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紅海に展開するアメリカとイギリスの海軍は12日未明、イエメンの武装組織フーシ派を標的とした空爆を、同国各地で実施した。米英両軍はイエメン国内のフーシ派の拠点30カ所近くを空爆したという。 AP通信はアメリカ当局者の話として、標的となったのはフーシ派の後方支援拠点や防空システム、武器庫などだと伝えた。 BBCのジョナサン・ビール防衛担当編集委員は、イギリス王立空軍（RAF）の戦闘機「タイフーン」4機が、キプロスのアクロティリから出発し、イエメンのフーシ派の標的2カ所に対し、ペイヴウェイ爆弾を使って空爆を行った
紅海に展開するアメリカとイギリスの海軍は12日、イエメンの武装組織フーシ派を標的とした空爆を、同国各地で実施した。 米国防総省のロイド・オースティン長官は声明を発表し、合同軍事行動は「フーシ派の能力を破壊し、低下させることを意図している」と述べた。米当局によると、戦艦から発射したトマホーク巡航ミサイルと戦闘機によって、イエメンの首都サヌアや、フーシ派が拠点としている紅海に面したフダイダ港など12カ所以上を攻撃した。 BBCのジョナサン・ビール防衛担当編集委員は、イギリス王立空軍（RAF）の戦闘機「タイフーン
南米エクアドルで9日、テレビ局のスタジオに覆面をした武装集団が押し入り、おびえるスタッフを銃などで脅した。 事件があったのは、最大都市グアヤキルの公共テレビ局TC。襲撃は生放送中に起こり、スタッフが床に押し倒され後、放送が途絶えた。 武装集団はその後、数人の人質を連れてスタジオを出るところが目撃された。一方で、警察は何人かの容疑者を逮捕した。 エクアドルでは7日、犯罪組織「ロス・チョネロス」のリーダー、ホセ・アドルフォ・マシアス受刑者が、グアヤキルの刑務所から脱走。ダニエル・ノボア大統領はこれを受け、8日に
中国北西部の甘粛省で18日午後23時59分、マグニチュード6.2の地震が発生し、ここ10年近くで最も多くの死者が出ている。 中国のイスラム系回族自治区、臨夏回族自治州の臨夏市にあるレストランの監視カメラ映像には、地震発生時に、客や従業員が一斉に出口に向かって走り出す様子が映っていた。 20日朝までに死者は少なくとも127人に上った。負傷者は700人を超えている。 ビデオ制作：ジェム・オライリー、シムラン・ソハル BBCニュースサイトの記事はこちら。 https://www.bbc.com/japanese/
イギリスの石油大手BPは18日、イエメンの武装組織フーシ派による船舶への攻撃が続く紅海でのタンカー運航を停止すると発表した。 紅海ではこのところ、イランが支援するフーシ派がイスラエルへ向かうとみられる船を標的にしている。攻撃が続くなか、多くの海運会社が運航を見合わせている。 BPは、この海域での「悪化が進む安全状況」を批判。「検討を続ける中で（運航の）予防的な一時停止を」継続し、この海域を監視していくと述べた。 BPの発表の後には、アメリカが紅海を航行する船舶を守るために国際的な合同海上作戦を主導すると発表
イギリス政府で13日、スエラ・ブラヴァマン氏の内相解任に伴う内閣改造があり、2016年に政界を引退していたデイヴィッド・キャメロン元英首相が新しい外相に就任した。 下院議員ではないため、政府に一代貴族キャメロン男爵として推挙され、上院（貴族院）議員として閣僚になったキャメロン卿は、自分自身が自分の政界復帰に驚いているのだと話した。 キャメロン新外相は代表取材に対して、「公への奉仕の意義を自分は信じている」と述べた。さらに、リシ・スーナク首相は「難しい仕事に取り組んでいる良い首相だ」と評価した。 過去にスーナ
パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが7日朝に、イスラエルへの大規模な攻撃を開始して以来、イスラエルによる報復はガザ空爆という形で続いている。 パレスチナ保健当局は10日夜、7日以降にガザ地区で死亡した人は今や少なくとも900人に上り、負傷者は約4500人だと発表した。 自らもガザ市内に住むBBCのラシュディ・アブ・アルーフ記者が、現地の様子を報告する。 BBCニュースサイトの記事はこちら。 https://www.bbc.com/japanese/video-67074353 YouT
パレスチナ自治区ガザ地区から7日早朝、イスラエルに向けて大量のロケット弾が発射されたほか、武装組織ハマスのメンバーらがイスラエル内に侵入した。イスラエル軍は反撃をただちに開始し、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は「これは戦争だ」と宣言した。9日夜までに双方で計1600人近くが死亡し、イスラエルはガザの完全封鎖を実施している。 ハマスとは何か、何が起きているのか、なぜこのような事態になったのか、これまでの衝突と何が違うのか、そして今後への影響は。 いくつかの疑問点を、BBCのロズ・アトキンス分析担当編集長が8日夜の
パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスは7日早朝、イスラエルへの一斉攻撃を開始し、イスラエル南部に侵入した。これを受けてイスラエル軍は、ガザ地区に反撃の空爆を開始した。 ガザシティ中心部の「パレスチナ・タワー」に数発のミサイルが直撃し、ビルはたちまち崩壊した。ビルには多くの住居やオフィス、店舗が入っていたが、イスラエル軍はハマスの拠点だとして、事前通告の上で攻撃した。屋上にハマスのラジオ局があったという。 BBCニュースサイトの記事はこちら。 https://www.bbc.com/jap
パレスチナ自治区ガザ地区から7日早朝、イスラエルに向けて大量のロケット弾が発射されたほか、ガザ地区から武装組織メンバーがイスラエル内に侵入した。イスラエルによると、国内で少なくとも250人が死亡。パレスチナ側では約230人が死亡したという。 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、「これは戦争」だと宣言した。ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの軍事部門トップは、「偉大な戦いの日」だとして、すべてのパレスチナ人に参加を呼びかけた。 BBCヴェリファイ（検証チーム）は、イスラエルとガザから出てくる数々の
北アフリカのモロッコ中部で8日夜に強い地震があり、マラケシュ市内と周辺で9日までに確認された死者は2000人以上に上っている。内務省によると、重傷者は1400人以上。 米地質調査所（USGS）によると、地震は現地時間午後11時11分に発生。強さはマグニチュード（M）6.8。震源はマラケシュの南西約71キロにあるアトラス山脈の山中で、深さは26.3キロだった。 旧市街が世界文化遺産に登録されているマラケシュが激しく揺れたほか、約350キロ離れた首都ラバトのほか、カサブランカやアガディルなどでも揺れが感じられた
ロシア当局は23日、民間軍事会社ワグネルの創始者エフゲニー・プリゴジン氏（62）の自家用機が、モスクワの北西約300キロのトヴェリ州クジェンキノ村近くで墜落し、乗客乗員10人が全員死亡したと発表した。 連邦航空局もこの日、墜落機の乗客リストにプリゴジン氏の名前があると明らかにした。 墜落原因について、捜査当局は刑事捜査を開始しているという。 BBCのロズ・アトキンス分析担当編集長が、墜落の原因とされる4つの可能性を解説する。 BBCニュースサイトの記事はこちら。 https://www.bbc.com/ja
ロシア北西部トヴェリ州のクジェンキノ村に飛行機が墜落する瞬間を捉えたとみられる動画が23日夜、ソーシャルメディアに投稿された。BBCヴェリファイ（検証チーム）はこの動画の撮影現場が、トヴェリ州のクジェンキノ村だと確認した。 ロシア連邦航空局は23日、トヴェリ州に墜落したプライベートジェット機の乗客リストにエフゲニー・プリゴジン氏の名前があると明らかにした。これはロシアの民間軍事会社の創始者エフゲニー・プリゴジン氏のことだと受け止められている。 ほかにも、航空局が発表した搭乗者7人の名前には、ワグネル共同創設
サッカーの女子ワールドカップ（W杯）は20日、オーストラリア・シドニーで決勝が行われ、スペインが1-0でイングランドを下し、優勝した。 イングランドは初めてW杯決勝まで進んだが、トロフィーには手が届かなかった。才能と創造性あふれるプレーを見せたスペインが、選手と同国サッカー連盟の間の論争を抱えながらも、初優勝を果たした。 ロンドンで観戦していたファンは落胆し、マドリードのファンは歓喜に沸いた。 BBCニュースサイトの記事はこちら。 https://www.bbc.com/japanese/video-665
米ハワイ州マウイ島の森林火災で、確認された死者が13日までに93人に上った。同国の火災としては過去100年で最悪のものとなった。 火災では、歴史的な町ラハイナが焼き尽くされた。現地では遺体の身元確認作業が続くほか、数百人が行方不明となっている。 ラハイナの町が炎に包まれた際、火から逃れるために大勢が海へ飛び込んだ。 マウイ島に住む女性はBBCのソフィー・ロング記者に対して、島に残る観光客の中には、まるで何事もなかったかのように観光を続ける人たちがいると批判。 「私たちの仲間が3日前に死んだばかりの同じ海の中
米ハワイ州マウイ島で大規模な森林火災が発生しており、死者数は死者数は現地時間11日午後までに少なくとも67人に達した。 負傷者も多く出ており、州の記録史上、最悪の死者数を出した自然災害となった。 大きな被害が出たラハイナ町に住むボスコ・ベ・ジュニアさんは、自宅から避難する様子を撮影。BBCの取材に対し、「強い風が吹いて地獄の炎のようだった」と語った。 一方で避難後も、情報を頼りに町の様子を見に戻るつもりだと話した。また、今後もラハイナを離れず、町の復興に貢献するつもりだと述べた。 BBCニュースサイトの記事
エフゲニー・プリゴジン氏率いるロシアの雇い兵組織「ワグネル」による、ロシア政府に対する反乱は、24時間足らずで終わった。だが、その影響はロシア国内で尾を引いている。 ワグネルは6月23日から24日にかけ、「正義の行進」と称してロシア南西部の軍事拠点を占拠。首都モスクワへ車列を進めたものの、残り数百キロメートルというところで前進を中止し、撤収した。 ロシア政府は当初、プリゴジン氏に対する刑事捜査に着手したとしていたが、その後、プリゴジン氏が隣国ベラルーシへ移動することで合意したと発表。同氏への刑事訴追は中止さ
ロシアの雇い兵組織「ワグネル」が6月23日から24日にかけ、「正義の行進」と称してロシア南西部の軍事拠点を占拠し、ロシア国防省の幹部に挑戦、首都モスクワへ車列を進めたものの、残り数百メートルというところで前進を中止し、撤収した。 ワグネルを率いるエフゲニー・プリゴジン氏を反乱罪で逮捕するとしていたロシア政府は、プリゴジン氏がベラルーシへ向かうとして、不起訴の方針を示した。 プリゴジン氏による「反乱」未遂とされるこれは、プリゴジン氏、ウラジーミル・プーチン大統領、ワグネル、ロシア軍幹部、そしてウクライナでの戦
ウクライナへの軍事侵攻をめぐり、ロシア国防省を非難する雇い兵組織ワグネルが24日朝にロシア南西部のロシア軍拠点に入り、首都モスクワへ向かって北上していた事態で、ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏は同日夜、「流血を避けるため」に前進を「中止」したと明らかにした。ロシア国営メディアによると、隣国ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が仲介した。プリゴジン氏はベラルーシへ移動するという。 プリゴジン氏はメッセージアプリ「テレグラム」で、「ロシア人の血が流れる（可能性の）責任を理解し、我々は隊列を方向