エリザベス女王の死がもたらすもの

1 年前
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大英帝国の元首、エリザベス女王がお亡くなりになりました。急なことで驚きましたが、96歳との年齢を考えれば仕方ないとも考えられます。

エリザベス女王の果たされた仕事は、数多いと思われますが、世界に果たした影響は何であったかと考える必要があると思います。

航海が始まり、貿易が始まり、植民地支配が進み、近代国家ができていきました。その中で植民地主義は非人道的でした。大英帝国にある博物館の展示品はほとんどが奪ってきたものです。

近代は医学も学問も金融も政治も、基本、一般人の目からは見えないものの、トリッキーな仕組みによって成立していることは、数日前にも語らせていただいたと思います。

所詮トリッキーなので、そのやり方には様々な問題点が出てきますが、それを有無を言わずに抑える力が必要となります。それは植民地などでは軍事であり暴力ですが、さらに世界的規模での説得が必要になります。

それが権威なのです。トリッキーな問題点を権威によって抑える、そのやり方で私たちは色々な場面で誤解させられてきたのではないでしょうか。

大学の研究室では、本当に真実がまかり通っているのでしょうか。もちろん、そうした部分があることは当然です。しかし、真実と権威がぶつかれば、決まって権威が勝ち、真実を語る者は出世はもちろん、犯罪者にまで仕立て上げられるような悲劇がもしかしたら起こっていたのではないでしょうか。

要するに、問題ある時代の正当性を担保するために、権威が必要だったのです。そして、その頂点に君臨していた存在が、エリザベス女王でした。

エリザベス女王の存在によって、世界には権威という魔法の眼鏡が与えられ、それはトリックから真実を隠す働きをしてきました。

なので、女王亡きあとに、次の権威はかなり小さくなりますので、もう女王に匹敵する説得力のある権威はこの世から消えています。昭和天皇がなくなり、エリザベス女王が亡くなれば、人々の中におのずから従いたくなるような権威はこの世からなくなるわけです。

それがもたらす影響は実は非常に大きいように思えます。残るものがトリックだけとなれば、それを続けることができなくなります、、、世界システムの解体は早く進むようになるでしょう。

すでにローマ法王の権威は地に堕ちていますし、エリザベス女王の死もさらなる権威の停止となり、その影響は今後世界に広がっていくことになるでしょう。

#御年96歳#大英帝国から権威を無くせばただの泥棒#トリックと権威
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