日銀 政策金利据え置き 円相場156円台に／BOJ leaves policy rates unchanged, yen weakens

歴史的な円安が進む中、日銀の金融政策を決める会合が開かれ、注目される政策金利について据え置く方針が決まりました。これを受け、円安はさらに進み円相場は一時、1ドル156円台まで下落しました。
日銀植田総裁：「3月に決めた金融市場調節方針を維持することを全員一致で決定いたしました」
日銀はきょう（26日）開かれた金融政策決定会合で、これまでどおり政策金利を据え置くとともに長期国債の買い入れを続ける方針を決めました。植田総裁は記者会見で円安の動きが「基調的な物価上昇率に大きな影響は与えていない」という認識を示しました。
日銀植田総裁：「基調的な物価上昇率が上昇していくとすれば金融緩和度合を調整していくことなりますが、当面、緩和的な金融環境が継続すると考えています」
日銀の方針決定後、「日米の金利差が縮小しない」という見方から東京外国為替市場では大幅に円安が進み、
円相場が一時1ドル＝156円台まで下落しました。1990年5月以来約34年ぶりの円安水準を更新しました。