紹介映像#1 「ハンセン病文学の新生面 『いのちの芽』の詩人たち」(国立ハンセン病資料館)

1 年前
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(基於 PinQueue 指標)
2023年2月4日(土)より開催中の企画展「ハンセン病文学の新生面 『いのちの芽』の詩人たち」の紹介映像です。

【本展の見どころ】
・当館が主催する初めての大規模な文学展です。
・高知県立文学館所蔵の大江満雄宛書簡より、『いのちの芽』参加者の自筆書簡を初公開します。
・幻となっていた詩集『いのちの芽』を70年ぶりに当館で復刊します。
・多彩なゲストを迎えた関連イベントを開催します。

【会 期】2023年2月4日(土)~5月7日(日)
【会 場】国立ハンセン病資料館 企画展示室
【休館日】月曜および「国民の祝日」の翌日(月曜が祝日の場合は開館)
【入館料】無料
【企画展URL】https://www.nhdm.jp/events/list/4942/

※新型コロナウイルスの感染状況等により変更する場合があります。

【趣旨】
1953年、らい予防法闘争のさなか刊行された大江満雄編『いのちの芽』(三一書房)は、全国8つのハンセン病療養所から73人が参加する、初めての合同詩集でした。今年は詩集刊行から70年目にあたります。 療養所における文学活動は戦前から盛んで、北條民雄や明石海人らが知られていますが、療養所の「秩序維持」や個人の「自己修養」の枠内で許される場合がほとんどでした。
戦後の状況は、療養所の文学を一変させます。日本国憲法による基本的人権の尊重と、初の化学療法の治療薬であるプロミンの登場は、精神的にも肉体的にも入所者に大きな変化をもたらしました。自らの境遇を「宿命」とするのではなく、変革可能な未来ととらえる人たちがあらわれたのです。
隔離政策の不条理に直面しながらも外部社会に向けて希望・連帯・再生を希求する新たな文学の姿を、本展では「ハンセン病文学の新生面」としてとらえ直すことを目指します。
作品原稿はほぼすべて失われていますが、高知県立文学館所蔵の大江満雄宛書簡のなかから、本詩集参加者による自筆資料などをこのたび初公開します。
本展をきっかけに、戦後の療養所で生まれた詩の魅力に目をとめ、ハンセン病問題への理解を深めるきっかけとしていただけたら幸いです。
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