大分空港で小型航空機胴体着陸 滑走路一時閉鎖 国は重大インシデント認定 運輸安全委員会が原因調査へ

14日午前、大分空港に小型航空機が胴体着陸。滑走路が3時間にわたって閉鎖され、お盆のUターンラッシュに影響が出ました。（高橋記者）「現在、大分空港の滑走路が閉鎖され小型機の状況をスタッフが確認しています」14日午前10時半ごろ、国東市の大分空港で小型プロペラ機が滑走路に胴体着陸しました。着陸の瞬間には機体から火花が飛び散る様子が撮影されていました。胴体着陸したのは本田航空が運航する全長およそ9メートルの小型プロペラ機で、午前9時から1時間半にわたり飛行訓練中でした。小型機には30代の教官と30代と20代の訓練生のあわせて3人が乗っていましたが、けがはありませんでした。（空港アナウンス）「滑走路の閉鎖のため出発ならびに到着が出来ない状況です」（高橋記者）「滑走路の閉鎖に伴って航空会社の受付けは多くの人で混雑しています」大分空港の滑走路は事故の直後から閉鎖されました。お盆休みのUターンラッシュ真っ只中にも関わらず、ダイヤが大幅に乱れ空港カウンターは混雑しました。（利用客）「台風に警戒してきたがそっちかと。どうしようまた考えます」「びっくりですよ・今家族と別れて車からおりてきた飛ばなかったら実家に帰るしかない」機内で1時間半待機したものの出発できず、ロビーに戻ることになった乗客もいました。（利用客）「しばらくお待ちくださいってことだったんだけど、そのうちに出ないという話になった」胴体着陸した小型機は午後1時前クレーンで持ち上げられ、トレーラーで運び出されました。滑走路はおよそ3時間にわたり閉鎖となり、羽田便や伊丹便など10便が欠航したほか、5時間以上遅れが出た便もありました。（利用客）「待ちましたね。でも飛べるから良かったです」「11時で一回お見送りをして引き返した。孫に2回会えたから良かったけど」大分空港事務所によりますと小型機は着陸の際、何らかの理由で車輪が出ない状態になったということです。国交省は重大インシデントにあたると認定。今後、運輸安全委員会による原因の調査が行われます。


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