流行警戒「ヘルパンギーナ」いわき市、郡山市で感染者が大幅増加【福島県】 (2023年6月23日)

10 個月前
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都内でも「流行警報」レベルとなっている子どもの感染症=「ヘルパンギーナ」。
県内でも流行の拡大に警戒が強まっています。
コロナ禍が落ち着き、感染対策の緩みも指摘されるなか、感染を防ぐ手段を考えます。

突然ですがみなさん、「ヘルパンギーナ」はご存知ですか?

■保護者は
「あぁ〜、名前は知ってます」
「いや、全然そんなの初めて聞いたレベルの話でした」

「ヘルパンギーナ」は突然の高熱や口の中に水疱などができるのが特徴の感染症。
乳幼児を中心に夏に流行するいわゆる「夏風邪」の1つですが、東京都では、すでに警報レベルになるなど、全国で感染が広がっています。
県内も同様で、直近2週間は少ない数で推移していたものの、6月12日からの1週間は、いわき市、郡山市で感染者が大幅に増えているんです。

■保護者は
「どうやって予防したらいいのかとか、どういう風に感染(するのか)経路とかも分からないですし、単純に怖いの一言ですよね」

コロナ禍が落ち着き、行動制限が緩和されたいま、感染症に免疫のない子どもを中心に、感染が広がっているとされます。
感染が広がる原因は、飛まつや接触だけが原因ではないことに注意が必要です。

■県立医科大学 小児科学講座 佐藤晶論准教授
「ウイルスはおなかの腸管で増える性質があって、糞口感染といって排便されたもののなかにウイルスが出ているので、そういったものを触った時によく手を洗わなかったりとか」

便の接触でもウイルスが広がるというヘルパンギーナの感染経路。
トイレをした後に手洗いをすることが重要な反面、コロナ禍で私たちが徹底したあの方法が有効ではないことに、注意が必要です。

■県立医科大学 小児科学講座 佐藤晶論准教授
「アルコールではヘルパンギーナのウイルスは基本的になくならない」

アルコール消毒には耐性があるヘルパンギーナのウイルス。
消毒には、次亜塩素酸が含まれる消毒液を使うのが好ましく、子どもが触りそうな手すりやドアノブなどを消毒することが大切です。

■県立医科大学 小児科学講座 佐藤晶論准教授
「全国的にもヘルパンギーナ増えているので、福島県も全国に遅れて出てきたなという感じもあるので、ピークはこれからくるとみている」

感染の広がりは今後も続きそうで、子どもの体調管理に一層の注意が必要です。

<記事はこちら>
https://www.fct.co.jp/news/area_news_2212
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