気象庁は10日(金)、最新のエルニーニョ監視速報を発表しました。監視海域では平常の状態となっており、しばらくはこの状態が続く見込みです。 8月のエルニーニョ監視海域の海面水温は基準値に近く0.3℃低いだけでした。海洋表層の水温は西部から中部で平年より高く、東部では平年より低くなっています。また、日付変更線付近の対流活動は平年より不活発でしたが、太平洋赤道域中部の貿易風(東風)は平年程度になりました。 海洋の状態にはラニーニャ現象に類似した海面水温分布となっている一方、大気の状態にはラニーニャ現象時の特徴が見