処理水放出に向けトリチウム希釈準備進む一方、放出差し止めを求める動き【福島県】 (2023年8月23日)

9 個月前
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24日にも海への放出が始まる福島第一原発の処理水についてお伝えします。
「あす以降どうなるのか…」漁業関係者が不安を抱えるなか、東京電力が準備を進めています。

23日朝のいわき市、沼ノ内漁港。競りに並ぶのは新鮮なヒラメなどの常磐ものです。処理水の放出が秒読み段階に入る中、威勢の良い掛け声が響きました。

■仲買人 猪腰洋治さん
「明日以降どういう風になるかわからないですけど(きょうの)セリ自体は変わりないと思います」

ここまで回復してきた漁業が後退しないよう、いま望むことは…
■仲買人 猪腰洋治さん
「問題はないと思うんですけど、心はやはり大変だなと。日々大丈夫ですよってことは、データを元に数字を元に発信していかないと行けないと思う」

一方の東京電力福島第一原子力発電所では、処理水を希釈する水槽へ移し、トリチウム濃度が規定の値になっていることなどを確認しています。

24日の放出時刻は海などの条件を確認して当日に決める予定で、一日460トン程度、2023年度は3万1200トンと、全体の貯蔵量の2.3%程度を海に流す計画です。

こうしたなか、放出の差し止めを求める動きがありました。
いわき市で会見したのは、福島県内の住民や漁業関係者などで作る原告団です。
国と東京電力に、処理水を放出しないことなどを求めて、提訴する方針を明らかにしました。

■広田次男弁護士
「市民自ら、漁民自らが裁判という形で立ち上がって、自ら守って行くしか方法がない」

原告団は、9月8日に福島地裁に提訴する予定です。

<記事はこちら>
https://www.fct.co.jp/news/area_news_2818
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