重傷後の大津祐樹、引退を発表

重傷後の大津祐樹、引退を発表

ジュビロ磐田のFW大津祐樹が、2023シーズンをもって現役引退することを自身の公式X（旧：Twitter）で発表しました。

大津選手は2008年にプロデビューを飾り、その後、ドイツ、オランダ、日本の計3ヶ国5クラブで活躍。特に横浜F・マリノスではJ1リーグ優勝に大きく貢献しました。また、2012年ロンドン五輪ではU-23日本代表としてチーム最多得点を挙げ、ベスト4進出に貢献した功績もあります。

大津選手は2023年4月23日のJ2リーグ・ツエーゲン金沢戦を最後にピッチを去ります。今シーズンは序盤戦でのプレーが目立ちましたが、中盤に全治5ヶ月の重傷を負い、そのまま復帰することなく引退を決意しました。彼は自身の給料がジュビロ磐田にとって高いこと、そして完全な形でのプレーができない現状を鑑み、若手選手への道を開くために引退を選択したと述べています。

引退後の展望については、すでに酒井宏樹選手と共に設立した会社を通じてスポーツの価値を高める活動を行っており、さらなるビジネス挑戦を模索していることが明らかにされています。彼はアスリートとしてだけでなく、ビジネス界でもその才能を発揮し、アスリートの価値向上に寄与していく意向を示しています。