シトシト雨で「判断が甘かった」 河川の氾濫で自宅が浸水 垂直避難で命を守る<福島・いわき市内郷内町>

8 個月前
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9月8日からの雨では、川の氾濫も発生。溢れた水で床上浸水の被害も発生していて、一夜明け住民は片付けに追われていた。

<多くの住宅で床上浸水>
福島県いわき市内郷内町では、新川が氾濫し多くの住宅が床上まで水に浸かる被害が発生した。娘と2人で暮らす根本ゆう子さんの自宅は、1階の半分ほどの高さまで水が上がった。
記者:「何もかも全部倒されちゃったんですね」
根本さん:「一応畳はあげたんですけど、もうそんなこと言ってる場合じゃないよね。だめでした」

<生きた心地がしなかった>
水位は、地面から2メートルほどに達した。水が引いた部屋の中は泥だらけの状態で、仏壇や冷蔵庫などの家財道具はどれもなぎ倒されていた。
根本さんは「2階があるので2階にいた。そして川が氾濫して道路が川のように。私は生きた心地しなかった。物置の壁がバリバリとはがされてしまって、もう本当に生きた心地しなかった。死ぬかと思った」と語る。

<判断が甘かった…>
根本さんは「この場所で50年暮らしてきてこれだけの被害は初めて。2019年の東日本台風の時よりも被害は大きかった」と話す。
根本ゆう子さん:「雨の降り方がが、しとしとくらいで、さほどと思わなかったんだ。それが甘かったんだね。それはつくづく思います」

<台風13号による被害>9月9日正午時点
いわき市や消防によると、9日午前6時過ぎに、いわき市内郷内町の側溝で60代の男性が死亡しているのが見つかった。また、いわき市好間町では避難中に足に軽いケガ。そのほか、浸水した家で悪寒を訴えるなど台風13号の影響とみられる体調不良などで5人が病院に運ばれた。

また、いわき市では土砂崩れによる住宅の一部損壊も確認されている。
福島県の災害対策本部のまとめによると、9日午前6時時点で床上浸水が20棟確認されているが、被害の全容がつかめずさらに増えるとみられる。

#いわき市 #大雨災害 #福テレ
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