香港民主派の周庭氏、黄之鋒氏ら即日収監 民主派締め付け

3 年前
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【台北=矢板明夫】香港の西九竜裁判所は23日、デモ扇動罪に問われた民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏(23)、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏(24)、林朗彦氏(26)ら3人の公判で、保釈の継続を認めず、3人を即日収監した。量刑は12月2日に言い渡される。

3人が罪に問われたのは、昨年6月、犯罪容疑者の中国本土引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案に反対するため、デモを呼びかけるなどして警察本部を包囲したことだった。
3人は昨年8~9月に逮捕され、保釈されていた。既に起訴内容を認めていた周氏を含め、23日の公判で3人が罪を認め、有罪の判断が下された。
香港メディアによると、デモ扇動罪の最高刑期は懲役5年。周氏と黄氏は6月の香港国家安全維持法(国安法)の成立に伴い解散した民主派の政治団体「香港衆志」(デモシスト)の中心メンバーで、林氏は同団体の元主席。
黄氏は法廷を出る際、傍聴席の支持者らに対し「外にいるみんなはもっと大変だ。頑張ろう」と声をかけた。初めて収監された周氏は事前に想定していたようで、前日の夜、フェイスブックに「人生で初めて監獄に入る。覚悟はできているが、少し怖い」と心境をつづっていた。
香港当局は最近、民主化運動に対する締め付けを強化している。10月29日に独立派団体「学生動源」の元代表、鍾翰林氏を国安法に基づく国家分裂罪などで起訴したほか、11月11日に中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会の決定に基づき香港立法会(議会)の民主派議員4人の資格を剥奪。18日には3人の民主派前議員を議事進行妨害の容疑で逮捕した。
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