【手話パフォーマンス甲子園】佳子さまが欠席も…高校生の熱き表現に会場が熱気に包まれる 「有観客ですごい反応に感動しました」 鳥取県

7 個月前
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9月23日午後2時半ごろ、鳥取空港に到着された秋篠宮家の二女・佳子さま。その姿を一目見ようと空港には、約180人が集まっていた。佳子さまは、茶色の上着に黄色のレースのスカート、秋らしい服装で集まった人たちに笑顔で手を振られていた。


集まった人
「すごく素敵な方でした」


「わざわざ最後尾まで来てくださって、手を振ってくださいました」


空港を出発したあと、佳子さまが向かわれたのは、鳥取市河原町にある『いなば西郷工芸の郷』。日本工芸会の総裁を務められている佳子さま。ここでは、初めに地元の小学生3人が自分たちの手で名前を彫った茶碗を鑑賞し、「この茶碗で食べるご飯は美味しいですか」と質問するなど児童たちと交流された。


西郷小学校5年 矢野瑛さん
「『茶碗の底に名前は彫るのが難しいですか』と聞かれて、とても難しかったですと答えました」


西郷小学校6年 森田桃杏さん
「西郷の良さが伝わったらいいなと思います」


西郷小学校6年 坂本悠斗さん
「緊張したけど、上手に話せて良かったです。優しい方でした」


その後、佳子さまは、作家がろくろで作品を作る様子を見学し、道具や粘土に関心を持たれていた。また、8月の台風7号の被害についても声を掛けられたという。


因州・中井窯 坂本章さん
「先月の台風7号で水害にあったものですから、それに対して、お見舞いと励ましの言葉を頂きました。すごく勇気づけられた思いであります」


夕方には、鳥取市内のホテルで翌日の全国高校生手話パフォーマンス甲子園に出場する高校生や関係者との交流会にご出席。佳子さまは、終始笑顔で出場校の代表生徒、1人1人と手話で歓談されていた。


鳥取聾学校2年 竹村颯太さん
「佳子さまは、どんな演劇の内容をされるのか・どんなところを工夫をしたのか・見どころなどを聞かれました」


秋田県立聴覚支援学校3年 伊藤蘭丸さん
「佳子さまは、手話がとてもお上手でびっくりしました。手話の大きさとか表情が一緒についていてお話されていて、とても素晴らしいと思いました」


杏和高等学校(愛知県)2年 中村芭音さん
「演劇も手話もあまりできなくて、不安な気持ちでいっぱいだったんですけど、佳子さまのお言葉でとても心が落ち着きました。緊張すると思うんですけど、練習した成果を十分に発揮してきてくださいと言われました」


しかし、翌日の9月24日―。


宮内庁の会見
「COVID-19に感染されたことが確認されました」


『全国高校生手話パフォーマンス甲子園』に出席される予定だった佳子さま。


9月23日の夜からのどに違和感。24日の朝に発熱したため検査をしたところ、新型コロナウイルスに感染したことが確認された。


大会は欠席されたが、会場では佳子さまが用意されていた出場者へのコメントが披露された。


~佳子さまのコメント~
「聞こえないこと聞こえにくいことに対する社会全体の理解がさらに深まり、そしてこれらが当たり前になることを願っています」


大会参加者は抗原検査を行い、大会に参加。10回目の節目を迎えた手話パフォーマンス甲子園が開幕した。


今回は全国から過去最多の69チームが出場し、その中の上位14校が本大会で『手話の正確性』や『わかりやすさ』、『演出力』などを競い合った。


本大会初出場となった大阪府の久米田高校ダンス部は、手話を用いたダンスを披露。


去年の優勝チームである埼玉県の坂戸ろう学園は、東日本大震災のときにろう者が直面した情報格差をテーマにした演劇を披露した。


そして、山陰から唯一の出場となった鳥取聾学校は10周年を迎えた手話言語条例をテーマにした演劇を披露した。手話が言語として認められていなかった時代から振り返り、条例の制定などさまざまな取り組みによって手話が誰でも話せるようになっていくというストーリー。


鳥取聾学校 菱川玲さん2年
「去年は無観客での出演だったんですけども、今年は有観客ということですごく反応があるということに感動しました」


観客
「第1回と比べるとかなりレベルが上がってるなと思いました」


「自分たちの伝えたいということがものすごく伝わりました。こうしたいああしたいっていう希望をすごく感じました」


そして、いよいよ結果の発表。


「優勝は…熊本聾学校です。おめでとうございます」


優勝旗を手にしたのは、本大会9回目の出場の熊本聾学校。


熊本聾学校手話落語部の演目は『附子』。主人に怒られることを恐れた使用人の男がうそをつく様子を両手で大きく愉快に表現。


手話や言葉の選択、軽快な掛け合いと表情豊かな演技が評価され、7年ぶり2回目の優勝となった。


熊本聾学校2年 茶屋道麻琳さん
「なかなか校名が出てこなかったので、ほんとに泣きそうだったんですけど、最後に熊本聾学校と言われたときにはうれしすぎました。ありがとうございます」


手話言語条例制定10年目の節目となった今回の大会。


佳子さまは残念ながら欠席となったが、高校生の熱き表現に会場が熱気に包まれた。




(2023年9月25日放送 ニュースevery日本海より)




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