」と恥ずかしそうに話し、 上地さんは 「漢字の読みが苦手だから頑張りたい」と 意気込んでいました。 また、漢那区は漢那小学校を中心に およそ20年続いており、 2007年に一時休止したものの、 「子どもたちの声を聞きたい」との地域の声が強く、 去年、6年ぶりに復活しました。 仲本仁区長は 「人前で話せるようになることは必要。 継続は力なりでこれからも続けていきたい」と話しています。
Wed, 15 Oct 2014 13:22:00 +0900
深夜徘徊防止へ、高校生のデザイン採用
2014年10月14日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 青少年の深夜徘徊防止を 呼び掛けるのぼりがこのほど完成し、 那覇高校2年の 諸見田菜智(しょみたなち)さんの デザインが採用されました。 のぼりは今後、県内の高校や 特別支援学校などに配布し、 活用されます。 県などがこのほど開催した 「沖縄深夜徘徊防止フォーラム」で 会場に設置するのぼりのデザインを 募集していたもので、 深夜徘徊防止ののぼりを作ったのは 今回が初めてです。 満天の星の下、窓から温かな光が ほんのり輝く家を淡いタッチで描き、 中央には 「あなたの『ただいま。』を 待っています。」 と直筆の標語を添えています。 美術部の副部長を務める諸見田さんは 「家で明かりをつけて待っている 家族の様子を表現した。 家族のためのこちらから 『ただいま』と言って帰る 大切さを込めた」 と話しました。諸見田さん自身、 帰りが遅くなってしまう時には 父から心配の電話が よくかかってくるということで、 各学校にのぼりが配布されることに 少し照れながら 「美術に限らず書道や漢検など たくさん賞を取りたい」 と目標を話しました。
Tue, 14 Oct 2014 20:15:00 +0900
恩納村仲泊で4年に1度の豊年祭「女あしび」開催
方言ニュース 2014年10月13日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 恩納村仲泊(なかどまり)でこのほど、 演舞全てを区の女性だけで行なう 豊年祭「女(いなぐ)あしび」が開かれ、 女性たちが多彩に演じる踊りや歌劇に、 多くの観客たちが集まり、 秋の夜長を楽しんでいました。 女あしびは、 4年に1度開かれる区の伝統の行事で、 3日間のウスデーク最終日に合わせて行われます。 ウスデークでは、 およそ40人の熟年・高齢の女性たちが 紺地の着物をまとい、 赤い鉢巻を頭に巻いて、 扇子や四つ竹を手に輪になって踊り、 歴史ある踊りに大きな拍手が送られました。 また、舞台では、男性役を りりしく舞い上げた「下り口説(くだいくどぅち)」や 仲泊独特の歌劇「カンカンパチパチ」など、 15演目が披露され、 「かぎやで風」や「まみどーま」などでは 小中学生も参加しました。 恩納村の伝統行事に詳しい 大城英喜(ひでき)さん(77歳)は 「ウスデークの歌詞は恩納ナビーの作品を はじめ琉歌でつづられており、昔は12番あったが、今は11番まで歌っている」と話し、 金城婦人会長は 「仲泊は伝統のある地区。誇りを持ってほしい」と話していました。
Mon, 13 Oct 2014 19:54:59 +0900
沖縄音楽の祭典が大阪で開催
方言ニュース2014年10月10日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄音楽の祭典「琉球フェスティバル2014」が今月5日、 大阪市の大阪城音楽堂で開催されました。 1995年から始まり、20回目の節目となったフェスティバルに 11組が出演しました。 時折雨も降る中、主催者発表でおよそ1600人が熱狂し、 大阪に沖縄の音楽が鳴り響きました。 京都を中心に活動するエイサー団体「京都琉球ゆう遊会」の 壮観な演舞で幕をあけました。 下地勇さんは新良幸人さんと共演し、力強い歌声を披露。 第1回からフェスティバルを支えてきた 知名定男さん、大城美佐子さん、徳原清文さんの共演も会場を沸かせました。 その後もネーネーズやりんけんバンドの歌声や歌三線、太鼓などもフェスティバルを盛り上げ、 フィナーレでは「唐船ドーイ」に合わせ、 出演者と会場が一体でカチャーシーを踊りました。
Fri, 10 Oct 2014 15:18:00 +0900
「東京 島の輪通信」が発足される
方言ニュース 10月9日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 「東京 島の輪通信」が発足される 琉球新報の記事から紹介します。 首都圏の沖縄料理店をつなげ、沖縄観光や物産などの情報発信を図ろうと、 料理店と食材卸、PR会社などが組んだ「東京 島の輪通信」がこのほど、発足しました。 島の輪通信は沖縄料理店の来店者への沖縄情報の発信、料理店への誘客と 沖縄ミュージシャンの料理店でのライブ活動支援を3本柱にしており、 東京23区内の48店など、52店舗が参加しています。 参加店には沖縄市出身のイラストレーター、 Pokke104(ポッケいちまるよん)さんのロゴを掲げ、認知度を高める他、 沖縄観光コンベンションビューローは料理店のネットワークを使った市場調査や、 観光PRなどを検討するということです。 島の輪通信では、将来は沖縄物産を使った料理店向けの商品開発なども手掛けたい ということで、島の輪通信実行委員会で沖縄食材卸の会社を経営する宇良良樹さんらは、 「首都圏で沖縄情報を発信する媒体がない中で、沖縄ファンの集まる 料理店をネットワーク化することで効率よく情報発信していきたい。」 と話しています。
Thu, 09 Oct 2014 13:21:00 +0900
赤い羽根募金協力と住宅火災警報器設置呼びかけ
方言ニュース 2014年10月8日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 赤い羽根共同募金が今月1日から始まり、 沖縄市の出発式が市役所前で行われ、 桑江朝千夫(さちお)市長やFC琉球の選手、 ご当地キャラのエイ坊やサーちゃんらが 先頭に立ち、市民に協力を呼びかけました。 出発式では冒頭、胡屋保育園の園児らが太鼓の音色を響かせ、 募金活動の開始を告げ、 市共同募金会の名嘉隆(りゅう)一(いち)会長は 「沖縄市のちむぐくるで地域福祉の発展のため力添えを」 とあいさつしました。 沖縄市の今年度の募金目標額は1662万円で、 桑江市長は「市の地域福祉の向上に重要な役割を果たしており、 市民には趣旨を理解し、協力いただきたい」と呼びかけました。 一方、糸満市消防本ではこのほど、 糸満市座波と大渡地区の高齢者を対象に、 住宅火災警報器を無料で設置する事業を実施しました。 高齢者と親しい地域の民生委員や女性防火クラブが協力し、 46世帯を訪問しました。 寝室に新たに火災警報器を設置した 座波地区の70代の女性は 「ついているだけで安心感がある」と語り、 糸満消防は「火災警報機を設置することで初期段階で火災を防ぎ、 命を守ることができる」と呼び掛けました。
Wed, 08 Oct 2014 13:22:00 +0900
石垣市でノンフィクション作家下嶋さんが講演
2014年10月7日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 ノンフィクション作家、 下嶋哲朗(しもじまてつろう)さんの講演会 「もういちど『ヨーンの道』・・を」 がこのほど、石垣市の 大浜信泉(おおはまのぶもと)記念館で開かれ、 およそ70人が会場を訪れました。 ヨーンの道は島の中心から、 島の裏側の川平湾までの 18キロにおよぶ道で、 海岸沿いの密林のなかに細々と続き、 昼でも暗いことから、 ヨーンの道=夜の道 と呼ばれていました。 下嶋さんは37年前、家族とともに 石垣市川平で1年間生活し、 「みそばあちゃん」こと宮良幸(さち)さんが、 戦争で銃弾を受けた影響で結核になった 夫を看病するため、夫に代わり、 5人の子どもたちを支える一家の大黒柱として ヨーンの道を通った体験談を基に、 1979年にヨーンの道を出版しました。 第1回やいま文化講座として開かれた講演で、 下嶋さんは 「書いた当時は戦争の悲劇を書いたと思ったが、 ヨーンの道は今日的内容だと思う」 と話し、 「他人の体験を自分の体験として膨らませ、 聞いた話を思い続け、次の人に語ってほしい。 何があるか分からない時代だからこそ、 強風でも折れずにいる草のような、 芯が一本通った勁(つよ)さを求めてほしい」 と話していました。
Tue, 07 Oct 2014 20:25:00 +0900
10・10空襲から70年 ピースウォーキング開催
方言ニュース 2014年10月6日(月)放送分 琉球新報の記事から紹介します。 旧那覇市の9割が焼けたとされる 10・10空襲から今月10日で 70年になるのを前に、 沖縄戦を知るピースウォーキングがきのう、 那覇市内で開かれ、 参加者は空襲体験者の話を聞きながら、 3時間かけて6キロの道のりを 歩きました。 このうち、空襲で焼けた 県立第二高等女学校の校舎があった 松山公園を訪れた際、 参加者らは当時、県立二高女2年生だった 武村豊(とよ)さん(85)歳から 話を聞きました。 武村さんは「誰も本物の戦争になるとは 思わなかった」と振り返り、 避難していた墓から出た時、 焼け野原となった那覇の街が見え、 「まさか那覇がこうなるとは 信じられなかった」と話しました。 また、武村さんはその後の地上戦で 母親と姉を亡くしたということで、 「子や孫に同じ思いをさせたくない」とも語りました。 宜野湾市から参加した 高校教員の宮城千恵さん(55)歳は 「小学生も参加していて感動した。 もっと戦争のことを勉強して 子どもたちに伝えていきたい」と 話していました。(了)
Mon, 06 Oct 2014 19:38:34 +0900
児童ら、農産物を学習
方言ニュース2014年10月3日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 児童に野菜を身近に感じてもらおうと、 那覇市農産物勉強会がこのほど、真嘉比小学校で開かれ、 3年生の児童66人がキャベツの苗の植え方などを学び、 校内の畑におよそ40株を植え、 「大きくなって食べるのが楽しみだな」 と目を輝かせていました。 関係者が、キャベツを植えるのに最適な時期や、 種から植えた場合と苗から植えた場合の違いを説明し、 「こうやって野菜は作られているんだよ」 と話し、 大人が畑を耕し、堆肥を土に入れると、 子ども達は「くさーい」などと言って顔をしかめ、 45センチ間隔でキャベツの苗を1つずつ植えていきました。 真嘉比小学校によると、 来月中旬に収穫し、給食で食べる予定だということで、 林田颯月(はやしだ・さつき)君は 「サラダでキャベツを食べるのが好きだから 早く大きくなってほしい。 収穫するのが楽しみ。」 と語っていました。
Fri, 03 Oct 2014 15:16:00 +0900
国際交流事業『アジアの架け橋沖縄スリランカプロジェクト』行われる
方言ニュース 10月2日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 国際交流事業『アジアの架け橋沖縄スリランカプロジェクト』行われる 国際交流事業『アジアの架け橋 沖縄スリランカプロジェクト』が このほど行われ、参加者は渡嘉敷島で平和と環境などについて学びました。 プロジェクトは国立沖縄青少年交流の家が主催したもので、 スリランカの中学生16人と沖縄尚学付属中学の生徒、 それに、大学生やスタッフらが参加しました。 渡嘉敷島を訪れた一行は初日、地元の平和ガイドによる慶良間諸島の沖縄戦について 講和を受け、島で起きた「集団自決(強制集団死)」などの戦争の悲しい歴史を学び、 集団自決地慰霊碑を訪れ、花を手向けて黙とうをささげました。 スリランカから参加したサンカ君(16歳)は 「沖縄とスリランカは戦争の体験を持つ共通点がある。 特に集団自決はショックを受けた。二度とこのような悲劇を起こしてはならない」と 感想を話しました。 また、一行は村の青少年交流の家を主会場にマリン体験やカレー炊飯、 スポーツで交流を深め、島の観光産業についても学びました。
Thu, 02 Oct 2014 13:53:00 +0900
沖縄市銀天街振興組合が解散
方言ニュース 2014年10月1日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 戦後、沖縄市の発展をけん引してきた 「沖縄市銀天街商店街振興組合」が、 きのう付けで解散しました。 既存の商店街の法人組織の解散は、 日本復帰後の県内では初めてです。 顧客の減少による売り上げの激減、 組合員数の減少など時代の流れには逆らえず、 銀天街の前身となる「十字路市場」通り会の創立から数え、 62年の長い歴史に幕を閉じました。 今年度に入って合わせて38店舗の 組合員のうち、およそ半数が赤字経営や 売り上げの減少を理由に組合費の未払いが生じ、 組合解散の是非を問うアンケートを6月に実施したところ、 7割が解散に賛成したため、 組合は運営を支える組合費の回収は困難だとして、 先月26日に臨時総会を開き、解散を決めました。 各店舗の営業は通常通り継続されます。 島袋喜孝理事長は 「時代の変遷で商店街から客が離れて 売り上げが激減した。 組合費の支払いが困難な店舗も多く、 組織の存続が難しくなった」 と話しました。 組合の若者を中心に手掛けてきた 「銀天街まつり」や、生涯学習の場となる「銀天大学」の今後の運営は 決まっていないということです。
Thu, 02 Oct 2014 09:21:00 +0900
山之口獏賞受賞作品を寄贈
2014年9月30日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 第37回山之口獏賞を受賞した 伊是名村出身の 米須盛祐(せいゆう)さん(77歳)が このほど、伊是名村役場を訪れ、 受賞作の「詩集・ウナザーレーイ」を 寄贈しました。 米須さんは前田村長に受賞を報告し、 詩集を贈呈した上で、 「私を育ててくれた伊是名島の自然と文化、 支え励ましてくれた島の皆さんと家族、 とりわけ父への感謝から著したもの。 伊是名の人情、人々の力、自然と文化、 そして、伊是名の神々から大きな力をもらった」 と話しました。 さらに、長年、中学校で 教壇に立っていた米須さんは 後輩でもある島の子どもたちへ思いも寄せ、 今後もこの賞に負けないように精進したいと 決意を新たにしました。 これに対して、前田村長は 「日ごろから米須先生の本を 読ませていただいている。 これからも多くの方々に 島のことを伝えてほしい」 と感謝の言葉を述べました。
Tue, 30 Sep 2014 20:57:00 +0900
70代の女性5人が泊高校定時制夜間部を卒業
方言ニュース 2014年9月29日(月)放送分 今日の担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 晴れ渡った秋空が広がったきのう、 70代の女性5人が、 泊高校定時制夜間部を卒業しました。 卒業したのは、上原キヨさん(78)歳、 嘉数恵美(えみ)さん(78)歳、 照屋トモさん(76)歳、 仲宗根節(せつ)さん(70)歳、 宮城ミツ子さん(76)歳の 5人の女性で、 夜間中学を含め6年から7年間、 励ましあいながら学び続け、 この日を迎えたということで、 戦中戦後の混乱で、 これまで満足に学校に通えなかった 5人は、両手いっぱいの花束と 卒業証書を抱えながら、 「仲間がいたからこそここまで来られた。 青春を取り戻した」と話し、 誇らしげな表情で巣立っていきました。 このうち、 黄色の着物に身を包み式に臨んだ 上原さんは、沖縄戦で孤児となり、 働きづめの人生だったということで、 「学校とは無縁だと思っていた自分が ここまでこられるとは思わなかった」 とハンカチで目頭を押さえ、 喜びを語っていました。 5人は、卒業後も月1回程度会う計画で、 これからも青春は続いていきます。(了)
Mon, 29 Sep 2014 18:57:00 +0900
「いーじまぬ んかしばなし 第1集」発刊
方言ニュース2014年9月26日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伊江村教育委員会はこのほど、 イージマグチ(伊江島方言)でまとめた 「いーじまぬ んかしばなし 第1集」を発刊しました。 村は去年2月に「イージマグチ五十音」を完成させ、 伊江村内の児童生徒に配布していますが、 今回は、昔から語られている話を収集した「伊江島の民話」をもとに、 方言調査の協力者とともに、 語りやすい話にまとめられており、 若い世代にもイージマグチで民話を語ってもらいたいとの願いも込めて作られました。 「山ぬ木守らたる神様」や「マーガぬ由来」など、 5つの民話がまとめられており、 左のページはイージマグチ、右のページは日本語で書かれているほか、 語り手のCDも付いていることから、 聴きながら声に出して練習し、 子ども達に聴かせることもできます。 宮里教育長は、 「イージマグチを越えに出して語れる良い教材だ」 と太鼓判を押し、 この民話を監修した広島経済大学の生塩睦子(おしお・むつこ)教授は、 「小さいころから民話を聴いて イージマグチに親しんでもらいたい」 と語りました。 民話は毎年1冊ずつ、シリーズとして刊行する予定で、 村教育委員会や伊江港内の物産センターで1冊千円で販売されています。
Fri, 26 Sep 2014 16:17:00 +0900
『わった~バス党』バス会社遊説キャラバンを行う
方言ニュース 9月25日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 『わった~バス党』バス会社遊説キャラバンを行う 県民の積極的な路線バス利用を促そうと、このほど、 キャンペーンキャラクターのゆうりきやーの2人が バス会社遊説キャラバンを展開しました。 これは、バスのさらなる利用を進める「わった~バス党」の取り組みの一環で 行われたもので、県内のバス会社4社を訪れ、 バス会社内部から盛り上げていこうと社員や運転手の士気を高めました。 各事業所を訪れた二人は、「安全運転、かつ笑顔でお客様と接しながら、 来月から新たに始まるキャンペーンなどに向けて周知活動を共に頑張っていきましょう」 と挨拶し、社員らを激励しました。 県内のバス利用者は、徐々に増加していることから、 県内のバス会社4社では、さらなる利用促進を図るため、 来月から、バスに乗ることで貯まるポイントで豪華賞品が当たる 「バス通キャンペーン」を実施する予定です。 さらに、乗客限定でもらえるクーポンなども設ける計画で、 ゆうりきやーの2人は、「もっと県民の皆さんに愛されるバスを 作っていきますので、どんどんバスを利用してくださいね」と、 今後の利用者増加に向け、PRしていました。
Thu, 25 Sep 2014 13:41:00 +0900
具志堅古雅の爬龍船図が寄贈される
方言ニュース 2014年9月24日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 戦前から戦後にかけて東京を拠点に 活動した那覇市出身の日本画家・具志堅古雅(こが)氏の 「爬龍船の図」がこのほど、 豊見城市の河田(かわた)征夫(まさお)さんから 那覇市歴史博物館に寄贈されました。 作品は久米、泊、那覇の爬竜船3隻を横から見た図で、 船の形や船をこぐ人の表情が細かく描かれており、 博物館で行われている 「那覇の祭りと10・10空襲」で 来月29日まで一般公開されています。 博物館の山田葉子(ようこ)学芸員は 「具志堅氏は琉装姿の女性を描いた作品を多数発表しているが、 爬竜船だけを描いた絵画はあまり例がない。 従来の画風と異なる 貴重な作品だ」と話しています。 一方、10・10空襲の展示コーナーでは、 70年前に空襲で壊滅した当時の那覇市の上空写真や 破壊された那覇国民学校の門札、 新聞記事などが展示されています。 入宇部華恵(いりうべはなえ)学芸員は 「祭りは平和な世だからこそ開催できることと、 10・10空襲から那覇が復興したことを記念して、 那覇大綱挽がかつて10月10日に 行われていたことを再認識する機会に なってほしい」と話していました。
Wed, 24 Sep 2014 14:03:00 +0900
シカゴ県人会へ唐獅子作成
2014年9月23日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 アメリカのシカゴ県人会が 再来年に50周年を迎えるのを 記念して、唐獅子を一対送ろうと、 読谷村に住むダンスクリエーターの 与那覇慶子さんらが 獅子を手作りしています。 与那覇さんは孫が シカゴで生まれたこともあり、 2011年から県人会活動に 参加しており、 県人会が毎週土曜日に 文化継承の活動を続けていることから、 与那覇さんも参加していました。 そうしたところ、県人会から、 50周年に向けて 「獅子を舞台で演じたい」 との要望を受け、今年5月の帰郷を機に、 獅子作りに向けて賛同者を募り、 制作に取り組んでいるものです。 来月4日には、うるま市民芸術劇場で 贈呈資金造成チャリティー公演も 行うということで、与那覇さんは 「外国に行って初めて 沖縄のアイデンティティを感じる。 外国の県人会は年配の方々を中心に 文化の継承に人一倍熱心で、 沖縄への思い入れも強い。 シカゴ県人会の思いにぜひ応えたい」 と話し、公演への参加も呼びかけています。
Tue, 23 Sep 2014 21:06:00 +0900
シカゴ県人会の50周年を記念して獅子作りを行う
方言ニュース 9月23日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 シカゴ県人会の50周年を記念して獅子作りを行う 琉球新報の記事から紹介します。 アメリカのシカゴ県人会が再来年に50周年を迎えるのを記念して、 唐獅子一対を贈ろうと、読谷村に住むダンスクリエーターの 与那覇慶子さんらが獅子を手作りしています。 与那覇さんは孫がシカゴで生まれたこともあり、 2011年から県人会活動に参加しており、 県人会が毎週土曜日に文化継承の活動を続けていることから、 与那覇さんも参加していました。 そうしたところ、県人会から、50周年に向けて「獅子を舞台で演じたい」 との要望を受け、今年5月の帰郷を機に、獅子作りに向けて賛同者を募り、 制作に取り組んでいるものです。 来月4日には、うるま市民芸術劇場で贈呈資金造成チャリティー公演も 行うということで、与那覇さんは 「外国に行って初めて沖縄のアイデンティティを感じる。 外国の県人会は年配の方々を中心に文化の継承に人一倍熱心で、 沖縄への思い入れも強い。シカゴ県人会の思いにぜひ応えたい」と話し、 公演への参加も呼びかけています。
Tue, 23 Sep 2014 13:10:00 +0900
しまくとぅば語やびら県大会
タイトル 「第20回記念 しまくとぅば語やびら県大会」 方言ニュース 2014年9月22日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 第20回記念しまくとぅば語やびら県大会が20日、宜野湾市の 沖縄コンベンションセンター劇場棟で開かれました。 大会では、各市町村文化協会などから推薦された小学生から高校生までの24人と 一般8人の合わせて32人が出場。出演者たちは地域行事や日常生活で感じた思いを 身振り手振りを交えたしまくとぅばで披露しました。 那覇市の島袋俊子さん85歳は「忘らりやびらん しまくとぅば」と題して 自身の戦争体験や生い立ちを話しました。 その中で島袋さんが「『やーなれーるふかなれー』『くとぅばじんじけー』などの黄金言葉を 私たちは忘れてはならない」と述べると、会場は大きな拍手に包まれました。
Mon, 22 Sep 2014 13:33:00 +0900
尚育王の御後絵がカラーで再現
方言ニュース2014年9月19日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球王朝時代に書かれた歴代国王の肖像画「御後絵」のうち、 第2尚氏18代尚育王の御後絵がカラーで再現され、 今日から首里城公園黄金御殿特別展示室で一般公開されています。 御後絵は琉球国王が亡くなった際に描かれた肖像画で、 沖縄戦ですべて焼失しました。 しかし、沖縄文化研究の第一人者、 鎌倉芳太郎さんが戦前に撮影した写真などの資料や 現存する琉球絵画などから調査を進め、 顔料を特定しました。 調査と彩色制作に5年、表装裂の再現に2年かかったということで、 沖縄美ら海財団首里城公園管理部事業化の 上江洲安亨(うえず・やすゆき)学芸員は 「これまで白黒でしか見られなかった琉球国王の肖像画が 色彩豊かに再現された。多くの県民に見てほしい。」 と話しました。 今後、首里城公園では、年代が新しく資料の多い 尚灝王(しょうこうおう)の御後絵のカラー復元に取り組むということです。
Fri, 19 Sep 2014 18:51:00 +0900
3姉妹がカジマヤーを迎える
方言ニュース 9月18日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 3姉妹がカジマヤーを迎える 琉球新報の記事から 紹介します。 3人がカジマヤーを迎え、 そろえば、ちょうど満年齢300歳となった長寿姉妹がいます。 うるま市与那城上原の首里ナへさん(106)歳と 次女で那覇市松川の森屋チヨさん(98)歳、 三女でうるま市与那城上原の東江トヨさん(96)歳の姉妹です。 今月7日、首里さんの義母の首里ゴジさんの三十三回忌が、 うるま市の宮城島の首里さん宅で行われた際、 森屋さんは足を悪くして来られなかったものの この日、東江さんが「はい、元気ねぇ」と、ナヘさんに語り掛け、 1世紀に及ぶ長寿に親類や地域住民らがあやかりました。 東江さんと首里さんは共に宮城島で農業を営み、子を育て上げ、 首里さんは聴覚が弱くなったものの、受け答えはしっかりしており、 多くの親類が集ったこの日、「みんなに会えてうれしい」と相好を崩しっぱなしでした。 カジマヤーを迎えた東江さんは、首里さんの隣の席で 「姉さんは私の母親代わりだった。母は私が5歳の時に亡くなったから。 会ったらやっぱりうれしい」と話し、 長寿の秘けつについて「体を動かし、野菜食べてきたから」と快活に話しました。 東江さんのカジマヤー祝いは来月18日に行われる予定で、 その時には3姉妹がそろうということです。
Thu, 18 Sep 2014 13:22:00 +0900
石垣市企業の商品が大賞・準大賞
今月上旬に東京ビッグサイトで開かれた 「第16回グルメ&ダイニング スタイルショー秋2014」で、 石垣市の企業の「まぐろのおだし」が フード部門で大賞を受賞しました。 また、同じく石垣市の企業の 「ゆずシークヮーサーリキュール」が ビバレッジ部門の準大賞に選ばれました。 出展を支援した 県中小企業団体中央会によりますと、 このイベントで県産の商品が受賞するのは 初めてだということです。 今回、中央会が、県の 「地域ブランド戦略的活用促進事業」の 一環で初出展したブースには、 両社を含む4社が新商品を 出展しました。 まぐろのおだしは 石垣空港で取り扱っており、 ゆずシークヮーサーリキュールは 主に女性をターゲットに飲食店向けの 販売が伸びているということで、 中央会は「全体で6つの商品の表彰のうち、 大賞を含めて2つの商品が 表彰されたことは、 沖縄の加工食品が全国的にも 高いレベルにあることを示しており、 大きな成果だ」と評価しています。
Wed, 17 Sep 2014 13:26:00 +0900
尚育王の書を美ら島財団へ寄贈
2014年9月16日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 第18代琉球国王尚育の書が 沖縄美ら島財団に寄贈され、 寄贈した男性にこのほど、 財団から感謝状が贈られました。 寄贈したのは神奈川県鎌倉市に住む 漢那肇(はじめ)さん(73)歳で、 財団の花城理事長が漢那山の自宅で 感謝状を贈りました。 書は書家としても知られる尚育が 唐の詩人の宋之問(そうしもん)の 漢詩を書いたもので、 尚育の孫に当たる故漢那まさ子さんが継承し、 その孫の肇さんが保管していました。 琉球王国直筆の書は 戦災などで10点も残っていないとされ、 財団では国宝級とみています。 書は美ら島財団で修復が始まっており、 来年度にも公開されるということで、 漢那さんは 「鎌倉で埋もれるより、沖縄の人に見てもらい 役立ててほしいと思った。 祖母に書を残した祖父の気持ちが 少しでも伝えられたら良いと思う」 と話していました。
Tue, 16 Sep 2014 20:17:00 +0900
敬老の日に手作り弁当を届けるサービスを実施
方言ニュース 2014年9月15日(月)放送分 担当は、糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 敬老の日にちなんで、 伊江村民生委員・児童委員はこのほど、 村内に住む1人暮らしのお年寄りや 買い物が困難な高齢者に、 手作り弁当を届ける 「友愛訪問配食サービス」を実施し、 「いつまでもお元気で」と、 温かなメッセージを載せて手渡して、 お年寄りを喜ばせました。 民生・児童委員は毎月、 1人暮らしの高齢者などを訪問し、 安否確認を兼ねる「友愛訪問」を行っており、 その経験から「手作り弁当を届けよう」と、 初めて取り組みました。 メニューは粟ご飯や三枚肉や大根、人参、 揚げ豆腐の煮付け、サバのみそ煮、 ツナと菜の花の葉炒めなどで、デザートがついており、 委員が家庭菜園で取れた食材を 持ち寄って、43個の弁当を完成させ、 夕食時間に合わせて手渡しました。 このうち、1人暮らしが長い(91)歳の 女性は「昔から食べているものばかり。 こんな品数は何年も食べていない。 100まで元気でいられるよ」 と喜んでいました。
Mon, 15 Sep 2014 19:47:00 +0900
子ども達が描いたガジュマル伸び伸びと
方言ニュース2014年9月12日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市古我知区の子ども達が作成した壁画がこのほど完成し、 公民館そばにある白い倉庫をキャンパスにした壁画には、 青い空に大きな太陽、 子ども達の手形を葉っぱに見立てたシンボルのガジュマルが 伸び伸びと描かれています。 考案した宮城区長は、 倉庫内の掃除を終えたときに ふと目に入った白いスペースに絵を描かせたいと思ったということで、 「ふつうは壁に絵を描いたら怒られてしまう。 でも、夏休みという特別な期間だけは非日常を味あわせたかった」 と話しました。 作成期間は先月20日から5日間で、 下書きから色塗りまで区内のおよそ20人の子ども達が手掛け、 ペンキは区内の業者が提供しました。 空を飛ぶアカショウビンを描いた 小学5年の女の子は 「古我知でも時々飛んでいる。 何も見ないで描くことができた。」 と話し、 ガジュマルの木にしがみつくヘラクレスオオカブトを描いた 小学2年の男の子は 「ヘラクレスは洋服みたいな模様がかっこよくて好き。 えんぴつでは上手くいったけど色塗りは難しかった。」 と振り返っていました。
Fri, 12 Sep 2014 15:00:00 +0900
イチハナリアートプロジェクト 伊計島在住作家のアート登場
方言ニュース 9月11日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 イチハナリアートプロジェクト 伊計島在住作家のアート登場 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市の伊計島で開会中の イチハナリアートプロジェクトで、 後期の開幕から伊計島在住 作家のアートが 登場しています。 作者は伊計老人クラブ会長の 吉岡強さん72歳です。 岡山県出身の吉岡さんは、 妻が伊計島出身だった縁で 移り住み30年以上になります。 車で本島へ通勤を重ねた サラリーマン時代を卒業し、 貝殻やサンゴでオブジェを 制作する世界に余生を ささげようとしましたが、 地域に請われ、 自治会や老人クラブ活動に 力を注いできました。 60歳の還暦と同時に 自らの工房を立ち上げたものの、地域活動に専念したため、 工房は中途半端になり島での アート展に触発され 「最後のチャンス」と、 自作の旧伊計島小中学校会場内の「おばぁ喫茶」に 展示しました。 出展した作品は 「沖縄のニライカナイ」が テーマで、海岸を散策し、 収集した貝殻やサンゴの破片を重ね、人魚を思わせる構造物に仕上げました。 吉岡さんは「半世紀近くお世話になり、幸せをくれた伊計島への恩返しと、作品を見る人が 幸せになってくれればいい。 美しい自然を背景に、 アートで島を飾り続けてほしい」と話しています。
Thu, 11 Sep 2014 14:01:00 +0900
うるま市で飲酒運転根絶道ジュネー
方言ニュース 2014年9月10日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 飲酒運転の根絶をエイサーで訴える 道ジュネーがこのほど、うるま市安慶名の 市健康福祉センターうるみん前広場で開かれ、 江洲や昆布など6青年会が地域伝統の舞を披露し、 安全な街づくりを呼びかけました。 毎年1回開催される道ジュネーは今年で8回を数え、 会場には、うるま市警察署がミニ警察展のコーナーを設置し、 パトカーの体験試乗やパネルを展して、 飲酒運転の危険性を訴えました。 また、会場では、天願、みどり町、南風原、平安座の青年会などが 3時間にわたって演舞を繰り広げ、 訪れた多くの市民が盛んに拍手を送っていました。 市青年連合会の島袋会長は 「エイサーを通して諸先輩を含め 多くの市民が飲酒運転の根絶を考える機会にしてほしい。 今後も継続して開催していきたい」 と話していました。
Wed, 10 Sep 2014 13:23:00 +0900
糸満市女性模擬市議会が15年ぶりに開催
2014年9月9日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 女性の声を市政に届けようと、 糸満市女性模擬市議会が来月、 15年ぶりに開かれます。 市女性団体連絡協議会が 設立30周年記念事業として 主催するもので、 模擬議員21人の年代は 70代から20代と幅広く、 7人が一般公募で選出されました。 このうち、最年少の 沼田友美(ゆみ)さん(28)歳は 生後10ヶ月の子どもがいることから、 「育児をしながら参加するのは難しい」 と考え、当初、参加を足踏みしました。 しかし、市女団協の会員たちに 「子育て真っ最中の人の声を 届けることが大切なのよ」 と励まされ、子どもを連れて 議会に立つことを決めたということで、 「子育て中の女性は 何かをしようとしても諦めたり、 無理と言われたりすることが多い。 それではおかしいと思う。 少しでも母親の声が届くように 議会で頑張りたい」 と語りました。 第3回女性模擬市議会の一般質問は 来月末開催予定で、 模擬議員たちは本番に向けて、 市議会9月定例会の傍聴など、 学習を重ねるということです。
Tue, 09 Sep 2014 21:17:00 +0900
民謡唄者 金城実さんがトーク&ライブ
方言ニュース 2014年9月8日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 民謡唄者の金城実さんを招いた トーク&ライブがこのほど、 沖縄市一番街にある 市音楽資料館「おんがく村」で開かれ、 金城さんは、 「生きていることに感謝している」と話し、 今歌えることの喜びをトークに交えて、 参加者に語り掛けました。 ライブは「おんがく村」の企画第一弾として 開かれたもので、 およそ1000人のファンが訪れました。 金城さんは冒頭で、自己紹介を兼ねた 「みのる節」を披露した後、 1981年完成のLPレコード「時代」を 話題の中心に据え、 収録曲の「白黒節(しるうくるうぶし)」といった 戦前の歌を演奏し、 パラオからフィリピン、 台湾と引き上げる中、 船が魚雷攻撃を受けたり、 空襲があったりと命からがらに終戦後に 沖縄に戻った人生を振り返りました。 また、兄弟3人をマラリアなどで亡くした 経験などにも触れ、 「本当だったら、3度は死んでいる。 ことしやっと80歳になったが、 こんなに長生きさせてもらって 本当に感謝している」と語りました。 さらに、戦後の歌では「屋嘉節」、 「南洋小唄」などを次々と披露し、 参加者をうならせていました。
Mon, 08 Sep 2014 18:43:53 +0900
南風原町の家族が本島縦断を徒歩で行う
9月5日 放送分 今日の担当は 糸数昌和さんです。 南風原町の家族が本島縦断を徒歩で行う 琉球新報の記事から 紹介します。 南風原町に住む金城さんファミリーがこの夏、国頭村の辺戸岬から 南風原町津嘉山(はえばるちょうつかざん)までのおよそ129キロを 6日間かけて徒歩で縦断し、先月30日にゴールの津嘉山小学校にたどり着きました。 徒歩による縦断のきっかけは、いとこ同士の金城善則(きんじょう・よしのり)さん38歳、 善政(よしまさ)さん38歳、安昭(やすあき)さん39歳、の酒席でひらめき、 「子どもたちに夏休みしかできない経験をさせたい」と意気投合し、 本島縦断計画を実行に移しました。 大人3人と子ども5人で先月26日から30日までの毎週末、 歩けるだけ歩くという方法をとっており、当初は戸惑っていた子どもたちも、 後半は自ら歩こうとやる気を見せました。 やんばるでは海亀と出会い、海面からぷくっと顔を覗かせる亀を見つけた子供たちは 「すごい」と大歓声を上げ、ほの暗い宜名真(ぎなま)トンネル内では 「何か出るんじゃないか」とドキドキしながら歩きました。 旅を終え真っ黒に日焼けした5人の子どもたちは「疲れたけど楽しかった。また、挑戦したい」と口々に話し、充実した表情を見せていました。
Sat, 06 Sep 2014 10:25:00 +0900
対馬丸を題材にした著書を出版
9月4日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 対馬丸を題材にした著書を出版 琉球新報の記事から 紹介します。 那覇市在住で、児童文学作家の入江幸子(いりえ・さちこ)さん(84歳)がこのほど、 学童疎開船対馬丸の撃沈を 題材にした著書 『どうしてぼくたち海の底に いるの』を 出版しました。 国民学校4年生で乗船し、 命を取り留めた平良啓子 (たいら・けいこ)さん(79歳)の 体験を基に、学童疎開船の背景などを描いています。 入江さんは福岡県出身で、 2年前の夏、対馬丸記念館を 初めて訪ねた際、300枚を 超える学童の遺影に 衝撃を受け、 「なぜ、自分たちが犠牲に なったの」という問いかけが 聞こえてくるような気がして、 児童文学のジャンルから対馬丸の事件を伝える必要性を感じ、出版しました。 内容は対馬丸の犠牲者が 漂流後にたどり着いた奄美大島の宇検村(うけん・そん)で、 平良啓子さんと出会った女性が70年後に孫たちと共に 平良さんを探すもので、 後半には同じ生存者の上原清 さん(80歳)も登場しますが、 犠牲になった学友たちの面影を背負って大人になった上原さんの心の機敏も つづられています。
Thu, 04 Sep 2014 13:11:00 +0900
しまくとぅば継承へ条例制定要請
方言ニュース 2014年9月3日(水) 担当は上地和夫さんです。 しまくとぅばの復興と継承に向けた 活動を行う「しまくとぅば連絡協議会」は おととい、県議会に喜納昌春県議会議長を訪れ、 しまくとぅばの保護・強化に関する条例を 制定するよう陳情しました。 この中で、協議会の照屋義実会長は しまくとぅば話者の高齢化などから、 「しまくとぅば普及啓発を学校教育に 導入することが不可欠だ。 条例で行政に義務付ける必要がある」と要請しました。 そして、提示した条例試案では、 講師養成や教材作成を体系的に行う 「しまくとぅば教育センター」の設置、 学校でしまくとぅばの授業を実施し、 段階的に週の時間数を 増やしていくことなどが盛り込まれました。 これに対し、喜納議長は 「南米に行ったとき、『しまくとぅばの 教科書を沖縄から大量に送ってくれ』 と言われたが、体系的な教科書がない。 30年もたてば話者がいなくなってしまう。 待ったなしでやりたい」と語りました。 また、協議会はこの日、 県教育庁や文化観光スポーツ部も訪れ、協力を要請しました。 協議会は去年8月30日に発足し、 これまでシンポジウムの開催や 関連条例制定の陳情など、精力的に活動しています。
Wed, 03 Sep 2014 14:12:00 +0900
県が「しまくとぅば検定」アプリを制作
2014年9月2日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 しまくとぅばを 若い世代に親しんでもらおうと、 県はスマートフォン向けアプリ 「しまくとぅば検定」を制作しました。 アプリには手や友など 基本のしまくとぅばから、 おもてなしなど、 少し難解なものまで 104のしまくとぅばが 盛り込まれています。 スマートフォンでダウンロードし、 検定をスタートすると、 104のうちからランダムに 10のしまくとぅばが出題され、 三つの選択肢から正解の意味を選びます。 10問目を解き終えると、点数とともに 「沖縄素人」「沖縄常連」「沖縄博士」の 判定が出る仕組みです。 県の担当者は 「ターゲットは若者。 検定を通して、 しまくとぅばに触れる機会を 多くもってほしい」 と期待しています。
Tue, 02 Sep 2014 20:15:00 +0900
名護市大中区でトレジャーハントゲーム
方言ニュース 2014年9月1日(月) 担当は糸和昌和さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 「宝物は地元の足元にあるんだよ!」を テーマに、 第1回大中区(おおなかく)夏休み宝探し 「トレジャーハントゲーム」がこのほど、 名護市大中区で開かれ、 大中区公民館を中心に、小学生50人、 父母30人が参加し、 地域の宝探しを楽しみました。 子どもたちは8つのグループに分かれた後、 名護の代表的なパワースポットの 護佐喜宮(ごさきみや)をはじめ各地を回り、 初対面の参加者同士で協力しながら、 宝物の眠る場所の謎解きに挑み、 集落散策ゲームを満喫しました。 終了後は宝物のお菓子の詰め合わせを 仲間で分け合い、 海賊気分を味わいました。 参加した名護小学校4年の男の子は 「みんなと一緒に市場や 別のところに行って、 楽しいことがたくさんあった。 来年もまた参加したい」と 宝探しを楽しんだ様子でした。 イベントを企画した大中区青少年育成会の 宮城会長は 「みんなで知恵を出し合い、 こどもたちが地域に触れ合う機会を演出した。 こらからも子どもたちがいつでも集える 楽しい公民館づくりに 協力していきたい」 と地域づくりへの意欲を語っていました。
Tue, 02 Sep 2014 11:04:56 +0900
親子で魚の成長や養殖技術を学ぶ
方言ニュース2014年8月29日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県栽培漁業センターの体験学習会が、 このほど、本部町のセンター内で開かれました。 学習会には親子連れおよそ20人が参加し、 センターで養殖している シャコ貝(アジケー)やシラヒゲウニ、 ヤイトハタ(アーラミーバイ)などの水槽やいけすを見学し、 興味津々に水槽を覗き込み、 魚などの成長過程や養殖技術について学びました。 シャコ貝の水槽には、 緑や青など色とりどりの買いが底に張り付いており、 光合成をする褐虫藻が体内にあるのとの説明を受けた参加者は驚いた様子でした。 容量100トンの水槽では、 スギが大きな体を揺らして泳ぐ様子が見られ、 ヤイトハタなどが泳ぐいけすでは、 餌やり体験が行われましたが、 参加者がひしゃくで餌をいけすめがけて投げると、 ヤイトハタが水しぶきを上げて勢いよく食べる様子が見られました。 ウニの禁漁について学んでいるという小学校4年生の女の子は、 「沖縄でもウニを回復させる取り組みをしていると知って驚いた。 もう少し大きくしてから海に放さないと食べられてしまうのでは」 と心配そうに話していました。
Fri, 29 Aug 2014 17:56:00 +0900
第7回 沖縄平和賞の受賞者が決まる
方言ニュース 8月28日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 第7回 沖縄平和賞の 受賞者が決まる 琉球新報の記事から 紹介します。 アジア太平洋地域の 平和・非暴力に貢献した 個人・団体を表彰する 沖縄平和賞の第7回受賞者が決定しました。 東京都のNPO法人ジャパン ハートに決定したもので、 県がこのほど発表しました。 ジャパンハートは 「医療の届かないところに 医療を届けること」を基本理念に 2004年に国際医療ボランティア組織として設立されたもので 貧困や医師不足にあえぐ ミャンマーやカンボジアなどに 医師やボランティアを派遣し、 無償で医療活動をするほか、 現地の医療者育成にも 取り組んでいます。 国内では東日本大震災の 被災地支援や医療者不足などに取り組んでおり、 県内では久米島病院に2008年6月から2010年10月まで、 延べ12人派遣しました。 平和賞選考委員会は 「ジャパンハートが活動を通して築いてきた国内外の人々との 絆は、将来にわたり 続くものであり、沖縄の持つ 歴史的、文化的特殊性などを 反映し、恒久平和の創造に 貢献する」と評価しました。 授賞式は今年10月10日午後2時から名護市の万津梁館サミットホールで行われます。
Thu, 28 Aug 2014 13:30:00 +0900
JAおきなわ「はるこん」開催
2014年8月26日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 JAおきなわは、青壮年部活動の強化や 発展を目指し、農業体験型出会い事業 「はるこん」を始めました。 「はるこん」は「畑人の婚活」の略で、 JAおきなわ美里支店の青壮年部が 2011年に始めました。 農作物の植え付けから 収穫までを体験する中で、 農作物の成長とともに 交流を深めるもので、 沖縄市にある畑で毎週日曜日、 名護市では月1度、開催します。 このイベントで1組の夫婦が 生まれたのをきっかけに、 JAおきなわは正式に担当者を設け、 組合を挙げて農業体験型出会い事業を 支援する方針を決めたもので、 名護市ではこのほど、 第1回のはるこんが開かれ、 男性7人と女性5人が参加しました。 参加者は土作り講義の受講や、 カラシナやレッドレタスなどの 種まきを体験し、2週間後には、 発芽した苗を育成環境の整った畑へ 移し替える作業で再び交流を深める予定です。 参加人数は男女それぞれ15人までで、 JAおきなわの青壮年部や JAグループなどの25歳から 40歳程度の男性と、 県内外の20歳以上の女性が 対象ということです。
Tue, 26 Aug 2014 20:21:00 +0900
対馬丸記念館に犠牲者の写真が新たに追加
方言ニュース 2014年8月25日(月) 放送分 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市の対馬丸記念館には 今年度、 対馬丸撃沈で亡くなった犠牲者の写真が あらたに10枚追加されました。 このうち、2枚を寄贈したのが 金武町の小波津美代さん(99)歳で、 母親の順子さん、当時57歳と、 妹の幸(さち)さん、当時18歳の写真が 新たに加わりました。 美代さんは70年前、 当時の金武村役場に勤めていましたが、 県の疎開勧奨の説明会開催を母親に 伝えたことを今も悔やんでおり、 「こんなふうに母親を死なせるとは 思わなかった」と話しています。 そんな美代さんは、会館から10年を経て 写真の寄贈を決断した理由については 多くを語りませんが、 6月の天皇皇后両陛下の対馬丸記念館の 来館がきっかけで、 遺族の1人として両陛下を迎えるにあたり、 記念館職員とのやりとりを深める中、 寄贈に応じることになりました。 同居するおいの隆さん(64)歳は、 「いずれは寄贈したいと思っていったので、 ほっとしている。 対馬丸の悲劇を後世に伝える資料として 役立ててほしい」と話しています。
Mon, 25 Aug 2014 20:01:00 +0900
大宜味村塩屋湾のウンガミが行われる
方言ニュース2014年8月22日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国の重要無形文化財に指定されている 大宜味村塩屋湾のウンガミ(海神祭)が、 このほど、湾内と周辺集落で執り行われ、 神人が豊年を願って田港と屋古で祈りをささげた後、 女性が歌や太鼓で船に乗った男性を出迎える御願バーリーで盛り上がりました。 ところで、今回のウンガミで、 神事をつかさどる神人に、 村内の屋古から宮城有美(みやぎ・ゆうみ)さん(45)が新たに加わり、 豊年を祈願しました。 若ヌルが誕生するのは16年ぶりです。 宮城さんは真っ白な着物に身を包んで 緊張した面持ちでウンガミに臨み、 田港のアサギでは、御願のあとに、 区民や来訪者と言葉を交わしながら神酒やもちを振る舞いました。 そして、シマンホーの先導で屋古に移り祈願し、 かごに乗り塩屋の浜でも祈りをささげました。 宮城さんは 「初めてのことでとても緊張したが、 前任の家族が協力してくれたおかげで最後までできたと思う」 とほっとした様子で笑顔を見せていました。
Fri, 22 Aug 2014 15:16:00 +0900
国際通りの変遷を振り返る企画展「あの頃の国際通り」開催中
方言ニュース 8月21日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から 紹介します。 国際通りの変遷を振り返る 企画展「あの頃の国際通り」 開催中 那覇市中心市街地の象徴、 国際通りの変遷を振り返る 企画展 【あの頃の国際通り】が 那覇市のパレットくもじ4階の 那覇市歴史博物館で、 来月3日までの日程で 開催されています。 1994年と2002年、そして今年2014年現在の国際通りの 写真が展示されており、 変わらず残る風景などを 比較して見ることができます。 企画展は国際通りを含む 県道39号の1934年開通から80周年を迎えたのを記念して開かれているもので、 写真家の金城棟永 (きんじょう・とうえい)さんが 過去に撮影した国際通りの写真を那覇市歴史博物館に提供したことで実現しました。 写真や資料など229点が展示されていますが国映館や、 ブンリンドースポーツショップなど訪ねた人が懐かしさを 覚えるような建物の写真も 多く展示されています。 また、前身の『大越』時代の 中元カタログなど、 希少な資料をそろえた『三越』の 紹介コーナーも設けられており、博物館の担当者は 「国際通りの今昔を 見比べられるような 企画展なので、 ぜひ多くの人に見に来てもらいたい。」と語っています。
Thu, 21 Aug 2014 13:24:00 +0900
島豆腐の消費減少傾向続く
琉球新報の記事からお伝えします。 沖縄を代表する島豆腐の消費量と製造業者が減り続けています。 沖縄総合事務局によりますと、 1世帯あたりの支出額は全国に比べて高くなっていますが、 県全体では2009年をピークに3年連続で減少し、 那覇市も2009年をピークに減少が続いています。 後継者不足や経営難から、県豆腐油揚商工組合の組合員数も 1965年の設立時の179業者から、 現在、82業者まで減少しています。 総合事務局の「島豆腐に関する調査」によりますと、 消費者の9割以上が島豆腐に対して 「健康に良い」「沖縄の伝統的な食品」というイメージを持っていますが、 7割以上が1パックあたりの量が多いと回答しており、 総合事務局は、食文化の変化や 1世帯の人数の減少が影響していると分析し、 消費拡大に向け島豆腐のブランド化や 新たな調理法の提案、小分けにして売るなどの商品の大きさの 工夫などを提言しています。 組合の平良恵美子事務局長は 「島豆腐は沖縄の伝統的な食文化であり、健康にも良い。 観光客にもPRすると同時に、 小分け販売などお客さまの要望を取り入れ、 豆腐の消費量を増やしていきたい」と 話しています。
Wed, 20 Aug 2014 13:36:00 +0900
コロニア・オキナワ入植60周年記念式典 開催
方言ニュース 2014年8月18日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 琉球政府の計画移民により県出身者が 南米ボリビアへ入植してから 60周年を祝う 「コロニア・オキナワ入植60周年記念式典」が 17日、日本時間のきのう深夜、 県系人移住地「コロニア・オキナワ」の オキナワ日本ボリビア協会文化会館で始まり、 母県の沖縄からの訪問団のほか、 過去に移住地に住んでいた周辺国の 県系人など、主催者発表で 1500人以上が参加しました。 式典では、 過酷な開拓人生を送った1世をねぎらい、 今後、移住地の将来を担う2世、3世が、 歩んだ歴史を伝えていくことを願う声が上がり、 訪問団も開拓者が味わった困難に思いをはせ、 広大な密林を開拓した先人に敬意と感謝をあらわして、 沖縄とのつながりを深めていくことを誓いました。 県系1世で、実行委員長の 中村侑史(ゆきふみ)オキナワ日本ボリビア協会長は 「移住地建設は決して平坦な道のりではなかったが、 今日では優秀な人材が多数輩出され、 ボリビア各地で活躍をしている。 移住地の誇りだ」と力を込め、 県町村会の志喜屋文康(ふみやす)会長は 「1世の方々は並々ならぬ苦労を経験し、 この移住地を築き上げた。感動を覚える」と 声を震わせていました。 (了)
Wed, 20 Aug 2014 10:47:46 +0900
「県子ども総合研究所」発足
2014年8月19日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 待機児童や貧困問題など、 他県とは現状や課題が異なる 子どもの諸問題を解決しようと、 「県子ども総合研究所」 がこのほど発足し、 活動を始めています。 前の沖縄大学学長の 加藤彰彦(かとうあきひこ)さんが 名誉相談役になるなど、 県内有識者らがアドバイザーを務めています。 代表理事の龍野愛(たつのあい)さん(40)歳は 東日本大震災発生後の 2011年4月、4人の子どもたちと来県し、 食の安全性を訴える活動などを通し、 子どもの諸問題に関心を高めてきたということで、 去年の秋に発足準備を始め、 今年2月には一般社団法人の 法人登記を済ませました。 スタッフは現在、龍野さんを含めて3人で、 現在は与那原町子ども・子育て支援計画の 調査・研究を請け負っています。 龍野さんは 「子どもをキーワードに行政と保護者、 行政と専門家など 関係者をつなぐパイプ役になり、 子どもの諸課題に総合的に取り組みたい」 と話しています。
Tue, 19 Aug 2014 19:18:00 +0900
結成50周年の喜屋武青年会が演舞披露
方言ニュース2014年8月15日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今年、結成50周年を迎えた糸満市の喜屋武青年会は 旧盆中の9日と10日、 喜屋武郵便局前の広場ヘーランメーで華やかな演舞を披露しました。 喜屋武エイサーは、1965年に旧与那城町の 屋慶名青年会から伝わったもので、 伝統の踊りに喜屋武の青年たちがアレンジを加え、 独自の形に仕上げました。 「花」をモチーフにした隊列と腰の落とし方が特徴です。 沖縄戦で多くの人が犠牲となった喜屋武地区では、 祖先の供養と共に、戦没者追悼のために 旧盆エイサーを踊るということで、 青年会最年長の前原史有(まえはら・ふみなり)さん(24)は、 「節目の年なので、今年は一層練習を頑張った。 意気込みが違いますよ。」 とにっこりする一方、 「人不足が課題。今はメンバーが25人。 後輩や先輩に協力してもらっている。 エイサーをやってみたい人はウェルカムです。」 と呼び掛けました。 また、広場にござを敷き、家族で息子らの演舞を楽しんだ 史有さんの父親の克智さん(50)は 「僕と喜屋武エイサーは同い年。 父親も含めて親子3代でエイサーをやってきた。 みんなでもっと盛り上げないとね。」 と話していました。
Fri, 15 Aug 2014 17:34:00 +0900
泡盛を世界無形文化遺産に登録するため、準備委員会が発足される
方言ニュース 8月14日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 泡盛を世界無形文化遺産に 登録するため、 準備委員会が発足される 黒麹菌を使った泡盛をユネスコの世界無形文化遺産に 登録しようと、 泡盛マイスター協会は このほど、登録推進に向けた 準備委員会を立ち上げました。 去年、世界無形文化遺産に 登録された和食に続き、 沖縄の食文化の登録に向けて 活動を開始するもので、 来月18日に第1回準備委員会を開催します。 『和食』登録で検討委員を 務めた東京農業大学の 小泉武夫名誉教授は 今回の発起人の一人として、 「黒麹菌を使う食文化は世界でも沖縄だけ。県民の機運を 高めて登録に結びつけたい」 と意気込みを語りました。 マイスター協会の新垣会長は 「黒麹菌は沖縄の宝。泡盛は もちろんのこと 料理などにも用いられている。 県民が力を合わせて 世界遺産登録につなげたい。」 と意気込み、 県酒造組合の 玉那覇美佐子会長も、 「泡盛の製造技術は黒麹を 使った昔ながらの製法を 守りながら発展している。 世界遺産に登録されれば 世界に泡盛を発信できる」 と話しました。
Thu, 14 Aug 2014 13:21:00 +0900
旧盆最終日のウークイ
方言ニュース 2014年8月11日(月)放送分 担当は、糸数昌和先生です。 琉球新報の記事から紹介します。 旧盆最終日のウークイとなった昨夜、 県内各地の家族が 祖先の霊を見送りました。 このうち、那覇市首里久場川町の 宇久(うく)朝(ちょう)吉(きち)さん(82)歳宅には、 生後10カ月から82歳までの 親族30人が集まり、 仏壇から香炉、もちなどの供え物を下ろし、グーサンウージ(サトウキビのつえ)を 添えると、 朝吉さんの掛け声でウートートーし、 若い孫や小さいひ孫たちも、 目をつぶって 懸命に手を合わせていました。 宇久家はこの日参加できなかった家族を 含め、一族は50人で、 朝吉さんは「楽しく気持ちよく、 祖先をお送りしている。 これからも皆が 元気で幸せであるように」と 親類一同の健康と 幸福を願いました。 毎月の親族模合、忘年会や新年会開催と、家族行事に事欠かない宇久家では、 盆正月の前には7人の孫が必ず 朝吉さんの家の掃除をするということで、 宇久家に嫁いで20年以上たつ 長男嫁の尚美(なおみ)さん(58)歳は 「孫やひ孫を喜ばせたいという お父さんの人柄で、 みんなが集まって来る」と 笑顔で話していました。(了)
Wed, 13 Aug 2014 18:59:00 +0900
ヤギ生産振興へ官民取り組み強化
方言ニュース 2014年8月13日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 近年、観光客を中心にヤギ料理の需要が 高まる中、ヤギの生産振興に向けた 取り組みが官民で進んでいます。 県によりますと、去年の県内でのヤギの 飼育戸数、飼育頭数とも本土復帰後で過去最低となり、 現在、県内消費のおよそ6割が海外産とされています。 一方、生産者によると、近年、 観光客や県民の需要が高まっており、 最近の競りのキロ単価も2、3年前より 500円ほど高いおよそ1500円で 推移しているということです。 こうした中、生産者の経営安定を目的にきのう、 県内12の生産部会で組織する 「JAおきなわ山羊生産振興協議会」が発足しました。 県も産肉能力の高いニュージーランドの品種の導入や レシピ開発を進めるなど、ヤギの生産振興事業を進めており、 連携を強める構えです. 「ヤギを食べると高血圧になる」というイメージに対し、 味付けに利用される塩が原因だとする 琉球大学農学部の研究結果も出されましたが、 協議会の仲里会長は 「安定生産体制を整え、臭いの課題などを品質改良により 克服できれば、県内産の消費が拡大する」と話しています。 (了)
Wed, 13 Aug 2014 13:23:00 +0900
対馬丸生存者の証言映画を製作
2014年8月12日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 対馬丸生存者7人の証言をまとめた映画 「対馬丸へ 今を生きている私たちから- 対馬丸生存者の証言」 の記者発表と試写会がこのほど、 対馬丸記念館で行われ、 齋藤勝(さいとうまさる)監督が 作品への思いを述べた他、 映画に出演した証言者らが思いを語りました。 作品は2部構成で、 1部は対馬丸乗船から救出まで、 2部は救出後の出来事などが描かれており、 2007年から生存者への取材、 撮影を行った齋藤監督は 「歴史を知らずに前に進めない。 70年前を振り返るのは大事だ。 若い人や本土の人に、 対馬丸はこういうものだったと 知ってほしい」 と製作の意義を語りました。 また、作品に出演している対馬丸記念館の 高良政勝(まさかつ)理事長は 「出演者の1人は既に亡くなり、 数名は人の前で話せる状態ではなくなっている。 語り部が少なくなる中、 最後のチャンスを捉えて制作された作品で、 後世に伝えるには意義あるものだ」 と作品の完成を喜びました。 作品は齋藤監督に自主製作のため、 制作費の支援も呼びかけているということです。
Tue, 12 Aug 2014 21:25:00 +0900
奥武島で魚料理体験とイノーの生物観察会
方言ニュース 8月7日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 奥武島で魚料理体験と イノーの生物観察会 琉球新報の記事から 紹介します。 海や魚に関心を持ってもらおうと、県立玉城青少年の家は このほど、 南城市玉城の奥武島(おうじま)海岸で小中学生を対象に、 『魚料理体験活動とイノーの 生物観察会』を開催しました。 県内小中学校の児童生徒22人とその保護者らが参加し、 貝の博士で知られる鹿谷法一(しかたに・のりかず)さんと 一緒に、 島の北側の干潟に生息する 生き物を観察しました。 子どもたちは貝やカニ、 小さなえびを見つけると 鹿谷さんに次々と質問し、 すっかり生き物探しに夢中に なり、鹿谷さんは、 サンゴの死骸が多く、 昔はサンゴ礁がいっぱい 生息していたことやマングローブが岩場に生えているのを 見つけ、 海の彼方から流れ着いて 根をつけてたくましく生きていることなどを解説しました。 また、一行はハーリー船にも 挑戦し、漁船に乗り込み 初めてかいを漕ぎ、 ハーリー競争に挑みました。 さらに、魚料理体験では、 タカサゴのさばき方を 教わった後、 シンメー鍋で炊いて おいしく食べていました。
Thu, 07 Aug 2014 13:22:00 +0900
奨学金返還苦の学生の実情を講演
方言ニュース 2014年8月6日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 奨学金の返済ができずに借金苦に陥る若者を救おうと、 奨学金問題対策全国会議の岩重佳治事務居局長が このほど那覇市内で講演し、 「奨学金制度の在り方自体に多くの問題があり、 救済制度も不十分だ。 制度改正し、被害をなくしたい」と述べ、 支援を呼びかけました。 日本の奨学金は他国と違い、返済義務のない給付型よりも、 利子が付く貸与型が支給額の7割を占めています。 そのため卒業後に就職ができなかったり、 病気になったりして返済が滞ると、 延滞金も加算され借金苦に陥るケースがあるということで、 岩重氏は年収30万円の若者が数百万円の返済を迫られた例や、 重度障がいを負い返済不能になったにもかかわらず、 返済免除の手続きをさせてもらえなかった 家族の例などを紹介しました。 岩重氏は 「まず日本は学費が高すぎる。 就職難や非正規雇用の割合が増加するなど、 学生を取り巻く環境が悪化しているのに、 取立ては厳しくなっている」と指摘した上で、 「当事者は、返済できないのは『自分が悪い』と思いがちだが、 助けを求めて声を上げることが大切だ」と呼び掛けました。 (了)
Wed, 06 Aug 2014 14:05:00 +0900
久高島の祭祀「イザイホー」中止
2014年8月5日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 久高島で12年に一度開催される 祭祀「イザイホー」が、ノロの不在、 儀式の主役となる神女(ナンチュ)の 不足によって中止になることが このほど、分かりました。 今月上旬の神人(カミンチュ)会議で決定され、 神に中止の許しを請う「わびの拝み」も すでに行ったということです。 1990年、2002年と同様、 島外への移住者増加などによる 後継者不足などが原因で、 1978年に開かれたのを最後に、 3回連続の中止となりました。 イザイホーは島で生まれ育ち、 島出身の男性に嫁いだ 30歳から41歳までの女性が、 神人行事に参加するため、 ナンチュとしての洗礼を受ける儀式で、 旧暦の11月15日から 5日間行われます。 洗礼を受けた女性は 70歳で引退するまで神に仕え、 ナンチュとして島民の健康と繁栄を祈ります。 内間区長は 「イザイホー経験者から、 直接受け継ぐことができる機会は 今回が最後かもしれない。 後継者がいないことで中止になるのは 残念で仕方ない」 と話しました。
Tue, 05 Aug 2014 22:22:00 +0900
与那原大綱曳に研修生2人が参加
方言ニュース 2014年8月4日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 このほど行なわれた与那原大綱曳に、 与那原町をルーツにもつ県系の 研修生2人が参加しました。 アルゼンチン出身で、曽祖父が町出身の 上原・セバスティアン・パブロさん(35歳)と、 祖父が町出身で、ペルー出身の 具志堅・カレン・ちえみさん(24歳)の2人で、 セバスティアンは大綱の上に乗る 支度として組踊「万歳敵討(まんざいてぃちうち)」の 高平良(たかでーら)役を熱演し、 カレンさんは道ジュネーや大綱曳を 歌と踊りで盛り上げるメーモーイに 挑戦しました。 2人は町の海外移住者師弟研修事業で 先月23日に初めて来県したもので、 およそ3ヶ月間、親戚宅に滞在しながら、 日本語や沖縄の文化などを学びます。 セバスティアンさんは 「曽祖父が移民したとき、伝統文化から 遠く離れてしまったことが心残りだったはず。 今回、その伝統を自分が受け継ぐことが出来、感激した」と話し、 カレンさんは 「綱作りから本番まで、成功のために町民が一丸となって行なう姿が 印象的だった。大綱曳を再現しているペルー与那原町人会も 今年で100周年なので、 今回学んだメーモーイを町人会に教え、 町人会を盛り上げていきたい」と 目を輝かせて話していました。 (了)
Mon, 04 Aug 2014 20:24:45 +0900
奥武島でスクが大量に水揚げ
方言ニュース2014年8月1日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 旧暦7月1日にあたる27日、 南城市玉城の奥武島でスク(アイゴの稚魚)の水揚げがあり、 早朝から漁に出た漁船が漁港に戻ると、 銀色の小さなスクがかごいっぱいになっていました。 スク漁は、奥武島では毎年旧暦6月1日と 7月1日前後の数日間しか漁がおこなわれないことから、 「海からのボーナス」とも呼ばれており、 今年も旧暦6月1日前後の数日間、漁がおこなわれましたが、 スクの水揚げはありませんでした。 この日午前9時半までに捕れたスクはおよそ44キログラムで、 漁師らは「去年はもっと多かった」と話しながらも、 ほっとした表情を浮かべ、 水揚げされたスクは島の女性たちが計量し、 新鮮な生スクとして市場で販売されました。 市場の鮮魚店で働く浦崎小百合さん(50)は 「全く捕れないよりはよかった。 ちゃんと『ボーナス』になるように、 あと300キログラムくらいは捕らないとね」 と笑っていました。
Fri, 01 Aug 2014 16:56:00 +0900
サマーキャンプ2014 第11回がんばれ共和国in おーきな輪
方言ニュース 7月31日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 サマーキャンプ2014 第11回がんばれ共和国in おーきな輪 琉球新報の記事から 紹介します。 病気や障がいのある子どもたちとその家族が参加する 『サマーキャンプ2014 第11回がんばれ共和国inおーきな輪』が、このほど、宮古島市で 開かれ、ボランティアも含め 総勢190人が参加し、 離島の魅力を堪能し、 交流を深めました。 キャンプは在宅医療を続ける 子どもとその家族が医療体制が整った中で自然を満喫し、 遊んでもらうことを通し、生活の質を高めることを目的に、 毎年開かれているもので、 沖縄本島以外で開かれるのは初めてです。 初の離島開催となった今回は 屋内でのレクリエーションの他、 島の魅力を満喫してもらおうと、異例の島内観光ツアーも 催されるなど、 大いに盛り上がり、 滑脳症の3歳の娘と一緒に、 キャンプに初めて参加した 宮古島市内に住む仲間久美子さん(36歳)は、 『宮古島ではなかなか島外に 出るのが難しい家族も多い。 悩みを語ったり、地域ごとに 違う福祉サービスの 内容を知り、自分たちの地域に反映したりすることが できる機会。 交流を通して子どもと共に、 親が生き生きしているの がいい。』と 笑顔で話していました。
Thu, 31 Jul 2014 13:55:00 +0900
日の出連続撮影3000日達成
2014年7月29日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄本島南部の東端に位置し、 初日の出の名所としても有名な 南城市知念の知念岬公園で、 毎朝、日の出を撮影している 南城市の仲本勝男さん(75)歳が このほど、連続撮影3000日を 達成しました。 仲本さんは2006年4月17日、 「健康のために早起きしよう」 と思い立ち、日の出の撮影を始めました。 それ以来、雨の日も台風の日も、 毎朝欠かさず8年以上、知念岬公園や あざまサンサンビーチなどから 東の空を撮り続けており、 日の出が雲に隠れて見えない朝も、 日の出を想像しながら シャッターを切るということです。 仲本さんは、今月末には、 およそ120枚を厳選した写真集 「東の空」を刊行する予定で、 「人間も地球も、太陽のおかげで 生かされている。 朝日を浴びると元気が出て 前向きになり、人が変わる。 年寄りは家に閉じこもらずに、 どうしてもやるべき趣味を見つけ、 外に出たほうがいい」 と笑顔で話していました。
Tue, 29 Jul 2014 18:22:00 +0900
今帰仁村今泊 フクギ並木にチニブ
方言ニュース 2014年7月28日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 今帰仁村今泊(いまどまり)のフクギ並木に並ぶ家々の壁に 沖縄の伝統的な竹垣「チニブ」を設置しようと、 今帰仁村グスクを学ぶ会のメンバーが 手作業でチニブを製作しています。 今泊区の集落は昔ながらの小道に フクギが並んでおり、 涼しげな風景を見ようと 観光客も訪れますが、 その一方で、 さびたトタンも目立つことから、 今泊のよさを引き立てようと、 チニブ製作に乗り出しました。 さらに、集落内では敷地の壁をトタンで 代用している家が点在し、 さびたトタンが景観を損ねるとの声も上がっていました。 今回、試験的に集落内の3軒分の 竹垣24枚を製作していますが、 メンバーらは、材料に真竹(まだけ)とやんばる竹を使用し、 毎週水曜日に今泊公民館に集まり、 こつこつと竹を斜めに編み込み、 縦横それぞれおよそ2メートルの竹垣を作り上げました。 メンバーは去る23日、 完成したチニブの設置に汗を流しましたが、 学ぶ会では「今後もフクギとチニブで 今泊の景観保存に取り組みたい」と意気込みを見せ、 「これをきっかけにチニブが集落内に広まってほしい。 そのためにも行政の支援も必要だ」と話しています。 (了)
Mon, 28 Jul 2014 18:36:00 +0900
ウージ染めに魅せられ・・・・・
方言ニュース 7月24日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 ウージ染めに魅せられ・・・・・ 琉球新報の記事か 紹介します。 京都在住のデザイナーで、 洋服のオーダーメイドや リメークを手掛ける 石橋由美子さん(44歳)は 豊見城市の特産品の ウージ(さとうきび)染めに 魅せられ、 市ウージ染め共同組合の 全面協力を得て、商品づくりに取り組んでいます。 石橋さんは大学生の頃、 友人の妹がウージ染めに 携わっていたことが興味を持つきっかけになったということで、 『沖縄のどこにでもキビ畑が あり、想像と違う染めの色に 驚いた』と振り返り、 『ウージ染めの涼しげなイメージが好き。大人の女性が気軽に 身に着けられるものをデザインしたい』と語りました。 そんな、石橋さんの手掛ける 商品はカジュアルなスカート など、女性が 普段の生活の中で着こなす ファッションアイテムで、 従来のイメージや客層から 離れていますが、関係者は 『新しい分野で未経験のこと ばかりだがありがたい提案で、 石橋さんの熱意が他のメンバーに伝わった。 県外発信のチャンスになる。 互いに意見を出し合いながら いい商品を作っていきたい。』と 意気込みを見せていました。
Thu, 24 Jul 2014 13:20:00 +0900
「大宜味村青年農業者の会」結成
2014年7月22日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 若手の農業経営者が 交流する場をつくろうと、 大宜味村の若い農家14人が 「大宜味村青年農業者の会」 を、このほど結成しました。 青年農業者の会は 持続可能な農業経営を進め、 地域農業の活性化などを目的に 設立されたもので、 村外出身者が増えたこともあり、 会員同士が情報交換できるように 毎月定例会を開きます。 加入できるのはおおむね 50歳までの農業者で、 今後は会員をさらに募り、 会員同士が農業について 気軽に話し合うことができる 環境づくりを進めます。 会に参加する農家は村内外、 本土出身者からなっており、 栽培する作物もシークヮーサーや ソバ、サトウキビ、カボチャ、 キク、マンゴーなどさまざまとあって、 会で多様な意見交換ができると 期待しており、 このほど開かれた設立総会でも 「販売ルートに困っている」 「台風対策はどうすればいいか」 など、活発な意見が出されました。 松本会長は 「若い農家が増えている。 それぞれが頑張りあって、 相乗効果になるようにしたい」 と意欲を語っていました。
Tue, 22 Jul 2014 20:12:00 +0900
読谷村・知花さん 17・5キロ巨大スイカを収穫
方言ニュース 2014年7月21日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 読谷村波平の 知花邦夫(くにお)さん(67歳)は、 このほど17・5キロの 巨大なスイカを収穫しました。 スイカを育てて7年になるという 知花さんは、 「今年の出来は最高。 こんなに大きいのは初めてだ」と 驚いています。 この巨大スイカの品種は「縞王」(しまおう)で 通常は8キロほど。 しかし、知花さんが今年収穫した 100個以上のスイカは 軒並み10キロを超えたということです。 ゴーヤやトマトなど さまざまな野菜を育てている知花さんは 「孫たちが一番喜ぶのがスイカなんです」と笑います。 収穫したスイカは野菜などとともに 親戚や近所に配っています。 三日月形に切った真っ赤なスイカを 口いっぱいに頬張る孫たちを見ると 幸せな気持ちになるという知花さん。 「健康な間はずっと続けたい。 これはもう、ハルサーのロマンです」と 笑顔で語っています。 (了)
Mon, 21 Jul 2014 16:29:40 +0900
「うまち綱」で与那原大綱曳本番へ勢いをつける
方言ニュース2014年7月18日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 旧暦6月15日の6月ウマチーにあたる今月11日、 豊年を祈願して、 200人余の子どもたちによる「うまち綱」が 与那原町中島中央通りで開催され、 今月27日の与那原大綱曳本番に向けて勢いをつけました。 この日は大綱曳実行委員会の根川委員長ら代表が 御殿山など主な拝所で 豊年満作を祈願した後、綱曳資料館前に集合し、 太鼓、鉦鼓、銅鑼を打ち鳴らし、 旗頭を先頭に東方、西方の二手に分かれて、 綱を担ぎながら道ジュネ―しました。 そして、お互いにガーエーして気勢を上げ 「ハーイヤ、ハーイヤ」と綱を引きあいました。 1回目は東方に軍配が上がりましたが、 西方も負けじと気を引き締め、 じりじり引き込んで1勝1敗に持ち込みました。 また、今回から与那原保育所が旗頭を作って参加し、 「明るく育つ子」などののぼりが色鮮やかに会場で揺れ、 子どもたちを元気づけ喜ばせていました。
Fri, 18 Jul 2014 17:08:00 +0900
恩納村の小中学校で琉歌教室が開かれる
方言ニュース 7月17日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 恩納村の小中学校で 琉歌教室が開かれる 琉球新報の記事から 紹介します。 恩納村の恩納小中学校で このほど琉歌教室が開かれ、 児童らはことしの琉歌大賞の テーマ【笑い】について 思い付くことを挙げて、 琉歌作りに取り組みました。 今年で、16年目を迎えた琉歌教室は村内の小中学校で琉歌を教えてきた大城和子さんを 講師に招き行われたもので、 上句が8、8で 下句が8、6であることや、 上句が情景や現象、 下句が自分の思いを 書くことなど、生徒らは 琉歌の基礎から学びました。 また、今回は新たに村商工会が制作した漫画教本 【ナビーの琉歌教室】 も活用しましたが、 この漫画は村商工会が 今回初めて作成したもので、 村のゆるキャラ 恩納ナビーちゃんを 主人公に、琉歌の基礎を イラストで紹介しています。 大城さんは 『いい歌は感情をつづるために下の句に力を入れて』と強調し、 琉歌を学んだ 小学5年生の女子生徒は 『実際に作るのが難しかったが、勉強になった。 漫画もあって わかりやすかった。』 と話していました。 大城さんは 『琉歌の里にふさわしい人づくりをしたくて実施している。 漫画を参考にして 日常生活の中で琉歌作りを してほしい』と話していました。
Thu, 17 Jul 2014 13:11:00 +0900
県内大学生らが嘉陽区で作った米を収穫
方言ニュース 2014年7月16日(水) 担当は糸数昌和さんです。 琉球大学を中心とした県内学生のグループ 「ディスカバリー」はこのほど、 名護市嘉陽区で黄金色に輝く「ちゅらひかり」の 稲穂を刈り取りました。 遊休地およそ148平方メートルを無償で借り受け、 整地から一貫して米作りに取り組んだもので、 来年以降も米作りを継続していく構えです。 「ディスカバリー」は地域と自然の つながりをテーマにしており、 去年3月、嘉陽区で地域の協力の下 「地域散策マップ」を作りました。 マップの作成作業のなかで、 嘉陽集落が米どころだったことや、 10年ほど前にしばらく途絶えていた米作りを 一部で復活させたことを知り、 住民らへの恩返しも兼ね、稲作に挑戦したもので、 隣接する田んぼで米作りをおこなう 宮城浩文(みやぎ ひろふみ)さん(52歳)ら 住民の指導を受けながら取り組みました。 収穫にはメンバーらの活動に賛同した学生や 高校生らも参加しましたが、 学生らは 「食や農業の大切さを実感した」と話し、 阿野翔大(あの しょうだい)代表は 「地域貢献が目的だったが、逆に地域の協力、 指導のおかげで収穫までたどりつけた。 感激している」と 感謝の気持ちを表していました。
Wed, 16 Jul 2014 13:24:00 +0900
名嘉睦稔さんの作品、教科書掲載
2014年7月15日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 木版画家の名嘉睦稔(なかぼくねん)さんの作品が、 来年度に使用される 小学校3年・4年生向けの図画工作の教科書 「思いをこめて」に掲載されます。 教科書では、沖縄の海や花を 豊かな色彩で表現した作品や、 切手に使われた作品、 さらに、制作に取り組む様子などが 見開きで紹介されており、 名嘉さんは 「初めて芸術作品に触れたのは、 美術教科書でした。 ゴッホやセザンヌ、ピカソといった 存在を知って、心動かされ、 僕も画家になりたいと、 ひそかに思い始めていました。 僕の絵が教科書に載るというのは、 長い時を経て少年の思いがかなったようなもので、 とてもうれしいものです」 とコメントしました。 出版社は 「教科書を使う子どもたちに、 名嘉さんの作品に込められた思いや、 版画を制作する楽しさに 親しんでほしいという思いで掲載した」 と述べています。
Tue, 15 Jul 2014 20:13:00 +0900
アメリカアイオワ州の高校生が具志頭小を訪問
方言ニュース 2014年7月14日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重瀬町具志頭小学校でこのほど、 アメリカアイオワ州から来県した 高校生ら11人と児童との交流会が開かれ、 高校生たちは歌やダンスを披露したり、 児童とともに給食を食べたりと、 楽しい時間をすごしました。 高校生たちは今月1日から およそ2週間の日程で、沖縄に滞在し、 姉妹校の向陽高校に通っているもので、 地域への教育活動の一環で 具志頭小を訪問しました。 交流会では、高校生たちが動物の鳴き声が 入っている曲「オールドマクドナルド」を披露し、 豚の「オインク、オインク」や 馬の「ネーイ」など、 日本語とは違う鳴き声に児童たちは大笑いしていました。 また、給食の時間では、 児童たちと食事をともにしましたが、 ブロディー・ローガンさん(16歳)は 苦手な納豆に挑戦し、「おいしい?」と聞かれ、 苦笑いを浮かべながら、 「おいしいです」と答えていました。 アビー・ラエリさん(18歳)は、 「とても楽しかった。 アメリカでは室内でも靴を脱がないので 不思議な感じがする」と話し、 文化の違いを実感していました。 (了)
Tue, 15 Jul 2014 16:24:52 +0900
アメリカアイオワ州の高校生が具志頭小を訪問
方言ニュース 2014年7月14日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重瀬町具志頭小学校でこのほど、 アメリカアイオワ州から来県した 高校生ら11人と児童との交流会が開かれ、 高校生たちは歌やダンスを披露したり、 児童とともに給食を食べたりと、 楽しい時間をすごしました。 高校生たちは今月1日から およそ2週間の日程で、沖縄に滞在し、 姉妹校の向陽高校に通っているもので、 地域への教育活動の一環で 具志頭小を訪問しました。 交流会では、高校生たちが動物の鳴き声が 入っている曲「オールドマクドナルド」を披露し、 豚の「オインク、オインク」や 馬の「ネーイ」など、 日本語とは違う鳴き声に児童たちは大笑いしていました。 また、給食の時間では、 児童たちと食事をともにしましたが、 ブロディー・ローガンさん(16歳)は 苦手な納豆に挑戦し、「おいしい?」と聞かれ、 苦笑いを浮かべながら、 「おいしいです」と答えていました。 アビー・ラエリさん(18歳)は、 「とても楽しかった。 アメリカでは室内でも靴を脱がないので 不思議な感じがする」と話し、 文化の違いを実感していました。 (了)
Tue, 15 Jul 2014 16:23:34 +0900
アメリカアイオワ州の高校生が具志頭小を訪問
方言ニュース 2014年7月14日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重瀬町具志頭小学校でこのほど、 アメリカアイオワ州から来県した 高校生ら11人と児童との交流会が開かれ、 高校生たちは歌やダンスを披露したり、 児童とともに給食を食べたりと、 楽しい時間をすごしました。 高校生たちは今月1日から およそ2週間の日程で、沖縄に滞在し、 姉妹校の向陽高校に通っているもので、 地域への教育活動の一環で 具志頭小を訪問しました。 交流会では、高校生たちが動物の鳴き声が 入っている曲「オールドマクドナルド」を披露し、 豚の「オインク、オインク」や 馬の「ネーイ」など、 日本語とは違う鳴き声に児童たちは大笑いしていました。 また、給食の時間では、 児童たちと食事をともにしましたが、 ブロディー・ローガンさん(16歳)は 苦手な納豆に挑戦し、「おいしい?」と聞かれ、 苦笑いを浮かべながら、 「おいしいです」と答えていました。 アビー・ラエリさん(18歳)は、 「とても楽しかった。 アメリカでは室内でも靴を脱がないので 不思議な感じがする」と話し、 文化の違いを実感していました。 (了)
Tue, 15 Jul 2014 16:22:57 +0900
沖縄戦を合唱で追体験
方言ニュース 7月10日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 沖縄戦を合唱で追体験 琉球新報の記事から 紹介します。 沖縄戦を合唱で追体験しようと、このほど、うちなーぐちの 歌詞混声合唱組曲 「沖縄(うちなー)や 戦場(いくさば)になやい」が 出来上がりました。 伊是名村出身の名嘉憲夫 東洋英和女学院大学准教授 (57歳)が、 親族の戦争体験を基にした詩集を歌詞にし、 作曲家の赤嶺康(やすし)さん(43歳)が、曲を付けたもので、 歌詞になった詩集は 名嘉准教授の 祖父母や義父母など、 親族の沖縄戦体験を 聞き取ったものです。 赤嶺さんが書店で 名嘉准教授の詩集を手にした ことがきっかけで、 戦争の悲惨さや生々しさ、 沖縄の人々がどうやって 亡くなったのかを うちなーぐちで描いた曲を 作りたいと心を動かされ、 名嘉准教授に曲を作りたいと 手紙を送りました。 出来上がった混声合唱組曲は 6曲で1曲目から5曲目までは、 沖縄戦の悲惨さを 中心に歌われています。 また、6曲目には明るい和音を取り入れ、戦争の無い未来への希望が描かれています。 名嘉准教授は 「沖縄戦を受け継いでいくと同時に、若い世代への希望も 交えられた素晴らしい合唱曲。歌詞やメロディーをかみしめながら鑑賞してもらいたい」と話しています。
Thu, 10 Jul 2014 13:10:00 +0900
「子育てサロン」で悩み・情報共有
2014年7月8日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添市の国家公務員宿舎 前田住宅集会所で5月から、 子育て中の母親たちが交流する 「子育てサロン」が開かれています。 子育てサロンは毎週月曜、水曜、 金曜日に開かれ、 0歳から未就学児までと その保護者なら誰でも受け入れており、 母親同士の情報交換だけでなく、 子ども同士の遊び場にもなります。 普段は母親などのおしゃべりなどで リフレッシュを図る サークル活動の場ですが、 先月27日には、専門講師を招いて、 写真を美しくレイアウトする 「スクラップブッキング」の 手ほどきを受け、制作中は、 地域ボランティアの おばあちゃんたちが子守をしてくれて、 ママたちは子育てからしばし解き放たれ 作業に没頭していました。 呼びかけ人の普天間ゆかりさんは、 「利用者が増えれば、 アイディアもたくさんでてくる」 とママ友の輪を呼びかけ、 『同じ悩みを共有する子育てサロン』 として講座や 季節のイベントも企画していく」 と意気込んでいました。
Tue, 08 Jul 2014 20:42:00 +0900
「第27回・ハナリ島遠泳」児童全員が見事完泳
方言ニュース 2014年7月7日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 渡嘉敷村立阿波連小学校の地域の特性を生かした 伝統行事「第27回・ハナリ島遠泳」が きのう行なわれ、 無人島のハナリ島と阿波連ビーチ間の およそ1キロの大海原を 児童全員が見事に完泳を果たし、 あはりっ子の心意気を示しました。 子どもたちは日頃から PTAや地域の協力の下、 水泳学習などで練習に取り組み、 初回からこれまでの参加者は 全員完泳しているということで、 全児童が自信を持って遠泳に臨みました。 当日は午後2時50分にハナリ島を 全員が一斉にスタートし、 ゴールの阿波連ビーチを目指して、 べたなぎで透明なケラマブルーの海原を 伴泳者らの「頑張れ!」の声援を受けながら力泳しました。 およそ1時間10分で全員がゴールしましたが、 ゴールでは多くの住民らが出迎え、 児童1人1人が笑顔でゴールすると、 「おつかれさま。よくやった」と父母らが 声を掛け、暖かい拍手で迎えました。 3段階の完泳賞も贈られ、 「パーフェクト完泳賞」を獲得した 5年生の外山詩(そとやま うた)君は、 「練習したので楽に泳げた」と 満足げな様子で、 新1年生5人は「魚を見ながら楽しく泳げた」と 笑顔で話していました。 (了)
Mon, 07 Jul 2014 15:08:20 +0900
特別養護老人ホームで「しまくとぅば安全講話」」
方言ニュース2014年7月4日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 しまくとぅば駐在員として知られる南城市久手堅駐在所の 小渡錫幸(おど・ようこう)巡査部長がこのほど、 特別養護老人ホームで 「しまくとぅば安全講話」を開催しました。 小渡巡査部長は自ら交通安全10の心得と、 オレオレ詐欺防止のパンフレットを作成し、 交通安全の10の心得では、 「きーちきな、車やあったに止まらんどー」、 「またいめー、なーちゅけーん、にじり、ひじゃい」などと話し、 オレオレ詐欺では、 「わんよーワン、ワンワン言ーねーうかしむん、 銭話、はいよー、一時まっちょーけー」と、 被害に遭わない策を説明しました。 小渡さんの講話には、いつも妻が夫をサポートし、 手作りの広報資料を掲げて対応しており、 参加者からわかりやすいと好評で、 この日、ホームのホールには、 入所生活者とデイサービスに通うお年寄り50人余が集合し、 講話に耳を傾けていました。 話しを聞いた99歳の渡名喜ツルさんは 「私たちお年寄りのために、夫婦そろって貴重なお話、ありがとうございました」 とお礼を述べ、大きな拍手が送られていました。
Fri, 04 Jul 2014 17:34:00 +0900
沖縄市のキャラクター「エイ坊」を活用した絵本を作成
方言ニュース 7月3日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 沖縄市のキャラクター「エイ坊」を活用した絵本を作成 琉球新報の記事から 紹介します。 沖縄市文化観光課はこのほど、市のイメージキャラクター 『エイ坊』を活用した 絵本を作成しました。 「エイサーのまち」宣言をした 沖縄市のPRと エイサー活動を支える 次世代の育成が目的で、 絵本を通してエイサーの歴史や役割、青年会や 自治会活動の大切さを 子どもたちにつたえるものです。 主要な登場人物は、 沖縄市のエイサーキャラの エイ坊、サーちゃん、たーくん、 さなじぃの4人で、 子どもの興味をそそる かわいらしいイラストで 描かれています。 文章は立川志ぃーさーさんが 担当し、 第1部の「エイサーの絆」編は、 4人の出会いを通して、エイサー活動や友情や、 他人を気遣う心の大切さを 教え、 第2部の「エイサーの輪」編は 地域に貢献する公民館の 役割を紹介しました。 来年度までに「感謝の心」や 「諦めない心」を テーマにした絵本を 追加作成して、 合わせて4部作の構成で まとめる予定です。 絵本は、沖縄市の 観光ポータルサイト「コザウェブ」で閲覧できるということで、 市文化観光課では 「子どもたちの健全育成につなげて地域を愛する心を 育みたい」 と話しています。
Thu, 03 Jul 2014 13:15:00 +0900
イチキロヘラス1周年!
方言ニュース 2014年7月2日(水) 担当は糸数昌和さんです。 ラジオ沖縄、琉球新報社、沖縄テレビの3社が展開している 健康うちなー未来プロジェクト「イチキロヘラス!」の 1周年記念イベントが昨日、 那覇市のパレットくもじ前広場で開かれました。 イベントでは社員の健康づくりへ積極的に取り組む 4つの企業の担当者が登壇し、 実践内容を紹介しましたが、このうち61歳の男性は 「雨の日を除いて社員全員でのジョギングなどを 30年以上続けている」 と取り組みを紹介しました。 また、参加者は「イチキロヘラス」の テーマソングにあわせながら、 健康運動指導士の武内尚子さんが考案した健康体操を踊り、 心地よい汗を流しました。 翁長雄志那覇市長も登壇しました。 来賓の宮城信雄会長は 「社員の健康に対する意識改革のため、 企業が具体的な取り組みを積極的に実施しており、 活動が県民に浸透しつつある」と挨拶しました。 なお、ラジオ沖縄では第2期ダイエットチャレンジャーとして 久高成矢アナウンサーと東幸希恵レポーター、 それにミュージシャンのナオキ屋が 今後1年間、健康づくりに取り組みます。
Wed, 02 Jul 2014 13:48:00 +0900
「沖縄を知って三線を楽しもう」発刊
2014年7月1日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 東京都練馬区在住で、 琉球民謡伝統協会練馬支部長の 渡嘉敷政子さん(75)歳が このほど、三線の教本 「沖縄を知って三線を楽しもう 上・下巻」 を発刊しました。 渡嘉敷さんは久米島出身で、 戦後、久米島小中学校で教師となり、 結婚のため上京しました。 練馬区の児童館館長などを務め、 退職後、歌三線が上手だった 母や祖母を思い出して三線を学び、 現在は弟子らに指導するかたわら、 分かりやすく弾きやすさを心掛けた 教本を6年かけて作成しました。 通常の教本と違い、 工工四と歌詞だけでなく、 歌の背景にある沖縄の文化や 歴史を解説しました。 また、戦争末期に日本軍兵士が 久米島住民をスパイ視して 虐殺した事件にも本の中で 触れるなど、6歳で体験した 沖縄戦もコラムで記しました。 渡嘉敷さんは 「東京では沖縄の基地問題が 表面だけで語られている気がする。 沖縄のつらかった過去や『命どぅ宝』など、 民の心を知れば、政治も違ってくるのでは。 三線をきっかけに沖縄を知ってほしい」 と話しています。
Tue, 01 Jul 2014 21:30:00 +0900
世界若者ウチナーンチュ大会の資金造成イベント、きのう開催
方言ニュース 2014年6月30日(月) 担当は糸数昌和さんです。 来月、ドイツで開かれる 第3回世界若者ウチナーンチュ大会ドイツ2014の資金造成イベントが、 きのう、那覇市の 男女共同参画センターてぃるるで行なわれました。 これは、世界中にいるウチナーンチュの 若者のネットワークを広げようと、 2011年に第5回ウチナーンチュ大会が開かれた際に発足した 世界若者ウチナーンチュ連合会が行なったもので、 世界若者ウチナーンチュ大会は、おととしの第1回大会は、 ブラジル、去年はアメリカのロサンゼルスで開かれました。 今大会から、国内の各家庭に眠っている三線を譲り受け、 毎年、開催国に贈る計画をしており、 支援実行委員会から連合会への 寄贈式も行われました。 勝連盛豊(せいほ)会長は 「沖縄音楽に三線は欠かせないもの、 伝統文化も世界に広めてほしい」と語り、 また、連合会学生部の屋良奈々美(ななみ)さんは 「ウチナーンチュの少ない地域に行くので、 不安もあるが、 チームワークを深め沖縄を広めに行く」 と意気込みを語りました。 大会は来月30日から8月1日までの3日間、 ドイツのデュッセルドルフで開かれます。 (了)
Mon, 30 Jun 2014 16:39:00 +0900
根気よく10年、体重、血圧など記録
方言ニュース2014年6月27日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 区民を挙げて健康づくりに取り組んでいる 南城市佐敷の津波古区で、 福増シゲ子さん(74)が 朝のラジオ体操を通して10年間 体重、血圧などを記録し続けており、区民の話題となっています。 シゲ子さんは、 市の元福祉部長で、退職後も公民館を活用した健康づくりの推進役を担っている 髙江洲順達さん(62)に励まされながら 夫の俊夫さん(63)と朝の体操に通っており、 歩数計を携えてジョギングをし、 肥満などを判定するBMIの数値を1日に2回測定して、 自分が目標とする数値を達成しているかどうかを ◎、○、△の3段階に分けて評価記録も付けてきました。 また、シゲ子さんは走ることが好きで、 陸上選手として北部代表に選ばれ、 中央大会に出場したこともありますが、 4年前に脱臼関節手術を受け、 医師からは運動のやりすぎと指摘されたということです。 今は、冷たい飲み物は避け、食事にも気を遣うなど、 焦らず楽しく前向きに健康づくりを進めています。 髙江洲さんは 「10年間、毎日記録するのは根気のいることで、 健康管理には頭が下がる」 と話していました。
Fri, 27 Jun 2014 17:29:00 +0900
株式会社「がちゆん」
方言ニュース 6月26日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 株式会社「がちゆん」 琉球新報の記事から 紹介します。 琉球大学教育学部3年の 国仲瞬(くになか・しゅん)さん (21歳)は先月、 平和学習を支援する株式会社「がちゆん」を沖縄市で 立ち上げました。 「沖縄戦の教訓は、若い世代に伝わっているのか」と 疑問を抱いたことがきっかけで、 沖縄を訪れる修学旅行生向けに宿泊先のホテルに出向いて 沖縄戦や基地問題についての討論会を企画・運営します。 すでに大手旅行代理店と契約を交わし、来月に東京の高校1校の受け入れが決まりました。 会社名は 「がち(本気)でゆんたく」の 意味で、 琉大生の友人と2人で設立し、 運営には学生も ボランティアで参加します。 大人が「戦争は駄目」、 「命は尊い」と 結論を一方的に 教えるのではなく、 なぜ戦争について学ぶ必要があるのかを考えることに 重点を置き、 教師も生徒も互いが率直な意見を交わしながら学び合う “平和共育”を意識します。 国仲さんは、体験者が若者に 直接語り継ぐ活動も 「体験者にしかできない、そして今しかできない大切なこと」と 重要視し、 「さまざまな意見を言う人が いたら、 なぜその人はそう考えるのか、 背景も一緒に考えることが 自分たち若い世代の役目」 と話しており、 今後は平和だけでなく環境、 観光、教育など幅広いテーマの事業も展開する考えです。
Thu, 26 Jun 2014 13:36:00 +0900
沖縄県出身の落語家が誕生
2014年6月24日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄出身の落語家が誕生しました。 読谷村出身の立川笑二(たてかわしょうじ)さん (23)歳で、今月1日付で 前座(ぜんざ)から「二つ目(ふたつめ)」に昇進し、 落語家を名乗れるようになったもので、 800人ともいわれる落語家で唯一の沖縄出身者です。 笑二さんは高校卒業後、 コンビを組んでいた友人と 大阪のお笑い学校に入学し、 漫才師を目指しましたが、 友人が3ヶ月で帰郷したため 1人で活動することになりました。 その後、落語の面白さに目覚め、 2011年6月に 立川談志(たてかわだんし)門下の 立川談笑(たてかわだんしょう)さんの 2番目の弟子となりました。 1番苦労したのは言葉だということで、 「標準語とも違う江戸の言葉、 アクセントを覚えなければならない。 なまっているぞと師匠に厳しく指導された」 と笑う笑二さんは、 立川流で最年少となりますが、 「毎月300人規模の独演会ができる 談笑師匠のようになりたい。 早く真打ちになって、 沖縄で独演会を開けるようになりたい」 と夢を語っています。
Tue, 24 Jun 2014 22:04:00 +0900
新メニュー「もとぶ香りネギそば」を堪能
方言ニュース2014年6月20日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 本部町のそばの新メニュー 「もとぶ香(かお)りネギそば」の試食会が このほど、本部町内の飲食店で開かれ、 高良町長や松田商工会長など、およそ20人が参加し、 新メニューの味を堪能しました。 もとぶ香りネギは、 本部町が栽培普及に取り組み、商標登録を取得しています。 これまで、本部町のそばは 三枚肉そばとソーキそばが中心を占めていましたが、 本部町在来もとぶ香りネギを、メイン食材として 新メニューを開発したもので、 本部そばに、かまぼこともとぶ香りネギを一束入れ、紅しょうがを乗せました。 だしは香川県のさぬきうどんを参考に 青魚をベースにしており、一食700円です。 本部町では、町商工会が2010年に「そばの町」を宣言し、 町内にはそば店がおよそ70店舗ある中、 「もとぶ香りネギそば」は新たな観光商品として期待されており、 高良町長は 「本部町はそばの町で食材も豊かだ。 もとぶ香りねぎは好評で、それを活用してほしい」 と激励しました。 関係者は、今後は町内のそば屋全体に広げていきたいとしています。
Fri, 20 Jun 2014 17:25:00 +0900
那覇市唯一の銭湯『日の出湯』 営業を終える
方言ニュース 6月19日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 那覇市唯一の 銭湯『日の出湯』 営業を終える 琉球新報の記事から 紹介します。 那覇市泉崎で営業を続けていた銭湯『日の出湯』が先月14日、 店の老朽化を理由に およそ60年間続いた 営業を終え、 その歴史の幕を閉じました。 那覇市保健所によりますと、 市内でいわゆる銭湯の 許可を受けているのは、 『日の出湯』のみで、 これで那覇市からは 銭湯がなくなりました。 2代目店主の高良ツヤ子さん (83歳)は 『営業を始めたころ1歳だった 子どもが、 今はもう60歳を 超えているからね。』 と語り、 店の歴史の長さをにじませ、 『営業を続けたかったが お客さんの安全を 確保することができなくなった。 営業を終わると伝えたときにはお客さんから「続けてほしい」と言ってもらった。 店を続けたかったが かなわなかった。 長年利用してもらって、 お客さんには 今までありがとうと伝えたい』 と話しました。 那覇市一般質問で 閉店を聞いた翁長雄志市長は、 『銭湯は小さいころから 身近にあり、 慣れ親しんできたものだ。 銭湯など心の中が 温かくなるような場所に対し、 行政に何ができるか 考えていきたい。』 と語っていました。
Thu, 19 Jun 2014 13:13:00 +0900
松川区の拝殿で香炉が倒される
方言ニュース 2014年6月18日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 那覇市松川の拝殿に置かれていた 七つの香炉が全て何者かによって倒され、 管理している地域住民を失望させています。 拝殿を管理している松川区松川向上会の 冨山会長によりますと 13日に拝殿を訪れた住民から連絡があり、 警察に相談しました。 拝殿は鉄製の柵で囲まれ、 中に入る扉には鍵が掛かっており、 冨山会長は 「恐らく柵の隙間から棒のようなものを 入れて倒したんだと思う」と話しています。 拝殿は戦前から存在し、 旅に出る前や子どもが産まれた時に お参りする場所として地域の住民が訪れており、 冨山会長は 「みんなの心の支えになっている場所を 平気で踏みにじられた」と憤りを語りました。 14日に被害届を提出しようとしましたが、 那覇書で器物損壊が認められなかったため、 警ら要請として受理されました。 那覇署は 「パトロールを強化する」と話しています。
Wed, 18 Jun 2014 13:56:00 +0900
イチキロヘラス体操を普及させる
方言ニュース 6月17日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 イチキロヘラス体操を 普及させる 琉球新報の記事から 紹介します。 浦添市の地域福祉センターで 開かれている運動教室 【ボディ・チェンジ】では今、 受講生たちが 『イチキロヘラス体操』を 踊っています。 講師を務めるのは 女性専用トレーニングジムを 主宰する健康運動指導士の 武内尚子さん(58歳)で、 自身が講師を勤める 2か所の運動教室でも、 この体操を取り入れ、 普及に努めています。 体操は筋力アップと 腹筋を引き締める動きを 基本に、 中盤にはカチャーシーを 取り入れており、 県民の健康課題である 肥満の改善を目指しています。 受講生らは 『曲が明るくて動きもゆったり しているから楽しく踊れる。 体操を踊るようになって 以前より足が動くようになり つまづきにくくなった。』と、 笑顔で話しており、 武内さんは 『筋肉がつけば 太りにくい体になる。 日々の生活に この体操を取り入れてほしい。 要望があれば、スポーツ大会 などに出かけて 体操を広めたい。』 と語っていました。
Tue, 17 Jun 2014 16:05:00 +0900
父の日闘牛 古堅白眉初V
方言ニュース 2014年6月16日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 父の日闘牛大会がきのう、 うるま市石川多目的ドームで開かれ、 注目のシーの一番は、 新鋭牛の古堅モータース白眉(はくび)が、 前軽量級全島一牛の 琉仁謝名親方(りゅうじんじゃなうぇーかた)を わずか43秒で仕留めて、 初優勝を飾りました。 シーの一番は、 序盤は互いに相手の出方をうかがう スローペースの展開となりましたが、 琉仁謝名親方が一瞬の隙を狙って 古堅モータース白眉のわき腹を突き、 土手際に追い詰めました。 勝負は 琉仁謝名親方の勝利かと思われましたが、 古堅モータース白眉が起死回生の返し技で、 うっちゃり、逆転勝ちを収めました。 また、シーの二番は、 大物食いの荒波が、 中量級ホープ牛の蜂男トガイー来夢を破る 大殊勲を挙げました。 会場には家族連れや観光客、 外国人など多くの観客がつめ掛け、 迫力ある牛たちの戦いを楽しみ、 全島大会並みのにぎわいを見せていました。 (了)
Mon, 16 Jun 2014 16:29:06 +0900
元プロボクサー坂本博之氏、子どもたちと交流
方言ニュース2014年6月13日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 元プロボクサーの坂本博之さんが、 このほど、南城市大里の児童養護施設「島添の丘」を訪れ、 子どもたちと交流しました。 坂本さんは福岡県の養護施設で育った経験を持っており、 子どもたちに 「うれしかったこと、悲しかったことを思い出しながら打ってみろ」 と呼びかけながら、4種類のパンチを実演し、 子どもたちは目を輝かせて見よう見まねで体を動かし、 様々な思いを込めたパンチで坂本さんに応えました。 また、講演では 「明日からではなく、この瞬間から頑張る」ことの大切さを強調し、 「やる以上は失敗はない。得られるものはある」 と話し、自ら行動を起こす重要性を強調しました。 小学6年の女の子は、 「将来の夢はまだ決まっていないけど、スポーツは大好き。 坂本さんと出会って、ボクサーに興味が出てきた」 と嬉しそうに話していました。
Fri, 13 Jun 2014 17:21:00 +0900
チョンダラーの演舞隊を結成
方言ニュース 6月12日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 チョンダラーの演舞隊を結成 琉球新報の記事から 紹介します。 琉球國祭り太鼓はこのほど、 エイサー演舞で顔に 滑稽な化粧をして、 愛嬌たっぷりの踊りで観客を 沸かせる「サンダー 」(ちょんだらー)の演舞隊を 初めて結成しました。 名称は「ぬちぐすいサンダー隊」で8月の初披露に向け、 子どもたちが練習に 励んでいます。 沖縄市内の青年会が受け継ぐ伝統エイサーでは通常、 チョンダラー役は農民の格好をした年長者の男性数人が 担うことが多い中、 祭り太鼓は、 小中学生の女の子を中心メンバーとするのが特徴で、 衣装も現代的で100人を超える大演舞隊を目指します。 このほど、沖縄市内で行われた練習では市内外から およそ40人の子どもが集まり、 女の子らは顔におしろいを塗り、つながる太い眉毛や ひげを生やすなど、 滑稽な化粧を施し、 クバの葉の扇を大きく振る チョンダラー独特のしぐさを 取り入れた創作演舞の練習に励みました。 参加した小学5年の女の子は 「変なメークで エイサーの踊りとも違うけど、 お客さんが笑ってくれたら うれしい」 と笑顔で話していました。 隊の演舞は8月3日 那覇市の国際通りで開かれる「エイサーページェント」で 初披露されますが、祭り太鼓ではイベントへの参加を呼び掛けています。
Thu, 12 Jun 2014 13:21:00 +0900
宜野湾市が全防犯灯をLED化
方言ニュース 2014年6月11日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 宜野湾市はこのほど 市内に設置しているおよそ3250灯の防犯灯を LEDに取り換えました。 市によりますと、自治体全域の防犯灯をLEDにしたのは 宜野湾市が県内で初めてだということです。 取り換えは市防犯灯LED化事業の一環で、 LED化により市や自治体の支出、 作業負担を軽減させるほか、 防犯対策の強化にもつながるとして事業化されました。 市はこれまで、防犯灯の改修や維持管理費などについて 自治体に補助金として年間1200万円を支出していましたが、 それを年間1000万円のリース契約に切り替えました。 LEDへの移行により、今後10年間で 市の負担がおよそ700万円、 23自治会全体の負担が およそ4000万円節約できるということです。 点灯式で佐喜真市長は 「県内初の事例で難しい課題もあった。 LED化で防犯対策を強化し、市民の安全安心な生活に 寄与できる」と挨拶し、 市自治会会長会の伊波会長も 「経費削減に貢献すると思う」と期待していました。 市では今後さらに250灯を新設する予定で、 防犯灯は合わせておよそ3500灯となる見通しです。
Wed, 11 Jun 2014 13:26:00 +0900
平和祈念資料館で「沖縄戦への道」企画展開催
2014年6月10日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 戦後70年を来年に控え、 糸満市摩文仁の県平和祈念資料館は 子どもを対象にした企画展 「沖縄戦への道-70年前、その時、何が・・・-」 を開いています。 企画展では沖縄戦の前の年の 1944年に焦点を当て、 沖縄守備軍の配備や学童疎開、 対馬丸沈没、10・10空襲など、 沖縄戦に至る過程を月ごとに年表で 紹介しており、 皇民化教育に使われた国語や 修身の教科書、子ども向けの雑誌、 すごろくやかるたなども 展示されています。 また、衣食住や学校生活など、 当時の小学生の暮らしがうかがえる 展示もあります。 学芸員の平田守(ひらたまもる)さんは 「戦争は突然起こるわけではなく、 着々と準備されて始まる様子が分かる。 当時と今の子どもの生活を 比較しながら見てほしい」 と話しています。 県平和祈念資料館の企画展 「沖縄戦への道-70年前、その時、何が・・・-」 は来月7日まで開かれています。 入場は無料です。
Tue, 10 Jun 2014 19:47:00 +0900
岡村さん石垣市観光大使に
方言ニュース 2014年6月9日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 石垣市はおととい、 人気お笑いコンビ「ナインティナイン」の 岡村隆史さん(43歳)を 石垣市観光大使に任命しました。 岡村さんが、地域の観光大使を務めるのは初めてで、 去年3月に就任した新石垣空港のPR大使を兼任していることから、 石垣市の魅力を全国に知らせる役目を担います。 岡村さんは石垣市で スキューバーダイビングの免許を取得するなど、 石垣島を十数年来、 訪問している大の石垣ファンで、 中山市長から贈られた 新石垣空港PRキャラクターの 「ぱいーぐる」のかぶりものを着けるなど、 大好きな石垣市の大使就任を喜びました。 岡村さんは記者会見で、 「人が温かく、海は海外と比べても一番きれい」 と早速、石垣市を宣伝し、 「ダブルの就任でありがたく、 島の素晴らしいところを伝えて行きたい」 と意気込みを語りました。 中山市長は「石垣の魅力を伝えてほしい」と 観光客の更なる増加への活躍を期待し、 特産の石垣牛や石垣産のマグロを贈りました。 (了)
Mon, 09 Jun 2014 16:57:39 +0900
かぬち棒の入魂式、行われる
方言ニュース2014年6月6日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 来月27日に開催される与那原大綱曳で使う 新しい「かぬち棒」の入魂式が、 このほど、町指定文化財の親川(ウェーガー)で、 大綱曳実行委員会の役員によって厳かに行われました。 綱引きの雌綱と雄綱をつなぐ要のかぬち棒が古くなって傷んでいたため、 熊本県などから栗と樫の木の新しいかぬち棒2本を取り寄せたもので、 入魂式では、実行委員会の根川委員長や 町企画観光課の上原課長らが参加し、 琉球王朝の御新下り(おあらおり)行事で 聞得大君(きこえおおきみ)が参拝した縁のある土地の親川で、 酒と米を供えて手を合わせました。 そして、根川実行委員長が 「雌綱と雄綱をつなぐ要のかぬち棒が およそ50年ぶりに新しくなる。 県内三大大綱引きの一つといわれる与那原大綱曳の成功と、 継承発展を祈願する」 とあいさつし、 行けにたまった泥を汲みだして、 保存のために埋められていた古いかぬち棒2本を取り出し、 新しいかぬち棒と入れ替えられました。
Fri, 06 Jun 2014 17:44:00 +0900
自作の絵本を出版
方言ニュース 6月5日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 自作の絵本を出版する 琉球新報の記事から 紹介します。 幼児教育に携わり、演劇集団「創造」にも所属して活動する 今秀子(こん・ひでこ)さん 66歳が去年12月に 「げっとうの花咲くとき」を ことし4月に 「うみをおよいだこいのぼりくん」の2冊の自作絵本を 出版しました。 第1作の「げっとうの花咲くとき」は戦争で家族を失った 子どもたちの体験が語られ、 「うみをおよいだこいのぼりくん」はアメリカ軍基地から 派生する環境汚染を危惧し、 自然の大切さをテーマにした 作品となっています。 今さんはこれまでに紙芝居や 朗読劇など、 さまざまな表現に関わり 県内各地の幼稚園や小学校を訪問して自作の紙芝居の 読み聞かせをするなど、 精力的に活動していますが、 訪問先の幼稚園や 小学校の先生たちから 「自分の子どもたちへの 読み聞かせをしたい」という 要望があり、 それが絵本制作の きっかけとなりました。 今さんは 「沖縄で戦争があったということを、何らかの形で語り継いで いかなければならない」 という思いを抱き、さまざまな 資料に目を通し、体験者の証言を聞く中で戦争を追体験して 物語を形作っており、 「楽しいだけでなく 心に何かが残って、 問題を提起するような絵本を 今後も作っていきたい。」 と話しています。
Thu, 05 Jun 2014 13:28:00 +0900
熱中症に注意!県労働局が注意徹底呼びかけ
方言ニュース 2014年6月4日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 熱中症による労働災害が増加する夏に向け、 沖縄労働局はおととい、 建設業など屋外で働く産業を中心に 熱中症対策の徹底を呼びかけ、 県建設業協会や県労働基準協会など およそ40団体へ、 具体的な対策例や注意点などをまとめた 資料を郵送しました。 沖縄労働局は対策例に、 作業場で直射日光や照り返しを遮る屋根を設置し、 スポットクーラーや大型扇風機を使うこと、 水分、塩分を補給するため スポーツドリンクや塩あめなどを用意すること、 作業中、作業者の様子に異常がないか 管理者や監督者が巡視し、 作業者同士で声を掛け合うことなどを示しました。 ちなみに、去年の県内の熱中症による 労災請求は60人で、 5人が4日以上休業しました。 死亡者はいませんでした。 また、去年までの10年間では 熱中症で4日以上休業した死傷者は42人で、 このうち4人が死亡したということです。
Wed, 04 Jun 2014 13:16:00 +0900
漁港に熱気 糸満ハーレー西村新記録V
方言ニュース 2014年6月2日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事からお伝えします。 航海安全と大漁を祈願する海の祭り 「ハーリー」が旧暦5月4日のユッカヌヒーにあたるきのう、 県内各地で行なわれました。 このうち、糸満漁港中地区で開かれた 「糸満ハーレー」には、 多くの観客が詰め掛け、 熱気に包まれました。 糸満ハーレーは、 糸満の古い集落「西村」「中村」「新島」の3村が ことし新造したハーレー船に乗り、 御願バーレーで幕開けし、 糸満独特の転覆競漕=クンヌカセーや おそよ2キロの距離をこぐアガイスーブで競い、 特に、クライマックスのアガイスーブでは、 西村が12分22秒61の新記録を打ち出して 1位を飾り、 去年に続いて総合優勝を果たしました。 西村の上原正嗣(まさし)さん(26歳)は、 「みんなで支えあったことが勝因。 地域の人たちにも感謝の気持ちでいっぱい」と 笑顔で話していました。 (了)
Wed, 04 Jun 2014 10:13:39 +0900
SOSネットワークを活用し徘徊早期発見へ
2014年6月3日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 認知症で徘徊するなどして 行方不明になる人が 全国で多く確認され、 各地で対応策が練られる中、 県内では久米島町が島を挙げて 行方不明者の早期発見につながる 「SOSネットワーク」を 県内で初めて構築しています。 警察や医療機関、福祉関係事業など およそ30団体が加入し、 認知症で徘徊する恐れがあるとして、 家族の同意を得て事前に登録した 高齢者が行方不明になると、 関係団体で情報を共有して 早期発見につなげる仕組みです。 久米島町は認知症を患い、 1人暮らしが困難となる 高齢者の割合が県内市町村の 平均と比べて高い傾向にあり、 過去には認知症の高齢者が徘徊し、 畑で発見されたり、死亡した状態で 見つかったりしたということです。 ネットワークを活用して 行方不明者を保護した事例は まだありませんが、今年3月末時点で 13人が登録しており、 登録した高齢者が行方不明になると、 加入団体で名前や顔写真、 服装などの情報が共有され、 早期発見につなげます。 町役場の保健師は 「1人でも多くの高齢者が 島で最後まで暮らせるように 施策を進めたい」 と意気込みを見せていました。
Tue, 03 Jun 2014 20:43:00 +0900
糸満ハーレー歌大会で自慢の歌声披露
方言ニュース2014年5月31日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 今年8回目となる糸満ハーレー歌大会が このほど、糸満市農村環境改善センターで開かれ、 昔ながらの歌い方を尊重する伝統歌唱部門と、 アレンジを加えた創作部門に合わせて14組が出場し、 自慢の歌声を披露しました。 糸満ハーレー歌は、 海人の町、糸満の伝統歌謡で、 航海安全や豊漁、子孫繁栄の願いが込められており、 大会には、市内の保育園や幼稚園児も出場して、 呪文のような歌詞を見事に歌い上げました。 さらに、大人たちは仮装やコント仕立てで歌い、会場を沸かせました。 このうち、創作部門に出場し、 最優秀賞に輝いた西崎小学校音楽部は、 出場27人がそろいの法被姿で登場し、 「ヘンサーヘンサーヨー」と声を重ね、 美しいハーモニーで観客を魅了しました。 生徒らは 「緊張したけど、みんなの前で歌えて楽しかった。 先生や友達と力を合わせて歌うことができた」 と笑顔を見せ、毎年、大会を見に来ているという市内の60歳の女性は、 「歌詞の意味を理解している人の歌声は深みがあり、素晴らしかった。 若者もしまくとぅばをもっと勉強して、 伝統の歌を引き継いで」 と話していました。
Fri, 30 May 2014 15:35:00 +0900
「へいわってすてきだな」書籍化される
5月29日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 「へいわってすてきだな」 書籍化される 琉球新報の記事から 紹介します。 昨年の沖縄全戦没者追悼式で朗読された平和の詩 「へいわってすてきだね」が 来年23日の慰霊の日に 東京の出版社【ブロンズ新社】から絵本として出版されます。 当時、与那国町立 久部良(くぶら)小学校1年生で、 先月転校し、 現在は沖縄市立美東小学校に通う安里有生(ゆうき)君が 朗読したもので、 全国ニュースで安里君の詩を 聞き、言葉の力に驚いた 若月眞知子編集長が書籍化を考え、独特のタッチと ユーモアあふれる作品で 人気を集める 絵本作家の長谷川義史さん (53歳) に絵を依頼しました。 去年9月に与那国島を訪れた 長谷川さんは安里君の詩を 読み、 『今描かなきゃと思った。 戦争のできる国に 一部の人がしようとしている。 大人として、絵描きとして、 逃げることはできない。 1ページ、1ページ挑み、 闘うような気持ちで描いた。』 と振り返りました。 絵本は32ページ、予定価格は1400円で売り上げは 県平和祈念資料館を通じ、 県内全小学校に寄贈されます。 安里君は 「早く完成してほしいな」 と話しており、 「ずっとへいわがつづくように ぼくも、ぼくのできることから がんばるよ」と 安里君が素朴な言葉で紡いだ平和への思いが 絵本となって発信されます。
Thu, 29 May 2014 13:22:00 +0900
県内外国客の満足度と課題
方言ニュース 2014年5月28日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報のニュースからお伝えします。 県が昨日発表した2013年度国内外観光客の 観光統計実態調査によりますと、 旅行全体の満足度は「大変満足」と 「やや満足」を合わせると96・3%に 達しました。 国内客の一人あたりの観光消費額は 前年度に比べて0・8%増の6万8019円で、 「観光地巡り」が最も多く、 次いで「沖縄料理を楽しむ」、「ショッピング」と続きました。 また、最も良かった食事と改善が必要な食事は 沖縄料理と沖縄そば、家庭料理が上位2位を占め、 エイサーの満足度が最も高かったのに対して 組踊の認知度と満足度は低い水準にとどまりました。 一方、外国人観光客については 空路客の国籍別の一人あたりの消費単価は 中国人の15万2531円が最も高く、 「土産買物費」が8万246円を占めました。 満足度は「おもてなし」が68・1%で最も高いものの、 無料で使える公衆無線LAN「Wi-Fi」が19・3%、 「外国語対応能力」が18・6%と低い結果になりました。 また、沖縄本島におけるクルーズ船の 外国客一人あたりの消費単価は1万8693円で、 空路とクルーズ船の購入商品は 両方とも菓子類が最も多かったということです。
Wed, 28 May 2014 14:32:00 +0900
南風原町の小学生、疎開体験継承へ
2014年5月27日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦前の1944年、 国策によって老人、女性、 子どもが九州などに疎開してから 今年で70年を迎えるのを機に、 疎開体験を継承するため、 南風原町教育委員会は10年ぶりに、 町の小学生と体験者が、 当時の学童らが疎開した熊本県と 宮崎県を訪ねる事業を計画しています。 町内の小学生12人が 8月20日から5日間、 当時を追体験するために船で訪れる予定で、 疎開学童が通った国民学校跡などを見学します。 今年2月、宮崎県日向市に完成した 南風原町学童疎開記念の碑も訪れ、 体験者が当時の様子を児童らに語る他、 現地の子どもたちとの交流も 計画されています。 当時、宮崎県の美々津川で、 溺れていた沖縄の人を助けたという 地元住民の証言を聞いた 大城和子さん(80)歳は 「私のことだと思う。助けてもらったけど、 誰か分からなかった。 実際に行ってお礼が言いたい」 と話し、同行を希望するなど、 体験者は 「自分の体験を子どもたちに伝え、 後世に残した方がいい。 つらかった体験を語り、戦争の大変さ、 悲惨さを伝えたい」 と語っています。
Tue, 27 May 2014 20:31:00 +0900
ハーレー鉦、糸満に響く
方言ニュース 2014年5月26日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報のニュースからお伝えします。 旧暦の5月4日、いわゆる、ユッカヌヒーに 糸満ハーレーの1週間前にあたるきのう、 糸満市の拝所・山巓毛(さんてぃんもう)で、 糸満ハーレーの季節到来を告げる 鉦打ちが行なわれ、 白々と夜が明け始めた午前5時すぎ、 「かーん、かーん」という 鉦の音が響き渡りました。 鉦打ちは毎年、 旧暦の4月27日に行なわれるもので、 鉦が鳴ると、 梅雨が明けるという言い伝えがあります。 鉦を打った糸満ハーレー行事委員長の 金城宏(ひろし)糸満漁業組合長は 「ことしは船を新造したので 勝負を見るのが楽しみだ。 昨年は西村が優勝した。 今年も接戦が期待できる」と述べました。 糸満ハーレーは、来月1日、 糸満漁業中地区で開かれます。 (了)
Mon, 26 May 2014 14:29:31 +0900
まちぐゎーの日常を描いた4コマ漫画を作る。
方言ニュース 5月22日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 まちぐゎーの日常を描いた 4コマ漫画を作る。 平和通りや浮島通りなど 市場の活性化を図る 『なは市場振興会』は、 まちぐゎーに日常を描いた 4コマ漫画を作り、 何十年も店を開いている おばあたちの商売人かたぎや、若者とおじいとの通じない会話、 生活の中にある癒しの空間などまちぐゎーの魅力を 紹介しています。 まちぐゎーの魅力を発信する 方法を常に考えている 新里理事長が、 4コマ漫画の構想を 練っていた所、 去年夏、地元のイラストレーターが声を掛けてきて実現しました。 一話は普段は素早い計算で 客に物を売るおばあが、 通りの会費の徴収が来ると、 急に耳が遠くなるという内容で、 新里理事長は 『商売では口も頭も耳も 達者だが、 自分に不利な話になると、 急に聞こえないふりをする。 そんなことはここでは 日常茶飯事だ』と笑い、 『何十年も商売をやっている 精神力や根性は 並大抵じゃない。 これくらい受け流すくらいの 度量がある』と敬服しています。 漫画の背景には写真を使い、 店の看板や通り名が わかるようにしており、 他にも方言聞き間違いシリーズや、まちぐゎーあるあるシリーズなどがありますが、 作品はまだ仲間だけで 読んでいる段階で、 今後どう公表するかを 検討しています。
Thu, 22 May 2014 14:31:00 +0900
名城区36年ぶりにハーリー舟新造
2014年5月20日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市名城区はこのほど、 ハーリー舟3隻を新造し、 進水式を行いました。 名城区がハーリー舟を新造するのは 36年ぶりで、市の一括交付金を活用し、 舟大工の大城清(きよし)さん(64)歳と 弟子の高良和昭(かずあき)さん(41)歳が 造船しました。 進水式では、区民らが舟の前に 果物や酒を供え、祈った後、 後(クシ)ンティー、中(ナカ)ンティー、 前(メー)ンティーに分かれた3隻の舟は 南風が吹く中、勢いよく海に飛び出し、 区民の待つ北名城ビーチを目指しました。 浜辺では区老人クラブの女性らが チヂンと呼ばれる太鼓を打ち鳴らし、 祝いの歌を歌って舟を迎えました。 途中、中ンティーの舟に水が入り、 2回転覆しましたが、 こぎ手は負けじと懸命に櫂をこぎ、 3隻とも無事に浜に到着しました。 潮にぬれ、少し疲れた表情を見せていた 新垣康さん(41)歳は 「こんなに長い距離をこいだのは初めて。 いい経験になった。 舟を大切にして、次の世代まで 引き継ぎたい」 と話していました。
Tue, 20 May 2014 21:00:00 +0900
ふるさと歌自慢決勝大会がきのう行なわれる
方言ニュース 2014年5月19日(月) 担当は糸数昌和さんです。 ふるさと歌自慢決勝大会がきのう、 うるま市民芸術劇場響ホールで開かれ、 出場者が日頃稽古で鍛えた歌声を披露し、 会場に詰め掛けた多くの民謡愛好家は、 拍手や指笛で出場者を応援しました。 21回目となる大会は琉球民謡協会や ラジオ沖縄などが主催して開かれたもので、 先月の予選大会を通過した18人が出場し、 歌声を競いました。 審査の結果、「ナークニー」を歌った 八重瀬町の中村龍人(なかむら りゅうと)さん(26歳)が優勝しました。 民謡を始めて12年になる中村さんは 「まさか優勝するとは思わなかった。 とてもうれしい。 教師免許を取れるよう頑張りたい」と 意欲を見せていました。 この他、準優勝は南洋小唄を歌った 東京都の新山章吾(しんやま しょうご)さん(36歳)、 3位は安里屋節を歌った豊見城市の大浜永秀(おおはま えいしゅう)さん(69歳)、 審査員特別賞は南洋小唄を歌った那覇市の赤嶺清吉(あかみね せいきち)さん(63歳)が それぞれ受賞しました。 なお、ラジオ沖縄では、大会の様子を 来月1日、午後7時からお送りします。 (了)
Mon, 19 May 2014 18:07:01 +0900
ダバオの塔で慰霊祭が行われる
方言ニュース2014年5月16日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市摩文仁の平和記念公園内にあるダバオの塔で、 きのう、慰霊祭が開かれ、 遺族らおよそ150人が参加し、 太平洋戦争時にフィリピンのミンダナオ島で亡くなった 県出身者の冥福を祈りました。 戦前、ダバオには県出身者の移民者が多く在住しており、 太平洋戦争で戦闘に巻き込まれ、 多くの住民が犠牲になりました。 式典で、県ダバオ会の山入端嘉弘(やまのは・よしひろ)会長は 「大戦から今年で96年になるが、 戦争の記憶は脳裏に刻まれ、忘れることはできない」 と述べました。 また、姉妹3人で参列した 宜野湾市の石原幸子(いしはら・さちこ)さん(73)は、 アメリカ軍の攻撃を受け、 家族で山に非難した際に弟を失いました。 さらに、一家は終戦を知らず、8月15日以降も 山を逃げ回り、 戦後、引き上げ戦で長崎の佐世保に到着しましたが、 戦火を生き延びた10歳と8歳の兄は 寒さで肺炎になり死亡しました。 幸子さんは 「戦争が起これば真っ先に犠牲になるのは 体力のない子供たち。 二度と悲惨な戦争は繰り返してはいけない」 と願いました。 県ダバオ会は、ダバオ市内で開かれる慰霊祭に参加するため 7月20日から26日まで、現地を訪れます。
Fri, 16 May 2014 14:35:00 +0900
備瀬のしまくとぅばがまとめられた本が出版される
方言ニュース 5月15日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 備瀬のしまくとぅばが まとめられた本が出版される 琉球新報の記事から 紹介します。 本部町備瀬区で使用されているしまくとぅば1万2千語以上を 収めた 『備瀬言葉(ビシクトゥバ)』を 出版した備瀬区出身で、 那覇市在住の歌人、 仲田栄松さん(86歳)の 出版祝賀会が このほど、那覇市内で 開かれました。 仲田さんは1984年に備瀬区の字誌を編集、 発刊していますが、 各地で発刊される 地域の言葉集にも刺激され、 去年4月に『備瀬言葉』の 発刊に至りました。 単語を衣食住などの分野別に収録しており、全325ページにわたる力作です。 祝賀会には備瀬区からの 貸切バスに加え、名護、中部、那覇近郊の郷友会員 100人余が駆けつけ、 にぎやかに祝いました。 出席した仲田さんは、 『今までいろいろな本を 出版してきたが、 このような祝賀会の開催は 初めてで感無量だ。 備瀬の子々孫々にしまくとぅばが参考になればありがたい。』 と述べました。 また、本部町備瀬郷友会の 上原会長は 『備瀬を愛し、その言葉を後世に残すというすさまじい一念で書き記されたものだ。 深く感謝し、本書を読みながら故郷への感謝が生まれてくることを望んでやまない』 と苦労をねぎらいました。
Thu, 15 May 2014 15:10:00 +0900
大型連休、渡嘉敷は大賑わい
方言ニュース 2014年5月14日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 慶良間諸島が国立公園に指定されて 初の大型連休期間中、 渡嘉敷島はマリンレジャーや 島の自然を楽しむ国内外からの観光客で 大賑わいとなりました。 連休後半の3日と4日は好転に恵まれ、 那覇発の村営高速旅客船と 旅客フェリーは満席状態となり、 那覇発の「とまりん」1階ロビーは チケットを求める観光客らでごった返しました。 魅力は何といっても「ケラマブルー」と言われる海で 村内の阿波連ビーチや渡嘉敷ビーチは 家族連れが海水浴やカヌーなどを 楽しむ光景が見られました。 豊見城市から家族ら5人で訪れた 嶺井壮琉(そうる)くん(9歳)は 「渡嘉敷の海で泳ぎたかった」と話し、 韓国から仲間4人と沖縄観光に来た ペッツンホンさん(26歳)と チェシンシューさん(27歳)は 「ネットで調べ、那覇から一番近い離島の 海のきれいな渡嘉敷島を選んで来た」と 笑顔を見せていました。
Wed, 14 May 2014 13:25:00 +0900
うるま市で民泊始まる
2014年5月13日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 修学旅行生の宿泊を家庭で受け入れる民泊が先月、 うるま市で初めて始まりました。 市の魅力を発信し、滞在型の観光振興につなげようと、 NPO法人禮之会(あやのかい)が中心となり、 およそ3年前から準備を進めていたもので、 第1陣は鳥取県の智頭町立智頭中学校の 3年生56人が訪れ、平安座島の家庭を中心に 与勝、具志川地域の15世帯で受け入れました。 プログラムも地域の特色を生かし、 安慶名闘牛場で開かれた「めんそーれ入村式」では 闘牛の練習試合を披露し、民泊の家庭では モズクや津堅ニンジンなど、 市の特産品を使った料理を振る舞いました。 貝殻細工や平安座島ポーポー、塩を作る体験の他、 生徒らは民泊の家族から戦争体験も聞きました。 また、勝連城跡で行った離村式では、地域の人が 肝高の阿麻和利を装って登場し、 しまくとぅばで琉球王朝時代の歴史を紹介しました。 智頭中学校を代表し、竹田圭吾君は 「太平洋から見た日の出の景色は、 山間部に住む私たちにとって 貴重で感激した。体験したことを持ち帰り、 智頭町の民泊に生かしたい」 と話していました。
Tue, 13 May 2014 20:12:00 +0900
対馬丸救助の手記寄贈
方言ニュース 2014年5月12日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1944年8月22日、 学童疎開船「対馬丸」が アメリカ軍の攻撃で沈没した付近に 翌日駆け付け、 遭難者を救助した高知県の元漁師で、 当時16歳だった故杉本寛(ゆたか)さんの妻の佐智子さん(80歳)が きのう、那覇市の対馬丸記念館を訪れ、 寛さんが救助の様子を記した手記を寄贈しました。 手記は記念館に展示されます。 寛さんは生前、救助の様子を佐智子さんに話していましたが、 手記は1994年8月、寛さんが66歳で亡くなった後に見つかりました。 生存者で、対馬丸記念会の高良政勝(まさかつ)理事長は手記の存在を知り、 「鳥肌が立った」ということで、 言葉を詰まらせ、しばらく絶句しました。 また、生存者らも駆け付け、 引率教員だった糸数裕子(みつこ)さん(89歳)は、 「大波に揺られてちょっとでも手を離すと 流れてしまうあの状況を思い浮かべると、 感謝の気持ちでいっぱいだ」と話し、 手記を寄贈した佐智子さんは、 「主人も戦争の無い平和な国に、 と願っているんじゃないかと思います。 若い方にお伝えください」 と話していました。 (了)
Mon, 12 May 2014 18:25:37 +0900
捕獲したハブのお腹からヤンバルクイナの卵
方言ニュース2014年5月9日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市三原のハブ駆除名人の男性が きのう未明、国頭村謝敷の林道で、ヤンバルクイナの成鳥を 頭部まで飲み込んだ状態だったハブを発見し、捕まえ、 きのう昼過ぎ、ハブ主にしようとお腹を開いたところ、 中からヤンバルクイナが生んだとみられる卵4個が見つかりました。 捕獲したのは眞喜志康弘(まきし・やすひろ)さん57歳で、 飲み込んでいた成鳥を吐き出し、 逃げようとしたところを捕まえました。 ハブの体長は1.7メートルほどで、 捕獲時からお腹が膨らんでいたということです。 ヤンバルクイナの成鳥はおよそ36センチで、 東部にはハブに飲み込まれた跡を示す唾液が残り、 発見した時にはすでに死んでいました。 眞喜志さんは先月28日にも 捕獲したハブのお腹からヤンバルクイナとみられる 幼鳥4羽を見つけたばかりでした。 相次ぐ珍しい捕獲に驚いた様子の眞喜志さんは 「30年ほどハブを捕ってきたが、 ヤンバルクイナの卵が出てきたのは初めて。 巣を攻撃されたのではないか」 と話していました。 捕獲したハブはハブ酒に、 成鳥と卵は環境省に提供するということです。
Fri, 09 May 2014 16:57:00 +0900
琉王展が豊見城市で開かれる
方言ニュース 5月8日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 琉王展が豊見城市で開かれる 琉球新報の記事から 紹介します。 沖縄初の幕内力士として 1970年代に活躍した 琉王の化粧まわしなどを 展示した「琉王展」が 豊見城市歴史民俗資料展示室で開かれています。 展示品は今年2月に 豊見城市へ寄贈されたもので、 今月18日まで開かれており、 入場は無料です。 琉王は身長176センチ、 体重135キロと小柄ながら、 突き押しを武器に、 県出身力士として、 最高位の前頭筆頭まで 上がりました。 引退後は東京で相撲茶屋を営んでいましたが、2004年に体調を崩して 療養生活に入り、 おととし沖縄に戻り、 市内の施設で療養を 続けています。 現在69歳の琉王は 看護師など多くの人にお世話になっていることから、 家族や親せきと相談し、 豊見城市への寄贈を 決めました。 寄贈された品々は、 本人が大事に 保管していたもので、 保存状態は良好で、 力士の荷物を入れる 「明荷(あけに)」と呼ばれる 木箱や番付表など 15点が展示されています。 市側と寄贈のやり取りをした、 いとこ夫妻は 「琉王は沖縄への思い入れが 強く、多くの人に見てもらうことで、本人も喜ぶはず」 と話していました。
Thu, 08 May 2014 13:55:00 +0900
那覇市が島たび助成受付開始
方言ニュース 2014年5月7日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 那覇市は今月9日から、 離島5町村への往復フェリー運賃と 宿泊費の一部を助成する 那覇市離島連携事業「2014年島たび助成」の 希望者の募集を開始します。 対象となる離島は市とフェリー航路で 結ばれる渡嘉敷村、座間味村、粟国村、 渡名喜村、久米島町で、 対象者は1泊以上宿泊する那覇市民です。 今回から郵送での申請も可能になり、 締め切りは23日で 助成対象期間は来月7日から 来年2月13日です。 およそ5400人を助成する予定で、 2012年度に始まった「島たび助成」事業は 今年度が最後になります。 助成券交付申請書は、本庁や各支所などで 入手できるほか、 那覇市商工農水課ホームページから ダウンロードもできます。 「島たび助成」事業は 那覇市が離党との共存共栄を図ることを目的に 一括交付金を活用し実施しているもので、 これまで延べおよそ1万2千人が応募し、 延べ6608人が助成を受けています。
Wed, 07 May 2014 14:25:00 +0900
伝統行事『サングヮチャー』で歌や踊りを楽しむ
2014年5月6日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 旧暦3月3日の「サングヮチャー」 に合わせ、宜野湾市の宜野湾区や 我如古区では、古くから続いてきた 伝統行事が行われ、女性たちが 歌や踊りを楽しみ、五穀豊穣や 区の発展を願いました。 このうち、宜野湾区のサングヮチャーは、 女性が農作業や家事から解放されて、 歌や踊りを楽しむ日として古くから 催され、現在も男子禁制で、 女性だけが集まって開かれます。 盛んだった戦前に比べると 参加者は減っているものの、 今年も50人の女性が地謡の演奏に合わせ、 自由に踊りを楽しみました。 一方、サングヮチャーに我如古区で踊られる 「我如古スンサーミー」は およそ600年前から伝わるとされ、 このほど、行われたスンサーミーでは、 円陣を組んだ女性が 「遊ぶさ、踊ゆさ、ゆいゆい」などと 掛け声に合わせて舞い、 集まった区民を楽しませました。 去年10月に結成された「 我如古スンサーミー保存会」の 翁長ヒロ子会長(59)歳は 「保存会ができて、結束が深まった。 前向きにPRしながら、 継承に取り組みたい」 と語っていました。
Tue, 06 May 2014 22:04:00 +0900
ヤンバルクイナのキョンキョンが3歳に
タイトル「ヤンバルクイナのキョンキョンが3歳に」 方言ニュース 2014年5月5日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国頭村で飼育されている雌のヤンバルクイナがこのほど、3歳の誕生日を迎えました。 3歳の誕生日を迎えたのは国頭村安田のヤンバルクイナ生態展示学習施設「クイナの森」で飼育されている「キョンキョン」です。 キョンキョンがふ化したのは2011年4月25日で、その6日前に国頭村楚洲の牧草地で卵の時に見つかり、保護されました。 当時、卵は5つあり、キョンキョンは最後に生まれた末っ子だということで、名前は公募で、今年2月に決まりました。残りの4羽は別の施設にいます。 この日はちょうど、地元の小学生が遠足で訪れており、生徒らはキョンキョンの絵を描いたり、色紙にメッセージを書いたりして誕生日を祝い、 「ハッピバースデー、キョンキョン」と歌って、3歳を祝いました。 キョンキョンはヒカゲヘゴに登って羽繕いし、羽を広げて日向ぼっこするなど喜んだ様子だったということです。 (了)
Mon, 05 May 2014 13:39:00 +0900
ハーレー船の進水式開催
方言ニュース2014年5月2日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 去年10月に完成した3隻のハーレー船の進水式が、 こんほど、糸満漁港で行われ、 糸満の古い集落の「西村」「中村」「新島」の3村の青年たちが、 新しいハーレー船に米やお神酒をかけて清め、海へおろしました。 船は来月1日に行われる糸満ハーレーのクライマックスを飾る 「アガイスーブ」で使われます。 ハーレー船は、糸満市の船大工がおよそ1年かけて造船したもので、 西村の船には竜、中村にはアカマチ、新島にはカジキの絵が それぞれ描かれています。 青年たちは新しい船を糸満漁港北地区の海に下ろし、 港内を一周した後、中地区まで船を走らせ、 乗り心地を確認しました。 そして、進水式の後、 青年たちは白銀堂で完成した船の報告を行い、 拝所にお神酒などをささげました。 西村の上原正嗣(うえはら・まさつぐ)さんは 「新鮮な気持ちで漕いだ。 ハーレー本番に向け、練習する気持ちに火が付いた。 2連覇目指して頑張りたい」 と意気込みを見せていました。
Fri, 02 May 2014 15:23:00 +0900
小さな図書館ボランティアが活躍中
方言ニュース 5月1日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 小さな図書館ボランティアが 活躍中 琉球新報の記事から 紹介します。 読谷村村立図書館で7歳の図書館ボランティアが活躍しています。 小さな図書館ボランティアは 図書館に隣接する 読谷小学校2年の 上原丸乃さんです。 図書館ボランティアは 本を並べるだけでなく、 修繕や掃除、 花壇の手入れなど 多岐にわたり、 仕事を引退した年齢層が 多い中、丸乃さんは この図書館の史上最年少の ボランティアで、 放課後に週2回ほど、 返却された絵本や児童書を棚に並べる配架作業を 担当しています。 丸乃さんがボランティアを志したのは2年前の 幼稚園生のころで、 図書館の入口に張られた募集告知を見つけて 応募しましたが、 『文字が読めるように なってからね』と いったん断られ、 小学校に入学後の去年12月に 再び応募し、採用されました。 始めは絵本の 配架だけでしたが、 最近は児童書の配架も できるようになり、 このほど開かれた図書館主催の読み聞かせ会で 朗読にも挑戦しました。 絵本の読み聞かせにも 挑戦したいという丸乃さんは、 『いろんな本が見られるし、 とっても楽しい。大人になったら図書館で働いたり、 アルバイトしたいな』話し、 これからも本の世界で 大活躍しそうです。
Thu, 01 May 2014 13:20:00 +0900
北部連合文化協会が発足間近
方言ニュース 2014年4月30日(水) 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄本島北部の7市町村の文化協会を 一つにまとめた組織「北部連合文化協会」が 近く発足します。 おととい、名護市21世紀の森体育館で開かれた 名護市文化協会の定期総会で 新組織の意義などの説明が行なわれ、 設立と加盟が承認されました。 来月と再来月をめどに開かれる 他市町村の総会の承認を受け正式設立となり、 北部地域が一体となって やんばるに残る伝統、文化の発信を目指していきます。 北部連合文化協会の結成に向けては、 加盟を予定する7市町村の文化協会が集まり、 去年8月に準備会を発足させて協議を重ねてきました。 各協会を一体化することで、 北部の文化振興となる事業の展開や 県文化協会との連携の取りやすさなどが 長所として挙げられました。 正式に組織化されれば、 北部地域で現在文化協会が未発足の 大宜味、東、伊是名、伊平屋の5つの村にも 地域単独の文化協会の発足と、 それと同時に「北部連合」への加盟を 働きかけていく予定です。 名護市文化協会の新会長に就任した 大城松健氏は 「それぞれの部会の横のつながりを大切にしていきたい。 エネルギーと情熱を持って取り組む」と 決意を述べました。
Wed, 30 Apr 2014 13:34:00 +0900
メッセージを込めたこいのぼりを被災地へ
2014年4月29日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報ニュースです。 東日本大震災の被災地を応援しようと、 南城市出身で、糸満市在住の 仲村隆志さん(34)歳がこのほど、 市内の5つの中学校に協力を呼び掛け、 全長およそ5メートルのこいのぼりに 生徒直筆の応援メッセージを集めました。 こいのぼりは来月3日から6月末まで、 岩手県大槌町の大槌小中学校 仮設校舎に飾られます。 子どもたちの成長や環境の復興を願い、 全国からこいのぼりを被災地に送る 「大槌町復興へ!天高くプロジェクト2014」 の一環で、仲村さんは3年連続で プロジェクトに参加し、 南城市内の中学生によるメッセージ入り こいのぼりを現地に送っています。 こいのぼりには、大里、玉城、佐敷、 知念中学校と久高小中学校の生徒が 「笑顔」「あきらめないで」などの メッセージや絵を書き込み、 生徒らは 「一緒に頑張ろうという気持ちで メッセージを書いた」 「被災者の方々にはこのこいのぼりを見て 前向きな気持ちになってほしい」 と笑顔で話していました。 仲村さんは 「ゆいまーるの精神で、こどもたちと一緒に 沖縄から被災地を応援したい」 と話し、今後は活動を拡大し、 小学校にも協力を呼び掛ける予定です。
Tue, 29 Apr 2014 18:32:00 +0900
沖縄戦 苦悩描く
方言ニュース 2014年4月28日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦で恋人や肉親を失った人々の 苦悩を描いた演劇「でいご村から」の 公演がきのう、 うるま市民芸術劇場響ホールで 開催されました。 これは演劇集団「創造」が開催したもので、 全編しまくとぅばで演じられる 舞台劇には、 市民も「村人」などの役で出演し、 劇団員とともに、沖縄戦の悲劇を描く 舞台をつくりあげました。 「でいご村から」は婚約者を沖縄戦で 失った女性と、 婚約者の父親で妻も失った男性を軸に、 戦争の痛手を被った村を描いたもので、 祝宴の場面で地謡の役を演じた 澤岻安松(あんしょう)さん(79)歳は 「いつもは古典音楽をやっているが、 今回のような演劇に初めて出た。 出演して良かった」と語りました。 客席は立ち見が出るほどの盛況で、 原作者の大城貞(さだ)俊(とし)琉球大学教授は 「それぞれの記憶が呼び覚まされたのではないか。 舞台を見ることで、 沖縄の歴史や私たちの足跡を振り返り、 戦争の悲惨さと命の尊さを かみしめることができれば」 と話しました。 「でいご村から」はあす午後6時半から、 浦添市の国立劇場おきなわでも 上演されます。 (了)
Mon, 28 Apr 2014 17:10:00 +0900
高校写真部の写真カレンダー発売
方言ニュース2014年4月25日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 浦添工業、首里、西原、宜野湾の4つの高校の 写真部員24人が撮影した写真カレンダーが、 このほど、発売されました。 海や植物など「沖縄の自然」を題材とした応募作品24点のうち、 選ばれた12点が1か月ごとに楽しめ、 残る12作品もカレンダーの表紙を彩っています。 サトウキビ畑と青空の写真で 4月のページを飾った浦添工業2年の平安座唯月(へんざ・ゆづき)さんは 「緑が多く、鮮やかな風景で、季節や自然を感じた」 と振り返っていました。 カレンダーは、県高教組教育資料センターが、 去年11月から作品を募っていたもので、 税込1冊500円でセンターで販売しており、 事務局の外間美恵子(ほかま・みえこ)さんは 「高校生の目線から見た沖縄の自然を感じたかった。 とる側も見る側も、自然保護を感じるきっかけにしてほしい」 と話していました。
Fri, 25 Apr 2014 16:03:00 +0900
サヤインゲンの収量増に新技術確立
方言ニュース 2014年4月23日(水) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県は昨日、一つの節から複数の実をつける わい性サヤインゲンの生産性向上に つながる増収技術を確立したと発表しました。 県農業研究センターが開発し、 去年4月から新技術を導入したもので、 従来より2割の収量増を見込めるということです。 サヤインゲンは冬春季における県外出荷の主力品目ですが、 担い手の高齢化や収穫に多大な労力と 時間が必要とされるため、 収穫量は最盛期の4500トンに比べ おととしには1960トンと 半分以下にまで落ち込みました。 今回確立した新技術は、 ジベレリン(植物ホルモン)処理を 従来の1回だけの処理から 3日から5日間隔で2回実施するもので、 2011年の実験結果では収量が 1回処理に比べて20・9%、 おととしは16・7%増えました。 去年4月からジベレリン処理の適用拡大が国に認められ、 関係者による普及活動が進められていることから、 南部地区を中心に、この処理を実施している生産者は 62戸に増えたということです。
Wed, 23 Apr 2014 13:28:00 +0900
シーサーを在アルゼンチン県人会へ寄付
2014年4月22日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 読谷村を拠点に活動する 彫刻家の金城実さん(75)歳は、 在アルゼンチン県人連合会に 大型シーサー一対を寄付します。 シーサーの大きさは 高さ2メートル15センチ、 横幅1メートル 胸から尾までの長さが2メートルあり、 しっくいやセメントを使い、 3カ月かけて完成させたもので、 海上輸送し、6月中旬に ブエノスアイレスにある 連合会の運動場「うるま園」に 設置されます。 金城さんの活動をテレビ番組で見た 連合会の関係者が制作を依頼し、 金城さんの親類がアルゼンチンに暮らすなど 縁があることから、無償で制作を引き受けました。 金城さんは 「残波岬にある残波大獅子を 作って以来、30年ぶりの 大きな仕事となった。 アルゼンチンのために 何ができるかを考え、 依頼を引き受けることにした」 と語り、制作を依頼した県人連合会の 屋宜宣太郎(せんたろう)顧問は 「県人会の若い理事たちは シーサーを知らない。 金城さんの温かい心と皆さんの 協力のおかげだ」 と感謝していました。
Tue, 22 Apr 2014 20:05:00 +0900
宮里優作が通算2勝目
方言ニュース 2014年4月21日(月) 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 男子ゴルフの国内初戦の 「東建ホームメイト・カップ」の最終日が きのう行われ、 宮里優作選手が優勝し、 ツアー通算2勝目をあげましたが、 宮里選手の出身地の東村平良地区では きのうは、 池原区長(37)らの呼びかけで、 平良公民館には同級生や親族、 ゴルフ好きの住民らおよそ20人が集まり、 「優作の時代が来た」、「勇気をもらった」と、 昨シーズン最終戦に続くツアー2勝目を祝いました。 同級生の斉藤弘幸さん(33)は、 お祝いのメッセージを 無料通信アプリLINEで送り、 宮里選手から 「きょうはちゃー飲みして」と 感謝の言葉が返ってきたことを 報告すると歓声があがり、 乾杯して喜びました。 宮里選手の親族で、 昔から宮里一家をよく知る 宮里孝則さん(70)は 「優勝は地道な努力の結果だと思う。 努力を続ければ3勝、4勝はすぐだ」と 期待していました。 (了)
Mon, 21 Apr 2014 13:51:00 +0900
軽便鉄道の与那原駅舎が完成
方言ニュース2014年4月18日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄戦で破壊され、 与那原町が復元に取り組んでいた 県営鉄道=軽便鉄道の与那原駅の駅舎が このほど、旧駅舎跡地に完成しました。 1914年、那覇―与那原間で営業を開始した当時、 駅舎は木造でしたが、 1931年、県営鉄道の駅としては初めて、 鉄筋コンクリート造りに建て替えられました。 しかし、沖縄戦の戦禍により破壊され、 壁や柱の一部だけが無残な形で残されました。 今回、復元された駅舎は 鉄筋コンクリート造りの平屋で、 敷地内には、沖縄戦の被害を思い起こせるよう、 旧駅舎の柱の一部も展示の一部として残したほか、 駅舎入り口に掲げた駅名は、 旧字で書かれた当時の駅名を再現しました。 町は、県営鉄道開通100周年を迎えた今年、 復元した駅舎を交通資料室として10月にオープンし、 軽便鉄道だけではなく、 山原船や馬車など、交通の要衝として栄えた 与那原の交通全般に関する資料を展示します。 また、観光や交流の拠点としての機能も兼ね備える予定で、 今後、整備検討委員会を立ち上げ、 内装や展示品の具体的な検討に入るということで、 現在、展示資料についての情報提供を呼び掛けています。
Fri, 18 Apr 2014 17:11:00 +0900
小学校の壁画をクリエイターがデザイン
方言ニュース 4月17日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 小学校の壁画を クリエイターがデザイン 琉球新報の記事から 紹介します。 地球を飛び出す子供たち、 さまざまな楽器を演奏する かわいらしいサル、 本を読むクマなど、 このほど落成を迎えた 沖縄市の美里小学校新校舎の壁画には、 子どもや動物の キャラクターなどが、 ポップなタッチで描かれ、 学校関係者や児童たちからは『楽しい』『かわいい』 『わくわくする』と大好評です。 壁画を描いたのは、 デザイン事務所のクリエイターの友寄司(ともよせ・つかさ)さんとエノビケイコさんで、 子どもたちの感受性が 豊かに育ってほしいという 願いを込め、 長く残るものであることから、 手を一切抜かずに取り組んだということです。 壁画はコンクリートの壁画に 特殊な油性ペンキで何度も塗り重ねて描かれており、 デザインなどの試行錯誤を 重ねて、 3年かけて制作されたもので、 図書館や視聴覚室の他、 各学年の教室や、 トイレの案内表示なども 手書きで仕上げられています。 エノビさんは 『元気になり、気持ちが明るくなる自由な感じをイメージした。』 と話し、 友寄さんは 『とにかく絵から 何かを感じ取って、 将来は地球を飛び出すくらいの活躍をしてほしい』と子どもたちに期待していました。
Fri, 18 Apr 2014 16:43:00 +0900
那覇市が大綱とはりゅう船のモニュメント設置
2014年4月15日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 那覇の魅力を伝える 新たなモニュメントが誕生しました。 那覇を代表する伝統的な祭りである 那覇大綱引きに使われる大綱の一部が 那覇市牧志の希望が丘公園に、 ハーリーで使われるはりゅう船を モチーフにしたベンチが 那覇市安里のさいおんスクエアに 設置されたものです。 那覇大綱が、年に1回の 大綱挽でしか見られず、 観光客などから常設を求める声が 上がっていたことから、 那覇市が設置したもので、 大綱は雄綱と雌綱を合わせて、 長さ14メートル、 重さおよそ7トンで、 網の太さや大きさが祭りの 迫力を再現しています。 また、はりゅう船は、 本番で使われる船と同じ大きさで、 長さ14.5メートル、 重さおよそ3トンで、 中は20人ほどが座れるイスが 設置されています。 このほど行われた完成セレモニーで 那覇市の翁長市長は、 モニュメントが新たな観光拠点となり、 賑わいと憩いの場として 親しまれていくことを願っていました。
Tue, 15 Apr 2014 19:22:00 +0900
「健康長寿おきなわ復活県民会議」が発足
方言ニュース2014年4月11日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「健康長寿おきなわ復活県民会議」が 昨日、発足し、県庁で初めての会合が開かれました。 県民会議は県や経済団体、医療関係団体など 71団体で構成されているもので、 去年2月に発表された 都道府県別の平均寿命で 初めて女性が1位から転落するなど、 危機的状況にある沖縄の健康長寿を取り戻すため、 県民運動を先導します。 会議では働き盛りの健康状態が 全国平均よりも悪いことから、 この世代の健康改善を目的とした短期目標を設定し、 生活習慣改善のための行動指針として、 健康診断やがん検診の受診、適正飲酒を示した上で、 健康改善を主な目的として、 県民意健康づくりへの積極的な参加などを求めた、 「いちまでぃんちゃーがんじゅうー県民宣言」を発表しました。 会議の中で、仲井眞知事は 「いろいろな知恵を出し合って、意味のある会議にしていきたい」 と述べていました。
Fri, 11 Apr 2014 17:25:00 +0900
伊平屋村3代目フェリー入港!
担当は上地昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 伊平屋村の3代目となる 新造船「フェリー伊平屋Ⅲ」が先月30日、 建造先の大分県から 伊平屋港に入港しました。 港に船影が現れると、 婦人会や青年団が盛大な舞踊や エイサーで迎え、 繰り出した大勢の村民とともに 新造フェリーの完成を祝いました。 新フェリーは、 旧フェリーよりひと回り大きい 総トン数756トンで、 最大で46人収容できます。 エレベーターやバリアフリー装備など、 高齢者や障害者などの利用にも 配慮した内容となっています。 船体の大型化による安定性の確保や 減揺装置による揺れ防止などで、 快適な船旅を提供できるということです。 伊礼村長は 「本船ともどもに、 村の発展を目指してまい進していこう」 と力強くあいさつしました。
Fri, 11 Apr 2014 10:19:00 +0900
第7回平和の礎刻銘者追悼清明祭のお知らせ
2014年4月8日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 糸満市摩文仁、平和記念公園の 礎に刻銘されている 24万1227人の方々の 追悼の為、 第7回清明祭が今月12日土曜日、 午後2時から3時半まで 沖縄平和祈念堂で行われます。 当日は 「平和を築くための持分、 職分はキチンと果たさせますので、 あなた方の子や孫として 世界の全ての人々を お守りください」 との「弥勒世のお願い」、 県知事、県議会議長の 琉球てまり奉納のあと、 女声合唱団「コール・リリー」八重瀬による 奉納合唱が行われます。 その日は参加者全員に折鶴を配り、 沖縄戦で亡くなられた方々の ご冥福をお祈りして頂きます。 どうぞ、 第7回平和の礎刻銘者追悼清明祭に お誘い合わせの上ご参加ください。 なお、当日は入場無料です。
Tue, 08 Apr 2014 19:01:00 +0900
登川誠人さんのお墓に歌碑建立
タイトル「登川誠人さんのお墓に歌碑建立」 方言ニュース 2014・4・7(月)琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市桃原の「遍照寺(へんしょうじ)沖縄市(おきなわし)桃原(とうばる)霊園(れいえん)かなさ」にある民謡歌手の故登川(のぼりかわわ)誠(せい)仁(じん)さんの墓にこのほど、代表曲「豊節」の歌碑が建立され、 誠仁さんの一年忌追悼公演が開催された先月29日には、公演前に弟子の徳原(とくはら)清(せい)文(ぶん)さんや息子の登川仁(ひとし)さんら関係者が訪れ、手を合わせていました。 歌碑はかなさからの提案で 建立されたもので、先月下旬に完成しましたが、 墓には普段から多くの参拝者があるということで、 誠仁さんが愛していた県産タバコのバイオレットや、 泡盛が入った瓶が手向けられることも多いということです。 仁さんは「亡くなったのがつい先日のような感じがする。 県外からも多くの人が来ていて、父のすごさをあらためて感じる」と語っていました。 (了)
Mon, 07 Apr 2014 13:04:00 +0900
浜下りに平安座島でサングヮチャーが行われる
方言ニュース2014年4月4日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報のニュースから紹介します。 旧暦3月3日の「浜下り」の日の おとといから3日間、 うるま市与那城の平安座(へんざ)島(じま)で、 伝統行事の「サングヮチャー」が行われています。 このうち、中日のきのうは、 海の安全と豊漁、健康を祈願する 「トゥダヌイユー」と「ナンザモーイ」(ナンザ拝み)が行われました。 島の広場「ちょうの浜」で神人の女性たちが タマンをノロにささげる歌を歌い、 女性が銛(もり)でタマンを突き刺した後、 女性が銛で突いた魚「トゥダヌイユー」を担いで踊ると、 見物客らがカメラのシャッターを切っていました。 そして、「大漁豊祝」の旗頭を先頭に、 島の中学生らがタマンのみこしを担ぎ、浜まで行進しました。 また、ことしは大人の男性だけで、 沖合およそ700メートルにある岩の島「ナンザ」に渡り、 平安座(へんざ)自治会(じちかい)の松田会長らが ニライカナイの方向に 大漁を祈願しました。
Fri, 04 Apr 2014 13:42:00 +0900
4月3日 放送分 今日の担当は伊狩典子さんです。 戦争遺跡が完成する
方言ニュース 4月3日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 戦争遺跡が完成する 琉球新報の記事から 紹介します。 沖縄戦の激戦地だった 那覇市真嘉比(まかび)の 大道森(だいどうむい)、 ハーフムーンヒルの戦争遺跡がこのほど、現地に完成しました。 石碑は一括交付金を活用し、 真嘉比南公園内の丘に 建てられたもので、 沖縄戦当時、アメリカ軍は石碑の周辺が半月に見えたことから 通称『ハーフムーンヒル』と呼び、攻撃目標としました。 土地の区画整理事業に伴い、 2008年に遺骨収集作業を 実施し、日本兵と思われる遺骨や遺品が見つかったことから、 遺骨収集作業も踏まえ、弾痕の残る石壁や 発射痕のある薬きょう、 水筒なども石碑の中に 収められています。 那覇市の翁長市長は 『那覇の中心地でも 沖縄戦の痕跡が まだ残っている。 戦争の爪痕は大きい。』と語り、 『沖縄戦の悲惨な歴史を 忘れず、記憶の継承と平和を 考える機会になってほしい』 と話していました。
Thu, 03 Apr 2014 19:49:00 +0900
県内で今年初のウミガメ産卵確認
方言ニュース2014年4月2日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 日本ウミガメ協議会会員の嘉陽宗幸(むねゆき)さんは 先月30日、ことし初めてとなる ウミガメの産卵を確認しました。 産卵したのはアオウミガメで、 国頭村安田で確認されました。 通常、ウミガメの産卵は 4月から9月ごろまでで、3月の産卵は 全国的にも珍しく、 嘉陽さんによりますと、 足跡などから先月17日以前に産卵があったとみられ、 全国でもことし初めてだということです。 嘉陽さんが安田の浜でウミガメの足跡を 見たという情報を受けて、 先月17日に琉球大学の学生らと共に 調査し、海から砂浜まで同じ道のりを 5回たどったと思われる足跡を発見しました。 その日で産卵の確認はできませんでしたが、 30日に再調査し、卵を確認しました。 17日に発見した足跡の近くだったことや、 新たな足跡は見つからなかったことから、 17日に発見した足跡と卵は 同じ個体のものとみています。 嘉陽さんは 「4月も数える程度にしか上がってこないので、 3月の産卵は珍しい。 産卵期が早い理由は分かっていない」 と話していました。
Wed, 02 Apr 2014 13:21:00 +0900
宮古島市島内4カ所をヤシガニ保護区域に指定
2014年4月1日(火)放送分 担当は伊狩典子さんです。 宮古島市ヤシガニ保護条例に伴い、 平良の池間と間那津、城辺七又、 下地来間の海岸線4カ所で、 ヤシガニの捕獲がきょうから 全面的に禁止されました。 ヤシガニ保護区域に 指定されている4カ所では、 ヤシガニのサイズや時期に関わらず、 一切捕獲することができず、 条例違反者には10万円以下の 罰金が科されます。 捕獲の全面禁止に伴い、 宮古島市では、保護区域に 立て看板を設置して範囲を 明確化するとともに、 4カ所それぞれに配置される 監視員が現場を巡視して 条例違反がないかどうかを 監視します。 さらにはヤシガニの モニタリング調査を実施し、 生息状況の確認と把握に努めます。 下地市長は 「ヤシガニの数がかなり減っている。 私たちは、これをしっかり保護しながら 活用していく必要がある」 と述べ、ヤシガニが食文化と深く 結びついていることを指摘しました。 その上で、下地市長は、 「市民にも広報を通じて 保護するよう呼びかけているが、 それだけでは不十分だ」 と話し、監視員の活動に 期待を込めていました。
Tue, 01 Apr 2014 18:03:00 +0900
増税前のまとめ買い
タイトル「増税前にまとめ買い」 方言ニュース2014年3月31日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 明日からの消費税増税前の 最後の日曜日となったきのう、 県内のスーパーや量販店では日用品や 飲料品をまとめ買いする客に姿が目立ち、混雑しました。 このうち、那覇市内のある量販店では 90台収容の駐車場がほぼ満車となり、 紙類をケース買いしようと店員に頼む人や、 家族で話し合いながら洗剤を大量に買い込む人が見られました。 この店の店長は 「通常の日曜日に比べ全体で3割から4割多く売り上げている」 と話しました。 また、別のスーパーの担当者は 「酒類などを中心に、通常よりもおよそ1・3倍売れている。 日曜日だと家族で来店できるので買い物時の人でも多く、ピークだ」と説明しました。 一方、買い物に訪れた那覇市の與那嶺秋子さん(79)歳は 「使うものだから今のうちに買った。増税後は必要以上に 買わないようにしたい」 と話していました。(了)
Mon, 31 Mar 2014 13:24:00 +0900
津嘉山竹の子学童クラブ、卒業記念の旗頭を披露
方言ニュース2014年3月28日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報のニュースから紹介します。 南風原町津嘉山の津嘉山竹の子学童クラブはこのほど、 中学校に進学する児童の卒所式を開き、 開園以来初めて6年生が卒業することを記念して、 児童や保護者らが この日のために作った旗頭を披露しました。 これは地域の行事で披露される旗頭を通じて、 地域の伝統文化を子どもたちに 体験してもらおうと開かれたもので、 青年会活動をしていた保護者の下、 およそ4メートル30センチの旗頭を 3ヶ月かけて制作しました。 旗頭は大人が支え、 児童が力いっぱい持ち上げ、 児童と大人が一体となり 太鼓やほら貝などを鳴らす中、 「サー」の掛け声とともに勇壮な旗頭が宙を舞いました。 旗頭の制作を指導した父と 一緒に旗頭を持ち上げた仲村咲乃(なかむら・さきの)さんは 「父が1年に1回、旗頭を持っているのを見ていた。 いい経験が出来た。」 と嬉しそうに話しました。
Fri, 28 Mar 2014 15:08:00 +0900
寄付で子どもの夢応援「にじのはしファンド」
2014年3月27日(木)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 児童養護施設を 18歳で巣立つ生徒の中には、 実力があっても経済的理由で 進学を諦める子も多くいますが、 その夢を後押ししようと、 活動しているのが NPO「にじのはしファンド」です。 代表の糸数未希さんが 同級生らと立ち上げたもので、 原資は毎月1口千円の 寄付でまかないます。 知人や親戚に声を掛けて始まった活動は、 3年で300人にまで広がり、 社員40人が入会した 大阪の会社もあります。 これまで6人を支援しました。 給付額は一人一人相談して決めますが、 これはバイトなど自立の機会を 奪わないためで、学生らは 近況を毎月ブログに寄せ、 一方通行にはしないということです。 この4月からは新たに5人が 給付を受けるということで、 夢実現へまた幾つもの 虹の橋が架かりますが、 糸数さんは、 「おじさん、おばさんからの 仕送りのようなもの。 この千円は子どもたちを未来につなぐ 千円以上の価値がある」 と話しています。
Thu, 27 Mar 2014 20:20:00 +0900
座間味村議会でちゅら島づくり条例制定
方言ニュース2014年3月26日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 座間味村議会は3月定例会で、 「座間味村ちゅら島づくり条例」を 全会一致で可決しました。 村民の快適な生活環境を確保し、 国立公園にふさわしい村づくりを 推進していくもので、 条例は10月1日から施行されます。 座間味村を含む慶良間諸島は今月5日、 国内31番目の国立公園に指定されたことから、 条例制定で損が一体となり、 村内の環境美化の推進を 図ることを目的としています。 条例では、公共の場での喫煙、 空き缶やごみのポイ捨て、 自動車の公共の場での放置、 飼い犬のふんの回収といった島の環境を 守るためのルールなどを明記し、 違反者には宮里村長が自動車の撤去など、 必要な措置を講じられるとしています。 宮里村長は「条例制定をきっかけに村が一体となり、 環境を守っていきたい」と話しています。
Wed, 26 Mar 2014 14:00:00 +0900
3月25日 放送分 アフガニスタンの子どもたちへランドセルと文具を
今日の担当は 伊狩典子さんです。 アフガニスタンの子どもたちへ ランドセルと文具を 琉球新報の記事から 紹介します。 嘉手納町立嘉手納小学校を 卒業した6年1組の39人が、 アフガニスタンの子どもたちへ ランドセル10個と、文具を 送ることになり 6年間大切に使ってきた ランドセルを手に児童たちは 「みんなが学校に行けるように なってほしい」と笑顔で 話しました。 発案者は平良ゆめりさんと 安里菜生(なお)さんで、 ランドセルを受け取った アフガニスタンの子どもたちを 描いた絵本を読み、 1月下旬に 級友に呼びかけました。 アフガニスタンは長く続いた紛争などの影響で教育の機会を 与えられていない 子どもたちが多くいますが、 平良ゆめりさんは 「机代わりに使う子もいるのに 驚いた。大切に使ってほしい」 と話し、 学習ノートを詰めた 仲宗根悠介君は 「戦争を無くして平和な国に なってほしい」と 願いを込めていました。 また、担任の佐久本理江教諭は 「自分たちで提案し、動ける力を持ってくれたのがうれしい。」 と子供たちの成長に 目を細めました。 なお、ランドセルと文具は アフガニスタンの復興を 支援する民間団体を通じて 現地へ届けられる予定です。
Tue, 25 Mar 2014 13:19:00 +0900
第26回 なんぶトリムマラソン
タイトル「第26回なんぶトリムマラソン大会」 方言ニュース2014年3月24日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 「ゆめ・あい・NANBU」をテーマに、第26回なんぶトリムマラソン大会が、きのう、糸満市西崎総合運動公園を発着点に開催され、 子どもからお年寄り、障がい者も楽しめる6つのコースに8345人がエントリーし、ランナーは糸満バイパスを通る海辺のコースや自然豊かな南部路を走りぬけ、 それぞれのペースでマラソンを楽しんでいました。 去年の大雨とは打って変わって、今年は快晴で、強い日差しが照りつける中、 沿道には多くの家族や友人らが集まり、「がんばれ、もう少しでゴールだ」などと大きな声で応援し、ランナーの背中を押すと、ランナーたちも笑顔で応えていました。 夫の応援に来た糸満氏の玉城さとみさん(48歳)は「ランナーはみんな生き生きした顔をしているので気持ちがいい。夫も走っているときは普段と違う表情を見せるので惚れ直す」と 照れくさそうに話していました。 (了)
Mon, 24 Mar 2014 15:10:00 +0900
県内公立小学校160校で、卒業式
方言ニュース2014年3月21日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報のニュースから紹介します。 県内公立小学校269校のおよそ6割にあたる160校で 昨日、卒業式が開かれました。 子どもたちは小学校生活の思い出と新たな希望を胸に 中学校生活の第一歩を踏み出しました。 県内では今年度1万6992人が小学校を卒業します。 4月から統合して那覇小学校となる 久茂地小学校と前島小学校では、 現在の学校名では最後となる卒業式が行われました。 子どもたちは、閉校する小学校との別れを惜しみながらも、 先生や保護者など周囲の人に感謝しながら、 晴れやかな表情で卒業証書を受け取りました。 久茂地小学校の宮国和之(みやぐに・かずゆき)校長は 「中学生になっても夢に向かって 勉強や部活動などに励んでほしい」 と卒業生を激励しました。 久茂地小学校で最終番号の卒業証書を受け取った 上原三奈(うえはら・みな)さん(12歳)は、 「私たちで最後なのは寂しいけれど、 これから那覇小学校に通う後輩には頑張ってほしい」 と笑顔で話しました。
Fri, 21 Mar 2014 15:38:00 +0900
首里高の甲子園初出場題材の演劇再演
2014年3月20日(木)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 首里高校の甲子園初出場を演劇 「海を越えた挑戦者たち」が 明日から、東京都豊島区の 南大塚ホールで再演されます。 首里高校は、 アメリカ軍統治下にあった沖縄で、 苦難の中から高校野球を復活させ、 甲子園出場を果たしましたが 球児が持ち帰った甲子園の土は 検疫に引っかかったため、 海に捨てられました。 劇は、この悔しさをばねに 全国一を目指す指導者たちの姿を 描いたもので、自身も高校球児だった 畠山貴憲(はたけやまたかのり)さんは 1958年の首里高校の 初出場にまつわる話を聞き、 「抑圧された中で、もがきながらも 精いっぱい生きる人たちの姿を 描きたい」 と題材に取り上げました。 今回は、老舗の劇場俳小(はいしょう)によって 演じられますが、稽古では、 遺骨が埋まるグランドを整備しながら、 生徒に甲子園への夢をつなぐ 高校教師たちの姿を若手俳優が熱演しました。 演出の勝山了介(かつやまりょうすけ)さんは 「オスプレイ配備など、復帰後の今も 沖縄が抱える問題を浮き彫りにするような 芝居にしたい」 と話しています。
Thu, 20 Mar 2014 19:38:00 +0900
モノレール石嶺駅先行開業困難
方言ニュース2014年3月19日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県と那覇市、浦添市、沖縄都市モノレール社は昨日、 2019年春に開業予定のモノレール延長事業に関する 連絡協議会を県庁で開き、 石嶺駅を先に開業させる案に関し、 安全性や採算性の課題が大きいとして 困難との認識で一致しました。 用地取得の影響などで全面開業が遅れた場合に備え、 先行の検討は継続し、24日にモノレール社の 取締役会で報告します。 4者は去年7月からの担当者間の勉強会で 当初、先行開業の際の運行方法に関し、 列車を折り返す設備の「分岐器」を 設けない単線案を検討しました。 しかし、安全面で懸念があるとして 分岐器を設ける複線案に変更しました。 分岐器設置にはおよそ8億円が必要ですが、 2019年春の全面開業を前提にすれば 先行開業期間はおよそ半年間に限られるため、 「設備建設費などの支出に対し 運輸収入が少ない」との結論に至りました。
Wed, 19 Mar 2014 14:28:00 +0900
2014年3月18日 放送分 士帝君(トーティークー)拝みがおこなわれる。
方言ニュース 士帝君(トーティークー)拝みが おこなわれる。 3月18日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から 紹介します。 宜野湾市の 字宜野湾郷友会による 士帝君(トーティークー)拝みが 旧暦2月2日にあたる今月2日、宜野湾区の 士(トー)帝(ティー)君(クー)モー(広場)で行われ、 郷友会や自治会の関係者が 集まり、 地域の発展や五穀豊穣を 祈願しました。 士帝君は 中国から伝わったとされ、 宜野湾のものは、 年代は不明ですが、 歴史書『球陽』にも関連記述が登場するということで、 農業を営んでいた地域の人々と密接な関わりがありました。 安置されている神像は2体で、 ムラの守護神として区民に親しまれており、 現在も旧暦2月2日が拝みの日となっています。 進入路がなく参拝に 不便があったモーは去年6月、現在の場所に移され、 その際には遷座祭が 行われました。 畑は以前と比べると 少なくなりましたが、 今でも多くの区民が 農作物を栽培しており、 この日は関係者が野菜や、 果物を供え、豊年満作を願い、 手を合わせていました。
Tue, 18 Mar 2014 16:06:00 +0900
三線名器・開鐘の競演
タイトル「三線名器・開鐘の競演」 方言ニュース2014年3月17日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球王国時代の三線の名器「開鐘(けーじょー)」を一同に集め、演奏する「三線名器・開鐘の競演」が 昨日、県立博物館・美術館で開かれました。 開鐘は「盛島開鐘」、「翁長開鐘」、「志多伯開鐘」、「湧川開鐘」、「富盛開鐘」の5つで、県の文化財に指定されており、 県立博物館・美術館では去年11月に5丁の開鐘のCD録音をしましたが、一般客を前に5丁の開鐘を演奏するのは初めてです。 演奏会では、県立芸大のOBら5人が、1人ずつ古典を弾いたり、全員で斉唱したりしましたが、 弦も化学繊維ではなく、絹糸を使い、王国時代の音を再現しました。 「盛島開鐘」を弾いた仲村渠達也さんは「弾き始めと演奏会が終わるころでは音が違い、三線が目覚めていくようだった。 タイムスリップした気持ちだった」と語り、「翁長開鐘」を弾いた新垣俊道さんは「絹糸の音は柔らかく、余韻がある」と話していました。
Mon, 17 Mar 2014 17:40:00 +0900
ヤギ料理の試食会開かれる
方言ニュース2014年3月14日放送分 担当は糸数昌和さんです。 県産ヤギ肉の消費拡大を図っていこうと、 県農林水産部はこのほど、 糸満市内のホテルで、ヤギ肉を使用した料理の試食会を開き、 招かれたおよそ50人の流通、観光業者らが試食し、 「おいしい」、「臭みがない」などと好評だったということです。 料理には、在来のザーネン種と ニュージーランドから輸入した肉用ヤギのボア種を掛け合わせた 2頭の「おきなわ山羊」がふんだんに使用され、 若年層や観光客に向け 「山羊肉のしゃぶしゃぶ」や「山羊の薬膳スープ」、 「山羊ロース肉のカルパッチョ仕立て」など、 従来の伝統料理とは一味違った料理が提供されました。 那覇市内の食肉会社の担当は、 「初めは抵抗があったが、これなら食べられる。 面白いアイディアがあったら商品化を考えたい」 と話し、マリンレジャー業の社長は 「これなら自信を持って本土の人に勧められる。 ビーチパーティーに使えるかも」 と期待を込めて話していました。
Fri, 14 Mar 2014 13:50:00 +0900
まーさんキャラクター決定
2014年3月13日(木)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県畜産振興公社はこのほど、 県畜産物をPRする まーさん(=おいしい)キャラクターを 発表しました。 県内外から応募のあった70点のうち、 宮古島市のグラフィックデザイナー 松本美紀子さん(44)歳の 作品が選ばれたもので、 畜産関係者による1次審査と、 先月、那覇市の奥武山公園で開かれた 「おきなわ花と食のフェスティバル」の 一般来場者による2次審査で 選考しました。 松本さんの作品は、牛と豚、鶏、 ヤギがエイサーや四つ竹を鳴らして 踊るデザインで、松本さんは 「一目で沖縄が分かることを心掛けた。 沖縄の畜産のPRに役立つことが できてうれしく思う」 と受賞の喜びを語りました。 県畜産振興公社は受賞理由を 「親しみやすくて沖縄の良さが 前面に出ている。 柔らかい雰囲気でかわいい点が 評価された」 と評していました。
Thu, 13 Mar 2014 21:07:00 +0900
第25回 新唄大賞に 久米島出身家族ユニット
タイトル「第25回 新唄大賞に 久米島出身家族ユニット」 方言ニュース2014年3月10日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄民謡の発展と継承を目的に ラジオ沖縄が毎年開催している 新唄大賞の第25回公開審査会が 昨夜 沖縄市の ミュージックタウン音市場で行われ 久米島出身の家族ユニット 「なんくるさんしん」が披露した 「球(く)美(み)ぬ里(さとぅ)にめんそうれ」が 大賞を受賞しました。 今年は 30組の応募の中から 県外や県内離島出身者を含む あわせて14組が本選に臨み、 およそ300人の観客を前に 暮らしの中から生まれた 新唄(みーうた)を披露しました。 大賞受賞者のほかに 歌唱賞は、「島(しま)唄(うた)紀行(きこう)」を披露した 天(あめ)久光(くみつ)宏(ひろ)さん 作詞賞は、「我(わ)した島(しま)栄(さか)い」を歌い、 作詞した島袋(しまぶく) 整(せい)孝(こう)さん 作曲賞は、照屋 真奈美さんが歌った 「待ちかにてぃ」を作曲した宮城(みやぎ)武碩(たけひろ)さん 奨励賞は、仲村渠(なかんだかり) 恵さん「昔(んかし)世(ゆ)の(ぬ)情(なさき)」 大衆賞は、比嘉(ひが)行男(ゆきお)さんの「まよひ(まゆい)」 審査員特別賞は、 宮里 春子(はるこ)さんの「生き生きデイケア」 が受賞しました。 大賞を受賞した 「なんくるさんしん」のメンバー くめしま小学校5年生の 吉田宣開(せんかい)くんは、 家族での大賞受賞に笑顔を見せ、 「これからは、国内だけではなく、 海外にも沖縄民謡を伝えていきたい」と 今後の抱負を語りました。 大賞受賞者には 毎年9月にハワイ カピオラニ公園で行われている 「ハワイ沖縄フェスティバル」への 出場権が与えられ、 副賞としてハワイ渡航券が贈られます。 (了)
Thu, 13 Mar 2014 18:29:00 +0900
本島北部で結核の集団感染事例
方言ニュース2014年3月12日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 県福祉保険部は昨日、 おととし10月から去年7月にかけて 北部保健所管内の社会福祉施設で 結核の集団感染が発生したと発表しました。 入所者や職員の合わせて4人が結核を発症し、 このうち入所者の90代の女性1人が 去年2月に死亡しました。 1人は完治し、残り2人は服薬による治療を続けています。 県によりますと、死亡した入所者女性が初発患者、 最初に発症した患者で、 この女性は慢性呼吸不全で酸素治療を受け、 寝たきりの状態でした。 おととし12月の検診で胸部レントゲンに以上を示す影があり、 肺結核と診断されたということで、 結核を発症した3人はいずれもこの女性と接触がありました。 さらに北部保健所が去年3月、 患者と接触した家族や医療関係者ら 36人に検診を実施したところ、 新たに3人の感染が判明しました。 3人は菌の排出はありませんが、 発症を抑える薬を飲んでいるということです。
Wed, 12 Mar 2014 13:59:00 +0900
3月11日 放送分 【フォーラム 3・11 被災地と共に】が開かれる
今日の担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から 紹介します。 今日11日で東日本大震災から 3年を迎えるのを前に、 沖縄から 被災地支援の在り方を 考えようと、 「フォーラム 3・11 被災地と共に」が このほど、琉球新報ホールで 開かれ、被災地から招かれた 4人のパネリストが、 いまだ癒えぬ被災地の心の爪痕を語り、訪れた多くの人たちが 共感するように 聞き入っていました。 このうち、津波で家族を亡くした体験を初めて語った宮城県の 看護師の 尾形妙子(おがた・たえこ) さんが、 「被災地の悲しみや苦しみを 全てすくいあげなければ、 復興とは言えないの ではないか」 と訴えるなど、パネリストらは、 「被災地に足を運び、被災者の心の傷に向き合ってほしい」 などと話し、 沖縄から被災地への 心の復興支援を提言しました。 涙を流しながら話に耳を傾けていた那覇市の 金城光枝さん(61歳)は 「沖縄戦のつらい経験がある 沖縄だからこそ、 東北におもいやりのある 支援ができると思った。 つらい被災体験を話してくれて感謝している」と話していました。 なお、ラジオ沖縄ではフォーラムの模様を今夜8時から特別番組としてお送りします。
Tue, 11 Mar 2014 13:18:00 +0900
宮古島の高校入試会場で応援弁当
担当は糸数昌和さんです。 県立高校の入試が始まった昨日、 宮古地区の各高校では、手作りの応援弁当を 受験生と家族、親戚らが一緒に食べる 毎年恒例の光景が見られました。 受験生が午前中の2科目の試験を終わって校舎から出てくると、 父母らは「お疲れさま」「よく頑張ったね」 「緊張しなかった?」などと声を掛け、 それぞれの昼食の場所に迎えました。 このうち宮古高校では、 校舎が工事中ということもあり、 グラウンドや体育館も開放され、 受験生と家族らが一緒に昼食を楽しみました。 弁当の中身は、縁起を担いでとんかつや 元気を出してもらおうと 子どもたちが好きな揚げ物などが並びましたが、 徳嶺かおりさんは午前中の試験を振り返り、 「教室から出てきて家族の顔を見たらホッとした。 お母さんの手作り料理はおいしいし、 みんなで食べると緊張もほぐれるので良かった」 と笑顔で話し、 かおりさんの母親は 「午前4時に起きて弁当作りを頑張った。 もしかしたら受験は子供よりも親の方が緊張しているかもしれない。 いとこや友人たちも一緒に食べてくれているので、 午後からも頑張ってくれると思う」 と話していました。
Fri, 07 Mar 2014 18:15:00 +0900
南風原学童疎開記念の碑を建立
2014年3月6日(木)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1944年、南風原町の学童と 引率教諭ら36人が集団疎開した 宮崎県日向市美々津(ひゅうがしみみつ)で、 市内の有志らでつくる実行委員会が このほど、「南風原学童疎開記念の碑」 を建立しました。 戦時中、南風原町では1944年から 学童、教諭ら146人が宮崎県に集団疎開し、 このうち36人が美々津国民学校に 疎開しました。 学童たちは親元を離れ、 「ひもじい、寒い、寂しい」 と言いながら、勉学に励み、 終戦を迎え、1946年9月に 帰沖しました。 戦後、学童疎開体験者やお互いの 児童、中学生らが訪問するなど、 交流を続けていますが、 実行委員会は、疎開当時に 十分なもてなしができなかった後悔と、 二度と同様の悲劇を繰り返してならないと願い、 日向市などの支援を得て 記念碑を建立しました。 南風原町では実行委員会に、 「受け入れてくれた地元の皆さんの 支援で過酷な時代を乗り越える ことができた。 記念碑建立に感謝し、 戦争のない平和な社会を 築き上げるために努力したい」 と謝辞を贈りました。
Thu, 06 Mar 2014 16:24:00 +0900
国頭村のへき地診療所に新医師就任
方言ニュース2014年3月5日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国頭村立東部へき地診療所の医師として 垣花一慶(かきのはな いっけい)さん(31歳)が おとといから就任しました。 垣花さんは自治医科大を卒業後、 県立南部医療センターなどで研修し、 久米島病院に勤務していました。 垣花さんは自治医科大出身者に義務付けられた へき地勤務を行うのは今回が初めてになります。 国頭村東部の4集落の住民の健康をになう垣花さんは 「住民は少ないが、範囲は広い。 辺土名まで車で40分ほどかかるので 医師がいないと困る。 私自身学びながらやっていきたい」と話し、 久米島病院勤務時はバスケットボールなどの行事に参加し 「島の人と打ち解けられた。 国頭でもぜひいろんな行事に参加したい」と述べました。 診療所は前任の大浜長照医師が 石垣市長選出馬のため1月に辞任し、 先月は週1回派遣される医師が対応していましたが、 垣花さんの就任で今月から通常体制に戻りました。
Wed, 05 Mar 2014 14:06:00 +0900
3月4日 振り込め詐欺防止の為、県警が巡回を行う
方言ニュース 振り込め詐欺防止の為、 県警が巡回を行う 3月4日 今日の担当は 伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から 紹介します。 高齢者が事件、 事故に巻き込まれるのを 防ぐため、 県警は1人暮らしの高齢者宅 などへ重点的な巡回を 実施していきます。 このうち、与那原署仲程駐在所の根間巡査長はこのほど、 南城市大里の 1人暮らしの女性宅を訪れ、 「最近も大きな金額をだまし取られた詐欺事件がありましたが、 不審な電話はないですか」と 談笑しながら 女性の近況などを聞き、 振り込め詐欺などの 特殊詐欺などに 気をつけるよう話しました。 81歳の女性は 「この間も不審な人が家に来たから、警察官が来たら安心する。 近くで発生した事件のことも知らなかったので、 教えてもらえて助かる」 と感謝し、 根間巡査長は 「人に会う機会が少なく、 地域の情報を知らない 高齢者も多い。 情報発信や防犯指導をして 安心感を与えたい。」 と話していました。
Tue, 04 Mar 2014 13:25:00 +0900
ンマハラシー開催
タイトル「ンマハラシー開催」 方言ニュース2014年3月3日(水)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 馬の走る歩調の美しさや乗り手とのリズムの良さを競う 琉球伝統競馬「ンマハラシー」が昨日 沖縄市の沖縄こどもの国で開かれました。 琉球王朝時代に始まったンマハラシーは、去年、およそ70年ぶりに復活したもので、 在来種が左前脚と左後脚を同時に前に出す「側対歩」が特徴とされます。 5回目の今大会には31頭が参加し、2頭ずつ対戦した馬たちは、 互いにタイミングを合わせて走り出し、 コースを折り返してゴールするまで走るリズムを競い合いました。 また、乗り手が知花花織など衣装を身に着けたり、 馬にも青や赤の飾りをつけたりするなど美しさでも観客を魅了しました。 久米島馬牧場から出場した雑種のシンノスケが初優勝し、前大会の雪辱を果たしましたが、 乗り手の井上恵子さん(36歳)は「うれしい。練習は一度もしていないが、想像以上の結果を出してくれた」と喜び、 子どもを連れて見に来たという那覇市の比嘉知子さん(36歳)は、 「ンマハラシーは初めて。おもしろい。馬は速さが一番と思っていたけど、 馬におしゃれもさせていて、見ていて楽しい」と話していました。 (了)
Mon, 03 Mar 2014 14:34:00 +0900
津堅島『修学決意の碑』に曲つけ披露会
担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま市勝連の津堅島で、 高校進学を機に島を離れる思いを歌った 石碑「修学決意の碑」の碑文に このほど、県立芸術大学大学院の 大城健太郎さん(23)が曲をつけ、 市立津堅小中学校で披露会が開かれました。 大城さんは大学の講義で石碑や島のことを知り、 作曲を決め、離島出身の友人や親に島を出る時の話を聞き、 津堅島の写真を見ながら 島の人の想いや生活を思い描きながら作りました。 この春に島を離れる中学3年生は7人ですが、 大城さんが力強く歌う「修学決意の歌」を聴き、 「みんな仲が良くて、自然がきれい。 島を出たいと思ったことはない」 と話しながらも、 「頑張ろうという気持ちになった。 いつか帰ってきて、 親孝行、島に恩返しがしたい。 自分たちの島や石碑のことを歌ってもらってうれしい。」 と語りました。 大城さんは 「島を離れるのは人生の大きな節目。 不安や悲しい気持ちは付き物だけど、 決意を応援するように力強く、にぎやかなメロディにした」 と話していました。
Fri, 28 Feb 2014 17:31:00 +0900
聖火を再び名護へ
2014年2月27日(木)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 1964年に東京オリンピックで、 聖火が日本で初めて宿泊した名護に 6年後の東京オリンピックでも 聖火が訪れることを願って、 当時聖火ランナーを務めた 名護市の宮里操(みさお)さん(71)歳の 古希を祝う手作りの駅伝大会が このほど、市内で行われました。 今回の駅伝は宮里さんも所属する ランニング愛好者の集まりの 「スリサーサー会」の仲間らが企画、 参加したもので、 聖火記念碑前からスタートし、 宮里さんとスリサーサー会、 家族らおよそ30人で、 伊差川の宮里さん宅までの26.4キロを 思いをつないで走りました。 羽地地域に入ってからは聖火に見立てた ススキを持った宮里さんを先頭に、 みんな一緒になって 「聖火を再び嘉陽へ」などと書いた 横断幕を掲げながらゴールしました。 宮里さんと一緒に走った3人の孫は 「おじいちゃんはすごい」と口をそろえ、 東京オリンピックでの聖火リレー走者に 意欲を見せました。 旧久志村三原出身で、当時、 第1走者として、1.2キロを走ったという 宮里さんは 「当時と同じコースだけど坂道がきつかった。 自分が走りたいけど、チャンスがあれば 子や孫の誰かに走ってほしい」 と期待していました。
Thu, 27 Feb 2014 19:56:00 +0900
スカイマークが宮古・八重山に航空券お届けサービス開始
方言ニュース2014年2月26日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 スカイマークは、宮古島地域と石垣島の 住民を対象にした「航空券お届けサービス」を 来月1日からはじめます。 電話予約を受け、自宅か勤め先に届けるもので、 スカイマークとして、全国初の取り組みになります。 配送量、手数料は無料で、2つの地域には コンビニでの決済ができないところがあることから、 利便性向上による利用者拡大を狙います。 現在、宮古―那覇が1にち2往復、 石垣―那覇が1日4往復しており、 新サービスでは搭乗希望日の前日の 午後4時までに申し込めば配達します。 支払いは現金のみで、電話受付は 午前9時から午後7時半までです。 配達時間帯については、 宮古島地域は午後0時半から午後3時半と 午後7時から午後9時の時間帯から選べますが、 伊良部島や大神島など、船舶の配達が必要な地域は 配達できません。 また、石垣島は島内全域が対象で、 配達時間帯は午後3時半から午後9時となっています。
Wed, 26 Feb 2014 14:11:00 +0900
2月25日 放送分 三線の音や形の魅力をテーマにした企画展、開かれる
今日の担当は 伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から 紹介します。 三線の音や形の魅力、 三線を愛する沖縄文化をテーマにした企画展 『三線のチカラ ―形の美と音の妙―』が、 那覇市の県立博物館・美術館 で開かれており、 県指定有形文化財の 三線や戦前にハワイに渡った 三線、県工芸士による新作など148点が展示されています。 企画展では 美術工芸品としてだけでなく、 楽器としての三線の魅力も 紹介している他、 琉球王国時代の音を再現し、 聴き比べできるコーナーも あります。 安里館長は 『多くの県民が沖縄の宝である三線への理解を深めることを 願う。』と語り、 県三線製作事業協同組合の 渡慶次理事長は、 『一家に1丁、三線がある環境になればいい』と期待を寄せていました。 『三線のチカラ―形と音の妙―』は那覇市の 県立博物館・美術館で 5月11日まで開かれています。 期間中は演奏会やシンポジウムも予定されています。
Tue, 25 Feb 2014 14:19:00 +0900
おばあQ
方言ニュース2014年2月24日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 最高齢85歳の女性8人でスタートした与那原町しまくとぅば劇団「おばあQ」はこのほど、 南城市の大里グリーンタウンにある学童施設、「木の国学童」で劇を演じました。 「木の国学童」代表の大城正子さんが新聞に掲載された劇団の記事を読んで、 「うちの子供たちにもぜひ、見せてほしい」と依頼したものです。 劇では上原利恵子さんが紙芝居で鬼ムーチーを朗読した後、町女性会会長の新垣千鶴子さんが赤い面をかぶって 鬼役を演じ、鬼に散々苦しめられた住民が知恵を絞って鬼にムーチーを食べさせ退治する場面を、 児童たちは真剣な表情で見入っていました。 小学1年の目取真らいき君(7歳)は「赤い鬼の面をかぶって暴れるところが面白かった」と話し、 大城さんは「皆さんの演技が素晴らしく貴重な体験をさせてもらった」と感謝しました。 一方児童たちから「かわいいおばあさんだ」と呼ばれた知念節子さんは「こんなうれしいことはない。 今度は与那原町の運玉森にちなんだ伝説、ウンタマギルーをしまくとぅば劇にして演じたい」と意欲を語っていました。
Mon, 24 Feb 2014 18:43:00 +0900
北中城村キャラクターお披露目
担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 北中城村の魅力を県内外に紹介する 地域活性化キャラクターの披露会が 昨日、村役場で行われ、 北のペーチン、中ゆくりん、城まーいの三体がお披露目されました。 今後、各イベントで村づくりの三本の柱である 健康、平和、観光を呼びかけます。 北のペーチンは 村の冬の風物詩となっているヒマワリを取り入れており、 エイサー、運動が好きで、 村の観光情報を紹介します。 また、平和を呼びかける中ゆくりんは 顔が村の形で、 緑色を用いて特産品のアーサや 自然あふれる様子を表現しています。 そして、一番おっとりしている癒し系の城まーいは 健康情報や村の食材を使った得意の料理で 健康を呼びかけます。 3体は話すことができ、 元気いっぱいに自己紹介し、活躍を誓ったということで、 特別住民票を交付した新垣村長は 「村づくりに大きな役割を果たすことを期待したい」 と述べていました。
Fri, 21 Feb 2014 17:28:00 +0900
沖縄こどもの国のアジアゾウが妊娠
2014年2月20日(木)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市の沖縄こどもの国はこのほど、 アジアゾウの琉花(りゅうか)ちゃん(13)歳が 妊娠したことを発表しました。 お相手は、2007年12月に インドから一緒に入園した 琉人(りゅうと)君(11)歳です。 2頭は人間でいうと20歳前後で、 琉花ちゃんは2歳年上の 「姉さん女房」になります。 2頭の交尾が初めて確認されたのは 去年5月17日で、それから4日間で7度交尾し、 ことし2月のエコー検査で胎児の姿が 確認されました。 性別は不明で、体重はおよそ4キロ、 猫ぐらいの大きさだということです。 ゾウの妊娠は県内で初めてで、 来年3月ごろ出産する予定ですが、 ゾウの出産は戦後、 国内で10頭しか例がなく、 関係者は県内初の出産に 期待を募らせており、 理事長を務める東門美津子沖縄市長は 「琉人と琉花はとても仲がいい。 赤ちゃんの誕生が期待できる」 と喜んでいました。 なお、琉花ちゃんの一般公開や 平日夕方の園内散歩、 土曜日と日曜日のふれあいコーナーは 継続して実施ということです。
Thu, 20 Feb 2014 19:37:00 +0900
学生の県内就職志向強まる
方言ニュース2014年2月19日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 就職情報誌を発行するラジカル沖縄は このほど、2015年の新規学卒者を対象にした 就職活動の意識調査を実施しました。 それによりますと、希望する就職先を 「県内」と答えた学生は全体の62・1%に上り、 県外就職に否定的な理由として 「金銭的負担」を挙げた学生が最も多く、 経済的理由で県内志向が強まっていることが分かりました。 一方、「県外」を希望した理由に 「視野を広げたい」を挙げたのは56人、 「高度な技術や知識を得たい」が25人、 「志望する職種が県外にある」が20人でした。 ラジカル沖縄の安富祖聡さんは 「経済的、精神的な負担や1人暮らしに 不安を感じる学生が多い一方、 『地元に貢献したい』と県内就職を 魅力的だと捉える学生もいる」と分析した上で、 「県外就職は親の理解が必要不可欠だ。 快く後押ししてほしい」と話していました。
Wed, 19 Feb 2014 14:02:00 +0900
読谷村ゆるキャラ総選挙 開催中
読谷村ゆるキャラ総選挙 開催中 2月18日 放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から 紹介します。 元日に日本一人口の多い村になった読谷村は 村のイメージキャラクターを 決める総選挙を行っています。 投票は23日までで、 村内外問わず誰でも投票でき、来月中旬に発表されます。 候補は村の名所や 特産品をモデルにした6体で、 鳳(おおとり)に似た村の形にちなんだ「おおとり先生」、 村沖合の定置網にいるジンベエザメの「ジンべくん」、 在来種の空豆(とーまーみー)の「トマミン」、 「読谷」の語呂から取った 「ミミタン」、 三線の始祖とされるアカインコにちなんだ「インコさん」、 村特産の紅イモと豚を合わせた「よみとん」で、 それぞれが「美しい海を守る」 などの公約を掲げています。 去る10日には、 村役場前で選挙カーの 出発式が開かれ、 石嶺村長と共に 村保育所の園児 およそ20人が1票を投じ、 園児らは 「目がかわいいからよみとん」「かっこいいから ジンべくんがいい」など、 元気いっぱいに話していました。 村内スーパーや 観光施設19カ所に 投票箱を置くほか、 村ホームページからも投票でき、村の担当者は 「個性的な候補がそろった。 デザインだけでなく、 由来にも注目してほしい」 と話しています。
Tue, 18 Feb 2014 13:38:00 +0900
大山の魅力再発見
タイトル「大山の魅力再発見」 方言ニュース2014年2月17日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宜野湾市大山の田芋畑を歩きながら 魅力を感じてもらう散策会が、このほど、行われました。 宜野湾の田芋のことを多くの人に知ってもらおうと、 「大山田芋ファンクラブ」が企画したもので、地元を中心に、 県内各地から、およそ50人が参加し、 畑の中に残る自然や歴史遺産、湧き水を回りました。 講師を務めた宜野湾市教育委員会文化課の呉屋義勝さんは 「皆さんの目で見て、聞いて、触りながら田芋畑を感じてほしい」と呼びかけ、 田芋農家で、「緑と水のおくりもの 大山ターブックヮ」の著書がある 伊佐實雄さんは、水源の湧き水を案内し、「建物が増え、水量に変化が出ている。 自然を守ることは湧き水を守ることであり、私たちの生活を守ることになる」と語りました。 およそ2時間後、散策を終えた参加者は、ふかした田芋と茎を使ったムジ汁を味わいましたが、 豊見城市から家族5人で参加した具志堅ゆかりさんは 「子どもと一緒に畑を歩き、いろんな生物をみることができて良かった」と話していました。
Mon, 17 Feb 2014 16:01:00 +0900
十六日祭を前に販売商戦がピークに
担当は糸数昌和さんです。 あすは旧暦1月16日、「あの世の正月」とされる十六日祭です。 宮古、八重山や沖縄本島北部などでは 仏壇や墓前にごちそうやお酒などを供えて 祖先を供養する行事が行われますが、 このうち、宮古島市内のスーパーなどでは 機能、十六日祭に使う商品の販売商戦がピークに入り、 定番食材の豚肉や紅白かまぼこなどをかい出す客で混雑しています。 伊良部に住む本家の嫁の仲宗根シゲさんは 豚三枚肉や紅白かまぼこ、 ゴボウ、シイタケ、昆布、もち、 生菓子、ミカン、バナナ、リンゴ、 神様のお金とされる打ち紙などを、 買い物かごいっぱいに買いましたが、 仲宗根家の墓前には多くの家族や親戚が集うということで、 「神様と一緒に、そろってごちそうを食べながら楽しく過ごし、 一族の健康を願いたい。」 と笑顔いっぱい話していました。 また、佐良浜の主婦は 泡盛の1升瓶6本を買い、 「墓前に集まるのはおよそ30人。 6本でも足りないよ」 と皿浜地kの十六日祭の盛大な様子を話していました。
Fri, 14 Feb 2014 16:18:00 +0900
ペンネームは祖母の名。直木賞作家朝井まかてさん
2014年2月13日(木)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 歌人中島歌子を題材にした小説 「恋歌(れんか)」で 第150回直木賞を受賞した 朝井まかてさん(54)歳は、 祖母が沖縄出身の3世で、 「まかて」のペンネームは 祖母の名からもらったということです。 朝井さんの祖母、新里まかてさんは 1915年生まれで、 新里家は首里城に勤める役人の家でしたが、 琉球処分の後、国頭村宜名真に 移り住みました。 祖母の父は先進的で 「これからの時代は女も学問をした方がいい」と、 兄とともに大阪に送り出し、 愛媛県出身の祖父と結婚しましたが、 36歳の若さで胃がんを患い 5人の娘を残して亡くなりました。 ペンネームは祖母の分まで生きたいという 願いが込められているということで、 朝井さんは 「沖縄の親戚にも聞いたが、 マカテという名の意味が分からない。 意味探しはやめようとも思ったけど、 分かるものなら知りたい」 と話し、これまで江戸から 幕末の市井の人々を多く描いてきましたが、 沖縄については 「薩摩にやられっぱなしだったのかな、 とも思うと悔しい。 『琉球処分』にしてもそう。 そうしたことも調べて、 落ち着いたら沖縄のことも書いてみたい」 と目を輝かせています。
Thu, 13 Feb 2014 20:44:00 +0900
コザしんきんスタジアム落成式
方言ニュース2014年2月12日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄市諸見里に完成した 「コザしんきんスタジアム」の落成式が 昨日開かれ、 沖縄市や議会、企業、野球連盟の関係者ら 多数集まり、新球場の完成を祝いました。 スタジアムはおよそ1万5千人の収容が可能で、 県内最大級のフルカラー表示のスコアボードなど、 最新鋭の設備を備えています。 式典は地元の中の町小学校の児童による 金管バンド演奏がオープニングを飾り、 関係者によるテープカットの後、 中の町青年会がグランド内で エイサーを拾うし、花を添えました。 また、東門美津子沖縄市長は 「世界へ羽ばたく選手が誕生することを期待する」 と挨拶しました。 今月22日には沖縄市初のオープン戦 「広島東洋カープ対阪神タイガース」戦が 開催されます。
Thu, 13 Feb 2014 09:50:00 +0900
大人のための民泊事業
方言ニュース2014年2月10日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 名護市の羽地民泊推進協議会は、今月から大人を対象にした民泊事業を本格的に開始します。 「日に焼けながら汗を流して働くことに喜びを感じる羽地人」を意味する「ヤキパニジャー」の精神でもてなすので、 農業体験や食文化などを通し、新たな沖縄旅行の魅力を提案します。 協議会は今月15日と16日に、最初のモニターツアーを開催し、実践を通してツアー内容を改善していくということで、 今回は会員宅に民泊しながら、畑や家庭菜園で収穫した地元食材を使って伝統料理を作ります。 さらに、豊かな水田を意味する「羽地ターブックヮ」と呼ばれ、農業が盛んな羽地地区の魅力をアピールし、 大人が楽しめる旅行地を目指すということで、収穫を終えた水田にはコスモスを植えており、今月半ばから見ごろになるということです。 屋比久会長は「羽地は、やってみようという『シチマンタル』精神もある。農のまち羽地を再び盛り上げたい」と意気込みを語っていました。
Mon, 10 Feb 2014 14:25:00 +0900
西崎小合唱部、わらべ歌の教本とCDを製作
担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 糸満市立西崎小学校合唱部はこのほど、 市内の各集落に伝わるわらべ歌を集めた教本とCDを製作しました。 わらべ歌の継承を目的に、 合唱部と保護者らが協力して作ったもので、 教本には市内13集落で採譜した18曲が収録されています。 わらべ歌は市内在住の作曲家 杉本信夫 さん(79)が 数十年かけて集落のお年寄りから聞き取り採譜したもので、 教本とCDをそれぞれ100セット作りました。 また、合唱部の児童らは、 わらべ歌の合唱中、円になってぐるぐる回ったり、 通せんぼをしたりする「遊び」を独自に考案しており、 中でも、大渡(おおと)集落に伝わる 「とーとーめー まんぐるぐる」は 児童らが手をつないで円になり、 グルグル回りながら歌う遊びとなっています。 今月15日午後1時半からは、 市役所で市内の各学校の教諭や保護者を対象にした講習会も開かれ、 児童らの合唱や歌に合わせた遊びが披露されるということで、 部長で6年生の佐久本詩音(さくもと・しおん)さんは 「自分たちで遊びを考えるのは楽しい。 15日はみんなの心に残るような演奏がしたい」 と意気込んでいました。
Fri, 07 Feb 2014 16:27:00 +0900
映画『17才の別れ』製作
2014年2月6日(木)放送分 担当は伊狩典子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 映像制作会社に勤める 齋木貴郎(さいきたかお)さん(64)歳が 現在、沖縄戦に動員された元瑞泉学徒隊の 宮城巳知子(みやぎみちこ)さん(87)歳の 戦争体験を伝える映画を製作しています。 戦争体験者が高齢化する中、 「生の声」を映像で残そうと 取り組んでいるもので、 タイトルは「17才の別れ」です。 齋木さんはおよそ2年前、 新聞で宮城さんの沖縄戦体験証言を読み、 証言の壮絶さと同時に、 戦争体験者の高齢化に衝撃を受け、 「後世に生の声を残さなければいけない」 と映画製作を決意し、 おととしの8月から製作を開始しました。 映画は1時間50分で、証言とともに、 沖縄戦の録映画などで構成しており、 戦中に宮城さんが避難したガマなども 撮影しました。 また、首里高校生や豊見城高校生らも出演し、 戦争で犠牲になった 女子学徒隊の「命」も表現しました。 さらに、証言には英語の字幕も付けました。 今年の慰霊の日に糸満市の 県平和祈念資料館で初上映を予定している他、 予告編を動画サイト「ユーチューブ」でも 配信しており、齋木さんは 「戦争体験者の言葉と表情を通して、 世界中の人に戦争の悲惨さを 知ってほしい」 と語っています。
Fri, 07 Feb 2014 11:16:00 +0900
国頭で海の幸を詰め込んだ定置網丼を販売
方言ニュース2014年2月5日(水)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 シマアジ、キハダ、ムロアジ、シイラに海ぶどうなど 国頭の海の幸をたっぷり詰め込んだ「定置網丼」が 先月から国頭村道の駅ゆいゆい国頭内の レストランくいなで販売されています。 定置網丼は、村漁業協同組合の定置網で水揚げされた 魚の刺身と、村内の海で採れる海ぶどうを ふんだんに使って作られた丼で、 レストランが今年度の村の一括交付金を受託し、 漁協と連携して実施しました。 魚の種類はその日の水揚げによって変わりますが、 村内で採れるモズクの酢の物やみそ汁、 漬物と合わせて1食750円と手頃な値段となっており、 初日に販売を予定していた45食分は すべて完売したということです。 レストランの金城社長は 「地元素材を活用した商品開発に取り組みたい」と抱負を語り、 宮城村長は 「とてもおいしい」と激励していました。
Thu, 06 Feb 2014 09:58:00 +0900
糸満市のまちまーい『食べ・あるっく糸満』開かれる
方言ニュース 糸満市のまちまーい 『食べ・あるっく糸満』開かれる 2月4日放送分 今日の担当は 伊狩典子さんです。 琉球新報ニュースです。 糸満市糸満内の地元グルメを 楽しみながら、 史跡や観光スポットを巡る まちまーい『食べあ・るっく糸満』がこのほど開かれ、 参加者は琉球菓子や ゆし豆腐などの 地元グルメに舌鼓を打ちながら、 糸満市の魅力を堪能しました。 まちまーいでは、 糸満漁港をスタートし、 市内の街並みが一望できる 山巓毛(さんてぃんもう)や、 ハーレー、大綱引きの際には 神事が行われる『白銀堂』など 12スポットを探索しましたが、 途中で休憩を兼ねながら、 4店舗でグルメを楽しめる 内容となっております。 那覇市から家族で参加した 幸喜礼佳(こうき・れいか)さん 12歳は、 『糸満は那覇と違って 昔の雰囲気が残っている。 ゆし豆腐も大豆の風味が 感じられ、とてもおいしかった。 今度は違う地域も 回ってみたい。』 と話していました。 糸満市観光協会ではまちまーいの参加者を随時募集しており、 応募は2人以上から となっております。
Tue, 04 Feb 2014 13:17:00 +0900
粟国のマースヤー
タイトル「粟国のマースヤー」 方言ニュース2014年2月3日(月)放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 粟国村の旧暦大晦日の伝統行事「マースヤー」(塩売り)が、 先月30日から旧正月の31日にかけて村内の各集落で行われ、 県内外から多くの村出身者や観光客がつめ掛け、島伝統の旧暦の正月を祝いました。 マースヤーでは、日が落ちかける時間帯から、村内にある原や組と呼ばれる 11の小字ごとに、太鼓や三振の音に乗せて、各家々を練り歩き、旧暦の1年の締めくくりと新年の訪れを喜びながら、踊りや三線の音色は 日をまたいで夜遅くまで行われましたが、草戸原と呼ばれる地区では、子どもたちが色とりどりの衣装に身を包み、 無病息災や家内安全を祈願して、「かぎやで風節」や「めでたい節」を披露しました。 粟国村は、「マースヤー」で旧年の1年を締めくくり、新年三が日「畑お越し」まで、年始回りや船起こしなど、各小字ごとの伝統行事で 新年を寿ぐということです。
Mon, 03 Feb 2014 18:39:00 +0900
糸満市のティラガーでお水取り儀式が行われる
担当は糸数昌和さんです。 旧暦の元日にあたる今日、 糸満市照屋にある湧き水 照屋水源地(ティラガー)では、 新年に家族の健康を願って水を汲むお水取り式が行われ、 夜明け前から地域住民が集い、 やかんやペットボトルなどに新春を祝う若水(ワカミジ)を 注ぐ様子が見られました。 ティラガーは古くから地域の生活用水に使われた湧き水で、 去年10月に住民の呼びかけで井戸周辺の防護柵が立て替えられました。 毎年、若水を汲むという新垣よしこさん80歳は、 「新しいお水でお茶を沸かして、仏壇にお供えします。 今年も、いい事がたくさんありますように」 と笑顔を見せていました。 また今日は、 糸満市内の白銀堂に早朝から参拝客が訪れ、 一年の平安を祈願していました。 来月2月には、糸満漁港北地区で サバニの初漕ぎが行われる予定です。
Fri, 31 Jan 2014 19:36:00 +0900
琉球絣の新布地完成!
方言ニュース2014年1月29日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 琉球絣事業協同組合は、 今までにない琉球絣の新しい布地として 「新結(ミーユイ)」を開発しました。 南風原町内の工房で技術の担い手として 働く30代から50代の6人が およそ1年かけて開発したもので、 既存の琉球絣よりも糸が細く、 柔らかい肌触りが特徴です。 布地は糸の細さで選別した3種類で、 染色には絹の琉球絣と同じく ゲットウやフクギを使用しています。 また、従来の絹と違って綿を使用しており、 洋服やハンカチなど身の回りの品などに 活用できることから、 新たな需要を開拓し、伝統工芸品への 誘導商品として位置づけています。 開発者の1人の大城哲(さとる)さん(50歳)は 「ミーユイは洋装など新しい展開ができる。 2014年度は流通ベースに 乗せられるようにし、ミーユイを基盤に 琉球絣を広めていきたい」と語っていました。 ミーユイは来月3日までの日程で開かれている 組合の成果展示会で紹介されており、 注文も受け付けています。
Wed, 29 Jan 2014 13:28:00 +0900
御内原の一部が復元
2014・1・27(月) 琉球新報の記事から紹介します。 首里城正殿の裏手に広がり王族のプライベート空間だった 「御内原(うーちばる)」の一部建物の復元工事がこのほど完了し、国王や王妃の居室であった 「黄金御殿(くがにうどぅん)」、 調理場のあった「寄満(ゆいんち)」、国王の身の回りの世話役が詰めた「近習詰所(きんじゅうつめしょ)」、国王が執務の合間に休憩した「奥書院(おくしょいん)」の4カ所が往時の姿を現しました。 このうち、御内原は女性たちが取り仕切り、国王とその家族以外は男子禁制という 空間ですが、資料が乏しく、建物構造など不明な点が多いということです。 すでに、一般公開が始まっていますが、今回の復元では黄金御殿内に特別展示室を整備し、 王府の美術工芸品などを展示しています。 きのう、おとといの両日には 開館記念イベントとして、神女や王府役人が首里城内の御獄を 巡拝した「百人御物参(ももそおものまいり)」の儀式も再現されました。 (了)
Mon, 27 Jan 2014 14:22:00 +0900
新良幸人さんら、リウボウホールでのコンサート最終回
2014年1月24日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 八重山石垣島白保出身の 新良幸人(あら・ゆきと)さんと サンデーこと仲宗根哲(なかそね・さとし)さんが、 1993年からリウボウホールで開いてきたコンサートが 去る20日で最終回を迎えました。 プロデューサーの野田隆司(のだ・りゅうじ)さんは 「当時は、八重山民謡を ライブで演奏しているスタイルは珍しかった。」 と当時を振り返り、 太鼓のサンデーさんは、 「幸人とは中学校以来の友人。 まさかここで、20年も続けられるとは思わなかった 思い出に残っているのは、 アンコールで竹富島種取(たなどぅい)祭りのうまぬしゃを踊ったこと」 と話し、 新良幸人さんは 「このホールで、歌手にしてもらった。 家族がいなくなるようで切ない。 先月のライブでここが閉まると知り、 客にさよならを言えないのが辛くて、今日のコンサートを決めた」 と語りました。 会場には、リウボウホールでの 幸人ウィズサンデーを見ようと、多くの客が集まり、 神奈川県鎌倉市から来た女性は、 「恒例の年末ライブにも来たが、 ここで最後と聞いてあわてて航空券を買った。 本場沖縄で見る二人のライブが楽しみ」 と話していました。
Fri, 24 Jan 2014 13:36:00 +0900
国頭村でザトウクジラ確認
方言ニュース2014年1月22日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 国頭村宜名真区沖でこのほど、 ザトウクジラ2頭が回遊する姿が 確認されました。 2等は、宜名真区沖200メートルの海域を ゆっくりと泳ぎながら 時折水しぶきをあげたり、 尾びれで水面をたたきつけたりしていました。 ザトウクジラは、夏はアリューシャン列島近海など 高緯度の海域で過ごし、 冬は繁殖のために暖かい低緯度の海域に移動しますが、 国頭村周辺の海域には、毎年1月から 3月ごろにかけて現れ、 2月には辺戸岬などで最も多く見られます。 ホエールウォッチングをしていた久高将和さんは 「毎年、冬になると暖かい沖縄海域に 繁殖や子育てのためにやって来る。 1週間くらいこの周辺で観察できるだろう」と話し、 一緒に観察していた久高奈津子さんは 「クジラを見るのは小学生以来。 しぶきを上げる様子や何度も水面をたたいて 迫力があった」と興奮気味に話しました。 ちなみに、座間味村では12日に15頭が確認されており、 村では4月5日までのホエールウォッチング期間中、 村内外でさまZまなイベントが開催されます。
Thu, 23 Jan 2014 10:29:00 +0900
1月14日放送分
1月14日放送分
Tue, 14 Jan 2014 00:00:00 +0900
嘉数小児童が地域の人や保護者に感謝のパレード
方言ニュース12月15日(金)放送分 担当は赤嶺啓子さんです。
Mon, 11 Mar 2024 09:02:27 +0900
創刊111年の歴史 ハワイ報知が廃刊
方言ニュース 2023年12月13日(水)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 アメリカハワイ州で唯一となっていた 日本語の日刊新聞「ハワイ報知」が、 創刊111年の記念日に当たる7日付の 新聞を最後に廃刊しました。 沖縄から多くの人々が移民として渡ったハワイ。 ハワイ報知の創刊は1912年12月で、 異国の地で多くの困難を乗り越え、 戦禍にも直面した県系人らにとって重要な 情報源となってきました。 ハワイと沖縄、 日本を結ぶ新聞としてニュースに加え、 琉歌や短歌、小説など文学作品も掲載しました。 戦後は沖縄で焦土と化した沖縄の苦難も 伝えました。 48年、食糧難の沖縄へハワイの県系人らが 豚550頭を送った救援活動も、 ハワイ報知などを通して故郷の苦しみを 知ったことも大きかったということです。 長年、沖縄文学の調査、研究を続ける中で ハワイ報知も活用してきた元琉球大学教授の 仲程昌徳さんは 「ハワイの県系人にとっても、 ハワイのことを知りたい沖縄の人にとっても 痛手」と残念がっています。 戦前や戦中、戦後の沖縄関係の動向が分かる 貴重な記録として県内で 読めるようにしてほしいと考える仲程さん。 「マイクロフィルムの形でもいいので、 県立図書館などで読めるようにして、 こうした新聞があったという痕跡だけでも 残したい」と思いを込めていました。
Mon, 11 Mar 2024 09:02:27 +0900
南北大東島、少雨でサトウキビに影響
2023年12月1日(月)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 南・北大東島で1月から記録的な降水量の 少ない状態が続いており、 基幹作物であるサトウキビの発芽に 影響が出ています。 南大東島地方気象台は、 南大東島は平年値の31%で 「1942年2月に統計が開始されて以来、 最も少ない」と話し、 北大東島も同様に 平年値の39%となっています。 南大東村さとうきび生産組合の儀間組合長は「貯水池が底をついている状態で、 このままでは来期収穫に大きな影響が出る」 と危機感を募らせています。 儀間組合長によりますと、 3月中に前期の収穫を終え、 例年なら30センチから40センチまでになる 新芽がほとんど伸びていません。 島内4カ所の貯水池はほぼ底をつき、 地区を限って水をまいています。 このまま小雨が続くと 「水をまけない地区では枯れるし、 まいている地域も生育が悪くなる」と 悲鳴を上げました。 北大東島も雨不足によるサトウキビ生育への 影響を懸念する声が上がっており、 貯水池の限られた水を送水しています。 1カ月予報では、今後も例年に比べ 降水量の少ない状態が続く見込みで、 関係者は「雨が降っても少量。 早く梅雨入りするのを 願っている」と話しています。
Mon, 11 Mar 2024 09:02:27 +0900
女性トラック運転手のカレンダー、沖縄トラガール作製
2023年12月8日(金)放送分 担当は赤嶺啓子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 トラック輸送関連の県内企業6社が連携し、 女性運転手の仕事ぶりを伝えるカレンダー 「2024沖縄トラガール」を 作製しました。 技能を競う全国大会で好成績を残すなど、 活躍している県内の女性運転手について 多くの人に知ってもらうことが目的で、 魅力などについて周知を図ることで 業界の人手不足解消に つなげることも狙っています。 各社の女性運転手12人をモデルに 仕事ぶりを活写し、 現場での様子や運転手のやりがいなどを 伝えています。 600冊を発行し、非売品で 各社が販促などに活用するということです。 ドライバー歴20年という拓南商事の 奥間リエさんは 「女性運転手の仕事として認知は まだまだと思う。 多くの人に知ってもらうきっかけになると うれしい」と話しました。 県トラック協会の上原副会長は 「肉体労働のイメージがあると思うが、 機械化で女性が活躍できる職場に なってきている」と紹介し、 多様な人材が業界に興味を持ってもらうことを 期待しました。
Mon, 11 Mar 2024 09:02:27 +0900
宮古テレビ 国内初確認のカニ発見
方言ニュース 2023年12月7日(木)放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 宮古テレビコンテンツ事業部は4日、 8月に宮古島市内の汽水域で国内初確認の カニ「カバアシアシハラガニモドキ」を 発見したと発表しました。 これまで生息域はスリランカから台湾までと 思われていましたが、 生息域が拡大したことになります。 発見した砂川栄喜さんは 「温暖化の影響で生息域が 広がったのではないか」と推測しました。 砂川さんによりますと、 映像コンテンツを増やすため、 8月に甲殻類を集中的に撮影していました。種類の分からないカニがいたため、 環境調査を行う浦添市の「かんきょう社」に 同定を依頼したところ、 国内初確認であることが分かりました。 砂川さんは宮古島市で初記録となる ヒメアシアシハラガニモドキと シロテアシハラガニモドキも発見しました。 砂川さんらが先月に国内初確認の カバアシアシハラガニモドキの個体2匹を 採取したところ、 1匹の甲羅の大きさが縦28・8ミリ、 横35・5ミリあり、 他の個体も同程度の大きさでした。 30年以上にわたって宮古島の自然を 撮影してきた砂川さんは 「現在、市内はかつてないスピードで開発が進んでいる。 未来に禍根を残さないような、 調和の取れた取り組みについて 考えるきっかけになってくれれば うれしい」と環境保全の重要性を訴えました。
Mon, 11 Mar 2024 09:02:27 +0900
地元愛にあふれた首里城ナンバープレート 目標を上回る人気
方言ニュース 2023年12月6日(水)放送分 琉球新報の記事から紹介します。 担当は上地和夫さんです。 地元愛はここにも―。 首里城がデザインされた 車両用ナンバープレートや、 南城市や沖縄市など10市町村が交付する バイク用ナンバープレートが 人気を集めています。 県は、沖縄を象徴する首里城やシーサーなどが 描かれた「首里城図柄入り ナンバープレート」の交付を 10月23日から開始し、 千枚の交付を目標にしていましたが、 開始から1カ月後の時点で交付確定予約件数は3121件と目標枚数を既に 2千枚以上も上回っています。 担当者は、「思った以上に早く3千枚に達した」 と話し、反響の大きさを喜びました。 一方、オリジナルナンバープレートは 自動車だけではなく、排気量125㏄以下の 原付きバイクにも交付されています。 県内では12年に南城市が初めて導入し、 現在は南城市のほか沖縄市、北谷町、 那覇市など、10市町村が導入しています。 デザインは市町村ごとに異なり、 ご当地キャラや、市町村の花木、 地元の名物などを取り入れています。 地域の振興やPR、 地元に愛着を持ってもらうことなどを目的に 始まったご当地ナンバープレート。 そのデザインには住民から さまざまな意見があり、 今後発行する場合、 幅広い層に受け入れられるためにも 多様なニーズに合わせたデザインを 検討することが重要になりそうです。
Mon, 11 Mar 2024 09:02:27 +0900
女性が小型犬と飼い主の男性だけでなくピットブルも救う
2023年12月5日(火)放送分 担当は中川信子さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 うるま署はこのほど、 うるま市栄野比の市道で闘犬種の ピットブルテリアに、 ほえ立てられて困惑していた小型犬を連れた 高齢男性をいち早く避難させ、 興奮するピットブルを確保して 安全を確保したとして、 本島中部在住の比嘉亜沙美さん(25)歳に 感謝状を贈呈しました。 うるま署によりますと、10月24日の夕方、 うるま市内の工場でつながれていた ピットブルが逃げ出し徘徊していました。車で移動中にその様子を見た比嘉さんは 小型犬と散歩をしていた男性の叫び声を 聞きつけ、現場に急行しました。 比嘉さんは手に持っていたタオルを犬の首輪に 掛けて落ち着かせ、 ゆっくりと男性と小型犬から 引き離したということです。 比嘉さんは「子どものころから大型犬を 飼うのが夢で、ずっと犬について 勉強をしてきた。 その知識が生かされた」と笑顔を見せ、 「もしワンちゃんがかみ付いてしまったら、 悪者にされてしまうと思った。 誰も悪者にしたくない気持ちだったので 怖くなかった」と振り返りました。 そして、同行していた母親に 「大型犬を飼いたい」と、ここぞとばかりに ワンチャンスの期待を投げかけ、 周囲を沸かせました。
Mon, 11 Mar 2024 09:02:27 +0900
ケナガネズミの交通死亡事故最多更新
2023年12月4日放送分 担当は上地和夫さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 絶滅が危惧されている国指定天然記念物 ケナガネズミの年間交通事故件数が 先月11月20日時点の速報値で 43件に上り、 環境省やんばる自然保護官事務所が 統計を取り始めた2005年以降で、 最多となりました。 自然保護官事務所は要因について 食料のイタジイが一昨年、 去年と豊作だったことや、 外来種のマングースの防除が進んだことで 生息状況が回復し、 ケナガネズミが道路近くなどで 活動する機会があることを可能性として 挙げています。 夜間の事故が多いことを受け、 国や県など関係団体は反射板を活用した 注意喚起の看板を県道2号や70号に 設置してきました。 環境省は今後、 関係機関でつくる連絡会議を活用し、 より効果的な対策を検討する考えで、 椎野風香自然保護官は 「ケナガネズミはこれから子育てシーズンに 入り活発に動く。 去年は12月に9件発生しており、 やんばるを夜走る際はケナガネズミが 出てくるかもしれないという認識で 運転してほしい」と安全運転を求めました。
Mon, 11 Mar 2024 09:02:27 +0900
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